JP6359443B2 - 測位装置、測位演算装置及びプログラム - Google Patents

測位装置、測位演算装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線信号を用いて対象物の位置を測定する測位装置とその演算装置及びプログラムに係り、特に屋内における対象物の位置を測定する測位装置に関するものである。
移動体の位置を検出する方法として、衛星から送出される無線信号を用いる衛星測位システム(global navigation satellite system:GNSS)が一般に知られている。衛星測位システムでは、ビルなどの構造物によって反射された無線信号を用いて測位を行った場合に誤差を生じ易い。そのため、下記の特許文献1に記載される位置検出装置では、記憶手段に予め記憶された構造物の位置情報および高さ情報を参照することにより、衛星からの無線信号が構造物によって反射されたものであるかの判定が行われ、その判定結果に応じて補正された位置が算出される。
特開2005−195493号公報
上記の位置検出装置では、構造物による無線信号の反射(マルチパス)が生じていない通常状態において検出された現在位置の情報と、記憶手段に記憶された構造物の位置情報等とに基づいて、周囲の構造物による無線信号の反射状態が判定される。ところが、常にマルチパスが生じているような環境(例えば、床,天井,壁によって囲まれた屋内など)では、測位動作を開始した当初から現在位置を正しく検出できない。そのため、たとえ記憶手段に周囲の構造物の位置情報や高さ情報などを記憶していても、現在位置が不明のため、周囲の構造物の状態を把握できず、正しい位置を測定できないという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、反射面により反射された無線信号が受信されるマルチパス環境においても、無線信号を用いて対象物の位置を正確に測定できる測位装置とその演算装置並びにプログラムを提供することにある。
本発明の第1の観点に係る測位装置は、少なくとも一つの基準位置又は測位の対象物に設けられ、無線信号を送信する少なくとも一つの送信機と、前記対象物又は前記基準位置に設けられ、前記基準位置と前記対象物との間を伝搬する前記無線信号を受信する少なくとも一つの受信機と、前記受信機において受信される前記無線信号に基づいて、前記基準位置と前記対象物との間における前記無線信号の3以上の伝搬経路に対応した3以上の伝搬距離を測定する測定部と、前記対象物の推定位置を表す関数を、前記測定された3以上の伝搬距離の各々について少なくとも一つ取得する関数取得部と、前記取得された複数の関数に基づいて、異なる前記伝搬距離について取得されたK個(Kは2以上の整数を示す。)の前記関数からなる前記関数の組み合わせを全て特定し、前記特定した関数の組み合わせ毎に、K個の前記関数により表された前記推定位置が重なる交点を算出する交点算出部と、前記算出された複数の交点に基づいて、前記交点の算出に用いられたK個の前記関数に対応するK個の前記伝搬距離の組み合わせが互いに異なるL個(Lは3以上の整数を示す。)の前記交点からなる前記交点の組み合わせを全て特定し、前記特定した交点の組み合わせ毎に、L個の前記交点の近接度合を示す評価値を算出する評価値算出部と、L個の前記交点が最も近接した前記交点の組み合わせを前記評価値に基づいて特定し、前記特定した交点の組み合わせに基づいて前記対象物の位置を算出する位置算出部とを有する。前記関数取得部は、一の前記伝搬距離に対応する少なくとも1つの前記関数を、前記基準位置の情報と、前記伝搬経路の途中で前記無線信号を反射し得る反射面に関する情報と、当該一の伝搬距離とに基づいて取得する。一の前記伝搬距離に対応する複数の前記関数は、途中で前記反射面により前記無線信号が反射される伝搬経路に対応した前記推定位置を表す関数を含む。
上記第1の観点に係る測位装置によれば、前記測定部において、前記基準位置と前記対象物との間における3以上の前記伝搬経路に対応した3以上の前記伝搬距離が測定される。
3以上の前記伝搬距離が測定されると、当該3以上の伝搬距離の各々について、前記対象物の推定位置を表す関数が少なくとも一つ取得される。この場合、一の前記伝搬距離に対応する少なくとも1つの前記関数は、前記基準位置の情報と、前記伝搬経路の途中で前記無線信号を反射し得る反射面に関する情報と、当該一の伝搬距離とに基づいて取得される。
当該3以上の伝搬距離の各々について前記関数が取得されると、取得された複数の関数に基づいて、異なる前記伝搬距離について取得されたK個(K≧2)の前記関数からなる前記関数の組み合わせが全て特定される。そして、当該特定された関数の組み合わせ毎に、K個の前記関数により表された前記推定位置が重なる交点が算出される。
前記関数の組み合わせ毎に前記交点が算出されると、算出された複数の交点に基づいて、L個(L≧3)の前記交点からなる前記交点の組み合わせが全て特定される。前記交点の組み合わせを構成するL個の前記交点は、前記交点の算出に用いられたK個の前記関数に対応するK個の前記伝搬距離の組み合わせが互いに異なる。そして、当該特定された交点の組み合わせ毎に、L個の前記交点の近接度合を示す前記評価値が算出される。
前記交点の組み合わせ毎に前記評価値が算出されると、L個の前記交点が最も近接した前記交点の組み合わせが、前記算出された評価値に基づいて特定される。そして、当該特定された交点の組み合わせに基づいて、前記対象物の位置が算出される。
従って、前記伝搬経路の途中で前記反射面により前記無線信号が反射される場合でも、前記対象物の正確な位置が算出される。
好適に、前記関数取得部は、一の前記伝搬距離について前記関数を取得する場合、前記伝搬経路の長さが前記一の伝搬距離と等しくなる条件を満たす曲面と、前記対象物が位置する所定の平面との交線である曲線の関数を取得してよい。この場合、前記交点算出部は、2個の前記関数が表す2つの前記曲線の交点を算出してよい。
上記の構成によれば、前記関数が曲線であるため、比較的簡単に前記交点が算出される。
好適に、前記関数取得部は、一の前記伝搬距離について前記関数を取得する場合、前記伝搬経路の長さが前記一の伝搬距離と等しくなる条件を満たす曲面の関数を取得してもよい。この場合、前記交点算出部は、3個の前記関数が表す3つの前記曲面の交点を算出してよい。
上記の構成によれば、測位可能な前記対象物の位置が前記所定の平面上に限定されない。
好適に、前記評価値算出部は、前記対象物が位置し得る所定の領域から外れた前記交点を前記交点の組み合わせから除外してよい。
上記の構成によれば、前記交点の組み合わせの数が減るため、前記評価値算出部における演算量が少なくなる。
好適に、前記評価値算出部は、前記関数取得部において取得される各々の前記関数について、所定の障害物が存在するために前記無線信号が届かない無効範囲を特定し、一の関数について特定した前記無効範囲に当該一の関数と他の関数との交点が含まれる場合は、当該交点を前記交点の組み合わせから除外してよい。
上記の構成によれば、前記交点の組み合わせの数が減るため、前記評価値算出部における演算量が少なくなる。
好適に、前記評価値算出部は、前記交点の組み合わせを構成するL個の前記交点における2個の交点のペアを全て特定し、前記特定した交点のペアの距離若しくは距離の2乗の平均値を前記評価値として算出してよい。
好適に、前記位置算出部は、前記特定した交点の組み合わせを構成する3個の前記交点の重心を前記対象物の位置として算出してよい。
好適に、前記送信機は3以上の前記基準位置にそれぞれ設けられてよく、前記受信機は、前記対象物に設けられてよい。この場合、前記測定部は、前記受信機において受信される3以上の前記送信機からの前記無線信号に基づいて、3以上の前記伝搬距離を測定してよい。
好適に、前記送信機は前記対象物に設けられてもよく、前記受信機は3以上の前記基準位置にそれぞれ設けられてよい。この場合、前記測定部は、3以上の前記受信機においてそれぞれ受信される前記無線信号に基づいて、3以上の前記伝搬距離を測定してよい。
好適に、前記測定部は、同一の前記送信機から異なる複数の前記伝搬経路を経て一の前記受信機に複数のタイミングで受信される前記無線信号に基づいて、複数の前記伝搬距離を測定してよい。
本発明の第2の観点は、少なくとも一つの基準位置と測位の対象物との間を伝搬する無線信号に基づいて測定された前記無線信号の伝搬距離を用いて前記対象物の位置を算出する測位演算装置に関する。この測位演算装置は、前記対象物の推定位置を表す関数を、前記基準位置と前記対象物との間における前記無線信号の3以上の伝搬経路に対応した3以上の前記伝搬距離の各々について少なくとも一つ取得する関数取得部と、前記取得された複数の関数に基づいて、異なる前記伝搬距離について取得されたK個(Kは2以上の整数を示す。)の前記関数からなる前記関数の組み合わせを全て特定し、前記特定した関数の組み合わせ毎に、K個の前記関数により表された前記推定位置が重なる交点を算出する交点算出部と、前記算出された複数の交点に基づいて、前記交点の算出に用いられたK個の前記関数に対応するK個の前記伝搬距離の組み合わせが互いに異なるL個(Lは3以上の整数を示す。)の前記交点からなる前記交点の組み合わせを全て特定し、前記特定した交点の組み合わせ毎に、L個の前記交点の近接度合を示す評価値を算出する評価値算出部と、L個の前記交点が最も近接した前記交点の組み合わせを前記評価値に基づいて特定し、前記特定した交点の組み合わせに基づいて前記対象物の位置を算出する位置算出部とを有する。前記関数取得部は、一の前記伝搬距離に対応する少なくとも1つの前記関数を、前記基準位置の情報と、前記伝搬経路の途中で前記無線信号を反射し得る反射面に関する情報と、当該一の伝搬距離とに基づいて取得する。一の前記伝搬距離に対応する複数の前記関数は、途中で前記反射面により前記無線信号が反射される伝搬経路に対応した前記推定位置を表す関数を含む。
本発明の第3の観点は、上記測位演算装置として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、反射面により反射された無線信号が受信されるマルチパス環境においても、無線信号を用いて対象物の位置を正確に測定できる。
本発明の実施形態に係る測位装置の構成の一例を示す図である。図1Aは、測位装置が設けられた部屋を天井側から見た図であり、図1Bは図1AのX1−X1線で示す断面を壁側から見た図である。 送信機、受信機及び測位演算装置の構成例を示す図である。図2Aは送信機の構成例を示し、図2Bは受信機及び測位演算装置の構成例を示す図である。 第1の送信機からの無線信号に基づいて測定された伝搬距離の条件を満たす対象物の推定位置の曲線を表した図である。図3Aは測位装置が設けられた部屋を天井側から見た図であり、図3Bは図3AのX2−X2線で示す断面を壁側から見た図である。 第2の送信機からの無線信号に基づいて測定された伝搬距離の条件を満たす対象物の推定位置の曲線を表した図である。 第3の送信機からの無線信号に基づいて測定された伝搬距離の条件を満たす対象物の推定位置の曲線を表した図である。 図3に示す曲線と図4に示す曲線との交点を示す図である。 図3に示す曲線と図5に示す曲線との交点を示す図である。 図4に示す曲線と図5に示す曲線との交点を示す図である。 対象物の位置の算出に用いられる交点の組み合わせを示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係る測位装置の構成の一例を示す図である。図1Aは、測位装置が設けられた部屋を天井5側から見た図であり、図1Bは図1AのX1−X1線で示す断面を壁4側から見た図である。
本実施形態に係る測位装置は、部屋10の内部における対象物20の位置を無線信号によって測定するものである。部屋10は壁1〜4と天井5及び床6によって囲まれているため、無線信号の反射を生じるマルチパス環境となっている。図1の例において、壁1〜4と天井5及び床6はそれぞれ平面であり、部屋10は直方体の箱型の形状を有する。部屋10の中央からややずれた位置には、無線信号の伝搬を妨げる柱状の障害物7が存在する。
測位装置は、それぞれ部屋10の壁(1,3,4)の略中央付近に設けられた3つの送信機(30A,30B,30C)と、測位の対象物20(スマートフォン等)に設けられた受信機40と、測位演算装置50を有する。
図2は、送信機30A〜30C,受信機40及び測位演算装置50の構成の一例を示す図である。図2Aは送信機30A〜30Cの構成例を示し、図2Bは受信機40及び測位演算装置50の構成例を示す。
送信機30A〜30Cは、それぞれ部屋10の固定された位置(基準位置)から無線信号を送信する。図2Aの例に示す送信機30A〜30Cは、アンテナ31と、送信回路32と、送信処理部33を有する。送信処理部33は、送信しようとするデータに所定の符号化処理や変調処理を施し、送信信号として送信回路32に出力する。送信回路32は、送信処理部33から出力される送信信号に周波数変換等の信号処理を施して振幅を増幅し、アンテナ31から無線信号として送信する。
受信機40は、対象物20において送信機30A〜30Cからの無線信号をそれぞれ受信する。図2Bに示す受信機40は、アンテナ41と、受信回路42と、受信処理部43を有する。受信回路42は、アンテナ41において受信した無線信号の振幅を増幅して周波数変換等の信号処理を施し、受信信号として受信処理部43に出力する。受信処理部43は、受信回路42から出力される受信信号に所定の復調処理や復号化処理を施して、送信元のデータを再生する。また、受信処理部43は、受信した無線信号の信号強度や伝搬遅延に関する情報を出力する。
なお、送信機30A〜30Cには無線LANのアクセスポイントを用いてよく、その場合、スマートフォン等の移動体端末における無線LAN通信部を受信機40として用いてよい。
測位演算装置50は、受信機40から出力される無線信号の信号強度や伝搬遅延に関する情報に基づいて、送信機30A〜30Cと受信機40との間における無線信号の伝搬距離(伝搬経路の長さ)をそれぞれ測定し、その測定結果を用いて対象物20の位置を算出する。
測位演算装置50は、例えばプログラムの命令コードに従って処理を実行するコンピュータを含んで構成される。このプログラムは、例えば不揮発性メモリやハードディスク、コンピュータ読み取り可能で非一時的な記録媒体(記録ディスク、USBメモリ等)などの記憶装置に格納される。プログラムの実行時には、DRAM等の記憶装置にプログラムが適宜ロードされ、コンピュータのマイクロプロセッサによってプログラム中の命令コードが順次に読み出されて実行される。なお、測位演算装置50の機能の少なくとも一部は、専用のロジック回路(ASIC等)によって実現することも可能である。
測位演算装置50は、対象物20(スマートフォン等)に設けてもよいし、スマートフォン等の移動体端末の通信機能を通じて接続された他の上位装置(ホストコンピュータ等)に設けてもよい。
図2Bの例において、測位演算装置50は、測定部51と、関数取得部52と、交点算出部53と、評価値算出部54と、位置算出部55を有する。
測定部51は、受信機40から出力される無線信号の信号強度の情報や伝搬遅延に関する情報に基づいて、送信機30A〜30Cと受信機40との間における無線信号の伝搬距離をそれぞれ測定する。
例えば測定部51は、無線信号の信号強度と伝搬距離との関係(伝搬距離が長くなるほど信号強度が低下する関係)を示す関数やデータテーブルを用いて、信号強度に対応した伝搬距離を取得する。
また、測定部51は、任意の方法により送信機30A〜30Cの送信時刻と同期されたタイマを用いて、送信機30A〜30Cの送信時刻と受信機40の受信時刻との差に相当する伝搬遅延時間を取得してもよい。この場合、伝搬距離は、伝搬遅延時間に一定の係数(電波の速度)を乗じた値となる。
関数取得部52は、対象物20の推定位置を表す関数を、測定部51により測定された3つの伝搬距離(送信機30A〜30Cと受信機40との間の伝搬距離)の各々について少なくとも一つ取得する。具体的には、関数取得部52は、測定部51により測定された一の伝搬距離に対応する少なくとも1つの関数を、当該一の伝搬距離の起点となる送信機(30A〜30C)の設置位置(基準位置)の情報と、伝搬経路の途中で無線信号を反射し得る反射面に関する情報(壁1〜4,天井5,床6の位置や方向などの情報)と、当該一の伝搬距離とに基づいて取得する。
以下の説明では、送信機30Aと受信機40との間における伝搬距離の測定値を「LA」、送信機30Bと受信機40との間における伝搬距離の測定値を「LB」、送信機30Cと受信機40との間における伝搬距離の測定値を「LC」とする。
図3は、送信機30Aからの無線信号に基づいて測定された伝搬距離LAの条件を満たす対象物20の推定位置の曲線を表した図である。図3Aは部屋10を天井5側から見た図であり、図3Bは図3AのX2−X2線で示す断面を壁4側から見た図である。
本実施形態では、一例として、対象物20が床6から高さhの位置にあると仮定される。すなわち対象物20は、床6から高さhだけ離れた仮想の平面上にあると仮定される。伝搬距離が測定値「LA」と等しくなる条件を満たす位置は、球面状の曲面として表されるが、上記の仮定があることにより、対象物20の推定位置は曲面と平面との交わりである曲線(円弧)として表される。図3Aにおける「A0」,「A2」,「A4」,「A5」,「A6」,「A56」はこの曲線を示す。
曲線A0は、反射面において反射されずに直接伝搬する場合の伝搬経路に対応した推定位置を表す。
曲線A2は、壁2において1回反射される伝搬経路に対応した推定位置を示す。
曲線A4は、壁4において1回反射される伝搬経路に対応した推定位置を示す。
曲線A5は、天井5において1回反射される伝搬経路に対応した推定位置を示す。
曲線A6は、床6において1回反射される伝搬経路に対応した推定位置を示す。
曲線A56は、天井5と床6において2回反射される伝搬経路に対応した推定位置を示す。
図3Aにおける「P0」,「P6」,「P5」,「P56」は、それぞれ曲線A0,A6,A5,A56に含まれるX2−X2線の断面上の点である。図3Bにおける矢印は、送信機30Aからこれらの点への伝搬経路を示す。この矢印で示す伝搬経路の長さは、すべて測定値LAと等しい。
図4は、送信機30Bからの無線信号に基づいて測定された伝搬距離LBの条件を満たす対象物20の推定位置の曲線を表した図である。
図4において、曲線B0は、反射面において反射されずに直接伝搬する場合の伝搬経路に対応した推定位置を表す。
曲線B2は、壁2において1回反射される伝搬経路に対応した推定位置を示す。
曲線B4は、壁4において1回反射される伝搬経路に対応した推定位置を示す。
曲線B6は、床6において1回反射される伝搬経路に対応した推定位置を示す。
図5は、送信機30Cからの無線信号に基づいて測定された伝搬距離LCの条件を満たす対象物20の推定位置の曲線を表した図である。
図5において、曲線C0は、反射面において反射されずに直接伝搬する場合の伝搬経路に対応した推定位置を表す。
曲線C1は、壁1において1回反射される伝搬経路に対応した推定位置を示す。
曲線C3は、壁3において1回反射される伝搬経路に対応した推定位置を示す。
曲線C5は、天井5において1回反射される伝搬経路に対応した推定位置を示す。
曲線C6は、床6において1回反射される伝搬経路に対応した推定位置を示す。
送信機(30A〜30C)の基準位置と反射面(壁1〜4,天井5,床6)の位置・形状は定まっているため、送信機から送信される無線信号の伝搬経路は既知である。従って、関数取得部52は、関数取得部52により与えられた測定値LA,LB,LCと伝送距離が等しくなるような対象物20の推定位置を、図3〜図5に示すような曲線の関数として取得できる。
なお、図3〜図5において示すように、関数取得部52によって取得された関数の曲線上であっても、伝搬経路上に障害物7が存在することにより無線信号が届かない範囲(無効範囲)については、対象物20の推定位置に含まれない。後述する交点算出部53において算出される交点がこの無効範囲にある場合、当該交点は対象物20の位置の算出に用いられない。
交点算出部53は、関数取得部52において取得された複数の曲線の関数に基づいて、異なる伝搬距離について取得された2個の曲線の関数からなる「関数の組み合わせ(ペア)」を全て特定する。
例えば図3〜図5の例において、関数取得部52は、測定値LAについて取得された6個の曲線の関数(A0,A2,A4,A5,A6,A56)と、測定値LBについて取得された4個の曲線の関数(B0,B2,B4,B6)との組み合わせを全て特定する。また、関数取得部52は、測定値LAについて取得された6個の曲線の関数と、測定値LCについて取得された5個の曲線の関数(C0,C1,C3,C5,C6)との組み合わせを全て特定する。更に、関数取得部52は、測定値LBについて取得された4個の曲線の関数と、測定値LCについて取得された5個の曲線の関数との組み合わせを全て特定する。
そして、交点算出部53は、特定した「関数の組み合わせ(ペア)」毎に、2個の曲線の関数により表された推定位置が重なる交点(曲線の交点)を算出する。
図6は、図3に示す曲線と図4に示す曲線との交点を示す図である。図6の例では、曲線A0,A2,A4,A5,A6,A56と曲線B0,B2,B4,B6との組み合わせにおいて、障害物7により無線信号が届かない無効範囲に含まれていない交点は11個(Q1〜Q11)である。
図7は、図3に示す曲線と図5に示す曲線との交点を示す図である。図7の例では、曲線A0,A2,A4,A5,A6,A56と曲線C0,C1,C3,C5,C6との組み合わせにおいて、障害物7により無線信号が届かない無効範囲に含まれていない交点は10個(R1〜R10)である。
図8は、図4に示す曲線と図5に示す曲線との交点を示す図である。図8の例では、曲線B0,B2,B4,B6と曲線C0,C1,C3,C5,C6との組み合わせにおいて、障害物7により無線信号が届かない無効範囲に含まれていない交点は8個(S1〜S8)である。
評価値算出部54は、交点算出部53において算出された複数の交点に基づいて、交点の算出に用いられた2個の関数に対応する2個の伝搬距離の測定値の組み合わせが互いに異なる3個の交点からなる「交点の組み合わせ」を全て特定する。
例えば図6〜図8の例では、測定値LAに対応する関数及び測定値LBに対応する関数を用いて算出された交点(Q1〜Q11)のうちの1つと、測定値LAに対応する関数及び測定値LCに対応する関数を用いて算出された交点(R1〜R10)のうちの1つと、測定値LBに対応する関数及び測定値LCに対応する関数を用いて算出された交点(S1〜S8)のうちの1つとを合わせた3つの交点が、上述した「交点の組み合わせ」である。
評価値算出部54は、特定した「交点の組み合わせ」毎に、3個の交点の近接度合を示す評価値を算出する。例えば評価値算出部54は、「交点の組み合わせ」を構成する3個の交点における2個の交点のペア(3組)を全て特定し、特定した交点ペアの距離の2乗を平均した値を評価値として算出する。
ただし、評価値算出部54は、対象物20が位置し得る領域(部屋10の内部)から外れた交点を、上述した「交点の組み合わせ」から除外する。
また、評価値算出部54は、関数取得部52において取得される各々の関数について、障害物7が存在するために無線信号が届かない無効範囲を特定する。一の関数について特定した無効範囲に当該一の関数と他の関数との交点が含まれる場合、評価値算出部54は、この交点を「交点の組み合わせ」から除外する。
このように、対象物20の推定位置に含まれない交点を「交点の組み合わせ」から除外することにより、評価値の算出数を減らすことができる。
位置算出部55は、3個の交点が最も近接した「交点の組み合わせ」を評価値算出部54の評価値に基づいて特定し、特定した「交点の組み合わせ」に基づいて対象物20の位置を算出する。例えば、位置算出部55は、評価値として算出された交点間距離の2乗の平均値が最も小さい「交点の組み合わせ」を特定し、特定した「交点の組み合わせ」を構成する3個の交点の重心を対象物20の位置として算出する。
図9は、対象物20の位置の算出に用いられる「交点の組み合わせ」を示す図である。図9の例では、交点Q1,R1,S1の組み合わせにおいて評価値が最も小さくなる(交点間の距離が最も短くなる)ため、この組み合わせが位置の算出に用いられる。この場合、位置算出部55は、交点Q1,R1,S1の重心を対象物20の位置として算出する。
ここで、上述した構成を有する本実施形態に係る測位装置の動作について説明する。
部屋10の3つの基準位置に設置された送信機30A〜30Cは、それぞれ無線信号を送信する。対象物20に設けられた受信機40は、送信機30A〜30Cからの無線信号をそれぞれ受信する。測定部51は、送信機30A〜30Cから受信した無線信号の信号強度や伝搬遅延時間に基づいて、送信機30A,30B,30C(部屋10の3つの基準位置)と受信機40(対象物20)との間における無線信号の伝搬距離LA,LB,LCをそれぞれ測定する。
測定部51において3つの伝搬距離の測定値LA,LB,LCが得られると、関数取得部52は、伝搬距離の測定値LA,LB,LCの各々について、対象物20の推定位置を表す少なくとも一つの関数を取得する(図3〜図5)。このとき、関数取得部52は、一の伝搬距離の測定値(LA〜LC)に対応する少なくとも1つの関数を、当該一の伝搬距離の起点となる送信機(30A〜30C)が設置された基準位置の情報と、伝搬経路の途中で無線信号を反射し得る反射面(壁1〜4,天井5,床6)に関する情報と、当該一の伝搬距離の測定値とに基づいて取得する。
伝搬距離の測定値LA,LB,LCの各々について関数が取得されると、交点算出部53は、取得された複数の関数に基づいて、異なる伝搬距離の測定値について取得された2個の関数からなる「関数の組み合わせ(ペア)」を全て特定する。そして、関数取得部52は、特定した「関数の組み合わせ(ペア)」毎に、2個の関数により表された推定位置が重なる交点を算出する(図6〜図8)。
交点算出部53において交点が算出されると、評価値算出部54は、交点算出部53において算出された複数の交点に基づいて、交点の算出に用いられた2個の関数に対応する2個の伝搬距離の測定値の組み合わせが互いに異なる3個の交点からなる「交点の組み合わせ」を全て特定する。この場合、評価値算出部54は、対象物20が位置し得る領域(部屋10の内部)から外れた交点や、障害物7による無効範囲に含まれる交点は、「交点の組み合わせ」から除外する。そして、評価値算出部54は、特定した「交点の組み合わせ」毎に、3個の交点の近接度合を示す評価値を算出する。
位置算出部55は、3個の交点が最も近接した「交点の組み合わせ」を評価値算出部54の評価値に基づいて特定し、特定した「交点の組み合わせ」に基づいて対象物20の位置を算出する。例えば位置算出部55は、特定した「交点の組み合わせ」を構成する3個の交点の重心を対象物20の位置として算出する。
以上説明したように、本実施形態に係る測位装置によれば、マルチパスを生じる室内であっても、異なる伝搬経路について得られた3つの伝搬距離の測定値毎に、送信機(30A〜30C)が設置される基準位置の情報と、無線信号の反射面に関する情報(位置・形状など)とに基づいて、対象物20の推定位置を表す関数を取得し、これらの関数の交点を用いて対象物20の位置を精度よく算出することができる。
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、種々のバリエーションを含んでいる。
上述した実施形態では、対象物20が仮想的な平面上(床6から高さhの位置)にあることが仮定されているが、本発明の他の実施形態では、このような仮定をしなくてもよい。例えば、関数取得部は、一の伝搬距離の測定値について関数を取得する場合、伝搬経路の長さが当該一の測定値と等しくなる条件を満たす曲面の関数(例えば球面の関数)を取得してもよい。この場合、交点算出部は、特定する関数の組み合わせ数を「3」とし、3個の関数が表す3つの曲面の交点を算出すればよい。
上述した実施形態では送信機の数が3個の例を挙げているが、本発明の他の実施形態では4以上の送信機を用いてもよい。
上述した実施形態では、測位の対象物に受信機を設けているが、本発明の他の実施形態では、測位の対象物に送信機を設けてもよい。この場合、3以上の基準位置に受信機をそれぞれ設けておき、測定部においては、3以上の受信機においてそれぞれ受信される無線信号に基づいて3以上の伝搬距離を測定すればよい。
また、本発明の更に他の実施形態において、測定部は、同一の送信機から異なる複数の伝搬経路を経て一の受信機に複数のタイミングで受信される無線信号に基づいて、複数の伝搬距離を測定してもよい。例えば、測定部は、同一の送信機から送信される無線信号の第1波と第2波に基づいて、2つの伝搬距離を測定してもよい。これにより、送信機や受信機の数を減らすことができる。
上述した実施形態において、評価値算出部は交点間距離の2乗の平均を評価値として算出しているが、本発明の他の実施形態では、交点間距離の平均を評価値として算出してもよいし、「交点の組み合わせ」がなす三角形の面積を評価値として算出してもよい。また、評価値算出部において評価の算出に用いる「交点の組み合わせ」は4以上の交点でもよい。
上述した実施形態において、無線信号の反射面は平面状(壁1〜4,天井5,床6)であるが、反射面は平面以外の形状でもよい。この場合、反射面の形状に関する情報(反射面の位置と向き等)は、例えばプリミティブ(基本立体)の組み合わせによりCSG(constructive solid geometry)として記憶してもよい。
1〜4…壁、5…天井、6…床、7…障害物、10…部屋、20…対象物、30A,30B,30C…送信機、40…受信機、50…測位演算装置、51…測定部、52…関数取得部、53…交点算出部、54…評価値算出部、55…位置算出部。

Claims (14)

  1. 少なくとも一つの基準位置又は測位の対象物に設けられ、無線信号を送信する少なくとも一つの送信機と、
    前記対象物又は前記基準位置に設けられ、前記基準位置と前記対象物との間を伝搬する前記無線信号を受信する少なくとも一つの受信機と、
    前記受信機において受信される前記無線信号に基づいて、前記基準位置と前記対象物との間における前記無線信号の3以上の伝搬経路に対応した3以上の伝搬距離を測定する測定部と、
    前記対象物の推定位置を表す関数を、前記測定された3以上の伝搬距離の各々について少なくとも一つ取得する関数取得部と、
    前記取得された複数の関数に基づいて、異なる前記伝搬距離について取得されたK個(Kは2以上の整数を示す。)の前記関数からなる前記関数の組み合わせを全て特定し、前記特定した関数の組み合わせ毎に、K個の前記関数により表された前記推定位置が重なる交点を算出する交点算出部と、
    前記算出された複数の交点に基づいて、前記交点の算出に用いられたK個の前記関数に対応するK個の前記伝搬距離の組み合わせが互いに異なるL個(Lは3以上の整数を示す。)の前記交点からなる前記交点の組み合わせを全て特定し、前記特定した交点の組み合わせ毎に、L個の前記交点の近接度合を示す評価値を算出する評価値算出部と、
    L個の前記交点が最も近接した前記交点の組み合わせを前記評価値に基づいて特定し、前記特定した交点の組み合わせに基づいて前記対象物の位置を算出する位置算出部と
    を有し、
    前記関数取得部は、一の前記伝搬距離に対応する少なくとも1つの前記関数を、前記基準位置の情報と、前記伝搬経路の途中で前記無線信号を反射し得る反射面に関する情報と、当該一の伝搬距離とに基づいて取得し、
    一の前記伝搬距離に対応する複数の前記関数は、途中で前記反射面により前記無線信号が反射される伝搬経路に対応した前記推定位置を表す関数を含む
    ことを特徴とする測位装置。
  2. 前記関数取得部は、一の前記伝搬距離について前記関数を取得する場合、前記伝搬経路の長さが前記一の伝搬距離と等しくなる条件を満たす曲面と、前記対象物が位置する所定の平面との交線である曲線の関数を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の測位装置。
  3. 前記交点算出部は、2個の前記関数が表す2つの前記曲線の交点を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の測位装置。
  4. 前記関数取得部は、一の前記伝搬距離について前記関数を取得する場合、前記伝搬経路の長さが前記一の伝搬距離と等しくなる条件を満たす曲面の関数を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の測位装置。
  5. 前記交点算出部は、3個の前記関数が表す3つの前記曲面の交点を算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の測位装置。
  6. 前記評価値算出部は、前記対象物が位置し得る所定の領域から外れた前記交点を前記交点の組み合わせから除外する
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の測位装置。
  7. 前記評価値算出部は、前記関数取得部において取得される各々の前記関数について、所定の障害物が存在するために前記無線信号が届かない無効範囲を特定し、一の関数について特定した前記無効範囲に当該一の関数と他の関数との交点が含まれる場合は、当該交点を前記交点の組み合わせから除外する ことを特徴とする請求項6に記載の測位装置。
  8. 前記評価値算出部は、前記交点の組み合わせを構成するL個の前記交点における2個の交点のペアを全て特定し、前記特定した交点のペアの距離若しくは距離の2乗の平均値を前記評価値として算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の測位装置。
  9. 前記位置算出部は、前記特定した交点の組み合わせを構成する3個の前記交点の重心を前記対象物の位置として算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の測位装置。
  10. 前記送信機は、3以上の前記基準位置にそれぞれ設けられ、
    前記受信機は、前記対象物に設けられ、
    前記測定部は、前記受信機において受信される3以上の前記送信機からの前記無線信号に基づいて、3以上の前記伝搬距離を測定する
    ことを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の測位装置。
  11. 前記送信機は、前記対象物に設けられ、
    前記受信機は、3以上の前記基準位置にそれぞれ設けられ、
    前記測定部は、3以上の前記受信機においてそれぞれ受信される前記無線信号に基づいて、3以上の前記伝搬距離を測定する
    ことを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の測位装置。
  12. 前記測定部は、同一の前記送信機から異なる複数の前記伝搬経路を経て一の前記受信機に複数のタイミングで受信される前記無線信号に基づいて、複数の前記伝搬距離を測定する
    ことを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の測位装置。
  13. 少なくとも一つの基準位置と測位の対象物との間を伝搬する無線信号に基づいて測定された前記無線信号の伝搬距離を用いて前記対象物の位置を算出する測位演算装置であって、
    前記対象物の推定位置を表す関数を、前記基準位置と前記対象物との間における前記無線信号の3以上の伝搬経路に対応した3以上の前記伝搬距離の各々について少なくとも一つ取得する関数取得部と、
    前記取得された複数の関数に基づいて、異なる前記伝搬距離について取得されたK個(Kは2以上の整数を示す。)の前記関数からなる前記関数の組み合わせを全て特定し、前記特定した関数の組み合わせ毎に、K個の前記関数により表された前記推定位置が重なる交点を算出する交点算出部と、
    前記算出された複数の交点に基づいて、前記交点の算出に用いられたK個の前記関数に対応するK個の前記伝搬距離の組み合わせが互いに異なるL個(Lは3以上の整数を示す。)の前記交点からなる前記交点の組み合わせを全て特定し、前記特定した交点の組み合わせ毎に、L個の前記交点の近接度合を示す評価値を算出する評価値算出部と、
    L個の前記交点が最も近接した前記交点の組み合わせを前記評価値に基づいて特定し、前記特定した交点の組み合わせに基づいて前記対象物の位置を算出する位置算出部と
    を有し、
    前記関数取得部は、一の前記伝搬距離に対応する少なくとも1つの前記関数を、前記基準位置の情報と、前記伝搬経路の途中で前記無線信号を反射し得る反射面に関する情報と、当該一の伝搬距離とに基づいて取得し、
    一の前記伝搬距離に対応する複数の前記関数は、途中で前記反射面により前記無線信号が反射される伝搬経路に対応した前記推定位置を表す関数を含む
    ことを特徴とする測位演算装置。
  14. コンピュータを請求項13に記載の測位演算装置として機能させるためのプログラム
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