JP6347756B2 - 電源装置 - Google Patents

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本発明は、LLC共振型コンバータ等の周波数変調可能な複数のコンバータが並列接続された電源装置に係り、特に、その制御部に関するものである。
従来、例えば、特許文献1等には、2つのLLC共振型コンバータを並列動作させ、その2つのコンバータによって負荷電力を均等に分担する電源装置が記載されている。この電源装置には、2つのコンバータのスイッチング動作を制御する制御部が設けられている。
各コンバータは、2つのスイッチング素子を有するスイッチング回路と、共振回路と、変圧器(以下「トランス」という。)と、出力整流平滑回路と、を備えている。共振回路は、固有の共振周波数f0を有し、スイッチング回路から出力される交流(以下「AC」という。)電圧に共振する回路であり、共振インダクタ、励磁インダクタ、及び共振コンデンサの直列回路により構成されている。
各コンバータでは、入力される直流(以下「DC」という。)電圧が、スイッチング回路において、スイッチング周波数fを有するスイッチングパルスによってスイッチングされる。スイッチングされたAC電圧は、共振回路にて共振される。共振されたAC電圧は、出力整流平滑回路によりDC電圧に変換されて出力される。各コンバータの出力電圧は、電源装置の出力端子から出力される。更に、2つのコンバータの出力電流は、合流されて、その出力端子から出力される。出力端子から出力される負荷電圧及び負荷電流は、負荷へ供給される。
制御部では、負荷にかかる電圧が所定の電圧値となるように、2つのコンバータのスイッチング周波数fを制御すると共に、その2つのコンバータにおける2つの共振電流をそれぞれ検出し、その2つの共振電流の波高値が同一となるようにスイッチング周波数fを制御している。
図2は、非特許文献1に記載された従来のLLC共振型コンバータにおける周波数/ゲイン特性を示す波形図である。
図2において、横軸は、スイッチング周波数比(F=スイッチング周波数f/共振周波数f0)、縦軸は、出力電圧比(ゲインG)である。横軸のスイッチング周波数比F=f/f0のところを1として波形が描かれている。Q(=Q1〜Q10)は、LLC共振型コンバータに対する負荷の大きさを表す数値であり、軽負荷ほどQの値が大きくなる。波形のピークのfsは、共振回路によって決まる高い共振電圧がでる共振周波数である。領域(a)は、周波数が共振周波数fs〜f0の範囲の一部であり、LLC共振の通常動作範囲である。領域(b)は、周波数が共振周波数f0以上の範囲であり、領域(c)は、周波数が共振周波数fs以下の範囲と共振周波数fs〜f0の範囲の一部である。領域(c)は、LLC共振では使用できない範囲である。
LLC共振型コンバータの制御方法では、図2の領域(a)と(b)を選び、スイッチング周波数fを変化させることで、出力電圧を制御する。スイッチング周波数fを上げると、出力電圧が下がり、スイッチング周波数fを下げると、出力電圧が上がる。
特開2001−008452号公報
「電源回路設計2009」(2009−5−1)CQ出版(株)、P.191−204
しかしながら、従来の電源装置では、以下のような課題があった。
2つのLLC共振型コンバータを並列動作させる場合、共振回路を構成している共振インダクタ、励磁インダクタ、及び共振コンデンサの各々のばらつきにより、並列接続された各コンバータが有する図2の周波数/ゲイン特性が異なってくる。この状態において、制御部により、各コンバータを同一の周波数制御により動作させる場合、各コンバータが出力する電流に差分が生じることとなり、負荷電流分担が均等に行えない。
そのため、負荷電流が片側のコンバータに偏ってしまうことで、構成部品の使用率オーバによって寿命が短縮する。構成部品の温度をセンサで検出し、過熱状態のときには制御部等の動作を停止するための過熱保護動作が働いてしまうことにより、電源装置の動作が停止する。或いは、負荷電流が片側のコンバータに偏ってしまうことで、電源装置全体の大容量化を阻害する要因ともなる。
本発明の電源装置は、DC電力を入力する入力端子と、第1コンバータと、第2コンバータと、出力端子と、制御部と、を備えている。
前記第1コンバータは、前記入力端子に接続され、DC入力電圧を、第1スイッチング周波数を有する第1スイッチングパルスでスイッチングしてAC電圧に変換し、このAC電圧に対して共振した電圧を、整流及び平滑して第1DC電圧を得る回路である。前記第2コンバータは、前記入力端子に並列に接続され、前記DC入力電圧を、第2スイッチング周波数を有する第2スイッチングパルスでスイッチングしてAC電圧に変換し、このAC電圧に対して共振した電圧を、整流及び平滑して第2DC電圧を得る回路である。
前記出力端子は、前記第1コンバータの出力側及び前記第2コンバータの出力側に共通に接続され、合流されたDC出力電流を負荷へ出力する端子である。更に、前記制御部は、前記第1スイッチング周波数及び前記第2スイッチング周波数を制御して前記第1スイッチングパルス及び前記第2スイッチングパルスを出力するものであり、第1演算手段と、第2演算手段と、定電圧制御部と、周波数差分演算部と、第3演算手段と、スイッチングパルス生成部と、を有している。
前記第1演算手段は、前記出力端子から出力されるDC出力電圧から検出された出力電圧検出値と、基準電圧値と、の差分をとって誤差電圧値を求めるものである。前記第2演算手段は、前記第1コンバータから出力される第1DC電流から検出された第1電流検出値と、前記第2コンバータから出力される第2DC電流から検出された第2電流検出値と、の差分をとって誤差電流値を求めるものである。前記定電圧制御部は、前記誤差電圧値を減少させて前記DC出力電圧が一定の電圧値になるような制御用周波数信号を生成するものである。
前記周波数差分演算部は、前記誤差電流値に対して周波数差分演算を行い、前記第1コンバータ及び前記第2コンバータのゲインが同一になるような誤差周波数信号を生成するものである。前記第3演算手段は、前記制御用周波数信号と前記誤差周波数信号とを演算し、前記第1スイッチング周波数を制御するための第1周波数制御信号と前記第2スイッチング周波数を制御するための第2周波数制御信号とを生成するものである。更に、前記スイッチングパルス生成部は、前記第1周波数制御信号及び前記第2周波数制御信号に対してパルス周波数変調を行い、前記第1スイッチングパルス及び前記第2スイッチングパルスを生成するものである。
本発明の他の電源装置は、DC電力を入力する入力端子と、第1コンバータと、第2コンバータと、1つ又は複数の第3コンバータと、出力端子と、制御部と、を備えている。
前記第1コンバータは、前記入力端子に接続され、DC入力電圧を、第1スイッチング周波数を有する第1スイッチングパルスでスイッチングしてAC電圧に変換し、このAC電圧に対して共振した電圧を、整流及び平滑して第1DC電圧を得る回路である。第2コンバータは、前記入力端子に並列に接続され、前記DC入力電圧を、第2スイッチング周波数を有する第2スイッチングパルスでスイッチングしてAC電圧に変換し、このAC電圧に対して共振した電圧を、整流及び平滑して第2DC電圧を得る回路である。前記1つ又は複数の第3コンバータは、前記入力端子に並列に接続され、前記DC入力電圧を、第3スイッチング周波数を有する第3スイッチングパルスでスイッチングしてAC電圧に変換し、このAC電圧に対して共振した電圧を、整流及び平滑して第3DC電圧を得る回路である。
前記出力端子は、前記第1コンバータの出力側、前記第2コンバータの出力側及び前記第3コンバータの出力側に共通に接続され、合流されたDC出力電流を負荷へ出力する端子である。更に、前記制御部は、前記第1スイッチング周波数、前記第2スイッチング周波数及び前記第3スイッチング周波数を制御して前記第1スイッチングパルス、前記第2スイッチングパルス及び前記第3スイッチングパルスを出力するものであり、第1演算手段と、第2演算手段と、定電圧制御部と、周波数差分演算部と、第3演算手段と、スイッチングパルス生成部と、を有している。
前記第1演算手段は、前記出力端子から出力されるDC出力電圧から検出された出力電圧検出値と、基準電圧値と、の差分をとって誤差電圧値を求めるものである。前記第2演算手段は、前記第1コンバータから出力される第1DC電流から検出された第1電流検出値と、前記第2コンバータから出力される第2DC電流から検出された第2電流検出値と、前記第3コンバータから出力される第3DC電流から検出された第3電流検出値と、の平均値を算出して基準電流値を求め、前記第1電流検出値、前記第2電流検出値及び前記第3電流検出値と、前記基準電流値と、の差分演算を行って3つの誤差電流値を求めるものである。
前記定電圧制御部は、前記誤差電圧値を減少させて前記DC出力電圧が一定の電圧値になるような制御用周波数信号を生成するものである。前記周波数差分演算部は、前記3つの誤差電流値に対して周波数差分演算を行い、前記第1コンバータ、前記第2コンバータ及び前記第3コンバータのゲインが同一になるような3つの誤差周波数信号を生成するものである。
前記第3演算手段は、前記制御用周波数信号と前記3つの誤差周波数信号とを演算し、前記第1スイッチング周波数を制御するための第1周波数制御信号と前記第2スイッチング周波数を制御するための第2周波数制御信号と前記第3スイッチング周波数を制御するための第3周波数制御信号とを生成するものである。更に、前記スイッチングパルス生成部は、前記第1周波数制御信号、前記第2周波数制御信号及び前記第3周波数制御信号に対してパルス周波数変調を行い、前記第1スイッチングパルス、前記第2スイッチングパルス及び前記第3スイッチングパルスを生成するものである。
本発明の電源装置によれば、複数のコンバータからそれぞれ出力されるDC電流を検出し、各コンバータをそれぞれ制御する各スイッチング周波数に差を生じさせることで、共振回路におけるLLC定数等のばらつきを加味した、各コンバータの負荷電流分担を均等化できる。つまり、複数のコンバータの並列運転時における負荷電流の均等分担を実現できるので、負荷電流が特定のコンバータに偏ることによる電源装置の寿命の短縮を防止できる。その上、過熱保護動作が働いてしまうことによる電源装置の動作の停止や、電源装置全体の大容量化を阻害する要因を除去でき、信頼性の高い電源装置を実現できる。
更に、複数のコンバータからそれぞれ出力されるDC電流を比較し、その複数のコンバータを制御するスイッチング周波数を変調して、各コンバータの負荷電流分担を均等化している。そのため、正確に、各コンバータの負荷電流分担を均等化できる。しかも、各コンバータから出力されるDC電流を検出して比較しているので、検出精度が高いばかりか、比較のための回路構成、或いは比較処理が簡単になる。
図1は本発明の実施例1における電源装置の構成を示す概略の回路図である。 図2は非特許文献1に記載された従来のLLC共振型コンバータにおける周波数/ゲイン特性を示す波形図である。 図3は図1の第1、第2コンバータ10,20における周波数/ゲイン特性の一例を示す模式的な波形図である。 図4は本発明の実施例2における電源装置の構成を示す概略の回路図である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1における電源装置の構成を示す概略の回路図である。
この電源装置は、DC入力電圧Vinを入力する一対の+側入力端子1a及び−側入力端子1bと、DC出力電圧Vout及びDC出力電流Ioutを出力する一対の+側出力端子4a及び−側出力端子4bと、を有している。入力端子1a,1bと出力端子4a,4bとの間には、複数(例えば、2つ)の電流共振型コンバータ(例えば、LLC共振型の第1、第2コンバータ)10,20が並列に接続されている。一対の入力端子1a,1b間には、入力コンデンサ2が接続されている。更に、一対の出力端子4a,4b間にも、出力コンデンサ3が接続されている。
第1コンバータ10は、入力コンデンサ2の+側電極と−側電極とにそれぞれ接続された一対の+側入力端子11aと−側入力端子11bとを有している。+側入力端子11aと−側入力端子11bとの間には、入力用のコンデンサ12が接続され、このコンデンサ12と並列に、スイッチング回路13が接続されている。
スイッチング回路13は、DC入力電圧VinをスイッチングしてAC電圧を出力する回路であり、複数(例えば、4つ)のスイッチング素子(例えば、N型のMOSFET)13a〜13dを有している。4つのMOSFET13a〜13dの内、2つのMOSFET13a,13bが、+側入力端子11aと−側入力端子11bとの間に直列に接続され、更に、2つのMOSFET13c,13dが、+側入力端子11aと−側入力端子11bとの間に直列に接続されて、フル・ブリッジ構成となっている。4つのMOSFET13a〜13dは、制御部40から供給される4つの第1スイッチングパルスS13a〜S13dによってそれぞれオン/オフ動作する。第1スイッチングパルスS13a〜S13dは、第1スイッチング周波数f1を有している。各MOSFET13a〜13dのドレイン及びソース間には、ダイオード13a1〜13d1がそれぞれ逆方向に並列接続されている。各ダイオード13a1〜13d1は、各MOSFET13a〜13dのボディ・ダイオード、又は外付けのダイオードである。
MOSFET13a及びMOSFET13bの接続点と、MOSFET13c及びMOSFET13dの接続点とには、共振回路14が接続されている。共振回路14は、固有の共振周波数f01を有し、スイッチング回路13から出力されるAC電圧により共振する回路であり、共振インダクタ14a、励磁インダクタ14b及び共振コンデンサ14cの直列回路により構成されている。
共振回路14の出力側には、トランス15が接続されている。トランス15は、共振回路14から出力されるAC電圧を変圧して所定のAC電圧を出力するものであり、励磁インダクタ14bに並列接続された1次巻線15aと、2次巻線15bと、により構成されている。なお、共振回路14の共振インダクタ14aは、トランス15の漏れインダクタンス、更に、励磁インダクタ14bは、トランス15の励磁インダクタンスをそれぞれ利用できる。
トランス15の2次巻線15bには、整流平滑回路16が接続されている。整流平滑回路16は、2次巻線15bから出力されるAC電圧を全波整流してDC電圧を生成する回路であり、4つの整流ダイオード16a〜16dからなるブリッジ回路と、この出力側に並列接続された平滑コンデンサ16eと、により構成されている。
平滑コンデンサ16eには、一対の+側出力端子17a及び−側出力端子17bが並列接続されている。この出力端子17a,17bからは、第1DC電圧Vo1及び第1DC電流Io1が出力される。一対の出力端子17a,17b間には、出力コンデンサ3が接続され、更に、その出力端子17a,17bに、一対の+側出力端子4a及び−側出力端子4bが接続されている。この出力端子4a,4bからは、DC出力電圧Vout及びDC出力電流Ioutが出力され、図示しない負荷へ供給される。
−側出力端子17b側には、第1DC電流Io1を検出する第1電流検出手段18が接続されている。第1電流検出手段18は、第1DC電流Io1を検出してこの第1DC電流Io1に応じたデジタル信号からなる第1電流検出値io1を制御部40へ出力するものである。この第1電流検出手段18は、例えば、シャント抵抗等の電流検出器と、この電流検出器の検出信号から高周波成分を除去するローパスフィルタ(以下「LP」という。)と、このLPの出力信号をデジタル信号からなる第1電流検出値io1に変換するアナログ/デジタル変換器(以下「A/D変換器」という。)と、により構成されている。
更に、出力端子4a,4b間には、DC出力電圧Voutを検出する電圧検出手段19が接続されている。電圧検出手段19は、DC出力電圧Voutを検出してこのDC電圧Voutに応じたデジタル信号からなる出力電圧検出値voを制御部40へ出力するものである。この電圧検出手段19は、例えば、電圧検出器と、この電圧検出器の検出信号から高周波成分を除去するLPと、このLPの出力信号をデジタル信号からなる出力電圧検出値voに変換するA/D変換器と、により構成されている。
第2コンバータ20は、第1コンバータ10と同一の構成であり、入力コンデンサ2の+側電極と−側電極とにそれぞれ接続された一対の+側入力端子21aと−側入力端子21bとを有している。+側入力端子21a及び−側入力端子21bには、入力用のコンデンサ22を介して、フル・ブリッジ構成のスイッチング回路23が接続されている。
スイッチング回路23は、4つのN型のMOSFET23a〜23dにより構成されている。4つのMOSFET23a〜23dは、制御部40から供給される4つの第2スイッチングパルスS23a〜S23dによってそれぞれオン/オフ動作する。第2スイッチングパルスS23a〜S23dは、第2スイッチング周波数f2を有している。各MOSFET23a〜23dのドレイン及びソース間には、ダイオード23a1〜23d1がそれぞれ逆方向に並列接続されている。MOSFET23a及びMOSFET23bの接続点と、MOSFET23c及びMOSFET23dの接続点とには、共振回路24が接続されている。共振回路24は、共振インダクタ24a、励磁インダクタ24b及び共振コンデンサ24cの直列回路により構成されている。
共振回路24の出力側には、トランス25が接続されている。トランス25は、1次巻線25a及び2次巻線25bを有し、この2次巻線25bの出力側に、整流平滑回路26が接続されている。整流平滑回路26は、4つの整流ダイオード26a〜26dからなるブリッジ回路と、この出力側に並列接続された平滑コンデンサ26eと、により構成されている。平滑コンデンサ26eには、一対の+側出力端子27a及び−側出力端子27bが並列接続されている。この出力端子27a,27bからは、第2DC電圧Vo2及び第2DC電流Io2が出力される。一対の出力端子27a,27bには、出力コンデンサ3を介して、一対の+側出力端子4a及び−側出力端子4bが接続されている。
−側出力端子27b側には、第2DC電流Io2を検出する第2電流検出手段28が接続されている。第2電流検出手段28は、第2DC電流Io2を検出してこの第2DC電流Io2に応じたデジタル信号からなる第2電流検出値io2を制御部40へ出力するものであり、第1コンバータ10側の第1電流検出手段18と同一の構成になっている。
制御部40は、第1、第2コンバータ10,20の第1、第2スイッチング周波数f1,f2をそれぞれ制御するために、電圧検出手段19から出力されるデジタル信号からなる出力電圧検出値voと、第1、第2電流検出手段18,28からそれぞれ出力されるデジタル信号からなる第1、第2電流検出値io1,io2等と、に基づいて、第1、第2コンバータ10,20内のMOSFET13a〜13d,23a〜23dをそれぞれオン/オフ動作させるための、第1、第2スイッチング周波数f1,f2をそれぞれ有する第1、第2スイッチングパルスS13a〜S13d,S23a〜S23dを生成するものである。この制御部40は、例えば、マイクロコントローラ、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、フィールド・プログラマブル・ ゲート・アレイ(FPGA)等のプログラム制御可能なプロセッサ等により構成されている。
制御部40は、第1演算手段41及び第2演算手段42を有している。第1演算手段41の出力側には、定電圧制御部43が接続され、更に、第2演算手段42の出力側にも、周波数差分演算部44が接続されている。定電圧制御部43及び周波数差分演算部44の出力側には、第3演算手段45を介して、スイッチングパルス生成部46が接続されている。
第1演算手段41は、出力電圧検出値voと基準電圧値vrとの差分をとって誤差電圧値Δvを求め、この誤差電圧値Δvを定電圧制御部43へ出力するものであり、例えば、減算器により構成されている。第2演算手段42は、第1電流検出値io1と第2電流検出値io2との差分をとって誤差電流値Δiを求め、この誤差電流値Δiを周波数差分演算部44へ出力するものであり、例えば、減算器により構成されている。
定電圧制御部43は、入力される誤差電圧値Δvを減少させてDC出力電圧Voutが一定の電圧になるような制御用周波数信号frを生成し、この制御用周波数信号frを第3演算手段45へ出力するものであり、例えば、演算回路により構成されている。周波数差分演算部44は、入力される誤差電流値Δiに基づいて周波数差分演算を行い、第1、第2コンバータ10,20のゲインG1,G2が同一になるような誤差周波数信号Δfを生成するものであり、例えば、誤差電流値Δiに対して所定の係数を乗算して誤差周波数信号Δfを求める演算回路により構成されている。
第3演算手段45は、入力される制御用周波数信号frと誤差周波数信号Δfとを加減算し、第1コンバータ10の第1スイッチング周波数f1、及び第2コンバータ20の第2スイッチング周波数f1を制御するための2つの第1周波数制御信号fo1及び第2周波数制御信号fo2を生成し、この第1、第2周波数制御信号fo1,fo2をスイッチングパルス生成部46へ出力するものであり、例えば、加算器45a及び減算器45bにより構成されている。加算器45aは、制御用周波数信号frと誤差周波数信号Δfとを加算して第1周波数制御信号fo1を生成する機能を有している。減算器45bは、制御用周波数信号frから誤差周波数信号Δfを減算して、第2周波数制御信号fo2を生成する機能を有している。
スイッチングパルス生成部46は、入力される第1、第2周波数制御信号fo1,fo2に対してパルス周波数変調(pulse frequency modulation、以下「PFM」という。)を行い、第1、第2コンバータ10,20内のMOSFET13a〜13d,23a〜23dをそれぞれオン/オフ動作させるための、第1、第2スイッチング周波数f1,f2をそれぞれ有する第1、第2スイッチングパルスS13a〜S13d,S23a〜S23dを生成するものであり、演算回路及び駆動回路等により構成されている。ここで、PFMとは、パルス搬送波の周波数を情報に従って変化させる変調方式、つまり、パルス幅は代えずに、周波数だけを変化させる変調方式である。
(実施例1の第1、第2コンバータ間にばらつきがないときの動作)
図1の電源装置内の第1、第2コンバータ10,20間にばらつきがない場合において、図2中のLLC共振の通常動作範囲(a)における動作を説明する。
DC入力電圧Vinが、入力端子1a,1bに入力されると、そのDC入力電圧Vinが、入力コンデンサ2を介して、第1コンバータ10内の入力端子11a,11bに入力されると共に、第2コンバータ20内の入力端子21a,21bに入力される。第1コンバータ10内の入力端子11a,11bに入力されたDC入力電圧Vinは、スイッチング回路13へ与えられる。同時に、第2コンバータ20内の入力端子21a,21bに入力されたDC入力電圧Vinも、スイッチング回路23へ与えられる。
第1コンバータ10側のスイッチング回路13では、制御部40から出力された、第1スイッチング周波数f1を有する第1スイッチングパルスS13a〜S13dにより、MOSFET13a,13dとMOSFET13b,13cとが交互にオン/オフ動作をし、DC入力電圧VinがAC電圧に変換される。変換されたAC電圧は、共振回路14及びトランス15の1次巻線15aへ供給され、これらの共振回路14及びトランス15の1次巻線15aに、共振回路14の共振周波数f01に対応した疑似正弦波電流が流れる。すると、トランス15の2次巻線15bに、ACの誘起電圧が発生する。
発生した誘起電圧は、整流平滑回路16内の整流ダイオード16a〜16dにより、DC電圧に変換された後、平滑コンデンサ16eで平滑される。これにより、第1DC電圧Vo1及び第1DC電流Io1が出力端子17a,17bから出力される。
これと同時に、第2コンバータ20においても、第1コンバータ10と同様の動作が行われる。即ち、第2コンバータ20側のスイッチング回路23では、制御部40から出力された、第2スイッチング周波数f2を有する第2スイッチングパルスS23a〜S23dにより、MOSFET23a,23dとMOSFET23b,23cとが交互にオン/オフ動作をし、DC入力電圧VinがAC電圧に変換される。変換されたAC電圧は、共振回路24及びトランス25の1次巻線25aへ供給され、これらの共振回路24及びトランス25の1次巻線25aに、共振回路24の共振周波数f02(=f01)に対応した疑似正弦波電流が流れる。すると、トランス25の2次巻線25bに、ACの誘起電圧が発生する。
発生した誘起電圧は、整流平滑回路26内の整流ダイオード26a〜26dにより、DC電圧に変換された後、平滑コンデンサ26eで平滑される。これにより、第2DC電圧Vo2及び第2DC電流Io2が出力端子27a,27bから出力される。
第1コンバータ10のDC電圧Vo1及び第2コンバータ20のDC電圧Vo2の内の高い方のDC電圧が、出力コンデンサ3を介して、出力端子4a,4bから、DC出力電圧Voutとして出力される。同時に、第1コンバータ10のDC電流Io1と第2コンバータ20のDC電流Io2とが合流されてDC出力電流Ioutとなり、出力コンデンサ3を介して、出力端子4a,4bから、DC出力電圧Vout及びDC出力電流Ioutが出力されて負荷へ供給される。
DC出力電圧Voutは、電圧検出手段19により検出され、そのDC電圧Voutに対応したデジタル信号からなる出力電圧検出値voが、その電圧検出手段19から出力されて制御部40へ与えられる。同時に、第1コンバータ10のDC電流Io1は、第1電流検出手段18により検出され、そのDC電流Io1に対応したデジタル信号からなる第1電流検出値io1が、その電流検出手段18から出力されて制御部40へ与えられる。更に、第2コンバータ20のDC電流Io2は、第2電流検出手段28により検出され、そのDC電流Io2に対応したデジタル信号からなる第2電流検出値io2が、その第2電流検出手段28から出力されて制御部40へ与えられる。
制御部40内において、第1演算手段41により、出力電圧検出値voから基準電圧値vrが減算されて誤差電圧値Δvが求められ、定電圧制御部43へ与えられる。定電圧制御部43では、誤差電圧値Δvを減少させて、DC出力電圧Voutが一定の電圧になるような制御用周波数信号frを生成する。この制御用周波数信号frが、第3演算手段45へ与えられる。
一方、制御部40内の第2演算手段42により、第1コンバータ10側の第1電流検出値io1から第2コンバータ20側の第2電流検出値io2が減算される。第1コンバータ10と第2コンバータ20とは、ばらつきがないので、第1電流検出値io1と第2電流検出値io2とが同一である。そのため、第2演算手段42から出力される誤差電流値Δiが零となり、この零の誤差電流値Δiが周波数差分演算部44へ与えられる。これにより、周波数差分演算部44から出力される誤差周波数信号Δfが零になる。
第3演算手段45において、加算器45aにより、制御用周波数信号frと零の誤差周波数信号Δfとが加算され、その制御用周波数信号frと同一の値の第1周波数制御信号fo1が生成されて、スイッチングパルス生成部46へ与えられる。更に、減算器45bにより、制御用周波数信号frから零の誤差周波数信号Δfが減算され、その制御用周波数信号frと同一の値の第2周波数制御信号fo2が生成されて、スイッチングパルス生成部46へ与えられる。
スイッチングパルス生成部46では、第1、第2周波数制御信号fo1,fo2(=fr)に基づき、DC出力電圧Voutが一定となるように、DC出力電圧Voutが高い場合は、第1、第2スイッチング周波数f1,f2を上げ、DC出力電圧Voutが低い場合は、第1、第2スイッチング周波数f1,f2を下げるような第1、第2スイッチングパルスS13a〜S13d,S23a〜S23dを生成し、スイッチング回路13,23内のMOSFET13a〜13d,23a〜23dをオン/オフ動作させる。これにより、DC出力電圧Voutが一定の電圧に維持される。
しかしながら、第1コンバータ10と第2コンバータ20とは、共振回路14,24等に、ばらつきがあるため、並列接続された第1コンバータ10及び第2コンバータ20が有する図2の周波数/ゲイン特性が異なってくる。この状態において、制御部40により、第1コンバータ10及び第2コンバータ20を同一の周波数制御により動作させると、第1コンバータ10から出力されるDC電流Io1と、第2コンバータ20から出力されるDC電流Io2と、に差分が生じ、負荷電流分担が均等に行えない、という不具合が生じる。そこで、本実施例1では、以下の動作により、そのような不具合を解消している。
(実施例1の第1、第2コンバータ間にばらつきがあるときの動作)
図3は、図1の第1、第2コンバータ10,20における周波数/ゲイン特性の一例を示す模式的な波形図である。
図3において、横軸は周波数f、縦軸はゲインGである。実線の曲線61は第1コンバータ10の周波数/ゲイン特性、破線の曲線62は第2コンバータ20の周波数/ゲイン特性を示している。縦破線63は第1コンバータ10の第1スイッチング周波数f1(=fr+Δf)の信号、縦破線64は第2コンバータ20の第2スイッチング周波数f2(=fr−Δf)の信号、縦破線65は基準周波数信号である制御用周波数信号fr、更に、横破線66は第1コンバータ10のゲインG1と第2コンバータ20のゲインG2とが同一(即ち、負荷電流分担が同一)であることを示している。
図3に示すように、第1、第2コンバータ10,20の第1、第2スイッチング周波数f1,f2が同一(即ち、縦破線65の制御用周波数信号fr)の場合は、第1コンバータ10のゲインG1と第2コンバータ20のゲインG2とが異なるため、負荷電流分担が均等でない。そこで、本実施例1では、第1、第2コンバータ10のゲインG1,G2が同一になるように(横破線66)、以下のようにして、第1コンバータ10の第1スイッチング周波数f1(縦破線63)と第2コンバータ20の第2スイッチング周波数f2(縦破線64)とを変化させている。
第1、第2コンバータ10,20間にばらつきがある場合、第1コンバータ10側から制御部40内の第2演算手段42へ与えられる第1電流検出値io1と、第2コンバータ20側から制御部40内の第2演算手段42へ与えられる第2電流検出値io2と、が異なる。第2演算手段42では、第1電流検出値io1から第2電流検出値io2を減算して誤差電流値Δiを求める。この誤差電流値Δiが、周波数差分演算部44へ与えられる。
周波数差分演算部44では、誤差電流値Δiに対して周波数差分演算を行い、第1、第2コンバータ10,20のゲインG1,G2が同一になるような誤差周波数信号Δfを生成し、第3演算手段45へ与える。第3演算手段45において、加算器45aにより、制御用周波数信号frと誤差周波数信号Δfとが加算され、第1コンバータ10側の第1周波数制御信号fo1が生成されてスイッチングパルス生成部46へ与えられる。更に、減算器45bにより、制御用周波数信号frから誤差周波数信号Δfが減算され、第2コンバータ20側の第2周波数制御信号fo2が生成されてスイッチングパルス生成部46へ与えられる。
スイッチングパルス生成部46では、第1、第2周波数制御信号fo1,fo2に対してパルス周波数変調(PFM)を行い、第1、第2スイッチング周波数f1,f2をそれぞれ有する第1、第2スイッチングパルスS13a〜S13d,S23a〜S23をそれぞれ生成し、第1、第2コンバータ10,20内のMOSFET13a〜13d,23a〜23dをオン/オフ動作させる。これにより、第1、第2コンバータ10,20から出力されるDC電流Io1,Io2が同一になり、負荷電流分担が均等になる。
(実施例1の効果)
本実施例1の電源装置によれば、次の(1)、(2)のような効果がある。
(1) 第1、第2コンバータ10,20からそれぞれ出力されるDC電流Io1,Io2を検出し、その第1、第2コンバータ10,20をそれぞれ制御する第1、第2スイッチング周波数f1,f2に差を生じさせるようにしている。そのため、第1、第2コンバータ10,20内における共振回路14,24等のばらつきを加味した、第1、第2コンバータ10,20の負荷電流分担を均等化できる。これにより、DC出力電流Ioutが片側のコンバータ10又は20に偏ることによる電源装置の寿命の短縮を防止できる。更に、過熱保護動作が働いてしまうことによる電源装置の動作の停止や、電源装置全体の大容量化を阻害する要因を除去でき、信頼性の高い電源装置を実現できる。
(2) 第1、第2コンバータ10,20からそれぞれ出力されるDC電流Io1,Io2を比較し、第1、第2コンバータ10,20をそれぞれ制御する第1、第2スイッチング周波数f1,f2を変調して、第1、第2コンバータ10,20の負荷電流分担を均等化している。そのため、正確に、第1、第2コンバータ10,20の負荷電流分担を均等化できる。更に、第1、第2コンバータ10,20からそれぞれ出力されるDC電流Io1,Io2を検出して比較しているので、検出精度が高く、しかも、比較のための回路構成、或いは比較処理が簡単になる。
(実施例2の構成)
図1に示す実施例1では、2つの第1、第2コンバータ10,20が並列に接続されているが、本発明は、それに限定されず、3つ以上のコンバータが並列に接続された電源装置にも適用できる。
例えば、3つのコンバータが並列に接続された電源装置の例を本実施例2で説明する。
図4は、本発明の実施例2における電源装置の構成を示す概略の回路図であり、実施例1を示す図1の電源装置と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の電源装置では、実施例1と同様の第1、第2コンバータ10,20と、第3コンバータ30と、が並列に接続されている。更に、第1、第2、第3コンバータ10,20,30の第1、第2、第3スイッチング周波数f1,f2,f3をそれぞれ制御するために、実施例1の制御部40とは機能の異なる制御部40Aが設けられている。
第3コンバータ30は、入力端子1a,1bに並列に接続された一対の+側入力端子31a及び−側入力端子31bと、出力端子4a,4bに並列に接続された一対の+側出力端子37a及び−側出力端子37bと、を有している。出力端子37a,37bからは、第3DC電圧Vo3及び第3DC電流Io3が出力される。入力端子31a,31bと出力端子37a,37bとの間には、第1、第2コンバータ10,20と同様の第3コンバータ30の回路が接続されている。
−側出力端子37b側には、第3DC電流Io3を検出する第3電流検出手段38が接続されている。第3電流検出手段38は、第3DC電流Io3を検出してこのDC電流Io3に応じたデジタル信号からなる第3電流検出値io3を制御部40Aへ出力するものであり、第1コンバータ10側の第1電流検出手段18と同一の構成になっている。
本実施例2の制御部40Aでは、実施例1と同様の第1演算手段41及び定電圧制御部43と、実施例1とは機能の異なる第2演算手段42A、周波数差分演算部44A、第3演算手段45A及びスイッチングパルス生成部46Aと、を有している。
第2演算手段42Aは、基準電流値算出部42a及び差分演算部42bを有している。基準電流値算出部42aは、第1、第2、第3電流検出値io1,io2,io3の平均値を算出して基準電流値irを求め、この基準電流値irを差分演算部42bへ出力するものである。差分演算部42bは、第1、第2、第3電流検出値io1,io2,io3と基準電流値irとの差分演算を行って第1、第2、第3誤差電流値Δi1,Δi2,Δi3を求め、この第1、第2、第3誤差電流値Δi1,Δi2,Δi3を周波数差分演算部44Aへ出力するものである。
周波数差分演算部44Aは、入力される第1、第2、第3誤差電流値Δi1,Δi2,Δi3に対して周波数差分演算を行い、第1、第2、第3コンバータ10,20,30のゲインG1,G2,G3が同一になるような第1、第2、第3誤差周波数信号Δf1,Δf2,Δf3を生成し、この第1、第2、第3誤差周波数信号Δf1,Δf2,Δf3を第3演算手段45Aへ出力するものである。この周波数差分演算部44Aは、例えば、第1、第2、第3誤差電流値Δi1,Δi2,Δi3に対して所定の係数を乗算して第1、第2、第3誤差周波数信号Δf1,Δf2,Δf3を求める演算回路により構成されている。
第3演算手段45Aは、定電圧制御部43から出力される制御用周波数信号frと第1、第2、第3誤差周波数信号Δf1,Δf2,Δf3とを減算し、第1、第2、第3コンバータ10,20,30の第1、第2、第3スイッチング周波数f1,f2,f3をそれぞれ制御するための第1、第2、第3周波数制御信号fo1,fo2,fo3を生成し、この第1、第2、第3周波数制御信号fo1,fo2,fo3をスイッチングパルス生成部46Aへ出力するものである。この第3演算手段45Aは、例えば、3つの減算器45c,45d,45eにより構成されている。
減算器45cは、制御用周波数信号frから第1誤差周波数信号Δf1を減算して第1周波数制御信号fo1を生成する機能を有している。減算器45dは、制御用周波数信号frから第2誤差周波数信号Δf2を減算して第2周波数制御信号fo2を生成する機能を有している。更に、減算器45eは、制御用周波数信号frから第3誤差周波数信号Δf3を減算して第3周波数制御信号fo3を生成する機能を有している。
スイッチングパルス生成部46Aは、入力される第1、第2、第3周波数制御信号fo1,fo2,fo3に対してパルス周波数変調(PFM)を行い、第1、第2、第3コンバータ10,20,30内のMOSFET13a〜13d,23a〜23d,・・・をオン/オフ動作させるための、第1、第2、第3スイッチング周波数f1,f2,f3をそれぞれ有する第1、第2、第3スイッチングパルスS13a〜S13d,S23a〜S23d,S33a〜S33dを生成するものであり、例えば、演算回路及び駆動回路等により構成されている。
その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の第1、第2、第3コンバータ間にばらつきがないときの動作)
図4の電源装置内の第1、第2、第3コンバータ10,20,30間にばらつきがない場合、図2中のLLC共振の通常動作範囲(a)における制御部40Aの動作は、実施例1と略同様である。
即ち、制御部40A内において、第1演算手段41により、出力電圧検出値voから基準電圧値vrが減算されて誤差電圧値Δvが求められ、定電圧制御部43へ与えられる。定電圧制御部43では、誤差電圧値Δvを減少させて、DC出力電圧Voutが一定の電圧になるような制御用周波数信号frを生成する。この制御用周波数信号frが、第3演算手段45Aへ与えられる。
一方、制御部40A内の第2演算手段42Aにおいて、差分演算部42bにより、基準電流値算出部42aから与えられる基準電流値ir(=io1=io2=io3)から、第1、第2、第3コンバータ10,20,30側の第1、第2、第3電流検出値io1,io2,io3が減算される。第1、第2、第3コンバータ10,20,30間にばらつきがないので、第1、第2、第3電流検出値io1,io2,io3が同一である。そのため、差分演算部42bから出力される第1、第2、第3誤差電流値Δi1,Δi2,Δi3が零になり、周波数差分演算部44Aから出力される第1、第2、第3誤差周波数信号Δf1,Δf2,Δf3も零になる。
第3演算手段45Aにおいて、定電圧制御部43から出力された制御用周波数信号frがそのまま、減算器45c,45d,45eを介して、第1、第2、第3周波数制御信号fo1,fo2,fo3(=fr)の形で、スイッチングパルス生成部46Aへ与えられる。スイッチングパルス生成部46Aでは、第1、第2、第3周波数制御信号fo1,fo2,fo3(=fr)に基づき、DC出力電圧Voutが一定になるように、DC出力電圧Voutが高い場合は、第1、第2、第3スイッチング周波数f1,f2,f3を上げ、DC出力電圧Voutが低い場合は、第1、第2、第3スイッチング周波数f1,f2,f3を下げるような第1、第2、第3スイッチングパルスS13a〜S13d,S23a〜S23d,S33a〜S33dをそれぞれ生成し、第1、第2、第3コンバータ10,20,30内のMOSFET13a〜13d,23a〜23d,・・・をそれぞれオン/オフ動作させる。これにより、DC出力電圧Voutが一定の電圧に維持される。
(実施例2の第1、第2、第3コンバータ間にばらつきがあるときの動作)
第1、第2、第3コンバータ10,20,30間にばらつきがある場合、第1、第2、第3コンバータ10,20,30側から制御部40A内の第2演算手段42Aへそれぞれ与えられる第1、第2、第3電流検出値io1,io2,io3がそれぞれ異なる。第2演算手段42A内の基準電流値算出部42aでは、第1、第2、第3電流検出値io1,io2,io3の平均値を算出して基準電流値irを求め、この基準電流値irを差分演算部42bへ与える。差分演算部42bは、第1、第2、第3電流検出値io1,io2,io3から基準電流値irをそれぞれ減算して第1、第2、第3誤差電流値Δi1,Δi2,Δi3を求め、この第1、第2、第3誤差電流値Δi1,Δi2,Δi3を周波数差分演算部44Aへ与える。
周波数差分演算部44Aは、第1、第2、第3誤差電流値Δi1,Δi2,Δi3に対して周波数差分演算を行い、第1、第2、第3コンバータ10,20,30のゲインG1,G2,G3が同一になるような第1、第2、第3誤差周波数信号Δf1,Δf2,Δf3をそれぞれ生成し、第3演算手段45Aへ与える。第3演算手段45Aにおいて、減算器45cにより、制御用周波数信号frから第1誤差周波数信号Δf1が減算されて第1コンバータ10側の第1周波数制御信号fo1が生成される。減算器45dにより、制御用周波数信号frから第2誤差周波数信号Δf2が減算されて第2コンバータ20側の第2周波数制御信号fo2が生成される。更に、減算器45eにより、制御用周波数信号frから第3誤差周波数信号Δf3が減算されて第3コンバータ30側の第3周波数制御信号fo3が生成される。これらの生成された第1、第2、第3周波数制御信号fo1,fo2,fo3は、スイッチングパルス生成部46Aへ与えられる。
スイッチングパルス生成部46Aでは、第1、第2、第3周波数制御信号fo1,fo2,fo3に対してパルス周波数変調(PFM)を行い、第1、第2、第3スイッチング周波数f1,f2,f3をそれぞれ有する第1、第2、第3スイッチングパルスS13a〜S13d,S23a〜S23d,S33a〜S33dを生成し、第1、第2、第3コンバータ10,20,30内のMOSFET13a〜13d,23a〜23d,・・・をオン/オフ動作させる。これにより、第1、第2、第3コンバータ10,20,30からそれぞれ出力されるDC電流Io1,Io2,Io3が同一になり、負荷電流分担が均等になる。
(実施例2の効果)
本実施例2の電源装置によれば、次の(1)、(2)のような効果がある。
(1) 第1、第2、第3コンバータ10,20,30からそれぞれ出力されるDC電流Io1,Io2,Io3を検出し、その第1、第2、第3コンバータ10,20,30をそれぞれ制御する第1、第2、第3スイッチング周波数f1,f2,f3に差を生じさせるようにしている。そのため、実施例1と同様に、第1、第2、第3コンバータ10,20,30内における共振回路14,24,・・・等のばらつきを加味した、第1、第2、第3コンバータ10,20,30の負荷電流分担を均等化できる。これにより、DC出力電流Ioutが第1、第2、第3コンバータ10,20,30間で偏ることによる電源装置の寿命の短縮を防止できる。更に、過熱保護動作が働いてしまうことによる電源装置の動作の停止や、電源装置全体の大容量化を阻害する要因を除去でき、信頼性の高い電源装置を実現できる。
(2) 第1、第2、第3コンバータ10,20,30からそれぞれ出力されるDC電流Io1,Io2,Io3を比較し、第1、第2、第3コンバータ10,20,30をそれぞれ制御する第1、第2、第3スイッチング周波数f1,f2,f3を変調して、第1、第2、第3コンバータ10,20,30の負荷電流分担を均等化している。そのため、実施例1と同様に、正確に、第1、第2、第3コンバータ10,20,30の負荷電流分担を均等化できる。更に、第1、第2、第3コンバータ10,20,30からそれぞれ出力されるDC電流Io1,Io2,Io3を検出して比較しているので、検出精度が高く、しかも、比較のための回路構成、或いは比較処理が簡単になる。
(変形例)
本発明は、上記実施例1、2に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(1)〜(4)のようなものがある。
(1) 第1、第2、第3コンバータ10,20,30の回路は、図1及び図4の構成に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、図1及び図4中のスイッチング回路13,23,・・・において、MOSFET13a〜13d,23a〜23d,・・・に代えて、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)等の他のスイッチング素子を用いても良い。スイッチング回路13,・・・において、2つのMOSFET13c,13d,・・・に代えて、2つのダイオードを用い、この2つのダイオードを、ダイオード13a1,13b1,・・・と同じ向きに直列に接続したり、或いは、2つのMOSFET13a,13c,・・・に代えて、2つのダイオードを用い、この2つのダイオードを、ダイオード13b1,13d1,・・・と同じ向きに接続しても良い。このような構成に変更しても、実施例1、2と略同様の作用効果を奏することができる。
(2) 第1、第2、第3コンバータ10,20,30は、LLC共振型コンバータであるが、周波数変調可能な他のコンバータに変更しても良い。
(3) 図1及び図4中の制御部40,40Aは、他の構成に変更しても良い。例えば、1つのスイッチングパルス生成部46,46Aに代えて、各コンバータ毎の複数のスイッチングパルス生成部を設けても良い。
(4) 図1及び図4の電源装置において、入力端子1a,1bの入力側に、AC電源を整流する整流回路を設けて、AC/DCコンバータに変更することも可能である。又、出力端子4a,4b側にインバータを設けて、DC電力をAC電力に変換した後に負荷へ供給する構成にしても良い。
1a,1b 入力端子
4a,4b 出力端子
10,20,30 第1、第2、第3コンバータ
13,23 スイッチング回路
14,24 共振回路
15,25 トランス
16,26 整流平滑回路
18,28,38 電流検出手段
19 電圧検出手段
40,40A 制御部
41 第1演算手段
42,42A 第2演算手段
42a 基準電流値算出部
42b 差分演算部
43 定電圧制御部
44,44A 周波数差分演算部
45,45A 第3演算手段
45a 加算器
45b,45c,45d,45e 減算器
46,46A スイッチングパルス生成部

Claims (8)

  1. 直流電力を入力する入力端子と、
    前記入力端子に接続され、直流入力電圧を、第1スイッチング周波数を有する第1スイッチングパルスでスイッチングして交流電圧に変換し、この交流電圧に対して共振した電圧を、整流及び平滑して第1直流電圧を得る第1コンバータと、
    前記入力端子に並列に接続され、前記直流入力電圧を、第2スイッチング周波数を有する第2スイッチングパルスでスイッチングして交流電圧に変換し、この交流電圧に対して共振した電圧を、整流及び平滑して第2直流電圧を得る第2コンバータと、
    前記第1コンバータの出力側及び前記第2コンバータの出力側に共通に接続され、合流された直流出力電流を負荷へ出力する出力端子と、
    前記第1スイッチング周波数及び前記第2スイッチング周波数を制御して前記第1スイッチングパルス及び前記第2スイッチングパルスを出力する制御部と、
    を備える電源装置であって、
    前記制御部は、
    前記出力端子から出力される直流出力電圧から検出された出力電圧検出値と、基準電圧値と、の差分をとって誤差電圧値を求める第1演算手段と、
    前記第1コンバータから出力される第1直流電流から検出された第1電流検出値と、前記第2コンバータから出力される第2直流電流から検出された第2電流検出値と、の差分をとって誤差電流値を求める第2演算手段と、
    前記誤差電圧値を減少させて前記直流出力電圧が一定の電圧値になるような制御用周波数信号を生成する定電圧制御部と、
    前記誤差電流値に対して周波数差分演算を行い、前記第1コンバータ及び前記第2コンバータのゲインが同一になるような誤差周波数信号を生成する周波数差分演算部と、
    前記制御用周波数信号と前記誤差周波数信号とを演算し、前記第1スイッチング周波数を制御するための第1周波数制御信号と前記第2スイッチング周波数を制御するための第2周波数制御信号とを生成する第3演算手段と、
    前記第1周波数制御信号及び前記第2周波数制御信号に対してパルス周波数変調を行い、前記第1スイッチングパルス及び前記第2スイッチングパルスを生成するスイッチングパルス生成部と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  2. 前記直流出力電圧を検出して前記出力電圧検出値を出力する電圧検出手段と、
    前記第1直流電流を検出して前記第1電流検出値を出力する第1電流検出手段と、
    前記第2直流電流を検出して前記第2電流検出値を出力する第2電流検出手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記周波数差分演算では、
    前記誤差電流値に対して所定の係数を乗算して前記誤差周波数信号を求めることを特徴とする請求項1又は2記載の電源装置。
  4. 前記第1演算手段は、
    前記出力電圧検出値と前記基準電圧値との差分をとって前記誤差電圧値を求める減算器により構成され、
    第2演算手段は、
    前記第1電流検出値と前記第2電流検出値との差分をとって前記誤差電流値を求める減算器により構成され、
    前記第3演算手段は、
    前記制御用周波数信号と前記誤差周波数信号とを加減算し、前記第1周波数制御信号及び前記第2周波数制御信号を生成する加算器及び減算器により構成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の電源装置。
  5. 直流電力を入力する入力端子と、
    前記入力端子に接続され、直流入力電圧を、第1スイッチング周波数を有する第1スイッチングパルスでスイッチングして交流電圧に変換し、この交流電圧に対して共振した電圧を、整流及び平滑して第1直流電圧を得る第1コンバータと、
    前記入力端子に並列に接続され、前記直流入力電圧を、第2スイッチング周波数を有する第2スイッチングパルスでスイッチングして交流電圧に変換し、この交流電圧に対して共振した電圧を、整流及び平滑して第2直流電圧を得る第2コンバータと、
    前記入力端子に並列に接続され、前記直流入力電圧を、第3スイッチング周波数を有する第3スイッチングパルスでスイッチングして交流電圧に変換し、この交流電圧に対して共振した電圧を、整流及び平滑して第3直流電圧を得る1つ又は複数の第3コンバータと、
    前記第1コンバータの出力側、前記第2コンバータの出力側及び前記第3コンバータの出力側に共通に接続され、合流された直流出力電流を負荷へ出力する出力端子と、
    前記第1スイッチング周波数、前記第2スイッチング周波数及び前記第3スイッチング周波数を制御して前記第1スイッチングパルス、前記第2スイッチングパルス及び前記第3スイッチングパルスを出力する制御部と、
    を備える電源装置であって、
    前記制御部は、
    前記出力端子から出力される直流出力電圧から検出された出力電圧検出値と、基準電圧値と、の差分をとって誤差電圧値を求める第1演算手段と、
    前記第1コンバータから出力される第1直流電流から検出された第1電流検出値と、前記第2コンバータから出力される第2直流電流から検出された第2電流検出値と、前記第3コンバータから出力される第3直流電流から検出された第3電流検出値と、の平均値を算出して基準電流値を求め、前記第1電流検出値、前記第2電流検出値及び前記第3電流検出値と、前記基準電流値と、の差分演算を行って3つの誤差電流値を求める第2演算手段と、
    前記誤差電圧値を減少させて前記直流出力電圧が一定の電圧値になるような制御用周波数信号を生成する定電圧制御部と、
    前記3つの誤差電流値に対して周波数差分演算を行い、前記第1コンバータ、前記第2コンバータ及び前記第3コンバータのゲインが同一になるような3つの誤差周波数信号を生成する周波数差分演算部と、
    前記制御用周波数信号と前記3つの誤差周波数信号とを演算し、前記第1スイッチング周波数を制御するための第1周波数制御信号と前記第2スイッチング周波数を制御するための第2周波数制御信号と前記第3スイッチング周波数を制御するための第3周波数制御信号とを生成する第3演算手段と、
    前記第1周波数制御信号、前記第2周波数制御信号及び前記第3周波数制御信号に対してパルス周波数変調を行い、前記第1スイッチングパルス、前記第2スイッチングパルス及び前記第3スイッチングパルスを生成するスイッチングパルス生成部と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  6. 前記直流出力電圧を検出して前記出力電圧検出値を出力する電圧検出手段と、
    前記第1直流電流を検出して前記第1電流検出値を出力する第1電流検出手段と、
    前記第2直流電流を検出して前記第2電流検出値を出力する第2電流検出手段と、
    前記第3直流電流を検出して前記第3電流検出値3を出力する第3電流検出手段と、
    を有することを特徴とする請求項5記載の電源装置。
  7. 前記周波数差分演算では、
    前記3つの誤差電流値に対してそれぞれ所定の係数を乗算して前記3つの誤差周波数信号を求めることを特徴とする請求項5又は6記載の電源装置。
  8. 前記各コンバータは、
    LLC共振型コンバータであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の電源装置。
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