JP6349016B1 - 湾曲パイプの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、本発明者は、先に、特許文献2として、パイプ本体に複数の切欠き部を形成した湾曲パイプを提案した。この湾曲パイプによれば、切欠き部の大きさを変更するだけで種々の角度での湾曲を可能としている。
図1に示すように、この湾曲パイプ1は三重管構造をしており、外側パイプ3が外観に現れている。芯パイプ27に中間パイプ19が外嵌され、中間パイプ19に外側パイプ3が外嵌されて一体になっている。
外側パイプ3と芯パイプ27はステンレススチールで構成されており、塑性曲げが可能になっている。一方、中間パイプ19は熱可塑性樹脂の一種である塩ビ樹脂によって構成されており、600〜700℃程度に加熱すれば軟らかくなるが、常温では剛性を有している。
外側パイプ3の周面には、管厚方向に貫通するように切込まれて、複数の貫通部分、すなわち切込み部5が軸方向中間に形成されている。切込み部5は、スリット形状の細長いものになっており、周方向に延びている。切込み部5は周方向のほぼ全体にわたって延びており、その両端をなす一対の切込み端7、7は近接している。この切込み端7、7の間が連携部9となっており、切込み部5はこの連携部9を介してその余の外側パイプ3側と軸方向で連携している。
複数の切込み部5は、各々の連携部9が軸方向に整列した状態で配置されており、連携部9、9、‥‥の径方向反対側で切込み部5、5、‥‥の幅寸法が最も大きくなっている。
この中間パイプ19は外側パイプ3の切込み部5、5、‥‥の形成箇所をカバーできる長さ寸法になっている。
先ず、芯パイプ27を中間パイプ19に押し込んで、芯パイプ27に中間パイプ19を外嵌させる。このとき、中間パイプ19が芯パイプ27に当接した状態になっている。
その後、ガスバーナーで中間パイプ19を炙って600〜700℃の高温に晒し、中間パイプ19の素材となっている塩ビ樹脂を軟らかくする。
これで、組立が終了し、三重管構造になる。
図6〜図8が湾曲した状態を示しており、外側パイプ3の連携部9、9、‥‥が伸長側で整列している。切込み部5、5、‥‥は閉じられており、対向していた切込み縁11、11は管厚方向で当接している。また、外側パイプ3の周面のうち収縮側では、切込み部5が閉じられることに伴い、凸部15と凹部17が接近し、最終的には凸部15が凹部17に入り込んで係合している。外側パイプ3の管厚は十分であり、この係合により周方向には移動不能になっているので、ねじり方向に大きな力を受けてもズレて変形することが阻止される。切込み部5の数を増やして切込み縁11、11どうしの間隔は狭くしているので、当接した切込み縁11、11の間には係合部分も含めて殆ど段差はできない。
従って、この湾曲パイプ1は、殆ど段差のない外側パイプ3が外観に現れており、その内側には芯パイプ27と中間パイプ19が嵌合されて効果的に補強されている。
中間パイプ19はこの急冷により剛性に戻るので、ステンレススチールで構成された外側パイプ3と芯パイプ27のスプリングバックが阻止されて、強制状態が解除されても、湾曲したままになる。そのため、凹凸係合部13の凹凸係合は外れずに安定的に係合状態が維持される。
また、上記したように外側パイプ3には段差が殆どできないので、手摺り等で使用して手で触っても違和感の無いものとなっている。
なお、切込み部5の数やサイズは調整可能であり、湾曲の角度を種々に設定することができる。すなわち、この湾曲パイプ1では殆ど垂直に湾曲させているが、鈍角や鋭角に湾曲させることも可能になっている。芯パイプ27の切込み部29も同様に調整可能であり、外側パイプ3の湾曲の角度に合わせて自在に対応できる。
手摺りは直状のパイプ部材Pによって主に構成されており、垂直に交差する二つの壁面にそれぞれパイプ部材Pが取付け金具Tを介して取付けられている。この二つのパイプ部材P、Pを連結するものとして、湾曲パイプ1が使用されている。
パイプ部材Pの端部には湾曲パイプ1に嵌り込む小径部P(a)が設けられており、この小径部P(a)に湾曲パイプ1の一端部が外嵌されて連結されている。
このようにして、壁面のコーナー部Cでも連続した手摺りが完成する。
例えば、実施の形態では外側パイプ、芯パイプを構成する材料や中間パイプを構成する材料が具体的に記載されているが、これらは現時点で物理的特性や価格面から最適と思われるものであり、限定されない。
また、中間パイプを炙るのに、ランプヒーターを使用してもよい。
9…連携部 11…切込み縁 13…ズレ止め用係合部 15…凸部
17…凹部 19…中間パイプ 27…芯パイプ 29…切込み部
31…切込み端 33…連携部 35…切込み縁
C…室内の壁面のコーナー部 P…パイプ部材
P(a)…パイプ部材の小径部 T…取付け金具
Claims (4)
- 金属材料によって構成され、周方向に複数の切込み部が形成され各切込み部の一対の切込み端の間が連携部として軸方向に整列した外側パイプと、金属材料によって構成され上記と同じように切込み部が形成された芯パイプと、剛性の有る熱可塑性樹脂によって構成され前記外側パイプと前記芯パイプとの間に介在する中間パイプとでなる三重管構造の湾曲パイプの製造方法であって、
前記芯パイプに前記中間パイプを外嵌させ、前記中間パイプに熱を加えて曲げ可能にした上で、前記外側パイプをその連携部の整列方向を前記芯パイプの連携部の整列方向に揃えた状態で前記中間パイプに外嵌するパイプ組立工程と、
三重管構造のパイプを、前記連携部が伸長側になる方向で強制的に湾曲させる湾曲工程と、
強制的に湾曲させた状態で急冷する急冷工程を備えることを特徴とする湾曲パイプの製造方法。 - 請求項1に記載した湾曲パイプの製造方法において、
中間パイプは塩ビ樹脂で構成されていることを特徴とする湾曲パイプの製造方法。 - 請求項1または2に記載した湾曲パイプの製造方法において、
急冷工程では、水に浸漬させて急冷させることを特徴とする湾曲パイプの製造方法。 - 請求項1から3のいずれかに記載した湾曲パイプの製造方法において、
外側パイプには複数のズレ止め用係合部が複数の連携部と径方向反対側で軸方向に整列して形成されており、
湾曲工程では、複数の切込み部が閉じられて前記ズレ止め用係合部が係合状態になることを特徴とする湾曲パイプの製造方法。
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Patent Citations (7)
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