JP6354049B2 - 透明熱線反射フィルム - Google Patents

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Description

本発明は、透明熱線反射フィルムに関する。
可視光を透過させつつ、熱線(赤外線)を反射する透明熱線反射フィルムが知られている(例えば、特許文献1)。透明熱線反射フィルムは、例えば、建物や自動車等の窓ガラスに貼り付けられ、日射(赤外線)を反射して建物内の温度が上昇することを抑制等するために用いられている。
この種の透明熱線反射フィルムは、特許文献1に示されるように、主として、熱線を反射するための金属薄膜からなる反射層と、この反射層に積層され可視光透過性を高めるための金属酸化物からなる光学調整層とを備えている。また、透明熱線反射フィルムは、反射層の損傷を防ぐための樹脂製の保護層を備えている。
ところで、特許文献2,3に示されるように、冬場において暖房により暖められた室内の熱が、透明熱線反射フィルムが貼り付けられている窓ガラスを通って室外へ逃げてしまうことが問題となっている。
透明熱線反射フィルムを室内側から窓ガラスに貼り付けた場合、室内から窓ガラス側に向う赤外線は、ある程度、透明熱線反射フィルムの反射層により反射されて遮蔽される。しかしながら、室内から窓ガラス側に向う多くの赤外線は、透明熱線反射フィルムの保護層等で吸収されて熱に変換され、これが窓ガラスを介した熱伝導によって戸外に放散され、結局、室内の熱が奪われることがあった。
なお、冬場の暖房による熱を室外に出さないためには、窓の室内側表面の熱放射率を小さくして、室内から室外に向かう熱線を窓で吸収することなく、室内側に反射することが効果的である。このため透明熱線反射フィルムの表面放射率を小さくすることが冬場の窓の断熱性を高めることにつながる。
そこで、特許文献2,3では、保護層として赤外線の吸収率が低いポリオレフィン系樹脂を選択することで、透明熱線反射フィルムの表面放射率を小さくし断熱性能を向上させることを試みている。しかしながら、ポリオレフィン系樹脂からなる保護層を熱線反射層に固定する際に利用される樹脂系の接着剤(例えば、ポリエステル系接着剤)は、赤外線を吸収し易いため、透明熱線反射フィルムの断熱性を十分に向上させることはできない。
もちろん、接着剤を省略して透明熱線反射フィルムの保護層を光学調整層に直接、積層することも考えられるが、保護層がポリオレフィン系樹脂からなる場合には、保護層と光学調整層との密着性が低いため、保護層を光学調整層に直接、積層することができなかった。そのため、従来の透明熱線反射フィルムでは、上述のように赤外線の吸収率が高い接着剤を利用して保護層と光学調整層とを積層するしかないというのが実情であった。
特開2001−179887号公報 特開2013−10341号公報 特開2000−117919号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、赤外線の吸収率が高い接着剤を利用せずとも保護層と光学調整層とを積層できて断熱性に優れる透明熱線反射フィルムを提供することを目的とする。
本発明者らは、前記目的を達成すべく鋭意検討を行った結果、酸化亜鉛、酸化ニオブ及び酸化ジルコニウムからなる群より選択される何れか1種を含有する光学調整層が、ポリオレフィン系樹脂を含むフィルムからなる保護層に対して直接、積層できることを見出し、本発明の完成に至った。
本発明に係る透明熱線反射フィルムは、金属又は合金の薄膜からなる熱線反射層と、ポリオレフィン系樹脂を含むフィルムからなり、前記熱線反射層の一方の面側に配される保護層と、金属酸化物を含み、前記熱線反射層と前記保護層との間に配される光学調整層とを備える熱線反射フィルムであって、前記光学調整層は、酸化亜鉛、酸化ニオブ及び酸化ジルコニウムからなる群より選択される何れか1種を含有し、かつ前記保護層に対して直接、積層することを特徴とする。
前記透明熱線反射フィルムにおいて、前記熱線反射層は、銀又は銀合金の薄膜からなるものであってもよい。
前記透明熱線反射フィルムにおいて、前記光学調整層は、前記保護層に対して、物理気相成長法又は化学気相成長法により形成されるもであってもよい。
前記透明熱線反射フィルムにおいて、可視光透過率が60.0%以上であってもよい。
前記透明熱線反射フィルムにおいて、前記熱線反射層の前記一方の面の反対側に配され、被着体に対して貼り付け可能な粘着剤層を備えるものであってもよい。
本発明によれば、接着剤を利用せずとも保護層と光学調整層とを積層できて断熱性に優れる透明熱線反射フィルムを提供することができる。
一実施形態に係る透明熱線反射フィルムの構成を模式的に表した断面図 粘着剤層を有する他の実施形態に係る透明熱線反射フィルムの構成を模式的に表した断面図 基材層を有する他の実施形態に係る透明熱線反射フィルムの構成を模式的に表した断面図 複数の熱線反射層を有する他の実施形態に係る透明熱線反射フィルムの構成を模式的に表した断面図
本発明の一実施形態に係る透明熱線反射フィルムについて、図面を参照しつつ説明する。
図1は、一実施形態に係る透明熱線反射フィルム1の構成を模式的に表した断面図である。透明熱線反射フィルム1は、図1に示されるように、熱線反射層2、保護層3、及び2層の光学調整層4,14を備えている。
(熱線反射層)
熱線反射層2は、金属又は合金の薄膜からなり、主として熱線(赤外線)を反射する機能を有する。熱線反射層(薄膜)2を構成する金属又は合金としては、例えば、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、銀パラジウム合金(AgPd)、銀パラジウム銅合金(AgPdCu)、銀銅合金(AgCu)等の銀合金、アルミニウムリチウム合金(AlLi)、アルミニウムカルシウム合金(AlCa)、アルミニウムマグネシウム合金(AlMg)等のアルミニウム合金等が挙げられる。なお、熱線反射層2に利用される金属又は合金としては、銀又は銀合金が好ましく、銀パラジウム合金がより好ましい。
熱線反射層2の厚みは、特に制限されないが、例えば、5nm〜30nmが好ましく、10nm〜20nmがより好ましい。
(保護層)
保護層3は、熱線反射層2の一方の面2a側に配され、熱線反射層2や光学調整層4等が損傷しないように保護する機能や、透明熱線反射フィルム1の強度を確保する機能等を有する。保護層3は、図1に示されるように、光学調整層4に隣接するように積層される。保護層3は、ポリオレフィン系樹脂のフィルムからなる。ポリオレフィン系樹脂は、可視光透過性に優れ、かつポリエステル系樹脂等の他の樹脂と比べて、赤外線の吸収率が低い(つまり、赤外線の放射率が低い)ため、保護層3の材料として好適である。
なお、保護層3については、その表面に耐擦過性能を高める等の目的で、所謂ハードコート層を更に設けてもよい。
ポリオレフィン系樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて公知のものから適宜、選択されればよい。なお、ポリオレフィン系樹脂の具体例としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、延伸ポリプロピレン(OPP)、シクロオレフィンポリマー(COP)等が挙げられる。
なお、本実施形態の保護層3におけるポリオレフィン系樹脂の含有率は、100質量%であるが、他の実施形態においては、保護層3におけるポリオレフィン系樹脂の含有率が、80質量%以上であってもよいし、90質量%以上であってもよい。
保護層3の厚みは、特に制限されないが、例えば、1μm〜100μmが好ましく、5μm〜50μmがより好ましい。
保護層3が有する2つの面3a,3bのうち、光学調整層4が積層される面3bに対し、光学調整層4との密着性を向上させるために、必要に応じて、プラズマ処理、コロナ放電処理、火炎処理等の表面処理を行ってもよい。
(光学調整層)
光学調整層4,14は、金属酸化物を含む層からなり、熱線反射層2における可視光の反射を抑制しかつ可視光の透過性を向上させる等の目的で形成される。本実施形態の場合、光学調整層4は、熱線反射層2の一方の面2aに積層され、光学調整層14は、熱線反射層2の他方の面2bに積層さている。つまり、光学調整層4及び光学調整層14は、熱線反射層2を挟むように形成されている。
光学調整層4は、図1に示されるように保護層3と熱線反射層2との間に配され、かつ保護層3に直接、密着する形で積み重ねられる層となっている。また、光学調整層4を構成する材質(金属酸化物)としては、酸化亜鉛、酸化ニオブ及び酸化ジルコニウムからなる群より選択される何れか1種が挙げられる。酸化亜鉛としては、アルミニウム、チタン、ガリウム、スズ等の金属が酸化亜鉛に添加されたものでもよい。光学調整層4が、このような金属酸化物を含有すると、保護層3に対する密着性が確保等される。なお、本発明の目的を損なわない限り、光学調整層4は、上述した金属酸化物以外の物質を含有してもよい。
なお、酸化亜鉛に金属を添加する場合、酸化亜鉛中の添加元素の含有率は、0.1〜20原子%が好ましい。例えば、アルミ添加酸化亜鉛の場合、酸化亜鉛中のアルミニウムの含有率は、0.1〜20原子%が好ましい。また、チタン添加亜鉛の場合、酸化亜鉛中のチタンの含有率は、0.1〜20原子%が好ましい。
また、光学調整層4は、熱線反射層2と比べて、可視光の屈折率が高く設定されることが好ましい。光学調整層4の屈折率(波長:589.3nm)は、例えば、1.9以上に設定されることが好ましい。
また、光学調整層4の厚み(単層の厚み)は、特に制限されないが、例えば、15nm〜50nmに設定される。
なお、本実施形態の場合、熱線反射層2と保護層3との間には、光学調整層4のみが配されているが、他の実施形態においては、本発明の目的を損なわない限り、他の光学調整層が熱線反射層2と保護層3(光学調整層4)との間に配されてもよい。つまり、熱線反射層2と保護層3との間に、二層以上の光学調整層(光学調整層4等)が形成されてもよい。また、他の実施形態においては、本発明の目的を損なわない限り、熱線反射層2の一方の面2a側のみならず、他方の面2b側にも、二層以上の光学調整層(光学調整層14等)が形成されてもよい。また、他の実施形態においては、本発明の目的を損なわない限り、熱線反射層2の一方の面2a側のみに、光学調整層4が形成されてもよい。
本実施形態の場合、光学調整層4と、光学調整層14とは、互いに同じ材質からなる。なお、本発明の目的を損なわない限り、光学調整層4と、光学調整層14とは、互いに異なる材質から構成されてもよい。
また、他の実施形態においては、光学調整層14等の他の光学調整層は、上述した金属酸化物以外の公知の金属酸化物(例えば、酸化インジウム錫、酸化インジウム亜鉛)を含有するものであってもよい。
光学調整層14等の他の光学調整層の厚みは、特に制限されず、目的に応じて適宜、設定されればよい。
(成膜方法)
熱線反射層2、及び光学調整層4,14を保護層3上に成膜する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択される。成膜方法としては、例えば、真空蒸着法(電子線ビーム蒸着法、抵抗加熱蒸着法)、スパッタリング法、イオンプレーティング法、イオンビーム法、イオンアシスト法、レーザーアブレーション法等の物理的気相成長(PVD)法、熱CVD法、光CVD法、プラズマCVD法等の化学的気相成長(CVD)法等が挙げられる。これらの中でも、物理的気相成長(PVD)法が好ましく、保護層3に対して光学調整層4を確実に積層し易い等の理由により、スパッタリング法が特に好ましい。
また、スパッタリング法としては、成膜レートの高いDCスパッタリング法が好ましい。なお、スパッタリング法により多層成膜する場合、1つのチャンバで複数のターゲットから交互又は順番に成膜する1チャンバ法であってもよいし、複数のチャンバで連続的に成膜するマルチチャンバ法であってもよいが、生産性及び材料コンタミネーションを防止する等の観点より、マルチチャンバ法が好ましい。
(粘着剤層)
図2は、粘着剤層5を有する他の実施形態に係る透明熱線反射フィルム1Aの構成を模式的に表した断面図である。この透明熱線反射フィルム1Aは、上述の透明熱線反射フィルム1に、更に粘着剤層5等が追加された構成からなる。粘着剤層5は、熱線反射層2の一方の面2b側に形成されている光学調整層14に直接、積層されるように設けられる。このような粘着剤層5は、被着体(例えば、窓ガラス)に対して透明熱線反射フィルム1Aが貼り付けられる際に利用される。
粘着剤層5に利用される粘着剤としては、特に制限はなく、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、ビニルアルキルエーテル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ポリアミド系粘着剤、ウレタン系粘着剤、フッ素系粘着剤、エポキシ系粘着剤等の公知の粘着剤が挙げられる。粘着剤層5の厚みも、特に制限はなく、目的に応じて適宜、設定される。
なお、粘着剤層5の表面(粘着面)は、使用時まで(つまり、被着体に貼り付けられる前まで)は、剥離ライナー6によって保護されてもよい。剥離ライナー6としては、特に制限はなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステルフィルムや紙の表面に、シリコーン系の剥離処理剤を塗布したもの等が挙げられる。
(基材層)
図3は、基材層7を有する他の実施形態に係る透明熱線反射フィルム1Bの構成を模式的に表した断面図である。この透明熱線反射フィルム1Bは、上述の透明熱線反射フィルム1に、更に基材層7等が追加された構成からなる。基材層7は、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂製フィルムからなり、透明熱線反射フィルム1Bの強度確保、粘着剤層5の支持、被着体(例えば、ガラス)の飛散防止等の目的で利用される。
基材層7の一方の面7aには、接着剤層8が形成され、この接着剤層8を介して基材層7と光学調整層4とが互いに接着される。接着剤層8に利用される接着剤としては、特に制限はなく、例えば、エポキシ系接着剤、アクリル系接着剤、ゴム系接着剤、感圧接着剤(粘着剤)等の公知のものが挙げられる。
基材層7の他方の面7bには、上述の透明熱線反射フィルム1Aと同様の粘着剤層5が形成される。この粘着剤層5の表面(粘着面)も、図3に示されるように、剥離ライナー6で保護されてもよい。
図4は、複数の熱線反射層2,12を有する他の実施形態に係る透明熱線反射フィルム1Cの構成を模式的に表した断面図である。この透明熱線反射フィルム1Cは、2層の熱線反射層2,12を備えており、保護層3に近い第1層目の熱線反射層2は、第1層目の光学調整層4と第2層目の光学調整層14とで挟まれており、第2層目の熱線反射層12は、第2層目の光学調整層14と第3層目の光学調整層24とで挟まれている。透明熱線反射フィルム1Cは、その他、上述した透明熱線反射フィルム1Bと同様、基材層7等を備えている。このように、本発明は、熱線反射層を2層以上含む構成であってもよい。
(その他の層)
本発明の透明熱線反射フィルムは、本発明の目的を損なわない限り、バリア層等の他の層を備えてもよい。また、透明熱線反射フィルムは、熱線反射層を複数層備えるものであってもよい。
(可視光透過率)
本実施形態の透明熱線反射フィルムの可視光透過率は、特に制限されないが、例えば、60%以上が好ましい。透明熱線反射フィルムの可視光透過率は、後述するように、JIS A5759に準拠して測定することができる。なお、透明熱線反射フィルムの可視光透過率は、少なくとも保護層、光学調整層及び熱線反射層を備えた積層物の状態で、測定される。
(放射率)
本実施形態の透明熱線反射フィルムの放射率(垂直放射率)は、特に制限されないが、例えば、0.40以下が好ましく、0.35以下がより好ましい。透明熱線反射フィルムの放射率は、後述するように、所定の放射率計を用いて測定することができる。なお、透明熱線反射フィルムの放射率は、少なくとも保護層、光学調整層及び熱線反射層を備えた積層物の状態で、保護層側から測定される。
(効果・用途等)
本実施形態の透明熱線反射フィルムは、保護層と光学調整層とが、接着剤を利用せずに直接、積層されているため、接着剤による赤外線の吸収が生じない。また、本発明の透明熱線反射フィルムは、保護層側から入射した赤外線が、接着剤で吸収されないため、保護層及び光学調整層を透過して熱線反射層に到達し易く、かつ熱線反射層で反射され易い。
このように、本実施形態の透明熱線反射フィルムは、保護層の固定に接着剤を利用しない分だけ、熱線により発熱し難く、熱線を熱線反射層で反射し易いため、保護層の固定に接着剤を利用する従来品と比べて、断熱性に優れる。
このような透明熱線反射フィルムを、例えば、建物の窓ガラスに室内側から貼り付ければ、冬場において、室内(暖房された室内)の熱が窓ガラスを伝って外部へ移動することが、透明熱線反射フィルムにより抑制される。
なお、上述の透明熱線反射フィルム1Bのように、基材層7が光学調整層4に対して接着剤層8を介して固定されている場合でも、透明熱線反射フィルム1Bを室内側から窓ガラスに貼り付けて使用すれば、接着剤層8による熱線の吸収は問題とならない。何故ならば、この場合の接着剤層8は、熱線反射層2よりも窓ガラス側に配されているため、室内側から出射された熱線は、接着剤層8に到達せずに熱線反射層2で反射されるからである。
本発明の透明熱線反射フィルムは、建物の窓ガラスの室内側のみならず、必要に応じて、窓ガラスの外側に貼り付けられてもよい。また、本発明の透明熱線反射フィルムは、建物の窓ガラスのみならず、車両(例えば、自動車、電車)、船舶等の乗り物の窓ガラス等、種々の窓ガラスや透明部材に貼り付けて、遮熱及び断熱用途に用いることができる。
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。なお、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
なお、以下に示される実施例、及び比較例では、ロール・トウ・ロール方式のマグネトロンスパッタリング装置を用いて、保護層上に各層を成膜した。また、スパッタリング装置の各チャンバー内に供給されるガス(例えば、アルゴンガス及び酸素ガス)の流量は、所定のマスフローコントローラを用いて適宜、調節した。光学調整層の膜中に含まれる酸素量はスパッタリング成膜時の酸素ガス導入量で調整した。
〔実施例1〕
保護層として、厚みが12μmのOPPフィルムを用意した。そのOPPフィルムの一方の面上に、スパッタリングにより、アルミ添加酸化亜鉛の膜からなる第1層目の光学調整層を形成した。次いで、第1層目の光学調整層上に、スパッタリングにより、銀パラジウム合金の膜からなる熱線反射層を形成し、更に、その熱線反射層上に、アルミ添加酸化亜鉛の膜からなる第2層目の光学調整層を形成した。このようにして、実施例1の透明熱線反射フィルムを作製した。この透明熱線反射フィルムを構成する各層の厚みは、表1に示される通りである。透明熱線反射フィルムの各層の厚み等は、蛍光X線分析(リガク社製、ZSX−100e)によって測定した。なお、以降の実施例、比較例についても同様にして、透明熱線反射フィルムの各層の厚み等を測定した。実施例1におけるスパッタリングの成膜条件は、以下の通りである。
<成膜条件:各光学調整層>
ターゲット:AZOターゲット(AGCセラミックス社製)、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:2.5W/cm
<成膜条件:熱線反射層>
ターゲット:パラジウムを1原子%含有する銀、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:0.5W/cm
〔実施例2〕
保護層として、厚みが20μmのOPPフィルムを用意した。そのOPPフィルムの一方の面上に、スパッタリングにより、アルミ添加酸化亜鉛の膜からなる第1層目の光学調整層を形成した。次いで、第1層目の光学調整層上に、スパッタリングにより、銀パラジウム合金の膜からなる熱線反射層を形成し、更に、その熱線反射層上に、アルミ添加酸化亜鉛の膜からなる第2層目の光学調整層を形成して、透明熱線反射フィルムを作製した。スパッタリングの成膜条件は、以下の通りである。
<成膜条件:各光学調整層>
ターゲット:AZOターゲット(AGCセラミックス社製)、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:2.5W/cm
<成膜条件:熱線反射層>
ターゲット:パラジウムを1原子%含有する銀、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:0.5W/cm
〔実施例3〕
保護層として、厚みが50μmのOPPフィルムを用いたこと以外は、実施例2と同様の条件で、透明熱線反射フィルムを作製した。
〔実施例4〕
保護層として、厚みが20μmOPPフィルムを用意した。そのOPPフィルムの一方の面上に、スパッタリングにより、酸化ニオブの膜からなる第1層目の光学調整層を形成した。次いで、第1層目の光学調整層上に、スパッタリングにより、銀パラジウム合金の膜からなる熱線反射層を形成し、更に、その熱線反射層上に、酸化ニオブの膜からなる第2層目の光学調整層を形成して、透明熱線反射フィルムを作製した。スパッタリングの成膜条件は、以下の通りである。
<成膜条件:各光学調整層>
ターゲット:NBOターゲット(AGCセラミック社製)、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:2.5W/cm
<成膜条件:熱線反射層>
ターゲット:パラジウムを1原子%含有する銀、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:0.5W/cm
〔実施例5〕
保護層として、厚みが50μmのOPPフィルムを用いたこと以外は、実施例4と同様の条件で、透明熱線反射フィルムを作製した。
〔実施例6〕
保護層として、厚みが50μmのOPPフィルムを用い、かつそのOPPフィルムの一方の面に対し、第1層目の光学調整層を形成する前に予めプラズマ処理を施しておくこと以外は、実施例4と同様の条件で、透明熱線反射フィルムを作製した。この透明熱線反射フィルムを構成する各層の厚みは、表1に示した。
〔実施例7〕
保護層として、厚みが20μmのOPPフィルムを用意した。そのOPPフィルムの一方の面上に、スパッタリングにより、酸化ジルコニウムの膜からなる第1層目の光学調整層を形成した。次いで、第1層目の光学調整層上に、スパッタリングにより、銀パラジウム合金の膜からなる熱線反射層を形成し、更に、その熱線反射層上に、酸化ジルコニウムの膜からなる第2層目の光学調整層を形成して、透明熱線反射フィルムを作製した。
<成膜条件:各光学調整層>
ターゲット:ジルコニウム、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:2.5W/cm
<成膜条件:熱線反射層>
ターゲット:パラジウムを1原子%含有する銀、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:0.5W/cm
〔実施例8〕
保護層として、厚みが50μmのOPPフィルムを用いたこと以外は、実施例7と同様の条件で、透明熱線反射フィルムを作製した。
〔実施例9〕
保護層として、厚みが20μmのOPPフィルムを用意した。そのOPPフィルムの一方の面上に、スパッタリングにより、チタン添加酸化亜鉛の膜からなる第1層目の光学調整層を形成した。次いで、第1層目の光学調整層上に、スパッタリングにより、銀パラジウム合金の膜からなる熱線反射層を形成し、更に、その熱線反射層上に、チタン添加酸化亜鉛の膜からなる第2層目の光学調整層を形成して、透明熱線反射フィルムを作製した。スパッタリングの成膜条件は、以下の通りである。
<成膜条件:各光学調整層>
ターゲット:SZOターゲット(Tiを5原子%含有するZnO、AGCセラミックス社製)、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:2.5W/cm
<成膜条件:熱線反射層>
ターゲット:パラジウムを1原子%含有する銀、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:0.5W/cm
〔実施例10〕
保護層として、厚みが50μmのCOPフィルムを用いたこと以外は、実施例9と同様の条件で、透明熱線反射フィルムを作製した。
〔比較例1〕
保護層として、厚みが50μmのOPPフィルムを用意した。そのOPPフィルムの一方の面上に、スパッタリングにより、酸化チタンの膜からなる第1層目の光学調整層を形成した。次いで、第1層目の光学調整層上に、スパッタリングにより、銀パラジウム合金の膜からなる熱線反射層を形成し、更に、その熱線反射層上に、酸化チタンの膜からなる第2層目の光学調整層を形成して、透明熱線反射フィルムを作製した。スパッタリングの成膜条件は、以下の通りである。
<成膜条件:各光学調整層>
ターゲット:TXOターゲット(AGCセラミックス社製)、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:2.5W/cm
<成膜条件:熱線反射層>
ターゲット:パラジウムを1原子%含有する銀、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:0.5W/cm
〔比較例2〕
OPPフィルムの一方の面に対し、第1層目の光学調整層を形成する前に予めプラズマ処理を施しておくこと以外は、比較例1と同様の条件で、透明熱線反射フィルムを作製した。
〔比較例3〕
保護層として、厚みが50μmのOPPフィルムを用意した。そのOPPフィルムの一方の面上に、スパッタリングにより、酸化スズインジウム:Sn含有量5wt%の膜からなる第1層目の光学調整層を形成した。次いで、第1層目の光学調整層上に、スパッタリグにより、銀パラジウム合金の膜からなる熱線反射層を形成し、更に、その熱線反射層上に、酸化スズインジウム:Sn含有量5wt%の膜からなる第2層目の光学調整層を形成して、透明熱線反射フィルムを作製した。スパッタリングの成膜条件は、以下の通りである。
<成膜条件:各光学調整層>
ターゲット:ITOターゲット(住友金属鉱山社製)、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:2.5W/cm
<成膜条件:熱線反射層>
ターゲット:パラジウムを1原子%含有する銀、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:0.5W/cm
〔比較例4〕
OPPフィルムの一方の面に対し、第1層目の光学調整層を形成する前に予めプラズマ処理を施しておくこと以外は、比較例3と同様の条件で、透明熱線反射フィルムを作製した。
〔比較例5〕
保護層として、厚みが25μmのPETフィルムを用いたこと以外は、実施例2と同様の条件で、透明熱線反射フィルムを作製した。
〔比較例6〕
保護層として、厚みが25μmのPETフィルムを用いたこと以外は、実施例4と同様の条件で、透明熱線反射フィルムを作製した。
〔比較例7〕
保護層として、厚みが20μmのOPPフィルムを用意した。次いで、そのOPPフィルムの一方の面上に、スパッタリングにより、銀パラジウム合金の膜からなる熱線反射層を形成して、光学調整層を備えていない熱線反射フィルムを作製した。スパッタリングの成膜条件は、以下の通りである。
<成膜条件>
ターゲット:パラジウムを1原子%含有する銀、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:0.5W/cm
〔比較例8〕
OPPフィルム上に形成される熱線反射層の厚みを変更したこと以外は、比較例7と同様の条件で、光学調整層を備えていない熱線反射フィルムを作製した。スパッタリングの成膜条件は、以下の通りである。
<成膜条件>
ターゲット:パラジウムを1原子%含有する銀、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:0.5W/cm
〔実施例11〕
保護層として、厚みが20μmのOPPフィルムを用意した。そのOPPフィルムの一方の面上に、スパッタリングにより、チタン添加酸化亜鉛の膜からなる第1層目の光学調整層を形成した。次いで、第1層目の光学調整層上に、スパッタリングにより、銀パラジウム合金の膜からなる第1層目の熱線反射層を形成した。次いで、その熱線反射層上に、チタン添加酸化亜鉛の膜からなる第2層目の光学調整層を形成し、更にその第2層目の光学調整層上に、銀パラジウム合金の膜からなる第2層目の熱線反射層を形成した。そして、その第2層目の熱線反射層上に、チタン添加酸化亜鉛の膜からなる第3層目の光学調整層を形成して、5層型の透明熱線反射フィルムを作製した。スパッタリングの成膜条件は、以下の通りである。
<成膜条件:各光学調整層>
ターゲット:SZOターゲット(Tiを5原子%含有するZnO、AGCセラミックス社製)、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:2.5W/cm
<成膜条件:熱線反射層>
ターゲット:パラジウムを1原子%含有する銀、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:0.5W/cm
〔実施例12〕
第1層目〜第3層目の各光学調整層として、アルミ添加酸化亜鉛の膜を形成したこと以外は、実施例11と同様の条件で、5層型の透明熱線反射フィルムを作製した。各光学調整層の成膜条件は、以下の通りである。
<成膜条件:各光学調整層>
ターゲット:AZOターゲット(AGCセラミックス社製)、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:2.5W/cm
〔実施例13〕
第1層目〜第3層目の各光学調整層として、酸化ニオブの膜を形成したこと以外は、実施例11と同様の条件で、5層型の透明熱線反射フィルムを作製した。各光学調整層の成膜条件は、以下の通りである。
<成膜条件:各光学調整層>
ターゲット:NBOターゲット(AGCセラミック社製)、成膜圧力:0.4Pa、DCパワー:2.5W/cm
〔評価1:可視光透過率〕
実施例1〜13及び比較例1〜6における各透明熱線反射フィルムの可視光透過率(波長範囲:380nm〜780nm)を、JIS A5759に準拠して測定した。また、比較例7,8の光学調整層を備えていない熱線反射フィルムについても、同様に、可視光透過率を測定した。なお、測定に用いた装置は、日本分光社製、UV−3010であった。可視光透過率の結果は、表1及び表2に示した。
〔評価2:放射率(垂直放射率)〕
実施例1〜13及び比較例1〜6における各透明熱線反射フィルムの放射率を、放射率計(製品名「D&S AERD」、京都電子工業株式会社製)を用いて測定した。放射率は、各透明熱線反射フィルムの保護層側から測定した。また、比較例7,8の光学調整層を備えていない熱線反射フィルムについても、同様に、放射率を測定した。放射率の測定結果は、表1及び表2に示した。
〔評価3:密着性〕
実施例1〜13及び比較例1〜6における各透明熱線反射フィルムについて、JIS K5400−8.5に準拠して碁盤目試験(クロスカット試験)を行って密着性を評価した。また、比較例7,8の光学調整層を備えていない熱線反射フィルムについても、同様に、密着性を評価した。試験方法は、以下の通りである。
各透明熱線反射フィルムにおける保護層上の膜(光学調整層、熱線反射層及び光学調整層の積層物)を、カッターナイフを用いて100マス(1マス:1mm×1mm)の碁盤目状に切り込んだ。次いで、その切り込まれた膜を覆うように粘着テープを貼り付けた。その際、粘着テープが膜に密着するように、粘着テープを消しゴムで擦って膜に貼り付けた。その後、粘着テープを貼り付けた状態で1〜2分間放置してから、粘着テープの端を持って膜面に対して直角に保った状態から、瞬間的に粘着テープを膜から引き剥がした。密着性(碁盤目試験)の評価基準は、以下の通りである。結果は、表1及び表2に示した。
<評価基準>
100マス中、100マスすべてが剥離せずに保護層上に残った場合
・・・特に密着性良好 「◎」
100マス中、90〜99マスが剥離せずに保護層上に残った場合
・・・密着性良好 「○」
100マス中、11マス以上が保護層から剥離した場合
・・・密着性不十分 「×」
Figure 0006354049
Figure 0006354049
表1及び表2に示されるように、実施例1〜13の各透明熱線反射フィルムは、何れも密着性に優れることが確かめられた。つまり、実施例1〜13の各透明熱線反射フィルムは、樹脂系の粘着剤を利用せずに、保護層と光学調整層(第1層目)とが十分な強度で接着することが確かめられた。このような各透明熱線反射フィルムは、赤外線を吸収し易い従来の樹脂系の粘着剤を用いる必要がないため、断熱性に優れると言える。
なお、光学調整層として、アルミニウム添加酸化亜鉛、及び酸化ジルコニウムを用いた、実施例1〜3、及び実施例7,8の各透明熱線反射フィルムは、特に密着性に優れることが確かめられた。また、光学調整層として、酸化ニオブを用いた場合(実施例4,5)、碁盤目試験において、一部のマスに剥離が生じたものの、この程度の剥離であれば、保護層と光学調整層との密着性は十分であると言える。なお、光学調整層として酸化ニオブを用いた場合であっても、予め保護層にプラズマ処理を施しておくことによって、保護層と光学調整層との密着性を更に向上できることが確かめられた(実施例5,6)。
また、実施例1〜13の各透明熱線反射フィルムは、何れも可視光透過率(%)が60%以上であり、可視光透過性に優れることが確かめられた。また、実施例1〜13の各透明熱線反射フィルムは、放射率が0.24〜0.35程度であり、断熱性に優れることも確かめられた。
また、3層型の透明熱線反射フィルム(実施例1〜10)、及び5層型の透明熱線反射フィルム(実施例11〜13)の何れのタイプについても、良好な結果が得られた。
これに対し、光学調整層として酸化チタン及び酸化インジウムを用いた比較例1〜4の各透明熱線反射フィルムは、何れも保護層と光学調整層との密着性が不十分であった。
また、保護層としてPETフィルムを用いた比較例5,6の各透明熱線反射フィルムについては、保護層と光学調整層との密着性は良好であるものの、放射率が0.61と高く、各実施例と比べて、断熱性が劣る結果となった。
また、光学調整層を備えていない比較例7,8の熱線反射フィルムについては、保護層と熱線反射層との密着性は良好であるものの、可視光透過率が60%を下回り、可視光透過性が不十分な結果となった。つまり、比較例8のように、熱線反射層の厚み薄く設定しても、各実施例における可視光透過率を得られないことが確かめられた。
1,1A,1B,1C…透明熱線反射フィルム、2,12…熱線反射層、3…保護層、4…光学調整層、14,24…他の光学調整層、5…粘着剤層、6…剥離ライナー、7…基材層、8…接着剤層

Claims (5)

  1. 金属又は合金の薄膜からなる熱線反射層と、
    ポリオレフィン系樹脂を含むフィルムからなり、前記熱線反射層の一方の面側に配される保護層と、
    金属酸化物を含み、前記熱線反射層と前記保護層との間に配される光学調整層とを備える熱線反射フィルムであって、
    前記光学調整層は、酸化亜鉛、酸化ニオブ及び酸化ジルコニウムからなる群より選択される何れか1種を含有し、かつ前記保護層に対して直接、積層することを特徴とする透明熱線反射フィルム。
  2. 前記熱線反射層は、銀又は銀合金の薄膜からなる請求項1に記載の透明熱線反射フィルム。
  3. 前記光学調整層は、前記保護層に対して、物理気相成長法又は化学気相成長法により形成される請求項1又は2に記載の透明熱線反射フィルム。
  4. 可視光透過率が60.0%以上である請求項1〜3の何れか一項に記載の透明熱線反射フィルム。
  5. 前記熱線反射層の前記一方の面の反対側に配され、被着体に対して貼り付け可能な粘着剤層を備える請求項1〜4の何れか一項に記載の透明熱線反射フィルム。
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