JP6359383B2 - トーチコネクション、溶接ワイヤ送給装置及びトーチ接続給電部材 - Google Patents

トーチコネクション、溶接ワイヤ送給装置及びトーチ接続給電部材 Download PDF

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本発明は、消耗電極ガスシールドアーク溶接に使用され、溶接ワイヤを送給するためのトーチコネクション、溶接ワイヤ送給装置及びトーチ接続給電部材に関するものである。
消耗電極ガスシールドアーク溶接において、安定して溶接ワイヤを送給するために溶接ワイヤ送給装置が使用されている。従来、図7〜10に示す溶接ワイヤ送給装置1が提案されていた。図7(A)は、従来技術の溶接ワイヤ送給装置1の後方から見たときのワイヤリール3とワイヤスタンド5を示す図であり、図7(B)は、従来技術の溶接ワイヤ送給装置1の構成を示す図であり、図8は、従来技術の溶接ワイヤ送給装置1のワイヤ送給部4を示す図であり、図9(A)は、従来技術の溶接ワイヤ送給装置1のトーチコネクション13を側面から見た部分断面図であり、図9(B)は、従来技術の溶接ワイヤ送給装置1のトーチコネクション13を溶接トーチ7側から見た図であり、図10は、従来技術及び本発明の溶接ワイヤ送給装置の2種類のトーチコネクションの接続箇所を示す図である。
図7及び図8において、ワイヤ送給装置本体2に取り付けられたワイヤリール3から溶接ワイヤ16が送り出される。ワイヤリール3から送り出された溶接ワイヤ16は、ワイヤ送給装置本体2に取り付けられたワイヤ送給部4に挿入される。
ワイヤ送給部4は、モータ6によって送給ロール8a、8bが回転して、加圧ロール9a、9bとによって、溶接ワイヤ16がそれぞれ挟まれて加圧されて送給される。センターガイド11は、送給ロール8aと送給ロール8bの間に設けられて、インレットガイド10から挿入された溶接ワイヤ16をガイドする。アウトレットガイド12は、ワイヤ送給部4の溶接ワイヤ16の送出部に設けられていて、溶接ワイヤ16をガイドする。一線式パワーケーブル15がアウトレットガイド12から送出された溶接ワイヤ16を溶接トーチ7までガイドしている。
溶接トーチ7を溶接ワイヤ送給装置1に接続する部分には、トーチコネクション13が設けてある。図9に示すように、従来技術のトーチコネクション13は、トーチ接続部材17と給電金具18と給電ブロック19との3つの部品からなる。トーチ接続部材17には、ガスホース20と、溶接トーチ7からの制御信号を溶接電源(図示省略)に接続された制御ケーブル(図示省略)に供給するためのトーチスイッチコード21が接続されている。
トーチ接続部材17には、給電金具18が挿通される給電金具挿通孔17aが形成されている。給電金具18の外周面に、先端部側が拡径するように段部18bが形成され、トーチ接続部材17の給電金具挿通孔17aの内周面に、給電金具18の段部18bに対応して先端部側が拡径するように、段部17bが形成されている。給電金具18を、トーチ接続部材17の先端部側から給電金具挿通孔17aに挿入して、給電金具18の段部18bが、トーチ接続部材17の給電金具挿通孔17aの段部17bに引っ掛かる。給電ブロック19がトーチ接続部材17の基端部に当接して、給電ブロック19が給電金具18の外周面に取り付けられ、給電ブロック19のねじを締め付けることによって、トーチ接続部材17の給電金具18の軸心方向が位置決めされる。給電ブロック19には、電力を供給するためのパワーケーブル(図示省略)が接続されている。給電金具18には、溶接ワイヤ16をガイドするアウトレットガイド12が装着されている。アウトレットガイド12は、給電金具18に固定されておらず。アウトレットガイド12は、給電金具18内に挿入されているだけである。給電金具18の基端部がワイヤ送給部4に固定されている。
溶接トーチ7に接続された一線式パワーケーブル15の基端部には、溶接トーチ7のトーチスイッチを動作させたときの制御信号が流れるトーチスイッチピン(図示省略)が2つ設けられ、シールドガスが流れるガス接続金具(図示省略)が取り付けられ、溶接トーチ7に電力を供給し、溶接ワイヤ16が挿通される給電部(図示省略)が設けられている。
パワーケーブル(図示省略)から給電ブロック19に供給された電力が、給電金具18へ供給されて、給電金具18から一線式パワーケーブル15を経由して溶接トーチ7へ供給される。ガスボンベ(図示省略)から供給されたシールドガスが、ガスホース20によってトーチ接続部材17に供給されて、一線式パワーケーブル15を経由して溶接トーチ7へ供給される。また、送給ロール8bによって送出された溶接ワイヤが、アウトレットガイド12によってガイドされて、一線式パワーケーブル15によってガイドされて溶接トーチ7へ送給される。トーチコネクション13は、溶接トーチ7の一線式パワーケーブル15を機械的に溶接ワイヤ送給装置1に接続するとともに、溶接ワイヤ送給装置1から溶接トーチ7へ溶接ワイヤ16、電力及びシールドガスを供給し、溶接トーチ7からの制御信号を溶接電源(図示省略)へ供給ためのトーチスイッチコード21を接続する機能がある。
トーチコネクション13のトーチ接続部材17には、一線式パワーケーブル15の基端部に設けられた2つのトーチスイッチピン(図示省略)が挿入される2つのトーチスイッチピン23a、23bが設けられている。また、トーチコネクション13のトーチ接続部材17には、一線式パワーケーブル15の基端部に設けられたガス接続金具(図示省略)が挿入されるガス穴24が設けられている。また、トーチコネクション13の給電金具18の先端部に、一線式パワーケーブル15の基端部に設けられた給電部(図示省略)が挿入される。図10に示すように、トーチコネクション13のトーチ接続部材17つのトーチスイッチピン23a、23bと、ガス穴24と、給電金具18の形状及び位置は、溶接トーチ7の種類によって異なっている。例えば、図10(A)は、日本等で主に使用される溶接トーチ7に対応するトーチコネクション13の接続箇所を示す図であり、図10(B)は、ヨーロッパで主に使用される溶接トーチ7に対応するトーチコネクション13の接続箇所を示す図である。
特開2009−131873号公報
上述した従来技術の溶接ワイヤ送給装置1のトーチコネクション13を、2つのトーチスイッチピン23a,23bと、ガス穴34bと、給電金具18の形状及び位置が異なるトーチコネクション13と交換する場合、給電金具18をワイヤ送給部4から取り外し、給電ブロック19のねじをゆるめて、給電金具18を溶接トーチ7側から取り外し、ガスホース20をトーチ接続部材17から取り外し、トーチ接続部材17のトーチスイッチコード21のコネクタ21aを制御ケーブル(図示省略)のコネクタから取り外して、トーチ接続部材17と給電金具18とを交換していた。そのために、トーチ接続部材17と給電金具18とを容易に交換することができなかった。
本発明は、トーチ接続部材と給電金具とを容易に交換することができるトーチコネクション、溶接ワイヤ送給装置及びトーチ接続給電部材を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
溶接ワイヤが送給ロールによって送給される溶接ワイヤ送給装置の前記溶接ワイヤの送出口に設けられるトーチコネクションであって、
内部に前記溶接ワイヤが挿通されて、内部にシールドガス及び電力が供給され、
先端部に溶接トーチが接続される前記トーチコネクションにおいて、
軸心部に前記溶接ワイヤが挿通される溶接ワイヤ挿通孔が形成され、金属で形成された給電金具と、
前記給電金具が挿通されて、前記送給ロール方向に係止する係止部が形成された給電金具挿通孔が形成され、ガス穴が軸心方向に貫通して形成され、先端部に前記溶接トーチが接続されるトーチ接続部材と、
前記給電金具が挿入される給電金具挿通孔が形成され、前記給電金具が位置決めされ、ガスホースが接続されるガス流路が内部に形成され、外部にパワーケーブルが接続され、外部でワイヤ送給機フレームに取り付けられ、金属で形成されたワイヤガス電力供給手段とを備え、
前記パワーケーブルから前記ワイヤガス電力供給手段に供給される前記電力が、前記給電金具を経由して前記溶接トーチに供給され、
前記ガスホースから前記ワイヤガス電力供給手段に供給される前記シールドガスが、前記トーチ接続部材の前記ガス穴を経由して前記溶接トーチに供給されることを特徴とするトーチコネクションである。
請求項2の発明は、
前記トーチ接続部材に、前記溶接トーチからの制御信号が流れるトーチスイッチピンが設けられ、
前記溶接トーチからの前記制御信号が流れるトーチスイッチコードの先端部が前記トーチスイッチピンに接続され、
ガスノズルの先端部が前記トーチ接続部材の前記ガス穴に挿入され、前記ガスノズルの基端部が前記ワイヤガス電力供給手段に形成された前記ガス流路に挿入されることを特徴とする請求項1記載のトーチコネクションである。
請求項3の発明は、
前記送給ロールによって送給される前記溶接ワイヤをガイドするアウトレットガイドの先端部が前記給電金具の基端部に挿入されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のトーチコネクションである。
請求項4の発明は、
前記係止部が、前記給電金具の外周面に先端部側が拡径するように形成された段部が、前記トーチ接続部材の前記給電金具挿通孔の内周面に、前記給電金具の外周面に形成された前記段部に対応するように先端部側が拡径するように形成された段部に引っ掛かることによって形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトーチコネクションである。
請求項5の発明は、
前記係止部が、前記給電金具の先端部に雄ねじが形成され、前記トーチ接続部材の前記給電金具挿通孔の内部に、前記給電金具の前記雄ねじに対応した雌ねじが形成されて、前記トーチ接続部材の基端部から前記給電金具の先端部が挿入されて、ねじ止めされて形成され、
前記トーチ接続部材が金属で形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトーチコネクションである。
請求項の発明は、
請求項1〜のいずれか1項に記載のトーチコネクションを使用することを特徴とする溶接ワイヤ送給装置である。
請求項の発明は、
請求項1〜のいずれか1項に記載のトーチコネクションに使用される前記トーチ接続部材と前記給電金具とからなるトーチ接続給電部材である。
本発明のトーチコネクション、溶接ワイヤ送給装置及びトーチ接続給電部材は、トーチ接続給電部材を、2つのトーチスイッチピンと、ガス穴と、給電金具の形状及び位置が異なるトーチ接続給電部材(以下、異なる仕様のトーチ接続給電部材という)に、容易に交換することができる。
本発明の溶接ワイヤ送給装置31のワイヤ送給部32を示す図である。 本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33を先端部側左上から見た斜視図である。 本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33を先端部側左上から見たときの分解斜視図である。 本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33を先端部側右上から見たときの分解斜視図である。 本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33を基端部側左上から見たときの分解斜視図である。 本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33を基端部側右上から見たときの分解斜視図である。 従来技術の溶接ワイヤ送給装置1を示す図である。 従来技術の溶接ワイヤ送給装置1のワイヤ送給部4を示す図である。 従来技術の溶接ワイヤ送給装置1のトーチコネクション13の部分断面図である。 従来技術及び本発明の溶接ワイヤ送給装置の2種類のトーチコネクションの接続箇所を示す図である。
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
図1は、本発明の溶接ワイヤ送給装置31のワイヤ送給部32を示す図であり、図2は、本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33を先端部側左上から見た斜視図であり、図3(A)は、本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33を先端部側左上から見たときの分解斜視図であり、図3(B)は、本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33を先端部側左上から見たときに、トーチ接続給電部材を取り外したときの斜視図であって、2種類のトーチ接続給電部材を示している。図4は、本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33を先端部側右上から見たときの分解斜視図であり、図4(B)は、本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33を先端部側右上から見たときの斜視図であり、2種類のトーチ接続給電部材を示している。図5(A)は、本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33を基端部側左上から見たときの分解斜視図であり、図5(B)は、本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33を基端部側左上から見たときの斜視図であり、2種類のトーチ接続給電部材を示している。図6は、本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33を基端部側右上から見たときの分解斜視図である。
図1において、図8に示した従来技術の溶接ワイヤ送給装置1のワイヤ送給部4と同機能に同符号を付して、説明を省略する。図8に示した従来技術の溶接ワイヤ送給装置1のワイヤ送給部4と異なるトーチコネクション33について、図1〜図6を参照して説明する。トーチコネクション33は、溶接ワイヤ送給装置31の溶接ワイヤ16の送出口に設けられている。図7に示した従来技術の溶接ワイヤ送給装置1と同様に、トーチコネクション33の先端部に溶接トーチ7が接続される。トーチコネクション33の内部に、溶接ワイヤ16が挿通されて、一線式パワーケーブル15によってガイドされて溶接トーチ7に送給される。シールドガス及び電力がトーチコネクション33に供給されて、一線式パワーケーブル15によって溶接トーチ7に供給される。
トーチコネクション33は、トーチ接続給電部材とワイヤガス電力供給手段とから成る。トーチ接続給電部材は、トーチ接続部材34と給電金具35とから成る。トーチ接続部材34は、先端部に溶接トーチ7が接続される。トーチ接続部材34の軸心方向にガス穴34bが貫通されて形成され、トーチ接続部材34の内部に給電金具35が挿通される給電金具挿通孔34aが形成されている。また、トーチ接続部材34に、溶接トーチ7からの制御信号が流れるトーチスイッチピン23a、23bが2個設けられている。図5に示すように、溶接トーチ7からの制御信号が流れるトーチスイッチコード36の先端部が、トーチ接続部材34の基端部側からトーチスイッチピン23a、23bに接続されている。ガスノズル34bの先端部が、トーチ接続部材34の基端部側からガス穴34bに挿入されている。
給電金具35は金属で形成され、給電金具35の基端部が、トーチ接続部材34の先端部側から、トーチ接続部材34の給電金具挿通孔34aに挿通されて、給電金具35の外周面に形成された段部がトーチ接続部材34の給電金具挿通孔34aの内周面に形成された段部に引っ掛かかる。この段部の形状は、図9に示した従来技術の溶接ワイヤ送給装置1のトーチコネクション13のトーチ接続部材17と給電金具18とのそれぞれの段部の形状と同じであるので、図示を省略する。給電金具35は、トーチ接続部材34の給電金具挿通孔34aの全体に亘って挿通されている。トーチ接続部材34に接続される一線式パワーケーブル15の給電部(図示省略)が、トーチコネクション33の給電金具35と接触するために、トーチ接続部材34は、金属で形成される必要はない。
給電金具35は、軸心部にアウトレットガイド37が挿入されるアウトレットガイド挿入孔(図示省略)が形成されている。アウトレットガイド37の先端部に雄ねじが形成され、給電金具35のアウトレットガイド挿入孔の内部に、アウトレットガイド37の雄ねじに対応した雌ねじが形成されている。給電金具35の基端部からアウトレットガイド37の先端部が挿入されて、ねじ止めされ固定されている。アウトレットガイド37は、溶接ワイヤ16が挿通される溶接ワイヤ挿通孔(図示省略)が形成され、送給ロール8bによって送給される溶接ワイヤ16がガイドされる。
ワイヤガス電力供給手段は、ガスホースパワーケーブル接続部材38と、給電ブロック39と、ベースプレート40とから成る。ガスホースパワーケーブル接続部材38は金属で形成され、軸心方向に、給電金具35が挿通される給電金具挿通孔38aが形成されている。また、ガスホースパワーケーブル接続部材38は、ガスホースが流れるガス流路38bが内部に形成され、トーチ接続部材34のガスノズル34bの基端部が、ガスホースパワーケーブル接続部材38のガス流路38bに挿入されている。また、ガスホースパワーケーブル接続部材38の下端部の側面にガスホース接続部材38cが取り付けられていて、ガスホース接続部材38cにガスホース20(図9(A)参照)が接続される。ガスホースパワーケーブル接続部材38の上端部に、パワーケーブル(図示省略)が接続されている。
給電ブロック39は、金属で形成され、下端部が割れた半割構造である。給電ブロック39前面は、ガスホースパワーケーブル接続部材38の後面にねじ止めされている。給電ブロック39の内部に、給電金具35が挿通される給電金具挿通孔39aが形成されている。また、給電ブロック39には、給電金具35の基端部に形成された溝35aに引っ掛かるストッパ39bが設けられている。給電ブロック39に取り付けられたクランプノブ39cを回転させることによって、ストッパ39bが給電ブロック39の給電金具挿通孔の半径方向に移動する。
ガスホースパワーケーブル接続部材38の側面の一方が、ベースプレート40にねじ止めされている。ベースプレート40の基端部に、アウトレットガイド37が挿通されるアウトレットガイド挿通筒40aが設けられている。アウトレットガイド挿通筒40aは、ワイヤ送給装置本体2に取り付けられている。
以下、動作を説明する。溶接電源装置(図示省略)からパワーケーブル(図示省略)によって供給された電力が、ガスホースパワーケーブル接続部材38に供給されて、給電ブロック39及び給電金具35を経由して、一線式パワーケーブル15によって、溶接トーチ7へ供給される。また、ガスボンベ(図示省略)からガスホース20によって供給されたシールドガスは、ガスホースパワーケーブル接続部材38に設けられたガスホース接続部材38cから供給されて、ガスホースパワーケーブル接続部材38のガス流路38bを流れて、トーチ接続部材34のガスノズル34b及びガス穴34bを流れて、一線式パワーケーブル15によって、溶接トーチ7へ供給される。
溶接トーチ7のトーチスイッチ(図示省略)を操作させたときに発生する制御信号が、一線式パワーケーブル15によって、トーチ接続部材34の2つのトーチスイッチピン23a,23bを経由して、トーチスイッチコード36を流れて、制御ケーブル41によって溶接電源(図示省略)へ供給される。
ワイヤ送給装置本体2に取り付けられたワイヤリール3から送り出された溶接ワイヤ16は、ワイヤ送給装置本体2に取り付けられたワイヤ送給部32に挿入される。送給ロール8bによって送出された溶接ワイヤ16が、ワイヤ送給部32の溶接ワイヤ16の送出部に取り付けられたアウトレットガイド37によってガイドされて、一線式パワーケーブル15によって、溶接トーチ7へ送給される。
トーチコネクション33は、溶接トーチ7の一線式パワーケーブル15を機械的に溶接ワイヤ送給装置31に接続するとともに、溶接ワイヤ送給装置31から溶接トーチ7へ溶接ワイヤ16、電力及びシールドガスを供給し、溶接トーチ7からの制御信号を溶接電源へ供給するためのトーチスイッチコード36を接続する機能がある。
次に、溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33のトーチ接続部材34と給電金具35とから成るトーチ接続給電部材を、異なる仕様のトーチ接続給電部材に交換する場合を説明する。まず、トーチ接続部材34に接続されたトーチスイッチコード36のコネクタ36aを制御ケーブル41のコネクタ41aから取り外す。そして、給電ブロック39に取り付けられたクランプノブ39cを回転させて給電ブロック39の半割構造の締め付けを緩めて、ストッパ39bを移動させて、ストッパ39bと給電金具35の溝35aとの引っ掛かりを外して、トーチ接続部材34と給電金具35とから成るトーチ接続給電部材の給電金具35を、給電ブロック39とガスホースパワーケーブル接続部材38とから引き抜く。
異なる仕様のトーチ接続給電部材を用意する。異なる仕様のトーチ接続給電部材の給電金具35と、給電金具35に取り付けられたアウトレットガイド37とを、ガスホースパワーケーブル接続部材38の給電金具挿通孔38aと給電ブロック39の給電金具挿通孔39aとに挿通させる。また、トーチ接続部材34のガスノズル34bの基端部を、ガスホースパワーケーブル接続部材38のガス流路38bに挿入しれて、トーチ接続給電部材のガスホースパワーケーブル接続部材38に対する回転方向の位置決めが行われる。
アウトレットガイド37を、ベースプレート40に設けられたアウトレットガイド挿通筒40aに挿通させる。そして、給電ブロック39に取り付けられたクランプノブ39cを回転させて、ストッパ39bを移動させて、ストッパ39bを給電金具35の溝35aに引っ掛けて、給電ブロック39の半割を締め付ける。このとき、給電金具35の外周面に形成された段部がトーチ接続部材34の給電金具挿通孔34aの内周面に形成された段部に引っ掛かっている。この結果、トーチ接続部材34と給電金具35との軸心方向の位置決めが行われる。トーチ接続部材34に接続されたトーチスイッチコード36のコネクタ36aを制御ケーブル41のコネクタ41aに接続する。
上述した本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33は、トーチ接続給電部材とワイヤガス電力供給手段とから成り、トーチ接続給電部材は、トーチ接続部材34と給電金具35とから成り、ワイヤガス電力供給手段は、ガスホースパワーケーブル接続部材38と、給電ブロック39と、ベースプレート40とから成る。
これらの構造によって、トーチ接続部材34に接続されたトーチスイッチコード36のコネクタ36aを制御ケーブル41のコネクタ41aから取り外して、クランプノブ39cを回転させて、ストッパ39bを移動させて、ストッパ39bと給電金具35の溝35aとの引っ掛かりを外して、給電ブロック39の半割の締め付けを緩めることによって、トーチ接続部材34と給電金具35とを、ガスホースパワーケーブル接続部材38と給電ブロック39とから引き抜くことができる。そして、仕様の異なるトーチ接続給電部材の給電金具35を、ガスホースパワーケーブル接続部材38の給電金具挿通孔38aと給電ブロック39の給電金具挿通孔39aとに挿通させて、クランプノブ39cを回転させて、ストッパ39bが給電ブロック39の給電金具挿通孔の半径方向に移動して、ストッパ39bを、給電金具35の溝35aに引っ掛ける。また、クランプノブ39cを回転させることによって、給電ブロック39の半割が締め付けられて、トーチ接続給電部材がガスホースパワーケーブル接続部材38と給電ブロック39とに固定される。そして、トーチ接続部材34に接続されたトーチスイッチコード36のコネクタ36aを、制御ケーブル41のコネクタ41aに接続して、トーチ接続給電部材をワイヤガス電力供給手段に取り付けることができるので、トーチ接続給電部材を仕様の異なるトーチ接続給電部材に、容易に交換することができる。
また、従来技術の溶接ワイヤ送給装置1のトーチコネクション13は、アウトレットガイド12が給電金具18に送給ロール8b側から挿入されていて、固定されていなかった。そのために、溶接ワイヤ16の送給に伴って、アウトレットガイド12が移動して、アウトレットガイド12の先端部が一線式パワーケーブルの給電部に当接して停止していた。その結果、送給ロール8bとアウトレットガイド12との間の隙間が大きくなって、この間で、溶接ワイヤ16が座屈する場合があった。しかし、本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33は、アウトレットガイド37が給電金具35にねじ込まれて固定されているので、溶接ワイヤ16が座屈することを低減することができる。
溶接ワイヤ16を直径の異なる溶接ワイヤ16に変更する場合、アウトレットガイド37を、変更する溶接ワイヤ16の直径に対応するアウトレットガイド37に交換する必要がある。従来技術の溶接ワイヤ送給装置1のトーチコネクション13は、アウトレットガイド12を交換するとき、アウトレットガイド12を溶接トーチ7側から引き抜くことができないために、送給ロール8bを取り外してからアウトレットガイド12を給電金具18から引き抜いていた。そのために、アウトレットガイド12を交換することが容易ではなかった。しかし、本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33は、トーチ接続給電部材をワイヤガス電力供給手段から容易に取り外すことができるので、アウトレットガイド37を給電金具35から取り外したり、取り付けたりすることが容易にでき、工具を使用する必要がないので、アウトレットガイド37の交換を容易に行うことができる。
上述した本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33は、給電金具35がトーチ接続部材34の先端部側から給電金具挿通孔34aの全体に亘って挿通されているが、この代わりに、給電金具35の先端部に雄ねじが形成され、トーチ接続部材34の給電金具挿通孔34aの内部に、給電金具35の雄ねじに対応した雌ねじが形成されて、トーチ接続部材34の基端部から給電金具35の先端部が挿入されて、ねじ止めされても良い。この場合は、トーチ接続部材34に接続される一線式パワーケーブル15の給電金具(図示省略)が、トーチ接続部材34の給電金具挿通孔34aと接触して、給電金具35とは接触していないので、トーチコネクション33の給電金具35と、一線式パワーケーブル15の給電金具35とを導通させるために、トーチ接続部材34は金属で形成される必要がある。
上述した本発明の溶接ワイヤ送給装置31のトーチコネクション33は、トーチ接続給電部材が、トーチ接続部材34と給電金具35とから成っているが、トーチ接続部材34と給電金具35とが、一体もので形成されていても良い。
1 溶接ワイヤ送給装置
2 ワイヤ送給装置本体
3 ワイヤリール
4 ワイヤ送給部
5 ワイヤスタンド
6 モータ
7 溶接トーチ
8a、8b 送給ロール
9a、9b 加圧ロール
10 インレットガイド
11 センターガイド
12 アウトレットガイド
13 トーチコネクション
15 一線式パワーケーブル
16 溶接ワイヤ
17 トーチ接続部材
17a 給電金具挿通孔
17b 給電金具挿通孔の段部
18 給電金具
18b 給電金具の段部
19 給電ブロック
20 ガスホース
21 トーチスイッチコード
21a コネクタ
23a、23b トーチスイッチピン
24 ガス穴
31 溶接ワイヤ送給装置
32 ワイヤ送給部
33 トーチコネクション
34 トーチ接続部材
34a トーチ接続部材の給電金具挿通孔
34b ガスノズル
35 給電金具
35a 給電金具の溝
36 トーチスイッチコード
36a トーチスイッチコードのコネクタ
37 アウトレットガイド
38 ガスホースパワーケーブル接続部材
38a ガスホースパワーケーブル接続部材の給電金具挿通孔
38b ガス流路
38c ガスホース接続部材
39 給電ブロック
39a 給電ブロックの給電金具挿通孔
39b ストッパ
39c クランプノブ
40 ベースプレート
40a アウトレットガイド挿通筒
41 制御ケーブル
41a 制御ケーブルのコネクタ

Claims (7)

  1. 溶接ワイヤが送給ロールによって送給される溶接ワイヤ送給装置の前記溶接ワイヤの送出口に設けられるトーチコネクションであって、
    内部に前記溶接ワイヤが挿通されて、内部にシールドガス及び電力が供給され、
    先端部に溶接トーチが接続される前記トーチコネクションにおいて、
    軸心部に前記溶接ワイヤが挿通される溶接ワイヤ挿通孔が形成され、金属で形成された給電金具と、
    前記給電金具が挿通されて、前記送給ロール方向に係止する係止部が形成された給電金具挿通孔が形成され、ガス穴が軸心方向に貫通して形成され、先端部に前記溶接トーチが接続されるトーチ接続部材と、
    前記給電金具が挿入される給電金具挿通孔が形成され、前記給電金具が位置決めされ、ガスホースが接続されるガス流路が内部に形成され、外部にパワーケーブルが接続され、外部でワイヤ送給機フレームに取り付けられ、金属で形成されたワイヤガス電力供給手段とを備え、
    前記パワーケーブルから前記ワイヤガス電力供給手段に供給される前記電力が、前記給電金具を経由して前記溶接トーチに供給され、
    前記ガスホースから前記ワイヤガス電力供給手段に供給される前記シールドガスが、前記トーチ接続部材の前記ガス穴を経由して前記溶接トーチに供給されることを特徴とするトーチコネクション。
  2. 前記トーチ接続部材に、前記溶接トーチからの制御信号が流れるトーチスイッチピンが設けられ、
    前記溶接トーチからの前記制御信号が流れるトーチスイッチコードの先端部が前記トーチスイッチピンに接続され、
    ガスノズルの先端部が前記トーチ接続部材の前記ガス穴に挿入され、前記ガスノズルの基端部が前記ワイヤガス電力供給手段に形成された前記ガス流路に挿入されることを特徴とする請求項1記載のトーチコネクション。
  3. 前記送給ロールによって送給される前記溶接ワイヤをガイドするアウトレットガイドの先端部が前記給電金具の基端部に挿入されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のトーチコネクション。
  4. 前記係止部が、前記給電金具の外周面に先端部側が拡径するように形成された段部が、前記トーチ接続部材の前記給電金具挿通孔の内周面に、前記給電金具の外周面に形成された前記段部に対応するように先端部側が拡径するように形成された段部に引っ掛かることによって形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトーチコネクション。
  5. 前記係止部が、前記給電金具の先端部に雄ねじが形成され、前記トーチ接続部材の前記給電金具挿通孔の内部に、前記給電金具の前記雄ねじに対応した雌ねじが形成されて、前記トーチ接続部材の基端部から前記給電金具の先端部が挿入されて、ねじ止めされて形成され、
    前記トーチ接続部材が金属で形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトーチコネクション。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のトーチコネクションを使用することを特徴とする溶接ワイヤ送給装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載のトーチコネクションに使用される前記トーチ接続部材と前記給電金具とからなるトーチ接続給電部材。
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