JP6343365B2 - 積層体 - Google Patents
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ゆがみ指数:前記光学部材の製造方法により製造された光学部材の、前記粘着剤層の表面に厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを貼付したときの、ポリエチレンテレフタレートフィルム側の表面の表面粗さを測定し、表面粗さのmax値及びmin値を算出し、下記の式(A)よりゆがみ指数を求める。
ゆがみ指数(μm)=(max値)−(min値) (A)
[1]シート状又は平板状の基材の片面上に、印刷層と、第1の粘着剤層と、セパレータとをこの順に有し、
前記第1の粘着剤層は、ホットメルト型粘着剤及び活性エネルギー線硬化型粘着剤からなる群より選ばれた1種以上の粘着剤から形成されており、
前記第1の粘着剤層表面のガラス板に対する23℃における180°引き剥がし粘着力が5N/20mm以上である、積層体。
[2]シート状又は平板状の基材の片面上に、印刷層と、第1の粘着剤層と、第2の部材とをこの順に有し、
前記印刷層は、隠蔽性を有する色材を含み、
前記第1の粘着剤層は、ホットメルト型粘着剤及び活性エネルギー線硬化型粘着剤からなる群より選ばれた1種以上の粘着剤から形成されており、
前記第1の粘着剤層表面のガラス板に対する23℃における180°引き剥がし粘着力が5N/20mm以上であり、
前記シート状又は平板状の基材の、前記印刷層を有する側とは反対側の面上に、第2の粘着剤層と、第1の部材とをこの順に有する、光学部材である積層体。
[3]前記積層体の、前記第1の粘着剤層のゲル分率が30〜80重量%である[1]又は[2]に記載の積層体。
[4]下記で定義されるゆがみ指数が、0〜0.5μmである[1]〜[3]のいずれかに記載の積層体。
ゆがみ指数:前記第1の粘着剤層の表面に厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを貼付したときの、ポリエチレンテレフタレートフィルム側の表面の表面粗さを測定し、表面粗さのmax値及びmin値を算出し、下記の式(A)よりゆがみ指数を求める。
ゆがみ指数(μm)=(max値)−(min値) (A)
[5]前記第1の粘着剤層の厚さが10〜200μmである、[1]〜[4]のいずれかに記載の積層体。
[6]前記積層体は、タッチパネルを構成する部材又はタッチパネルである[1]〜[5]のいずれかに記載の積層体。
工程(i)は、シート状又は平板状の基材の片面上に印刷層を形成する工程である。
上記シート状又は平板状の基材は、シート状の基材又は平板状の基材を表す。上記シート状又は平板状の基材としては、特に限定されないが、透明性の観点から、ガラス基板などのガラス基材;プラスチック基板やプラスチックフィルムなどのプラスチック系基材が好ましい。なお、これらのシート状又は平板状の基材は単独でもよいし、2種以上の組み合わせでもよい。
上記印刷層は、特に限定されず、公知慣用の印刷層を用いることができる。上記印刷層は、特に限定されないが、例えば、バインダー樹脂、色材を含む。他に、必要に応じて分散剤、架橋剤、光重合開始剤、増感剤などを含んでいてもよい。
上記シート状又は平板状の基材の片面上に印刷層を形成する方法は、特に限定されず、公知慣用の印刷層の形成方法を用いることができる。具体的には、例えば、上記印刷層を形成するための組成物を上記基材の片面上に塗布し、必要に応じて乾燥や熱硬化、活性エネルギー線硬化を行う方法や、各種印刷法(グラビア印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷法、凸版印刷法、スクリーン印刷法など)を利用した方法、蒸着法を利用した方法などが挙げられる。なお、これらの形成方法は単独でもよいし、2種以上の組み合わせでもよい。
工程(ii)は、上記工程(i)の後に、上記シート状又は平板状の基材の上記印刷層を有する側の面上に上記ホットメルト型粘着剤及び活性エネルギー線硬化型粘着剤からなる群より選ばれた1種以上の粘着剤を塗布して粘着剤層を形成する工程である。本明細書において、「ホットメルト型粘着剤及び活性エネルギー線硬化型粘着剤からなる群より選ばれた1種以上の粘着剤」を、「本発明の粘着剤」と称する場合がある。上記工程(ii)は、前工程で製造された積層体(例えば、積層体(a))の上記印刷層を有する側の面上に本発明の粘着剤を塗布して粘着剤層を形成する工程である。また、「本発明の粘着剤を塗布して形成される粘着剤層」、即ち、「シート状又は平板状の基材の印刷層を有する側の面上にホットメルト型粘着剤及び活性エネルギー線硬化型粘着剤からなる群より選ばれた1種以上の粘着剤を塗布して形成される粘着剤層」を、「本発明の粘着剤層」と称する場合がある。
本発明の粘着剤は、ホットメルト型粘着剤及び活性エネルギー線硬化型粘着剤からなる群より選ばれた1種以上の粘着剤である。上記「ホットメルト型粘着剤及び活性エネルギー線硬化型粘着剤からなる群より選ばれた1種以上の粘着剤」とは、ホットメルト型粘着剤及び活性エネルギー線硬化型粘着剤、又は、ホットメルト型粘着剤又は活性エネルギー線硬化型であることを表す。本発明の粘着剤は、単独又は2種以上の組み合わせであってもよい。上記粘着剤がホットメルト型粘着剤及び活性エネルギー線硬化型粘着剤からなる群より選ばれた1種以上の粘着剤であることにより、塗布、形成して粘着剤層になった際の体積減少量が小さいため、高い印刷段差がある場合でも、その後フィルムセンサーなどのフィルムを貼付した場合に歪みがなく見栄えが良い光学部材を製造することができる。一方、溶剤系の粘着剤である場合は、塗布、乾燥することにより、大きく体積が減少するため、高い印刷段差による歪みが発生し、見栄えが悪化する。
本発明の粘着剤を塗布(塗工)して粘着剤層を形成する上記基材の上記印刷層を有する側の面上とは、上記基材の全面に印刷層が形成されている場合は印刷層上であり、上記基材の片面上に部分的に印刷層が形成されている場合は、印刷層が形成されていない部分では基材上、印刷層が形成されている部分では印刷層上である。
(ゲル分率の測定方法)
本発明の粘着剤層を約0.1g採取し、平均孔径0.2μmの多孔質テトラフルオロエチレンシート(商品名「NTF1122」、日東電工(株)製)に包んだ後、凧糸で縛り、その際の重量を測定し、該重量を浸漬前重量とする。なお、該浸漬前重量は、本発明の粘着剤層(上記で採取した粘着剤層)と、テトラフルオロエチレンシートと、凧糸との総重量である。また、テトラフルオロエチレンシートと凧糸との合計重量も測定しておき、該重量を包袋重量とする。
次に、本発明の粘着剤層をテトラフルオロエチレンシートで包み凧糸で縛ったもの(「サンプル」と称する)を、酢酸エチルで満たした50mL容器に入れ、23℃にて7日間静置する。その後、容器からサンプル(酢酸エチル処理後)を取り出して、アルミニウム製カップに移し、130℃で2時間、乾燥機中で乾燥して酢酸エチルを除去した後、重量を測定し、該重量を浸漬後重量とする。
そして、下記の式からゲル分率を算出する。
ゲル分率(重量%)=(A−B)/(C−B) × 100
(上記式において、Aは浸漬後重量であり、Bは包袋重量であり、Cは浸漬前重量である。)
ゆがみ指数:本発明の製造方法により製造された光学部材の、本発明の粘着剤層の表面に厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)を貼付したときの、PETフィルム側の表面の表面粗さを測定し、表面粗さのmax値及びmin値を算出し、下記の式(A)よりゆがみ指数を求めた。
ゆがみ指数(μm)=(max値)−(min値) (A)
上記他の工程(工程(i)、工程(ii)以外の工程)としては、特に限定されないが、例えば、上記積層体(b)の両面上にそれぞれ部材を設ける工程(「工程(iii)」と称する場合がある)、上記積層体(b)の片面上に部材を設ける工程(「工程(iv)」と称する場合がある)、上記積層体(a)の印刷層を有する側とは反対側の基材面上に部材を設ける工程などが挙げられる。中でも、工程(iii)又は工程(iv)が好ましい。即ち、本発明の製造方法は、特に限定されないが、工程(i)及び工程(ii)を含むこと、工程(i)、工程(ii)、及び工程(iii)を含むこと、工程(i)、工程(ii)、及び工程(iv)を含むことが好ましい。
具体的態様(1)は、上記工程(i)、工程(ii)、及び工程(iii)を有する光学部材の製造方法の一例である。具体的態様(1)は、シート状又は平板状の基材の片面上に印刷層を形成する工程(工程(i)に相当する)と、上記基材の上記印刷層を有する側の面上にホットメルト型粘着剤及び活性エネルギー線硬化型粘着剤からなる群より選ばれた粘着剤を塗布して第1の粘着剤層(本発明の粘着剤層に相当する)を形成する工程(工程(ii)に相当する)と、上記基材の上記印刷層を有する側とは反対側の面上に第2の粘着剤層(他の粘着剤層)を介して第1の部材(部材(I)に相当する)を貼付する工程と、上記第1の粘着剤層に第2の部材(部材(II)に相当する)を貼付する工程とを含む光学部材の製造方法を例示する。
具体的態様(2)は、上記工程(i)、工程(ii)、及び工程(iv)を有する光学部材の製造方法の一例である。具体的態様(2)は、シート状又は平板状の基材の片面上に印刷層を形成する工程(工程(i)に相当する)と、上記基材の上記印刷層を有する側の面上にホットメルト型粘着剤及び活性エネルギー線硬化型粘着剤からなる群より選ばれた粘着剤を塗布して粘着剤層を形成する工程(工程(ii)に相当する)と、上記粘着剤層に部材(部材(III)に相当する)を貼付する工程(工程(iv)に相当する)とを含む光学部材の製造方法を例示する。
本発明の製造方法によって製造される光学部材は、光学的特性(例えば、偏光性、光屈折性、光散乱性、光反射性、光透過性、光吸収性、光回折性、旋光性、視認性など)を有する部材である。光学部材としては、光学的特性を有する部材であれば、特に限定されない。例えば、表示装置(画像表示装置)、入力装置などの機器を構成する部材又はこれらの機器に用いられる部材が挙げられる。より具体的には、例えば、偏光板、波長板、位相差板、光学補償フィルム、輝度向上フィルム、導光板、反射フィルム、反射防止フィルム、透明導電フィルム(ITOフィルムなど)、意匠フィルム、装飾フィルム、表面保護フィルム、プリズム、レンズ、カラーフィルター、透明基板や、さらにはこれらが積層されている部材が挙げられる。なお、上記の「板」及び「フィルム」は、それぞれ板状、フィルム状、シート状などの形態をも含むものとし、例えば、「偏光板」は「偏光フィルム」、「偏光シート」も含むものとする。
(プレポリマー組成物の調製)
アクリル酸2−エチルヘキシル(2EHA)57重量部、アクリル酸イソボルニル(IBXA)22重量部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル(HEA)21重量部が混合されたモノマー混合物に、光重合開始剤として商品名「IRGACURE 184」(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)0.05重量部、商品名「IRGACURE 651」(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)0.05重量部を配合した後、粘度(BH粘度計No.5ローター、10rpm、測定温度30℃)が約20Pa・sになるまで、ブラックライト(東芝(株)製)を用いて照度5.0mW/cm2の紫外線を120秒間照射し、上記モノマー成分の一部が重合したプレポリマー組成物を調製した。
上記プレポリマー組成物(100重量部)に、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)(日本化薬(株)製、商品名「KAYARAD DPHA−40H」)0.06重量部を添加し、粘着剤(活性エネルギー線硬化型粘着剤)を調製した。
シート状又は平板状の基材として厚さ25μmのPETフィルム(PET#25)を用い、PET#25上にスクリーン印刷法で印刷層を形成して意匠性フィルムを作製した(印刷層の厚さ:45μm)。上記意匠性フィルムの印刷層を有する側に、上記で調製した粘着剤(活性エネルギー線硬化型粘着剤)を、最終的な粘着剤層の厚さが100μmとなるようにロールコーターで塗布し、粘着剤面に酸素遮断のためのPETセパレータ(三菱樹脂(株)製、商品名「MRF38」)を貼付して積層体を形成した。上記積層体のPETセパレータ側からブラックライト(東芝(株)製)を用いて紫外線照射(照度:5mW/cm2、照射時間:300秒)を行い、硬化して粘着剤層を形成した。その後、上記PETセパレータを剥がし、130℃の乾燥機で2分間加熱処理を行うことで残存モノマーを揮発させて積層体を作製した。なお、作製した積層体は、積層体の粘着剤層面にPETセパレータ(三菱樹脂(株)製、商品名「MRF38」)を貼付し、積層体(b1)として保存した。
印刷層の厚さを75μmとしたこと以外は、実施例1と同様の方法で積層体(b2)及び光学部材を作製した。
最終的な粘着剤層の厚さが80μmとなるように粘着剤層を形成したこと以外は、実施例2と同様の方法で積層体(b3)及び光学部材を作製した。
シート状又は平板状の基材として厚さ50μmのPETフィルム(PET#50)を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法で積層体(b4)及び光学部材を作製した。
(粘着シートの作製)
実施例1で調製した粘着剤を厚さ75μmのPETセパレータ(三菱樹脂(株)製、商品名「MRF75」)に、最終的な粘着剤層の厚さが100μmとなるようにロールコーターで塗布し、粘着剤面に酸素遮断のためPETセパレータ(三菱樹脂(株)製、商品名「MRF38」)を貼付して積層体を形成した。上記積層体のPETセパレータ(MRF38)側からブラックライト(東芝(株)製)を用いて紫外線照射(照度:5mW/cm2、照射時間:300秒)を行い、硬化して粘着剤層を形成した。その後、片面側のPETセパレータを剥がし、130℃の乾燥機で2分間加熱処理を行うことで残存モノマーを揮発させて、基材レス型の粘着シート(厚さ:100μm)を作製した。なお、作製した粘着シートは、PETセパレータ(三菱樹脂(株)製、商品名「MRF38」を貼付し、粘着シート(X1)とした。
シート状又は平板状の基材として厚さ400μmのガラスを用い、ガラス上にスクリーン印刷法で印刷層を形成して意匠性ガラスを作製した(印刷層の厚さ:45μm)。上記意匠性ガラスの印刷層を有する側に、あらかじめ上記粘着シート(X1)のPETセパレータを剥がして貼付した厚さ100μmのPETフィルムを、上記粘着シートを介して、0.3MPaで貼り合わせた。その後50℃、0.5MPaで15分オートクレーブ処理を行い、光学部材(積層体(b5))を作製した。
(プレポリマー組成物の調製)
モノマー成分としてアクリル酸2−メトキシエチル70重量部、アクリル酸2−エチルヘキシル(2EHA)29重量部、アクリル酸4−ヒドロキシブチル1重量部、重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.2重量部、重合溶媒として酢酸エチル100重量部を、セパラブルフラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら、1時間攪拌した。このようにして、重合系内の酸素を除去した後、63℃に昇温し、10時間反応させて、トルエンを加え、固形分濃度25重量%のアクリル系ポリマー溶液を得た。上記アクリル系ポリマー溶液におけるアクリル系ポリマーの平均分子量は150万であった。
固形分換算で上記アクリル系ポリマー溶液100重量部に対して、架橋剤として多官能イソシアネート化合物(日本ポリウレタン工業(株)製、商品名「コロネートHL」)0.7重量部を加え、粘着剤(溶剤重合型粘着剤)を調製した。
シート状又は平板状の基材として厚さ25μmのPETフィルム(PET#25)を用い、PET#25上にスクリーン印刷法で印刷層を形成して意匠性フィルムを作製した(印刷層の厚さ:45μm)。上記意匠性フィルムの印刷層を有する側に、上記で調製した粘着剤(溶液重合型粘着剤)を、加熱乾燥後の粘着剤層の厚さが100μmとなるようにロールコーターで塗布し、130℃で3分間加熱乾燥を行って粘着剤層を形成した。上記加熱乾燥後、粘着剤層面にPETセパレータ(三菱樹脂(株)製、商品名「MRF38」)を貼付し、50℃で24時間エージングを行って、積層体(b6)を作製した。
実施例及び比較例で得られた各光学部材について、加工性、歪み、ゆがみ指数をそれぞれ、下記の測定方法又は評価方法により測定又は評価した。
実施例及び比較例で得られた各光学部材の印刷層を有しないものであって、粘着剤層又は粘着シートにセパレータを貼り合わせたもの作製し、これを評価用のサンプルとした。上記サンプルを、ガラス板上に固定し、NTカッターで1m/sの速さで切断した。切断直後及び切断後40℃24時間の保管後の両方の条件で上記サンプルの切断面の観察及びセパレータの剥離を行い、加工性を下記の基準で評価した。
○:切断直後及び切断後40℃24時間の保管後の両方で、切断面に粘着剤層のはみ出しがなく、セパレータがきれいに剥がせた。
×:切断直後及び切断後40℃24時間の保管後の少なくともどちらかで、少しでも粘着剤層の欠け(糊欠け)が発生した、又は、セパレータ剥離時にひっかかりがあった。
実施例及び比較例で得られた光学部材の、シート状又は平板状の基材側の最表面より目視にて角度0〜180°で確認し、下記の基準で評価した。
○:歪みなし
×:歪みあり
実施例及び比較例で得られた積層体(b1)〜(b6)について、粘着剤層面にセパレータを有する場合はセパレータを剥がし、上記積層体(b1)〜(b6)の粘着剤層面側又は粘着シート側にPETフィルムを貼付し、貼付したPETフィルム側(シート状又は平板状の基材とは反対側)の最表面を、走査型の表面形状測定装置(KLA Tencor P−15)を用いて表面粗さを測定した。上記表面粗さのmax値(最大値)及びmin値(最小値)を算出し、下記の式(A)よりゆがみ指数を求めた。
ゆがみ指数(μm)=(max値)−(min値) (A)
12 印刷層
13 積層体(a)
14 本発明の粘着剤層
15 積層体(b)
21 他の粘着剤層
22 部材(I)
23 部材(II)
24 積層体
31 部材(III)
32 積層体
71 第1の粘着剤層
72 第2の粘着剤層
73 第1の部材
74 第2の部材
81 積層体
101 両面粘着シート
102 フィルムセンサー等のフィルム
103 歪み部分
Claims (8)
- シート状又は平板状の基材の片面上に、印刷層と、第1の粘着剤層と、セパレータとをこの順に有し、
前記第1の粘着剤層は、ホットメルト型粘着剤及び活性エネルギー線硬化型粘着剤からなる群より選ばれた1種以上の粘着剤から形成されており、
前記第1の粘着剤層表面のガラス板に対する23℃における180°引き剥がし粘着力が5N/20mm以上であり、
前記活性エネルギー線硬化型粘着剤が多官能性モノマーを含むモノマー成分から構成されたアクリル系ポリマーを含む、積層体。 - シート状又は平板状の基材の片面上に、印刷層と、第1の粘着剤層と、第2の部材とをこの順に有し、
前記印刷層は、隠蔽性を有する色材を含み、
前記第1の粘着剤層は、ホットメルト型粘着剤及び活性エネルギー線硬化型粘着剤からなる群より選ばれた1種以上の粘着剤から形成されており、
前記第1の粘着剤層表面のガラス板に対する23℃における180°引き剥がし粘着力が5N/20mm以上であり、
前記活性エネルギー線硬化型粘着剤が多官能性モノマーを含むモノマー成分から構成されたアクリル系ポリマーを含み、
前記シート状又は平板状の基材の、前記印刷層を有する側とは反対側の面上に、第2の粘着剤層と、第1の部材とをこの順に有する、光学部材である積層体。 - 前記積層体の、前記第1の粘着剤層のゲル分率が30〜80重量%である請求項1又は2に記載の積層体。
- 下記で定義されるゆがみ指数が、0〜0.5μmである請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層体。
ゆがみ指数:前記第1の粘着剤層の表面に厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを貼付したときの、ポリエチレンテレフタレートフィルム側の表面の表面粗さを測定し、表面粗さのmax値及びmin値を算出し、下記の式(A)よりゆがみ指数を求める。
ゆがみ指数(μm)=(max値)−(min値) (A) - 前記第1の粘着剤層の厚さが10〜200μmである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層体。
- 前記積層体は、タッチパネルを構成する部材又はタッチパネルである請求項1〜5のいずれか1項に記載の積層体。
- 前記活性エネルギー線硬化型粘着剤が、ベンゾインエーテル系光重合開始剤、アセトフェノン系光重合開始剤、α−ケトール系光重合開始剤、芳香族スルホニルクロリド系光重合開始剤、光活性オキシム系光重合開始剤、ベンゾイン系光重合開始剤、及びケタール系光重合開始剤から構成される群から選択される少なくとも1種を含む請求項1〜6のいずれか1項に記載の積層体。
- 前記活性エネルギー線硬化型粘着剤が、アセトフェノン系光重合開始剤及びケタール系光重合開始剤から構成される群から選択される少なくとも1種を含む請求項1〜7のいずれか1項に記載の積層体。
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