JP6343061B1 - 携帯用浄水器 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルターユニットの交換性に優れ、種々の貯水容器に接続可能な携帯用浄水器を提供することを目的とする。
【解決手段】先端側開口と、後端側開口と、前記先端側開口及び前記後端側開口を連通する中空部と、を備える略円筒状のケース体と、前記ケース体の前記中空部に着脱自在に内蔵される先端側開口及び後端側開口を備える中空糸膜製フィルターユニットと、先端側に放水筒を備え、前記先端側開口と篏合して前記ケース体の内部に前記フィルターユニットを固定するケースキャップと、を具備すること、を特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、アウトドア活動や有事の際に、河川等の水を浄水可能な携帯用浄水器に関する。
従来、水は使用用途によって分別利用され、特に飲用に用いる水は水道水であっても屋内設置式の浄水装置等を用いて浄水することが多くなってきている。また、近年では大型地震発生に伴う避難時や、キャンプ等のアウトドア活動の流行により、河川等の自然水を携帯可能な浄水器を用いて浄水し、飲用する機会が増加している。
かかる浄水器として、活性炭などの吸着剤により、カルキ臭、カビ臭やトリハロメタン等の吸着・除去、或いは、多孔質中空糸膜などのフィルタにより細菌類や濁度成分などを除去する機能を有するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
実開平5−60585号公報
しかしながら、上記特許文献1等の浄水器は、一時的な利用(ディスポーザル等)を想定して提供されるものが多く、中空糸膜や活性炭から構成されるフィルタが劣化した場合は、交換することができない。また、一部の浄水器については、上記フィルタがカートリッジ式で交換可能なものも存在するが、例えば使用中に浄水効率の低下等を起こして交換を試みると、カートリッジとケースとの間の水による表面張力で交換が非常に困難となる問題があった。
更に、従来の携帯式の浄水器は、専用の容器に原水を貯水して使用するものも多く、携帯するには部品点数が多くなっていた。また、一部には一般的なペットボトルを流用することで原水の貯水容器として使用可能なものも存在するが、幅広いペットボトルの開口の形状に対応することはできず、例えば海外製のペットボトル等は使用することができない問題があった。
携帯用浄水器の構造、特に外側に位置する筐体と、該筐体の内部に位置するカートリッジと、の篏合構造に着目すると、該カートリッジの交換性に配慮がなされていないことは明らかである。また、貯水容器の開口に接続する接続部の構造に着目すると、種々の形状の開口に対応することが困難であることは明らかであって、未だ改善の余地があった。
そこで、本発明は、フィルターユニットの交換性に優れ、種々の貯水容器に接続可能な携帯用浄水器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明は、
先端側開口と、後端側開口と、前記先端側開口及び前記後端側開口を連通する中空部と、を備える略円筒状のケース体と、
前記ケース体の前記中空部に着脱自在に内蔵される先端側開口及び後端側開口を備える中空糸膜製フィルターユニットと、
先端側に放水筒を備え、前記先端側開口と篏合して前記ケース体の内部に前記フィルターユニットを固定するケースキャップと、
を具備すること、
を特徴とする携帯用浄水器を提供する。
このような構成を有する本発明の携帯用浄水器では、後端側開口に原水を貯水した一般的なペットボトル等の貯水容器を接続し、該貯水容器内部の原水を本携帯用浄水器を介して外部に放出することで、原水を飲用可能に浄水することができる。より具体的には、後端側開口から侵入した原水は、ケース体の中空部に移送され、続いてフィルターユニットを通過することで当該原水が含有する不純物が除去される。続いて、更に原水は中空部の先端側に移動し、ケースキャップの後端側から放水筒を通過して外部に放出される。また、本携帯用浄水器は、継続した使用によりフィルターユニットが劣化した場合、当該フィルターユニットを交換することができ、継続して使用することができる。
また、上記の本発明の携帯用浄水器は、前記フィルタが、中空糸膜で構成されていることから、原水が含有する種々の微細な粒子や、雑菌等を確実に除去することができる。中空糸膜は、好ましくは略0.05μm〜10μm、より好ましくは0.1μm〜0.5μmの径孔を有した複数本の中空糸で形成されたものであって、当該中空糸の内部に原水が侵入することにより、種々の微細な粒子や、雑菌等を内部に留め、水のみを外部に通過させることができる。
また、上記の本発明の携帯用浄水器においては、前記フィルターユニットが、前記先端側開口側に活性炭を具備することが望ましい。
このような構成を有する本発明の携帯用浄水器では、フィルターユニットが活性炭を備えているため、原水の塩素や匂いを吸着し、飲用容易な飲料水に浄水することができる。活性炭としては種々のものを用いることができるが、より確実に不純物を除去するという観点から、繊維状活性炭であることが好ましい。また、繊維状活性炭としては、例えばセルロース系、PAN系、フェノール系、ピッチ系繊維等を原料として構成された直径略1μm〜50μmの繊維状の活性炭を用いることで、塩素や匂い成分の吸脱着速度が速く、低濃度の吸着性能にも優れる。更に、先端側開口側に繊維状活性炭を具備することから(換言すると、浄水時の原水の流れにおいて、上流側に中空糸膜が位置し、下流側に繊維状活性炭が位置することから)、不純物による活性炭の目詰まりを抑制することができる。
また、上記の本発明の携帯用浄水器においては、前記フィルターユニットが、前記後端側開口側に円環状のパッキンを具備することが望ましい。
このような構成を有する本発明の携帯用浄水器では、フィルターユニットの後端側開口側にゴムパッキンが備わっているため、中空部とフィルターユニットとの間のクリアランスに水が侵入することを防止し、より確実に浄水することができる。
また、上記の本発明の携帯用浄水器においては、前記中空部の内径が前記先端側開口から前記後端側開口に向けて縮径するように0.1〜1.0度のテーパーを有すること、が望ましい。
このような構成を有する本発明の携帯用浄水器では、中空部にテーパーが備わっているため、上記パッキンと相俟って中空部とフィルターユニットとの間のクリアランスに水が侵入することを防止しつつ、例えば浄水直後等、中空部及びフィルターユニット双方が濡れた状態であっても、表面張力を緩和してフィルターユニットの着脱を容易に行うことができる。
また、上記の本発明の携帯用浄水器においては、更に、前記後端側開口が、貯水容器の開口部に着脱自在に嵌合する螺旋嵌合部を具備することが望ましい。
このような構成を有する本発明の携帯用浄水器では、ペットボトル等の貯水容器に原水を入れて接続することができるため、浄水時の取扱性に優れる。
更に、本発明は、上記のような本発明の携帯用浄水器の前記後端側開口の前記螺旋嵌合部に着脱自在に接続され、前記後端側開口と異なる寸法の開口を有する貯水容器を着脱自在に嵌合する異径螺旋嵌合部を有すること、を特徴とする略円筒形のアダプタ、をも提供する。
このような構成を有する本発明のアダプタを用いることにより、例えば海外製のペットボトル等、開口直径の異なる貯水容器を間接的に本発明の携帯用浄水器に接続することができる。
本発明によれば、フィルターユニットの交換性に優れ、種々の貯水容器に接続可能な携帯用浄水器を提供することができる。
本実施形態における携帯用浄水器1の概要を示す斜視図である。 ケース体3の構造を示す図であって、図2(a)は、先端側開口13を正面視したケース体3の上面図であり、図2(b)は、一部を断面視したケース体3の側面図であり、図2(c)は、後端側開口15を正面視したケース体3の底面図である。 後端側キャップ(後端側キャップ)11の態様を示す図であって、図3(a)は、後端側キャップ11の脱離状態を示す側面図であり、図3(b)は、後端側キャップ11の装着状態を示す側面図である。 フィルターユニット5の構造を示す図であって、図4(a)は、フィルターユニット5の上面図であり、図4(b)は、フィルターユニット5の一部を断面視した側面図であり、図4(c)は、フィルターユニット5の底面図である。 フィルターユニット5の後端側を示す図であって、図5(a)は、フィルターユニット5の後端側を拡大視した断面図であり、図5(b)は、中空糸49及び接着剤51の後端側を拡大視した断面図である。 内部キャップ33及び繊維状活性炭35の詳細を説明する図であって、図6(a)は、内部キャップ33及び繊維状活性炭35の正面図であり、図6(b)は、内部キャップ33及び繊維状活性炭35の一部を断面視した側面図であり、図6(c)は、内部キャップ33及び繊維状活性炭35の背面図である。 ケースキャップ7の構造を示す図であって、図7(a)は、ケースキャップ7の上面図であり、図7(b)は、ケースキャップ7の一部を断面視した側面図であり、図7(c)は、ケースキャップ7の底面図である。 先端キャップ9の態様を示す図であって、図8(a)は、先端キャップ9の脱離状態を示す側面図であり、図8(b)は、先端キャップ9の装着状態を示す側面図である。 ケース体3と、フィルターユニット5と、の装着方法を示す図であって、図9(a)は、装着前におけるケース体3と、フィルターユニット5と、の配置を示す側面図であり、図9(b)は、装着後におけるケース体3と、フィルターユニット5と、の配置を部分的に断面視した側面図である。 フィルターユニット5を装着したケース体3に対し、ケースキャップ7を篏合させる状態を示す図であって、図10(a)は、篏合前におけるケース体3と、ケースキャップ7と、の配置を示す側面図であり、図10(b)は、篏合後におけるケース体3と、ケースキャップ7と、の配置を部分的に断面視した側面図である。 本実施形態の携帯用浄水器1と、貯水容器201と、の接続方法を示す模式図である。 本実施形態の携帯用浄水器1を用いた浄水方法を示す模式図である。 アダプタ207の構造を示す側面図である。
以下、図1〜図13を参照しながら、本実施形態に係る携帯用浄水器1の代表的な実施形態を詳細に説明する。但し、本発明は図示されるものに限られるものではなく、各図面は本発明を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために必要に応じて比や数を誇張又は簡略化して表している場合もある。更に、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。
1.携帯用浄水器1の概要
図1を用いて本実施形態における携帯用浄水器1の概要について説明する。図1は、本実施形態における携帯用浄水器1の概要を示す斜視図である。本携帯用浄水器1は、コンパクトかつ携行容易な形状を備え、使用者が容易に携帯することができるものであり、例えばアウトドア活動、或いは災害時等上水が一時的に使用困難な際に、河川等の浄水されていない水を浄水し、飲料水を提供するものである。
図1に示すとおり、本実施形態の携帯用浄水器1は、概ね、本体となるケース体3と、ケース体3の内部で原水の不純物を除去するフィルターユニット5と、ケース体3と勘合してケース体3の内部にフィルターユニット5を固定するためのケースキャップ7と、で構成されている。また、後述するが、ケースキャップ7の先端側には先端側キャップ9(第一キャップ)が、ケース体3の後端側には後端側キャップ11(第二キャップ)が、それぞれ着脱自在に備わっている。
2.携帯用浄水器1の構造
<ケース体3の構造>
次に、図2(a)(b)(c)を用いてケース体3の構造について詳細に説明する。図2(a)(b)(c)は、ケース体3の構造を示す図であって、図2(a)は、先端側開口13を正面視したケース体3の上面図であり、図2(b)は、一部を断面視したケース体3の側面図であり、図2(c)は、後端側開口15を正面視したケース体3の底面図である。
図2(a)(b)(c)に示すとおり、ケース体3は、略円筒状の部品であって、例えばポリプロピレン等の高強度かつ低比重で、吸湿性を持たない樹脂で形成されている。また、先端側に第一開口(先端側開口)13を備え、後端側に第二開口(後端側開口)15を備えており、更に内部には、先端側開口13と後端側開口15とを連通する中空部17を備えている。この中空部17の内部には、後端側開口15側に、中空部17の内周面の径を部分的に縮径して形成されたフランジ状(鍔状)の縮径部(第一縮径部)19が配設されている。
先端側開口13は、詳細は後述するが、ケースキャップ7が篏合する部位であって、本実施形態では当該篏合を螺旋篏合としているため、先端側開口13の内側(中空部17の先端側)に先端側タップ(第一タップ)21が設けられている。また、先端側開口13の外側(ケース体3の先端側側面)には、リング状部23が備わっており、例えばユーザがストラップ(図示せず)等を任意に接続することができる。
後端側開口15は、詳細は後述するが、ペットボトル等の貯水容器201に篏合する部位であって、本実施形態では当該篏合を螺旋篏合としているため、後端側開口15の内側(中空部17の後端側から縮径部19間)に後端側タップ(第二タップ)25が設けられている。また、後端側開口15の外側(ケース体3の後端側側面)には、ケース体3の側面を径方向に一周する溝27が備わっており、後述する後端側キャップ11が接続される。
中空部17は、その内径が先端側開口13から後端側開口15に向けて縮径するように概ね0.1〜1.0度のテーパーを有することが好ましい。より詳細には、本実施形態においては、中空部17が、先端側タップ21の後端部から縮径部19に向かって内径が縮径するようにテーパー55が備わっており、当該テーパー55は、0.1度〜1.0度の範囲で設定することが望ましい。浄水直後において、中空部17及びフィルターユニット5双方が濡れた状態では、双方間に位置する水によって不要な表面張力が働き、後述するフィルターユニット5の着脱が困難となる。しかしながら、本実施形態の携帯用浄水器1は、中空部17の内壁に当該テーパー55を設けることによって、常時フィルターユニット5の着脱が容易になる。
<後端側キャップ11の態様>
次に図3(a)及び(b)を用いて後端側キャップ(第二キャップ)11の態様について詳細に説明する。図3(a)及び(b)は、後端側キャップ11の態様を示す図であって、図3(a)は、後端側キャップ11の脱離状態を示す側面図であり、図3(b)は、後端側キャップ11の装着状態を示す側面図である。
後端側キャップ11は、例えばシリコンゴム等の耐水性、耐薬品性及び所定の可塑性を有した樹脂材料で形成され、図3(a)及び(b)に示すとおり、ケース体3の後端側開口15に対して着脱可能に配設された部品である。後端側キャップ11について、より具体的には、後端側開口15を閉栓可能な略円盤状の蓋11Aと、ケース体3の後端側に後端側キャップ11を固定するための固定リング11Bと、当該蓋11Aと固定リング11Bとを接続する接続部11Cと、から構成されている。
蓋11Aは、上述のとおり略円盤状の部位であって、縁に所定の高さの立ち上がり部が形成されており、蓋11Aを後端側開口15に当接させつつ立ち上がり部をケース体3の後端側に被せることで、後端側開口15を閉栓することができる。
固定リング11Bは、円環状の部位であって、内径はケース体3の溝27の直径と略同寸法で、長さは溝27の幅と略同寸法である。当該固定リング11Bをケース体3の後端側から該ケース体3に被せ、溝27に嵌め込むことで、固定される。よって、後端側キャップ11は、当該固定リング11Bにより、ケース体3と接続され、蓋11Aで後端側開口15を閉栓していない状態であっても、ケース体3と、後端側キャップ11と、が連結された状態を維持することができ、部品の紛失防止が可能となる。
接続部11Cは、上記蓋11Aと、固定リング11Bと、を連結する部位であって、所定の幅、長さ及び厚さで形成された帯である。当該接続部11Cは、一方の端部が蓋11Aの側面(上記立ち上がり部)に固定され、他方の端部が固定リング11Bの側面に固定されている。
<フィルターユニット5の構造>
次に、図4(a)(b)(c)を用いてフィルターユニット5の構造について詳細に説明する。図4(a)(b)(c)は、フィルターユニット5の構造を示す図であって、図4(a)は、フィルターユニット5の上面図であり、図4(b)は、フィルターユニット5の一部を断面視した側面図であり、図4(c)は、フィルターユニット5の底面図である。
フィルターユニット5は、上水前の原水が含有する不純物等を除去するための部品であって、当該フィルターユニット5が交換可能に構成されていることから、本実施形態の携帯用浄水器1は、ディスポーザルではなく継続的な使用が可能となる。
フィルターユニット5は、概ね外側に位置する本体部29と、該本体部29の内部に配設されて不純物を除去する中空糸膜31と、本体部29の先端側に篏合される内部キャップ33と、該内部キャップ33に固定されて、塩素の除去や脱臭を行う繊維状活性炭35と、から構成されている。
本体部29は、ケース体3と同様にポリプロピレン等の樹脂を用いて形成された略円筒状の部品であって、先端側に第三開口(先端側開口)37を備え、後端側に第四開口(後端側開口)39を備えており、更に内部には当該先端側開口37と後端側開口39とを連通した中空部43を備えている。また、最も後端側の側面には当該本体部29の外径を部分的に縮径した縮径部(第二縮径部)41が配設されている。
また、本体部29の後端側に配設された縮径部41には、後述するゴムパッキン45を固定するためのパッキン固定溝47が備わっている。該パッキン固定溝47は、縮径部41の側面外周に沿って形成された溝であって、ゴムパッキン45を固定しつつ、一部をパッキン固定溝45より露出させるように深さ寸法が決定されている。
上記の縮径部41は、中空部17内部の縮径部19と篏合する形状となっており、当該縮径部19に対して所定のクリアランスを備えた寸法で形成されている。なお、上述のとおり縮径部41にはパッキン固定溝47と、これに固定されたゴムパッキン45と、が備わっており、該ゴムパッキン45により、縮径部19とのクリアランスを部分的に詰め、縮径部19と縮径部41との間を原水203が通過させない(止水する)構造となっている。
<中空糸膜31の態様>
中空糸膜31は、例えば、略0.05μm〜10μmの径孔を有する精密ろ過膜(Microfiltration Membrane、又はMF膜とも称する)や、略0.01μm〜0.001μmの径孔を有する限外ろ過膜(Ultrafiltration Membrane、又はUF膜とも称する)等を用いてストロー状の中空糸49を形成し、更に複数本を束ねて構成したものである。
当該中空糸膜31は、上述した中空糸49を束状態としたまま略中間位置で屈曲させ、中空糸49の双方の端部が本体部29の後端側に位置するように、中空部43内に挿入されている。
また、中空糸膜31は、図5(a)及び(b)に示すとおり、上記中空糸49の双方の端部と、中空部43の後端側と、を例えばウレタン樹脂等の接着剤51を用いて固定している。より具体的には、中空糸49の端部の開栓状態を維持したまま、当該端部を中空部43の後端側に配向させ、中空部43の後端側に中空糸膜31の双方の端部を接着剤51により固定している。
接着剤51は、中空糸49の端部を閉栓せず、当該中空糸49の側面に付着させており、更に、本体部29の後端側開口39側から中空部43内部に原水が侵入した際、当該原水の侵入経路が中空糸49内部のみとなるように、複数の中空糸49間の隙間と、中空糸49と本体部29内壁との隙間と、をシーリングする役目も併せもっている。
中空糸膜31は、構成する中空糸49の内部に原水が侵入することにより、例えば当該原水203が種々の微細な粒子や、雑菌等を含有していた場合、中空糸49内部に当該粒子及び雑菌を留め、原水中の水成分のみを外部に通過させる。
<内部キャップ33及び繊維状活性炭35の態様>
次に、図6(a)(b)(c)を用いて内部キャップ33及び繊維状活性炭35について詳細に説明する。図6(a)(b)(c)は、内部キャップ33及び繊維状活性炭35の詳細を説明する図であって、図6(a)は、内部キャップ33及び繊維状活性炭35の正面図であり、図6(b)は、内部キャップ33及び繊維状活性炭35の一部を断面視した側面図であり、図6(c)は、内部キャップ33及び繊維状活性炭35の背面図である。
内部キャップ33は、繊維状活性炭35を内部に配設しつつ、本体部29の先端側開口37に固定されるものであって、概ね鍔部33Aと、篏合筒33Bと、から構成されている。鍔部33Aは、本体部29の外径寸法と略同寸法の円盤状であって、で本体部29の先端側の端面に当接される部品である。鍔部33Aには、両面を貫通する複数個の通水孔53が設けられており、当該通水孔53を通じて中空部43内の原水203を先端側に導水させることができる。
篏合筒33Bは、本体部29の内径寸法と略同寸法に形成された円筒状の部品であって、鍔部33Aと同心にしつつ、一方の端面が当該鍔部33Aに固定されている。なお、篏合筒33Bの長さは、内部キャップ33が本体部29の先端側開口37に対して確実に固定可能な長さ、かつ本体部29の構造に合わせて決定することが好ましい。
繊維状活性炭35は、例えばセルロース系、PAN系、フェノール系、ピッチ系繊維等を原料として構成された直径略1μm〜50μmの繊維状の活性炭である。一般的に広く用いられている粒状及び粉末状の活性炭は、表面のポアが略100Å以上であるに対し、当該繊維状活性炭35は、略10〜20Åと非常に微細である。このため、吸脱着速度が速く、また低濃度の吸着性能にも優れた特徴を有している。
当該繊維状活性炭35は、上記繊維状の活性炭を用いて所定の厚さで略円盤状に形成したものであり、内部キャップ33の篏合筒33B内部に固定されている。なお、繊維状活性炭35の外径寸法は、篏合筒33Bの内径寸法より小さく、鍔部33Aに設けられた全ての通水孔53を閉鎖可能な寸法とすることが好ましい。
上記繊維状活性炭35を具備した内部キャップ33は、鍔部33Aと、本体部29と、を同心にしつつ、先端側開口37側に篏合筒33Bを配向させて配置し、当該本体部29の第二中空層43内に篏合筒33Bを挿入することで本体部29の先端側開口37側に固定される。
なお、本実施形態では、上記のとおり繊維状活性炭35を内部キャップ33と一体的構成し、本体部29の先端側に配置しているが、例えば中空部43内部に専用のスペース等を設けて本体部29の後端側に配置してもよい。
<ケースキャップ7の構造>
次に、図7(a)(b)(c)を用いて、ケースキャップ7の構造について詳細に説明する。図7(a)(b)(c)は、ケースキャップ7の構造を示す図であって、図7(a)は、ケースキャップ7の上面図であり、図7(b)は、ケースキャップ7の一部を断面視した側面図であり、図7(c)は、ケースキャップ7の底面図である。
図7(a)(b)(c)に示すとおり、ケースキャップ7は、概ね略円盤状の基部56と、該基部56の略中央に配設される円筒状の放水筒57と、該放水筒57を支持するリブ61と、基部56の後端側に配設されたケース体3の第一タップ21と螺旋篏合するための螺旋部59と、該から構成された部品である。
放水筒57は上述のとおり円筒状であって、原水をケースキャップ7の後端側から先端側に向かって外部に放水するための部位である。リブ61は、放水筒57が基部の先端側で湾曲等の変形を起こさないように支持するため、またケースキャップ7をケース体3に勘合する際に当該ケースキャップ7の把持を容易にするために配設された略三角形の板状部位であり、本実施形態では複数枚を備えている。また、螺旋部59は略円筒状の筒と該筒表面に設けられた螺旋山とで構成された部位であって、ケースキャップ7とケース体3との篏合と、該ケース体3の中空部17に挿入されたフィルターユニット5の固定と、を行うものである。
図7(b)に示すとおり、上記放水筒57と、リブ61と、螺旋部59と、は、それぞれ基部56に接続されている。より具体的には、放水筒57は基部56の略中央から先端側に向かって所定の寸法で突出させつつ接続され、リブ61は放水筒57の側面と基部56の上面とにそれぞれ隣り合う端面が接続され、螺旋部59は基部56と同心にしつつ、該基部の底面に先端側を接続している。
<先端キャップ9の態様>
次に、図8(a)及び(b)を用いて先端キャップ9の態様について詳細に説明する。図8(a)及び(b)は、先端キャップ9の態様を示す図であって、図8(a)は、先端キャップ9の脱離状態を示す側面図であり、図8(b)は、先端キャップ9の装着状態を示す側面図である。
先端キャップ9は、例えばシリコンゴム等の耐水性、耐薬品性、及び所定の可塑性を有した樹脂材料で形成され、図8(a)及び(b)に示すとおり、ケースキャップ7の放水筒57に対して着脱可能に配設された部品である。先端側キャップ9について、より具体的には、放水筒57を閉栓可能な一方の端部が閉鎖された略円筒状の蓋9Aと、放水筒57の側面に先端側キャップ9を固定するための固定リング9Bと、当該蓋9Aと固定リング9Bとを接続する接続部9Cと、から構成されている。
蓋9Aは、上述のとおり一方の端部が閉鎖された略円筒状の部位であって、該蓋9Aの閉鎖されていない他方の端部を放水筒57の先端側に被せることで、当該放水筒57を閉栓することができる。
固定リング9Bは、円環状の部位であって、放水筒57の直径と略同寸法かつ所定の長さで形成されている。当該固定リング9Bに対し、放水筒57の先端側を該放水筒57に挿通させることで固定される。よって、先端側キャップ9は、当該固定リング9Bにより、放水筒57と接続され、蓋9Aで放水筒57を閉栓していない状態であっても、放水筒57と、先端側キャップ9と、が連結された状態を維持することができ、部品の紛失防止が可能となる。
接続部9Cは、上記蓋9Aと、固定リング9Bと、を連結する部位であって、所定の幅、長さ及び厚さで形成された帯である。当該接続部9Cは、一方の端部が蓋9Aの側面に固定され、他方の端部が固定リング9Bの側面に固定されている。
3.携帯用浄水器1の使用方法
<携帯用浄水器1の組立手順>
次に、図9(a)及び(b)と、図10(a)及び(b)と、を用いて本実施形態の携帯用浄水器1の組立方法について詳細に説明する。
図9(a)及び(b)は、ケース体3と、フィルターユニット5と、の装着方法を示す図であって、図9(a)は、装着前におけるケース体3と、フィルターユニット5と、の配置を示す側面図であり、図9(b)は、装着後におけるケース体3と、フィルターユニット5と、の配置を部分的に断面視した側面図である。図10(a)及び(b)は、フィルターユニット5を装着したケース体3に対し、ケースキャップ7を篏合させる状態を示す図であって、図10(a)は、篏合前におけるケース体3と、ケースキャップ7と、の配置を示す側面図であり、図10(b)は、篏合後におけるケース体3と、ケースキャップ7と、の配置を部分的に断面視した側面図である。
まず、ケース体3にフィルターユニット5を装着させる。より具体的には、図9(a)に示すとおり、ケース体3と、フィルターユニット5と、を同心にしつつ、略一直線上に双方を配置させ、フィルターユニット5を縮径部41が配置された後端側からケース体3の先端側開口13を介して中空部17に挿入する。
次に、図9(b)に示すとおり、フィルターユニット5の縮径部41が、中空部17の縮径部19に当接するまで挿入し、当該ケース体3とフィルターユニット5とが略同心状態を維持しつつ、歪み等なく双方が配置していることを確認する。
フィルターユニット5をケース体3の中空部17に挿入する際、中空部17がテーパー55を備えているため、ケース体3とフィルターユニット5との同心状態が多少ズレていても、テーパー55による先端側開口13先端側の拡幅により容易に挿入することが可能となる。また、当該テーパー55は縮径部41に向かって縮小するため、縮径部19と縮径部41とは確実に篏合させることができる。
上記により、中空部17の縮径部19と、フィルターユニット5の縮径部41と、が篏合し、双方の最適な篏合に設けられたクリアランスをゴムパッキン45が詰めて止水している。
続いて、フィルターユニット5を装着したケース体3にケースキャップ7を篏合させる。図10(a)に示すとおり、ケース体3と、ケースキャップ7と、の双方を略同心に配置しつつ、ケースキャップ7を螺旋部59側からケース体3の先端側開口13に旋回挿入する。これにより、先端側開口13が備える第一タップ21と、ケースキャップ7が備える螺旋部59と、が螺旋篏合し、ケース体3とケースキャップ7とが篏合される。
図10(b)に示すとおり、上記手順によりケース体3とケースキャップ7とが篏合されると、中空部17に収まったフィルターユニット5の先端側(内部キャップ33の先端側の面)に螺旋部59の後端側が当接され、中空部17でフィルターユニット5が完全に位置決め及び固定される。
<貯水容器201との接続手順>
次に、図11を用いて上記手順により組み立てた本実施形態の携帯用浄水器1と、原水を貯水する貯水容器201と、の接続方法について詳細に説明する。図11は、本実施形態の携帯用浄水器1と、貯水容器201と、の接続方法を示す模式図である。
本実施形態の貯水容器201は、螺旋式の開口205を備えた一般的に使用されるペットボトル等である。一般的なペットボトルは概ね略500ml〜2000ml程度の容量を備えたものが主流であるが、本実施形態の携帯用浄水器1は、当該容量に限定されることなく、上記螺旋式の開口205を備えた容器であれば概ね使用することができる。
図11に示すとおり、本実施形態の携帯用浄水器1と、貯水容器201と、を略同軸にしつつ、ケース体3の後端側開口15に貯水容器201の開口205を旋回挿入する。これにより、後端側開口15が備える第二タップ25と、貯水容器201の開口205と、が螺旋篏合し、本携帯用浄水器1と貯水容器201とが篏合される。
<浄水方法>
次に、図12を示し、本実施形態の携帯用浄水器1を用いた浄水方法を説明する。図12は、本実施形態の携帯用浄水器1を用いた浄水方法を示す模式図である。なお、当該説明では、あらかじめ貯水容器201内部に河川等から採取した原水を貯水した状態とする。
図12に示すとおり、まず使用者は貯水容器201を略側面方向から押圧し、内部に貯水した原水203が本実施形態の携帯用浄水器1側に移動するよう、徐々に圧力を加える。この時、本携帯用浄水器1及び貯水容器201の傾斜角度は、該貯水容器201内部に貯水された原水の量に応じて調整することが望ましく、例えば貯水量が多い場合は本携帯用浄水器1が上方に位置する様、傾斜角度を小さくし、貯水量が少ない場合は本携帯用浄水器1が下方に位置する様、傾斜角度を大きくすることが望ましい。
上記手順を実行することにより、貯水容器201内部に貯水された原水203が当該貯水容器201の開口205を介して本実施形態の携帯用浄水器1内部に侵入する。より具体的には、貯水容器201内の原水203が開口205からケース体3の後端側開口15に移送され、縮径部19を通過する。この時、原水203は、ゴムパッキン45に止水されて縮径部19と縮径部41との間のクリアランスへは侵入せず、フィルターユニット5を構成する本体部29の後端側開口39にのみ侵入する。
続いて、本体部29の後端側開口39を通過した原水203は、中空部43内に侵入し、当該中空部43内に配設された中空糸膜31を構成する複数本における中空糸49の端部から該中空糸49内に侵入する。原水203は中空糸49の微細孔から外部に押し出され、更に繊維状活性炭35と内部キャップ33とを通過してケースキャップ7に移動することになる。
上記中空糸49及び繊維状活性炭35を原水203が通過する際、中空糸49の微細孔を種々の粒子や雑菌等による不純物は通過することができず、当該中空糸49内に不純物を留める。さらに、繊維状活性炭35のポアに塩素や匂いが吸着されるため、原水203が中空糸膜31と繊維状活性炭35とを通過することにより、身体に悪影響を及ぼさず、更に飲用容易な飲料水に浄水される。
浄水された原水203は、中空部17からケースキャップ7が備える放水筒57の後端部側から該放水筒57内部に侵入し、先端部の開口を介して外部に放水される。以上の手順により、本実施形態の携帯用浄水器1を用いた原水203の浄水手順が完了する。
なお、上記手順では省略したが、未使用時は先端キャップ9及び後端側キャップ11を用いて放水筒57及び後端側開口15を閉栓し、使用時は双方を開栓する必要がある。当該先端キャップ9及び後端側キャップ11を用いることにより、携帯移動時などに本実施形態の携帯用浄水器1内部にゴミ等の不要物が侵入することを防止し、更に使用直後に閉栓することで内部の中空糸膜31等に留まった原水203が外部に漏水することを好適に防止する。よって、本携帯用浄水器1は、使用直後でも鞄等に収納することが可能である。
また、本実施形態では、携帯用浄水器1を貯水容器201に接続して使用する方法を代表して説明したが、必ずしも貯水容器201が必要ではなく、例えば、後端側開口15を直接河川等の水中に浸水させ、原水203を吸い上げて浄水することも可能である。
以上、本実施形態における携帯用浄水器1の代表的な実施形態について図面を参照しつつ説明してきたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の精神及び教示を逸脱しない範囲でその他の変形例や改良例が存在し、これらは全て本発明の技術的範囲に含まれる。
4.アダプタ207
<アダプタ207の構造>
例えば、図13に示すように、後端側開口15に篏合可能な略円筒形のアダプタ207を用いることにより、当該後端側開口15の直径に合致しない開口305を備える貯水容器301にも対応することができる。
図13に示すとおり、アダプタ207は、概ね貯水容器301に篏合させる篏合体209と、本実施形態の携帯用浄水器1が備える後端側開口15に篏合させる螺旋篏合部(異径螺旋嵌合部)211と、から構成されており、当該アダプタ207を介することにより、本携帯用浄水器1に貯水容器301を接続することが可能となる。
篏合体209及び螺旋篏合部211は、例えばポリプロピレン等の樹脂を用いて略円筒形状に形成されている。また、篏合体209は先端側に第五開口(先端側開口)213を備え、螺旋篏合部211は後端側に第六開口(後端側開口)215を備え、更に当該第五開口213と第六開口215とは、中空部219により連通している。
篏合体209の直径寸法は接続対象とする貯水容器301の開口305の直径に応じて決定することが望ましい。また、当該篏合体209の内側側面には、螺旋山217が形成され、該螺旋山217が開口305と螺旋篏合することによりアダプタ207と貯水容器301とを篏合させることができる。なお、螺旋篏合部211の直径寸法及び形状は、後端側開口15と篏合可能に決定する。
<アダプタ207の使用方法>
続いて、上記アダプタ207の使用方法について詳細に説明する。まず、アダプタ207と本実施形態の携帯用浄水器1とを略同心に配置しつつ、アダプタ207の螺旋篏合部211を後端側開口15内に旋回挿入し、双方を篏合させる。
上記篏合によりアダプタ207と本実施形態の携帯用浄水器1とが確実に固定されていることを確認した後、アダプタ207を接続した本携帯用浄水器1と貯水容器301とを略同心に配置しつつ、貯水容器301の開口305をアダプタ207の第六開口215内に旋回挿入し、双方を篏合させる。上記手順により、本携帯用浄水器1と貯水容器301とがアダプタ207を介して接続される。
貯水容器301内の原水は、開口305からアダプタ207の中空部219を介して先端側に移送され、本実施形態の携帯用浄水器1の中空部17に到達する。以後における原水の浄水及び外部への移動方法については上記にて詳述した内容と同様であるため、ここでは省略する。
本実施形態における携帯用浄水器は、フィルターユニットの交換性に優れ、種々の貯水容器に接続可能な携帯用浄水器を提供することを目的とする。
1 携帯用浄水器
3 ケース体
5 フィルターユニット
7 ケースキャップ
9 先端側キャップ
9A 蓋
9B 固定リング
9C 接続部
11 後端側キャップ
11A 蓋
11B 固定リング
11C 接続部
13 先端側開口
15 後端側開口
17 中空部
19 縮径部
21 第一タップ
23 リング状部
25 第二タップ
27 溝
29 本体部
31 中空糸膜
33 内部キャップ
33A 鍔部
33B 篏合筒
35 繊維状活性炭
37 先端側開口
39 後端側開口
41 縮径部
43 中空部
45 ゴムパッキン
47 パッキン固定溝
49 中空糸
51 接着剤
53 通水孔
55 テーパー
56 基部
57 放水筒
59 螺旋部
61 リブ
201 貯水容器
203 原水
205 開口
207 アダプタ
209 篏合体
211 異径螺旋篏合部
213 先端側開口
215 後端側開口
217 螺旋山
219 中空部
301 貯水容器
305 開口

Claims (5)

  1. 内側に先端側タップを具備する先端側開口と、内部に縮径部を具備する後端側開口と、前記先端側開口及び前記後端側開口を連通する中空部と、を備える略円筒状のケース体と、
    前記ケース体の前記中空部に着脱自在に内蔵される先端側開口及び後端側開口を備える中空糸膜製フィルターユニットと、
    先端側に放水筒を備え、前記ケース体の先端側開口と篏合して前記ケース体の内部に前記フィルターユニットを固定するケースキャップと、
    を具備して構成され、
    前記中空部の内径が、前記ケース体の先端側開口から前記ケース体の後端側開口に向けて縮径するように、前記先端側タップの後端部から前記縮径部に向かって0.1〜1.0度のテーパーを有すること、
    を特徴とする携帯用浄水器。
  2. 前記フィルターユニットが、前記フィルターユニットの先端側開口側に活性炭を具備すること、
    を特徴とする請求項1に記載の携帯用浄水器。
  3. 前記フィルターユニットが、前記フィルターユニットの後端側開口側に円環状のパッキンを具備すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の携帯用浄水器。
  4. 前記ケース体の後端側開口が、貯水容器の開口部に着脱自在に嵌合する螺旋嵌合部を具備すること、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の携帯用浄水器。
  5. 請求項4に記載の携帯用浄水器と、
    前記携帯用浄水器の前記ケース体の後端側開口の前記螺旋嵌合部に着脱自在に接続され、前記ケース体の後端側開口と異なる寸法の開口を有する貯水容器を着脱自在に嵌合する異径螺旋嵌合部を有すること、を特徴とする略円筒形のアダプタと、
    を具備すること、
    を特徴とする携帯用浄水器。
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