JP6354959B2 - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンター、複写機及びファクシミリ等の画像形成装置、及び該画像形成装置に用いるクリーニング装置に関する。
特許文献1には、ブラシローラーの回転軸の一端側に嵌着された駆動ギアと感光体ドラム(像担持体)とを防塵フィルムで仕切ったクリーニング装置、及び該クリーニング装置を備えた画像形成装置が開示されている。
これによれば、ブラシローラーで取り除かれた感光体ドラム上の残留トナーが、感光体ドラムと駆動ギアとの間に入り込んで駆動ギアの歯の間に詰まる事態を防止し、駆動ギアの円滑な回転を保証してブラシローラーによるトナー除去を円滑に行うことができるとしている。
特開平11−311933号公報
しかし、ブラシローラーは、回転軸の両端が軸受部材の軸受孔に挿入されて軸受部材に回転自在に支持されているため、特許文献1のように駆動ギアと感光体ドラムとを防塵フィルムで仕切っても、ブラシローラーで取り除かれたトナーがブラシローラーの回転軸と軸受部材の軸受孔との間に入り込んでしまう。
そうなると、トナーには外添材中のチタン等の成分や、現像剤中の鉄等の成分を含むこともあるため、ブラシローラーの回転軸外周面及び軸受部材の軸受孔内周面が削れて凹凸ができることがある。
その結果、ブラシローラーの回転時に微小な振動や回転変動が発生してトナーを保持し難くなり、トナーが感光体ドラムに戻って画像面を汚してしまう。
このことは、感光体ドラム(像担持体)用のクリーニング装置以外に、中間転写ベルト(中間転写体)上の残留トナーを除去するクリーニング装置においても同様である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ブラシローラーで取り除かれたトナーがブラシローラーの回転軸と軸受部材の軸受孔との間に入り込まないようにすることである。
本発明に係るクリーニング装置は、像担持体上又は中間転写体上から残留トナーを取り除くブラシローラーと、上記取り除かれたトナーを上記ブラシローラーから回収する回収ローラーと、該回収ローラーで回収されたトナーを掻き落とすブレードとを備えたクリーニング装置であって、上記ブラシローラーは、両端が軸受部材の軸受孔に挿入されて該軸受部材に回転自在に支持された回転軸を有し、 該回転軸には、ポリカーボネートからなり、上記軸受孔を回転軸の挿入側から覆って上記軸受部材と摺接する遮蔽部材が固定され
上記軸受部材は、ポリアセタールからなり、上記遮蔽部材の軸受部材側の面は、上記軸受部材と面接触するように平坦面に形成され、上記遮蔽部材の反軸受部材側の面には、該遮蔽部材の回転により上記ブラシローラーの外周に向けて気流を発生させる凹凸部が形成され、上記遮蔽部材の回転中心から外周までの距離は、上記ブラシローラーの回転中心から外周までの距離よりも短く、上記遮蔽部材は、上記ブラシローラーの軸方向の上記軸受部材側の端面に対して間隔を空けて配置されている。
これによれば、軸受部材の軸受孔が遮蔽部材でブラシローラーの回転軸の挿入側から覆われているため、ブラシローラーで取り除かれたトナーが回転軸と軸受孔との間に入り込まず、回転軸外周面及び軸受孔内周面が入り込んだトナーで削れて凹凸になる事態が回避される。したがって、この凸凹に起因するブラシローラーの回転時の微小な振動や回転変動がなく、ブラシローラーで取り除かれたトナーが像担持体又は中間転写体に戻って画像面を汚してしまうことがない。
また、上記構成によれば、上記遮蔽部材の軸受部材側の面は、上記軸受部材と面接触するように平坦面に形成され、上記遮蔽部材の反軸受部材側の面には、該遮蔽部材の回転により上記ブラシローラーの外周に向けて気流を発生させる凹凸部が形成されている
したがって、ブラシローラーで取り除かれて軸受部材側に飛散したトナーが、遮蔽部材の回転により発生する気流でブラシローラーの外周に向けて押し戻され、回転軸と軸受孔との間への入り込みが効果的に抑制される。また、遮蔽部材の軸受部材側の面が均等な力で軸受部材と面接触するため、軸受部材の遮蔽部材との接触応力のムラによる削れの抑制、及び回転の安定を図ることができる。
また、上記構成によれば、上記遮蔽部材の回転中心から外周までの距離は、上記ブラシローラーの回転中心から外周までの距離よりも短
したがって、ブラシローラーで取り除かれて軸受部材側に飛散したトナーが、クリーニング装置内で大きく舞い上がって像担持体又は中間転写体に付着する事態を可及的に防止することができる。
また、上記凹凸部は、複数の羽根状凸部と、隣り合う羽根状凸部間の凹部とで構成されていることが望ましい。
これによれば、遮蔽部材の回転により気流が効率良く発生する。
また、上記羽根状凸部は、上記遮蔽部材の回転方向に向かって前下がりに傾斜していることが望ましい。
これによれば、遮蔽部材の回転により気流がより効率良く発生する。
また、上記羽根状凸部は、上記遮蔽部材の回転中心から外周に向かって次第に幅広になるように形成されていることが望ましい。
これによれば、ブラシローラーで取り除かれて軸受部材側に飛散したトナーが、ブラシローラーの外周に向けてスムーズに押し戻される。
また、上記羽根状凸部は、扇風機の羽根状に三次元的に湾曲して形成されていることが好ましい。
本発明に係る画像形成装置は、上記のクリーニング装置を備えている。
これによれば、ブラシローラーで取り除かれたトナーが回転軸と軸受孔との間に入り込まないため、良質の画像形成が可能となる。
本発明によれば、軸受部材の軸受孔を遮蔽部材でブラシローラーの回転軸の挿入側から覆うことで、ブラシローラーで取り除かれたトナーが回転軸と軸受孔との間に入り込んで回転軸外周面及び軸受孔内周面が凹凸になることに起因するブラシローラーの回転時の微小な振動や回転変動をなくし、ブラシローラーで取り除かれたトナーが像担持体又は中間転写体に戻って画像面を汚す事態を回避することができる。
図1は、画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 図2は、クリーニング装置の構成を示す概略断面図である。 図3は、クリーニング装置の構成を示す概略斜視図である。 図4は、ブラシローラーが軸受部材に支持された状態を示す正面図である。 図5は、遮蔽部材の斜視図である。 図6は、遮蔽部材の側面図である。 図7は、変形例1の遮蔽部材の正面図である。 図8は、変形例2の遮蔽部材の正面図である。 図9は、変形例3の遮蔽部材の正面図である。 図10は、変形例4の遮蔽部材の側面図である。 図11は、変形例5の遮蔽部材の正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、画像形成装置1の全体構成を示す概略図である。画像形成装置1は、例えばタンデム方式のカラープリンターであって、現像ユニットAと、現像ユニットAの上方に配置された中間転写ユニットBと、中間転写ユニットBの上方に配置された複数(4つ)のトナーコンテナCとを備えている。また、画像形成装置1は、一次転写部6、二次転写部9、定着部11及び光走査装置15をも備えている。現像ユニットAは、光走査装置15の上方に配置された複数(4つ)の画像形成部16を有する。中間転写ユニットBは、無端状の中間転写ベルト(中間転写体)7を有し、中間転写ベルト7は、4つ画像形成部16の上方に画像形成部16の配列方向に沿うように配置されている。
画像形成装置1の装置本体2の内部下方には、給紙カセット3が配置されている。給紙カセット3は、その内部に印刷前の用紙(図示省略)を積載して収容している。給紙カセット3の側方には、第1用紙搬送部21が設けられている。第1用紙搬送部21は、給紙カセット3から送り出された用紙を受け取り、その用紙を上方の二次転写部9へ搬送する。
給紙カセット3の第1用紙搬送部21と反対側の側方には、手差し給紙部5が設けられている。手差し給紙部5と第1用紙搬送部21との間には、第2用紙搬送部22が設けられている。第2用紙搬送部22は、手差し給紙部5から送り出された用紙を受け取って第1用紙搬送部21へ搬送する。
光走査装置15は、第2用紙搬送部22の上方に配置され、画像形成装置1が受信した画像データに基づいてレーザー光を画像形成部16へ照射する。中間転写ベルト7は、駆動ローラー12と従動ローラー13とに巻き掛けられており、図示しない駆動装置によって回転駆動される。14はテンションローラーである。
中間転写ベルト7は、複数の感光体ドラム(像担持体)25の外周面に当接することによってその複数の感光体ドラム25の外周面からトナー像が転写されるように構成されている。
4つの画像形成部16は、中間転写ベルト7に沿って一列に配置されており、イエロー、マゼンタ、シアン、又はブラックのトナー像をそれぞれ形成する。各画像形成部16は、感光体ドラム25と、感光体ドラム25の周囲に配置された帯電器31、現像部33及びクリーニング装置32とをそれぞれ有している。
帯電器31は感光体ドラム25の表面を帯電させる。帯電器31により帯電された感光体ドラム25には、光走査装置15から照射されたレーザー光によって静電潜像が形成される。現像部33は、静電潜像を現像することによって感光体ドラム25の表面にトナー像を形成する。
一次転写部6は、各画像形成部16の上方にそれぞれ配置されている。一次転写部6は、画像形成部16により感光体ドラム25に形成されたトナー像を中間転写ベルト7の表面に一次転写する一次転写ローラー8を有している。
そして、中間転写ベルト7が回転駆動されると共に、一次転写ローラー8に印加されたトナーの帯電極性とは逆極性の電圧にて所定のタイミングで各感光体ドラム25上のトナー像が中間転写ベルト7に転写されることによって、中間転写ベルト7の表面には、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー像が互いに重ね合わされたカラートナー像が形成される。また、トナー像が中間転写ベルト7に転写された感光体ドラム25の表面は、クリーニング装置32によって清掃される。
二次転写部9は、中間転写ベルト7の側方に配置された二次転写ローラー17を有している。そして、二次転写部9は、二次転写ローラー17に印加されたトナーの帯電極性とは逆極性の電圧にて中間転写ベルト7上のトナー像を、第1用紙搬送部21から送られてきた用紙に転写するようになっている。
中間転写ベルト7の二次転写部9と反対側である従動ローラー13側方には、中間転写ベルト7の表面を清掃するためのクリーニング装置34が配置されている。
定着部11は、二次転写部9の上方に設けられている。二次転写部9と定着部11との間には、トナー像が二次転写された用紙を定着部11へ搬送する第3用紙搬送部23が形成されている。定着部11は、加圧ローラー18と、定着ローラー19と、加熱ローラー20とを備えている。そして、定着部11は、第3用紙搬送部23から搬送された用紙を加熱及び加圧することによって、その用紙にトナー像を定着させるようになっている。
定着部11の上方には、分岐部27が設けられている。定着部11から排出された用紙は、両面印刷を行わない場合、分岐部27から画像形成装置1の上部に形成された用紙排出部28に排出される。両面印刷を行う場合には、分岐部27から第4用紙搬送部24を介して用紙を再び二次転写部9へ搬送する。
中間転写ユニットBの前面側には、インナーユニットDが中間転写ユニットBの前面を覆うように配置され(一点鎖線参照)、トナーコンテナCからインナーユニットDを経て現像ユニットAの現像部33にトナーを供給するようになっている。
クリーニング装置34は、図2及び図3に示すように、中間転写ベルト7を挟んで従動ローラー13に対向して配置されたファーブラシからなるブラシローラー35を備えている。ブラシローラー35は、ステンレス鋼(SUS)からなる回転軸35aを有し、アクリル、ポリエステル等の絶縁樹脂にカーボン等で導電性を持たせた中抵抗(106〜109Ω程度)の繊維を回転軸35aに巻きつけて構成されている。ブラシローラー35は、中間転写ベルト7に対して反対方向に回転しながら接触し、中間転写ベルト7上から残留トナーを取り除く。
ブラシローラー35には、回転軸36aを有する回収ローラー36が当接して配置されている。回収ローラー36はステンレス鋼(SUS)又はステンレス鋼(SUS)にアルマイトやナイロンゴム等の抵抗層を持たせて構成されている。回収ローラー36は、中間転写ベルト7上から取り除かれたトナーを回収ローラー36でブラシローラー35から回収する。
回収ローラー36には、ゴム製のブレード37が当接して配置され、回収ローラー36で回収されたトナーをブレード37で掻き落とす。
ブレード37の下方には、回収されたトナーを廃トナーボトル(図示せず)に搬送するための排出スクリュー38が配置されている。
排出スクリュー38とブラシローラー35との間には、回収されたトナーがブラシローラー35側に漏れないように両者間を遮る漏れ防止シート39が設けられている。
40は、ブラシローラー35の表面がマイナスに帯電するように、回収ローラー36を介してブラシローラー35に電圧を印加する電圧印加部である。なお、従動ローラー13は接地されている。
ブラシローラー35及び回収ローラー36は、ポリアセタール(POM)からなる軸受部材41の2つの軸受孔41aに各々の回転軸35a,36a両端が挿入されて軸受部材41に回転自在に支持されている。
軸受部材41は、バネ42で付勢され、ブラシローラー35の繊維部が中間転写ベルト7に所定の圧力で接触している。
ブラシローラー35の回転軸35aには、図4にも示すように、円板状の遮蔽部材43が固定されている。遮蔽部材43の中央には、遮蔽部材43を回転軸35aに固定する際に回転軸35aを挿入する挿入孔43aが形成されている(図5参照)。
図5及び図6に示すように、遮蔽部材43の軸受部材41側の面(図4右側の面、図6左側の面)は、軸受部材41と面接触するように平坦面44に形成され、平坦面44は、軸受孔41aを回転軸35aの挿入側から覆って軸受部材41と摺接する。
遮蔽部材43は、一定の剛性を持ったポリカーボネート(PC)等の樹脂で形成されている。遮蔽部材43に硬度の高い金属等を用いることは、軸受部材41との摺動で削り粉を発生させ、これが中間転写ベルト7に付着するおそれがあるから好ましくない。
遮蔽部材43の反軸受部材41側の面(図4左側の面、図6右側の面)には、軸受部材41の回転によりブラシローラー35の外周に向けて気流を発生させる凹凸部45が形成されている。
遮蔽部材43の回転中心から外周までの距離は、ブラシローラー35の回転中心から外周までの距離よりも短く設定されている。つまり、遮蔽部材43の直径は、図2〜図4に示すように、ブラシローラー35の直径よりも小さい。
凹凸部45は、図5に示すように、円周を4等分するように挿入孔43a周りから放射状に延びる4つの羽根状凸部45aと、隣り合う羽根状凸部45a間の4つの凹部45bとで構成されている。羽根状凸部45aは、挿入孔43aから離れるに従って幅が僅かに狭くなった略長方形で、遮蔽部材43の回転方向に向かって前下がりに直線的に傾斜している(図5及び図6参照)。凹部45bは扇形をしている。
このように構成されたクリーニング装置34では、中間転写ベルト7に供給されるトナーはプラスに帯電しているため、ブラシローラー35の表面がマイナスに帯電するように、回収ローラー36に電圧が印加されている。表面がマイナスに帯電したブラシローラー35が、そのブラシ毛が中間転写ベルト7に接触しながら回転することにより、中間転写ベルト7上の残留トナーを物理的接触及び静電力によって取り除く。そして、ブラシローラー35によって取り除かれたトナーが、回転する回収ローラー36と接触するニップで回収ローラー36に回収され、その回収されたトナーがブレード37で掻き落とされ、その掻き落とされたトナーが排出スクリュー38によって廃トナーボトル(図示せず)に搬送される。
ところで、ブラシローラー35は、回転軸35aの両端が軸受部材41の軸受孔41aに挿入されて軸受部材41に回転自在に支持されているため、遮蔽部材43がないと、ブラシローラー35で取り除かれたトナーがブラシローラー35の回転軸35aと軸受部材41の軸受孔41aとの間に入り込んでしまう。
そうなると、トナーには外添材中のチタン等の成分や、現像剤中の鉄等の成分を含むこともあるため、ブラシローラー35の回転軸35a外周面及び軸受部材41の軸受孔41a内周面が削れて凹凸ができることがある。
その結果、ブラシローラー35の回転時に微小な振動や回転変動が発生してトナーを保持し難くなり、トナーが中間転写ベルト7に戻って画像面を汚してしまう。
しかし、本実施形態では、軸受部材41の軸受孔41aを遮蔽部材43でブラシローラー35の回転軸35aの挿入側から覆っているので、ブラシローラー35で取り除かれたトナーを回転軸35aと軸受孔41aとの間に入り込まないようにすることができ、回転軸35a外周面及び軸受孔41a内周面が入り込んだトナーで削れて凹凸になることがない。したがって、この凸凹に起因するブラシローラー35の回転時の微小な振動や回転変動がなく、ブラシローラー35で取り除かれたトナーが中間転写ベルト7に戻って画像面を汚してしまうことをなくすことができる。
また、遮蔽部材43の反軸受部材41側の面に、遮蔽部材43の回転によりブラシローラー35の外周に向けて気流を発生させる凹凸部45を形成しているので、ブラシローラー35で取り除かれて軸受部材41側に飛散したトナーを、遮蔽部材43の回転により発生する気流でブラシローラー35の外周に向けて押し戻し、回転軸35aと軸受孔41aとの間への入り込みを効果的に抑制することができる。
さらに、遮蔽部材43の軸受部材41側の面を、軸受部材41と面接触するように平坦面44に形成しているので、遮蔽部材43の軸受部材41側の面が均等な力で軸受部材41と面接触し、軸受部材41の遮蔽部材43との接触応力のムラによる削れの抑制、及び回転の安定を図ることができる。
また、遮蔽部材43をブラシローラー35よりも小径にしているので、ブラシローラー35で取り除かれて軸受部材41側に飛散したトナーが、クリーニング装置34内で大きく舞い上がって中間転写ベルト7に付着する事態を可及的に防止することができる。
また、遮蔽部材43の凹凸部45を、4つの羽根状凸部45aと、隣り合う羽根状凸部45a間の凹部45bとで構成しているので、遮蔽部材43の回転により気流を効率良く発生させることができる。
また、羽根状凸部45aを、遮蔽部材43の回転方向に向かって前下がりに直線的に傾斜させているので、遮蔽部材43の回転により気流をより効率良く発生させることができる。
したがって、上述の如きクリーニング装置34を備えた画像形成装置1では、ブラシローラー35で取り除かれたトナーが回転軸35aと軸受孔41aとの間に入り込まないので、良質の画像形成が可能となる。
以下に、遮蔽部材43の変形例を示すが、これらに限定されず、例えばこれらを適宜組み合わせてもよい。
(変形例1)
図7は、変形例1の遮蔽部材43の正面図である。この変形例1では、4つの羽根状凸部45aが、円周を4等分するように挿入孔43a周りから放射状に延びている点については実施形態と同じであるが、羽根状凸部45aが、遮蔽部材43の回転中心から外周に向かって次第に幅広になるように末広がりに形成されている点で実施形態と異なる。
これによれば、ブラシローラー35で取り除かれて軸受部材41側に飛散したトナーを、末広がりの羽根状凸部45aでブラシローラー35の外周に向けてスムーズに押し戻すことができる。
(変形例2)
図8は、変形例2の遮蔽部材43の正面図である。この変形例2では、3つの羽根状凸部45aが、円周を3等分するように挿入孔43a周りから放射状に延びている点で実施形態と異なる。なお、羽根状凸部45aの形状を長方形にしているが、実施形態のように挿入孔43aから離れるに従って幅が僅かに狭くなるようにしてもよい。
(変形例3)
図9は、変形例3の遮蔽部材43の正面図である。この変形例3では、5つの羽根状凸部45aが、円周を5等分するように挿入孔43a周りから放射状に延びている点で実施形態と異なる。この変形例3でも、羽根状凸部45aの形状を長方形にしているが、実施形態のように挿入孔43aから離れるに従って幅が僅かに狭くなるようにしてもよい。
(変形例4)
図10は、変形例4の遮蔽部材43の側面図である。この変形例4では、羽根状凸部45aが、遮蔽部材43の回転方向に向かって前下がりに凹状に湾曲して傾斜している点で実施形態と異なる。
(変形例5)
図11は、変形例5の遮蔽部材43の正面図である。この変形例5では、羽根状凸部45aが、扇風機の羽根のように三次元的に湾曲している点で実施形態と異なる。
これによれば、遮蔽部材43の回転による気流発生が効率良く行われ、軸受部材41側に飛散したトナーのブラシローラー35の外周に確実にかつスムーズに押し戻すことができる。
なお、上記実施形態では、中間転写ベルト7上の残留トナーを除去するクリーニング装置34について説明したが、感光体ドラム25用のクリーニング装置32についても、本発明の構成を適用できる。
また、上記実施形態では、カラープリンターを画像形成装置の一例として説明したが、これに限らず、例えば複写機、スキャナ装置、又は複合機等、上記光走査装置15を備えた他の画像形成装置としてもよい。
以上説明したように、本発明は、クリーニング装置及び画像形成装置について有用である。
1 画像形成装置
7 中間転写ベルト(中間転写体)
25 感光体ドラム(像担持体)
32,34 クリーニング装置
35 ブラシローラー
35a 回転軸
36 回収ローラー
37 ブレード
41 軸受部材
41a 軸受孔
43 遮蔽部材
44 平坦面
45 凹凸部
45a 羽根状凸部
45b 凹部

Claims (6)

  1. 像担持体上又は中間転写体上から残留トナーを取り除くブラシローラーと、
    上記取り除かれたトナーを上記ブラシローラーから回収する回収ローラーと、
    該回収ローラーで回収されたトナーを掻き落とすブレードとを備えたクリーニング装置であって、
    上記ブラシローラーは、両端が軸受部材の軸受孔に挿入されて該軸受部材に回転自在に支持された回転軸を有し、
    該回転軸には、ポリカーボネートからなり、上記軸受孔を回転軸の挿入側から覆って上記軸受部材と摺接する遮蔽部材が固定され
    上記軸受部材は、ポリアセタールからなり、
    上記遮蔽部材の軸受部材側の面は、上記軸受部材と面接触するように平坦面に形成され、上記遮蔽部材の反軸受部材側の面には、該遮蔽部材の回転により上記ブラシローラーの外周に向けて気流を発生させる凹凸部が形成され、
    上記遮蔽部材の回転中心から外周までの距離は、上記ブラシローラーの回転中心から外周までの距離よりも短く、
    上記遮蔽部材は、上記ブラシローラーの軸方向の上記軸受部材側の端面に対して間隔を空けて配置されている、クリーニング装置。
  2. 請求項記載のクリーニング装置において、
    上記凹凸部は、複数の羽根状凸部と、隣り合う羽根状凸部間の凹部とで構成されている、クリーニング装置。
  3. 請求項記載のクリーニング装置において、
    上記羽根状凸部は、上記遮蔽部材の回転方向に向かって前下がりに傾斜している、クリーニング装置。
  4. 請求項2又は3記載のクリーニング装置において、
    上記羽根状凸部は、上記遮蔽部材の回転中心から外周に向かって次第に幅広になるように形成されている、クリーニング装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項に記載のクリーニング装置において、
    上記羽根状凸部は、扇風機の羽根状に三次元的に湾曲して形成されている、クリーニング装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のクリーニング装置を備えた画像形成装置。
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