JP6357208B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、スロットマシン等の遊技機に関するものである。
パチンコ機等の遊技機には、従来より画像表示手段、LED等の発光手段、音声出力手段等の各種演出手段が搭載されているが、最近ではそれらの演出手段に加えて、キャラクター等が描かれた可動体を機械的に動作させる可動演出手段を搭載したものが主流となっている。
可動体は、例えば図柄変動中に行われる予告演出等において例えば他の演出手段と同期して動作するが、最近では遊技中だけでなく、遊技進行停止中に行われるいわゆる客待ちデモ演出中に可動体を動作させるようにした遊技機も存在する(例えば特許文献1)。
特開2016−93449号公報
遊技進行停止中は、前扉を開放した状態でのメンテナンスや各種テスト等を行う場合があるため、可動体を無条件に動作させるとそれらの作業の邪魔になる可能性があり、最悪の場合には作業担当者が怪我をしたり可動体が破損する等の虞もあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、遊技進行停止中の可動体の動作に一定の制限を設けることで安全性等を確保することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、所定の遊技領域5aを形成する本体部材5と、前記本体部材5の前側に設けられ且つ前記遊技領域5aを視認可能とする透明窓32を有する前扉8と、前記本体部材5又は前記前扉8に配置された可動体51とを備え、遊技進行停止中に実行される客待ちデモ演出において前記可動体51を動作させることが可能な遊技機において、前記前扉8が閉じていない状態中は、前記客待ちデモ演出中であっても前記可動体51を少なくとも停止状態から動作状態に移行させないように構成したものである
本発明によれば、遊技進行停止中の可動体の動作に一定の制限を設けることで安全性等を確保することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機の全体正面図である。 同パチンコ機の前扉の裏面図及び内枠の正面図である。 同パチンコ機の背面図である。 同パチンコ機の制御系のブロック図である。 同パチンコ機の客待ち演出処理のフローチャートである。 同パチンコ機の客待ち期間と扉開放フラグの変化状態とに対応する可動体の動作パターンの一例を示す図であり、客待ちデモ演出中に可動体が原点位置以外の位置で停止しているときに前扉が開状態となり、客待ち期間の終了後に前扉が閉状態となった場合を示している。 同パチンコ機の客待ち期間と扉開放フラグの変化状態とに対応する可動体の動作パターンの一例を示す図であり、客待ちデモ演出中における可動体の動作途中で前扉が開状態となり、客待ち期間の終了後に前扉が閉状態となった場合を示している。 同パチンコ機の客待ち期間と扉開放フラグの変化状態とに対応する可動体の動作パターンの一例を示す図であり、前扉が開状態のときに客待ち期間となり、客待ち期間の終了後に前扉が閉状態となった場合を示している。 同パチンコ機の客待ち期間と扉開放フラグの変化状態とに対応する可動体の動作パターンの一例を示す図であり、前扉が開状態のときに客待ち期間となり、客待ちデモ演出中に前扉が閉状態となった時点で可動体の動作を開始する場合を示している。 同パチンコ機の客待ち期間と扉開放フラグの変化状態とに対応する可動体の動作パターンの一例を示す図であり、前扉が開状態のときに客待ち期間となり、客待ちデモ演出中に前扉が閉状態となった後、次の動作タイミングに合わせて可動体の動作を開始する場合を示している。 本発明の第2の実施形態に係るパチンコ機の客待ち演出処理のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るパチンコ機の客待ち期間と扉開放フラグの変化状態とに対応する可動体の動作パターンの一例を示す図であり、客待ちデモ演出中における可動体の動作途中で前扉が開状態となり、客待ち期間の終了後に前扉が閉状態となった場合を示している。 本発明の第4の実施形態に係るパチンコ機の客待ち期間と扉開放フラグの変化状態とに対応する可動体の動作パターンの一例を示す図であり、(a)は客待ちデモ演出中における可動体の動作途中であってその可動体が下部位置に近い位置にあるときに前扉が開状態となり、客待ち期間の終了後に前扉が閉状態となった場合を、(b)は客待ちデモ演出中における可動体の動作途中であってその可動体が上部位置に近い位置にあるときに前扉が開状態となり、客待ち期間の終了後に前扉が閉状態となった場合を示している。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図10は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。図1〜図3において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に左右一側、例えば左側のヒンジ3により開閉自在に枢着された内枠4とを備えている。
内枠4の前面側には、その上部側に遊技盤5を装着するための遊技盤装着枠6等が、下部側に発射手段7、下部スピーカ10等が夫々配置されると共に、それらの前側を覆う前扉8がヒンジ3と同じ例えば左側のヒンジ9により開閉自在に枢着されている。
発射手段7は、図2に示すように、板金製の支持板11と、この支持板11の前面に装着された発射レール12と、支持板11の前面に装着され且つ発射用の遊技球を発射レール12上に保持する球保持部13と、支持板11の前面で前後方向の駆動軸14廻りに揺動自在に支持された打撃槌15と、支持板11の裏側に装着され且つ打撃槌15を駆動軸14を介して打撃方向に駆動するロータリソレノイド等の発射駆動手段16とを備え、前扉8側の発射ハンドル17が操作されたときに、その操作量に応じて発射駆動手段16により打撃槌15を打撃方向(時計廻り)に連続的に駆動するようになっている。これにより、発射レール12上に1個ずつ供給される遊技球が発射レール12に沿って遊技盤5の遊技領域5aに向けて発射される。なお、発射ハンドル17には、遊技者の手等が接触しているときにON、接触していないときにOFFとなるタッチセンサ(図示省略)が搭載されている。
前扉8は、遊技領域5aの前側に対応する窓孔18が形成された例えば樹脂製の扉ベース19を備えている。扉ベース19には、例えば窓孔18の上側近傍に左右一対の上部第1スピーカ20,20と送風演出手段21とが配置され、窓孔18の下側近傍に左右一対の上部第2スピーカ22,22が配置されている。
扉ベース19の下部前側には、例えば左寄りの位置に、発射手段7に供給するための遊技球を貯留する上皿23が配置されており、更にその上皿23の下側には、上皿23が満杯のときの余剰球等を貯留する下皿24が左端側に、発射ハンドル17が右端側に夫々配置されている。
また、扉ベース19の前側には、窓孔18の周囲を前側から略覆う上装飾カバー25aと、上皿23、下皿24等を前側から略覆う下装飾カバー25bとが装着されている。上装飾カバー25a、下装飾カバー25bには透光性を有する発光レンズ部が形成されており、その発光レンズ部の後側に多数のLED26が配置されている。また下装飾カバー25b上には、例えば上皿23の前側に、遊技者が押下操作可能な演出ボタン27、十字操作手段28等の操作手段が配置されている。
扉ベース19の裏側には、図2に示すように、窓孔18を後側から略塞ぐガラスユニット29が着脱自在に装着されると共に、その下側には、球送り手段30、下皿案内手段31等が配置されている。ガラスユニット29は窓孔18と共にガラス窓(透明窓)32を構成するもので、遊技領域5a等の前側に対応して配置されており、遊技者は遊技機本体1の前側からこのガラス窓32を介して遊技領域5a内を視認可能となっている。
球送り手段30は、上皿23内の遊技球を1個ずつ発射レール12上に供給するもので、発射手段7の前側に対応して配置され、発射手段7による発射動作と同期して作動するようになっている。下皿案内手段31は、上皿23が満杯となったときの余剰球、及び発射手段7により発射されたにも拘わらず遊技領域5aに達することなく戻ってきたファール球を下皿24に案内するためのもので、例えば球送り手段30に隣接してそのヒンジ9側に配置されている。
このように、前扉8は遊技盤5、発射手段7等の前側を開閉可能に覆うと共に、背面側には球送り手段30、下皿案内手段31等が配置されているため、遊技領域5a内その他において球詰まり等の異常が発生した場合には、ホール担当者が前扉8を開放して復旧作業を行うことが可能となっている。
遊技盤(本体部材)5は、例えば前扉8を開放した状態で内枠4の遊技盤装着枠6に対して例えば前側から装着され、1又は複数の固定具33により着脱自在に固定されており、その前面側には、発射手段7によって発射された遊技球を案内するガイドレール34が環状に装着されると共に、そのガイドレール34の内側の遊技領域5aに、中央表示ユニット35、普通図柄始動手段36、特別図柄始動手段37、大入賞手段38、普通入賞手段39等の各種遊技部品が配置されている。なお、中央表示ユニット35等の遊技部品には発光レンズ部が設けられており、その発光レンズ部の後側にLED40が配置されている。
中央表示ユニット35は、例えば遊技領域5aの略中央に配置されており、画像表示手段の一例である液晶表示手段41の前側に対応する略矩形状の表示窓42を備え、その表示窓42を取り囲む装飾枠43に、例えば普通図柄表示手段44、特別図柄表示手段45、普通保留個数表示手段46、第1特別保留個数表示手段47等の各種表示手段の他、ステージ48、可動演出手段49等が配置されている。なお、液晶表示手段41は例えば遊技盤5の背面側に固定されている。
ステージ48は、液晶表示手段41の下部前側に左右方向に配置されており、中央表示ユニット35の側部、例えば左側に設けられたワープ入口48aに流入した遊技球を自由に転動させた後、例えば左右方向中央の中央落下部又はその左右両側の側部落下部から前側に落下させるようになっている。
可動演出手段49は、例えば任意の立体形状(ここでは人間の両手の形状)に形成された可動体51と、この可動体51を例えば液晶表示手段41の前側で所定方向(ここでは上下方向)に移動可能に支持する可動体案内手段52と、可動体51を駆動する駆動手段53とを備えている。
可動体案内手段52は、液晶表示手段41の左右両側に沿って上下方向に配置された一対の案内レール54,54と、左右方向に配置され且つその両端側が一対の案内レール54,54によって上下方向移動可能に支持された可動体支持部55とを備え、この可動体支持部55の前側に可動体51が配置されている。
可動体案内手段52は、例えば案内レール54,54が装飾枠43の後側に、可動体支持部55が装飾枠43及び可動体51の後側にそれぞれ配置されており、略全体が遊技機本体1の前側からは視認できないようになっている。また、可動体支持部55は、例えばその左右両端部の動作が図示しない連動機構によって同期されており、常に水平を保った状態での上下動が可能となっている。この可動体案内手段52により、可動体51は、例えば液晶表示手段41の上側の上部位置(図2に実線で示す)と、液晶表示手段41の前側の下部位置(図2に二点鎖線で示す)との間で上下方向に移動可能であり、通常時は原点位置である上部位置に保持されている。なお可動演出手段49には、可動体51が原点位置にあることを検出可能な原点位置検出手段(図示省略)が設けられている。
駆動手段53は、例えばステッピングモータで構成され、装飾枠43の後側に配置されており、図示しないベルト等を介して可動体支持部55及び可動体51を所定の動作パターンに従って上下方向に移動させることが可能となっている。
普通図柄始動手段36は、普通図柄表示手段44による図柄変動を開始させるためのもので、遊技球が通過可能な通過ゲートにより構成され、例えば中央表示ユニット35の左側に配置されており、遊技球の通過を検出可能な通過検出手段36a(図4)を備えている。
普通図柄表示手段44は、普通図柄を変動表示するためのもので、複数個の普通図柄(例えば「○」「×」の2種類)に対応する複数個の発光体(例えばLED)を備え、普通図柄始動手段36が遊技球を検出することに基づいてそれら複数の発光体が所定順序で発光するように点滅して、普通図柄始動手段36による遊技球検出時に取得された普通乱数情報に含まれる当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には当たり態様(所定態様)に対応する例えば「○」側の発光体が点灯し、それ以外の場合には外れ態様に対応する例えば「×」側の発光体が点灯して停止する。
なお、普通図柄始動手段36による遊技球検出時に取得された当たり判定乱数値等の普通乱数情報は、予め定められた上限保留個数、例えば4個を限度として記憶され、普通図柄表示手段44による図柄変動が開始される毎に順次消化される。普通乱数情報の記憶個数(普通保留個数)は普通保留個数表示手段46等によって遊技者に報知される。
特別図柄始動手段37は、特別図柄表示手段45による図柄変動を開始させるためのもので、例えば上下2つの特別始動口37a,37bと、下特別始動口37bを開閉する開閉手段56と、特別始動口37a,37bに入賞した遊技球を夫々検出する入賞検出手段60a,60b(図4)とを備え、例えば中央表示ユニット35の下側に配置されている。上特別始動口37aは開閉手段等を有しない非開閉式入賞口である。下特別始動口37bは、開閉手段56により遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能(又は開状態よりも入賞困難)な閉状態とに切り換え可能な開閉式入賞口で、普通図柄表示手段44の変動後の停止図柄が当たり態様(所定態様)となった場合に発生する普通利益状態において、開閉手段56が所定時間閉状態から開状態に変化するように構成されている。
特別図柄表示手段(図柄表示手段)45は、特別図柄を変動表示するためのもので、1個又は複数個、例えば1個の特別図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、特別図柄始動手段(始動手段)37が遊技球を検出すること、即ち上下2つの特別始動口37a,37bの何れかに遊技球が入賞することを条件に特別図柄(図柄)を所定時間変動表示して、特別始動口37a,37bへの入賞時に取得された特別乱数情報に含まれる大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には所定の大当たり態様(特定態様)で、それ以外の場合には外れ態様で停止するようになっている。
特別図柄には、例えば大当たり態様及び外れ態様が夫々1又は複数種類ずつ設けられている。それら各態様には夫々数字図柄等を割り当ててもよいし、遊技者がその特別図柄の種類を容易に区別できないように、任意の線や点の組み合わせのような特別な意味を持たない図柄を割り当ててもよい。
なお、特別図柄始動手段37による遊技球検出時に取得された大当たり判定乱数値等の特別乱数情報は、予め定められた上限保留個数、例えば4個を限度として記憶され、特別図柄表示手段45による図柄変動が開始される毎に順次消化される。特別乱数情報の記憶個数(特別保留個数)は、例えば第1特別保留個数表示手段47と、後述する第2特別保留個数表示手段57とによって遊技者に報知される。
大入賞手段38は、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉板58と、入賞した遊技球を検出する入賞検出手段38a(図4)とを備えた開閉式入賞手段で、特別図柄表示手段45の変動後の停止図柄が大当たり態様となった場合に発生する特別利益状態において、開閉板58が所定の開放パターンに従って前側に開放して、その上に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。
また液晶表示手段41は、演出図柄表示手段59、第2特別保留個数表示手段57等を構成しており、演出図柄表示手段59により、例えば特別図柄表示手段45による特別図柄の変動表示と並行して演出図柄を含む各種演出画像が表示される他、第2特別保留個数表示手段57により、特別保留個数分の保留表示画像57aが表示されるようになっている。
ここで、演出図柄は、1個又は複数個、例えば左右方向に3個の数字図柄等で構成されており、特別図柄始動手段37が遊技球を検出すること、即ち上下2つの特別始動口37a,37bの何れかに遊技球が入賞することを条件に特別図柄の変動開始と略同時に所定の変動パターンに従って変動を開始すると共に、特別図柄の変動停止と略同時に最終停止するように、左、右、中等の所定の順序で停止するようになっている。
演出図柄には、例えば「0」〜「9」の10種類の数字を含む図柄が用いられ、「6・6・6」、「7・7・7」等、3つの図柄が全て同じ図柄で揃ったものが大当たり演出態様、少なくとも1つの図柄が異なるものが外れ演出態様となっている。本実施形態では、特別図柄が大当たり態様となる場合には演出図柄はそれに対応する大当たり演出態様となり、特別図柄が外れ態様となる場合には演出図柄はそれに対応する外れ演出態様となる。
また遊技盤5の裏側には、図3に示すように中央表示ユニット35等の遊技部品を後側から覆う裏カバー61が装着され、この裏カバー61の背面側に、主制御基板62aが格納された主基板ケース62、演出制御基板63aが格納された演出基板ケース63、液晶制御基板64aが格納された液晶基板ケース64等が着脱自在に装着されている。
また内枠4の裏側には、遊技盤5の裏側を開閉自在に覆う開閉カバー65が着脱自在に装着されると共に、その上側に遊技球タンク66とタンクレール67とが、左右一側に払い出し手段68と払い出し通路69とが夫々装着されており、遊技球が大入賞手段38等の入賞口に入賞したとき、又は図外の自動球貸し機から球貸し指令があったときに、遊技球タンク66内の遊技球をタンクレール67を経て払い出し手段68により払い出し、その遊技球を払い出し通路69を経て上皿23に案内するようになっている。
また内枠4の裏側下部には、基板装着台71が着脱自在に装着されており、この基板装着台71の背面側に、電源基板72aが格納された電源基板ケース72、払出制御基板73aが格納された払出基板ケース73が夫々着脱自在に装着されている。
図4は本パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。図4において、主制御基板62aは遊技制御動作を統括するもので、普通図柄表示手段44、特別図柄表示手段45、普通保留個数表示手段46、第1特別保留個数表示手段47等の各種表示手段の他、普通図柄始動手段36に設けられた通過検出手段36a、各入賞手段37〜39に設けられた入賞検出手段60a,60b,38a,39a、扉開放検出手段74、磁気センサ75、電波センサ76等の各種センサが接続されている。
扉開放検出手段74は、前扉8の開閉状態を検出するもので、例えば前扉8が閉じた状態のときにOFF、それ以外の状態、即ち前扉8が少しでも開いた状態のときにONになるように構成されている。磁気センサ75は磁石を用いたゴト行為への対策として、また電波センサ76は電磁波を用いたゴト行為への対策として設けられるもので、例えば遊技盤5の所定箇所、例えば入賞手段37〜39の裏側等に夫々一又は複数配置されている。
また主制御基板62aの下位には、演出制御基板63a、液晶制御基板64a、払出制御基板73a、発射制御基板7a等のサブ制御手段が接続されている。演出制御基板63aは、主制御基板62aからの制御コマンドに基づいて演出制御を行うもので、スピーカ10,20,22、LED26,40、可動演出手段49、送風演出手段21等の各種演出手段の他、演出ボタン27、十字操作手段28等の操作手段が接続されている。液晶制御基板64aは、演出制御基板63aからの制御コマンドに基づいて液晶表示手段41を制御するものである。
また払出制御基板73aは、主制御基板62aからの制御コマンドに基づいて払い出し手段68を制御するもので、その下位に発射制御基板7aが接続されている。発射制御基板7aは、払出制御基板73aからの発射制御信号、発射ハンドル17からの操作信号等に基づいて発射手段7を制御するようになっている。発射制御基板7aは例えば発射手段7の裏側等に配置されている。
なお、本実施形態では扉開放検出手段74を主制御基板62aに接続したが、扉開放検出手段74を例えば払出制御基板73aに接続し、その扉開放検出手段74の検出信号に基づいて、前扉8の開閉状態に対応する状態信号を払出制御基板73aから主制御基板62aに送信するように構成してもよい。
主制御基板62aは、CPU,ROM,RAM等により構成される普通図柄処理手段81、普通保留個数表示制御手段82、普通利益状態発生手段83、特別図柄処理手段84、第1特別保留個数表示制御手段85、特別利益状態発生手段86、特別遊技状態発生手段87、入賞処理手段88、エラー管理手段89、制御コマンド送信手段90等を備えている。
普通図柄処理手段81は、普通図柄の変動表示に関する処理を行うもので、例えば遊技球が普通図柄始動手段36を通過し、通過検出手段36aがその遊技球を検出することに基づいて、当たり判定乱数値等の普通乱数情報を取得すると共にその普通乱数情報を予め定められた上限保留個数(例えば4個)を限度として先入れ先出し式の普通乱数記憶手段81aに記憶させ、また普通図柄表示手段44が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段81aに1個以上の普通乱数情報が記憶されていること(普通保留個数が1以上であること)を条件に、待ち行列の先頭の普通乱数情報から当たり判定乱数値を取り出し、その当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致するか否かに応じて当たり/外れの判定を行い、また普通図柄の変動後の停止図柄及び変動時間を選択すると共に、普通図柄表示手段44による普通図柄の変動を実行するように構成されている。
普通保留個数表示制御手段82は、普通保留個数表示手段46の表示制御を行うもので、普通図柄始動手段36による遊技球の検出及び普通図柄表示手段44による普通図柄の変動に基づいて、普通保留個数表示手段46により普通保留個数情報を例えばLEDの発光数等で表示するようになっている。
普通利益状態発生手段83は、普通図柄処理手段81によって当たりの判定結果が得られることに基づいて普通図柄表示手段44の変動後の停止図柄が当たり態様となった場合に、下特別始動口37bの開閉手段56を複数種類の開閉パターンの何れかに従って開状態に変化させるようになっている。
特別図柄処理手段84は、特別図柄の変動表示に関する処理を行うもので、遊技球が特別図柄始動手段37の特別始動口37a,37bの何れかに入賞し、入賞検出手段60a,60bがその遊技球を検出した場合に、大当たり判定乱数値等の特別乱数情報を取得すると共にその特別乱数情報を予め定められた上限保留個数(例えば4個)を限度として先入れ先出し式の特別乱数記憶手段84aに記憶させると共に、増加後の特別保留個数等を指定する保留増加コマンドを制御コマンド送信手段90を介して演出制御基板63aに送信するように構成されている。
また特別図柄処理手段84は、特別図柄表示手段45が変動表示可能な状態となり且つ特別乱数記憶手段84aに1個以上の特別乱数情報が記憶されている(特別保留個数が1以上である)場合には、待ち行列の先頭の特別乱数情報から大当たり判定乱数値を取り出し、その大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致するか否かに応じて大当たり/外れの判定を行い、また大当たり/外れの判定結果等に基づいて特別図柄の変動後の停止図柄及び演出図柄の変動パターンを選択し、減少後の特別保留個数等を指定する保留減算コマンド、演出図柄の変動パターンを指定する変動パターンコマンド、特別図柄の停止図柄を指定する図柄指定コマンドを制御コマンド送信手段90を介して演出制御基板63aに送信すると共に、特別図柄表示手段45による特別図柄の変動表示を実行し、またその変動終了時に、演出図柄の変動停止を指示する変動停止コマンドを制御コマンド送信手段90を介して演出制御基板63aに送信するようになっている。
更に特別図柄処理手段84は、特別保留個数が0の状態で特別図柄表示手段45による特別図柄の変動が終了する等により特別図柄の変動待機状態となった場合には、客待ちデモコマンドを制御コマンド送信手段90を介して演出制御基板63aに送信するようになっている。
第1特別保留個数表示制御手段85は、第1特別保留個数表示手段47の表示制御を行うもので、特別図柄始動手段37による遊技球の検出、及び特別図柄表示手段45による特別図柄の変動に基づいて、第1特別保留個数表示手段47により特別保留個数情報を例えばLEDの発光数等で表示するようになっている。
特別利益状態発生手段86は、遊技者に有利となる特別利益状態を発生させるもので、特別図柄処理手段84によって大当たりと判定されることに基づいて特別図柄表示手段45の変動後の停止図柄が大当たり態様となった場合に、所定の開放パターンに従って大入賞手段38を開放する特別利益状態を開始させるようになっている。
特別遊技状態発生手段87は、特別利益状態の終了後に遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるもので、例えば大当たり判定乱数値が大当たり判定値と一致した場合に、その大当たり判定値と共に取得された大当たり図柄乱数値に応じて例えば開放延長状態と確変状態との少なくとも一方の特別遊技状態を発生させるように構成されている。
開放延長状態中は、普通利益状態における下特別始動口37bの開閉パターンが通常開閉パターン(例えば0.2秒×1回開放)から延長開閉パターン(例えば2秒×3回開放)へ切り換えられる他、特別図柄に関して、特別図柄表示手段45の変動時間が通常変動時間よりも短い短縮変動時間に切り換えられ、普通図柄に関して、当たり確率が通常確率(例えば1/10)から高確率(例えば1/1.3)へ、変動時間が通常変動時間(例えば27秒)から短縮変動時間(例えば2.7秒)へそれぞれ切り換えられるようになっている。なお、開放延長状態は例えば特別利益状態が終了した時点で開始され、次の特別利益状態が開始されるか、それまでに特別図柄が所定回数(例えば50回)変動した時点で終了する。
確変状態中は、それ以外の通常確率状態中よりも大当たり判定値の数が増加することにより、特別図柄が大当たり態様となる確率が通常確率(例えば1/350)よりも高い高確率(例えば1/35)に切り換えられるようになっている。なお、確変状態は例えば特別利益状態が終了した時点で開始され、次の特別利益状態が開始した時点で終了する。
入賞処理手段88は、各入賞手段、即ち特別図柄始動手段37、大入賞手段38、普通入賞手段39への遊技球の入賞による賞球払い出しに関する処理を行うもので、例えばそれら入賞手段37〜39毎の入賞個数を、入賞検出手段60a,60b,38a,39aからの検出信号に基づいてカウントし、その入賞手段毎の入賞個数のカウント値と、各入賞手段毎に設定された賞球個数とに基づいて、例えば一入賞毎に払出個数指定コマンドを制御コマンド送信手段90を介して払出制御基板73aに送信するようになっている。
エラー管理手段89は、各種エラーに関する処理を行うもので、扉開放検出手段74、磁気センサ75、電波センサ76等の各種センサからの検出信号等に基づいて、扉開放エラー、磁気検出エラー、電波検出エラー、払い出しエラー、入賞スイッチエラー、不正入賞エラー等のエラーが発生したと判定された場合に、演出制御基板63aに対してエラーの種類に対応するエラーコマンドを送信する等のエラー判定時処理を実行し、またそのエラーが解除された場合には、演出制御基板63aに対してエラーの種類に対応するエラー解除コマンドを送信する等のエラー解除処理を実行するように構成されている。例えば、扉開放検出手段74がOFFからONに切り替わって扉開放エラーと判定された場合には、演出制御基板63aに対して扉開放コマンドが送信され、扉開放検出手段74がONからOFFに切り替わって扉開放エラーが解除された場合には、演出制御基板63aに対して扉開放解除コマンドが送信される。
演出制御基板63aは、CPU,ROM,RAM等により構成される演出図柄制御手段101、第2特別保留個数表示制御手段102、エラー報知制御手段103、可動体動作確認手段104、予告演出制御手段105、客待ち演出制御手段106等を備えている。
演出図柄制御手段101は、演出図柄表示手段59による演出図柄の表示制御及びそれに伴う各種演出手段の制御を行うもので、例えば主制御基板62aから変動パターンコマンドを受信した場合に、その変動パターンコマンドで指定された変動パターンに基づいて、液晶制御基板64aを介して液晶表示手段41により演出図柄の変動を開始させると共にそれに伴う音声出力、LED発光を開始させ、同じく変動停止コマンドを受信したときに、図柄指定コマンドと変動パターンコマンドとに基づいて選択された停止図柄で演出図柄の変動を停止させ、またそれに伴う音声出力、LED発光を停止させるようになっている。
第2特別保留個数表示制御手段102は、第2特別保留個数表示手段57の表示制御を行うもので、特別図柄始動手段37に新たに遊技球が入賞し、主制御基板62aから保留増加コマンドを受信したときに、その保留増加コマンドが第何番目の保留記憶に対応するものであるか等に基づいて、液晶表示手段41に保留表示画像57a(図2)を1個追加的に表示し、また特別図柄の変動開始時に主制御基板62aから保留減算コマンドを受信したときに、例えば第1番目の保留に対応する保留表示画像57aを消去すると共に第2番目以降の保留に対応する保留表示画像57aを前側にシフトさせるようになっている。
エラー報知制御手段103は、エラー報知を制御するもので、例えば主制御基板62aからエラーコマンドを受信してからエラー解除コマンドを受信するまで、例えば液晶表示手段41にエラー報知画像を表示する等のエラー報知を実行するようになっている。例えば扉開放エラーの場合には、例えば主制御基板62aから扉開放コマンドを受信してから扉開放解除コマンドを受信するまで、液晶表示手段41に「扉開放中」等の表示が行われる。
可動体動作確認手段104は、可動体51のイニシャル動作を制御するもので、例えば電源投入時を含む所定のタイミングで、可動体51の動作確認と原点復帰のためのイニシャル動作を実行するようになっている。ここで、可動体51のイニシャル動作は例えば次のような手順で行う。まず可動体51が原点位置(ここでは上部位置)にあるか否かを、原点位置検出手段からの検出信号に基づいて判定し、原点位置にない場合、即ち原点位置検出手段がOFFの場合には、原点位置検出手段がONになるまで駆動手段53を原点復帰側に作動させる。続いて、原点位置検出手段がOFFになるまで駆動手段53を原点とは反対側に作動させた後、再び原点位置検出手段がONになるまで駆動手段53を原点復帰側に作動させる。更に、可動体51が最大動作位置(ここでは下部位置)にくるまで駆動手段53を原点とは反対側に所定ステップ作動させた後、再び原点位置検出手段がONになるまで駆動手段53を原点復帰側に作動させる。以上のようなイニシャル動作が異常なく終了することにより、可動体51が原点位置にあること、及び可動体51が正常に作動する状態にあることを確認できる。
予告演出制御手段105は、特別図柄の変動後の停止図柄が大当たり態様となって特別利益状態が発生するか否か等、特別図柄及び演出図柄の変動に関する予告演出を制御するもので、例えば主制御基板62aから変動パターンコマンドを受信した場合に、その変動パターンコマンドで指定された変動パターンに基づいて予告演出を行うか否か及び予告演出を行う場合にはその種類(ボタン演出、可動体演出等)等について抽選を行い、抽選により一又は複数の予告演出が選択された場合に、演出図柄の変動中にその予告演出を実行するように構成されている。
客待ち演出制御手段106は、主制御基板62aから客待ちデモコマンドを受信してから特別図柄表示手段45による図柄変動が開始される(遊技開始条件が成立する)までの客待ち期間中(遊技進行停止中)の演出を制御するもので、例えば4ms周期で実行されるタイマ割り込みにおいて図5に示す客待ち演出処理を実行するように構成されている。
図5に示す客待ち演出処理では、まず客待ち中フラグを判定する(S1)。この客待ち中フラグは、客待ち期間中であるか否かを示すもので、例えば客待ち期間中であれば1が、客待ち期間中でなければ0がセットされるようになっている。客待ち中フラグが1でない場合(S1:No)、即ち客待ち期間中でない場合には、主制御基板62aから客待ちデモコマンドを受信したか否かを判定し(S2)、客待ちデモコマンドを受信していない場合(S2:No)にはここで客待ち演出処理を終了する。
客待ち期間中でないときに客待ちデモコマンドを受信することにより客待ち期間の開始条件が成立した場合には(S1:No→S2:Yes)、客待ち中フラグに客待ち期間中を示す1をセットし(S3)、客待ちデモフラグに0をセットする(S4)と共に客待ち前演出を開始し(S5)、またデモタイマに初期値をセットして(S6)客待ち演出処理を終了する。
ここで、客待ちデモフラグは客待ちデモ演出中であるか否かを示すもので、例えば客待ちデモ演出中に1が、それ以外は0がセットされるようになっている。本実施形態では、主制御基板62aから客待ちデモコマンドを受信して客待ち期間に入った場合、その客待ち期間が所定時間(例えば30秒)継続した時点で客待ちデモ演出が開始され、それまでは客待ち前演出が実行されるようになっている。従って、客待ち中フラグが1(客待ち期間中)の場合、客待ちデモフラグが0であれば客待ち前演出の実行中であり、客待ちデモフラグが1であれば客待ちデモ演出の実行中であることを示している。なお、デモタイマは客待ちデモ演出を開始するまでの客待ち期間の継続時間を計時するためのもので、S6では例えば30秒に対応する値が初期値としてセットされる。
客待ち前演出では、例えば液晶表示手段41に直前の図柄変動で停止したままの演出図柄の画像が引き続き表示され、LED26,40は所定の発光パターンで発光し、スピーカ10,20,22からは所定のBGMが出力される。なお、客待ち前演出では可動体51は動作しないようになっている。
S1で客待ち中フラグが1(客待ち期間中)であれば(S1:Yes)、変動パターンコマンドを受信したか否かを判定する(S7)。なお、このS7は特別図柄の変動開始タイミングが到来したか否かを判定するものであるため、例えば保留減算コマンドを受信したか否か等を判定してもよい。即ち、特別図柄始動手段37が遊技球を検出した場合に送信されるコマンド、例えば変動パターンコマンドを受信することが第1遊技開始条件の一例である。
客待ち期間中で未だ変動パターンコマンドを受信していない場合には(S1:Yes→S7:No)、客待ちデモフラグが1でないこと(S8:No)を条件にデモタイマを1減算し(S9)、その減算後のデモタイマの値が0でなければ(S10:No)、即ち客待ち期間の継続時間が未だ所定時間(例えば30秒)に達していない場合にはここで客待ち演出処理を終了する。
減算後のデモタイマの値が0であれば(S10:Yes)、即ち客待ち期間の継続時間が所定時間(例えば30秒)に達した場合には、客待ちデモ演出を開始し(S12,S13)、客待ちデモフラグに1をセット(S14)して客待ち演出処理を終了するが、その客待ちデモ演出の内容は扉開放フラグが1であるか否かに応じて異なっている(S11〜S13)。ここで、扉開放フラグは前扉8の開閉状態を示すもので、前扉8が開状態のときに1が、閉状態のときに0がセットされるようになっている。なお扉開放フラグの値は、例えば主制御基板62aから送信される扉開放コマンド及び扉開放解除コマンドに基づいて設定される。
減算後のデモタイマの値が0の場合(S10:Yes)に開始される客待ちデモ演出は、扉開放フラグが0の場合、即ち前扉8が閉状態の場合には(S11:No)、可動体51の動作を含めた客待ちデモ演出を開始し(S12)、扉開放フラグが1の場合、即ち前扉8が開状態の場合には(S11:Yes)、可動体51の動作を除く客待ちデモ演出を開始する(S13)。このように本実施形態では、前扉8が開状態のとき(第1動作制限条件が成立しているとき)に開始される客待ちデモ演出では可動体51を動作させないようになっている。
客待ちデモ演出が開始された後、変動パターンコマンドを受信するまでは前扉8の開閉状態(扉開放フラグの値)の変化を監視する(S1:Yes→S7:No→S8:Yes→S15)。そして、前扉8の開閉状態に変化がない場合(扉開放フラグが0→0又は1→1)にはそれまでの客待ちデモ演出を継続するが(S18)、前扉8が閉状態から開状態に変化した場合(第1動作制限条件が成立した場合)には(扉開放フラグが0→1)、それまで動作していた可動体51を例えばその時点で停止させ、可動体51以外の演出についてはそのまま継続する(S16)。
一方、前扉8が開状態から閉状態に変化した場合(扉開放フラグが1→0)には、例えば停止していた可動体51の動作を開始させ、可動体51以外の演出についてはそのまま継続する(S17)。ここで、客待ちデモ演出中に前扉8が開状態から閉状態に変化した場合には、例えばその時点で本来の動作位置(前扉8が開放しなかったと仮定した場合の動作位置)まで可動体51を動作させてもよいし、その時点ではなく次の動作タイミングまで待って可動体51の動作を開始してもよい。また、前扉8が開状態から閉状態に変化したときに可動体51が原点位置以外の位置で停止している場合には、例えば原点位置に一旦復帰させた後で動作を開始させてもよいし、原点位置に復帰させてその客待ちデモ演出が終了するまでその原点位置で停止させてもよい。また前扉8が開状態から閉状態に変化したときに可動体51が原点位置で停止している場合には、その客待ちデモ演出が終了するまでそのまま原点位置で停止させてもよい。
また客待ち期間中に変動パターンコマンドを受信することにより客待ち期間の終了条件が成立した場合には(S1:Yes→S7:Yes)、客待ち中フラグに0をセットし(S19)、客待ちデモフラグが0の場合(S20:No)、即ち客待ち前演出中である場合にはその客待ち前演出を終了し(S21)、客待ち演出処理を終了する。
一方、客待ちデモフラグが1の場合(S20:Yes)、即ち客待ちデモ演出中である場合には、客待ちデモ演出を終了し(S23,S24)、客待ちデモフラグに0をセットして(S25)客待ち演出処理を終了するが、その時点の扉開放フラグの値が0の場合(前扉8が閉状態の場合)にはその客待ちデモ演出を終了する時点で可動体51を原点位置に復帰させるが(S23)、その時点の扉開放フラグの値が1の場合(前扉8が開状態の場合)にはその客待ちデモ演出を終了する時点では可動体51はそのまま停止状態を継続し(S24)、その後に前扉8が閉状態となるまで原点位置に復帰させないようになっている。
図6〜図10は、客待ち期間と扉開放フラグの変化状態との対応関係を異ならせた場合の可動体51の動作パターンの例を示している。なお、客待ちデモ演出中、前扉8が閉じた状態では可動体51は上部位置(原点位置)と下部位置との間を一定時間間隔で移動するものとする。図6〜図10ではその前扉8が閉じた状態での可動体51の動作パターンを二点鎖線で示している(他の実施形態に係る図12,図13も同様)。
図6は、客待ちデモ演出中に可動体51が原点位置以外の位置で停止しているときに前扉8が開状態となり、客待ち期間の終了後に前扉8が閉状態となった場合の例を示している。この場合、客待ちデモ演出の開始時点(T11)では前扉8は閉状態であるため、可動体51は通常通り上部位置(原点位置)から下部位置へ移動して停止する(T12)。そして、その停止中に前扉8が開状態に変化すると(T13)、次の動作タイミングが到来しても(T14)、また客待ち期間が終了しても(T15)、可動体51はそのまま停止状態を継続する。そして、その後に前扉8が閉状態となったとき(T16)、可動体51は停止していた下部位置から原点位置である上部位置に復帰する。
図7は、客待ちデモ演出中における可動体51の動作途中で前扉8が開状態となり、客待ち期間の終了後に前扉8が閉状態となった場合の例を示している。この場合、客待ちデモ演出の開始時点(T21)では前扉8は閉状態であるため、可動体51は通常通り上部位置(原点位置)から下部位置へ移動するが、その移動途中で前扉8が開状態に変化すると(T22)、可動体51は例えばその時点で、即ち上部位置と下部位置との間で停止し、客待ち期間が終了しても(T23)、可動体51はそのまま停止状態を継続する。そして、その後に前扉8が閉状態となったとき(T24)、可動体51は停止していた位置から原点位置である上部位置に復帰する。
図8は、前扉8が開状態のときに客待ち期間となり、客待ち期間の終了後に前扉8が閉状態となった場合の例を示している。この場合、客待ちデモ演出の開始(T31)から終了(T32)まで前扉8が開いたままであるため、可動体51は原点位置である上部位置に停止したまま移動することはない。
図9及び図10は、前扉8が開状態のときに客待ち期間となり、客待ちデモ演出中に前扉8が閉状態となった場合の例を示している。この場合、客待ちデモ演出の開始時点(T41,T51)では前扉8は開状態であるため、客待ちデモ演出が開始しても可動体51は原点位置である上部位置に停止したまま動作しないが、図9の例ではその後に前扉8が閉状態となった時点(T42)で、本来の動作パターンに追いつくように可動体51の動作を開始するのに対し、図10の例では前扉8が閉状態となった後(T52)、次の動作タイミング(T53)まで待って可動体51の動作を開始するようになっている。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機では、客待ち期間中(遊技進行停止中)に前扉8が開状態となっている(動作制限条件が成立している)間は、可動体51による新たな動作を開始しないように構成されているため、例えば前扉8を開放して行うメンテナンス作業等において可動体51の動作が邪魔になることがなく、また作業担当者が怪我をしたり可動体51が破損する等の事故も防止できる。
図11は本発明の第2の実施形態を例示し、変動パターンコマンドを受信した場合だけでなく、遊技者等が新たに発射ハンドル17に触れた場合についても客待ち期間を終了するように構成した例を示している。図11に示す客待ち演出処理が、図5に示す第1の実施形態の客待ち演出処理と異なるのは、S7a(図5ではS7)の判断内容のみである。
図11のS7aに示すように、本実施形態の客待ち演出処理では、客待ち期間中に(S1:Yes)、変動パターンコマンドを受信(第1遊技開始条件が成立)するか、発射ハンドル17のタッチセンサがOFFからONに変化(第2遊技開始条件が成立)した場合に、客待ち期間の終了に関するS19以降の処理を実行するようになっている。
ここで、例えば客待ち期間の開始前から遊技者が発射ハンドル17から一度も手を離していない場合には、タッチセンサはONのままであるため、S7aで第2遊技開始条件が成立することはない。
このように発射ハンドル17のタッチセンサがOFFからONになったときに客待ち期間を終了する場合、例えば前扉8を開いてメンテナンス作業を行う際にうっかり発射ハンドル17に触れて客待ちデモ演出が終了してしまう可能性があるが、本実施形態の場合には客待ちデモ演出が終了しても、前扉8が開いている間は可動体51が原点位置に復帰することはないため、作業担当者が怪我をしたり可動体51が破損する等の事故を未然に防止できる。
なお遊技開始条件は、特別図柄始動手段37が遊技球を検出した場合に送信される変動パターンコマンド等の受信(第1遊技開始条件)、発射ハンドル17への新たな接触(第2遊技開始条件)に限られるものではない。例えば演出ボタン27等の操作手段の操作を遊技開始条件に含めてもよい。また、発射ハンドル17への新たな接触に代えて、発射ハンドル17の新たな操作を遊技開始条件に含めてもよい。即ち、発射ハンドル17に新たに触れただけでは遊技開始条件は成立せず、更に遊技球を発射させるべく発射ハンドル17を操作した場合に遊技開始条件が成立するようにしてもよい。
図12は本発明の第3の実施形態を例示し、可動体51の動作中に前扉8が開状態に変化した場合、次の停止位置まで可動体51の動作を継続した上で停止させるように構成した例を示している。
図12は、図7と同様、客待ちデモ演出中における可動体51の動作途中で前扉8が開状態となり、客待ち期間の終了後に前扉8が閉状態となった場合を例示している。この場合、客待ちデモ演出の開始時点(T61)では前扉8は閉状態であるため、可動体51は通常通り上部位置(原点位置)から下部位置へ移動するが、その移動途中で前扉8が開状態に変化すると(T62)、可動体51は次に停止するまで、即ち下部位置に到達するまで動作して停止する(T63)。そして客待ち期間が終了しても(T64)、可動体51はそのまま下部位置での停止状態を継続し、その後に前扉8が閉状態となったとき(T65)、可動体51は停止していた下部位置から原点位置である上部位置に復帰する。
このように、可動体51の動作中に前扉8が開状態に変化した場合、その時点で可動体51を停止させるのではなく、次の停止位置まで可動体51の動作を継続して停止させるように構成してもよい。
図13は本発明の第4の実施形態を例示し、可動体51の動作中に前扉8が開状態に変化した場合、可動体51をその時点の動作状態に応じた所定位置、例えば複数の停止位置のうち最も近い停止位置まで動作させた上で停止させるように構成した例を示している。
図13(a),(b)は、図7,図12と同様、客待ちデモ演出中における可動体51の動作途中で前扉8が開状態となり、客待ち期間の終了後に前扉8が閉状態となった場合を例示している。そして図13(a)の場合には、前扉8が開状態となった時点(T71)の可動体51の位置が上部位置よりも下部位置に近いため、そのまま下部位置に到達するまで(T72)可動体51を動作させて停止させる。そして客待ち期間が終了しても(T73)、可動体51はそのまま下部位置での停止状態を継続し、その後に前扉8が閉状態となったとき(T74)、可動体51は停止していた下部位置から原点位置である上部位置に復帰する。
一方、図13(b)の場合には、前扉8が開状態となった時点(T81)の可動体51の位置が下部位置よりも上部位置に近いため、その時点で動作方向を反転させて上部位置(原点位置)に到達するまで(T82)可動体51を動作させて停止させる。そして客待ち期間が終了し(T83)、前扉8が閉状態となっても(T84)、可動体51はそのまま原点位置である上部位置で停止したまま移動することはない。
なお本実施形態の場合、前扉8が開状態となったときの可動体51の動作状態に応じた所定位置を、複数の停止位置のうち最も近い停止位置としたが、これに限られるものではなく、例えば可動体51が原点復帰方向の動作中である場合には原点位置まで動作させて停止させ、可動体51が原点復帰方向以外の動作中である場合には例えばその時点で停止させてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば実施形態では、動作制限条件の一例として前扉8が開状態の場合(閉じていない場合)に成立する第1動作制限条件を例示したが、動作制限条件はこれに限られるものではなく、扉開放以外のエラー中、所定演出手段やセンサ等のテスト動作中等を、可動体の動作を制限するための動作制限条件に含めてもよい。
また、前扉8の開放等の動作制限条件が成立している場合でも、可動体による特定動作、例えば電源投入時に行われるイニシャル動作については実行可能としてもよい。
また、遊技機本体1に複数の可動体を設ける場合、動作制限条件が成立している場合に動作を制限する対象は、それら複数の可動体のうちの一部のみとしてもよい。例えば遊技盤5に配置された可動体51等の特定可動体を動作制限の対象とし、その他の例えば内枠4、前扉8等に配置された可動体については動作制限の対象としないように構成してもよい。
可動体の動作は、実施形態のような所定方向への平行移動の他、揺動、回転、或いはそれらの複合動作であってもよい。また、可動体の動作パターンは任意であり、例えば原点位置を含めて3箇所以上の位置に停止可能としてもよい。
また本発明は、パチンコ機に限らず、アレンジボール機、雀球遊技機、スロットマシン等の各種遊技機において同様に実施することが可能である。
5 遊技盤(本体部材)
5a 遊技領域
8 前扉
32 ガラス窓(透明窓)
51 可動体

Claims (1)

  1. 所定の遊技領域を形成する本体部材と、
    前記本体部材の前側に設けられ且つ前記遊技領域を視認可能とする透明窓を有する前扉と、
    前記本体部材又は前記前扉に配置された可動体とを備え、
    遊技進行停止中に実行される客待ちデモ演出において前記可動体を動作させることが可能な
    遊技機において、
    前記前扉が閉じていない状態中は、前記客待ちデモ演出中であっても前記可動体を少なくとも停止状態から動作状態に移行させない
    ことを特徴とする遊技機。
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