JP6344208B2 - 電力変換回路および電力変換回路の制御方法 - Google Patents

電力変換回路および電力変換回路の制御方法 Download PDF

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本発明は、電力変換回路および電力変換回路の制御方法に関する。
ワンステージ方式の電力変換回路は、例えば、整流回路、コイル、絶縁型DCDC変換回路、コンデンサなどを有している。また、ワンステージ方式の電力変換回路は、力率改善回路と、力率改善回路と絶縁型DCDC変換回路との間に平滑用のコンデンサと、を設けずに、絶縁型DCDC変換回路に設けられた複数のスイッチ素子を制御することで力率改善を行っているため、力率改善回路と平滑用のコンデンサを設けた電力変換回路よりも、回路規模を小型にできる。
しかしながら、ワンステージ方式の電力変換回路では、入力される交流電力の力率を1.0(100%)にして力率改善を行っているため、入力される交流電力の周波数に応じた周波数の脈流が発生してしまう。さらに、平滑用のコンデンサが設けられていないため、発生した脈流をトランスの二次側まで伝えてしまう。例えば、ワンステージ方式の電力変換回路を利用した充電器では、充電器に接続した電池やキャパシタなどの蓄電装置を充電する場合に、この脈流により蓄電装置の充電状態を精度よく検出できないため、電池の充電制御が困難になるという問題がある。
なお、関連する技術として特許文献1が知られている。
特開2013−005679号公報
本発明の一側面に係る目的は、脈流を抑制する電力変換回路および電力変換回路の制御方法を提供することである。
本発明の態様のひとつである電力変換回路は、整流回路、コイル、変換回路、脈流抑制回路、コンデンサ、制御回路を備える。
整流回路は交流電力を整流する。変換回路は整流回路から出力される電圧を所定電圧に変換する。コイルは整流回路と変換回路の間に設けられる。コンデンサは、変換回路の後段に設けられ、フィルタとして用いられる。脈流抑制回路は、コンデンサの後段と蓄電装置との間に設けられ、脈流を抑制する。制御回路は、蓄電装置の充電状態を示す値が、脈流抑制回路を起動するための起動閾値以上の場合、電力変換回路から蓄電装置に出力される電力を絞るとともに脈流抑制回路を起動し、蓄電装置の充電状態を示す値が、起動閾値より低い場合、脈流抑制回路を停止する。
本実施の態様によれば脈流を抑制することができる。
図1は、実施形態1の電力変換回路の一実施例を示す図である。 図2は、制御回路の動作の一実施例を示すフロー図である。 図3は、脈流について説明するための図である。 図4は、脈流抑制回路の起動を説明するための図である。 図5のAからEは、電力変換回路の通常動作時の各部の波形を示す図である。 図6のAからCは、実施形態1の電力変換回路の脈流抑制動作時の各部の波形を示す図である。 図7のAからKは、実施形態1のVc電圧とスイッチ素子のオンオフの関係を示す図である。 図8は、実施形態2の電力変換回路の一実施例を示す図である。 図9のAからGは、実施形態2の脈流抑制処理における、Vo、Vb電圧と、スイッチ素子のオンオフと、ダイオードD2に流れる電流と、の関係を示す図である。
以下図面に基づいて実施形態について詳細に説明する。
実施形態1の電力変換回路について説明をする。
図1は、実施形態1の電力変換回路の一実施例を示す図である。電力変換回路1は、整流回路2、コイルL1、変換回路3、コンデンサC1、脈流抑制回路4、制御回路6を備える。また、電力変換回路1は、ワンステージ方式の電力変換回路に脈流抑制回路4を設けた構成である。なお、図1の例では、電力変換回路1は蓄電装置7の電池BTを充電する充電器として用いている。
整流回路2は入力される交流電力を整流する。図1の例では、整流回路2の入力端子と交流電力源POWの出力端子とが接続され、交流電力源POWから入力される交流電力を整流している。
コイルL1は整流回路2と変換回路3の間に設けられる、例えば、チョークコイルである。図1の例では、コイルL1の一方の端子は整流回路2の出力端子の一方に接続され、コイルL1の他方の端子は変換回路3の入力端子の一方に接続されている。
変換回路3は、整流回路2で整流されてコイルL1を介し出力された電力の電圧を、所定電圧に変換する。変換回路3は、例えば、絶縁型DCDC変換回路が考えられる。図1の例では、スイッチ素子SW1からSW4、トランスT1、整流回路5を有している。スイッチ素子SW1からSW4は、例えば、バイポーラトランジスタ、MOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることが考えられる。図1のスイッチ素子SW1、SW3のコレクタ(変換回路3の入力端子の一方)はコイルL1の他方の端子と接続される。スイッチ素子SW1のエミッタとスイッチ素子SW2のコレクタとトランスT1の一次巻線の一方の端子とは接続され、スイッチ素子SW3のエミッタとスイッチ素子SW4のコレクタとトランスT1の一次巻線の他方の端子とは接続される。スイッチ素子SW2、SW4のエミッタ(変換回路3の入力端子の他方)は整流回路2の出力端子の他方に接続される。トランスT1の二次巻線の一方の端子と他方の端子は整流回路5の入力端子に接続される。スイッチ素子SW1からSW4それぞれのベースは制御回路6に接続されている。
コンデンサC1は、変換回路3の後段に設けられ、フィルタとして用いられる。図1の例では、コンデンサC1は変換回路3の整流回路5の出力端子間に接続されている。
脈流抑制回路4は、コンデンサC1の後段に設けられ、脈流を抑制する。図1の例では、スイッチ素子SW5、SW6、コイルL2、コンデンサC2、ダイオードD1を有している。コイルL2は、例えば、チョークコイルである。スイッチ素子SW5、SW6は、例えば、MOSFET、IGBT、バイポーラトランジスタを用いることが考えられる。図1のスイッチ素子SW5のドレイン(脈流抑制回路4の入力端子の一方)は、コンデンサC1の一方の端子とダイオードD1のアノードとに接続される。スイッチ素子SW5のソースは、スイッチ素子SW6のドレインとコイルL2の一方の端子とに接続される。スイッチ素子SW6のソース(脈流抑制回路4の入力端子の他方)は、コンデンサC1の他方の端子とコンデンサC2の他方の端子と電力変換回路1の出力端子の他方とに接続される。また、ダイオードD1のカソードは電力変換回路1の出力端子の一方に接続される。コイルL2の他方の端子はコンデンサC2の一方の端子に接続される。スイッチ素子SW5、SW6それぞれのゲートは制御回路6に接続されている。
なお、本例において電力変換回路1の出力端子は蓄電装置7の入力端子に接続され、電力変換回路1は蓄電装置7に設けられている電池BTを充電する。電池BTは、例えば、組電池、電池パック、キャパシタなどでもよい。また、電池BTのセルとしてはリチウムイオン電池などの二次電池を用いることが考えられる。ただし、リチウムイオン電池に限定されるものではない。
制御回路6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)を用いた回路が考えられる。また、制御回路6は内部または外部に備えられた記憶部から、スイッチ素子SW1からSW6の制御と、蓄電装置7への充電制御と、電力変換回路1の各部の制御と、をするプログラムを読み出して実行する。
また、制御回路6は、電池BTの充電状態を示す値が、脈流抑制回路4を起動するための起動閾値以上の場合、脈流抑制回路4を起動させる制御をし、蓄電装置7の充電状態を示す値が、起動閾値より低い場合、脈流抑制回路4を停止させる制御をする。
電力変換回路の動作について説明をする。
図2は、制御回路の動作の一実施例を示すフロー図である。
ステップS1では、制御回路6が蓄電装置7に設けられる電池BTの充電状態を示す情報を取得する。例えば、電池BTの電圧値、充電電流値、充電率(SOC(State Of Charge))を取得する。
ステップS2では、電池BTの充電状態を示す情報が脈流抑制回路4を起動するための後述する起動閾値以上であるか否かを、制御回路6が判定する。本例では、電池BTの充電状態を示す情報としてSOCを例に説明する。蓄電装置7から取得したSOCが起動閾値以上である場合(Yes)にはステップS4に移行し、取得したSOCが起動閾値より低い場合(No)にはステップS3に移行する。
ステップS3(通常充電処理)では、制御回路6が通常充電処理を実行させる制御をする。このとき、制御回路6は脈流抑制回路4を停止させている。すなわち、図1に示すスイッチ素子SW5、SW6をオフにする。なお、図1のコンデンサC2の電圧Vcは一定電圧である。ただし、コンデンサC2の電圧VcはコンデンサC1の電圧Voより小さい(Vc<Vo)。
ステップS4(脈流抑制処理)では、制御回路6が脈流抑制回路4を起動させる制御をし、脈流を抑制する。電力変換回路1の入力電力が、入力電力の平均値より高い場合、スイッチ素子SW5をオンオフさせてコンデンサC2に充電をさせる(Vc<Vo)。入力電力が平均値より低い場合、スイッチ素子SW6をオンオフさせてコンデンサC2に放電をさせる(Vc>0)。
なお、スイッチ素子SW5、SW6は排他的に動作させ、同期整流してもよい。また、スイッチ素子SW5、SW6のPWM(Pulse Width Modulation)スイッチング周波数は、入力周波数よりも十分高ければよい。例えば、20k[Hz]などが考えられる。
ステップS5では、電池BTが満充電であるか否かを制御回路6が判定し、満充電である場合(Yes)にはこの処理を終了する。満充電でない場合(No)にはステップS1に移行する。本例のステップS5では、満充電であるか否か判定したが、例えば、利用者により設定された所定の充電状態を示す値であってもよい。
脈流抑制回路4の起動について説明する。
図3は、脈流について説明するための図である。図3は脈流抑制回路4を起動しない場合における、電力変換回路1の出力端子間電圧(電池BTの電圧Vb)の変化を示す図である。図3に示す図の縦軸には電圧Vb[V]、横軸にはSOC[%]が示されている。曲線301は脈流抑制回路4を起動しない場合の脈流が乗った電圧Vbを示し、破線302は脈流抑制した場合の脈流がない電圧Vbを示している。
電力変換回路1の出力に脈流がある場合は、電池BTの内部インピーダンスの影響により、脈流の山谷で電池BTの電圧Vbが変動し、タイミングによっては充電不足、あるいは、過充電になることがある。
ここで、図3のSOC1(脈流の山のSOC)について注目をすると、電圧Vbに脈流がない場合には精度よくSOCが求められるが、電圧Vbに脈流がある場合には電圧Vbが満充電電圧Vfullを超えているため、SOC1が100[%]となってしまう。そうすると、充電不足のまま充電を完了してしまう。充電不足とは、満充電電圧Vfullあるいは予め設定された所定電圧、または、SOCが100[%]あるいは予め設定された所定SOC、に達してないことをいう。また、SOC2(脈流の谷のSOC)に注目をすると、図3に示すように電圧Vbに脈流がある場合にはVb電圧が満充電電圧Vfullになっても充電を継続してしまい、SOCが100[%]を超えてしまう。すなわち、過充電となってしまう。なお、本例では、便宜上SOCが100[%]を超えた場合を過充電としているが、満充電電圧Vfullあるいは予め設定された所定電圧、または、予め設定された所定SOCを超えた場合を過充電としてもよい。
上記説明からわかるように、脈流抑制回路4を用いて電圧Vbに脈流を発生させないようにすることで、SOCを精度よく求めることができる。しかしながら、脈流抑制回路4を常時駆動させて電力変換回路1の出力範囲をすべて対象に脈流をなくす場合、出力電力と同程度の電力を入出力するため、脈流抑制回路4の回路規模と、力率改善回路および平滑用のコンデンサを有する電力変換回路の回路規模と、が同程度になってしまう。すなわち、ワンステージ方式の電力変換回路を採用した効果が薄れてしまう。
そこで、脈流抑制回路4の起動を制御することで、脈流抑制回路4の回路規模を小型化し、かつ充電制御を精度よく行う脈流抑制方法を提案する。充電制御において精度を求められるのは満充電付近である。電池BTの電圧VbあるいはSOCが低い場合には、脈流があっても満充電電圧VfullあるいはSOC100[%]を超えることはない。図3においては、SOC1よりも低い場合にはSOC100[%]を超えることはない。しかし、電池BTの電圧VbあるいはSOCが高い場合には、脈流の影響により満充電電圧VfullあるいはSOC100[%]を超えると考えられる。図3においては、SOC1以上の場合にはSOC100[%]を超えることがある。従って、脈流抑制回路4を起動させる起動閾値は、充電を完了する充電電圧あるいはSOCの付近とする。起動閾値は、例えば、実験またはシミュレーションにより求めることが考えられる。
図4は、脈流抑制回路の起動を説明するための図である。図4に示す図の縦軸には電圧Vb[V]、充電電流Ib[A]、SOC[%]が示され、横軸には充電時間が示され、電圧Vbと充電電流Ibとそれらにより求まる充電率SOCbとが示されている。本例では定電力充電(CP充電)を行うものとして説明するが、定電力充電に限定されるものではない。
図4に示す第一の定電力(大電力)の範囲では、脈流抑制回路4を起動させないで、起動閾値(VstあるいはSOCst)になるまで電圧Vbと充電電流Ibにより充電をする通常充電処理を行い、図4に示す第二の定電力(小電力)の範囲では、脈流抑制回路4を起動して脈流抑制処理を行う。すなわち、電池BTの電圧VbあるいはSOCが起動閾値(VstあるいはSOCst)より低い場合には、脈流抑制回路4を用いないことで、従来のワンステージ方式の電力変換回路により充電を行い、電池BTの電圧VbあるいはSOCが起動閾値(VstあるいはSOCst)より高い場合には脈流抑制処理を行う。
第二の定電力の範囲では、第一の定電力の範囲のときよりも、充電電流Ibが低下するので、第二の定電力の範囲で電力を絞っているときにのみ脈流抑制回路4を起動させることで、脈流抑制回路4が扱う電力を小さくして、脈流抑制回路4の回路規模を小型化できる。すなわち、脈流抑制回路4に用いる部品や配線のサイズを小さくできる。例えば、3k[W]の充電器の場合、第一の定電力の範囲では過充電の恐れがないので、電力を3k[W]で脈流ありの充電をし、電池BTの電圧Vbが起動閾値Vstに達すると、充電電力を1k[W]以下に絞り、脈流抑制回路4を起動させる。すなわち、脈流抑制回路4は1k[W]の能力があればよいので、回路規模を小型にできる。
通常充電処理の動作について説明する。
図5のAからEは、電力変換回路の通常動作時の各部の波形を示す図である。図5のAからEの縦軸には入力電圧[V]、入力電流[A]、入力電力[W]、出力電力[W]、充電電流Ib[A]が示され、横軸には時間が示されている。図5のAからCは、交流電力源POWから電力変換回路1へ入力される入力電圧、入力電流、入力電力を示している。脈流抑制回路4が起動していない場合、電力変換回路1に図5のAからCに示したような交流電力が入力されると、例えば、電力変換回路1からは図5のD、Eに示したような入力周波数の倍の脈流が出力される。このまま電池BTへ充電をすると、電池BTの電圧Vbは略一定の直流電圧であるため、電力変換回路1の出力電力は図5のDに示した脈流となり、充電電流Ibは図5のEに示した脈流になる。このとき、この充電電流Ibの脈流と、電池BTの内部インピーダンスと、の影響により電池BTの電圧Vbが変動する。
脈流抑制処理の動作について説明する。
図6のAからCは、実施形態1の電力変換回路の脈流抑制動作時の各部の波形を示す図である。図6のAからCの縦軸には入力電力[V]、脈流抑制回路出力電力[W]、出力電力[W]が示され、横軸には時間が示されている。
図6のAに示す電力変換回路1の入力電力が入力電力の平均値より高い場合、制御回路6はスイッチ素子SW5をオンオフさせてコンデンサC2に充電をさせ、図6のBに示すような脈流抑制回路4の出力電力が出力される。入力電力が平均値より低い場合、制御回路6はスイッチ素子SW6をオンオフさせてコンデンサC2に放電をさせ、図6のBに示すような脈流抑制回路4の出力電力が出力される。そうすると、図6のBに示す脈流抑制回路4の出力電力は、図6のAに示すコンデンサC1の出力電力の脈流を打ち消し、図6のCに示すような脈流のない出力電力が出力される。
図7のAからKは、実施形態1の電圧Vcとスイッチ素子のオンオフの関係を示す図である。スイッチ素子SW5は、例えば、図7のt1からt5に示すタイミングごとに、図7のBからFに示すようなオンオフ制御をすることにより、コンデンサC2の充電をする。また、スイッチ素子SW6は、例えば、図7のt6からt10に示すタイミングごとに、図7のGからKに示すようなオンオフ制御をすることにより、コンデンサC2の放電をする。
なお、スイッチ素子SW5、SW6は排他的に動作させ、同期整流してもよい。また、スイッチ素子SW5、SW6のPWMスイッチング周波数は、入力周波数よりも十分高ければよい。例えば、20k[Hz]などが考えられる。
実施形態1によれば脈流を抑制することができる。また、脈流抑制回路4の起動を制御することで、脈流抑制回路4の回路規模を小型化ができる。さらに、電力変換回路1を充電器に利用する場合に、充電制御を精度よく行うことができる。
実施形態2について説明をする。
図8は、実施形態2の電力変換回路の一実施例を示す図である。
電力変換回路801は、整流回路2、コイルL1、変換回路3、コンデンサC1、脈流抑制回路802、制御回路6を備え、脈流を抑制する。電力変換回路801は、ワンステージ方式の電力変換回路に脈流抑制回路802を設けた構成である。図8の例では、蓄電装置7の電池BTを充電する充電器として用いている。
整流回路2、コイルL1、変換回路3、コンデンサC1については、実施形態1と同様の構成であるので、説明を省略する。
脈流抑制回路802は、コンデンサC1の後段に設けられ、脈流を抑制する。図8の例では、スイッチ素子SW7、コイルL3、コンデンサC3、ダイオードD2、D3を有している。コイルL3は、例えば、チョークコイルである。スイッチ素子SW7は、例えば、MOSFET、IGBT、バイポーラトランジスタを用いることが考えられる。図8のコイルL3の一方の端子(脈流抑制回路4の入力端子の一方)は、コンデンサC1の一方の端子とダイオードD3のアノードに接続される。ダイオードD3のカソードは、ダイオードD2のカソードとコンデンサC4の一方の端子と電力変換回路1の出力端子の一方とに接続される。コイルL3の他方の端子は、ダイオードD2のアノードとスイッチ素子SW7のドレインとに接続される。スイッチ素子SW7のソース(脈流抑制回路4の入力端子の他方)は、コンデンサC3の他方の端子とコンデンサC1の他方の端子と電力変換回路1の出力端子の他方と、に接続される。スイッチ素子SW7のゲートは制御回路6に接続されている。
実施形態2の電力変換回路の動作について説明をする。
実施形態2における制御回路6の脈流抑制回路802の起動は、図2に示したフロー図と同じであるため、説明を省略する。
実施形態2の通常充電処理の動作について説明する。
スイッチ素子SW7をオフにし、コンデンサC1の電圧Voが電池BTの電圧Vbより大きくなるように制御をし(Vo>Vb)、ダイオードD3を介して電池BTに充電をする。
実施形態2の脈流抑制処理の動作について説明する。
スイッチ素子SW7をオンオフするPWM制御をし(Vo<Vb)、ダイオードD2を介して電池BTに充電をする。電力変換回路801の入力電力の瞬時値が高いとき、スイッチ素子SW7のオンのデューティを小さくし、低いときはデューティを大きくし、脈流抑制回路802の出力電力が一定になるように制御する。なお、ダイオードD2とダイオードD3の両方が同時に出力をすることはない。
図9のAからGは、実施形態2の脈流抑制処理における、Vo、Vb電圧と、スイッチ素子のオンオフと、ダイオードD2に流れる電流と、の関係を示す図である。図9の縦軸には電圧[V]が示され、横軸には時間が示されている。スイッチ素子SW7は、例えば、図9に示すt11からt13のタイミングごとに、図9のBからGに示すようなオンオフ制御をすることにより、ダイオードD2の電流を変化させ、脈流抑制回路802の出力電力が一定になるように制御する。
実施形態2によれば脈流を抑制することができる。また、脈流抑制回路802の起動を制御することで、脈流抑制回路802の回路規模を小型化ができる。さらに、電力変換回路801を充電器に利用する場合に、充電制御を精度よく行うことができる。
また、本発明は、実施形態1、2に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
1、801 電力変換回路、
2 整流回路、
3 変換回路、
4、802 脈流抑制回路、
5 整流回路、
6 制御回路、
7 蓄電装置、
BT 電池、
C1、C2、C3 コンデンサ、
D1、D2、D3 ダイオード、
L1、L2、L3 コイル、
POW 交流電力源、
SW1、SW2、SW3、SW4、SW5、SW6、SW7 スイッチ素子、
T1 トランス、

Claims (4)

  1. 交流電力を整流する整流回路と、
    前記整流回路から出力される電圧を所定電圧に変換する変換回路と、
    前記整流回路と前記変換回路の間に設けられるコイルと、
    前記変換回路の後段に設けられるフィルタ用のコンデンサと、
    前記コンデンサの後段と蓄電装置との間に設けられる脈流を抑制する脈流抑制回路と、
    制御回路と、
    を備え
    前記制御回路は、 前記蓄電装置の充電状態を示す値が、前記脈流抑制回路を起動するための起動閾値以上の場合、当該電力変換回路から前記蓄電装置に出力される電力を絞るとともに前記脈流抑制回路を起動し、前記蓄電装置の充電状態を示す値が、前記起動閾値より低い場合、前記脈流抑制回路を停止する、
    ことを特徴とする電力変換回路。
  2. 請求項に記載の電力変換回路であって、
    前記脈流抑制回路は、スイッチ素子とコイルとコンデンサとを用いて構成され、前記スイッチ素子が前記制御回路により制御される、ことを特徴とする電力変換回路。
  3. 請求項1に記載の電力変換回路であって、
    前記脈流抑制回路は、前記脈流を打ち消す波形を生成し、生成した前記波形と前記脈流とを合わせることを特徴とする電力変換回路。
  4. 交流電力を整流する整流回路と、
    前記整流回路から出力される電圧を所定電圧に変換する変換回路と、
    前記整流回路と前記変換回路の間に設けられるコイルと、
    前記変換回路の後段に設けられるフィルタ用のコンデンサと、
    前記コンデンサの後段と電池との間に設けられる脈流を抑制する脈流抑制回路と、を備える電力変換回路の制御方法であって、
    前記電池の充電状態を示す値が、前記脈流抑制回路を起動するための起動閾値以上になると、前記電力変換回路から前記電池に出力される電力を絞るとともに前記脈流抑制回路を起動
    前記電池の充電状態を示す値が、前記起動閾値より低い場合、前記脈流抑制回路を停止する、
    ことを特徴とする電力変換回路の制御方法。
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