JP6360323B2 - 二次容器 - Google Patents

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Description

本発明は、流体用容器を収容するための二次容器に関する。
再生医療では、ドナーまたは本人から採取された細胞を培養し、患者に投与する。当該細胞の培養は、細胞培養センター(CPC)で行われるが、CPCを有する医療施設は未だに少ない。このため、CPCで培養した細胞は、患者への移植に際して、当該移植が行われる医療施設に搬送され、使用されている(例えば、特許文献1参照)。当該細胞は、通常、気体透過性および可撓性を有する樹脂製の容器(以下、「流体用容器」とも言う)に収容される(例えば、特許文献2および3参照)。
上記流体用容器は、無菌状態で、また流体用容器を取り巻く雰囲気のガス組成や温度などの環境が適宜に調整された状態で、さらには遮光された状態で搬送される。しかしながら、培養された細胞を収容した上記流体用容器を収容するための専用の二次容器は知られておらず、当該二次容器として、密閉可能なプラスチック製の市販の容器が使用されることがある。
特開2013−128458号公報 実開平06−013499号公報 特開2008−017839号公報
上記の市販の容器は、容易に入手することができるので、適当な処置を行えば、前述した所望の状態で上記流体用容器の二次容器として使用することができる。しかしながら、上記市販の容器に収容した上記流体用容器が揺れやすく、当該流体用容器内の、細胞を含有する液(以下、「細胞懸濁液」とも言う)も揺れて泡立ち、細胞が死滅するおそれがある。
また、上記流体用容器は、上記市販の容器の底板に載置されるので、流体用容器の表面の半分近くが上記底板に密着する。このため、上記市販の容器内のガスを調整しても、調整されたガスが流体用容器を介して流体用容器中の細胞に十分に作用せず、細胞が死滅するおそれがある。このため、当該流体用容器用の、培養した細胞の搬送に適した二次容器が求められている。
本発明は、上記流体用容器に収容された細胞懸濁液などの流体が揺れにくく、かつ二次容器内のガスと上記流体用容器との接触性が良好な二次容器を提供することを課題とする。
本発明は、気体透過性および可撓性を有するとともに流体を収容している流体用容器を収容するための密閉可能な二次容器であって、前記流体用容器を挟持するための第1押さえ部および第2押さえ部を有し、前記第1押さえ部および前記第2押さえ部のそれぞれは、前記流体用容器に接触して押さえるための凸部を含み、前記凸部は、前記流体用容器を押さえたときに、前記流体用容器における前記凸部に接触していない部分が面する一連の空間を前記二次容器内に形成する、二次容器、を提供する。
本発明に係る二次容器では、上記流体用容器は、上記凸部によって実質的に挟持される。よって、上記流体用容器は、二次容器内で揺れないので、当該流体用容器に収容された流体も、当該流体用容器内で揺れにくい。また、上記流体用容器における上記凸部に接触していない部分は、二次容器内のガスに接触する。よって、上記二次容器では、二次容器内のガスと上記流体用容器との接触性が良好である。
図1Aは、本発明の一実施の形態に係る二次容器の斜視図であり、図1Bは、当該二次容器を開放した状態を示す斜視図である。 図2Aは、本実施の形態におけるトレイの平面、正面および蓋を含む斜視図であり、図2Bは、当該トレイの平面、正面および左側面を含む斜視図であり、図2Cは、当該トレイの正面、底面および蓋を含む斜視図である。 図3Aは、本実施の形態におけるトレイの平面図であり、図3Bは、当該トレイの正面図であり、図3Cは、当該トレイの底面図であり、図3Dは、当該トレイの左側面図であり、図3Eは、当該トレイの右側面図である。 図4Aは、本実施の形態におけるケースの平面、正面および開口部を含む斜視図であり、図4Bは、当該ケースの平面、正面および左側面を含む斜視図であり、図4Cは、当該ケースの正面、底面および開口部を含む斜視図である。 図5Aは、本実施の形態におけるケースの平面図であり、図5Bは、当該ケースの正面図であり、図5Cは、当該ケースの底面図であり、図5Dは、当該ケースの左側面図であり、図5Eは、当該ケースの右側面図である。 図6Aは、流体用容器を載せたトレイがケースに収容される前の本実施の形態に係る二次容器の、ケースの長手方向に沿っての一断面を模式的に示す図であり、図6Bは、トレイがケースに収容されている途中の当該二次容器の、ケースの長手方向に沿っての一断面を模式的に示す図であり、図6Cは、トレイがケースに収容された当該二次容器の、ケースの長手方向に沿っての一断面を模式的に示す図である。 図7Aは、本実施の形態に係る、流体用容器を収容した二次容器の、ケースの長手方向に沿っての一断面を模式的に示す図であり、図7Bは、当該二次容器の、ケースの短手方向に沿っての一断面を模式的に示す図である。 図8Aは、本実施の形態に係る二次容器の第1の変形例における第1押さえ部および第2押さえ部を模式的に示す図であり、図8Bは、図8Aの二次容器の、ケースの短手方向に沿っての一断面を模式的に示す図である。 図9Aは、本実施の形態に係る二次容器の第2の変形例における第1押さえ部および第2押さえ部を模式的に示す図であり、図9Bは、図9Aの二次容器の、ケースの短手方向に沿っての一断面を模式的に示す図である。 図10Aは、本実施の形態に係る二次容器の第3の変形例における第1押さえ部および第2押さえ部を模式的に示す図であり、図10Bは、図10Aの二次容器の、ケースの長手方向に沿っての一断面を模式的に示す図である。 図11Aは、本実施の形態に係る二次容器の第4の変形例における第1押さえ部および第2押さえ部を模式的に示す図であり、図11Bは、図11Aの二次容器の、ケースの短手方向に沿っての一断面を模式的に示す図である。 図12Aは、本実施の形態に係る二次容器の第5の変形例における第1押さえ部および第2押さえ部を模式的に示す図であり、図12Bは、図12Aの二次容器の、ケースの短手方向に沿っての一断面を模式的に示す図である。 図13は、本実施の形態に係る二次容器の第6の変形例における第1押さえ部および第2押さえ部を模式的に示す図である。 図14は、本実施の形態に係る二次容器の第7の変形例における第1押さえ部および第2押さえ部を模式的に示す図である。 図15Aは、本実施の形態に係る二次容器の第8の変形例における開放時の平面図であり、図15Bは、当該二次容器の、図15A中のB−B線に沿っての断面図である。
[実施の形態1]
(構成)
図1Aは、本発明の一実施の形態に係る二次容器の斜視図であり、図1Bは、当該二次容器を開放した状態を示す斜視図である。二次容器100は、図1Aおよび図1Bに示されるように、流体用容器600を収容するための密閉可能な容器である。二次容器100は、ケース200、トレイ300および蓋400を有する。
図2Aは、トレイ300の平面、正面および蓋400を含む斜視図であり、図2Bは、トレイ300の平面、正面および左側面を含む斜視図であり、図2Cは、トレイ300の正面、底面および蓋400を含む斜視図である。図3Aは、トレイ300の平面図であり、図3Bは、トレイ300の正面図であり、図3Cは、トレイ300の底面図であり、図3Dは、トレイ300の左側面図であり、図3Eは、トレイ300の右側面図である。
トレイ300は、図2Aから図2Cおよび図3Aから図3Eに示されるように、開口部220からケース200内に摺動して収容されるように構成されている。トレイ300の平面視形状は、細長の略矩形である。トレイ300は、第1押さえ部310を含む。第1押さえ部310は、容器収容部311、仕切り壁312、突条313、および切り欠き部314〜316を含む。
容器収容部311は、トレイ300における蓋400とは反対側(他端側)に配置されている、その平面視形状が矩形の部分である。仕切り壁312は、トレイ300における第1押さえ部310側(表面)から起立し、容器収容部311をトレイ300の表面のその他の部分から仕切っている。
突条313は、容器収容部311に複数配置されている。突条313の平面視形状は、直線状である。突条313は、いずれも、その長手方向がトレイ300の摺動方向(トレイ300の長手方向)を横切る方向(トレイ300の短手方向)に沿うように、独立して配置されている。また、突条313は、いずれも、その突出端縁が面取りされている。
切り欠き部314は、仕切り壁312におけるトレイ300の長手方向に沿う部分の中央部の二箇所に形成されている。切り欠き部315は、仕切り壁312における蓋400側の、トレイ300の短手方向に沿う部分の二箇所に形成されている。切り欠き部315のそれぞれの幅は、後述する流体用容器600のポート611の太さ以上である。切り欠き部316は、仕切り壁312における蓋400とは反対側の、トレイ300の短手方向に沿う部分の二箇所に形成されている。
トレイ300は、縁部320、切り欠き部330、331、ステージ340、貫通孔341、凹部350、リブ351をさらに有する。切り欠き部330は、トレイ300の両側縁部のそれぞれに形成されており、その平面視形状は矩形である。切り欠き部331は、トレイ300の他端(蓋400とは反対側の端)縁部に形成されており、その平面形状は矩形である。
ステージ340は、第1押さえ部310と蓋400との間に配置されている、トレイ300の第1押さえ部310側で突出する一段の段差を形成している部分である。ステージ340の他端部は、仕切り壁312の内側に配置されており、ステージ340の他端縁は、面取りされている。貫通孔341は、ステージ340の中央部に開口しており、その平面視形状は十字型である。
凹部350は、トレイ300の第1押さえ部310とは反対側の面(裏面)の、ステージ340に対応する位置に形成されており、その平面視形状は矩形である。リブ351は、細長の矩形の板である。リブ351は、後述するガス調整剤収容部500と切り欠き部330との間に複数配置されている。リブ351は、いずれも、リブ351の一側縁がトレイ300の裏面に接して当該裏面から起立し、かつリブ351の長手方向がトレイ300の摺動方向に沿うように、独立して配置されている。
図4Aは、ケース200の平面、正面および開口部210を含む斜視図であり、図4Bは、ケース200の平面、正面および左側面を含む斜視図であり、図4Cは、ケース200の正面、底面および開口部210を含む斜視図である。図5Aは、ケース200の平面図であり、図5Bは、ケース200の正面図であり、図5Cは、ケース200の底面図であり、図5Dは、ケース200の左側面図であり、図5Eは、ケース200の右側面図である。
ケース200は、図4Aから図4Cおよび図5Aから図5Eに示されるように、その平面視形状が細長の略矩形であり、その断面形状が略矩形である、有底の容器である。ケース200は、ケース200におけるトレイ300の第1押さえ部310に対向する部分に第2押さえ部210を含む。
第2押さえ部210は、二本の突条211および三本の凹条212を含む。突条211は、いずれも、その平面視形状が直線状であり、ケース200の内側(トレイ300)に向けて突出している。そして、突条211は、いずれも、突条211の長手方向がケース200の長手方向(トレイ300の摺動方向)に沿うように配置されている。凹条212は、いずれも、その平面視形状が直線状であり、ケース200の内側に対して窪んでいる。凹条212は、二本の突条211の間および二本の突条の外側に各一本ずつ配置されており、いずれも、凹条212の長手方向がケース200の長手方向に沿うように、突条211に平行に配置されている。
ケース200の長手方向の一端に略矩形の開口部220を有する。開口部220の両側部のそれぞれには、スリット221が形成されている。スリット221は、その長手方向が開口部220の長手方向に沿うように形成されている。
ケース200は、二つの傾斜部230をさらに有する。傾斜部230は、それぞれの突条211の一端部の頂部から開口部220に傾斜する平面を形成している。
ケース200は、ケース200の長手方向に沿って延出する突条240および溝241をさらに有する。突条240は、ケース200の外表面の側部のそれぞれに配置されており、開口部220からケース200の他端まで形成されている。突条240の長手方向に対する断面形状は、略矩形である。溝241は、ケース200の内表面の側部の、突条240に対応する部分のそれぞれに形成されている。溝241は、開口部220からケース200の他端部まで形成されている。
蓋400は、図1B、図2Aから図2Cおよび図3Aから図3Eに示されるように、トレイ300に一体的に配置されている。蓋400の平面視形状は、矩形である。蓋400は、図1Aに示されるように、トレイ300がケース200に収容されたときに、開口部220を塞いでケース200を密閉するように構成されている。
蓋400は、シール410、ハンドル420、凸部430をさらに有する。シール410は、例えば、合成ゴム製の環であり、蓋400の周縁に周設されている。ハンドル420は、棒状の部材であり、その平面視形状は細長の略平行四辺形である。ハンドル420は、当該平面視形状の中心で回動自在に軸支されている。ハンドル420の両端面は、いずれも、ハンドル420を回動したときに、蓋400の両側縁と平行になるように形成されている。
ハンドル420は、係止片421および不図示の凹部を有する。当該凹部は、ハンドル420における蓋400の表面と対向する面(裏面)の、後述する凸部430に嵌合可能な位置に形成されている。係止片421は、スリット221の幅以下の厚さを有する薄片であり、ハンドル420の両端縁のそれぞれから突出している。係止片421突出長さは、ケース200における開口部220の周壁の厚さ以下である。
凸部430は、蓋400の表面における、ハンドル420の両端面が蓋400の両側縁と平行になる(重なる)位置まで回動したときに、ハンドル420と重なる位置に配置されている。凸部430の形状は、ハンドル420の裏面の上記凹部に嵌合する形状である。
二次容器100は、図2Aから図2Cおよび図3Aから図3Eに示されるように、ガス調整剤収容部500をさらに有する。ガス調整剤収容部500は、容器収容部311に形成された凹部であり、その平面視形状は矩形である。ガス調整剤収容部500の底には、複数の貫通孔510が形成されている。ガス調整剤収容部500に収容されるべきガス調整剤は、例えば、平面視形状がガス調整剤収容部500のそれよりも小さな矩形の板状の部材(図7A、図7B参照)である。当該ガス調整剤の厚さは、ガス調整剤収容部500の深さ(容器収容部311からの当該凹部の深さ)よりも小さい。このようなガス調整剤には市販品を用いることができる。
流体用容器600は、図1Bに示されるように、二次容器100に収容される。流体用容器600は、気体透過性および可撓性を有するとともに流体を収容している。たとえば、流体用容器600は、再生医療のために培養された細胞懸濁液を収容している。細胞流体用容器600に収容される流体は、気体でもよいし、液体でもよいし、粉体のような流動性を有する固体であってもよい。
流体用容器600は、容器本体610およびポート611を含む。容器本体610は、例えば、気体透過性および可撓性を有する樹脂シートで構成されている、流体(細胞懸濁液)を収容する部分である。ポート611は、例えば、容器本体610の内外を連通する樹脂製の管である。ポート611は、いずれも、気密に開閉自在に構成され、または、封止されている。流体用容器600には、例えば、特許文献2または特許文献3に記載の培養容器を用いることが可能である。
(作用)
流体用容器600を二次容器100に収容する方法を説明する。図6Aは、流体用容器600を載せたトレイ300がケース200に収容される前の二次容器100の、ケース200の長手方向に沿っての一断面を模式的に示す図であり、図6Bは、トレイ300がケース200に収容されている途中の二次容器100の、ケース200の長手方向に沿っての一断面を模式的に示す図であり、図6Cは、トレイ300がケース200に収容された二次容器100の、ケース200の長手方向に沿っての一断面を模式的に示す図である。まず、ガス調整剤収容部500にガス調整剤を収容する。
次いで、流体用容器600は、図6Aに示されるように、トレイ300に載せられる。容器本体610は、容器収容部311に収容され、突条313のそれぞれの突端面に支持される。ポート611は、切り欠き部315を通してステージ340の上に載せられる(図1B参照)。このときの容器本体610の厚さT1は、例えば約10mmである。
次いで、トレイ300は、図6Bに示されるように、ケース200に挿入される。トレイ300の縁部320がケース200の溝241に嵌まり(図1B、図7B参照)、トレイ300は、溝241に案内されながらケース200内に向けて摺動する。このときの突条313の突端面から突条211の突端面までの距離D1は、例えば約8mmである。
トレイ300がケース200内に摺動するに伴い、容器本体610は、ケース200の開口部220に連なる傾斜部230によって、トレイ300の突条313に向けて徐々に押される。そして、傾斜部230の他端よりもケース200の他端側では、容器本体610は、傾斜部230に連なる突条211によって、突条313に向けて押される。
突条313は、容器本体610を支えている。よって、容器本体610は、容器収容部311に接触しない。このような容器本体610の支持は、上記D1に加えて、突条313の高さH1、突条211の高さH2、突条313の幅Wまたは突条313間の距離D2を適宜に設定することで実現される。突条313の高さH1は、容器収容部311からの突条313の突端面までの距離であり、突条211の高さH2は、凹条212および突条211の最大高低差である。たとえば、上記H1または上記H2が大きいほど、容器収容部や第2押さえ部(ケースの内表面)から離して容器本体をより確実に支持することが可能である。また、上記Wが大きいほど、あるいは上記D2が小さいほど、容器収容部から離して容器本体をより確実に支持することが可能である。
図6Cに示されるように、蓋400が開口部220に到達すると、シール410が開口部220の内周面に密着し、ケース200を密閉する。
ハンドル420を回動すると、ハンドル420の係止片421は、ケース200のスリット221に嵌合し、かつ、蓋400の凸部430が蓋400の裏面の前述した凹部に嵌合する(図1A参照)。こうして、ハンドル420は、回動方向において蓋400に固定され、蓋400は、トレイ300の摺動方向においてケース200に固定される。
流体用容器600を収容した二次容器100を図7Aおよび図7Bに示す。図7Aは、流体用容器600を収容した二次容器100の、ケース200の長手方向に沿っての一断面を模式的に示す図であり、図7Bは、流体用容器600を収容した二次容器100の、ケース200の短手方向に沿っての一断面を模式的に示す図である。図中の矢印は、二次容器100内のガスの通路を示している。
二次容器100内において、流体用容器600は、図7Aおよび図7Bに示されるように、ケース200の第2押さえ部210における突条211によってトレイ300の第1押さえ部310における突条313に向けて押され、また同様に、トレイ300の突条313によって突条211に向けて押されている。このように、二次容器100は、第1押さえ部310および第2押さえ部210によって流体用容器600を挟持している。
このため、二次容器100が平面方向(トレイ300の表面に沿う方向)に揺れても、また、二次容器100が突条211、313の突出方向に揺れても、流体用容器600は二次容器100内に固定され、二次容器100内を移動しない。よって、流体容器600に収容された細胞懸濁液の泡立ちが発生しない。
さらに、突条211は、トレイ300の摺動方向に沿って延出し、突条313は、上記摺動方向を横切る方向に沿って延出しているので、二次容器100内での上記平面方向への流体用容器600の移動を防止するのにより有効である。
また、流体用容器600は、突条211間の凹条212、および、容器収容部311、のいずれにも接触していない。そして、これらの突条211および突条313は、いずれも、独立して配置されている。このように、突条211および突条313は、いずれも、二次容器100に収容されている流体用容器600に接触して流体用容器600を押さえ、かつ、流体用容器600における突条211、313に接触していない部分(非接触部分)が面する一連の空間を二次容器100内に形成している。このように、突条211、313は、上記一連の空間を形成するためのスペーサとしても作用する。
このため、ガス調整剤520によって二酸化炭素の濃度が調整された二次容器100内のガスは、図7Aおよび図7B中の矢印で示されるように、流体用容器600の上記非接触部分の全体に行き渡り、上記非接触部分の全体で流体用容器600と接触する。なお、上記H1、H2が大きいほど、あるいは上記Wが小さいほど、あるいは上記D2が大きいほど、容器本体と二次容器内のガスとの接触性をより高めることが可能である。
また、突条211は、トレイ300の摺動方向に沿うように配置されており、突条313は、当該摺動方向を横切る方向に沿うように配置されており、リブ351は、当該摺動方向に沿うように配置されている。このため、第2の押さえ部210を含むケース200の内表面と流体用容器600との間には、上記摺動方向に沿う複数の通気路が凹部212によって形成され、流体用容器600とトレイ300の表面との間には、上記摺動方向を横切る方向に沿う複数の通気路が形成され、トレイ300の裏面とケース200の内表面との間には、上記摺動方向に沿う複数の通気路が、リブ351の間に形成される。よって、ガス調整剤520によって調整されたガスが、二次容器100内をより流通しやすく、流体用容器600に接触しやすい。
また、ケース200は、開口部220から突条211に連なる傾斜部230を有することから、トレイ300に載せられた流体用容器600は、より円滑にケース200内に収容される。
また、ケース200は、ケース200の外表面から外側へ突出する突条240を有することから、ケース200の持ち運びに便利である。
また、ケース200は、樹脂の成形品で作製することができ、透明であれば、内容物の確認に便利であり、不透明であれば、流体用容器600の内容物の光による変質が防止される。
また、トレイ300は、仕切り壁312を有することから、二次容器100内における流体用容器600の上記水平方向への移動がより一層抑制される。
また、突条313の突端縁は面取りされていることから、突条313の突端部が流体用容器600に接触する面積が大きいので、二次容器100内における流体用容器600の上記水平方向への移動がより抑制される。また、突条313の接触による流体用容器600での応力集中がより抑制され、流体用容器600の破損がさらに抑制される。
また、仕切り壁312には、ポート611が通される切り欠き部315が形成されていることから、二次容器100内における流体用容器600の水平方向への移動がより抑制される(図1B参照)。
また、トレイ300は、容器収容部311に収容された流体用容器600のポート611が載置されるステージ340を有することから、二次容器100に収容された流体用容器600の変形が防止される。
また、トレイ300は、切り欠き部314〜316を有することから、二次容器100内のガスの上記水平方向における流通がより促進される。また、トレイ300は、切り欠き部330、331および貫通孔341を有することから、二次容器100内のガスの、トレイ300の上記表面側および上記裏面側間での流通がより促進される(図3Aから図3D参照)。
また、二次容器200は、ハンドル420、係止片421およびスリット221を有することから、蓋400は、ケース200に対して、ハンドル420の回動という簡単な操作によって容易に固定、開放可能である。また、ハンドル420は、ハンドル420の裏面の上記凹部と、それに嵌合する凸部430とによって蓋400に対して容易に固定、回動可能である。よって、二次容器100は、容易に開閉される(図1Aおよび図1B参照)。
(効果)
以上の説明から明らかなように、二次容器100は、気体透過性および可撓性を有するとともに流体を収容している流体用容器600を収容するための密閉可能であって、二次容器100に収容されている流体用容器600を挟持するための第1押さえ部310および第2押さえ部210を有し、第1押さえ部310および第2押さえ部210のそれぞれは、二次容器100に収容されている流体用容器600に接触して押さえるための凸部としての突条211、313を含み、上記凸部は、流体用容器600における上記凸部に接触していない部分が面する一連の空間を二次容器100内に形成することから、流体用容器600に収容された細胞懸濁液が揺れにくく、かつ二次容器100内のガスと流体用容器600との接触性が良好である。
また、二次容器100が、流体用容器600に非接触の位置にガス調整剤520を収容するためのガス調整剤収容部500をさらに有することは、流体用容器600内の流体の保存の観点から、より一層効果的である。
また、二次容器100が、開口部220を有するケース200と、開口部220からケース200内に摺動して収容可能なトレイ300と、トレイ300に一体的に配置され、トレイ300がケース200に収容されたときに開口部220を塞いで200ケースを密閉するための蓋400と、を有し、トレイ300が第1押さえ部310を含み、ケース200が、ケース200におけるトレイ300の第1押さえ部310に対向する部分に第2押さえ部210を含むことは、二次容器200の開閉操作および流体用容器600の取り扱いを容易にする観点からより一層効果的である。
また、トレイ300が、ケース200に収容されたときにトレイ300を貫通する開口を形成する貫通孔341および切り欠き部330、331の一方または両方をさらに有することは、二次容器200内のガスの流体用容器600への接触性を高める観点からより一層効果的である。
また、上記凸部が、その平面視形状が直線状の突条211、313であり、第1押さえ部310に含まれる突条313は、その長手方向がトレイ300の摺動方向を横切る方向に沿うように第1押さえ部310に配置されており、第2押さえ部210に含まれる突条211は、その長手方向が上記摺動方向に沿うように第2押さえ部210に配置されていることは、二次容器100内での上記平面方向への流体用容器600の移動を防止する観点、および、二次容器200内のガスの流体用容器600への接触性を高める観点、からより一層効果的である。
(用途)
二次容器100は、ガスとの接触性を要するか、またはガスとの接触性が好ましい液体成分または液体中の物体の輸送に好適に用いられる。たとえば、二次容器100は、再生医療用の上記細胞懸濁液の他にも、ワクチンなどの生体物質、血液やリンパ液などの体液、微生物または水生生物などの輸送、飲料品や食料品の輸送または保存、に好適に用いられる。
(変形例)
なお、第1押さえ部310および第2押さえ部210は、図8Aおよび図8Bに示されるように、互いにより接近して配置されていてもよい。図8Aは、二次容器100の第1の変形例における第1押さえ部310および第2押さえ部210を模式的に示す図であり、図8Bは、図8Aの二次容器1001の、ケースの短手方向に沿っての一断面を模式的に示す図である。突条211および突条313をより接近して配置することは、流体用容器600の水平方向への移動を抑制する観点、および、流体用容器600内における気泡の発生を抑制する観点、からより効果的である。このように、二次容器1001において、突条211および突条313の突端面間の距離D3(図6B中のD1)は、例えば1〜8mmであってもよい。
また、二次容器100は、図9Aおよび図9Bに示されるように、第1押さえ部310に、トレイ300の摺動方向に沿って配置される区画壁360をさらに有していてもよい。図9Aは、二次容器100の第2の変形例における第1押さえ部310および第2押さえ部210を模式的に示す図であり、図9Bは、図9Aの二次容器1002の、ケースの短手方向に沿っての一断面を模式的に示す図である。区画壁360の容器収容部311からの高さは、突条313の幅よりも高く、例えば、突条313の突端面から区画壁360の突端面までの距離D4は、7〜14mmである。区画壁360の厚さT2は、突条313の幅(W)よりも薄く、例えば1〜5mmである。上記摺動方向に沿う区画壁360の突端縁は、面取りされている。
区画壁360は、二次容器1002に収容された流体用容器600をトレイ300側からさらに押し上げる。このため、流体用容器600には、トレイ300の摺動方向におけるトレイ300の中央部に、当該摺動方向に沿って幅狭な部分が形成される。当該幅狭な部分は、流体用容器600に収容されている細胞懸濁液の流通をより抑制するので、細胞懸濁液は、流体用容器600中であっても上記摺動方向を横切る方向により移動しにくい。よって、区画壁360は、細胞懸濁液の揺れおよびそれによる気泡の発生を抑制する観点から、より効果的である。
上記区画壁は、図10Aおよび図10Bに示されるように、第1押さえ部310に、トレイ300の摺動方向を横切る方向(直交する方向)に沿って配置されていてもよい。図10Aは、二次容器100の第3の変形例における第1押さえ部310および第2押さえ部210を模式的に示す図であり、図10Bは、図10Aの二次容器1003の、ケースの長手方向に沿っての一断面を模式的に示す図である。図10Aおよび図10Bに示される区画壁361は、流体用容器600に、トレイ300の摺動方向におけるトレイ300の中央部に、当該摺動方向に直交する方向に沿って幅狭な部分を形成し、上記摺動方向への細胞懸濁液の移動を抑制する。例えば、区画壁361の突端面から突条211の突端面までの距離D5は、1〜6mmである。区画壁361も、区画壁360と同様に、細胞懸濁液の揺れおよびそれによる気泡の発生を抑制する観点から、より効果的である。
また、第1押さえ部310の突条313の長手方向は、第2押さえ部210の突条211の長手方向を横切る方向でなくてもよく、例えば、突条212の長手方向に平行であってもよい。図11Aは、二次容器100の第4の変形例における第1押さえ部310および第2押さえ部210を模式的に示す図であり、図11Bは、図11Aの二次容器1004の、ケースの短手方向に沿っての一断面を模式的に示す図である。
二次容器1004において、第1押さえ部310における突条3131は、その長手方向がトレイ300の摺動方向に沿うように配置されている。また、第2押さえ部210における突条2111は、ケース200の平らな内表面から突出し、その長手方向がトレイ300の摺動方向に沿うように配置されている。突条2111の頂部から突条3131の突端面までの距離D6は、例えば1〜6mmである。
突条2111の突端縁は、突条2111の突端が曲面となるように面取りされている。また、突条2111および突条3131は、突条2111の突端と突条3131の突端が上記摺動方向を横切る方向において対向しないように(ずれるように)、配置されている。流体用容器600は、図11Bに示されるように、トレイ300の摺動方向に沿って延出する上記の突条2111および突条3131によって挟持される。二次容器1004は、流体用容器600を円滑に収納する観点からより効果的である。
また、二次容器100は、上記摺動方向に沿う突条2111、3131に加えて、区画壁362をさらに有していてもよい。図12Aは、二次容器100の第5の変形例における第1押さえ部310および第2押さえ部210を模式的に示す図であり、図12Bは、図12Aの二次容器1005の、ケースの短手方向に沿っての一断面を模式的に示す図である。
二次容器1005は、図12Aおよび図12Bに示されるように、突条2111および突条3131に加えて、第2押さえ部210に、トレイ300の摺動方向に沿って配置される区画壁362をさらに有する。区画壁362の突端面から容器収容部311までの距離D7は、例えば1〜10mmである。突条313のうち、区画壁362の突端が位置する突条313間の距離(例えば図6B中のD2)は、流体用容器600が幅狭な部分によって区切られるように、適宜に設定される。区画壁362は、流体用容器600に、トレイ300の摺動方向におけるトレイ300の中央部に、当該摺動方向に沿って幅狭な部分を形成し、上記摺動方向への細胞懸濁液の移動を抑制する。区画壁362も、区画壁360または区画壁361と同様に、細胞懸濁液の揺れおよびそれによる気泡の発生を抑制する観点から、より効果的である。
また、二次容器100は、上記摺動方向を横切る方向に突条を有していてもよい。図13は、二次容器100の第6の変形例における第1押さえ部310および第2押さえ部210を模式的に示す図である。
二次容器1006において、図13に示されるように、第1押さえ部310は、突条3132を有し、第2押さえ部210は、突条2112を有する。突条3132および突条2112は、いずれも、上記摺動方向を横切る方向(例えば上記摺動方向に直交する方向)に沿って延出している。突条2112および突条3132は、突条2112の突端と突条3132の突端が上記摺動方向において対向しないように(ずれるように)、配置されている。突条3132の突端縁は、面取りされており、突条2112の突端縁は、突条2112の突端が曲面となるように面取りされている。
二次容器1006は、トレイ300の摺動方向がケース200およびトレイ300の長手方向であることから、より多くの突条2112および突条3132を配置することが可能である。よって、流体用容器は、より多くの突条によって支持されることから、二次容器1006は、二次容器1006内における流体用容器の移動を抑制する観点から、より効果的である。
また、二次容器100は、第1押さえ部310および第2押さえ部210のそれぞれに一つの突条のみを有していてもよい。図14は、二次容器100の第7の変形例における第1押さえ部310および第2押さえ部210を模式的に示す図である。
二次容器1007において、図14に示されるように、第1押さえ部310は、突条3133を有し、第2押さえ部210は、突条2113を有する。突条3133および突条2113は、いずれも、上記摺動方向におけるトレイ300の中央部に、当該摺動方向に沿って延出している。突条2113および突条3133は、突条2113の突端と突条3133の突端が対向するように配置されている。
二次容器1007では、流体用容器600には、トレイ300の摺動方向に沿う一つの幅狭な部分が形成される。容器1007は、トレイ300の摺動方向がケース200およびトレイ300の長手方向であることから、より多くの突条2112および突条3132を配置することが可能である。よって、流体用容器600は、より多くの突条によって支持されることから、二次容器1006は、流体用容器600を円滑に収納する観点、および、細胞懸濁液の揺れおよびそれによる気泡の発生を抑制する観点、から、より効果的である。
なお、上記第4から第6の変形例において、突条2111(2112)および突条3131(3132)は、これらの突端面が対向するように配置されていてもよい。この場合、流体用容器600における突条2111(2112)および突条3131(3132)の対向部分のそれぞれに、幅狭な部分が形成されるので、細胞懸濁液の揺れおよびそれによる気泡の発生を抑制する観点からより効果的である。
また、本発明の実施形態に係る二次容器は、突条に代えて凸部を有していてもよい。当該凸部は、その平面形状が矩形であってもよいし、円形であってもよい。また、凸部の突端縁は、面取りされていることが好ましい。さらに、凸部の配列は、前述した一連の空間が形成される範囲において適宜に決めることができ、例えば、第1押さえ部または第2押さえ部において、配列していてもよいし、均等に配置されていてもよいし、ランダムに配置されていてもよい。また、凸部は、機能的な形状を有していてもよい。たとえば、凸部は、ガス調整剤収容部を区画可能な、平面視形状がクランク形状の突条であってもよい。
さらに、本発明の実施形態に係る二次容器は、二次容器100のようなスライド式の容器でなくてもよい。図15Aは、二次容器100の第8の変形例における開放時の平面図であり、図15Bは、図15Aの二次容器1008の、図15A中のB−B線に沿っての断面図である。二次容器1008は、図15Aおよび図15Bに示されるように、蝶番700を介して開閉自在に接続されている容器3001および蓋2001を有する。
容器3001は、その平面形状が矩形であり、その短手方向に沿って配置された複数の突条3134と、容器3001の内表面に形成されたガス調整剤収容部5001と、容器3001の一端部に配置されたステージ3401と、ステージ3401の他端側に配置された仕切り壁3151とを有する。容器3001の長手方向における一側壁には、係止用の突起4301が配置されている。仕切り壁3151は、流体用容器600のポート611に対応した位置に二つの切り欠き部を有する。
蓋2001は、容器3001と同じ平面形状を有する。蓋2001は、その長手方向に沿って配置された複数の突条2114と、仕切り壁3151に対応する位置に配置された仕切り壁3152と、蓋2001の周縁部に周設されたシール4101と、容器3001の突起4301に対応して配置された係止部4201とを有している。仕切り壁3152も、流体用容器600のポート611に対応した位置に二つの切り欠き部を有している。
二次容器1008も、二次容器100と同様に、流体用容器600に収容された細胞懸濁液が揺れにくく、かつ二次容器1008内のガスと流体用容器600との接触性が良好である。
本発明に係る二次容器は、所定のガス濃度に調整された組成で収容されるべき流体の保存や搬送などに有用である。したがって、本発明によれば、当該流体の搬送または保存を要する技術分野のさらなる発展が期待される。
100、1001〜1008 二次容器
200 ケース
210 第2押さえ部
211、240、313、2111〜2114、3131〜3134 突条
212 凹条
220 開口部
221 スリット
230 傾斜部
241 溝
300 トレイ
310 第1押さえ部
311 容器収容部
312、3151、3152 仕切り壁
314〜316、330、331 切り欠き部
320 縁部
340、3401 ステージ
341、510 貫通孔
350 凹部
351 リブ
360〜362 区画壁
400、2001 蓋
410、4101 シール
420 ハンドル
421 係止片
430 凸部
500、5001 ガス調整剤収容部
600 流体用容器
610 容器本体
611 ポート
700 蝶番
3001 容器
4201 係止部
4301 突起

Claims (4)

  1. 気体透過性および可撓性を有するとともに流体を収容している流体用容器を収容するための密閉可能な二次容器であって、
    開口部を有するケースと、
    前記開口部から前記ケース内に摺動して収容可能なトレイと、
    前記トレイに一体的に配置され、前記トレイが前記ケースに収容されたときに前記開口部を塞いで前記ケースを密閉するための蓋と、
    前記流体用容器を挟持するための第1押さえ部および第2押さえ部と、
    を有し、
    前記トレイは、前記第1押さえ部を含み、
    前記ケースは、前記ケースにおける前記トレイの前記第1押さえ部に対向する部分に前記第2押さえ部を含み、
    前記第1押さえ部および前記第2押さえ部のそれぞれは、前記流体用容器に接触して押さえるための凸部を含み、
    前記凸部は、前記流体用容器を押さえたときに、前記流体用容器における前記凸部に接触していない部分が面する一連の空間を前記二次容器内に形成する、
    二次容器。
  2. 前記流体用容器に非接触の位置にガス調整剤を収容するための収容部をさらに有する、請求項1に記載の二次容器。
  3. 前記トレイは、前記ケースに収容されたときに前記トレイを貫通する開口を形成する貫通孔および切り欠き部の一方または両方をさらに有する、請求項1または請求項2に記載の二次容器。
  4. 前記凸部は、その平面視形状が直線状の突条であり、
    前記第1押さえ部に含まれる前記突条は、その長手方向が前記トレイの摺動方向を横切る方向に沿うように前記第1押さえ部に配置されており、
    前記第2押さえ部に含まれる前記突条は、その長手方向が前記摺動方向に沿うように前記第2押さえ部に配置されている、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の二次容器。
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