JP6350608B2 - ワイヤーハーネス配置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両内での信号伝達技術に関する。
様々な自動運転技術が、近年、開発されてきている。たとえば、車両に搭載された多数のCPU(Central Processing Unit)のうち1つは、他のCPUを総括的に制御する主制御部として利用されることもある。主制御部は、車両に搭載された様々なセンサやカメラからの情報に基づき、車両の速度、車両の加速度、車両の進行方向や車両に作用させる制動力や車両から路面へ伝達されるトラクションの目標値を決定してもよい。主制御部が決定したこれらの目標値は、他のCPUにワイヤーハーネスを通じて伝達される(特許文献1を参照)。
他のCPUそれぞれは、対応する電装部品(たとえば、エンジン、トランスミッション、ブレーキやステアリング)を制御する部品制御部として用いられる。主制御部から目標値を受け取った部品制御部は、速度、加速度、進行方向、制動力やトラクションの目標値が達成されるように、対応する電装部品を制御する。
特開2014−34373号公報
特許文献1の開示技術によれば、主制御部から部品制御部への信号伝達は、1つの信号伝達経路に依存する。車両が、障害物(たとえば、他の車両)と軽く接触し、信号伝達経路が断絶されるならば、主制御部から部品制御部へ伝達されるべき情報は、途絶えることとなる。部品制御部が、エンジン、トランスミッション、ブレーキやステアリングといった車両の駆動を司る電装部品を制御するならば、主制御部から部品制御部への情報伝達の断絶は、「車両を前進させること」、「車両を後退させること」、「車両の進行方向を変更すること」や「車両を停止させること」といった車両の基本的動作に関する制御の不能に帰結する。
本発明は、主制御部からの情報をエンジン、トランスミッション、ブレーキやステアリングといった車両の駆動を司る部品制御部へ信頼性高く伝達することを可能にするワイヤーハーネス配置構造を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る車両のワイヤーハーネス配置構造は、車両の前端と前記車両のダッシュパネルとの間に配置されているとともに車両の駆動を司る複数の電装部品を制御する複数の部品制御部と、前記ダッシュパネルの後方に配置されているとともに前記複数の部品制御部へ指令を与える指令信号を生成する主制御部と、前記指令信号を伝達するための複数の主ワイヤーハーネスと、を備える。前記複数の電装部品は、少なくとも、ブレーキ、エンジン、トランスミッション及びステアリングを含む。前記複数の主ワイヤーハーネスは、前記主制御部から延び、且つ、前記複数の部品制御部を経由し前記主制御部に戻る信号伝達ループを形成している前記信号伝達ループは、前記ダッシュパネルから前記前端に向かう第1方向に延びる第1経路と、前記第1方向と直交する第2方向に前記第1経路から離れ、且つ、前記第1方向に延びる第2経路と、を含む。前記複数の電装部品のうち少なくとも一部は、前記第1経路と前記第2経路との間に配置されている。
上記の構成によれば、複数の主ワイヤーハーネスは、主制御部から延び、且つ、ブレーキ、エンジン、トランスミッション及びステアリングといった電装部品を制御する複数の部品制御部を経由し主制御部に戻る信号伝達ループを形成するので、信号伝達ループが断絶されても、主制御部から複数の部品制御部への指令信号の伝達は維持される。したがって、「進行」、「後退」、「曲がる」、「止まる」といった車両の基本動作は、信号伝達ループの断絶の後も維持される。複数の部品制御部は、車両の前端と車両のダッシュパネルとの間に配置されるので、複数の部品制御部からブレーキ、エンジン、トランスミッション及びステアリングといった複数の電装部品への信号伝達のための信号経路は短くなる。主制御部は、ダッシュパネルの後方に配置されるので、車両が、障害物に衝突しても、主制御部の機能は、維持されやすい。第1経路と第2経路との間に複数の電装部品のうち少なくとも一部が配置されるように、第2経路は、第1経路から第2方向に離間されるので、車両の左面及び右面のうち一方が障害物に衝突しても、第1経路及び第2経路のうち一方は信号伝達機能を維持しやすい。
上記の構成に関して、前記ブレーキ、前記エンジン、前記トランスミッション及び前記ステアリングを制御する前記複数の部品制御部のみが、前記信号伝達ループに電気的に接続されてもよい。
上記の構成によれば、ブレーキ、エンジン、トランスミッション及びステアリングを制御する複数の部品制御部のみが、信号伝達ループに電気的に接続されるので、車両中に配置されるワイヤーハーネスの総重量は、不必要に増加しない。加えて、車両中のワイヤーハーネスの配置構造は、不必要に複雑化しない。
上記の構成に関して、ワイヤーハーネス配置構造は、前記ブレーキ、前記エンジン、前記トランスミッション及び前記ステアリング以外の搭載部品を制御する副制御部と、前記副制御部と前記主制御部との間で信号伝達ラインを形成する副ワイヤーハーネスと、を更に備えてもよい。
上記の構成によれば、ブレーキ、エンジン、トランスミッション及びステアリング以外の搭載部品を制御する副制御部は、信号伝達ラインを形成する副ワイヤーハーネスによって、主制御部に接続されるので、車両中に配置されるワイヤーハーネスの総重量は、不必要に増加しない。加えて、車両中のワイヤーハーネスの配置構造は、不必要に複雑化しない。
上記の構成に関して、前記ダッシュパネルには、第1貫通孔及び第2貫通孔が形成されてもよい。前記第2貫通孔は、前記第1貫通孔から前記第2方向にずれた位置に形成されてもよい。前記複数の主ワイヤーハーネスは、前記主制御部から前記第1貫通孔に向けて延びる第1ワイヤーハーネスと、前記主制御部から前記第2貫通孔に向けて延びる第2ワイヤーハーネスと、を含んでもよい。
上記の構成によれば、複数の主ワイヤーハーネスは、主制御部から第1貫通孔に向けて延びる第1ワイヤーハーネスと、主制御部から第2貫通孔に向けて延びる第2ワイヤーハーネスと、を含むので、車両の左面及び右面のうち一方が障害物に衝突しても、第1ワイヤーハーネス及び第2ワイヤーハーネスのうち一方は、信号伝達機能を維持しやすい。
上記の構成に関して、前記車両は、前記ダッシュパネルの後方で前記第2方向に延びる補強フレームを含んでもよい。前記第1ワイヤーハーネス及び前記第2ワイヤーハーネスは、前記補強フレームに沿って延設されてもよい。
上記の構成によれば、第1ワイヤーハーネス及び第2ワイヤーハーネスは、補強フレームに沿って延設されるので、信号伝達ループは、補強フレームによって保護される。
上記の構成に関して、前記車両は、前記前端と前記ダッシュパネルとの間で延びる第1エンジンフレームと、前記第1エンジンフレームから前記第2方向に離間した位置において、前記前端と前記ダッシュパネルとの間で延びる第2エンジンフレームと、を含んでもよい。前記第1経路は、前記第1エンジンフレームに沿って形成されてもよい。前記第2経路は、前記第2エンジンフレームに沿って形成されてもよい。
上記の構成によれば、第1経路は、第1エンジンフレームに沿って形成され、且つ、第2経路は、第2エンジンフレームに沿って形成されるので、信号伝達ループは、第1エンジンフレーム及び第2エンジンフレームによって保護される。
上述の技術は、主制御部からの情報を部品制御部へ信頼性高く伝達することを可能にする。
第1実施形態のワイヤーハーネスの配置構造の概念的なブロック図である。 第2実施形態のワイヤーハーネスの配置構造の概念的なブロック図である。 第3実施形態のワイヤーハーネスの配置構造の概念的なブロック図である。 第4実施形態のワイヤーハーネスの配置構造の概念的なブロック図である。 第5実施形態のワイヤーハーネスの配置構造の概念的なブロック図である。 第6実施形態のワイヤーハーネスの配置構造の概念的なブロック図である。 第7実施形態のワイヤーハーネスの配置構造の概念的なブロック図である。 第8実施形態のワイヤーハーネスの配置構造の概念的なブロック図である。 第9実施形態のワイヤーハーネスの配置構造の概念的なブロック図である。 第10実施形態のワイヤーハーネスの配置構造の概念的なブロック図である。 第11実施形態のワイヤーハーネスの配置構造の概念的なブロック図である。 車両のエンジンルームの概略的な平面図である(第12実施形態)。 図12に示される車両のダッシュパネルの概略的な背面図である(第13実施形態)。 図13Aに示されるダッシュパネルの概略的な斜視図である。 図12に示される車両のクロスカービームの概略的な断面図である。
<第1実施形態>
本発明者等は、主制御部と複数の部品制御部とを含む制御システムを開発した。主制御部は、複数の部品制御部を統括的に制御する。複数の部品制御部それぞれは、対応する電装部品(たとえば、ブレーキ、エンジン、トランスミッションやステアリング)を制御する。主制御部は、車両の走行環境に応じて、電装部品に対する動作目標(たとえば、制動力の目標値、エンジンの回転数、トラクションの目標値、操舵方向や操舵角)を設定する。動作目標を表す指令信号は、主制御部から複数の部品制御部へ出力される。複数の部品制御部それぞれは、対応する電装部品が、与えられた動作目標を達成するように、対応する電装部品を制御する。したがって、制御システムは、車両の自動運転に大きく貢献することができる。主制御部と複数の部品制御部との間の指令信号の伝達は、非常に重要である。たとえば、主制御部からエンジンの制御を司る部品制御部への指令信号が途絶えるならば、エンジンの制御は失われることになる。第1実施形態において、指令信号の伝達の高い信頼性を達成するワイヤーハーネスの配置構造が説明される。
図1は、第1実施形態のワイヤーハーネスの配置構造(以下、配置構造100と称される)の概念的なブロック図である。図1を参照して、配置構造100が説明される。
配置構造100は、主制御部110と、4つの部品制御部121,122,123,124と、5つのワイヤーハーネス131,132,133,134,135と、を備える。ワイヤーハーネス131は、主制御部110と部品制御部121とに接続される。ワイヤーハーネス132は、主制御部110と部品制御部122とに接続される。ワイヤーハーネス133は、部品制御部122,123に接続される。ワイヤーハーネス134は、部品制御部123,124に接続される。ワイヤーハーネス135は、部品制御部124,121に接続される。したがって、ワイヤーハーネス131,132,133,134,135は、主制御部110から延び、且つ、部品制御部121,122,123,124を経由し、主制御部110に戻る信号伝達ループ(すなわち、ループ状の信号伝達経路)を形成する。本実施形態に関して、複数の主ワイヤーハーネスは、ワイヤーハーネス131,132,133,134,135によって例示される。
図1は、車両(図示せず)の駆動を司る4つの電装部品EC1,EC2,EC3,EC4を示す。電装部品EC1は、ブレーキ、エンジン、トランスミッション及びステアリングのうち1つであってもよい。電装部品EC2は、ブレーキ、エンジン、トランスミッション及びステアリングのうち他のもう1つであってもよい。電装部品EC3は、ブレーキ、エンジン、トランスミッション及びステアリングのうち他のもう1つであってもよい。電装部品EC4は、ブレーキ、エンジン、トランスミッション及びステアリングのうち残りの1つであってもよい。
主制御部110は、部品制御部121,122,123,124へ指令を与えるための指令信号を生成する。指令信号は、電装部品EC1,EC2,EC3,EC4の動作に対する目標を表してもよい。たとえば、指令信号は、車両に作用させる制動力を表してもよい。指令信号は、車両の速度を表してもよい。指令信号は、車両の加速度を表してもよい。指令信号は、車両から路面へ伝達されるトラクションを表してもよい。指令信号は、車両の進行方向を表してもよい。指令信号は、車両の操舵角を表してもよい。本実施形態の原理は、指令信号が表す特定の目標に限定されない。
主制御部110は、ワイヤーハーネス131,132へ指令信号を出力する。指令信号は、ワイヤーハーネス131,132,133,134,135によって形成される信号伝達ループを通じて、主制御部110から部品制御部121,122,123,124へ伝達される。部品制御部121,122,123,124それぞれは、指令信号に応じて、電装部品EC1,EC2,EC3,EC4のうち対応するものを制御する。
電装部品EC1が、ブレーキであるならば、部品制御部121は、指令信号に応じて、ディスクブレーキに作用する油圧を調整してもよい。電装部品EC2が、エンジンであるならば、部品制御部122は、指令信号に応じて、エンジンの点火タイミングや回転数を調整してもよい。電装部品EC3が、トランスミッションであるならば、部品制御部123は、指令信号に応じて、ギアを変更してもよい(たとえば、3速から4速へ)。電装部品EC4が、ステアリングであるならば、部品制御部124は、指令信号に応じて、ステアリングシャフトを時計回り又は反時計回りに所定の角度だけ回転させてもよい。本実施形態の原理は、部品制御部121,122,123,124によって実行される特定の制御に限定されない。
ワイヤーハーネス131が破断したとき、主制御部110がワイヤーハーネス132へ出力した指令信号は、部品制御部122、ワイヤーハーネス133、部品制御部123、ワイヤーハーネス134、部品制御部124及びワイヤーハーネス135を順次通過し、部品制御部121へ到達することができる。したがって、部品制御部121,122,123,124それぞれは、ワイヤーハーネス131の破断下でも、指令信号を受け取ることができる。
ワイヤーハーネス132が破断したとき、主制御部110がワイヤーハーネス131へ出力した指令信号は、部品制御部121、ワイヤーハーネス135、部品制御部124、ワイヤーハーネス134、部品制御部123及びワイヤーハーネス133を順次通過し、部品制御部122へ到達することができる。したがって、部品制御部121,122,123,124それぞれは、ワイヤーハーネス132の破断下でも、指令信号を受け取ることができる。
ワイヤーハーネス133が破断したとき、主制御部110がワイヤーハーネス132へ出力した指令信号は、部品制御部122へ伝達される。主制御部110がワイヤーハーネス131へ出力した指令信号は、部品制御部121、ワイヤーハーネス135、部品制御部124及びワイヤーハーネス134を順次通過し、部品制御部123へ到達することができる。したがって、部品制御部121,122,123,124それぞれは、ワイヤーハーネス133の破断下でも、指令信号を受け取ることができる。
ワイヤーハーネス134が破断したとき、主制御部110がワイヤーハーネス131へ出力した指令信号は、部品制御部121及びワイヤーハーネス135を通過し、部品制御部124へ到達する。主制御部110が、ワイヤーハーネス132へ出力した指令信号は、部品制御部122及びワイヤーハーネス133を通過し、部品制御部123へ到達する。したがって、部品制御部121,122,123,124それぞれは、ワイヤーハーネス134の破断下でも、指令信号を受け取ることができる。
ワイヤーハーネス135が破断したとき、主制御部110がワイヤーハーネス131へ出力した指令信号は、部品制御部121へ伝達される。主制御部110がワイヤーハーネス132へ出力した指令信号は、部品制御部122、ワイヤーハーネス133、部品制御部123及びワイヤーハーネス134を順次通過し、部品制御部124へ到達することができる。したがって、部品制御部121,122,123,124それぞれは、ワイヤーハーネス135の破断下でも、指令信号を受け取ることができる。
<第2実施形態>
主制御部は、車両を制御する様々な制御ユニットに接続されてもよい。この場合、車両に搭載された複数のワイヤーハーネスは、1つの信号伝達ループと複数の信号伝達ライン(すなわち、単線の信号伝達経路)とを形成してもよい。第1実施形態に関連して説明された如く、車両の駆動を司る部品制御部は、信号伝達ループに接続される。他の部品の制御を司る複数の副制御部は、複数の信号伝達ラインにそれぞれ接続されてもよい。第2実施形態において、1つの信号伝達ループと複数の信号伝達ラインとを有するワイヤーハーネスの例示的な配置構造が説明される。
図2は、第2実施形態のワイヤーハーネスの配置構造(以下、配置構造100Aと称される)の概念的なブロック図である。図1及び図2を参照して、配置構造100Aが説明される。
配置構造100Aは、主CPU210と、副CPU310,320,330と、ワイヤーハーネス401,402,403,404,405,406,407と、ハブ501,502,503と、を含む。主CPU210は、図1を参照して説明された主制御部110に対応する。主制御部110に関する説明は、主CPU210に援用されてもよい。
副CPU320の右方に配置された副CPU310は、車両VCLに搭載されたブレーキ(図示せず)を制御する。副CPU310は、図1を参照して説明された部品制御部121,122,123,124のうち少なくとも1つに対応する。部品制御部121,122,123,124に関する説明は、副CPU310に援用されてもよい。
副CPU310,330の間に配置された副CPU320は、車両VCLに搭載されたパワートレイン(エンジンやトランスミッション:図示せず)を制御する。副CPU320は、図1を参照して説明された部品制御部121,122,123,124のうち少なくとも1つに対応する。部品制御部121,122,123,124に関する説明は、副CPU320に援用されてもよい。
副CPU320の左方に配置された副CPU330は、車両VCLに搭載されたステアリング(図示せず)を制御する。副CPU330は、図1を参照して説明された部品制御部121,122,123,124のうち少なくとも1つに対応する。部品制御部121,122,123,124に関する説明は、副CPU330に援用されてもよい。
ワイヤーハーネス401,402は、主CPU210とハブ501とに接続される。ハブ502は、ハブ501の右方に配置される。ワイヤーハーネス403は、ハブ501,502に接続される。ハブ503は、ハブ501の左方に配置される。ワイヤーハーネス408は、ハブ501,503に接続される。
副CPU310は、複数の端末311,312を含む。ワイヤーハーネス404は、ハブ502から端末311へ延びる。副CPU320は、複数の端末321,322を含む。ワイヤーハーネス405は、副CPU310の端末312から副CPU320の端末321へ延びる。副CPU330は、複数の端末331,332を含む。ワイヤーハーネス406は、副CPU320の端末322から副CPU330の端末331へ延びる。ワイヤーハーネス407は、副CPU330の端末332からハブ503へ延びる。したがって、ワイヤーハーネス401〜408及びハブ501,502,503は、第1実施形態に関連して説明された信号伝達ループを形成する。
主CPU210は、指令信号を、ワイヤーハーネス401,402へ出力する。ワイヤーハーネス401,402のうち一方が破断しても、指令信号は、ワイヤーハーネス401,402のうち他方を通じて、ハブ501に到達することができる。その後、指令信号は、ワイヤーハーネス403〜408及びハブ502,503を通じて、副CPU310,320,330へ伝達される。
車両VCLの右面が、障害物に衝突すると、ワイヤーハーネス403,404が破断されることもある。この場合、主CPU210から出力された指令信号は、ワイヤーハーネス401,402を通じて、ハブ501へ伝達される。指令信号は、ワイヤーハーネス408、ハブ503及びワイヤーハーネス407を順次通過し、副CPU330へ伝達される。その後、指令信号は、ワイヤーハーネス406を通じて、副CPU330から副CPU320へ伝達される。更にその後、指令信号は、ワイヤーハーネス405を通じて、副CPU320から副CPU310へ伝達される。したがって、副CPU310,320,330は、ワイヤーハーネス403,404の破断下でも、指令信号を受け取ることができる。
車両VCLの右面が、障害物に衝突すると、ワイヤーハーネス405が破断されることもある。この場合、主CPU210から出力された指令信号は、ワイヤーハーネス401,402を通じて、ハブ501へ伝達される。副CPU310は、ワイヤーハーネス403,404及びハブ502を通じて、指令信号を受け取ることができる。副CPU330は、ワイヤーハーネス408,407及びハブ503を通じて、指令信号を受け取ることができる。その後、指令信号は、ワイヤーハーネス406を通じて、副CPU330から副CPU320へ伝達される。したがって、副CPU310,320,330は、ワイヤーハーネス405の破断下でも、指令信号を受け取ることができる。
車両VCLの左面が、障害物に衝突すると、ワイヤーハーネス407,408が破断されることもある。この場合、主CPU210から出力された指令信号は、ワイヤーハーネス401,402を通じて、ハブ501へ伝達される。指令信号は、ワイヤーハーネス403、ハブ502及びワイヤーハーネス404を順次通過し、副CPU310へ伝達される。その後、指令信号は、ワイヤーハーネス405を通じて、副CPU310から副CPU320へ伝達される。更にその後、指令信号は、ワイヤーハーネス406を通じて、副CPU320から副CPU330へ伝達される。したがって、副CPU310,320,330は、ワイヤーハーネス407,408の破断下でも、指令信号を受け取ることができる。
車両VCLの左面が、障害物に衝突すると、ワイヤーハーネス406が破断されることもある。この場合、主CPU210から出力された指令信号は、ワイヤーハーネス401,402を通じて、ハブ501へ伝達される。副CPU330は、ワイヤーハーネス408,407及びハブ503を通じて、指令信号を受け取ることができる。副CPU310は、ワイヤーハーネス403,404及びハブ502を通じて、指令信号を受け取ることができる。その後、指令信号は、ワイヤーハーネス404を通じて、副CPU310から副CPU320へ伝達される。したがって、副CPU310,320,330は、ワイヤーハーネス406の破断下でも、指令信号を受け取ることができる。
配置構造100Aは、監視装置601と、右監視装置602と、副CPU341と、ワイヤーハーネス411,412,413と、を含む。ワイヤーハーネス411は、監視装置601とハブ502との間で延び、信号伝達ラインを形成する。ワイヤーハーネス412は、右監視装置602とハブ502との間で延び、他のもう1つの信号伝達ラインを形成する。ワイヤーハーネス413は、副CPU341とハブ502との間で延び、他のもう1つの信号伝達ラインを形成する。
監視装置601は、運転者をモニタする様々な装置であってもよい。たとえば、監視装置601は、運転者の瞳孔の位置を監視するカメラ装置であってもよい。代替的に、監視装置601は、運転者の姿勢を監視するカメラ装置であってもよい。更に代替的に、監視装置601は、運転者の重心位置の変化を監視する重量計測器であってもよい。本実施形態の原理は、監視装置601として用いられる特定の装置に限定されない。
監視装置601は、運転者の状態を表す信号を生成する。信号は、ワイヤーハーネス411,403,402,401及びハブ502,501を通じて、主CPU210へ伝達される。主CPU210は、監視装置601が生成した信号に基づいて、指令信号を生成してもよい。監視装置601が生成した信号が、運転者の不具合(たとえば、体調不良)を表すならば、主CPU210は、車両VCLの減速を指示する指令信号を生成する。指令信号は、上述の如く、副CPU310,320に信頼性高く伝達される。この結果、副CPU310は、制動力が増加されるように、ブレーキを制御する。副CPU320は、回転数が低減されるようにパワートレインを制御する。
右監視装置602は、車両VCLの右方の状態をモニタする装置であってもよい。たとえば、右監視装置602は、車両VCLの右側を撮影するカメラ装置であってもよい。代替的に、右監視装置602は、車両VCLの右方へ光線を照射し、当該光線の反射光の受信の有無に応じて、障害物の有無を判定するセンサ装置であってもよい。本実施形態の原理は、右監視装置602として用いられる特定の装置に限定されない。
右監視装置602は、車両VCLの右方の状態を表す信号を生成する。信号は、ワイヤーハーネス412,403,402,401及びハブ502,501を通じて、主CPU210へ伝達される。主CPU210は、右監視装置602が生成した信号に基づいて、指令信号を生成してもよい。指令信号は、上述の如く、副CPU330,320,310に信頼性高く伝達される。この結果、右監視装置602が生成した信号が、車両VCLの右方に存在する障害物を表すならば、副CPU330は、障害物と車両VCLとの間の衝突が回避されるように、ステアリングを制御する。必要に応じて、副CPU320は、指令信号に応じて、パワートレインを制御し、車両VCLを減速してもよい。加えて、副CPU310は、指令信号に応じて、ブレーキを制御し、車両VCLに制動力を作用させてもよい。
副CPU341は、車両VCLの右前ドアを制御してもよい。たとえば、副CPU341は、右前ドアのウィンドウを上下動させてもよい。副CPU341は、右前ドアのロックを制御してもよい。運転者が、車両VCLに搭載された操作スイッチ(図示せず)を操作し、右前ドアのウィンドウの下降を要求すると、主CPU210は、右前ドアのウィンドウの下降を要求する指令信号を生成する。指令信号は、ワイヤーハーネス401,402,403,413及びハブ501,502を通じて、副CPU341へ伝達される。副CPU341は、指令信号に応じて、右前ドアのウィンドウを下降させる。
配置構造100Aは、左監視装置603と、副CPU342と、ワイヤーハーネス421,422と、を含む。ワイヤーハーネス421は、左監視装置603とハブ503との間で延び、信号伝達ラインを形成する。ワイヤーハーネス422は、副CPU342とハブ503との間で延び、他のもう1つの信号伝達ラインを形成する。
左監視装置603は、車両VCLの左方の状態をモニタする装置であってもよい。たとえば、左監視装置603は、車両VCLの左側を撮影するカメラ装置であってもよい。代替的に、左監視装置603は、車両VCLの左方へ光線を照射し、当該光線の反射光の受信の有無に応じて、障害物の有無を判定するセンサ装置であってもよい。本実施形態の原理は、左監視装置603として用いられる特定の装置に限定されない。
副CPU342は、車両VCLの左前ドアを制御してもよい。たとえば、副CPU342は、左前ドアのウィンドウを上下動させてもよい。副CPU342は、左前ドアのロックを制御してもよい。運転者が、車両VCLに搭載された操作スイッチ(図示せず)を操作し、左前ドアのウィンドウの下降を要求すると、主CPU210は、左前ドアのウィンドウの下降を要求する指令信号を生成する。指令信号は、ワイヤーハーネス401,402,408,422及びハブ501,503を通じて、副CPU342へ伝達される。副CPU342は、指令信号に応じて、左前ドアのウィンドウを下降させる。
配置構造100Aは、前監視装置604と、副CPU343と、ハブ511,512と、ワイヤーハーネス431,432,433,434と、を含む。ワイヤーハーネス431は、ハブ503,511間で延びる。ワイヤーハーネス432は、ハブ511,512間で延びる。ワイヤーハーネス433は、ハブ512と前監視装置604との間で延びる。ワイヤーハーネス431,432,433及びハブ511,512は、1つの信号伝達ラインを形成する。ワイヤーハーネス434は、ハブ512と副CPU343との間で延びる。ワイヤーハーネス431,432,434及びハブ511,512は、他のもう1つの信号伝達ラインを形成する。
前監視装置604は、車両VCLの前方の状態をモニタする装置であってもよい。たとえば、前監視装置604は、車両VCLの前方を撮影するカメラ装置であってもよい。代替的に、前監視装置604は、車両VCLの前方へ光線を照射し、当該光線の反射光の受信の有無に応じて、障害物の有無を判定するセンサ装置であってもよい。本実施形態の原理は、前監視装置604として用いられる特定の装置に限定されない。
前監視装置604が、カメラ装置であるならば、カメラ装置が生成した画像データは、ワイヤーハーネス433,434及びハブ512を通じて、副CPU343へ伝達されてもよい。副CPU343は、画像データを解析し、障害物の有無を判定してもよい。判定結果を表す信号は、ワイヤーハーネス434,432,431,408,401,402及びハブ512,511,503,501を通じて、副CPU343から主CPU210へ伝達されてもよい。主CPU210は、判定結果を表す信号に基づいて、指令信号を生成してもよい。指令信号は、上述の如く、副CPU330,320,310に信頼性高く伝達される。この結果、判定結果を表す信号が、車両VCLの前方に存在する障害物を表すならば、副CPU330は、障害物と車両VCLとの間の衝突が回避されるように、ステアリングを制御する。必要に応じて、副CPU320は、指令信号に応じて、パワートレインを制御し、車両VCLを減速してもよい。加えて、副CPU310は、指令信号に応じて、ブレーキを制御し、車両VCLに制動力を作用させてもよい。
副CPU343は、前監視装置604を制御してもよい。たとえば、副CPU343は、前監視装置604として用いられるカメラ装置の向きを制御してもよい。代替的に、副CPU343は、前監視装置604として用いられるセンサ装置の光照射方向を制御してもよい。
配置構造100Aは、後監視装置605と、副CPU344,345と、ハブ521,522と、ワイヤーハーネス441,442,443,444,445と、を含む。ワイヤーハーネス441は、ハブ503,521間で延びる。ワイヤーハーネス442は、ハブ521と副CPU345との間で延びる。ワイヤーハーネス441,442及びハブ521は、1つの信号伝達ラインを形成する。
副CPU345は、車両VCLのバックドアを制御してもよい。たとえば、副CPU345は、バックドアのロックを制御してもよい。運転者が、車両VCLに搭載された操作スイッチ(図示せず)を操作し、バックドアのロックの解除を要求すると、主CPU210は、バックドアのロックの解除を要求する指令信号を生成する。指令信号は、ワイヤーハーネス401,402,408,441,442及びハブ503,521を通じて、副CPU345へ伝達される。副CPU345は、指令信号に応じて、バックドアのロックを解除する。
ワイヤーハーネス443は、ハブ521,522間で延びる。ワイヤーハーネス445は、ハブ522と後監視装置605との間で延びる。ワイヤーハーネス441,443,445及びハブ521,522は、1つの信号伝達ラインを形成する。
後監視装置605は、車両VCLの後方の状態をモニタする装置であってもよい。たとえば、後監視装置605は、車両VCLの後方を撮影するカメラ装置であってもよい。代替的に、後監視装置605は、車両VCLの後方へ光線を照射し、当該光線の反射光の受信の有無に応じて、障害物の有無を判定するセンサ装置であってもよい。本実施形態の原理は、後監視装置605として用いられる特定の装置に限定されない。
ワイヤーハーネス444は、ハブ522と副CPU344との間で延びる。ワイヤーハーネス441,443,444及びハブ521,522は、1つの信号伝達ラインを形成する。
後監視装置605が、カメラ装置であるならば、カメラ装置が生成した画像データは、ワイヤーハーネス445,444及びハブ522を通じて、副CPU344へ伝達されてもよい。副CPU344は、画像データを解析し、障害物の有無を判定してもよい。判定結果を表す信号は、ワイヤーハーネス444,443,441,408,401,402及びハブ522,521,503,501を通じて、副CPU344から主CPU210へ伝達されてもよい。主CPU210は、判定結果を表す信号に基づいて、指令信号を生成してもよい。指令信号は、上述の如く、副CPU330,320,310に信頼性高く伝達される。この結果、判定結果を表す信号が、車両VCLの後方に存在する障害物を表すならば、副CPU330は、障害物と車両VCLとの間の衝突が回避されるように、ステアリングを制御する。必要に応じて、副CPU320は、指令信号に応じて、パワートレインを制御し、車両VCLを減速してもよい。加えて、副CPU310は、指令信号に応じて、ブレーキを制御し、車両VCLに制動力を作用させてもよい。
副CPU344は、後監視装置605を制御してもよい。たとえば、副CPU344は、後監視装置605として用いられるカメラ装置の向きを制御してもよい。代替的に、副CPU344は、後監視装置605として用いられるセンサ装置の光照射方向を制御してもよい。
配置構造100Aは、副CPU346,347と、ハブ523と、ワイヤーハーネス446,447,448と、を含む。ワイヤーハーネス446は、ハブ521と副CPU346との間で延び、1つの信号伝達ラインを形成する。
副CPU346は、車両VCLの左後ドアを制御してもよい。たとえば、副CPU346は、左後ドアのウィンドウを上下動させてもよい。副CPU346は、左後ドアのロックを制御してもよい。運転者が、車両VCLに搭載された操作スイッチ(図示せず)を操作し、左後ドアのウィンドウの下降を要求すると、主CPU210は、左後ドアのウィンドウの下降を要求する指令信号を生成する。指令信号は、ワイヤーハーネス401,402,408,441,446及びハブ501,503,521を通じて、副CPU346へ伝達される。副CPU346は、指令信号に応じて、左後ドアのウィンドウを下降させる。
ワイヤーハーネス447は、ハブ522,523間で延びる。ワイヤーハーネス448は、ハブ523と副CPU347との間で延びる。ワイヤーハーネス447,448及びハブ523は、1つの信号伝達ラインを形成する。
副CPU347は、車両VCLの右後ドアを制御してもよい。たとえば、副CPU347は、右後ドアのウィンドウを上下動させてもよい。副CPU347は、右後ドアのロックを制御してもよい。運転者が、車両VCLに搭載された操作スイッチ(図示せず)を操作し、右後ドアのウィンドウの下降を要求すると、主CPU210は、右後ドアのウィンドウの下降を要求する指令信号を生成する。指令信号は、ワイヤーハーネス401,402,408,441,443,447,448及びハブ501,503,521,522,523を通じて、副CPU347へ伝達される。副CPU347は、指令信号に応じて、右後ドアのウィンドウを下降させる。
図2に示される如く、信号伝達ループは、副CPU310,320,330への信号伝達にのみ用いられる。他の副CPU341〜347は、主CPU210と、信号伝達ラインを通じて通信を行う。したがって、車両VCLに搭載されるワイヤーハーネス群の総重量は、過度に大きくならない。本実施形態に関して、副制御部は、副CPU341〜347のうち1つによって例示される。
図2において実線で示される信号伝達経路は、高速通信伝送路(たとえば、Ethernet)として設計されてもよい。図2において点線で示される信号伝達経路は、低速通信伝送路(たとえば、CAN:Control Area Network)として設計されてもよい。
<第3実施形態>
設計者は、上述の実施形態に関連して説明された設計原理に基づいて、ワイヤーハーネスの様々な配置構造を設計することができる。第3実施形態において、ワイヤーハーネスの例示的な配置構造が説明される。
図3は、第3実施形態のワイヤーハーネスの配置構造(以下、配置構造100Bと称される)の概念的なブロック図である。図3を参照して、配置構造100Bが説明される。上述の実施形態の説明は、上述の実施形態と同一の符号が付された要素に援用される。
図3は、車両VCLの概略的な平面図である。車両VCLは、バンパBMPとダッシュパネルDSPとを含む。バンパBMPは、車両VCLの前端を形成する。ダッシュパネルDSPは、車両VCL内の空間を、エンジンルームと車室とに分ける。エンジンルームは、ダッシュパネルDSPとバンパBMPとの間に形成される。車室は、ダッシュパネルDSPの後方に形成される。
第2実施形態と同様に、配置構造100Bは、主CPU210と、副CPU310,320,330と、を備える。第2実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
主CPU210は、車室内に配置される。車室は、運転者を保護するように設計されるので、エンジンルームよりも頑健である。したがって、主CPU210は、車両VCLと障害物との衝突から保護されやすい。
副CPU310,320,330は、エンジンルーム内に配置される。上述の実施形態の設計原理にしたがって、副CPU310,320,330は、信号伝達ループによって、主CPU210に電気的に接続されるので、副CPU310,320,330と主CPU210との間の通信は、車両VCLと障害物との衝突下でも維持されやすい。
ダッシュパネルDSPには、貫通孔THLが形成される。貫通孔THLは、右の前輪を囲む右フェンダよりも左の前輪を囲む左フェンダの近くに形成される。副CPU310は、副CPU320,330よりも右フェンダの近くに配置される。副CPU320,330は、副CPU310よりも左フェンダの近くに配置される。信号伝達ループは、貫通孔THLを通じて、主CPU210と副CPU310,320,330とを電気的に接続する。
配置構造100Bは、ワイヤーハーネス451,452,453,454を含む。ワイヤーハーネス451,452,453,454は、上述の信号伝達ループを形成する。
以下の説明において、ダッシュパネルDSPからバンパBMPへ向かう方向(すなわち、直進する車両VCLの進行方向)又はその逆の方向は、「第1方向」と称される。第1方向に直交する方向(すなわち、車幅方向)は、「第2方向」と称される。
ワイヤーハーネス451は、主CPU210から左方(すなわち、第2方向)に延び、左フェンダの近くで前方(すなわち、第1方向)に屈曲する。ワイヤーハーネス451は、左フェンダに沿って前方に延び、貫通孔THLを通過する。ワイヤーハーネス451は、前方に更に延び、副CPU330とバンパBMPとの間に配置された副CPU320に接続される。
副CPU330は、副CPU320とダッシュパネルDSPとの間に配置される。ワイヤーハーネス452は、副CPU320から後方(すなわち、第1方向)に延び、副CPU330に接続される。
ワイヤーハーネス453は、副CPU330から後方に延び、ダッシュパネルDSPの直前で、右方(すなわち、第2方向)に屈曲する。ワイヤーハーネス453は、ダッシュパネルDSPに沿って、右方に延び、副CPU310に接続される。
ワイヤーハーネス454は、副CPU310からダッシュパネルDSPに沿って左方に延び、貫通孔THLの近くで、後方に屈曲する。ワイヤーハーネス454は、貫通孔THLに挿通され、車室内で後方に延びる。ワイヤーハーネス454は、車室内で、右方に屈曲され、主CPU210に接続される。
<第4実施形態>
第3実施形態に関連して説明された信号伝達ループは、左フェンダの近くで第1方向に延びる2本のワイヤーハーネスを含む。したがって、車両の左フェンダが、障害物に衝突するならば、2本のワイヤーハーネスが同時に破断されることもある。第4実施形態において、側方からの衝突の下でも信号伝達機能を信頼性高く維持することができるワイヤーハーネスの例示的な配置構造が説明される。
図4は、第4実施形態のワイヤーハーネスの配置構造(以下、配置構造100Cと称される)の概念的なブロック図である。図4を参照して、配置構造100Cが説明される。上述の実施形態の説明は、上述の実施形態と同一の符号が付された要素に援用される。
第2実施形態と同様に、配置構造100Cは、主CPU210と、副CPU310,320,330と、を備える。第2実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
第3実施形態と同様に、配置構造100Cは、ワイヤーハーネス452,454を更に備える。第3実施形態の説明は、ワイヤーハーネス452,454に援用される。
配置構造100Cは、ワイヤーハーネス461,462を更に備える。ワイヤーハーネス461は、主CPU210から左方(すなわち、第2方向)に延び、左フェンダの近くで前方(すなわち、第1方向)に屈曲する。ワイヤーハーネス461は、左フェンダに沿って前方に延び、貫通孔THLを通過する。ワイヤーハーネス461は、前方に更に延び、副CPU330に接続される。
ワイヤーハーネス462は、副CPU320から左フェンダに沿って前方に延び、バンパBMPの近くで右方(すなわち、第2方向)に屈曲する。ワイヤーハーネス462は、バンパBMPに沿って右方に延び、バンパBMPの右端の近くで後方に屈曲する。ワイヤーハーネス462は、右フェンダに沿って、後方に延び、副CPU310に接続される。
ワイヤーハーネス461の一部、ワイヤーハーネス452の一部及びワイヤーハーネス462の一部は、左フェンダの近くで第1方向に延びる信号伝達経路を形成する。この信号伝達経路は、右フェンダから大きく離れているので、右フェンダと障害物との衝突によっては破断されにくい。本実施形態に関して、第1経路は、左フェンダの近くで第1方向に延びる信号伝達経路(ワイヤーハーネス461の一部、ワイヤーハーネス452の一部及びワイヤーハーネス462の一部)によって例示される。
ワイヤーハーネス462の他のもう一部は、右フェンダの近くで第1方向に延びる信号伝達経路を形成する。この信号伝達経路は、左フェンダから大きく離れているので、左フェンダと障害物との衝突によっては破断されにくい。本実施形態に関して、第2経路は、右フェンダの近くで第1方向に延びる信号伝達経路(ワイヤーハーネス462の一部)によって例示される。
図4に示される如く、副CPU310,320,330は、第1方向に延びる2つの信号伝達経路の間に位置する。副CPU310,320,330が破壊されない程度の軽度の接触の下では、信号伝達ループは、一部が破断されても、信号伝達機能を維持することができるので、車両VCLは、基本的な機能(すなわち、「前進すること」、「後退すること」、「曲がること」及び/又は「停止すること」)を維持することができる。
<第5実施形態>
第4実施形態に関連して説明された信号伝達ループは、バンパの近くで第2方向に延びるワイヤーハーネスを含む。したがって、車両のバンパが、障害物に衝突するならば、ワイヤーハーネスが破断されることもある。第5実施形態において、バンパの衝突の下でも破断を生じにくいワイヤーハーネスの例示的な配置構造が説明される。
図5は、第5実施形態のワイヤーハーネスの配置構造(以下、配置構造100Dと称される)の概念的なブロック図である。図5を参照して、配置構造100Dが説明される。上述の実施形態の説明は、上述の実施形態と同一の符号が付された要素に援用される。
第2実施形態と同様に、配置構造100Dは、主CPU210と、副CPU310,320,330と、を備える。第2実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
第3実施形態と同様に、配置構造100Dは、ワイヤーハーネス452,454を更に備える。第3実施形態の説明は、ワイヤーハーネス452,454に援用される。
第4実施形態と同様に、配置構造100Dは、ワイヤーハーネス461を更に備える。第4実施形態の説明は、ワイヤーハーネス461に援用される。
配置構造100Dは、ワイヤーハーネス462Dを更に備える。ワイヤーハーネス462Dは、副CPU320と重なるように、右方(すなわち、第2方向)に延びる。したがって、信号伝達ループは、バンパBMPから大きく離間する。したがって、バンパBMPが障害物と衝突しても、ワイヤーハーネス462Dは、破断しにくい。ワイヤーハーネス462Dは、右フェンダの近くで後方(すなわち、第1方向)に屈曲する。ワイヤーハーネス462Dは、右フェンダに沿って後方延び、最終的に、副CPU310に接続される。
<第6実施形態>
第3実施形態乃至第5実施形態に関連して説明された設計原理によれば、主CPUから延びる2つのワイヤーハーネスは、平行して左方に延びる。したがって、車両の左側面への衝突の結果、これらのワイヤーハーネスが同時に断絶されることもある。第6実施形態において、改良された配置構造が説明される。
図6は、第6実施形態のワイヤーハーネスの配置構造(以下、配置構造100Eと称される)の概念的なブロック図である。図6を参照して、配置構造100Eが説明される。上述の実施形態の説明は、上述の実施形態と同一の符号が付された要素に援用される。
図6は、車両VCMの概略的な平面図である。第3実施形態と同様に、車両VCMは、バンパBMPを含む。第3実施形態の説明は、バンパBMPに援用される。
車両VCMは、ダッシュパネルDSQを含む。ダッシュパネルDSQは、車両VCM内の空間を、エンジンルームと車室とに分ける。エンジンルームは、ダッシュパネルDSQとバンパBMPとの間に形成される。車室は、ダッシュパネルDSQの後方に形成される。
ダッシュパネルDSQには、貫通孔THMが形成される。第3実施形態とは異なり、貫通孔THMは、車幅方向(すなわち、第2方向)において略中心に形成される。
第2実施形態と同様に、配置構造100Eは、主CPU210と、副CPU310,320,330と、を備える。第2実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
第3実施形態と同様に、配置構造100Eは、ワイヤーハーネス452,453を更に備える。第3実施形態の説明は、ワイヤーハーネス452,453に援用される。
配置構造100Eは、ワイヤーハーネス451E,454Eを更に備える。貫通孔THMは、主CPU210の前方に形成される。ワイヤーハーネス451E,454Eは、主CPU210から前方(すなわち、第1方向)に延び、貫通孔THMに挿通される。
ワイヤーハーネス451Eは、貫通孔THMの前方で左方(すなわち、第2方向)に屈曲される。ワイヤーハーネス451Eは、エンジンルーム内で、ダッシュパネルDSQに沿って左方に延び、左フェンダの近くで前方に屈曲される。ワイヤーハーネス451Eは、左フェンダに沿って前方に延び、副CPU320に接続される。
ワイヤーハーネス454Eは、貫通孔THMの前方で右方(すなわち、第2方向)に屈曲される。ワイヤーハーネス454Eは、エンジンルーム内で、ダッシュパネルDSQに沿って右方に延び、右フェンダの近くで前方に屈曲される。ワイヤーハーネス454Eは、最終的に、副CPU310に接続される。
主CPU210及び主CPU210から前方に延びるワイヤーハーネス451E,454Eは、車幅方向において略中心に位置するので、側方からの衝突に起因する損傷を受けにくい。
<第7実施形態>
設計者は、第4実施形態及び第6実施形態に関連して説明された設計原理を組み合わせ、他のもう1つの信号伝達ループを形成してもよい。第7実施形態において、改良された配置構造が説明される。
図7は、第7実施形態のワイヤーハーネスの配置構造(以下、配置構造100Fと称される)の概念的なブロック図である。図7を参照して、配置構造100Fが説明される。上述の実施形態の説明は、上述の実施形態と同一の符号が付された要素に援用される。
第6実施形態と同様に、配置構造100Fは、車両VCMに搭載される。第6実施形態の説明は、車両VCMに援用される。
第2実施形態と同様に、配置構造100Fは、主CPU210と、副CPU310,320,330と、を備える。第2実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
第3実施形態と同様に、配置構造100Fは、ワイヤーハーネス452を更に備える。第3実施形態の説明は、ワイヤーハーネス452に援用される。
第4実施形態と同様に、配置構造100Fは、ワイヤーハーネス462を更に備える。第4実施形態の説明は、ワイヤーハーネス462に援用される。
第6実施形態と同様に、配置構造100Fは、ワイヤーハーネス454Eを更に備える。第6実施形態の説明は、ワイヤーハーネス454Eに援用される。
配置構造100Fは、ワイヤーハーネス461Fを更に備える。ワイヤーハーネス461Fは、主CPU210から前方(すなわち、第1方向)に延び、貫通孔THMに挿通される。ワイヤーハーネス461Fは、貫通孔THMの前方で左方に屈曲される。ワイヤーハーネス461Fは、エンジンルーム内で、ダッシュパネルDSQに沿って左方(すなわち、第2方向)に延び、左フェンダの近くで前方に屈曲される。ワイヤーハーネス451Eは、左フェンダに沿って前方に延び、副CPU330に接続される。
<第8実施形態>
設計者は、第5実施形態及び第7実施形態に関連して説明された設計原理を組み合わせ、他のもう1つの信号伝達ループを形成してもよい。第8実施形態において、改良された配置構造が説明される。
図8は、第8実施形態のワイヤーハーネスの配置構造(以下、配置構造100Gと称される)の概念的なブロック図である。図8を参照して、配置構造100Gが説明される。上述の実施形態の説明は、上述の実施形態と同一の符号が付された要素に援用される。
第6実施形態と同様に、配置構造100Gは、車両VCMに搭載される。第6実施形態の説明は、車両VCMに援用される。
第2実施形態と同様に、配置構造100Gは、主CPU210と、副CPU310,320,330と、を備える。第2実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
第3実施形態と同様に、配置構造100Gは、ワイヤーハーネス452を更に備える。第3実施形態の説明は、ワイヤーハーネス452に援用される。
第5実施形態と同様に、配置構造100Gは、ワイヤーハーネス462Dを更に備える。第5実施形態の説明は、ワイヤーハーネス462Dに援用される。
第6実施形態と同様に、配置構造100Gは、ワイヤーハーネス454Eを更に備える。第6実施形態の説明は、ワイヤーハーネス454Eに援用される。
第7実施形態と同様に、配置構造100Gは、ワイヤーハーネス461Fを更に備える。第7実施形態の説明は、ワイヤーハーネス461Fに援用される。
<第9実施形態>
第6実施形態乃至第8実施形態に関連して説明された設計原理によれば、信号伝達ループは、エンジンルーム内で左方及び右方に延びる。代替的に、信号伝達ループは、車室内で、左方及び右方に延びてもよい。上述の如く、車室は、エンジンルームよりも頑健であるので、信号伝達ループの破断は、生じにくくなる。第9実施形態において、改良された配置構造が説明される。
図9は、第9実施形態のワイヤーハーネスの配置構造(以下、配置構造100Hと称される)の概念的なブロック図である。図9を参照して、配置構造100Hが説明される。上述の実施形態の説明は、上述の実施形態と同一の符号が付された要素に援用される。
図9は、車両VCNの概略的な平面図である。第3実施形態と同様に、車両VCNは、バンパBMPを含む。第3実施形態の説明は、バンパBMPに援用される。
車両VCNは、ダッシュパネルDSRを含む。ダッシュパネルDSRは、車両VCN内の空間を、エンジンルームと車室とに分ける。エンジンルームは、ダッシュパネルDSRとバンパBMPとの間に形成される。車室は、ダッシュパネルDSRの後方に形成される。
第3実施形態と同様に、ダッシュパネルDSRには、貫通孔THLが形成される。第3実施形態の説明は、貫通孔THLに援用される。
ダッシュパネルDSRには、貫通孔THRが更に形成される。貫通孔THLは、左フェンダの近くに位置する一方で、貫通孔THRは、右フェンダの近くに位置する。本実施形態に関して、第1貫通孔は、貫通孔THLによって例示される。第2貫通孔は、貫通孔THRによって例示され得る。
第2実施形態と同様に、配置構造100Hは、主CPU210と、副CPU310,320,330と、を備える。第2実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
第3実施形態と同様に、配置構造100Hは、ワイヤーハーネス451,452,453を更に備える。第3実施形態の説明は、ワイヤーハーネス451,452,453に援用される。本実施形態に関して、第1ワイヤーハーネスは、ワイヤーハーネス451によって例示される。
配置構造100Hは、ワイヤーハーネス454Hを更に備える。ワイヤーハーネス454Hは、車室内で、主CPU210からダッシュパネルDSRに沿って右方(すなわち、第2方向)に延び、貫通孔THRの後方で前方(すなわち、第1方向)に屈曲する。ワイヤーハーネス454Hは、貫通孔THRに挿通され、エンジンルーム内で副CPU310に接続される。
ダッシュパネルDSRは、エンジンルーム内で第2方向に延びるワイヤーハーネス453と、車室内で第2方向に延びるワイヤーハーネス451,454Hの間で第2方向に延びる。したがって、これらのワイヤーハーネス451,453,454の同時の断絶は、生じにくい。
<第10実施形態>
設計者は、第4実施形態及び第9実施形態に関連して説明された設計原理を組み合わせ、他のもう1つの信号伝達ループを形成してもよい。第10実施形態において、改良された配置構造が説明される。
図10は、第10実施形態のワイヤーハーネスの配置構造(以下、配置構造100Iと称される)の概念的なブロック図である。図10を参照して、配置構造100Iが説明される。上述の実施形態の説明は、上述の実施形態と同一の符号が付された要素に援用される。
第9実施形態と同様に、配置構造100Iは、車両VCNに搭載される。第9実施形態の説明は、車両VCNに援用される。
第2実施形態と同様に、配置構造100Iは、主CPU210と、副CPU310,320,330と、を備える。第2実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
第3実施形態と同様に、配置構造100Iは、ワイヤーハーネス452を更に備える。第3実施形態の説明は、ワイヤーハーネス452に援用される。
第4実施形態と同様に、配置構造100Iは、ワイヤーハーネス461,462を更に備える。第4実施形態の説明は、ワイヤーハーネス461,462に援用される。
第9実施形態と同様に、配置構造100Iは、ワイヤーハーネス454Hを更に備える。第9実施形態の説明は、ワイヤーハーネス454Hに援用される。
<第11実施形態>
設計者は、第5実施形態及び第9実施形態に関連して説明された設計原理を組み合わせ、他のもう1つの信号伝達ループを形成してもよい。第11実施形態において、改良された配置構造が説明される。
図11は、第11実施形態のワイヤーハーネスの配置構造(以下、配置構造100Jと称される)の概念的なブロック図である。図11を参照して、配置構造100Jが説明される。上述の実施形態の説明は、上述の実施形態と同一の符号が付された要素に援用される。
第9実施形態と同様に、配置構造100Jは、車両VCNに搭載される。第9実施形態の説明は、車両VCNに援用される。
第2実施形態と同様に、配置構造100Jは、主CPU210と、副CPU310,320,330と、を備える。第2実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
第3実施形態と同様に、配置構造100Jは、ワイヤーハーネス452を更に備える。第3実施形態の説明は、ワイヤーハーネス452に援用される。
第4実施形態と同様に、配置構造100Jは、ワイヤーハーネス461を更に備える。第4実施形態の説明は、ワイヤーハーネス461に援用される。
第5実施形態と同様に、配置構造100Jは、ワイヤーハーネス462Dを更に備える。第5実施形態の説明は、ワイヤーハーネス462Dに援用される。
第9実施形態と同様に、配置構造100Jは、ワイヤーハーネス454Hを更に備える。第9実施形態の説明は、ワイヤーハーネス454Hに援用される。
<第12実施形態>
車両は、一般的に、エンジンルームの剛性を向上させるための補強フレームを有する。補強フレームは、ワイヤーハーネスの配置に利用されてもよい。第12実施形態において、エンジンルーム内のワイヤーハーネスの例示的なレイアウトが説明される。
図12は、車両VCNのエンジンルームの概略的な平面図である。図11及び図12を参照して、車両VCNのエンジンルームの構造が説明される。上述の実施形態の説明は、上述の実施形態と同一の符号が付された要素に援用される。
第9実施形態に関連して説明された如く、車両VCNは、バンパBMPとダッシュパネルDSRとを含む。第9実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
車両VCNは、2つのエンジンフレームFEF,SEFを含む。エンジンフレームFEF,SEFはともに、バンパBMPとダッシュパネルDSRとの間で第1方向に延びる。エンジンフレームFEFは、エンジンフレームSEFの左方に位置する。本実施形態に関して、第1エンジンフレームは、エンジンフレームFEFによって例示される。第2エンジンフレームは、エンジンフレームSEFによって例示される。
エンジンENGやバッテリBTRといった様々な部品は、エンジンフレームFEF,SEFの間の空間に配置される。バッテリBTRは、エンジンENGとエンジンフレームFEFとの間に配置される。これらの部品は、エンジンフレームFEF,SEFによって衝撃から保護される。
図12は、第2実施形態に関連して説明された副CPU310,320,330を示す。第2実施形態の説明は、副CPU310,320,330に援用される。
エンジンENGやバッテリBTRと同様に、副CPU310,320,330は、エンジンフレームFEF,SEFの間の空間に配置される。図12に示される如く、パワートレインを制御する副CPU320は、エンジンENG上に配置される。ステアリング(図示せず)を制御する副CPU320は、エンジンENGとバッテリBTRとの間に配置される。ステアリングのラック(図示せず)は、副CPU320の下方で延設されてもよい。副CPU310は、エンジンフレームSEFとダッシュパネルDSRとによって形成されるエンジンルームの角隅部に配置される。ブレーキ機構(図示せず)は、副CPU310の下方に配置されてもよい。
図12は、ワイヤーハーネス471,472,473,474,475,476を示す。ワイヤーハーネス471は、ダッシュパネルDSRの左側の貫通孔THLからエンジンルーム内に延びる。ワイヤーハーネス471は、エンジンフレームFEF及びバッテリBTRに沿って延設され、副CPU330に接続される。ワイヤーハーネス471は、図11を参照して説明されたワイヤーハーネス461に相当する。
ワイヤーハーネス472は、副CPU330からバッテリBTR及びエンジンフレームFEFに沿って配置され、ワイヤーハーネス473にコネクタを介して連結される。ワイヤーハーネス473は、バッテリBTR及びエンジンENGに沿って右方(すなわち、第2方向)に延び、副CPU320に接続される。ワイヤーハーネス472,473は、図11を参照して説明されたワイヤーハーネス452に相当する。本実施形態に関して、第1経路は、ワイヤーハーネス471,472によって例示される。
ワイヤーハーネス474は、副CPU320から右方に延び、エンジンフレームSEF上で、コネクタを介して、ワイヤーハーネス475に接続される。ワイヤーハーネス475は、エンジンフレームSEFに沿って延び、副CPU310に接続される。ワイヤーハーネス474,475は、図11を参照して説明されたワイヤーハーネス462Dに相当する。
ワイヤーハーネス476は、副CPU310からエンジンフレームSEFに沿って延び、ダッシュパネルDSRの右側の貫通孔THRを通じて、ダッシュパネルDSRの後方の車室内に挿入される。ワイヤーハーネス476は、図11を参照して説明されたワイヤーハーネス454Hに相当する。本実施形態に関して、第2経路は、ワイヤーハーネス475,476によって例示される。
<第13実施形態>
車幅方向(すなわち、第2方向)に延びる補強フレーム(たとえば、クロスカービーム)は、多くの場合、ダッシュパネルの後方に配置される。主CPUから延びるワイヤーハーネスは、補強フレームを用いて車両に取り付けられてもよい。第13実施形態において、補強フレームを利用したワイヤーハーネスの配置が説明される。
図13Aは、車両VCNのダッシュパネルDSRの概略的な背面図である。図13Bは、ダッシュパネルDSRの概略的な斜視図である。図12乃至図13Bを参照して、車両VCNの車室の構造が説明される。上述の実施形態の説明は、上述の実施形態と同一の符号が付された要素に援用される。
車両VCNは、クロスカービームCCBを備える。クロスカービームCCBは、ダッシュパネルDSRの後方で、第2方向に延びる。クロスカービームCCBは、第2方向における車両VCNの剛性を高める。本実施形態に関して、補強フレームは、クロスカービームCCBによって例示される。
図12を参照して説明されたワイヤーハーネス471,476は、貫通孔THL,THRを通じて、ダッシュパネルDSRの後方の車室内に挿通される。ワイヤーハーネス471,476は、クロスカービームCCBに沿って右方及び左方にそれぞれ延設され、主CPU210に繋がる。ワイヤーハーネス471,476は、クロスカービームCCBに固定されてもよい。本実施形態に関して、第1ワイヤーハーネスは、ワイヤーハーネス471によって例示される。第2ワイヤーハーネスは、ワイヤーハーネス476によって例示される。
図14は、クロスカービームCCBの概略的な断面図である。図14を参照して、主CPU210とクロスカービームCCBとの間の位置関係が説明される。
主CPU210は、クロスカービームCCBの近傍に配置される。好ましくは、主CPU210は、クロスカービームCCBの後方に配置される。この結果、主CPU210は、側方からの衝撃及び前方からの衝撃から、クロスカービームCCBによって保護される。
上述の様々な実施形態の原理は、車両に対する要求に適合するように、組み合わされてもよい。上述の様々な実施形態のうち1つに関連して説明された様々な特徴のうち一部が、他のもう1つの実施形態に関連して説明された配置構造に適用されてもよい。
上述の実施形態の原理は、様々な車両の設計に好適に利用される。
100,100A〜100J・・・・・・・・・・配置構造
110・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主制御部
121〜124・・・・・・・・・・・・・・・・部品制御部
131〜135・・・・・・・・・・・・・・・・ワイヤーハーネス
210・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主CPU
401〜408・・・・・・・・・・・・・・・・ワイヤーハーネス
411〜413・・・・・・・・・・・・・・・・ワイヤーハーネス
421,422・・・・・・・・・・・・・・・・ワイヤーハーネス
431〜434・・・・・・・・・・・・・・・・ワイヤーハーネス
441〜448・・・・・・・・・・・・・・・・ワイヤーハーネス
451,451E・・・・・・・・・・・・・・・ワイヤーハーネス
452,453・・・・・・・・・・・・・・・・ワイヤーハーネス
454,454E,454H・・・・・・・・・・ワイヤーハーネス
461,461F・・・・・・・・・・・・・・・ワイヤーハーネス
462,462D・・・・・・・・・・・・・・・ワイヤーハーネス
471〜476・・・・・・・・・・・・・・・・ワイヤーハーネス
BMP・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バンパ
CCB・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クロスカービーム
DSP,DSR,DSQ・・・・・・・・・・・・ダッシュパネル
EC1〜EC4・・・・・・・・・・・・・・・・電装部品
ENG・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジン
FEF,SEF・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンフレーム
THL,THR・・・・・・・・・・・・・・・・貫通孔
VCL,VCM,VCN・・・・・・・・・・・・車両

Claims (6)

  1. 車両の前端と前記車両のダッシュパネルとの間に配置されているとともに前記車両の駆動を司る複数の電装部品を制御する複数の部品制御部と、
    前記ダッシュパネルの後方に配置されているとともに前記複数の部品制御部へ指令を与える指令信号を生成する主制御部と、
    前記指令信号を伝達するための複数の主ワイヤーハーネスと、を備え、
    前記複数の電装部品は、少なくとも、ブレーキ、エンジン、トランスミッション及びステアリングを含み、
    前記複数の主ワイヤーハーネスは、前記主制御部から延び、且つ、前記複数の部品制御部を経由し前記主制御部に戻る信号伝達ループを形成し、
    前記信号伝達ループは、前記ダッシュパネルから前記前端に向かう第1方向に延びる第1経路と、前記第1方向と直交する第2方向に前記第1経路から離れ、且つ、前記第1方向に延びる第2経路と、を含み、
    前記複数の電装部品のうち少なくとも一部は、前記第1経路と前記第2経路との間に配置されている
    車両のワイヤーハーネス配置構造。
  2. 前記ブレーキ、前記エンジン、前記トランスミッション及び前記ステアリングを制御する前記複数の部品制御部のみが、前記信号伝達ループに電気的に接続される
    請求項1に記載のワイヤーハーネス配置構造。
  3. 前記ブレーキ、前記エンジン、前記トランスミッション及び前記ステアリング以外の搭載部品を制御する副制御部と、
    前記副制御部と前記主制御部との間で信号伝達ラインを形成する副ワイヤーハーネスと、を更に備える
    請求項1又は2に記載のワイヤーハーネス配置構造。
  4. 前記ダッシュパネルには、第1貫通孔及び第2貫通孔が形成され、
    前記第2貫通孔は、前記第1貫通孔から前記第2方向にずれた位置に形成され、
    前記複数の主ワイヤーハーネスは、前記主制御部から前記第1貫通孔に向けて延びる第1ワイヤーハーネスと、前記主制御部から前記第2貫通孔に向けて延びる第2ワイヤーハーネスと、を含む
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス配置構造。
  5. 前記車両は、前記ダッシュパネルの後方で前記第2方向に延びる補強フレームを含み、
    前記第1ワイヤーハーネス及び前記第2ワイヤーハーネスは、前記補強フレームに沿って延設されている
    請求項4に記載のワイヤーハーネス配置構造。
  6. 前記車両は、前記前端と前記ダッシュパネルとの間で延びる第1エンジンフレームと、前記第1エンジンフレームから前記第2方向に離間した位置において、前記前端と前記ダッシュパネルとの間で延びる第2エンジンフレームと、を含み、
    前記第1経路は、前記第1エンジンフレームに沿って形成され、
    前記第2経路は、前記第2エンジンフレームに沿って形成される
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス配置構造。
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