JP6357509B2 - ユーザ装置及び信号送信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザ装置及び信号送信方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)及びLTEの後継システム(例えば、LTE−A(LTE Advanced)、4G、FRA(Future Radio Access)、5Gなどともいう)では、ユーザ装置同士が無線基地局を介さないで直接通信を行うD2D(Device to Device)技術が検討されている(例えば、非特許文献1)。
D2Dは、ユーザ装置と基地局との間のトラヒックを軽減したり、災害時などに基地局が通信不能になった場合でもユーザ装置間の通信を可能とする。
D2Dは、通信可能な他のユーザ装置を見つけ出すためのD2Dディスカバリ(D2D discovery、D2D発見ともいう)と、ユーザ装置間で直接通信するためのD2Dコミュニケーション(D2D direct communication、D2D通信、端末間直接通信などともいう)と、に大別される。以下では、D2Dコミュニケーション、D2Dディスカバリなどを特に区別しないときは、単にD2Dと呼ぶ。また、D2Dで送受信される信号を、D2D信号と呼ぶ。
また、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、D2D機能を拡張することでV2Xを実現することが検討されている。ここで、V2Xとは、ITS(Intelligent Transport Systems)の一部であり、図1に示すように、自動車間で行われる通信形態を意味するV2V(Vehicle to Vehicle)、自動車と道路脇に設置される路側機(RSU:Road-Side Unit)との間で行われる通信形態を意味するV2I(Vehicle to Infrastructure)、自動車とドライバーのモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するV2N(Vehicle to Nomadic device)、及び、自動車と歩行者のモバイル端末との間で行われる通信形態を意味するV2P(Vehicle to Pedestrian)の総称である。
"Key drivers for LTE success:Services Evolution"、2011年9月、3GPP、インターネットURL:http://www.3gpp.org/ftp/Information/presentations/presentations_2011/2011_09_LTE_Asia/2011_LTE-Asia_3GPP_Service_evolution.pdf 3GPP TS36.300 V13.2.0(2015−12)
V2Xの技術は、LTEで規定されているD2Dの技術をベースとしている。当該D2Dの技術において、ユーザ装置がD2D信号を送信するリソースを選択する方式として、大別して、基地局からダイナミックにリソースを割り当てる方式と、ユーザ装置が自律的にリソースを選択する方式がある。V2X、特に、V2Vでは、ユーザ装置(例:自動車)は高密度に存在し、高速に移動するので、ダイナミックにリソースを割り当てる方式では非効率であることから、ユーザ装置が自律的にリソースを選択する方式が用いられることが想定される。また、V2Xでは、ユーザ装置は、周期的なデータ送信を実現するために、将来の送信リソースを予約(Reservation)し、予約したリソースを使用してD2D信号を送信することも想定されている。
ここで、複数のユーザ装置が自律的に送信リソースを選択(再選択を含む)する際に、各ユーザ装置が自由にリソースを選択及び予約するとなると、リソースの衝突が生じ、受信側のユーザ装置は信号を適切に受信できなくなる。そこで、3GPPでは、リソースのセンシングを行って、使用ないし予約(占有と呼んでもよい)されていないリソースの選択を行うセンシングベースのリソース選択方式が提案されている。
ここで、特にV2Vでは、例えば100ms間隔、500ms間隔などの周期でデータを送信することが想定されているため、ユーザ装置は、センシング結果に基づいてリソースを選択する際、自身が所望するデータの送信間隔を考慮してリソースを選択するのが望ましい。しかしながら、現状3GPPに提案されているセンシングベースのリソース選択方式では、送信される信号の送信間隔が考慮されていない。つまり、現状のリソース選択方式では、選択されたリソースで1回目のデータ送信は行うことは可能であるが、2回目以降のデータ送信ではリソースが衝突してしまう可能性があるという問題がある。
開示の技術は上記に鑑みてなされたものであって、センシング結果に基づいて信号を送信するためのリソースを選択する方式において、信号の衝突を抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
開示の技術のユーザ装置は、第1の時間ウィンドウで行われるセンシングの結果と信号の送信間隔とに基づいて、前記第1の時間ウィンドウより後の第2の時間ウィンドウの中で、前記第2の時間ウィンドウよりも過去の時間方向において送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力に基づいて、1以上のリソースの候補を選択する選択部と、
選択された1以上のリソースの候補の中から、信号を送信するためのリソースを選択して送信する送信部と、を有する。
開示の技術によれば、センシング結果に基づいて信号を送信するためのリソースを選択する方式において、信号の衝突を抑制することが可能な技術が提供される。
V2Xを説明するための図である。 D2Dを説明するための図である。 D2D通信に用いられるMAC PDUを説明するための図である。 SL−SCH subheaderのフォーマットを説明するための図である。 D2Dで使用されるチャネル構造の例を説明するための図である。 PSDCHの構造例を示す図である。 PSCCHとPSSCHの構造例を示す図である。 リソースプールコンフィギュレーションを示す図である。 実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 センシングベースのリソース選択方式を説明するための図である。 リソース選択方式(その1−1)の具体例を説明するための図である。 リソース選択方式(その1−1)の具体例を説明するための図である。 リソース選択方式(その1−2)の具体例を説明するための図である。 リソース選択方式(その1−2)の具体例を説明するための図である。 リソース選択方式(その2)を説明するためのフローチャートである。 リソース選択方式(その2)の具体例を説明するための図である。 リソース選択方式(その2)の具体例を説明するための図である。 実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る基地局及びユーザ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態に係る無線通信システムはLTEに準拠した方式のシステムを想定しているが、本発明はLTEに限定されるわけではなく、他の方式にも適用可能である。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「LTE」は、3GPPのリリース8、又は9に対応する通信方式のみならず、3GPPのリリース10、11、12、13、又はリリース14以降に対応する第5世代の通信方式も含む広い意味で使用する。
また、本実施の形態は、主にV2Xを対象としているが、本実施の形態に係る技術は、V2Xに限らず、広くD2D全般に適用可能である。また、「D2D」はその意味としてV2Xを含むものである。また、「D2D」の用語は、LTEにおけるD2Dに限らず、端末間通信全般を指すものである。
また、「D2D」は、ユーザ装置UE間でD2D信号を送受信する処理手順のみならず、D2D信号を基地局が受信(モニタ)する処理手順、及び、RRC idleの場合若しくは基地局eNBとコネクションを確立していない場合に、ユーザ装置UEが基地局eNBに上り信号を送信する処理手順を含む広い意味で使用する。
<D2Dの概要>
まず、LTEで規定されているD2Dの概要について説明する。なお、V2Xにおいても、ここで説明するD2Dの技術を使用することは可能であり、本発明の実施の形態におけるユーザ装置UEは、当該技術によるD2D信号の送受信を行うことができる。
既に説明したように、D2Dには、大きく分けて「D2Dディスカバリ」と「D2Dコミュニケーション」がある。「D2Dディスカバリ」については、図2(a)に示すように、Discovery period(PSDCH(Physical Sidelink Discovery Channel) periodとも呼ばれる)毎に、Discoveryメッセージ用のリソースプールが確保され、ユーザ装置UEはそのリソースプール内でDiscoveryメッセージ(発見信号)を送信する。より詳細にはType1、Type2bがある。Type1では、ユーザ装置UEが自律的にリソースプールから送信リソースを選択する。Type2bでは、上位レイヤシグナリング(例えばRRC信号)により準静的なリソースが割り当てられる。
「D2Dコミュニケーション」についても、図2(b)に示すように、SCI(Sidelink Control Information)/データ送信用のリソースプールが周期的に確保される。送信側のユーザ装置UEはControlリソースプール(PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)リソースプール)から選択されたリソースでSCIによりデータ送信用リソース等を受信側に通知し、当該データ送信用リソースでデータを送信する。「D2Dコミュニケーション」について、より詳細には、Mode1とMode2がある。Mode1では、基地局eNBからユーザ装置UEに送られる(E)PDCCH((Enhanced)Physical Downlink Control Channel)によりダイナミックにリソースが割り当てられる。Mode2では、ユーザ装置UEはリソースプールから自律的に送信リソースを選択する。リソースプールについては、SIB(System Information Block)で通知されたり、予め定義されたものが使用される。
LTEにおいて、「D2Dディスカバリ」に用いられるチャネルはPSDCHと称され、「D2Dコミュニケーション」におけるSCI等の制御情報を送信するチャネルはPSCCHと称され、データを送信するチャネルはPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)と称される。
D2D通信に用いられるMAC(Medium Access Control)PDU(Protocol Data Unit)は、図3に示すように、少なくともMAC header、MAC Control element、MAC SDU(Service Data Unit)、Paddingで構成される。MAC PDUはその他の情報を含んでも良い。MAC headerは、1つのSL−SCH(Sidelink Shared Channel)subheaderと、1つ以上のMAC PDU subheaderで構成される。
図4に示すように、SL−SCH subheaderは、MAC PDUフォーマットバージョン(V)、送信元情報(SRC)、送信先情報(DST)、Reserved bit(R)等で構成される。Vは、SL−SCH subheaderの先頭に割り当てられ、ユーザ装置UEが用いるMAC PDUフォーマットバージョンを示す。送信元情報には、送信元に関する情報が設定される。送信元情報には、ProSe UE IDに関する識別子が設定されてもよい。送信先情報には、送信先に関する情報が設定される。送信先情報には、送信先のProSe Layer−2 Group IDに関する情報が設定されてもよい。
D2Dのチャネル構造の例を図5に示す。図5に示すように、「D2Dコミュニケーション」に使用されるPSCCHのリソースプール及びPSSCHのリソースプールが割り当てられている。また、「D2Dコミュニケーション」のチャネルの周期よりも長い周期で「D2Dディスカバリ」に使用されるPSDCHのリソースプールが割り当てられている。
また、D2D用の同期信号としてPSSS(Primary Sidelink Synchronization signal)とSSSS(Secondary Sidelink Synchronization signal)が用いられる。また、例えばカバレッジ外動作のためにD2Dのシステム帯域、フレーム番号、リソース構成情報等の報知情報(broadcast information)を送信するPSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)が用いられる。
図6(a)に、「D2Dディスカバリ」に使用されるPSDCHのリソースプールの例を示す。リソースプールは、サブフレームのビットマップで設定されるため、図6(a)に示すようなイメージのリソースプールになる。他のチャネルのリソースプールも同様である。また、PSDCHは、周波数ホッピングしながら繰り返し送信(repetition)がなされる。繰り返し回数は例えば0〜3で設定可能である。また、図6(b)に示すように、PSDCHはPUSCHベースの構造を有し、DM−RS(demodulation reference signal)が挿入される構造になっている。
図7(a)に、「D2Dコミュニケーション」に使用されるPSCCHとPSSCHのリソースプールの例を示す。図7(a)に示すとおり、PSCCHは、周波数ホッピングしながら、1回繰り返し送信(repetition)がなされる。PSSCHは、周波数ホッピングしながら、3回繰り返し送信(repetition)がなされる。また、図7(b)に示すように、PSCCHとPSSCHはPUSCHベースの構造を有し、DMRSが挿入される構造になっている。
図8に、PSCCH、PSDCH、PSSCH(Mode2)におけるリソースプールコンフィギュレーションの例を示す。図8(a)に示すように、時間方向では、リソースプールはサブフレームビットマップとして表される。また、ビットマップは、num.reprtitionの回数だけ繰り返される。また、各周期における開始位置を示すoffsetが指定される。
周波数方向では、連続割り当て(contiguous)と不連続割り当て(non−contiguous)が可能である。図8(b)は、不連続割り当ての例を示しており、図示のとおり、開始PRB、終了PRB、PRB数(numPRB)が指定される。
<システム構成>
図9は、実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図9に示すように、本実施の形態に係る無線通信システムは、基地局eNB、ユーザ装置UE1、及びユーザ装置UE2を有する。図9において、ユーザ装置UE1は送信側、ユーザ装置UE2は受信側を意図しているが、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE2はいずれも送信機能と受信機能の両方を備える。以下、ユーザ装置UE1とユーザ装置UE2を特に区別しない場合、単に「ユーザ装置UE」と記述する。
図9に示すユーザ装置UE1及びユーザ装置UE2は、それぞれ、LTEにおけるユーザ装置UEとしてのセルラ通信の機能、及び、上述したチャネルでの信号送受信を含むD2D機能を有している。また、ユーザ装置UE1、ユーザ装置UE2は、本実施の形態で説明する動作を実行する機能を有している。なお、セルラ通信の機能及び既存のD2Dの機能については、一部の機能(本実施の形態で説明する動作を実行できる範囲)のみを有していてもよいし、全ての機能を有していてもよい。
また、ユーザ装置UEは、D2Dの機能を有するいかなる装置であってもよいが、例えば、ユーザ装置UEは、車両、歩行者が保持する端末、RSU(UEの機能を有するUEタイプRSU)等である。
また、基地局eNBについては、LTEにおける基地局eNBとしてのセルラ通信の機能、及び、本実施の形態におけるユーザ装置UEの通信を可能ならしめるための機能(設定情報通知機能等)を有している。また、基地局eNBはRSU(eNBの機能を有するeNBタイプRSU)を含む。
以下の説明において、「センシング」とは、例えば、受信電力(受信エネルギ、又は受信強度と称してもよい)の測定結果を用いる方法、D2D制御情報のデコード結果を用いる方法(すなわち、他のユーザ装置UEから送信されるD2D制御情報を受信し、デコードすることで、他のユーザ装置UEにより予約されているリソース位置を検知する方法)、又はこれらを組み合わせることなどにより行われる。また、「リソース」とは、特に断りの無い限り、時間リソース(例:サブフレーム)、若しくは、時間及び周波数リソースを含む。また「D2D信号」は、D2Dコミュニケーションの信号(D2D制御情報であってもよいし、データであってもよいし、D2D制御情報とデータの組であってもよい)である前提で説明するが、これに限られず、D2Dディスカバリのメッセージ(発見信号)であってもよい。
本実施の形態に係るユーザ装置UEは、以下に示すセンシングベースのリソース選択方式を用いてD2D信号を送信するリソースを選択し、選択したリソースで、ユーザ装置UE自身が所望する送信間隔でD2D信号を送信する。なお、ユーザ装置UEは、選択したリソースで送信されるD2D制御情報に、次の送信間隔後にD2D信号を送信するためのリソースを予約することを示す予約情報を含めることで、他のユーザ装置UEに、自身が予約しているリソースを把握させるようにしてもよい。
<3GPPで検討されているリソース選択方式について>
ここで、現在の3GPPで提案されているリソース選択方式について説明する。3GPPで提案されているリソース選択方式は、以下に示す3つのステップの手順で実現される。
STEP1:D2D信号を送信可能な全てのリソース(例えば、D2Dリソースプール)を利用可能(予約されていない)とみなす。
STEP2:STEP1で利用可能とみなしたリソースのうち、他のユーザ装置UEから送信されるD2D制御情報をデコードすることで把握される予約済みリソースを除外する。あるいは、STEP1で利用可能とみなしたリソースのうち、他のユーザ装置UEから送信されるD2D制御情報をデコードすることで把握される予約済みリソースであり、かつ、所定の条件を満たすリソースを除外する。所定の条件とは、例えば、D2D制御情報が示すデータ用リソース(例えばPSSCHのリソース)にマッピングされているDM−RS(Demodulation Reference Signal)の電力が所定の閾値以上である場合、又は、D2D制御情報のリソースを測定した結果から推定される、D2D制御情報が示すデータ用リソースの電力が所定の閾値以上である場合などである。
STEP3:D2D信号を送信可能なリソース(例えば、D2Dリソースプール)の全部(又は予め定められた一部(例えば、PSSCHを送信可能なリソースであり、以下の説明でも同様))の受信電力を測定し、測定結果に基づく一部のリソース(例えば、受信電力が所定の閾値以上であるリソース)を、STEP2で除外された残りのリソースから更に除外することで、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットを選択する。つまり、当該最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットには、STEP2で除外対象とならず、更に、STEP3でも除外対象とならなかったリソースが残ることになる。続いて、ユーザ装置UEは、当該最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットの中から、実際にデータ送信に用いる1つのリソースをランダムに選択する。
なお、上記のSTEP3において、STEP2で除外されなかったリソースの中から直接、データ送信に用いる1つのリソースを選択することも考えられる。しかしながら、ユーザ装置UEがD2D制御信号のデコードに失敗することも想定されるため、STEP2に加えてSTEP3でもリソースの除外を行うことが提案されている。
なお、現在の検討では、STEP3において、ユーザ装置UEは、リソースのサブセットの中から、実際にデータ送信に用いる1つのリソースをランダムに選択することが提案されているのみである。つまり、前述したように、現状3GPPに提案されているセンシングベースのリソース選択方式では、送信されるD2D信号の送信間隔が考慮されていない。そこで、本実施の形態では、上記STEP1〜3の手順をベースとしつつ、一部の手順を変更することで、ユーザ装置UEから送信されるD2D信号の送信間隔を考慮したリソース選択を可能にする。
<実施の形態に係るリソース選択方式について>
続いて、本実施の形態に係るユーザ装置UEが行うセンシングベースのリソース選択方式について説明する。
(センシングベースのリソース選択方式の概要について)
まず、センシングベースのリソース選択方式について概要を説明する。本実施の形態に係るユーザ装置UEは、当該センシングベースのリソース選択方式を実行する機能を有している。
図10において、サブフレームnは現在のサブフレームを示している。「センシングウィンドウ」とは、ユーザ装置UEがセンシングを行うべきとして予め定められた時間ウィンドウである。ユーザ装置UEは、センシングウィンドウの期間でセンシングを行うことで、将来のリソースの予約状況を把握する。例えば、センシングウィンドウでセンシングを行った結果、ユーザ装置UEは、図10に示すリソースA2〜A10で送信されるD2D制御信号を検出したとする。リソースA2〜A10で送信されるD2D制御信号に、それぞれ、リソースB2〜B10を予約することを示す予約情報が含まれている場合、ユーザ装置UEは、将来のリソースのうち、リソースB2〜B10は既に予約されていることを把握することができる。なお、センシングウィンドウ内のリソースと将来のリソースとの間の対応関係は、D2D制御信号に含まれる予約情報により明示的に示されるか、又は、報知情報(ブロードキャスト情報)、RRCシグナリング若しくは標準仕様等で予め準静的に定められた対応関係(例えば、1000ms後のリソースが予約されているとみなす等)に基づき暗示的に示される。
なお、センシングウィンドウの長さは、基本的には、本無線通信システムで通信を行う各ユーザ装置がD2D信号のリソースを予約可能な最大の期間以上に設定される前提である。例えば、各ユーザ装置UEがD2D信号のリソースを予約可能な期間が最大1000msである場合、センシング期間の長さは、1000ms以上である。これは、センシング期間の長さが、各ユーザ装置がD2D信号のリソースを予約可能な最大の周期よりも短いと、センシングを行うユーザ装置UEが、他のユーザ装置UEが予約しているリソースを適切に把握することが困難になるためである。
「選択ウィンドウ」とは、センシング結果により予約されていないと判断された将来のリソースのうち、ユーザ装置UEがリソースを選択すべき期間として予め定められた時間ウィンドウである。ユーザ装置UEは、センシングを行うことで将来のリソースの予約状況を把握し、把握した予約されていないリソースのうち、選択ウィンドウ内に含まれるリソースの中からデータ送信に用いるリソースを選択する。
「選択ウィンドウ」が設けられることで、ユーザ装置UEは、予約されていないリソースのうち、「選択ウィンドウ」の範囲内に限ってリソースを選択するように動作するため、データ送信時の遅延が短縮される。例えば、「選択ウィンドウ」が100msに設定されている場合、ユーザ装置UEは、100ms以内で予約されていないリソースを選択することになる。もし、「選択ウィンドウ」が設定されていない場合、ユーザ装置UEは、予約されていないリソースの中で任意のリソースを選択することになるため、データ送信が遅延する可能性がある。
センシングウィンドウ、及び選択ウィンドウの開始タイミング及び終了タイミングは、時間の経過に合わせてスライドしてもよい。例えば、センシングウィンドウの開始タイミングは、現在のサブフレームから所定のサブフレーム前のサブフレームであり、終了タイミングは、現在のサブフレームであってもよい。また、選択ウィンドウの開始タイミングは、現在のサブフレームであり、終了タイミングは、現在のサブフレームから所定のサブフレーム後のサブフレームであってもよい。また、センシングウィンドウ、及び選択ウィンドウの開始タイミング及び終了タイミングは、予め設定された周期的な期間(例えばSC(Sidelink Control)期間)の境界のタイミングであってもよい。
(実施の形態に係るリソース選択方式について)
続いて、本実施の形態に係るユーザ装置UEが行うセンシングベースのリソース選択方式について説明する。本実施の形態に係るユーザ装置UEは、「<3GPPで検討されているリソース選択方式について>」で説明したSTEP1〜3の手順のうち一部の手順を変更することで、ユーザ装置UEから送信されるD2D信号の送信間隔を考慮したリソース選択を行う。
[リソース選択方式(その1−1)]
リソース選択方式(その1−1)では、STEP3において、D2D信号を送信可能なリソースで受信電力の測定を行う際に、ユーザ装置UEが所望するD2D信号の送信間隔を考慮して受信電力の測定を行う。より具体的には、ユーザ装置UEは、以下の手順でリソース選択を行う。なお、特に言及しない点は、「<3GPPで検討されているリソース選択方式について>」で説明した各STEPと同一でよい。
STEP1:D2D信号を送信可能な将来のリソース(例えば、将来のD2Dリソースプール)を利用可能(予約されていない)とみなす。
STEP2:STEP1で利用可能とみなしたリソースのうち、センシングウィンドウ内で受信したD2D制御情報をデコードすることで把握される予約済みリソースを除外する。あるいは、STEP1で利用可能とみなしたリソースのうち、他のユーザ装置UEから送信されるD2D制御情報をデコードすることで把握される予約済みリソースであり、かつ、所定の条件を満たすリソースを除外する。例えば、前述した図10の例では、将来のリソースのうち、リソースB1〜B10が除外される。
STEP3:センシングウィンドウ内のリソースの全部(又は予め定められた一部)の受信電力を測定し、測定結果に基づいて把握される一部のリソースと対応関係を有する将来のリソースを、STEP2で除外された残りのリソースから更に除外することで、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットを選択する。続いて、ユーザ装置UEは、当該最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットの中で、かつ選択ウィンドウ内に存在するリソースの中から、実際にデータ送信に用いる1つのリソースをランダムに選択する。
STEP3で、ユーザ装置UEは、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットのうち、選択ウィンドウ内で選択可能なリソース(空きリソース)を検出し、過去の時間方向において当該空きリソースよりも1つ送信間隔前のリソースの受信電力の測定結果が所定の条件を満たす場合、当該空きリソースを、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットから更に除外する。所定の条件とは、例えば、受信電力の測定結果が所定の閾値以上である場合である。もし、選択ウィンドウ内で選択可能なリソース(空きリソース)が複数存在する場合、これら複数の空きリソースについても同様の処理が行われる。
図11及び図12を用いて具体例を説明する。図11及び図12において、リソースA2〜A10は、他のユーザ装置UEからD2D信号が送信されたリソースである。また、リソースA2〜A10と対応関係にあるリソースB2〜B10が予約されているとする。図11は、ユーザ装置UEが所望するD2D信号の送信間隔が100msである場合を示しており、図12は、ユーザ装置UEが所望するD2D信号の送信間隔が1000msである場合を示している。
例えば、図11において、ユーザ装置UEは、選択ウィンドウ内で選択可能なリソース(空きリソース)としてリソースB1を検出する。続いて、ユーザ装置UEは、リソースB1よりも、1つ前の送信間隔(つまり100ms前)のリソースA10の受信電力の測定結果が所定の閾値以上であるか否かを判定する。図11の例では、リソースA10では他のユーザ装置UEからD2D信号が送信されているため、他のユーザ装置UEとの距離が近い場合はある程度大きな受信電力が測定される。もし、リソースA10の受信電力の測定結果が所定の閾値以上である場合、ユーザ装置UEは、リソースB1を、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットから除外する。この場合、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットにはリソースB1は含まれないため、ユーザ装置UEは、実際にデータ送信に用いるリソースとして、リソースB1以外を選択することになる。
同様に、図12において、ユーザ装置UEは、選択ウィンドウ内で選択可能なリソース(空きリソース)としてリソースB1を検出する。続いて、ユーザ装置UEは、リソースB1よりも、1つ前の送信間隔(つまり1000ms前)のリソースA1の受信電力の測定結果が所定の閾値以上であるか否かを判定する。図12の例では、リソースA1では他のユーザ装置UEからD2D信号が送信されていないため、受信電力は低い(例えば雑音電力のみ等)と想定される。従って、図12の例では、ユーザ装置UEは、リソースB1を、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットから除外しないことになる。この場合、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットにはリソースB1も含まるため、実際にデータ送信に用いるリソースとして、リソースB1が選択され得る。
[リソース選択方式(その1−2)]
リソース選択方式(その1−2)も、STEP3において、D2D信号を送信可能なリソースで受信電力の測定を行う際に、ユーザ装置UEが所望するD2D信号の送信間隔を考慮して受信電力の測定を行う。特に言及しない点は、リソース選択方式(その1−1)と同一でよい。STEP1及びSTEP2は、リソース選択方式(その1−1)と同一であるため説明は省略する。
STEP3:センシングウィンドウ内のリソースの全部(又は予め定められた一部)の受信電力を測定し、測定結果に基づいて把握される一部のリソースと対応関係を有する将来のリソースを、STEP2で除外された残りのリソースから更に除外することで、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットを選択する。続いて、ユーザ装置UEは、当該最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットの中で、かつ選択ウィンドウ内に存在するリソースの中から、実際にデータ送信に用いる1つのリソースをランダムに選択する。
STEP3で、ユーザ装置UEは、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットのうち、選択ウィンドウ内で選択可能なリソース(空きリソース)を検出し、過去の時間方向において当該空きリソースを起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力の測定結果が所定の条件を満たす場合、当該空きリソースを、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットから更に除外する。ここで、測定対象となる複数のリソースは、例えばリソース選択候補のリソース(当該空きリソース)から遡って特定の時間周期で定められる同一周波数位置のリソースかつセンシングウィンドウ内のリソースである。特定の時間周期は、単一または複数の周期であり、予め定められたり、事前設定されたり、基地局eNBから報知情報(ブロードキャスト情報)又は上位レイヤシグナリングで通知されてもよい。リソース選択を行なっているユーザ装置UEの送信周期(予約間隔)であってもよい。所定の条件は、例えば、当該空きリソースを起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力の平均値が所定の閾値以上である場合である。これに限られず、最大値又は最小値が所定の閾値以上である場合であってもよい。もし、選択ウィンドウ内で選択可能なリソース(空きリソース)が複数存在する場合、これら複数の空きリソースについても同様の処理が行われる。
図13及び図14を用いて具体例を説明する。図13及び図14において、リソースA2〜A10は、他のユーザ装置UEからD2D信号が送信されたリソースである。また、リソースA2〜A10と対応関係にあるリソースB2〜B10が予約されているとする。図13は、ユーザ装置UEが所望するD2D信号の送信間隔が100msである場合を示しており、図14は、ユーザ装置UEが所望するD2D信号の送信間隔が1000msである場合を示している。また、上述の所定の条件は、複数のリソースごとの受信電力の平均値が所定の閾値以上である場合とする。
例えば、図13において、ユーザ装置UEは、選択ウィンドウ内で選択可能なリソース(空きリソース)としてリソースB1を検出する。続いて、ユーザ装置UEは、リソースB1を起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースA1〜A10のそれぞれの受信電力の測定結果の平均値が所定の閾値以上であるか否かを判定する。図13の例では、リソースA2〜A10では他のユーザ装置UEからD2D信号が送信されているため、受信電力の平均値はある程度大きくなると想定される。もし、リソースA1〜A10の受信電力の平均値が所定の閾値以上である場合、ユーザ装置UEは、リソースB1を、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットから除外する。
同様に、図14において、ユーザ装置UEは、選択ウィンドウ内で選択可能なリソース(空きリソース)としてリソースB1を検出する。続いて、ユーザ装置UEは、リソースB1を起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースのそれぞれの受信電力の測定結果の平均値が所定の閾値以上であるか否かを判定する。図14の例では、送信間隔が1000msであることから、リソースA1のみが該当する。図14の例では、リソースA1では他のユーザ装置UEからD2D信号が送信されていないため、受信電力は低い(例えば雑音電力のみ等)と想定される。従って、図14の例では、ユーザ装置UEは、リソースB1を、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットから除外しないことになる。この場合、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットにはリソースB1も含まるため、実際にデータ送信に用いるリソースとして、リソースB1が選択され得る。
なお、リソース選択方式(その1−1)及びリソース選択方式(その1−2)において、ユーザ装置UEが選択し得る送信間隔(リソース予約周期)を限定するようにしてもよい。例えば、100ms、200ms、及び、1000msに限定するなど、より大きな予約周期が小さな予約周期で割り切れる周期の組み合わせに限定するようにしてもよい。
例えば、ユーザ装置UEは、選択ウィンドウ内で選択可能なリソースから200ms後のリソースXでデータを送信予定であると仮定する。もし、500ms周期で信号を送信予定の他のユーザ装置UEもリソースXでデータを送信予定であるという場合、当該他のユーザ装置UEは、リソースXから500ms前のリソースYでD2D信号を送信済みである。しかしながら、例えばリソース選択方式(その1−2)では、ユーザ装置UEがSTEP3で受信電力を測定する1又は複数のリソースは、リソースXから400ms前、600ms前、800ms前というように200ms間隔のリソースとなり、リソースYが含まれないことになる。すなわち、測定漏れが生じてしまうことになる。そこで、ユーザ装置UEが選択し得る送信間隔(リソース予約周期)を上述のように限定することで、測定漏れが生じてしまうのを回避することができる。
以上、リソース選択方式(その1−1)及びリソース選択方式(その1−2)について説明した。図11及び図13に示すように、リソースB2〜B10は予約されている。つまり、ユーザ装置UEが所望の送信間隔が100msである場合に、仮にユーザ装置UEがリソースB1を選択してデータ送信を行うと、1回目のデータ送信については衝突が発生しないものの、2回目以降のデータ送信(リソースB2〜B10でのデータ送信)では衝突が発生してしまうことになる。しかしながら、リソース選択方式(その1−1)及びリソース選択方式(その1−2)によれば、2回目以降のデータ送信で衝突の発生が予測されるリソースは、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットから除外されるため、衝突の発生を抑制することが可能である。また、リソース選択方式(その1−1)及びリソース選択方式(その1−2)では、D2D制御情報のデコード結果に加えて、センシングウィンドウ内のリソースの受信電力を測定した結果を用いることで、将来のリソースの予約状況を判定するようにした。これにより、D2D制御情報のデコード結果のみで将来のリソースの予約状況を判定する方法よりも、衝突の発生を抑制することができる。
また、リソース選択方式(その1−2)は、リソース選択方式(その1−1)と異なり、STEP3において、選択ウィンドウ内で選択可能なリソース(空きリソース)を起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力の測定結果が所定の条件を満たす場合、当該空きリソースを、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットから除外するようにした。もし、図11のリソースA10で他のユーザ装置UEからD2D信号が送信されていない場合、リソース選択方式(その1−1)では、リソースB1は最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットから除外されないことになる。一方、リソース選択方式(その1−2)では、仮にリソースA10で他のユーザ装置UEからD2D信号が送信されていない場合であっても、リソースA10以外のリソース(リソースA2〜A9)の受信電力の測定結果も考慮することが可能であるため、リソースB1を最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットから除外することができる。つまり、リソース選択方式(その1−2)は、リソース選択方式(その1−1)と比較して衝突の発生を更に抑制することが可能である。
[リソース選択方式(その2)]
リソース選択方式(その2)では、STEP2とSTEP3との間に新たな処理手順を追加することで、STEP3における最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットから、ユーザ装置UEが所望する送信間隔でデータ送信を行うことができないリソースを除外することで、衝突の発生を抑制することを可能にする。
図15は、リソース選択方式(その2)を説明するためのフローチャートである。図15において、「T1」は、ユーザ装置UEが所望する送信間隔を示す。「k」は1〜Kまでの正の整数である。「K」は正の整数であり、標準仕様等で予め固定的に定められていてもよいし、SIM等によりユーザ装置UEに事前設定(Preconfigure)されていてもよいし、基地局eNB又はコアネットワークを介してユーザ装置UEに設定されてもよい。
まず、STEP1の手順を行ったユーザ装置UEは、STEP2の手順を用いてリソースを除外する(S11)。STEP1及びSTEP2の手順はリソース選択方式(その1−1)と同一であるため説明は省略する。続いて、ユーザ装置UEは、STEP2の除外対象ではないリソースのうち選択ウィンドウ内に存在するリソースと、当該リソースを起点としてk×T1後の複数のリソースであってSTEP2の除外対象と判定されたリソースとのサブセット(STEP3で用いられるサブセットと区別するため、便宜上、「第二のサブセット」と呼ぶ)を特定する(S12)。
図16及び図17を用いてステップS12の処理手順を具体的に説明する。図16及び図17において、リソースA2〜A10は、他のユーザ装置UEからD2D信号が送信されたリソースである。また、リソースA2〜A10と対応関係にあるリソースB2〜B10は予約済みリソースであり、STEP2で対象外と判定されたリソースであるとする。また、図16ではT1=100ms及びK=9であるとし、図17では、T1=1000ms及びK=1であるとする。図16の場合、選択ウィンドウ内のリソースB1と、リソースB1から100ms後(1×T1後)乃至900ms後(9×T1後)までのリソースB2〜リソースB10とが、第二のサブセットとして特定されることになる。一方、図17の場合、第二のサブセットは特定されないことになる。
つまり、第二のサブセットに含まれるリソースは、ユーザ装置UEが実際にデータ送信に用いるリソースとして好適ではないリソースであると言うこともできる。
続いて、ユーザ装置UEは、ステップS11で除外された残りのリソースから、更に第二のサブセットのリソースを除外した後のリソースの中に、ユーザ装置UEが所望する送信周期(T1)で繰り返しデータ送信が可能な複数のリソース(つまり、予約されていない空きリソース)が含まれているか否かを判定する(S13)。例えば、ユーザ装置UEは、ステップS11で除外された残りのリソースから、更に第二のサブセットのリソースを除外した後のリソースのうち、選択ウィンドウ内に1回目のデータ送信に利用可能なリソースが含まれており、そのリソースからk×T1後の複数のリソースについても予約されていないリソースであるか否かを判定するようにしてもよい。図16の例では、K=9の場合、ユーザ装置UEは、リソースB1〜B10までのリソースが全て空いているか否かを判定することになる。また、K=2の場合、ユーザ装置UEは、リソースB1〜B3までのリソースが全て空いているか否かを判定することになる。ステップS13でYESの場合はステップS14に進み、ステップS13でNOの場合はステップS15に進む。
続いて、ユーザ装置UEは、STEP2の除外対象ではなく、かつ、上記第二のサブセットに含まれないリソースについて、STEP3の手順を用いてリソースを選択する(S14)。言い換えると、ステップS14は、以下に示すSTEP3の手順を行うと定義することもできる。
STEP3:センシングウィンドウ内のリソースの全部(又は予め定められた一部)の受信電力を測定し、測定結果に基づいて把握される一部のリソースと対応関係を有する将来のリソースと、第二のサブセットのリソースとを、STEP2で除外された残りのリソースから更に除外することで、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットを選択する。続いて、ユーザ装置UEは、当該最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットの中で、かつ選択ウィンドウ内に存在するリソースの中から、実際にデータ送信に用いる1つのリソースをランダムに選択する。
なお、ユーザ装置UEは、ステップS14で、STEP2の除外対象ではなく、上記第二のサブセットに含まれないリソースであって、かつ選択ウィンドウ内に存在するリソースの中から直接、実際にデータ送信に用いる1つのリソースをランダムに選択するようにしてもよい(つまり、STEP3で行われる受信電力の測定結果に基づくリソースの除外を行わないようにしてもよい)。これにより、選択ウィンドウ内でより多くのリソースの中からデータ送信に用いるリソースを選択することができる。
続いて、ユーザ装置UEは、STEP2の除外対象ではないが、上記第二のサブセットには含まれるリソースの中で、STEP3の手順を用いてリソースを選択する(S15)。言い換えると、ステップS15は、以下に示すSTEP3の手順を行うと定義することもできる。
STEP3:センシングウィンドウ内のリソースの全部(又は予め定められた一部)の受信電力を測定し、測定結果に基づいて把握される一部のリソースと対応関係を有する将来のリソースを、STEP2で除外された残りのリソースから更に除外することで、最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットを選択する。続いて、ユーザ装置UEは、当該最終的なリソース選択候補となるリソースのサブセットの中で、かつ選択ウィンドウ内に存在するリソースの中から、実際にデータ送信に用いる1つのリソースをランダムに選択する。なお、ユーザ装置UEは、ステップS15におけるSTEP3に代えて、リソース選択方式(その1−1)又はリソース選択方式(その1−2)のSTEP3の処理手順を実行するようにしてもよい。
以上、リソース選択方式(その2)について説明した。ユーザ装置UEが所望する送信周期(T1)で繰り返しデータ送信が可能な複数のリソースが存在する(つまり予約されていない)場合はステップS14に進むことになる。また、ステップS14で、ユーザ装置UEは、第二のサブセットに含まれるリソース(前述したように、好適ではないリソース)を、実際にデータ送信に用いるリソースとして選択することはない。つまり、ユーザ装置UEが実際にデータ送信に用いる1つのリソースは、次の送信周期でもデータの送信が送信可能なリソースになるため、衝突の発生を抑制することが可能になる。
一方、ユーザ装置UEが所望する送信周期(T1)で繰り返しデータ送信が可能な複数のリソースが存在しない(つまり予約されている)場合はステップS15に進むことになる。ステップS15の場合、ユーザ装置UEは、第二のサブセットに含まれるリソースを、実際にデータ送信に用いるリソースとして選択する可能性がある。つまり、ステップS15の場合、ユーザ装置UEが実際にデータ送信に用いるリソースは、次の送信周期では衝突が発生する可能性が高いリソースである。そこで、ステップS15では、ユーザ装置UEは、実際にデータ送信に用いる1つのリソースを選択せずに、データの送信を諦める(中止する)ようにしてもよい。これにより、衝突の発生を抑制することが可能になる。
また、ユーザ装置UEは、所定の時間が経過した後で、再度、図15の処理手順を実行するようにしてもよい。これにより、リソースの混雑度合いが解消していた場合に、データの送信が可能になる。
また、ステップS15に遷移する場合、ユーザ装置UEは将来の送信リソースがすでに他のユーザ装置UEに予約されているとみなしているため、リソース予約を行わないとしてもよい。これによって無駄な予約シグナリングを送信することを回避することができ、リソースの空間利用効率向上・早期のリソース再選択動作が期待される。
<機能構成>
(ユーザ装置)
図18は、実施の形態に係るユーザ装置の機能構成の一例を示す図である。図18に示すように、ユーザ装置UEは、信号送信部101と、信号受信部102と、センシング部103と、選択部104とを有する。なお、図18は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図18に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。ただし、これまでに説明したユーザ装置UEの処理の一部(一部のリソース選択順、一部の変形例のみ等)を実行可能としてもよい。
信号送信部101は、他のユーザ装置UE又は基地局eNBに送信すべきD2D信号から物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。また、信号送信部101は、D2D信号の送信機能とセルラ通信の送信機能を含む。また、信号送信部101は、選択部104で選択された1以上のリソースの候補の中から、D2D信号を送信するためのリソースを選択してD2D信号を送信する機能を含む。
信号受信部102は、他のユーザ装置UE又は基地局eNBから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。また、信号受信部102は、D2D信号の受信機能とセルラ通信の受信機能を含む。
センシング部103は、センシングウィンドウでセンシングを行うことで、将来のリソースの予約状況を把握する。
選択部104は、センシング部103で把握された将来のリソースの予約状況に基づき、D2D信号を送信可能なリソースの候補を選択する機能を含む。また、選択部104は、センシングの結果と当該ユーザ装置UEが送信するD2D信号の送信間隔とに基づいて、センシングウィンドウより後の選択ウィンドウの中で信号を送信可能な1以上のリソースの候補を選択する機能を含む。
また、選択部104は、センシングの結果により選択ウィンドウの中で空きリソースを検出し、過去の時間方向において当該空きリソースよりも1送信間隔前のリソースの受信電力が所定の閾値以上である場合に、当該空きリソースを、D2D信号を送信可能な1以上のリソースの候補から除外することで、D2D信号を送信可能な1以上のリソースの候補を選択するようにしてもよい。
また、選択部104は、センシングの結果により選択ウィンドウの中で空きリソースを検出し、過去の時間方向において当該空きリソースを起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力が所定の条件を満たす場合に、当該空きリソースを、D2D信号を送信可能な1以上のリソースの候補から除外することで、D2D信号を送信可能な1以上のリソースの候補を選択するようにしてもよい。なお、当該所定の条件を満たす場合は、空きリソースを起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力の最大値、平均値又は最小値が所定の閾値以上である場合であってもよい。
また、選択部104は、センシングの結果により選択ウィンドウの中で空きリソースを検出し、未来の時間方向において当該空きリソースを起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースが、当該センシング結果により予約されていると判断される場合に、当該空きリソースを、D2D信号を送信可能な1以上のリソースの候補から除外するようにしてもよい。
(基地局)
図19は、実施の形態に係る基地局の機能構成の一例を示す図である。図19に示すように、基地局eNBは、信号送信部201と、信号受信部202と、通知部203とを有する。なお、図19は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図19に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部201は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する機能を含む。信号受信部202は、ユーザ装置UEから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。
通知部203は、ユーザ装置UEが本実施の形態に係る動作を行うために用いる各種情報を、報知情報(SIB)又はRRCシグナリングを用いてユーザ装置UEに通知する。なお、当該各種情報は、例えば、D2Dリソースプールの設定を示す情報、SC期間の位置を示す情報、各種ウィンドウ(センシングウィンドウ、及び、選択ウィンドウ)の開始タイミング及び終了タイミングを示す情報、「K」の値などである。
<ハードウェア構成>
上記実施の形態の説明に用いたブロック図(図18及び図19)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施の形態における基地局eNB、ユーザ装置UEは、本発明の信号送信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図20は、実施の形態に係る基地局eNB及びユーザ装置UEのハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局eNB及びユーザ装置UEは、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。基地局eNB及びユーザ装置UEのハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局eNB及びユーザ装置UEにおける各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、基地局eNBの信号送信部201、信号受信部202、及び通知部203、ユーザ装置UEの信号送信部101、信号受信部102、センシング部103、及び選択部104は、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、基地局eNBの信号送信部201、信号受信部202、及び通知部203、ユーザ装置UEの信号送信部101、信号受信部102、センシング部103、及び選択部104は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る信号送信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、基地局eNBの信号送信部201、及び、信号受信部202、ユーザ装置UEの信号送信部101、及び、信号受信部102は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、基地局eNB及びユーザ装置UEは、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
<まとめ>
以上、実施の形態によれば、センシング用の時間ウィンドウで行われるセンシングの結果に基づいて、信号を送信するためのリソースを選択するユーザ装置であって、前記センシングの結果と当該ユーザ装置が送信する信号の送信間隔とに基づいて、前記センシング用の時間ウィンドウより後のリソース選択用の時間ウィンドウの中で信号を送信可能な1以上のリソースの候補を選択する選択部と、選択された1以上のリソースの候補の中から、信号を送信するためのリソースを選択して送信する送信部と、を有するユーザ装置が提供される。このユーザ装置UEにより、センシング結果に基づいて信号を送信するためのリソースを選択する方式において、信号の衝突を抑制することが可能な技術が提供される。
また、前記選択部は、前記センシングの結果により前記リソース選択用の時間ウィンドウの中で空きリソースを検出し、過去の時間方向において前記空きリソースよりも1送信間隔前のリソースの受信電力が所定の閾値以上である場合に、前記空きリソースを、前記信号を送信可能な1以上のリソースの候補から除外することで、前記信号を送信可能な1以上のリソースの候補を選択するようにしてもよい。これにより、2回目以降のD2D信号の送信で衝突の発生が予測されるリソースは、最終的なリソース選択候補となるリソースから除外されるため、衝突の発生を抑制することが可能になる。
また、前記選択部は、前記センシングの結果により前記リソース選択用の時間ウィンドウの中で空きリソースを検出し、過去の時間方向において前記空きリソースを起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力が所定の条件を満たす場合に、前記空きリソースを、前記信号を送信可能な1以上のリソースの候補から除外することで、前記信号を送信可能な1以上のリソースの候補を選択するようにしてもよい。これにより、2回目以降のD2D信号送信で衝突の発生が予測されるリソースは、最終的なリソース選択候補となるリソースから除外されるため、衝突の発生を更に抑制することが可能になる。
また、前記所定の条件を満たす場合は、前記空きリソースを起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力の最大値、平均値又は最小値が所定の閾値以上である場合であるようにしてもよい。これにより、2回目以降のD2D信号送信で衝突の発生が予測されるリソースを、様々な方法で、最終的なリソース選択候補となるリソースから除外することができる。
また、前記選択部は、前記センシングの結果により前記リソース選択用の時間ウィンドウの中で空きリソースを検出し、未来の時間方向において前記空きリソースを起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースが、前記センシングの結果により予約されていると判断される場合に、前記空きリソースを、前記信号を送信可能な1以上のリソースの候補から除外するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEが実際にデータ送信に用いる1つのリソースは、次の送信周期でもデータの送信が送信可能なリソースになるため、衝突の発生を抑制することが可能になる。
また、実施の形態によれば、センシング用の時間ウィンドウで行われるセンシングの結果に基づいて、信号を送信するためのリソースを選択するユーザ装置が実行する信号送信方法であって、前記センシングの結果と当該ユーザ装置が送信する信号の送信間隔とに基づいて、前記センシング用の時間ウィンドウより後のリソース選択用の時間ウィンドウの中で信号を送信可能な1以上のリソースの候補を選択するステップと、選択された1以上のリソースの候補の中から、信号を送信するためのリソースを選択して送信するステップと、を有する信号送信方法が提供される。この信号送信方法によれば、センシング結果に基づいて信号を送信するためのリソースを選択する方式において、信号の衝突を抑制することが可能な技術が提供される。
<実施形態の補足>
D2D制御信号は、SA(Scheduling Assignment)又はSCIと呼ばれてもよい。PSCCHは、D2D通信に用いられる制御情報(SCI等)を送信するための制御チャネルであればどのような制御チャネルをも含む。PSSCHは、D2DコミュニケーションのD2D通信に用いられるデータ(MAC PDU等)を送信するためのデータチャネルであればどのようなデータチャネルをも含む。PSDCHは、D2DディスカバリのD2D通信に用いられるデータ(ディスカバリメッセージ等)を送信するためのデータチャネルであればどのようなデータチャネルをも含む。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示の全体において、例えば、英語でのa, an, 及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
明細書には以下の事項が開示されている。
(第1項)
センシング用の時間ウィンドウで行われるセンシングの結果に基づいて、信号を送信するためのリソースを選択するユーザ装置であって、
前記センシングの結果と当該ユーザ装置が送信する信号の送信間隔とに基づいて、前記センシング用の時間ウィンドウより後のリソース選択用の時間ウィンドウの中で信号を送信可能な1以上のリソースの候補を選択する選択部と、
選択された1以上のリソースの候補の中から、信号を送信するためのリソースを選択して送信する送信部と、
を有するユーザ装置。
(第2項)
前記選択部は、前記センシングの結果により前記リソース選択用の時間ウィンドウの中で空きリソースを検出し、過去の時間方向において前記空きリソースよりも1送信間隔前のリソースの受信電力が所定の閾値以上である場合に、前記空きリソースを、前記信号を送信可能な1以上のリソースの候補から除外することで、前記信号を送信可能な1以上のリソースの候補を選択する、
請求項1に記載のユーザ装置。
(第3項)
前記選択部は、前記センシングの結果により前記リソース選択用の時間ウィンドウの中で空きリソースを検出し、過去の時間方向において前記空きリソースを起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力が所定の条件を満たす場合に、前記空きリソースを、前記信号を送信可能な1以上のリソースの候補から除外することで、前記信号を送信可能な1以上のリソースの候補を選択する、
請求項1に記載のユーザ装置。
(第4項)
前記所定の条件を満たす場合は、前記空きリソースを起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力の最大値、平均値又は最小値が所定の閾値以上である場合である、
請求項3に記載のユーザ装置。
(第5項)
前記選択部は、前記センシングの結果により前記リソース選択用の時間ウィンドウの中で空きリソースを検出し、未来の時間方向において前記空きリソースを起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースが、前記センシングの結果により予約されていると判断される場合に、前記空きリソースを、前記信号を送信可能な1以上のリソースの候補から除外する、
請求項1に記載のユーザ装置。
(第6項)
センシング用の時間ウィンドウで行われるセンシングの結果に基づいて、信号を送信するためのリソースを選択するユーザ装置が実行する信号送信方法であって、
前記センシングの結果と当該ユーザ装置が送信する信号の送信間隔とに基づいて、前記センシング用の時間ウィンドウより後のリソース選択用の時間ウィンドウの中で信号を送信可能な1以上のリソースの候補を選択するステップと、
選択された1以上のリソースの候補の中から、信号を送信するためのリソースを選択して送信するステップと、
を有する信号送信方法。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
UE ユーザ装置
eNB 基地局
101 信号送信部
102 信号受信部
103 センシング部
104 選択部
201 信号送信部
202 信号受信部
203 通知部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (8)

  1. 第1の時間ウィンドウで行われるセンシングの結果と信号の送信間隔とに基づいて、前記第1の時間ウィンドウより後の第2の時間ウィンドウの中で、前記第2の時間ウィンドウよりも過去の時間方向において送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力に基づいて、1以上のリソースの候補を選択する選択部と、
    選択された1以上のリソースの候補の中から、信号を送信するためのリソースを選択して送信する送信部と、
    を有するユーザ装置。
  2. 第1の時間ウィンドウで行われるセンシングの結果と信号の送信間隔とに基づいて、前記第1の時間ウィンドウより後の第2の時間ウィンドウの中で1以上のリソースの候補を選択する選択部と、
    選択された1以上のリソースの候補の中から、信号を送信するためのリソースを選択して送信する送信部と、を有するユーザ装置であって、
    前記選択部は、前記センシングの結果により前記第2の時間ウィンドウの中で空きリソースを検出し、過去の時間方向において前記空きリソースよりも1送信間隔前のリソースの受信電力が所定の閾値以上である場合に、前記空きリソースを、前記1以上のリソースの候補から除外することで、前記1以上のリソースの候補を選択する、
    ユーザ装置。
  3. 第1の時間ウィンドウで行われるセンシングの結果と信号の送信間隔とに基づいて、前記第1の時間ウィンドウより後の第2の時間ウィンドウの中で1以上のリソースの候補を選択する選択部と、
    選択された1以上のリソースの候補の中から、信号を送信するためのリソースを選択して送信する送信部と、を有するユーザ装置であって、
    前記選択部は、前記第2の時間ウィンドウの中で空きリソースを検出し、過去の時間方向において前記空きリソースを起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力に関する所定の条件に基づいて、前記空きリソースを、前記1以上のリソースの候補から除外する、
    ユーザ装置。
  4. 前記所定の条件を満たすかどうかは、前記空きリソースを起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力の平均値により判断される、
    請求項3に記載のユーザ装置。
  5. 前記選択部は、前記第2の時間ウィンドウの中のあるリソースを起点として未来の時間方向において送信間隔で繰り返される複数のリソースが、前記センシングの結果により予約されていると判断される場合に、前記リソースを、前記1以上のリソースの候補から除外する、
    請求項1に記載のユーザ装置。
  6. 第1の時間ウィンドウで行われるセンシングの結果と信号の送信間隔とに基づいて、前記第1の時間ウィンドウより後の第2の時間ウィンドウの中で、前記第2の時間ウィンドウよりも過去の時間方向において送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力に基づいて、1以上のリソースの候補を選択するステップと、
    選択された1以上のリソースの候補の中から、信号を送信するためのリソースを選択して送信するステップと、
    を有する、ユーザ装置が実行する信号送信方法。
  7. 第1の時間ウィンドウで行われるセンシングの結果と信号の送信間隔とに基づいて、前記第1の時間ウィンドウより後の第2の時間ウィンドウの中で1以上のリソースの候補を選択する選択ステップと、
    選択された1以上のリソースの候補の中から、信号を送信するためのリソースを選択して送信するステップと、
    を有する、ユーザ装置が実行する信号送信方法であって、
    前記選択ステップにおいて、前記ユーザ装置は、前記センシングの結果により前記第2の時間ウィンドウの中で空きリソースを検出し、過去の時間方向において前記空きリソースよりも1送信間隔前のリソースの受信電力が所定の閾値以上である場合に、前記空きリソースを、前記1以上のリソースの候補から除外することで、前記1以上のリソースの候補を選択する、
    信号送信方法。
  8. 第1の時間ウィンドウで行われるセンシングの結果と信号の送信間隔とに基づいて、前記第1の時間ウィンドウより後の第2の時間ウィンドウの中で1以上のリソースの候補を選択する選択ステップと、
    選択された1以上のリソースの候補の中から、信号を送信するためのリソースを選択して送信するステップと、
    を有する、ユーザ装置が実行する信号送信方法であって、
    前記選択ステップにおいて、前記ユーザ装置は、前記第2の時間ウィンドウの中で空きリソースを検出し、過去の時間方向において前記空きリソースを起点として送信間隔で繰り返される複数のリソースごとの受信電力に関する所定の条件に基づいて、前記空きリソースを、前記1以上のリソースの候補から除外する、
    信号送信方法。
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