JP6353582B2 - 光ファイバユニット及び光ファイバケーブル - Google Patents

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本発明は、光ファイバユニット及び光ファイバケーブルに関する。
複数本の光ファイバ心線を束ねた光ファイバの集合体を光ファイバユニットとして、光ファイバケーブルを構成する技術が知られている。その際、光ファイバ心線の束に粗巻き糸(バンドル材)を巻きつけることにより、光ファイバ心線の束がばらばらになることを抑制しつつ、バンドル材の色によって光ファイバユニットを識別する方法が一般的である。
このようなバンドル材に関連して、特許文献1の特に図7には、複数本の光ファイバ心線の束の周囲を2本のバンドル材で束ねる際、2本のバンドル材をSZ状に巻き付けて、巻き付け方向の反転箇所において2本のバンドル材を接着固定する技術が開示されている。また、特許文献2には、複数本の光ファイバ心線を束ねる3本以上のバンドル材を備え、第1のバンドル材は第2のバンドル材と接触する接触点において第2のバンドル材と接合されるとともに、第3のバンドル材と接触する接触点において第3のバンドル材と接合されており、第2のバンドル材との接触点及び第3のバンドル材との接触点において光ファイバ心線の束に対する巻き付け方向が反転する技術が開示されている。
特開2012‐88454号公報 国際公開第2015/053146号公報
特許文献1及び特許文献2に記載された光ファイバユニットでは、光ファイバ心線を取り出す際の作業性が向上するという利点がある。しかし、バンドル材の断面における厚さに対して幅が大きいバンドル材をSZ状に巻き付けた場合、巻き付け方向の反転箇所においてバンドル材に捻じれが発生し、バンドル材同士が光ファイバ束に対して起立した形状で接合されてしまうことがある。このように起立したバンドル材の接合部が他の光ファイバ束に巻きこまれるなどにより、光ファイバ心線の断線を生じさせるおそれがあった。
本発明は、バンドル材の巻き付け方向の反転箇所において捻じれを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、複数の光ファイバ心線を束ねた光ファイバ束と、複数のバンドル材を備え、前記複数のバンドル材のうちの一つのバンドル材は、前記光ファイバ束の外周上で、巻き付け方向を交互に反転させながら、前記光ファイバ束の長手方向に沿って巻き付けられているとともに、巻き付け方向の反転箇所において、他のバンドル材と接合されており、前記バンドル材の断面における厚さに対する幅が20倍未満であることを特徴とする光ファイバユニットである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、バンドル材の巻き付け方向の反転箇所において捻じれを抑制することが可能である。
図1Aは、光ファイバユニット2を有する光ファイバケーブル1の断面図である。図1Bは、参考例の光ファイバユニット2の斜視図である。 図2は、間欠固定型の光ファイバテープ7の説明図である。 図3は、熱融着による接合を行う場合のバンドル材10の断面構造について説明する図である。 図4A乃至図4Cは、バンドル材10の断面形状を説明するためのバンドル材10の断面図である。 図5は、バンドル材10の巻き付け方を説明するための説明図である。 図6は、比較例におけるバンドル材10の接合点15付近を拡大した斜視図である。 図7は、バンドル材10の巻き付け方向の反転箇所において起立して接合されたバンドル材10の接合部の斜視図である。 図8は、光ファイバ心線8の飛び出しが発生した光ファイバユニット2を説明するための図である。 図9は、第2実施形態の光ファイバユニット2を説明するための図である。 図10Aは、光ファイバ心線の露出面積を説明するためのバンドル材10の展開図である。図10Bは、光ファイバ心線の露出面積を説明するための別のバンドル材10の展開図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
複数の光ファイバ心線を束ねた光ファイバ束と、複数のバンドル材を備え、前記複数のバンドル材のうちの一つのバンドル材は、前記光ファイバ束の外周上で、巻き付け方向を交互に反転させながら、前記光ファイバ束の長手方向に沿って巻き付けられているとともに、巻き付け方向の反転箇所において、他のバンドル材と接合されており、前記バンドル材の断面における厚さに対する幅が20倍未満であることを特徴とする光ファイバユニットが明らかとなる。このような光ファイバユニットによれば、バンドル材の巻き付け方向の反転箇所において捻じれを抑制することが可能である。
前記バンドル材の断面における厚さに対する幅が18倍以下であることが望ましい。これにより、バンドル材の巻き付け方向の反転箇所において捻じれをより抑制することが可能である。
前記バンドル材同士は、接着剤により接合されていることが望ましい。このような場合に、特に有利である。
前記光ファイバ心線の心数をA、前記バンドル材の本数をNとしたときに、前記光ファイバ束の外周上で前記光ファイバ心線が前記バンドル材から露出する面積が150A/N平方mm以下であることが望ましい。これにより、光ファイバユニットの曲げ部分において、バンドル材同士で囲まれた隙間から光ファイバ心線の飛び出しを抑制することが可能である。
前記光ファイバ束の外周上で前記光ファイバ心線が前記バンドル材から露出する面積が10平方mm以上であることが望ましい。これにより、バンドル材の止水特性が低下することを抑制することが可能である。
複数の光ファイバユニットと、複数の前記光ファイバユニットを被覆する外被とを備えた光ファイバケーブルであって、前記光ファイバユニットは、複数の光ファイバ心線を束ねた光ファイバ束と、複数のバンドル材を備え、前記複数のバンドル材のうちの一つのバンドル材は、前記光ファイバ束の外周上で、巻き付け方向を交互に反転させながら、前記光ファイバ束の長手方向に沿って巻き付けられているとともに、巻き付け方向の反転箇所において、他のバンドル材と接合されており、前記バンドル材の断面における厚さに対する前記断面における幅が20倍未満であることが望ましい。これにより、バンドル材の巻き付け方向の反転箇所において捻じれを抑制することが可能である。
===参考例===
<光ファイバユニット2等の構成>
図1Aは、光ファイバユニット2を有する光ファイバケーブル1の断面図である。光ファイバケーブル1は、複数の光ファイバユニット2と、外被3とを有する。光ファイバユニット2は、複数の光ファイバ心線8をバンドル材10で束ねた構造である。光ファイバユニット2の詳しい構造については、後述する。ここでは、光ファイバケーブル1は、3本の光ファイバユニット2を有する。3本の光ファイバユニット2は押え巻きテープ5によって覆われており、その外側を外被3で被覆されている。外被3には、テンションメンバ4Aやリップコード4Bが埋設されている。
図1Bは、参考例の光ファイバユニット2の斜視図である。光ファイバユニット2は、複数の光ファイバ心線8の束をバンドル材10で束ねた構造である。以下、複数の光ファイバ心線8の束を光ファイバ束6と称する。バンドル材10は、光ファイバ束6の外周上に巻き付けられており、これにより複数の光ファイバ心線8が束ねられてバラバラにならないようになっている。ここでは、光ファイバ束6は、複数枚の間欠固定型の光ファイバテープ7を束ねて構成されている。
図2は、間欠固定型の光ファイバテープ7の説明図である。間欠固定型光ファイバテープ7は、複数(ここでは12本)の光ファイバ心線8を並列させて間欠的に連結した光ファイバテープ7である。隣接する2心の光ファイバ心線8は、連結部9Aによって連結されている。隣接する2心の光ファイバ心線8間には、複数の連結部9Aが長手方向に間欠的に配置されている。また、間欠固定型光ファイバテープ7の複数の連結部9Aは、長手方向及びテープ幅方向に2次元的に間欠的に配置されている。隣接する2心の光ファイバ心線8間の連結部9A以外の領域は、非連結部9Bになっている。非連結部9Bでは、隣接する2心の光ファイバ心線8同士は拘束されていない。これにより、間欠固定型光ファイバテープ7を丸めて筒状(束状)にしたり、折り畳んだりすることが可能になり、多数の光ファイバ心線8を高密度に束ねることが可能になる。
なお、光ファイバ束6を構成する間欠固定型光ファイバテープ7は、図に示したものに限られるものではない。例えば、連結部9Aの配置を変更しても良い。また、間欠固定型光ファイバテープ7を構成する光ファイバ心線8の数を変更しても良い。また、光ファイバ束6は、間欠固定型の光ファイバテープ7で構成されていなくても良く、例えば複数の単心光ファイバ心線8を束ねて構成されていても良い。
バンドル材10は、複数の光ファイバ心線8を束ねる部材である。バンドル材10は、複数の光ファイバ心線8を結束可能な糸状、紐状又はテープ状の部材である。バンドル材10は、光ファイバ束6の外周上に巻き付けられている。図1B中の光ファイバユニット2は、4本のバンドル材10によって光ファイバ束6を束ねているが、光ファイバユニット2のバンドル材10は、4本以上でも良い。以下の説明では、バンドル材10に添字(A〜D)を付けて、それぞれのバンドル材10を区別して説明することがある。
バンドル材10は所定の色で着色されており、識別部材としても機能する。各光ファイバユニット2のバンドル材10は、それぞれ異なる色に着色されており、識別可能である。図1Bのように各光ファイバユニット2が4本のバンドル材10を有する場合、バンドル材10の色の組み合わせによって、各光ファイバユニット2を識別することも可能である。また、バンドル材10を着色する代わりに、バンドル材10の表面に識別マークを印刷しても良い。
バンドル材10同士の接合、例えばバンドル材10(A)とバンドル材10(D)との接合にあたっては、接着剤を用いて行われる。バンドル材10同士の接合を行う際に用いられる接着剤としては、例えば、紫外線硬化樹脂や溶剤を用いた変性オレフィン系等の接着剤、エポキシ系接着剤等の反応型接着剤を使用することができる。また、バンドル材10同士の接合は、接着剤を用いるのではなく、熱融着によるものであってもよい。
図3は、熱融着による接合を行う場合のバンドル材10の断面構造について説明する図である。バンドル材10は、コア部11と、被覆部12とを有する。コア部11は、光ファイバユニット2の長手方向に伸びる部材であり、バンドル材10は複数本のコア部11を有する。被覆部12は、コア部11の外周を被覆し、コア部11の融点より低い融点を有する部材である。光ファイバユニット2を束ねる2本のバンドル材10は、被覆部12が融点以上に加熱されることにより発現する接着性により、両者の交点において熱融着される。コア部11の融点と被覆部12の融点の差は20℃以上あることが好ましい。コア部11の融点は200〜230℃であることが好ましく、被覆部12の融点は150〜180℃であることが好ましい。また、被覆部12には、加熱して溶けても光ファイバ8と接着しないか或いは接着してもその接着力が低く、しかも光ファイバ8の被覆層を劣化させないことが望ましい。
図4A乃至図4Cは、バンドル材10の断面形状を説明するためのバンドル材10の断面図である。バンドル材10の断面形状は、種々の形状とすることができる。図4Aは、バンドル材10の断面形状が略四角形状である場合を示す。また、図4Bは、バンドル材10の断面形状が、図4Aで示した略四角形状の角部分が丸くなっている形状である場合を示す。また、図4Cは、バンドル材10の断面形状が略円形状(楕円形状を含む)である場合を示す。
次に、それぞれの形状においてどの部分が厚さと幅にあたるか、本明細書中で定義する。図4A乃至図4Cのいずれの断面形状においても、断面における最も短い部分の長さを厚さTとし、厚さ方向と直交する方向で最も長い部分の長さを幅Wとする。なお、図4A乃至図4Cはバンドル材10が起立せずに光ファイバ束6に巻き付いている場合を示しているが、後述するようにバンドル材10が起立する場合でも、上述の定義は変わらない。
図5は、バンドル材10の巻き付け方を説明するための説明図である。以下、図1Bも参照しながら、光ファイバ束6に対するバンドル材10の巻き付け方について説明する。
バンドル材10は、光ファイバ束6の外周上に巻き付くようにして、光ファイバユニット2の長手方向に沿って半周分(180度分)の円弧を描くように配置されている。そして、バンドル材10は、接合点15において他のバンドル材10と接合されている。また、バンドル材10は、他のバンドル材10との接合点15において光ファイバ束6に対する巻き付け方向が反転している。これにより、バンドル材10は、光ファイバ束6に対してSZ状に巻き付けられている。なお、以下の説明では、バンドル材10Aとバンドル材10Dとの接合点15には添字ADを付けるとともに、バンドル材10Bとバンドル材10Cとの接合点15には添字BCを付けることによって、それぞれの接合点15を区別して説明することがある。
バンドル材10は、光ファイバ束6の外周上で、巻き付け方向を交互に反転させながら、光ファイバ束6の長手方向に沿って巻き付けられており、巻き付け方向の反転箇所において、別のバンドル材10と接合されている。これにより、反転箇所における接合点を分離すれば、光ファイバ束6の外周を網状に覆っているバンドル材10を開くことができ、光ファイバユニット2から光ファイバ心線8を取り出すことができる。
接合点15の接合強度は、接合点15が不意には破壊されず、その一方、作業者の手で容易に分離できる程度であることが望ましい。バンドル材10の接合点15の分離に必要な力は、バンドル材10の切断に要する力よりも小さいことが望ましいため、バンドル材10の接合強度は、バンドル材10の破断強度以下であることが望ましい。また、2本のバンドル材10は、中間分岐作業で光ファイバ8を取り出した後に、接着剤を塗布したり、ヒーターで加熱したりすることによって、再度接合することが可能であることが望ましい。
図5に示すように光ファイバユニット2を長手方向の一方側から見たとき、光ファイバ束6を挟むように接合点15が配置されている。ここでは説明のため、一方の接合点15の位置を基準位置(0度)とし、他方の接合点の位置を180度とする。参考例では、基準位置にも180度の位置にも、接合点15AD及び接合点15BCが存在している。
まず、4本のバンドル材10のうちのバンドル材10A及びバンドル材10Dの巻き付け方を説明する。バンドル材10Aは、光ファイバ束6の外周上を時計回りに巻き付き(図5上図参照)、接合点15ADにおいてバンドル材10Dと接合され(図5上図参照)、巻き付き方向が反転して光ファイバ束6の外周上を反時計回りに巻き付き(図5中央図参照)、接合点15ADにおいてバンドル材Dと接合され(図5中央図参照)、再び光ファイバ束6の外周上を時計回りに巻き付き(図5下図(又は図5上図)参照)、これを繰り返す。また、バンドル材10Dは、光ファイバ束6の外周上を反時計回りに巻き付き(図5上図参照)、接合点15ADにおいてバンドル材10Aと接合され(図5上図参照)、巻き付き方向が反転して光ファイバ束6の外周上を時計回りに巻き付き(図5中央図参照)、接合点15ADにおいてバンドル材10Aと接合され(図5中央図参照)、再び光ファイバ束6の外周上を反時計回りに巻き付き(図5下図(又は図5上図)参照)、これを繰り返す。このようにして、図1Bに示すように、バンドル材10A及びバンドル材10Dが光ファイバ束6に対してSZ状に巻き付けられている。また、図5に示すように光ファイバユニット2を長手方向の一方側から見たとき、光ファイバ束6を挟むように2つの接合点15ADが配置される(接合点15ADが0度及び180度の位置に配置される)。
バンドル材10B及びバンドル材10Cも同様に、図1Bに示すように、光ファイバ束6に対してSZ状に巻き付けられている。また、図5に示すように光ファイバユニット2を長手方向の一方側から見たとき、光ファイバ束6を挟むように2つの接合点15BCが配置される(接合点15BCが0度及び180度の位置に配置される)。
<反転箇所におけるバンドル材10の捻じれについて>
図6は、比較例におけるバンドル材10の接合点15付近を拡大した斜視図である。なお、図6においては説明を容易にするためにバンドル材10のみを図示し、光ファイバ束6を図示していない。図6に示すように、SZ状に巻き付けられたバンドル材10は、別のバンドル材10との接合点15において巻き付け方向が反転している。バンドル材10の巻き付け方向を反転させるとき、バンドル材10には曲げ応力Mが発生している。曲げ応力Mは、図6の破線で示すバンドル材10の中心線を基準として、曲げの内側では圧縮応力、曲げの外側では引張応力の2つの応力の総称である。
ところで、一般的に部材に発生する曲げ応力は、断面形状によって異なることが知られている。つまり、部材の曲げやすさは断面形状に依存する。また、断面形状が長方形等のように厚さと幅が異なる部材においては、厚さに対する幅の比率に応じて、曲げやすさが異なることも一般的に知られている。図6に示すバンドル材10を幅方向に曲げようとするとき、厚さTに対して幅Wが大きくなればなるほど曲げにくくなる。厚さTに対して幅Wがある一定以上の場合のバンドル材10を幅方向に曲げようとすると、部材の曲げ変形のみで応力を負担できなくなることがある。このとき、圧縮応力と引張応力が捻じれの向きに作用し、その結果バンドル材10が捻じれて変形してしまうことがある。
図7は、バンドル材10の巻き付け方向の反転箇所において起立して接合されたバンドル材10の接合部の斜視図である。圧縮応力が光ファイバ束6に対して立ち上がる方向に作用し、引張応力が光ファイバ束6の長手方向に作用することで、バンドル材10が捻じれ、その結果バンドル材10の反転箇所が起立して接合されてしまう。このように起立したバンドル材10同士の接合部が他の光ファイバ束6の光ファイバ心線を巻きこむことにより、光ファイバ心線が局所的に大きく曲げられ、伝送損失の増加を引き起こすおそれがある。また、巻き込まれた光ファイバ心線の断線を生じさせるおそれがある。
===第1実施形態===
(バンドル材接合部による巻き込み特性の評価)
バンドル材10同士の接合部による光ファイバ心線の巻き込みは、バンドル材の厚さTに対して幅Wがある一定以上の場合にバンドル材同士の接合部が起立することにより引き起こされる。そこで、バンドル材の断面寸法について試作光ファイバユニットを複数作成し、バンドル材10同士の接合部による巻き込み特性の評価を実施した。
まず、複数の試作光ファイバユニットはいずれも80心の光ファイバ心線を集合させ、バンドル材をSZ状に巻き付けている。バンドル材の巻き付け方法は、図1B及び図5で示したものと同様である。幅と厚さを変えて試作光ファイバユニットを複数作成し、それぞれ回転させ、他の光ファイバユニットを接触させた場合に、他の光ファイバユニットにおける光ファイバ束の間に、試作光ファイバユニットのバンドル材の接合部が巻き込まれるか否かを評価した。評価結果は、次の表1に示す通りである。
Figure 0006353582
表1では、それぞれの評価結果欄の上段をバンドル材の厚さに対するバンドル材の幅の比率を示している。以下、この比率を幅厚比と称する。また、評価結果欄の下段を他の光ファイバユニットを接触させた場合に回転に巻き込まれないものを「○」、回転に巻き込まれるものを「×」で示している。結果が、「○」であれば、バンドル材同士の接合部による光ファイバ心線の巻き込みが発生しない程度に起立が抑えられている良好な光ファイバユニットとして評価できる。
表1に示す結果から明らかなように、幅厚比が20.0未満の試作光ファイバユニットについては、「○」と評価されている。また、「○」と評価された試作光ファイバユニットのうち、幅厚比が最大のものは、幅が1.80mm、厚さが0.10mmの試作光ファイバユニットであり、幅厚比は18.0である。したがって、上記結果より、幅厚比が20.0未満、好ましくは18.0以下の光ファイバユニットが、バンドル材同士の接合部による光ファイバ心線の巻き込みが発生しない程度に起立が抑えられている良好な光ファイバユニットである。
(バンドル材の接合方法の違いによる捻じれやすさの違い)
バンドル材10同士の接合は、接着剤を用いて行われる場合と、熱融着によって行われる場合があると述べた。このうち、熱融着による場合と比較して、接着剤を用いて接合される場合の方が、巻き付け方向の反転箇所においてバンドル材に捻じれが発生しやすい。これは、熱融着の場合はバンドル材10の被覆部12(図3参照)が溶けてやや変形しやすくなるため、より曲げやすくなるためと考えられる。したがって、上述の数値範囲での光ファイバユニットは、接着剤を用いて接合される場合、特に有利である。
===第2実施形態===
<光ファイバ心線の飛び出しについて>
上述の参考例において、光ファイバユニットに曲げが加えられたとき、バンドル材同士で囲まれた隙間から光ファイバ心線が飛び出してしまうことがある。この光ファイバ心線の飛び出し部分が他の光ファイバユニットや、バンドル材に巻き込まれることにより、局所的に曲げられ、伝送損失の増加や光ファイバ心線の破断を引き起こしていた。
図8は、光ファイバ心線8の飛び出しが発生した光ファイバユニット2を説明するための図である。なお、図8においては説明を容易にするために、複数のバンドル材10のうち一つのみ図示し、これと接合する他のバンドル材10については図示していない。以下の説明では、光ファイバ心線8に添字(A、B)を付けて説明することがある。図8に示すように光ファイバユニット2に曲げが加えられると、S地点からE地点までの光ファイバ心線8各々の軌跡に線長差が生じる。例えば、曲げの内側を通る光ファイバ心線8(A)は曲げの外側を通る光ファイバ心線8(B)に対して、軌跡の長さが短くなる。
ところが、光ファイバ心線8(A)は、バンドル材10が巻き付けられ拘束されているため、実際には光ファイバ心線8(B)との線長差を解消するような軌跡を通る。つまり、光ファイバ心線8(A)は、蛇行することにより線長差を蓄積し、光ファイバ心線8(B)との線長差を解消しようとする。しかし、光ファイバ束をドラムに巻き付けるなど、連続的に曲げが加えられた場合、蛇行だけでは線長差を解消できなくなり、線長差の蓄積が一気に出現した結果、ついにはバンドル材10同士で囲まれた隙間から飛び出してしまうことがある。
<光ファイバ心線の露出面積について>
図9は、第2実施形態の光ファイバユニット2を説明するための図である。図9に示すように、バンドル材の本数の増加や、巻き付けるピッチを短くすることで、光ファイバ心線2の飛び出しを抑制することができる。これは、バンドル材10が巻き付いていない部分、つまり光ファイバ心線の露出している面積が小さくなり、その結果光ファイバ心線2の飛び出しが抑制されるからと考えられる。
図10Aは、光ファイバ心線の露出面積を説明するためのバンドル材10の展開図である。図10Aは、光ファイバ束6の外周面を仮想的に円周面とし、光ファイバ束6の外周上に巻きつくバンドル材10を展開した様子を示している。バンドル材10は、光ファイバ束6の外周上において巻き付け方向を交互に反転させながら、光ファイバ束の長手方向に沿って巻き付けられており、巻き付け方向の反転箇所において、別のバンドル材10と接合されている。この例における露出面積とは、図10Aの斜線部に示すようにバンドル同士で囲まれた領域の面積である。
図10Bは、光ファイバ心線の露出面積を説明するための別のバンドル材10の展開図である。図10Bは、4本のバンドル材10が配置され、巻き付け方向の反転箇所だけでなく、他のバンドル材10と交差する交点においてもそのバンドル材10と接合されている。この例における露出面積とは、図10Bの斜線部に示すようにバンドル同士で囲まれた領域の面積とする。
<光ファイバ心線の飛び出し特性の評価>
光ファイバ心線の飛び出しは、露出面積がある一定以上の場合に引き起こされる。そこで、露出面積について試作光ファイバユニットを複数作成し、光ファイバ心線の飛び出し特性の評価を実施した。
まず、8心間欠固定型テープ心線を80心分用いた光ファイバ束と、厚さ0.08mm、幅1.4mmのバンドル材を用意した。2本から8本まで本数を変えたバンドル材に対し、バンドル材の巻き付けピッチを変えることで露出面積を変えた試作光ファイバユニットを複数作成した。それぞれの試作光ファイバユニットを曲げ、光ファイバ心線の飛び出しが発生するか否かを評価した。評価結果は、次の表2に示す通りである。
Figure 0006353582
表2では、それぞれの評価結果欄を光ファイバ心線の飛び出しが発生しなかったものを「○」、光ファイバ心線の飛び出しが発生したものを「×」で示している。結果が、「○」であれば、光ファイバユニットを曲げた場合でも光ファイバ心線の飛び出しが発生しない良好な光ファイバユニットとして評価できる。
表2の結果より、露出面積をS(平方mm)、バンドル材の本数をN(本)として、下記式1であることが示される。
[数1]
S ≦ 1200/N (式1)
また、1心の光ファイバ単心線を用いた際の飛び出しが発生するか否かについても評価した。評価結果は、次の表3に示す通りである。
表2及び表3の結果より、光ファイバ心線1本あたりについての露出面積Sの条件を求めることができる。露出面積をS(平方mm)、バンドル材の本数をN(本)、光ファイバ心線(テープ心線を含む)1本あたりの心数をAとして、下記式2であることが示される。
[数2]
S ≦ 150A/N (式2)
Figure 0006353582
<止水特性の評価>
光ファイバケーブルは、適用環境によっては光ファイバケーブル内に水が浸入することがある。侵入した水は光ファイバケーブル内を伝ってクロージャ等の接続箱に到達し、その接続箱を介して他の光ファイバケーブルへ影響を与える可能性がある。そのため、光ファイバケーブルは良好な防水特性が求められる。一般的に、図1Aに示す押え巻きテープ5の光ファイバユニット2側の面に止水材料を塗布するなどにより、光ファイバユニット内の防水性能を高めることがある。このとき、バンドル材同士で囲まれた領域の面積、つまり露出面積がある一定の値より小さいと、止水材料がバンドル材に阻まれて光ファイバユニット内に行き渡らなくなることがある。その結果、止水特性が低下してしまうことがある。
そこで、上記で評価した試作光ファイバケーブルの止水特性について評価した。試作光ファイバケーブル長さは40mであり、光ファイバケーブル端面から水頭長1mの注水を行い、試験時間240時間として評価を実施した。評価用の水として、水1リットルあたり塩化ナトリウム24.5g及び塩化マグネシウム六水和物11.1gを溶解させた人工海水を用いた。評価結果は、次の表4に示す通りである。
Figure 0006353582
表4の結果より、止水能力はバンドル材の本数には依存せず、露出面積を10平方mm以上確保することにより、十分な効果を得られた。
表2乃至表4の結果より、光ファイバ心線1本あたりについての露出面積Sの上限および下限を求めることができる。露出面積をS(平方mm)、バンドル材の本数をN(本)、光ファイバ心線(テープ心線を含む)1本あたりの心数をAとして、下記式3であることが示される。
[数3]
10 ≦ S ≦ 150A/N (式3)
===その他の実施形態===
上述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
<バンドル材10の数について>
上述の実施形態では、光ファイバ束6に巻き付けられるバンドル材10の数が4本の例について説明されていた。しかし、1つの光ファイバユニット2に設けられるバンドル材10の数はこの限りではない。例えば、6本以上であったり、奇数本であったりしてもよい。
1 光ファイバケーブル、2 光ファイバユニット、3 外被、
4A テンションメンバ、4B リップコード、5 押え巻きテープ、
6 光ファイバ束、7 間欠固定型光ファイバテープ、
8 光ファイバ心線、9A 連結部、9B 非連結部、
10 バンドル材、
15 接合部

Claims (6)

  1. 光ファイバ束と、2本のバンドル材を備え、
    前記2本のバンドル材のうちの少なくとも一つのバンドル材は、
    前記光ファイバ束の外周上で、巻き付け方向を交互に反転させながら、前記光ファイバ束の長手方向に沿って巻き付けられているとともに、
    巻き付け方向の反転箇所において、他のバンドル材と接合されており、
    前記バンドル材の本数をNとしたときに、
    前記光ファイバ束の光ファイバ心線の心数が8の場合、前記光ファイバ束の外周上で、前記2本のバンドル材によって囲まれる、バンドル材巻き付け方向の反転1周期当たりの面積が1200/N平方mm以下であること、
    又は、
    前記心数が1の場合、前記面積が150/N平方mm以下であること
    を特徴とする光ファイバユニット。
  2. 請求項1に記載の光ファイバユニットであって、
    前記光ファイバ束の外周上で前記光ファイバ束の外周上で、前記2本のバンドル材によって囲まれる、バンドル材巻き付け方向の反転1周期当たりの面積が10平方mm以上である
    ことを特徴とする光ファイバユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の光ファイバユニットであって、
    前記バンドル材同士は、接着剤により接合されている
    ことを特徴とする光ファイバユニット。
  4. 請求項1又は2に記載の光ファイバユニットであって、
    前記バンドル材同士は、熱融着により接合されている
    ことを特徴とする光ファイバユニット。
  5. 請求項4に記載の光ファイバユニットであって、
    前記バンドル材はコア部と被覆部を有し、前記被覆部は前記コア部より低い融点を有する材料からなる
    ことを特徴とする光ファイバユニット。
  6. 複数の光ファイバユニットと、複数の前記光ファイバユニットを被覆する外被とを備えた光ファイバケーブルであって、
    前記光ファイバユニットは、光ファイバ束と、2本のバンドル材を備え、
    前記2本のバンドル材のうちの少なくとも一つのバンドル材は、
    前記光ファイバ束の外周上で、巻き付け方向を交互に反転させながら、前記光ファイバ束の長手方向に沿って巻き付けられているとともに、
    巻き付け方向の反転箇所において、他のバンドル材と接合されており、
    前記バンドル材の本数をNとしたときに、
    前記光ファイバ束の光ファイバ心線の心数が8の場合、前記光ファイバ束の外周上で、前記2本のバンドル材によって囲まれる、バンドル材巻き付け方向の反転1周期当たりの面積が1200/N平方mm以下であること、
    又は、
    前記心数が1の場合、前記面積が150/N平方mm以下であること
    を特徴とする光ファイバケーブル。
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