JP6357974B2 - 二次電池負極用結着剤、二次電池用負極及びその製造方法、並びに非水電解質二次電池 - Google Patents
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Description
前記ポリアミドイミドと前記カルボキシル基含有ポリマーとを混合して前記二次電池負極用結着剤を得る結着剤調製工程と、
前記二次電池負極用結着剤と前記負極活物質とを混合して負極合材を得る混合工程と、
前記負極合材を集電体の表面に塗布して負極合材層を形成する塗布工程と、
前記集電体の表面に形成された前記負極合材層を200〜300℃で加熱する加熱工程とをもつことを特徴とする。
本発明の二次電池負極は、上記の二次電池負極用結着剤と、負極活物質とを有する負極合材層と、負極合材層で被覆された集電体とをもつ。
上記に記載の非水電解質二次電池用負極の製造方法は、ポリアミドイミドと前記カルボキシル基含有ポリマーとを混合して前記結着剤を得る結着剤調製工程と、
前記結着剤と前記負極活物質とを混合して負極合材を得る混合工程と、
前記負極合材を集電体の表面に塗布して負極合材層を形成する塗布工程と、
前記集電体の表面に形成された前記負極合材層を200〜300℃で加熱する加熱工程とをもつ。
本発明の非水電解質二次電池は、上記の二次電池用負極と、正極と、電解液と、セパレータとを有する構成にすることができる。
<製造例1>
負極活物質となるSi材料を以下のとおり製造した。
0℃で氷浴したフッ化水素1質量%含有濃塩酸20mLにCaSi2を5g加え、1時間撹拌した。その後、水を加えてさらに5分撹拌し、反応液を濾過して黄色粉体を得た。黄色粉体を水及びエタノールで洗浄し、減圧乾燥を行って、層状シリコン化合物5.5gを得た。層状シリコン化合物をアルゴン雰囲気下で500℃に加熱して、ポリシランから水素が離脱したSi材料を得た。Si材料をアセチレン10質量%含有アルゴン雰囲気下で750℃に加熱して、カーボンコートされたシリコン材料を得た。
結着剤の一成分となるポリアミドイミドを以下のとおり製造した。
不活性ガス雰囲気下、トリメリット酸無水物及びそれと同モルのメチレンビス-4,1-フェニレンビスイソシアネートを、合計で15質量%となるように、N−メチル−2−ピロリドンに溶解させた。その後、不活性ガス雰囲気下、かつ撹拌条件下にて、反応液を100℃に加熱し、6時間反応させ、質量平均分子量8000のポリアミドイミドを得た。
本発明の電極を以下のとおり製造した。
負極活物質として製造例1で得たカーボンコートされたSi材料を85質量部、導電助剤としてアセチレンブラックを5質量部、製造例2で得た結着剤を10質量部混合して負極合材とした。該負極合材にN−メチル−2−ピロリドンを加えてスラリーとした。
本発明の非水電解質二次電池を以下のとおり製造した。
上記の電極を用いて、以下のとおり、ハーフセルを製造した。上記の電極を径11mmで裁断し、評価極とした。金属リチウム箔を径13mmで裁断し対極とした。セパレータとしてガラスフィルター(ヘキストセラニーズ社)及び単層ポリプロピレンであるcelgard2400(ポリポア株式会社)を準備した。また、エチレンカーボネート50容量部及びジエチルカーボネート50容量部を混合した溶媒にLiPF6を1mol/Lで溶解した電解液を準備した。対極、ガラスフィルター、celgard2400、評価極の順に、2種のセパレータを対極と評価極で挟持し電極体とした。この電極体をコイン型電池ケースCR2032(宝泉株式会社)に収容し、さらに電解液を注入して、コイン型電池を得た。これを実施例1のリチウムイオン二次電池とした。
実施例1の製造例2において、25質量%のポリアミドイミドと75質量%のポリアクリル酸とからなる結着剤を作製した。その他は、実施例1と同様にして、実施例2の非水電解質二次電池を製造した。
実施例1の製造例2において、50質量%のポリアミドイミドと50質量%のポリアクリル酸とからなる結着剤を作製した。その他は、実施例1と同様にして、実施例3の非水電解質二次電池を製造した。
実施例1の製造例2において、67質量%のポリアミドイミドと33質量%のポリアクリル酸とからなる結着剤を作製した。その他は、実施例1と同様にして、実施例4の非水電解質二次電池を製造した。
実施例1の製造例2において、70質量%のポリアミドイミドと30質量%のポリアクリル酸とからなる結着剤を作製した。その他は、実施例1と同様にして、実施例5の非水電解質二次電池を製造した。
実施例1の製造例2において、90質量%のポリアミドイミドと10質量%のポリアクリル酸とからなる結着剤を作製した。その他は、実施例1と同様にして、実施例6の非水電解質二次電池を製造した。
実施例1の製造例2において、100質量%のポリアミドイミドからなる結着剤を作製した。その他は、実施例1と同様にして、比較例1の非水電解質二次電池を製造した。
実施例1の製造例2において、100質量%のポリアクリル酸からなる結着剤を作製した。その他は、実施例1と同様にして、比較例2の非水電解質二次電池を製造した。
実施例1の製造例2において、25質量%のポリアクリル酸と、75質量%のポリイミドとからなる結着剤を作製した。用いたポリイミドは、U-ワニスA(宇部興産株式会社製)である。その他は、比較例3と同様にして、実施例3の非水電解質二次電池を製造した。
実施例1〜6、比較例1〜3の非水電解質二次電池につき、直流電流0.2mAで評価極の対極に対する電圧が0.01Vになるまで放電を行い、放電が終了してから10分後に、直流電流0.2mAで評価極の対極に対する電圧が1.0Vになるまで充電を行った。このときの放電容量を初期放電容量とし、充電容量を初期充電容量とした。(初期放電容量/初期充電容量)×100を初期効率(%)とした。
Claims (7)
- ポリアミドイミドとポリアクリル酸を有し、
前記ポリアミドイミドと前記ポリアクリル酸との合計質量を100質量%としたときに、前記ポリアミドイミドの含有比は、67質量%以上90質量%以下であることを特徴とする二次電池負極用結着剤。 - 前記ポリアミドイミドと前記ポリアクリル酸とは、アミド結合により架橋している請求項1に記載の二次電池負極用結着剤。
- 請求項1又は2に記載の二次電池負極用結着剤と、負極活物質とを有する負極合材層と、前記負極合材層で被覆された集電体とをもつ二次電池用負極。
- 前記負極活物質は珪素を有する請求項3に記載の二次電池用負極。
- 請求項3又は4に記載の二次電池用負極を製造する方法であって、
前記ポリアミドイミドと前記ポリアクリル酸とを混合して前記二次電池負極用結着剤を得る結着剤調製工程と、
前記二次電池負極用結着剤と前記負極活物質とを混合して負極合材を得る混合工程と、
前記負極合材を集電体の表面に塗布して負極合材層を形成する塗布工程と、
前記集電体の表面に形成された前記負極合材層を200〜300℃で加熱する加熱工程とをもつことを特徴とする二次電池用負極の製造方法。 - 請求項3又は4に記載の二次電池用負極を有する非水電解質二次電池。
- 請求項5に記載の製造方法で二次電池用負極を製造する工程、
前記二次電池用負極を用いて非水電解質二次電池を製造する工程、
を含む非水電解質二次電池の製造方法。
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