JP2007241456A - 情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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直樹 林
Hiroyuki Hotta
宏之 堀田
Minoru Koshimizu
実 小清水
Yoshitsugu Hirose
吉嗣 広瀬
Tsutomu Ishii
努 石井
Shigehiko Sasaki
茂彦 佐々木
Masahiro Sato
政寛 佐藤
Takashi Ozawa
隆 小澤
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Abstract

【課題】対面コミュニケーションであって、様々な情報を閲覧しやすく扱いやすい形態で提示し、所望の情報を、該情報に対する利用者の何らかの操作を基にして容易に検索することができる情報処理システムを提供する。
【解決手段】各種情報の管理に用いられる情報処理システムは、表示記録媒体に対する利用者の選択的な操作を検知し、表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記操作検知手段により検知された操作の履歴を、それぞれ前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録し、前記表示記録媒体に対する前記操作の履歴の一覧の中から、利用者がいずれかの操作の履歴を特定し、その操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、該表示記録媒体に対する他の操作の履歴、または該表示記録媒体の固有の識別子の少なくともいずれかを検索する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種情報の管理に用いられる情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムに関し、特に対面コミュニケーションとして面談や商談に活用されることを意図するものである。
従来、会議(商談、面談)における文書の利用方法は大別すると、過去の会議で使用した文書を検索して参照する方法、会議の場で新たに文書を作成して参照する方法、あるいは関連した文書を新たに検索して参照する方法が一般的である。ここで文書の検索方式として現在普及しているものは、例えば、階層型管理方式(電子フォルダ方式)、文書内テキスト全文検索方式、それに文書イメージ検索方式などである。
この種の技術としては具体的には例えば、特許文献1には、以下のことが記載されている。つまり、文書に関する操作履歴と業務との関連づけを効率的に行うと共に、その操作履歴を使い勝手よく表示することを課題とし、表示指示されたユーザに関する操作履歴が履歴検索部によって履歴記憶部に記憶された操作履歴の中から検索され、履歴表示部を介して一覧表示された際、その一覧表示された操作履歴の中のいずれかが選択されたときに、業務検索処理部は、その選択された操作履歴に関わる文書を操作対象とする操作履歴を含む業務を業務記憶部に記憶された業務の中から検索し、履歴表示部を介して一覧表示する情報処理システムが記載されている。
また、特許文献2には、以下のことが記載されている。つまり、文書やタイトルや内容のある検索式を思い出せない場合でも検索できることを課題とし、操作の対象としてデータを操作対象データとして記憶する第1の記憶手段と、前記操作対象データに対し操作を行う自装置や自装置周辺を撮影した時系列な画像データを取得する取得手段と、前記操作対象データに対する操作の際の環境を特定可能にするシーンの画像データを環境情報として抽出する抽出手段と、検索時に前記環境情報を選択する選択手段と、前記第1の記憶手段で記憶された操作対象データの中から、前記選択手段で選択された環境情報に対応付けられた操作対象データを検索する検索手段を具備する検索装置が記載されている。
さらに、特許文献3には、以下のことが記載されている。つまり、作業中に記録された映像情報や音声情報における所望の箇所を容易に検索することを課題とし、作業の時間的経過を表す情報を記憶する記憶手段と、該作業の時間的経過を表す情報に基づき、該作業に要した時間のうち、キーワードを付すべき時間帯を特定し、該特定された時間帯に対してキーワード候補を特定し、該キーワード候補の中から1つのキーワード候補を選択し、該選択されたキーワード候補を前記時間帯に対応するキーワードとして決定する作業状況管理装置が記載されている。
特開平11−250053号公報 特開2002−32397号公報 特開2004−30623号公報
しかしながら、前述したような特許文献1に記載の技術では、文書と実行業務とを関連付けて管理して、文書に対する操作を時系列な観点から検索できるように履歴表示しているが、あくまで個人で扱った文書を扱うことを基本としているため、対面コミュニケーションの場としての会議中に使用するような文書の検索には適していないという問題があった。
また、特許文献2に記載の技術では、文書に対する操作を撮影した画像データを環境情報として記憶管理し、環境情報に対応付けられた操作対象データを検索できるようにしているが、環境情報である画像データを取得するためにカメラなどの装置が必要であり、記憶容量も大きくなるので、大がかりな装置になるとともにコストアップの要因を招くという問題もあった
さらに、特許文献3に記載の技術では、前述の特許文献2に記載の技術の課題を鑑み、キーワードを付加するシーンを特定する手段を備えている。しかしながら、付加するキーワードに対する認識が参加者間でばらつくことが多く、的確なキーワードを入力するために時間が掛かったり、検索結果から該当する情報を探すのに時間が掛かるという問題があった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、様々な情報を閲覧しやすく扱いやすい形態で提示でき、情報の比較検討を容易に行うことが可能となり、また、その場で利用者の要望に応じて即興的に提示された情報の履歴の記録や、提示した中で最終的に有用とされた情報を、簡便に記録でき、かつ再利用可能に蓄積することができ、さらに、所望の情報を、該情報に対する利用者の何らかの操作を基にして容易に検索することができる情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] 各種情報の管理に用いられる情報処理システムであって、
固有の識別子をそれぞれ有し、表示する情報を書換え可能な複数の表示記録媒体と、
前記表示記録媒体に表示する情報を選択するための情報選択手段と、
前記情報選択手段により選択された情報を前記表示記録媒体に書換え可能に書き込む情報書換手段と、
前記情報を表示した表示記録媒体に対する利用者の選択的な操作を検知する操作検知手段と、
前記情報書換手段により前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記操作検知手段により検知された操作の履歴を、それぞれ前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録する履歴記憶手段と、
前記履歴記憶手段に記録された前記表示記録媒体に対する前記操作の履歴の一覧の中から、利用者がいずれかの操作の履歴を特定するための操作履歴特定手段と、
前記操作履歴特定手段により特定された操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、該表示記録媒体に対する他の操作の履歴、または該表示記録媒体の固有の識別子の少なくともいずれかを検索する情報検索手段
を具備することを特徴とする情報処理システム。
[2] 前記操作履歴特定手段は、前記履歴記憶手段に記録された前記表示記録媒体に対する操作の履歴の一覧を、該操作の種類別に分類した形式で出力することを特徴とする[1]に記載の情報処理システム。
[3] 前記操作履歴特定手段は、前記履歴記憶手段に記録された前記表示記録媒体に対する操作の履歴の一覧を、前記表示記録媒体または該表示記録媒体に書き込まれた情報を単位とする操作回数別に分類した形式で出力することを特徴とする[1]または[2]に記載の情報処理システム。
[4] 前記操作履歴特定手段は、前記履歴記憶手段に記録された前記表示記録媒体に対する操作の履歴の一覧を、該操作を行った時刻別に分類した形式で出力することを特徴とする[1],[2]または[3]に記載の情報処理システム。
[5] 前記操作検知手段は、前記情報を表示した表示記録媒体の中から、利用者が選択した表示記録媒体の識別子を選択的に読み取る手段からなることを特徴とする[1],[2],[3]または[4]に記載の情報処理システム。
[6] 前記操作検知手段は、前記情報を表示した表示記録媒体に対して、利用者の選択的な追記操作、ないし表示記録媒体上に設けた入力操作子に対する操作を検知する手段からなることを特徴とする[1],[2],[3],[4]または[5]に記載の情報処理システム。
[7] 前記表示記録媒体の表示領域上に消去可能に手書イメージを加筆する手書入力手段を有し、
前記操作検知手段は、少なくとも前記手書入力手段による加筆を検知する手段からなることを特徴とする[1],[2],[3],[4],[5]または[6]に記載の情報処理システム。
[8] 前記手書入力手段により前記表示記録媒体の表示領域上に加筆された手書イメージをデジタルデータに変換するデータ変換手段を有し、
前記履歴記憶手段は、前記データ変換手段により変換されたデジタルデータも、前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録することを特徴とする[7]に記載の情報処理システム。
[9] 前記情報選択手段は、情報メニューを表示するための表示手段と、前記情報メニューの中から任意に選択するための選択手段とから構成されることを特徴とする[1],[2],[3],[4],[5],[6],[7]または[8]に記載の情報処理システム。
[10] 前記操作検知手段であって、前記情報を表示した表示記録媒体の中から、利用者が選択した表示記録媒体の識別子を選択的に読み取る手段は、複数の表示記録媒体の識別子を非接触に電気的、電磁気的もしくは光学的に読み取ることを特徴とする[5]に記載の情報処理システム。
[11] 前記履歴記憶手段は、前記表示記録媒体を前記情報書換手段から離脱させた時に記録の動作を行うように設定できることを特徴とする[1],[2],[3],[4],[5],[6],[7],[8],[9]または[10]に記載の情報処理システム。
[12] 前記表示記録媒体は、光書込型の表示記録媒体であり、
前記情報書換手段は、画像イメージの露光手段と、電圧印加手段とから構成されることを特徴とする[1],[2],[3],[4],[5],[6],[7],[8],[9],[10]または[11]に記載の情報処理システム。
[13] 前記表示記録媒体は、画素電極で電気的に駆動される表示記録媒体であり、
前記情報書換手段は、電極への通電を制御する手段から構成されることを特徴とする[1],[2],[3],[4],[5],[6],[7],[8],[9],[10]または[11]に記載の情報処理システム。
[14] 各種情報の管理に用いられる情報処理方法であって、
情報処理システムは、
固有の識別子を有して、表示する情報を書換え可能な表示記録媒体に表示する情報を選択し、
前記選択された情報を前記表示記録媒体に書換え可能に書き込み、
前記情報を表示した表示記録媒体に対する利用者の選択的な操作を検知し、
前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記検知された操作の履歴を、それぞれ前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録し、
前記記録された前記表示記録媒体に対する前記操作の履歴の一覧の中から、利用者によるいずれかの操作の履歴の特定を受け付け、
前記特定された操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、該表示記録媒体に対する他の操作の履歴、または該表示記録媒体の固有の識別子の少なくともいずれかを検索する
ことを特徴とする情報処理方法。
[15] 各種情報の管理に用いられる情報処理プログラムであって、
情報処理システムに、
固有の識別子を有して、表示する情報を書換え可能な表示記録媒体に表示する情報を選択するための情報選択機能と、
前記情報選択機能により選択された情報を前記表示記録媒体に書換え可能に書き込む情報書換機能と、
前記情報を表示した表示記録媒体に対する利用者の選択的な操作を検知する操作検知機能と、
前記情報書換機能により前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記操作検知機能により検知された操作の履歴を、それぞれ前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録する履歴記憶機能と、
前記履歴記憶機能に記録された前記表示記録媒体に対する前記操作の履歴の一覧の中から、利用者がいずれかの操作の履歴を特定するための操作履歴特定機能と、
前記操作履歴特定機能により特定された操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、該表示記録媒体に対する他の操作の履歴、または該表示記録媒体の固有の識別子の少なくともいずれかを検索する情報検索機能
を実現させることを特徴とする情報処理プログラム。
[16] 固有の識別子を有して、表示する情報を書換え可能な表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記表示記録媒体に対して行われた操作の履歴を、それぞれ前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録する履歴記憶手段と、
前記履歴記憶手段に記録された前記表示記録媒体に対する前記操作の履歴の一覧の中から、利用者がいずれかの操作の履歴を特定するための操作履歴特定手段と、
前記操作履歴特定手段により特定された操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、該表示記録媒体に対する他の操作の履歴、または該表示記録媒体の固有の識別子の少なくともいずれかを検索する情報検索手段
を具備することを特徴とする情報処理システム。
[17] 情報処理システムは、
固有の識別子を有して、表示する情報を書換え可能な表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記表示記録媒体に対して行われた操作の履歴を、それぞれ前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録し、
前記記録された前記表示記録媒体に対する前記操作の履歴の一覧の中から、利用者によるいずれかの操作の履歴の特定を受け付け、
前記特定された操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、該表示記録媒体に対する他の操作の履歴、または該表示記録媒体の固有の識別子の少なくともいずれかを検索する
ことを特徴とする情報処理方法。
[18] 情報処理システムに、
固有の識別子を有して、表示する情報を書換え可能な表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記表示記録媒体に対して行われた操作の履歴を、それぞれ前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録する履歴記憶機能と、
前記履歴記憶機能に記録された前記表示記録媒体に対する前記操作の履歴の一覧の中から、利用者がいずれかの操作の履歴を特定するための操作履歴特定機能と、
前記操作履歴特定機能により特定された操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、該表示記録媒体に対する他の操作の履歴、または該表示記録媒体の固有の識別子の少なくともいずれかを検索する情報検索機能
を実現させることを特徴とする情報処理プログラム。
前記本発明は次のように作用する。
本発明に係る情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムは、クライアントとユーザなどの当事者同士が互いに対面した場において、各種情報の提示に基づく面談や商談などの対話を支援するために用いられる。概要としての作用を述べると、対話に際して利用する情報は、例えば、システムの外部あるいは内部メモリに構築されたデータベースに予め蓄積されており、この情報の中から表示記録媒体に書き込むべき情報を情報選択手段により選択し、その表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および表示記録媒体に対する操作の履歴を、それぞれ表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記憶し、その表示記録媒体に行った操作をキーとして検索する。
表示記録媒体は、互いに並べて比較検討できるように複数備えられており、それぞれ固有の識別子を有しているので、識別可能であって特定することができる。また、表示記録媒体は、例えば、光書込型の表示記録媒体、あるいは画素電極で電気的に駆動される表示記録媒体などであり、要するに表示する情報を書換え可能で繰り返し再利用できるものが採用される。なお、情報とは主として文書情報を対象とするが、文章のみに限られるものではなく、図形、記号、表、画像、映像、音声などの各種データも含んでいる。
前記情報選択手段によって選択した情報は、表示記録媒体を情報書換手段に装着した状態で、該情報書換手段により、書換え可能な情報として書き込むことができる。表示記録媒体に書き込まれた情報は、その履歴と共に当該表示記録媒体の固有の識別子と対応付けられて、履歴記憶手段により記録される。また、表示記録媒体に対して行われた操作は、その履歴と共に当該表示記録媒体の固有の識別子と対応付けられて、履歴記憶手段により記録される。ここでの履歴などに関する記録は、様々な用途に利用することができるが、例えば、顧客の嗜好の分析などに活用して次回の商談などに役立てることも可能となる。
また、操作検知手段により、前記情報を表示した表示記録媒体に対する利用者の選択的な操作を検知することができる。利用者の選択的な操作とは、例えば、情報を表示した表示記録媒体の中から、利用者が意図的に選択して手に取る行為や、情報を表示した表示記録媒体に対する利用者の選択的な追記操作、ないし表示記録媒体上に設けた入力操作子に対する操作、あるいは手書イメージの加筆などが該当する。これらの操作および操作内容も、履歴記憶手段により記録するように設定すれば、よりいっそう利用者に関する有益な情報として活用することができる。
特に本システムでは、操作履歴特定手段により、履歴記憶手段に記録された表示記録媒体に対する操作の履歴の一覧の中から、利用者がいずれかの操作の履歴を特定する。操作の履歴の一覧の形式としては次のようなものがある。操作の種類別に分類した形式、表示記録媒体または該表示記録媒体に書き込まれた情報を単位とする操作回数別に分類した形式、操作を行った時刻別に分類した形式で出力することができる。
そして、情報検索手段により、操作履歴特定手段により特定された操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、該表示記録媒体に対する他の操作の履歴、または該表示記録媒体の固有の識別子の少なくともいずれかを検索する。これによって、面談時に使用された情報を、その面談の際に行った操作から検索できるようになる。
本発明に係る情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムによれば、様々な情報を閲覧しやすく扱いやすい形態で提示でき、情報の比較検討を容易に行うことが可能となり、また、その場で利用者の要望に応じて即興的に提示された情報の履歴の記録や、提示した中で最終的に有用とされた情報を、表示記録媒体に対する操作を通じて記録することで、別途記録作業を行わなくとも再利用可能に蓄積することができ、さらに、所望の情報を、該情報に対する利用者の何らかの操作を基にして容易に検索することができる。
以下、図面に基づき本発明の好適な各種実施の形態を説明する。
図1ないし図5は、本発明の第1の実施の形態を示している。図1は、本発明の第1の実施の形態の概念的なシステム構成図を示している。本実施の形態に係る情報提示システムは、少人数での対面コミュニケーションとして面談や商談に活用することを意図したものについて説明する。ここでシステムとは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置などがネットワークなどで接続されて構成される他、1つのコンピュータによって実現される場合も含まれる。前者のシステム例としては、ユーザが操作する端末部が入力と表示機能を有したインターフェース機能のみに簡略化され、実際のプログラムはネットワーク接続された情報処理装置上で実行し、端末部と情報処理装置間は画面イメージとユーザからの指示コマンドのみが双方向にやり取りされるような所謂シンクライアントとサーバからなるシステムが挙げられる。このようなシステム構成を採用した場合は、端末部自体にあえて情報を残さないことでセキュリティ性を高めたり、端末部自体の軽量化、低消費電力化などに対するメリットがあり、特に商談のようにセキュリティ外環境に端末部を携帯して使用する場合に好適である。なお、ここでの情報には、テキスト情報、図形情報、画像情報、映像情報、音声情報、これら情報の組み合わせ等があり、より具体的にはビジネスで用いられる文書情報等がある。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはプログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。したがって、以下説明する実施の形態は、装置、方法およびプログラムの説明をも兼ねている。また、モジュールは機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよい、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1つの装置によって実行されてもよいし、分散または並列環境における装置によって1モジュールが複数装置で実行されてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続(有線・無線を含む)の他、論理的な接続を含む。
図1に示すように情報提示システムは、表示する情報を書換え可能な複数の表示記録媒体と、該表示記録媒体を取り扱うための表示記録媒体用端末機10と、該表示記録媒体用端末機10と無線または有線通信回線を介して情報の授受が可能な外部記憶装置である情報データベース20、操作履歴データベース30などを具備するように構成されている。その他、表示記録媒体の表示領域上に消去可能に手書イメージを加筆する手書入力モジュールとしてのデジタルペン16も含まれている。デジタルペン16はペン先の座標を電気的、電磁的あるいは光学的な読取手段によって取得することができ、取得情報を表示記録媒体用端末機10に送信する。なお、ここで、表示する情報には、ビジネスに用いられることを想定したテキスト情報を中心にした文書情報、図形情報、画像情報、動画情報、場合によっては音声情報等も含む。以下、それぞれの具体的な構成について順に説明する。
表示記録媒体としては、表示する情報を書換え可能であればどのようなものでも良いが、例えば、画像の書換えが可能であり、用紙の如く柔軟な薄型で画像を無電源状態で表示保持することができる電子ペーパーあるいはデジタルペーパーと称されているものを用いることが好ましい。このような電子ペーパーの具体例としては、光書込型電子ペーパー100を用いることができる。
図2は、光書込型電子ペーパー100の平面図である。この光書込型電子ペーパー100は、薄型矩形状を有し、表面100aに画像表示記録領域110が設けられ、その周辺領域111に固有の識別子であるIDとしてのICチップおよびアンテナからなるRFIDタグ120が埋設され、裏面100bに一対の受電端子107A,107Bが設けられている。
なお、RFIDタグ120の代わりに、接触式もしくは非接触式のICカードまたはICラベルを用いて、識別可能な識別子を構成しても良い。また、前記の方法の他、識別可能なIDとして、バーコード、2次元バーコードなどの光学的な読み取りが可能な識別用ID、または磁気的な読み取りが可能なIDモジュールを用いて、識別可能な識別子を構成しても良い。
図3は、図2のIII−III線断面図である。この光書込型電子ペーパー100は、対向配置された透明のPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムからなる一対の基板101A,101Bと、これらの内側に設けられたITO(インジウム錫酸化物)からなる一対の透明電極102A,102Bと、表面100a側の透明電極102Aの内側に設けられ、印加電圧に応じて反射率(透過率)が変化するメモリ性を有する液晶、例えば、コレステリック液晶からなる液晶層103と、液晶層103の内側に設けられた光吸収層104と、光吸収層104と裏面100b側の透明電極102Bとの間に設けられ、画像光Aの照射によって抵抗値が小さくなる光導電層105と、透明電極102Aに一端が接続された延在部106とを備えて構成されている。尚、本実施例では表示層を1層で構成したが、複数の異なる反射色を有する表示層を上述した透明電極基板間に積層する構成も採用できる。その場合は、各表示層ごとに一対の透明電極基板を有する構成でも良いが、複数の表示層を直接積層し、一対の透明電極基板間に挟み込む構成でも良い。
前記コレステリック液晶は、マイクロカプセル中に封入され、樹脂バインダー中に分散した構成や、樹脂バインダー中に直接球形の液晶滴を分散した構成、あるいは樹脂隔壁で一定サイズにセル化された構造の中に液晶を充填した構成などを採用することができる。前記のような構成を採用した場合は、表示層の流動性を制限しつつ、機械的な強度が高まるので、外部からの圧力や屈曲などの応力に対しても表示画像が変化しにくいという利点がある。
裏面100b側の基板101Bには、一対の開口108a,108bが設けられ、一方の開口108aの延在部106上に受電端子107Aが設けられ、他方の開口108bの透明電極102B上に受電端子107Bが設けられている。
光導電層105は、2つの電荷発生層105a,105cと、これらの間に設けられた電荷輸送層105bにより構成されている。電荷輸送層105bの両側に電荷発生層105a,105cを積層した構成とすることにより、液晶層103への交流電圧の印加が可能となり、液晶層103の劣化を抑えることができ、駆動電圧の低電圧化、光書込型電子ペーパー100の高寿命化を実現することができる。
図1に示すように、表示記録媒体用端末機10は、見開きバインダー状の端末構成を採用すると良い。図1中で右側の表示部11は、情報を選択するタッチパネル付きの画面を有している。画面としては、通常のPCモニタなどとして使われるLCDやELディスプレイなどを用いることができる。この表示部11が、該表示部11の動作を制御する所定プログラムと共に、光書込型電子ペーパー100に表示する情報を後述の情報データベース20から選択する情報選択モジュールとして機能する。
表示部11の画面上には、情報データベース20に記憶されている情報のタイトル名や情報を示すアイコンなどを整列させた情報メニューが表示され、利用者は情報メニューの一覧の中から所望の情報を任意に選択することができる。ここで表示部11の画面は、情報メニューを表示するための表示モジュールに該当する。また選択の手法は、画面上のアイコンに触れたり、あるいはデジタルペン16などを用いて行うことができる。その他に、カーソルキーを設けて選択できるように構成しても良い。これらデジタルペン16などが、前記情報メニューの中から任意に選択するための選択モジュールに該当する。
表示記録媒体用端末機10における図1中で左側の書込部12は、表示部11に対して開閉可能に一体に連結され、光書込型電子ペーパー100とは着脱可能に構成されている。書込部12は、光書込型電子ペーパー100を重ね合わせるように載置する露光面を有している。この露光面に光書込型電子ペーパー100を載せるように装着した状態で、前記表示部11により光書込型電子ペーパー100に書き込みたい情報を選択して所定の書き込み指示を与えると、情報が印刷イメージデータに変換される。
そして、書込部12では、光書込型電子ペーパー100に印刷イメージのパターン光を照射しながらバイアス電圧が印加され、その結果、光書込型電子ペーパー100に情報の印刷イメージが瞬時に書き込まれるように構成されている。このように書込部12は、該書込部12の動作を制御する所定プログラムと共に、前記情報選択モジュールにより選択された情報を光書込型電子ペーパー100に書換え可能に書き込む情報書換モジュールとして機能するものである。
図4に示すように、書込部12は、薄型の露光系を中心とした構成を採用することが、携帯性が優れ、また対面コミュニケーション時に机上に平置して使用できるなど、本実施の形態の用途に適している。書込部12は、その上層から順に露光面をなす透明支持部12a、2次元マイクロレンズアレイ12b、液晶パネル12c、バックライト12dを積層して構成されている。ここで書込部12の露光面は、画像イメージの露光モジュールをなしている。
このような書込部12は、液晶パネル12cから2次元的な光パターンを2次元マイクロレンズアレイ12bを介して、透明支持部12a上に装着した光書込型電子ペーパー100(図3参照)の光導電層105に結像するように照射し、この光導電層105に光パターンに基づく抵抗分布を生じさせ、透明電極102A,102B間に電圧を印加して、光導電層105の抵抗分布に基づく分圧分布を表示層に印加し、分圧分布に応じた画像を表示層に書き込むものである。
また、書込部12の上端側には、光書込型電子ペーパー100を装着した際にRFIDタグ120が重なる位置に、該RFIDタグ120を読み取るためのリーダー13が設けられている。さらに、書込部12の上端側には、光書込型電子ペーパー100を装着した際に一対の受電端子107A,107Bが重なる位置に、一対の給電端子14A,14Bが設けられている。ここで一対の給電端子14A,14Bは、電圧印加モジュールをなしている。
図1に示すように、表示記録媒体用端末機10には、有線または無線通信回線を介して、情報の授受が可能な外部記憶装置である情報データベース20、操作履歴データベース30が接続されている。あるいは、表示記録媒体用端末機10自体にローカルメモリ15を内蔵させて、このローカルメモリ15により、情報データベース20および操作履歴データベース30の全部ないし一部を構成しても良い。情報データベース20は、光書込型電子ペーパー100に表示する各種の情報を記憶蓄積するものであり、情報を追加したり書換えたり、消去することができることは言うまでもない。
操作履歴データベース30には、前記表示部11により光書込型電子ペーパー100に表示する情報を情報データベース20から選択した際、ないし前記書込部12により情報を光書込型電子ペーパー100に書き込む際に、光書込型電子ペーパー100のID(固有の識別子)と書き込む情報とが対応付けられて保存されるように設定されている。このように操作履歴データベース30は、該操作履歴データベース30への記録を制御する所定プログラムと共に、前記書込部12により光書込型電子ペーパー100に書き込まれた情報の履歴を、光書込型電子ペーパー100のIDと対応付けて記録する履歴記憶モジュールとして機能するものである。
また、操作履歴データベース30には、光書込型電子ペーパー100に書き込まれた情報の履歴と、該光書込型電子ペーパー100のIDのみならず、情報を表示した光書込型電子ペーパー100に対する利用者の選択的な操作の内容および履歴も合わせて記録されるように設定されている。ここで、情報を表示した光書込型電子ペーパー100に対する利用者(ユーザ)の選択的な操作および操作を検知する操作検知モジュールとしては、以下のものが該当する。
すなわち、前述したように、選択された情報を光書込型電子ペーパー100に書き込んだという書き込み操作履歴を、例えば書込部12の動作を制御する所定プログラム(印刷ソフトなど)の中で検知するモジュールに加えて、情報が書き込まれて表示された光書込型電子ペーパー100上に手書きによる追記操作を行った際に、追記対象である光書込型電子ペーパー100のIDを書込部12に設けられたリーダー13で読み取り、予めIDと書き込んだ情報の対応付けを記録した操作履歴データベース30と照合して、前記情報に対する追記操作と判断するモジュールなどが具体的に挙げられる。
さらに、様々な情報が書き込まれた複数の光書込型電子ペーパー100の中から、対面コミュニケーションで活用された情報が書き込まれている光書込型電子ペーパー100を選択的に選び出して、書込部12に設けられているリーダー13で読み込み、特に重要な情報として選別する操作を検知するモジュールなども具体的に挙げられる。
次に、本実施の形態に係る情報提示システムの作用について説明する。
図1において本情報提示システムによれば、表示記録媒体用端末機10自体に設けられたローカルメモリ15に記録蓄積された情報データベース20か、有線または無線通信回線を介して接続された外部記憶装置内の情報データベース20から、対面コミュニケーションとしての面談や商談時に活用すべき様々な情報を読み込み、表示記録媒体用端末機10の右側にある表示部11の画面上に情報メニューとして表示させる。この情報メニューの中から、実際に使用する情報を任意に選択することができる。
表示部11で選択した情報は、該表示部11の左側に開閉可能に連なる書込部12に送信され、利用者の所定操作(指示)に基づいて、書込部12により光書込型電子ペーパー100に対して書換え可能に書き込まれる。詳しくは図4に示すように、書込部12では、液晶パネル12cから2次元的な光パターンを2次元マイクロレンズアレイ12bを介して、透明支持部12a上に載せるように装着した光書込型電子ペーパー100(図3参照)の光導電層105に結像するように照射する。この光導電層105に光パターンに基づく抵抗分布を生じさせ、透明電極102A,102B間に電圧を印加して、光導電層105の抵抗分布に基づく分圧分布を表示層に印加し、分圧分布に応じた画像を表示層に書き込むことができる。
このような書込部12によれば、上下の透明電極102A,102Bの全体に電圧を印加しながら画像情報を面状に露光することで印字(書き込み)が可能なため、ライン露光や走査露光などに比べ、大容量の画像情報を高速に書き込むことが可能となる。なお、画像状の光パターンを生成するモジュールとしては、図4に示した液晶パネル12cとバックライト12dの組み合わせた構成以外に、例えばELディスプレイなどの自発光ディスプレイを用いても良い。また、画像状の光パターンを2次元マイクロレンズアレイ12bで結像する方法以外にも、画像を表示した発光パネルからの出射光を光書込型電子ペーパー100に直接投影して露光する方法なども薄型の露光系として用いることができる。
さらに、光書込型電子ペーパー100自体における情報(画像)の書き込み動作について説明する。図3において、一対の受電端子107A,107Bを介して一対の透明電極102A,102B間にパルス電圧を印加すると共に、画像光Aを裏面100bに照射すると、その画像光Aは、基板101Bおよび透明電極102Bを通して光導電層105に照射される。光導電層105は、画像光Aの照射によって抵抗値が小さくなり、それにより光導電層105とのインピーダンス比で決まる液晶層103の分圧が増加し、一定以上の閾値を越えた電圧が印加された後、液晶層103における光反射率が大きい状態で保持される。
従って、光書込型電子ペーパー100を表面100aから見た場合、画像光Aが照射された領域は、照明光を受けて液晶層103で反射し、反射光の波長が可視域に広く分布している場合は白く見える。逆に、画像光Aが照射されていない領域は、光導電層105の抵抗値が大きくなり、液晶層103には閾値を越えない電圧が印加された後、液晶層103は光を透過する状態で保持される。この液晶層103を通過した光は、光吸収層104で吸収されるため、画像光Aが照射されていない領域は、黒く見える。
さらにまた、前記コレステリック液晶には螺旋ピッチに応じたカラー光を干渉反射するという特性があるので、コレステリック液晶からなる液晶層103を螺旋ピッチの異なる液晶を積層した構成にすることにより、簡単な構造でカラー表示を実現することも可能である。
一旦記録された画像は、無電源で維持されるが必要に応じて受電端子107A,107Bに消去電圧を印加することにより、表示された画像情報を消去することも容易にできるし、新たな画像の書き込みと消去を繰り返して幾度も再使用することができる。なお、この光書込型電子ペーパー100は、画像光Aの照射方向と、画像を見る方向が逆になっているので、ユーザは、画像の書き込み時に不要な書き込み光で目が眩むことなく、光書込型電子ペーパー100の表面100aに形成された目に優しい反射画像の内容を、直ちに確認することができる。
このように、情報の画像イメージが書き込まれた光書込型電子ペーパー100は、表示記録媒体用端末機10の書込部12から容易に離脱させることが可能であるため、図5に示すように、光書込型電子ペーパー100を書込部12から取り外して、対面相手に渡したり、比較検討が必要な複数ページの情報を複数の光書込型電子ペーパー100自体に書き込み、並べながら閲覧することができる。
また、先に選択した情報を光書込型電子ペーパー100に書き込む際に、前後して光書込型電子ペーパー100のIDと書き込む情報とを対応付けて、操作履歴データベース30に保存することができる。光書込型電子ペーパー100のIDと書き込む情報とを対応付けた履歴情報の保存先は、有線または無線で接続された外部記憶装置の操作履歴データベース30に限られるものではなく、表示記録媒体用端末機10自体に設けてあるローカルメモリ15に保存しても良い。
ここで、前記履歴情報を操作履歴データベース30に保存する記録動作に関しては、具体的には例えば、前記情報の書き込みの際や、書き込み後に光書込型電子ペーパー100を書込部12から離脱させた時に動作するように、所定のプログラムにより設定することができる。なお、表示記録媒体用端末機10を書込部12から離脱させた時点は、例えば一対の給電端子14A,14Bに対する一対の受電端子107A,107Bの接触・非接触により容易に検知することができる。
図5において、前記情報が書き込まれた光書込型電子ペーパー100上には、プラスチックフィルム(基板101Aに相当)などの平滑な面上への筆跡の表示と消去が可能なインク(ホワイトボード用ペンなど)をペン先に有し、さらに手書きされた筆跡をデジタル化できるデジタルペン16を用いて、表示された情報に関連する注釈やメモを付記することができる。このように、対面コミュニケーション時に、光書込型電子ペーパー100上に表示された情報にコメントや訂正、修正点などを書き込んだり、今後のアクション項目を書き込むなどの情報加工を容易かつ円滑に行うことができ、クライアントおよびユーザを問わず利用者に対して親和性の高い情報媒体を提供することが可能となる。
また、操作履歴データベース30には、光書込型電子ペーパー100に書き込まれた情報の履歴と、該光書込型電子ペーパー100のIDのみならず、情報を表示した光書込型電子ペーパー100に対する利用者の選択的な操作の内容および履歴も合わせて記録される。すなわち、前述した手書き追記のような操作が施された情報は、対面コミュニケーション時において、より活用された情報とも判断できるため、例えばデジタルペン16の筆跡を感知する電子センサや、CCD(電荷結合素子)センサ、その他感圧センサ、超音波センサなどの操作検知モジュールにより検知した上で、追記の対象となった情報と対応付けて、追記の履歴情報も併せて記憶管理するように設定すると良い。
具体的には、光書込型電子ペーパー100上に手書きによる追記操作を行った際に、追記対象である光書込型電子ペーパー100のIDを書込部12に設けられたリーダー13で読み取り、予めIDと書き込んだ情報の対応付けを記録した操作履歴データベース30と照合して、前記情報に対する追記操作と判断した場合に、前記各種センサにより検知した追記内容と共に追記の履歴情報も前記操作履歴データベース30に記録すると良い。このとき、光書込型電子ペーパー100のIDと書き込んだ情報の対応付けを一旦デジタルペン16内のメモリに蓄積し、その後操作履歴データベース30に有線接続させたときにこれらの情報を転送してもデータ記録は簡便となるが、無線接続として随時データを記録させればリアルタイムに情報を伝送することが可能となる。
ここで、表示記録媒体用端末機10の書込部12上には、例えば書込部12に装着した状態でデジタルペン16により光書込型電子ペーパー100の表示領域上に加筆された手書きイメージをデジタルデータに変換するデータ変換モジュールを設けても良い。このデータ変換モジュールにより変換されたデジタルデータも、光書込型電子ペーパー100に書き込まれた情報の履歴、および光書込型電子ペーパー100のIDと対応付けて記録することは可能である。
また、追記操作の具体的なモジュールは、デジタルペン16に限られるものではなく、例えば、光書込型電子ペーパー100にバッテリおよびメモリを搭載しておき、光書込型電子ペーパー100上に、例えば情報の一部にマーキング操作などを可能とする入力操作子を設けた場合には、この入力操作子から出力された情報を検知することにより、入力操作子による操作の内容と対応付けて、該操作の履歴情報も併せて記憶管理するように設定すると良い。
あるいは、前記情報を表示した複数の光書込型電子ペーパー100の中から、利用者が選択した、すなわち例えば手に取って書込部12上に装着した行為自体だけを、光書込型電子ペーパー100に対する利用者の選択的な操作として捉えても良い。この場合には、光書込型電子ペーパー100上に外部からの電磁波を受けて非接触に電力が供給され、かつ送信される信号に対し応答的な信号を返す受動的なRF素子回路からなる接触検知センサや入力操作子を一体的に設け、手に取った行為を検知する手段などを採用することができる。また、別の方法として光書込型電子ペーパー100のIDを選択的に読み取るリーダー13だけでも操作検知モジュールとなる。
さらに別の操作履歴として、光書込型電子ペーパー100に一旦表示した情報の中で、特に重要な情報だけを利用者が選別し、それらを束ねた状態で書込部12上に装着したり、あるいは書込部12に設けてあるリーダー13に近接させるなどして複数の光書込型電子ペーパー100のIDを非接触で電気的に読み取らせるようにしても良い。このように対面コミュニケーションの場で、実際に活用された情報が表示されている複数の光書込型電子ペーパー100を、新たな纏まりとして捉え、この纏まりを利用者の選択的な操作に関する情報として記録し活用することもできる。
以上のような様々な操作、操作内容、および操作履歴も、前述した光書込型電子ペーパー100に書き込んだ情報の履歴、および光書込型電子ペーパー100のIDと関連付けて、操作履歴データベース30に記憶蓄積することにより、これらの記録は、様々な用途に利用することができ、特に対面コミュニケーションを円滑にするために、その後の面談時に即時に情報を呼び出す手間を簡略化するなどの用途にも活用することができる。
図6は、本発明の第2の実施の形態を示している。
本実施の形態では、情報提示システムの根幹をなす表示記録媒体用端末機10Aを、前記表示記録媒体用端末機10のうち表示部11の構成を簡易かつ小型化して、実質的に書込部12の一端側に付属的に設けるように構成したものである。
本実施の形態において、光書込型電子ペーパー100に表示する情報を選択するための情報選択モジュールは、書込部12の一端側に設けたメニュー画面17と、該メニュー画面17に表示された情報メニューの中から任意に情報を選択するための選択UIデバイス18により構成されている。
このような第2の実施の形態に係る情報提示システムの構成によれば、表示記録媒体用端末機10Aは、より簡易化および小型化されることになり、情報提示システム全体の製造コストを低減させることも可能となる。なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付して重複した説明を省略する。
以上に説明した各種実施の形態は、例えば、光書込型電子ペーパー100に表示する情報を選択するための情報選択モジュールとしての機能に、光書込型電子ペーパー100が有するIDを活用して、該IDを元にして当該光書込型電子ペーパー100に関連付けられて過去に記録されていた情報を検索できるように設定しても良い。
また、前記実施の形態では、光書込型電子ペーパー100自体に固有の識別子としてのIDを付与したが、例えば使用者(ユーザ)に対してもIDを付与しておき、このユーザIDと前記情報あるいは履歴情報や操作情報を互いに関連付けて、情報データベース20や操作履歴データベース30に記憶蓄積するように設定しても良い。この場合には、表示記録媒体用端末機10,10Aの適所に、ユーザIDの取得部を別途設けることになる。
ユーザIDとは、具体的には例えば、キーボードなどを用いてユーザが入力したり、また、光書込型電子ペーパー100とは別の磁気カード、ICカード等を利用して取得することができる。あるいは、携帯電話を利用して操作したり、表示部11の画面上に認証情報を表示させて、その表示情報を取得するといったことも可能である。表示記録媒体用端末機10においてユーザIDの認証を行い、認証が認められた場合に、ユーザIDと情報データベース20に記憶されている情報を関連付けて、表示部11の画面上に表示するように設定すると良い。
また、本実施の形態で採用可能な表示記録媒体としては、前述した光書込型電子ペーパー100の他に、画素電極で電気的に駆動される表示記録媒体を採用することも可能であり、この場合の情報書換モジュールは、電極への通電を制御するモジュールから構成することになる。具体的には例えば、電界によって飛翔可能な帯電した着色粒子を気体中に封入したトナーディスプレイ方式、帯電粒子を絶縁液体中に分散した電気泳動ディスプレイ方式、またはコレステリック液晶材料などをマトリクス電極や個別画素電極により電圧を印加して駆動するような構成の表示技術を用いることもできる。
さらに、前述したような電気的に画素が選択的に書き込まれる構成の表示記録媒体を用いた場合は、駆動電極のみ、もしくは駆動回路の一部を表示記録媒体側に持たせ、画像の書換えモジュールの主な構成部分である電源供給部や信号供給部とを着脱可能に構成することが本実施の形態の特徴となる。このような構成により、複数の表示記録媒体に対して同時に複数の情報を表示させて情報の一覧性を高め、内容の比較検討作業を容易にすることが可能になる。
図7〜図15は、第3の実施の形態を説明するための図である。
本実施の形態では、前記第1の実施の形態または第2の実施の形態を含むように構成したものである。なお、第1の実施の形態または第2の実施の形態と同種の部位には同一符号を付して重複した説明を省略する。ただし、同一符号であっても一部機能が付加等された部位もある場合は、説明を付加する。
また、システムとは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク等で接続されて構成されるほか、1つの装置によって実現される場合も含まれる。
情報処理システム700は、前記表示記録媒体用端末機10またはコンピュータ、例えば汎用的なPC(パソコン)内に構成されている。また、図7では、情報データベース20と操作履歴データベース30は、情報処理システム700の外部に配置されているが、情報処理システム700の内部に配置されていてもよく、表示記録媒体用端末機10または前記PC筐体内にあってもよい。情報選択モジュール711は前記表示記録媒体用端末機10の表示部11に対応しており、情報書換モジュール712は前記表示記録媒体用端末機10の書込部12に対応しており、操作検知モジュール713は前記第1の実施の形態で説明した操作検知モジュールと同様である。
操作履歴データベース30は、情報書換モジュール712により光書込型電子ペーパー100に書き込まれた情報の履歴、および操作検知モジュール713により検知された操作の履歴を、それぞれ光書込型電子ペーパー100の固有の識別子と対応付けて記録する。つまり、各光書込型電子ペーパー100にはRFIDタグ120が付加されており、RFIDタグ120には光書込型電子ペーパー100を特定できる固有の識別子が記憶されている。したがって、光書込型電子ペーパー100に対して書き込まれた情報の履歴は、その光書込型電子ペーパー100に付加されているRFIDタグ120に記憶されている識別子と対応付けて記憶することができる。そして、光書込型電子ペーパー100に表示された情報に対する操作の履歴は操作検知モジュール713により検知され、同様にその光書込型電子ペーパー100に付加されているRFIDタグ120に記憶されている識別子と対応付けて記憶することができる。
操作履歴特定モジュール714は、操作履歴データベース30に記録された光書込型電子ペーパー100に対する前記操作の履歴の一覧の中から、利用者がいずれかの操作の履歴を特定するためのものである。より具体的には、操作履歴データベース30に記録された光書込型電子ペーパー100に対する操作の履歴の一覧を、該操作の種類別に分類した形式で出力する。別の出力の形式として、操作履歴データベース30に記録された光書込型電子ペーパー100に対する操作の履歴の一覧を、光書込型電子ペーパー100または光書込型電子ペーパー100に書き込まれた情報を単位とする操作回数別に分類した形式で出力する。さらに、別の出力の形式として、操作履歴データベース30に記録された光書込型電子ペーパー100に対する操作の履歴の一覧を、該操作を行った時刻別に分類した形式で出力する。
情報検索モジュール715は、操作履歴特定モジュール714により特定された操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた光書込型電子ペーパー100に書き込まれた情報の履歴、光書込型電子ペーパー100に対する他の操作の履歴、または光書込型電子ペーパー100の固有の識別子の少なくともいずれかを操作履歴データベース30から検索する。
図15を用いて、本システムが扱うデータ構造例を説明する。アクションログテーブル1500、メディアテーブル1600、ページテーブル1700、パートナーシップテーブル1800の4つのテーブルで構成されている。アクションログテーブル1500は、発生した操作データを管理するテーブルである。メディアテーブル1600は、現在光書込型電子ペーパー100に表示されているページを管理するテーブルである。ページテーブル1700は、複数ページの文書をページ単位にばらしたデータを管理するテーブルである。パートナーシップテーブル1800は、パートナーシップ(案件)を管理するテーブルである。これらのテーブルは、操作履歴データベース30に記憶されている。そして、情報処理システム700を用いた面談等が行われると、その履歴がこれらのテーブルに記憶される。そして、操作履歴特定モジュール714、情報検索モジュール715によって、操作の履歴を検索キーとして、その操作の履歴に対応付けられた光書込型電子ペーパー100に書き込まれた情報の履歴、光書込型電子ペーパー100に対する他の操作の履歴、または光書込型電子ペーパー100の固有の識別子を検索する。
アクションログテーブル1500は1501から1505の5個の欄からなる。メディアテーブル1600は1601から1607の7個の欄からなる。ページテーブル1700は1701から1713の13個の欄からなる。パートナーシップテーブル1800は1801から1806の6個の欄からなる。
それぞれのテーブルはリンクされている。つまり、アクションログテーブル1500のIDは1501欄に、メディアテーブル1600のIDは1601欄に、ページテーブル1700のIDは1701欄に、パートナーシップテーブル1800のIDは1801欄にそれぞれ記憶されている。そして、アクションログテーブル1500の1503欄はページテーブル1700のIDを指し示し、アクションログテーブル1500の1504欄はメディアテーブル1600のIDを指し示す。ページテーブル1700の1704欄はパートナーシップテーブル1800のIDを指し示す。したがって、アクションログテーブル1500から、メディアテーブル1600、ページテーブル1700へ、そして、ページテーブル1700を介してパートナーシップテーブル1800へアクセスすることが可能である。
アクションログテーブル1500は、発生した操作データを管理するテーブルである。
1501欄は、アクションログテーブルのレコード識別子を記憶する。
1502欄は、アクションの分類を記憶する。分類として、次の6つのカテゴリがある。
(1)ページング:複数文書をページにばらして、複数のページを生成した操作
(2)ビュー:ページを選択して拡大表示した操作
(3)プリント:選択したページを光書込型電子ペーパー100に書き込んだ操作
(4)スキャン:光書込型電子ペーパー100を識別して関連ページをコンピュータ上に表示した操作
(5)ドロー:選択したページに手書き追記した操作
(6)グルーピング:複数の光書込型電子ペーパー100を識別して関連ページを束ねて複数ページの新規文書を生成した操作
1503欄は、ページテーブルのレコード識別子を記憶する。これによって、ページテーブル1700とリンクがとれる。
1504欄は、メディアテーブルのレコード識別子を記憶する。これによって、メディアテーブル1600とリンクがとれる。
1505欄は、レコードが作成された日時を記憶する。
メディアテーブル1600は、現在光書込型電子ペーパー100に表示されているページを管理するテーブルである。
1601欄は、メディアテーブルのレコード識別子を記憶する。
1602欄は、メディア(表示媒体)の名称を記憶する。
1603欄は、デバイスの識別子を記憶する。
1604欄は、ページテーブルのレコード識別子を記憶する。
1605欄は、操作により参照された累積回数を記憶する。
1606欄は、レコードが作成された日時を記憶する。
1607欄は、最後に操作により参照された日時を記憶する。
ページテーブル1700は、複数ページの文書をページ単位にばらしたデータを管理するテーブルである。
1701欄は、ページテーブルのレコード識別子を記憶する。
1702欄は、ページの名称を記憶する。
1703欄は、ファイルのサムネイル画像を記憶する。
1704欄は、パートナーシップテーブルのレコード識別子を記憶する。これによって、パートナーシップテーブル1800とリンクがとれる。
1705欄は、ページの基となったページテーブルのレコード識別子を記憶する。
1706欄は、プログラムが動作しているコンピュータ識別子を記憶する。
1707欄は、画像ファイルのローカルコンピュータ上の保存場所を記憶する。
1708欄は、画像ファイルのサーバコンピュータ上の保存場所を記憶する。
1709欄は、画像ファイルを生成する基となった文書ファイルのローカルコンピュータ上の保存場所を記憶する。
1710欄は、画像ファイルから新たに生成した文書ファイルのローカルコンピュータ上の保存場所を記憶する。
1711欄は、操作により参照された累積回数を記憶する。
1712欄は、レコードが作成された日時を記憶する。
1713欄は、最後に操作により参照された日時を記憶する。
パートナーシップテーブル1800は、パートナーシップ(案件)を管理するテーブルである。
1801欄は、パートナーシップテーブルのレコード識別子を記憶する。
1802欄は、パートナーシップの名称を記憶する。
1803欄は、担当者の名称を記憶する。
1804欄は、顧客の名称を記憶する。
1805欄は、作成日時を記憶する。
1806欄は、更新日時を記憶する。
操作履歴特定モジュール714が、操作の種類別に分類した形式で、操作の履歴の一覧を作成する際は、1502欄が記憶しているアクション分類(つまり、(1)ページング、(2)ビュー、(3)プリント、(4)スキャン、(5)ドロー、(6)グルーピングの6種類)毎に一覧を作成する。
操作履歴特定モジュール714が、光書込型電子ペーパー100を単位とする操作回数別に分類した形式で、操作の履歴の一覧を作成する際は、1504欄が記憶しているメディアIDをもとにして一覧を作成する。
操作履歴特定モジュール714が、光書込型電子ペーパー100に書き込まれた情報を単位とする操作回数別に分類した形式で、操作の履歴の一覧を作成する際は、1503欄が記憶しているページIDをもとにして一覧を作成する。
操作履歴特定モジュール714が、操作を行った時刻別に分類した形式で、操作の履歴の一覧を作成する際は、1505欄をもとにして一覧を作成する。
次に、本実施の形態に係る情報処理システム700の作用について説明する。
まず、図8を用いて、本実施の形態を用いた営業担当と顧客とによる面談の場面を説明する。図8は、営業担当と顧客が机を間にして対面しており、その机の上に置かれた情報処理システム700、光書込型電子ペーパー100を表している。
(1)営業担当が、面談で使用する資料を準備する。営業担当が、説明する資料を光書込型電子ペーパー100または紙に出力する。または、デジタル文書をサーバ(またはメモリカード)に保存する。
(2)営業担当が顧客に資料を光書込型電子ペーパー100または紙を使って説明する(図8(A)参照)。
(3)営業担当が顧客から関連情報を要求され、情報検索し光書込型電子ペーパー100に出力して提示する(図8(B)参照)。
(4)顧客が興味ある光書込型電子ペーパー100を選択・閲覧し、光書込型電子ペーパー100上に手書き、会話をする。この時に、営業担当は会話の内容を光書込型電子ペーパー100に自分用の手書きメモをする。または、紙ノートに手書きメモをする。(2)と(3)を繰り返す(図8(C)参照)。
(5)営業担当が面談の最後に、顧客の宿題(決定事項)を合意・確認する。重要な光書込型電子ペーパー100を情報処理システム700に入力し、デジタル文書を整理する。次回面談の最初に今回の決定事項を確認する(図8(D)参照)。
(6)営業担当と顧客がそれぞれ文書持ち帰って関係者に報告したり、次回の面談内容を検討する。
図9を用いて、情報処理システム700と光書込型電子ペーパー100との間に行われる処理フローを説明する。
情報処理システム700において、まずステップS901では、文書の検索条件が操作者によって指定される。
ステップS902では、ステップS901の検索条件に従って、情報選択モジュール711が情報データベース20を検索し、その結果を表示する。
ステップS903では、ステップS902による結果表示には複数の文書が表示される可能性があるので、そのうちの該当する文書を操作者が選択する。
ステップS904では、情報書換モジュール712がステップS903で選択された文書を光書込型電子ペーパー100に出力する。そして、操作者はその光書込型電子ペーパー100を面談相手に配布する。
ステップS905では、その文書と光書込型電子ペーパー100の固有の識別子とを対応させて操作履歴として操作履歴データベース30に記憶する。
ステップS906では、ステップS905での記憶の際に、操作履歴データベース30に記憶されている操作履歴を新たなものの付加として更新する。
ステップS907では、情報処理システム700は新たな操作が起きるまで、イベント待ちの状態になる。
一方、ステップS951では、光書込型電子ペーパー100を受け取った面談相手は、その光書込型電子ペーパー100を閲覧する。
そして、ステップS952では、受け取った光書込型電子ペーパー100にデジタルペン16等を用いて手書きにより情報を書き込む。
ステップS908では、イベント待ちの状態から、ステップS952での光書込型電子ペーパー100に手書きが行われたことを検知する。
ステップS909では、ステップS908での手書きと光書込型電子ペーパー100の固有の識別子とを対応させて操作履歴として操作履歴データベース30に記憶する。
ステップS910では、ステップS909での記憶の際に、操作履歴データベース30に記憶されている操作履歴を新たなものの付加として更新する。
ステップS911では、情報処理システム700は新たな操作が起きるまで、イベント待ちの状態になる。
また、ステップS953で、面談相手によって、複数の光書込型電子ペーパー100のうち、重要な情報が表示された光書込型電子ペーパー100を選択したとする。
ステップS912では、イベント待ちの状態から、情報処理システム700の操作者は、面談相手からその光書込型電子ペーパー100を受け取り、情報処理システム700に入力する。
ステップS913では、入力というイベントとステップS912で入力された光書込型電子ペーパー100の固有の識別子とを対応させて操作履歴として操作履歴データベース30に記憶する。
ステップS914では、ステップS913での記憶の際に、操作履歴データベース30に記憶されている操作履歴を新たなものの付加として更新する。
ステップS915では、情報処理システム700は新たな操作が起きるまで、イベント待ちの状態になる。
次に、図14を用いて、面談の際に用いられる情報処理システム700と光書込型電子ペーパー100の画面イメージを説明する。情報処理システム700は、第1の実施の形態における表示記録媒体用端末機10と外観は同じである。ただし、第1の実施の形態における表示記録媒体用端末機10と比べると、記憶機能、検索機能が強化されている。もちろんのことながら、情報処理システム700は、第2の実施の形態における表示記録媒体用端末機10Aのような形態であってもよい。
情報処理システム700は、見開きバインダー状の端末構成を採用しており、その右側の表示部には、情報を選択するタッチパネル付きの画面を有している。この画面には、文書表示領域1401、属性表示領域1402、検索条件設定領域1403の各領域が表示されている。
文書表示領域1401には、情報データベース20に格納された情報が表示される。以下、情報として文書を例示として説明する。表示する形態としては、全画面を用いて文書のページを等寸大に表示することもできるし、いわゆるサムネイル画像を複数表示することもできる。文書のサムネイル画像が表示されている状態で、デジタルペン16を用いて、対象としたい文書をタップすると、文書を等寸大の大きさで表示するページビューに切り替わる。
属性表示領域1402には、属性表示領域1402で選択されている文書の属性が表示される。例えば、文書の名称、文書の作成日時等である。
検索条件設定領域1403では、検索条件の設定が行える。例えば、操作種別、操作を行った時を期間等を用いて検索する。
この他に、操作者によるデジタルペン16を用いたタップ操作等で、操作アイコンを選択できる領域がある。情報処理システム700を用いた操作を起動できるようにするためのものである。例えば、「文書ファイルを取り込む」、「ビューの切替」、「電子ペーパー化する」、「文書を呼び出す」、「文書に手書き」、「文書を束ねる」等がある。「文書ファイルを取り込む」操作は、情報データベース20に格納された情報を文書表示領域1401に表示する操作である。「ビューの切替」操作は、文書表示領域1401の表示形態を切り替えるものであり、サムネイルビューとページビューを切り替えるものである。「電子ペーパー化する」操作は、情報処理システム700の左側にセットされた光書込型電子ペーパー100に文書表示領域1401で選択された状態の文書で書き換えるものである。「文書を呼び出す」操作は、光書込型電子ペーパー100を情報処理システム700本体の左側にかざして、その光書込型電子ペーパー100に表示されている文書と関連する文書を文書表示領域1401に表示するものである。ここで関連とは、光書込型電子ペーパー100に表示されている文書の1ページ目を表示する、次ページを表示する、用いられている用語の説明文書を表示する等がある。「文書に手書き」操作は、選択した文書を文書表示領域1401に拡大表示して手書き可能にするものである。「文書を束ねる」操作は、複数の光書込型電子ペーパー100を情報処理システム700本体の左側にかざして、新たにその複数ページにより構成された文書を生成するものである。
なお、図14の画面イメージは代表的な例示であり、情報処理システム700内のアプリケーションプログラムによって、様々な画面イメージが表示され得る。
次に、図10から図13までを用いて、面談の際に情報処理システム700と光書込型電子ペーパー100とを用いた操作の例について説明する。
図10を用いて、文書を光書込型電子ペーパー100へ出力する場合の操作手順例を説明する。文書を書き込みたい光書込型電子ペーパー100を選択する(図10(A)参照)。その光書込型電子ペーパー100を情報処理システム700の左側にセットする(図10(B)参照)。デジタルペン16を用いて、文書表示領域1401にサムネイル画像として表示されている文書Bを選択する(図10(C)参照)。情報処理システム700の文書表示領域1401に対象文書の1ページ目が拡大表示される(図10(D)参照)。ここで、デジタルペン16を用いて、「電子ペーパー化する」アイコンを選択する(図10(E)参照)。文書表示領域1401に表示されている文書を光書込型電子ペーパー100に出力する(図10(F)参照)。この場合に、操作履歴データベース30には、操作として「文書Bの1ページ目出力」が光書込型電子ペーパー100の識別子と対応して記憶されることになる。その場合の時刻等も記憶される。
図11を用いて、文書を光書込型電子ペーパー100へ出力する場合の操作手順例を説明する。図10の場合と異なり、文書の2ページ目以降を光書込型電子ペーパー100に出力する場合の操作手順である。
文書の1ページ目を表示する(図11(A)参照)。これは、図10(D)の状態と同じである。図11(A)の状態から情報処理システム700の右側下にある「次ページ」ボタンをデジタルペン16でタップする(図11(B)参照)。次のページである2ページ目が表示される(図11(C)参照)。以降、光書込型電子ペーパー100に出力したいページが出てくるまで「次ページ」ボタンをタップすることを繰り返す。そして、出力したいページが表示されている状態で、「電子ペーパー化する」アイコンを選択することによって、光書込型電子ペーパー100に所望のページが出力される。この場合に、操作履歴データベース30には、操作として例えば「文書Bの2ページ目出力」が光書込型電子ペーパー100の識別子と対応して記憶されることになる。その場合の時刻等も記憶される。
また、図11(A)の状態から情報処理システム700の右側下にある「閉じる」ボタンをデジタルペン16でタップする(図11(D)参照)。すると、その文書のページ毎のサムネイル画像が表示される(図11(E)参照)。ここで、サムネイル画像をデジタルペン16を用いてタップする(図11(F)参照)。タップしたページが拡大表示される(図11(G)参照)。そして、出力したいページ(3ページ)が表示されている状態で、「電子ペーパー化する」アイコンを選択することによって、光書込型電子ペーパー100に所望のページが出力される。この場合に、操作履歴データベース30には、操作として「文書Bの3ページ目出力」が光書込型電子ペーパー100の識別子と対応して記憶されることになる。その場合の時刻等も記憶される。
図12を用いて、光書込型電子ペーパー100によって文書を呼び出す場合の操作手順例を説明する。例えば、光書込型電子ペーパー100に表示されている文書の他のページを表示したい場合、光書込型電子ペーパー100に表示されているページに情報処理システム700を用いて編集を行いたい場合などに利用する。
呼び出したい文書が表示されている光書込型電子ペーパー100を選択する。例えば、文書Aの1ページ目が表示されている光書込型電子ペーパー100を選択する(図12(A)参照)。その光書込型電子ペーパー100を情報処理システム700の左側にセットする(図12(B)参照)。情報処理システム700の右上に表示されている「呼び出し」ボタンをデジタルペン16を用いてタップする(図12(C)参照)。光書込型電子ペーパー100の書込部12から情報(文書ID等)を読み出して、元の文書を情報データベース20から抽出し、情報処理システム700の文書表示領域1401に表示する(図12(D)参照)。図12(D)の状態から、文書が表示されている右側の検索条件フォルダから目的のフォルダをデジタルペン16を用いてタップする(図12(E)参照)。検索条件に合致したページのサムネイルと属性が表示される(図12(F)参照)。この場合に、操作履歴データベース30には、操作として「文書Aの1ページ目呼出」、「検索」が光書込型電子ペーパー100の識別子と対応して記憶されることになる。その場合の時刻等も記憶される。
また、図12(D)の状態から、デジタルペン16を用いて情報処理システム700の文書表示領域1401に表示されている文書に対して手書きで追記を行う(図12(G)参照)。この編集の後、「電子ペーパー化する」アイコンを選択することによって、光書込型電子ペーパー100に編集されたページが出力される。この場合に、操作履歴データベース30には、操作として「文書Aの1ページ目呼出」、「手書き編集」が光書込型電子ペーパー100の識別子と対応して記憶されることになる。その場合の時刻等も記憶される。
図13を用いて、光書込型電子ペーパー100を用いた文書操作の場合の操作手順例を説明する。複数の光書込型電子ペーパー100を用いて、その表示されているページから新しい文書を作成する場合である。文書を生成したい2枚以上の光書込型電子ペーパー100を選択する(図13では、文書Cの3ページ目、文書Bの1ページ目、文書Aの5ページ目が表示されている3枚の光書込型電子ペーパー100。図13(A)参照)。その複数の光書込型電子ペーパー100を情報処理システム700の左側にセットする(図13(B)参照)。すると、光書込型電子ペーパー100のそれぞれのRFIDタグ120から情報を読み取り、文書Cの3ページ目、文書Bの1ページ目、文書Aの5ページ目が重ねて入力されたことを認識する。また、ページの順番は、情報処理システム700に近いものから先に読み込まれるので、作成する文書のページ順は、その光書込型電子ペーパー100が読み取られた順番の逆順とする。次に、情報処理システム700は、文書を生成するか否かを操作者に尋ねる(図13(C)参照)。ここで、文書生成を選択すると、文書Cの3ページ目、文書Bの1ページ目、文書Aの5ページ目の3枚のページからなる新しい文書が生成され、そのサムネイル画像が情報処理システム700の文書表示領域1401に表示される(図13(D)参照)。この場合に、操作履歴データベース30には、操作として「文書Cの3ページ目、文書Bの1ページ目、文書Aの5ページ目の順番で束ねられた」が光書込型電子ペーパー100の識別子と対応して記憶されることになる。その場合の時刻等も記憶される。
図10から図13に示したような各種の操作が操作検知モジュール713によって検知され、操作履歴データベース30に記憶される。操作履歴データベース30には、図15で説明したようなデータ構造で記憶されている。操作履歴データベース30に記憶されたデータに対して、操作履歴特定モジュール714はアクションログテーブル1500等を用いて、操作の履歴一覧を情報処理システム700の検索条件設定領域1403に表示する。そして、操作者からの指示によって、情報検索モジュール715が操作履歴データベース30内のデータを検索する。これによって、情報処理システム700等を用いて光書込型電子ペーパー100に対して行った操作から、その操作の履歴に対応付けられた光書込型電子ペーパー100に書き込まれた文書を呼び出すことができる。これによって、文書そのものは覚えていないが、操作自体を覚えているというような場合に、その文書を探し当てることができるようになる。また、光書込型電子ペーパー100に対する他の操作の履歴も検索することができるので、ある操作の前後でどのような操作を行ったかを後で確認することができる。さらに、その操作を行った光書込型電子ペーパー100を検索することができるので、操作の記憶から面談の際に用いた光書込型電子ペーパー100を探し当てることができるようになる。
第1の実施の形態に係る情報提示システムの全体を概略的に示す構成図である。 第1の実施の形態に係る情報提示システムの表示記録媒体である光書込型電子ペーパーを示す平面図である。 図2のIII−III線断面図である。 第1の実施の形態に係る情報提示システムの表示記録媒体用端末機において情報書換モジュールに相当する書込部を概略的に示す構成図である。 第1の実施の形態に係る情報提示システムを用いた対面コミュニケーションの場を示す説明図である。 第2の実施の形態に係る情報提示システムの全体を概略的に示す構成図である。 第3の実施の形態に係る情報処理システム全体のモジュール構成図である。 面談の場面での利用を説明した図である。 第3の実施の形態における処理例のフローチャートである。 情報を光書込型電子ペーパーへ出力する場合の操作手順例を説明した図(その1)である。 情報を光書込型電子ペーパーへ出力する場合の操作手順例を説明した図(その2)である。 光書込型電子ペーパーによって情報を呼び出す場合の操作手順例を説明した図である。 光書込型電子ペーパーを用いた文書操作の場合の操作手順例を説明した図である。 第3の実施の形態の画面イメージ例を説明する図である。 第3の実施の形態におけるデータ構造例を示す図である。
符号の説明
10…表示記録媒体用端末機
11…表示部
12…書込部
13…リーダー
15…ローカルメモリ
16…デジタルペン
20…情報データベース
30…操作履歴データベース
100…光書込型電子ペーパー
110…画像表示記録領域
120…RFIDタグ
700…情報処理システム
711…情報選択モジュール
712…情報書換モジュール
713…操作検知モジュール
714…情報履歴特定モジュール
715…情報検索モジュール
1401…文書表示領域
1402…属性表示領域
1403…検索条件設定領域
1500…アクションログテーブル
1600…メディアテーブル
1700…ページテーブル
1800…パートナーシップテーブル

Claims (18)

  1. 各種情報の管理に用いられる情報処理システムであって、
    固有の識別子をそれぞれ有し、表示する情報を書換え可能な複数の表示記録媒体と、
    前記表示記録媒体に表示する情報を選択するための情報選択手段と、
    前記情報選択手段により選択された情報を前記表示記録媒体に書換え可能に書き込む情報書換手段と、
    前記情報を表示した表示記録媒体に対する利用者の選択的な操作を検知する操作検知手段と、
    前記情報書換手段により前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記操作検知手段により検知された操作の履歴を、それぞれ前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録する履歴記憶手段と、
    前記履歴記憶手段に記録された前記表示記録媒体に対する前記操作の履歴の一覧の中から、利用者がいずれかの操作の履歴を特定するための操作履歴特定手段と、
    前記操作履歴特定手段により特定された操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、該表示記録媒体に対する他の操作の履歴、または該表示記録媒体の固有の識別子の少なくともいずれかを検索する情報検索手段
    を具備することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記操作履歴特定手段は、前記履歴記憶手段に記録された前記表示記録媒体に対する操作の履歴の一覧を、該操作の種類別に分類した形式で出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記操作履歴特定手段は、前記履歴記憶手段に記録された前記表示記録媒体に対する操作の履歴の一覧を、前記表示記録媒体または該表示記録媒体に書き込まれた情報を単位とする操作回数別に分類した形式で出力することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記操作履歴特定手段は、前記履歴記憶手段に記録された前記表示記録媒体に対する操作の履歴の一覧を、該操作を行った時刻別に分類した形式で出力することを特徴とする請求項1,2または3に記載の情報処理システム。
  5. 前記操作検知手段は、前記情報を表示した表示記録媒体の中から、利用者が選択した表示記録媒体の識別子を選択的に読み取る手段からなることを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の情報処理システム。
  6. 前記操作検知手段は、前記情報を表示した表示記録媒体に対して、利用者の選択的な追記操作、ないし表示記録媒体上に設けた入力操作子に対する操作を検知する手段からなることを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載の情報処理システム。
  7. 前記表示記録媒体の表示領域上に消去可能に手書イメージを加筆する手書入力手段を有し、
    前記操作検知手段は、少なくとも前記手書入力手段による加筆を検知する手段からなることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6に記載の情報処理システム。
  8. 前記手書入力手段により前記表示記録媒体の表示領域上に加筆された手書イメージをデジタルデータに変換するデータ変換手段を有し、
    前記履歴記憶手段は、前記データ変換手段により変換されたデジタルデータも、前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録することを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 前記情報選択手段は、情報メニューを表示するための表示手段と、前記情報メニューの中から任意に選択するための選択手段とから構成されることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7または8に記載の情報処理システム。
  10. 前記操作検知手段であって、前記情報を表示した表示記録媒体の中から、利用者が選択した表示記録媒体の識別子を選択的に読み取る手段は、複数の表示記録媒体の識別子を非接触に電気的、電磁気的もしくは光学的に読み取ることを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  11. 前記履歴記憶手段は、前記表示記録媒体を前記情報書換手段から離脱させた時に記録の動作を行うように設定できることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9または10に記載の情報処理システム。
  12. 前記表示記録媒体は、光書込型の表示記録媒体であり、
    前記情報書換手段は、画像イメージの露光手段と、電圧印加手段とから構成されることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10または11に記載の情報処理システム。
  13. 前記表示記録媒体は、画素電極で電気的に駆動される表示記録媒体であり、
    前記情報書換手段は、電極への通電を制御する手段から構成されることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10または11に記載の情報処理システム。
  14. 各種情報の管理に用いられる情報処理方法であって、
    情報処理システムは、
    固有の識別子を有して、表示する情報を書換え可能な表示記録媒体に表示する情報を選択し、
    前記選択された情報を前記表示記録媒体に書換え可能に書き込み、
    前記情報を表示した表示記録媒体に対する利用者の選択的な操作を検知し、
    前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記検知された操作の履歴を、それぞれ前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録し、
    前記記録された前記表示記録媒体に対する前記操作の履歴の一覧の中から、利用者によるいずれかの操作の履歴の特定を受け付け、
    前記特定された操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、該表示記録媒体に対する他の操作の履歴、または該表示記録媒体の固有の識別子の少なくともいずれかを検索する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  15. 各種情報の管理に用いられる情報処理プログラムであって、
    情報処理システムに、
    固有の識別子を有して、表示する情報を書換え可能な表示記録媒体に表示する情報を選択するための情報選択機能と、
    前記情報選択機能により選択された情報を前記表示記録媒体に書換え可能に書き込む情報書換機能と、
    前記情報を表示した表示記録媒体に対する利用者の選択的な操作を検知する操作検知機能と、
    前記情報書換機能により前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記操作検知機能により検知された操作の履歴を、それぞれ前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録する履歴記憶機能と、
    前記履歴記憶機能に記録された前記表示記録媒体に対する前記操作の履歴の一覧の中から、利用者がいずれかの操作の履歴を特定するための操作履歴特定機能と、
    前記操作履歴特定機能により特定された操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、該表示記録媒体に対する他の操作の履歴、または該表示記録媒体の固有の識別子の少なくともいずれかを検索する情報検索機能
    を実現させることを特徴とする情報処理プログラム。
  16. 固有の識別子を有して、表示する情報を書換え可能な表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記表示記録媒体に対して行われた操作の履歴を、それぞれ前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録する履歴記憶手段と、
    前記履歴記憶手段に記録された前記表示記録媒体に対する前記操作の履歴の一覧の中から、利用者がいずれかの操作の履歴を特定するための操作履歴特定手段と、
    前記操作履歴特定手段により特定された操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、該表示記録媒体に対する他の操作の履歴、または該表示記録媒体の固有の識別子の少なくともいずれかを検索する情報検索手段
    を具備することを特徴とする情報処理システム。
  17. 情報処理システムは、
    固有の識別子を有して、表示する情報を書換え可能な表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記表示記録媒体に対して行われた操作の履歴を、それぞれ前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録し、
    前記記録された前記表示記録媒体に対する前記操作の履歴の一覧の中から、利用者によるいずれかの操作の履歴の特定を受け付け、
    前記特定された操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、該表示記録媒体に対する他の操作の履歴、または該表示記録媒体の固有の識別子の少なくともいずれかを検索する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  18. 情報処理システムに、
    固有の識別子を有して、表示する情報を書換え可能な表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、および前記表示記録媒体に対して行われた操作の履歴を、それぞれ前記表示記録媒体の固有の識別子と対応付けて記録する履歴記憶機能と、
    前記履歴記憶機能に記録された前記表示記録媒体に対する前記操作の履歴の一覧の中から、利用者がいずれかの操作の履歴を特定するための操作履歴特定機能と、
    前記操作履歴特定機能により特定された操作の履歴に応じて、該操作の履歴に対応付けられた前記表示記録媒体に書き込まれた情報の履歴、該表示記録媒体に対する他の操作の履歴、または該表示記録媒体の固有の識別子の少なくともいずれかを検索する情報検索機能
    を実現させることを特徴とする情報処理プログラム。
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