JP7409559B2 - Scadaウェブhmiクライアント装置およびscadaウェブhmiシステム - Google Patents

Scadaウェブhmiクライアント装置およびscadaウェブhmiシステム Download PDF

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Description

本開示は、SCADAウェブHMIクライアント装置およびSCADAウェブHMIシステムに関する。
SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)は、社会インフラシステムを監視制御する仕組みとして知られている。社会インフラシステムは、鉄鋼圧延システム、電力送変電システム、上下水道処理システム、ビル管理システム、道路システムなどである。
SCADAは、産業制御システムの一種であり、コンピュータによるシステム監視とプロセス制御とデータ収集とを行う。SCADAでは、システムの処理性能に合わせた即応性(リアルタイム性)が必要である。
SCADAは一般に次のようなサブシステムから構成される。
(1)HMI(Human Machine Interface)
HMIは、監視対象装置のデータをオペレータに提示し、オペレータが監視対象装置を監視し制御できるようにする機構である。
(2)監視制御システム
監視制御システムは、Programmable Logic Controller(PLC)などによって構成される。監視制御システムは、監視対象装置のデータを収集し、監視対象装置に対して制御コマンドを送る。
(3)遠方入出力装置(Remote Input Output:RIO)
遠方入出力装置は、監視対象装置に設置されたセンサと接続し、センサの信号をデジタルのデータに変換し、そのデジタルデータを監視制御システムに送る。
(4)通信基盤
通信基盤は、監視制御システムと遠方入出力装置を接続する。
SCADA HMIサブシステムの一例として、特許文献1には、HMIクライアント装置とHMIサーバ装置とを備えるシステムが開示されている。特許文献1のような従来のSCADAでは、HMIサーバ装置が、PLCから受信したデータをHMIクライアント装置へ送信する。HMIクライアント装置は、コンピュータ本体と、キーボード・マウス等の入力デバイスと、モニタとを有し、モニタに1つのHMI画面(HMI Screen)を表示する。
尚、出願人は、本開示に関連するものとして、上記の文献を含めて、以下に記載する文献を認識している。
日本特開2017-27211号公報 日本特開2019-114090号公報
上述した特許文献1に係るHMIサブシステムでは、1つのHMI画面を表示するために1台のHMIクライアント装置が必要である。費用、設置スペース、故障率、通信負荷を低減する観点から、1台のHMIクライアント装置で複数のHMI画面を同時に利用できることが望ましい。
本願発明者は、鋭意研究を進めた結果、ブラウザベースのSCADA HMIサブシステムを開発するに至った。これによれば、ウェブブラウザ上で動作するウェブアプリケーションとしてHMI画面を実現することができる。そのため、1台のHMIクライアント装置で複数のウェブブラウザを実行して、各ウェブブラウザにHMI画面を表示させることができる。
このようなブラウザベースのSCADA HMIサブシステムを産業システムの生産ラインに適用することについて検討する。産業システムの生産ラインのような大規模プラントは、複数のセクションに分けられており、セクション毎に運転室(パルピット)を備える。各運転室にはHMI画面を描画するウェブブラウザを実行するHMIクライアント装置が配置される。電気室には各ウェブブラウザと通信するウェブサーバを実行するHMIサーバ装置が配置される。
第1セクションのHMIクライアント装置のウェブブラウザでは、第1セクションの設備に関する専用HMI画面を操作可能とし、第2セクションのHMIクライアント装置のウェブブラウザでは、第2セクションに関する専用HMI画面を操作可能とすべきである。すなわち、各ウェブブラウザにHMI画面単位で操作権を設定するのが基本である。大規模プラントの操作信号は数千点におよびHMI画面上の操作パーツ単位で操作権を管理するのは不可能だからである。
しかしながら、第1セクションと第2セクションとの間に中間設備が設けられる場合もある。このような場合、第1セクションの出側設備と中間設備と第2セクションの入側設備とを含む共用HMI画面が必要である。共用HMI画面は、第1セクションのHMIクライアント装置でも第2セクションのHMIクライアント装置でも使用される。
この場合、第1セクションからは、共用HMI画面上の、第1セクションの設備に関する操作パーツは操作されてよいが、第2セクションの設備に関する操作パーツは操作されてはならない。逆に、第2セクションからは、共用HMI画面上の、第2セクションの設備に関する操作パーツは操作されてよいが、第1セクションの設備に関する操作パーツは操作されてはならない。中間設備については両方のセクションから操作される場合がある。そのため、共用HMI画面については、HMI画面単位で操作権を定めただけでは十分とは言えず、操作パーツ単位で適切な操作権が与えられる必要がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、原則としてHMI画面単位で各ウェブブラウザに操作権を設定できるとともに、例外としてHMI画面上の特定操作パーツについては、操作パーツ単位で各ウェブブラウザに操作権を設定できるSCADAウェブHMIクライアント装置およびSCADAウェブHMIシステムを提供することを目的とする。
第1の観点は、SCADAウェブHMIクライアント装置に関連する。
前記SCADAウェブHMIクライアント装置は、ウェブサーバと通信する少なくとも1つのウェブブラウザを実行する。
前記SCADAウェブHMIクライアント装置は、プロセッサとメモリとモニタとを備える。
前記メモリは、前記ウェブサーバから受信した、産業プラントを監視するためのHMI画面の画像データと、操作権テーブルと、例外テーブルとを記憶する。ここで、前記操作権テーブルはウェブブラウザ毎に前記HMI画面上の複数の操作パーツの操作可否をHMI画面単位で定める。前記例外テーブルはウェブブラウザ毎に前記HMI画面上の複数の操作パーツのうち一部の操作パーツである特定操作パーツの操作可否を操作パーツ単位で定める
記プロセッサは、前記モニタに表示される前記ウェブブラウザと、画面描画処理とを実行するように構成される。
前記画面描画処理は、前記HMI画面上の前記特定操作パーツに、前記例外テーブルに定められた操作可否を優先適用し、前記HMI画面上の前記複数の操作パーツのうち前記特定操作パーツ以外の操作パーツに、前記操作権テーブルに定められた操作可否を適用して、前記HMI画面を前記ウェブブラウザに描画する。
第2の観点は、SCADAウェブHMIシステムに関連する。
前記SCADAウェブHMIシステムは、ウェブサーバを実行するHMIサーバ装置と、前記ウェブサーバと通信する少なくとも1つのウェブブラウザを実行する複数のHMIクライアント装置を備える。
前記HMIサーバ装置は、サーバプロセッサとサーバメモリとを備える。
前記サーバメモリは、産業プラントを監視するためのHMI画面の画像データと、操作権テーブルと、例外テーブルとを記憶する。ここで、前記操作権テーブルは、ウェブブラウザ毎に前記HMI画面上の複数の操作パーツの操作可否をHMI画面単位で定める。前記例外テーブルは、ウェブブラウザ毎に前記HMI画面上の複数の操作パーツのうち一部の操作パーツである特定操作パーツの操作可否を操作パーツ単位で定める
記サーバプロセッサは、前記画像データと前記操作権テーブルと前記例外テーブルとを前記ウェブブラウザへ送信可能な前記ウェブサーバを実行するように構成される。
前記HMIクライアント装置は、クライアントプロセッサとクライアントメモリとモニタとを備える。
前記クライアントメモリは、前記ウェブサーバから受信した前記画像データと前記操作権テーブルと前記例外テーブルとを記憶する。
前記クライアントプロセッサは、前記モニタに表示される前記ウェブブラウザと、画面描画処理とを実行するように構成される。
前記画面描画処理は、前記HMI画面上の前記特定操作パーツに、前記例外テーブルに定められた操作可否を優先適用し、前記HMI画面上の前記複数の操作パーツのうち前記特定操作パーツ以外の操作パーツに、前記操作権テーブルに定められた操作可否を適用して、前記HMI画面を前記ウェブブラウザに描画する。
本開示によれば、原則としてHMI画面単位で各ウェブブラウザに操作権を設定できる。例外としてHMI画面上の特定操作パーツについては、操作パーツ単位で各ウェブブラウザに操作権を設定できる。そのため、HMI画面単位で効率的に各ウェブブラウザの操作権を管理でき、必要に応じて、例外的に操作パーツ単位で各ウェブブラウザの操作権を管理できる。
実施の形態に係る熱間圧延ラインの構成例を説明するための図である。 実施の形態に係る共用HMI画面の一例を説明するための図である。 実施の形態に係るHMIサーバ装置およびHMIクライアント装置が有する機能の概要を例示するブロック図である。 実施の形態に係る操作権テーブルの一例を説明するための図である。 実施の形態に係る例外テーブルの一例を説明するための図である。 実施の形態に係る画面描画処理について説明するためのフローチャートである。 実施の形態に係るSCADAウェブHMIシステムのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態.
1.産業システムの生産ライン
図1を参照して、SCADAウェブHMIシステムの適用対象である産業システムの生産ラインの一例について説明する。図1は、実施の形態に係る熱間圧延ラインの構成例を説明するための図である。
金属材の被圧延材1は、熱間圧延ラインで加工される間に薄く伸ばされ、材のサイズおよび温度は所望の目標値へ制御される。熱間圧延ラインは、加熱炉2、粗圧延機3、中間設備4、仕上圧延機5、水冷却装置6、コイラー7、および、それらの間で被圧延材1を搬送するローラーテーブル(図示省略)を備える。
加熱炉2は、被圧延材1を昇温する。昇温された被圧延材1は、ローラーテーブル上に抽出される。加熱炉2を出たとき、被圧延材1は、スラブと呼ばれる成形された金属の塊である。
粗圧延機3は、加熱炉2の下流に設けられている。粗圧延機3は、単一の圧延スタンド又は複数の圧延スタンドを備える。粗圧延機3は、被圧延材1を順方向(上流から下流へ)および逆方向(下流から上流へ)に複数回圧延する。
中間設備4は、粗圧延機3の下流に設けられている。中間設備4は、エッジヒーター、バーヒーター、コイルボックスなどを含む。
仕上圧延機5は、中間設備4の下流に設けられている。仕上圧延機5は、複数の圧延スタンドを備え、被圧延材1を上流から下流へ一方向に圧延する。仕上圧延により、被圧延材1の板厚、板幅などのサイズに関する最終品質が決定される。
水冷却装置6は、仕上圧延機5の下流に設けられている。水冷却装置6には、圧延された被圧延材1へ注水する。被圧延材1は、水冷却装置6により目標温度まで冷却される。
コイラー7は、水冷却装置6の下流に設けられている。水冷却装置6にて冷却された被圧延材1は、ピンチロールで下方にガイドされつつ、コイラー7に巻き取られ、コイル状の製品となる。
上述した各機器(2~7)は、電動機やドライブ装置を介してPLC8に接続する。PLC8は、制御LAN9を介して計算機室に配置された計算機10に接続する。計算機10は、被圧延材1についての圧延計画に基づいて各機器(2~7)に対する設定値を計算しPLC8へ送信する。PLC8は、設定値に基づいて各機器(2~7)を制御する。
また、PLC8は、イーサネット(登録商標)などの情報LAN11を介して電気室に配置されたHMIサーバ装置12に接続する。PLC8は、ブロックデータを含むパケットをマルチキャストまたはブロードキャストで情報LAN11へ周期的に送信する。ブロックデータは、PLC信号の集合である。1つのブロックデータには数十から数百のPLC信号が含まれる。PLC信号は、入出力信号(アクチュエータ制御信号およびセンサ検出信号を含む)やアラーム信号を含む。また、PLC8は、HMIサーバ装置12から各機器に関する制御信号を受信する。
上述した熱間圧延ラインのような大規模プラントは複数のセクションに分けられている。各セクションは運転室(パルピット)を備える。RM(Roughering Mills)パルピット13は、粗圧延機3を有するセクションの運転室である。FM(Finishing Mills)パルピット14は、仕上圧延機5を有するセクションの運転室である。DC(Down Coiler)パルピット15は、コイラー7を有するセクションの運転室である。
各運転室はウェブブラウザ上で各HMI画面を操作可能なHMIクライアント装置16を備える。RMパルピット13のHMIクライアント装置16aのウェブブラウザでは、粗圧延機3に関する専用HMI画面を操作可能である。FMパルピット14のHMIクライアント装置16bのウェブブラウザでは、仕上圧延機5に関する専用HMI画面を操作可能である。DCパルピット15のHMIクライアント装置16cのウェブブラウザでは、コイラー7に関する専用HMI画面を操作可能である。すなわち、各ウェブブラウザにHMI画面単位で操作権を設定するのが基本である。大規模プラントの操作信号は数千点におよびHMI画面上の操作パーツ単位で操作権を管理するのは不可能だからである。なお、本明細書において、各HMIクライアント装置(16a,16b,16c)を区別しない場合、単にHMIクライアント装置16と記す。
ところで、粗圧延機3と仕上圧延機5との間には中間設備4が設けられている。このような場合、図2に例示するような、粗圧延機3の出側設備と中間設備4と仕上圧延機5の入側設備とを含む共用HMI画面17が必要である。共用HMI画面17はRMパルピット13でもFMパルピット14でも使用される。
この場合、RMパルピット13からは、共用HMI画面17上の、粗圧延機3に関する操作パーツ18は操作されてよいが、仕上圧延機5に関する操作パーツ19は操作されてはならない。逆に、FMパルピット14からは、共用HMI画面17上の、仕上圧延機5に関する操作パーツ19は操作されてよいが、粗圧延機3に関する操作パーツ18は操作されてはならない。中間設備4に関する操作パーツ20は両方のパルピットから操作される場合がある。例えば、中間設備4であるコイルボックスは、巻取りに関してRMパルピット13から操作され、払い出しに関してFMパルピット14から操作される。そのため、共用HMI画面17については、HMI画面単位で操作権を定めただけでは十分とは言えず、操作パーツ単位で適切な操作権が与えられる必要がある。
そこで、本実施形態に係るSCADAウェブHMIシステムでは、原則的にHMI画面単位で各ウェブブラウザに操作権を設定でき、例外的にHMI画面上の特定操作パーツについては、操作パーツ単位で各ウェブブラウザに操作権を設定できることとした。
2.SCADAウェブHMIシステム
図3~図5を参照して、本実施形態に係るSCADAウェブHMIシステムについて説明する。SCADAウェブHMIシステムは、情報LAN11を介して相互に接続された、HMIサーバ装置12とHMIクライアント装置16を備える。
2-1.HMIサーバ装置の構成
図3に示すHMIサーバ装置12は、PLC信号や制御信号をPLC8と送受信し、かつウェブサーバを実行する。HMIサーバ装置12は、後述する図7に示すように、各種処理を実行するプロセッサ61、各種情報が格納されるメモリ62を備える。メモリ62に記憶されたプログラムをプロセッサ61が実行することにより、プロセッサ61は、PLC信号処理部21、ウェブサーバ処理部22として機能する。PLC信号処理部21およびウェブサーバ処理部22はプロセス間通信により相互にデータを送受信可能である。
PLC信号処理部21は、周期的にPLC8から受信したPLC信号を、ウェブサーバ処理部22を介して各ウェブブラウザ36(ウェブブラウザ処理部31)へ送信する。また、PLC信号処理部21は、ウェブサーバ処理部22を介して各ウェブブラウザ36から受信した制御信号をPLC8へ送信する。
ウェブサーバ処理部22は、各HMIクライアント装置16のウェブブラウザ36(ウェブブラウザ処理部31)と、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)、WebSocketを用いて通信可能である。ウェブサーバ処理部22は、各ウェブブラウザ36(ウェブブラウザ処理部31)からのリクエストに応じてコンテンツを送信する。コンテンツは、HTMLファイル(図示省略)、HMI画面(HMI Screen)毎の画像データであるSVG(Scalable Vector Graphics)ファイル25、パーツ種別毎の動作を記述したパーツライブラリ26、操作権テーブル27、例外テーブル28を含む。
パーツライブラリ26は、パーツ種別毎に動作を記述したスクリプトの集合を含む。スクリプトは、パーツ種別毎に定義されたJavaScript(登録商標)プログラムである。スクリプトは、必要に応じてパラメータ値(例えば操作権テーブル27および例外テーブル28に定義された操作権の有無)が与えられて各ウェブブラウザ36上で実行可能である。
操作権テーブル27は、ウェブブラウザ36毎に、各HMI画面37の操作可否(操作権があるか(操作が許可されているか)、操作権がないか(操作が許可されていないか))を定めた画面操作権情報を含む。
図4は、操作権テーブル27の一例を示す図である。「G10」~「G13」は各HMI画面37のスクリーン名である。「RM1_1」はHMIクライアント装置16aが実行する第1のウェブブラウザ36aのブラウザ名である。「RM1_2」はHMIクライアント装置16aが実行する第2のウェブブラウザ(図示省略)のブラウザ名である。「FM1_1」はHMIクライアント装置16bが実行する第1のウェブブラウザ36bのブラウザ名、「FM1_2」はHMIクライアント装置16が実行する第2のウェブブラウザ(図示省略)のブラウザ名である。一例として、ブラウザ名はコンピュータのデバイス名とモニタ番号とを組み合わせた名称である。図4に示す例では、ウェブブラウザ36a(RM1_1)は、HMI画面37a(G10)の操作権を有し、ウェブブラウザ36b(FM1_1)は、HMI画面37b(G10)の操作権を有さない。
上述したように、原則として、操作権テーブル27に定義されるようにHMI画面単位で操作権が設定されるが、特定のHMI画面(共用HMI画面17(図1,図2))については、例外的に操作パーツ単位で操作権が設定される必要がある。例外テーブル28は、ウェブブラウザ36毎に、各HMI画面37上の特定操作パーツの操作可否(操作権があるか(操作が許可されているか)、操作権がないか(操作が許可されていないか))を定めた例外情報を含む。特定操作パーツは、HMI画面37上の複数の操作パーツのうち一部の操作パーツである。
図5は、例外テーブル28の一例を示す図である。「G11」は、HMI画面37の1つである共用HMI画面17(図2)のスクリーン名である。共用HMI画面17(G11)は、操作権テーブル27(図4)においてすべてのウェブブラウザ36に操作権が許可されていない。しかしながら、共用HMI画面17(G11)上の特定操作パーツ(1_PL,2_PL,3_PL)には、例外テーブル28により操作パーツ単位で操作権が設定されている。ウェブブラウザ36a(RM1_1)は、操作パーツ18(1_PL)および19(3_PL)の操作権を有し、操作パーツ20(2_PL)の操作権を有さない。ウェブブラウザ36b(FM1_1)は、操作パーツ20(_PL)および19(3_PL)の操作権を有し、操作パーツ18(1_PL)の操作権を有さない。
すなわち、例外テーブル28には、RMパルピットのウェブブラウザ36a(RM1_1)からは粗圧延機3に関する操作パーツ18(1_PL)と中間設備4に関する操作パーツ20(2_PL)のみが操作可能であり、FMパルピットのウェブブラウザ36b(FM1_1)からは仕上圧延機5に関する操作パーツ19(3_PL)と中間設備4に関する操作パーツ20(2_PL)のみが操作可能であることが定義されている。なお、例外テーブル28に定義されていない操作パーツの操作権(空白を含む)は、操作権テーブル27の定義に従う。
2-2.HMIクライアント装置の構成
図3に戻り説明を続ける。HMIクライアント装置16(16a,16b)は、処理回路30(30a,30b)(後述する図7に示す、各種処理を実行するプロセッサ71、各種情報が格納されるメモリ72を含む)、モニタ35(35a,35b)を備える。メモリ72に記憶されたプログラムをプロセッサ71が実行することにより、プロセッサ71は、ウェブブラウザ処理部31(31a,31b)として機能する。なお、本明細書において符号30a~37aと符号30b~37bを区別しない場合、単に30~37と記す。
ウェブブラウザ処理部31は、ウェブブラウザ36ごとに実行される。ウェブブラウザ36は、産業プラントを監視制御するためのHMI画面37を描画する。HMI画面37はオペレータの操作により他のHMI画面37へ切り替わる。HMI画面37には複数のパーツが配置されている。パーツは、例えば、オペレータの操作に応じてPLC8へ制御信号を送信するための操作パーツ、受信したPLC信号に応じて表示状態(数値、文字、色、形)が変化する表示パーツ、他のHMI画面に切り替える画面遷移パーツ、などを含む。
各ウェブブラウザ36(ウェブブラウザ処理部31)は起動時に、ウェブサーバ処理部22から、上述したHTMLファイル、SVGファイル25、パーツライブラリ26、操作権テーブル27、例外テーブル28などを受信し、メモリ72に記憶する。これらに基づいて、ウェブブラウザ36は、パーツが配置されたHMI画面37を描画する。また、各ウェブブラウザ36は、起動時にウェブサーバ処理部22から常に最新のファイルを取得するために、キャッシュを使用しないモードで実行される。
ウェブブラウザ処理部31は、HMIサーバ装置12から受信した操作権テーブル27を読み込んで、ウェブブラウザ36毎に各HMI画面37の操作可否(操作権の有無)を判定する。また、ウェブブラウザ処理部31は、HMIサーバ装置12から受信した例外テーブル28を読み込んで、ウェブブラウザ36毎にHMI画面37(共用HMI画面17)上の特定操作ボタンの操作可否を判定する。
さらに、ウェブブラウザ処理部31は、画面描画処理32を実行する。画面描画処理32は、HMI画面37上の特定操作パーツに、例外テーブル28に定められた操作可否を優先適用し、HMI画面37上の複数の操作パーツのうち特定操作パーツ以外の操作パーツに、操作権テーブル27に定められた操作可否を適用して、HMI画面37をウェブブラウザ36に描画する。
具体的には、ウェブブラウザ処理部31は、HMI画面37に配置されたパーツのパーツ種別に応じて、上述したパーツライブラリ26に含まれるパーツ種別毎のスクリプトを実行する。ここでは、パーツ種別のうち、スクリプトに渡される操作権の有無(パラメータ値)に応じて動作が変化する操作パーツについて説明する。
操作パーツについて、操作権テーブル27においてウェブブラウザ36にHMI画面37の操作が許可されていない場合、原則として、ウェブブラウザ36のHMI画面37に配置されたすべての操作パーツは操作不可状態で描画される。また、操作権テーブル27においてウェブブラウザ36にHMI画面37の操作が許可されている場合、原則として、ウェブブラウザ36のHMI画面37に配置されたすべての操作パーツは操作可能状態で描画される。
例外として、例外テーブル28に特定のHMI画面37(共用HMI画面17)の特定操作パーツについて操作権が定義されている場合は、特定操作パーツについては例外テーブル28に定義された操作権が優先適用される。例外テーブル28に定義されていない操作パーツについては、操作権テーブル27に定義された操作権が適用される。
なお、操作不可状態において、操作パーツは、オペレータの実行操作(例えばマウスクリック)を受け付けない。操作可能状態において、操作パーツは、オペレータの実行操作を受け付け、当該操作に応じた制御信号をHMIサーバ装置12へ送信する。
3.HMIクライアント装置の処理例
図4~図6を参照して、操作権の有無に応じた各ウェブブラウザ36におけるHMI画面37の描画について具体的に説明する。図4は、上述した操作権テーブル27の一例を示す図である。図5は、上述した例外テーブル28の一例を示す図である。図6は、HMIクライアント装置16の処理例について説明するためのフローチャートである。
図6のステップS100において、HMIクライアント装置16は、ウェブブラウザ36を実行する。ウェブブラウザ処理部31は、ウェブブラウザ36の終了時の位置およびサイズに依らず、ウェブブラウザ36を予め定めた初期位置および初期サイズで既定のモニタ35に表示する。
ステップS110において、各ウェブブラウザ36は、HMIサーバ装置12からコンテンツを取得する。コンテンツは、上述したHTMLファイル、SVGファイル25、パーツライブラリ26、操作権テーブル27、例外テーブル28を含む。なお、パーツライブラリ26、操作権テーブル27、例外テーブル28はウェブブラウザ36の起動時にのみ取得すれば足りる。
ステップS120~ステップS220において、ウェブブラウザ処理部31は、操作権テーブル27および例外テーブル28に従って、ウェブブラウザ36に指定されたHMI画面37を描画する。
ウェブブラウザ処理部31は、操作権テーブル27を参照し、ウェブブラウザ36に当該HMI画面37の操作権があるか否かを判定する(ステップS120)。操作権がある場合、例外テーブル28に当該HMI画面37の例外情報があるか否かが判定される(ステップS130)。例外情報が無い場合は、ウェブブラウザ処理部31は、当該HMI画面37上のすべての操作パーツを操作可能状態で描画する(ステップS140)。
ステップS140の一例として、ウェブブラウザ36a(RM1_1)にHMI画面37a(G10)を表示する例を示す。図4の操作権テーブル27には、ウェブブラウザ36a(RM1_1)についてHMI画面37a(G10)の操作は許可されている(操作権あり)。また、図5の例外テーブル28には、HMI画面37a(G10)の例外情報はない。そのため、ウェブブラウザ36a(RM1_1)には、HMI画面37a(G10)上のすべての操作ボタンは操作可能状態で描画される。
一方、ステップS130において、当該HMI画面37について例外テーブル28に例外情報があると判定された場合、ステップS150の処理が実行される。ステップS150において、ウェブブラウザ処理部31は、HMI画面37上の各特定操作パーツの操作可否を判定する。操作が許可されている特定操作パーツは、操作可能状態で描画される(ステップS160)。一方、操作が許可されていない特定操作パーツは、操作不可状態で描画される(ステップS170)。なお、例外テーブル28に定義されていない操作パーツは、操作権テーブル27の定義に準じて操作可能状態で描画される。
図6のステップS120に戻り説明を続ける。ステップS120において、ウェブブラウザ36に当該HMI画面37の操作権がないと判定された場合は、ステップS180の処理が実行される。ステップS180において、例外テーブル28に当該HMI画面37の例外情報があるか否かが判定される。例外情報が無い場合は、ウェブブラウザ処理部31は、当該HMI画面37上のすべての操作パーツを操作不可状態で描画する(ステップS200)。
ステップS200の一例として、ウェブブラウザ36a(RM1_1)にHMI画面37a(G12)を表示する例を示す。図4の操作権テーブル27には、ウェブブラウザ36a(RM1_1)についてHMI画面37a(G12)の操作は許可されていない(操作権なし)。そのため、ウェブブラウザ36a(RM1_1)には、HMI画面37a(G12)上のすべての操作ボタンは操作不可状態で描画される。
一方、ステップS180において、当該HMI画面37について例外テーブル28に例外情報があると判定された場合、ステップS190の処理が実行される。ステップS190において、ウェブブラウザ処理部31は、HMI画面37上の各特定操作パーツの操作可否を判定する。操作が許可されている特定操作パーツは、操作可能状態で描画される(ステップS210)。一方、操作が許可されていない特定操作パーツは、操作不可状態で描画される(ステップS220)。なお、例外テーブル28に定義されていない操作パーツは、操作権テーブル27の定義に準じて操作不可状態で描画される。
例えば、図4の操作権テーブル27には、ウェブブラウザ36a(RM1_1)について図2の共用HMI画面17(G11)の操作は許可されていない(操作権なし)が、図5の例外テーブル28には、共用HMI画面17(G11)についての例外情報が定義されている。そのため、例外情報が優先適用される。図5の例外テーブル28には共用HMI画面17(G11)について特定操作パーツ(1_PL,2_PL)の操作は許可されている(操作権あり)。そのため、ウェブブラウザ36aには、共用HMI画面17(G11)上の特定操作パーツ(1_PL,2_PL)は操作可能状態で描画され、他の操作パーツ(3_PLを含む)は操作不可状態で描画される。
以上説明したように、ウェブブラウザ処理部31は、操作権テーブル27においてウェブブラウザ36によるHMI画面37の操作が許可されており、かつ、例外テーブル28においてウェブブラウザ36によるHMI画面37の特定操作パーツの操作が許可されていない場合、特定操作パーツを操作不可状態でウェブブラウザ36に描画し、特定操作パーツ以外の操作パーツを操作可能状態でウェブブラウザ36に描画する。
また、ウェブブラウザ処理部31は、操作権テーブル27においてウェブブラウザ36によるHMI画面37の操作が許可されていない、かつ、例外テーブル28においてウェブブラウザ36によるHMI画面37の特定操作パーツの操作が許可されている場合に、特定操作パーツを操作可能状態でウェブブラウザ36に描画し、特定操作パーツ以外の操作パーツを操作不可状態でウェブブラウザ36に描画する。
ところで、上述した図6のフローチャートでは、ウェブブラウザ36の起動時のHMI画面37の描画について説明した。しかしながら、画面遷移ボタンを押して他のHMI画面37に遷移する場合もある。この場合、ウェブブラウザ処理部31は、HMIサーバ装置12から当該他のHMI画面37に関するHTMLファイル、SVGファイル25を新たに取得し、ステップS120以降の処理を実行する。
4.効果
以上説明したように、本実施形態に係るSCADAウェブHMIシステムによれば、原則としてHMI画面単位で各ウェブブラウザに操作権を設定できる。これによれば、セクション毎に専用HMI画面を作成し、各セクションのウェブブラウザに専用HMI画面の操作権を設定することで、大規模プラントの数千点におよぶ操作信号の操作権をHMI画面単位で効率的に管理できる。
また、例外的にHMI画面上の特定操作パーツについては、操作パーツ単位で各ウェブブラウザ36に操作権を設定できる。これによれば、第1セクションのウェブブラウザと第2セクションのウェブブラウザで同じHMI画面を表示させる場合に、特定操作パーツについて第1セクションのウェブブラウザと第2セクションのウェブブラウザとで異なる操作権を設定できる。そのため、1つのHMI画面をセクションに応じた適切な操作権で共用できる。
5.ハードウェア構成例
図7は、HMIサーバ装置12およびHMIクライアント装置16のハードウェア構成例を示すブロック図である。
上述したHMIサーバ装置12の各処理は、処理回路により実現される。処理回路は、プロセッサ61と、メモリ62と、ネットワークインタフェース63とが接続して構成されている。プロセッサ61は、メモリ62に記憶された各種プログラムを実行することにより、HMIサーバ装置12の各機能を実現する。メモリ62は、主記憶装置および補助記憶装置を含む。メモリ62は、上述したHTMLファイル、SVGファイル25、パーツライブラリ26、操作権テーブル27、例外テーブル28を予め記憶している。ネットワークインタフェース63は、情報LAN11を介して同一ネットワーク内の他の装置と通信可能に接続する。
上述したHMIクライアント装置16の各処理は、処理回路により実現される。処理回路は、プロセッサ71と、メモリ72と、ネットワークインタフェース73と、入力インタフェース74と、モニタ35とが接続して構成されている。プロセッサ71は、メモリ72に記憶された各種プログラムを実行することにより、HMIクライアント装置16の各機能を実現する。メモリ72は、主記憶装置および補助記憶装置を含む。ネットワークインタフェース73は、情報LAN11を介して同一ネットワーク内の他の装置と通信可能に接続する。入力インタフェース74は、キーボード、マウス、タッチパネル等からなる一組の入力デバイスである。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。上述した実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数にこの発明が限定されるものではない。また、上述した実施の形態において説明する構造等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
1 被圧延材
2 加熱炉
3 粗圧延機
4 中間設備
5 仕上圧延機
6 水冷却装置
7 コイラー
8 PLC
9 制御LAN
10 計算機
11 情報LAN
12 HMIサーバ装置
13 RMパルピット
14 FMパルピット
15 DCパルピット
16,16a,16b,16c HMIクライアント装置
17 共用HMI画面
18,19,20 操作パーツ
21 PLC信号処理部
22 ウェブサーバ処理部
25 SVGファイル
26 パーツライブラリ
27 操作権テーブル
28 例外テーブル
30,30a,30b 処理回路
31,31a,31b ウェブブラウザ処理部
32,32a,32b 画面描画処理
35,35a,35b モニタ
36,36a,36b ウェブブラウザ
37,37a,37b HMI画面
61,71 プロセッサ
62,72 メモリ
63,73 ネットワークインタフェース
74 入力インタフェース

Claims (6)

  1. ウェブサーバと通信する少なくとも1つのウェブブラウザを実行するSCADAウェブHMIクライアント装置であって、
    プロセッサとメモリとモニタとを備え、
    前記メモリは、前記ウェブサーバから受信した、産業プラントを監視するためのHMI画面の画像データと、操作権テーブルと、例外テーブルとを記憶し、ここで、前記操作権テーブルはウェブブラウザ毎に前記HMI画面上の複数の操作パーツの操作可否をHMI画面単位で定め、前記例外テーブルはウェブブラウザ毎に前記HMI画面上の複数の操作パーツのうちの一部の操作パーツである特定操作パーツの操作可否を操作パーツ単位で定め
    記プロセッサは、
    前記モニタに表示される前記ウェブブラウザを実行し、
    前記HMI画面上の前記特定操作パーツに、前記例外テーブルに定められた操作可否を優先適用し、前記HMI画面上の前記複数の操作パーツのうち前記特定操作パーツ以外の操作パーツに、前記操作権テーブルに定められた操作可否を適用して、前記HMI画面を前記ウェブブラウザに描画する画面描画処理を実行する、ように構成されること、
    を特徴とするSCADAウェブHMIクライアント装置。
  2. 前記画面描画処理は、
    前記操作権テーブルにおいて前記ウェブブラウザによる前記HMI画面の操作が許可されていない、かつ、前記例外テーブルにおいて前記ウェブブラウザによる前記特定操作パーツの操作が許可されている場合に、
    前記特定操作パーツを操作可能状態で前記ウェブブラウザに描画し、
    前記複数の操作パーツのうち前記特定操作パーツ以外の操作パーツを操作不可状態で前記ウェブブラウザに描画すること、
    を特徴とする請求項1に記載のSCADAウェブHMIクライアント装置。
  3. 前記画面描画処理は、
    前記操作権テーブルにおいて前記ウェブブラウザによる前記HMI画面の操作が許可されており、かつ、前記例外テーブルにおいて前記ウェブブラウザによる前記特定操作パーツの操作が許可されていない場合に、
    前記特定操作パーツを操作不可状態で前記ウェブブラウザに描画し、
    前記複数の操作パーツのうち前記特定操作パーツ以外の操作パーツを操作可能状態で前記ウェブブラウザに描画すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載のSCADAウェブHMIクライアント装置。
  4. ウェブサーバを実行するHMIサーバ装置と、前記ウェブサーバと通信する少なくとも1つのウェブブラウザを実行する複数のHMIクライアント装置を備えるSCADAウェブHMIシステムであって、
    前記HMIサーバ装置は、サーバプロセッサとサーバメモリとを備え、
    前記サーバメモリは、産業プラントを監視するためのHMI画面の画像データと、操作権テーブルと、例外テーブルとを記憶し、ここで、前記操作権テーブルは、ウェブブラウザ毎に前記HMI画面上の複数の操作パーツの操作可否をHMI画面単位で定め、前記例外テーブルは、ウェブブラウザ毎に前記HMI画面上の複数の操作パーツのうちの一部の操作パーツである特定操作パーツの操作可否を操作パーツ単位で定め
    記サーバプロセッサは、前記画像データと前記操作権テーブルと前記例外テーブルとを前記ウェブブラウザへ送信可能な前記ウェブサーバを実行する、ように構成され、
    前記HMIクライアント装置は、クライアントプロセッサとクライアントメモリとモニタとを備え、
    前記クライアントメモリは、前記ウェブサーバから受信した前記画像データと前記操作権テーブルと前記例外テーブルとを記憶し、
    前記クライアントプロセッサは、
    前記モニタに表示される前記ウェブブラウザを実行し、
    前記HMI画面上の前記特定操作パーツに、前記例外テーブルに定められた操作可否を優先適用し、前記HMI画面上の前記複数の操作パーツのうち前記特定操作パーツ以外の操作パーツに、前記操作権テーブルに定められた操作可否を適用して、前記HMI画面を前記ウェブブラウザに描画する画面描画処理を実行する、ように構成されること、
    を特徴とするSCADAウェブHMIシステム。
  5. 前記画面描画処理は、
    前記操作権テーブルにおいて前記ウェブブラウザによる前記HMI画面の操作が許可されていない、かつ、前記例外テーブルにおいて前記ウェブブラウザによる前記特定操作パーツの操作が許可されている場合に、
    前記特定操作パーツを操作可能状態で前記ウェブブラウザに描画し、
    前記複数の操作パーツのうち前記特定操作パーツ以外の操作パーツを操作不可状態で前記ウェブブラウザに描画すること、
    を特徴とする請求項4に記載のSCADAウェブHMIシステム。
  6. 前記画面描画処理は、
    前記操作権テーブルにおいて前記ウェブブラウザによる前記HMI画面の操作が許可されており、かつ、前記例外テーブルにおいて前記ウェブブラウザによる前記特定操作パーツの操作が許可されていない場合に、
    前記特定操作パーツを操作不可状態で前記ウェブブラウザに描画し、
    前記複数の操作パーツのうち前記特定操作パーツ以外の操作パーツを操作可能状態で前記ウェブブラウザに描画すること、
    を特徴とする請求項4又は5に記載のSCADAウェブHMIシステム。
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