JP6354489B2 - デバッグ回路、半導体装置及びデバッグ方法 - Google Patents

デバッグ回路、半導体装置及びデバッグ方法 Download PDF

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Description

本発明は、デバッグ回路、半導体装置及びデバッグ方法に関する。
ハードウェアが正常に動作しているか否かを確認する実機デバッグの手法として、デバッグ対象の回路の実装時に、デバッグ用の回路を挿入してデバッグを行うロジックアナライザ手法がある。
ロジックアナライザ手法において、デバッグ用の回路は、ユーザによって指定されたデバッグ対象の回路の信号の時間変化を監視する。そして、デバッグ用の回路は、信号の値が所定の停止条件と一致したときには、その回路の動作を停止させ、トレースメモリに格納された信号の時間変化を表示装置などに出力する。
特開平10−3404号公報
M. Walma, "Pipelined Cyclic Redundancy Check (CRC) Calculation", Proc. of 16th Int'l Conf. on Computer Communications and Networks, pp. 365-370, 2007.
ところで、ソフトウェアのデバッグではブレークポイントを使用して、プログラムを様々な条件で停止させることができる。しかしながら、ハードウェアのデバッグでは、トレースメモリの容量やデバッグに使える信号線の本数などのハードウェア上の制約により、ユーザが意図した条件やタイミングでハードウェアを停止させることが難しく、効率よくデバッグを行うことは難しい。したがって、デバッグの作業効率を向上することが課題である。
発明の一観点によれば、デバッグ対象の回路における信号のシーケンスに応じて値が変わる符号化方式で算出され、前記回路の停止条件を示す停止シーケンスに含まれる第1のシーケンスを符号化した第1の符号値及び、前記停止シーケンスに含まれ前記第1のシーケンスの後続の第2のシーケンスを符号化した第2の符号値を記憶する記憶部と、前記信号のシーケンスに基づき前記符号化方式で第3の符号値を算出する符号値算出部と、前記第1のシーケンスの長さ分前の前記第3の符号値を、第4の符号値として出力する遅延部と、前記第3の符号値と前記第4の符号値との差分と、前記第1の符号値との比較結果に基づき、前記第1のシーケンスを検出する部分シーケンス検出部と、前記第1のシーケンスが検出されたときの前記第3の符号値と、前記第2の符号値とに基づき、前記停止シーケンスの終了時における前記第3の符号値の第1の期待値を算出する期待値算出部と、前記第3の符号値と、前記第1の期待値とが一致したときに前記回路の動作を停止する動作停止部と、を有するデバッグ回路が提供される。
また、発明の一観点によれば、デバッグ対象となる回路と、前記回路における信号のシーケンスに応じて値が変わる符号化方式で算出され、前記回路の停止条件を示す停止シーケンスに含まれる第1のシーケンスを符号化した第1の符号値及び、前記停止シーケンスに含まれ前記第1のシーケンスの後続の第2のシーケンスを符号化した第2の符号値を記憶する記憶部と、前記信号のシーケンスに基づき前記符号化方式で第3の符号値を算出する符号値算出部と、前記第1のシーケンスの長さ分前の前記第3の符号値を、第4の符号値として出力する遅延部と、前記第3の符号値と前記第4の符号値との差分と、前記第1の符号値との比較結果に基づき、前記第1のシーケンスを検出する部分シーケンス検出部と、前記第1のシーケンスが検出されたときの前記第3の符号値と、前記第2の符号値とに基づき、前記停止シーケンスの終了時における前記第3の符号値の期待値を算出する期待値算出部と、前記第3の符号値と、前記期待値とが一致したときに前記回路の動作を停止する動作停止部と、を備えたデバッグ回路と、を有する半導体装置が提供される。
また、発明の一観点によれば、デバッガ装置が、デバッグ対象の回路の停止条件を示す停止シーケンスを第1のシーケンスと前記第1のシーケンスに後続する第2のシーケンスに分割し、前記回路における信号のシーケンスに応じて値が変わる符号化方式で、前記第1のシーケンスから第1の符号値を算出し、前記第2のシーケンスから第2の符号値を算出し、前記第1の符号値及び前記第2の符号値を送信し、前記回路を備えた半導体装置が、前記第1の符号値及び前記第2の符号値を受信し、前記信号のシーケンスに基づき前記符号化方式で第3の符号値を算出し、前記第3の符号値と、前記第1のシーケンスの長さ分前の前記第3の符号値である第4の符号値との差分と、前記第1の符号値との比較結果に基づき、前記第1のシーケンスを検出し、前記第1のシーケンスが検出されたときの前記第3の符号値と、前記第2の符号値とに基づき、前記停止シーケンスの終了時における前記第3の符号値の期待値を算出し、前記第3の符号値と、前記期待値とが一致したときに前記回路の動作を停止する、デバッグ方法が提供される。
開示のデバッグ回路、半導体装置及びデバッグ方法によれば、デバッグの作業効率を向上できる。
第1の実施の形態の半導体装置、デバッグ回路及びデバッガ装置の一例を示す図である。 第2の実施の形態の半導体装置及びデバッガ装置を含むデバッグシステムの例を示す図である。 半導体装置の一例を示す図である。 デバッガ装置のハードウェア例を示す図である。 デバッガ装置による停止条件の設定処理の一例の流れを示すフローチャートである。 半導体装置による処理の一例の流れを示すフローチャートである。 ユーザ回路の信号が、停止シーケンスを含むシーケンスで遷移する例を示す図である。 シーケンスSaの検出例を示す図である。 停止シーケンスSの検出用の期待値の算出例を示す図である。 第3の実施の形態の半導体装置の一例を示す図である。 3分割した停止シーケンス検出処理の一例を示す図である。 第4の実施の形態の半導体装置の一例を示す図である。 第5の実施の形態の半導体装置の一例を示す図である。 第6の実施の形態の半導体装置の一例を示す図である。 トレースバッファを用いたデバッグ方法の一例を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の半導体装置、デバッグ回路及びデバッガ装置の一例を示す図である。
半導体装置1は、デバッグ回路2とハードウェアであるデバッグ対象回路3とを有している。
デバッグ回路2は、所定の停止条件でデバッグ対象回路3の動作を停止する回路であり、記憶部2a、符号値算出部2b、遅延部2c、部分シーケンス検出部2d、期待値算出部2e、動作停止部2fを有している。
記憶部2aは、デバッグ対象回路3の停止条件を示す停止シーケンスに含まれる、固定長部のシーケンスとその後続部のシーケンスをそれぞれ符号化した符号値を記憶する。なお、固定長部のシーケンスは固定長であり、後続部のシーケンスは任意長とすることができる。以下、固定長部のシーケンスを符号化した符号値を符号値A1、後続部のシーケンスを符号化した符号値を符号値A2という。
符号値A1,A2は、デバッグ対象回路3に関する信号のシーケンスに応じて値が変わる符号化方式で算出される。
なお、第1の実施の形態では、停止シーケンスは、固定長部のシーケンスと後続部のシーケンスに対応して2つの符号値A1,A2で表されるが、停止シーケンスは、3つ以上の部分シーケンスに対応した3つ以上の符号値で表されるようにしてもよい。
符号値A1,A2は、例えば、線形性を有する符号値(線形符号)であり、CRC(Cyclic Redundancy Check)などの符号化方式で、デバッガ装置4にて算出される。
符号値算出部2bは、デバッグ対象回路3に関する信号のシーケンスに基づき、デバッガ装置4が符号値A1,A2を算出する際の符号化方式と同じ符号化方式で、符号値を算出する。符号値算出部2bは、符号値を常時計算する。例えば、符号値算出部2bは、図示しないクロックを受け、そのクロックの各タイミング(立ち上がりタイミングまたは立ち下がりタイミング)で、そのときのデバッグ対象回路3の信号に基づき符号値を更新する。なお、この場合、停止シーケンスも、クロックの各タイミングでの信号のシーケンスとなる。
図1では、デバッグ対象回路3の信号である入力データxと出力データyが、(xi,yi)の状態から(xi,yi)→…→(xj,yj)→…→(xj+n-m,yj+n-m)と遷移したときに算出される符号値の例が示されている。(xi,yi)の状態は、初期状態でなくてもよく、あるシーケンスの途中の状態であってもよい。i,j,j+n−mは、ある時刻(クロックタイミング)を示している。入力データxと出力データyがこのような変化をしたとき、図1の例では、符号値は、a(i)→…→a(j)→…→a(j+n−m)のように更新される。
遅延部2cは、停止シーケンスの固定長部のシーケンスの長さ分前の、符号値算出部2bで算出される符号値を出力する。例えば、遅延部2cは、シフトレジスタであり、符号値算出部2bで算出される符号値を、固定長分保持したのち、最初に入力された符号値から順次出力する。すなわち、遅延部2cは、入力される符号値の出力を遅らせる機能を有する。
以下では、停止シーケンスを、各時刻(クロックタイミング)でのデバッグ対象回路3の信号のシーケンスとして、固定長部のシーケンスの長さを、m時刻分の信号のシーケンスの長さとする。また、停止シーケンスの長さを、n時刻分の信号のシーケンスの長さとする。
図1では、遅延部2cから符号値a(j−m)が出力されている例が示されている。符号値a(j−m)は、符号値a(j)に対して、m時刻分前の符号値である。
部分シーケンス検出部2dは、符号値算出部2bから出力される符号値と、遅延部2cから出力される符号値との差分と、符号値A1との比較結果に基づき、停止シーケンスの固定長部のシーケンスを検出する。すなわち、部分シーケンス検出部2dは、m時刻分の符号値の変化分と、符号値A1との比較結果に基づき固定長部のシーケンスを検出する。
例えば、部分シーケンス検出部2dは、符号値算出部2bから出力される符号値と、遅延部2cから出力される符号値との差分が、符号値A1に相当するときに、停止シーケンスの固定長部のシーケンスで、デバッグ対象回路3の信号が遷移したことを検出する。
例えば、符号値算出部2bから符号値a(j)が出力され、遅延部2cから符号値a(j−m)が出力されている場合、符号値a(j)と符号値a(j−m)の差分が、符号値A1に相当するとき、停止シーケンスの固定長部のシーケンスが検出される。
部分シーケンス検出部2dは、停止シーケンスの固定長部のシーケンスを検出すると、検出したときの符号値を期待値算出部2eに供給する。図1の例では、符号値a(j)が期待値算出部2eに供給されている。
期待値算出部2eは、固定長部のシーケンスが検出されたときの符号値と、符号値A2とに基づき、停止シーケンスの終了時における、符号値算出部2bで算出される符号値の期待値を算出する。
例えば、期待値算出部2eは、固定長部のシーケンスが検出されたときの符号値が符号値a(j)のとき、符号値a(j)と符号値A2のXOR演算から期待値b(j+n−m)を算出する(後述の式(3)参照)。
動作停止部2fは、符号値算出部2bから出力される符号値と、期待値とが一致したときに、デバッグ対象回路3を停止する。図1には、符号値算出部2bから出力される符号値a(j+n−m)が期待値b(j+n−m)に一致した例が示されている。このとき、動作停止部2fは、デバッグ対象回路3の動作を停止する旨を指示する回路停止信号を出力する。
動作停止部2fは、例えば、回路停止信号により、デバッグ対象回路3へクロック信号の供給を停止することで、デバッグ対象回路3の動作を停止する。また、動作停止部2fは、デバッグ対象回路3へのデータの入力またはデバッグ対象回路3からのデータの出力を遮断して、デバッグ対象回路3が停止しているように扱うようにしてもよい。
デバッガ装置4は、半導体装置1と通信してデバッグを行う装置である。デバッガ装置4は、例えば、コンピュータでありソフトウェアで以下の処理を行う。デバッガ装置4は、まず、ユーザ(デバッグ作業者)から停止シーケンスを取得する(ステップS1)。次にデバッガ装置4は、停止シーケンスを固定長の前半部分のシーケンスと後半部分のシーケンスに分割し(ステップS2)、固定長部のシーケンスと後続部のシーケンスをそれぞれ符号化した符号値A1,A2を算出する(ステップS3)。そして、デバッガ装置4は、算出した符号値A1,A2を半導体装置1に出力(送信)する(ステップS4)。
以下、半導体装置1とデバッガ装置4を含むデバッグシステムによるデバッグ方法の一例を説明する。
デバッガ装置4による上記のステップS1〜S4の処理で算出され、送信された符号値A1,A2は、半導体装置1のデバッグ回路2の記憶部2aに記憶される。
デバッグ回路2は、デバッグ対象回路3の信号の遷移を検出しており、符号値算出部2bは、図1の例では、入力データxまたは出力データyのシーケンスに基づき、符号値を更新する。
例えば、図1のように、デバッグ対象回路3の入力データxと出力データyが、(xi,yi)→…→(xj,yj)と遷移したとき、符号値は、a(i)→…→a(j)のように更新される。
符号値a(j)が符号値算出部2bから出力されたとき、遅延部2cから出力される符号値a(j−m)との差分が、符号値A1に相当する場合、部分シーケンス検出部2dは、符号値a(j)を期待値算出部2eに供給する。期待値算出部2eは、符号値a(j+n−m)と符号値A2とに基づき期待値b(j+n−m)を算出する。
入力データxと出力データyが(xj,yj)の状態からさらに遷移して、(xj+n-m,yj+n-m)となったとする。このとき、符号値算出部2bから出力される符号値a(j+n−m)が、期待値b(j+n−m)に一致した場合、動作停止部2fは、デバッグ対象回路3の信号のシーケンスが、停止条件に相当すると判定し、デバッグ対象回路3の動作を停止する。
その後は、例えば、デバッガ装置4により、デバッグ対象回路3の各部の信号の様子を調査するなどのデバッグ作業が行われる。
このように、本実施の形態のデバッグ回路2は、デバッグ対象回路3の信号のシーケンスから、停止シーケンスの固定長部を、符号値算出部2bから出力される符号値の変化分(前述の差分)に基づき特定する。また、デバッグ回路2は停止シーケンスの後続部を、符号値そのもの(符号値の絶対値)から特定する。これによって、初期状態が不明なシーケンスからでも停止条件を特定できるようになるため作業効率が上がる。例えば、入力データxと出力データyが(xi,yj)の状態が初期状態でなく、シーケンスの途中の状態であっても上記のように、停止条件を特定できるためである。つまり、任意のシーケンスから、停止条件を検出できるようになる。そのため、デバッグ対象回路3の初期状態が不明な場合にも、停止条件を検出して回路動作を停止させることができるようになる。
また、上記のような符号値を用いることで、ハードウェア上の制約があっても、様々な条件でデバッグ対象回路3を停止することが容易になり、デバッグの作業効率が上がる。
また、デバッグ回路2は、入力データxや出力データyを直接扱うのではなく、データ量の小さい符号値を用いて処理を行うため、処理を小規模な回路で行えるとともに高速動作が可能となる。
さらに、複雑なシーケンスを停止条件とした場合でも、停止条件は符号値として表現できるので、記憶部2aの容量は小さくてすみ、デバッグ回路2及び半導体装置1の回路面積を小さくできる。
また、停止条件を変更するとき、記憶部2aはその停止条件を示すシーケンスを符号化した符号値を記憶すればよいため、特に回路の再実装などを行わなくてすみ、デバッグの作業効率が上がる。
(第2の実施の形態)
図2は、第2の実施の形態の半導体装置及びデバッガ装置を含むデバッグシステムの例を示す図である。
デバッグシステムは、半導体装置10とデバッガ装置20を含み、それらは通信ケーブル20bにより接続されている。なお、半導体装置10とデバッガ装置20は無線で通信を行ってもよい。
半導体装置10は、例えば、SoC(System on Chip)であり、デバッグ回路11とデバッグ対象となるユーザ回路12を有している。
デバッガ装置20は、例えば、コンピュータであり、作業者20aにより操作され、通信ケーブル20bを介して半導体装置10と通信を行い、デバッグ処理を行う。
(半導体装置)
図3は、半導体装置の一例を示す図である。
半導体装置10は、前述したデバッグ回路11、ユーザ回路12の他、デバッガ装置20から通信ケーブル20bを介して送られてくるデータを受信する受信部13を有している。
デバッグ回路11は、レジスタ11a1〜11ap、レジスタ11b1〜11bp、符号値算出部11c、シフトレジスタ11d、部分シーケンス検出部11e、期待値算出部11f、レジスタ11g1〜11gp、動作停止部11hを有している。
レジスタ11a1〜11apとレジスタ11b1〜11bpは、第1の実施の形態のデバッグ回路2における記憶部2aの機能を有している。レジスタ11a1〜11apとレジスタ11b1〜11bpの代わりに、RAM(Random Access Memory)を用いてもよい。
レジスタ11a1〜11apは、複数(p個)の停止条件を示す複数の停止シーケンスの、固定長部のシーケンスを符号化した符号値を記憶する。レジスタ11b1〜11bpは、固定長部の後続部のシーケンスを符号化した符号値を記憶する。
例えば、ある停止条件を示す停止シーケンスの固定長部のシーケンスの符号値はレジスタ11a1に記憶され、その固定長部に後続する後続部のシーケンスの符号値はレジスタ11b1に記憶される。
以下の説明では、これらの符号値は、CRCで符号化された符号値とするが、これに限定されるものではなく、例えば、線形性を有する符号値が適用可能である。
なお、停止シーケンスは、ユーザ回路12に関する信号がどのように遷移したら、ユーザ回路12を停止させるかを指定するものである。ユーザ回路12に関する信号としては、ユーザ回路12の入力データ、出力データ、または内部の信号などである。以下では、停止シーケンスは、第1の実施の形態と同様に、複数の信号(入力データと出力データ)の遷移として説明するが、1つの信号の遷移であってもよい。
符号値算出部11cは、ユーザ回路12に関する信号のシーケンスに基づき、シーケンスによって値が変わる符号値を、デバッガ装置20で符号値を算出する際の符号化方式と同じ符号化方式(すなわちCRC)で算出する。
シフトレジスタ11dは、第1の実施の形態のデバッグ回路2における遅延部2cの機能を有している。シフトレジスタ11dは、符号値算出部11cで算出される符号値を、停止シーケンスに含まれる固定長部のシーケンスの長さ分保持したのち、最初に入力された符号値から順次出力する。なお、第1の実施の形態と同様に、停止シーケンスは、各時刻(クロックタイミング)でのユーザ回路12の信号のシーケンスとして、固定長部のシーケンスの長さを、m時刻分の信号のシーケンスの長さとする。mは、例えば、シフトレジスタ11dが保持できるデータ容量に基づき決定される。
部分シーケンス検出部11eは、符号値算出部11cから出力される符号値と、シフトレジスタ11dから出力される符号値との差分と、レジスタ11a1〜11apに記憶されている符号値との比較結果に基づき、停止シーケンスの固定長部のシーケンスを検出する。
期待値算出部11fは、固定長部のシーケンスが検出されたときの符号値と、レジスタ11b1〜11bpに記憶されている符号値との加算値に基づき、停止シーケンスの終了時における、符号値算出部11cで算出される符号値の期待値を算出する。
レジスタ11g1〜11gpは、期待値算出部11fで算出された、複数の停止条件のそれぞれに対応する期待値を記憶する。
動作停止部11hは、符号値算出部2bから出力される符号値(符号値の絶対値)と、レジスタ11g1〜11gpに記憶されている何れかの期待値とが一致したときに、デバッグ対象であるユーザ回路12の動作を停止させる。
部分シーケンス検出部11e、期待値算出部11f、動作停止部11hの処理例については、後述する。
(デバッガ装置20)
図4は、デバッガ装置のハードウェア例を示す図である。
デバッガ装置20は、コンピュータであり、プロセッサ21によって装置全体が制御されている。プロセッサ21には、バス29を介してRAM22と複数の周辺機器が接続されている。プロセッサ21は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ21は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。またプロセッサ21は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM22は、デバッガ装置20の主記憶装置として使用される。RAM22には、プロセッサ21に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM22には、プロセッサ21による処理に必要な各種データが格納される。
バス29に接続されている周辺機器としては、HDD(Hard Disk Drive)23、グラフィック処理装置24、入力インタフェース25、光学ドライブ装置26、機器接続インタフェース27及びネットワークインタフェース28がある。
HDD23は、内蔵したディスクに対して、磁気的にデータの書き込み及び読み出しを行う。HDD23は、デバッガ装置20の補助記憶装置として使用される。HDD23には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、及び各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置24には、モニタ24aが接続されている。グラフィック処理装置24は、プロセッサ21からの命令にしたがって、デバッグ結果などの画像をモニタ24aの画面に表示させる。モニタ24aとしては、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置などがある。
入力インタフェース25には、キーボード25aとマウス25bとが接続されている。入力インタフェース25は、キーボード25aやマウス25bから送られてくる信号をプロセッサ21に送信する。なお、マウス25bは、ポインティングデバイスの一例であり、他のポインティングデバイスを使用することもできる。他のポインティングデバイスとしては、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
光学ドライブ装置26は、レーザ光などを利用して、光ディスク26aに記録されたデータの読み取りを行う。光ディスク26aは、光の反射によって読み取り可能なようにデータが記録された可搬型の記録媒体である。光ディスク26aには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。
機器接続インタフェース27は、デバッガ装置20に周辺機器を接続するための通信インタフェースである。例えば機器接続インタフェース27には、メモリ装置27aやメモリリーダライタ27bを接続することができる。メモリ装置27aは、機器接続インタフェース27との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタ27bは、メモリカード27cへのデータの書き込み、またはメモリカード27cからのデータの読み出しを行う装置である。メモリカード27cは、カード型の記録媒体である。
また、機器接続インタフェース27は、通信ケーブル20bを介して半導体装置10に接続されている。
ネットワークインタフェース28は、ネットワーク28aに接続されている。ネットワークインタフェース28は、ネットワーク28aを介して、他のコンピュータまたは通信機器との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、第2の実施の形態のデバッガ装置20の処理機能を実現することができる。なお、第1の実施の形態のデバッガ装置4も、図3に示したデバッガ装置20と同様のハードウェアにより実現することができる。
デバッガ装置20は、例えばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、第2の実施の形態の処理機能を実現する。デバッガ装置20に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。例えば、デバッガ装置20に実行させるプログラムをHDD23に格納しておくことができる。プロセッサ21は、HDD23内のプログラムの少なくとも一部をRAM22にロードし、プログラムを実行する。またデバッガ装置20に実行させるプログラムを、光ディスク26a、メモリ装置27a、メモリカード27cなどの可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えばプロセッサ21からの制御により、HDD23にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ21が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
(デバッグ方法)
以下、上記の半導体装置10及びデバッガ装置20を用いたデバッグ方法を説明する。
図5は、デバッガ装置による停止条件の設定処理の一例の流れを示すフローチャートである。
デバッガ装置20は、例えば、作業者20aによるキーボード25aやマウス25bの操作などによって入力される複数の停止シーケンスを取得する(ステップS10)。そして、デバッガ装置20は、停止シーケンスを固定長部のシーケンスと後続部のシーケンスに分割する(ステップS11)。さらに、デバッガ装置20は、固定長部のシーケンスと後続部のシーケンスをそれぞれCRCで符号化した符号値を算出する(ステップS12)。ステップS12の処理では、デバッガ装置20は、固定長部のシーケンスの始めの信号(入力データと出力データ)から、符号値を算出し、後続の信号によって符号値を更新していく。固定長部のシーケンスの最後の信号による符号値の更新が終わると、そのときの符号値が固定長部のシーケンスによる符号値となる。後続部のシーケンスについても同様に処理されて、符号値が算出される。
デバッガ装置20は、ステップS12の処理で算出した符号値を、半導体装置10に送信する(ステップS13)。これによりデバッガ装置20の停止条件の設定処理が終了する。
図6は、半導体装置による処理の一例の流れを示すフローチャートである。
半導体装置10は、デバッガ装置20から送信された符号値を受信部13で受信する(ステップS20)。そして、半導体装置10の図示しない制御部は、複数の停止シーケンスの固定長部のシーケンスの符号値をレジスタ11a1〜11apに記憶し、後続部のシーケンスの符号値をレジスタ11b1〜11bpに設定(記憶)する(ステップS21)。
その後、デバッグ回路11の動作停止部11hは、デバッグ対象のユーザ回路12に動作を開始させる(ステップS22)。例えば、動作停止部11hは、ユーザ回路12へのクロック信号の供給をオンすることで、ユーザ回路12は動作を開始する。
ユーザ回路12の動作開始後、デバッグ回路11の符号値算出部11cは、図示しないクロックの各タイミングで、ユーザ回路12の入力データxまたは出力データyに基づき、CRCで符号値を算出する(ステップS23)。
その後、部分シーケンス検出部11eは、レジスタ11a1〜11apに記憶された停止シーケンスの固定長部のシーケンスの符号値を読み出し、以下のように、停止シーケンスの固定長部のシーケンスの検出を行う(ステップS24)。
図7は、ユーザ回路の信号が、停止シーケンスを含むシーケンスで遷移する例を示す図である。
図7では、時刻0から開始されたシーケンスの一例が示されている。あるシーケンスXの後に停止シーケンスSが続き、再びあるシーケンスYが続いている。また、図7では、符号値算出部11cで算出される符号値の例が示されている。シーケンスXの最後で算出される符号値はCRC(X)、停止シーケンスSの固定長部のシーケンスSaの最後で算出される符号値はCRC(X&S1)、後続部のシーケンスSb(任意長)の最後で算出される符号値はCRC(X&S)である。なお、“&”はシーケンスの連接を表す。
CRCの線形性から、以下の式が成り立つ。
CRC(X&S)=CRC((X&0m)+(0k&Sa))=CRC(X&0m)+CRC(0k&Sa)=CRC(X&0m)+CRC(Sa)=H(m)・CRC(X)+CRC(Sa) (1)
式(1)において、“+”はXOR演算を表している(以降の式でも同じである)。また、“0m”は、m時刻分、連続してユーザ回路12の信号(入力データx,出力データy)が0であるシーケンスを示している。また、シーケンスXの長さを、k時刻分のユーザ回路12の信号のシーケンスの長さとすると、“0k”は、k時刻分、連続してユーザ回路12の信号が0であるシーケンスを示している。
また、式(1)において、CRC(X&0m)+CRC(0k&Sa)=CRC(X&0m)+CRC(Sa)であるのは、CRCの性質から、初期状態から連続する0は、その個数によらず、CRCの値に影響しないためである。
また、式(1)においてH(m)は、&0mと同じ効果をもたらすように、CRCの値を変換する正方行列である。正方行列Hを用いたCRCの演算の例は、例えば、非特許文献1に記載されている。
図8は、シーケンスSaの検出例を示す図である。
時刻jで、符号値算出部11cが算出する符号値をa(j)とする。時刻jでは、シフトレジスタ11dは、時刻jに対してm時刻分前(mクロックタイミング前)の時刻j−mの符号値a(j−m)を出力する。
部分シーケンス検出部11eは、符号値a(j),a(j−m)を受けて、符号値a(j)とa(j−m)との差分に基づく以下の条件式が成立するか否かを評価する。
a(j)−H(m)・a(j−m)=CRC(S1) (2)
式(2)の条件式は、時刻(j−m+1)から、時刻jまでのシーケンスが、シーケンスSaに一致するとき、時刻0からのシーケンスXが未知であっても成立する。
部分シーケンス検出部11eは、上記のようなCRC差分(CRCで符号化された符号値の変化分)に基づく式(2)が成立するか否かを判定することで、固定長部のシーケンスを検出したか否かを判定する(ステップS25)。
式(2)が成立するとき、図8に示すように、符号値a(j−m)は、a(j−m)=CRC(X)となり、符号値a(j)は、a(j)=CRC(X&Sa)となり、時刻jでは、符号値a(j),a(j−m)のシーケンスSaの最後の信号が検出されたことになる。したがって、上記式(2)が成立するとき、部分シーケンス検出部11eは、シーケンスSaが検出されたと判定し、時刻jの符号値a(j)を期待値算出部11fに送る。
固定長のシーケンスが検出されないとき、すなわち、式(2)が成立しないときは、ステップS23からの処理が繰り返される。
期待値算出部11fは符号値a(j)を受けると、期待値の算出を行う(ステップS26)。
図9は、停止シーケンスSの検出用の期待値の算出例を示す図である。
上記のように、時刻jでは、a(j)=CRC(X&Sa)となっている。停止シーケンスSの長さを、n時刻分の信号のシーケンスの長さとすると、シーケンスSaに引き続いてシーケンスSbが発生するとき、時刻j+n−mでの、符号値の期待値CRC(X&S)は、以下の式で与えられる。
CRC(X&S)=CRC(X&Sa&Sb)=CRC(X&Sa&0n-m)+CRC(Sb)=H(n−m)・CRC(X&Sa)+CRC(Sb) (3)
ここで、CRC(Sb)は、停止シーケンスSの後続部のシーケンスSbの符号値であり、レジスタ11b1〜11bpの何れかに記憶されているものである。
したがって、期待値算出部11fは、検出された固定長部のシーケンスSaに対応するシーケンスSbの符号値をレジスタ11b1〜11bpの何れかから読み出して、上記の式(3)により期待値を算出する。
その後、符号値算出部11cによる符号値の更新が行われ(ステップS27)、動作停止部11hは、時刻j+n−mにおいて、符号値(CRC絶対値)が期待値と一致するか否か判定する(ステップS28)。時刻j+n−mにおいて、符号値が期待値と一致するときには、図9に示したように、停止シーケンスSが検出されたと判定できるので、動作停止部11hは、デバッグ対象であるユーザ回路12の動作を停止させ(ステップS29)、ある停止シーケンス検出時のユーザ回路12の停止処理を終える。
動作停止部11hは、例えば、回路停止信号により、ユーザ回路12へクロック信号の供給を停止することで、ユーザ回路12の動作を停止する。また、動作停止部11hは、ユーザ回路12へのデータの入力またはユーザ回路12からのデータの出力を遮断して、ユーザ回路12が停止しているように扱うようにしてもよい。
時刻j+n−mにおいて、符号値が期待値と一致しないときには、動作停止部11hは、停止シーケンスSが検出されなかったと判定し、再度ステップS23からの処理を繰り返す。
その後は、例えば、デバッガ装置20により、ユーザ回路12の各部の信号の様子を調査するなどのデバッグ作業が行われる。
以上のような半導体装置10、デバッグ回路11及びデバッガ装置20によれば、第1の実施の形態の半導体装置1、デバッグ回路2及びデバッガ装置4と同様の効果が得られる。また、複数の停止シーケンスのそれぞれの固定長部のシーケンスと後続部のシーケンスの符号値に基づきユーザ回路12の停止処理を行うので、複数の停止条件でユーザ回路12を停止できる。
なお、上記の期待値算出部11fの処理は、デバッガ装置20のソフトウェアで実現されるようにして、デバッグ回路11及び半導体装置10の回路面積を小さくすることもできる。その場合、デバッグ回路11による固定長部のシーケンス検出後、デバッガ装置20は、動作停止部11hにユーザ回路12を停止させる。そして、デバッガ装置20は、ユーザ回路12の停止タイミングで、符号値算出部11cが算出した符号値を取得し、その符号値と、後続部のシーケンスの符号値とから期待値を算出する。そして、デバッガ装置20は、算出した期待値を、半導体装置10に送信し、半導体装置10に、その期待値をデバッグ回路11のレジスタ11g1〜11gpに設定させる。
(第3の実施の形態)
上記では、停止シーケンスは固定長部と後続部の2つのシーケンスに分割され、それぞれのシーケンスの符号値に基づき、停止シーケンスが検出される例を説明したが、これに限定されない。停止シーケンスは3つ以上のシーケンスに分割され、それぞれのシーケンスの符号値に基づき、停止シーケンスが検出されるようにしてもよい。以下、3つに分割された停止シーケンスに含まれる3つのシーケンスの符号値に基づき停止シーケンスを検出する半導体装置の一例を説明する。
図10は、第3の実施の形態の半導体装置の一例を示す図である。
図10において、図3に示した半導体装置10と同様の要素については同一符号を付しており、説明を省略する。なお、以下では説明を簡略化するため、半導体装置10aのデバッグ回路30は、1つの停止シーケンスを検出するが、複数の停止シーケンスを検出するようにしてもよい。
半導体装置10aは、レジスタ11a,11b,11iを有している。レジスタ11aは、停止シーケンスを3分割した3つのシーケンスのうち、最初のシーケンスの符号値を記憶する。レジスタ11bは、停止シーケンスを3分割した3つのシーケンスのうち、2番目のシーケンスの符号値を記憶する。レジスタ11iは、停止シーケンスを3分割した3つのシーケンスのうち、最後のシーケンスの符号値を記憶する。以下分割した停止シーケンスの最初のシーケンスをシーケンスS1、2番目のシーケンスをシーケンスS2、3番目のシーケンスをシーケンスS3という。
なお、シーケンスS1の長さは、シフトレジスタ11dが保持できるデータ容量に基づく固定長であり、以下では、m1時刻分(クロックタイミングm1個分)の信号のシーケンスの長さとする。
また、シーケンスS2,S3は任意長であるが、その長さに関する情報は、例えば、レジスタ11b,11iに記憶される。以下では、シーケンスS2の長さをm2時刻分(クロックタイミングm2個分)、シーケンスS3の長さをm3時刻分(クロックタイミングm3個分)の長さとする。
シフトレジスタ11daは、符号値算出部11cで算出される符号値を、シーケンスS1の長さ分(m1時刻分)保持したのち、最初に入力された符号値から順次出力する。
部分シーケンス検出部11eaは、符号値算出部11cから出力される符号値と、シフトレジスタ11daから出力される符号値との差分と、レジスタ11aに記憶されている符号値との比較結果に基づき、シーケンスS1を検出する。
期待値算出部11faは、シーケンスS1の検出時の符号値と、レジスタ11bに記憶されているシーケンスS2の符号値とに基づき、シーケンスS2の終了時における、符号値算出部11cで算出される符号値の期待値を算出する。また、期待値算出部11faは、シーケンスS2の検出時の符号値と、レジスタ11iに記憶されているシーケンスS3の符号値とに基づき、停止シーケンスの終了時における、符号値算出部11cで算出される符号値の期待値を算出する。期待値の算出は、式(3)に示したようなCRCの線形性を利用して算出できる。
レジスタ11j1,11j2は、期待値算出部11fで算出された、各期待値を記憶する。レジスタ11j1には、シーケンスS2の終了時における、符号値算出部11cで算出される符号値の期待値が記憶され、レジスタ11j2には、停止シーケンスの終了時における、符号値算出部11cで算出される符号値の期待値が記憶される。
動作停止部11haは、符号値算出部2bから出力される符号値と、レジスタ11j1に記憶されている期待値とが一致したときに、シーケンスS2が検出されたと判定する。そして、動作停止部11haは、期待値算出部11faに、次のシーケンスS3の終了時(本実施の形態では停止シーケンスの終了時)における符号値算出部11cで算出される符号値の期待値を算出させる。さらに、動作停止部11haは、符号値算出部2bから出力される符号値と、レジスタ11j2に記憶されている期待値とが一致したときに、シーケンスS3が検出されたと判定し、ユーザ回路12を停止させる。
図11は、3分割した停止シーケンス検出処理の一例を示す図である。
図11では、部分シーケンス検出部11eaが、時刻jにおいて、レジスタ11aに記憶されている符号値と、時刻jの符号値a(j)と、時刻j−m1の符号値a(j−m1)からシーケンスS1を検出した例が示されている。このとき、符号値a(j−m1)=CRC(X)、符号値a(j)=CRC(X&S1)となっている。
時刻jで、シーケンスS1が検出されると、期待値算出部11faは、シーケンスS2の終了時における、符号値算出部11cで算出される符号値の期待値を算出する。シーケンスS2の長さは、前述したように、m2時刻分の長さであるため、時刻j+m2での符号値a(j+m2)の期待値が算出される。この期待値は、CRC(X&S1&S2)で表され、時刻jの符号値a(j)と、レジスタ11bに記憶されているシーケンスS2の符号値(CRC(S2))に基づき算出される。算出された期待値はレジスタ11j1に記憶される。
時刻j+m2において、動作停止部11haは、符号値算出部2bから出力される符号値a(j+m2)と、レジスタ11j1に記憶されている期待値とが一致したときに、シーケンスS2が検出されたと判定する。一致しないときには、動作停止部11haは、入力データxと出力データyによるシーケンスは停止シーケンスSと異なると判定し、期待値算出部11faに、次のシーケンスS3終了時の期待値を算出させない。
シーケンスS2が検出されたとき、期待値算出部11faは、次のシーケンスS3の終了時における、符号値算出部11cで算出される符号値の期待値を算出する。シーケンスS3の長さは、前述したように、m3時刻分の長さであるため、時刻j+m2+m3での符号値a(j+m2+m3)の期待値が算出される。この期待値は、CRC(X&S)(=CRC(X&S1&S2&S3))で表され、時刻jの符号値a(j+m2)と、レジスタ11iに記憶されているシーケンスS3の符号値(CRC(S3))に基づき算出される。算出された期待値はレジスタ11j2に記憶される。
時刻j+m2+m3において、動作停止部11haは、符号値算出部2bから出力される符号値a(j+m2+m3)と、レジスタ11j2に記憶されている期待値とが一致したときに、停止シーケンスSが検出されたと判定する。そして、動作停止部11haは、ユーザ回路12の動作を停止させる。一致しないときには、動作停止部11haは、停止シーケンスSが検出されなかったと判定し、ユーザ回路12の動作を停止させない。
以上のような半導体装置10aによる効果として、例えば、以下の点があげられる。
CRCはビット数が決まっているため、複数のシーケンスで同じCRCの値が算出される可能性がある。そのため、例えば、図9に示した時刻j+n−mにおいて、実際は停止シーケンスではないにもかかわらず、符号値が停止シーケンスSの終了時の期待値と一致してしまう可能性がある。
本実施の形態の半導体装置10aは、3つに分割された停止シーケンスの途中における符号値の期待値と、符号値算出部11cで算出される符号値との比較判定を行うことで、現在のシーケンスが停止シーケンスであるか否かを検出する回数を増やせる。これにより、誤って回路を停止させてしまうことを抑制できる。分割数が増えるほどこの効果は高まる。
(第4の実施の形態)
図12は、第4の実施の形態の半導体装置の一例を示す図である。
図12において、図3に示した半導体装置10と同様の要素については同一符号を付しており、説明を省略する。
第4の実施の形態の半導体装置10bのデバッグ回路40では、複数(p個)の停止条件を示す停止シーケンスに対応して、p個の部分シーケンス検出部11e1〜11ep、動作停止部11h1〜11hpが設けられている。
部分シーケンス検出部11e1〜11epのそれぞれは、レジスタ11a1〜11apに記憶されている複数の停止シーケンスの固定長部のシーケンスの符号値の何れか1つを受ける。例えば、部分シーケンス検出部11e1は、レジスタ11a1に記憶されている符号値を受け、部分シーケンス検出部11epは、レジスタ11apに記憶されている符号値を受ける。さらに、部分シーケンス検出部11e1〜11epは、符号値算出部11cから出力される現在の符号値とシフトレジスタ11dから出力される符号値を受ける。部分シーケンス検出部11e1〜11epは、これらの符号値に基づき、複数の停止シーケンスの固定長部のシーケンスを同時に検出する。
また、動作停止部11h1〜11hpのそれぞれは、レジスタ11g1〜11gpに記憶されている複数の停止シーケンスに対応した複数の期待値の何れか1つを受ける。例えば、動作停止部11h1は、レジスタ11g1に記憶されている期待値を受け、動作停止部11hpは、レジスタ11gpに記憶されている期待値を受ける。さらに、動作停止部11hpは、符号値算出部11cから出力される現在の符号値を受ける。動作停止部11h1〜11hpは、これらの符号値に基づき、複数の停止シーケンスを同時に検出する。
このような半導体装置10bによれば、第2の実施の形態の半導体装置10と同様の効果が得られるとともに、複数の停止シーケンスを並列に同時に検出でき、デバッグの作業効率を上げられる。
(第5の実施の形態)
図13は、第5の実施の形態の半導体装置の一例を示す図である。
図13において、図3に示した半導体装置10と同様の要素については同一符号を付しており、説明を省略する。
第5の実施の形態の半導体装置10cのデバッグ回路50では、シフトレジスタ11dbに含まれる直列に接続されたフリップフロップff1,ff2,…,ffmの各出力端子が、部分シーケンス検出部11ebに接続されている。なお、図13では、各フリップフロップff1〜ffmに入力されるクロック信号については図示が省略されている。
つまり、シフトレジスタ11dbは、入力された符号値の出力を複数段階で遅延する。
これにより、部分シーケンス検出部11ebには、シフトレジスタ11dbから、符号値算出部11cで算出された現在の符号値に対して、1時刻分前〜m時刻分前(1クロックタイミング前からmクロックタイミング前)までの符号値が供給される。
部分シーケンス検出部11ebは、符号値算出部11cから出力される符号値と、各フリップフロップff1〜ffmの何れかから出力される符号値との差分と、レジスタ11a1〜11apに記憶された符号値との比較結果に基づき固定長部のシーケンスを検出する。
第2の実施の形態の半導体装置10では、シフトレジスタ11dは、符号値算出部11cで算出された現在の符号値に対して、m時刻分前の符号値を出力するものであり、停止シーケンスの固定長部のシーケンスの長さもm時刻分としていた。これに対し、第5の実施の形態の半導体装置10cは、上記のようなシフトレジスタ11dbと部分シーケンス検出部11ebを有することで、停止シーケンスの固定長部のシーケンスの長さがm時刻分よりも短くても、そのシーケンスを検出できる。そのため、停止シーケンス自体が、m時刻分の長さよりも短くても、その停止シーケンスを検出できる。これにより、扱える停止シーケンスが増え、様々な停止条件に対応できるようになり、デバッグの作業効率を上げられる。
(第6の実施の形態)
図14は、第6の実施の形態の半導体装置の一例を示す図である。
図14において、図3に示した半導体装置10と同様の要素については同一符号を付しており、説明を省略する。
第6の実施の形態の半導体装置10dは、トレースバッファ60を有している。トレースバッファ60は、デバッグ対象のユーザ回路12の信号(入力データx、出力データy)のシーケンスを保持する。
トレースバッファ60が、ユーザ回路12の信号のシーケンスをどの程度保持するかは、回路面積の増加分などを考慮して適宜決められるが、停止シーケンスの長さ分保持できるようにすることが望ましい。この場合、保持しているシーケンスが停止シーケンスと完全に一致しているか判定できるためである。
図15は、トレースバッファを用いたデバッグ方法の一例を示すフローチャートである。
ステップS29までの処理は、図6に示した処理内容と同じである。デバッグ対象であるユーザ回路12の動作が動作停止部11hによって停止されたとき、デバッガ装置20は、トレースバッファ60からユーザ回路12の状態(信号のシーケンス)を読み出す(ステップS30)。そして、デバッガ装置20は、停止条件が成立しているか否かを、停止シーケンスと読み出した信号のシーケンスの一部またはすべて一致するか否かを判定する(ステップS31)。例えば、トレースバッファ60に、n時刻分の停止シーケンスの長さ以上の信号のシーケンスが保持されている場合、最新のn時刻分の信号のシーケンスと、停止シーケンスが一致しているときには、停止条件が成立していると判定される。
例えば、トレースバッファ60に、n時刻分の停止シーケンスの長さより短い信号のシーケンスが保持されている場合、保持されているすべての信号のシーケンスと、停止シーケンスの一部が一致しているときには、停止条件が成立していると判定される。
停止条件が成立したと判定されたとき、ある停止シーケンス検出時のユーザ回路12の停止処理が終わる。デバッガ装置20は、停止条件が成立していないと判定したとき、半導体装置10dのデバッグ回路11の動作停止部hに、ユーザ回路12の動作を再開させる。
前述のようにCRCはビット数が決まっているため、複数のシーケンスで同じCRCの値が算出される可能性がある。そのため、例えば、図9に示した時刻j+n−mにおいて、実際は停止シーケンスではないにもかかわらず、符号値が停止シーケンスSの終了時の期待値と一致してしまう可能性がある。
図15に示したようなデバッグ方法によれば、デバッガ装置20が、半導体装置10dのトレースバッファ60に保持されている信号のシーケンスから、本当に停止条件が成立しているのか検証することができる。そのため、誤ってユーザ回路12を停止させてしまうことを抑制できる。
なお、上記の各実施の形態は、互いに組み合わせることができる。
以上、実施の形態に基づき、本発明のデバッグ回路、半導体装置及びデバッグ方法の一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
1 半導体装置
2 デバッグ回路
2a 記憶部
2b 符号値算出部
2c 遅延部
2d 部分シーケンス検出部
2e 期待値算出部
2f 動作停止部
3 デバッグ対象回路
4 デバッガ装置

Claims (8)

  1. デバッグ対象の回路における信号のシーケンスに応じて値が変わる符号化方式で算出され、前記回路の停止条件を示す停止シーケンスに含まれる第1のシーケンスを符号化した第1の符号値及び、前記停止シーケンスに含まれ前記第1のシーケンスの後続の第2のシーケンスを符号化した第2の符号値を記憶する記憶部と、
    前記信号のシーケンスに基づき、第1の時間ごとに、前記符号化方式で第3の符号値を算出し出力する符号値算出部と、
    前記第1のシーケンスの長さ分前の前記第3の符号値である第4の符号値出力する遅延部と、
    前記第3の符号値と前記第4の符号値との差分と、前記第1の符号値との比較結果に基づき、前記第1のシーケンスを検出する部分シーケンス検出部と、
    前記第1のシーケンスが検出されたときの前記第3の符号値と、前記第2の符号値とに基づき、前記停止シーケンスの末尾において前記符号値算出部により算出される前記第3の符号値の第1の期待値を算出する期待値算出部と、
    前記第1のシーケンスが検出されたときから前記第2のシーケンスの長さ分後の前記第3の符号値と、前記第1の期待値とが一致したときに前記回路の動作を停止する動作停止部と、
    を有することを特徴とするデバッグ回路。
  2. 前記第1乃至第4の符号値は、線形性を有する符号値であることを特徴とする請求項1に記載のデバッグ回路。
  3. 前記記憶部は、前記符号化方式で算出され、前記停止シーケンスに含まれ前記第1のシーケンスと前記第2のシーケンスの後続の第3のシーケンスの第5の符号値を記憶し、
    前記期待値算出部は、前記第のシーケンスが検出されたときの前記第3の符号値と、前記第5の符号値とに基づき、前記第3のシーケンスの末尾において前記符号値算出部により算出される前記第3の符号値の第2の期待値を算出し、
    前記動作停止部は、前記第1のシーケンスが検出されたときから前記第2のシーケンスの長さ分後の前記第3の符号値と、前記第の期待値とが一致したとき、前記第2のシーケンスが検出されたとして前記第の期待値を、前記期待値算出部に算出させ、前記第1のシーケンスが検出されたときから前記第2のシーケンスの長さ分後の前記第3の符号値と、前記第の期待値とが一致しないとき、前記第の期待値を、前記期待値算出部に算出させ前記第2のシーケンスが検出されたときから前記第3のシーケンスの長さ分後の前記第3の符号値と、前記第2の期待値とが一致したときに前記回路の動作を停止する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデバッグ回路。
  4. 複数の前記停止シーケンスの数に対応して、前記第1の符号値及び前記第2の符号値はそれぞれ複数、前記記憶部に記憶され、
    前記部分シーケンス検出部及び前記動作停止部は、前記停止シーケンスの数に対応して複数設けられ、
    複数設けられた前記部分シーケンス検出部は、前記停止シーケンスのそれぞれに含まれる前記第1のシーケンスを複数同時に検出し、
    前記期待値算出部は、前記停止シーケンスの数に対応して前記第1の期待値を複数算出し、
    複数設けられた前記動作停止部は、複数算出された前記第1の期待値と、前記第1のシーケンスが検出されたときから前記第2のシーケンスの長さ分後の前記第3の符号値とから、前記停止シーケンスを複数同時に検出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のデバッグ回路。
  5. 前記遅延部は、直列に接続された複数のフリップフロップを有するシフトレジスタであり、
    前記複数のフリップフロップのそれぞれの出力端子は、前記部分シーケンス検出部に接続され、前記シフトレジスタは、前記第3の符号値の出力を複数段階で遅延して、前記第4の符号値を複数、前記部分シーケンス検出部に供給し、
    前記部分シーケンス検出部は、前記第3の符号値と複数の前記第4の符号値の何れかとの差分と、前記第1の符号値との比較結果に基づき、前記第1のシーケンスを検出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のデバッグ回路。
  6. デバッグ対象となる回路と、
    前記回路における信号のシーケンスに応じて値が変わる符号化方式で算出され、前記回路の停止条件を示す停止シーケンスに含まれる第1のシーケンスを符号化した第1の符号値及び、前記停止シーケンスに含まれ前記第1のシーケンスの後続の第2のシーケンスを符号化した第2の符号値を記憶する記憶部と、前記信号のシーケンスに基づき、第1の時間ごとに、前記符号化方式で第3の符号値を算出し出力する符号値算出部と、前記第1のシーケンスの長さ分前の前記第3の符号値である第4の符号値出力する遅延部と、前記第3の符号値と前記第4の符号値との差分と、前記第1の符号値との比較結果に基づき、前記第1のシーケンスを検出する部分シーケンス検出部と、前記第1のシーケンスが検出されたときの前記第3の符号値と、前記第2の符号値とに基づき、前記停止シーケンスの末尾において前記符号値算出部により算出される前記第3の符号値の期待値を算出する期待値算出部と、前記第1のシーケンスが検出されたときから前記第2のシーケンスの長さ分後の前記第3の符号値と、前記期待値とが一致したときに前記回路の動作を停止する動作停止部と、を備えたデバッグ回路と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  7. デバッガ装置が、
    デバッグ対象の回路の停止条件を示す停止シーケンスを第1のシーケンスと前記第1のシーケンスに後続する第2のシーケンスに分割し、
    前記回路における信号のシーケンスに応じて値が変わる符号化方式で、前記第1のシーケンスから第1の符号値を算出し、前記第2のシーケンスから第2の符号値を算出し、
    前記第1の符号値及び前記第2の符号値を送信し、
    前記回路を備えた半導体装置が、
    前記第1の符号値及び前記第2の符号値を受信し、
    前記信号のシーケンスに基づき、第1の時間ごとに、前記符号化方式で第3の符号値を算出し、
    前記第3の符号値と、前記第1のシーケンスの長さ分前の前記第3の符号値である第4の符号値との差分と、前記第1の符号値との比較結果に基づき、前記第1のシーケンスを検出し、
    前記第1のシーケンスが検出されたときの前記第3の符号値と、前記第2の符号値とに基づき、前記停止シーケンスの末尾において算出される前記第3の符号値の期待値を算出し、
    前記第1のシーケンスが検出されたときから前記第2のシーケンスの長さ分後の前記第3の符号値と、前記期待値とが一致したときに前記回路の動作を停止する、
    ことを特徴とするデバッグ方法。
  8. 前記半導体装置は、前記回路の前記信号のシーケンスを保持するトレースバッファを有し、
    前記回路の動作が停止されたとき、前記デバッガ装置は、前記トレースバッファに保持されている前記信号のシーケンスを読み出し、前記停止シーケンスと一部またはすべて一致するか否かを判定し、一致しない場合には、前記半導体装置に前記回路の動作を再開させる、
    ことを特徴とする請求項7に記載のデバッグ方法。
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