JP6354570B2 - センサユニット、および、これを用いた集磁モジュール - Google Patents

センサユニット、および、これを用いた集磁モジュール Download PDF

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Description

本発明は、センサユニット、および、これを用いた集磁モジュールに関する。
従来、磁束を検知する素子部を有するホールICを備えるセンサユニットが知られている。例えば特許文献1では、2つのホールICは、一方が表面に配置され、他方が裏面に配置される。
特許第5067676号
特許文献1では、ホールICを両面に表面実装するため、リフロー工程を2回行う必要がある。
ところで、例えばSOP等の端子が両側に形成されるICを同一面上に隣接して配置した場合、隣接するICでのピン間ショートが発生する虞がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ピン間ショートに配慮したセンサユニット、および、これを用いた集磁モジュールを提供することにある。
本発明のセンサユニットは、複数の磁気センサと、基板と、を備える。
磁気センサは、磁界を検出する磁気検出素子、磁気検出素子を封止する封止部、第1端子群、および、第2端子群を有する。第1端子群は、封止部の一側である第1端子形成部から突出する複数の端子からなる。第2端子群は、封止部の第1端子形成部と反対側である第2端子形成部から突出する複数の端子からなる。
基板には、複数の磁気センサが同一面上に実装される。
同方向に配列されて隣り合う2つの磁気センサは、一方の第1端子群と他方の第2端子群とが対向する。
第1端子群は、磁気検出素子の検出値に基づく出力信号を出力可能な第1出力端子を含む。第2端子群は、出力信号を出力可能な第2出力端子を含む。
第1出力端子と第2出力端子とは、第1端子形成部と第2端子形成部の延在方向に沿った中心線に対して非対称に設けられる。
本発明では、第1出力端子と第2出力端子とは、中心線に対して非対称に設けられるので、複数の磁気センサを基板の同一面上において同方向に配列したとき、隣り合う2つの磁気センサ間にて内側となる第2出力端子と第1出力端子とが、ずれて配置される。これにより、複数の磁気センサを近接配置したとしても、出力端子間におけるピン間ショートの発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態による電動パワーステアリング装置の構成を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態によるトルクセンサの分解斜視図である。 本発明の一実施形態によるによる多極磁石、磁気ヨーク、および、磁気検出装置の位置関係を説明する分解斜視図である。 本発明の一実施形態による集磁モジュールの斜視図である。 本発明の一実施形態による集磁モジュールの側面図である。 図5のVI方向矢視図である。 本発明の一実施形態による集磁モジュールの分解斜視図である。 本発明の一実施形態による集磁部とセンサユニットとの位置関係を説明する平面図である。 本発明の一実施形態によるセンサユニットおよび基板保持部材を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態によるセンサユニットの磁気センサが実装される側を示す平面図である。 本発明の一実施形態によるセンサユニットの磁気センサが実装されない側を示す平面図である。 本発明の一実施形態による磁気センサを示す平面図である。 本発明の一実施形態による回路部を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるメイン信号およびサブ信号を説明する説明図である。 参考例による磁気センサを示す平面図である。
以下、本発明によるセンサユニット、および、これを用いた集磁モジュールを図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態によるセンサユニット、および、これを用いた集磁モジュールを図1〜図13に示す。
図1に示すように、集磁モジュール20(図4等参照)を用いたトルクセンサ10は、例えば車両のステアリング操作を補助するための電動パワーステアリング装置80に適用される。
図1に示すように、電動パワーステアリング装置80を備えたステアリングシステム90の全体構成を示す。ハンドル91は、ステアリングシャフト92と接続される。
ステアリングシャフト92は、第1の軸としての入力軸11および第2の軸としての出力軸12を有する。入力軸11は、ハンドル91と接続される。入力軸11と出力軸12との間には、ステアリングシャフト92に加わるトルクを検出するトルクセンサ10が設けられる。出力軸12の入力軸11と反対側の先端には、ピニオンギア96が設けられる。ピニオンギア96はラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対の車輪98が連結される。
これにより、運転者がハンドル91を回転させると、ハンドル91に接続されたステアリングシャフト92が回転する。ステアリングシャフト92の回転運動は、ピニオンギア96によってラック軸97の直線運動に変換され、ラック軸97の変位量に応じた角度に一対の車輪98が操舵される。
電動パワーステアリング装置80は、運転者によるハンドル91の操舵を補助する補助トルクを出力するモータ81、減速ギア82、および、制御装置(以下、「ECU」という。)85等を備える。図1では、モータ81とECU85とが別体となっているが、一体としてもよい。
減速ギア82は、モータ81の回転を減速してステアリングシャフト92に伝達する。すなわち本実施形態の電動パワーステアリング装置80は、所謂「コラムアシストタイプ」であるが、モータ81の回転をラック軸97に伝える所謂「ラックアシストタイプ」としてもよい。
ECU85は、センサユニット40から出力される出力信号を取得し、出力信号に基づいて演算される操舵トルクに基づき、モータ81の駆動を制御する。また、出力信号に基づき、センサユニット40の異常を検出する。ECU85の詳細は後述する。
図2および図3に示すように、トルクセンサ10は、入力軸11、出力軸12、トーションバー13、多極磁石15、磁気ヨーク16、および、集磁モジュール20等を備える。図2においては、後述するヨーク保持部材19、集磁リング保持部材25、および、基板保持部材31等を省略した。
トーションバー13は、一端側が入力軸11に、他端側が出力軸12に、それぞれ固定ピン14で固定され、入力軸11と出力軸12とを回転軸Oの同軸上に連結する。トーションバー13は、棒状の弾性部材であり、ステアリングシャフト92に加わるトルクを捩れ変位に変換する。
多極磁石15は、円筒状に形成され、入力軸11に固定される。多極磁石15は、N極とS極とが周方向に交互に着磁される。磁極数はいくつであってもよいが、本実施形態では、N極およびS極の数は12対、計24極である。
磁気ヨーク16は、樹脂等の非磁性材により形成されるヨーク保持部材19に保持され、多極磁石15が発生する磁界内に磁気回路を形成する。本実施形態では、磁気ヨーク16は、ヨーク保持部材19にインサート成形される。
磁気ヨーク16は、入力軸11側に設けられる第1ヨーク17および出力軸12側に設けられる第2ヨーク18を有する。第1ヨーク17および第2ヨーク18は、ともに軟磁性体により環状に形成され、多極磁石15の径方向外側にて、出力軸12に固定される。
第1ヨーク17は、リング部171および爪175を有する。爪175は、リング部171の内縁に沿って全周に等間隔で設けられる。第2ヨーク18は、リング部181および爪185を有する。爪185は、リング部181の内縁に沿って全周に等間隔で設けられる。
爪175、185は、多極磁石15の極対数と同数(本実施形態では12)であり、爪175と爪185とは、周方向にずれて交互に配置され、第1ヨーク17と第2ヨーク18とがエアギャップを介して対向している。
トーションバー13に捩れ変位が生じていない場合、すなわちステアリングシャフト92に操舵トルクが加わっていないとき、爪175、185の中心と、多極磁石15のN極とS極との境界とが一致するように配置される。
図3〜図7に示すように、集磁モジュール20は、集磁リング21、22、集磁リング保持部材25、遮蔽部材26、27、基板保持部材31、および、センサユニット40等を備える。
集磁リング21、22は、磁気ヨーク16の径方向外側に配置され、磁気ヨーク16からの磁束を集める。第1集磁リング21は入力軸11側に設けられ、第2集磁リング22は出力軸12側に設けられる。第1集磁リング21および第2集磁リング22は、インサート成形等により、集磁リング保持部材25により保持される。
第1集磁リング21は、軟磁性体で形成され、略環状に形成されるリング部211、および、リング部211から径方向外側に突出した2つの集磁部215から構成される。第2集磁リング22は、第1集磁リング21と同様、軟磁性体で形成され、略環状に形成されるリング部221、および、リング部221から径方向外側に突出した2つの集磁部225から構成される。本実施形態では、第1集磁リング21と第2集磁リング22とは、略同様の形状である。
第1集磁リング21の集磁部215と、第2集磁リング22の集磁部225とは、対向する面が略平行となるように設けられる。集磁部215、225の間には、後述する磁気センサ50、60が配置される。
集磁リング保持部材25は、樹脂等の非磁性材により形成される。集磁リング保持部材25は、リング保持部251、センサユニット収容部255、および、取付部258から一体に構成される。
リング保持部251は、略環状に形成される。リング保持部251の径方向内側には、集磁リング21、22の集磁部215、225の間隔が所定の間隔となるように、リング部211、221が離間して埋設される。このとき、少なくとも集磁部215、225の互いに対向する面は、集磁リング保持部材25から露出する。
センサユニット収容部255は、リング保持部251の集磁部215、225が設けられる側に設けられ、リング保持部251と反対側に開口256が形成される。開口256は、集磁リング21、22の径方向外側を向くように形成される。図7に矢印Y1で示すように、開口256からは、センサユニット40および配線部材35が固定された状態の基板保持部材31が挿入される。
取付部258は、リング保持部251とセンサユニット収容部255との間に設けられる。取付部258は、集磁リング21、22のリング部211、221の接線方向に延びて形成される。取付部258には、孔部259が形成される。孔部259には図示しないねじ等が挿入され、このねじ等により、集磁モジュール20がハウジング等の他の部材に固定される。
遮蔽部材26は、リング保持部251の径方向外側に設けられる。遮蔽部材27は、センサユニット収容部255の外周に設けられる。遮蔽部材26、27は、いずれも外部からの磁気を遮断するためのものである。
基板保持部材31は、樹脂等の非磁性材により形成される。図9に示すように、基板保持部材31の基板41が固定される側の面である基板固定面311には、柱状部312が形成される。また、基板保持部材31の側面315には、位置決め溝316が形成される。位置決め溝316には、センサユニット収容部255に形成される図示しないリブが挿入される。これにより、集磁リング保持部材25に対して基板保持部材31が位置決めされる。なお、集磁リング保持部材25側に溝を形成し、基板保持部材31側にリブと形成してもよい。
蓋部材32は、樹脂等の非磁性材により、センサユニット収容部255の開口を覆うように形成される。蓋部材32は、嵌合等により、基板保持部材31と固定される。蓋部材32からは、配線部材35が取り出される。
配線部材35は、基板接続部351、中間部352、および、集合部355から構成される。基板接続部351は、基板41の配線挿通孔43(図10および図11参照)に挿通される。中間部352は、複数の基板接続部351ごとに設けられる。集合部355は、蓋部材32から集磁モジュール20の外部へ取り出される。配線部材35の基板接続部351と反対側の端部は、ECU85と接続される。
図10および図11に示すように、センサユニット40は、基板41、および、磁気センサ50、60、および、コンデンサ71〜74等を有する。
基板41は、略矩形の平板状に形成され、切欠部42、配線挿通孔43、および、固定孔44が形成される。
切欠部42は、集磁リング保持部材25に挿入するときに先端となる一端411側に開口する。切欠部42は、磁気センサ50、60の個数に応じて形成され、本実施形態では2つ形成される。
配線挿通孔43には、配線部材35の基板接続部351が挿入され、はんだ等により電気的に接続される。固定孔44には、基板保持部材31の柱状部312が挿入され、熱かしめ等により固定される。
図10に示すように、基板41の第1面415には、磁気センサ50、60、および、コンデンサ71〜74が実装される。なお、図11に示すように、基板41の第2面416には、電子部品が実装されない。これにより、1回のリフロー工程にて、磁気センサ50、60、および、コンデンサ71〜74を基板41に表面実装することができる。
メイン磁気センサ50およびサブ磁気センサ60について説明する。本実施形態では、便宜上、出力する信号が後述のメイン信号Smかサブ信号Ssかに応じ、「メイン磁気センサ50」または「サブ磁気センサ60」としたが、機能、構成等については実質的に同様である。メイン磁気センサ50に係る構成を500番台で付番し、サブ磁気センサ60に係る構成を600番台で付番し、下2桁が同じであれば、同様の構成であることを意味する。以下、メイン磁気センサ50を中心に説明し、サブ磁気センサ60に係る説明は適宜省略する。
メイン磁気センサ50は、磁気検出素子511を含む回路部510(図13参照)、封止部520、第1端子群530、および、第2端子群540を有し、封止部520の少なくとも一部が切欠部42に重複するように、基板41に実装される。
磁気検出素子511は、例えばホール素子であって、集磁部215、225間の磁束を検出する。図8、図10および図11に示すように、磁気検出素子511は、基板41の第1面415または第2面416側から見たとき、集磁部215、225が配置される領域内に配置される。すなわち、磁気検出素子511は、集磁部215、225の間に配置される。本実施形態では、基板41に切欠部42が形成されており、切欠部42に集磁部225を挿入することにより、集磁部215、225間の距離を可及的小さくすることができ、磁気回路ギャップを小さくできる。これにより、磁気センサを基板上に表面実装しない場合と同程度の磁気回路を形成できるので、磁気検出素子511により、集磁部215、225間の磁束を適切に検出することができる。
封止部520は、回路部510を封止するためのものであって、平面視略矩形に形成される。封止部520の一方の長辺側を第1端子形成部521、他方の長辺側を第2端子形成部522とする。また、配線挿通孔43が形成される方の短辺側を配線側端部523、切欠部42が開口する方の短辺側を開口側端部524とする。
本実施形態では、磁気検出素子511は、端子形成部521、522を2分割する中心線C1よりも開口側端部524側に設けられる。
第1端子群530は第1端子形成部521から突出して形成され、第2端子群540は第2端子形成部522から突出して形成される。端子群530、540は、はんだ等により基板41と接続される。本実施形態では、端子形成部521、522間の距離を封止部520の幅とすると、封止部520の幅は、切欠部42の幅より大きく形成されている。これにより、端子群530、540との接続に用いられるはんだのスペースが確保され、接続の信頼が向上する。
メイン磁気センサ50において、第1端子群530と第2端子群540とは、第1端子形成部521と第2端子形成部522との中心である中心線C2に対して線対称に形成される。サブ磁気センサ60において、第1端子群630と第2端子群640とは、第1端子形成部621と第2端子形成部622との中心である中心線C3に対して線対称に形成される。
図12に基づいて、端子配列について説明する。図12は、基板41上に実装された状態の磁気センサ50、60を模式的に示す。図12中においては、基板41の記載を省略している。後述の図15についても同様である。
図12に示すように、第1端子群530は、14本の端子から構成され、第1出力端子531、第1グランド端子532、および、第1給電端子533を含む。第1出力端子531は、配線側端部523側から1番目の端子であり、第1グランド端子532は、配線側端部523側から3番目の端子であり、第1給電端子533は、配線側端部523側から5番目の端子である。すなわち、第1端子群530において、第1出力端子531、第1グランド端子532、第1給電端子533は、配線側端部523側から、この順で配列される。
第2端子群540は、14本の端子から構成され、第2出力端子541、第2グランド端子542、および、第2給電端子543を含む。第2出力端子541は、配線側端部523側から3番目の端子であり、第2グランド端子542は、配線側端部523側から4番目の端子であり、第2給電端子543は、配線側端部523側から5番目の端子である。すなわち、第2端子群540において、第2出力端子541、第2グランド端子542、第2給電端子543は、配線側端部523側から、この順で配列される。
また、第1端子群530と第2端子群540において、第1出力端子531と第2出力端子541とは、中心線C2に対して非対称に配置される。
第1出力端子531および第2出力端子541は、磁気検出素子511にて検出された検出値に比例する電圧信号を出力可能に構成される。
第1グランド端子532および第2グランド端子542は、ECU85を経由してグランドと接続可能に構成される。
第1給電端子533および第2給電端子543は、ECU85の図示しないレギュレータから所定電圧(例えば5[V])が入力電圧Vinとして入力可能に構成される。
本実施形態では、メイン磁気センサ50において、外側となる第1出力端子531、第1グランド端子532、および、第1給電端子533は、基板41に形成される図示しない配線パターン、および、配線部材35を経由し、ECU85と接続される。
サブ磁気センサ60において、外側となる第2出力端子641、第2グランド端子642、および、第2給電端子643は、基板41に形成される配線パターン、および、配線部材35を経由し、ECU85と接続される。
すなわち、本実施形態では、メイン磁気センサ50の第1出力端子531からメイン信号SmがECU85へ出力され、サブ磁気センサ60の第2出力端子641からサブ信号SsがECU85へ出力される。
内側となるメイン磁気センサ50の第2出力端子541、第2グランド端子542、および、第2給電端子543、ならびに、サブ磁気センサ60の第1出力端子631、第1グランド端子632、および、第1給電端子633は、基板41に形成される配線パターンと接続されない。
なお、第1端子群530および第2端子群540において、出力端子531、541、グランド端子532、542、および、給電端子533、543以外の端子は、初期検査に用いられるテスト端子等であって、正常であれば、トルクセンサ10に適用される段階において、機能しない。
図10に示すように、コンデンサ71〜74は、セラミックコンデンサ等のチップコンデンサであり、ノイズ除去等に用いられる。コンデンサ71〜74は、磁気センサ50、60の両側に設けられる。詳細には、コンデンサ71、72がメイン磁気センサ50のサブ磁気センサ60と反対側、すなわち、第1端子群530側に設けられる。また、コンデンサ73、74がサブ磁気センサ60のメイン磁気センサ50と反対側、すなわち第2端子群640側に設けられる。磁気センサ50、60が実装される領域をセンサ領域Rsとすると、コンデンサ71〜74をセンサ領域Rsの外側に配置することにより、磁気センサ50、60を可及的近接させて配置することができる。本実施形態では、図10中に2点鎖線にて示すように、センサ領域Rsは、複数の磁気センサ50、60の外縁にて規定される領域とする。
これにより、メイン磁気センサ50とサブ磁気センサ60とを可及的近接配置することができる。
コンデンサ71は、第1出力端子531と第1グランド端子532と接続される。コンデンサ72は、第1グランド端子532と第1給電端子533と接続される。本実施形態では、配線側端部523側から、第1出力端子531、第1グランド端子532、第1給電端子533の順に配列されているので、配線パターンの形成が容易である。
コンデンサ73は、第2出力端子641と第2グランド端子642と接続される。コンデンサ74は、第2グランド端子642と第2給電端子643と接続される。本実施形態では、配線側端部523側から、第2出力端子641、第2グランド端子642、第2給電端子643の順に配列されているので、配線パターンの形成が容易である。
図13に示すように、回路部510は、磁気検出素子511、記憶部512、および、演算部513等を有する。
磁気検出素子511は、集磁部215、225間の磁束を検出する。図13中では、2つの磁気検出素子511を1つの機能ブロックとして記載した。
ここで、磁気検出素子511による操舵トルクの検出について説明する。
本実施形態では、集磁部215、225の間に磁気検出素子511が配置される。入力軸11と出力軸12との間に操舵トルクが印加されていないとき、第1ヨーク17の爪175および第2ヨーク18の爪185の中心が、多極磁石15のN極とS極との境界に一致するように配置される。このとき、爪175、185には、多極磁石15のN極およびS極から同数の磁力線が出入りするため、第1ヨーク17と第2ヨーク18との内部で、それぞれ磁力線が閉ループを形成する。そのため、ヨーク17、18間のギャップに磁束が漏れることがなく、磁気検出素子511が検出する磁束密度はゼロとなる。
入力軸11と出力軸12との間に操舵トルクが印加されてトーションバー13に捩れ変位が生じると、入力軸11に固定された多極磁石15と、出力軸12に固定されたヨーク17、18との相対位置が周方向にずれる。その結果、磁気検出素子511を通過する磁束密度は、トーションバー13の捩れ変位量に略比例し、かつ、トーションバー13の捩れ方向に応じて極性が反転する。磁気検出素子511は、磁気センサ45の厚み方向、すなわち集磁部215、225の面と直交する方向に通る磁界の強さを検出する。
記憶部512は、例えばEEPROM等の不揮発性メモリにより構成され、組み付け誤差や温度補正等のためのパラメータ等が記憶されている。
また、記憶部512には、切替設定情報が記憶される。切替設定情報は、磁気検出素子511の検出値に応じ、図14に示すメイン信号Smまたはサブ信号Ssのどちらを出力するかを指令するための情報である。
本実施形態では、メイン磁気センサ50からメイン信号Smが出力され、サブ磁気センサ60からサブ信号Ssが出力されるものとし、メイン磁気センサ50の記憶部512にはメイン信号を出力させる旨の情報が記憶されており、サブ磁気センサ60の記憶部612にはサブ信号を出力させる旨の情報が記憶されている。
メイン信号Smおよびサブ信号Ssの詳細については、後述する。
演算部513は、例えばデジタルシグナルプロセッサ(DSP)等のコンピュータにより、各種演算処理を実行可能に構成される。演算部513は、組み付け誤差や温度等に応じ、磁気検出素子511の検出値を補正する補正演算を行う。また、メイン磁気センサ50の演算部513は、記憶部512から取得される切替設定情報に基づき、ECU85へ出力する信号として、メイン信号Smを生成する。また、サブ磁気センサ60の演算部613は、記憶部612から取得される切替設定情報に基づき、ECU85へ出力する信号として、サブ信号Ssを生成する。
ECU85は、機能ブロックとして、トルク演算部851、および、異常判定部852を有する。
トルク演算部851は、メイン信号Smが正常である場合、メイン信号Smに基づき、操舵トルクを演算する。また、トルク演算部851は、メイン信号Smが異常であり、サブ信号Ssが正常である場合、サブ信号Ssに基づき、操舵トルクを演算する。
異常判定部852は、メイン信号Smおよびサブ信号Ssの異常判定を行う。
ここで、メイン信号Smおよびサブ信号Ssについて、図14に基づいて説明する。
磁気センサ50、60は、磁気検出素子511、611にて検出される磁束密度と比例する電圧信号を、メイン信号Smまたはサブ信号SsとしてECU85へ出力する。メイン信号Smおよびサブ信号Ssは、基準値Xに対する正負が反対であって、基準値Xとの差が等しくなるように設計される。ここで、メイン信号Smおよびサブ信号Ssについて、基準値Xより大きい場合を正、基準値Xより小さい場合を負とする。本実施形態では、磁束密度が負のとき、メイン信号Smが基準値Xに対して正、サブ信号Ssが基準値Xに対して負、磁束密度が正のとき、メイン信号Smが基準値Xに対して負、サブ信号Ssが基準値Xに対して正となる。また、磁束密度が負側の所定値−B以下のとき、メイン信号SmとしてX+a(ただし、a<X)、サブ信号SsとしてX−a、磁束密度が正側の所定値+B以上のとき、メイン信号SmとしてX−a、サブ信号SsとしてX+aが出力されるように、飽和ガードが設けられる。
基準値Xは、例えば、ECU85から給電端子533、643に入力される入力電圧Vinの半分の値に設定される。すなわち、例えば入力電圧Vinが5[V]であれば、基準値Xを2.5[V]とするが、基準値Xの値は、これに限らない。
図14(a)に示すように、メイン信号Smおよびサブ信号Ssが共に正常である場合、メイン信号Smとサブ信号Ssとの和は、基準値Xの2倍の値となる。すなわち、Sm+Ss=2Xとなる。以下、基準値Xの2倍の値を「判定値2X」という。
一方、図14(b)に示すように、メイン信号Smまたはサブ信号Ssが異常である場合、メイン信号Smとサブ信号Ssとの和が、判定値2Xと異なる値となる。すなわちSm+Ss≠2Xである。
そこで、異常判定部852では、メイン信号Smとサブ信号Ssとの和が判定値2Xを含む所定範囲内である場合、メイン信号Smおよびサブ信号Ssが正常であると判定し、メイン信号Smとサブ信号Ssとの和が判定値2Xを含む所定範囲内ではない場合、メイン信号Smおよびサブ信号Ssの少なくとも一方が異常であると判定する。
本実施形態では、メイン磁気センサ50およびサブ磁気センサ60を「冗長構成」とすべく、メイン磁気センサ50で検出される磁束と、サブ磁気センサ60で検出される磁束とが可及的同じであることが望まれる。
そのため、図10および図11に示すように、本実施形態では、メイン磁気センサ50とサブ磁気センサ60とを、できるだけ近接配置する。
本実施形態では、部品種類低減の観点より、メイン磁気センサ50とサブ磁気センサ60とは、同様の構成となっている。また、磁気センサ50、60において、磁気検出素子511、611が中心線C1からずれた位置に配置されている。そのため、磁気センサ50、60にて同じ磁束を検出するためには、磁気センサ50、60を反対向きに配置することができず、同方向にて横並びの状態にて基板41に実装する必要がある。磁気センサ50、60を同方向に配列すると、メイン磁気センサ50において、第1端子群530がサブ磁気センサ60と反対側(すなわち外側)、第2端子群540がサブ磁気センサ60側(すなわち内側)となり、サブ磁気センサ60において、第1端子群630がメイン磁気センサ50側(すなわち内側)、第2端子群640がメイン磁気センサ50と反対側(すなわち外側)となる。
本実施形態では、メイン磁気センサ50において、第1端子群530および第2端子群540のそれぞれに、出力端子531、541、グランド端子532、542、および、給電端子533、543を設け、第1端子群530側および第2端子群540側のいずれもがECU85と接続可能に構成している。同様に、サブ磁気センサ60において、第1端子群630および第2端子群640のそれぞれに、出力端子631、641、グランド端子632、642、および、給電端子633、643を設け、第1端子群630側および第2端子群640側のいずれもがECU85と接続可能に構成している。
そして、メイン磁気センサ50において外側に配置される第1出力端子531、第1グランド端子532、および、第1給電端子533をECU85と接続し、サブ磁気センサ60において外側に配置される第2出力端子641、第2グランド端子642、および、第2給電端子643をECU85と接続している。これにより、基板41における配線パターンを形成しやすい。
ここで、ピン配列について説明する。
ピン配列が線対称である場合の参考例を図15に示す。図15に示すように、参考例では、メイン磁気センサ900の第1端子群910および第2端子群920において、封止部930の配線側端部933側から1番目の端子を出力端子911、921とし、3番目の端子をグランド端子912、922とし、5番目の端子を給電端子913、923としている。すなわち、参考例では、第1出力端子911と第2出力端子921とを、中心線C92に対して対称に配置している。換言すると、第1出力端子911または第2出力端子921と、配線側端部933との距離は、ともにL1であって、等しい。サブ磁気センサ950においても同様である。
同様に、サブ磁気センサ950の第1端子群960および第2端子群970において、封止部980の配線側端部983側から1番目の端子を出力端子961、971と、3番目の端子をグランド端子962、972とし、5番目の端子を給電端子963、973としている。すなわち、参考例では、第1出力端子961と第2出力端子971とを、中心線C93に対して対称に配置している。
この場合、メイン磁気センサ900の第2出力端子921と、サブ磁気センサ950の第1出力端子961とが対向するため、出力端子間におけるショート故障が生じる虞がある。
図14にて説明した通り、メイン信号Smとサブ信号Ssとが基準値Xに対して正負が逆となっているため、メイン磁気センサ900の第2出力端子921とサブ磁気センサ950の第1出力端子961とがショートするピン間ショートが生じると、メイン信号Smおよびサブ信号Ssが共に基準値Xとなる。異常判定部852では、メイン信号Smとサブ信号Ssとの和に基づいて異常検出を行っている。仮に、メイン磁気センサ900の第2出力端子921とサブ磁気センサ950の第1出力端子961とがピン間ショートすると、メイン信号Smとサブ信号Ssとの和が判定値2Xとなる。そのため、異常判定部852は、当該ピン間ショートを検出することができない。
そこで本実施形態では、図12に示すように、出力端子541、631間のピン間ショートを回避すべく、メイン磁気センサ50における第1出力端子531と第2出力端子541とを中心線C2に対して非対称に配置し、サブ磁気センサ60における第1出力端子631と第2出力端子641とを中心線C3に対して非対称に配置している。換言すると、第1出力端子531と配線側端部523との距離L1と、第2出力端子541との距離L2とが異なるようにしている。ここで、距離L1、L2は、端子形成部521、522における出力端子531、541の中心と、配線側端部523との距離とする。
距離L1と距離L2とが異なっていれば、メイン磁気センサ50およびサブ磁気センサ60を、配線側端部523、623を揃えて同方向に横並びに配列しても、メイン磁気センサ50の第2出力端子541とサブ磁気センサ60の第1出力端子631とが対向しないので、出力端子541、631間のピン間ショートの発生を抑制することができる。
配線側端部523から何番目の端子であるかを端子番号とすると、本実施形態では、第1出力端子531、631の端子番号は1であり、第2出力端子541、641の端子番号が3である。端子番号を2以上異ならせることで、対向するメイン磁気センサ50の第2出力端子541とサブ磁気センサ60の第1出力端子631との間に1列以上の端子が設けられることとなり、出力端子541、631間でのピン間ショートの発生をより確実に回避可能である。
また、本実施形態では、第1端子群530において、第1出力端子531を最も配線側端部523側としているので、第1出力端子531と配線部材35とを接続する配線パターンを短くすることができる。
以上詳述したように、センサユニット40は、複数の磁気センサ50、60と、基板41と、を備える。
メイン磁気センサ50は、磁気検出素子511、封止部520、第1端子群530、および、第2端子群540を有する。磁気検出素子511は、磁界を検出する。封止部520は、磁気検出素子511を封止する。第1端子群530は、封止部520の一側である第1端子形成部521から突出する複数の端子からなる。第2端子群540は、封止部520の第1端子形成部521と反対側である第2端子形成部522から突出する複数の端子からなる。
同様に、サブ磁気センサ60は、磁気検出素子611、封止部620、第1端子群630、および、第2端子群640を有する。磁気検出素子611は、磁界を検出する。封止部620は、磁気検出素子611を封止する。第1端子群630は、封止部620の一側である第1端子形成部621から突出する複数の端子からなる。第2端子群640は、封止部620の第1端子形成部621と反対側である第2端子形成部622から突出する複数の端子からなる。
基板41には、複数の磁気センサ50、60が同一面上に実装される。
同方向に配列されて隣り合う2つの磁気センサ50、60は、一方の第2端子群540と他方の第1端子群630とが対向する。
第1端子群530、630は、磁気検出素子511、611の検出値に基づく出力信号を出力可能な第1出力端子531、631を含む。
第2端子群540、640は、出力信号を出力可能な第2出力端子541、641を含む。
メイン磁気センサ50の第1出力端子531と第2出力端子541とは、第1端子形成部521と第2端子形成部522との中心線C2に対して非対称に設けられる。また、サブ磁気センサ60の第1出力端子631と第2出力端子641とは、第1端子形成部621と第2端子形成部622との中心線C3に対して非対称に設けられる。
本実施形態では、2つの磁気センサ50、60が基板41の同一面上に設けられるので、1回のリフロー工程にて、磁気センサ50、60を基板41に実装可能である。したがって、基板41の一方の面に磁気センサ50を実装し、他方の面に磁気センサ60を実装する場合と比較し、製造工程を短縮することができる。
本実施形態では、第1出力端子531、631と第2出力端子541、641とは、中心線C2、C3に対して、非対称に設けられる。そのため、複数の磁気センサ50、60を、基板41の同一面上において同方向に配置したとき、隣り合う2つの磁気センサ50、60間にて内側となるメイン磁気センサ50の第2出力端子541とサブ磁気センサ60の第1出力端子631とが対向せず、ずれた位置に配置される。これにより、複数の磁気センサ50、60を同方向に近接配置したとしても、出力端子541、631間におけるピン間ショートの発生を抑制することができる。
メイン磁気センサ50は、出力信号を演算する演算部513を有する。また、サブ磁気センサ60は、出力信号を演算する演算部613を有する。
演算部513、613は、出力信号を、メイン信号Smとするか、メイン信号Smと基準値Xに対する正負が反転されたサブ信号Ssとするか、を切り替え可能である。
また、隣り合って配置される2つの磁気センサ50、60の一方はメイン信号Smを出力し、他方はサブ信号Ssを出力される。
これにより、メイン信号Smおよびサブ信号Ssを用いた各種演算や異常検出等を適切に行うことができる。また、同一の磁気センサ50、60にて、出力信号をメイン信号Smとするか、サブ信号Ssとするかを切り替え可能であるので、部品種類を低減することができる。
センサユニット40は、磁気センサ50、60が実装される面に実装されるコンデンサ71〜74をさらに備える。コンデンサ71〜74は、複数の磁気センサ50、60が実装される領域であるセンサ領域Rsの外側に実装される。
これにより、コンデンサ71〜74を磁気センサ50、60内に設ける場合と比較し、磁気センサ50、60の体格を小型化可能である。また、コンデンサ71〜74は、磁気センサ50、60が実装されるセンサ領域Rsの外側(本実施形態では、磁気センサ50、60の両側)に実装されるので、センサ領域Rsの内部に実装される場合と比較し、磁気センサ50、60を近づけて配置することができる。
メイン磁気センサ50の第1端子群530は、第1給電端子533、および、第1グランド端子532を含む。サブ磁気センサ60の第1端子群630は、第1給電端子633、および、第1グランド端子632を含む。
メイン磁気センサ50の第2端子群540は、第2給電端子543、および、第2グランド端子542を含む。サブ磁気センサ60の第2端子群640は、第2給電端子643、および、第2グランド端子642を含む。
第1出力端子531、第1グランド端子532、第1給電端子533は、この順で配列され、第1出力端子631、第1グランド端子632、第1給電端子633は、この順で配列される。
第2出力端子541、第2グランド端子542、第2給電端子543は、この順で配列され、第2出力端子641、第2グランド端子642、第2給電端子643は、この順で配列される。
コンデンサ71、72に接続される第1グランド端子532を、第1給電端子533と第1出力端子531との間に設けることにより、コンデンサ71、72との接続に係る配線パターンの形成が容易となる。同様に、コンデンサ73、74に接続される第2グランド端子642を、第2給電端子643と第2出力端子641との間に設けることにより、コンデンサ73、74との接続に係る配線パターンの形成が容易となる。
また、グランド端子532、542、632、642を真ん中に配置することで、給電端子533、543、633、643と、出力端子531、541、631、641との短絡を抑制することができる。
集磁モジュール20は、センサユニット40と、集磁リング21、22と、遮蔽部材26、27と、集磁リング保持部材25および基板保持部材31と、を備える。
集磁リング21、22は、磁気センサ50、60を挟んで配置される集磁部215、225を有する。遮蔽部材26、27は、外部からの時期を遮蔽する。集磁リング保持部材25および基板保持部材31は、集磁リング21、22およびセンサユニット40を保持する。本実施形態では、集磁リング保持部材25および基板保持部材31が「保持部材」に対応する。
これにより、集磁リング21、22により集められた磁束を、磁気センサ50、60にて適切に検出することができる。
(他の実施形態)
(ア)磁気センサ
上記実施形態では、磁気センサは2つである。他の実施形態では、磁気センサは3つ以上としてもよい。3つ以上の磁気センサを配列する場合、メイン信号を出力する磁気センサと、サブ信号を出力する磁気センサとが交互に配列されることが好ましい。
上記実施形態では、一方の磁気センサからメイン信号が出力され、他方の磁気センサからサブ信号が出力される。他の実施形態では、全ての磁気センサから出力される出力信号を、メイン信号またはサブ信号としてもよい。また、上記実施形態では、メイン信号は、磁束密度が大きくなるに従って出力電圧が小さくなる信号である。他の実施形態では、メイン信号は、磁束密度が大きくなるに従って出力電圧が大きくなる信号としてもよい。また、上記実施形態では、サブ信号は、磁束密度が大きくなるに従って出力電圧が大きくなる信号である。他の実施形態では、サブ信号は、磁束密度が大きくなるに従って出力電圧が小さくなる信号としてもよい。
上記実施形態では、第1端子群において、配線側端部側から、1番目の端子が出力端子、3番目の端子がグランド端子、5番目の端子が給電端子である。また、第2端子群において、配線側端部側から、3番目が出力端子、4番目がグランド端子、5番目が給電端子である。他の実施形態では、出力端子が中心線に対して非対称に配置されていればよく、出力端子、グランド端子、および、給電端子を上記実施形態にて例示した箇所以外としてもよい。また、上記実施形態では、第1端子群および第2端子群がともに14本の端子から構成される。他の実施形態では、第1端子群および第2端子群の端子数は、問わない。
また、上記実施形態では、給電端子、グランド端子、出力端子の順で配列されるが、他の実施形態では、例えば真ん中に給電端子が配置される等、他の配列としてもよい。
上記実施形態では、第1端子群と第2端子群とが中心線に対して線対称に形成される。他の実施形態では、第1端子群と第2端子群とが中心線に対して非対称であってもよいし、端子数が異なっていてもよい。
上記実施形態では、磁気センサは、封止部の両側に端子が形成されるパッケージである、所謂SOP(Small Outline Package)タイプである。他の実施形態では、配線側端部および開口側端部の少なくとも一方にも端子が形成されていてもよい。なお、磁気センサを4辺に端子が設けられるQFP(Quad Flat Package)タイプとする場合、基板には、切欠部に替えて、外縁に開口しない穴部を形成し、当該穴部に集磁部を配置することが好ましい。
上記実施形態では、磁気センサは、リフローにて基板に表面実装される。他の実施形態では、磁気センサの基板への実装方法は、リフローに限らず、どのような方法としてもよい。
上記実施形態では、1つの磁気センサに2つの磁気検出素子が設けられる。他の実施形態では、1つの磁気センサに設けられる磁気検出素子の数は、1つでもよく、3つ以上でもよい。
(イ)集磁モジュール
上記実施形態では、センサユニットは、集磁モジュールに適用される。他の実施形態では、集磁モジュールの構成等は、上記実施形態の例に限らず、どのように構成してもよい。また、センサユニットを集磁モジュール以外の装置に適用してもよい。
上記実施形態では、集磁モジュールは、トルクセンサに適用される。他の実施形態では、集磁モジュールをトルクセンサ以外の装置に適用してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
20・・・集磁モジュール
21、22・・・集磁リング
40・・・センサユニット
41・・・基板
50、60・・・磁気センサ
511、611・・・磁気検出素子
520、620・・・封止部
530、630・・・第1端子群 531、631・・・第1出力端子
540、640・・・第2端子群 541、641・・・第2出力端子

Claims (6)

  1. 磁界を検出する磁気検出素子(511、611)、前記磁気検出素子を封止する封止部(520、620)、前記封止部の一側である第1端子形成部(521、621)から突出する複数の端子からなる第1端子群(530、630)、および、前記封止部の前記第1端子形成部と反対側である第2端子形成部(522、622)から突出する複数の端子からなる第2端子群(540、640)を有する複数の磁気センサ(50、60)と、
    複数の前記磁気センサが同一面上に実装される基板(41)と、
    を備え、
    同方向に配列されて隣り合う2つの前記磁気センサは、一方の前記第2端子群(540)と他方の前記第1端子群(630)とが対向し、
    前記第1端子群は、前記磁気検出素子の検出値に基づく出力信号を出力可能な第1出力端子(531、631)を含み、
    前記第2端子群は、前記出力信号を出力可能な第2出力端子(541、641)を含み、
    前記第1出力端子と前記第2出力端子とは、前記第1端子形成部と前記第2端子形成部の延在方向に沿った中心線に対して非対称に設けられることを特徴とするセンサユニット。
  2. 前記磁気センサは、前記出力信号を演算する演算部(513、613)を有し、
    前記演算部は、前記出力信号を、メイン信号とするか、前記メイン信号と基準値に対する正負が反転されたサブ信号とするか、を切り替え可能であることを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット。
  3. 隣り合って配置される2つの前記磁気センサの一方は前記メイン信号を出力し、他方は前記サブ信号を出力することを特徴とする請求項2に記載のセンサユニット。
  4. 前記基板の前記磁気センサが実装される面に実装されるコンデンサ(71〜74)をさらに備え、
    前記コンデンサは、複数の前記磁気センサが実装される領域であるセンサ領域の外側に実装されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のセンサユニット。
  5. 前記第1端子群は、第1給電端子(533、633)および第1グランド端子(532、632)を含み、
    前記第2端子群は、第2給電端子(543、643)および第2グランド端子(542、642)を含み、
    前記第1出力端子、前記第1グランド端子、前記第1給電端子がこの順で配列され、
    前記第2出力端子、前記第2グランド端子、前記第2給電端子がこの順で配列されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のセンサユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のセンサユニット(40)と、
    前記磁気センサを挟んで配置される集磁部(215、225)を有する集磁リング(21、22)と、
    外部からの磁気を遮蔽する遮蔽部材(26、27)と、
    前記集磁リングおよび前記センサユニットを保持する保持部材(25、31)と、
    を備えることを特徴とする集磁モジュール。
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