JP6312045B2 - 情報出力制御装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報を出力する情報出力制御装置及びプログラムに関する。
一般に、情報を出力する情報出力制御装置として、例えば、外部の投影対象物(出力対象物:スクリーン)上に画像を投影表示させるプロジェクタ装置を利用して、各種の資料(画像)を出力対象物(スクリーン)上に投影させてプレゼンテーションを行う場合に、その発表者などは、スクリーン上の資料にしたがってその補足説明や注意事項などを口頭説明しながらスクリーン上の必要箇所を指示するようにしている。このような場合、従来では投影中の画像上でのペンの指示軌跡を投影中の画像上に投影するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。更に、投影に関しては、移動する対象物上にプロジェクションマッピングで画像を投影するようにした技術(特許文献2参照)も知られている。
特開2003−78686号公報 特開2013−192189号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術は、電子黒板のスクリーンを投影対象物とするものであるが、ペン操作されたデバイス上の位置を単に特定するものであり、どれを投影対象として、どのような内容の表示情報を投影表示させるのかを特定するものではなかった。また、上述した特許文献2の技術は、出力対象物の位置や形状の変化を確認して投影表示させるものであり、どれを対象として、どのような内容の表示情報を投影表示させるのかを特定するものではなかった。なお、このことはプロジェクタ装置に限らず、他の情報出力制御装置であっても同様の問題を生じる。
本発明の課題は、出力対象物とそれが置かれる所定エリアとの関連付けで入力された情報をその関連付けを条件として再現出力できるようにすることである。
本発明に係る情報出力制御装置は、実在する対象物に対応付けて出力する出力情報を、当該出力情報の出力方向を示す方向情報と共に対応付けて記憶手段で管理する記憶管理手段と、所定エリア内に前記対象物が置かれたことを検出する検出手段と、前記所定エリア内に前記対象物が置かれたことを検出した際は、当該対象物に対応付けて記憶された出力情報を、当該出力情報に対応付けて記憶された方向情報に基づいた出力方向に出力する出力制御手段と、を備えた情報出力制御装置であって、前記所定エリア内において前記対象物が実在しているか否か判別する判別手段と、前記判別手段により前記所定エリア内に前記対象物が実在していると判別された状態で、音声による音声情報の入力があった際は、当該音声情報の入力方向を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された入力方向を示す方向情報を、前記音声情報と共に前記対象物に対応付けて前記記憶手段に登録する登録手段と、を備え、前記出力制御手段は、前記音声情報を前記出力情報として出力する際は、前記方向情報に基づいて前記音声情報が入力された際の入力方向と同じ方向を前記出力方向として出力する、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、実在する対象物に対応付けて出力する出力情報を、当該出力情報の出力方向を示す方向情報と共に対応付けて記憶手段で管理する記憶管理手段、所定エリア内に前記対象物が置かれたことを検出する検出手段、前記所定エリア内に前記対象物が置かれたことを検出した際は、当該対象物に対応付けて記憶された出力情報を、当該出力情報に対応付けて記憶された方向情報に基づいた出力方向に出力させる出力制御手段、として機能させるためのプログラムであって、前記所定エリア内において前記対象物が実在しているか否か判別する判別手段、前記判別手段により前記所定エリア内に前記対象物が実在していると判別された状態で、音声による音声情報の入力があった際は、当該音声情報の入力方向を特定する特定手段、前記特定手段により特定された入力方向を示す方向情報を、前記音声情報と共に前記対象物に対応付けて前記記憶手段に登録する登録手段、として機能させ、前記出力制御手段は、前記音声情報を前記出力情報として出力させる際は、前記方向情報に基づいて前記音声情報が入力された際の入力方向と同じ方向を前記出力方向として出力させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、出力対象物とそれが置かれる所定エリアとの関連付けで入力された情報をその関連付けを条件として再現出力することができる。
情報出力制御装置として適用したカメラ機能付きプロジェクタ装置の使用例を示した図。 カメラ機能付きプロジェクタ装置の基本的な構成要素を示したブロック図。 (1)〜(5)は、投影可能エリア3内に置かれた電子ペーパ2に関連付けて表示される投影内容及び音声の入出力状況を説明するための図。 出力情報メモリM3を説明するための図。 電源投入に応じて実行開始されるカメラ付のプロジェクタ装置1の動作(第1実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャート。 図5の動作に続くフローチャート。 第2実施形態において情報出力制御装置(ノート型PC)100の使用例を示した図。 第2実施形態において、ノート型PC100、表示デバイス200、携帯端末装置300の基本的な構成要素を示したブロック図。 (1)〜(4)は、第2実施形態において、表示デバイス200上に携帯端末装置300が置かれた状態での表示内容を説明するための図。 第2実施形態の出力情報メモリM3を説明するための図。 第2実施形態において、表示デバイス200への表示を制御する“表示デバイス制御モード”が選択された際に実行開始されるフローチャート 図11の動作に続くフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
先ず、図1〜図6を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
第1実施形態は、表示情報を出力する情報出力制御装置としてカメラ付のプロジェクタ装置に適用した場合を例示したもので、図1は、このカメラ機能付きプロジェクタ装置の使用例を示した図である。
情報出力制御装置(カメラ付のプロジェクタ装置)1は、プロジェクタ機能の他に、カメラ機能、通信機能などを備えている。このプロジェクタ装置1は、例えば、金融機関などの窓口業務において机面上に資料を掲示しながら担当者と顧客とが対面応対している場合、又は会議室において机面上に資料を掲示しながら参加者が会議している場合にその机面全体を撮影したり、投影表示させたりするもので、部屋の天井面や壁面などに固定的に配設されている。
すなわち、カメラ付のプロジェクタ装置1は、机面上に実在する出力対象物(電子ペーパ2)に対してその上方から表示情報に応じた光を照射して投影表示させたり、机面全体を撮影したりする。図示の例は、窓口業務において、机面上の所定エリア(投影可能エリア)内3に、資料としての電子ペーパ2と、それ以外の物体(例えば、携帯端末装置4)が置かれた状態を示したもので、プロジェクタ装置1は、机面上の所定エリア(投影可能エリア)3を撮影した画像を解析することにより電子ペーパ2とそれ以外の物体とを識別するようにしている。
電子ペーパ2は、それに関連付けてその特有の表示情報を表示させる際のターゲットとなる出力対象物、つまり、プロジェクタ装置1の外部に実在する出力対象物であり、その電子ペーパ2に表示される情報は、窓口業務の資料となるもので、例えば、個人情報などの秘匿情報、或いは株価、売上状況などのリアルタイム情報をプロジェクタ装置1から電子ペーパ2に対して投影表示させるようにしている。すなわち、プロジェクタ装置1は、後で詳述するが、電子ペーパ2が机面上の所定のエリア(投影可能エリア)3内に置かれた場合に、その電子ペーパ2に対応付けて予め記憶されている表示情報が、投影可能エリア3内の電子ペーパ2に関連付けて表示されるようにその表示情報の出力を制御するようにしているが、電子ペーパ2が投影可能エリア3から離れた場合には、この表示情報の投影表示を消去させるように制御するようにしている。
なお、電子ペーパ2は、例えば、電気泳動現象を利用したマイクロカプセル方式の電子ペーパ(電気泳動ディスプレイ)によって構成され、対向する一対の電極の間に着色荷電粒子(荷電体)が充填された媒体が多数配置されており、この一対の電極間に電圧が印加されると、この媒体内の荷電粒子がその印加電圧に応じた方向に移動することで表示を行う構成となっている。また、矩形の机面の各周端縁部(4辺縁部)には、指向性の高いマイク5及びスピーカ6が配設されている。
机面上の投影可能エリア3は、撮影可能なエリアであり、プロジェクタ装置1は、この投影可能エリア3内を撮影した画像を解析することによってそのエリア3内に電子ペーパ2が実在していることを認識すると、その電子ペーパ2に関連付けてそのペーパ特有の表示情報を投影表示させる動作を開始する。なお、プロジェクタ装置1は、投影可能エリア3を撮影した画像から電子ペーパ2が実在している位置を特定すると、その位置の方向に投影方向(照射方向)を調整する機能を備えている。
すなわち、プロジェクタ装置1には、投影方向調整機能(図示省略)が備えられており、電子ペーパ2の実在位置に応じてその光学系を駆動することにより投影可能エリア3の範囲内において投影方向を自由に調整可能としている。また、プロジェクタ装置1は、投影可能エリア3内に実在している電子ペーパ2に対して投影動作を開始すると、投影可能エリア3を撮影した画像を解析しながらその電子ペーパ2が投影可能エリア3から離れてそのエリア外となったかを監視しており、上述したように、そのエリア3から離れたことを検出したときには、その電子ペーパ2に対する投影動作を停止する(投影表示を消去させる)ようにしている。
図2は、情報出力制御装置(カメラ付のプロジェクタ装置)1の基本的な構成要素を示したブロック図である。
プロジェクタ装置1は、CPU11を中核とするもので、CPU11は、記憶部12内の各種のプログラムに応じてこのプロジェクタ装置1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部12は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、図5及び図6に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムを記憶するプログラムメモリM1と、このプロジェクタ装置1で必要とされる各種のデータ(計時時刻、タイマ計測時間、フラグなど)を一時記憶するワークメモリM2と、後述する出力情報メモリM3などを有している。なお、記憶部12は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しないが、通信機能を介して通信網に接続されている状態においては所定のサーバ装置側の記憶領域を含むものであってもよい。
CPU11には、その入出力デバイスとして、操作部13、外部接続部14、通信部15、カメラ部16、プロジェクタ部17などが接続されており、CPU11は、入出力プログラムにしたがって各入出力デバイスを制御する。操作部13は、電源ボタン、投影調整ボタンなどを有している。外部接続部14は、パーソナルコンピュータ(PC)、記録メディアなどの外部装置(図示省略)が接続されるコネクタ部である。通信部15は、例えば、無線LAN(Local Area Network)又はBluetooth(登録商標)通信を介して外部装置に通信接続する通信インターフェイスであり、上述したマイク5及びスピーカ6との間で音声情報の送受信を行う。
カメラ部16は、上述した撮影機能を構成するもので、図示しない撮影レンズ、ミラーなどのレンズ・ミラーブロック、撮像素子、その駆動系の他、測距センサ、光量センサ、アナログ処理回路、信号処理回路、圧縮伸張回路などを有するもので、自動的に焦点を合わせるオート他ス機能、撮影範囲を制御するズーム機能などが設けられている。また、プロジェクタ部17は、上述したプロジェクタ機能を構成するもので、電源供給によって点灯する投影用ライト17aと、投影対象の画像を映し出す透過型液晶パネル17bと、投影レンズ17cとを有する他、投影用ライト17aを制御してそのオン/オフや輝度などを調整する光源調整部17dと、透過型液晶パネル17bを駆動する駆動部17eと、投影レンズ17cのピント、ズームなどを調整するレンズ調整部17fなどを有している。なお、カメラ部16の撮影レンズの光軸方向は、投影レンズ17cの光軸方向と一致し、上述した投影可能エリア3を撮影可能となっている。
図3は、投影可能エリア3内に置かれた電子ペーパ2に関連付けて表示される投影内容及び音声の入出力状況を説明するための図である。
第1実施形態のプロジェクタ装置1は、所定エリア(投影可能エリア3)内に出力対象物(電子ペーパ2)が置かれた場合に、その電子ペーパ2に対応付けられている表示情報を出力情報メモリM3から読み出して投影表示させるが、この電子ペーパ2が投影可能エリア3内に実在している間に任意の音声情報が入力された場合には、その入力音声情報を電子ペーパ2に対応付けて出力情報メモリM3に登録しておき、その後、再びその電子ペーパ2が投影可能エリア3内に置かれたタイミングでその電子ペーパ2に対応する音声情報を出力情報メモリM3から読み出して再現出力するようにしている。
図3(1)は、電子ペーパ2自身がタイトルとして固定的に表示している情報、例えば、“世界の株価と為替”を示した図で、この電子ペーパ2が机面上の投影可能エリア3内に置かれた際に、プロジェクタ装置1は、その電子ペーパ2に対応して記憶されている表示情報を読み出して投影可能エリア3内の電子ペーパ2上に投影表示させる。図3(2)は、投影表示された状態を示し、タイトル“世界の株価と為替”に続いて、その詳細な本文情報が電子ペーパ2上に投影表示された場合である。
CPU11は、投影可能エリア3内に電子ペーパ2が実在している間、指向性の高いマイク5によって集音された入力音声を受信して、その電子ペーパ2の識別情報と共にその音声情報を出力情報メモリM3に録音するようにしている。この場合、投影可能エリア3内の電子ペーパ2の向き(例えば、正面向き)を基準として、どの方向又は位置から音声が入力されたのかを判別し、その音声の入力方向又は位置を音声の入力元を示す情報として、入力された音声情報と共に、出力情報メモリM3に記憶するようにしている。この出力情報メモリM3に記憶された音声情報は、その電子ペーパ2が再び投影可能エリア3内に置かれた際に、その電子ペーパ2に対応して記憶されている入力元を示す情報に基づいて、その音声情報の出力先を決定し、その出力先の方向又は位置に配設されている指向性の高いスピーカ6から音声出力させるようにしている。なお、一般に音声情報とは、人間が音声器官を通じて発した音の情報を意味しているが、第1実施形態では人間が発した音の総称を意味している。
図3(3)は、上述のようにして音声入力後に、再び、その電子ペーパ2が投影可能エリア3内に置かれた場合を示した図である。プロジェクタ装置1は、再度、投影可能エリア3内に電子ペーパ2が置かれると、その電子ペーパ2を認識してその表示情報を出力情報メモリM3から読み出して投影表示させ、また、音声情報を読み出すと共にその音声情報の出力先を決定して音声情報を出力先のスピーカ6から音声出力させるようにしている。図3(4)は、図3(2)で示した音声の入力方向又は位置と同じ方向又は位置を出力先として決定した場合を示し、図3(5)は、図3(2)で示した音声の入力方向又は位置とは逆の方向又は位置を出力先として決定した場合を示している。
図4は、出力情報メモリM3を説明するための図である。
出力情報メモリM3は、複数の出力対象物(電子ペーパ2)に対応付けてその表示情報及び入力音声情報を記憶管理するもので、「ペーパ識別情報」、「表示情報」、「入力音声情報」、「入力方向/入力位置」、「出力中フラグ」の各項目を有している。「ペーパ識別情報」は、電子ペーパ2の個々を識別する情報であり、「識別画像」、「ID」の項目を有している。「識別画像」は、投影可能エリア3を撮影した画像内から電子ペーパ2の部分を抽出した画像であり、例えば、電子ペーパ2に表示されているタイトル名などの表示内容を識別情報とするものである。「ID」は、電子ペーパ2の個々を識別するために生成された数値列データ(例えば、一連番号)などである。
「表示情報」は、電子ペーパ2に対応して予め記憶されている表示情報であり、例えば、タイトル名として“世界の株価と為替”が表示されている電子ペーパ2に対応してその詳細内容を示す本文情報が「表示情報」となる。「入力音声情報」は、投影可能エリア3内に電子ペーパ2が実在している間に入力されて録音された音声情報である。「入力方向/入力位置」は、入力された音声は、どこから入力されたのかを示す入力元で、図1の例では、机面の4辺縁部に配設されている各マイク5及びスピーカを4つの方向/位置(上下左右)に分けると、その上下左右のいずれかが入力元として記憶される。「出力中フラグ」は、電子ペーパ2に関連付けて投影表示させている状態であることを示すフラグである。
次に、第1実施形態における情報出力制御装置(カメラ付のプロジェクタ装置)1の動作概念を図5及び図6に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体の他に、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図5及び図6は、電源投入に応じて実行開始されるプロジェクタ装置1の動作(第1実施形態の特徴的な動作)を説明するためのフローチャートである。以下、図3を参照して第1実施形態の特徴的な動作を具体的に説明するものとする。
先ず、プロジェクタ装置1のCPU11は、電源投入に応じてカメラ部16を起動させ、机面上の投影可能エリア3内の撮影を開始して、その撮影画像を逐次取り込む(図5のステップA1)。そして、投影可能エリア3内の撮影画像を逐次取得して画像解析を行いながら(ステップA2)、投影可能エリア3内に電子ペーパ2が置かれたかを調べたり(ステップA3)、投影可能エリア3から電子ペーパ2が離されたかを調べたりする(ステップA4)。
すなわち、電子ペーパ2の形状、大きさ、電子ペーパ2に付加されている識別マークなどを画像認識することにより電子ペーパ2が投影可能エリア3内に入ってきたか、又は出て行ったかを調べるが、その際、連続する複数の撮影画像を比較しながら電子ペーパ2の出し入れのタイミングを検出する(ステップA3、A4)。ここで、電子ペーパ2の出し入れを検出しなければ(ステップA3及びA4でNO)、図6のフローに移り、投影可能エリア3内に電子ペーパ2が実在していることを条件に(ステップA16)、各マイク5からの出力信号を受信して(ステップA17)、周波数分析を行い、いずれからのマイク5から所定音量(レベル)以上の音声情報が入力されたかを調べる(ステップA18)。ここで、いずれのマイク5からも音声情報が入力されなければ(ステップA18でNO)、図5のステップA2に戻る。
いま、図3(1)に示すように電子ペーパ2が投影可能エリア3内に置かれたことを検出すると(ステップA3でYES)、投影可能エリア3を撮影した画像の中からその電子ペーパ2の部分の画像(ペーパ画像)を抽出し(ステップA5)、このペーパ画像に基づいて出力情報メモリM3を検索し、その電子ペーパ2が登録されているか、つまり、そのペーパ画像が出力情報メモリM3の「ペーパ識別情報」の「識別画像」に記憶されているかを調べる(ステップA6)。ここで、電子ペーパ2が登録されていなければ(ステップA6でNO)、その未登録の電子ペーパ2を無視するために上述のステップA2に戻るが、登録されている電子ペーパ(登録ペーパ)2であれば(ステップA6でYES)、その登録ペーパ2の「表示情報」を出力情報メモリM3から読み出し取得すると共に(ステップA7)、登録ペーパ2の実在位置を検出取得する(ステップA8)。この場合、投影可能エリア3内においてその基準点(例えば、左上角部)を起点として、電子ペーパ2が実在している位置(平面座標系の位置)を検出して取得する。
そして、上述のようにして取得した「表示情報」を、その検出位置(実在位置)に投影表示させる動作を開始して、その「出力中フラグ」をオンする(ステップA9)。このような投影表示によって電子ペーパ2の表示内容は、図3(1)に示す状態から図3(2)に示す状態に変化する。次に、登録ペーパ2に対応して「入力音声情報」が出力情報メモリM3に記憶されているかを調べ(ステップA10)、「入力音声情報」が記憶されていなければ(ステップA10でNO)、上述のステップA2に戻る。
いま、図3(2)に示すように投影可能エリア3内に実在している電子ペーパ2に情報を投影表示させている状態において、いずれのマイク8から音声情報が入力されたものとすると、図6のステップA18で音声入力有りと判別されるため、ステップA19に移り、各マイク5からの出力信号(マイク信号)に基づいて音声の入力元を特定する(ステップA19)。すなわち、各マイク5からの出力信号(マイク信号)を周波数分析して最も高いレベル(音圧)のマイク5を特定し、投影可能エリア3内の電子ペーパ2の向きを基準として、そのマイク5の配置方向又は位置を音声の入力方向又は位置(入力元情報)として特定する。そして、入力された音声情報を取得し(ステップA20)、ペーパ画像を「識別画像」とし、一連番号を更新した値を「ID」とするペーパ識別情報を生成する(ステップA21)。そして、この「ペーパ識別情報」に対応付けて入力音声情報と入力元情報を出力情報メモリM3の「入力音声情報」に登録する処理を行う(ステップA22)。その後、図5のステップA2に戻る。
このようにして電子ペーパ2に関連付けて入力された音声情報を登録した後、その電子ペーパ2が投影可能エリア3から離れた場合には(ステップA4でYES)、次のステップA13に移り、そのペーパの「出力中フラグ」がオンされているかを調べる。ここで、「出力中フラグ」がオンされていなければ(ステップA13でNO)、上述のステップA2に戻るが、この場合、「出力中フラグ」はオンされているので(ステップA13でYES)、次のステップA14に移り、その投影表示を終了させる。これによって投影表示が消去されるため、電子ペーパ2の表示内容は、図3(2)の表示状態から図3(1)の表示状態に移る。その後、「出力中フラグ」をオフ(ステップA15)した後、ステップA2に戻る。
上述のように音声情報を入力した後において、図3(3)に示すように、タイトル名などの情報が表示されている電子ペーパ2が投影可能エリア3内に再び置かれた場合には(ステップA3でYES)、その電子ペーパ2が出力情報メモリM3に登録されていることを条件に(ステップA6)、その登録ペーパ2対応の「表示情報」を出力情報メモリM3から読み出して投影表示させる(ステップA7〜A9)。そして、登録ペーパ2に対応して「入力音声情報」が登録されているかを調べるが(ステップA10)、この場合、登録されているので(ステップA10でYES)、登録ペーパ2対応の「入力音声情報」及び「入力方向又は入力位置」を読み出し、この「入力方向又は入力位置」に基づいて出力先のスピーカ6を決定する(ステップA11)。
ここで、CPU11は、出力先のスピーカ6を決定する際に、その入力方向又は位置に対して同じ方向又は位置を出力先として決定するか、逆の方向又は位置を出力先として決定するか、ユーザ操作により任意に設定された方向又は位置を出力先として決定するかの3種類のうち、予めユーザ操作によって任意に選択された種類に基づいてその出力先を決定するようにしている。図3(4)は、図3(2)で示した音声の入力方向又は位置と同じ方向又は位置を出力先として決定した場合を示している。また、図3(5)は、図3(2)で示した音声の入力方向又は位置とは逆の方向又は位置を出力先として決定した場合を示している。このようにして出力先を決定すると、その決定した出力先のスピーカ6から「入力音声情報」を発生出力させる(ステップA12)。その後、ステップA2に戻る。
以上のように、第1実施形態における情報出力制御装置(プロジェクタ装置)1は、出力対象物(電子ペーパ2)が外部の所定エリア(投影可能エリア3)内に置かれている間に入力された情報(入力音声情報)をその電子ペーパ2に対応付けて記憶する出力情報メモリM3を備え、その電子ペーパ2が再び投影可能エリア3内に置かれた場合にその電子ペーパ2に対応付けて記憶されている入力音声情報を出力情報メモリM3から読み出して再現出力するようにしたので、電子ペーパ2と投影可能エリア3とを関連付けて入力された音声情報をその関連付けを条件として再現出力することができる。したがって、電子ペーパ2を投影可能エリア3内に置くだけで、例えば、窓口業務での顧客の意見、又は会議参加者の意見などを再現出力することが可能となる。
プロジェクタ装置1のCPU11は、投影可能エリア3内に電子ペーパ2が実在していることを特定できなくなった場合にその入力情報の再現出力を終了するようにしたので、投影可能エリア3内に電子ペーパ2が実在していることを条件に入力情報を再現出力することができる。
CPU11は、入力された情報が、投影可能エリア3内の電子ペーパ2を基準として、どの方向又は位置に入力されたかを判別し、その判別結果を入力元を示す情報としてその電子ペーパ2に対応付けて出力情報メモリM3に記憶しておき、入力情報を再現出力する際に、入力元を示す情報に基づいて、出力する方向又は位置を決定し、この決定した方向又は位置を出力先として再現出力するようにしたので、出力先を固定化するのではなく、入力元に基づいて出力先を変えることができる。
CPU11は、入力元を示す情報に基づいて出力先を決定する場合に、その入力方向又は位置に対して同じ方向又は位置、逆の方向又は位置、任意に設定された方向又は位置のいずれかを出力先として決定するようにしたので、例えば、入力方向又は位置に対して同じ方向又は位置を出力先として決定すれば、再現出力された入力情報は誰の意見か、例えば、窓口業務で複数の顧客が居る場合又は会議で複数の参加者が居る場合に、どの顧客又は参加者からの意見であるかを容易に確認することができる。また、入力方向又は位置に対して逆の方向又は位置を出力先として決定すれば、対面応対の場合に対面相手の意見を間近で聞くことができる。また、入力方向又は位置に対して任意に設定された方向又は位置を出力先として決定すれば、複数の顧客や参加者の意見を一か所に集めて間近で聞くことができる。
投影可能エリア3内に実在している電子ペーパ2を識別する識別情報を生成し、この識別情報に対応付けて記憶させた入力情報を出力情報メモリM3から読み出して再現出力するようにしたので、電子ペーパ2とその入力情報との対応関係が明確となり、電子ペーパ2毎にその入力情報を再現出力することができる。
なお、上述した第1実施形態においては、入力情報として音声情報を例示したが、例えば、手書き情報を入力情報としてもよい。すなわち、指やペンの動きをカメラ部16によって撮影し、この撮影画像を解析してその指示軌跡から手書き情報を生成して出力情報メモリM3に登録するようにしてもよい。また、指やペンの動きよって手書き情報を入力する場合に限らず、例えば、電源供給されている電子ペーパ2上で電磁誘導方式の電子ペンによって電子ペーパ内に任意に手書きされた情報をカメラ部16によって撮影して取り込み、この撮影画像を解析して出力情報メモリM3に入力情報として登録するようにしてもよい。なお、上述のように電磁誘導方式の電子ペンによって電子ペーパ2内に情報を書き込んだとしても、後でその手書き情報を電子ペーパ2内から消去しておけばよい。このように電子ペーパ2内から手書き情報を消去したとしても、その後、その電子ペーパ2を所定のエリア(投影可能エリア3)内に再び置くことにより、その電子ペーパ2内には手書き情報が投影表示(再現出力)される。
更に、電子ペーパが雑誌などの各ページを切り替えて表示する場合に、例えば、1ページ目を表示している電子ペーパ上で追記操作が行われると、その1ページ目の表示内容を識別用のキーとして、手書き情報をその1ページ目に対応付けて記憶しておき、次回、その1ページ目を表示している電子ペーパが置かれた際に、そのページに対応付けて記憶されている手書き情報を、その1ページ目の表示内容を識別用のキーとして読み出してそのページの中に追記し、以下、2ページ目以降も同様で、各ページの表示内容をページ識別用のキーとし、各ページが切り替え表示される毎に、ページ毎に手書きされた情報を追記するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、出力対象物として、電子ペーパ2を例示したが、例えば、タッチスクリーン、液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、などのその他の表示デバイス、又は雑誌やノート、置物や装飾具、紙片などの単なる物体であってもよい。この場合、プロジェクションマッピングで画像を物体上に投影表示させるようにしてもよい。
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態について図7〜図12を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、情報出力制御装置としてプロジェクタ装置1、出力対象物として電子ペーパ2、所定エリアとして机面上の投影可能エリア3、入力情報として音声情報を例示したが、この第2実施形態においては、情報出力制御装置としてノート型PC(パーソナルコンピュータ)、出力対象物として投影対象物の電子ペーパ2、所定エリアとして机面上の表示デバイス、入力情報として手書き情報を例示したものである。ここで、両実施形態において基本的或いは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図7は、ノート型PCの使用例を示した図である。
情報出力制御装置(ノート型PC)100は、窓口業務において机面上に資料を掲示しながら担当者と顧客とが対面応対している場合にその机面上に敷かれている表示デバイス200に通信接続されるもので、基本的な各種の機能の他、表示デバイス200、携帯端末装置300との間で短距離通信を行う通信機能を備えている。表示デバイス200は、所定エリア内として机面上にその略全面に敷かれるシート状のタッチスクリーンで、机面の大きさを持ったシート状の液晶パネル(図示省略)と、この液晶パネルの上に積層配置された同形同大のタッチパネル(図示省略)を有する構成となっている。なお、表示デバイス200を構成するタッチスクリーンは、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、静電容量方式、電磁誘導方式、赤外線遮断方式など、いずれの方式であってもよい。この表示デバイス(タッチスクリーン)102には、ノート型PC100との間で短距離通信を行う通信機能が備えられている。
この表示デバイス200上に任意の携帯端末装置300が置かれると、表示デバイス200は、携帯端末装置300が置かれたことを検出してその端末検出信号をノート型PC100に与える。ノート型PC100は、表示デバイス200からの端末検出信号に応答してその携帯端末装置300を出力対象物として認識し、その携帯端末装置300に対応付けられている表示情報が、その携帯端末装置300の近傍位置に表示されるように表示デバイス200への表示を制御するようにしている。顧客や担当者は、表示デバイス200上に置かれた携帯端末装置300の表示内容(資料)を見ながら対面応対を行うが、その際、ノート型PC100は、表示デバイス200上に携帯端末装置300が置かれると、表示デバイス200内における携帯端末装置300の近傍位置にその端末特有の表示情報を表示させるためにその表示情報を表示デバイス200に送信するようにしている。
携帯端末装置300は、その近傍位置にその端末特有の表示情報を表示させる際のターゲットとなる出力対象物であり、つまり、ノート型PC100の外部に実在する出力対象物であり、例えば、タブレット端末、スマートフォン、PDA(個人向け携帯型情報通信機器)などである。この出力対象物(携帯端末装置300)に会議の資料などの表示情報が表示されている状態でその携帯端末装置30010が表示デバイス200上の任意の位置に置かれると、表示デバイス200は、その接触状態から携帯端末装置300が置かれた接触位置(携帯端末装置300の実在位置)を検出してノート型PC100に送信し、また、携帯端末装置300は、自己の端末識別情報(端末ID)を発信出力してノート型PC100に送信する。
なお、携帯端末装置300は、表示デバイス200上に置かれている間、ユーザ操作によって自己の端末識別情報(端末ID)を定期的に発信出力するようにしている。ノート型PC100は、携帯端末装置300からその端末IDを受信すると、表示デバイス200上に置かれた携帯端末装置300を特定し、また、表示デバイス200から携帯端末装置300の実在位置を受信すると、その実在位置に基づいて携帯端末装置300の近傍位置(端末特有の表示情報を表示させる位置)を特定するようにしている。
図8は、ノート型PC100、表示デバイス200、携帯端末装置300の基本的な構成要素を示したブロック図である。
ノート型PC100は、CPU101を中核とするもので、このCPU101は、記憶部102内の各種のプログラムに応じてこのノート型PC100の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部102は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、図11及び図12に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムを記憶するプログラムメモリM1と、このノート型PC100で必要とされる各種のデータ(計時時刻、タイマ計測時間、フラグなど)を一時記憶するワークメモリM2と、後述する出力情報メモリM3などを有している。
CPU101には、その入出力デバイスとして、操作部103、表示部104、外部接続部105、広域通信部106などの他に、短距離通信部107が接続されており、CPU101は、入出力プログラムにしたがって各入出力デバイスを制御する。短距離通信部107は、例えば、無線LAN(Local Area Network)又はBluetooth(登録商標)通信を介して表示デバイス200又は携帯端末装置300に通信接続する通信インターフェイスである。
表示デバイス200は、CPU201を中核とするもので、このCPU201は、記憶部202内の各種のプログラムに応じてこの表示デバイス200の全体動作を制御する。CPU201には、その入出力デバイスとして、タッチスクリーン203、短距離通信部204などが接続されており、CPU201は、入出力プログラムにしたがって各入出力デバイスを制御する。タッチスクリーン203は、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、静電容量方式、電磁誘導方式、赤外線遮断方式など、いずれの方式であってもよい。短距離通信部204は、無線LAN又はBluetooth(登録商標)通信を介してノート型PC100との間で通信接続する通信インターフェイスである。
携帯端末装置300は、CPU301を中核とするもので、このCPU301は、記憶部302内の各種のプログラムに応じてこの携帯端末装置300の全体動作を制御する。CPU301には、その入出力デバイスとして、タッチスクリーン303、短距離通信部304などが接続されており、CPU301は、入出力プログラムにしたがって各入出力デバイスを制御する。短距離通信部304は、無線LAN又はBluetooth(登録商標)通信を介してノート型PC100との間で通信接続する通信インターフェイスである。
図9は、表示デバイス200上に携帯端末装置300が置かれた状態での表示内容を説明するための図である。
図9(1)は、表示デバイス200上に携帯端末装置300が置かれた状態でその携帯端末装置300自身が表示情報を表示している状態を例示したもので、図示の例では営業者(自己)の目標達成状況を表示している携帯端末装置300が表示デバイス2060上に置かれた場合を示している。図9(2)は、図9(1)の状態において表示デバイス200上の任意の位置に営業評価結果として上位ランクを示す“A”が手書き入力された場合を示している。ノート型PC100は、携帯端末装置300が表示デバイス200上に実在している間に手書き入力された情報を表示デバイス200から受信取得すると、その携帯端末装置300に対応付けてその入力情報(手書き情報)を表示情報として出力情報メモリM3に記憶するようにしている。
図9(3)は、手書き入力後において、再び、図9(1)に示した表示内容の携帯端末装置300が表示デバイス200上に置かれた場合を示し、ノート型PC100は、その携帯端末装置300を特定して、それに対応する表示情報(手書き入力情報)を出力情報メモリM3から読み出して表示デバイス200に送信し、携帯端末装置300の近傍に表示させる。図9(4)は、携帯端末装置300の近傍位置に手書き入力情報(営業評価結果)として“A”ランクが付加表示された状態を示している。この場合、手書き入力情報として、営業評価を例示したので、入力情報“A”に続けて“ランク”の文字列を付加表示するようにしている。
図10は、出力情報メモリM3を説明するための図である。
出力情報メモリM3は、複数の出力対象物(携帯端末装置300)に対応付けてその表示情報を記憶管理するもので、「端末識別情報」、「表示情報(手書き入力情報)」、「出力中フラグ」の各項目を有している。「端末識別情報」は、携帯端末装置300の個々を識別するID情報であり、「表示情報(手書き入力情報)」は、表示デバイス200上で手書き入力された情報である。「出力中フラグ」は、携帯端末装置300の近傍位置に手書き入力情報を表示させている状態であることを示すフラグである。
図11及び図12は、表示デバイス200への表示を制御する“表示デバイス制御モード”が選択された際に実行開始されるフローチャートである。以下、図9を参照して第2実施形態の特徴的な動作を具体的に説明するものとする。
先ず、ノート型PC100は、表示デバイス200上に所定の携帯端末装置300が置かれたかを調べたり(図11のステップB1)、表示デバイス200上から所定の携帯端末装置300が離されたかを調べたりする(ステップB2)。ここで、表示デバイス200は、何らかの物体が置かれた場合にその接触状態の形状及び大きさから所定の携帯端末装置300が置かれたことを検出し、また、何らかの物体が離れた場合にはそれまで物体が接触していたときの接触状態の形状及び大きさから所定の携帯端末装置300が離れたことを検出して、その検出信号をノート型PC100に送信する。
ノート型PC100は、表示デバイス200上に所定の携帯端末装置300が置かれたことを示す検出信号、及び携帯端末装置300が離れたことを示す検出信号を受信しなければ(ステップB1、びB2)、図12のフローに移り、携帯端末装置300が表示デバイス200上に実在しているかを調べる(ステップB12)。この場合、表示デバイス200上には携帯端末装置300が実在していないので(ステップB12でNO)、図11のステップA1に戻る。
いま、図9(1)に示すように、表示デバイス200上に携帯端末装置300が置かれたときには(ステップB1でYES)、その携帯端末装置300から発信出力されている端末IDを受信する(ステップB3)。そして、受信した端末IDに基づいて出力情報メモリM3の「端末識別情報」を検索して、この端末IDが登録されていないかを調べる(ステップB4)。この場合、登録されていないので(ステップB4でNO)、ステップB1に戻る。その後、表示デバイス200上に携帯端末装置300が実在していることが検出されるので(図12のステップB12でYES)、ステップB13に移り、表示デバイス200から指示操作有り信号を受信したかを調べる。
ここで、表示デバイス200上で指示操作が行われなければ、つまり、指示操作有り信号を受信しなければ(ステップB13でNO)、図11のステップB1に戻るが、図9(2)に示すように、表示デバイス200上で指示操作が行われた場合には、つまり、表示デバイス200から指示操作有り信号を受信した場合には(ステップB13でYES)、ステップB14に移り、携帯端末装置300から発信出力されている端末IDを受信して端末識別情報を生成する(ステップB14)。そして、表示デバイス200から指示軌跡を受信し(ステップB15)、この端末IDと指示軌跡(手書き入力情報)を、出力情報メモリM3の「端末識別情報」、「表示情報」に登録する(ステップB15)。その後、図11のステップB1に戻る。
このようにして手書き入力情報が登録された後、その携帯端末装置300が表示デバイス200から離れたものとすると、上述のステップB2でそのことが検出されて、次のステップB9に移り、出力情報メモリM3を参照し、その携帯端末装置300に対応する「出力中フラグ」がオンされているかを調べるが、この場合、「出力中フラグ」はオンされていないので(ステップB9でNO)、上述のステップB1に戻る。
その後、図9(3)に示すように、その携帯端末装置300が再び表示デバイス200上に置かれたものとすると(ステップB1でYES)、ノート型PC100は、次のステップB3で受信した端末IDは、出力情報メモリM3に登録されているので(ステップB4でYES)、表示デバイス200に対して端末位置の検出を要求する(ステップB5)。この端末位置の検出要求を受け取った表示デバイス200は、携帯端末装置300の接触状態に基づいて携帯端末装置300が置かれた接触位置(携帯端末装置300の実在位置)を検出するが、その際、表示デバイス200内においてその基準点(例えば、左上角部)を起点として、携帯端末装置300の接触面の中心部又は一角部を携帯端末装置300が実在している位置(平面座標系の位置)を検出する。
ノート型PC100は、表示デバイス200側で検出された端末位置を受信すると(ステップB6)、出力情報メモリM3からその端末の「表示情報(手書き入力情報)」を読み出し(ステップB7)、受信した端末の実在位置と共に手書き入力情報を、表示デバイス200に送信して、携帯端末装置300の近傍位置に表示すべきことを指示し、その端末IDに対応する「出力中フラグ」をオンする(ステップB8)。これによって表示デバイス200側では、図9(4)に示すように携帯端末装置300の近傍位置に手書き入力情報を表示させる。この場合、上述したように手書き入力情報“A”に続けて“ランク”の文字列を付加表示される。
その後、携帯端末装置300が表示デバイス200上から離されると、ステップB2でそのことが検出されてステップB9に移るが、この場合、「出力中フラグ」はオンされているので(ステップB9でYES)、次のステップB10に移り、その近傍表示の終了を表示デバイス200に対して指示する。これによって表示デバイス200上の近傍表示が消去される、その後、「出力中フラグ」をオフ(ステップB11)した後、ステップB1に戻る。
以上のように、第2実施形態における情報出力制御装置(ノート型PC)100は、外部の所定エリア(表示デバイス200)内に出力対象物(携帯端末装置300)が置かれている間に入力された情報(手書き入力情報)をその携帯端末装置300に対応付けて記憶する出力情報メモリM3を備え、再びその携帯端末装置300が表示デバイス200内に置かれた場合にその携帯端末装置300に対応付けて記憶されている手書き入力情報を出力情報メモリM3から読み出して再現出力するようにしたので、携帯端末装置300とそれが置かれる表示デバイス200との関連付けで入力された手書き情報をその関連付けを条件として再現出力することができる。
ノート型PC100は、表示デバイス200上における携帯端末装置300の実在位置を受信取得すると、この実在位置に基づいて、表示デバイス200上で再現出力する位置を決定し、この決定した出力位置で再現出力を行うようにしたので、表示デバイス200上の任意の位置に携帯端末装置300が置かれても、その携帯端末装置300の位置での再現出力が可能となる。
なお、上述した第2実施形態においては、表示デバイス(タッチスクリーン)200上での手書き入力情報を出力情報メモリM3に登録するようにしたが、指やペンの動きを撮影した画像を解析してその指示軌跡から手書き情報を生成して出力情報メモリM3に登録するようにしてもよい。
上述した第2実施形態においては、出力対象物として、携帯端末装置300を例示したが、例えば、タッチスクリーンやその他の表示デバイス、又は雑誌やノート、置物や装飾具、紙片などの単なる物体であってもよい。
上述した第2実施形態においては、表示デバイス200をタッチスクリーンとすることで、何らかの物体が置かれた場合にその接触状態の形状及び大きさから携帯端末装置300が置かれたか否かを検出したり、その携帯端末装置300の実在位置を検出したりするようにしたが、表示デバイス200などを撮影した画像を解析することにより携帯端末装置300が置かれたか否かを検出したり、その携帯端末装置300の実在位置を検出したりするようにしてもよい。又は、机の所定位置に複数(例えば、3個又は4個)の近距離通信部(例えば、Bluetooth(登録商標)通信部、RFタグ通信部)を配置し、出力対象物から発信された電波が各通信部で受信されると、情報出力制御装置は、各通信部からその受信信号を取得して、その電波強度と三角測量法の計算から出力対象物の実在位置を検出するようにしてもよい。
上述した各実施形態においては、情報出力制御装置としてプロジェクタ装置やノート型PCに適用した場合を示したが、これに限らず、例えば、PDA(個人向け携帯型情報通信機器)・タブレット端末装置・スマートフォンなどの携帯電話機・電子ゲームなどであってもよい。
また、上述した実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
情報を出力する情報出力制御装置であって、
入力された情報を取得する入力情報取得手段と、
当該制御装置の外部の所定エリア内に置かれた所定の出力対象物を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された出力対象物が前記所定エリア内に実在している間に前記入力情報取得手段によって取得された入力情報をその出力対象物に対応付けて記憶する情報記憶手段と、
前記所定エリア内に前記出力対象物が再び置かれた場合にその出力対象物に対応付けて記憶されている入力情報を前記情報記憶手段から読み出して再現出力する出力制御手段と、
を備えることを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報出力制御装置において、
前記出力制御手段は、前記特定手段によって前記所定エリア内に前記出力対象物が実在していることを特定することができなくなった場合に、前記再現出力を終了させる制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報出力制御装置において、
前記入力情報取得手段によって取得された入力情報が、前記所定エリア内の前記出力対象物を基準として、どの方向又は位置に入力されたかを判別する判別手段を更に備え、
前記情報記憶手段は、前記判別手段によって判別された結果を入力元を示す情報としてその出力対象物に対応付けて記憶し、
前記出力制御手段は、前記入力元を示す情報に基づいて、前記再現出力する方向又は位置を決定し、この決定した方向又は位置を出力先として再現出力を行う、
ことを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の情報出力制御装置において、
前記出力制御手段は、前記入力元を示す情報に基づいて出力先を決定する場合に、その入力方向又は位置に対して同じ方向又は位置、逆の方向又は位置、任意に設定された方向又は位置のいずれかを出力先として決定する、
ことを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報出力制御装置において、
前記所定エリア内における前記出力対象物の実在位置を取得する位置取得手段を更に備え、
前記出力制御手段は、前記位置取得手段によって取得された出力対象物の実在位置に基づいて、前記再現出力する位置を決定し、この決定した出力位置で再現出力を行う、
ことを特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報出力制御装置において、
前記出力対象物を識別する識別情報を生成する識別情報生成手段を更に備え、
前記情報記憶手段は、前記識別情報生成手段によって生成された識別情報と前記入力手段によって入力された情報を対応付けて記憶し、
前記特定手段は、前記所定のエリア内に実在している前記出力対象物からその識別情報を特定し、
前記出力制御手段は、前記特定手段によって特定された識別情報に対応付けられている情報を前記表示情報記憶手段から読み出して再現出力する、
ことを特徴とする。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、
情報を出力する情報出力制御装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記情報を入力する入力手段と、
当該制御装置の外部の所定エリア内に置かれた所定の出力対象物を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された出力対象物が前記所定エリア内に実在している間に前記入力手段によって入力された情報をその出力対象物に対応付けて記憶する情報記憶手段と、
前記所定エリア内に前記出力対象物が再び置かれた場合にその出力対象物に対応付けて記憶されている入力情報を前記情報記憶手段から読み出して再現出力する出力制御手段と、
として機能させるためのプログラム。
1 情報出力制御装置(プロジェクタ装置)
2 電子ペーパ
3 投影可能エリア
5 マイク
6 スピーカ
11、101 CPU
12、102 記憶部
16 カメラ部
17 プロジェクタ部
M1 プログラムメモリ
M3 表示情報メモリ
100 情報出力制御装置(ノート型PC)
107 短距離通信部
200 表示デバイス
300 携帯端末装置

Claims (2)

  1. 実在する対象物に対応付けて出力する出力情報を、当該出力情報の出力方向を示す方向情報と共に対応付けて記憶手段で管理する記憶管理手段と、
    所定エリア内に前記対象物が置かれたことを検出する検出手段と、
    前記所定エリア内に前記対象物が置かれたことを検出した際は、当該対象物に対応付けて記憶された出力情報を、当該出力情報に対応付けて記憶された方向情報に基づいた出力方向に出力する出力制御手段と、
    を備えた情報出力制御装置であって、
    前記所定エリア内において前記対象物が実在しているか否か判別する判別手段と、
    前記判別手段により前記所定エリア内に前記対象物が実在していると判別された状態で、音声による音声情報の入力があった際は、当該音声情報の入力方向を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された入力方向を示す方向情報を、前記音声情報と共に前記対象物に対応付けて前記記憶手段に登録する登録手段と、
    を備え、
    前記出力制御手段は、前記音声情報を前記出力情報として出力する際は、前記方向情報に基づいて前記音声情報が入力された際の入力方向と同じ方向を前記出力方向として出力する、
    ことを特徴とする情報出力制御装置。
  2. コンピュータを、
    実在する対象物に対応付けて出力する出力情報を、当該出力情報の出力方向を示す方向情報と共に対応付けて記憶手段で管理する記憶管理手段、
    所定エリア内に前記対象物が置かれたことを検出する検出手段、
    前記所定エリア内に前記対象物が置かれたことを検出した際は、当該対象物に対応付けて記憶された出力情報を、当該出力情報に対応付けて記憶された方向情報に基づいた出力方向に出力させる出力制御手段、
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記所定エリア内において前記対象物が実在しているか否か判別する判別手段、
    前記判別手段により前記所定エリア内に前記対象物が実在していると判別された状態で、音声による音声情報の入力があった際は、当該音声情報の入力方向を特定する特定手段、
    前記特定手段により特定された入力方向を示す方向情報を、前記音声情報と共に前記対象物に対応付けて前記記憶手段に登録する登録手段、
    として機能させ、
    前記出力制御手段は、前記音声情報を前記出力情報として出力させる際は、前記方向情報に基づいて前記音声情報が入力された際の入力方向と同じ方向を前記出力方向として出力させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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