JP6349926B2 - 情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
近年、医療の現場では、電子カルテ等による医療情報の管理が進められている。そして、各種の医療情報を利用した診断の支援を行うためのシステムが提案されている(例えば、特許文献1,2等)。
例えば、特許文献1の技術では、各疾患名に対して、該疾患の発病を確認するための複数の検査項目の検査名に検査結果の変動が関連付けられた情報が準備され、該情報が参照されることで、実際の複数の検査結果に適合する疾患名が導き出される。
また、例えば、特許文献2の技術では、問診、診察および検査のデータが入力されると、各データが何れの判定レンジに該当するのかが判定され、判定レンジの組み合わせに応じた判定結果が出力される。該判定結果には、疾患に係る所見、傾向、原因ならびにコメントが含まれる。
特開2010−250780号公報 特開平7−95961号公報
ところで、一般に、時間の経過等に応じた患者の状況の変化を把握するために、同種の検査、問診および診察が何度も行われるケースがある。
しかしながら、上記特許文献1,2の技術では、同種の検査に係る複数の検査結果を如何に用いるのかについては全く考慮されていない。このため、判定の対象としての患者の状況に即した疾患および対処等に係る情報(健康情報とも言う)が得られない。
このような問題は、ヒトだけに限られず、動物を含む生体一般に共通する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、生体の状況に即した健康情報が出力され得る情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の態様に係る情報処理システムは、生体の状態に係る複数の項目のうちの2以上の項目にわたる要素の組合せを示す各組合せ情報に対して健康情報が関連付けられている検出基準情報を記憶可能な記憶部と、前記複数の項目のうちの少なくとも一部の状態項目について、一生体の状態を示す状態データをそれぞれ前記記憶部に記憶させることで状態データ群を構築するとともに、該状態データ群が構築される際に、前記少なくとも一部の状態項目のうちの1以上の項目における各項目について、前記一生体の状態をそれぞれ示す複数の前記状態データを、それぞれタイミング情報と関連付けて前記記憶部に時間順次に蓄積させる記憶制御部と、予め設定された設定ルールに従い、前記1以上の項目に対して、対象期間を設定する期間設定処理を行う設定部と、前記1以上の項目における各項目について、前記状態データ群のうちの前記設定部で設定された前記対象期間に対応する1以上の前記状態データを抽出する抽出部と、前記1以上の項目のそれぞれについて前記抽出部で抽出された前記1以上の状態データに対応する1以上の要素を少なくとも含み、且つ前記状態データ群における少なくとも2つの状態データに基づく、前記複数の項目のうちの少なくとも2つの項目についての要素の組合せ、に対応する前記健康情報を前記検出基準情報において検出する検出部と、前記検出部によって検出された前記健康情報を出力する出力部とを備える。
第2の態様に係る情報処理システムは、第1の態様に係る情報処理システムであって、前記1以上の項目が、第1項目および第2項目を含み、前記設定部が、前記設定ルールに従って、前記第1項目に対して第1対象期間を設定し、前記第2項目に対して前記第1対象期間とは異なる第2対象期間を設定する。
第3の態様に係る情報処理システムは、第1または第2の態様に係る情報処理システムであって、前記設定部が、前記設定ルールに従い、前記少なくとも一部の状態項目のうちの基準項目に係る前記状態データの取得タイミングを基準として、前記対象期間を設定する。
第4の態様に係る情報処理システムは、第3の態様に係る情報処理システムであって、前記設定部が、前記少なくとも一部の状態項目における各項目に対して優先度が関連付けられている優先度情報に従って、前記少なくとも一部の状態項目のうちの、利用者によって指定されるタイミングならびに前記期間設定処理が行われるタイミングのうちの何れか1つのタイミングを基準として予め設定された時間的な長さを有する基準期間に対応する前記状態データが前記状態データ群に含まれている項目であって、前記優先度情報において最も高い優先度が関連付けられている項目を、前記基準項目として設定する。
第5の態様に係る情報処理システムは、第4の態様に係る情報処理システムであって、前記記憶部が、生体の状況毎に異なる複数の前記優先度情報を記憶可能であり、前記設定部が、入力される情報に応じて、前記複数の優先度情報のうちの1つの優先度情報を選択的に用いる。
第6の態様に係る情報処理システムは、第1から第5の何れか1つの態様に係る情報処理システムであって、前記設定部が、入力される情報に応じて、生体の状況毎に異なる複数の前記設定ルールのうちの1つの設定ルールを選択的に用いる。
第7の態様に係る情報処理システムは、第5または第6の態様に係る情報処理システムであって、前記生体の状況が、疾患の名称、タイプ、段階および状態のうちの少なくとも1つの情報を含む。
第8の態様に係る情報処理システムは、第1から第7の何れか1つの態様に係る情報処理システムであって、前記検出部が、前記1以上の項目のうちの前記抽出部によって2以上の状態データが抽出された項目に対し、該2以上の状態データに係る代表的な情報に対応する要素を採用することで、前記少なくとも2つの状態データについての要素の組合せを認識する。
第9の態様に係る情報処理システムは、第1から第8の何れか1つの態様に係る情報処理システムであって、前記複数の項目が、前記少なくとも一部の状態項目とは別に、前記1以上の項目のうちの少なくとも1つの項目についての前記状態データの変動状況を示す、統計的な指標に係る統計項目を含んでおり、前記検出部が、前記少なくとも1つの項目について前記抽出部で抽出された2以上の状態データの変動状況を示す統計的な指標を導出し、該統計的な指標に対応する要素を、前記少なくとも2つの要素についての要素の組合せを構成する、前記統計項目に係る要素として採用する。
第10の態様に係る情報処理システムは、第9の態様に係る情報処理システムであって、前記検出基準情報が、前記少なくとも一部の状態項目のうちの2以上の状態項目にわたる前記状態データが属する要素の組合せを示す各組合せ情報に対して第1健康情報が関連付けられている第1検出基準情報と、前記複数の項目のうちの前記統計項目を含む2以上の項目にわたる要素の組合せを示す各組合せ情報に対して第2健康情報が関連付けられている第2検出基準情報とを含んでおり、前記検出部が、前記第1検出基準情報において要素の組合せに対応する前記第1健康情報を検出する第1検出処理と、前記第2検出基準情報において要素の組合せに対応する前記第2健康情報を検出する第2検出処理とを行う。
第11の態様に係る情報処理方法は、生体の状態に係る複数の項目のうちの2以上の項目にわたる要素の組合せを示す各組合せ情報に対して健康情報が関連付けられている検出基準情報を記憶部に記憶させる記憶ステップと、前記複数の項目のうちの少なくとも一部の状態項目について、一生体の状態を示す状態データをそれぞれ前記記憶部に記憶させることで状態データ群を構築するとともに、該状態データ群が構築される際に、前記少なくとも一部の状態項目のうちの1以上の項目における各項目について、前記一生体の状態をそれぞれ示す複数の前記状態データを、それぞれタイミング情報と関連付けて前記記憶部に時間順次に蓄積させる蓄積ステップと、予め設定された設定ルールに従い、前記1以上の項目に対して、対象期間を設定する設定ステップと、前記1以上の項目における各項目について、前記状態データ群のうちの前記設定ステップで設定された前記対象期間に対応する1以上の前記状態データを抽出する抽出ステップと、前記1以上の項目のそれぞれについて前記抽出ステップで抽出された前記1以上の状態データに対応する1以上の要素を少なくとも含み、且つ前記状態データ群における少なくとも2つの状態データに基づく、前記複数の項目のうちの少なくとも2つの項目についての要素の組合せ、に対応する前記健康情報を前記検出基準情報において検出する検出ステップと、前記検出ステップによって検出された前記健康情報を出力する出力ステップと、を備える。
第12の態様に係るプログラムであって、情報処理システムに含まれる制御部において実行されることにより、前記情報処理システムを、第1から第10の何れか1つの態様に係る情報処理システムとして機能させる。
第1から第10の何れの態様に係る情報処理システムによっても、生体の状況に即した健康情報が出力され得る。
第2の態様に係る情報処理システムによれば、項目毎に異なる対象期間が設定されるため、より生体の状況に即した健康情報が出力され得る。
第3および第4の何れの態様に係る情報処理システムによっても、例えば、健康情報の検出において優先度が高い項目に係る状態データが適正に抽出され得るため、生体の状況に即した健康情報が出力され得る。
第5および第7の何れの態様に係る情報処理システムによっても、生体の状況に応じた基準項目が設定されるため、さらに生体の状況に即した健康情報が出力され得る。
第6および第7の何れの態様に係る情報処理システムによっても、生体の状況に応じた対象期間が設定されるため、さらに生体の状況に即した健康情報が出力され得る。
第8の態様に係る情報処理システムによれば、例えば、生体の状態についての変動および測定精度等に係るノイズの影響が低減されるため、生体の状況に即した健康情報が安定して出力され得る。
第9の態様に係る情報処理システムによれば、生体の状態に係る統計的な指標に応じた健康情報が出力されるため、生体の状態の変動に即した健康情報が出力され得る。
第10の態様に係る情報処理システムによれば、生体の状態に即した健康情報と、生体の状態の変動に即した健康情報とが出力されるため、生体の状況に即したより詳細な健康情報が出力され得る。
第11の態様に係る情報処理方法によれば、生体の状況に即した健康情報が出力され得る。
第12の態様に係るプログラムによれば、第1から第10の態様に係る情報処理システムと同様な効果が得られる。
一実施形態に係る情報処理システムの概略構成を例示する図である。 データセンターサーバーの機能的な構成例を示す図である。 病院サーバー、端末機器および管理用機器の機能的な構成例を示す図である。 情報処理システムの健康支援機能に係る機能的な構成の一例を示す図である。 PHRにおけるデータの蓄積状況の一例を示す図である。 優先度情報の一例を示す図である。 設定ルールの一例を示す図である。 値域基準情報に含まれる情報の一例を示す図である。 値域基準情報に含まれる情報の一例を示す図である。 値域基準情報に含まれる情報の一例を示す図である。 値域基準情報に含まれる情報の一例を示す図である。 値域基準情報に含まれる情報の一例を示す図である。 値域基準情報に含まれる情報の一例を示す図である。 値域基準情報に含まれる情報の一例を示す図である。 第1検出基準情報に含まれる情報の一例を示す図である。 第2検出基準情報に含まれる情報の一例を示す図である。 第1検出基準情報に含まれる情報の一例を示す図である。 第2検出基準情報に含まれる情報の一例を示す図である。 PHRからデータを抽出する一態様を例示する図である。 健康支援動作の処理フローを例示する流れ図である。 健康支援動作の処理フローを例示する流れ図である。 情報入力画面の一例を示す図である。 情報登録画面の一態様を例示する図である。 情報登録画面の一態様を例示する図である。 情報登録画面の一態様を例示する図である。 健康情報出力画面の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態ならびに変形例を図面に基づいて説明する。なお、図面においては、同様な構成および機能を有する部分に同じ符号が付されており、下記説明では重複説明が省略される。また、図面は模式的に示されたものであり、各図における各種構造のサイズおよび位置関係等は、正確に図示されたものではなく、適宜に変更可能である。
<(1)一実施形態>
<(1−1)情報処理システムの概略構成>
図1は、一実施形態に係る情報処理システム1の概略構成を例示する図である。情報処理システム1は、生体の状態に応じた該生体の健康を支援するための各種情報(健康情報とも言う)を利用者に提供する機能(健康支援機能とも言う)を有している。生体には、例えば、ヒトおよびペット等の動物一般が含まれ得る。本実施形態では、生体は、健康情報の提供に係る対象者としてのヒトである。また、本情報処理システム1の利用者には、例えば、医師および看護師等と言った医療機関における従事者、ならびに患者、患者の関係者および疾患の罹患が疑われるヒト等と言った一般人が含まれ得る。なお、患者の関係者には、例えば、患者の家族、親戚、友人および知人等が含まれる。
情報処理システム1では、利用者によって登録される対象者の状態に係るデータ(状態データとも言う)に対応する健康情報が検出され、該健康情報が出力される。健康情報には、例えば、対象者の健康状態を示す情報および対象者へのアドバイス等が含まれ得る。対象者の状態は、対象者の健康に関する状態である。
ところで、対象者に係る状態データについては、医療機関における検査および測定等によって取得されるだけでなく、自宅等における簡易な機器等を用いた検査および測定等によっても取得可能なものがある。例えば、体重および血圧等に係る状態データについては、自宅等で容易に測定され得る。このため、状態データに係る複数種類の項目の間で、状態データが取得されたタイミングが異なり得る。
このようなケースでは、健康情報を検出するために、登録された全種類の項目に係る状態データがそのまま利用されれば、利用される状態データに古過ぎる状態データが含まれて、適切な健康情報が得られない場合がある。例えば、現在の日付が9月2日であり、項目Aに係る状態データの取得日が9/1、項目Bに係る状態データの取得日が8/1であれば、項目Bに係る状態データは古過ぎるため、利用すべきでない場合がある。
このような問題に対し、本実施形態に係る情報処理システム1では、例えば、状態データの項目に、健康情報の検出に用いられる状態データについて対象となる期間(対象期間とも言う)等の条件が設けられ、該条件に合致する状態データが選択的に抽出される。これにより、例えば、取得のタイミング等が異なる複数の状態データのうちの適切な状態データが健康情報の検出に用いられる。その結果、対象者の状況に即した健康情報が出力され得る。
具体的には、図1で示されるように、情報処理システム1は、データセンターサーバー(DCサーバーとも言う)10、病院サーバー20、端末機器30〜50および管理用機器60を備えている。情報処理システム1では、DCサーバー10、病院サーバー20、端末機器30〜50および管理用機器60は、例えば、通信回線NTWを介して、相互にデータ送受信可能に接続されている。通信回線NTWは、有線回線および無線回線の何れであっても良い。具体的には、通信回線NTWとして、例えば、インターネット回線等のネットワーク回線が採用され得る。
DCサーバー10は、健康を支援するための各種情報を提供するためのサーバーである。該DCサーバー10は、例えば、情報処理システム1を管理および運営する団体等によって設置され得る。また、DCサーバー10として、例えば、ASP(Application Service Provider)サービスを提供するサーバーが採用され得る。そして、DCサーバー10は、個人健康記録(PHR)141および知識ベース142を有している。
PHR141は、各対象者の健康等に係る状態を示すデータを記憶している。PHR141は、例えば、各対象者についての電子カルテの情報(電子カルテ情報とも言う)の少なくとも一部の情報が病院サーバー20の電子カルテデータベース(電子カルテDBとも言う)241から取得されて構築される。知識ベース142は、PHR141に格納されている各対象者の状態に応じた健康情報を検出するための各種情報を格納している。ここで、健康情報には、例えば、医学的知識に基づいて判断され得る対象者の健康状態に係る評価、および対象者に対するアドバイス等と言った人の健康に関する各種情報が含まれ得る。また、知識ベース142に格納される各種情報は、例えば、管理用機器60からの入力に応じて生成され得る。
病院サーバー20は、医療機関に設置されているサーバーである。医療機関には、例えば、総合病院および個人病院等と言った種々の形態の病院等が含まれ得る。また、病院サーバー20は、電子カルテDB241を有している。電子カルテDB241には、例えば、各対象者についての問診、検査、測定および診察等の結果を示す情報が格納される。問診では、例えば、対象者本人およびその家族の病歴、および対象者本人の現在における身体の状態、ならびに対象者本人の生活習慣等について尋ねられる。
ここで、各対象者に係る電子カルテ情報は、例えば、医師が問診の結果を参照しながら必要な検査および診察等を行うことで生成される。そして、例えば、病院サーバー20が設置されている医療機関の承認に応じて、DCサーバー10によって電子カルテDB241から各対象者に係る電子カルテ情報の少なくとも一部の情報が取得され得る。
端末機器30は、例えば、対象者に係る属性および問診についての問いを提示し、その問いに対する回答を示す情報についての利用者による入力を受け付けて、病院サーバー20に送信する。ここで、端末機器30としては、例えば、医療機関内で配布される情報処理機器等が採用され得る。対象者に係る属性(対象者属性とも言う)には、例えば、年齢、性別および身長等が含まれ得る。情報処理機器は、可搬式のいわゆるタブレット端末等の情報処理機器および固定式の情報処理機器の何れであっても良い。
本実施形態では、医療機関を訪れた各利用者が端末機器30を用いて、対象者に係る属性および問診についての問いに回答することで、各対象者属性を示すデータ(属性データとも言う)と問診に対する回答の内容を示すデータ(問診データとも言う)が入力される。ここでは、利用者は、対象者本人または対象者に付き添っている者等である。端末機器30を用いて入力される属性データおよび問診データは、例えば、通信回線NTWを介して病院サーバー20に送信され、電子カルテDB241に記憶される。このとき、各対象者に係る属性データおよび問診データが、対応する各対象者についての電子カルテ情報に記述される。
端末機器40,50は、患者およびその関係者等と言った情報処理システム1の一般の利用者等が使用する端末機器である。これらの端末機器40および端末機器50は、例えば、一般の利用者が所有する、いわゆるスマートフォン等の携帯電話機およびパーソナルコンピューター(パソコンとも言う)の何れであっても良い。
ここでは、情報処理システム1の利用者は、端末機器40,50の何れかを用いて、通信回線NTWを経由してDCサーバー10にアクセスすることで、PHR141に、対象者の状態を示すデータ(状態データとも言う)を記憶させることができる。なお、例えば、利用者によって、端末機器40、50の何れかを介して、対象者に係る属性データおよび問診データが、PHR141に記憶されても良い。
管理用機器60は、DCサーバー10を管理するための情報処理機器である。該情報処理機器としては、例えば、パソコン等が採用され得る。ここで、管理用機器60は、例えば、情報処理システム1を管理および運営する団体等によって設置され得る。そして、例えば、情報処理システム1の管理者によって管理用機器60が用いられることで、知識ベース142の記憶内容が更新および変更され得る。
<(1−2)情報処理システムの機能的な構成>
<(1−2−1)DCサーバーの機能的な構成>
図2は、DCサーバー10の機能的な構成を例示するブロック図である。DCサーバー10としては、例えば、パソコン等が採用され得る。該DCサーバー10は、操作部11、表示部12、インターフェース(I/F)部13、記憶部14、入出力(I/O)部15および制御部16を備えている。
操作部11は、DCサーバー10のオペレーターによる各種操作を受け付ける部分であり、例えば、マウスおよびキーボードを含む。
表示部12は、各種情報を可視的に出力する部分であり、例えば、液晶ディスプレイ等を含む。
I/F部13は、DCサーバー10と外部装置との間におけるデータの授受を行う部分である。I/F部13では、例えば、通信回線NTW等を介して、病院サーバー20、端末機器30〜50および管理用機器60との間におけるデータの授受が行われる。
記憶部14は、各種の情報を記憶する部分であり、例えば、ハードディスク等の記憶媒体を含む。なお、記憶部14の構成としては、例えば、1つの記憶媒体を有する構成、2つ以上の記憶媒体を一体的に有する構成、ならびに2つ以上の記憶媒体を2つ以上の部分に分けて有する構成の何れの構成が採用されても良い。記憶部14には、例えば、プログラムP1、PHR141、知識ベース142およびその他の各種データが格納される。ここで、知識ベース142には、例えば、優先度情報群Sr1、設定ルール群Pd1、値域基準情報Rv1および検出基準情報R1が含まれ得る。
I/O部15は、例えば、可搬性の記憶媒体D1の脱着が可能な部分である。I/O部15では、記憶媒体D1が装着されている状態で、記憶媒体D1と制御部16との間におけるデータの授受が行われる。
制御部16は、例えば、プロセッサーとして働くCPU16aおよび情報を一時的に記憶するメモリー16b等を含む。制御部16は、記憶部14に格納されているプログラムP1を読み込んで実行することで、DCサーバー10の各種機能および情報処理等を実現する。ここで、制御部16における各種情報処理によって一時的に得られる各種情報は、メモリー16b等に記憶される。このようにして、制御部16においてプログラムP1が実行されることにより、情報処理システム1における健康支援機能が実現される。
<(1−2−2)病院サーバー、端末機器および管理用機器の機能的な構成>
図3は、病院サーバー20、端末機器30〜50および管理用機器60の機能的な構成を例示するブロック図である。
病院サーバー20は、例えば、パソコンであれば良く、操作部21、表示部22、I/F部23、記憶部24、I/O部25および制御部26を備えている。
操作部21は、病院サーバー20のオペレーターによる各種操作を受け付ける部分であり、例えば、マウスおよびキーボードを含む。
表示部22は、各種情報を可視的に出力する部分(出力部とも言う)であり、例えば、液晶ディスプレイ等を含む。
I/F部23は、病院サーバー20と外部装置との間におけるデータの授受を行う部分である。I/F部23では、例えば、通信回線NTW等を介して、DCサーバー10等との間におけるデータの授受が行われる。
記憶部24は、各種の情報を記憶する部分であり、例えば、ハードディスク等の記憶媒体を含む。記憶部24には、プログラムP2、電子カルテDB241および各種データ等が格納される。
I/O部25は、例えば、可搬性の記憶媒体D2の脱着が可能な部分である。I/O部25では、記憶媒体D2が装着されている状態で、記憶媒体D2と制御部26との間におけるデータの授受が行われる。
制御部26は、例えば、プロセッサーとして働くCPU26aおよび情報を一時的に記憶するメモリー26b等を含む。制御部26は、記憶部24に格納されているプログラムP2を読み込んで実行することで、病院サーバー20の各種機能および情報処理等を実現する。ここで、制御部26における各種情報処理によって一時的に得られる各種情報は、メモリー26b等に記憶される。
病院サーバー20では、端末機器30から通信回線NTWを介して入力される問診に係るデータ(問診データとも言う)がI/F部23において受け付けられ、電子カルテDB241に格納される。また、病院サーバー20では、例えば、操作部21の操作、あるいはI/F部23またはI/O部25を介した情報の入力に応じて、各種検査の結果に係るデータ(検査結果データとも言う)が、電子カルテDB241に格納される。検査結果データには、例えば、バイタルデータおよび検体検査データ等が含まれ得る。電子カルテDB241に問診データおよび検査結果データが格納される際には、問診データおよび検査結果データが、それらのデータの取得に係るタイミングを示す情報(タイミング情報とも言う)と関連付けられた状態で格納され得る。
ここで、バイタルデータは、例えば、体重、血圧値(最高血圧、最低血圧)、脈拍数、体脂肪率および肥満度(BMI)等と言った健康状態および身体情報に係るデータである。なお、バイタルデータに、運動量に係る定量的な情報としての1日当たりの歩数等が含まれても良い。また、検体検査データは、血液および尿等の被検者から採取されたものを対象とした検査で得られるデータである。
端末機器30は、病院サーバー20と比較して、例えば、操作部21の構成ならびに制御部26で実行される機能および情報処理が異なっているものの、病院サーバー20とほぼ同様な機能的な構成を有している。ここでは、例えば、操作部21と表示部22とが一体化されたタッチパネルが採用され得る。また、制御部26は、記憶部24に格納されているプログラムP3を読み込んで実行することで、端末機器30の各種機能および情報処理等を実現する。
端末機器40は、端末機器30と比較して、例えば、操作部21の構成ならびに制御部26で実行される機能および情報処理が異なっているものの、端末機器30とほぼ同様な機能的な構成を有している。ここでは、操作部21として、例えば、マウスおよびキーボードを含むものが採用され得る。また、制御部26は、記憶部24に格納されているプログラムP4を読み込んで実行することで、端末機器40の各種機能および情報処理を実現する。
端末機器50は、端末機器30と比較して、例えば、制御部26で実行される機能および情報処理が異なっているものの、端末機器30とほぼ同様な機能的な構成を有している。ここでは、例えば、制御部26は、記憶部24に格納されているプログラムP5を読み込んで実行することで、端末機器50の各種機能および情報処理を実現する。
ところで、対象者に係る問診データおよびバイタルデータについては、自宅等の医療機関以外の場所においても、問診に対する回答ならびに血圧計等の簡易な装置を用いた測定によって、取得され得る。このため、情報処理システム1では、利用者は、端末機器40,50を介して、自宅等から対象者に係る問診データおよびバイタルデータ等の各種データを、DCサーバー10のPHR141に格納させることができる。
管理用機器60は、端末機器40と比較して、例えば、制御部26で実行される機能および情報処理が異なっているものの、端末機器40とほぼ同様な機能的な構成を有している。ここでは、例えば、制御部26は、記憶部24に格納されているプログラムP6を読み込んで実行することで、管理用機器60の各種機能および情報処理を実現する。
<(1−2−3)健康支援機能に係る機能的な構成>
図4は、情報処理システム1の健康支援機能に係る主要な機能的な構成を示すブロック図である。
図4で示されるように、記憶部14には、PHR141、知識ベース142および内容情報群143が格納され得る。DCサーバー10の制御部16は、プログラムP1の実行によって実現される構成として、例えば、各種機能部を備える。ここで、各種機能部には、取得部161、記憶制御部162、信号受付部163、設定部164、抽出部165、検出部166および出力制御部167が含まれ得る。また、端末機器40,50の制御部26は、プログラムP4,P5の実行によって実現される構成として、例えば、表示制御部261および通信制御部262を備える。
<(1−2−3−1)記憶部に格納される各種情報>
PHR141は、例えば、対象者毎に、問診および検査等に係る結果を示すデータを格納する。PHR141には、ヒトの状態に係る複数の項目のうちの少なくとも一部の状態に係る項目(状態項目とも言う)について、各対象者の状態を示すデータ(状態データとも言う)がそれぞれ記憶され得る。ここでは、少なくとも一部の状態項目のうちの1以上の項目における各項目について、各対象者の状態をそれぞれ示す複数の状態データが、順次に、それぞれタイミング情報と関連付けられた状態で蓄積され得る。タイミング情報としては、例えば、状態データの取得に係るタイミングを示す情報が採用され得る。なお、少なくとも一部の状態項目のうちの1以上の項目以外の残余の項目が存在している場合には、該残余の項目については、例えば、状態データが上書きされることで、最新の状態データが記憶されている状態が保持される構成が採用され得る。
ここで、状態項目には、例えば、ヒトの状態を数値等によって定量的に表現する項目(数値項目とも言う)と、ヒトの状態を数値等ではなく文言等によって定性的に表現する項目(非数値項目とも言う)とが含まれる。本実施形態では、年齢および身長等の属性データ、バイタルデータおよび検体検査データに係る項目が数値項目であり、性別等の属性データおよび問診データに係る項目が非数値項目である。
図5は、PHR141に状態データが蓄積されている状況の一例を示す図である。図5には、一対象者に関し、糖尿病に係る健康情報の検出に必要な状態項目についてのデータの蓄積状況が例示されている。具体的には、図5には、一対象者についての、大項目としての問診データ、バイタルデータおよび検体検査データに係る情報の蓄積状況が示されている。なお、属性データとしての性別は、対象者に固有の情報であり、時間の経過に拘わらず変化しないものであるため、図5では図示が省略されている。
PHR141では、各大項目に属する各小項目に係るデータが、タイミング情報としての取得日毎に、データの取得場所に係る情報に関連付けられた状態で記憶されている。図5では、データが記憶されている、小項目と取得日との組合せに丸印が付されている。
図5で示されるように、問診データ、バイタルデータおよび検体検査データの各大項目について、複数の小項目に係る状態データがそれぞれ蓄積され得る。ここでは、問診の複数の小項目には、例えば、疾患毎に異なる複数の事項に係る問診1〜3等が含まれ得る。バイタルデータの複数の小項目には、例えば、体重、身長、最高血圧、最低血圧、脈拍、体脂肪率およびBMI等が含まれ得る。検体検査データの複数の小項目には、例えば、HbA1c、血糖値、中性脂肪、総コレステロール、HDLおよびγ−GTP等が含まれ得る。
なお、検体検査データの複数の小項目(HbA1c、血糖値、中性脂肪、総コレステロール、HDLおよびγ−GTP)に係るデータのセットは、例えば、糖尿病に係る健康状態の分析の実行に最低限必要なデータのセットであるミニマムデータセットと称される。また、複数の問診には、例えば、運動量および飲酒量等と言った糖尿病に対応する複数の事項に係る問診が含まれる。
知識ベース142には、上述したように、例えば、優先度情報群Sr1、設定ルール群Pd1、値域基準情報Rv1および検出基準情報R1が記憶され得る。
優先度情報群Sr1は、健康情報の検出に用いられるデータの抽出条件を設定するための複数の情報(優先度情報とも言う)を含む。各優先度情報には、例えば、基準項目設定部164b(図4参照)においてデータの抽出条件としての基準となる項目(基準項目とも言う)を設定するための情報が含まれる。例えば、各優先度情報においては、ヒトの状態に係る複数の項目のうちの少なくとも一部の状態に係る状態項目における各項目に対して、優先度が関連付けられている。優先度としては、例えば、優先の度合いを示す指標としての数値および順位等が採用され得る。
また、複数の優先度情報には、ヒトの状況毎に異なる優先度情報が含まれ得る。具体的には、優先度情報群Sr1において、各優先度情報が、ヒトの状況を示す情報が関連付けられた状態で記憶されている。ここで、ヒトの状況を示す情報に、例えば、罹患している疾患の名称、タイプ、段階および状態のうちの少なくとも1つの情報が含まれていれば、疾患に関する情報に応じた対象期間等を含む抽出条件が設定され得る。その結果、さらに対象者の状況に即した健康情報が出力され得る。なお、疾患の名称が糖尿病であれば、疾患のタイプには、例えば、1型糖尿病、2型糖尿病および妊娠糖尿病等が含まれ、疾患の段階には、例えば、ステージ0,1,2,・・・等が含まれ、疾患の状態には、例えば、寛解、安定および進行等が含まれ得る。
図6は、優先度情報の一例を示す図である。図6で示されるように、優先度情報では、大項目毎に優先度を示す優先順位が規定され、さらに、各大項目について、小項目毎に優先順位が規定されている。ここでは、優先順位を規定する数値が小さい程、項目の優先順位が高いことを意味している。なお、優先度情報では、PHR141に蓄積される、全ての大項目および全ての小項目に対して、優先順位が規定されず、例えば、全ての大項目および全ての小項目のうちの一部の状態項目に対して、優先順位が規定されても良い。
設定ルール群Pd1は、対象期間を設定するための複数のルール(設定ルールとも言う)を含む。各設定ルールには、例えば、対象期間設定部164d(図4参照)において項目毎に対象期間を設定するための情報が含まれる。また、複数の設定ルールには、ヒトの状況毎に異なる設定ルールが含まれ得る。ここで、ヒトの状況を示す情報に、例えば、罹患している疾患の名称、タイプ、段階および状態のうちの少なくとも1つの情報が含まれていれば、疾患に関する情報に応じた対象期間等を含む抽出条件が設定され得る。その結果、さらに対象者の状況に即した健康情報が出力され得る。
図7は、設定ルールの一例を示す図である。図7で示される設定ルールでは、大項目毎に対象期間を設定する条件が規定されている。例えば、大項目としての問診データ、バイタルデータおよび検体検査データに対して、「基準日およびそれ以降5日間」、「基準日およびその前後3日間」ならびに「基準日のみ」と言った条件がそれぞれ規定されている。また、図7で示される設定ルールでは、対象期間に合致するデータのうちの抽出対象を限定するための条件(抽出対象限定条件とも言う)が規定されている。例えば、大項目としての問診データ、バイタルデータおよび検体検査データに対して、「最新のデータのみ」、「対象期間内の全て」および「基準日のみ」と言った条件がそれぞれ規定されている。
値域基準情報Rv1は、値域認識部166c(図4参照)において、対象者としてのヒトの状態に係る数値が複数の値域の何れに該当するのかが認識される際に基準とされる情報である。具体的には、値域基準情報Rv1では、人の状態に係る複数の状態項目のうちの1以上の数値に係る数値項目の各項目に複数の値域を示す要素が属している。ここで、1以上の数値項目は、例えば、検査等によって得られる数値に係る項目であれば良い。
図8から図11は、値域基準情報Rv1に含まれる情報の一例を示す図である。図8から図11で示されるように、1以上の数値項目には、例えば、年齢および身長等と言った対象者属性に係る項目、ならびに体重および体脂肪率等と言った体重および体組成に係る項目等が含まれる。また、1以上の数値項目には、収縮期の血圧(最高血圧とも言う)および拡張期の血圧(最低血圧とも言う)等と言った血圧に係る項目、ならびに総コレステロール、HDL、中性脂肪、血糖値およびγ−GTP等と言った血液生化学に係る項目等が含まれる。そして、例えば、図8で示されるように、数値項目としての年齢には、複数の値域を示す要素としての「20未満」、「20〜40」、「40〜60」、「60〜80」および「80以上」が属している。
なお、値域基準情報Rv1は、例えば、リレーショナルデータベース(RDB)の方式で記述されても良いし、XMLで記述されても良い。
図12から図14は、値域基準情報Rv1に含まれる他の情報の一例を示す図である。図12から図14で示されるように、1以上の数値項目には、例えば、体重、血圧および血糖値等についてのヒトの状態の変動状況を示す統計的な指標に係る少なくとも1つの項目(統計項目とも言う)が含まれ得る。また、1以上の数値項目には、例えば、血圧および血糖値等についてのヒトの状態の代表的な情報に係る項目(代表項目とも言う)が含まれ得る。ここで、代表的な情報としては、例えば、2以上の代表データの代表値が採用され得る。代表値には、例えば、2以上の状態データとしての2以上の数値についての平均値および中央値等と言った2以上の数値を代表する値が含まれ得る。
統計項目には、例えば、体重に係る統計項目としての体重の増加量等と言った体重の変動状況を示す統計的な項目が含まれ得る。また、統計項目には、例えば、最高血圧の平均値と最低血圧の平均値との差の関係ならびに最低血圧と最高血圧との差の平均値等と言った血圧の変動状況を示す統計的な項目が含まれ得る。また、統計項目には、例えば、血糖値の増減の平均値等と言った血糖値の変動状況を示す統計的な項目が含まれ得る。そして、例えば、図12で示されるように、統計項目としての体重の増加量には、複数の値域を示す要素としての「−2kg未満」、「−2kg以上且つ−1kg未満」、「−1kg以上且つ−0.5kg未満」、・・・および「+2kg以上」が属している。なお、統計項目に、例えば、最低血圧と最高血圧との差の平均値の増減量等と言った血圧の変動状況を示す他の統計的な項目が含まれても良い。
代表項目には、例えば、最高血圧の平均値および最低血圧の平均値等と言った血圧の代表的な情報を示す項目が含まれ得る。また、代表項目には、例えば、最高血糖値の平均値および最低血糖値の平均値等と言った血糖値の代表的な情報を示す項目が含まれ得る。そして、例えば、図12で示されるように、代表項目としての最高血圧には、複数の値域を示す要素としての「150未満」、「150〜160」、「160〜170」、・・・および「180以上」が属している。なお、最高血圧、最低血圧、最高血糖値および最低血糖値の各代表値(平均値等)に対しては、最高血圧、最低血圧、最高血糖値および最低血糖値に係る単純な各数値項目に複数の値域を示す要素が属している情報を適用することが可能である。このため、代表項目が設けられない態様が採用されても良い。
検出基準情報R1は、健康情報検出部166f(図4参照)において対象者の状態に応じた健康情報が検出される際に基準とされる情報である。具体的には、ヒトの状態に係る複数の項目のうちの2以上の項目にわたる要素の組合せを示す各情報(組合せ情報とも言う)に対して、健康情報が関連付けられている。そして、本実施形態では、検出基準情報R1には、例えば、第1検出基準情報R1aおよび第2検出基準情報R1bが含まれる。
第1検出基準情報R1aには、例えば、ヒトの状態に係る複数の状態項目のうちの複数の項目にわたる要素の組合せをそれぞれ示す複数の組合せ情報が蓄積されている。第1検出基準情報R1aにおける各組合せ情報には、例えば、複数の状態項目のうちの2以上の項目にわたる要素の組合せを示す情報が含まれ得る。また、第1検出基準情報R1aでは、各組合せ情報に対して健康情報(第1健康情報とも言う)が関連付けられている。
図15は、第1検出基準情報R1aの内容の一例を示す図である。図15には、組合せA1および組合せA2と言った2つの組合せ情報が例示されている。ここでは、各組合せ情報は、対象者属性に係る3項目、体重体組成に係る2項目、血圧に係る2項目、血液生化学に係る5項目および問診に係る3項目の合計15項目にわたる要素の組合せを示す。なお、対象者属性に係る項目としての性別には、「男性」および「女性」の何れかが要素として属する。また、問診に係る3項目は、3つの質問に係る項目であれば良い。そして、問診に係る3項目には、「はい」および「いいえ」の何れかの回答が要素として属する。なお、問診に係る各項目に対する回答は、「はい」および「いいえ」に限られず、例えば、頻度に係る値域等と言った複数の選択肢のうちの1つの選択肢であっても良い。
第2検出基準情報R1bには、例えば、少なくとも一部の状態項目とは別に、PHR141に状態データが順次に蓄積される1以上の項目のうちの、少なくとも1つの項目についての状態データの変動状況を示す統計項目が含まれる。そして、第2検出基準情報R1bには、例えば、複数の項目のうちの統計項目を含む2以上の項目にわたる要素の組合せを示す組合せ情報が蓄積されている。また、第2検出基準情報R1bでは、各組合せ情報に対して健康情報(第2健康情報とも言う)が関連付けられている。
図16は、第2検出基準情報R1bの内容の一例を示す図である。図16には、組合せB1および組合せB2と言った2つの組合せ情報が例示されている。ここでは、各組合せ情報は、体重の増加量に係る1つの項目、血圧の平均に係る4項目および血糖値の平均に係る3つの項目を含む合計8つの項目にわたる要素の組合せを示す。
また、図15および図16で示されるように、第1および第2検出基準情報R1a,R1bにおける各組合せ情報には、健康情報に係る2項目についての要素が関連付けられている。健康情報に係る2項目には、健康状態およびアドバイスが含まれており、健康状態およびアドバイスに係る要素が属している。図15では、健康状態に係る要素として、要素1b,1eが示されており、アドバイスに係る要素として、要素1A,1Fが示されている。また、図16では、健康状態に係る要素として、要素2b,2eが示されており、アドバイスに係る要素として、要素2A,2Fが示されている。そして、例えば、健康状態およびアドバイスの各要素に係る内容を示す内容情報が、内容情報群143に格納され得る。具体的には、例えば、各要素1b,1e,1A,1F,2b,2e,2A,2Fに対応する内容情報が、内容情報群143に格納され得る。
なお、第1および第2検出基準情報R1a,R1bは、例えば、リレーショナルデータベース(RDB)の方式で記述されても良いし、XMLが用いられて記述されても良いし、組合せ情報毎にCSV形式で記述されても良い。
また、図17および図18で示されるように、第1および第2検出基準情報R1a,R1bに、例えば、複数の項目のうちの2以上の項目にわたる要素の相違量の各組合せに対して健康情報に係る要素が関連付けられている情報が含まれていても良い。
図17では、体重体組成に係る2項目、血圧に係る2項目および血液生化学に係る5項目を含む数値項目としての9項目について、値域を示す要素の相違量の組合せが、数値の列としてのパスの差分(パス差分とも言う)で示されている。また、図18では、体重の増加量に係る1項目、血圧の平均に係る4項目および血糖値の平均に係る3項目を含む数値項目としての8項目について、値域を示す要素の相違量の組合せが、数値の列としてのパス差分で示されている。ここでは、値域を示す要素の相違量が、値域の離間量としての0,1,2,3,4,5で示されている。
具体的には、図17では、8番目の項目としての血糖値の項目以外の項目については、値域を示す要素の相違量が0であり、血糖値の項目については、値域を示す要素の相違量がそれぞれ0,1,2,3,4とされたパス差分が示されている。さらに、血糖値の項目についての値域を示す要素の相違量が0,1,2,3,4である各パス差分には、健康情報としての差分に係るコメント等の内容を示す要素として、要素Dc0〜Dc2が関連付けられている。そして、例えば、各要素Dc0〜Dc2に対応する内容情報が、内容情報群143に格納されている。
また、図18では、1番目の項目としての体重の増加量以外の項目については、値域を示す要素の相違量が0であり、体重の増加量の項目については、値域を示す要素の相違量がそれぞれ0,1,2,3,4とされたパス差分が示されている。さらに、体重の増加量の項目についての値域を示す要素の相違量が0,1,2,3,4である各パス差分には、健康情報としての差分に係るコメント等の内容を示す要素として、要素Dd0〜Dd2が関連付けられている。そして、例えば、各要素Dd0〜Dd2に対応する内容情報が、内容情報群143に格納されている。
<(1−2−3−2)DCサーバーの機能的な構成>
取得部161は、病院サーバー20および端末機器40,50から、対象者の状態に係る複数の項目のうちの少なくとも一部の状態項目について、一対象者の状態を示す状態データを取得する。例えば、取得部161によって、電子カルテDB241から各対象者に係る電子カルテ情報の少なくとも一部の情報が取得されることで、各対象者の状態を示す状態データが取得され得る。また、例えば、端末機器40,50における入力に応じて、取得部161によって、各対象者の状態を示す状態データが取得され得る。
記憶制御部162は、取得部161によって取得された各対象者の状態を示す状態データを記憶部14に記憶させることで、複数の状態データを含むデータの集合体(状態データ群とも言う)としてのPHR141を構築する。このとき、ヒトの状態に係る複数の項目のうちの少なくとも一部の状態項目について、一対象者の状態を示す状態データがPHR141に記憶される。状態データ群としてのPHR141が構築される際には、少なくとも一部の状態項目のうちの1以上の状態項目における各項目について、対象者の状態をそれぞれ示す複数の状態データが、それぞれ対応するタイミング情報と関連付けられて、順次に蓄積される。これにより、例えば、対象者毎に、図5で示されたような状態データの蓄積状況が実現され得る。
なお、PHR141では、例えば、各対象者の特定情報に対して、項目毎にタイミング情報と状態データとが相互に関連付けられた状態で蓄積される。各対象者の特定情報は、予め設定された識別情報(ID)等であれば良い。
ここでは、PHR141に蓄積される複数の状態データのうち、[a]問診データ、[b]バイタルデータおよび[c]検体検査データに係る状態データが、医療機関における問診および検査を通じて、PHR141に登録され得る。また、PHR141に蓄積される複数の状態データのうち、[a]問診データおよび[b]バイタルデータに係る状態データが、自宅等の医療機関以外の場所における測定を通じて、PHR141に登録され得る。
信号受付部163は、例えば、端末機器40,50から入力される信号を受け付けることで、端末機器40,50から入力される情報(入力情報とも言う)を取得する。ここで、端末機器40,50からの入力情報には、例えば、疾患の名称、タイプ、段階および状態等についての情報が含まれ得る。そして、制御部16において、入力される情報に応じた各種処理が実行され得る。
設定部164は、予め設定された設定ルールに従い、少なくとも一部の状態項目のうちの1以上の状態項目に対して、対象期間を設定する処理(期間設定処理とも言う)を行う。
本実施形態では、図4で示されるように、設定部164は、優先度情報選択部164a、基準項目設定部164b、設定ルール選択部164cおよび対象期間設定部164dを含む。
優先度情報選択部164aは、信号受付部163で取得される入力情報に応じて、優先度情報群Sr1を構成する複数の優先度情報のうちの1つの優先度情報を選択する。これにより、設定部164では、入力情報に応じた1つの優先度情報が選択的に用いられる。その結果、基準項目設定部164bにおいて対象者の状況に応じた基準項目が設定されることで、さらに対象者の状況に即した健康情報が出力され得る。ここで、入力情報が、疾患の名称、タイプ、段階および状態等と言ったヒトの状況を示す情報であれば、対象者の状況に応じた優先度情報が選択的に用いられ得る。これにより、対象期間設定部164dにおいて、対象者の状況に応じた対象期間が設定され得る。その結果、出力制御部167によって、さらに対象者の状況に即した健康情報が出力され得る。
基準項目設定部164bは、優先度情報選択部164aによって選択された優先度情報に従って、少なくとも一部の状態項目の中から基準項目を設定する。ここでは、期間設定処理が行われるタイミング(期間設定タイミングとも言う)および指定タイミングの何れかのタイミングを基準として予め設定された時間的な長さを有する期間(基準期間とも言う)が認識される。そして、少なくとも一部の状態項目のうち、PHR141において、基準期間に対応する状態データが含まれている1つ以上の項目(候補項目とも言う)が認識される。期間設定タイミングは、期間設定処理が行われるタイミングであり、指定タイミングは、例えば、端末機器40,50等を介して利用者によって指定されるタイミングである。そして、1以上の候補項目において、最も高い優先度が関連付けられている項目が、基準項目として設定される。これにより、対象期間の設定時におけるデータの取得状況に応じて基準項目が設定される。このため、さらに対象者の状況に即した健康情報が出力され得る。
ここで、期間設定処理が行われるタイミングとしては、例えば、制御部16において管理されている現在の日時等が採用され得る。本実施形態では、期間設定処理が行われるタイミングを示す情報として、現在の日程を示す情報が採用される。また、予め設定された時間的な長さ(基準長さとも言う)は、例えば、記憶部14に含まれるプログラムP1あるいはその他の情報によって規定され得る。基準長さとしては、例えば、予め設定された日数、月数および時間等が採用され得る。本実施形態では、基準長さとして、月数としての1ヶ月が採用される。
ここで、例えば、一対象者について図5で示された状態データの蓄積状況が実現され、且つ図6で示される優先度情報が選択的に用いられて、期間設定処理が行われるタイミングが現在の日程であり、基準長さが1ヶ月である場合を想定する。この場合には、まず、複数の候補項目が認識される。このとき、複数の候補項目として、問診データに係る3項目、バイタルデータに係る7項目および検体検査データに係る6項目を含む16項目が認識される。そして、候補項目としての16項目のうち、優先度情報において最も高い優先度が関連付けられている項目としての「HbA1c」が、基準項目として設定される。
設定ルール選択部164cは、信号受付部163で取得される入力情報に応じて、設定ルール群Pd1を構成する複数の設定ルールのうちの1つの設定ルールを選択する。これにより、設定部164では、入力情報に応じた1つの設定ルールが選択的に用いられる。その結果、対象期間設定部164dにおいて対象者の状況に応じた対象期間が設定されることで、さらに対象者の状況に即した健康情報が出力され得る。ここで、入力情報が、疾患の名称、タイプ、段階および状態等と言ったヒトの状況を示す情報であれば、対象者の状況に応じた設定ルールが選択的に用いられ得る。これにより、対象期間設定部164dにおいて、対象者の状況に応じた対象期間が設定され得る。その結果、出力制御部167によって、さらに対象者の状況に即した健康情報が出力され得る。
対象期間設定部164dは、設定ルール選択部164cで選択された設定ルールに従って、少なくとも一部の状態項目のうちの1以上の状態項目に対し、該少なくとも一部の状態項目のうちの基準項目に係る状態データの基準取得タイミングを基準とした対象期間を設定する。基準取得タイミングは、基準項目に係る状態データの取得タイミングである。
例えば、基準項目設定部164bで設定された基準項目について、基準項目設定部164bで認識された基準期間に属する状態データの取得タイミングが、基準取得タイミングとして採用され得る。このとき、基準項目について、基準期間内に2以上の取得タイミングが存在する場合、例えば、基準期間が期間設定処理タイミングを基準とした期間であれば、期間設定処理タイミングにより近い取得タイミングが基準取得タイミングとして採用され得る。また、例えば、基準期間が指定タイミングを基準とした期間であれば、2以上の取得タイミングのうち、指定タイミングにより近い取得タイミングが基準取得タイミングとして採用され得る。なお、本実施形態では、対象期間の基準となる基準取得タイミングとして、日程(基準日とも言う)が採用される。
また、設定ルール選択部164cで選択された設定ルールでは、第1項目および該第1項目とは異なる第2項目についての各対象期間を設定するための情報が規定されており、第1項目と第2項目との間で、対象期間を設定するための情報が異なる場合がある。この場合、対象期間設定部164dでは、設定ルール選択部164cで選択された設定ルールに従って、第1項目に対して第1対象期間が設定され、第2項目に対して第1対象期間とは異なる第2対象期間が設定され得る。これにより、対象期間設定部164dによって、項目毎に異なる対象期間が設定され得る。その結果、出力制御部167によって、より生体の状況に即した健康情報が出力され得る。
ここで、例えば、一対象者について図5で示された状態データの蓄積状況が実現され、基準項目として「HbA1c」が設定され、「HbA1c」のデータの最新の取得タイミングが基準日とされ、図7で示される設定ルールが選択される場合を想定する。この場合、例えば、図19で示されるように、「HbA1c」のデータの最新の取得タイミングとしての「1/10」が基準日として設定される。このとき、大項目「問診データ」に対して、基準日およびそれ以降5日間にあたる「1/10〜1/15」の期間が対象期間として設定される。また、大項目「バイタルデータ」に対して、基準日およびその前後3日間であたる「1/7〜1/13」の期間が対象期間として設定される。さらに、大項目「検体検査データ」に対して、基準日にあたる「1/10」が対象期間として設定される。
抽出部165は、PHR141に状態データが順次に蓄積される1以上の項目における各項目について、状態データ群としてのPHR141に格納されている複数の状態データのうち、設定部164で設定された対象期間に対応する1以上の状態データを抽出する。ここで、設定ルール選択部164cで選択された設定ルールにおいて、図7で示されたように、対象期間に合致するデータのうちの抽出対象を限定するための抽出対象限定条件が規定されている場合がある。この場合、該抽出対象限定条件に従って、PHR141から1以上のデータが抽出される。
ここで、例えば、一対象者について図5で示された状態データの蓄積状況が実現され、「HbA1c」のデータの最新の取得タイミングである「1/10」が基準日とされ、図7で示される設定ルールおよび抽出対象限定条件が採用される場合を想定する。この場合に抽出部165によってPHR141から状態データが抽出される状況が、図19に記載されている。図19では、各小項目についての状態データの取得日のうち、対象期間内であって抽出対象限定条件に合致する取得日に、黒塗りの丸印が付されており、対象期間内であって抽出対象限定条件に合致しない取得日に、二重丸が付されている。また、対象期間外の取得日には、丸印が付されている。つまり、図19において黒塗りの丸印が付されている取得日に係る状態データが、抽出部165によってPHR141から抽出される。
検出部166は、状態データ群としてのPHR141に格納される少なくとも2つの状態データに基づく、複数の項目のうちの少なくとも2つの項目についての要素の組合せ、に対応する健康情報を、検出基準情報R1において検出する。ここで言う要素の組合せには、抽出部165において1以上の項目のそれぞれについて抽出された1以上の状態データに対応する1以上の要素が少なくとも含まれる。
本実施形態では、図4で示されるように、検出部166は、代表値導出部166a、統計情報導出部166b、値域認識部166c、相違量認識部166d、組合せ認識部166eおよび健康情報検出部166fを含む。
代表値導出部166aは、例えば、抽出部165によって状態データが抽出された1以上の項目のうちの2以上の状態データが抽出された数値項目に対して、該2以上の状態データに係る代表値を導出する。ここでは、例えば、2以上の状態データとしての2以上の数値についての平均値および中央値等と言った2以上の数値を代表する値が代表値として導出され得る。例えば、代表値としては、例えば、最高血圧、最低血圧、最高血糖値および最低血糖値の各平均値が含まれ得る。
このような代表値が導出されれば、例えば、値域認識部166cにおいて、2以上の状態データに係る代表的な情報に対応する要素が認識され得る。すなわち、検出部166において、抽出部165によって2以上の状態データが抽出された数値項目に対して、該2以上の状態データに係る代表的な情報に対応する要素が採用されつつ、少なくとも2つの状態データに基づく要素の組合せが認識され得る。このような構成が採用されれば、対象者の状態についての変動および測定精度等に係るノイズの影響が低減されるため、出力制御部167によって対象者の状況に即した健康情報が安定して出力され得る。
統計情報導出部166bは、例えば、少なくとも1つの数値項目について抽出部165で抽出された2以上の状態データの変動状況を示す統計的な指標を導出する。なお、統計的な指標として、例えば、体重の増加量等と言った体重の変動状況を示す統計的な指標、ならびに最高血圧の平均値と最低血圧の平均値との差の関係および最高血圧と最高血圧との差の平均値等と言った血圧の変動状況を示す統計的な指標が導出され得る。
このような統計的な指標が導出されれば、例えば、値域認識部166cにおいて、導出された統計的な指標に対応する要素が、少なくとも2つの要素についての要素の組合せを構成する、統計項目に係る要素として認識され得る。すなわち、検出部166において、少なくとも1つの数値項目について抽出部165で抽出された2以上の状態データの変動状況を示す統計的な指標が導出される。そして、検出部166では、該統計的な指標に対応する要素が、少なくとも2つの要素についての要素の組合せを構成する、統計項目に係る要素として採用され得る。このような構成が採用されれば、健康情報検出部166fによって対象者の状態に係る統計的な指標に応じた健康情報が出力されるため、出力制御部167によって対象者の状況に即した健康情報が安定して出力され得る。
値域認識部166cは、例えば、値域基準情報Rv1を参照することで、ヒトの状態に係る複数の項目のうちの少なくとも2つの項目について、対象者に係る状態データあるいは状態データに係る代表値または統計的な指標に対応する要素をそれぞれ認識する。
値域認識部166cでは、例えば、抽出部165によって1以上の項目における各項目についてPHR141から抽出される1以上の状態データとしての数値が属する値域を示す要素が認識され得る。例えば、血液生化学に係る項目である血糖値の数値が133である場合、図11で示される血糖値に係る5つの値域を示す要素から、133が属する値域を示す要素としての120〜140が認識され得る。
また、値域認識部166cでは、例えば、抽出部165によって2以上の状態データが抽出された数値項目に対して、代表値導出部166aで導出される該2以上の状態データに係る代表値が属する値域を示す要素が認識され得る。ここでは、例えば、血圧の平均に係る項目である最高血圧の平均値が178である場合、図13で示される最高血圧に係る5つの値域を示す要素から、178が属する値域を示す要素としての170〜180が認識され得る。
また、値域認識部166cでは、例えば、少なくとも1つの数値項目について抽出部165で抽出された2以上の状態データの変動状況を示す統計的な指標が属する値域を示す要素が認識され得る。ここでは、例えば、統計的な指標としての体重の増加量が+3kgである場合、図12で示される体重の増加量に係る7つの値域を示す要素から、+3kgが属する値域を示す要素としての+2kg以上が認識され得る。
相違量認識部166dは、ヒトの状態に係る複数の項目のうちの1以上の項目に関し、第1時点と、該第1時点よりも後の第2時点との間における要素の相違量を認識する。ここでは、各項目に関する要素の相違量としては、例えば、各項目について第1時点において値域認識部166cで認識される要素と第2時点において値域認識部166cで認識される要素との間における相違量が採用され得る。
例えば、第1時点における値域を示す要素と、第2時点における値域を示す要素との相違量が、値域の離間量としての−5〜5の整数の形式で認識される。具体的には、例えば、一利用者について、状態項目である血糖値に関し、第1時点における値域が160以上であった場合、第2時点における値域が140〜160であれば、値域が1つ下の値域になっているため、要素の相違量が−1と認識される。また、第2時点における値域が120〜140であれば、値域が2つ下の値域になっているため、要素の相違量が−2と認識される。一方、第1時点における値域が100未満であった場合、第2時点における値域が100〜120であれば、値域が1つ上の値域になっているため、要素の相違量が+1と認識される。また、第2時点における値域が120〜140であれば、値域が2つ上の値域になっているため、要素の相違量が+2と認識される。
組合せ認識部166eは、一対象者について、PHR141に格納される少なくとも2つの状態データに基づいて、複数の項目のうちの少なくとも2つの項目についての要素の組合せを認識する。ここで言う要素の組合せには、抽出部165において1以上の項目のそれぞれについて抽出された1以上の状態データに対応する1以上の要素が少なくとも含まれる。例えば、1以上の非数値項目について抽出部165で抽出された1以上の要素と、1以上の数値項目、1以上の代表項目および1以上の統計項目の少なくとも1以上の項目について値域認識部166cで認識された1以上の要素とを含む要素の組合せが認識され得る。なお、組合せ認識部166eで認識される要素の組合せは、例えば、数値項目、代表項目および統計項目に係る要素を含まず、2以上の非数値項目に係る要素によって構成されても良い。また、組合せ認識部166eで認識される要素の組合せは、例えば、非数値項目に係る要素を含まず、数値項目および統計項目のうちの少なくとも1以上の項目に係る要素によって構成されても良い。
健康情報検出部166fは、検出基準情報R1を参照することで、組合せ認識部166eで認識された一対象者の状態を示す要素の組合せに対応する健康情報を検出する。例えば、検出基準情報R1に含まれている複数の組合せ情報から、一対象者に係る要素の組合せと合致する要素の組合せを含む組合せ情報が検出される。そして、検出された組合せ情報に関連付けられている健康情報に係る要素が検出基準情報R1から検出され、該健康情報に係る要素に含まれる健康状態およびアドバイスに係る要素に対応する内容情報が、内容情報群143から検出される。これにより、一対象者の状態を示す要素の組合せに対応する、健康状態およびアドバイスを含む健康情報が検出され得る。
ここで、検出基準情報R1に格納される複数の組合せ情報に、ヒトの状態に係る複数の項目のうちの一部の項目にわたる要素の組合せを示す情報が含まれる場合は、検査および問診等の全項目について対象者に係る要素が揃わなくても、健康情報が検出され得る。例えば、健康情報検出部166fでは、第1検出基準情報R1aから健康情報が検出される処理(第1検出処理とも言う)と、第2検出基準情報R1bから健康情報が検出される処理(第2検出処理とも言う)とが行われる。
第1検出処理では、例えば、第1検出基準情報R1aにおいて要素の組合せに対応する第1健康情報が検出される。第1検出基準情報R1aにおける組合せ情報には、上述したように、例えば、複数の状態項目のうちの2以上の項目にわたる要素の組合せを示す情報が含まれ得る。この場合、第1検出処理では、例えば、組合せ認識部166eによって認識される、2以上の状態項目にわたる要素の組合せに対応する第1健康情報が検出され得る。
第2検出処理では、例えば、第2検出基準情報R1bにおいて要素の組合せに対応する第2健康情報が検出される。第2検出基準情報R1bには、上述したように、例えば、複数の項目のうちの統計項目を含む2以上の項目にわたる要素の組合せを示す組合せ情報が蓄積され得る。この場合、第2検出処理では、例えば、組合せ認識部166eによって認識される、統計項目を含む2以上の項目にわたる要素の組合せに対応する第2健康情報が検出され得る。
これらの第1検出処理および第2検出処理が行われることで、出力制御部167によって、生体の状態に即した第1健康情報と、生体の状態の変動に即した第2健康情報とが出力され得る。これにより、対象者の状況に即したより詳細な健康情報が出力され得る。
また、第1検出基準情報R1aに、上述したように、図17で示されたような各パス差分にコメント等の内容を示す要素が関連付けられた情報が含まれる場合が想定される。この場合には、第1検出基準情報R1aが参照されることで、相違量認識部166dによって認識される一対象者の状態を示す要素の相違量の組合せに対応するパス差分が検出される。そして、検出されたパス差分に関連付けられている、健康情報としての差分に係るコメント等の内容を示す要素が検出され、該差分に係るコメント等の内容を示す要素に対応する内容情報が、内容情報群143から検出される。これにより、対象者に係る複数の項目にわたる要素の相違量の組合せに対応する健康情報が検出され得る。
また、第2検出基準情報R1bに、上述したように、図18で示されたような各パス差分にコメント等の内容を示す要素が関連付けられた情報が含まれる場合が想定される。この場合には、第2検出基準情報R1bが参照されることで、相違量認識部166dによって認識される一対象者の状態を示す要素の相違量の組合せに対応するパス差分が検出される。このとき、要素の相違量の組合せには、統計項目に係る値域を示す要素の相違量が含まれる。そして、検出されたパス差分に関連付けられている、健康情報としての差分に係るコメント等の内容を示す要素が検出され、該差分に係るコメント等の内容を示す要素に対応する内容情報が、内容情報群143から検出される。これにより、一対象者に係る統計項目を含む複数の項目にわたる要素の相違量の組合せに対応する健康情報が検出され得る。
さらに、ここで、例えば、第1検出処理および第2検出処理で検出された第1健康情報および第2健康情報が、記憶制御部162によって、一対象者に係る特定情報および基準タイミングと関連付けられた状態で、PHR141に蓄積されても良い。このような場合、検出部166で一対象者について次の機会に第1検出処理および第2検出処理が行われる際に、PHR141から一対象者について過去に蓄積された第1健康情報および第2健康情報を含む過去の健康情報が、参考情報として読み出されても良い。
出力制御部167は、通信回線NTWを介した、病院サーバー20、端末機器30〜50および管理用機器60へのデータの出力を制御する。例えば、出力制御部167によって、検出部166で検出された健康情報が、通信回線NTWを介して、端末機器40,50に出力される。このとき、検出部166でPHR141から読み出される参考情報としての過去の健康情報が、通信回線NTWを介して、端末機器40,50に出力されても良い。
これにより、端末機器40,50では、対象者の詳細な状況に即した健康情報が提示され得る。また、端末機器40,50では、要素の相違量の組合せに対応する健康情報の提示によって、対象者の状態の変化に応じた健康情報も提示され得る。さらに、端末機器40,50では、対象者の過去の健康情報が参考情報として提示され得る。
<(1−2−3−3)端末機器の機能的な構成>
表示制御部261は、表示部22における各種情報の可視的な出力を制御する。ここで、各種情報には、例えば、DCサーバー10の検出部166において検出されて、通信回線NTWを介して端末機器40,50に入力される健康情報が含まれる。
通信制御部262は、例えば、端末機器40,50の操作部21の利用者による操作に応じて取得される入力情報および各種情報等のDCサーバー10への送信を制御する。ここでは、例えば、通信制御部262によって、入力情報および各種情報等が通信回線NTWを介してDCサーバー10に送信される。このとき、例えば、入力情報は、信号受付部163によって取得され、該入力情報に応じた各種処理が制御部16において実行され得る。また、例えば、各種情報が適宜取得部161等に入力されることで、取得部161によって、各対象者の状態を示す状態データが取得され得る。
<(1−3)健康支援動作における処理フローおよび画面の遷移>
本実施形態では、情報処理システム1の利用者が端末機器40,50を用いて、通信回線NTWを経由してDCサーバー10にアクセスすることで、健康支援機能に係る動作(健康支援動作とも言う)が実行される。ここで、健康支援動作について、処理フローならびに端末機器40,50の表示部22に表示される画面およびその遷移について説明する。
図20および図21は、情報処理システム1における健康支援動作に係る処理フローを例示する流れ図である。本処理フローは、例えば、DCサーバー10における制御部16および端末機器40,50における制御部26との協働によって実現され得る。図22から図26は、健康支援動作において端末機器40,50の表示部22に表示される画面を例示する図である。なお、ここでは、医療機関における受診後に一利用者が端末機器50からDCサーバー10にアクセスすることで、糖尿病に関する健康支援が行われる例を挙げて説明する。
まず、例えば、利用者が端末機器50からDCサーバー10にアクセスした際に、表示部22に表示されるログイン画面等において、一対象者の識別情報(ID)およびパスワード等が入力されることで、図20および図21に示される処理フローが開始される。この処理フローの開始前には、例えば、PHR141、知識ベース142および内容情報群143が記憶部14に記憶される。
図20のステップS1では、制御部16,26によって、端末機器50の表示部22に情報入力画面G1(図22)が表示される。情報入力画面G1では、疾患の名称ならびに該疾患の状況に係る情報の入力が可能である。図22で示される情報入力画面G1では、マウスポインターM1を用いて、プルダウンリストPL1〜PL4において、疾患の名称、タイプ、段階および状態についての情報を選択的に入力することが可能である。なお、プルダウンリストPL1で選択的に入力される疾患の名称は、医師の診断で確定されたものに限られず、例えば、利用者が疑わしいと考えている疾患の名称であっても良い。また、図22で示されるように、情報入力画面G1には、マウスポインターM1によって押下することが可能な、決定ボタンB1および終了ボタンB2が設けられている。
ステップS2では、制御部16によって、情報入力画面G1における各種入力が受け付けられる。
ステップS3では、制御部16によって、情報入力画面G1において決定ボタンB1が押下されたか否かが判定される。ここでは、情報入力画面G1において、決定ボタンB1が押下されていなければ、ステップS4に進む。一方、情報入力画面G1において、決定ボタンB1が押下されていれば、ステップS5に進む。
ステップS4では、制御部16によって、情報入力画面G1において終了ボタンB2が押下されたか否かが判定される。ここでは、情報入力画面G1において、終了ボタンB2が押下されていなければ、ステップS2に戻り。一方、情報入力画面G1において、終了ボタンB2が押下されれば、本処理フローが終了される。
ステップS5では、信号入力部163によって、情報入力画面G1において選択された情報(入力情報)が取得される。
ステップS6では、設定部164の優先度情報選択部164aおよび設定ルール選択部164cによって、ステップS5で取得された入力情報に応じた優先度情報および設定ルールが選択される。
ステップS7では、制御部16,26によって、端末機器50の表示部22に情報登録画面G2(図23)が表示される。情報登録画面G2では、PHR141を構築するために、ヒトの状態に係る複数の項目のうちの少なくとも一部の状態項目について、一対象者の状態を示す状態データをそれぞれ記憶部14に記憶させることができる。ここで、情報登録画面G2としては、例えば、ヒトの状態に係る複数の項目のうち、ステップS5で取得された入力情報に応じた少なくとも一部の状態項目について、状態データの登録が可能である画面が採用され得る。
具体的には、図23で示される情報登録画面G2では、問診に係る質問に対する回答を行うことが可能な状態に設定されている。この状態では、問診に係る各質問に対して、マウスポインターM1で「いいえ」を示すラジオボタンN1および「はい」を示すラジオボタンY1の何れか一方を択一的に選択することができる。ここで、各質問としては、例えば、検出基準情報R1における問診に係る3項目に対応するものが採用される。
また、図23で示される状態に設定されている情報登録画面G2において、ミニマムデータボタンB12が押下されると、図24で示されるように、ミニマムデータに係る状態データの記入を行うことが可能な状態に設定される。図24で示される情報登録画面G2では、ミニマムデータに係る各状態項目に対して、状態データを記入することが可能である。例えば、端末機器50の利用者は、状態データを記入したい領域をマウスポインターM1で指定することでカーソルを出現させ、キーボード等の操作によって、ニミマムデータに係る状態データを記入することができる。
但し、ミニマムデータについては、自宅等の医療機関以外の場所では状態データを得ることが難しい場合が多い。このため、例えば、ミニマムデータに係る状態データに関しては、一般の端末機器50(40)に対し、情報登録画面G2において、状態データの登録が許可されず、過去に登録された各項目に係る状態データが取得タイミング毎に列挙される態様が採用され得る。この場合、それらの過去に登録された状態データの閲覧が可能である。
また、図23あるいは図24で示される状態に設定されている情報登録画面G2において、バイタルボタンB13が押下されると、図25で示されるように、バイタルデータに係る状態データの記入を行うことが可能な状態に設定される。図25で示される情報登録画面G2では、バイタルデータに係る各状態項目に対して、状態データを記入することが可能である。例えば、端末機器50の利用者は、状態データを記入したい領域をマウスポインターM1で指定することでカーソルを出現させ、キーボード等の操作によって、バイタルデータに係る状態データを記入することができる。また、バイタルデータについては、情報登録画面G2において、過去に登録された各項目に係る状態データが列挙される態様が採用され得る。この場合、それらの過去に登録された状態データの閲覧が可能である。
なお、図24あるいは図25で示される状態に設定されている情報登録画面G2において、問診ボタンB11が押下されると、図23で示されるように、問診に係る質問に対する回答を行うことが可能な状態に設定される。また、図25で示される状態に設定されている情報登録画面G2において、ミニマムデータボタンB12が押下されると、図24で示されるように、ミニマムデータに係る状態データの入力を行うことが可能な状態に設定される。
また、図23から図25で示されるように、情報登録画面G2には、マウスポインターM1によって押下することが可能な、登録ボタンB21、情報ボタンB22、終了ボタンB23およびアドバイスボタンB14が設けられている。
ステップS8では、制御部16によって、情報登録画面G2における各種入力が受け付けられる。
ステップS9では、制御部16によって、情報登録画面G2において登録ボタンB21が押下されたか否かが判定される。ここでは、情報登録画面G2において、登録ボタンB21が押下されていなければ、ステップS10に進む。一方、登録ボタンB21が押下されていれば、ステップS13に進む。
ステップS10では、制御部16によって、情報登録画面G2においてアドバイスボタンB14が押下されたか否かが判定される。ここでは、情報登録画面G2において、アドバイスボタンB14が押下されていなければ、ステップS11に進む。一方、アドバイスボタンB14が押下されていれば、図21のステップS14に進む。
ステップS11では、制御部16によって、情報登録画面G2において情報ボタンB22が押下されたか否かが判定される。ここでは、情報登録画面G2において、情報ボタンB22が押下されていなければ、ステップS12に進む。一方、情報ボタンB22が押下されていれば、ステップS1に戻る。
ステップS12では、制御部16によって、情報登録画面G2において終了ボタンB23が押下されたか否かが判定される。ここでは、情報登録画面G2において、終了ボタンB23が押下されていなければ、ステップS8に戻る。一方、終了ボタンB23が押下されていれば、本処理フローが終了される。
ステップS13では、記憶制御部162によって、情報登録画面G2において問診に対して回答された内容を示す問診データならびに記入されたミニマムデータおよびバイタルデータに係る少なくとも一部の項目に係る状態データが、記憶部14に記憶される。このとき、例えば、ヒトの状態に係る複数の項目のうちの少なくとも一部の状態項目について、一対象者の状態を示す状態データがそれぞれ記憶部14に記憶されることで状態データ群としてのPHR141が構築される。また、このとき、例えば、PHR141が構築される際に、少なくとも一部の状態項目のうちの1以上の状態項目における各項目について、一対象者の状態をそれぞれ示す複数の状態データが、それぞれタイミング情報と関連付けられて時間順次に蓄積される。なお、ステップS13の処理後に、ステップS8に戻る。
図21のステップS14では、基準項目設定部164bによって、基準項目が設定される。ここでは、ステップS6で選択された優先度情報に従って、少なくとも一部の状態項目の中から基準項目が設定される。
ステップS15では、対象期間設定部164dによって、ステップS14で設定された基準項目に係る状態データの基準取得タイミングとしての基準日が設定される。
ステップS16では、対象期間設定部164dによって、ステップS6で選択された設定ルールに従い、少なくとも一部の状態項目のうちの1以上の状態項目に対して、ステップS15で設定された基準日を基準とした対象期間を設定する期間設定処理が行われる。
ステップS17では、抽出部165によって、ステップS13で状態データが順次に蓄積される各項目について、PHR141に格納されている複数の状態データのうち、ステップS16で設定された対象期間に対応する1以上の状態データが抽出される。
ステップS18では、代表値導出部166aによって、状態データに係る代表値が導出されるとともに、統計情報導出部166bによって、状態データの変動状況を示す統計的な指標が導出される。ここでは、例えば、ステップS17で状態データが抽出された1以上の項目のうちの2以上の状態データが抽出された数値項目に対して、該2以上の状態データに係る代表値が導出される。また、例えば、少なくとも1つの数値項目についてステップS17で抽出された2以上の状態データの変動状況を示す統計的な指標が導出される。
ステップS19では、値域認識部166cによって、値域基準情報Rv1が参照されることで、複数の項目の少なくとも2つの項目について、対象者に係る状態データあるいは状態データに係る代表値または統計的な指標に対応する要素がそれぞれ認識される。ここで、相違量認識部166dによって、ヒトの状態に係る複数の項目のうちの1以上の項目に関し、第1時点と、該第1時点よりも後の第2時点との間における要素の相違量が認識されても良い。
ステップS20では、組合せ認識部166eによって、一対象者について、PHR141に格納される少なくとも2つの状態データに基づき、複数の項目のうちの少なくとも2つの項目についての要素の組合せが認識される。ここで認識される要素の組合せには、ステップS17で1以上の項目のそれぞれについて抽出された1以上の状態データに対応する1以上の要素が少なくとも含まれる。また、ここで認識される要素の組合せには、1以上の非数値項目についてステップS17で抽出された1以上の要素と、1以上の数値項目および1以上の統計項目の少なくとも1以上の項目についてステップS18で認識された1以上の要素とが含まれ得る。
ステップS21では、健康情報検出部166fによって、検出基準情報R1が参照されることで、ステップS20で認識された一対象者の状態を示す要素の組合せに対応する健康情報が検出される。
つまり、ステップS18〜S21では、検出部166によって、PHR141に格納される少なくとも2つの状態データに基づく、複数の項目のうちの少なくとも2つの項目についての要素の組合せ、に対応する健康情報が、検出基準情報R1において検出される。ここで言う要素の組合せには、ステップS17で1以上の項目のそれぞれについて抽出された1以上の状態データに対応する1以上の要素が少なくとも含まれる。
また、ステップS21では、健康情報検出部166fによって、第1検出基準情報R1aから第1健康情報が検出される第1段階の第1検出処理と、第2検出基準情報R1bから第2健康情報が検出される第2段階としての第2検出処理とが行われる。すなわち、第1検出処理および第2検出処理を含む2段階の検出処理が行われる。
なお、第1検出処理では、例えば、第1検出基準情報R1aにおいて要素の組合せに対応する第1健康情報が検出される。つまり、第1検出処理では、例えば、ステップS20で認識される、2以上の状態項目にわたる要素の組合せに対応する第1健康情報が検出され得る。また、第2検出処理では、例えば、第2検出基準情報R1bにおいて要素の組合せに対応する第2健康情報が検出される。つまり、第2検出処理では、例えば、ステップS20で認識される、統計項目を含む2以上の項目にわたる要素の組合せに対応する第2健康情報が検出され得る。
ステップS22では、記憶制御部162によって、ステップS21で検出された健康情報が、ステップS15で検出された基準日と関連付けられて、PHR141に記憶される。また、ステップS22では、検出部166によって、PHR141から一対象者に係る過去の健康情報が読み出される。
ステップS23では、出力制御部167によって、ステップS21で検出された健康情報およびステップS22で読み出された過去の健康情報が、通信回線NTWを介して、端末機器50に出力される。このとき、端末機器50の表示部22において、ステップS21で検出された健康情報およびステップS22で読み出された過去の健康情報が可視的に出力される。これにより、対象者の状況に即した健康情報が出力され得る。
図26は、健康情報が可視的に出力されている画面(健康情報出力画面とも言う)G3を例示する図である。図26では、健康情報出力画面G3において、血糖についての評価結果、体重についての評価結果、ならびに次回受診までのアドバイスが提示されている例が示されている。ここでは、例えば、健康情報のうちの健康状態に係る要素に基づいて、血糖のコントロールについての評価結果および体重のコントロールの評価結果が提示され得る。また、例えば、健康情報のうちのアドバイスに係る要素に基づいて、次回受診までのアドバイスが提示され得る。
例えば、血糖については、過去の健康情報に含まれる健康状態に係る要素に基づいて、前回の評価結果(「”不可”です。」)が提示され、最新の健康情報に含まれる健康状態に係る要素に基づいて、今回の評価結果(「”可(不十分)”です。」)が提示される。体重については、最新の健康情報に含まれる健康状態に係る要素に基づいて、評価結果(「標準体重よりも”9.4kg多め”です。」)が提示される。ここで、図26で示される健康情報出力画面G3で示される例では、血糖についての前回および今回の評価結果、ならびに体重についての評価結果が、それぞれイラスト入りで分かり易く提示されている。また、最新の健康情報に含まれるアドバイスに係る要素に基づいて、次回受診までのアドバイス(「空腹時の血糖値は・・・必要になります。」)が提示される。
なお、図26で示される健康情報出力画面G3の右下には、例えば、マウスポインターM1で押下可能な戻るボタンB31が設けられている。
ステップS23では、制御部16によって、健康情報出力画面G3において、戻るボタンB31が押下されたか否かが判定される。ここでは、健康情報出力画面G3において、戻るボタンB31が押下されるまで、ステップS23の判定が繰り返される。そして、戻るボタンB31が押下されれば、ステップS8に戻る。
<(1−4)まとめ>
以上のように、一実施形態に係る情報処理システム1では、例えば、状態データの複数の項目に対して、健康情報の検出に用いられる対象期間等の条件が設定され、該条件に合致する状態データが選択的に抽出される。これにより、例えば、取得のタイミング等が異なる複数の状態データのうちの適切な状態データが健康情報の検出に用いられ得る。すなわち、複数種類の項目について登録された対象者に係る状態データのうち、疾患に係る適切な健康情報を得るために必要な状態データが選択的に抽出され、抽出された状態データに対応する健康情報が出力され得る。その結果、対象者の状況に即した健康情報が出力され得る。
<(2)変形例>
なお、本発明は上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
例えば、上記一実施形態では、基準項目設定部164bにおいて、優先度情報に従って基準項目が設定されたが、これに限られない。例えば、利用者による端末機器30〜50等の操作に応じて、基準項目が設定されても良い。このような態様は、利用者が医師である場合に、例えば、基準項目が、優先度情報に従って一旦自動的に設定された後に、医師の判断によって別の項目に変更される態様が考えられる。
また、上記一実施形態では、対象期間設定部164dによって、設定ルールに従って基準日等の基準取得タイミングが設定されたが、これに限られない。例えば、利用者による端末機器30〜50等の操作に応じて、基準取得タイミングが設定されても良い。このような態様は、利用者が医師である場合に、例えば、基準取得タイミングが、設定ルールに従って一旦設定された後に、医師の判断によって別の取得タイミングに変更される態様が考えられる。また、基準取得タイミングは、特定の日程を示す基準日には限られず、例えば、日時、ある程度の幅を持つ時間帯、ならびに複数の日程を含む期間等のその他のタイミングであっても良い。
また、上記一実施形態では、対象期間設定部164dによって、設定ルールに従い、基準取得タイミングを基準として対象期間が設定されたが、これに限られない。例えば、対象期間設定部164dによって、期間設定タイミングおよび指定タイミング等のその他のタイミングを基準として対象期間が設定されても良い。すなわち、期間設定処理において、予め設定された設定ルールに従って、1以上の項目に対して対象期間が設定される態様が採用され得る。但し、少なくとも一部の状態項目のうちの基準項目に係る状態データの取得タイミングが基準とされて、対象期間が設定される構成が採用されれば、例えば、健康情報の検出において優先度が高い項目に係る状態データが適正に抽出され得る。その結果、対象者の状況に即した健康情報が出力され得る。
また、上記一実施形態では、ヒトの状況毎に異なる優先度情報が準備され、ヒトの状況毎に異なる設定ルールが準備されていたが、これに限られない。例えば、ヒトの状況に拘わらず、疾患毎に優先度情報が準備されていても良いし、疾患毎に設定ルールが準備されていても良い。
また、上記一実施形態では、大項目毎に対象期間が異なったが、これに限られない。例えば、小項目毎に対象期間が異なる態様、2以上の小項目を含む小項目群毎に対象期間が異なる態様、2以上の大項目を含む大項目群毎に対象期間が異なる態様、および全項目に共通する対象期間が設定される態様の何れの態様が採用されても良い。
また、上記一実施形態では、第1検出処理および第2検出処理を含む2段階の検出処理が実行されたが、これに限られない。例えば、第1検出処理および第2検出処理の何れか一方の処理を含む1段階の検出処理、ならびに3段階以上の検出処理の何れの検出処理が実行されても良い。
また、上記一実施形態では、取得タイミングが、日程あるいは日時等で示されていたが、これに限られず、例えば、取得タイミングが、初診日等の診察日ならびに現在の日程および日時等と言った日程および時刻等を基準とした、経過日数、経過時間、遡及日数および遡及時間の何れが採用されても良い。
また、上記一実施形態では、統計項目が、状態データの変動状況を示す項目であったが、これに限られない。例えば、統計項目には、複数の状態データの代表値を示す項目が含まれても良い。
また、上記一実施形態では、ヒトである対象者に係る健康情報が出力されたが、これに限られず、例えば、ヒトおよびペット等の動物一般を含む生体に係る健康情報が出力される構成が採用されても良い。
なお、上記一実施形態および各種変形例をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。
1 情報処理システム
10 データセンターサーバー(DCサーバー)
14 記憶部
16,26 制御部
20 病院サーバー
30〜50 端末機器
141 個人健康記録(PHR)
142 知識ベース
143 内容情報群
161 取得部
162 記憶制御部
163 信号受付部
164 設定部
164a 優先度情報選択部
164b 基準項目設定部
164c 設定ルール選択部
164d 対象期間設定部
165 抽出部
166 検出部
166a 代表値導出部
166b 統計情報導出部
166c 値域認識部
166d 相違量認識部
166e 組合せ認識部
166f 健康情報検出部
167 出力制御部
Pd1 設定ルール群
R1 検出基準情報
R1a 第1検出基準情報
R1b 第2検出基準情報
Rv1 値域基準情報
Sr1 優先度情報群

Claims (12)

  1. 生体の状態に係る複数の項目のうちの2以上の項目にわたる要素の組合せを示す各組合せ情報に対して健康情報が関連付けられている検出基準情報を記憶可能な記憶部と、
    前記複数の項目のうちの少なくとも一部の状態項目について、一生体の状態を示す状態データをそれぞれ前記記憶部に記憶させることで状態データ群を構築するとともに、該状態データ群が構築される際に、前記少なくとも一部の状態項目のうちの1以上の項目における各項目について、前記一生体の状態をそれぞれ示す複数の前記状態データを、それぞれタイミング情報と関連付けて前記記憶部に時間順次に蓄積させる記憶制御部と、
    予め設定された設定ルールに従い、前記1以上の項目に対して、対象期間を設定する期間設定処理を行う設定部と、
    前記1以上の項目における各項目について、前記状態データ群のうちの前記設定部で設定された前記対象期間に対応する1以上の前記状態データを抽出する抽出部と、
    前記1以上の項目のそれぞれについて前記抽出部で抽出された前記1以上の状態データに対応する1以上の要素を少なくとも含み、且つ前記状態データ群における少なくとも2つの状態データに基づく、前記複数の項目のうちの少なくとも2つの項目についての要素の組合せ、に対応する前記健康情報を前記検出基準情報において検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された前記健康情報を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記1以上の項目が、
    第1項目および第2項目を含み、
    前記設定部が、
    前記設定ルールに従って、前記第1項目に対して第1対象期間を設定し、前記第2項目に対して前記第1対象期間とは異なる第2対象期間を設定することを特徴とする情報処理システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報処理システムであって、
    前記設定部が、
    前記設定ルールに従い、前記少なくとも一部の状態項目のうちの基準項目に係る前記状態データの取得タイミングを基準として、前記対象期間を設定することを特徴とする情報処理システム。
  4. 請求項3に記載の情報処理システムであって、
    前記設定部が、
    前記少なくとも一部の状態項目における各項目に対して優先度が関連付けられている優先度情報に従って、前記少なくとも一部の状態項目のうちの、利用者によって指定されるタイミングならびに前記期間設定処理が行われるタイミングのうちの何れか1つのタイミングを基準として予め設定された時間的な長さを有する基準期間に対応する前記状態データが前記状態データ群に含まれている項目であって、前記優先度情報において最も高い優先度が関連付けられている項目を、前記基準項目として設定することを特徴とする情報処理システム。
  5. 請求項4に記載の情報処理システムであって、
    前記記憶部が、
    生体の状況毎に異なる複数の前記優先度情報を記憶可能であり、
    前記設定部が、
    入力される情報に応じて、前記複数の優先度情報のうちの1つの優先度情報を選択的に用いることを特徴とする情報処理システム。
  6. 請求項1から請求項5の何れか1つの請求項に記載の情報処理システムであって、
    前記設定部が、
    入力される情報に応じて、生体の状況毎に異なる複数の前記設定ルールのうちの1つの設定ルールを選択的に用いることを特徴とする情報処理システム。
  7. 請求項5または請求項6に記載の情報処理システムであって、
    前記生体の状況が、
    疾患の名称、タイプ、段階および状態のうちの少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする情報処理システム。
  8. 請求項1から請求項7の何れか1つの請求項に記載の情報処理システムであって、
    前記検出部が、
    前記1以上の項目のうちの前記抽出部によって2以上の状態データが抽出された項目に対し、該2以上の状態データに係る代表的な情報に対応する要素を採用することで、前記少なくとも2つの状態データについての要素の組合せを認識することを特徴とする情報処理システム。
  9. 請求項1から請求項8の何れか1つの請求項に記載の情報処理システムであって、
    前記複数の項目が、
    前記少なくとも一部の状態項目とは別に、前記1以上の項目のうちの少なくとも1つの項目についての前記状態データの変動状況を示す、統計的な指標に係る統計項目を含んでおり、
    前記検出部が、
    前記少なくとも1つの項目について前記抽出部で抽出された2以上の状態データの変動状況を示す統計的な指標を導出し、該統計的な指標に対応する要素を、前記少なくとも2つの要素についての要素の組合せを構成する、前記統計項目に係る要素として採用することを特徴とする情報処理システム。
  10. 請求項9に記載の情報処理システムであって、
    前記検出基準情報が、
    前記少なくとも一部の状態項目のうちの2以上の状態項目にわたる前記状態データが属する要素の組合せを示す各組合せ情報に対して第1健康情報が関連付けられている第1検出基準情報と、前記複数の項目のうちの前記統計項目を含む2以上の項目にわたる要素の組合せを示す各組合せ情報に対して第2健康情報が関連付けられている第2検出基準情報とを含んでおり、
    前記検出部が、
    前記第1検出基準情報において要素の組合せに対応する前記第1健康情報を検出する第1検出処理と、前記第2検出基準情報において要素の組合せに対応する前記第2健康情報を検出する第2検出処理とを行うことを特徴とする情報処理システム。
  11. 生体の状態に係る複数の項目のうちの2以上の項目にわたる要素の組合せを示す各組合せ情報に対して健康情報が関連付けられている検出基準情報を記憶部に記憶させる記憶ステップと、
    前記複数の項目のうちの少なくとも一部の状態項目について、一生体の状態を示す状態データをそれぞれ前記記憶部に記憶させることで状態データ群を構築するとともに、該状態データ群が構築される際に、前記少なくとも一部の状態項目のうちの1以上の項目における各項目について、前記一生体の状態をそれぞれ示す複数の前記状態データを、それぞれタイミング情報と関連付けて前記記憶部に時間順次に蓄積させる蓄積ステップと、
    予め設定された設定ルールに従い、前記1以上の項目に対して、対象期間を設定する設定ステップと、
    前記1以上の項目における各項目について、前記状態データ群のうちの前記設定ステップで設定された前記対象期間に対応する1以上の前記状態データを抽出する抽出ステップと、
    前記1以上の項目のそれぞれについて前記抽出ステップで抽出された前記1以上の状態データに対応する1以上の要素を少なくとも含み、且つ前記状態データ群における少なくとも2つの状態データに基づく、前記複数の項目のうちの少なくとも2つの項目についての要素の組合せ、に対応する前記健康情報を前記検出基準情報において検出する検出ステップと、
    前記検出ステップによって検出された前記健康情報を出力する出力ステップと、
    を備えることを特徴とする情報処理方法。
  12. 情報処理システムに含まれる制御部において実行されることにより、前記情報処理システムを、請求項1から請求項10の何れか1つの請求項に記載の情報処理システムとして機能させるプログラム。
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