JP6359995B2 - 電池 - Google Patents

電池 Download PDF

Info

Publication number
JP6359995B2
JP6359995B2 JP2015069593A JP2015069593A JP6359995B2 JP 6359995 B2 JP6359995 B2 JP 6359995B2 JP 2015069593 A JP2015069593 A JP 2015069593A JP 2015069593 A JP2015069593 A JP 2015069593A JP 6359995 B2 JP6359995 B2 JP 6359995B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
insulating film
electrode body
battery case
organic lubricant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015069593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016189301A (ja
Inventor
圭一郎 小林
圭一郎 小林
洋一 松浦
洋一 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Advanced Film Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toray Advanced Film Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Advanced Film Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Toray Advanced Film Co Ltd
Priority to JP2015069593A priority Critical patent/JP6359995B2/ja
Publication of JP2016189301A publication Critical patent/JP2016189301A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6359995B2 publication Critical patent/JP6359995B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Cell Separators (AREA)

Description

本発明は、金属製の電池ケースと、これに収容された電極体と、絶縁フィルムからなり、電池ケースと電極体との間に介在して両者を絶縁する絶縁部材とを備える電池に関する。
従来より、金属製の電池ケース内に電極体を収容する電池において、電池ケースと電極体との間を電気的に絶縁するために、両者の間に絶縁フィルムからなる絶縁部材を介在させることが知られている。例えば特許文献1には、電極体を、絶縁フィルムを袋状にした絶縁部材内に収め、更にこれらを電池ケース内に収容することで、電池ケースと電極体との間を絶縁部材で絶縁した電池が開示されている(特許文献1の特許請求の範囲、図2、図8等を参照)。
特開2010−287456号公報
しかしながら、電池の使用条件によっては、特に車両に搭載される車載用電池は、低温から高温まで厳しい温度条件下で使用され得る。また、車両が悪路を走行した際などに、電池に大きな衝撃が伝わることがある。このように電池が厳しい温度条件下で使用されたり、電池が大きな衝撃を受けると、電池ケースと電極体との間に介在する絶縁部材の絶縁フィルムに亀裂や破れが生じることが判ってきた。絶縁フィルムに亀裂や破れが生じると、電池ケースと電極体との間の絶縁性が損なわれるおそれがある。この点について本発明者が検討した結果、後述するように、絶縁フィルムの「冷キシレン可溶分」及び「60℃雰囲気下での降伏点強力」が、上記の絶縁フィルムの亀裂や破れに大きく関係することが判ってきた。
ところで、従来、絶縁フィルムの生産性向上のためなどにより、絶縁フィルム自体に有機滑剤を配合することが行われている。しかるに、絶縁フィルムに有機滑剤が含まれていると、有機滑剤のブリードアウトで生じた白粉が、電池ケース内に混入して電池性能が低下するおそれがある。また、この白粉が、電池の製造設備などに付着するおそれがある。
更に、絶縁フィルムに有機滑剤が含まれていると、絶縁フィルムと電池ケースとの静摩擦係数μaが小さくなる。すると、電池ケースと電極体との間で絶縁フィルムが押圧される形態に電池を拘束して使用する際、後述するように、その拘束荷重Fcを大きくしなければならないことが判ってきた。
しかしながら、電池の拘束荷重Fcを大きくすると、後述するように、大きな電流値(例えば35C)での放電と、それよりも小さな電流値(例えば3C)での充電とを繰り返す「ハイレート放電サイクル試験」を行ったときに、電池抵抗が大きく上昇することが判った。
また、電池の拘束荷重Fcを大きくすると、電池の製造時に何らかの原因で電池ケース内に導電性の異物が混入している場合に、この導電性の異物が、絶縁フィルムを貫通して、電池ケースと電極体との間で短絡を生じるおそれが高くなる。また、電池の拘束荷重Fcを大きくすべく、電池を拘束するための拘束部材が大型化する。
このように、絶縁フィルムに有機滑剤が含まれ、絶縁フィルムの静摩擦係数μaが小さいと、様々な不具合を生じ得ることが判ってきた。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、電池ケースと電極体との間に介在させた絶縁部材の絶縁フィルムに亀裂や破れが生じ難く、絶縁フィルムに含まれた有機滑剤のブリードアウトに伴う不具合等を防止した電池を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、金属製の電池ケースと、上記電池ケース内に収容された電極体と、絶縁フィルムからなり、上記電池ケースと上記電極体との間に介在して両者を絶縁する絶縁部材と、を備える電池であって、上記絶縁フィルムは、ポリプロピレン系樹脂を主成分とし、冷キシレン可溶分が16wt%以下であり、60℃雰囲気下での降伏点強力が2.5〜7.4N/10mmであり、かつ、有機滑剤は非含有である電池である。
この電池では、絶縁フィルムが、ポリプロピレン系樹脂を主成分とし、冷キシレン可溶分が16wt%以下であり、60℃雰囲気下での降伏点強力が2.5〜7.4N/10mmである。これにより、絶縁フィルムに亀裂や破れが生じ難くなる。
「冷キシレン可溶分」を16wt%以下とするのが良い理由は、以下であると考えられる。即ち、絶縁フィルムに含まれる熱可塑性エラストマーは、その結晶性が低いと冷キシレンに溶解し易いが、結晶性が高いと冷キシレンに溶解し難い。このため、「冷キシレン可溶分」は、結晶性の低い熱可塑性エラストマーの含有割合を示す。この結晶性の低い熱可塑性エラストマーは、柔軟性が低く破壊され易いため、その含有割合が多くなると、絶縁フィルムに破れが生じ易くなる。具体的には、「冷キシレン可溶分」が16wt%を越えると、絶縁フィルムに破れが生じ易くなる。従って、「冷キシレン可溶分」は16wt%以下とするのが良いと考えられる。
また、「60℃雰囲気下での降伏点強力」を2.5〜7.4N/10mmの範囲内とするのが良い理由は、以下であると考えられる。即ち、電池が低温状態で衝撃を受けたときに、絶縁フィルムに微小な亀裂が発生するのは、引っ張り試験により得られる降伏点強力と関係があることが判った。降伏点強力が小さすぎると、具体的には2.5N/10mmよりも小さいと、絶縁フィルムが降伏し易く、伸びて薄くなり、低温時に電池に衝撃が掛かったときに、拘束による面圧が加わる電極体近傍の部分で微小な亀裂が生じ易くなる。一方、降伏点強力が大きすぎると、具体的には7.4N/10mmよりも大きいと、絶縁フィルムの剛性が高すぎて、低温時に電池に衝撃が掛かったときに、絶縁フィルムに微小な亀裂が生じ易くなる。このことから、「60℃雰囲気下での降伏点強力」は、2.5〜7.4N/10mmの範囲とするのが良いと考えられる。
加えて、60℃という比較的高温下での降伏点強力を条件としたのは、低温では、絶縁フィルムが硬くなるため、異なる種類の絶縁フィルム間での降伏点強力の差が小さくなる。一方、例えば60℃などの高温では、絶縁フィルムが軟化するので、異なる種類の絶縁フィルム間で、降伏点強力の差異が大きく現れるからである。従って、絶縁フィルムの「60℃雰囲気下での降伏点強力」を上記の範囲に規定することで、低温時に電池に衝撃が掛かったときに絶縁フィルムに微小な亀裂が生じるのを防止できると考えられる。
また、この絶縁フィルムには、有機滑剤が含まれていない。このため、絶縁フィルムに有機滑剤が含まれることにより生じる不具合を防止できる。具体的には、有機滑剤のブリードアウトで生じた白粉が、電池ケース内に混入して電池性能が低下するのを防止できる。また、この白粉が、電池の製造設備などに付着するのを防止できる。
なお、絶縁フィルムが「有機滑剤は非含有である」場合としては、有機滑剤を全く含まない場合のほか、ブリードアウトによる白粉が発生しない程度の微量の有機滑剤を含有する場合も含まれる。具体的には、絶縁フィルムが300ppm以下の微量の有機滑剤を含有する場合も、「有機滑剤は非含有である」の場合に含まれる。
更に、絶縁フィルムが有機滑剤を含まないことにより、絶縁フィルムと電池ケースとの静摩擦係数μaを、有機滑剤が含まれる従来の絶縁フィルムを用いた場合よりも大きくすることができる。これにより、電池ケースと電極体との間で絶縁フィルムが押圧される形態に電池を拘束して使用する際に、電池の拘束荷重Fcを小さくできる。
具体的に説明すると、使用時に電池を拘束する目的の1つは、電池に衝撃が掛かったときでも、電極体が電池ケース内で移動しないように電極体を保持することである。衝撃が掛かっても電極体を保持するために必要な拘束荷重Fcは、以下の式(1),(2)で求めることができる。即ち、電極体は、その厚み方向の両側でそれぞれ絶縁部材(絶縁フィルム)を介して電池ケースに保持されている。このため、電極体に加わる力(厚み方向に直交する方向の力)をFdとすると、電極体の厚み方向の両側には、それぞれFd/2の力が掛かる。従って、式(1)により、必要な拘束荷重Fcを求めることができる。また、電極体に加わる力Fdは、Fd=(電極体の質量M)×(電池に加わる加速度α)であるので、式(2)により、必要な拘束荷重Fcを求めることができる。
Fc≧(Fd/2)/μa ・・・(1)
Fc≧(M×α/2)/μa ・・・(2)
式(1),(2)から明らかなように、絶縁フィルムの外側面と電池ケースとの静摩擦係数μaが大きいほど、電池の拘束荷重Fcを小さくできる。
そして、電池の拘束荷重Fcを小さくすることで、後述する「ハイレート放電サイクル試験」を行ったときに、電池抵抗が上昇するのを抑制できる。その理由は、以下であると考えられる。即ち、大電流の放電を行うと、活物質の膨張や電極体の熱膨張に伴い、電極体内に保持(保液)された電解液に圧力が掛かる。一方、放電に伴って負極活物質層付近の電解液中に含まれるリチウムイオンなど電気伝導を担うイオンの濃度が上がり、このイオン濃度の高い電解液が、電極体の内部から外部に押し出される。従って、大電流の放電を繰り返すと、電極体内部の電解液のイオン濃度が徐々に低くなる現象が生じる。そうすると、電極体内部で電池反応に寄与し得るイオンが少なくなるので、電池抵抗が増加すると考えられる。
電池の拘束荷重Fcを小さくすると、大電流の放電時に電極体内部の電解液に掛かる圧力が小さくなるので、電極体内から押し出されるイオン濃度の高い電解液の量が少なくなる。これにより、電極体内部の電解液のイオン濃度が低下するのを抑制できるので、「ハイレート放電サイクル試験」における電池抵抗の上昇を抑制できると考えられる。
また、電池の拘束荷重Fcを小さくできるので、電池ケース内に導電性の異物が混入している場合に、導電性の異物が絶縁フィルムを貫通して、電池ケースと電極体との間で短絡を生じるのを防止できる。また、電池を拘束するための拘束部材を小型化できる。
なお、「絶縁フィルム」が「ポリプロピレン系樹脂を主成分とする」とは、絶縁フィルムを構成する材質の中で、ポリプロピレン系樹脂の割合が50wt%を越えていることを言う。
「ポリプロピレン系樹脂」としては、例えば、プロピレンが単独重合したものや、プロピレンにエチレンやブテンが共重合したランダムコポリマー、プロピレン重合時にエチレン・プロピレンゴム等のエチレン系エラストマーを重合ブレンドしたブロックコポリマーなどが挙げられる。
また、「絶縁フィルム」としては、ポリプロピレン系樹脂のほかに、エチレン−α−オレフィン共重合体を含ませたフィルム、具体的には、低結晶性エチレン−α−オレフィン共重合体及び非結晶性エチレン−α−オレフィン共重合体の少なくともいずれかを含ませたフィルムを用いることができる。この低結晶性エチレン−α−オレフィン共重合体及び非結晶性エチレン−α−オレフィン共重合体は、熱可塑性エラストマーであることが好ましい。エチレン−α−オレフィン共重合体の熱可塑性エラストマーを含ませることで、ポリプロピレン系樹脂の低温衝撃性を改良できる。具体的には、低結晶性エチレン−α−オレフィン共重合体の熱可塑性エラストマーとして、エチレン・ブテンゴム(EBR)、非結晶性エチレン−α−オレフィン共重合体の熱可塑性エラストマーとして、エチレン・プロピレンゴム(EPR)などが挙げられる。
絶縁フィルムの「冷キシレン可溶分」は、20℃キシレン可溶成分量(CXS)(wt%)であり、以下の手法により求める。即ち、絶縁フィルムの試料1gを沸騰キシレン100mlに完全溶解させた後、20℃に降温し、4時間放置する。その後、これを析出物と溶液とに濾別し、濾液を乾固して減圧下、70℃で乾燥し、残存物を得る。得られた残存物の質量を測定して、試料1gに対する割合を求めて、20℃キシレン可溶成分量(wt%)とする。
「60℃雰囲気下での降伏点強力(N/10mm)」は、以下の手法により求める。具体的には、株式会社エー・アンド・デイ社製のテンシロンRTG−1210に、三田産業社製のテンシロン用高低温度恒温槽TLF−R3T−F−G−Aを取り付けた引っ張り試験装置を用いる。絶縁フィルムを製膜流れ方向に100mm、幅方向に10mmの大きさに切断したものを、チャック間50mmで挟み、測定雰囲気温度60℃、引っ張り速度300mm/分で引っ張って、引っ張り強力を測定する。そして、この測定により得られる引っ張り強力−変異曲線(S−Sカーブ)について、引っ張り強力の最初のピークにおける引っ張り強力を降伏点強力(N/10mm)とする。
「有機滑剤」としては、例えば、炭化水素系、脂肪酸系、高級アルコール系、脂肪族アミド系、金属石鹸系、エステル系の有機滑剤が挙げられる。
具体的には、炭化水素系の有機滑剤としては、例えば、流動パラフィン、パラフィンワックス、合成ポリエチレンワックスが挙げられる。
また、脂肪酸系・高級アルコール系の有機滑剤としては、例えば、ステアリン酸、ステアリルアルコールが挙げられる。
また、脂肪族アミド系の有機滑剤としては、例えば、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド等の脂肪酸アミドや、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド等のアルキレン脂肪酸アミドが挙げられる。
また、金属石鹸系の有機滑剤としては、例えば、ステアリン酸鉛、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム等のステアリン酸金属塩が挙げられる。
また、エステル系の有機滑剤としては、例えば、ステアリン酸モノグリセリド、ステアリルステアレートが挙げられる。
「電池ケース」の形態としては、例えば、直方体形状で、いわゆる角型の電池ケースなどが挙げられる。
また、「電極体」の形態は、特に限定されず、例えば、各々帯状をなす正極板及び負極板をセパレータを介して捲回してなる扁平状の捲回型の電極体や、矩形状等をなす正極板及び負極板をセパレータを介して複数積層した積層型の電極体などが挙げられる。
また、他の態様は、複数の電池と、これらの電池を拘束する拘束部材とを備える組電池であって、上記電池は、金属製の電池ケースと、上記電池ケース内に収容された電極体と、絶縁フィルムからなり、上記電池ケースと上記電極体との間に介在して両者を絶縁する絶縁部材と、を備え、上記絶縁フィルムは、上記拘束部材による拘束によって上記電池ケースと上記電極体との間で押圧されてなり、ポリプロピレン系樹脂を主成分とし、冷キシレン可溶分が16wt%以下であり、60℃雰囲気下での降伏点強力が2.5〜7.4N/10mmであり、かつ、有機滑剤は非含有である組電池である。
この組電池を構成する電池は、前述のように、電池ケースと電極体との間に介在させる絶縁部材の絶縁フィルムに亀裂や破れが生じ難く、有機滑剤のブリードアウトに伴う不具合を防止でき、絶縁フィルムと電池ケースとの静摩擦係数μaを大きくできる。従って、この電池を用いることで、信頼性の高い組電池とすることができる。
また、他の態様は、金属製の電池ケースと、上記電池ケース内に収容された電極体と、絶縁フィルムからなり、上記電池ケースと上記電極体との間に介在して両者を絶縁する絶縁部材と、を備える電池に用いる上記絶縁フィルムであって、ポリプロピレン系樹脂を主成分とし、冷キシレン可溶分が16wt%以下であり、60℃雰囲気下での降伏点強力が2.5〜7.4N/10mmであり、かつ、有機滑剤は非含有である絶縁フィルムである。
この絶縁フィルムを用いて絶縁部材を形成し、更にこれを用いて電池を製造すれば、前述のように、電池ケースと電極体との間に介在させる絶縁部材の絶縁フィルムに亀裂や破れが生じ難く、有機滑剤のブリードアウトに伴う不具合を防止でき、絶縁フィルムと電池ケースとの静摩擦係数μaが大きい電池とすることができる。
実施形態に係るリチウムイオン二次電池の縦断面図である。 実施形態に係る袋状絶縁部材の斜視図である。 実施形態に係る組電池の側面図である。 絶縁フィルムと電池ケース(アルミニウム板)との静摩擦係数μaの測定方法を示す説明図である。 実施例及び比較例に係る各電池について、絶縁フィルムと電池ケース(アルミニウム板)との静摩擦係数μaを示すグラフである。 実施例及び比較例に係る各電池について、ハイレート放電サイクル試験における電池抵抗の抵抗上昇率を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池(非水電解質二次電池)1(以下、単に「電池1」とも言う)を示す。また、図2に、本実施形態に係る袋状絶縁部材(絶縁部材)30を示す。なお、本明細書では、図1における上方を電池1の上側UW、下方を電池1の下側DWとして説明する。
この電池1は、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両などに搭載される角型で密閉型のリチウムイオン二次電池である。電池1は、電池ケース10と、この内部に収容された電極体20と、電池ケース10と電極体20との間に配置された袋状絶縁部材30と、電池ケース10に支持された正極端子40及び負極端子41等から構成されている。また、電池ケース10内には、非水系の電解液17が保持されている。
このうち電池ケース10は、直方体状で金属(本実施形態ではアルミニウム)からなる。この電池ケース10は、上側UWのみが開口した直方体箱状のケース本体部材11と、このケース本体部材11の開口11hを閉塞する形態で溶接された矩形板状のケース蓋部材13とから構成される。ケース蓋部材13には、電池ケース10の内圧が所定圧力に達した際に破断開弁する安全弁14が設けられている。また、このケース蓋部材13には、電池ケース10の内外を連通する注液孔13hが形成され、リベット15で気密に封止されている。
また、ケース蓋部材13には、それぞれ延出端子部材43及びボルト44により構成される正極端子40及び負極端子41が、樹脂からなる絶縁樹脂部材47を介して固設されている。なお、正極端子40はアルミニウムからなり、負極端子41は銅からなる。電池ケース10内において、正極端子40は、後述する電極体20のうち正極板21の正極集電部21mに接続し導通している。また、負極端子41は、電極体20のうち負極板25の負極集電部25mに接続し導通している。
次に、電極体20について説明する。この電極体20は、扁平状をなし、後述する袋状絶縁部材30内に収められた状態で、電池ケース10内に収容されている。電極体20は、帯状の正極板21と帯状の負極板25とを、帯状の一対のセパレータ29を介して互いに重ねて捲回し、扁平状に圧縮したものである。この電極体20の最外周には、セパレータ29が巻かれている(セパレータ29が電極体20の表面をなしている)。
正極板21は、帯状のアルミニウム箔からなる正極集電箔22の両主面のうち、幅方向の一部でかつ長手方向に延びる領域上に、正極活物質層23を帯状に設けてなる。正極活物質層23には、正極活物質、導電剤及び結着剤が含まれる。また、正極集電箔22のうち、幅方向の片方の端部は、自身の厚み方向に正極活物質層23が存在せず、正極集電箔22が露出した正極集電部21mとなっている。前述の正極端子40は、この正極集電部21mに溶接されている。
また、負極板25は、帯状の銅箔からなる負極集電箔26の両主面のうち、幅方向の一部でかつ長手方向に延びる領域上に、負極活物質層27を帯状に設けてなる。負極活物質層27には、負極活物質、結着剤及び増粘剤が含まれる。また、負極集電箔26のうち、幅方向の片方の端部は、自身の厚み方向に負極活物質層27が存在せず、負極集電箔26が露出した負極集電部25mとなっている。前述の負極端子41は、この負極集電部25mに溶接されている。
セパレータ29は、樹脂からなる多孔質膜であり、帯状をなす。具体的には、このセパレータ29は、ポリプロピレン(PP)製の2枚の多孔質樹脂フィルムの間にポリエチレン(PE)製の1枚の多孔質樹脂フィルムを重ね合わせた3層構造を有する。
次に、袋状絶縁部材30について説明する(図2も参照)。この袋状絶縁部材30は、所定形状に切断した絶縁フィルム31を折り畳み、絶縁フィルム31同士を複数箇所で溶着して固定し、上側UWのみに開口部30hを有する袋状に形成したものである。この袋状絶縁部材30は、電極体20を包囲した状態で、電池ケース10内に収容されており、電池ケース10と電極体20との間に介在して両者を電気的に絶縁している。
袋状絶縁部材30を構成する絶縁フィルム31は、ポリプロピレン系樹脂を主成分としている。具体的には、プロピレンが単独重合したホモのポリプロピレン樹脂、プロピレンにエチレンやブテンを共重合したランダムコポリマー樹脂、及び、プロピレンにエチレン系エラストマーをブレンドしたブロックコポリマー樹脂を使用している。また、この絶縁フィルム31は、エチレン−α−オレフィン共重合体の熱可塑性エラストマー、具体的には、非結晶性エチレン−α−オレフィン共重合体の熱可塑性エラストマー、更に具体的には、エチレン・プロピレンゴム(EPR)を含有している。
そして、この絶縁フィルム31は、前述した手法により測定される「冷キシレン可溶分」が16wt%以下(本実施形態では10.0wt%)である。更に、前述した手法により測定される「60℃雰囲気下での降伏点強力」が2.5〜7.4N/10mm(本実施形態では3.7N/10mm)である。また、この絶縁フィルム31には、有機滑剤が含まれていない。なお、この絶縁フィルム31は、T−ダイ法やインフレーション法などで製造できる。
次いで、上記電池1を用いた組電池200について説明する(図3参照)。この組電池200は、列置された複数の直方体状の電池1と、隣り合う電池1同士の間にそれぞれ介在する複数のスペーサ210と、これら電池1及びスペーサ210を電池厚み方向BHに押圧しつつ拘束する拘束部材220とを備える。なお、図3においては、電池1の正極端子40及び負極端子41の記載を省略してある。
複数の電池1は、それぞれスペーサ210を介して、電池厚み方向BHに列置されており、隣り合う電池1同士は、図示しないバスバにより電気的に接続されている。スペーサ210は、矩形板状であり、樹脂により形成されている。そして、これら交互に列置された電池1及びスペーサ210は、拘束部材220により電池厚み方向BHに押圧され圧縮された状態で拘束されている。これにより、電池1の内部において、袋状絶縁部材30をなす絶縁フィルム31は、電池ケース10と電極体20との間で押圧されている。
拘束部材220は、一対のエンドプレート221と、4本の拘束ロッド223とを有する。エンドプレート221は、矩形板状をなし、列置された電池1及びスペーサ210の両側にそれぞれ配置されている。拘束ロッド223は、一対のエンドプレート221の間にそれぞれ配置されて、締結ボルト225によりエンドプレート221にそれぞれ固定されている。
(実施例及び比較例)
次いで、本発明の効果を検証するために行った試験の結果について説明する。実施例として、実施形態に係る絶縁フィルム31及びこれを用いた前述の電池1を用意した。
また、比較例として、有機滑剤であるエルカ酸アミドを700ppm含有し、それ以外は実施例の絶縁フィルム31と同様とした絶縁フィルム、及び、これを用いた電池を用意した。なお、絶縁フィルム以外の部分は、実施形態の電池1と同様とした。
次に、実施例及び比較例の各絶縁フィルムについて、電池ケース10と同じアルミニウム板との静摩擦係数μaを、JIS K7125:プラスチック−フィルム及びシート−摩擦係数試験方法に準じて測定した。具体的には、図4に示すように、平坦な第1治具TG1の上に、アルミニウム板ABを載置して固定する。また、重さ130gの矩形状の第2治具TG2の一方の主面に、63mm×63mmの大きさに切断した絶縁フィルムZFを貼り付けておく。なお、絶縁フィルムZFは、電池1に用いたときに電極体20に接する内側面を、第2治具TG2に貼り付ける。そして、絶縁フィルムZFの外側面(電池1に用いたときに電池ケース10に接する面)が、アルミニウム板ABと接するように、アルミニウム板AB上に絶縁フィルムZF及び第2治具TG2を載置する。その後、第2治具TG2を水平方向(図4中、左側)に引っ張り、そのときに生じる静摩擦力を測定して静摩擦係数μaを算出する。その結果を図5に示す。なお、電池1の状態では、電池ケース10内に電解液17が存在するが、本試験では、便宜上、電解液17を用いずに静摩擦係数μaを測定した。
図5から明らかなように、実施例の絶縁フィルムZF(31)(静摩擦係数μa1=0.46)は、比較例の絶縁フィルムZF(静摩擦係数μa2=0.22)に比べて、電池ケース10をなすアルミニウム板ABとの静摩擦係数μaが大きいことが判る。その理由は、比較例の絶縁フィルムZFが有機滑剤を含有しているのに対し、実施例の絶縁フィルムZF(31)は有機滑剤を含有していない為に滑り難いからであると考えられる。
次に、実施例及び比較例の各電池について、「ハイレート放電サイクル試験」を行って、試験前後での電池抵抗の「抵抗上昇率(%)」をそれぞれ求めた。まず、試験を開始するにあたり、各電池をそれぞれ2枚の矩形板状の拘束板で電池厚み方向BHに挟んで拘束して、前述の組電池200と同様に、絶縁フィルムZFが電池ケース10と電極体20との間で押圧された状態とする。
なお、各電池の拘束に必要な拘束荷重Fcは、前述の式(1)から得られる。実施例に係る絶縁フィルムZFの静摩擦係数μa1=0.46であり、比較例に係る絶縁フィルムZFの静摩擦係数μa2=0.22である。従って、下記の式(3)〜(5)から、実施例の電池1に必要な拘束荷重Fc1は、比較例の電池に必要な拘束荷重Fc2を基準(100%)とすると、47.8%の大きさで足りることが判る。
Fc1=(Fd/2)/μa1 ・・・(3)
Fc2=(Fd/2)/μa2 ・・・(4)
(Fc1/Fc2)×100=(μa2/μa1)×100=47.8(%)・・・(5)
次に、各電池について、初期の電池抵抗(mΩ)をそれぞれ測定した。具体的には、SOC60%に調整した各電池について、25℃の温度環境下において、規定の電流(例えば60・90・120Aなど)及び時間(10秒など)にて充放電を行い、そのときの電圧変動量及びオームの法則(R=V/I)より、電池IV抵抗を算出し、これを初期の電池抵抗とした。
その後、各電池について、「ハイレート放電サイクル試験」を行った。具体的には、SOC60%に調整した各電池について、25℃の温度環境下において、約35Cの定電流で10秒間放電した後、5秒間休止した。その後、約3Cの定電流で125秒間充電した後、5秒間休止した。これを約1000サイクル行った。その後、「ハイレート放電サイクル試験」を終えた各電池について、前述のようにして試験後の電池抵抗(mΩ)を求めた。そして、初期の電池抵抗と試験後の電池抵抗とから、抵抗上昇率(%)をそれぞれ算出した。その結果を図6に示す。
図6から判るように、比較例の電池では、抵抗上昇率が大きく約136%であったのに対し、実施例の電池1では、抵抗上昇率が小さく約108%であった。
このような結果を生じる理由は、以下であると考えられる。即ち、「ハイレート放電サイクル試験」において、大電流の放電を行うと、活物質の膨張や電極体20の熱膨張に伴い、電極体20内に保持された電解液17に圧力が掛かる。一方、放電に伴って負極活物質層27付近の電解液17中に含まれるリチウムイオンの濃度が上がり、このイオン濃度の高い電解液17が、電極体20の内部から外部に押し出される。従って、大電流の放電を繰り返すと、電極体20内部の電解液17のイオン濃度が徐々に低くなる現象が生じる。そうすると、電極体20内部で電池反応に寄与し得るリチウムイオンが少なくなるので、電池抵抗が増加すると考えられる。
実施例の電池1では、比較例の電池に比して、前述のように電池の拘束荷重Fcが小さい。電池の拘束荷重Fcを小さくすると、大電流の放電時に電極体20内部の電解液17に掛かる圧力が小さくなるので、電極体20内から押し出されるイオン濃度の高い電解液17の量が少なくなる。これにより、電極体20内の電解液17のイオン濃度が低下するのを抑制できるので、「ハイレート放電サイクル試験」における電池抵抗の上昇を抑制できると考えられる。
以上で説明したように、前述の電池1では、絶縁フィルム31が、ポリプロピレン系樹脂を主成分とし、冷キシレン可溶分が16wt%以下であり、60℃雰囲気下での降伏点強力が2.5〜7.4N/10mmである。これにより、絶縁フィルム31に亀裂や破れが生じ難くなる。
また、この絶縁フィルム31には、有機滑剤が含まれていない。このため、絶縁フィルム31に有機滑剤が含まれることにより生じる不具合を防止できる。具体的には、有機滑剤のブリードアウトで生じた白粉が、電池ケース10内に混入して電池性能が低下するのを防止できる。また、この白粉が、電池1の製造設備などに付着するのを防止できる。
更に、絶縁フィルム31が有機滑剤を含まないことにより、絶縁フィルム31と電池ケース10との静摩擦係数μaを、有機滑剤が含まれる従来の絶縁フィルムを用いた場合よりも大きくすることができる。これにより、電池ケース10と電極体20との間で絶縁フィルム31が押圧される形態に電池1を拘束して使用する際に、電池1の拘束荷重Fcを小さくできる。そして、電池1の拘束荷重Fcを小さくすることで、前述のように、「ハイレート放電サイクル試験」を行ったときに、電池抵抗が上昇するのを抑制できる。また、電池1の拘束荷重Fcを小さくできるので、電池ケース10内に導電性の異物が混入している場合に、導電性の異物が絶縁フィルム31を貫通して、電池ケース10と電極体20との間で短絡を生じるのを防止できる。また、電池1を拘束するための拘束部材を小型化できる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、溶着によって絶縁フィルム31同士を固定して袋状絶縁部材30を形成したが、これに限られない。例えば粘着テープや接着剤を用いて、絶縁フィルム31同士を固定して袋状絶縁部材30を形成してもよい。
1 電池(リチウムイオン二次電池)
10 電池ケース
20 電極体
30 袋状絶縁部材(絶縁部材)
31 絶縁フィルム
40 正極端子
41 負極端子
200 組電池
220 拘束部材

Claims (1)

  1. 金属製の電池ケースと、
    上記電池ケース内に収容された電極体と、
    絶縁フィルムからなり、上記電池ケースと上記電極体との間に介在して両者を絶縁する絶縁部材と、を備える
    電池であって、
    上記絶縁フィルムは、
    ポリプロピレン系樹脂を主成分とし、
    冷キシレン可溶分が16wt%以下であり、
    60℃雰囲気下での降伏点強力が2.5〜7.4N/10mmであり、かつ、
    有機滑剤は非含有である
    電池。
JP2015069593A 2015-03-30 2015-03-30 電池 Active JP6359995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015069593A JP6359995B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015069593A JP6359995B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016189301A JP2016189301A (ja) 2016-11-04
JP6359995B2 true JP6359995B2 (ja) 2018-07-18

Family

ID=57239830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015069593A Active JP6359995B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6359995B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6219873B2 (ja) * 2015-03-30 2017-10-25 トヨタ自動車株式会社 電池及び絶縁フィルム
US11245148B2 (en) 2017-03-29 2022-02-08 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Nonaqueous electrolyte secondary battery and battery module

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5257697B2 (ja) * 2009-06-12 2013-08-07 トヨタ自動車株式会社 電池
JP5807388B2 (ja) * 2010-05-26 2015-11-10 東レ株式会社 多孔性ポリプロピレンフィルム
EP2415791B1 (en) * 2010-08-06 2012-11-21 Borealis AG BOPP film with high AC breakdown strength
JP6219873B2 (ja) * 2015-03-30 2017-10-25 トヨタ自動車株式会社 電池及び絶縁フィルム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016189301A (ja) 2016-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10256454B2 (en) Component for secondary battery and manufacturing method thereof, and secondary battery and multi-battery system manufactured by using the component
US7736800B2 (en) Can type lithium secondary battery
CN107534191B (zh) 包括用于检测电池单体的膨胀的探针的电池模块
US10601018B2 (en) Electrode lead for a secondary battery, a pouch type secondary battery and a battery module comprising the same
KR101872083B1 (ko) 조전지의 제조 방법
US20120214037A1 (en) Lithium secondary battery
CN103227311A (zh) 密闭型二次电池
US9166248B2 (en) Manufacturing method of battery pack
JP2010287408A (ja) 角形電池及びこれを用いた組電池
DE102012013977A1 (de) Gehäusebaugruppe, Sekundärbatterie mit wenigstens zwei Sekundärzellen und dieser Gehäusebaugruppe, sowie Verfahren zum Herstellen der Gehäusebaugruppe
JP2013505553A (ja) 二次電池及びその製造方法
JP6359995B2 (ja) 電池
US20150221946A1 (en) Negative electrode for nonaqueous electrolyte secondary batteries, nonaqueous electrolyte secondary battery, method for manufacturing negative electrode for nonaqueous electrolyte secondary batteries, and method for manufacturing nonaqueouselectrolyte secondary battery
KR101841306B1 (ko) 안전성 향상을 위한 테이핑부를 포함하는 이종 분리막 전극조립체 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
Reichert et al. Lithium-ion cell nail penetration safety experiments under adiabatic conditions
JP2016189303A (ja) 電池
JP6219873B2 (ja) 電池及び絶縁フィルム
KR101590456B1 (ko) 이차 전지 및 그 패키징 방법
JP2016081605A (ja) リチウムイオン二次電池
KR101754132B1 (ko) 단위전극의 제조 방법
US9373830B2 (en) Lithium ion secondary battery, separator thereof, and method for producing each of same
KR20130099892A (ko) 이차 전지용 파우치 및 파우치형 이차 전지
KR101483811B1 (ko) 고강도의 벌크 비정질 합금 셀 커버 및 이를 포함하는 전지팩
JP2018067498A (ja) 電池の製造方法
JP6743758B2 (ja) 電池の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180621

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6359995

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250