JP6350264B2 - ホットランテーブル - Google Patents

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Description

本発明は、熱間圧延ラインにおいて仕上圧延機から排出される鋼帯を巻取機まで搬送するホットランテーブルに関する。
熱間圧延ラインにおいて仕上圧延機から排出された鋼帯は、複数のロールを備えるホットランテーブルにより巻取機まで搬送される。ホットランテーブルのロールとロールの間には鋼帯を冷却するための冷却ノズルが設置されており、仕上圧延機から排出された鋼帯は、巻取機まで搬送される間に、冷却ノズルから噴射される冷却水によって所定の巻取温度まで冷却される。
ホットランテーブル上を搬送される鋼帯は、その先端部が拘束されていないため、通板速度が高速になると、空気抵抗による揚力が鋼帯の先端部に発生し、ホットランテーブルから鋼帯が浮き上がるフライング現象が発生する。
フライング現象が発生すると、通板速度の低下や巻取不良等が誘発される。そのため、特許文献1では、ディスクを間隔をおいて複数個設けたディスクローラー(ディスクロール)の該ディスクを、隣接するディスクローラーのディスクとディスクの間の小径部に臨ませ、小径部と該小径部に面するディスクとの間の空間に冷却装置を配置したランナアウトテーブル(ホットランテーブル)が開示されている。特許文献1記載のランナアウトテーブルでは、ディスクローラーのディスクを、隣接するディスクローラーの小径部に臨ませるようにしているので、ローラーピッチが短くなりフライング現象を防止することができる。
特許文献1に記載されたランナアウトテーブル(従来のホットランテーブル)における冷却水の噴射状況を図11に示す。冷却ノズル31から噴射された冷却水は、冷却ノズル31の下流側に配置されたディスク30と鋼帯11との間に巻き込まれ、ディスク30の上流側に、鋼帯11を強冷する滞水部32が形成される(図11(B)参照)。
しかし、従来のホットランテーブルの場合、図11(A)に示すように、上流側に配置されたディスク30と下流側に配置されたディスク30の間の隙間部33に滞水部32が形成されないため、隙間部33における鋼帯11の温度が他の部位に比べて高くなり、冷却ムラが発生するという問題がある。
そこで、特許文献2では、圧延材(鋼帯)の進行方向に隣接する複数のロールによりロール列単位を構成し、このロール列単位が圧延材幅方向に移動できるようにした熱間圧延用ランナウトテーブル(ホットランテーブル)が開示されている。特許文献2記載の熱間圧延用ランナウトテーブルでは、ロール列単位を圧延材幅方向に移動させることで、圧延材が仕上圧延機から巻取機までのランナウトテーブル上を通過する間に、圧延材とディスクが接触する圧延材幅方向の位置がずれるので、圧延材幅方向に均一な冷却が可能となる。
実開昭53−64135号公報 特開平1−241316号公報
しかしながら、特許文献2に記載されている熱間圧延用ランナウトテーブルでは、ロール列単位内において、ロール軸方向のディスク位置が特許文献1に記載されたランナアウトテーブルと同じなので、ロール列単位を圧延材幅方向に移動させた場合、鋼帯の幅方向で冷却パターン(冷却履歴)が異なることになり、鋼帯の幅方向に関して強度差が発生するおそれがある。また、ロール列単位間に、ディスクの幅の異なる継続用ロールを配置しなければならない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、鋼帯幅方向にロール列単位でロールを移動させることなく、鋼帯幅方向の冷却均一性を確保することができるホットランテーブルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、複数のディスクがロール軸方向に間隔をあけて設けられたロールの該ディスクが、隣接するロールのディスクとディスクの間に位置するように配置された、複数の前記ロールによって構成されるホットランテーブルにおいて、
5本以上の前記ロールから構成されるユニットが通板方向に連設されてなり、前記ユニット内の前記ディスクの幅方向センター位置が、ロール軸方向に関して全て異なっているホットランテーブルであって、
前記ユニット内の前記ディスクの幅方向センター位置が、通板方向の下流側に行くにつれてロール軸方向に順次シフトし、シフト量Yが一定値とされ、
前記ロールのディスクの幅を一定値A、該ロールのディスクとディスクの間の幅を一定値Bとすると、前記シフト量Yが(1)式の範囲にあることを特徴としている。
A<Y<(2A+B)/3 (1)
本発明における「ユニット」は、ディスクの配置パターンに関する最小単位である。即ち、通板方向に隣接するロール1、ロール2、…、ロールn、ロールn+1(nは3以上の自然数)において、ディスクの幅方向センター位置が、ロール軸方向に関して、ロール1とロールn+1で同じ、且つ、ロールiとロールj(i=1〜n、j=1〜n、ただし、i≠j)で異なるとき、ロール1からロールnまでが一つのユニットを構成する。
また、「シフト量」は、隣接するロールにおいて、上流側ディスクの幅方向センターと、上流側ディスクに近接する下流側ディスクの幅方向センターとの間のロール軸方向距離の最小値のことである。
本発明では、仕上圧延機から巻取機までのホットランテーブル上を鋼帯が通過する間における、鋼帯とディスクとが接触する回数の鋼帯幅方向均一性を従来より向上させるため、ユニットを構成するロールを5本以上とし、且つユニット内のディスクの幅方向センター位置がロール軸方向に関して全て異なるようにしている。具体的には、ディスクの幅方向センター位置をロール軸方向に順次、一定量だけシフトさせることで、仕上圧延機から巻取機までのホットランテーブル上を鋼帯が通過する間における、鋼帯とディスクとが接触する回数の鋼帯幅方向均一性を容易に向上させることができる。
その際、YがA以下であると、隣接するロールのディスクが干渉する一方、Yが(2A+B)/3以上であると、上流側に配置されたディスクと下流側に配置されたディスクの間の隙間部の位置において鋼帯とディスクが接触する回数が減少し冷却ムラが大きくなる。
本発明の構成により、ユニット内において、鋼帯の通板方向に亘って滞水部が形成されない隙間部が生じないようにすることができる。その結果、鋼帯とディスクとが接触する回数の鋼帯幅方向均一性が向上し、従来に比べて、鋼帯をその幅方向について均一に冷却することができる。
また、本発明に係るホットランテーブルでは、前記ユニットを構成する前記ロールの本数をm(ただし、mは奇数)とすると、(2)式が成立することを好適とする。
Y×m≒(A+B)/2×(m−1) (2)
特許文献2記載のホットランテーブルでは、ロール列単位を圧延材幅方向に移動させると共に、ディスクの幅の異なる継続用ロールが必要となるが、本発明では、(2)式を満足することにより、1種類のユニットを連設させてホットランテーブルを構成することができる。
また、本発明に係るホットランテーブルでは、前記ユニットを構成する前記ロールの本数をm(ただし、mは4の倍数)とすると、(3)式が成立することを好適とする。
Y×n≒(A+B)/2×(n−1) (3)
ただし、n=m/2
(3)式を満足することにより、上記と同様、1種類のユニットを連設させてホットランテーブルを構成することができる。
また、本発明に係るホットランテーブルでは、前記ユニットを構成する前記ロールのうちの1本が、そのロール軸のセンターを通る通板方向仮想線に関して線対称とされていることを好適とする。
これにより、線対称なロールの上流側に配置されるロールの一方の端部と他方の端部を反転させたものを、線対称なロールの下流側に配置することができる。
ディスクの幅方向センター位置をロール軸方向にシフトさせて冷却ムラ低減効果を追求していくと、ロールの種類が増加していく。しかし、ロールの端部を反転して使用することができれば、ロールの製作本数を約1/2に低減することができる。
本発明に係るホットランテーブルでは、複数のロールが、5本以上のロールから構成されるユニットにグループ化され、該ユニット内のディスクの幅方向センター位置がロール軸方向に関して全て異なっているので、鋼帯幅方向にロール列単位で移動させることなく、ユニットを連設させてホットランテーブルを構成することができる。また、仕上圧延機から巻取機までのホットランテーブル上を鋼帯が通過する間における、鋼帯とディスクとが接触する回数の鋼帯幅方向均一性を従来より向上させることができる。
本発明の一実施の形態に係るホットランテーブルを構成する1ユニットの平面図である。 シフト量Yの上限値を説明するための模式図であり、(A)はY<(2A+B)/3である場合、(B)はY≧(2A+B)/3である場合を示している。 本実施の形態に係るホットランテーブルにおいて、1種類のユニットが連設している状態を示した模式図である。 ホットランテーブルの鋼帯幅方向の冷却均一性を比較したグラフであり、(A)は従来のホットランテーブルの検討結果、(B)は本実施の形態に係るホットランテーブルの検討結果を示している。 本実施の形態に係るホットランテーブルを構成する1ユニットにおける谷の位置を示した模式図である。 本実施の形態に係るホットランテーブルによって搬送される鋼帯について、ロール軸方向の温度分布を示したイメージ図である。 本発明の変形例に係るホットランテーブルを構成する1ユニットの平面図である。 (A)は1ユニットを構成するロール本数mが3本の場合、(B)は1ユニットを構成するロール本数mが4本の場合の各ユニット平面図である。 1ユニットを構成するロール本数mが5本の場合のユニット平面図である。 1ユニットを構成するロール本数mが5本、かつ上流側のユニットと下流側のユニットでディスクのシフト方向が異なる実施例の平面図である。 従来のホットランテーブルにおける冷却水の噴射状況を示したものであり、(A)は従来のホットランテーブルを上から見た模式図、(B)は従来のホットランテーブルを側面から見た模式図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。
熱間圧延ラインにおいて仕上圧延機から排出される鋼帯を巻取機まで搬送するホットランテーブルは、隣接して配置された複数のロールを備え、ロール軸方向と直交する方向が鋼帯の通板方向とされている。
本発明の一実施の形態に係るホットランテーブルでは、ホットランテーブル全長に亘って配置された複数のロールが、通板方向に連なる複数のユニットにグループ化されている。本実施の形態に係るホットランテーブル10を構成する1ユニット19の平面図を図1に示す。本実施の形態に係るホットランテーブル10では、この1種類のユニット19が通板方向に連設されている。なお、ユニットの定義は前述したとおりである。
ユニット19は5本以上のロール12(本実施の形態では7本)から構成されている。ユニット19を構成するロール12は、ロール軸方向に間隔をあけて複数のディスク20が設けられたディスクロールである。ロール12に設けられたディスク20は、隣接するロール12のディスク20とディスク20の間の小径部23に位置するように配置されている。また、ロール軸方向に隣接するディスク20とディスク20の間の空隙には、鋼帯の裏面に冷却水を噴射するための冷却ノズル28が設置されている。
なお、以降の説明では、便宜上、ディスク20を「大径部」と呼ぶことがある。また、ロール軸方向に隣接するディスク20とディスク20の間の部位を「小径部」と呼ぶ。
本実施の形態では、ロール12一本当たりの大径部20の個数は、ロール軸のセンター29(即ち、ロール軸のセンターを通る通板方向仮想線)に関して線対称なロール16を除いて5個、ロール12の有効長さは2250mm、ロールピッチは280mmとしている。また、大径部20の直径は300mm、小径部23の直径は155mm、大径部20の幅Aは、ロール12の端部に位置する一部の大径部21、22を除いて183mmで一定、小径部23の幅Bは、ロール12の端部に位置する小径部24〜27を除いて286mmで一定としている。
本実施の形態では、ユニット19内のディスク20の幅方向センター位置がロール軸方向に関して全て異なっている。具体的には、ユニット19を構成するロール12の大径部20の幅方向センター位置が、通板方向の下流側に行くにつれてロール軸方向に順次シフトしている。シフト量Yは一定値とされている(図1参照)。
シフト量Yは(4)式の範囲でなければならず、本実施の形態では201mmとしている。
A<Y<(2A+B)/3 (4)
シフト量YがA以下であると、隣接するロール12の大径部20が干渉するため、シフト量YはAより大きくなければならない。一方、シフト量Yの上限値について、図2を用いて説明する。
ロール13の大径部20とロール14の大径部20の間の隙間部を17c、ロール15の大径部20とロール16の大径部20の間の隙間部を17aとすると、ロール14の大径部20とロール15の大径部20の間の隙間部17は、図2(A)に示すように、3つの隙間部17a、17b、17cに分けて考えることができる。隙間部17a及び隙間部17cはY−A、隙間部17bは2A+B−3Yで表すことができる。
しかし、図2(B)に示すように、シフト量Yが大きくなり過ぎると、隙間部17aと隙間部17cがオーバーラップし、隙間部の位置において鋼帯と大径部20が接触する回数が減少し冷却ムラが大きくなる。
従って、隙間部17aと隙間部17cがオーバーラップしないように、隙間部17b=2A+B−3Y>0でなければならず、Y<(2A+B)/3となる。
ユニット19を構成するロール12の本数をm(ただし、mは奇数)とすると、本実施の形態に係るホットランテーブル10では(5)式が成立する。
Y×m≒(A+B)/2×(m−1) (5)
Y=201mm、m=7本、A=183mm、B=286mmであるから、これらの値を(5)式に代入すると、両辺とも1407となる。
(5)式を満足することにより、鋼帯幅方向にロール列単位で移動させることなく、1種類のユニット19を連設させてホットランテーブル10を構成することができる。
前述したように、本実施の形態に係るユニット19は、図1に示すように、7本のロール12から構成されているが、使用しているロールの種類は4種類である。特に、ユニット19の中央に配置されているロール16は、そのロール軸のセンター29に関して線対称とされている。
ユニット19では、線対称とされているロール16の1段上流側に配置されているロール15の端部を反転させたロール15’をロール16の1段下流側に配置し、ロール16の2段上流側に配置されているロール14の端部を反転させたロール14’をロール16の2段下流側に配置し、ロール16の3段上流側に配置されているロール13の端部を反転させたロール13’をロール16の3段下流側に配置している。
即ち、3本のロール12が、その一方の端部と他方の端部を反転して使用されている。
ユニット19が連設している状態を示した模式図を図3に示す。本実施の形態に係るホットランテーブル10では、特許文献2に記載されているホットランテーブルと異なり、ユニット19とユニット19の間のロール12間隔は、ユニット19内のロール12間隔と同じである。
次に、本実施の形態に係るホットランテーブル10の効果について説明する。
図4は、ホットランテーブルの鋼帯幅方向(ロール軸方向)の冷却均一性を比較したグラフである。図4(A)は従来のホットランテーブルの検討結果、図4(B)は本実施の形態に係るホットランテーブルの検討結果を示している。なお、従来のホットランテーブルも、本実施の形態に係るホットランテーブルと同様、大径部20の幅A183mm、小径部23の幅Bは286mmである。
図4に示す谷は、鋼帯が仕上圧延機から巻取機までのホットランテーブル(ロール194本分)上を通過する間に、鋼帯とロールのディスク(大径部)とが接触する(通過する)回数をロール軸方向でカウントしたときに、鋼帯とディスクとが接触する回数が、ロール軸方向の他の部位よりも少ない部位である。谷の幅は、谷の鋼帯幅方向の長さである。従来のホットランテーブルにおける谷は図11(A)の隙間部33に対応し、本実施の形態に係るホットランテーブルにおける谷は図5の各隙間部18の位置に対応している。ただし、図が煩雑になるため、図5では、隙間部18のロール軸方向位置のみ示している。
また、谷の数は、ロール軸方向に関する谷の総和であり、従来のホットランテーブルにおける谷の数は9箇所(図11(A)参照)、本実施の形態に係るホットランテーブルにおける谷の数は31箇所(図5参照)である。
図4より以下のことがわかる。
従来のホットランテーブルのように、ユニットが2本のディスクロールで構成されている場合、ホットランテーブル全長に亘り、谷の位置に大径部が存在しないため、谷の位置で鋼帯が大径部を通過する回数(min通過回数)は0回となり、谷を除く箇所において鋼帯が大径部を通過する回数(max通過回数)は97回である。従って、max通過回数/min通過回数は∞となる。
一方、本実施の形態に係るホットランテーブルのように、ユニットが7本のディスクロールで構成されている場合では、谷の位置に大径部が存在する個数は1ユニット当たり2個であるから、ホットラン全長では、谷の位置で鋼帯が大径部を通過する回数(min通過回数)は54回となる。また、谷を除く箇所において鋼帯が大径部を通過する回数(max通過回数)は83回である。従って、max通過回数/min通過回数は1.54となる。
このように、本実施の形態に係るホットランテーブルによれば、ユニット内において、鋼帯の通板方向に亘って滞水部が形成されない隙間部の発生を防止して、従来のホットランテーブルに比べて鋼帯幅方向の冷却均一性を向上させることができる。
本実施の形態に係るホットランテーブルによって搬送される鋼帯について、ロール軸方向(鋼帯幅方向)の温度分布を示したイメージ図を図6に示す。本実施の形態に係るホットランテーブルでは、従来のホットランテーブル(図11(A)参照)と異なり、鋼帯をその幅方向に均一に冷却することができる。
なお、ユニット19を構成するロール12の本数mは4の倍数でも良く、その場合は(6)式が成立する。mは5本以上かつ4の倍数なので実質8本以上となる。
Y×n≒(A+B)/2×(n−1) (6)
ただし、n=m/2である。
その一例を、本発明の変形例に係るホットランテーブルとして図7に示す。但し、同図では冷却ノズルを省略している。
本変形例におけるロール本数mは8本、大径部の幅Aは130mm、小径部の幅Bは286mm、シフト量Yは156mmである。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、上記実施の形態では、ホットランテーブルを構成するユニットを4種類7本のロールで構成しているが、これに限定されるものではなく、例えば、1ユニットを7種類7本のロールで構成してもよいし、あるいは1ユニットを10種類19本のロールで構成してもよい。また、ユニットの本数を偶数としてもよい。要は、5本以上のロールで構成されるユニット内のディスクの幅方向センター位置がロール軸方向に関して全て異なっていればよい。
なお、1ユニットを構成するロールの本数mが5本未満の場合、ユニット内において、鋼帯の通板方向に亘って滞水部が形成されない隙間部が発生する(図8(A)、(B)参照)。1ユニットを構成するロールの本数mを5本以上とすることにより、隙間部が生じないようにすることができる(図9参照)。その際、ユニット内のディスクのシフト方向を全てのユニットについて同じ方向とする必要はなく、図10に示すように、上流側のユニットと下流側のユニットでディスクのシフト方向を異ならせても良い。
10:ホットランテーブル、12、13、13’、14、14’、15、15’、16:ロール、17、17a、17b、17c、18:隙間部、19:ユニット、20〜22:大径部(ディスク)、23〜27:小径部、28:冷却ノズル、29:センター

Claims (4)

  1. 複数のディスクがロール軸方向に間隔をあけて設けられたロールの該ディスクが、隣接するロールのディスクとディスクの間に位置するように配置された、複数の前記ロールによって構成されるホットランテーブルにおいて、
    5本以上の前記ロールから構成されるユニットが通板方向に連設されてなり、前記ユニット内の前記ディスクの幅方向センター位置が、ロール軸方向に関して全て異なっているホットランテーブルであって、
    前記ユニット内の前記ディスクの幅方向センター位置が、通板方向の下流側に行くにつれてロール軸方向に順次シフトし、シフト量Yが一定値とされ、
    前記ロールのディスクの幅を一定値A、該ロールのディスクとディスクの間の幅を一定値Bとすると、前記シフト量Yが(1)式の範囲にあることを特徴とするホットランテーブル。
    A<Y<(2A+B)/3 (1)
  2. 請求項1記載のホットランテーブルにおいて、前記ユニットを構成する前記ロールの本数をm(ただし、mは奇数)とすると、(2)式が成立することを特徴とするホットランテーブル。
    Y×m≒(A+B)/2×(m−1) (2)
  3. 請求項1記載のホットランテーブルにおいて、前記ユニットを構成する前記ロールの本数をm(ただし、mは4の倍数)とすると、(3)式が成立することを特徴とするホットランテーブル。
    Y×n≒(A+B)/2×(n−1) (3)
    ただし、n=m/2
  4. 請求項2又は3記載のホットランテーブルにおいて、前記ユニットを構成する前記ロールのうちの1本が、そのロール軸のセンターを通る通板方向仮想線に関して線対称とされていることを特徴とするホットランテーブル。
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