JP6357240B2 - 磁気共鳴画像法のための安全監視 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気共鳴画像法の分野に関し、具体的には磁気共鳴画像法のための安全監視に関する。
本発明は、磁気共鳴(MR)検査室の入口に置かれる安全監視装置に関する。この安全監視装置は、対象被験者、即ち患者がMR検査室内、特に、MR検査室内に位置するMR検査システムの電磁場領域内でMR検査を受けるのが安全かどうかを評価する。
MR検査システムを用いて検査を行うことに関する安全性の技術的現状は、検査前に患者と面談を行い、検査中に問題を引き起こす可能性がある装備品又は患者に害を及ぼす可能性がある装備品をその患者が有していないかどうかを明らかにすることである。従って、MR検査の安全性は患者によって提供される情報に依存し、この方法の信頼性は低い。
安全性を改善するために、後でMR検査装置を使用して検査される患者上又は患者内に位置する強磁性物体を検出するための機器を使用することが、例えば国際公開第2013/001292A2号から知られている。その機器は、周囲の磁場又は検査空間内のグラジェントを使用中に測定する磁気センサと、警告装置とを含む。従って、患者が不注意で携帯していることがある強磁性物体が検出され、それぞれの警告が生成される。かかる物体はMRI画像の劣化を引き起こす場合があり、患者を再びスキャンすることを要求してしまう。このカテゴリ内の物体の例は、ヘアピン/ピン止め、腕時計、宝飾品の留め金やピンを含む。
磁性物質は、MR画像法における唯一の懸念事由ではない。共鳴する無線周波数(RF)構造体も、ことによると安全でない状況を引き起こし得る。かかる構造体はステント、パッシブインプラント、又はアクティブインプラント用のリードであり得る。それらの何れも一般に強磁性ではなく、上記の機器によって検出されない。それでもなお、それらの構造体はMR検査中に加えられるRF場によって刺激される可能性があり、そのことは対象被験者に害を及ぼす可能性がある。更に、共鳴するRF構造体があることにより、MR検査の画質が悪化する場合がある。そのような共鳴するRF構造体の存在は、対象被験者がMRシステムの検査空間内に既に位置するとき検出され得る。それでもなお、共鳴するRF構造体がその時点でのみ検出される場合、スキャンストラテジが適用されなければならず、又は患者が移動されなければならず、MRスキャンを完了することができない。少なくともRF干渉の原因が特定されなければならず、可能性があるMR条件が、例えばRF共鳴がインプラントによって引き起こされる場合はインプラントデータベースから取得されなければならない。このことは、MRIスキャンプロセスの効率及びMRスキャンの全部門のワークフローを低下させる。
MR検査システムは通常、非常にコスト集約的である。従って、MR検査システムの継続的動作を可能にする、MR検査システムの停止を回避すること、及びワークフローを改善することのために安全性の問題をMR検査システムとは別に扱うことが望ましい。
本発明の目的は、MR検査システムの不所望の停止を回避し、MR撮像中に危険な状況を引き起こし得る対象被験者内のRF共鳴構造の存在を効率的、単純、且つ高信頼に検出できるようにする、対象被験者内の無線周波数共鳴を検出するための安全監視装置及び方法を提供することである。
この目的は、対象被験者を内部に配置するための実質的に管状の検査空間と、その縦軸に沿って検査空間の少なくとも一部を覆うための、少なくとも1つの接続ポートを有する無線周波数共鳴装置と、対象被験者に対して無線周波数共鳴装置を回転させるための回転装置と、無線周波数共鳴装置の回転を制御するための制御装置と、無線周波数共鳴装置の少なくとも1つの接続ポートのインピーダンスを回転中に監視し、無線周波数共鳴装置の少なくとも1つの接続ポートの監視されたインピーダンスの中から無線周波数共鳴を検出するための検出装置とを含む、対象被験者内の無線周波数共鳴を検出するための安全監視装置によって実現される。
この目的は、例えば垂直に構成される実質的に管状の検査空間内に対象被験者を配置するステップと、少なくとも1つの接続ポートを有する無線周波数共鳴装置を、その縦軸に沿って検査空間の少なくとも一部に対して回転させるステップと、無線周波数共鳴装置の少なくとも1つの接続ポートのインピーダンスを回転中に監視するステップと、無線周波数共鳴装置の少なくとも1つの接続ポートの監視されたインピーダンスの中から無線周波数共鳴を検出するステップとを含む、対象被験者内の無線周波数共鳴を検出するための方法によっても実現される。
従って、対象被験者、即ち患者をRF共鳴について容易にスクリーニングすることができ、スクリーニングは、目的とする監視対象に対してMR検査を行う場合の起こり得る危険を示すことができる。無線周波数共鳴装置を検査空間に対して回転させることにより、RF共鳴が高信頼に且つ再現性良く監視され得る。安全監視装置はMR検査システムとは独立に動作させることができるので、MR検査室の外に置かれても良い。従って、効率的なワークフローを可能にするように監視が検査前に行われ得る。人、とりわけ患者及び/又は同伴スタッフが直立位置でRF共鳴についてスクリーニングされ得るように、管状の検査空間が垂直に構成され得る。代替策では、患者が患者のベッド又は搬送台上に横たわりながらRF共鳴についてスクリーニングされ得るように、1組の管状の検査空間が水平に構成され得る。
無線周波数共鳴装置は、MR検査システムの動作周波数に対応する周波数範囲内のRF信号を受け取るように適合される。RF共鳴の検出は、安全監視後に使用されるMR検査システムの周波数に適合される比較的狭い周波数帯域内で行われ得る。知られているMR検査システムは、製造業者及び使用される静磁場の強さに応じて様々な周波数を使用し得る。磁場強度の典型的な値は1T、1.5T、3T、又は7Tである。好ましくは、検出装置がMR検査システムの周波数に合わせて調整される。一層好ましくは、対象被験者のRF共鳴を検出するための選択周波数内で検出装置が適合され得る。具体的には、検出装置はMR検査システムの周波数に対応する中心周波数に設定され得る。従って、RF共鳴について比較的狭い周波数帯域だけが監視されれば良い。或いは、安全監視装置の広帯域実装が提供され得る。広帯域とは、現在の製造業者の最新式MR検査システム、例えば1T、1.5T、3T、又は7Tの静磁場を有するシステムの周波数範囲の有効域を指す。
好ましくは、RF共鳴はS11又はS12パラメータとして表わされる反射係数から評価される。反射パラメータは、無線周波数共鳴装置のインピーダンスを求めるために使用され得る。
好ましくは、監視されたインピーダンスの中からRF共鳴を検出することは、監視されたインピーダンスを対象被験者、即ちRF共鳴を引き起こす要素を有さない参照患者の較正済みの応答と比較することを含む。基準値は、好ましくは目的とする様々な種類の対象について、即ち様々な身長、体重、及び/又は特有の解剖学的構造を有する患者について、それらの者の典型的応答に応じて提供される。好ましくは、安全監視装置は1組の参照患者について得られたデータを含み、かかるデータは装置の記憶ユニット内に記憶される。更に好ましくは、基準値が検出装置自体の中に記憶され、即ち検出装置が記憶ユニットを含む。一層好ましくは、安全監視装置は、性別、身長、及び/又は体重を含む上記の特性に応じて該当する参照患者に依存する基準値を選択するためのユーザインタフェース、好ましくはグラフィカルユーザインタフェースを含む。
好ましくは、安全監視装置は、対象被験者の身体特性を求めるための手段を更に含む。更に好ましくは、安全監視装置は、対象被験者の求められた特性に基づいて参照患者を自動で選択するように適合される。或いは安全監視装置は、安全監視装置のオペレータによって選択され得る少なくとも1人の参照患者を提案することができる。対象被験者の特性を求めるための手段は、目盛、身長測定システム、又は対象被験者の身体構造を求めるための光学スキャン装置を含み得る。更に好ましくは、安全監視装置は、対象被験者のRF共鳴を監視するのに追加の準備段階が必要ないように、対象被験者用の目盛を含むスタンドを含む。
一層好ましくは、安全監視装置は、MR検査システムに接続するためのインタフェースを含み、インタフェースは対象被験者の身体特性をMR検査システムに与えるように適合される。特定の実施形態では、このインタフェースが安全監視結果及び身体特性を記憶するための放射線医学情報システム(RIS:Radiology Information System)によって提供される。対象被験者の身体特性は、安全監視装置によって、即ち安全監視装置が対象被験者の身体特性を求めるための手段を含む場合は安全監視装置によって直接求められても、選択された参照患者に基づいて求められても良い。安全関連の他の準備のために、例えば体重や身長がMR検査システム内で使用され得る。従って、安全監視装置は、身体特性を求めるための目盛及び/又は身長測定装置を含み得る。
好ましくは、安全監視装置は、安全監視装置の全構成要素の動作を制御するための制御ユニットを更に含む。制御ユニットは、例えば制御装置や検出装置の一部とすることができ、個別の装置である必要はない。制御ユニットは、プロセッサ及びプロセッサ上で実行されるソフトウェアを含むことができ、ソフトウェアは実行時に安全監視装置の全構成要素の動作の制御を行う。
好ましい実施形態によれば、安全監視装置が、強磁性物体の存在を検出するための強磁性検出装置を更に含む。対象被験者内のRF共鳴を引き起こす物体を監視することと共に強磁性物体を監視することは、その後のMR検査の高い安全性をもたらす。更に、MR検査システムを使用することによって得られる画質を改善することができ、患者の安全性を高めることができる。好ましくは、安全監視装置は、監視されたインピーダンスの中から無線周波数共鳴を検出するための、及び強磁性物体を検出するための共通の検出装置を有する。
好ましい実施形態によれば、強磁性検出装置が無線周波数共鳴装置に取り付けられる。無線周波数共鳴装置が対象被験者に対して回転可能であることにより、回転が強磁性検出装置にも加えられる。対象被験者によって行われる回転運動の精度は低く、そのため強磁性物体を検出することはむしろ困難である。強磁性検出装置が無線周波数共鳴装置に取り付けられることにより、追加の機器を設けることなしに回転が自動で行われ、対象被験者における又は対象被験者内の強磁性物体の検出における高い精度が実現され得る。
好ましい実施形態によれば、回転装置が対象被験者のための回転スタンドとして提供される。対象被験者と無線周波数共鳴装置との間の相対的回転は、スタンド上に位置する対象被験者を単に回転させることによって実現される。スタンドは典型的には床の上に置かれ、患者が容易に上がれるように設けられる。上がることを回避するためにスタンドが床と一体化されても良く、このことは、身体障がい者の患者、特に脚部及び/又は足に障害がある患者の監視を容易にする。患者は自分が動くことなしにスタンド上に立つだけで良く、容易に監視され得る。
好ましい実施形態によれば、回転装置が無線周波数共鳴装置の回転支持部として提供される。対象被験者は動かされない、即ち患者は回転されないので、患者は安全監視のために立っているだけで良い。平衡問題を含む回転の影響が回避される。回転装置は、監視装置が置かれる場所の床及び/又は天井に取り付けられ得る。回転装置を床の上に取り付ける場合、検査空間への出入りを容易にし、障害を減らすために回転装置が床と一体化されることが好ましい。
好ましい実施形態によれば、無線周波数共鳴装置が管状コイルとして提供される。この種のコイルは、例えばMR検査システムからのものである。典型的なコイルは、バードケージコイル又はボリュームTEMコイルとして提供される。これらのコイルは、実質的に円形の断面及び管状の形を有する。MR検査システムから知られているかかるコイルの縦延伸は約50cm〜60cmである。それでもなお、MR検査システムの磁場及びRF場はコイルの外側にも存在するので、好ましい実施形態では、コイルは縦延伸がMR検査システム内で使用される典型的なコイルの長さよりも長い状態で提供される。更に好ましくは、コイルが、実質的に全検査空間を覆う長さを有する。
好ましい実施形態によれば、無線周波数共鳴装置が少なくとも1つの単一素子共鳴構造を含む。単一素子共鳴構造は、好ましくはダイポール素子又はTEM素子である。単一共鳴素子は検査空間の外周に容易に設けられ、検査空間の外周に対して回転運動を行うことができる。単一素子共鳴構造は、例えば垂直方向に延びる棒の形を有することができる。1本又は複数本の棒が検査空間を開かれたままにし、そのことは出入りを容易にする。閉ざされた管状構造が使用されないので、かかる無線周波数共鳴装置は患者が閉所恐怖症に悩む場合に適している。
好ましい実施形態によれば、検査空間の少なくとも一部を覆うために無線周波数共鳴装置が提供される動作位置と、対象被験者を検査空間内に配置するための出入り位置との間で無線周波数共鳴装置が垂直方向に動かされ得る。出入り位置は、無線周波数共鳴装置を遠ざけることによって検査空間への出入りを可能にする。この動きは、上向き又は下向きであり得る垂直移動であり、即ち無線周波数共鳴装置は床の高さまで、又は患者が検査空間内へと無線周波数共鳴装置を容易にまたぐことができる高さまで下げられ得る。好ましくは、無線周波数共鳴装置は上向きに、即ち安全監視装置が置かれている部屋の天井方向に動き得る。部屋が十分な高さ、即ち少なくとも検査空間と無線周波数共鳴装置との縦延伸の和の高さを有する場合、安全監視装置の位置のグラウンド(ground)が安全監視装置の影響を受けなければならない。
好ましい実施形態によれば、無線周波数共鳴装置が第1の管状部分及び第2の管状部分を含み、それらの部分は、それらの部分が共通して検査空間を囲む閉位置と、無線周波数共鳴装置の少なくとも1つの部分が出入りのために除去される開位置との間で互いに対して移動可能である。それらの部分は、好ましくは無線周波数共鳴装置の全高にわたって延びる無線周波数共鳴装置の一部分を指す。両方の部分が全検査空間を一緒に取り囲み、従って360度の角度を有効範囲に含む。好ましくは、第1の部分が少なくとも90度の角度を有効範囲に含む。更に好ましくは、各部分が無線周波数共鳴装置の約180度の角度を有効範囲に含む。患者が検査空間に入ることを可能にするために、2つの部分の様々な種類の動きが可能である。1つの可能性は、それらの部分の一方が、個別に扱われ得るように他方の部分から完全に取り外されることである。好ましくは、第1の部分が他方の部分に対して傾けられ得るように、2つの部分が少なくとも1つの蝶番による接続箇所によって互いに接続される。従って、第1の部分が扉のように動きながら、扉式の出入り方法で出入りすることができる。また更に、両方の部分が支持フレームに取り付けられても良く、第1の部分が少なくとも1つの蝶番による接続箇所によってフレームに取り付けられ、そのため第1の部分はフレームに対して傾けることができる。従って、検査空間に出入りするために、第1の部分が垂直位置から水平位置に上向き又は下向きに傾けられる。
好ましい実施形態によれば、検査空間の縦方向の延伸は無線周波数共鳴装置の縦方向の延伸を上回り、無線周波数共鳴装置は縦軸に沿って移動可能である。従って、対応する方法は、無線周波数共鳴装置を検査空間の縦軸に沿って動かすステップを含む。このことは、MR検査の主たる関心事ではない検査空間の領域も有効範囲に含む、検査空間内に位置する対象被験者の全長にわたる高信頼のスキャンをもたらす。例えば頭部のMR検査だけが行われる場合、縦軸に沿った動きを実行することにより、安全監視が全身を有効範囲に含んでRF共鳴を検出することができる。更に好ましくは、無線周波数共鳴装置の縦方向の動きが、対象被験者の長さよりも長い。つまりRF共鳴構造の動きは、対象被験者の寸法によって直接限定されず、RF共鳴構造の少なくとも半分が対象被験者の縦方向の端部に延在するように対象被験者に及ぶ。従って、安全監視装置は、対象被験者向けの高いスタンド又は対象被験者が乗ったときに高くされ得るスタンドを含み得る。従って、現場の準備を回避することができ、対象被験者全体を高信頼に有効範囲に含むようにRF共鳴構造の動きが可能にされ得る。
一層好ましくは、無線周波数共鳴装置が検査空間に対する螺旋状又は渦巻状の動きを行うように、検査空間に対する無線周波数共鳴装置の縦方向に沿った動きと回転とが組み合わせられる。先に説明されたように、回転は無線周波数共鳴装置又は検査空間を回転させることによって実現され得る。検査空間の縦方向の全延伸を有効範囲に含むための螺旋巻きの距離及びその結果生じる無線周波数共鳴装置の回転数が、MR検査を行う前の効率的ワークフローを得るために安全監視の精度要件及び最長持続時間に従って選択され得る。
好ましい実施形態によれば、無線周波数共鳴装置が、異なる種類のMR検査システムの少なくとも2つのRF動作周波数を有効範囲に含む、単一共鳴構造を含む多重共鳴装置として提供される。異なるMR検査システムは、使用される磁場の場の強さに応じた異なる動作周波数を有する。例えば、1.5T及び3Tの場の強さを有するMR検査システムは、63〜65MHz及び126〜129MHzの典型的なそれぞれの動作周波数を有する。更に、動作周波数は製造業者によって異なる可能性があり、典型的には数百キロヘルツの動作周波数のばらつきをもたらしている。例えば様々な種類のMR検査システムの安全を監視するために単一の安全監視装置が使用される場合、この実施形態は多重周波数の問題に対処することを可能にする。無線周波数共鳴装置のこの実装形態は、広帯域実装とも呼ばれ得る。
好ましい実施形態によれば、互いに結合されていない少なくとも2つの共鳴構造を有する無線周波数共鳴装置が提供され、各共鳴構造は異なる種類のMR検査システムのRF動作周波数を有効範囲に含む。異なるMR検査システムは、使用される磁場の場の強さに応じた異なる動作周波数を有する。例えば、1.5T及び3Tの場の強さを有するMR検査システムは、63〜65MHz及び126〜129MHzの典型的なそれぞれの動作周波数を有する。従って、第1の共鳴構造は1.5Tの場の強さで動作するMR検査システムに適合されても良く、第2の共鳴構造は3Tの場の強さで動作するMR検査システムに適合され得る。更に、動作周波数は製造業者によって異なる可能性があり、典型的には数百キロヘルツの動作周波数のばらつきをもたらしている。例えば様々な種類のMR検査システムの安全を監視するために1つの安全監視装置が使用される場合、この実施形態は多重周波数の問題に対処することを可能にする。好ましくは、対象被験者のRF共鳴を監視するとき、共鳴構造がその後選択される。RF共鳴を監視するために無線周波数共鳴装置が対象被験者の縦方向に動かされる場合、好ましくは、RF共鳴装置を或る方向に動かすとき一方の共鳴構造が選択され、RF共鳴装置を反対方向に動かすとき他方の共鳴構造が選択される。無線周波数共鳴装置のこの実装形態は、狭帯域実装とも呼ばれ得る。
好ましい実施形態によれば、検出装置が、対象被験者のRF共鳴を検出するための自らの周波数に関して適合され得る。具体的には、検出装置はMR検査システムの周波数に対応する中心周波数に設定され得る。従って、RF共鳴について比較的狭い周波数帯域だけが監視されれば良い。或いは検出装置は、様々なMR検査システム、例えば様々な磁場強度で動作するMR検査システムの複数の共鳴周波数を有効範囲に含むことができる。
好ましい実施形態によれば、安全監視装置が、制御装置によって制御可能な、無線周波数共鳴装置の少なくとも1つの接続ポートを低出力で駆動するための駆動装置を含む。従って、対応する方法では、無線周波数共鳴装置の少なくとも1つの接続ポートのインピーダンスを回転中に監視するステップが、無線周波数共鳴装置の少なくとも1つの接続ポートを低出力で駆動するステップを含む。駆動装置は、無線周波数共鳴装置の少なくとも1つの接続ポートに、好ましくは無線周波数共鳴装置の全ての接続ポートに信号を与える。好ましくは、無線周波数共鳴装置は、例えば直交RF信号によって個別に駆動される少なくとも2つの接続ポートを有する。駆動装置は接続ポートを駆動し、無線周波数共鳴装置からの低出力RF伝送を生成する。低出力とは、対象被験者への害を回避するためにMR検査中に加えられる伝送出力を著しく下回るRF伝送を指す。駆動装置は、MR検査を行うためにその後使用されるMR検査システムの動作周波数でRF伝送を生成するように好ましくは適合される。知られているMR検査システムは、製造業者及び使用される静磁場の強さに応じて異なる動作周波数を有する場合がある。磁場強度の典型的な値は1T、1.5T、3T、又は7Tである。更に好ましくは、駆動装置によるRF伝送の生成は、様々な種類のMR検査システムの周波数を有効範囲に含むように周波数に関して適合され得る。一層好ましくは、対象被験者のRF共鳴を検出するための選択周波数内で検出装置が適合され得る。具体的には、検出装置はMR検査システムの動作周波数に対応する中心周波数に設定され得る。従って、RF共鳴について比較的狭い周波数帯域だけが監視されれば良い。
好ましい実施形態によれば、無線周波数共鳴装置が送信ユニット及び受信ユニットを含む。従って、送信ユニットは対象被験者にRF信号を加えるために駆動されても良く、受信ユニットは対象被験者から共鳴信号を受け取る。よって、送信ユニットは駆動装置に接続されても良く、受信ユニットは検出装置に接続されても良く、検出装置は受け取ったRF信号を処理して無線周波数共鳴を検出する。更に好ましくは、送信ユニットがコイルとして、例えばバードケージコイル又はTEMコイルとしての全身用コイルとして提供され、受信ユニットが少なくとも1つのピックアップコイル(PUC)として提供される。
好ましい実施形態によれば、安全監視装置が、検出装置に接続される警報装置を更に含む。警報装置は、例えば検出装置が対象被験者内のRF共鳴を検出する場合に可聴警報及び/又は視覚的警報を生成するためのハードウェア警報構成要素、及び/又は例えば安全監視装置から離れて位置する制御卓に警報を報告するためのソフトウェアインタフェースを含み得る。警報装置は、警報を生成するためのグラフィカルユーザインタフェースを含み得る。GUIは、例えば警報の種類、警報を引き起こした共鳴の種類、又は監視された共鳴の位置に関する追加情報を提供するように適合され得る。
本発明のこれらの及び他の態様が以下に記載の実施形態から明らかになり、かかる実施形態に関して明らかにされる。但しかかる実施形態は必ずしも本発明の全範囲を表すものではなく、従って本発明の範囲を解釈するために特許請求の範囲及び本明細書を参照する。
対象被験者がその検査空間内に配置された状態で開位置にある、第1の実施形態による概略的な安全監視装置の正面図である。 対象被験者がその検査空間内に配置された状態で閉位置にある、第1の実施形態による概略的な安全監視装置の正面図である。 第2の実施形態による概略的な安全監視装置の正面図である。 第1の実施形態及び第2の実施形態の安全監視装置のRF部分のブロック図である。 自らの強磁性検出装置を更に覆う、第1の実施形態及び第2の実施形態の安全監視装置のブロック図である。
図1及び図2は、第1の好ましい実施形態による、この実施形態では人間の患者である対象被験者12内のラジオ波(RF)共鳴を検出するための安全監視装置10を示す。安全監視装置10は、その後のMR検査用のMR検査システムがある磁気共鳴(MR)検査室の外に置かれる。
安全監視装置10は、無線周波数共鳴を検出するために対象被験者12が配置される実質的に管状の検査空間14を含む。検査空間14は垂直に構成され、即ち検査空間14は、安全監視装置10が置かれる不図示の部屋の床の上に垂直に配置される。
安全監視装置10は、この実施形態では管状コイル、とりわけバードケージコイルとして提供されるラジオ波(RF)共鳴装置16を更に含む。第1の実施形態のRF共鳴装置16は、互いに結合されていない2つの共鳴構造18、20を有して提供されている。各共鳴構造18、20は異なる種類のMR検査システムのRF動作周波数を有効範囲に含み、例えば第1の共鳴構造18は1.5T MR検査システムの63〜65MHzの典型的な動作周波数を有効範囲に含み、第2の共鳴構造20は3T MR検査システムの126〜129MHzの典型的な動作周波数を有効範囲に含む。
コイル16は、実質的に円形の断面及び管状の形を有し、その縦軸に沿って検査空間14の50センチ〜70センチの間を覆う。RF共鳴装置16は、図2に示されている閉位置において約70センチの直径を有する。RF共鳴装置16は、第1の共鳴構造18及び第2の共鳴構造20に一致する第1の管状部分18及び第2の管状部分20を含む。部分18、20はどちらもRF共鳴装置16の全高にわたって延び、各部分18、20はRF共鳴装置16の約180度の角度を有効範囲に含む。2つの部分18、20は、第1の部分18が第2の部分20の方に傾けられ得るように、図1に示されているように2つの蝶番による接続箇所19によって互いに接続される。従って、2つの部分18、20は、第1の部分18が扉のように動きながら、扉式の出入り方法で傾けられ得る。第1の部分18は、2つの部分18、20が共通して検査空間14を囲む閉位置と、検査空間14に出入りするために第1の部分18が遠ざかる方向に傾けられる開位置との間で傾けられ得る。RF共鳴装置16は、ラッチとしても働くRF/電流接点である2つの接続ポート21を有する。
代替的実施形態では、RF共鳴装置16がボリュームTEMコイルとして提供される。
更なる代替的実施形態では、検査空間14の少なくとも一部を覆うためにRF共鳴装置16が提供される動作位置と、対象被験者12を検査空間14内に配置するための出入り位置との間でRF共鳴装置16が垂直方向に動かされ得る。この動きは、上向き又は下向きであり得る垂直移動であり、即ちRF共鳴装置16は床の高さまで、又は患者が検査空間14内へとRF共鳴装置16を容易にまたぐことができる高さまで下げられ得る。或いは、検査空間14に出入りできるようにするために、RF共鳴装置16は上向きに、即ち安全監視装置10が置かれている部屋の天井方向に動き得る。
安全監視装置10は、RF共鳴装置16の回転支持部として提供される回転装置22を更に含む。回転装置22は、例えば安全監視装置10が置かれている部屋の天井や回転装置22を支持するための支持構造上に取り付けられる。回転装置22は、取り付けられた回転可能なリング要素24及びリング要素24を回転させるためのモータ26を含む。第2の部分20は、リング要素24の方へ向かう支持棒28を備える。支持棒28は、典型的にはRFポート接続21への機械的アクセスも提供する。回転装置22を使い、RF共鳴装置16は検査空間14に対して、従って検査空間14内にいるときは対象被験者12に対して矢印Rで示されているように回転可能である。
代替的実施形態では、回転装置22が対象被験者12のための回転スタンドとして提供される。従って、スタンドを単に回転させることにより、対象被験者12を有する検査空間とRF共鳴装置16との間の相対的回転が実現される。
RF共鳴装置16は、矢印Dに沿った縦移動を行うように適合される。従って、RF共鳴装置16は全検査空間14に沿う縦軸に沿って移動可能である。安全監視装置は、RF共鳴装置16の少なくとも半分が検査空間の下に位置する低位置と、RF共鳴装置16の少なくとも半分が検査空間の上に位置する上部位置との間でRF共鳴装置16の移動を行うように適合される。動作中、即ち対象被験者12内のRF共鳴を監視するとき、矢印Dに沿った動きと矢印Rに沿った回転とが組み合わせられ、検査空間14に対する螺旋状又は渦巻状の動きを形成する。検査空間14の縦方向の全延伸を有効範囲に含むための螺旋巻きの距離及びその結果生じるRF共鳴装置16の回転数が、安全監視の精度要件及び最長持続時間に従って選択される。
図4に示されているように、安全監視装置10は、RF共鳴装置16の回転を制御するための制御装置30を更に含む。制御装置30は、矢印Dに沿ったRF共鳴装置16の動きを制御するようにも適合される。
安全監視装置10は、この実施形態では低出力増幅器である駆動装置32も含む。駆動装置32は、RF共鳴装置16の2つの接続ポート21を独立に駆動するように制御装置30によって制御可能である。駆動装置32は、コイル16からの低出力RF信号の生成を駆動するために、1つだけ図示されている滑り接点(sliding contact)33を介して接続ポート21に駆動信号を与える。低出力RF信号とは、対象被験者12への害を回避するためにMR検査中に加えられる伝送出力を著しく下回るRF伝送を指す。制御装置30及び駆動装置32は、MR検査を行うためにその後使用される、1.5T及び3T MR検査システムであるMR検査システムの動作周波数でRF伝送を生成するように適合される。制御装置30及び駆動装置32は、依然として異なる種類のMR検査システムの周波数で信号を与えるように適合される。
図4に関して、安全監視装置10は、無線周波数共鳴を検出するための検出装置34を更に含む。従って、検出装置34は、コイル16の接続ポート21の近くに位置する2つのセンサ36に接続される。この実施形態のセンサ36は、接続ポート21における反射出力を感知するための方向性結合器である。検出装置34は、RF共鳴装置16の回転中、接続ポート21における反射出力を受け取り、RF共鳴装置16の接続ポート21のインピーダンスを計算し監視するように適合される。従って、検出装置34は、この実施形態では3T MR検査システムの周波数に対応する中心周波数に設定され、その中心周波数前後の比較的狭い周波数帯域内でRF共鳴を検出するように適合される。検出装置34は、上記で指定されたように1.5T及び3T MR検査システムの周波数を有する信号を受け取り、その中心周波数をそれぞれ修正するように適合される。検出装置34は、監視されたインピーダンスを、RF共鳴を引き起こす要素を含まない様々な対象被験者12のインピーダンス値の表と比較することにより、監視されたインピーダンスの中からRF共鳴を検出するように適合される。インピーダンス値の表は、目的とする様々な種類の対象、即ち様々な身長、体重、及び/又は特有の解剖学的構造を有する参照患者の、それらの者の典型的応答に応じた基準値を含む。参照患者は、安全監視装置10のグラフィカルユーザインタフェースを使用してオペレータによって選択される。
代替的実施形態では、両方のMR検査システム、即ち1.5T及び3Tの静磁場を有するMR検査システムの周波数範囲を有効範囲に含むための広帯域実装として検出装置34が提供される。
安全監視装置10は、検出装置34に接続される警報装置38を更に含む。警報装置38は、検出装置34が対象被験者内のRF共鳴を検出する場合に、可聴警報及び視覚的警報を生成するために設けられる。
安全監視装置10は、検査空間14内の強磁性物体の存在を検出するための強磁性検出装置40を更に含む。強磁性検出装置40はRF共鳴装置16に取り付けられ、即ち強磁性検出装置40はコイル16、とりわけ第2の管状部分20に付加される。従って、強磁性検出装置40はRF共鳴装置16と一緒に移動可能である。
図5に関して示されているように、安全監視装置10は、検出装置34から与えられる対象被験者12内のRF共鳴を示す信号、及び強磁性検出装置40から与えられる対象被験者12内の強磁性物体を示す信号を処理するための処理装置42を含む。対象被験者12内にRF共鳴又は強磁性物体がある場合に警報を生成するために単一の警報装置38が使用され得るように、警報装置38が処理装置42に接続される。
安全監視装置10の動作は以下の通りである。検査空間14内に垂直に配置される対象被験者が出入りできるようにするために、RF共鳴装置16が開位置で提供される。管状部分18を閉位置へと傾けた後、2つの管状部分18、20がRF共鳴を監視するための管状コイル16を形成する。監視はRF共鳴装置16が上部位置にある状態で開始する。安全監視装置10は、1.5T MR検査システムの動作周波数に設定され、即ち駆動装置32及び検出装置34がそれぞれの周波数に設定され、第1の共鳴構造18が駆動されるように選択される。
監視が始まると、RF共鳴装置16が矢印Rに沿って回転装置22によって回転され、更に検査空間14の周りで螺旋状の動きを実行するために矢印Dに沿って下方へ動かされる。この動きの間、RF共鳴装置16の第1の共鳴構造の接続ポート21が駆動装置32によって駆動され、第1の共鳴構造18の接続ポート21におけるRF共鳴装置16のインピーダンスが検出装置34によって監視される。従って、第1の共鳴構造18の接続ポート21は、接続ポート21が駆動装置32に接続される駆動動作と、接続ポート21が検出装置34に接続される監視動作との間で滑り接点33を用いて切り替えられる。検出装置34は、第1の共鳴構造18のインピーダンスを監視し、そのインピーダンスを参照患者の値と比較してRF共鳴を明らかにする。従って検出装置34は、監視されたインピーダンスを対象被験者12の較正済みの応答と比較する。同時に、強磁性検出装置40は強磁性要素がないか検査空間14を監視する。
RF共鳴装置16が低位置に達すると、安全監視装置10が3T MR検査システムの動作周波数に設定され、即ち駆動装置32及び検出装置34がそれぞれの周波数に設定され、第2の共鳴構造20が駆動されるように選択される。次いで、ここでも検査空間14の周りで螺旋状の動きを実行するために、回転装置22による矢印Rに沿った回転と共にRF共鳴装置16が矢印Dに沿って上部位置まで上に動かされる。この動きの間、RF共鳴装置16の第1の共鳴構造の接続ポート21が駆動装置32によって駆動され、第2の共鳴構造20の接続ポート21におけるRF共鳴装置16のインピーダンスが検出装置34によって監視される。従って、第1の共鳴構造18の接続ポート21は、接続ポート21が駆動装置32に接続される駆動動作と、接続ポート21が検出装置34に接続される監視動作との間で滑り接点33を用いて切り替えられる。検出装置34は、上記のように第1の共鳴構造18のインピーダンスを監視し、そのインピーダンスを参照患者の値と比較してRF共鳴を明らかにする。同時に、強磁性検出装置40は強磁性要素がないか検査空間14を引き続き監視する。
共鳴装置16が上部位置に達すると監視が終了する。対象被験者が検査空間14を離れることを可能にするために、RF共鳴装置16が再び開位置で提供される。
強磁性要素又はRF共鳴が発見される場合、そのことが処理装置42に報告され、処理装置42は警報装置38を使用して警報を生成する。安全監視装置10の動作が停止されると、対象被験者12が検査空間14を出ることができるようにRF共鳴装置16が再び開位置で提供される。
図3は、安全監視装置10の第2の実施形態を参照する。第2の実施形態は、RF共鳴装置16に関して上記の第1の実施形態と異なる。
第2の実施形態によれば、RF共鳴装置16が1つの単一素子共鳴構造50を備える。この実施形態の単一素子共鳴構造50はTEM素子であり、このTEM素子は第1の実施形態に関して説明された回転装置22のリング24において支持される。単一素子共鳴構造50は垂直方向に延びる棒の形を有する。更なる違いとして、強磁性検出装置40がリング24に直接取り付けられる。単一素子共鳴構造50は、様々な種類のMR検査システムのRF動作周波数、即ち上記の1.5T及び3T MR動作システムの動作周波数を有効範囲に含む多重共鳴装置として提供される。単一素子共鳴構造50は、上記のように駆動装置32に接続される接続ポート21を有する。単一素子共鳴構造50により、RF共鳴装置16を動かすことなしに検査空間への出入りが与えられる。
第2の実施形態による安全監視装置10の更なる構成要素及び使用法は、第1の実施形態に関して先に説明された通りである。RF共鳴装置16が1つの単一素子共鳴構造50しか有さないことにより、単一素子共鳴構造50は上下両方の移動中に駆動され、第1の実施形態の共鳴構造18、20の位置移動が省かれる。
本発明が添付図面及び上記の説明の中で詳細に例示され説明されてきたが、かかる例示及び説明は制限的ではなく説明的又は例示的と見なされるべきであり、本発明は開示された実施形態に限定されない。特許請求の範囲に記載の本発明を実施する際、図面、本開示、及び添付の特許請求の範囲を検討することにより、開示された実施形態に対する他の改変形態が当業者によって理解され、もたらされ得る。特許請求の範囲では、「含む」という語は他の要素又はステップを排除せず、不定冠詞「a」又は「an」は複数形を排除しない。或る手段が互いに異なる従属請求項の中で列挙されているという単なる事実は、それらの手段の組合せが有利に使用されてはならないことを示すものではない。特許請求の範囲の中の如何なる参照符号も、範囲を限定するものとして解釈すべきではない。
10 安全監視装置
12 対象被験者
14 検査空間
16 ラジオ波(RF)共鳴装置、コイル
18 第1の共鳴構造、第1の管状部分
19 蝶番による接続箇所
20 第2の共鳴構造、第2の管状部分
21 接続ポート
22 回転装置
24 リング要素
26 モータ
28 支持棒
30 制御装置
32 駆動装置、低出力増幅器
33 滑り接点
34 検出装置
36 センサ
38 警報装置
40 強磁性検出装置
42 処理装置
50 単一素子共鳴構造
R 矢印、回転
D 矢印、動き

Claims (15)

  1. 対象被験者がMR検査システムの電磁場領域内でMR検査を受けるのが安全かどうかを評価するための、対象被験者内の無線周波数共鳴を検出するための安全監視装置であって、前記安全監視装置は前記MR検査システムとは独立に動作され、前記安全監視装置は、対象被験者を内部に配置するための実質的に管状の検査空間と、当該検査空間の縦軸に沿って前記検査空間の少なくとも一部を覆うための、少なくとも1つの接続ポートを有する無線周波数共鳴装置と、前記実質的に管状の検査空間に対して前記無線周波数共鳴装置を回転させるための回転装置と、前記無線周波数共鳴装置の回転を制御するための制御装置と、前記回転中に前記無線周波数共鳴装置の前記少なくとも1つの接続ポートのインピーダンスを監視し、前記無線周波数共鳴装置の前記少なくとも1つの接続ポートの監視されたインピーダンスの中から無線周波数共鳴を検出するための検出装置とを含む、安全監視装置。
  2. 前記無線周波数共鳴装置は、幾つかの接続ポートを有し、前記検出装置は、前記接続ポートにおいて反射パワーを検出するためのセンサを前記それぞれの接続ポートに有する、請求項1に記載の安全監視装置。
  3. 強磁性物体の存在を検出するための強磁性検出装置を更に含む、請求項1に記載の安全監視装置。
  4. 前記回転装置が対象被験者のための回転スタンドとして提供される、請求項1、2又は3に記載の安全監視装置。
  5. 前記回転装置が前記無線周波数共鳴装置の回転支持部として提供される、請求項1、2又は3に記載の安全監視装置。
  6. 前記無線周波数共鳴装置が管状コイルとして提供される、請求項1乃至5の何れか一項に記載の安全監視装置。
  7. 前記無線周波数共鳴装置が、異なる種類のMR検査システムの少なくとも2つのRF動作周波数を有効範囲に含む、単一共鳴構造を含む多重共鳴装置として提供される、請求項1乃至6の何れか一項に記載の安全監視装置。
  8. 互いに結合されていない少なくとも2つの共鳴構造を有する無線周波数共鳴装置が提供され、各共鳴構造は異なる種類のMR検査システムのRF動作周波数を有効範囲に含む、請求項1乃至7の何れか一項に記載の安全監視装置。
  9. 前記検査空間の少なくとも一部を覆うために前記無線周波数共鳴装置が提供される動作位置と、対象被験者を前記検査空間内に配置するための出入り位置との間で前記無線周波数共鳴装置が垂直方向に動かされ得る、請求項1乃至8の何れか一項に記載の安全監視装置。
  10. 前記無線周波数共鳴装置が第1の管状部分及び第2の管状部分を含み、第1及び第2の管状部分は、第1及び第2の管状部分が共通して前記検査空間を囲む閉位置と、前記無線周波数共鳴装置の少なくとも1つの部分が出入りのために除去される開位置との間で互いに対して移動可能である、請求項1乃至8の何れか一項に記載の安全監視装置。
  11. 前記検査空間の縦方向の延伸は、前記無線周波数共鳴装置の縦方向の延伸を上回り、前記無線周波数共鳴装置は縦軸に沿って移動可能である、請求項1乃至10の何れか一項に記載の安全監視装置。
  12. 前記制御装置によって制御可能な、前記無線周波数共鳴装置の前記少なくとも1つの接続ポートを低出力で駆動するための駆動装置を含む、請求項1乃至11の何れか一項に記載の安全監視装置。
  13. 対象被験者がMR検査システムの電磁場領域内でMR検査を受けるのが安全かどうかを評価するための、対象被験者内の無線周波数共鳴を検出するための安全監視装置の作動方法であって、前記安全監視装置は前記MR検査システムとは独立に動作され、
    回転装置が、対象被験者が配置される実質的に管状の検査空間の縦軸に沿って前記検査空間の少なくとも一部に対して無線周波数共鳴装置を回転させるステップと、検出装置が、前記回転中に前記無線周波数共鳴装置の少なくとも1つの接続ポートのインピーダンスを監視するステップと、前記検出装置が、前記無線周波数共鳴装置の前記少なくとも1つの接続ポートの監視されたインピーダンスの中から無線周波数共鳴を検出するステップとを含む、安全監視装置の作動方法
  14. 前記回転装置が、前記無線周波数共鳴装置前記検査空間の縦軸に沿って動かすステップを含む、請求項13に記載の安全監視装置の作動方法
  15. 記回転中に前記無線周波数共鳴装置の前記少なくとも1つの接続ポートのインピーダンスを前記検出装置が監視するステップが、駆動装置が前記少なくとも1つの接続ポートを低出力で駆動するステップを含む、請求項13又は14に記載の安全監視装置の作動方法
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