JP6358069B2 - 情報出力制御装置及びプログラム - Google Patents

情報出力制御装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6358069B2
JP6358069B2 JP2014249707A JP2014249707A JP6358069B2 JP 6358069 B2 JP6358069 B2 JP 6358069B2 JP 2014249707 A JP2014249707 A JP 2014249707A JP 2014249707 A JP2014249707 A JP 2014249707A JP 6358069 B2 JP6358069 B2 JP 6358069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
information
image
display device
electronic paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014249707A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016110545A (ja
Inventor
重雄 倉掛
重雄 倉掛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2014249707A priority Critical patent/JP6358069B2/ja
Priority to US14/864,024 priority patent/US20160173840A1/en
Priority to CN201510907531.3A priority patent/CN105700803B/zh
Publication of JP2016110545A publication Critical patent/JP2016110545A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6358069B2 publication Critical patent/JP6358069B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、表示情報を出力する情報出力制御装置及びプログラムに関する。
一般に、表示情報を出力する情報出力制御装置として、例えば、光源や透過型液晶パネルなどを使用し、外部の投影対象物(表示対象物:スクリーン)上に画像を投影表示させるプロジェクタ装置を利用して、各種の資料(画像)を表示対象物(スクリーン)上に投影させてプレゼンテーションを行う場合に、その発表者などは、スクリーン上の資料にしたがってその補足説明や注意事項などを口頭説明しながらスクリーン上の必要箇所を指示するようにしている。このような場合、従来では投影中の画像上でのペンの指示軌跡を投影中の画像上に投影するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。更に、投影に関しては、移動する対象物上にプロジェクションマッピングで画像を投影するようにした技術(特許文献2参照)も知られている。
特開2003−78686号公報 特開2013−192189号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術は、電子黒板のスクリーンを投影対象物とするものであるが、ペン操作されたデバイス上の位置を単に特定するものであり、どれを投影対象として、どのような内容の表示情報を投影表示させるのかを特定するものではなかった。また、上述した特許文献2の技術は、表示対象物の位置や形状の変化を確認して投影表示させるものであり、どれを対象として、どのような内容の表示情報を投影表示させるのかを特定するものではなかった。なお、このことはプロジェクタ装置に限らず、他の情報出力制御装置であっても同様の問題を生じる。
本発明の課題は、どの表示対象物への表示であるか、その表示対象物がどのエリア内に実在しているのかに応じて表示情報の出力を適切に制御できるようにすることである。
上述した課題を解決するために本発明は、
情報を出力する情報出力制御装置であって、
所定の表示デバイスが表示画面に表示させている情報を前記表示デバイスを撮像することにより画像として取得し、当該取得した画像を前記表示デバイスと対応付けて登録する画像登録手段と、
所定のエリア内に前記表示デバイスが実在しているか否かを特定するとともに、前記所定のエリア内に前記表示デバイスが実在している場合には前記表示デバイスの配置位置を特定する特定手段と、
前記特定手段により前記表示デバイスの配置位置が特定された場合に、前記表示デバイスが情報を表示画面に表示させているか否かまたは前記表示デバイスが表示画面に表示させている情報を検出する検出手段と、
予め前記表示画像登録手段により前記所定の表示デバイスに対応付けられて前記画像が登録されていた場合であって、前記検出手段により前記表示デバイスが表示画面に情報を表示させていないことを検出した場合に、または前記検出手段により検出された情報が前記画像と異なる場合に、前記表示デバイスに対応するように前記画像を前記所定のエリア内に投影表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記検出手段により前記表示デバイスが表示画面に情報を表示させていないことを検出した場合には前記画像を前記表示デバイス上に投影表示させ、前記検出手段により検出された情報が前記画像と異なる場合には前記画像を前記表示デバイスの近傍に投影表示させる、
ことを特徴とする。
本発明によれば、どの表示対象物への表示であるか、その表示対象物がどのエリア内に実在しているのかに応じて表示情報の出力を適切に制御することができる。
情報出力制御装置として適用したカメラ機能付きプロジェクタ装置の使用例を示した図。 カメラ機能付きプロジェクタ装置の基本的な構成要素を示したブロック図。 (1)〜(7)は、投影可能エリア2a内に置かれた電子ペーパ3に関連付けて表示される投影内容を説明するための図。 (1)は、表示情報メモリM3を説明するための図、(2)は、表示箇所メモリM4を説明するための図。 電源投入に応じて実行開始されるカメラ付のプロジェクタ装置1の動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャート。 図5の動作に続くフローチャート。 図5の動作に続くフローチャート。 (1)〜(3)は、投影表示の表示箇所として「電子ペーパの近傍」が選択されている場合において、投影可能エリア2a内に置かれた電子ペーパ3に関連付けて表示される投影内容を説明するための図。
以下、図1〜図8を参照して本発明の実施形態を説明する。
本実施形態は、表示情報を出力する情報出力制御装置としてカメラ付のプロジェクタ装置に適用した場合を例示したもので、図1は、このカメラ機能付きプロジェクタ装置の使用例を示した図である。
情報出力制御装置(カメラ付のプロジェクタ装置)1は、プロジェクタ機能の他に、カメラ機能、通信機能などを備えている。このプロジェクタ装置1は、例えば、会議室などの机面2上に載置可能な構成のスタンドタイプの装置であり、その基台1aから延びる起立アーム部1bの先端付近には、投影用レンズ取付部1c及び撮影用レンズ取付部1dが配設されている。
情報出力制御装置(カメラ付のプロジェクタ装置)1は、机面2上に実在する表示対象物(投影対象物:電子ペーパ3)に対してその上方から表示情報に応じた光を照射したり、電子ペーパ3をその上方から撮影したりする。図示の例は、会議室などの環境下において、机面2上の隅部などにカメラ付のプロジェクタ装置1を載置した状態を示し、この机面2上には電子ペーパ3や携帯端末装置4などが置かれており、会議の参加者が電子ペーパ3の表示内容(資料)を見ながら会議を進める場合を示している。なお、携帯端末装置4は、机面2上に偶然置かれた電子ペーパ3以外の物体を例示したもので、電子ペーパ3以外の物体であれば、筆記具などであってもよく、プロジェクタ装置1は、机面2を撮影した画像を解析することにより電子ペーパ3とそれ以外の物体を識別するようにしている。
電子ペーパ3は、それに関連付けてその特有の表示情報を表示させる際のターゲットとなる表示対象物、つまり、プロジェクタ装置1の外部に実在する投影対象物(表示対象物)であり、その表示情報は会議の資料となるもので、個人情報などの秘匿情報、或いは株価、売上状況などのリアルタイム情報を、プロジェクタ装置1から電子ペーパ3に対して投影表示させるようにしている。すなわち、後で詳述するが、プロジェクタ装置1は、電子ペーパ3が机面2上の所定のエリア(図中、一点鎖線で示したエリア:投影可能エリア)2a内に置かれた場合に、その電子ペーパ3に対応付けて予め記憶されている表示情報が、投影可能エリア2a内の電子ペーパ3に関連付けて表示されるようにその表示情報の出力を制御するようにしているが、電子ペーパ3が投影可能エリア2aから離れた場合には、表示情報の投影表示を消去させるように制御するようにしている。
なお、電子ペーパ3は、例えば、電気泳動現象を利用したマイクロカプセル方式の電子ペーパ(電気泳動ディスプレイ)によって構成され、対向する一対の電極の間に着色荷電粒子(荷電体)が充填された媒体が多数配置されており、この一対の電極間に電圧が印加されると、この媒体内の荷電粒子がその印加電圧に応じた方向に移動することで表示を行う構成となっている。
図示の例では、資料(1)を表示する電子ペーパ3と、資料(2)を表示する電子ペーパ3が机面2に配置されている場合を例示したもので、各電子ペーパ3は、例えば、A4サイズで、その一部(例えば、右上角部)には、電子ペーパを識別するための識別マーク(例えば、星印)3aが印刷されている。プロジェクタ装置1は、机面2上の各電子ペーパ3をその上方から撮影した画像を解析することにより、その識別マーク3aが付加されている電子ペーパ3を投影対象の電子ペーパ3として認識すると共に、その識別マーク3aの数に基づいて資料(1)、資料(2)を区別するようにしている。すなわち、識別マーク3aの数が“1”であれば、資料(1)の電子ペーパ3であると認識し、“2”であれば、資料(2)の電子ペーパ3であると認識するようにしている。
なお、プロジェクタ装置1は、電子ペーパ3であっても識別マーク3aが付加されていなければ、電子ペーパ3以外の物体(表示対象以外の物体)として認識する。また、例えば、会社内でも部署別に異なる内容の電子ペーパ3が配布されており、ある部署に設置されているプロジェクタ装置1の投影可能エリア2a内にその所属専用の電子ペーパ3が置かれた場合には、その電子ペーパ3に対して投影動作を行うが、他の部署専用の電子ペーパ3が置かれた場合には、その電子ペーパ3を表示対象以外の物体として認識して投影動作を行われないようにしている。この場合、電子ペーパ3に付される識別マーク3aが部署毎に、例えば、星印、丸印などのように異なっていればよい。
机面2上の投影可能エリア2aは、撮影可能なエリアであり、プロジェクタ装置1は、この投影可能エリア2a内を撮影した画像を解析することによってそのエリア2a内に電子ペーパ3が実在していることを認識すると、その電子ペーパ3に関連付けてそのペーパ特有の表示情報を投影表示させる動作を開始する。なお、プロジェクタ装置1は、投影可能エリア2aを撮影した画像から電子ペーパ3が実在している位置を特定すると、その位置の方向に投影方向(照射方向)を調整する機能を備えている。
すなわち、プロジェクタ装置1には、投影方向調整機能(図示省略)が備えられており、電子ペーパ3の実在位置に応じてその光学系を駆動することにより投影可能エリア2aの範囲内において投影方向を自由に調整可能としている。また、プロジェクタ装置1は、投影可能エリア2a内に実在している電子ペーパ3に対して投影動作を開始すると、投影可能エリア2aを撮影した画像を解析しながらその電子ペーパ3が投影可能エリア2aから離れてそのエリア外となったかを監視しており、上述したように、そのエリアから離れたことを検出したときには、その電子ペーパ3に対する投影動作を停止する(投影表示を消去させる)ようにしている。
図2は、情報出力制御装置(カメラ付のプロジェクタ装置)1の基本的な構成要素を示したブロック図である。
プロジェクタ装置1は、CPU11を中核とするもので、このCPU11は、記憶部12内の各種のプログラムに応じてこのプロジェクタ装置1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部12は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、図5〜図7に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムを記憶するプログラムメモリM1と、このプロジェクタ装置1で必要とされる各種のデータ(計時時刻、タイマ計測時間、フラグなど)を一時記憶するワークメモリM2と、後述する表示情報メモリM3及び表示箇所メモリM4などを有している。なお、記憶部12は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しないが、通信機能を介して通信網に接続されている状態においては所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。
CPU11には、その入出力デバイスとして、操作部13、外部接続部14、通信部15、カメラ部16、プロジェクタ部17などが接続されており、CPU11は、入出力プログラムにしたがって各入出力デバイスを制御する。操作部13は、電源ボタン、投影調整ボタンなどを有している。外部接続部14は、パーソナルコンピュータ(PC)、記録メディアなどの外部装置(図示省略)が接続されるコネクタ部である。通信部15は、例えば、無線LAN(Local Area Network)又はBluetooth(登録商標)通信を介して外部装置に通信接続する通信インターフェイスである。
カメラ部16は、上述した撮影機能を構成するもので、図示しない撮影レンズ、ミラーなどのレンズ・ミラーブロック、撮像素子、その駆動系の他、測距センサ、光量センサ、アナログ処理回路、信号処理回路、圧縮伸張回路などを有するもので、自動的に焦点を合わせるオート他ス機能、撮影範囲を制御するズーム機能などが設けられている。また、プロジェクタ部17は、上述したプロジェクタ機能を構成するもので、電源供給によって点灯する投影用ライト17aと、投影対象の画像を映し出す透過型液晶パネル17bと、投影レンズ17cとを有する他、投影用ライト17aを制御してそのオン/オフや輝度などを調整する光源調整部17dと、透過型液晶パネル17bを駆動する駆動部17eと、投影レンズ17cのピント、ズームなどを調整するレンズ調整部17fなどを有している。なお、カメラ部16の撮影レンズの光軸方向は、投影レンズ17cの光軸方向と一致し、上述した投影可能エリア2aを撮影可能となっている。
図3は、投影可能エリア2a内に置かれた電子ペーパ3に関連付けて表示される投影内容を説明するための図である。
図3(1)は、電子ペーパ3自身が情報を表示している状態を示した図である。このように情報を表示している電子ペーパ3が机面2上の投影可能エリア2a内に置かれた際に、プロジェクタ装置1は、そのカメラ部16によって撮影された画像からその電子ペーパ3の表示情報を抽出して、表示情報メモリM3にデフォルト情報として登録するようにしている。
図3(2)は、このようにして表示情報を登録した後において、その表示情報を消去した状態の電子ペーパ3が再び机面2上の投影可能エリア2a内に置かれた状態を示している。この場合、再度、置かれる電子ペーパ3に何らかの表示情報が表示されていてもよいが(以下、同様)、例えば、図示のように何も表示されていない状態の電子ペーパ3が投影可能エリア2a内に再び置かれると、プロジェクタ装置1は、その電子ペーパ3を認識し、その電子ペーパ3に対応付けられている表示情報(デフォルト表示情報)を表示情報メモリM3から読み出して投影表示させるようにしている。図3(3)は、電子ペーパ3上にデフォルト表示情報が投影表示された状態を例示した図である。
図3(4)は、図3(3)に示すように電子ペーパ3上にデフォルト表示情報が投影表示されている状態において、その電子ペーパ3を対象とした指示操作(指、ペンなどによる任意の指示操作)が行われた場合の指示軌跡を示した図で、プロジェクタ装置1は、この指示操作の様子をカメラ部16で撮影した画像からその指示軌跡を追記情報として生成し、この追記情報を表示情報として表示情報メモリM3に追加登録すると共に、この追記情報を含む表示情報を電子ペーパ3上に投影表示させるようにしている。図3(4)は、この場合の追記情報が投影表示された状態である。なお、複数個のカメラ部16を設けることによって指示操作の動きを3次元的に捉えるようにしてもよい。
図3(5)は、上述のような追記後において、例えば、何も表示されていない状態の電子ペーパ3が投影可能エリア2a内に再び置かれた場合を示した図である。プロジェクタ装置1は、図示の例のように何も表示されていない状態の電子ペーパ3が置かれると、その電子ペーパ3を認識してその表示情報(デフォルト表示情報及び追記表示情報)を表示情報メモリM3から読み出して投影表示させる。図3(6)は、表示情報としてデフォルト表示情報及び追記表示情報を合成して電子ペーパ3上に投影表示させた状態を例示した図である。図3(7)は、図3(6)の表示状態において、更に他の指示操作が行われた場合を例示したもので、新たに追記された情報を含めて投影表示される。
図4(1)は、表示情報メモリM3を説明するための図である。
表示情報メモリM3は、複数の表示対象物(電子ペーパ3)に対応付けてその表示情報を記憶管理するもので、「ペーパ識別情報」、「表示情報(デフォルト情報)」、「表示情報(追記情報)」、「追記位置」、「投影中フラグ」の各項目を有している。「ペーパ識別情報」は、電子ペーパ3の個々を識別する情報であり、「識別マーク」、「ID」の項目を有している。「識別マーク」は、電子ペーパ3の右上角部に印刷されている識別マーク(例えば、星印)3aの部分で、机面2上の投影可能エリア2aを撮影した画像内から識別マークの部分を抽出した画像である。「ID」は、電子ペーパ3の識別用として生成された数値列データ(例えば、一連番号)などである。
「表示情報(デフォルト情報)」は、電子ペーパ3に表示されている表示情報をデフォルト情報として登録されたもので、投影可能エリア2aを撮影した画像から電子ペーパ3の表示情報の部分を抽出した画像である。「表示情報(追記情報)」は、図3(4)に示すように電子ペーパ3を対象として指示操作が行われた場合に、その指示軌跡に応じた情報を表示情報として追記登録されたもので、複数回の追記が有れば、その回数分の追記情報が登録される。「追記位置」は、追記された電子ペーパ3上の位置を示し、この位置に「表示情報(追記情報)」が投影表示される。「投影中フラグ」は、電子ペーパ3に関連付けて投影表示させている状態であることを示すフラグである。
プロジェクタ装置1は、机面2上の投影可能エリア2a内に置かれている電子ペーパ3を画像認識によって特定すると、この電子ペーパ3に対応付けられている表示情報を表示情報メモリM3から読み出し、また、投影可能エリア2a内における電子ペーパ3の位置を検出し、この検出位置の電子ペーパ3に関連付けて(電子ペーパ3上又はその近傍位置)にその表示情報を投影表示させる。この場合、電子ペーパ3上に又はその近傍位置に表示情報を投影表示させるかは、表示箇所メモリM4を参照することによって決定する。
図4(2)は、表示箇所メモリM4を説明するための図である。
表示箇所メモリM4は、電子ペーパ3に表示情報を投影表示させる際に、どの箇所に表示させるかをユーザ操作によって任意に選択された場合にその表示箇所を示す情報を記憶管理するもので、「ペーパ識別情報(ID)」、「電子ペーパ上」、「電子ペーパの近傍」の各項目を有している。「ペーパ識別情報(ID)」は、電子ペーパ3毎に表示箇所を記憶管理するために設けられたもので、表示情報メモリM3の「ペーパ識別情報」の「ID」にリンクされている。「電子ペーパ上」は、表示箇所の選択項目を示し、例えば、図3(3)、(6)に示すように、電子ペーパ3上に表示情報を投影表示させることを示している。「電子ペーパの近傍」は、表示箇所の他の選択項目で、電子ペーパ3の近傍位置(例えば、電子ペーパ3の上部近傍)に表示情報を投影表示させることを示している。
図中、“○”印は、表示箇所として選択された項目を示し、「電子ペーパ上」、「電子ペーパの近傍」のいずれかが選択されたかを示す情報である。また、図中、“−”印は、表示箇所として選択されなかった項目であることを示している。表示箇所メモリM4の内容は、その大きさ、形状などから電子ペーパ3毎にユーザ操作により任意に設定されたものである。なお、図示の例では、表示箇所として「電子ペーパ上」、「電子ペーパの近傍」の2項目を例示したが、これに限らず、例えば、電子ペーパ上の右側、電子ペーパの右横近傍などを選択項目として追加してもよい。
次に、本実施形態における情報出力制御装置(カメラ付のプロジェクタ装置)1の動作概念を図5〜図7に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他に、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図5〜図7は、電源投入に応じて実行開始されるプロジェクタ装置1の動作(本実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャートである。以下、図3及び図8を参照して本実施形態の特徴的な動作を具体的に説明するものとする。
先ず、プロジェクタ装置1のCPU11は、電源投入に応じてカメラ部16を起動させ、投影可能エリア2a内の撮影を開始して、その撮影画像を逐次取り込む(図5のステップS1)。そして、投影可能エリア2a内の撮影画像を逐次取得して画像解析を行いながら(ステップS2)、投影可能エリア2a内に所定の電子ペーパ3が置かれたかを調べたり(ステップS3)、投影可能エリア2aから所定の電子ペーパ3が離されたかを調べたりする(ステップS4)。
すなわち、所定の電子ペーパ3(識別マーク3a付の電子ペーパ3)が投影可能エリア2a内に入ってきたか(置かれたか)、又は出て行ったか(離れたか)を調べるが、その際、連続する複数の撮影画像を比較しながらその出し入れのタイミングを検出する(ステップS3、S4)。ここで、電子ペーパ3の出し入れを検出しなければ(ステップS3及びS4でNO)、図7のフローに移り、所定の電子ペーパ3(識別マーク3a付の電子ペーパ3)が投影可能エリア2a内に実在しているかを調べ(ステップS24)、所定の電子ペーパ3が実在していなければ(ステップS24でNO)、図5のステップS2に戻るが、実在していれば(ステップS24でYES)、図3(4)に示すような指示操作が行われたかを調べる(ステップS25)。この場合、その撮影画像を解析して指やペンなどが指定ペーパ3上又はその近傍に写っているかを調べ、指やペンなどが写っていない場合には、指示操作が行われていないと判別して(ステップS25でNO)、図5のステップS2に戻る。
いま、所定の電子ペーパ3が投影可能エリア2a内に置かれたことを検出したときには(ステップS3でYES)、この投影可能エリア2aを撮影した画像の中から電子ペーパ3を指定してその部分の画像(ペーパ画像)を抽出し(ステップS5)、このペーパ画像内に表示情報が有るか(含まれているか)を調べる(ステップS6)。いま、図3(1)に示すように電子ペーパ3自身が情報を表示している状態であれば(ステップS6でYES)、ペーパ画像内に表示情報が有る(含まれている)ので、そのペーパ画像に基づいて表示情報メモリM3を検索して登録されていないか、つまり、指定した電子ペーパ(指定ペーパ)3に付加されている識別マーク3aが表示情報メモリM3の「ペーパ識別情報」の「識別マーク」に記憶されていないかを調べる(ステップS7)。
ここで、指定ペーパ3が登録されていなければ(ステップS7でYES)、つまり、未登録の電子ペーパ3が投影可能エリア2a内に置かれた場合には、その電子ペーパ3を新規登録する処理に移る。先ず、未登録のペーパ画像に基づいて新たな「ペーパ識別情報」の「識別マーク」を生成すると共に(ステップS8)、その「ID」を生成する(ステップS9)。この場合、ペーパ画像内から識別マークの部分を抽出して、その抽出画像を「識別マーク」として生成すると共に、一連番号を更新して「ID」を生成し、この生成した「識別マーク」及び「ID」を表示情報メモリM3の「ペーパ識別情報」に新規登録する(ステップS10)。更に、ペーパ画像内から表示情報の部分を抽出してデフォルト情報を生成し(ステップS11)、表示情報メモリM3の「表示情報(デフォルト情報)」に新規登録する(ステップS12)。その後、上述のステップS2に戻る。
このようにして電子ペーパ3を新規登録した後において、その電子ペーパ3が投影可能エリア2aから離れた場合には(ステップS4でYES)、次のステップS13に移り、そのペーパの「投影中フラグ」がオンされているかを調べるが、この時点では、「投影中フラグ」はオンされていないので(ステップS13でNO)、上述のステップS2に戻る。
いま、図3(2)に示すように、電子ペーパ3側においてその表示情報が全て消去され、何も表示されていない状態の電子ペーパ3が再び投影可能エリア2a内に置かれた場合には(ステップS3でYES)、その電子ペーパ3内に表示情報が含まれていないことがステップS6で判別されるため、図6のフローに移り、表示情報メモリM3を参照して登録済みの電子ペーパ3であるかを調べる(ステップS17)。ここで、未登録の電子ペーパであれば(ステップS17でNO)、その電子ペーパ3を投影対象から外すために図5のステップS2に戻るが、いま、登録済みの電子ペーパ3であれば(ステップS17でYES)、その電子ペーパ3に対応する「表示情報(デフォルト情報)」を表示情報メモリM3から読み出す(ステップS18)。
次に、その電子ペーパの実在位置を検出取得する(ステップS19)。すなわち、投影可能エリア2a内においてその基準点(例えば、左上角部)を起点として、電子ペーパ(指定ペーパ)3が実在している位置(平面座標系の位置)を検出して取得する。そして、取得した「表示情報(デフォルト情報)」を、その検出位置に投影表示させるための動作を開始すると共に、その「投影中フラグ」をオンする(ステップS20)。この場合、表示箇所メモリM4を参照して指定ペーパ3の表示箇所を決定し、その箇所に「表示情報(デフォルト情報)」を投影表示させる。図3(3)の例では、「表示情報(デフォルト情報)」は、指定ペーパ3上に投影表示された場合である。次に、指定ペーパ3に「表示情報(追記情報)」が登録されているかを調べ(ステップS21)、追記情報が登録されていなければ(ステップS21でNO)、図5のステップS2に戻る。
このように電子ペーパ3上に「表示情報(デフォルト情報)」を投影表示させている状態において、例えば、図3(4)に示すような指示操作が行われたものとすると、図7のステップS25で指示操作有りが検出されるので、次のステップS26に移り、どの電子ペーパ3が指示操作されたのかを特定する。そして、投影可能エリア2aの撮影画像(連続する複数の撮影画像)からその指示軌跡を取得して(ステップS27)、この指示軌跡に基づいて追記表示情報を生成し(ステップS28)、表示情報メモリM3の「表示情報(追記情報)」に追加登録する(ステップS29)。そして、追記位置を検出取得して表示情報メモリM3の「追記位置」に登録する(ステップS30)。
次に、追加登録した「表示情報(追記情報)」をその電子ペーパ(指定ペーパ)3に関連付けて投影表示させる動作を開始すると共に、「投影中フラグ」をオンする(ステップS31)。この場合においても表示箇所メモリM4を参照して表示箇所を決定し、その箇所に「表示情報(追記情報)」を投影表示させる(図3(4)参照)。その後、図5のステップS2に戻る。ここで、指定ペーパ3が投影可能エリア2aから離されると、図5のステップS4でそのことが検出されてステップS13に移るが、この場合、「投影中フラグ」はオンされていので(ステップS13でYES)、次のステップS14に移り、その投影表示を終了させる。これによって投影表示が消去されるため、その電子ペーパ3の表示内は、図3(3)の表示状態から図3(2)の表示状態に移る。その後、「投影中フラグ」をオフ(ステップS15)した後、ステップS2に戻る。
上述のような追記登録後において、図3(5)に示すように、何も表示されていない状態の電子ペーパ3が投影可能エリア2a内に再び置かれた場合には(図5のステップS3でYES、ステップS6でNO)、図6のフローに移り、その指定ペーパ3が表示情報メモリM3に登録されていることを条件に(ステップS17でYES)、指定ペーパ3対応の「表示情報(デフォルト情報)」を表示情報メモリM3から読み出して投影表示させる処理を行う(ステップS18〜S20)。そして、追記情報の登録有無を調べるが(ステップS21)、いま、指定ペーパ3に対応して「表示情報(追記情報)」が登録されているので(ステップS21でYES)、表示情報メモリM3から「表示情報(追記情報)」と「追記位置」を読み出し(ステップS22)、その追記位置に追記情報を投影表示させる動作を開始すると共に、「投影中フラグ」をオンする(ステップS23)。
これによって図3(6)に示すように「表示情報(デフォルト情報)」及び「表示情報(追記情報)」が指定ペーパ3に関連付けて投影表示される。この場合においても表示箇所メモリM4を参照して指定ペーパ3の表示箇所を決定し、その箇所に「表示情報(デフォルト情報)」及び「表示情報(追記情報)」を投影表示させる(図3(6)参照)。その後、図5のステップS2に戻る。更に、図3(6)の表示状態において、他の指示操作が行われた場合には、図7のステップS24〜S31が実行される結果、図3(7)に示すように、投影表示の内容は、新たに追記された情報を含めたものとなる。ここで、指定ペーパ3が投影可能エリア2aから離れると、図5のステップS4でそのことが検出されて、その投影表示が消去される結果(ステップS14)、図3(7)の表示状態から図3(5)の表示状態に戻される。
図8は、投影表示の表示箇所として「電子ペーパの近傍」が選択されている場合において、投影可能エリア2a内の電子ペーパ3に関連付けて表示される投影内容を説明するための図である。
図8(1)は、電子ペーパ3自身が情報を表示している状態を例示したもので、表示情報として秘匿情報を例示した場合である。すなわち、電子ペーパ3には、営業担当者の所属先と氏名と共にその営業者の営業評価結果が秘匿情報として表示されている場合を示し、この電子ペーパ3が机面2上の投影可能エリア2a内に置かれた際に、プロジェクタ装置1は、そのカメラによって撮影された画像からその電子ペーパ3の表示情報を抽出してデフォルト情報として登録する。
図8(2)は、図8(1)に示したような秘匿情報(所属先、氏名、評価結果)に代えて、営業評価の資料となった目標達成状況などを具体的に記した情報が表示された電子ペーパ3が再び机面2上の投影可能エリア2a内に置かれた状態を示している。この場合、電子ペーパ3が机面2上の投影可能エリア2a内に置かれると(図5のステップS3でYES)、この指定ペーパ3に情報が表示されていることが検出されるため(ステップS6でYES)、次のステップS7に移り、指定ペーパ3が表示情報メモリM3に登録されていないかを調べる。図8(2)の例では、指定ペーパ3は登録されているので(ステップS7でNO)、表示箇所メモリM4を参照し、指定ペーパ3の表示箇所として「電子ペーパの近傍」が選択されているかを調べる(ステップS16)。
ここで、指定ペーパ3の表示箇所として「電子ペーパの近傍」が選択されている場合には(ステップS16でYES)、図6のステップS18〜S20に移り、指定ペーパ3対応の「表示情報(デフォルト情報)」を表示情報メモリM3から読み出して指定ペーパ3の近傍に投影表示させる処理を行う。図8(3)は、指定ペーパ3の近傍(上側近傍)に、図8(1)に示した秘匿情報(所属先、氏名、評価結果)が投影表示された状態を示し、目標達成状況と被評価者及びその評価結果が並列表示される。このような投影内容(秘匿情報)をユーザが確認した後、その指定ペーパ3が投影可能エリア2aから離れた場合には、図5のステップS4でそのことが検出されてステップS13に移り、投影中フラグがオンされていることを条件にその投影表示が消去されるため(ステップS14)、図8(3)の表示状態から図8(2)の表示状態に戻される。
なお、指定ペーパ3の表示箇所として「電子ペーパの近傍」が選択されている場合には(ステップS16でYES)、上述のように指定ペーパ3対応の「表示情報(デフォルト情報)」を表示情報メモリM3から読み出して電子ペーパの近傍に投影表示させる処理を行うが(図6のステップS18〜S20)、「電子ペーパ上」が選択されている場合には(ステップS16でNO)、図6のステップS21に移り、追記情報が有ることを条件に、その追記情報を指定ペーパ3上に投影表示させる処理を行う(ステップS22、S23)。
以上のように、本実施形態における情報出力制御装置(プロジェクタ装置)1は、外部に実在する表示対象物(電子ペーパ3)に対応付けてその表示情報を記憶する表示情報メモリM3を備え、所定のエリア内に実在している表示対象物を認識して特定すると、その表示対象物に対応付けられている表示情報を表示情報メモリM3から読み出すと共に、所定のエリア内に実在している表示対象物の位置を取得し、この取得した表示情報が、その取得位置に実在している表示対象物に関連付けて表示されるように表示情報の出力を制御するようにしたので、どの表示対象物への表示であるか、その表示対象物がどのエリア内に実在しているのかに応じて表示情報の出力を適切に制御することができる。したがって、通常は表示されないが、所定のエリア内に表示対象物が実在している間だけ秘匿性の高い情報を表示対象物に関連付けて表示させることができ、個人情報などの秘匿性の高い情報のセキュリティ管理に活用することが可能となり、また、株価、売上状況などのリアルタイム情報を表示対象物に関連付けて表示させることができる。
プロジェクタ装置1のCPU11は、所定のエリア内に表示対象物が実在していることを特定することができなくなった場合にその表示情報の出力を終了するようにしたので、所定のエリア内に表示対象物が実在していることを条件に表示情報を出力することができる。
CPU11は、表示対象物を対象とした指示操作を検出してその指示軌跡に応じた情報を表示情報として生成してその表示対象物に対応付けて表示情報メモリM3に記憶するようにしたので、指示操作に応じて任意に追記された情報も含めて表示させることができ、例えば、チェック箇所の確認や備忘録としての利用も可能となる。
CPU11は、表示対象物に表示されている表示情報を撮影した画像からその表示情報を抽出して表示情報メモリM3にその表示対象物に対応付けて記憶するようにしたので、その表示情報を表示対象物から消去されたとしても、その表示対象物が所定のエリア内に再び置かれるだけで、その表示情報を再現させることができる。
表示箇所メモリM4は、表示情報を表示対象物に関連付けて表示させるためにその表示箇所を示す情報を表示対象物に対応付けて記憶するようにしたので、表示箇所メモリM4を参照して、指定ペーパ3の表示箇所に表示情報が表示されるように示情報を出力するようにしたので、指定ペーパ3毎に適切な位置に表示情報が表示させることができる。
表示情報を表示対象物に関連付けて表示させるためにその表示箇所は、表示対象物上の位置、又は表示対象物の近傍の位置であり、ユーザ操作により任意に設定可能としたので、表示対象物毎にその表示箇所を適宜変更することが可能となる。
所定のエリア内に実在している表示対象物を撮影した画像からその表示対象物の識別情報を特定し、この識別情報に対応付けられている表示情報を表示情報メモリM3から読み出し取得するようにしたので、表示対象物とその表示情報との対応関係が明確となり、表示対象物毎にその表示情報を表示情報メモリM3から読み出すことができる。
なお、上述した実施形態においては、図5のステップS6において、指定ペーパに情報が表示されている場合(ステップS6でYES)であり、かつ、表示箇所として「電子ペーパ上」が選択されている場合には(ステップS16でNO)、追記情報が有れば(図6のステップS21でYES)、その追記情報を指定ペーパ上に投影表示させるようにしたが(ステップS22、S23)、デフォルト情報を一定の条件下で指定ペーパ上に投影表示させるようにしてもよい。例えば、指定ペーパ上に空白部が実在していることを条件にその空白部にデフォルト情報を投影表示させるようにしてもよい。
上述した実施形態においては、電子ペーパ3の角部に印刷されている識別マーク(例えば、星印)3aの部分を抽出した画像を「ペーパ識別情報」の「識別マーク」としたが、「ペーパ識別情報」は、これに限らず、電子ペーパ3の形状や外形などであってもよい。更に、例えば、表示対象物に無線通信機能を備え、プロジェクタ装置1は、この表示対象物から発信されている識別情報を受信することにより表示対象物の個々を識別するようにしてもよい。また、撮影画像を解析して表示対象物の形状や外形を検出することにより、携帯端末装置などの他の物体と表示対象物とを識別可能としてもよい。
上述した実施形態においては、複数の電子ペーパ3を識別するために識別マーク3aを付し、識別マーク3aを識別用のキーとしたが、単一の電子ペーパ3で表示される表示内容を識別用のキーとするようにしてもよい。例えば、電子ペーパが雑誌などの各ページを切り替えて表示する場合に、各ページを撮影した画像を解析してページの表示内容を識別用のキーとして抽出して登録するようにしてもよい。
更に、上述した実施形態においては、表示情報(デフォルト情報)を表示するようにしたが、手書き入力された情報を追記するだけでもよい。例えば、電子ペーパが雑誌などの各ページを切り替えて表示する場合に、1ページ目を表示している電子ペーパ上で追記操作が行われると、その1ページ目の表示内容を識別用のキーとして、手書き情報をその1ページ目に対応付けて記憶しておき、次回、その1ページ目を表示している電子ペーパが置かれた際に、そのページに対応付けて記憶されている手書き情報を、その1ページ目の表示内容を識別用のキーとして読み出してそのページの中に追記するようにしてもよい。以下、2ページ目以降も同様で、各ページの表示内容をページ識別用のキーとし、各ページが切り替え表示される毎に、ページ毎に手書きされた情報を追記するようにすればよい。
上述した実施形態においては、表示対象物として、電子ペーパ3を例示したが、例えば、タッチスクリーン、液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどのその他の表示デバイス、又は雑誌やノート、置物や装飾具、紙片などの単なる物体であってもよい。この場合、プロジェクションマッピングで画像を物体上に投影表示させるようにしてもよい。
上述した実施形態においては、追記時に指やペンの動きをカメラ部16によって撮影し、この撮影画像を解析してその指示軌跡から追記の表示情報を生成して表示情報メモリM3に登録するようにしたが、指やペンの動きよって追記情報を入力する場合に限らず、例えば、電源供給されている電子ペーパ3上で電磁誘導方式の電子ペンによって電子ペーパ内に任意に手書きされた情報をカメラ部16によって撮影して取り込み、この撮影画像を解析して表示情報メモリM3に追記情報として登録するようにしてもよい。なお、上述のように電磁誘導方式の電子ペンによって電子ペーパ3内に情報を書き込んだとしても、後でその手書き情報(追記情報)を電子ペーパ3内から消去しておけばよい。このように電子ペーパ3内から手書き情報(追記情報)を消去したとしても、その後、その電子ペーパ3が所定のエリア(投影可能エリア2a)内に再び置かれることにより、その電子ペーパ3内には手書き情報(追記情報)が投影表示(再現)される。
上述した実施形態においては、手書き情報をカメラ部16によって撮影して取り込み、この撮影画像を解析して表示情報メモリM3に追記情報として登録するようにしたが、表示対象物が短距離無線通信機能を備えた通信デバイスであれば、表示対象物との無線通信によって手書き情報を受信して、表示情報メモリM3に追記情報として登録するようにしてもよい。この場合、通信デバイスとの通信時にそのデバイス識別情報(ID)を受信取得するようにすればよい。
上述した実施形態においては、電子ペーパ3内の情報をデフォルト情報として登録した後、再び、その電子ペーパ3が所定のエリア(投影可能エリア2a)内に置かれた場合に、カメラ部16によって撮影された画像を解析してその電子ペーパ3の実在位置を検出するようにしたが、電子ペーパ3の実在位置の検出は、これに限らず、例えば、机面2上の投影可能エリア2aに大型のタッチパネルシートを敷き、このタッチパネルシートに電子ペーパ3が置かれたときのタッチ位置に基づいて電子ペーパ3の実在位置を検出するようにしてもよい。又は、机の所定位置に複数(例えば、3個又は4個)の近距離通信部(例えば、Bluetooth(登録商標)通信部、RFタグ通信部)を配置し、表示対象物から発信された電波が各通信部で受信されると、情報出力制御装置(プロジェクタ装置)1は、各通信部からその受信信号を取得して、その電波強度と三角測量法の計算から表示対象物の実在位置を検出するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、情報出力制御装置としてプロジェクタ装置に適用した場合を示したが、これに限らず、例えば、カメラ機能付きPC(パーソナルコンピュータ)・PDA(個人向け携帯型情報通信機器)・タブレット端末装置・スマートフォンなどの携帯電話機・電子ゲームなどであってもよい。また、通信機能付きのPCなどであってもよい。
その他、上述した実施形態においては、机面2の投影可能エリア2a上に電子ペーパ3が置かれる場合を例示したが、電子ペーパ3を部屋の壁面や床面などに置く(設置する)ようにしてもよい。また、会議の場面に限らず、資料を掲示しながら応対する窓口業務などの場面でも有効であり、更には、パンフレットなどの印刷物や手書きメモなどの紙資料(アナログ情報)と電子ペーパ3のデジタル情報とを組み合わせたりしてもよい。
また、上述した実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
表示情報を出力する情報出力制御装置であって、
当該制御装置の外部に実在する表示対象物に対応付けてその表示情報を記憶する表示情報記憶手段と、
所定のエリア内に実在している前記表示対象物を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された表示対象物に対応付けられている前記表示情報を前記表示情報記憶手段から読み出し取得する第1の取得手段と、
前記所定のエリア内に実在している前記表示対象物の位置を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段によって取得した表示情報が、前記第2の取得手段によって取得した位置に実在している前記表示対象物に関連付けて表示されるように当該表示情報の出力を制御する表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報出力制御装置において、
前記表示制御手段は、前記特定手段によって前記所定のエリア内に前記表示対象物が実在していることを特定することができなくなった場合に、前記表示情報の出力を終了させる制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報出力制御装置において、
前記表示対象物を対象とした指示操作を検出してその指示軌跡に応じた情報を前記表示情報として生成する表示情報生成手段を更に備え、
前記表示情報記憶手段は、前記表示情報生成手段によって生成された表示情報を前記表示対象物に対応付けて記憶する、
ことを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報出力制御装置において、
前記表示対象物に表示されている表示情報を撮影した画像から当該表示情報を抽出する抽出手段を更に備え、
前記表示情報記憶手段は、前記抽出手段によって抽出された表示情報を、前記表示対象物に対応付けて記憶する、
ことを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報出力制御装置において、
前記表示情報記憶手段は、前記表示情報を前記表示対象物に関連付けて表示させるためにその表示箇所を示す情報を前記表示対象物に対応付けて記憶し、
前記表示制御手段は、前記表示情報が前記表示箇所に表示されるように当該表示情報を出力する、
ことを特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の情報出力制御装置において、
前記表示情報を前記表示対象物に関連付けて表示させるためにその表示箇所は、前記表示対象物上の位置、又は前記表示対象物の近傍の位置であり、
前記表示情報記憶手段は、ユーザ操作により任意に設定された前記表示箇所を示す情報を前記表示対象物に対応付けて記憶する、
ことを特徴とする。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報出力制御装置において、
前記表示対象物を撮影した画像からその表示対象物を識別する識別情報を生成する識別情報生成手段を更に備え、
前記表示情報記憶手段は、前記識別情報生成手段によって生成された識別情報と前記表示情報とを対応付けて記憶し、
前記特定手段は、所定のエリア内に実在している表示対象物を撮影した画像からその表示対象物の識別情報を特定し、
前記第1の取得手段は、前記特定手段によって特定された識別情報に対応付けられている前記表示情報を前記表示情報記憶手段から読み出し取得する、
ことを特徴とする。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、
表示情報を出力する情報出力制御装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
当該制御装置の外部に実在する表示対象物に対応付けてその表示情報を記憶する表示情報記憶手段と、
所定のエリア内に実在している前記表示対象物を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された表示対象物に対応付けられている前記表示情報を前記表示情報記憶手段から読み出し取得する第1の取得手段と、
前記所定のエリア内に実在している前記表示対象物の位置を取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段によって取得した表示情報が、前記第2の取得手段によって取得した位置に実在している前記表示対象物に関連付けて表示されるように当該表示情報の出力を制御する表示制御手段と、
として機能させるためのプログラム。
1 情報出力制御装置(カメラ付のプロジェクタ装置)
2a 投影可能エリア
3 電子ペーパ
11 CPU
12 記憶部
16 カメラ部
17 プロジェクタ部
M1 プログラムメモリ
M3 表示情報メモリ
M4 表示箇所メモリ

Claims (6)

  1. 情報を出力する情報出力制御装置であって、
    所定の表示デバイスが表示画面に表示させている情報を前記表示デバイスを撮像することにより画像として取得し、当該取得した画像を前記表示デバイスと対応付けて登録する画像登録手段と、
    所定のエリア内に前記表示デバイスが実在しているか否かを特定するとともに、前記所定のエリア内に前記表示デバイスが実在している場合には前記表示デバイスの配置位置を特定する特定手段と、
    前記特定手段により前記表示デバイスの配置位置が特定された場合に、前記表示デバイスが情報を表示画面に表示させているか否かまたは前記表示デバイスが表示画面に表示させている情報を検出する検出手段と、
    予め前記表示画像登録手段により前記所定の表示デバイスに対応付けられて前記画像が登録されていた場合であって、前記検出手段により前記表示デバイスが表示画面に情報を表示させていないことを検出した場合に、または前記検出手段により検出された情報が前記画像と異なる場合に、前記表示デバイスに対応するように前記画像を前記所定のエリア内に投影表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記検出手段により前記表示デバイスが表示画面に情報を表示させていないことを検出した場合には前記画像を前記表示デバイス上に投影表示させ、前記検出手段により検出された情報が前記画像と異なる場合には前記画像を前記表示デバイスの近傍に投影表示させる、
    ことを特徴とする情報出力制御装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記特定手段によって前記所定のエリア内に前記表示デバイスが実在していることを特定することができなくなった場合に、前記画像投影表示を終了させる制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報出力制御装置。
  3. 前記表示デバイスを対象とした指示操作を検出してその指示軌跡に応じた情報を追記情報として生成する情報生成手段を更に備え、
    前記画像登録手段は、前記情報生成手段によって生成された前記追記情報を前記表示デバイスに対応付けて登録する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報出力制御装置。
  4. 前記画像登録手段は、前記画像を前記表示デバイスに関連付けて表示させるためにユーザ操作により任意に設定された表示箇所を示す情報を前記表示デバイスに対応付けて記憶し、
    前記表示制御手段は、前記画像が前記表示箇所に表示されるように当該画像を出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報出力制御装置。
  5. 前記表示デバイス撮像した画像から当該表示デバイスを識別する識別情報を生成する識別情報生成手段を更に備え、
    前記画像登録手段は、前記識別情報生成手段によって生成された識別情報と前記画像とを対応付けて記憶し、
    前記特定手段は、所定のエリア内に実在している表示デバイスを撮像した画像から当該表示デバイスの識別情報を特定し、
    前記第1の取得手段は、前記特定手段によって特定された識別情報に対応付けられている前記画像を前記画像登録手段から読み出し取得する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報出力制御装置。
  6. 表示情報を出力する情報出力制御装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    所定の表示デバイスが表示画面に表示させている情報を前記表示デバイスを撮像することにより画像として取得し、当該取得した画像を前記表示デバイスと対応付けて登録する画像登録手段と、
    所定のエリア内に前記表示デバイスが実在しているか否かを特定するとともに、前記所定のエリア内に前記表示デバイスが実在している場合には前記表示デバイスの配置位置を特定する特定手段と、
    前記特定手段により前記表示デバイスの配置位置が特定された場合に、前記表示デバイスが情報を表示画面に表示させているか否かまたは前記表示デバイスが表示画面に表示させている情報を検出する検出手段と、
    予め前記表示画像登録手段により前記所定の表示デバイスに対応付けられて前記画像が登録されていた場合であって、前記検出手段により前記表示デバイスが表示画面に情報を表示させていないことを検出した場合に、または前記検出手段により検出された情報が前記画像と異なる場合に、前記表示デバイスに対応するように前記画像を前記所定のエリア内に投影表示させる表示制御手段と、
    として機能させ、
    前記表示制御手段は、前記検出手段により前記表示デバイスが表示画面に情報を表示させていないことを検出した場合には前記画像を前記表示デバイス上に投影表示させ、前記検出手段により検出された情報が前記画像と異なる場合には前記画像を前記表示デバイスの近傍に投影表示させる、ためのプログラム。
JP2014249707A 2014-12-10 2014-12-10 情報出力制御装置及びプログラム Expired - Fee Related JP6358069B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014249707A JP6358069B2 (ja) 2014-12-10 2014-12-10 情報出力制御装置及びプログラム
US14/864,024 US20160173840A1 (en) 2014-12-10 2015-09-24 Information output control device
CN201510907531.3A CN105700803B (zh) 2014-12-10 2015-12-10 信息输出控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014249707A JP6358069B2 (ja) 2014-12-10 2014-12-10 情報出力制御装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016110545A JP2016110545A (ja) 2016-06-20
JP6358069B2 true JP6358069B2 (ja) 2018-07-18

Family

ID=56124462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014249707A Expired - Fee Related JP6358069B2 (ja) 2014-12-10 2014-12-10 情報出力制御装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6358069B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7552170B2 (ja) 2020-09-10 2024-09-18 セイコーエプソン株式会社 情報生成方法、情報生成システム、及びプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09319556A (ja) * 1996-05-28 1997-12-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報処理装置
JP2007241456A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2011043545A (ja) * 2009-08-19 2011-03-03 Brother Industries Ltd 画像表示装置
JP5691512B2 (ja) * 2010-03-24 2015-04-01 沖電気工業株式会社 入力支援装置、入力支援方法、およびプログラム
JP5838936B2 (ja) * 2012-09-03 2016-01-06 カシオ計算機株式会社 電子下敷装置および電子ペーパ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016110545A (ja) 2016-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20160173840A1 (en) Information output control device
JP6441895B2 (ja) メモを管理するためのシステム及び方法
KR102147935B1 (ko) 데이터 처리 방법 및 그 전자 장치
KR101650833B1 (ko) 노트 인식을 위한 시스템 및 방법
JP5741079B2 (ja) 画像生成装置およびプロジェクター
CN105100590B (zh) 图像显示拍摄系统、拍摄装置以及显示装置
US10013156B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and computer-readable recording medium
US20150261385A1 (en) Picture signal output apparatus, picture signal output method, program, and display system
JP6597259B2 (ja) プログラム、情報処理装置、画像表示方法、画像処理システム
JP2000259338A (ja) 入力システム、表示システム、プレゼンテーションシステム及び情報記憶媒体
US20070177806A1 (en) System, device, method and computer program product for using a mobile camera for controlling a computer
KR101949046B1 (ko) 필기 입력 장치
JP6358069B2 (ja) 情報出力制御装置及びプログラム
JP5773003B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム
CN110168540B (zh) 在电子显示器上捕获注释
JP6312045B2 (ja) 情報出力制御装置及びプログラム
JP5623238B2 (ja) 電子機器、表示制御方法および表示制御プログラム
JP6312044B2 (ja) 情報表示制御装置及びプログラム
JP2017187962A (ja) 拡張現実技術を用いた装置説明用プログラム
KR101566509B1 (ko) 동작 상태 표시 기능을 포함하는 전자칠판 및 그 방법
JP2014178977A (ja) 表示装置、及び表示装置の制御プログラム
JP6394891B2 (ja) 情報監視装置及びプログラム
JP2015011587A (ja) 情報処理装置、文書合成システム、情報処理方法、及びプログラム
JP2013250477A (ja) コンピュータ装置及びプログラム
JP2015212951A (ja) 表示制御装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6358069

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees