JP6356556B2 - ブロー成形装置 - Google Patents

ブロー成形装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6356556B2
JP6356556B2 JP2014193728A JP2014193728A JP6356556B2 JP 6356556 B2 JP6356556 B2 JP 6356556B2 JP 2014193728 A JP2014193728 A JP 2014193728A JP 2014193728 A JP2014193728 A JP 2014193728A JP 6356556 B2 JP6356556 B2 JP 6356556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
liquid supply
path
supply path
blow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014193728A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016064543A (ja
Inventor
保 豊田
保 豊田
茂樹 森上
茂樹 森上
雄一 奥山
雄一 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2014193728A priority Critical patent/JP6356556B2/ja
Priority to US15/513,094 priority patent/US10377075B2/en
Priority to CN201580051639.5A priority patent/CN107073798B/zh
Priority to PCT/JP2015/004572 priority patent/WO2016047067A1/ja
Priority to EP15843153.6A priority patent/EP3199325B1/en
Publication of JP2016064543A publication Critical patent/JP2016064543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6356556B2 publication Critical patent/JP6356556B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/08Biaxial stretching during blow-moulding
    • B29C49/10Biaxial stretching during blow-moulding using mechanical means for prestretching
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/08Biaxial stretching during blow-moulding
    • B29C49/16Biaxial stretching during blow-moulding using pressure difference for pre-stretching, e.g. pre-blowing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/46Component parts, details or accessories; Auxiliary operations characterised by using particular environment or blow fluids other than air
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/58Blowing means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/46Component parts, details or accessories; Auxiliary operations characterised by using particular environment or blow fluids other than air
    • B29C2049/4602Blowing fluids
    • B29C2049/465Blowing fluids being incompressible
    • B29C2049/4664Blowing fluids being incompressible staying in the final article
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/78Measuring, controlling or regulating

Description

本発明は、有底筒状のプリフォームを所定形状の容器にブロー成形するブロー成形装置に関し、特に、ブロー成形を行うための加圧流体として液体を使用するものに関する。
延伸ポリプロピレン(OPP)製の壜体やポリエチレンテレフタレート(PET)製の壜体(ペットボトル)に代表されるような樹脂製の容器は、飲料用、食品用、化粧料用等の様々な用途に使用されている。このような容器は、射出成形等により有底筒状に形成された樹脂製のプリフォームを、延伸効果を発現させることのできる温度にまで加熱し、この状態でブロー成形装置を用いて2軸延伸ブロー成形することで所定の形状に形成されるのが一般的である。
ブロー成形装置としては、プリフォーム内に供給される加圧流体として、加圧エアに替えて加圧した液体を使用するようにしたものが知られている。この場合、加圧用の液体として飲料、化粧品、薬品等の最終的に製品として容器に充填される内容液を使用することにより、容器への内容液の充填工程を省略して、その生産工程やブロー成形装置の構成を簡略化することができる。
例えば特許文献1には、延伸可能な温度にまで加熱されたプリフォームが装着されるブロー成形用の金型と、金型に装着されたプリフォームの口筒部に嵌合するブローノズルと、ブローノズルの軸方向に沿って延びるとともに一端においてブローノズルに接続される液体供給路とこの液体供給路に対して直交して延びるとともに該液体供給路に接続される液体導入路とが設けられた充填ヘッドと、液体導入路に接続されて該液体導入路に加圧した液体を供給するサーボプランジャー等の加圧液体供給部とを有し、延伸ロッドによりプリフォームを縦方向(軸方向)に向けて延伸させつつ、加圧液体供給部から供給される液体をブローノズルを介してプリフォーム内に供給してプリフォームを横方向(径方向)に向けて延伸させることにより、プリフォームを金型のキャビティに沿った形状の壜体(ボトル)に成形するようにしたブロー成形装置が記載されている。
特開2014−128911号公報
上記ブロー成形装置では、充填ヘッドに設けられる液体供給路はブローノズルの軸方向に沿って垂直方向に延びて設けられ、これに対して液体導入路は液体供給路に対して直交する方向つまり水平方向に延びて設けられており、加圧液体供給部から液体導入路に供給された液体は、その流れ方向が曲げられて液体導入路から液体供給路に供給されるようになっている。このような構成では、当該曲げの外周側部分における液体の流速は内周側部分における液体の流速よりも速くなるので、液体供給路内を流れる液体つまりブローノズルからプリフォーム内に供給される液体の流速が、その径方向一方側と他方側とで相違して、ブロー成形された壜体に偏芯や偏肉が生じるという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ブローノズルからプリフォームに供給される液体の流速の相違を緩和して、ブロー成形後の壜体に偏芯や偏肉が生じることを防止することができるブロー成形装置を提供することにある。
本発明のブロー成形装置は、ブロー成形用の金型に装着された有底筒状のプリフォームに加圧した液体を供給して該プリフォームを前記金型のキャビティに沿った形状に成形するブロー成形装置であって、前記プリフォームの口筒部に嵌合するブローノズルと、前記ブローノズルを開閉するシール体と、前記ブローノズルの軸方向に沿って延びるとともに一端において前記ブローノズルに連なる液体供給路と前記液体供給路に側方から連なる液体導入路とが設けられた充填ヘッドと、前記液体導入路に接続され、該液体導入路に加圧した液体を供給する加圧液体供給部とを有し、前記液体供給路の内周面に該液体供給路の軸心を中心とした螺旋状の案内溝が設けられていることを特徴とする。
本発明のブロー成形装置では、前記液体導入路が前記液体供給路に対して直交しているのが好ましい。
本発明のブロー成形装置では、前記シール体は、前記液体供給路の内径よりも小径かつ前記ブローノズルの内径よりも大径に形成されて前記液体供給路の内部に配置され、前記ブローノズルに当接して該ブローノズルを閉じる閉位置と前記ブローノズルから離間して該ブローノズルを開く開位置との間で該液体供給路の軸方向に沿って移動自在となっており、開位置にある前記シール体の少なくとも一部が前記案内溝の径方向内側に配置されているのが好ましい。
本発明のブロー成形装置では、前記充填ヘッドには、前記液体導入路と前記案内溝との間において前記液体供給路に側方から連なる液体排出路が設けられ、前記シール体が閉位置にあるときには、前記加圧液体供給部から前記液体導入路を介して前記液体供給路に供給された液体が前記液体排出路を通して前記加圧液体供給部に戻されるのが好ましい。
本発明によれば、液体供給路の内周面に設けた螺旋状の案内溝により液体供給路内を流れる液体に回転方向の流れを生じさせて液体供給路の径方向の一方側と他方側との間で生じる液体の流速の相違を均一化させることができるので、ブローノズルからプリフォームに供給される液体の流速の相違を緩和して、ブロー成形後の壜体に偏芯や偏肉が生じることを防止することができる。
本発明の一実施の形態であるブロー成形装置を概略で示す説明図である。 図1に示す充填ヘッドの拡大断面図である。 プリフォームに加圧された液体を供給してブロー成形している状態を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態であるブロー成形装置はブロー成形用の金型1を有している。この金型1のキャビティ2は壜形状となっており、金型1の上面において上方に向けて開口している。詳細は図示しないが、金型1は左右に型開きすることができるようになっており、金型1を開くことでブロー成形後の壜体に内容液が充填された製品を金型1から取り出すことができる。
金型1には、このブロー成形装置によりブロー成形されて壜体に形成されるプリフォームPFを装着することができる。プリフォームPFとしては、例えばポリプロピレン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂材料により全体として有底円筒状に形成され、その試験管形状となる本体部PFaの上端に円筒状の口筒部PFbが一体に設けられるとともに、口筒部PFbの下端部にネックリングPFcが一体に設けられた形状のものを用いることができる。このプリフォームPFは、その本体部PFaが金型1のキャビティ2内にその軸心に沿って配置されるとともに、ネックリングPFcが金型1の上面に当接して口筒部PFbが金型1の外部(図1中では上方)に突出した状態となって金型1に装着される。
金型1の上側には、金型1に対して上下方向に相対移動自在にノズルユニット10が設けられている。このノズルユニット10は支持体11の下端にカートリッジ状の充填ユニット12が装着された構成となっており、充填ユニット12は充填ヘッド13、ブローノズル14および保持部材15を備えている。
例えば鋼材製とされる充填ヘッド13は全体として筒状に形成され、支持体11の下端にねじ結合により着脱自在に装着されている。図2に示すように、充填ヘッド13は、その内部に液体供給路13aを有している。液体供給路13aは、金型1の軸方向に沿って上下に真っ直ぐに延びており、その断面形状は円形となっている。
充填ヘッド13には液体供給路13aにその側方から連なる液体導入路13bが設けられている。図示する場合では、液体導入路13bは液体供給路13aに対して直交する方向に向けて延び、その一端において液体供給路13aに連なるとともに他端は充填ヘッド13の側壁の外周面に開口している。
また、充填ヘッド13には液体供給路13aにその側方から連なる液体排出路13cが設けられている。図示する場合では、液体排出路13cは液体導入路13bよりも下方側において液体供給路13aに対して直交するとともに液体導入路13bとは径方向の反対側に向けて延び、その一端において液体供給路13aに連なるとともに他端は充填ヘッド13の側壁の外周面に開口している。
ブローノズル14は、円環状のノズル装着部14aとノズル装着部14aから下方に向けて突出する円筒状のノズル本体部14bとを備えている。ブローノズル14は液体供給路13aの一端(図示する場合は下端)に該液体供給路13aと同軸に配置されており、そのノズル本体部14bの軸方向は金型1に装着された状態のプリフォームPFの軸方向とも一致している。
ブローノズル14のノズル装着部14aの液体供給路13aの側を向く上面は、下方に向けて縮径状に傾斜する円錐面状のシール面14cとなっており、ノズル本体部14bはこのシール面14cの軸心に開口して液体供給路13aに連通している。
保持部材15は、その内側にブローノズル14を収容する環状に形成され、充填ヘッド13の外周にねじ結合する装着リング16によって充填ヘッド13の下端に取り付けられている。保持部材15の内側下端側には環状のスペーサブロック17が係止されており、このスペーサブロック17と充填ヘッド13の下端との間にノズル装着部14aが挟み込まれてブローノズル14は充填ヘッド13の下端に固定されている。
ノズルユニット10は金型1に対して上下に相対移動可能となっており、ノズルユニット10が下端にまで下げられると、金型1に装着されたプリフォームPFの口筒部PFbの内側にブローノズル14のノズル本体部14bが嵌合するとともに、ネックリングPFcが保持部材15の下端と金型1の上面との間に挟み込まれて、プリフォームPFは金型1に対して垂直な装着姿勢に保持される。
液体供給路13aの内部にはブローノズル14を開閉するためのシール体21が配置されている。シール体21は液体供給路13aの内径よりも小径かつブローノズル14のノズル本体部14bの内径よりも大径の短円柱状に形成され、その下端面にはテーパー状の当接面21aが設けられている。当接面21aはブローノズル14に設けられたシール面14cと同一の傾斜角度を有しており、当接面21aがシール面14cと密着することでシール体21はブローノズル14を閉じることができるようになっている。
液体供給路13aの内部にはその軸心に沿って細長い円筒棒状の軸体22が配置されている。この軸体22は支持体11に支持されて、支持体11および充填ヘッド13に対して上下方向に移動自在となっている。シール体21は軸体22の下端に同軸に固定され、軸体22とともに液体供給路13aの内部で液体供給路13aの軸方向に沿って上下に移動することができる。軸体22が下方のストローク端にまで移動するとシール体21は閉位置となり、その当接面21aがブローノズル14のシール面14cに当接してブローノズル14つまりノズル本体部14bはシール体21により閉じられる。一方、軸体22とともにシール体21が上方に移動して当該シール体21が開位置になると、その当接面21aがブローノズル14のシール面14cから離間してブローノズル14つまりノズル本体部14bが開かれ、液体供給路13aとノズル本体14bとが連通する。
軸体22は中空となっており、その内側には延伸ロッド23が摺動自在に装着されている。延伸ロッド23は軸体22に対して軸方向に相対移動可能となっており、その下端はシール体21の下端から突出することができる。延伸ロッド23は、シール体21の下端から金型1のキャビティ2の内部に向けて下方に移動することにより、プリフォームPFを縦方向(軸方向)に延伸することができる。
なお、シール体21の延伸ロッド23をガイドする部分はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂製とするのが好ましい。
図2に示すように、充填ヘッド13に設けられた液体供給路13aの内周面には案内溝24が設けられている。案内溝24は略半円形の断面形状を有し、液体供給路13aの軸心を中心として液体供給路13aの内周面に沿って複数周に亘って延びる螺旋状(スパイラル状)に形成されている。案内溝24は、液体導入路13bの側からブローノズル14の側へ向けて液体供給路13aの内部を流れる液体Lに当該液体供給路13aの軸心を中心とした回転方向の流れ、つまり渦巻状の流れを生じさせることができる。なお、案内溝24の断面形状は半円形に限らず、例えば矩形形状など種々の形状とすることができる。
本実施の形態においては、案内溝24は、液体供給路13aの液体排出路13cに連なる部分とブローノズル14に連なる部分との間の部分における内周面に設けられている。また、シール体21は、開位置となったときに該シール体21の少なくとも一部が案内溝24の径方向内側に配置されて、当該シール体21の外周面の少なくとも一部が案内溝24と対向するように構成されている。したがって、シール体21が開位置となってブローノズル14が開かれると、液体導入路13bから液体供給路13aに供給された液体Lがシール体21の外周面と液体供給路13aの内周面との間の環状の流路を流れることになるが、当該環状の流路における液体供給路13aの内周面に案内溝24が設けられることになる。これにより、案内溝24によって液体供給路13aの内部を流れる液体Lに効率よく回転方向の流れを生じさせることができる。
図1に示すように、ノズルユニット10には加圧液体供給部としてのプランジャーポンプ31と液体循環部32が接続されている。
プランジャーポンプ31は、シリンダ31aとこのシリンダ31a内に軸方向に沿って移動自在に装着されたプランジャー31bとを備えており、その吐出口は供給配管P1により充填ヘッド13の液体導入路13bに接続されている。
図示する場合では、プランジャーポンプ31は、駆動源として電動モータ(サーボモータ)31cを備えたサーボプランジャータイプとなっており、プランジャー31bは電動モータ31cにより駆動されてシリンダ31a内で軸方向に作動するようになっている。そして、プランジャーポンプ31は、プランジャー31bが作動することにより、液体導入路13bに加圧した液体Lを供給することができる。
液体循環部32は、液体Lを補給配管R1から新たに補給しながら所定の温度に調整して中間配管R2を通してプランジャーポンプ31に供給するとともに、液体Lを所定の温度に調整しながらプランジャーポンプ31と液体供給路13aとの間で液体Lを循環させる機能を有する。すなわち、液体循環部32は、シール体21が閉位置にあってブローノズル14が閉じられた状態のときに、プランジャーポンプ31から液体導入路13bを介して液体供給路13aに供給された液体Lを、液体排出路13cとこれに接続される排出配管R3および中間配管R2を通してプランジャーポンプ31に戻すことができる。これにより、プランジャーポンプ31から液体導入路13bを介して液体供給路13aに供給される液体Lを液体循環部32とプランジャーポンプ31とを含む循環路CRで循環させて、液体供給路13aに供給される液体Lの温度を常に所定の温度に維持することができる。
循環路CRには3つの電磁式の循環路開閉弁V1、V2、V3が設けられ、ブロー成形の各工程に対応して所定の配管が対応する循環路開閉弁V1、V2、V3により開閉される。
金型1に装着されたプリフォームPFの口筒部PFbの外周には、これを囲繞する口外加圧用エア空間Sが区画形成されている。この口外加圧用エア空間Sに加圧エア供給部(不図示)を接続し、加圧エア供給部から供給される加圧エアによって口外加圧用エア空間Sの内部圧力を高めることにより、ブロー成形時における口筒部PFbの拡径変形を防止して口筒部PFbとブローノズル14の間のシール力を高める構成とすることもできる。
このような構成の本発明のブロー成形装置では、循環路開閉弁V2、V3を閉じて循環路CRに沿った液体Lの循環を停止させた状態でシール体21を開位置に移動させてブローノズル14を開くことで、プランジャーポンプ31から液体導入路13bを介して液体供給路13aに供給された液体Lを、ブローノズル14のノズル本体部14bを通してプリフォームPF内に供給(充填)し、プリフォームPFを金型1のキャビティ2に沿った形状にブロー成形することができる。また、プリフォームPFへの液体Lの供給に先だって(または同時に)延伸ロッド23によりプリフォームPFを縦方向(軸方向)に向けて延伸させることで、プリフォームPFを2軸延伸ブロー成形することができる。
上記のように、充填ヘッド13に設けられる液体導入路13bはブローノズル14のノズル本体部14bと同軸に設けられる液体供給路13aにその側方から連なっているので、ブロー成形時にプランジャーポンプ31から液体導入路13bに供給された液体Lは、その流れ方向が曲げられて液体導入路13bから液体供給路13aに供給されることになる。そのため、当該曲げの外周側部分における液体Lの流速が内周側部分における液体Lの流速よりも速くなり、液体供給路13aの内部を流れる液体Lの流速がその径方向一方側(図3中左側)と他方側(図3中右側)とで相違することになる。しかしながら、本発明のブロー成形装置では、液体供給路13aの内周面に螺旋状の案内溝24を設けて、液体供給路13aを流れる液体Lに液体供給路13aの軸心を中心とした回転方向の流れを生じさせるようにしたので、液体導入路13bが液体供給路13aに対して曲げて設けられることにより生じる液体Lの流速の相違を均一化することができる。したがって、液体供給路13aからブローノズル14を通してプリフォームPFに供給される液体Lについても、その流速の相違を緩和することができる。これにより、口筒部PFbから供給される加圧された液体Lにより、プリフォームPFをその軸心を中心とした径方向の前方向について均一に延伸させて、ブロー成形後の壜体に、その軸方向がずれる偏芯や周方向で肉厚が相違する偏肉が生じることを防止することができる。
また、開位置となったシール体21の少なくとも一部が案内溝24の径方向内側に配置されるように構成したことにより、シール体21の外周面と液体供給路13aの内周面との間の狭い環状の流路において液体Lを案内溝24に沿って流すことができるので、当該案内溝24によって効率よく回転方向の流れを生じさせることができる。これにより、液体供給路13aからブローノズル14を通してプリフォームPFに供給される液体Lの流速の相違をさらに効果的に緩和して、ブロー成形後の壜体に偏芯や偏肉が生じることを確実に防止することができる。
さらに、液体Lをプランジャーポンプ31に戻して循環させるための液体排出路13cを、液体導入路13bと案内溝24との間において液体供給路13aに連ねる構成としたことにより、液体Lを循環させる構成を採用した場合においても案内溝24をブローノズル14の近傍に設けて、液体供給路13aからブローノズル14を通してプリフォームPFに供給される液体Lの流速の相違を効果的に緩和することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態では、液体導入路13bを液体供給路13aの軸方向に対して直交する方向に延びる構成としているが、これに限らず、液体導入路13bを液体供給路13aの軸方向に対して0度以上、90度未満の任意の角度で傾斜する方向に向けて延びる構成とすることもできる。
また、前記実施の形態では、液体供給路13aの内周面に案内溝24を1本のみ設けるようにしているが、複数本の案内溝24を設ける構成とすることもできる。この場合、複数の案内溝24を多条ねじの態様で設けることもできる。
さらに、前記実施の形態では、加圧液体供給部はプランジャー31bが電動モータ31cにより駆動されるサーボプランジャータイプのプランジャーポンプ31とされているが、これに限らず、例えば油圧シリンダやエアシリンダ等の他の駆動機構で駆動される構成のプランジャーポンプ31とすることもできる。また、加圧液体供給部として、プランジャーポンプ31以外の他の形式のポンプ等を用いることもできる。
さらに、前記実施の形態では、液体Lを循環路CRで循環させる構成としているが、これに限らず、プランジャーポンプ31から液体導入路13b、液体供給路13aおよびブローノズル14を通してプリフォームPF内に加圧された液体Lを供給することができる構成であれば、液体Lを循環させない構成とすることもできる。
さらに、延伸ロッド23を用いることなく、プランジャーポンプ31から供給される液体Lの圧力のみで、プリフォームPFを縦方向(軸方向)と横方向(径方向)の両方に膨張状に延伸させて金型1のキャビティ2に沿った形状の壜体とする構成とすることもできる。
さらに、プリフォームPFとして、本体部PFaと口筒部PFbとを有するがネックリングPFcを備えない形状のものを用いることもできる。また、プリフォームPFの材質はポリプロピレンに限らず、例えばポリエチレンテレフタレートなどの他の樹脂材料とすることもできる。
1 金型
2 キャビティ
10 ノズルユニット
11 支持体
12 充填ユニット
13 充填ヘッド
13a 液体供給路
13b 液体導入路
13c 液体排出路
14 ブローノズル
14a ノズル装着部
14b ノズル本体部
14c シール面
15 保持部材
16 装着リング
17 スペーサブロック
21 シール体
21a 当接面
22 軸体
23 延伸ロッド
24 案内溝
31 プランジャーポンプ(加圧液体供給部)
31a シリンダ
31b プランジャー
31c 電動モータ
32 液体循環部
PF プリフォーム
PFa 本体部
PFb 口筒部
PFc ネックリング
L 液体
P1 供給配管
R1 補給配管
R2 中間配管
R3 排出配管
CR 循環路
V1 循環路開閉弁
V2 循環路開閉弁
V3 循環路開閉弁
S 口外加圧用エア空間

Claims (4)

  1. ブロー成形用の金型に装着された有底筒状のプリフォームに加圧した液体を供給して該プリフォームを前記金型のキャビティに沿った形状に成形するブロー成形装置であって、
    前記プリフォームの口筒部に嵌合するブローノズルと、
    前記ブローノズルを開閉するシール体と、
    前記ブローノズルの軸方向に沿って延びるとともに一端において前記ブローノズルに連なる液体供給路と前記液体供給路に側方から連なる液体導入路とが設けられた充填ヘッドと、
    前記液体導入路に接続され、該液体導入路に加圧した液体を供給する加圧液体供給部とを有し、
    前記液体供給路の内周面に該液体供給路の軸心を中心とした螺旋状の案内溝が設けられていることを特徴とするブロー成形装置。
  2. 前記液体導入路が前記液体供給路に対して直交している、請求項1に記載のブロー成形装置。
  3. 前記シール体は、前記液体供給路の内径よりも小径かつ前記ブローノズルの内径よりも大径に形成されて前記液体供給路の内部に配置され、前記ブローノズルに当接して該ブローノズルを閉じる閉位置と前記ブローノズルから離間して該ブローノズルを開く開位置との間で該液体供給路の軸方向に沿って移動自在となっており、開位置にある前記シール体の少なくとも一部が前記案内溝の径方向内側に配置されている、請求項1または2に記載のブロー成形装置。
  4. 前記充填ヘッドには、前記液体導入路と前記案内溝との間において前記液体供給路に側方から連なる液体排出路が設けられ、前記シール体が閉位置にあるときには、前記加圧液体供給部から前記液体導入路を介して前記液体供給路に供給された液体が前記液体排出路を通して前記加圧液体供給部に戻される、請求項1〜3の何れか1項に記載のブロー成形装置。
JP2014193728A 2014-09-24 2014-09-24 ブロー成形装置 Active JP6356556B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014193728A JP6356556B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 ブロー成形装置
US15/513,094 US10377075B2 (en) 2014-09-24 2015-09-08 Blow molding apparatus
CN201580051639.5A CN107073798B (zh) 2014-09-24 2015-09-08 吹塑成型设备
PCT/JP2015/004572 WO2016047067A1 (ja) 2014-09-24 2015-09-08 ブロー成形装置
EP15843153.6A EP3199325B1 (en) 2014-09-24 2015-09-08 Blow molding apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014193728A JP6356556B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 ブロー成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016064543A JP2016064543A (ja) 2016-04-28
JP6356556B2 true JP6356556B2 (ja) 2018-07-11

Family

ID=55580618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014193728A Active JP6356556B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 ブロー成形装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10377075B2 (ja)
EP (1) EP3199325B1 (ja)
JP (1) JP6356556B2 (ja)
CN (1) CN107073798B (ja)
WO (1) WO2016047067A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6396844B2 (ja) * 2015-04-30 2018-09-26 株式会社吉野工業所 液体ブロー成形装置
EP3645239B1 (en) * 2017-06-30 2024-03-13 Discma AG Method of blow molding with a liquid
DE102017010272B3 (de) * 2017-11-07 2019-03-21 Khs Corpoplast Gmbh Form- und Füllstation einer Anlage zum Herstellen von gefüllten Behältern aus Vorformlingen durch unter Druck in den Vorformling eingeleitetes Füllgut
DE102018106779A1 (de) 2018-03-22 2019-09-26 Krones Ag Vorrichtung zum Expandieren von Kunststoffbehältnissen mit Absperrventil zwischen Druckerzeugungseinrichtung und Einfülleinrichtung
US11420378B2 (en) 2018-12-07 2022-08-23 Nalge Nunc International Corporation Core rod assembly for blow molding and having multiple temperature zones
US20230182368A1 (en) * 2020-04-29 2023-06-15 Liquiform Group Llc Seal pin for container forming and filling
JP2022052556A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社吉野工業所 液体ブロー成形装置
CN114571706B (zh) * 2022-03-14 2024-04-02 台州市祥珑食品容器科技股份有限公司 模内吹灌装置和吹灌成型容器的方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3233416A (en) * 1964-02-10 1966-02-08 Jewel G Rainwater Blow molding system with vortex tube
JPH0624754B2 (ja) * 1989-03-29 1994-04-06 株式会社プラコー 多室ブロー成形装置および方法
CN1032908C (zh) * 1991-10-04 1996-10-02 莫塞机械装置股份公司 用于吹模机的蓄料头
FR2839277B1 (fr) 2002-05-03 2005-04-08 Nestle Waters Man & Technology Procede de fabrication d'un contenant en resine polyester et dispositif pour sa mise en oeuvre
WO2003103540A1 (en) 2002-06-05 2003-12-18 Tayside Flow Technologies Limited A method of determining the helix angle of a helical formation for a conduit
FR2850899B1 (fr) 2003-02-07 2007-01-19 Eurofeu Sa Procede de fabrication d'un corps creux par extrusion et soufflage d'une resine thermoplastique
JP2005069250A (ja) * 2003-08-21 2005-03-17 Sora:Kk 流体(液体・気体)の移動速度向上方法と、流体(液体・気体)の移動速度向上装置
DE60326353D1 (de) * 2003-11-06 2009-04-09 Nestle Waters Man & Technology Herstellungsverfahren von Behältern aus Polyesterharz
CN2818121Y (zh) * 2005-07-25 2006-09-20 于国志 双取向内芯旋转吹膜机头
CN201195387Y (zh) * 2008-04-15 2009-02-18 施金亨 三层挤吹成型机的模头
FR2940171B1 (fr) 2008-12-24 2011-01-21 Sidel Participations Installation de soufflage pour la fabrication d'un recipient a partir d'une ebauche
DE102010022875A1 (de) * 2010-06-07 2011-12-08 Khs Gmbh Füllelement sowie Füllmaschine zum Füllen von Flaschen oder dergleichen Behältern
WO2013063453A1 (en) * 2011-10-27 2013-05-02 Amcor Limited Method and apparatus for forming and filling a container
WO2013096609A1 (en) * 2011-12-21 2013-06-27 Amcor Limited A sealing system for molding machine
JP5808733B2 (ja) * 2012-12-28 2015-11-10 株式会社吉野工業所 ブロー成形装置
DE102014015201A1 (de) * 2014-10-16 2016-04-21 Khs Corpoplast Gmbh Anordnung zur Zuführung von Füllgut in einen sich in einer Form aus einem Vorformling ausformenden Behälter in einer Maschine zum gleichzeitigen Formen und Füllen von Behältern aus Vorformlingen
EP3189956B1 (en) * 2016-01-06 2019-04-10 Discma AG Method for forming and filling a container using a liquid having a swirl flow

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016064543A (ja) 2016-04-28
CN107073798B (zh) 2019-07-09
CN107073798A (zh) 2017-08-18
US10377075B2 (en) 2019-08-13
WO2016047067A1 (ja) 2016-03-31
EP3199325A1 (en) 2017-08-02
EP3199325B1 (en) 2019-12-04
US20170291345A1 (en) 2017-10-12
EP3199325A4 (en) 2018-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6356556B2 (ja) ブロー成形装置
EP3053727B1 (en) Blow molding device
JP6230926B2 (ja) ブロー成形装置およびブロー成形方法
US11524442B2 (en) Apparatus and method for manufacturing liquid container
JP6837934B2 (ja) 液体ブロー成形方法
JP6654110B2 (ja) 液体ブロー成形装置
EP3290180B1 (en) Liquid blow molding apparatus
JP6864569B2 (ja) 液体入り容器の製造方法
CN105682889B8 (zh) 吹塑成型装置
US11298866B2 (en) Liquid blow molding apparatus and liquid blow molding method
JP6893861B2 (ja) 液体ブロー成形方法
JP6629647B2 (ja) 液体ブロー成形装置及び液体ブロー成形方法
WO2018079012A1 (ja) 液体ブロー成形方法
EP3381652B1 (en) Liquid blow molding method
EP4112936A1 (en) Plunger pump and liquid blow molding device
JP6555915B2 (ja) 液体ブロー成形装置
EP3888882B1 (en) Blow molding device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6356556

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150