JP6360763B2 - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報を設定する情報処理装置、設定方法、および設定プログラムと、情報を再生する情報処理装置、再生方法、および再生プログラムに関する。
1次著作物の著作権者の利益を保護するために、2次著作物を作成する際には、2次著作物を利用する者は、基本的には、1次著作物の著作権者の国籍を調査し、日本国民であった場合は1次著作物の保護期間を確認し、保護期間内であれば利用許諾範囲を確認し、利用に許諾が必要な場合は、1次著作物の著作権者に連絡を取って利用許諾を得るという一連の手続きを行わなければならない。
また、2次著作物を作成するシステムが公開されている(下記特許文献1を参照。)。当該システムは、コンテンツの構成単位で部品素材として分割し、各部品素材を識別する識別子及び部品素材の使用許諾範囲を示す引用可否情報を含んだ部品素材情報を、2次著作物の引用著作物情報として記憶するデータベースに保管し、引用可能な部品素材を選択する。
特開2004−118324号公報
1次著作物を利用した2次著作物の作成には上述した一連の手続きが必要であるが、2次著作物の作成者にとって一連の手続きは煩雑である。また、営利目的または報酬を受け取る場合、著作物を映し出して公開する行為は著作権の上映権の侵害に当たる。誤認識や過失による違法行為は、利用者にとっても著作権者にとっても不利益であり、避けたい事象である。
また、特許文献1のシステムでは、著作物の構成単位である各部品素材に引用可否情報を設定するため、著作権者にとって煩わしい。また、著作物をどのような単位で部品素材とするか決めるのは、2次著作物の作成者である引用者が引用する単位で準備せねばならず、且つ、引用者が引用する範囲も事前には分からないため、現実的に困難である。さらに、引用者が引用したい単位で部品素材が提供されていなかった場合、引用部分に過不足が発生するため、2次利用の阻害要因になる。
本発明は、1次著作物の2次(3次以降も含む)利用時に1次著作物の著作権者の利益の保護、および利用者の利便性の向上を図ることを目的とする。
本願において開示される発明の一側面となる情報処理装置は、一次著作物コンテンツを記憶するとともに、前記一次著作物コンテンツから引用した著作物データと、前記著作物データではない他のデータと、前記一次著作物コンテンツの識別情報と、前記著作物データの引用先となる設定位置を示す第1の設定位置情報と、を含む第1のn次著作物コンテンツ(nは2以上の整数)を記憶する記憶部と、前記第1のn次著作物コンテンツから第2のn次著作物コンテンツを作成する作成部と、前記一次著作物コンテンツが前記記憶部に有効に記憶されている場合に、前記第1のn次著作物コンテンツおよび前記第2のn次著作物コンテンツにおける前記著作物データを再生可能にする再生部と、を有し、前記作成部は、前記第1のn次著作物コンテンツからの引用範囲の指定を受け付け、前記引用範囲内に前記著作物データおよび前記他のデータが含まれている場合、前記引用範囲内の前記著作物データおよび前記他のデータを前記第2のn次著作物コンテンツに設定するとともに、前記識別情報と、前記引用範囲内の前記著作物データの引用先となる前記第2のn次著作物コンテンツ内の設定位置を示す第2の設定位置情報とを、前記第2のn次著作物コンテンツに関連付けて前記記憶部に記憶する、ことを特徴とする。
本発明の代表的な実施の形態によれば、1次著作物の2次(3次以降も含む)利用時に1次著作物の著作権者の利益の保護、および利用者の利便性の向上を図ることができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本実施例にかかる著作物データの活用例1を示す説明図である。 本実施例にかかる著作物データの活用例2を示す説明図である。 本実施例にかかる著作物データの活用例3を示す説明図である。 本実施例にかかる著作物データの活用例4を示す説明図である。 本実施例にかかる著作物データの活用例5を示す説明図である。 本実施例にかかる著作物データの活用例6を示す説明図である。 本実施例にかかる著作物データの活用例7を示す説明図である。 本実施例にかかる管理システムのシステム構成例を示す説明図である。 引用元著作物コンテンツの確認処理手順例を示すフローチャートである。 再生選択著作物コンテンツの再生処理手順例を示すフローチャートである。 n次著作物コンテンツの作成処理手順例を示すフローチャートである。 本実施例を適用した画面表示例を示す説明図である。
<著作物データの活用例>
本実施例では、1次著作物コンテンツ内の著作物データを、1次著作物コンテンツが格納された装置内において、新規作成のデータやn次著作物コンテンツに利用するプログラムや当該プログラムがインストールされた装置について説明する。nは2以上の整数である。なお、本明細書において、「再生」とは、記憶デバイスに記憶されている対象となるコンテンツやデータを出力することである。コンテンツまたはデータが映像や音声である場合には文字通り再生であり、文書や画像である場合には表示である。
1次著作物コンテンツとは、ある著作者により作成されたオリジナルのまたは複製された著作物コンテンツである。1次著作物コンテンツは、たとえば、ダウンロードサーバから装置にダウンロードすることにより取得される。また、1次著作物コンテンツは、可搬な記憶デバイスと接続することにより、可搬な記憶デバイスから装置に取得される。また、1次著作物コンテンツには、固有の識別子が付与されている。当該固有の識別子は、著作物コンテンツが1次著作物コンテンツであり、かつ、他の1次著作物コンテンツと区別するための識別情報である。当該固有の識別子は、1次著作物コンテンツの特定の保存領域に保存される。n次著作物コンテンツ自体には、当該固有の識別子は付与されない。また、1次著作物コンテンツには、利用期限が設定されていてもよい。利用期限は、起算日と利用期間により定義されてもよく、利用期限の年月日により定義されてもよい。起算日は、たとえば、ダウンロードサーバから装置にダウンロードされた年月日である。
1次著作物コンテンツには、たとえば、電子書籍などの文書コンテンツ、映画などの映像コンテンツ、画像コンテンツ、楽曲データやオーディオブックなどの音声コンテンツがある。文書コンテンツには、画像データや映像データ、音声データが含まれてもよい。また、映像コンテンツや画像コンテンツ、音声コンテンツには、テキストデータが含まれてもよい。なお、n次著作物コンテンツも同様である。また、映像コンテンツは、映像コンテンツが表示されたあと、利用者からの再生指示により映像再生が実行されることとしてもよい。他のコンテンツに含まれる映像データも同様である。また、音声コンテンツや音声データも同様である。
著作物データは、1次著作物コンテンツに含まれるデータであり、n次著作物の作成者により選択される。新規作成のデータは、著作物データが利用、たとえば、貼付されると、2次著作物コンテンツとなる。n次著作物コンテンツは、1次著作物コンテンツの著作物データが利用される著作物コンテンツである。利用される著作物データは、1次著作物コンテンツから直接引用されたデータでもよく、他のn次著作物コンテンツから間接的に引用されたデータでもよい。以下、本実施例にかかる著作物データの活用例について、図1〜図7を用いて説明する。
図1は、本実施例にかかる著作物データの活用例1を示す説明図である。図1〜図7は、ある端末Tでの著作物データの活用例を示す。端末Tには、1次著作物コンテンツWA1が格納されている。端末Tは、端末Tの利用者の操作により、1次著作物コンテンツWA1内の画像データCA1を複製(コピー)する。画像データCA1は、1次著作物コンテンツWA1の著作物データである。また、端末Tは、端末Tの利用者の操作により、新規作成中または編集中のレポートデータD2を表示する。レポートデータは、文字入力や文字表示、画像、映像、音声に関するデータの貼付や再生が可能なデータである。端末Tは、端末Tの利用者の操作により、複製した画像データCA1をレポートデータD2に貼付(ペースト)する。画像データCA1が貼付されたレポートデータD2は、2次著作物コンテンツWA2となる。端末Tは、1次著作物コンテンツWA1の識別子WA1と2次著作物コンテンツWA2上の画像データCA1の貼付位置情報PA2とを画像データCA1に関連付け、端末T内の記憶デバイスに格納する。これにより、1次著作物コンテンツWA1の識別子WA1と貼付位置情報PA2とが関連付けられた画像データCA1は、2次著作物コンテンツWA2の一部となる。
このように、端末Tの利用者は、端末T内に1次著作物コンテンツWA1を格納しておけば、1次著作物コンテンツWA1内の著作物データ(画像データCA1)を、利用手続きなしで利用することができる。したがって、端末Tの利用者の利便性の向上を図ることができる。また、1次著作物コンテンツWA1の著作者は、1次著作物コンテンツWA1が格納された端末Tでしか1次著作物コンテンツWA1内の著作物データ(画像データCA1)が利用できないため、1次著作物コンテンツWA1の著作者の利益保護を図ることができる。
図2は、本実施例にかかる著作物データの活用例2を示す説明図である。活用例2は、活用例1で作成された2次著作物コンテンツWA2から3次著作物コンテンツWA3を作成する例である。なお、n次著作物コンテンツを作成する場合、端末T内に1次著作物コンテンツWA1が格納されていなければ、著作物データ(画像データCA1)を引用することはできない。
端末Tには、1次著作物コンテンツWA1および2次著作物コンテンツWA2が格納されている。2次著作物コンテンツWA2内の画像データCA1は、引用元である1次著作物コンテンツWA1が端末T内に存在する場合に限り、端末Tで再生可能である。
端末Tは、端末Tの利用者の操作により、2次著作物コンテンツWA2内の画像データCA1を複製(コピー)する。画像データCA1には、1次著作物コンテンツWA1の識別子WA1と2次著作物コンテンツWA2上の画像データCA1の貼付位置情報PA2とが関連付けられている。
また、端末Tは、端末Tの利用者の操作により、新規作成中または編集中のレポートデータD3を表示する。端末Tは、端末Tの利用者の操作により、2次著作物コンテンツWA2から複製した画像データCA1をレポートデータD3に貼付(ペースト)する。画像データCA1が貼付されたレポートデータD3は、3次著作物コンテンツWA3となる。端末Tは、1次著作物コンテンツWA1の識別子WA1と3次著作物コンテンツWA3上の画像データCA1の貼付位置情報PA3とを画像データCA1に関連付け、端末T内の記憶デバイスに格納する。これにより、1次著作物コンテンツWA1の識別子WA1と貼付位置情報PA3とが関連付けられた画像データCA1は、3次著作物コンテンツWA3の一部となる。
このように、端末Tの利用者は、端末T内に1次著作物コンテンツWA1を格納しておけば、1次著作物コンテンツWA1内の著作物データ(画像データCA1)を、利用手続きなしで利用することができる。したがって、端末Tの利用者の利便性の向上を図ることができる。
なお、画像データCA1の引用元である2次著作物コンテンツWA2は、図1に示したように端末T内で作成した著作物コンテンツでもよく、外部から取得した著作物コンテンツでもよい。いずれにしても、端末Tは、端末T内に1次著作物コンテンツWA1と、1次著作物コンテンツWA1の識別子WA1が付与された画像データCA1を有する2次著作物コンテンツWA2がなければ、画像データCA1を利用することができない。したがって、著作者の利益保護を図ることができる。
図3は、本実施例にかかる著作物データの活用例3を示す説明図である。活用例3は、活用例1で作成された2次著作物コンテンツWA2から3次著作物コンテンツWA3を作成する例である。図2では、画像データCA1が選択されたのに対し、図3では、任意の範囲R1が選択される。
端末Tは、端末Tの利用者の操作により、新規作成中または編集中のレポートデータD4を表示する。端末Tは、端末Tの利用者の操作により、2次著作物コンテンツWA2の任意の範囲R1を選択する。範囲R1には、画像データCA1と文字列300が含まれる。文字列300は、端末Tの利用者が入力したデータであり、1次著作物コンテンツから引用したデータではないものとする。
端末Tは、端末Tの利用者の操作により、範囲R1内のデータ(画像データCA1と文字列300)をレポートデータD4に貼付(ペースト)する。画像データCA1が貼付されたレポートデータD4は、3次著作物コンテンツWA3となる。端末Tは、1次著作物コンテンツWA1の識別子WA1と3次著作物コンテンツWA3上の画像データCA1の貼付位置情報PA3とを画像データCA1に関連付け、端末T内の記憶デバイスに格納する。なお、範囲R1内の文字列300は、1次著作物コンテンツWA1から引用したデータではないため、1次著作物コンテンツWA1の識別子WA1や位置情報は付与されない。これにより、1次著作物コンテンツWA1の識別子WA1と貼付位置情報PA3とが関連付けられた画像データCA1は、3次著作物コンテンツWA3の一部となる。
このように、端末Tの利用者は、範囲R1を選択した場合であっても、範囲R1内に著作物データ(画像データCA1)が含まれていれば、その著作物データ(画像データCA1)について、図2に示したように、管理することができる。すなわち、著作物データ(画像データCA1)と非著作物データ(文字列300)とを別々にコピー&ペーストする必要がないため、利便性の向上を図ることができる。
図4は、本実施例にかかる著作物データの活用例4を示す説明図である。活用例4は、1次著作物コンテンツWB1から2次著作物コンテンツWB2を作成する例である。図1では、画像データCA1が選択されたのに対し、図4では、任意の範囲R2が選択される。
端末Tは、端末Tの利用者の操作により、新規作成中または編集中のレポートデータD5を表示する。端末Tは、端末Tの利用者の操作により、1次著作物コンテンツWB1の任意の範囲R2を選択する。範囲R2には、画像データCA1と文字列CA2が含まれる。文字列CA2も、1次著作物コンテンツWB1の著作物データである。
端末Tは、端末Tの利用者の操作により、範囲R2内のデータ(画像データCA1と文字列CA2)をレポートデータD5に貼付(ペースト)する。範囲R2内のデータが貼付されたレポートデータD5は、2次著作物コンテンツWB2となる。端末Tは、1次著作物コンテンツWB1の識別子WB1と2次著作物コンテンツWB2上の画像データCA1の貼付位置情報PB1とを画像データCA1に関連付け、端末T内の記憶デバイスに格納する。同様に、端末Tは、1次著作物コンテンツWB1の識別子WB1と2次著作物コンテンツWB2上の文字列CA2の貼付位置情報PB2とを文字列CA2に関連付け、端末T内の記憶デバイスに格納する。これにより、1次著作物コンテンツWB1の識別子WB1と貼付位置情報PB1,PB2とが関連付けられた画像データCA1と文字列CA2は、2次著作物コンテンツWB2の一部となる。
このように、端末Tの利用者は、範囲R2を選択した場合であっても、範囲R2内に著作物データ(画像データCA1と文字列CA2)が含まれていれば、その著作物データ(画像データCA1と文字列CA2)について、図1に示したように、管理することができる。すなわち、複数の著作物データ(画像データCA1と文字列CA2)を別々にコピー&ペーストする必要がないため、利便性の向上を図ることができる。
図5は、本実施例にかかる著作物データの活用例5を示す説明図である。活用例5は、図2において、端末T内の1次著作物コンテンツWA1が利用できない場合のn次著作物コンテンツの再生禁止例を示す。端末T内の1次著作物コンテンツWA1が端末T内から削除されたり、利用期間が満了したり、もともと端末Tに存在しない場合、1次著作物コンテンツWA1から直接または間接的に引用された著作物データ(画像データCA1)は、2次著作物コンテンツWA2および3次著作物コンテンツWA3において再生されない。
このように、1次著作物コンテンツWA1が端末T内で利用できない状態の場合、n次著作物コンテンツにおいて著作物データ(画像データCA1)は利用できなくなるため、著作者の保護を図ることができる。
図6は、本実施例にかかる著作物データの活用例6を示す説明図である。活用例6は、図3において、端末T内の1次著作物コンテンツWA1が利用できない場合のn次著作物コンテンツの再生禁止例を示す。端末T内の1次著作物コンテンツWA1が端末T内から削除されたり、利用期間が満了したり、もともと端末Tに存在しない場合、1次著作物コンテンツWA1から直接または間接的に引用された著作物データ(画像データCA1)は、2次著作物コンテンツWA2および3次著作物コンテンツWA3において再生されない。なお、文字列300は、著作物データではないため、2次著作物コンテンツWA2および3次著作物コンテンツWA3において再生される。
このように、1次著作物コンテンツWA1が端末T内で利用できない状態の場合、n次著作物コンテンツにおいて著作物データ(画像データCA1)は利用できなくなるため、著作者の保護を図ることができる。
図7は、本実施例にかかる著作物データの活用例7を示す説明図である。活用例7は、図4において、端末T内の1次著作物コンテンツWB1が利用できない場合の2次著作物コンテンツWB2の再生禁止例を示す。端末T内の1次著作物コンテンツWB1が端末T内から削除されたり、利用期間が満了したり、もともと端末Tに存在しない場合、1次著作物コンテンツWB1から直接または間接的に引用された著作物データ(画像データCA1と文字列CA2)は、2次著作物コンテンツWB2において表示されない。
このように、1次著作物コンテンツWB1が端末T内で利用できない状態の場合、n次著作物コンテンツにおいて著作物データ(画像データCA1と文字列CA2)は利用できなくなるため、著作者の保護を図ることができる。
<システム構成例>
図8は、本実施例にかかる管理システムのシステム構成例を示す説明図である。管理システム800は、ダウンロードサーバ801と、1台以上の端末Tとが、LAN(Local Area Network),WAN(Wide Area Network),インターネットなどのネットワーク810を介して通信可能に接続される構成である。
ダウンロードサーバ801は、データベース(DB)802を有する。DB802には、1次著作物コンテンツWA1,WB1,…(以下、総称して、W1)が格納される。ダウンロードサーバ801は、1次著作物コンテンツW1の各々に固有の識別子を付与する。
端末Tは、プロセッサ811と、記憶デバイス812と、入力デバイス813と、出力デバイス814と、通信インターフェース(通信IF815)と、を有する。プロセッサ811、記憶デバイス812、入力デバイス813、出力デバイス814、および通信IF815は、バス816により接続される。プロセッサ811は、端末Tを制御する。記憶デバイス812は、プロセッサ811の作業エリアとなる。また、記憶デバイス812は、各種プログラムやデータを記憶する非一時的なまたは一時的な記録媒体である。記憶デバイス812としては、たとえば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリがある。入力デバイス813は、データを入力する。入力デバイス813としては、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル、テンキー、スキャナがある。出力デバイス814は、データを出力する。出力デバイス814としては、たとえば、ディスプレイ、プリンタがある。通信IF815は、ネットワーク810と接続し、データを送受信する。
ここで、記憶デバイス812内に記憶されるデータについて詳細に説明する。記憶デバイス812には、OS(Operating System)821と、確認アプリケーション822と、再生アプリケーション823と、設定アプリケーション824と、が格納される。確認アプリケーション822再生アプリケーション823および設定アプリケーション824は、OS821上で動作するアプリケーションプログラムである。
確認アプリケーション822は、n次著作物コンテンツに含まれる著作物データの引用元となる著作物コンテンツの確認処理をプロセッサ811に実行させるアプリケーションプログラムである。確認アプリケーション822の詳細は、図9で説明する。
再生アプリケーション823は、再生指示があったn次著作物コンテンツの再生処理をプロセッサ811に実行させるアプリケーションプログラムである。再生アプリケーション823の詳細は、図10で説明する。
設定アプリケーション824は、新規作成中または編集中のレポートデータに、著作物データを貼付して、n次著作物コンテンツの作成または編集処理を、プロセッサ811に実行させるアプリケーションプログラムである。設定アプリケーション824の詳細は、図11で説明する。
また、記憶デバイス812には、複製された1次著作物コンテンツW1や、作成または外部から取得されたn次著作物コンテンツWA2,WA3,WB2,…(以下、総称してWn)が格納される。1次著作物コンテンツW1は、データ領域831と識別子保存領域832を有する。データ領域831には、画像データCA1などの著作物データが格納され、識別子保存領域832には、1次著作物コンテンツW1に固有な識別子が格納される。
また、n次著作物コンテンツWnも、データ領域831と識別子保存領域832を有する。データ領域831には、引用した著作物データや作成・編集したデータが格納される。また、識別子保存領域832には、引用した著作物データの引用先となる1次著作物コンテンツW1に固有な識別子と当該識別子に関連付けられる位置情報が格納される。位置情報は、引用した著作物データが、引用先となる1次著作物コンテンツW1に設定された位置を示す情報である。位置情報の設定については図11で説明する。
なお、識別子保存領域832の先頭アドレスには識別子が格納されないものとする。あるいは、識別子保存領域832の先頭アドレスにはそのn次著作物コンテンツWnが1次著作物コンテンツW1ではないことを示す情報が格納されてもよい。当該情報は、n次著作物コンテンツWnが作成される際に設定アプリケーション824により付与されるものとする。
<引用元著作物コンテンツの確認処理手順例>
図9は、引用元著作物コンテンツの確認処理手順例を示すフローチャートである。図9のフローチャートは、確認アプリケーション822による実行処理手順例である。まず、プロセッサ811は、端末Tの利用者の操作により、著作物コンテンツが再生選択されるのを待ち受ける(ステップS901:No)。著作物コンテンツが再生選択された場合(ステップS901:Yes)、プロセッサ811は、選択著作物コンテンツが1次著作物コンテンツW1であるか否かを判断する(ステップS902)。たとえば、選択著作物コンテンツの識別子保存領域832の先頭アドレスを確認することで判断することができる。
ステップS902において、選択著作物コンテンツが1次著作物コンテンツW1であると判断された場合(ステップS902:Yes)、プロセッサ811は、選択1次著作物コンテンツW1が有効であるか否かを判断する(ステップS903)。たとえば、選択1次著作物コンテンツW1が記憶デバイス812に存在しない場合、プロセッサ811は有効でないと判断する。また、利用期限が満了している場合も、プロセッサ811は有効でないと判断する。また、利用者に選択1次著作物コンテンツW1に対するアクセス権限がない場合も、プロセッサ811は有効でないと判断する。たとえば、アクセス権限として利用者の年齢が設定されている場合、プロセッサ811は、利用者情報を参照し、当該年齢に該当しない利用者にはアクセス権限がないと判断する。
有効でないと判断された場合(ステップS903:No)、プロセッサ811は、その旨のエラーダイアログを表示する(ステップS904)。これにより、確認処理を終了する。
一方、有効であると判断された場合(ステップS903:Yes)、プロセッサ811は、選択1次著作物コンテンツW1の再生指示を再生アプリケーション823に送信する(ステップS8905)。これにより、確認処理を終了する。
また、ステップS902において、選択著作物コンテンツがn次著作物コンテンツWnであると判断された場合(ステップS902:No)、プロセッサ811は、選択n次著作物コンテンツWnの識別子保存領域832(先頭アドレスを除く)から識別子を取得する(ステップS906)。そして、プロセッサ811は、取得した識別子の中に未選択の識別子があるか否かを判断する(ステップS907)。未選択の識別子がある場合(ステップS907:Yes)、プロセッサ811は、未選択の識別子を1つ選択し(ステップS908)、当該選択識別子と一致する識別を有する1次著作物コンテンツW1が記憶デバイス812に有効に存在するか否かを判断する(ステップS909)。
たとえば、一致する識別子を有する1次著作物コンテンツW1が記憶デバイス812に存在しない場合、プロセッサ811は有効に存在しないと判断する。また、利用期限が満了している場合も、プロセッサ811は有効に存在しないと判断する。また、1次著作物コンテンツW1に対し利用者がアクセス権限がない場合も、プロセッサ811は有効に存在しないと判断する。
一致する識別子を有する1次著作物コンテンツW1が有効に存在する場合(ステップS909:Yes)、ステップS907に戻り、プロセッサ811は、未選択の識別子の再選択を試行する。
一方、一致する識別子を有する1次著作物コンテンツW1が有効に存在しない場合(ステップS909:No)、プロセッサ811は、未選択の識別子をメモリに保存して(ステップS910)、ステップS907に戻り、プロセッサ811は、未選択の識別子の再選択を試行する。これにより、再生禁止対象となる識別子を特定することができる。
ステップS907において、未選択の識別子がない場合(ステップS907:No)、プロセッサ811は、選択n次著作物コンテンツWnの再生指示およびメモリに保存された識別子を再生アプリケーション823に送信する(ステップS911)。これにより、確認処理を終了する。
なお、記憶デバイス812から消去された1次著作物コンテンツW1や利用期限が満了した1次著作物コンテンツW1については、ステップS901において選択できないこととしてもよい。具体的には、消去または利用期限の満了時点で、当該1次著作物コンテンツへのアクセスができないように設定されることとしてもよい。
<再生選択著作物コンテンツの再生処理手順例>
図10は、再生選択著作物コンテンツの再生処理手順例を示すフローチャートである。図10のフローチャートは、再生アプリケーション823による実行処理手順例である。まず、プロセッサ811は、再生指示を待ち受け(ステップS1001:No)、確認アプリケーション822からの再生指示があった場合(ステップS1001:Yes)、プロセッサ811は、当該再生指示が選択1次著作物コンテンツW1の再生指示であるか否かを判断する(ステップS1002)。
選択1次著作物コンテンツW1の再生指示である場合(ステップS1002:Yes)、プロセッサ811は、記憶デバイス812内の選択1次著作物コンテンツW1をメモリにロードし(ステップS1003)、選択1次著作物コンテンツW1を再生する(ステップS1004)。これにより、再生処理を終了する。
一方、ステップS1002において、選択1次著作物コンテンツW1の再生指示でない場合(ステップS1002:No)、すなわち、選択n次著作物コンテンツWnの再生指示である場合、プロセッサ811は、不一致識別子があるか否かを判断する(ステップS1005)。不一致識別子とは、ステップS910でメモリに保存され、かつ、ステップS911で選択n次著作物コンテンツWnの再生指示とともに再生アプリケーション823に送信されてくる識別子である。
不一致識別子がない場合(ステップS1005:No)、ステップS1007に移行する。一方、不一致識別子がある場合(ステップS1005:Yes)、プロセッサ811は、エラーダイアログを表示して(ステップS1006)、ステップS1006に移行する。このエラーダイアログは、選択n次著作物コンテンツWn内の著作物データの引用元となる1次著作物コンテンツW1が、端末T内で有効に存在しないことを示す警告情報である。
このあと、プロセッサ811は、選択n次著作物コンテンツWnをメモリにロードし(ステップS1007)、不一致識別子が存在する場合には、不一致識別子と一致する識別子を有する引用著作物データを、メモリにロードされた選択n次著作物コンテンツWnから特定する(ステップS1008)。たとえば、不一致識別子がWA1であり、選択n次著作物コンテンツWnがWA2であるとする。2次著作物コンテンツWA2がメモリにロードされると、2次著作物コンテンツWA2内において、不一致識別子WA1と一致する識別子を有する引用著作物データである画像データCA1が特定される。
そして、プロセッサ811は、特定した引用著作物データに対し再生禁止設定をする(ステップS1009)。具体的には、たとえば、プロセッサ811は、メモリにロードされた選択n次著作物コンテンツWnから、特定した引用著作物データを削除したり、画像処理により非表示にする。音声であればミュートに変更不能に設定する。上記の例では、メモリにロードされた2次著作物コンテンツWA2内の画像データCA1が再生禁止設定される。なお、ロード元の選択n次著作物コンテンツWn内の特定した引用著作物データに対しては、再生禁止設定されない。
このあと、プロセッサ811は、選択n次著作物コンテンツWnを再生する(ステップS1010)。端末Tは、再生禁止設定された著作物データ以外のデータについて再生することができる。これにより、再生処理を終了する。
<n次著作物コンテンツの作成処理手順例>
図11は、n次著作物コンテンツの作成処理手順例を示すフローチャートである。図11のフローチャートは、設定アプリケーション824による実行処理手順例である。まず、プロセッサ811は、端末Tの利用者の操作により発生するイベントが検出されるのを待ち受ける(ステップS1101:No)。イベントはOS821に渡さずに、設定アプリケーション824により検出される。イベントが検出された場合(ステップS1101:Yes)、プロセッサ811は、イベントの種類を特定する(ステップS1102)。
特定されたイベントの種類が、複製、切り取り(カット)、または、画面キャプチャである場合(ステップS1102:複製、切り取り、または、画面キャプチャ)、プロセッサ811は、イベント検出元の著作物データに付与された識別子を取得し(ステップS1103)、ステップS1101に戻る。たとえば、著作物データである画像データCA1に対して複製イベントが検出された場合には、プロセッサ811は、画像データCA1に付与された引用元の1次著作物コンテンツWA1の識別子WA1を画像データCA1から取得する。なお、引用元が1次著作物コンテンツW1である場合、1次著作物コンテンツW1は改変不可であるため、切り取りイベントは拒否される。
また、イベントの種類が貼り付け(ペースト)である場合(ステップS1102:ペースト)、プロセッサ811は、イベント検出元の著作物データを貼付先に貼付する(ステップS1104)。貼付先は、現在オープンしている新規作成中または編集中のレポートデータでもよく、編集中のn次著作物コンテンツWnでもよい。なお、レポートデータは、著作物データの貼付によりn次著作物コンテンツWnとなる。貼付された著作物データは、貼付先となるn次著作物コンテンツWnのデータ領域831に保存される。
このあと、プロセッサ811は、貼付した著作物データに、ステップS1103で取得した識別子と貼付先上での著作物データの位置情報を関連付ける(ステップS1105)。当該識別子および位置情報は、貼付先のn次著作物コンテンツWnの識別子保存領域832に保存される。貼付された著作物データは、識別子と位置情報の組み合わせにより特定される。これにより、作成処理を終了する。
<画面表示例>
図12は、本実施例を適用した画面表示例を示す説明図である。図12は、端末Tに図4に示した1次著作物コンテンツWB1が表示された例である。なお、画面1200上の1次著作物ボタンは、1次著作物コンテンツを呼び出すボタンであり、2次著作物ボタンは、それぞれ新規作成中または編集中のレポートデータ(またはn次著作物コンテンツ)を呼び出すボタンである。たとえば、1次著作物コンテンツWB1の表示中に利用者の操作により範囲R2が選択され、コピーアイコンが選択されたとする。これにより、範囲R2内の著作物データ(画像データCA1と文字列CA2)と引用元の1次著作物コンテンツWB1の識別子WB1がメモリに一時保存される。
そして、たとえば、2次著作物ボタンが押下されると、2次著作物ボタンに関連付けられたレポートデータ(またはn次著作物コンテンツWn)が画面1200に呼び出される。利用者の操作により、レポートデータ(またはn次著作物コンテンツWn)上で貼付位置が選択されてペーストアイコンが押下されると、当該貼付位置に、範囲R2内の著作物データ(画像データCA1と文字列CA2)が貼付される。たとえば、当該貼付されることで、貼付先のレポートデータは、2次著作物コンテンツWB2となる。
なお、上述した実施例において、利用者の操作により、一部の文字列を範囲選択することができる。また、画像データの一部を範囲選択することもできる。また、映像データや音声データの一部を範囲選択することもできる。具体的には、たとえば、映像データや音声データの場合、貼付したい一部の再生区間を選択することになる。なお、音声データが貼付される場合、音声データを示すアイコンが貼付先で表示される。利用者は、アイコンを選択することが当該音声データを再生することができる。
このように、本実施例によれば、作成中または編集中のデータは、著作物データが設定されることにより、n次著作物コンテンツとなる。端末Tは、端末Tの記憶デバイス812内に、n次著作物コンテンツに設定された著作物データの引用元となる1次著作物コンテンツが有効に存在する限り、n次著作物コンテンツを再生する場合に当該著作物データも再生することができる。すなわち、1次著作物コンテンツの利用者にとっても、煩雑な利用手続きが不要となるため、利用者の利便性の向上を図ることができる。また、1次著作物コンテンツが存在しない端末Tでは、n次著作物コンテンツ内の著作物データは再生されることはないため、1次著作物コンテンツの著作者の利益保護を容易に図ることができる。
また、1次著作物コンテンツ内の選択範囲内に著作物データと非著作物データが混在する場合でも、それぞれ別々にコピー(カットまたは画面キャプチャ)&ペーストする必要がなく、著作物データについて上述した設定をおこなうことができる。したがって、利用者の利便性の向上を図ることができる。
また、1次著作物コンテンツ内の選択範囲内に複数の著作物データが含まれている場合、著作物データの各々に上述した設定をおこなうことができる。すなわち、複数の著作物データを別々にコピー(カットまたは画面キャプチャ)&ペーストする必要がないため、利便性の向上を図ることができる。
(付記1) また、情報処理装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する情報処理装置であって、前記記憶デバイスは、固有の識別子を有する1次著作物コンテンツ内の著作物データを有する特定の著作物コンテンツを記憶し、前記プロセッサは、前記著作物データを前記特定の著作物コンテンツから取得する第1のイベントを検出する第1の検出処理と、前記第1の検出処理によって前記第1のイベントが検出された場合、前記著作物データおよび前記識別子を取得する取得処理と、前記情報処理装置で作成中または編集中のデータに前記著作物データを設定する第2のイベントを検出する第2の検出処理と、前記第2の検出処理によって前記第2のイベントが検出された場合、前記作成中または編集中のデータに設定された前記著作物データに、前記識別子と前記作成中または編集中のデータ上での前記著作物データの設定位置情報とを関連付ける関連付け処理と、を実行することとしてもよい。
(付記2) 付記1の情報処理装置において、前記特定の著作物コンテンツは、前記1次著作物コンテンツではないn次(nは2以上の整数)著作物コンテンツであり、前記第1の検出処理では、前記プロセッサは、前記著作物データおよび前記特定の著作物コンテンツ内の非著作物データを、前記特定の著作物コンテンツから取得する第1のイベントを検出し、前記情報処理装置で作成中または編集中のデータに前記著作物データおよび前記非著作物データを設定する第2のイベントを検出する第2の検出処理と、前記関連付け処理では、前記プロセッサは、前記第2の検出処理によって前記第2のイベントが検出された場合、前記作成中または編集中のデータに設定された前記著作物データに、前記識別子と前記作成中または編集中のデータ上での前記著作物データの設定位置情報とを関連付けることとしてもよい。
(付記3) 付記1の情報処理装置において、前記第1の検出処理では、前記プロセッサは、複数の前記著作物データを前記特定の著作物コンテンツから取得する第1のイベントを検出し、前記関連付け処理では、前記プロセッサは、前記作成中または編集中のデータに設定された前記複数の著作物データの各々について、前記識別子と前記作成中または編集中のデータ上での前記著作物データの設定位置情報とを関連付けることとしてもよい。
(付記4) また、情報処理装置は、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する情報処理装置であって、前記記憶デバイスは、固有の識別子を有する1次著作物コンテンツと、前記1次著作物コンテンツ内の著作物データおよび前記識別子を有するn次(nは2以上の整数)著作物コンテンツと、のうち少なくとも前記n次著作物コンテンツを記憶し、前記プロセッサは、前記n次著作物コンテンツを再生対象として選択する選択処理と、前記選択処理によって選択された前記n次著作物コンテンツから、前記識別子を取得する取得処理と、前記取得処理によって取得された識別子に一致する識別子を有する1次著作物コンテンツが前記記憶デバイスに有効に存在するか否かを判断する判断処理と、前記判断処理によって有効に存在しないと判断された識別子に関連付けられている著作物データを再生禁止に設定する設定処理と、前記n次著作物コンテンツのうち、前記設定処理によって再生禁止に設定された著作物データ以外のデータを再生する再生処理と、を実行することとしてもよい。
(付記5) 付記4の情報処理装置において、前記判断処理では、前記プロセッサは、前記一致する識別子を有する1次著作物コンテンツが前記記憶デバイスから消去されている場合、前記1次著作物コンテンツの利用期間が満了している場合、または、前記情報処理装置の利用者に前記1次著作物コンテンツへのアクセス権限がない場合に、前記記憶デバイスに有効に存在しないと判断することとしてもよい。
(付記6) また、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する情報処理装置による設定方法では、前記記憶デバイスは、固有の識別子を有する1次著作物コンテンツ内の著作物データを有する特定の著作物コンテンツを記憶し、前記プロセッサは、前記著作物データを前記特定の著作物コンテンツから取得する第1のイベントを検出する第1の検出処理と、前記第1の検出処理によって前記第1のイベントが検出された場合、前記著作物データおよび前記識別子を取得する取得処理と、前記情報処理装置で作成中または編集中のデータに前記著作物データを設定する第2のイベントを検出する第2の検出処理と、前記第2の検出処理によって前記第2のイベントが検出された場合、前記作成中または編集中のデータに設定された前記著作物データに、前記識別子と前記作成中または編集中のデータ上での前記著作物データの設定位置情報とを関連付ける関連付け処理と、を実行することとしてもよい。
(付記7) また、プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する情報処理装置による再生方法では、前記記憶デバイスは、固有の識別子を有する1次著作物コンテンツと、前記1次著作物コンテンツ内の著作物データおよび前記識別子を有するn次著作物コンテンツと、のうち少なくとも前記n次著作物コンテンツを記憶し、前記プロセッサは、前記n次著作物コンテンツを再生対象として選択する選択処理と、前記選択処理によって選択された前記n次著作物コンテンツから、前記識別子を取得する取得処理と、前記取得処理によって取得された識別子に一致する識別子を有する1次著作物コンテンツが前記記憶デバイスに有効に存在するか否かを判断する判断処理と、前記判断処理によって有効に存在しないと判断された識別子に関連付けられている著作物データを再生禁止に設定する設定処理と、前記n次著作物コンテンツのうち、前記設定処理によって再生禁止に設定された著作物データ以外のデータを再生する再生処理と、を実行することとしてもよい。
(付記8) また、設定プログラムは、固有の識別子を有する1次著作物コンテンツ内の著作物データを有する特定の著作物コンテンツを記憶する記憶デバイスにアクセス可能なプロセッサに、前記著作物データを前記特定の著作物コンテンツから取得する第1のイベントを検出する第1の検出処理と、前記第1の検出処理によって前記第1のイベントが検出された場合、前記著作物データおよび前記識別子を取得する取得処理と、作成中または編集中のデータに前記著作物データを設定する第2のイベントを検出する第2の検出処理と、前記第2の検出処理によって前記第2のイベントが検出された場合、前記作成中または編集中のデータに設定された前記著作物データに、前記識別子と前記作成中または編集中のデータ上での前記著作物データの設定位置情報とを関連付ける関連付け処理と、を実行させることとしてもよい。
(付記9) また、再生プログラムは、固有の識別子を有する1次著作物コンテンツと、前記1次著作物コンテンツ内の著作物データおよび前記識別子を有するn次著作物コンテンツと、のうち少なくとも前記n次著作物コンテンツを記憶する記憶デバイスにアクセス可能なプロセッサに、前記n次著作物コンテンツを再生対象として選択する選択処理と、前記選択処理によって選択された前記n次著作物コンテンツから、前記識別子を取得する取得処理と、前記取得処理によって取得された識別子に一致する識別子を有する1次著作物コンテンツが前記記憶デバイスに有効に存在するか否かを判断する判断処理と、前記判断処理によって有効に存在しないと判断された識別子に関連付けられている著作物データを再生禁止に設定する設定処理と、前記n次著作物コンテンツのうち、前記設定処理によって再生禁止に設定された著作物データ以外のデータを再生する再生処理と、を実行させることとしてもよい。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサ811がそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
800 管理システム
801 ダウンロードサーバ
822 確認アプリケーション
823 再生アプリケーション
824 設定アプリケーション

Claims (3)

  1. 一次著作物コンテンツを記憶するとともに、前記一次著作物コンテンツから引用した著作物データと、前記著作物データではない他のデータと、前記一次著作物コンテンツの識別情報と、前記著作物データの引用先となる設定位置を示す第1の設定位置情報と、を含む第1のn次著作物コンテンツ(nは2以上の整数)を記憶する記憶部と、
    前記第1のn次著作物コンテンツから第2のn次著作物コンテンツを作成する作成部と、
    前記一次著作物コンテンツが前記記憶部に有効に記憶されている場合に、前記第1のn次著作物コンテンツおよび前記第2のn次著作物コンテンツにおける前記著作物データを再生可能にする再生部と、を有し、
    前記作成部は、前記第1のn次著作物コンテンツからの引用範囲の指定を受け付け、前記引用範囲内に前記著作物データおよび前記他のデータが含まれている場合、前記引用範囲内の前記著作物データおよび前記他のデータを前記第2のn次著作物コンテンツに設定するとともに、前記識別情報と、前記引用範囲内の前記著作物データの引用先となる前記第2のn次著作物コンテンツ内の設定位置を示す第2の設定位置情報とを、前記第2のn次著作物コンテンツに関連付けて前記記憶部に記憶する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記再生部は、前記一次著作物コンテンツが前記記憶部に記憶され、かつ、前記一次著作物コンテンツの利用期間内または前記一次著作物コンテンツへのアクセス権が存在する場合に、前記第1のn次著作物コンテンツおよび前記第2のn次著作物コンテンツを再生可能にする、ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 記憶部と作成部と再生部とを有する情報処理装置による情報処理方法であって、
    前記記憶部は、一次著作物コンテンツを記憶するとともに、前記一次著作物コンテンツから引用した著作物データと、前記著作物データではない他のデータと、前記一次著作物コンテンツの識別情報と、前記著作物データの引用先となる設定位置を示す第1の設定位置情報と、を含む第1のn次著作物コンテンツ(nは2以上の整数)を記憶しており、
    前記作成部は、前記第1のn次著作物コンテンツから第2のn次著作物コンテンツを作成し、
    前記再生部は、前記一次著作物コンテンツが前記記憶部に有効に記憶されている場合に、前記第1のn次著作物コンテンツおよび前記第2のn次著作物コンテンツにおける前記著作物データを再生可能にし、
    前記作成部は、前記第1のn次著作物コンテンツからの引用範囲の指定を受け付け、前記引用範囲内に前記著作物データおよび前記他のデータが含まれている場合、前記引用範囲内の前記著作物データおよび前記他のデータを前記第2のn次著作物コンテンツに設定するとともに、前記識別情報と、前記引用範囲内の前記著作物データの引用先となる前記第2のn次著作物コンテンツ内の設定位置を示す第2の設定位置情報とを、前記第2のn次著作物コンテンツに関連付けて前記記憶部に記憶する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
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