JP6358698B2 - 点滴スタンド - Google Patents

点滴スタンド Download PDF

Info

Publication number
JP6358698B2
JP6358698B2 JP2014140623A JP2014140623A JP6358698B2 JP 6358698 B2 JP6358698 B2 JP 6358698B2 JP 2014140623 A JP2014140623 A JP 2014140623A JP 2014140623 A JP2014140623 A JP 2014140623A JP 6358698 B2 JP6358698 B2 JP 6358698B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
tip
drip stand
vertical direction
extending portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014140623A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016016115A (ja
Inventor
泉 賢二
賢二 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimane Prefecture
Original Assignee
Shimane Prefecture
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimane Prefecture filed Critical Shimane Prefecture
Priority to JP2014140623A priority Critical patent/JP6358698B2/ja
Publication of JP2016016115A publication Critical patent/JP2016016115A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6358698B2 publication Critical patent/JP6358698B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

本発明は、病院等で用いられる、輸液バッグなどを引っ掛けるための点滴スタンドに関する。
従来、病院において、移動可能な点滴スタンドが用いられている。この点滴スタンドの使用は、点滴治療を受けている患者が、その治療を中断せずに病院内を動くことを可能にする。
点滴スタンドには、フックの先端を鉛直方向上方に突出させ、その先端を通してそのフックに(薬、生理食塩水などを貯蔵する)輸液バッグ(または輸液パック)を掛けるものがある。一方、病院の病室などではベッド周囲がカーテンで仕切られていることがあり、このカーテンは部分的に網目状に構成されている。したがって、フックの先端を外方にむやみに突出させることで、その先端がカーテンなどに引っ掛かり易くなるという問題がある。
一方、点滴スタンドの一例を特許文献1は開示する。特許文献1の点滴スタンドは、キャスタ(車輪)を備えた脚ベースと、このベースから鉛直方向上方に延びる支柱と、この支柱に設けられたフックとを備える。フックは支柱からそれを中心として径方向に真っ直ぐ延出する延出部と、この延出部の先端部に設けられたフック本体とを備えている。特許文献1では、フックの折り返された先端がカーテンに引っかかってしまうという不具合を抑制するように、フックは支柱と延出部とにより定められる平面上から逸脱しないように折り返された形状を有し、その先端はまさに支柱に向けて延出されている。
また、特許文献2も、点滴スタンドを開示する。特許文献2は、点滴スタンドのフックの先端に医療用カーテンがひっかからないようにすると共に、輸液バッグを容易に着脱できるように、フックの先端にゴム材料でできたキャップ部材を取り付けることを提案する。フックは、特許文献1の点滴スタンドと同様に、その延出部と支柱とにより定められる平面上から逸脱しないように折り返された形状を有し、その先端はまさに鉛直方向上方に向けられていて、延出部と対向する。キャップ部材はフック先端と延出部との間に隙間がほとんどないように設けられ、キャップ部材に外力を加えて折り曲げることで、輸液バッグをフックに着脱するように構成されている。
特開2013−17653号公報 特開2014−64812号公報
上記特許文献1に記載の点滴スタンドでは、フックの先端は支柱に向けて延出されているので、フックに輸液バッグを引っ掛けるためには、輸液バッグを支柱とフックの先端との間にフックの脇から必ず入れることが必要である。このような取付作業は、輸液バッグの操作スペースの点、および、フック先端の視認に問題を有し、改善が望まれる。
さらに、特許文献2に記載の点滴スタンドでは、フックに輸液バッグを取り付けるためには、キャップ部材を折り曲げる必要があり、輸液バッグを片手でフックに取り付けることは容易でない。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みて創案され、その目的は、点滴スタンドにおいて、フックの先端がカーテンに引っかかることを抑制しつつ、フックへの輸液バッグの取付性を改善することにある。
本発明の一態様によれば、
ベースから鉛直方向上方に延びる支柱にフックを備える点滴スタンドであって、
該フックは、
前記支柱から外方に延出する延出部と、
該延出部から該延出部の鉛直方向下方側に延在し、該延出部の鉛直方向下方側に先端を有するフック本体と
を備え、
該フック本体の先端は、該フックを鉛直方向上方からみたときに、前記延出部によって分けられる2つの領域のうちの第1領域から前記2つの領域のうちの第2領域に向けられ、かつ、該延出部に覆われるまたは前記第1領域に位置する、
点滴スタンドが提供される。
フック本体の先端は、該フックを鉛直方向上方からみたときに、延出部に達していてもよい。この場合、フック本体の先端は、全体的に延出部に覆われてもよく、部分的に覆われてもよく、ほとんどまたは全く覆われなくてもよい。あるいは、フック本体の先端は、該フックを鉛直方向上方からみたときに、延出部から離れて第1領域に位置してもよい。好ましくは、フックを鉛直方向上方からみたときに、フック本体の先端は、延出部に沿った支柱向きの方向の成分を含む方向に延びている。フックを鉛直方向上方からみたときに略三角形形状をなすように、フック本体は形付けられることができる。
また、フック本体の先端は、鉛直方向上方側を向いているとよい。代わりに、フック本体の先端は、略水平方向に延びてもよい。そして、フック本体は、延出部と先端との間に、略鉛直方向下方側に突き出るように形付けられた略U字形状部を備えるとよい。
好ましくは、フックは、支柱に着脱自在に取り付けられる。
本発明は、上記点滴スタンドにおけるフックにも存する。
上記構成を有する本発明の一態様に係る点滴スタンドによれば、フック本体は延出部から該延出部の鉛直方向下方側に延在し、その先端は、フックを鉛直方向上方からみたときに、延出部によって分けられる2つの領域のうちの第1領域から第2領域に向けられ、かつ、延出部に覆われるまたは第1領域に位置する。したがって、フックを鉛直方向上方からみたときに、フック本体の先端が延出部を超えて突き出ないので、その先端がカーテン等に引っ掛かることを抑制できる。さらに、上記構成によれば、フックを鉛直方向上方からみたときに、フック本体の先端は第1領域から第2領域に向けられているので、その先端の前方にはより広い空間を確保できる。したがって、フックへの輸液バッグの着脱がより容易になり、その取付性の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る点滴スタンドの斜視図である。 図1の点滴スタンドの上部のフック周囲の部分拡大斜視図である。 図2のフック周囲の正面図である。 図2のフック周囲の平面図である。 図4の円Vで囲んだ部分の拡大図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1に、本発明の一実施形態の点滴スタンド10を示す。図1に示されるように、点滴スタンド10は、ベース12と、支柱14と、フック16とを備える。ベース12は、ベース本体17に、複数のキャスタ(つまり車輪)18を備えている。キャスタ18の数および配置は、変更可能である。ベース12は、点滴スタンド10を倒れないように直立状態に安定的に維持できると共に、キャスタ18の作用により移動可能に構成されている。なお、キャスタを備えないベースも採用することができる。また、ベースは、ベッド、車椅子などに取り付け可能に構成された取付部であってもよい。
支柱14は、ベース12から鉛直方向上方に延びている。したがって、支柱14は、鉛直方向に延びる軸線14Aを有する。点滴スタンド10では、支柱14はベース12にしっかりと固定されているが、ベース12から着脱自在である。支柱14は、ベース12と一体的に構成されてもよい。さらに、支柱14は、複数の管状部材14b、14c、14dが入れ子式に連結されて構成されていて、伸縮自在に(長さ調節可能に)構成されている。また、支柱14の途中には、取っ手20が設けられている。取っ手20は、患者や医療関係者などが点滴スタンドを移動させるときに把持される。
なお、本発明は、ベース12や支柱14の種々の変形、形態を許容する。したがって、既知のベースや支柱は、ベース12や支柱14として、用いられることができる。例えば、特許文献1の点滴スタンドのベースや支柱、特許文献2の点滴スタンドのベースや支柱も、ベース12や支柱14として、用いられることができる。また、ベース12や支柱14は種々の材料から作られることができる。
フック16は、輸液バッグを取り付け可能に(つまり引っ掛けることができるように)構成されたユニット(フックユニット)であり、支柱14に備えられている。点滴スタンド10では、フック16は4つのフックセクション16Aを備えていて、それらフックセクション16Aは一体的に構成されていて実質的に1つのフック16を構成する。しかし、4つのフックセクション16は互いに対して独立して、4つのフックからなってもよい。あるいは、4つのフックセクション16Aのうちの2つが一体的に構成され、残りの2つが一体的に構成されてもよい。なお、本発明は点滴スタンドにおけるフックセクションの数を限定せず、1つでも、2つでも、3つでも、5つより多くてもよい。ただし、好ましくは、点滴スタンドにおけるフックは、支柱を中心に、バランスよく配置または構成されるのがよく、複数のフックセクションまたはフックが用いられるとよい。そして、それらフックセクションは、支柱の軸線周りに回転対称に配置されるとよい。点滴スタンドにおけるフックセクションの数がn個(ただしnは2以上の整数)であるとき、n個のフックセクションは、支柱14の軸線14A周りに実質的にn回対称に配置されるとよい。また、後述するように、フック16は延出部とフック本体とを備え、フックセクションは1つの延出部と1つのフック本体とを備える。しかし、例えば、1つの延出部の両端に2つのフック本体が設けられてもよく、この場合、1の延出部は2つの延出部が一体となったものとみなすことができる。本発明は、少なくとも1つの延出部と、少なくとも1つのフック本体とを備える種々の形態のフック(つまりフックユニット)を許容する。
フック16は、特にここでは支柱14に着脱自在に取り付けられている。フック16は支柱14の鉛直方向上部端に配置され、キャップ部22によりその接続構造(不図示)は覆われている。ここでは、フック16は環状部24を備え、そこに、支柱14の先端が差し込まれている。フック16の環状部24の内径は支柱14の先端の外径とほぼ同じ大きさを有し、それらは互いにぴったりと嵌め合わされている。しかし、フック16の環状部に支柱14を差し込んだ状態で、ねじ等の機械的手段により、それらの結合力がさらに高められてもよい。あるいは、フック16が支柱14の先端の溝などの凹部に嵌め込まれて、キャップ部22でそれらが相互に固定されてもよい。なお、フック16と支柱14との接続部は、任意の接続構造を採用できる。
フック16は、支柱14から外方に延出する延出部26と、この延出部26から延在するフック本体28とを備える。点滴スタンド10では、フック16は4つのフックセクション16Aを備え、つまり4つの延出部26と4つのフック本体28とを備える。以下では、4つのフックセクション16Aはそれぞれ同じ構成(および形状)を有するので、1つの延出部26とそれにつながる1つのフック本体28とからなる1つのフックセクション16A(図3および図4の各々で左側に位置するフックセクション16A)について主に説明する。
フック16の1つのフックセクション16Aは、1つの延出部26と、そこから延びる1つのフック本体28とを備える。延出部26は、支柱14を中心にそこから径方向に真っ直ぐ突き出るように構成されている。フック16の延出部26は、図1の点滴スタンド10では、略水平に延在する。なお、延出部26は、略真っ直ぐであるとよいが、湾曲してもよい。
延出部26の先端(外方端部)に、フック本体28は接続している。延出部26とフック本体28とは、1つの線状部材から作られているので、一体的である。しかし、延出部26とフック本体28とは、別部材で構成され、その後一体的に接合されたり、組み立てられたりしてもよい。なお、フック16は、種々の材料から作られることができ、1種類の材料で作られても複数種類の材料を組み合わせて作られてもよい。例えば、フック16は、鉄鋼材料、Al合金などの金属から作られてもよく、樹脂から作られてもよい。
フック本体28は、フック16を鉛直方向上方からみたときに(つまり図4において)、全体的にみると、延出部26との接続部Cから、延出部26に沿った支柱14向きの方向(図4の矢印D1方向)の成分を含む方向に延びている。したがって、フック本体28の先端(部)28tは支柱14を中心にして径方向で最も外側には位置しない。
さらに、フック本体28は、接続部Cにある延出部26の先端から鉛直方向下方側に延び、略U字形状部28uを形成するように略鉛直方向上方側に方向を変えるように湾曲した形状を有する。自由端部であるフック本体28の先端28tは、それ故、鉛直方向下方側から上方側に向けられている。ただし、フック本体28は、接続部Cを起点に、全体的に延出部26の鉛直方向下方側に延在し、鉛直方向において延出部26を横切らない。したがって、フック本体28の先端28tは、延出部26の鉛直方向下方側に位置する。
フック本体28の先端28tの鉛直方向上方側への傾き度合いを表す指標として、図3における、フック本体28の先端28tの傾き角(以下、第1傾き角)αを用いることができる。フック本体28の先端28tの第1傾き角αは、延出部26の軸線26Aが実質的に紙面に平行に延びるようにフック16が表された図(つまり図3)において定められるとよく、先端28tに沿った軸線28Aと、支柱14の軸線14Aに対して直交するように定められる平面S1との間の角度として定められる。第1傾き角αは、図3では約30°であるが、これに限定されない。第1傾き角αは、0°以上90°未満の任意の値に設定されることができ、5°以上60°以下の範囲にあるとよい。ただし、第1傾き角αは0°であってもよい。第1傾き角αがほぼ0°のとき、フック本体28の先端28tは実質的に水平方向に延びる。
さらに、フック本体28の先端28tは、フック16を、特にフックセクション16Aを鉛直方向上方からみたときに(つまり図4において)、延出部26によって分けられる2つの領域のうちの第1領域A1(図4中で延出部を基準に下側の領域)から同2つの領域のうちの第2領域A2(図4中で延出部を基準に上側の領域)に向けられている。ただし、フック本体28の先端28tは、図4において、第2領域A2に達しないで、実質的に第1領域A1にある。より正確には、フック本体28の先端28tは、図4において、延出部26に達していて、さらに部分的に延出部26の真下に入って延出部26によって覆われている。しかし、フック本体28の先端28tは、部分的にではなく、全体的に、延出部26によって覆われて(延出部26の下に入って)いてもよい。あるいは、フック本体28の先端28tは、図4において、延出部26に達するが延出部26によって全く覆われなくてもよく、延出部から離れて第1領域A1に位置してもよい。しかし、フック本体28の先端28tは、図4において延出部26を横切って第2領域に突出しないとよい。
さらに、図から明らかなように、フック本体28の先端28tは鉛直方向で延出部26にある程度近接する。このフック本体28の先端28tと延出部26との間の幅W1は図3に示され、鉛直方向の長さであり、任意に設定できる。しかし、輸液バッグの着脱性およびカーテンへの先端28tの引っ掛かり難さの点から、この幅W1は、輸液バッグを引っ掛けるのに十分な長さを有し、一方でカーテンの網目状部にひっかからない程度の長さに設定されるとよい。カーテンの網目状部の網目の大きさなどによるが、例えば幅W1は2cm以上に設定され、例えば10cm以下に設定される。
さらに、上で述べたように、フック本体28は、フックを鉛直方向上方からみたときに(つまり図4において)、全体的に、図4の矢印D1方向の成分を含む方向に延びている。特に、フック本体28の先端28tは図4において矢印D1方向の成分を含む方向に延び、かつ、図4において第1領域A1から第2領域A2に向けられているので、図4においてフック本体28は延出部26と略三角形形状をなす。
さらに、輸液バッグの取付性を改善すると共にフック本体28の先端が引っ掛かることを抑制する観点から、図5におけるフック本体28の先端28tの延出部26に対する傾き角(以下、第2傾き角)βが設定されるとよい。第2傾き角βは、フック本体28の先端28tが第1領域A1から第2領域A2に向いている度合いを表す指標として、用いられてもよい。第2傾き角βは、支柱14の軸線14Aが実質的に紙面に直角に延びる図(図4および図5)において定められ、先端28tに沿った軸線28Aと、延出部26の軸線26Aとの間の角度として定められる。第2傾き角βは、図5では約45°であるが、これに限定されない。第2傾き角βは、0°より大きく90°以下の任意の値に設定されるとよく、好ましくは15°以上60°以下の範囲にある。なお、第2傾き角βは、90°を超える角度を有するように設定されることも可能であるが、好ましくは90°以下の角度に設定される。
このような構成を有する点滴スタンド10の効果を以下説明する。
点滴スタンド10では、フック本体28は延出部26の鉛直方向下方側に延在し、その先端28tは延出部26の鉛直方向下方側に位置し、図4において第1領域A1から第2領域A2に向けられていて、第2領域A2に達しない。したがって、フック本体28の先端28tは第2領域に突き出さず、カーテン等に引っ掛かり難い。また、フック本体28の先端28tと延出部26との間の図3における幅W1を上で述べたように所定範囲内に設定することで、フックへの取付性を損なわずに、さらにフック本体28の先端28tのカーテンへの引っ掛かりを好適に防ぐことができる。
さらに、先端28tを含むフック本体28は、概して、図4において、延出部26との接続部Cから、矢印D1方向の成分を含む方向に延びている。したがって、フック本体28の先端28tは支柱14側に位置し、外方に突出しない。それ故、さらに、フック本体28の先端28tはカーテン等に引っ掛かり難くなる。
また、点滴スタンド10では、フック本体28の先端28tは第1領域A1から第2領域A2に向けられていて第2領域に達していないので、その先端28tの前方には、第2領域A2という広い空間が広がる。したがって、フック本体28の先端28tに輸液バッグを引っ掛けて取り付けるとき、その作業領域を広く確保できる。さらに、フック本体28の先端28tは第1領域A1から第2領域A2に向けられているので、第2領域から医療従事者などの作業者はフック本体28の先端28tに対峙することができる。よって、輸液バッグの取付性が向上する。
また、フック本体28は、延出部26と先端28tとの間に、略鉛直方向下方側に突き出るように形付けられた略U字形状部28uを備え、その先端28が鉛直方向上方側を向いている。したがって、輸液バッグの係合部(例えば穴)を上方から先端28に容易に引っ掛けることができ、フック本体28に取り付けられた輸液バッグを略U字形状部28uにより安定的に保つことができる。
さらに、点滴スタンド10では、特許文献2の点滴スタンドのようにフックの先端にキャップ部材を装着する必要が無い。したがって、医療従事者などは、片手で、容易かつ的確に、点滴スタンドのフック本体に輸液バッグを引っ掛け、あるいは、そこから取り外すことができる。
また、点滴スタンドに引っ掛けるものには、樹脂製以外に、樹脂に比べて割れ易いガラス製のものもある。点滴スタンド10では、上で述べたように、第2領域A2という広い空間から、医療従事者などはフック本体28の先端28tに輸液バッグを引っ掛けることができ、またそこから取り外すことができる。したがって、その作業性が向上し、その作業は容易になる。一方、この第2領域A2のような広い空間エリアは、特許文献1や特許文献2に記載の点滴スタンドでは確保することができない。したがって、例えばガラス製薬瓶を用いるとき、点滴スタンド10では、特許文献1や特許文献2に記載の点滴スタンドに比べて、その薬瓶を安全に扱うことが容易になる。
上記説明では、フック16に引っ掛けられるものとして、主として輸液バッグを記した。しかし、フック16に引っ掛けられるものは、これに限定されず、特に限定されず、例えば、血液バッグなどの他の医療容器であってもよい。
前述した実施形態等では、本発明をある程度の具体性をもって説明したが、本発明はそれら実施形態等に限定されるものではない。本発明については、特許請求の範囲に記載された発明の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。すなわち、本発明には、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が含まれる。
10 点滴スタンド
12 ベース
14 支柱
16 フック
16A フックセクション
26 延出部
28 フック本体
28t 先端
28u 略U字形状部

Claims (10)

  1. ベースから鉛直方向上方に延びる支柱にフックを備える点滴スタンドであって、
    該フックは、
    前記支柱から外方に延出する延出部と、
    該延出部から該延出部の鉛直方向下方側に延在し、該延出部の鉛直方向下方側に先端を有するフック本体と
    を備え、
    該フック本体の前記先端は、該フックを鉛直方向上方からみたときに、前記延出部によって分けられる2つの領域のうちの第1領域から前記2つの領域のうちの第2領域に向けられ、かつ、該延出部に覆われるまたは前記第1領域に位置する、
    点滴スタンド。
  2. 前記フック本体の前記先端は、該フックを鉛直方向上方からみたときに、前記延出部に達している、請求項1に記載の点滴スタンド。
  3. 前記フック本体の前記先端は、該フックを鉛直方向上方からみたときに、前記延出部から離れて前記第1領域に位置する、請求項1に記載の点滴スタンド。
  4. 前記フックを鉛直方向上方からみたときに、前記フック本体の前記先端は、前記延出部に沿った前記支柱向きの方向の成分を含む方向に延びている、請求項1から3のいずれか一項に記載の点滴スタンド。
  5. 前記フックを鉛直方向上方からみたときに略三角形形状をなすように、前記フック本体は形付けられている、請求項4に記載の点滴スタンド。
  6. 前記フック本体の前記先端は、鉛直方向上方側を向いている、請求項1から5のいずれか一項に記載の点滴スタンド。
  7. 前記フック本体の前記先端は、略水平方向に延びる、請求項1から5のいずれか一項に記載の点滴スタンド。
  8. 前記フック本体は、前記延出部と前記先端との間に、略鉛直方向下方側に突き出るように形付けられた略U字形状部を備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の点滴スタンド。
  9. 前記フックは、前記支柱に着脱自在に取り付けられている、請求項1から8のいずれか一項に記載の点滴スタンド。
  10. 請求項9に記載の点滴スタンドにおけるフック。
JP2014140623A 2014-07-08 2014-07-08 点滴スタンド Active JP6358698B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014140623A JP6358698B2 (ja) 2014-07-08 2014-07-08 点滴スタンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014140623A JP6358698B2 (ja) 2014-07-08 2014-07-08 点滴スタンド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016016115A JP2016016115A (ja) 2016-02-01
JP6358698B2 true JP6358698B2 (ja) 2018-07-18

Family

ID=55231857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014140623A Active JP6358698B2 (ja) 2014-07-08 2014-07-08 点滴スタンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6358698B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60104145U (ja) * 1983-12-20 1985-07-16 株式会社 大塚製薬工場 輸液容器用の携帯支吊装置
JP3466180B2 (ja) * 2002-04-22 2003-11-10 国一 宮地 多機能型点滴スタンド
JP3096656U (ja) * 2003-03-25 2003-09-26 キングラン株式会社 イルリガートル台用カバー
JP2013017653A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Kokuyo Co Ltd 点滴スタンド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016016115A (ja) 2016-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2612855T3 (es) Dispositivo de seguridad de aguja para dispositivos médicos
TW201529114A (zh) 注射器針頭組件以及使用所述注射器針頭組件之安全注射器與安全注射器裝置
WO2014192926A1 (ja) 点滴スタンド、及び、点滴スタンド用のアタッチメント
JP6358698B2 (ja) 点滴スタンド
US518733A (en) Adjustable waiter for invalid bedsteads or chairs
JP2014233398A (ja) 点滴スタンド、及び、点滴スタンド用の輸液吊り下げ具
JP6200239B2 (ja) 点滴スタンド
CN203777402U (zh) 一种医用多功能输液架
CN203935486U (zh) 病床用呼吸机支架
JP2021522001A (ja) 血管閉塞デバイス
CN104225710A (zh) 一种输液架
JP2013017655A (ja) 点滴スタンド
CN209203786U (zh) 一种急救转运架
CN209301607U (zh) 一种多功能深静脉置管穿刺车
CN208193344U (zh) 一种医疗用防脱输液架
CN206566124U (zh) 脑室引流袋支架
CN205494228U (zh) 一种新型多功能护理托架装置
CN206443799U (zh) 一种小儿外科专用组合式防护支架
JP2018007766A (ja) 点滴スタンド
CN208905728U (zh) 无创取环钩及取环护理包
CN209500264U (zh) 一种医用拉钩及手术组件
KR20150003717U (ko) 의료용 다목적 링거 걸이대
CN204839775U (zh) 一种移动式多功能治疗车
CN208552025U (zh) 一种内镜治疗用置物推车
RU198608U1 (ru) Стационарная складная штанга для поддержки капельниц

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6358698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250