JP6351077B2 - 接続部確認装置、接続部確認システム及び接続部確認方法 - Google Patents

接続部確認装置、接続部確認システム及び接続部確認方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6351077B2
JP6351077B2 JP2015239322A JP2015239322A JP6351077B2 JP 6351077 B2 JP6351077 B2 JP 6351077B2 JP 2015239322 A JP2015239322 A JP 2015239322A JP 2015239322 A JP2015239322 A JP 2015239322A JP 6351077 B2 JP6351077 B2 JP 6351077B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection
unit
identification information
confirmation
combination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015239322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017107324A (ja
Inventor
真人 木之瀬
真人 木之瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Fielding Ltd
Original Assignee
NEC Fielding Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Fielding Ltd filed Critical NEC Fielding Ltd
Priority to JP2015239322A priority Critical patent/JP6351077B2/ja
Publication of JP2017107324A publication Critical patent/JP2017107324A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6351077B2 publication Critical patent/JP6351077B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)

Description

本発明は、接続部の接続を確認する接続部確認装置、接続部確認システム及び接続部確認方法に関する。
事務所、工場、情報処理センタ等のローカルエリアにあるネットワークシステムでは、LAN(Local Area Network)ケーブル、電源ケーブル等の同種のケーブルが多数用いられている。ケーブルが多くなると誤接続や未接続の可能性が高くなる。ケーブルの誤接続や未接続があると、機器が正しく動作しない。ケーブルの誤接続や未接続を防止するために、ケーブルやコネクタを色分けしたり、ケーブルやコネクタに識別情報を記載したタグやラベルを付したりして、作業者の目視確認によってケーブルの誤接続や未接続を防止していた。しかしながら、同種のケーブルが多数存在すると、作業者の目視確認で限界があり、ケーブルの誤接続や未接続を見逃してしまう可能性がある。多数のケーブルの誤接続や未接続の確認負担を軽減するべく、特許文献1では、装置のコネクタとケーブルのコネクタのそれぞれにRFIDタグを装着して、各RFIDタグから受けた2つのデータを利用して、コネクタの接続確認、組合せの正誤確認を行っている。
特開2014−59705号公報
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
しかしながら、コネクタ(接続部)の接続確認、組合せの正誤確認だけでは、接続されている接続部が正しい位置にあるか迅速に確認できない可能性がある。
本発明の主な課題は、多数のケーブルの誤接続や未接続の確認負担を軽減しつつ、接続部の位置確認を迅速に行うことができる接続部確認装置、接続部確認システム及び接続部確認方法を提供することである。
第1の視点に係る接続部確認装置は、所定の電波信号を送信可能であるとともに、前記所定の電波信号を送信したときに自身から所定距離以内で複数のタグから複数の識別情報を読み取り可能な読取部と、互いに接続される2つの接続部に対応する2つの識別情報を組み合わせて格納するとともに、前記2つの識別情報の少なくとも1つに対応する位置情報を格納したデータベースを記憶する記憶部と、前記読取部及び前記記憶部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記読取部にて第1接続部に付された第1タグ、及び、第2接続部に付された第2タグのそれぞれから第1識別情報及び第2識別情報を読み取ることにより、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されているか否かの接続確認を行う処理と、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されているときに、前記データベースに基づいて、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の組合せを確認することにより、前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが正しいか否かの組合せ確認を行う処理と、前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが正しいときに、前記データベースから、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の少なくとも1つに対応する第1位置情報を取得する処理と、自己の位置に係る第2位置情報を検出する処理と、取得した前記第1位置情報、及び、検出された前記第2位置情報に基づいて、前記第1接続部及び前記第2接続部の位置が正しいか否かの位置確認を行う処理と、を行う。
前記第1の視点に係る接続部確認装置の変形として、所定の電波信号を送信可能であるとともに、前記所定の電波信号を送信したときに自身から所定距離以内で複数のタグから複数の識別情報を読み取り可能な読取部と、互いに接続される2つの接続部に対応する2つの識別情報を組み合わせて格納するとともに、前記2つの識別情報の少なくとも1つに対応する第1位置情報を格納したデータベースを記憶する記憶部と、前記読取部及び前記記憶部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記読取部にて第1接続部に付された第1タグ、及び、第2接続部に付された第2タグのそれぞれから第1識別情報及び第2識別情報を読み取ることにより、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されているか否かの接続確認を行う処理と、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されているときに、前記データベースに基づいて、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の組合せを確認することにより、前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが正しいか否かの組合せ確認を行う処理と、前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが正しいときに、前記データベースから、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の少なくとも1つに対応する前記第1位置情報を取得する処理と、外部からの信号に基づいて自己の位置に係る第2位置情報を検出する処理と、取得した前記第1位置情報と、検出された前記第2位置情報とが一致するか否かを確認することにより、前記第1接続部及び前記第2接続部の位置が正しいか否かの位置確認を行う処理と、を行う。
第2の視点に係る接続部確認システムは、前記第1の視点に係る接続部確認装置と、前記第1タグが付された前記第1接続部を有するケーブル接続先と、前記第2タグが付された前記第2接続部を有するケーブルと、を備え、前記第1タグは、前記第1識別情報を記憶するとともに、前記所定の電波信号を受けたときに前記第1識別情報を送信するRFIDタグであり、前記第2タグは、前記第2識別情報を記憶するとともに、前記所定の電波信号を受けたときに前記第2識別情報を送信するRFIDタグである。
第3の視点に係る接続部確認方法は、前記第2の視点に係る接続部確認システムを用いて接続部の接続確認、組合せ確認及び位置確認を行う接続部確認方法であって、前記制御部において、前記読取部にて前記第1タグ及び前記第2タグのそれぞれから前記第1識別情報及び前記第2識別情報を読み取ることにより、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されているか否かの接続確認を行う工程と、前記制御部において、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されているときに、前記データベースに基づいて、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の組合せを確認することにより、前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが正しいか否かの組合せ確認を行う工程と、前記制御部において、前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが正しいときに、前記データベースから、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の少なくとも1つに対応する第1位置情報を取得する工程と、前記制御部において、自己の位置に係る第2位置情報を検出する工程と、前記制御部において、取得した前記第1位置情報、及び、検出された前記第2位置情報に基づいて、前記第1接続部及び前記第2接続部の位置が正しいか否かの位置確認を行う工程と、を含む。
前記第3の視点に係る接続部確認方法の変形として、前記第2の視点に係る接続部確認システムを用いて接続部の接続確認、組合せ確認及び位置確認を行う接続部確認方法であって、前記制御部において、前記読取部にて前記第1タグ及び前記第2タグのそれぞれから前記第1識別情報及び前記第2識別情報を読み取ることにより、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されているか否かの接続確認を行う工程と、前記制御部において、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されているときに、前記データベースに基づいて、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の組合せを確認することにより、前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが正しいか否かの組合せ確認を行う工程と、前記制御部において、前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが正しいときに、前記データベースから、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の少なくとも1つに対応する前記第1位置情報を取得する工程と、前記制御部において、外部からの信号に基づいて自己の位置に係る第2位置情報を検出する工程と、前記制御部において、取得した前記第1位置情報と、検出された前記第2位置情報とが一致するか否かを確認することにより、前記第1接続部及び前記第2接続部の位置が正しいか否かの位置確認を行う工程と、を含む。
前記第1〜第3の視点によれば、多数のケーブルの誤接続や未接続の確認負担を軽減しつつ、互いに接続されるケーブル接続先及びケーブルの位置確認を迅速に行うことができる。
実施形態1に係る接続部確認システムの構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態1に係る接続部確認システムの動作を模式的に示したフローチャート図である。 実施形態2に係る接続部確認システムの構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態2に係る接続部確認システムにおける情報処理装置の変形例の構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態2に係る接続部確認システムにおけるデータベースの構成を模式的に示した接続部の組合せ確認用のテーブルである。 実施形態2に係る接続部確認システムにおけるデータベースの構成を模式的に示した接続部の組合せ確認用のテーブルである。 実施形態2に係る接続部確認システムの動作を模式的に示したフローチャート図である。 実施形態3に係る接続部確認システムの構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態4に係る接続部確認システムの構成を模式的に示したブロック図である。 実施形態5に係る接続部確認システムの構成を模式的に示したブロック図である。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
[実施形態1]
実施形態1に係る接続部確認システムについて図面を用いて説明する。図1は、実施形態1に係る接続部確認システムの構成を模式的に示したブロック図である。
接続部確認システム1は、第1接続部21及び第2接続部31の接続を確認するシステムである。接続部確認システム1は、接続部確認装置10と、ケーブル接続先20と、ケーブル30と、を有する。
接続部確認装置10は、第1接続部21及び第2接続部31の接続確認、組合せ確認及び位置確認を行う装置である。接続部確認装置10は、読取部11と、記憶部12と、制御部13と、を有する。
読取部11は、所定の電波信号を送信可能であるとともに、前記所定の電波信号を送信したときに自身から所定距離以内で複数のタグから複数の識別情報を読み取り可能な部分である。記憶部12は、互いに接続される2つの接続部に対応する2つの識別情報を組み合わせて格納するとともに、前記2つの識別情報の少なくとも1つに対応する位置情報を格納したデータベース14を記憶する部分である。
制御部13は、読取部11及び記憶部12を制御する部分である。制御部13は、読取部11にて第1接続部21に付された第1タグ22、及び、第2接続部31に付された第2タグ32のそれぞれから第1識別情報及び第2識別情報を読み取ることにより、第1接続部21と第2接続部31とが接続されているか否かの接続確認を行う処理を行う。また、制御部13は、第1接続部21と第2接続部31とが接続されているときに、データベース14に基づいて、第1識別情報及び第2識別情報の組合せを確認することにより、第1接続部21と第2接続部31との組合せが正しいか否かの組合せ確認を行う処理を行う。また、制御部13は、第1接続部21と第2接続部31との組合せが正しいときに、データベース14から、第1識別情報及び第2識別情報の少なくとも1つに対応する第1位置情報を取得する処理を行う。また、制御部13は、自己の位置に係る第2位置情報を検出する処理を行う。さらに、制御部13は、取得した第1位置情報、及び、検出された第2位置情報に基づいて、第1接続部21及び第2接続部31の位置が正しいか否かの位置確認を行う処理を行う。
ケーブル接続先20は、第1接続部21を有する。第1接続部21は、第2接続部31と着脱可能に接続可能である。第1接続部21には、第1タグ22が付されている。第1タグ22は、第1識別情報を記憶するとともに、接続部確認装置10の読取部11からの所定の電波信号を受けたときに第1識別情報を送信するRFIDタグとすることができる。
ケーブル30は、第2接続部31を有する。第2接続部31は、第1接続部21と着脱可能に接続可能である。第2接続部31には、第2タグ32が付されている。第2タグ32は、第2識別情報を記憶するとともに、接続部確認装置10の読取部11からの所定の電波信号を受けたときに第2識別情報を送信するRFIDタグとすることができる。
次に、実施形態1に係る接続部確認システムの動作(接続部確認方法)について図面を用いて説明する。図2は、実施形態1に係る接続部確認システムの動作を模式的に示したフローチャート図である。なお、接続部確認システム1の構成部については、図1を参照されたい。
前提として、ケーブル接続先20の第1接続部21とケーブル30の第2接続部31とを接続する。その後、作業者が接続部確認装置10を第1接続部21の第1タグ22、及び、第2接続部31の第2タグ32に近付けることにより、接続部確認装置10の制御部13は、以下のような処理を行う。
まず、制御部13は、読取部11にて第1タグ22及び第2タグ32のそれぞれから第1識別情報及び第2識別情報を読み取ることにより、第1接続部21と第2接続部31とが接続されているか否かの接続確認を行う(ステップA1)。なお、第1識別情報及び第2識別情報の一方又は両方を読み取ることができないときは、第1接続部21と第2接続部31とが接続されていないと判断し、終了する。
第1接続部21と第2接続部31とが接続されているときに、制御部13は、データベース14に基づいて、第1識別情報及び第2識別情報の組合せを確認することにより、第1接続部21と第2接続部31との組合せが正しいか否かの組合せ確認を行う(ステップA2)。なお、データベース14において第1識別情報及び第2識別情報の組合せが存在しないときは、第1接続部21と第2接続部31との組合せが誤りであると判断し、終了する。
第1接続部21と第2接続部31との組合せが正しいときに、制御部13は、データベース14から、第1識別情報及び第2識別情報の少なくとも1つに対応する第1位置情報を取得する(ステップA3)。
次に、制御部13は、自己(接続部確認装置10)の位置に係る第2位置情報を検出する(ステップA4)。
次に、制御部13は、取得した第1位置情報、及び、検出された第2位置情報に基づいて、第1接続部21及び第2接続部31の位置が正しいか否かの位置確認を行う(ステップA5)。なお、第1位置情報と第2位置情報とが異なるときは、第1接続部21及び第2接続部31の位置が誤りであると判断し、終了する。一方、第1位置情報と第2位置情報とが同じときは、第1接続部21及び第2接続部31の位置が正しいと判断し、終了する。
実施形態1によれば、タグに記憶された識別情報を利用して第1接続部21及び第2接続部31の接続確認、組合せ確認及び位置確認を行うことにより、多数のケーブルの誤接続や未接続の確認負担を軽減しつつ、互いに接続されるケーブル接続先及びケーブルの位置確認を迅速に行うことができる。
[実施形態2]
実施形態2に係る接続部確認システムについて図面を用いて説明する。図3は、実施形態2に係る接続部確認システムの構成を模式的に示したブロック図である。図4は、実施形態2に係る接続部確認システムにおける情報処理装置の変形例の構成を模式的に示したブロック図である。図5は、実施形態2に係る接続部確認システムにおけるデータベースの構成を模式的に示した接続部の組合せ確認用のテーブルである。図6は、実施形態2に係る接続部確認システムにおけるデータベースの構成を模式的に示した接続部の組合せ確認用のテーブルである。
接続部確認システム1は、第1接続部21及び第2接続部31の接続を確認するシステムである。接続部確認システム1は、システム展開作業の際に用いることができる。接続部確認システム1は、接続部確認装置10と、ケーブル接続先20と、ケーブル30と、を有する。
ここで、システム展開作業として、例えば、情報機器類を予め定めた配置設計図通りの指定の場所や位置に設置する設置作業、情報機器類、外部接続部等のケーブル接続先やケーブル接続元に電源ライン、信号線等のケーブルを接続する接続作業、予め定めたソフトウェアを情報機器にインストールする等を設定する設定作業等が挙げられる。情報機器類として、例えば、情報機器(パーソナルコンピュータ、サーバ等)、入力装置(キーボード、マウス等)、出力装置(表示装置、印刷装置等)、周辺機器(スプリッタ、モデム、ルータ、ハブ、無線LAN装置、ネットワーク機器、外部記憶装置等)等とすることができる。外部接続部として、例えば、壁や床等に設置された電源接続部、同軸ケーブル接続部(アンテナ用接続部、ケーブルテレビ用接続部等)、ネットワーク接続部、電話回線接続部、光回線接続部等とすることができる。
接続部確認装置10は、第1接続部21及び第2接続部31に付された第1タグ22及び第2タグ32を用いて、第1接続部21及び第2接続部31の接続確認、組合せ確認及び位置確認を行う装置である。接続部確認装置10として、例えば、携帯電話機、スマートフォン等の携帯通信端末、タブレット端末、可搬型パーソナルコンピュータ等の携帯型端末を用いることができる。接続部確認装置10は、読取部11と、記憶部12と、制御部13と、表示部15と、を有する。
読取部11は、タグから識別情報を読み取ることが可能な部分である。読取部11は、制御部13によって制御される。読取部11は、所定の電波信号を送信可能であるとともに、前記所定の電波信号を送信したときに自身から所定距離以内にある複数のタグ(例えば、RFIDタグ)から複数の識別情報を同時に受信して読み取ることが可能である。読取部11は、自身から所定距離外にあるタグから識別情報を読み取れないように設定されていることが望ましい。読取部11は、互いに接続された状態の2つの接続部に付された2つのタグから識別情報を読み取れる所定距離以内に近付けて用いられる。読取部11として、例えば、RFIDリーダを用いることができる。なお、所定距離は、タグの規格や種類によって異なるため、読取部11から所定距離以内で読み取り可能な同じ規格又は種類のタグを使用したり、読取部11の送受信感度を調整して設定することも可能である。また、読取部11は、図3のように接続部確認装置10に内蔵する代わりに、図4のように接続部確認装置50(接続部確認装置10において読取部11がないものに相当)に外付けされた読取部16としてもよい。
記憶部12は、データベース14、その他のデータ、プログラムを記憶する部分である。記憶部12は、制御部13によって制御される。データベース14は、互いに接続される2つの接続部(例えば、第1接続部21及び第2接続部31)に対応する2つの識別情報(例えば、第1タグ22及び第2タグ32の第1識別情報及び第2識別情報)を組み合わせて格納するとともに、前記2つの識別情報の少なくとも1つに対応する位置情報(例えば、第1タグ22の第1位置情報)を格納する(図5参照)。データベース14は、ケーブル(例えば、ケーブル30)の一端の接続部(例えば、第2接続部31)に対応する識別情報(例えば、第2タグ32の第2識別情報)、前記ケーブルのケーブル長、及び、前記ケーブルの他端の接続部(例えば、第3接続部33)と接続されるケーブル接続元(例えば、ケーブル接続元40)の接続部(例えば、第4接続部41)に対応する位置情報を格納する(図6参照)。なお、ケーブル接続元の接続部に対応する位置情報は、例えば、(1)予め計測しておいた位置情報、(2)配置設計図面などにより入手しておいた位置情報、あるいは、(3)ケーブル接続元の接続部にケーブルの接続部を接続する際に、接続確認のため、接続部確認装置10等を近付けて双方のタグを読み取ったときに検出した接続部確認装置10等の位置情報を用いてもよい。
制御部13は、記憶部12に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、各種の制御(制御するための情報処理を含む)を行う部分である。制御部13には、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のマイクロプロセッサを用いることができる。制御部13は、読取部11、記憶部12及び表示部15を制御する。制御部13は、プログラムを実行することにより、所定の情報処理を行う。
制御部13は、読取部11にて第1接続部21に付された第1タグ22、及び、第2接続部31に付された第2タグ32のそれぞれから第1識別情報及び第2識別情報を読み取ることにより、第1接続部21と第2接続部31とが接続されているか否かの接続確認を行う処理を行う。制御部13は、読取部11にて第1識別情報及び第2識別情報の両方を同時に読み取ることができたときに、第1接続部21と第2接続部31とが接続されていると判定する。制御部13は、読取部11にて第1識別情報及び第2識別情報の一方又は両方を読み取ることができないときに、第1接続部21と第2接続部31とが接続されていないと判定する。
制御部13は、第1接続部21と第2接続部31とが接続されているときに、データベース14に基づいて、第1識別情報及び第2識別情報の組合せを確認することにより、第1接続部21と第2接続部31との組合せが正しいか否かの組合せ確認を行う処理を行う。制御部13は、第1識別情報及び第2識別情報の組合せと、データベース14に格納された複数の識別情報(例えば、図5のケーブル接続先接続部識別情報の識別情報A1とケーブル接続先接続部識別情報の識別情報A2)の組合せと、を比較することにより、組合せが一致したときに、第1接続部21と第2接続部31との組合せが正しいと判定する。制御部13は、第1識別情報及び第2識別情報の組合せと、データベース14に格納された複数の識別情報の組合せと、を比較することにより、組合せが一致しないときに、第1接続部21と第2接続部31との組合せが誤りと判定する。
制御部13は、第1接続部21と第2接続部31との組合せが正しいときに、データベース14から、第1識別情報及び第2識別情報の少なくとも1つに対応する第1位置情報(例えば、図5のケーブル接続先接続部位置情報の位置情報A1)を取得する処理を行う。
制御部13は、自己(接続部確認装置10)の位置に係る第2位置情報を検出する処理を行う。制御部13は、第2識別情報(例えば、図6のケーブル接続部識別情報の識別情報A2)に対応するデータベース14のケーブル長(例えば、図6のケーブル長のLA)、及び、ケーブル接続元(例えば、ケーブル接続元40)の接続部(例えば、第4接続部41)の位置情報(例えば、図6のケーブル接続元接続部位置情報の位置情報A0)に基づいて第2位置情報を検出する。ここで、第2位置情報は、接続部確認装置10の位置に相当するものであるが、接続確認及び組合せ確認されたときの第1接続部21及び第2接続部31が接続部確認装置10から所定距離以内にあることから、接続部確認装置10の位置を第1接続部21及び第2接続部31の位置と仮定したものである。第2位置情報は、例えば、ケーブル接続元の接続部の位置情報を中心にして、当該ケーブル接続元に接続されたケーブルのケーブル長を半径とする円や円弧内の領域とすることができる。
制御部13は、取得した第1位置情報、及び、検出された第2位置情報に基づいて、第1接続部21及び第2接続部31の位置が正しいか否かの位置確認を行う処理を行う。制御部13は、例えば、第2位置情報に係る領域以内に第1位置情報に係る位置が含まれるときに、第1接続部21及び第2接続部31の位置が正しいと判定する。制御部13は、前記第2位置情報に係る領域以内に前記第1位置情報に係る位置が含まれないときに、第1接続部21及び第2接続部31の位置が正しくないと判定する。
表示部15は、データを表示する部分である。表示部15は、制御部13によって制御される。表示部15は、第1接続部21及び第2接続部31の接続確認、組合せ確認及び位置確認の判定結果を表示することが可能である。なお、表示部15の代わりに、音やバイブレーション等によって第1接続部21及び第2接続部31の接続確認、組合せ確認及び位置確認の判定結果を出力する手段を用いてもよい。
ケーブル接続先20は、ケーブル30の接続先となるものである。ケーブル接続先20は、第1接続部21を有する。第1接続部21は、第2接続部31と着脱可能に接続可能である。第1接続部21には、第1タグ22が付されている。第1タグ22は、例えば、第1接続部21に貼り付けられる形態でもよく、取り付ける形態でもよい。第1タグ22は、第1識別情報を記憶するとともに、接続部確認装置10の読取部11からの所定の電波信号を受けたときに第1識別情報を送信するRFID(Radio Frequency Identification)タグ(無線ICタグ)とすることができる。第1タグ22は、少なくとも、同時に複数のタグを読み取る規格に準じたものとすることができる。第1識別情報は、第1接続部21の固有の情報である。ケーブル接続先20として、例えば、情報機器類や、外部接続部等とすることができる。第1接続部21として、例えば、プラグ、レセプタクル、ソケット、コネクタ、接続端子、モジュラジャック等を用いることができる。
ケーブル30は、ケーブル接続先20とケーブル接続元40とを電気的又は通信可能に接続するものである。ケーブル30は、一方の端部に第2接続部31を有し、かつ、他方の端部に第3接続部33を有する。第2接続部31は、第1接続部21と着脱可能に接続可能である。第2接続部31には、第2タグ32が付されている。第2タグ32は、例えば、第2接続部31に貼り付けられる形態でもよく、取り付ける形態でもよい。第2タグ32は、第2識別情報を記憶するとともに、接続部確認装置10の読取部11からの所定の電波信号を受けたときに第2識別情報を送信するRFID(Radio Frequency Identification)タグ(無線ICタグ)とすることができる。第2タグ32は、少なくとも、同時に複数のタグを読み取る規格に準じたものとすることができる。第2識別情報は、第2接続部31の固有の情報である。第3接続部33は、第4接続部41と着脱可能に接続可能である。ケーブル30として、例えば、電源ケーブル、同軸ケーブル、信号ケーブル(LANケーブル、電話ケーブル等)、アースケーブル等とすることができる。第2接続部31として、例えば、プラグ、レセプタクル、ソケット、コネクタ、接続端子、モジュラジャック等を用いることができる。
ケーブル接続元40は、予め位置が分かっている、ケーブル30の接続元となるものである。ケーブル接続元40は、第4接続部41を有する。第4接続部1は、第3接続部33と着脱可能に接続可能である。ここで、ケーブル接続元40として、例えば、壁や床等に設置された予め位置が分かっている外部接続部、及び、情報機器類が設置されるラック、机等に設置された電源接続部等とすることができる。第4接続部41として、例えば、プラグ、レセプタクル、ソケット、コネクタ、接続端子、モジュラジャック等を用いることができる。
次に、実施形態2に係る接続部確認システムの動作(接続部確認方法)について図面を用いて説明する。図7は、実施形態2に係る接続部確認システムの動作を模式的に示したフローチャート図である。なお、接続部確認システム1の構成部については、図3を参照されたい。
前提として、ケーブル接続元40の第4接続部41とケーブル30の第3接続部33とを接続し、かつ、ケーブル接続先20の第1接続部21とケーブル30の第2接続部31とを接続する。その後、作業者が接続部確認装置10を第1接続部21の第1タグ22、及び、第2接続部31の第2タグ32に近付けることにより、接続部確認装置10の制御部13は、以下のような処理を行う。
まず、制御部13は、読取部11にて第1タグ22及び第2タグ32のそれぞれから第1識別情報及び第2識別情報を読み取る(ステップB1)。
ステップB1の後、制御部13は、第1接続部21と第2接続部31とが接続されているか否かの接続確認を行うべく、第1識別情報及び第2識別情報を読み取れたか否かを確認する(ステップB2)。第1識別情報及び第2識別情報を読み取れない場合(ステップB2のNO)、ステップB8に進む。
第1識別情報及び第2識別情報を読み取れた場合(ステップB2のYES)、制御部13は、第1接続部21と第2接続部31とが接続されていると判断し、続いて、第1接続部21と第2接続部31との組合せが正しいか否かの組合せ確認を行うべく、データベース14(例えば、図5参照)に第1識別情報及び第2識別情報の組合せがあるか否かを確認する(ステップB3)。第1識別情報及び第2識別情報の組合せがない場合(ステップB3のNO)、ステップB9に進む。
第1識別情報及び第2識別情報の組合せがある場合(ステップB3のYES)、制御部13は、第1接続部21と第2接続部31との組合せが正しいと判断し、続いて、データベース14から、第1識別情報に対応する第1位置情報を取得する(ステップB4)。
ステップB4の後、制御部13は、第2識別情報に対応する、データベース14(例えば、図6参照)のケーブル長及び位置情報に基づいて、自己(接続部確認装置10)の位置に係る第2位置情報を検出する(ステップB5)。
ステップB5の後、制御部13は、第1接続部21及び第2接続部31の位置が正しいか否かの位置確認を行う処理を行うべく、取得した第1位置情報と、検出された第2位置情報と、が一致する(例えば、第2位置情報に係る領域以内に第1位置情報に係る位置が含まれる)か否かを確認する(ステップB6)。第1位置情報と第2位置情報とが一致しない場合(ステップB6のNO)、ステップB10に進む。
第1位置情報と第2位置情報とが一致する場合(ステップB6のYES)、制御部13は、第1接続部21及び第2接続部31の位置が正しいと判断し、第1接続部21及び第2接続部31の接続、組合せ及び位置が正しい旨を表示部15で表示させ(ステップB7)、終了する。
第1識別情報及び第2識別情報を読み取れない場合(ステップB2のNO)、制御部13は、第1接続部21と第2接続部31とが未接続であると判断し、第1接続部21と第2接続部31とが未接続である旨を表示部15で表示させ(ステップB8)、終了する。これにより、作業者は、第1接続部21と第2接続部31との接続作業を行うことになる。
第1識別情報及び第2識別情報の組合せがない場合(ステップB3のNO)、制御部13は、第1接続部21と第2接続部31との組合せが誤りであると判断し、第1接続部21と第2接続部31との組合せが誤りである旨を表示部15で表示させ(ステップB9)、終了する。これにより、作業者は、第1接続部21に対して正しい組合せの接続部を接続する作業を行い、第2接続部31を正しい組合せの接続部に対して接続する作業を行うことになる。
第1位置情報と第2位置情報とが一致しない場合(ステップB6のNO)、制御部13は、第1接続部21及び第2接続部31の位置が誤りであると判断し、第1接続部21及び第2接続部31の位置が誤りである旨を表示部15で表示させ(ステップB10)、終了する。これにより、作業者は、第1接続部21を有するケーブル接続先20、及び、第2接続部31を有するケーブル30を正しい位置へ移動する作業を行うことになる。
実施形態2によれば、実施形態1と同様に、タグに記憶された識別情報を利用して第1接続部21及び第2接続部31の接続確認、組合せ確認及び位置確認を行うことにより、多数のケーブルの誤接続や未接続の確認負担を軽減しつつ、互いに接続されるケーブル接続先及びケーブルの位置確認を迅速に行うことができる。また、実施形態2によれば、予め位置が分かっているケーブル接続元40の第4接続部41の位置情報及びケーブル長に基づいて検出された第2位置情報と、ケーブル接続先20の第1接続部21、及び、ケーブル30の第2接続部31の少なくとも一方の設置予定の第1位置情報とを用いることにより、第1位置情報の位置確認を迅速に行うことができ、情報機器類の誤設置を防止することができる。
[実施形態3]
実施形態3に係る接続部確認システムについて図面を用いて説明する。図8は、実施形態3に係る接続部確認システムの構成を模式的に示したブロック図である。
実施形態3は、実施形態2の変形例であり、予め位置が分かっているケーブル接続元(図3の40)の第4接続部(図3の41)の位置情報及びケーブル長に基づいて第2位置情報を検出する代わりに、予め位置が分かっている無線中継装置60からの信号を用いて第2位置情報を検出するようにしたものである。無線中継装置60は、図8のように1つだけでなく、複数あってもよい。
第2位置情報を検出するために、接続部確認装置10は、予め位置が分かっている無線中継装置60からの信号を受信可能な受信部17を備える。受信部17は、制御部13によって制御される。制御部13は、第2位置情報を検出する処理において、例えば、無線中継装置60からの信号を受信部17で受信したときの受信電力強度、又は、無線中継装置60における前記受信部に対する送信電力強度、及び、無線中継装置60の位置情報に基づいて第2位置情報を検出する。第2位置情報の検出手法は、公知な手法とすることができる。無線中継装置60は、接続部確認装置10と無線接続可能であるとともに、接続部確認装置10とネットワーク(図示せず)との間の信号の送受信を中継する装置である。無線中継装置60は、所定の位置に固定され、予め位置が分かっている。無線中継装置60として、例えば、無線LAN親機、無線基地局(携帯電話基地局)、静止通信衛星とすることができる。
実施形態3での第2位置情報は、例えば、受信電力強度又は送信電力強度により無線中継装置60と接続部確認装置10との間の距離を算出し、予め位置が分かっている無線中継装置60の位置を中心にして、算出された距離を半径とする円や円弧内の領域とすることができる。なお、無線中継装置60が複数ある場合、前記円が重なる領域とすることができる。受信電力強度又は送信電力強度は、無線中継装置60と接続部確認装置10との間の距離により変化する。
その他の構成及び動作については、実施形態2と同様である。
実施形態3によれば、実施形態2と同様に、タグに記憶された識別情報を利用して第1接続部21及び第2接続部31の接続確認、組合せ確認及び位置確認を行うことにより、多数のケーブルの誤接続や未接続の確認負担を軽減しつつ、互いに接続されるケーブル接続先及びケーブルの位置確認を迅速に行うことができる。また、実施形態3によれば、予め位置が分かっている無線中継装置60の送信電力強度又は受信電力強度に基づいて検出された第2位置情報と、設置予定の第1位置情報とを用いることにより、第1位置情報の位置確認を迅速に行うことができ、情報機器類の誤設置を防止することができる。
[実施形態4]
実施形態4に係る接続部確認システムについて図面を用いて説明する。図9は、実施形態4に係る接続部確認システムの構成を模式的に示したブロック図である。
実施形態4は、実施形態2の変形例であり、予め位置が分かっているケーブル接続元(図3の40)の第4接続部(図3の41)の位置情報及びケーブル長に基づいて第2位置情報を検出する代わりに、GPS(Global Positioning System)衛星70a〜70cからの信号(GPS電波)を用いて第2位置情報を検出するようにしたものである。GPS衛星70a〜70cは、図9のように3つだけでなく、4つ以上あってもよい。
第2位置情報を検出するために、接続部確認装置10は、GPS衛星70a〜70cからの信号(GPS電波)を受信可能な受信部18を備える。受信部18は、制御部13によって制御される。制御部13は、第2位置情報を検出する処理において、受信部18で受信したGPS衛星70a〜70cからの信号(例えば、時刻、衛星軌道情報などの情報を含む信号)に基づいて第2位置情報を検出する。第2位置情報の検出手法は、公知な手法とすることができる。
実施形態4の第2位置情報は、例えば、GPS電波に基づいて、GPS衛星70a〜70cと接続部確認装置10との間の距離を算出し、GPS衛星70a〜70cの位置を算出し、算出された距離及び位置に基づいて位置又は領域を算出し、算出された位置又は領域とすることができる。
その他の構成及び動作については、実施形態2と同様である。なお、実施形態4は、実施形態3のような無線中継装置(図8の60)からの信号も併用して、第2位置情報を検出するようにしてもよい。
実施形態4によれば、実施形態2と同様に、タグに記憶された識別情報を利用して第1接続部21及び第2接続部31の接続確認、組合せ確認及び位置確認を行うことにより、多数のケーブルの誤接続や未接続の確認負担を軽減しつつ、互いに接続されるケーブル接続先及びケーブルの位置確認を迅速に行うことができる。また、実施形態4によれば、複数のGPS衛星70a〜70cからの信号に基づいて検出された第2位置情報と、設置予定の第1位置情報とを用いることにより、第1位置情報の位置確認を迅速に行うことができ、情報機器類の誤設置を防止することができる。
[実施形態5]
実施形態5に係る接続部確認システムについて図面を用いて説明する。図10は、実施形態5に係る接続部確認システムの構成を模式的に示したブロック図である。
実施形態5は、実施形態2の変形例であり、予め位置が分かっているケーブル接続元(図3の40)の第4接続部(図3の41)の位置情報及びケーブル長に基づいて第2位置情報を検出する代わりに、予め位置が分かっているビーコン80a〜80cからの信号を用いて第2位置情報を検出するようにしたものである。ビーコン80a〜80cは、図10のように3つだけでなく、1つ又は2つであってもよく、4つ以上あってもよい。
第2位置情報を検出するために、接続部確認装置10は、予め位置が分かっているビーコン80a〜80cからの信号を受信可能な受信部19を備える。受信部19は、制御部13によって制御される。制御部13は、第2位置情報を検出する処理において、受信部19で受信したビーコン80a〜80cからの信号に基づいて第2位置情報を検出する。第2位置情報の検出手法は、公知な手法とすることができる。
実施形態5の第2位置情報は、例えば、ビーコン80a〜80cからの信号の受信電力強度によりビーコン80a〜80cと接続部確認装置10との間の距離を算出し、予め位置が分かっているビーコン80a〜80cの位置を中心にして、算出された距離を半径とする円や円弧内の領域とすることができる。なお、ビーコン80a〜80cが複数ある場合、前記円が重なる領域とすることができる。受信電力強度は、ビーコン80a〜80cと接続部確認装置10との間の距離により変化する。
その他の構成及び動作については、実施形態2と同様である。なお、実施形態5は、実施形態3のような無線中継装置(図8の60)からの信号や、実施形態4のようなGPS衛星(図9の70a〜70c)からの信号も併用して、第2位置情報を検出するようにしてもよい。
実施形態5によれば、実施形態2と同様に、タグに記憶された識別情報を利用して第1接続部21及び第2接続部31の接続確認、組合せ確認及び位置確認を行うことにより、多数のケーブルの誤接続や未接続の確認負担を軽減しつつ、互いに接続されるケーブル接続先及びケーブルの位置確認を迅速に行うことができる。また、実施形態5によれば、予め位置が分かるビーコンからの信号に基づいて検出された第2位置情報と、設置予定の第1位置情報とを用いることにより、第1位置情報の位置確認を迅速に行うことができ、情報機器類の誤設置を防止することができる。
(付記)
本発明では、前記第1の視点に係る接続部確認装置の形態が可能である。
前記第1の視点に係る接続部確認装置において、前記接続確認を行う処理では、前記読取部で前記第1識別情報及び前記第2識別情報を同時に読み取ることができたときに、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されていると判定する。
前記第1の視点に係る接続部確認装置において、前記接続確認を行う処理では、前記読取部で前記第1識別情報及び前記第2識別情報の一方又は両方を読み取ることができないときに、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されていないと判定する。
前記第1の視点に係る接続部確認装置において、前記組合せ確認を行う処理では、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の組合せと、前記データベースに格納された前記複数の識別情報の組合せと、を比較することにより、組合せが一致したときに、前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが正しいと判定する。
前記第1の視点に係る接続部確認装置において、前記組合せ確認を行う処理では、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の組合せと、前記データベースに格納された前記複数の識別情報の組合せと、を比較することにより、組合せが一致しないときに、前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが誤りと判定する。
前記第1の視点に係る接続部確認装置において、前記データベースは、ケーブルの一端の接続部に対応する識別情報、前記ケーブルのケーブル長、及び、前記ケーブルの他端の接続部と接続されるケーブル接続先の接続部に対応する位置情報を格納し、前記第2位置情報を検出する処理では、前記第2識別情報に対応する前記データベースの前記ケーブル長、及び、前記ケーブル接続先の接続部の位置情報に基づいて前記第2位置情報を検出する。
前記第1の視点に係る接続部確認装置において、予め位置が分かっている無線中継装置からの信号を受信可能な受信部をさらに備え、前記第2位置情報を検出する処理では、前記無線中継装置からの信号を前記受信部で受信したときの受信電力強度、及び、前記無線中継装置の位置情報に基づいて前記第2位置情報を検出する。
前記第1の視点に係る接続部確認装置において、予め位置情報が分かっている無線中継装置からの信号を受信可能な受信部をさらに備え、前記第2位置情報を検出する処理では、前記無線中継装置における前記受信部に対する送信電力強度、及び、前記無線中継装置の位置情報に基づいて前記第2位置情報を検出する。
前記第1の視点に係る接続部確認装置において、複数のGPS衛星からの信号を受信可能な受信部をさらに備え、前記第2位置情報を検出する処理では、前記受信部で受信した信号に基づいて前記第2位置情報を検出する。
前記第1の視点に係る接続部確認装置において、予め位置が分かっているビーコンからの信号を受信可能な受信部をさらに備え、前記第2位置情報を検出する処理では、前記受信部で受信した信号に基づいて前記第2位置情報を検出する。
前記第1の視点に係る接続部確認装置において、前記第2位置情報に係る位置に前記第1位置情報に係る位置が含まれるときに、前記第1接続部及び前記第2接続部の位置が正しいと判定する。
前記第1の視点に係る接続部確認装置において、前記位置確認を行う処理では、前記第2位置情報に係る位置に前記第1位置情報に係る位置が含まれないときに、前記第1接続部及び前記第2接続部の位置が正しくないと判定する。
前記第1の視点に係る接続部確認装置において、前記制御部によって制御されるとともに、前記接続確認、前記組合せ確認及び前記位置確認の判定結果を表示することが可能な表示部をさらに備える。
本発明では、前記第2の視点に係る接続部確認システムの形態が可能である。
本発明では、前記第3の視点に係る接続部確認方法の形態が可能である。
第4の視点に係るプログラムは、前記第3の視点に係る接続部確認方法の各工程を、前記制御部で実行させる。
なお、上記の特許文献の開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(特許請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。また、本願に記載の数値及び数値範囲については、明記がなくともその任意の中間値、下位数値、及び、小範囲が記載されているものとみなされる。
1 接続部確認システム
10、50 接続部確認装置
11、16 読取部
12 記憶部
13 制御部
14 データベース
15 表示部
17、18、19 受信部
20 ケーブル接続先
21 第1接続部
22 第1タグ
30 ケーブル
31 第2接続部
32 第2タグ
33 第3接続部
40 ケーブル接続元
41 第4接続部
60 無線中継装置
70a、70b、70c GPS衛星
80a、80b、80c ビーコン

Claims (9)

  1. 所定の電波信号を送信可能であるとともに、前記所定の電波信号を送信したときに自身から所定距離以内で複数のタグから複数の識別情報を読み取り可能な読取部と、
    互いに接続される2つの接続部に対応する2つの識別情報を組み合わせて格納するとともに、前記2つの識別情報の少なくとも1つに対応する第1位置情報を格納したデータベースを記憶する記憶部と、
    前記読取部及び前記記憶部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記読取部にて第1接続部に付された第1タグ、及び、第2接続部に付された第2タグのそれぞれから第1識別情報及び第2識別情報を読み取ることにより、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されているか否かの接続確認を行う処理と、
    前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されているときに、前記データベースに基づいて、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の組合せを確認することにより、前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが正しいか否かの組合せ確認を行う処理と、
    前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが正しいときに、前記データベースから、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の少なくとも1つに対応する前記第1位置情報を取得する処理と、
    外部からの信号に基づいて自己の位置に係る第2位置情報を検出する処理と、
    取得した前記第1位置情報と、検出された前記第2位置情報とが一致するか否かを確認することにより、前記第1接続部及び前記第2接続部の位置が正しいか否かの位置確認を行う処理と、
    を行う接続部確認装置。
  2. 前記接続確認を行う処理では、前記読取部で前記第1識別情報及び前記第2識別情報を同時に読み取ることができたときに、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されていると判定する、
    請求項1記載の接続部確認装置。
  3. 前記組合せ確認を行う処理では、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の組合せと、前記データベースに格納された前記複数の識別情報の組合せと、を比較することにより、組合せが一致したときに、前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが正しいと判定する、
    請求項1又は2記載の接続部確認装置。
  4. 予め位置が分かっている無線中継装置からの信号を受信可能な受信部をさらに備え、
    前記第2位置情報を検出する処理では、前記無線中継装置からの信号を前記受信部で受信したときの受信電力強度、又は、前記無線中継装置における前記受信部に対する送信電力強度、及び、前記無線中継装置の位置情報に基づいて前記第2位置情報を検出する、
    請求項1乃至3のいずれか一に記載の接続部確認装置。
  5. 複数のGPS衛星、又は、予め位置が分かっているビーコンからの信号を受信可能な受信部をさらに備え、
    前記第2位置情報を検出する処理では、前記受信部で受信した信号に基づいて前記第2位置情報を検出する、
    請求項1乃至3のいずれか一に記載の接続部確認装置。
  6. 前記位置確認を行う処理では、前記第2位置情報に係る位置に前記第1位置情報に係る位置が含まれるときに、前記第1接続部及び前記第2接続部の位置が正しいと判定する、
    請求項1乃至のいずれか一に記載の接続部確認装置。
  7. 前記制御部によって制御されるとともに、前記接続確認、前記組合せ確認及び前記位置確認の判定結果を表示することが可能な表示部をさらに備える、
    請求項1乃至のいずれか一に接続部確認装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか一に記載の接続部確認装置と、
    前記第1タグが付された前記第1接続部を有するケーブル接続先と、
    前記第2タグが付された前記第2接続部を有するケーブルと、
    を備え、
    前記第1タグは、前記第1識別情報を記憶するとともに、前記所定の電波信号を受けたときに前記第1識別情報を送信するRFIDタグであり、
    前記第2タグは、前記第2識別情報を記憶するとともに、前記所定の電波信号を受けたときに前記第2識別情報を送信するRFIDタグである、
    接続部確認システム。
  9. 請求項記載の接続部確認システムを用いて接続部の接続確認、組合せ確認及び位置確認を行う接続部確認方法であって、
    前記制御部において、前記読取部にて前記第1タグ及び前記第2タグのそれぞれから前記第1識別情報及び前記第2識別情報を読み取ることにより、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されているか否かの接続確認を行う工程と、
    前記制御部において、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されているときに、前記データベースに基づいて、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の組合せを確認することにより、前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが正しいか否かの組合せ確認を行う工程と、
    前記制御部において、前記第1接続部と前記第2接続部との組合せが正しいときに、前記データベースから、前記第1識別情報及び前記第2識別情報の少なくとも1つに対応する前記第1位置情報を取得する工程と、
    前記制御部において、外部からの信号に基づいて自己の位置に係る第2位置情報を検出する工程と、
    前記制御部において、取得した前記第1位置情報と、検出された前記第2位置情報とが一致するか否かを確認することにより、前記第1接続部及び前記第2接続部の位置が正しいか否かの位置確認を行う工程と、
    を含む接続部確認方法。
JP2015239322A 2015-12-08 2015-12-08 接続部確認装置、接続部確認システム及び接続部確認方法 Active JP6351077B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015239322A JP6351077B2 (ja) 2015-12-08 2015-12-08 接続部確認装置、接続部確認システム及び接続部確認方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015239322A JP6351077B2 (ja) 2015-12-08 2015-12-08 接続部確認装置、接続部確認システム及び接続部確認方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017107324A JP2017107324A (ja) 2017-06-15
JP6351077B2 true JP6351077B2 (ja) 2018-07-04

Family

ID=59059666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015239322A Active JP6351077B2 (ja) 2015-12-08 2015-12-08 接続部確認装置、接続部確認システム及び接続部確認方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6351077B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4715710B2 (ja) * 2005-10-28 2011-07-06 株式会社日立製作所 Rfidシステム,rfidケーブルシステム,rfidケーブル敷設方法
KR20080103254A (ko) * 2007-05-23 2008-11-27 에스케이 텔레콤주식회사 비콘을 이용한 전파식별 리더의 위치 측정 방법 및 그를위한 전파식별 시스템
JP2012242529A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Mitsubishi Electric Corp 設備管理システム
CN104322075B (zh) * 2012-02-01 2020-10-30 光纤山公司 多个rfid连接的标签以及一个或多个器件之间的通信及相关的系统和方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017107324A (ja) 2017-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015156014A1 (ja) 携帯端末を用いた情報処理装置の制御システム、携帯端末、情報処理装置の制御方法および制御用プログラム
JP2009133549A (ja) 空気調和機用の通信アダプタ及び空気調和機の制御プログラム更新システム
US9904818B2 (en) RFID system with location capability
US20180246499A1 (en) Plant equipment state gathering system
CN102474892A (zh) 用于连接到外部设备的方法和装置
JP6351077B2 (ja) 接続部確認装置、接続部確認システム及び接続部確認方法
EP2874465A1 (en) Method and system for remote equipment data installation
JP4437399B2 (ja) 案内システム及び案内機能を備えた携帯端末
JP6770451B2 (ja) 通信システム、通信装置及びサーバ
JP6380217B2 (ja) 充電システム、送電器、通信器、送電制御プログラム及び通信制御プログラム
CN105188155B (zh) 一种网络连接的方法及终端
CN114527440A (zh) 性能测试方法和装置
KR100656056B1 (ko) 반도체 제조 장치 조정 방법
WO2020209073A1 (ja) 制御システム及び電子機器
JP6009877B2 (ja) ケーブル誤接続防止システム及びケーブル誤接続防止方法
JP2012205098A (ja) 無線通信装置
JP5527788B2 (ja) 複数の無線機を搭載する通信端末装置、それにおける無線回路診断方法及びその方法のためのプログラム
JP6163470B2 (ja) 無線通信装置の通信状態確認装置
JP7184575B2 (ja) 支援装置、検査システムおよび支援処理用プログラム
KR100504671B1 (ko) 배선 검사 방법, 배선 검사 시스템 및 배선 검사기
JP6715795B2 (ja) 製造システムおよび冶具板と誘導装置との接続方法
JP5554813B2 (ja) 測位システム及び測位方法
JP2005147747A (ja) 移動端末および測位システム
JP6683061B2 (ja) 無線機設置判定装置および無線機設置判定方法
JP6637825B2 (ja) 通信経路表示システム及び通信経路表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170404

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6351077

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150