JP6343372B1 - デマンドレスポンスシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力会社はアグリゲーターを介さず、需要家機器を直接制御し、スマートメータによりDR応答量を計量し、DR応答報酬を需要家へ直接支払うことを可能とするDRシステムを提供し、電力会社とのDR応答電気料金メニュー契約の有無によらず、DR応答するか否かを予め選択できるようにするとともに、節電要請に対して応答するか否かを機器毎に予め選択できるようにする。【解決手段】需給調整が必要な場合には、電力需給調整指令装置13から送信信号制御装置21に需給調整要請を行い、電波発信器22から電力需給調整指令信号50を発信させ、電波受信器31aが電力需給調整指令信号50を受信すると、機器制御手段31bが電気機器32の電力消費パターンを変化させる。電気料金計算システム14は、指令関連情報及び需要家30における30分毎使用電力量計量値に基づいて、DR応答量を加味した電気料金算出手段14cを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、電力会社からの電力需給調整指令に応じて、需要家が所有又は管理する電気機器の運転制御を行うことができるデマンドレスポンスシステム(以下「DRシステム」という。)に関する。
近年、電力需給調整を目的として、電力需給逼迫時等において、電気料金価格の設定又はインセンティブの支払に応じて、需要家側が電力消費量を調整するよう電力消費パターンを変化させることを目指すデマンドレスポンス(以下「DR」という。)が検討されている。
例えば、非特許文献1には、電力会社と需要家の間にアグリゲーターと呼ばれる事業者が存在し、アグリゲーターを通じて電力会社から需要家に対する指令が行われ、報酬が支払われることが記載されている(特に、第3頁を参照)。
また、特許文献1(特許第5316610号公報)には、放送局(15)が電力需給逼迫警報や電力需給情報等を送信し、制御装置(20)が放送局(15)から送信された情報を受信し、その受信した情報を利用して電気機器(30)の運転状態を制御する制御システム(10)であって、制御装置(20)が電気機器(30)に対して行った制御の内容を示す動作履歴がメモリ(26)に記録され、電力会社はメモリ(26)に記録された動作履歴に基づいて料金の割引等を行う制御システム(10)が記載されている(特に、段落0019、0020、0030、0059及び図1を参照)。
さらに、特許文献2(特許第6009925号公報)には、各需要家の保有するIHD機能内蔵デジタルテレビ(10)が制御部(11)、温度センサ(12)、照度センサ(13)、赤外線通信部(14)、ホームゲートウェイ装置(17)、チューナ(18)、表示制御部(19)、表示装置(20)、記憶装置(21)を有し、DRサーバ(40)が節電要請のためのDR信号を、通信ネットワークを介してIHD機能内蔵デジタルテレビ(10)に送信し、ホームゲートウェイ装置(17)はDR信号を受信すると、DR(節電)の要請を需要家に通知するためのDR画面を表示装置(20)の表示画面に表示させ、需要家はDRの要請を受諾するか拒否するかを選択し、需要家がDRの要請を受諾したら、ホームゲートウェイ装置(17)は受諾した旨を示す信号をDRサーバ(40)に返すとともに、温度センサ(12)及び照度センサ(13)による受諾前後の検出結果を節電行動の証拠データとしてDRサーバ(40)に送信し、DRサーバ(40)はホームゲートウェイ装置(17)からの応答データおよび証拠データに基づいて、需要家によるDRへの協力度合いを評価するとともに、その評価結果に基づいて、需要家に対するインセンティブを算出する機器システムが記載されている(特に、段落0016〜0019、0026、0030〜0031及び図1〜4を参照)。
しかし、特許文献1に記載の制御システム(10)では、メモリ(26)に記録された動作履歴に基づいて料金の割引等を行っており、特許文献2に記載の機器システムでは、ホームゲートウェイ装置(17)からの応答データおよび証拠データに基づいて、需要家によるDRへの協力度合いを評価するとともに、その評価結果に基づいて、需要家に対するインセンティブを算出している。
そのため、アグリゲーターが電力会社へ需要調整量を提供し報酬を得るためには、アグリゲーターはDRに関する契約を締結している各需要家の動作履歴や応答データおよび証拠データを計測し、個別に各需要家に対してDR応答量に応じた報酬を支払う必要がある。
また、そのようなシステムを構成するためには、少なくとも各需要家の動作履歴や応答データおよび証拠データを計測・記録する装置及び記録された動作履歴等を電力会社等に報告する装置が必要であり、実現に多大なコストがかかる。
その上、アグリゲーターを通じて電力会社へ報告される需要家の動作履歴等の情報は、電力会社が正確性を確認できるものではなく、自己申告にすぎない情報であるため、電力会社の立場からは動作履歴等の信憑性に疑義が残るという問題もある。
さらに、特許文献2に記載の機器システムでは、需要家はDRの要請を受諾するか拒否するかを選択できるようになっているが、DR信号を受信するたびにDR画面を表示装置(20)の表示画面に表示させて選択するようになっているため、需要家は待機を強いられ、DR信号受信時に不在の場合には選択ができないという問題がある。
「ディマンドリスポンス(ネガワット取引)ハンドブック」、平成28年12月28日、経済産業省、インターネット<URL:http://www.meti.go.jp/press/2016/12/20161228004/20161228004-1.pdf>
特許第5316610号公報 特許第6009925号公報
本発明は、上記の問題を解決し、電力会社がアグリゲーターを通じて需要家に節電等の電力需給調整を要請した時における電気機器の動作履歴、応答データ、証拠データ等をアグリゲーターが個別に計測、送受信することなく、所定期間毎(例えば1ヶ月)の需要家の電力使用料の精算に合わせて、電力会社がDR応答に関する需要家へのデマンドレスポンス応答報酬(以下「DR応答報酬」という。)をスマートメータによる所定時間毎(例えば30分)の計量値をもとに算出し、需要家と直接精算するDRシステムの提供を第1の課題としている。
また、本発明によれば、電力会社は電波等による一方向通信により、不特定多数の需要家が所有又は管理する電気機器を対象として、電力需給調整指令を発するが、電力会社からの電力需給調整指令に対し、需要家がDRに関する契約を締結しているかどうかに係わらず、DR応答するか否かを機器毎に需要家が予め設定できるようにすることを第2の課題としている。
請求項1に係る発明は、電力需給調整指令信号発生システム20と、需要家30が所有又は管理する電気機器32の動作を制御する電気機器制御装置31と、スマートメータ33と、前記需要家30が契約している電力会社10に設置されている電気料金計算システム14を備えるデマンドレスポンスシステムであって、
前記電力需給調整指令信号発生システム20と前記電気機器制御装置31は、電力需給調整指令信号50を送信する指令信号送信器と電力需給調整指令信号50を受信する指令信号受信器のみにより一方向通信で接続され、
前記電力需給調整指令信号発生システム20は、電力需給状況に基づいて前記指令信号送信器を動作させる送信信号制御装置21を備え、
前記電気機器制御装置31は、前記指令信号受信器が受信した電力需給調整指令信号50に基づいて、前記電気機器32の動作を制御する機器制御手段31bを備え、
前記スマートメータ33は、前記需要家30の使用電力量計量値を所定時間毎に計測する計測手段と、該計測手段で計測された所定時間毎の使用電力量計量値を前記電気料金計算システム14に対して送信する使用電力量計量値送信手段を備え、
前記電気料金計算システム14は、電力需給調整指令信号50を送信した日時に関する情報を含む指令関連情報及び前記使用電力量計量値送信手段から送信された前記需要家30における所定時間毎の使用電力量計量値に基づいて、前記需要家30に対するデマンドレスポンス応答報酬を算出する電気料金算出手段14cを備えており、
前記指令信号送信器は電波を利用する電波発信器22であり、
前記指令信号受信器は電波受信器31aであり、
前記電気機器制御装置31は、前記電力会社10からの電力需給調整要請に基づく電力需給調整指令信号50に対してだけ応答することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のデマンドレスポンスシステムにおいて、
前記電気機器制御装置31は、電力需給調整指令信号50を受信した時に、前記電気機器32の動作を制御するか否かを予め選択可能とするDR応答選択手段と、該DR応答選択手段により前記電気機器32の動作を制御することが選択され、かつ、電力需給調整指令信号50を受信した時に、前記電気機器32に対して個別に電力需給調整指令信号50に応答するか否かを予め選択可能とする条件設定手段を備え、
前記機器制御手段31bは、前記指令信号受信器が受信した電力需給調整指令信号50、前記DR応答選択手段により予め選択されたDR制御態様及び前記条件設定手段により予め選択された個別応答態様に基づいて前記電気機器32を制御することを特徴とする。
請求項1に係る発明のDRシステムによる、1つ目の効果としては、DR応答報酬をスマートメータ33の所定時間毎(例えば30分)の使用電力量計量値をもとに算出することで、各需要家30の電気機器32の動作履歴等を個別に計測、報告する手段を必要としないため、DRシステム実現のためのコストを大幅に抑制できる点、及び、需要家30はアグリゲーターを介さずDR応答報酬を需要家30が契約している電力会社10から直接受け取ることができるため、アグリゲーター関連経費をゼロにできる点が挙げられ、費用面における効果が高いといえる。加えて、電力会社10が電気機器32を直接制御するためインバランス料金が発生せず、精算する必要性もない。
2つ目の効果としては、電気機器32の制御は電力会社10が一方向通信による電力需給調整指令信号50で直接行うため、ほぼリアルタイムによるDR応答が実現できる点、及び、電力会社10は一定時間(例えば1時間)前に需要家30にDR要請の予告を行う必要がなく、電力需給監視をしながら必要と判断した都度、DR要請を行えばよいことから、省力化が実現できる点が挙げられ、運用性に優れているといえる。
3つ目の効果としては、DR応答報酬はスマートメータ33による使用電力量計量値をもとに算出することから、不正の働きようがなく、データの信憑性が高い点が挙げられる。
4つ目の効果としては、一方向通信による電力需給調整指令信号50は負荷機器だけでなく、発電装置、蓄電池及び燃料電池にも適用可能であることから、汎用性が高く、例えば、再生可能エネルギーの出力抑制にも応用できる点が挙げられる。
5つ目の効果としては、指令信号送信器は電波を利用する電波発信器22であり、指令信号受信器は電波受信器31aであるので、需要家30又はアグリゲーターが用意しなければならない電気機器制御装置31に電力需給調整指令信号50を受信するための通信手段(インターネット回線等)や計測機器を備える必要がなく、電気機器計測・制御関連費用を安価なものとすることができる。
そして、インターネット回線等の通信手段を持たない需要家30や資力に乏しい需要家30であっても、DRシステムを容易に構築できるので、電力需給逼迫時において、多くの需要家30に対して節電協力を求めることができ、協力した需要家30は電力会社10からDR応答報酬を格別の報告等を行うことなく受けることができる。
6つ目の効果としては、電気機器制御装置31は需要家30が契約している電力会社10からの電力需給調整要請に基づく電力需給調整指令信号50に対してだけ応答するので、需要家30が契約している電力会社10以外の電力会社からの電力需給調整要請に基づく電力需給調整指令信号に応答してしまうおそれがない点が挙げられる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明による効果に加えて、
電気機器制御装置31は、電力需給調整指令信号50を受信した時に、電気機器32の動作を制御するか否かを予め選択可能とするDR応答選択手段と、DR応答選択手段により電気機器32の動作を制御することが選択され、かつ、電力需給調整指令信号50を受信した時に、電気機器32に対して個別に電力需給調整指令信号50に応答するか否かを予め選択可能とする条件設定手段を備え、
機器制御手段31bは、指令信号受信器が受信した電力需給調整指令信号50、DR応答選択手段により予め選択されたDR制御態様及び条件設定手段により予め選択された個別応答態様に基づいて電気機器32を制御するので、
需要家30は、電力需給調整指令信号50を受信した時のDR制御態様及び個別応答態様を、業務日程やその日の状況等を考慮しつつ、事前に選択することができ、待機を強いられることはない。
実施例に係るDRシステムの機器構成図。 実施例に係るDRシステムにおける電力需給調整要請のための設定画面。 実施例に係るDRシステムの電力需給調整要請への応答可否設定画面。 実施例に係るDRシステムにおける電力会社設定画面。 実施例に係るDRシステムにおける需要家のDR応答選択フロー図。 実施例に係るDRシステムにおける電気料金計算例。
以下、実施例によって本発明の実施形態を説明する。
図1は実施例に係るDRシステムの機器構成図である。
電力会社10に従事している電力需給管理者11は、電力需給監視モニタ12を常時監視しており、需給調整が必要な場合(例えば、ピーク負荷時の節電指令や軽負荷時の電力使用指令が必要な場合)において、電力需給調整指令信号発生システム20に対し電力需給調整指令信号50の送信を要請する。
具体的には、電力需給調整指令装置13から第1の通信回線40を経由して送信信号制御装置21に送信要請信号を送り、送信要請信号を受けた送信信号制御装置21は電波発信器22から所定周波数帯の電力需給調整指令信号50を発信させる。
そして、その電力需給調整指令信号50を受信した電気機器制御装置31は、後述する需要家30の選択に従って需要家30が所有又は管理する電気機器32の動作を制御する。
具体的には、その電力需給調整指令信号50を受信した電波受信器31aが機器制御手段31bに電力需給調整指令情報を送り、電力需給調整指令情報を受けた機器制御手段31bは電気機器32の電力消費パターンを変化させる。
電力会社10は、元々、例えばピーク時期には気温が1度上昇すると管轄する管内の電力使用量がいくら増えるといったノウハウを持っており、本発明の電気機器制御装置31を具備した電気機器32の普及に伴いDR応答量に関する知見を蓄積することが可能であるため、電気機器32の電力消費パターンの変化は厳密である必要はなく、例えば、乱数を用いたON、OFF運転や設定温度の見直しにより、1回の電力需給調整指令の時間内で大まかに辻褄が合えばよい。そして、電力会社10はトータルのDR応答量を確認しながら、DR応答量をさらに増加させるかあるいは減少させるか、若しくは、火力発電設備や揚水発電設備の出力調整により需給管理を行えばよい。
また、電波発信器22から電力需給調整指令信号50を発信させた時には、電力需給調整指令装置13から電気料金計算システム14に対して電力需給調整指令信号50を送信した日時に関する情報及びその指令内容を含む指令関連情報を送信する。
電気機器制御装置31は電気機器32に内蔵されている方が好適であるが、内蔵されていなくてもよい。
なお、電力需給調整指令装置13は必須でなく、人力による処理も可能であるが、利用する方が利便性が高い。
スマートメータ33は需要家30毎に設置されている、一般的には電力会社10が所有する電力量計であり、所定時間毎(例えば30分)の使用電力量計量値を計測し、計測した使用電力量計量値を電力会社10に設置されている電気料金計算システム14に第2の通信回線60(有線でも無線でも良い)を介して送信する使用電力量計量値送信手段を備えている。
そして、電力需給調整指令信号50を受けた後の所定時間における使用電力量計量値が、電力需給調整指令信号50を受ける前のベースラインより電力需給調整指令信号50が要求する方向に変化した場合には、需要家30の協力があったものとして、電気料金精算に合わせてDR応答報酬の精算を行う。
そのため、電気料金計算システム14は、電力需給調整指令装置13から送信された指令関連情報を記憶する指令関連情報メモリ14a、スマートメータ33から送信された所定時間毎の使用電力量計量値を記憶するメータデータ管理メモリ14b、電気料金算出手段14c及び電気料金出力手段14dを備えている。
図2は、実施例に係るDRシステムにおける電力需給調整要請のための設定画面であり、電力需給調整指令装置13のモニタ13mに表示されるものである。
電力需給調整指令を行うDR対象は、需要家30の所有又は管理している負荷機器、発電機、蓄電池及び燃料電池であり、各DR対象の調整量を選択して要請が行われる。
図2で選択されている調整量は、電力需給に余裕がある場合(軽負荷時)の例であり、需要家30に対しては電気料金単価を40%下げて電力利用を促し、発電機に対しては30%の出力抑制を要請し、蓄電池に対しては充電を要請する場合を示している。
以下に、各DR対象の調整量を選択する際における操作方法例について説明する。
(1)マウスカーソルを、「需要家」欄13aの「単価−」欄における「40%」の位置P1に移動してクリックする。
(2)マウスカーソルを、「出力抑制」欄13bにおける「30%」の位置P2に移動してクリックする。
(3)マウスカーソルを、「蓄電池」欄13cにおける「充電」の位置P3に移動してクリックする。
(4)マウスカーソルを、「実行」ボタン13dの位置P4に移動してクリックする。
上記の操作を行うことにより、送信信号制御装置21に所定の送信要請信号が送られ、電波発信器22からその送信要請信号に対応した電力需給調整指令信号50が発信される。
図3は、実施例に係るDRシステムの電力需給調整要請への応答可否設定画面であり、電気機器制御装置31のモニタ31mに表示されるものである。
図3の設定状態は、電力需給調整要請に対して応答する例であり、電力需給調整要請に対して応答しないように設定する場合には、マウスカーソルを応答可否設定欄31cの右側に移動してクリックする。
上記の操作を行うことにより、応答可否設定欄31cの左側は白い丸の表示に変わるとともに右側が黒い丸の表示に変わり、電力需給調整要請を受けても機器制御手段31bが電気機器32の電力消費パターンを変化させないモードに切り替わる。
図4は、実施例に係るDRシステムにおける電力会社設定画面であり、電気機器制御装置31のモニタ31mに表示されるものである。
図3の設定状態は、電力会社Aが選択されている例であり、電力会社Aからの電力需給調整要請に対してだけ応答する場合を示している。
また、電力会社Cを選択する場合には、マウスカーソルを電力会社選択欄31dの電力会社Cの上側に移動してクリックすれば、電力会社選択欄31dの電力会社Aの上側にある表示は白い丸に変わるとともに、電力会社Cの上側にある表示が黒い丸に変わり、電力会社C以外の電力会社から電力需給調整要請を受けても機器制御手段31bが応答しないように設定される。
このような設定が必要となるのは、本実施例のDRシステムが電波を利用したものであるため制御対象が不特定多数であり、特に複数の放送波を受信し易い場所においては、需要家30が契約している電力会社がAであるにもかかわらず、電力会社Bの指令に応じて発信された電力需給調整指令信号50である電波に応答してしまうおそれがあるからである。
図5は、実施例に係るDRシステムにおける需要家30のDR応答選択フロー図であり、実施例に係るDRシステムにおいて、電力需給調整指令信号50を受信した時に、電力会社10からの要請に応答して需要家30が所有又は管理する電気機器32の動作を制御するか否かを予め選択するとともに、電気機器32の動作を制御するよう選択した場合において、電気機器32に対して個別に電力需給調整指令信号50に応答するか否かを予め選択するための選択フロー図である。
以下、各ステップについて順を追って説明する。
(1)DR契約ステップS1において、電力会社10は新たにDR応答に参加する需要家向けの電気料金メニュー(以下「DRプラン」という。)を設ける。DRに協力しDR応答報酬を得たい需要家30はDRプランに加入することになるため、Yesを選択し、DR応答ステップS2に移行する。DRに協力しない需要家30はDRプランに加入しないため、Noを選択し、DR不参加状態S7に移行する。電力会社10は需要家30がDRプランを選択した場合はスマートメータ33によりDR応答量を計測しDR応答報酬を電気料金計算システム14にて精算するが、需要家30がDRプランを選択しない場合はDR応答の有無に関係なく消費電力分だけの精算を行う。なお、図5では省略しているが、DRに参加しない需要家30においてもDR応答設定は可能であり、DRプランによるDR応答報酬は受け取ることができないが、DR応答をきっかけに省エネの取り組みをすることは可能である。
(2)DR応答ステップS2において、需要家30は、例えば、エアコン、テレビ、冷蔵庫の電気機器32に対し、エアコンとテレビはDR応答による利便性低下を回避すべく、DR応答においてNoを選択し、冷蔵庫はDR応答による利便性低下を許容できるのでDR応答においてYesを選択するなど、電気機器32毎に需要家30の利便性を考慮したうえでDR応答のYes又はNoを選択できる。DR応答ステップS2において、Yesを選択した場合は条件設定ステップS3に移行し、Noを選択した場合はDR不応答状態S6に移行し、電力会社10からのDR応答要請があっても電気機器32はDR応答しない。
なお、DR応答ステップS2における選択操作の手順は、上述した図3に関する説明のとおりである。
(3)条件設定ステップS3において、対象となる電気機器32はDR応答する状態にあるが、DR応答の有無について閾値を設けることにより、さらに細かい設定を可能とする。具体的には、電気料金単価の増減をインセンティブとしたDRシステムを考える場合、例えば、電気料金単価が+20%上昇までは利便性を優先しDR応答しないこととするが、+20%を越える上昇の場合は利便性よりも支払電気料金の抑制を優先したいようなケースにおいては、条件設定ステップS3においてYesを選択し、閾値を20%に設定することでDR条件付応答状態S4に移行する。同様に、エアコンの設定においては、快適設定温度をベースに、例えば、摂氏2度以内の変更であれば許容できるが、摂氏2度を超える変更であれば耐え難いため高い電気料金を支払ってでも快適性を優先したい場合には、DR条件付応答状態S4において、摂氏2度までの変更にとどめるといった制御が可能になる。条件設定ステップS3において無条件でDR応答する場合はNoを選択することでDR応答状態S5に移行する。
なお、(2)及び(3)の選択は随時実行可能であるが、電力需給調整指令信号50が発信された時に、当日のDR状態S4〜S6が選択されていない場合においては、直近に選択されたDR状態に従って、電気機器32の制御が行われるようになっている。
また、電力需給調整指令信号50が発信された後においても、DR応答ステップS2の選択画面(図3)又は条件設定ステップS3の選択画面を呼び出し、電気機器32全体又は個別の電気機器32に対するDR状態の変更を行うことも可能である。
図6は、実施例に係るDRシステムにおける電気料金計算例であり、実施例に係るDRシステムの電気料金計算システム14における電気料金精算及びDRの対価精算の一例を説明するための図である。
この例は、10時から16時の間において、電力需給逼迫(重負荷状態)を避けるため、需要家30の買電単価を10時台は+10%、11時台は+20%、12時台は+30%、13時台は+30%、14時台は+20%、15時台は+10%と変動させた場合である。
そして、このような電力需給調整指令信号50を発信した時に、9時から16時の間における需要家30の使用電力量が9時台は7kWh、10時台は4kWh、11時台は6kWh、12時台は3kWh、13時台は5kWh、14時台は4kWh、15時台は6kWhであった場合、ベースラインからの変動分を、図6の下側の表におけるDR量及び単価に基づいて下から2段目の小計としてDR応答報酬を計算し、需要家30に対して実際に請求する各時間帯の合計額を算出する。
ここで、DR量は電力需給調整指令信号50を発信する直前における使用電力量(上記の例では7kWh)を基準として、何kWh下がっているかに基づく量である。
すなわち、10時台は3kWh下がっているのでDR量3、同様に11時台はDR量1、12時台はDR量4、13時台はDR量2、14時台はDR量3、15時台はDR量1となり、DR応答報酬単価を20円/kWhとすれば、DR応答報酬(割引額)が10時台は60円、11時台は20円、12時台は80円、13時台は40円、14時台は60円、15時台は20円となる。
最終的に、需要家30に対する請求額は、10時台が33円×4−60円=72円、11時台が36円×6−20円=196円、12時台が39円×3−80円=37円、13時台が39円×5−40円=155円、14時台が36円×4−60円=84円、15時台が33円×6−20円=178円となり、需要家30に請求される電気料金は、電力需給調整指令信号50を受けた後に使用電力量を削減したことによって、6時間合計で280円割り引かれる結果となる。
なお、上記図6による例では、ベースラインからのDR応答量との差に対しDR応答報酬単価を20円/kWhとしたが、精算は各種ポイントサービス、補助金との連携によるものでもよく、これに限定されない。
実施例に係るDRシステムの変形例を列記する。
(1)実施例における電気機器32は、1つでも複数でも良く、その種類は通常負荷機器であるが、需要家30が発電機、蓄電池又は燃料電池等も所有又は管理している場合、これらの電気機器を合わせて制御できるようにしても良い。
そして、実施例の電気機器制御装置31は、需要家30の所有又は管理する1つの電気機器32を制御しても良いし、複数の電気機器32を制御しても良い。
また、複数の電気機器32を制御する場合においては、各電気機器32に専用の電気機器制御装置31を設けても良く、その場合、電気機器操作用のリモコンに電気機器制御装置31の機能を持たせるのが現実的である。
なぜなら、電気機器制御装置31の機能を持たせたリモコンは、購入済みの電気機器32に対応させることもできるため、需要家30は、自分の所有又は管理する電気機器32に対応可能な電気機器制御装置31の機能を持たせたリモコンを購入するだけで、DRシステムを容易に構築できるからである。
(2)実施例の電力需給調整指令信号発生システム20は、電波発信器22から所定周波数帯である電力需給調整指令信号50を発信させた。
ここで、電力需給調整指令信号50としてはテレビやラジオの放送波等別の目的のための放送波を利用しても良いし、DR専用に割り当てられた周波数帯の電波を利用しても良いが、即応性の観点からは後者の方が望ましい。
なぜなら、突発的にDRが必要となった場合でも、DR専用に割り当てられた周波数帯の電波であれば随時発信することができるので、電力需給調整指令装置13から送信要請信号を送信信号制御装置21に送れば、即時に電波発信器22から電力需給調整指令信号50を発信させて電気機器32の電力消費パターンを変えることができ、ほぼリアルタイムでの運用が可能となるからである。
なお、電力需給調整指令信号50を利用した送受信に代え、固定電話回線、携帯電話通信回線、インターネット回線、ケーブルテレビ回線、通信衛星回線等の各種回線や無線等の通信手段を介した、電力需給調整指令信号発生システム20から電気機器制御装置31に対する電力需給調整指令信号50の送受信とすることも可能である。
そこで、本明細書においては、電波発信器22や各種回線を介した電力需給調整指令信号50の送信器を指令信号送信器と総称し、電波受信器31aや各種回線を介した電力需給調整指令信号50の受信器を指令信号受信器と総称する。
また、電力会社10は一社に限らず、複数社分の電力需給調整指令信号50をまとめて同時に発信できるようにしても良い。
(3)実施例の電気機器制御装置31のモニタ31mには電力会社選択欄31dを表示し、図4に示すように、需要家30が契約している電力会社10からの電力需給調整要請に対してだけ応答するよう電力会社を選択するようになっていたが、電力会社を選択するのではなく電気機器制御装置31が設置されている位置情報を入力することで自動的に電力会社10が選択されるようにしても良い。
また、電気機器制御装置31が設置されている位置で、需要家30が複数の電力会社と契約可能な場合には、その契約可能な複数の電力会社だけを表示して、その中から契約している電力会社10を選択できるようにしても良い。
なお、電気機器制御装置31が設置されている位置情報の入力は、手動による入力でも良いし、GPS等を利用した自動入力でも良い。
(4)実施例の電気機器制御装置31に、電力需給調整指令信号50を受信しDR運用中となっていることを需要家30に知らせるための報知手段(例えば、ランプの点灯・点滅、モニタ31mへの表示又はスピーカーの作動)を設けても良い。
また、DR発動履歴及び/又はDR発動中におけるスマートメータ33の使用電力量計量履歴を記憶し、需要家30がモニタ31m等により確認できる機能を追加しても良い。
(5)実施例のDR応答選択フロー図(図5)についての説明では、一日の最初に電力需給調整指令信号50が発信されるまでの間にDR応答ステップS2及び条件設定ステップS3の選択が行われなかった場合、直近に選択された状態に従って、電気機器32の制御が行われるようになっていたが、直近に選択された状態にかかわらず、初期設定状態、例えばDR応答状態S5となるようにしても良い。
(6)実施例に係るDRシステムにおいては、DR応答選択フロー図(図5)に示すとおり、需要家30が電力需給調整指令信号50を受信した時にどのように応答するか任意であるため、DRの進行は不確実性を有しているが、電力会社10は、例えばピーク時期には気温が1度上昇すると管轄する管内の電力使用量がいくら増えるといったノウハウを持っており、どの時期にどういった指令を出せば、どの程度DR応答が得られるかのノウハウをDR応答対象機器普及に合わせて蓄積することにより、DRの確実性を高めることができる。
また、図2に示すとおり、電力需給調整指令信号50は、需要家30だけでなく、発電機や蓄電池や燃料電池に対しても発信することが可能であるが、上記ノウハウに基づき全ての制御対象に対して同時にDR要請を行う必要はなく、1種類あるいは複数の組み合わせとしてもよい。
(7)実施例に係るDRシステムにおける電力需給調整要請のための設定画面13a(図2)では、需要家30に対する調整量を電気料金単価の増減率としたが、直接的にDR対象機器の電力消費パターンまたは発電パターンの増減量としても良く、電気料金単価の増減、DR応答報酬単価の増減又は増減率としても良い。
(8)実施例の電気料金計算システム14におけるDRに対する対価計算の一例(図6)では、ベースラインを電力需給調整指令信号50が発信される直前の30分値を基準にDR量を求めDR応答報酬を計算したが、基準となる使用電力量は前日の1日平均や、その他の使用電力量としても構わない。
そのため、電力需給調整指令信号50の発信タイミングを、スマートメータ33による使用電力量計量値の計測タイミングに合わせる必要はない。
(9)実施例の電気料金計算システム14は、電力需給調整指令装置13から送信された指令関連情報を記憶する指令関連情報メモリ14a、スマートメータ33から送信された30分毎の使用電力量計量値を記憶するメータデータ管理メモリ14b、電気料金算出手段14c及び電気料金出力手段14dを備えていたが、指令関連情報メモリ14a及び/又はメータデータ管理メモリ14bについては、電気料金計算システム14とは別の箇所に設置しておき、電気料金算出手段14cで電気料金やDR応答報酬を計算させる際に、各メモリから指令関連情報及び各需要家30の30分毎使用電力量計量値に関する情報を取り込むようにしても良い。
また、指令関連情報には、電力需給調整指令信号50を送信した日時に関する情報及びその指令内容が含まれていたが、指令内容については送信日時から判定可能な情報であるため、指令関連情報に含まれていなくても良い。
さらに、スマートメータ33が計測する使用電力量計量値は、30分毎に限らず、15分毎、20分頃、1時間毎等どのようなインターバルであっても良い。
すなわち、スマートメータ33は、需要家30の使用電力量計量値を所定時間毎に計測し、計測された所定時間毎の使用電力量計量値を電気料金計算システム14に対して送信する機能を有していれば良い。
(10)実施例のDR条件付応答の閾値設定は、電気料金単価、設定温度に限らず、運転時間(月、日、曜日等を含む)、湿度、明るさ、電気機器32の消費電力でもよいし、これらに限定されない。
10 電力会社 11 電力需給管理者 12 電力需給監視モニタ
13 電力需給調整指令装置 13a 「需要家」欄
13b 「出力抑制」欄 13c 「蓄電池」欄
13d 「実行」ボタン 13m モニタ
14 電気料金計算システム 14a 指令関連情報メモリ
14b メータデータ管理メモリ 14c 電気料金算出手段
14d 電気料金出力手段 20 電力需給調整指令信号発生システム
21 送信信号制御装置 22 電波発信器 30 需要家
31 電気機器制御装置 31a 電波受信器 31b 機器制御手段
31c 応答可否設定欄 31d 電力会社選択欄 31m モニタ
32 電気機器 33 スマートメータ 40 第1の通信回線
50 電力需給調整指令信号 60 第2の通信回線
P1 「単価−」欄における「40%」の位置
P2 「出力抑制欄」13bにおける「30%」の位置
P3 「蓄電池欄」13cにおける「充電」の位置
P4 「実行」ボタン13dの位置
S1 DR契約ステップ S2 DR応答ステップ
S3 条件設定ステップ S4 DR応答状態
S5 DR条件付応答状態 S6 DR不応答状態 S7 DR不参加状態

Claims (2)

  1. 電力需給調整指令信号発生システムと、需要家が所有又は管理する電気機器の動作を制御する電気機器制御装置と、スマートメータと、前記需要家が契約している電力会社に設置されている電気料金計算システムを備えるデマンドレスポンスシステムであって、
    前記電力需給調整指令信号発生システムと前記電気機器制御装置は、電力需給調整指令信号を送信する指令信号送信器と電力需給調整指令信号を受信する指令信号受信器のみにより一方向通信で接続され、
    前記電力需給調整指令信号発生システムは、電力需給状況に基づいて前記指令信号送信器を動作させる送信信号制御装置を備え、
    前記電気機器制御装置は、前記指令信号受信器が受信した電力需給調整指令信号に基づいて、前記電気機器の動作を制御する機器制御手段を備え、
    前記スマートメータは、前記需要家の使用電力量計量値を所定時間毎に計測する計測手段と、該計測手段で計測された所定時間毎の使用電力量計量値を前記電気料金計算システムに対して送信する使用電力量計量値送信手段を備え、
    前記電気料金計算システムは、電力需給調整指令信号を送信した日時に関する情報を含む指令関連情報及び前記使用電力量計量値送信手段から送信された前記需要家における所定時間毎の使用電力量計量値に基づいて、前記需要家に対するデマンドレスポンス応答報酬を算出する電気料金算出手段を備えており、
    前記指令信号送信器は電波を利用する電波発信器であり、
    前記指令信号受信器は電波受信器であり、
    前記電気機器制御装置は、前記電力会社からの電力需給調整要請に基づく電力需給調整指令信号に対してだけ応答する
    ことを特徴とするデマンドレスポンスシステム。
  2. 前記電気機器制御装置は、電力需給調整指令信号を受信した時に、前記電気機器の動作を制御するか否かを予め選択可能とするDR応答選択手段と、該DR応答選択手段により前記電気機器の動作を制御することが選択され、かつ、電力需給調整指令信号を受信した時に、前記電気機器に対して個別に電力需給調整指令信号に応答するか否かを予め選択可能とする条件設定手段を備え、
    前記機器制御手段は、前記指令信号受信器が受信した電力需給調整指令信号、前記DR応答選択手段により予め選択されたDR制御態様及び前記条件設定手段により予め選択された個別応答態様に基づいて前記電気機器を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のデマンドレスポンスシステム。
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