JP6344202B2 - 駆動構造、定着器、および画像形成装置 - Google Patents

駆動構造、定着器、および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6344202B2
JP6344202B2 JP2014225033A JP2014225033A JP6344202B2 JP 6344202 B2 JP6344202 B2 JP 6344202B2 JP 2014225033 A JP2014225033 A JP 2014225033A JP 2014225033 A JP2014225033 A JP 2014225033A JP 6344202 B2 JP6344202 B2 JP 6344202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive
cylinder
contact
spiral
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014225033A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016090806A (ja
Inventor
丈太 小林
丈太 小林
康孝 後藤
康孝 後藤
夕紀 久保田
夕紀 久保田
浩子 古堅
浩子 古堅
貴広 清水
貴広 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2014225033A priority Critical patent/JP6344202B2/ja
Publication of JP2016090806A publication Critical patent/JP2016090806A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6344202B2 publication Critical patent/JP6344202B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

本発明は、駆動構造、定着器、および画像形成装置に関する。
従来、用紙上の未定着トナー像をその用紙に熱定着させる定着器、およびそのような定着器を備えた画像形成装置が知られている。
例えば特許文献1には、定着ローラに駆動力を伝達するばねクラッチと、紙詰まり検知手段によって紙詰まりが検知された時に駆動力の伝達を断つように設定されたばねクラッチ制御手段とを備えた定着器が開示されている。
また、例えば特許文献2には、駆動力の伝達を解除するための駆動切り替え部材と、前記駆動切り替え部材を動作させるための駆動切り替え部材動作レバーを備え、ジャム処理を行う場合は駆動切り替え動作レバーを操作して駆動連結を解除する定着器が開示されている。
特開平3−261964号公報 特開2002−40862号公報
従来技術では、紙詰まりの検知ミスや操作ミスなどにより、駆動停止時に回転部材の自由回転が阻まれる場合がある。
本発明は、駆動力停止時には回転部材が自由回転可能な駆動構造、定着器、および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る駆動構造は、
筒形状を有し、その筒の周方向に回転する回転部材と、
上記筒の端部に被さり、その筒の周方向へ駆動される駆動部材と、
上記筒の外周よりも内周の径が大きい螺旋形状を有し、その螺旋の一端は上記駆動部材に接続されていて、その一端に対する他端がその駆動部材の駆動方向とは逆方向に向かう力を受けることで内周の径が狭まって上記筒の外周に固定される螺旋部材と、
上記駆動部材が非駆動の状態では上記螺旋部材の上記他端とは非接触で、その駆動部材が駆動されるとその他端と接触する接触部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る駆動構造は、
上記螺旋部材の上記他端は、上記筒の外周を取り巻いて上記接触部材に対向した環状体であり、
上記接触部材は、上記螺旋部材の上記他端と接触する際には、上記環状体の全周と接触するものであることを特徴とする。
請求項3に係る駆動構造は、
上記駆動部材の駆動源からその駆動部材へと駆動力を伝達し、その駆動力の伝達に伴ってその駆動力の一部で移動し、その移動によって上記接触部材を上記螺旋部材の上記他端側へと移動させる伝達部材を備えたことを特徴とする。
請求項4に係る定着器は、
筒形状を有し、その筒の周方向に回転する回転部材と、
未定着のトナー像を表面に保持した記録媒体を上記回転部材との間に挟み込んで加圧することにより、その記録媒体の表面にそのトナー像を定着させる加圧部材と、
上記回転部材と上記加圧部材が挟み込んだ記録媒体を加熱するための熱源と、
上記筒の端部に被さり、その筒の周方向へ駆動される駆動部材と、
上記筒の外周よりも内周の径が大きい螺旋形状を有し、その螺旋の一端は上記駆動部材に接続されていて、その一端に対する他端がその駆動部材の駆動方向とは逆方向に向かう力を受けることで内周の径が狭まって上記筒の外周に固定される螺旋部材と、
上記駆動部材が非駆動の状態では上記螺旋部材の上記他端とは非接触で、その駆動部材が駆動されるとその他端と接触する接触部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項5に係る画像形成装置は、
筒形状を有し、その筒の周方向に回転する回転部材と、
未定着のトナー像を表面に保持した記録媒体を上記回転部材との間に挟み込んで加圧することにより、その記録媒体の表面にそのトナー像を定着させる加圧部材と、
上記回転部材と上記加圧部材が挟み込んだ記録媒体を加熱するための熱源と、
上記筒の端部に被さり、その筒の周方向へ駆動される駆動部材と、
上記筒の外周よりも内周の径が大きい螺旋形状を有し、その螺旋の一端は上記駆動部材に接続されていて、その一端に対する他端がその駆動部材の駆動方向とは逆方向に向かう力を受けることで内周の径が狭まって上記筒の外周に固定される螺旋部材と、
上記駆動部材が非駆動の状態では上記螺旋部材の上記他端とは非接触で、その駆動部材が駆動されるとその他端と接触する接触部材と、
を備えた定着器;および
上記記録媒体の表面に未定着の上記トナー像を形成する像形成器;
を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る駆動構造、請求項4に係る定着器、および請求項5に係る画像形成装置によれば、駆動力停止時には回転部材が自由回転することができる。
請求項2に係る駆動構造によれば、上記環状体を有さない場合に較べて移動壁の損傷が抑制される。
請求項3に係る駆動構造によれば、上記伝達部材を有さない場合に較べて移動壁の移動機構が簡素である。
本発明の画像形成装置の第1実施形態であるプリンタの概略構成図である。 図1に示すプリンタ10における、定着器と排出器の断面を示した図である。 加熱ロールの一端を表した断面図である。 駆動連結が構築され解除される動作における駆動開始前の状態を示す図である。 駆動連結が構築され解除される動作における駆動開始時の状態を示す図である。 駆動連結が構築され解除される動作における駆動中の状態を示す図である。 駆動連結が構築され解除される動作における駆動停止後の状態を示す図である。 第2実施形態におけるスプリングの第2端付近の構造を示す図である。 第3実施形態における移動壁の移動機構を示す図である。 第3実施形態における駆動時の状態を示す図である。 第3実施形態における駆動停止時の状態を示す図である。
本発明の実施形態について、以下図面を参照して説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の第1実施形態であるプリンタの概略構成図である。
図1に示すプリンタ10はモノクロプリンタであり、プリンタ10には、本発明の定着器の一実施形態が組み込まれている。
プリンタ10には、プリンタ10外で作成された、画像を表す画像信号が、不図示の信号ケーブル等を介して入力される。プリンタ10には、このプリンタ10内の各構成要素の動きを制御する制御部11が備えられており、画像信号はこの制御部11に入力される。そして、プリンタ10では、この制御部11の制御の下で画像信号に基づく画像の形成が行われる。
プリンタ10の下部には用紙トレイ21が備えられていて、用紙トレイ21には、用紙Pが積み重なった状態に収容されている。用紙トレイ21は、用紙Pの補給のために、引出し自在に構成されている。
用紙トレイ21内の用紙Pは、ピックアップロール22およびさばきロール23により待機ロール24へと送られる。待機ロール24に到達した用紙Pは、搬送のタイミングが調整されてさらに搬送される。
このプリンタ10には、矢印Aで示す向きに回転する感光体12が待機ロール24の上方に備えられている。そして、この感光体12の周囲に、帯電器13、露光器14、現像器15、転写器16、および感光体クリーナ17が配備されている。
帯電器13は感光体12の表面を帯電させ、露光器14は、感光体12の表面を露光して静電潜像を形成する。静電潜像は現像器15により現像されてトナー像が形成される。
ここで、上記の待機ロール24は、感光体12上のトナー像が、転写器16に対面した位置に達するタイミングに合わせてその位置に到達するように用紙Pを送り出す。そして、感光体12上のトナー像は、転写器16の作用を受け、その送り出されてきた用紙P上に転写される。
トナー像の転写後に感光体12上に残存するトナーは、感光体クリーナ17により、感光体12から取り除かれる。
感光体12、帯電器13、露光器14、現像器15、および転写器16を合わせたものが、本発明にいう像形成器の一例に相当する。
トナー像の転写を受けた用紙Pは、さらに矢印B方向に進み、定着器100による加熱
および加圧を受けてその用紙P上にトナー像が定着される。その結果、用紙P上には定着トナー像からなる画像が形成される。この定着器100は、本発明の定着器の第1実施形態に相当する。
定着器100を通過した用紙Pは、排出器200に向かって矢印C方向に進み、さらに、その排出器200によってさらに矢印D方向に送られて排紙台18上に排出される。
図2は、図1に示すプリンタ10における、定着器と排出器の断面を示した図である。
定着器100は、加熱ロール101と加圧ロール102とを有している。加熱ロール101は、金属製の筒の外周面に離型材料がコーティングされたものであり、加熱ロール101の内部には熱源103が配置されている。加圧ロール102も筒状のものであり、加圧ロール102の周面が加熱ロール101の周面に押し付けられている。矢印B方向に進んで定着器100に達した用紙は、加圧ロール102と加熱ロール101との接触部へと進入する。用紙は、その接触部で加熱ロール101と加圧ロール102とに挟み付けられる。このとき、用紙は、トナー像が形成されている面が加熱ロール101側を向いた状態となる。
加熱ロール101と加圧ロール102は互いに接したまま矢印F方向に回転している。このため、接触部へと進入した用紙は、その加熱ロール101と加圧ロール102の回転によってその接触部を通過し排出器200に向かって矢印C方向に進む。そして、その通過の際に、加熱ロール101内部の熱源103による加熱および加圧ロール102による加圧を受けてトナー像が用紙上に定着されて定着トナー像からなる画像が形成される。用紙は、排紙ロール203によって、排出器200から矢印D方向に送り出されて排紙台18上に排出される。
加熱ロール101が本発明にいう回転部材の一例に相当し、加圧ロール102が本発明にいう加圧部材の一例に相当し、熱源103が本発明にいう熱源の一例に相当する。
ここで、加熱ロール101の詳細について説明する。
図3は、加熱ロールの一端を表した断面図である。
加熱ロール101の一端には、加熱ロール101を回転駆動させる駆動ギア104が被さっている。この駆動ギア104は、周囲に、図示が省略された歯が並んでいて、その歯を介してモータから駆動力を受ける。
駆動ギア104の内周と加熱ロール101の外周との間には、クラッチとして機能するスプリング105が配備されている。スプリング105の内周の径は、加熱ロール101の外周の径よりも大きい。このスプリング105の第1端105aは駆動ギア104の内周に固定されており、この第1端105aは駆動ギア104の駆動に伴って駆動ギア104とともに回転する。
定着器100には、加熱ロール101の一端に対向した位置に移動壁106が備えられている。この移動壁106は、加熱ロール101に対して接近乖離する方向に移動自在となっている。そして定着器100には、移動壁106を加熱ロール101から遠ざける方向に引っ張る引きばね107と、通電によって移動壁106を加熱ロール101に近づく方向へと押すソレノイド108も備えられている。ソレノイド108には、駆動ギア104の駆動時に通電される。
スプリング105の第2端105bは移動壁106に向かって突き出しており、ソレノイド108が移動壁106を押すと移動壁106の表面は第2端105bに接触する。
駆動ギア104が、本発明にいう駆動部材の一例に相当し、スプリング105が、本発明にいう螺旋部材の一例に相当し、移動壁106が、本発明にいう接触部材の一例に相当する。また、加熱ロール101と駆動ギア104とを備えた構造部分が本発明の駆動構造の第1実施形態に相当する。
次に、スプリング105によって駆動ギア104と加熱ロール101との駆動連結が構築され解除される動作について詳しく説明する。
図4〜図7には、駆動連結が構築され解除される動作が示されている。但し、説明の便宜上、これらの図では駆動ギアの図示が省略されており、駆動ギアの内側に配備されたスプリングが見える状態が示されている。
図4には駆動開始前の状態が示され、図5には駆動開始時の状態が示され、図6には駆動中の状態が示され、図7には駆動停止後の状態が示されている。
駆動開始前は、図3に示す引きばね107が移動壁106を引っ張っているので、移動壁107はスプリング105の第2端105bから離れている。このためスプリング105は内径が広がっていてスプリング105と加熱ロール101との間には隙間が生じており、駆動連結は解除されている。従って、加熱ロール101は外力によって自由に回転する状態となっており、例えばジャムを生じている用紙などは容易に除去される。
駆動ギアに対する駆動が開始されると、図3に示すソレノイド108に対して通電が行われ、ソレノイド108によって移動壁106が図5に示すように押され、移動壁106の表面がスプリング105の第2端105bに接触する。
スプリング105の第1端105aは、駆動ギア104の回転に伴って図中の矢印F方向に回転する。一方で、スプリング105の第2端105bには、移動壁106との接触によって、第1端105aの移動方向とは逆方向である図中の矢印G方向の摩擦力が掛かる。この結果、スプリング105の内径が縮小し、スプリング105の内周と加熱ロール101の外周が接触する。これにより駆動連結が構築される。
駆動中もスプリング105の第2端105bは移動壁106に接触し続けていて駆動連結が維持される。また、第2端105bに掛かる摩擦力よりも第1端105aに掛かる駆動力の方が大きいので、第2端105bが移動壁106の壁面を滑りながら加熱ロール101が図中の矢印F方向に回転することになる。
駆動が停止すると、図3に示すソレノイド108への通電が切られるので図3に示す引きばね107によって移動壁106が引き戻される。この結果、スプリング105の第2端105bと移動壁106が離れ、スプリング105の復元力によって第2端105bが動いてスプリング105の内径が広がる。そして、スプリング105の内周と加熱ロール101の外周とが離れて駆動連結が解除され、加熱ロール101は外力により自由に回転することとなる。
以上で本発明の第1実施形態の説明を終了し、以下では、第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、スプリング105の第2端105b付近の構造が異なる点を除いて第1実施形態と同様の実施形態であるので、以下では第2端105b付近の構造に着目して説明し、重複説明を省略する。
図8は、第2実施形態におけるスプリングの第2端付近の構造を示す図である。
第2実施形態では、スプリング105の第2端105bに環状部材109が固定されている。この環状部材109は移動壁106の壁面と向き合っており、移動壁106がスプリング105の第2端105b側へと移動すると、環状部材109の全周で移動壁106と接触することになる。これにより、第2端105bとの摩擦による移動壁106の損傷が抑制され、装置寿命の延長に寄与する。
以上で本発明の第2実施形態の説明を終了し、以下では、第3実施形態について説明する。この第3実施形態は、移動壁106を移動させる機構が異なる点を除いて第1実施形態と同様の実施形態であるので、以下では移動壁106の移動機構に着目して説明し、重複説明を省略する。
図9は、第3実施形態における移動壁の移動機構を示す図である。
第3実施形態では、駆動源のギア110と駆動ギア104との間に、駆動力を伝達する伝達ギア111が配備されている。そして、各ギアはいずれもはす歯になっている。駆動力は、駆動源のギア110から伝達ギア111へと伝達され、伝達ギア111から駆動ギア104へと更に伝達される。
また、伝達ギア111は、図の左右方向に移動自在となっており、伝達ギア111の外周から環状突起112が突き出している。そして、環状突起112は、移動壁106の溝に陥入した状態で回転自在となっている。
このように、第3実施形態では伝達ギア111という簡素な部材によって移動壁の移動機構が形成されている。伝達ギア111が、本発明に言う伝達部材の一例に相当する。
次に、第3実施形態における移動機構の動作について説明する。
図10は、第3実施形態における駆動時の状態を示す図である。
駆動時には、駆動源のギア110が図中の矢印H方向に回転し、駆動源のギア110のはす歯110aと伝達ギア111のはす歯111aとのかみ合わせによって駆動力が伝達される。そのような駆動力の伝達に伴って伝達ギア111には、図中の矢印J方向へと向かう力が掛かる。そのため伝達ギア111は、図9の左方向に移動し、環状突起112を介して移動壁106も図9の左方向(即ち加熱ロール101に接近する方向)へと移動する。この結果、移動壁106がスプリングの第2端105bに接触し、第1実施形態と同様に駆動連結が構築されることとなる。
図11は、第3実施形態における駆動停止時の状態を示す図である。
第3実施形態では、駆動の停止に際し、加熱ロール101や駆動ギア104などが一体となって図中の矢印K方向に慣性回転する。そして、駆動ギア104のはす歯104aと伝達ギア111のはす歯111aとが接触し、伝達ギア111には、図中の矢印L方向の力が掛かる。そのため、伝達ギア111は図9の右方向へと移動することとなり、環状突起112を介して移動壁106も図9の右方向(即ち加熱ロール101から遠ざかる方向)へと移動する。この結果、移動壁106がスプリングの第2端105bから離れ、第1実施形態と同様に駆動連結が解除されることとなる。
第3実施形態では、加熱ロール101や駆動ギア104などの慣性回転による駆動連結の解除が生じなかった場合であっても、例えばジャムを生じている用紙が引かれる力などで加熱ロール101や駆動ギア104が図中の矢印K方向に回転することでも駆動連結が同様に解除される。
以上で本発明の第3実施形態の説明を終了し、以下では、この第3実施形態を変形した第4実施形態について説明する。この第4実施形態では、上述した各実施形態のように移動壁106が移動するのでは無く、移動壁106の位置に設けられた固定壁の方へ駆動ギア104およびスプリングが移動することで駆動連結が形成される。この第4実施形態では固定壁が本発明にいう接触部材の一例に相当する。
第4実施形態では駆動ギア104と駆動源のギア110とが直接にかみ合っていて、各ギアはいずれもはす歯になっている。そして、はす歯の傾き方向は、駆動源のギア110から駆動力を受けることで駆動ギア104が固定壁の方へと押される傾き方向となっている。駆動ギア104は加熱ロール101の一端に挿入されているが、加熱ロール101の軸に沿った方向には固定されていないので、駆動ギア104が駆動時に押されるとスプリングとともに固定壁の方へと移動し、その結果、スプリングの第2端105bが固定壁に接触して駆動連結が形成される。駆動連結の解除は、第3実施形態と同様に、用紙が引かれる力や慣性などで加熱ロール101や駆動ギア104が回転することで実現する。
以上で各実施形態の説明を終了する。
なお、上記各実施形態では、画像形成装置の一例としてモノクロプリンタを示して説明したが、本発明の画像形成装置は、カラープリンタであっても良く、あるいは、ファクシミリやコピー機や複合機であってもよい。
また、上記各実施形態では、本発明にいう像形成器の一例として、感光体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写するタイプの像形成器を示して説明したが、本発明にいう像形成器は、記録媒体上にトナー像を直接に形成するものであってもよい。
また、上記各実施形態では、帯電、露光、現像を経る電子写真方式でトナー画像を形成する例が示されているが、本発明にいう像形成器は、潜像を作らずにトナー像を直接描画するものであってもよい。
また、本発明にいう像形成器で電子写真方式を採用する場合、帯電器は、帯電ロールなどを用いた接触式の帯電器であってもよく、あるいは、放電ワイヤなどを用いた非接触式の帯電器であってもよい。また、露光器は、レーザ光を光源とするものであってもよく、あるいは、LED等を光源とするものであってもよい。また、現像器は、トナーとキャリアが混ざったいわゆる2成分現像剤を用いるものであってもよく、あるいはトナーが主成分の現像剤を用いるものであってもよい。また、転写器は、感光体から用紙上へ直接にトナー像を転写する直接方式の転写器であってもよく、あるいは、中間転写体などを介して感光体から用紙上へと間接的にトナー像を転写する間接方式の転写器であってもよい。
10 プリンタ
12 感光体
13 帯電器
14 露光器
15 現像器
16 転写器
100 定着器
101 加熱ロール
102 加圧ロール
103 熱源
104 駆動ギア
105 スプリング
105a 第1端
105b 第2端
106 移動壁
107 引きばね
108 ソレノイド
109 環状部材
110 駆動源のギア
111 伝達ギア

Claims (5)

  1. 筒形状を有し、該筒の周方向に回転する回転部材と、
    前記筒の端部に被さり、該筒の周方向へ駆動される駆動部材と、
    前記筒の外周よりも内周の径が大きい螺旋形状を有し、該螺旋の一端は前記駆動部材に接続されていて、該一端に対する他端が該駆動部材の駆動方向とは逆方向に向かう力を受けることで内周の径が狭まって前記筒の外周に固定される螺旋部材と、
    前記駆動部材が非駆動の状態では前記螺旋部材の前記他端とは非接触で、該駆動部材が駆動されると該他端と接触する接触部材と、
    を備えたことを特徴とする駆動構造。
  2. 前記螺旋部材の前記他端は、前記筒の外周を取り巻いて前記接触部材に対向した環状体であり、
    前記接触部材は、前記螺旋部材の前記他端と接触する際には、前記環状体の全周と接触するものであることを特徴とする請求項1記載の駆動構造。
  3. 前記駆動部材の駆動源から該駆動部材へと駆動力を伝達し、該駆動力の伝達に伴って該駆動力の一部で移動し、該移動によって前記接触部材を前記螺旋部材の前記他端側へと移動させる伝達部材を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の駆動構造。
  4. 筒形状を有し、該筒の周方向に回転する回転部材と、
    未定着のトナー像を表面に保持した記録媒体を前記回転部材との間に挟み込んで加圧することにより、該表面に該トナー像を定着させる加圧部材と、
    前記回転部材と前記加圧部材が挟み込んだ記録媒体を加熱するための熱源と、
    前記筒の端部に被さり、該筒の周方向へ駆動される駆動部材と、
    前記筒の外周よりも内周の径が大きい螺旋形状を有し、該螺旋の一端は前記駆動部材に接続されていて、該一端に対する他端が該駆動部材の駆動方向とは逆方向に向かう力を受けることで内周の径が狭まって前記筒の外周に固定される螺旋部材と、
    前記駆動部材が非駆動の状態では前記螺旋部材の前記他端とは非接触で、該駆動部材が駆動されると該他端と接触する接触部材と、
    を備えたことを特徴とする定着器。
  5. 筒形状を有し、該筒の周方向に回転する回転部材と、
    未定着のトナー像を表面に保持した記録媒体を前記回転部材との間に挟み込んで加圧することにより、該表面に該トナー像を定着させる加圧部材と、
    前記回転部材と前記加圧部材が挟み込んだ記録媒体を加熱するための熱源と、
    前記筒の端部に被さり、該筒の周方向へ駆動される駆動部材と、
    前記筒の外周よりも内周の径が大きい螺旋形状を有し、該螺旋の一端は前記駆動部材に接続されていて、該一端に対する他端が該駆動部材の駆動方向とは逆方向に向かう力を受けることで内周の径が狭まって前記筒の外周に固定される螺旋部材と、
    前記駆動部材が非駆動の状態では前記螺旋部材の前記他端とは非接触で、該駆動部材が駆動されると該他端と接触する接触部材と、
    を備えた定着器;および
    前記記録媒体の表面に未定着の前記トナー像を形成する像形成器;
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2014225033A 2014-11-05 2014-11-05 駆動構造、定着器、および画像形成装置 Active JP6344202B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014225033A JP6344202B2 (ja) 2014-11-05 2014-11-05 駆動構造、定着器、および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014225033A JP6344202B2 (ja) 2014-11-05 2014-11-05 駆動構造、定着器、および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016090806A JP2016090806A (ja) 2016-05-23
JP6344202B2 true JP6344202B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=56019604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014225033A Active JP6344202B2 (ja) 2014-11-05 2014-11-05 駆動構造、定着器、および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6344202B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7355963B1 (ja) 2023-07-22 2023-10-03 テクノエイト株式会社 エンボス成形金型の加工方法
JP7409559B2 (ja) 2021-12-27 2024-01-09 東芝三菱電機産業システム株式会社 Scadaウェブhmiクライアント装置およびscadaウェブhmiシステム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50112841U (ja) * 1974-02-22 1975-09-13
JPS62258227A (ja) * 1986-05-06 1987-11-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd スプリングクラツチ
JP3045144U (ja) * 1997-07-09 1998-01-23 天竜丸澤株式会社 電磁スプリングクラッチ
KR101117251B1 (ko) * 2007-04-26 2012-03-15 삼성전자주식회사 화상형성장치
JP5434897B2 (ja) * 2010-12-20 2014-03-05 富士ゼロックス株式会社 加熱装置
JP6003748B2 (ja) * 2013-03-22 2016-10-05 富士ゼロックス株式会社 搬送装置、定着装置、画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7409559B2 (ja) 2021-12-27 2024-01-09 東芝三菱電機産業システム株式会社 Scadaウェブhmiクライアント装置およびscadaウェブhmiシステム
JP7355963B1 (ja) 2023-07-22 2023-10-03 テクノエイト株式会社 エンボス成形金型の加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016090806A (ja) 2016-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6862491B2 (ja) 駆動伝達装置及び画像形成装置
JP5147209B2 (ja) 駆動伝達装置及び画像形成装置
US10852671B2 (en) Fixing device including a cleaner to clean a surface of a cleaning target and image forming apparatus incorporating same
US9388000B2 (en) Spacing mechanism for spacing two members, and a fixing device sheet feeding-conveying device and image forming apparatus incorporating same
JP2020052164A (ja) 感光体ユニット
US8744329B2 (en) Fixing device and image forming apparatus incorporating same
JP6344202B2 (ja) 駆動構造、定着器、および画像形成装置
JP5327639B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5915310B2 (ja) 定着器および画像形成装置
JP2010048965A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6365223B2 (ja) 駆動構造、定着器、および画像形成装置
JP2018116319A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5847243B2 (ja) 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5743330B2 (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP7087448B2 (ja) 現像カートリッジ
JP2017026094A (ja) 駆動装置及び該駆動装置を備えた画像形成装置
JP5401480B2 (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2017116705A (ja) 画像形成装置
JPWO2019130776A1 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5847242B2 (ja) 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2019207325A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2018205540A (ja) 定着装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2009075167A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6743757B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5899352B2 (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6344202

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350