JP6359957B2 - 二次破損防止機能を有するモータ駆動装置 - Google Patents

二次破損防止機能を有するモータ駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、モータ駆動装置に関し、特に異常が発生しダメージを受けたモータ駆動装置に対して、再度電源を印加して被害が拡大することを防止する機能を備えたモータ駆動装置に関する。
従来技術として、モータ駆動装置の内部のパワー素子に過電流状態が発生した場合に、アラーム発生の有無を記憶し次回以降の電源投入を禁止して、モータ駆動装置の二次被害を防止するモータ駆動装置が知られている。
例えば、モータ駆動装置の主回路の過電流検出手段を備え、主回路に過電流が流れた場合に過電流アラームを発生させ、かつ、その発生を記憶し、次回以降の電源投入を禁止してモータ駆動装置の主回路の二次破損防止回路を有するモータ駆動装置が知られている(例えば、特許文献1)。
図1に従来のモータ駆動装置の構成図を示す。図1に示した従来のモータ駆動装置において、コンバータ主回路1002の過電流保護を行うための回路は、過電流検出回路1004、アラームラッチ回路1005、アラームリセット回路1006、アラーム判定回路1007、MCC駆動回路1008、MCC駆動用コイル1009、およびヒューズ溶断回路1010を含んでいる。
制御回路(主回路MCC)1001は、入力電源1020からコンバータ主回路1002への交流電力の供給を制御する。コンバータ主回路1002に供給された交流電力は直流電力に変換されて、DCリンクコンデンサ1012で平滑化されたのち、モータ(図示せず)を駆動するインバータ主回路1003に入力される。過電流検出回路1004は、制御回路1001に流れる過電流を検出する第1の検出レベルと第1の検出レベル以下の第2の検出レベルを備えている。第1の記憶手段(ヒューズ溶断回路)1010は第1の検出レベルによる検出値を記憶する。第2の記憶手段(アラームラッチ回路)1005は、第2の検出レベルによる検出値をリセット可能に記憶する。コンバータ主回路1002の二次破壊防止回路は、第1の記憶手段1010および第2の記憶手段1005の記憶内容に基づいて制御回路1001の制御を行うことによって、アラームリセットによる制御回路1001の再投入を防止するというものである。
この従来のモータ駆動装置では、二次破壊防止回路内のコンバータ主回路1002の保護のみを目的としており、主回路MCC1001に代表される二次破壊防止回路の外部に設置される部品の保護は行なっていないという問題があった。また、この従来のモータ駆動装置では、モータ駆動装置の二次破損を引き起こす要因として過電流のみに着目してアラームを発生させており、その他の異常が発生した場合の保護は行なっていないという問題があった。また、この従来のモータ駆動装置では、図2に示すように、1度でも過電流検出回路1004にて異常が検出された場合には、ヒューズ溶断回路1010にてヒューズ1011を溶断して次回以降の電源1020の投入を禁止する為、異常の発生に対して敏感に反応しすぎるという問題があった。
特開平9−46891号公報
従来のモータ駆動装置では、コンバータ主回路内部のパワー素子のみを保護対象としており、その他の部品は保護対象としていないという問題があった。また過電流状態のみに対する保護であり、その他の異常については保護していないという問題があった。また1回のアラーム発生で次回以降の電源投入が禁止される為、異常状態を誤検出した場合であっても敏感に反応するという問題があった。
本発明の一実施例に係るモータ駆動装置は、モータ駆動装置の状態を示すデータを検出することにより、モータ駆動装置の状態を監視する状態検出回路部と、検出されたデータが、モータ駆動装置が異常であることを示すか否かを判断する判定回路部と、モータ駆動装置に異常が発生した場合に、モータ駆動装置に印加されたピーク電圧値またはモータ駆動装置に流れたピーク電流値、異常の累積発生回数、及びピーク電圧値、ピーク電流値の時間変化のうちの少なくとも1つを含む検出値を記憶する記憶部と、モータ駆動装置に許容されるピーク電圧値、ピーク電流値、異常の累積発生回数、及びピーク電圧値、ピーク電流値の時間変化を含む設定値を予め設定する設定部と、記憶部に記憶された検出値が予め設定された設定値に達しているか否かをモータ駆動装置の電源投入時毎に判定し、設定値に達していた場合はモータ駆動装置の二次破損を防止するためにモータ駆動装置の電源投入を禁止することを特徴とする。
本発明の一実施例に係るモータ駆動装置によれば、コンバータ主回路内部のパワー素子以外の部品の保護が可能になる。また過電流によりアラームが生じるような異常以外の異常についてもモータ駆動装置の保護が可能になる。また各アラームの許容発生回数を規定できるため、アラーム誤動作しにくくなるという効果が得られる。
従来のモータ駆動装置の構成図である。 従来のモータ駆動装置において、ヒューズが断線する場合の電流の経路を示すモータ駆動装置の構成図である。 本発明の実施例に係るモータ駆動装置の構成図である。 パワー素子が短絡した状態で主回路ブレーカと主回路MCCをONさせた場合の電流の経路を説明するための図である。 本発明の実施例に係るモータ駆動装置の動作手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例に係るモータ駆動装置の動作手順において、主回路MCCを再度ONさせるための条件を詳細に説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係るモータ駆動装置について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態には限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図3に本発明の実施例に係るモータ駆動装置の構成図を示す。本発明の実施例に係るモータ駆動装置101は、モータ駆動装置101の状態を示すデータを検出することにより、モータ駆動装置101の状態を監視する状態検出回路部5と、検出されたデータが、モータ駆動装置101が異常であることを示すか否かを判断する判定回路部6と、モータ駆動装置101に異常が発生した場合に、モータ駆動装置101に印加されたピーク電圧値またはモータ駆動装置101に流れたピーク電流値、異常の累積発生回数、及びピーク電圧値、ピーク電流値の時間変化のうちの少なくとも1つを含む検出値を記憶する記憶部8と、モータ駆動装置101に許容されるピーク電圧値、ピーク電流値、異常の累積発生回数、及びピーク電圧値、ピーク電流値の時間変化を含む設定値を予め設定する設定部7と、を備え、記憶部8に記憶された検出値が予め設定された設定値に達しているか否かをモータ駆動装置101の電源投入時毎に判定し、設定値に達していた場合はモータ駆動装置101の二次破損を防止するためにモータ駆動装置の電源20の投入を禁止する、ことを特徴とする。
入力電源20からの交流電力は、主ブレーカ1及び主回路MCC(電磁接触器)2を介してコンバータ主回路3に供給され直流電力に変換される。コンバータ主回路3にはIGBT等のパワー素子31が用いられている。変換された直流電力はDCリンクコンデンサ4により平滑化され、モータを駆動するためのインバータ(図示せず)に供給され、モータを駆動するための交流電力に変換される。
状態検出回路部5は、入力電源20からコンバータ主回路3に印加される電圧、及び入力電源20からコンバータ主回路3に流れる電流を検出することにより、モータ駆動装置101の状態を検出する。
判定回路部6は、状態検出回路部5で検出された電圧、電流等のデータに基づいて、入力電源20からコンバータ主回路3に印加される電圧が所定の閾値電圧(第1の閾値電圧VTH1)より高い電圧となっているか否か、または入力電源20からコンバータ主回路3に流れる電流が所定の閾値電流(第1の閾値電流ITH1)より大きい電流となっているか否かを判断することにより、モータ駆動装置101が異常な状態となっているか否かを判定する。
モータ駆動装置101に異常が生じていると判定した場合には、判定回路部6は、異常発生時に入力電源20からコンバータ主回路3に印加される電圧の最大値であるピーク電圧値、及び入力電源20からコンバータ主回路3に流れる電流の最大値であるピーク電流値を記憶部8へ送信する。
また、判定回路部6は、異常が発生した回数をカウントし、過去に異常が発生した回数である異常の累積発生回数も記憶部に送信する。さらに、判定回路部6は、状態検出回路部5が検出したピーク電圧値やピーク電流値の時間変化を計算し、計算結果を記憶部8へ送信する。
記憶部8は、判定回路部6から送信された、コンバータ主回路3に印加されたピーク電圧値またはコンバータ主回路3に流れたピーク電流値、異常の累積発生回数、及びピーク電圧値、ピーク電流値の時間変化のうちの少なくとも1つを含む検出値を記憶する。
設定部7は、状態検出回路部5で検出された電圧、電流等のデータが許容範囲内であるか否かを判断するための基準値である設定値(例えば、第2の閾値電圧VTH2、第2の閾値電流ITH2)を設定する。具体的には、設定部7は、コンバータ主回路3が許容可能なピーク電圧値やピーク電流値、許容可能な異常の累積発生回数、及び許容可能なピーク電圧値やピーク電流値の時間変化を予め設定する。
モータ駆動装置101を起動させ、MCC駆動回路9からの制御信号に基づいてMCC駆動用コイル10を制御することにより、主回路MCC2をONさせる前に、判定回路部6が、記憶部8に記憶された検出値(データ)と設定部7に設定された設定値の比較を行なう。比較の結果、記憶部8に記憶された検出値が設定部に設定された設定値以上であれば、前回の異常発生時に装置がダメージを受けたと判断して主回路MCC2を再度起動すること(以下、単に「再ON」という)を禁止する。これにより、コンバータ主回路3、及び主回路ブレーカ1や主回路MCC2等の周辺機器の二次破損を防止することができる。
コンバータ主回路3を構成するパワー素子31に許容限度以上のピーク電流が流れると、図4(a)に示すように、短絡破壊が生じる恐れがある。一般的に装置のパワー素子が短絡破壊した状態で主回路MCC2を再ONしてしまうと、図4(b)に示すように、壊れていなかった主回路ブレーカ1や主回路MCC2等の周辺機器、更にはケーブル等も電源側からの突入電流で破損させる可能性が高くなる。
二次破損防止機能を制御する信号は、装置の異常を検出する為に設けられた過電流、過電圧、低電圧、過負荷等のアラーム信号の他に、図3に示すように、状態検出回路部5の外部から入力された信号(外部信号入力)をトリガーとしてもよく、例えば汎用の停電検出器等の信号をトリガーとしてもよい。
二次破損を防止する保護対象は、モータ駆動装置101内のスイッチング素子に代表されるパワー素子31だけではなく、例えばモータ駆動装置101外に設備される主回路ブレーカ1、主回路MCC2、DCリンクコンデンサ4を保護対象としてもよい。
装置外部に設備される機器としては主回路ブレーカ1や主回路MCC2以外にも、遮断器のようなものでもよい。
電圧、電流のピーク値と許容発生回数の閾値の設定は双方の組み合わせで複数のパターンが設定できる。例えば、ピーク電流値が200[A]の場合には、許容発生回数は1回とし、ピーク電流値が150[A]の場合には、許容発生回数は3回とし、ピーク電流値が100[A]の場合には、許容発生回数は5回とする等の様に設定してもよい。
さらに、各閾値の設定は保護対象の絶対最大定格値や動作保障値の他に信頼性試験データ等を加味して設定してもよい。
以上説明したように、本発明の実施例に係るモータ駆動装置においては、ピーク電圧及びピーク電流に着目した場合には、閾値を2種類設定し、モータ駆動装置の異常を検出するための基準となる第1の閾値(第1の閾値電圧VTH1、第1の閾値電流ITH1)が、再起動を許容するか否かを決定するための基準となる第2の閾値(第2の閾値電圧VTH2、第2の閾値電流ITH2)より低い点(VTH1<VTH2、ITH1<ITH2)を特徴としている。例えば、検出値(V,I)が第1の閾値を超えている(V>VTH1またはI>ITH1)として異常を検出した際の検出値が第2の閾値をも超えていれば(V>VTH2またはI>ITH2)、損傷が大きいと判断してモータ駆動装置の再起動を許容しない。一方、異常を検出した際のピーク電流が第1の閾値を超えてはいるものの、第2の閾値は超えていない場合(VTH2>V>VTH1またはITH2>I>ITH1)には損傷は小さいものと判断し、モータ駆動装置の再起動を許容する。
次に、本発明の実施例に係るモータ駆動装置の動作手順について、図5に示したフローチャートを用いて説明する。まず、モータ駆動装置101(図3参照)を動作させ、ステップS101において、モータ駆動装置101に異常が検出されるか否かを判断する。異常の有無の判断は、上述したように、状態検出回路部5が、入力電源20からコンバータ主回路3に印加される電圧、及び入力電源20からコンバータ主回路3に流れる電流を検出し、検出したデータを判定回路部6に送信する。次に、判定回路部6が、状態検出回路部5で検出された電圧、電流等のデータに基づいて、入力電源20からコンバータ主回路3に印加される電圧が所定の閾値電圧(第1の閾値電圧VTH1)より高い電圧となっているか否か、または入力電源20からコンバータ主回路3に流れる電流が所定の閾値電流(第1の閾値電流ITH1)より大きい電流となっているか否かを判断することにより、モータ駆動装置101が異常な状態となっているか否かを判定する。
異常が検出されなかった場合は、ステップS101に戻って、異常の検出を継続して行う。一方、異常が検出された場合には、ステップS102において、異常発生時にコンバータ主回路3に印加されたピーク電圧値、コンバータ主回路3に流れたピーク電流値、発生した異常の回数、ピーク電圧値やピーク電流値の時間変化を含むデータを記憶部8へ記憶させる。
次に、ステップS103において、設定部7から許容されるピーク電圧値やピーク電流値、許容される異常の回数、許容されるピーク電圧値やピーク電流値の時間変化を含む設定値を読み出す。
次にステップS104において、記憶部8のデータが設定値以上となっているか否かを判断する。即ち、記憶部8に記憶されている、異常発生時にコンバータ主回路3に印加されたピーク電圧値、コンバータ主回路3に流れたピーク電流値が、許容されるピーク電圧値やピーク電流値以上となっているか否かを判断する。または、これまでに発生した異常の回数である累積異常発生回数が、許容される異常発生回数以上となっているか否かを判断する。あるいは、異常発生時にコンバータ主回路3に印加されたピーク電圧値の時間変化、または、コンバータ主回路3に流れたピーク電流値の時間変化が、許容されるピーク電圧値やピーク電流値の時間変化以上となっているか否かを判断する。
記憶部8に記憶されたデータが設定値以上となっている場合は、ステップS105において、前回の異常発生時に装置がダメージを受けたものと判断して主回路MCC2の再ONを禁止する。一方、記憶部のデータが設定値未満となっている場合は、ステップS106において、前回の異常発生時に装置がダメージを受けていないと判断して主回路MCC2の再ONを実行する。
以上説明したように、本発明の実施例に係るモータ駆動装置においては、異常を検出した後に再起動を実行するか否かを判断する場合に、異常検出時のコンバータ主回路3におけるピーク電圧及びピーク電流、累積異常発生回数、並びにピーク電圧及びピーク電流の時間変化に基づいて判断を行っている。次に、この判断のプロセスについて詳細に説明する。
図6は、異常を検出した後に再起動を実行するか否かを判断する手順(図5のステップS104〜S106に対応)のみを説明するためのフローチャートである。まず、ステップS201において、異常検出時のピーク電圧・電流値が設定値以上であるか否かを判断する。異常検出時のピーク電圧・電流値が設定値以上である場合には、ステップS204において、前回の異常発生時に装置がダメージを受けたと判断して主回路MCC2の再ONを禁止する。
一方、異常検出時のピーク電圧・電流値が設定値未満である場合には、ステップS202において、累積異常発生回数が設定値以上であるか否かを判断する。累積異常発生回数が設定値以上である場合には、ステップS204において、前回の異常発生時に装置がダメージを受けたと判断して主回路MCC2の再ONを禁止する。
一方、累積異常発生回数が設定値未満である場合には、ステップS203において、ピーク電圧・電流の時間変化が設定値以上であるか否かを判断する。ピーク電圧・電流の時間変化が設定値以上である場合には、ステップS204において、前回の異常発生時に装置がダメージを受けたと判断して主回路MCC2の再ONを禁止する。
一方、ピーク電圧・電流の時間変化が設定値未満である場合には、前回の異常発生時に装置がダメージを受けていないと判断して主回路MCC2の再ONを実行する。
以上のように、本発明に係るモータ駆動装置の実施例においては、(1)異常検出時のコンバータ主回路3におけるピーク電圧及びピーク電流、(2)累積異常発生回数、並びに、(3)ピーク電圧及びピーク電流の時間変化に基づいて判断を行う例を示したが、これには限られない。即ち、図6に示したフローチャートにおいては、再起動を許容するか否かの判断において、まず(1)に基づいて判断を行い、次に(2)に基づいて判断を行い、最後に(3)について判断を行う例を示したが、(1)〜(3)の順序を入れ替えてもよい。さらに、(1)〜(3)の条件は一例であってこれには限られず、他の条件に基づいてモータ駆動装置の再起動を行うか否かの判断を行うようにしてもよい。
1 主回路ブレーカ
2 主回路MCC
3 コンバータ主回路
4 DCリンクコンデンサ
5 状態検出回路部
6 判定回路部
7 設定部
8 記憶部
9 MCC駆動回路
10 MCC駆動用コイル
20 入力電源
31 パワー素子

Claims (2)

  1. 入力電源の状態を示すデータを検出することにより、モータ駆動装置の状態を監視する状態検出回路部と、
    検出されたデータが、第1の閾値を基準として前記モータ駆動装置が異常であることを示すか否かを判断する判定回路部と、
    前記モータ駆動装置に異常が発生した場合に、前記入力電源から前記モータ駆動装置に印加された電圧値または前記モータ駆動装置に流れた電流値のピーク値、異常の累積発生回数、及び検出したピーク電圧値やピーク電流値の単位時間当たりの変化量の検出データのうち、少なくとも1つ以上の検出データを記憶する記憶部と、
    前記ピーク電圧値、ピーク電流値、異常の累積発生回数、及びピーク電圧値やピーク電流値の単位時間当たりの変化量の検出データにおけるモータ駆動装置の第2の閾値である許容値を予め設定する設定部と、を備え、
    モータ駆動装置の前回起動時に前記記憶部に記憶された前記検出データが予め設定された前記許容値に達しているか否かを前記モータ駆動装置の電源投入時毎に判定し、前記許容値に達していた場合は前記モータ駆動装置の二次破損を防止するために前記モータ駆動装置の電源投入を禁止し、
    モータ駆動装置の異常を検出するための基準となる前記第1の閾値が、再起動を許容するか否かを決定するための基準となる前記第2の閾値より低い
    ことを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記許容値は、前記モータ駆動装置の外部から書き換え可能である、請求項1に記載のモータ駆動装置。
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