JP6131478B2 - 浄水器用カートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、浄水器用カートリッジに関する。
本願は、2014年6月24日に日本に出願された特願2014−129296号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、水道水に含まれる塩素などの不純物を除去することを目的とした浄水器が広く普及している。浄水器の設置形態としては、水栓の蛇口に取り付ける蛇口直結型、流し台の上に設置する据置型、又は流し台の下の収納キャビネット内に設置するアンダーシンク型(ビルトイン型)等が知られている。
このような浄水器として、例えば特許文献1には、濾過材を通過する流体の流れをアウトサイドスペーサ及びインサイドスペースによって少なくとも2方向以上に分流させることにより、濾過材全体を万遍なく有効活用しながら流量低下を招かないようにした浄水器用カートリッジが提案されている。また、特許文献2には、外周部から内部の通水路に向かって水が流れるように構成された吸着剤成型体と、中空糸膜とが、筒中心軸方向に直線的に配された浄水カートリッジが提案されている。
ところで、特に家庭で用いられる浄水器の場合、流し台周りの美観を損ねないことなどからアンダーシンク型の浄水器が注目されている。また、近年ではシステムキッチン下方の収納キャビネット空間に引き出し体を設置することが主流となっていることから、アンダーシンク型の浄水器は、従来の奥側の雛壇ではなく、収納キャビネット内の狭小スペースや、引き出しの上下間、又は引き出し裏等の、アンダーシンク内のデッドスペースで、かつ、カートリッジの交換が容易なスペースに配置される傾向にある。したがって、アンダーシンク型の浄水器としては、従来と同等の浄水機能、すなわち浄水性能や濾過流量を有したうえで、前記のデッドスペースに配置可能なように外径が小さいスリムな構造の浄水器用カートリッジが要望されている。
特開2008−279450号公報 特開2002−346550号公報
しかしながら、特許文献1の浄水器用カートリッジでは、濾過材として使用される粒状活性炭を最密かつ均一に充填しないと、内部に活性炭の偏りが生じることにより、水みちができ、水が濾過材で処理されない、いわゆるショートパスが発生し、良好な浄水性能が得られ難くなる。なお、スリム化するべく、径方向に細く軸方向(長さ方向)に長い形状にすることが考えられるが、粒状活性炭層の断面積が小さくなる分、圧力損失が増加し、所望の濾過流量が得られなくなる。また、使用する粒状活性炭の粒径を小さくして浄水性能を高めることも考えられるが、その場合にも、圧力損失が増加することで所望の濾過流量が得られなくなる。また、所望の濾過流量を得るためには、アウトサイドスペーサ、インサイドスペース等の部材が必要であるため製造工数及び部品点数が多く、コストがかかり工業生産的に不利である。さらに、外容器と底蓋とが螺子式による螺合で組み立てられているので、螺合部では容器の外径が内径に対して充分大きくなり、したがって容器の一部に突出部が形成されるため、全体のスリム化が損なわれてしまう。
特許文献2の浄水カートリッジでは、濾材量が少ないため、短期目詰まりや性能劣化に伴い頻繁なカートリッジ交換が必要となり、メンテナンスに非常に手間がかかってしまう。また、浄水性能を上げるため、吸着剤成型体の充填密度を高くすることも考えられるが、単位体積あたりの浄水性能は増加するものの、圧力損失が増加することで所望の濾過流量が得られなくなり、さらに吸着剤成型体自身が目詰まりを起こしてしまい、所望の濾過流量が得られなくなる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、外径が小さいスリムな構造で、しかも良好な浄水機能を有する浄水器用カートリッジを提供することを目的とする。
本発明の一実施態様における浄水器用カートリッジは、筒状の濾材容器と該濾材容器の開口端側に設けられた蓋部とを有する容器本体と、前記濾材容器内に収容された濾材と、を備え、前記容器本体には入水口と出水口とが設けられ、前記濾材容器内には、前記濾材の外側に前記入水口に連通する第1の通水路が形成され、前記濾材は、少なくとも内部に第2の通水路を構成する空間を有する活性炭と、前記第2の通水路に通じるように構成された中空糸膜とから少なくとも構成され、前記中空糸膜は、前記活性炭の下流に配置され、前記第1の通水路から前記第2の通水路へ、前記活性炭を通して水が流れるように構成され、前記濾材容器内に収容された前記中空糸膜の長さ(L1)に対する、前記活性炭の長さ(L2)の比(L2/L1)が、2.0〜4.0である。
この浄水器用カートリッジにあっては、成型活性炭の外側の第1の通水路から内部の第2の通水路に向けて水を流すように構成し、さらに第2の通水路に中空糸膜が通じるように構成しているので、成型活性炭と中空糸膜とを効率的に機能させることによって良好な浄水機能を得ることができる。さらにまた、浄水器用カートリッジを横置きにした際に、粒状活性炭は最密充填することが困難なため、水みちができてしまうが、成型活性炭では水みちができにくいため、良好な浄水性能を得ることができる。また、この構成によれば、中空糸膜の長さに比べて成型活性炭の中心軸方向に沿う長さを長くしたので、成型活性炭の濾過面積を大きくすることができ、したがって成型活性炭の径方向の厚さ、すなわち第1の通水路と第2の通水路との間の厚さを薄くしてスリム化しても、良好な浄水機能が得られる。
本発明の別の実施態様における浄水器用カートリッジは、筒状の濾材容器と該濾材容器の開口端側に設けられた蓋部とを有する容器本体と、前記濾材容器内に収容された濾材と、を備え、前記容器本体には入水口と出水口とが設けられ、前記濾材容器内には、前記濾材の外側に前記入水口に連通する第1の通水路が形成され、前記濾材は、少なくとも内部に第2の通水路を構成する空間を有する成形活性炭と、前記第2の通水路を構成する空間に通じるように構成された中空糸膜とから少なくとも構成され、前記中空糸膜は、前記活性炭の下流に配置され、前記第1の通水路から前記第2の通水路へ、前記活性炭を通して水が流れるように構成され、前記中空糸膜の有効膜面積に対する前記活性炭の有効容積が、600〜800cc/m2である。
また、前記浄水器用カートリッジにおいては、前記容器本体の長さ(L)と前記容器本体の最大径(d)との比(L/d)が、2.4以上5.0以下であることが好ましい。
また、前記浄水器用カートリッジにおいては、前記活性炭と前記中空糸膜が、前記濾材容器の中心軸方向に沿って配置されていることが好ましい。
また、前記浄水器用カートリッジにおいては、前記第一の通水路の流路断面積が1.0〜8.0cm2であることが好ましい。
また、前記浄水器用カートリッジにおいては、前記第一の通水路の流路断面積の平均が3.0〜6.0cm2であることが好ましい。
また、前記浄水器用カートリッジにおいては、前記中空糸膜の有効膜面積に対する前記成型活性炭の質量が、200〜400g/m2であることが好ましい。
この構成によれば、良好な浄水機能が得られる。
また、前記浄水器用カートリッジにおいては、前記蓋部の内側中心部より放射状にリブが設けられていることが好ましい。
また、前記浄水器用カートリッジにおいては、前記蓋部の内側中心部に凹状の位置決めが設けられていることが好ましい。
また、前記浄水器用カートリッジにおいては、前記容器本体には、前記入水口と出水口とを区別する識別手段が設けられていることが好ましい。
また、前記浄水器用カートリッジにおいては、前記蓋部の内側底面と、前記濾材天面との嵌合部以外の隙間量が2.0〜4.0mmであることが好ましい。
また、前記浄水器用カートリッジにおいては、前記濾材容器と前記蓋部が被着されていることが好ましい。
また、前記浄水器用カートリッジにおいては、前記蓋部には入水口と出水口が設けられていることが好ましい。
また、前記浄水器用カートリッジにおいては、前記濾材容器と前記蓋部の径方向への突出部が9.0mm以下の円筒形状であることが好ましい。
また、前記浄水器用カートリッジにおいては、前記前記活性炭は成型活性炭であることが好ましい。
本発明の一実施態様に係るアンダーシンク型浄水器は、上記のいずれかに記載の浄水器用カートリッジを用いている。
また、本発明の実施態様に係る浄水器用カートリッジの別の側面では、有底筒状の濾材容器と該濾材容器の開口端側に被着された蓋部とを有する容器本体と、前記濾材容器内に収容された濾材と、を備え、前記蓋部には入水口と出水口とが設けられ、前記濾材容器内には、前記濾材の外側に前記入水口に連通する第1の通水路が形成され、前記濾材は、少なくとも内部に第2の通水路を有する成型活性炭と、前記第2の通水路に通じるように構成された中空糸膜とから少なくとも構成され、前記成型活性炭と前記中空糸膜が、前記濾材容器の中心軸方向に沿って配置され、前記第1の通水路から前記第2の通水路へ、前記成型活性炭を通して水が流れるように構成され、前記容器本体の長さ(L)と前記容器本体の最大径(d)との比(L/d)が、2.4以上4.3以下に形成されている。
この浄水器用カートリッジにあっては、濾材として成型活性炭と中空糸膜とを、濾材容器の中心軸方向に沿って配置したので、容器本体の長さ(L)と容器本体の最大径(d)との比(L/d)を、2.5以上4.5以下のスリムな構造にすることができる。また、成型活性炭の外側の第1の通水路から内部の第2の通水路に向けて水を流すように構成し、さらに第2の通水路に中空糸膜が通じるように構成しているので、成型活性炭と中空糸膜とを効率的に機能させることによって良好な浄水機能を得ることができる。さらにまた、浄水器用カートリッジを横置きにした際に、粒状活性炭は最密充填することが困難なため、水みちができてしまうが、成型活性炭では水みちができにくいため、良好な浄水性能を得ることができる。
また、前記浄水器用カートリッジの別の側面においては、前記中空糸膜の有効膜面積に対する前記成型活性炭の有効容積が、600〜800cc/m2であることが好ましい。
この構成によれば、良好な浄水機能が得られる。
本発明に係る浄水器用カートリッジによれば、スリムな構造で、しかも良好な浄水機能を有するので、例えばアンダーシンク内の狭小スペースなどにも置き方に制限されることなく容易に配置することができる。
本発明に係る浄水器用カートリッジの一実施形態の外観図の正面図である。 本発明に係る浄水器用カートリッジの一実施形態の外観図の一方の側の側面図である。 図1A及び図1Bに示した浄水器用カートリッジの全体構成を示す断面図である。 図2をA−A線矢視した、濾材容器の底部内面を示す図である。 フラックス試験の結果を示すグラフである。 クロロホルム濾過試験の結果を示すグラフである。
以下、本発明に係る浄水器用カートリッジについて、図面を参照して詳しく説明する。
図1A、図1Bは、本発明に係る浄水器用カートリッジの一実施形態の外観図であり、図1Aは正面図、図1Bは一方の側の側面図である。図2は、図1A、図1Bに示した浄水器用カートリッジの全体構成を示す断面図である。これらの図において符号1は浄水器用カートリッジ(以下、単に「カートリッジ1」と記す)であり、このカートリッジ1は、容器本体2と、容器本体2内に収容された濾材3とを備えて構成されている。
容器本体2は、図2に示すように有底円筒状の濾材容器4と、該濾材容器4の開口側に被着された蓋部5とを有している。濾材容器4は、熱可塑性樹脂によってバースト圧が2.0MPa以上に形成されている。この濾材容器4の形成材料である熱可塑性樹脂としては、特に耐圧性や成形性に優れているため、ABS樹脂が好適に用いられる。ABS樹脂を用いた場合、バースト圧を2.5MPa以上に形成することができる。
蓋部5は、濾材容器4の開口を覆う略円盤状のもので、硬質の樹脂によって形成されており、その外周端が濾材容器4の開口側周端に対して超音波溶着や振動溶着等で固定されている。
蓋部5と濾材容器4とを超音波溶着で溶着させる際には、シェアジョイントやバッドジョイントといった溶着ジョイントの形状を用いることができる。なかでも、シェアジョイントを用いることが好ましい。シェアジョイントはホーンの縦振動に対して、ジョイントの接触面と振動方向が同一方向に近づくため、溶着面に気泡が生じにくい。従って、水密性及び気密性に優れた容器本体2を得ることができる。具体的には、入水ジョイント6、出水ジョイント7側から超音波溶着のホーンを当て、後述する長さLの方向の振動(縦振動)を与えてジョイント部分を溶着する。しかしながら、本実施形態のように、外径が小さくスリムな構造の場合、超音波溶着の縦振動が、濾材容器4の胴部分に伝わってしまい、溶着強度が落ちてしまう。そこで、蓋部5の溶着部分が濾材容器4の接着部分を挟み込むようエッジに設けたシェアジョイントの形状にすることにより、更に溶着強度を高めることができる。
水密性及び気密性の観点からは、蓋部5と濾材容器4とを振動溶着によって溶着することが好ましい。超音波溶着のような縦振動の場合、2つの接着面が完全に密着しない状況で溶融される為、気泡や不純物が混ざりやすく、密閉性が損なわれやすい。対して振動溶着は横振動のため、振動面と接着面が同一方向となり、空気にさらすことなく溶着面を密着させることができる。従って、水密性及び気密性が良好な容器本体2を得ることができる。一方で、振動溶着の装置が高価であり、さらに振動溶着は溶着に時間を要することから、生産の効率の点からは超音波溶着を用いる事が好ましい。
この蓋部5には、図1A、図1B、図2に示すようにその外面側に入水ジョイント6と出水ジョイント7とが形成されている。入水ジョイント6は、IN用ホース(入水用カプラー)に液密に接続するように構成された管状のもので、その内部孔が本発明に係る入水口となっている。出水ジョイント7は、OUT用ホース(出水用カプラー)に液密に接続するように構成された管状のもので、その内部孔が本発明に係る出水口となっている。
本実施形態のように外径が小さくスリムな構造の場合、入水ジョイント6と出水ジョイント7とが形成された蓋部5を、濾材容器4の開口を覆うように固定した構成とすると、入水ジョイント6から圧力をかけた際、蓋5の内側の肩部5bに応力集中が発生し、破壊の起点となりやすい。そこで、カートリッジ1の耐圧性能を高めるため、蓋部5の内側の肩部5bから蓋部5の側面の外壁までの肉厚tを4〜6mm程度に設計されることが好ましい。4mmより肉厚tが小さいと、耐圧性能が低下し、破壊されることがある。また、6mmより肉厚が大きいと、溶着部分との段差が無くなり、成型の際、ひけが生じ外観不良をおこしてしまう可能性がある。
これら入水ジョイント6と出水ジョイント7とは、本実施形態では図1Bに示すように容器本体2の中心軸を挟んで対称に配置されている。また、蓋部5の周縁側に配置されることなく、中心側に配置されている。これにより、前述したように蓋部5を濾材容器4の開口側周端に超音波溶着するべく、超音波装置のホーン(図示せず)を蓋部5の外側から濾過容器4に向けて配した際、入水ジョイント6や出水ジョイント7に干渉されることなく、蓋部5と濾材容器4とのそれぞれの周端部に向くように、ホーンを配置することができる。
入水ジョイント6の内部孔(入水口)は、図2に示すように濾材容器4と該濾材容器4内に収容された濾材3との間、すなわち濾材3の外側に形成された第1の通水路8に連通している。また、出水ジョイント7の内部孔(出水口)は、後述する中空糸膜の端部側、すなわち開口側に連通している。
ここで、容器本体2は、その全長、すなわち入水ジョイント6や出水ジョイント7の先端から濾材容器4の底面までの長さLが、例えば220mm〜300mm程度、好ましくは250mm〜280mm程度となっている。300mm以上の長さになると、取扱い性が損なわれたり、設置箇所が限定されてしまう。また、220mmより短いと、必要な濾材量を充填できずろ過能力が低下してしまい、実用性が低くなる。また、容器本体2の最大径は、70〜90mm程度、好ましくは、75mm〜80mm程度となっている。最大径が90mmを超えると、取扱い性が損なわれたり、狭小スペース等での設置が困難となり、設置箇所が限定され汎用性が低下してしまう。また、最大径が70mm以下になると、必要な濾材量を充填できず、ろ過能力が低下してしまい、実用性が低くなる。したがって、容器本体2の長さ(L)と容器本体2の最大径(d)との比(L/d)が、2.4以上5以下、好ましくは2.4以上4.3以下、さらに好ましくは3.0以上4.0以下に形成されている。L/dがこの2.4より小さいと充分な浄水性能を得ることができず、L/dが5よりも大きいと、スリムな構造とならず、例えばアンダーシンク内の狭小スペースなどに容易に配置することができない。
濾材容器4の内側には、金型から容易に取り出すため、抜き勾配を設けている。抜き勾配は0.3°〜1.0°が好ましく、より好ましくは0.5°である。抜き勾配が1.0°を超えると、濾材量が減少し、目標性能を得ることができない為、最大径を大きくし濾材量を増加させる必要がある。抜き勾配が0.3°より小さいと、離型性が悪くなり、離型の際、表面に傷や変形などを伴う可能性が高くなる。また、成型性及び耐圧性能の観点より、濾材容器4の肉厚は均一であることが望ましい。肉厚が不均一な場合、収縮率の差により、そりや変形が生じたり、形状によっては残留応力が大きくなる。狭小部外径に対し、最大径となる外径の差、すなわち前記濾材容器4と前記蓋部5の径方向への突出部が9.0mm以下であり、より好ましくは5mm以下としている。これにより、濾材容器4の内側及び外側を抜き勾配1°以下で成形できる為、必要な濾材量を減らすことなく、最大径を小さくし、形状のスリム化を図ることができる。
濾材3は、成型活性炭9と中空糸膜10とからなっており、これらは濾材容器4の中心軸方向に沿って配置されている。濾材容器4の底部側に成型活性炭9が配置され、蓋部5側に中空糸膜10が配置されている。これら成型活性炭9及び中空糸膜10からなる濾材3は、その外側の濾材容器4との間に、僅かな隙間をあけて配置されている。すなわち、濾材3の全周に亘って隙間が形成されている。
この濾材3と濾材容器4との間の、濾材容器4の周方向に連続する円環状の隙間が、前記した第1の通水路8となっている。第1の通水路8は、前述したように入水ジョイント6の内部孔(入水口)に連通していることにより、該入水ジョイント6を通って流入してきた水が流れるようになっている。この第1の通水路8は、その流路断面積、すなわち中心軸と直交する横断面の開口面積が、0.3cm2以上8cm2以下、好ましくは1.0cm2以上8.0cm2以下、さらに好ましくは1.0cm2以上5.5cm2以下となっている。0.3cm2よりも小さいと圧力損出が高くなり、充分な通水流量を確保することができない。また、8cm2よりも大きいと濾材量が少なくなり、充分な濾過性能を得ることができない。流路断面積が1.0cm2以上であると、スリム化を達成させるためにはより良い。また、別の態様として、流路断面積の開口面積の範囲が上記の場合、及び上記以外の場合であっても、流路断面積の平均が3.0cm2以上6.0cm2であれば好ましい。ここで流路断面積の平均とは、流路の3点以上について流路に垂直な方向な断面における断面積を求め、それらを平均した値である。具体的には、流路の入り口及び出口近傍の2点と、残りの点は流路を(求める点の数−1)等分する点における断面積を求め、平均する等で求めることができる。求めるのが3点の平均であれば、流路の入り口及び出口近傍の2点、及び流路を2等分した点の、計3点における断面積の平均である。さらに、5点(流路の入り口及び出口近傍、及び流路を4等分した3点の、計5点における断面積の平均)以上の平均であることが好ましい。又は、5点の平均を測定する方法として、例えば濾材3の両端部及び長手方向に4等分した箇所において、濾材容器4の内径及び濾材3の概形を測定し、流路断面積の平均を算出してもよい。
ここで、中空糸膜10は、円筒状の中空糸膜ケース11に収容されており、したがってその側面側が閉じられていることにより、第1の通水路8に直接連通することなく中空糸膜ケース11によって隔てられている。よって、入水ジョイント6を通って第1の通水路8に流入した水は、直接中空糸膜10側に流入することなく、濾材容器4の底部側、すなわち成型活性炭9側に流れるようになっている。
なお、中空糸膜ケース11も、ABS樹脂等によって形成されている。また、中空糸膜10としては、浄水器用カートリッジのろ過材として通常用いられるものが使用できる。
具体的には、例えばセルロース系、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン)系、ポリビニルアルコール系、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリエーテル系、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)系、ポリスルホン系、ポリアクリロニトリル系、ポリ四フッ化エチレン(テフロン(登録商標))系、ポリカーボネイト系、ポリエステル系、ポリアミド系、芳香族ポリアミド系などの各種材料からなるものが使用できる。なかでも、取扱い性、及び加工特性から、ポリオレフィン系、ポリスルホン系等のものが用いられる。
この中空糸膜10は、ループ状に束ねられた中空糸膜が蓋部5側(出口側)をウレタン樹脂やエポキシ樹脂等によって接着固定され、端部が前記樹脂により閉塞されないように開口したものであり、前記中空糸膜ケース11に収容され、固定されている。このような構成からなる中空糸膜10は、その有効膜面積、すなわち有効な濾過面積が、0.4m2以上0.8m2以下、例えば0.64m2程度に形成されている。なお、有効膜面積は、中空糸膜の外径と樹脂に覆われない部分の長さと本数との積によって算出される。中空糸膜としてはU字状のバンドルに束ねてもよく、ラッセル編にしてもよいが、後述する中空糸膜10の長さL1を短くしつつ、有効膜面積を広くとることできるので、ラッセル編であることが好ましい。
また、中空糸膜ケース11の一部として、蓋部5側には、その開口部に蓋部側キャップ12が被着されて設けられている。蓋部側キャップ12には、出水ジョイント7の内部孔に内挿されて該出水ジョイント7に連通する円筒状の連結筒13が形成されている。これによって中空糸膜10で濾過された浄水は、連結筒13を通って出水ジョイント7に案内され、水栓側に送られるようになっている。
なお、蓋部側キャップ12の連結筒13と出水ジョイント7の内部孔との間には、Oリングが介装されており、これによって良好な水密性が確保されている。また、出水ジョイント7の内部孔の濾材容器4側の内径は、入水ジョイント6の内部孔の濾材容器4側の内径より大きく形成されている。これにより、組立時において誤って連結筒13に入水ジョイント6の内部孔を連結しようとしても、これらが嵌合できないことにより、誤って組み立てられることが防止されている。
また、蓋部側キャップ12には、その中心部(中心軸上)に突出部14が形成されている。この突出部14は、蓋部5の中心部に形成された嵌合凹部5a(本発明の位置決めに相当)に嵌合するように形成配置されている。このような構成のもとに中空糸膜10を収容した中空糸膜ケース11は、これに被着された蓋部側キャップ12の突出部14が蓋部5の嵌合凹部5aに嵌合していることにより、ガタツキが防止されている。また、カートリッジ1を横置きした際などに、濾材3が濾材容器4内にて偏って位置してしまうことも防止されている。さらにまた、この構造により、濾材3中心軸と蓋部5の中心軸とが同心軸上に配置されるため、濾材3と濾材容器4との円環状の隙間(第1の通水路8)が、全周に亘って均等となり、入水ジョイント6から流入した水の流れを均一に分散することができる。
蓋部側キャップ12と蓋部5の間、すなわち、蓋部5と前記中空糸膜ケース11の蓋部5に面する側の端部との間には、蓋部5と蓋部側キャップ12との嵌合部以外の一部に、隙間が設けられている。前記隙間は、2.0〜4.0mmであることが好ましい。2.0mm以上であることで適度に通水が可能であり、4.0mm以下であることでスペースの節約となる。
蓋部5の内側には、強度を高くするためのリブ(図示せず)が放射状に設けられている。リブは蓋部の内側中心部から外側に向かって放射状に設けられていることが、強度の観点より好ましい。その他のリブの構成については、底部に設けられたリブ4bと同様の構成をとることができる。蓋部側キャップ12に突出部14が形成され、この突出部14が蓋部5の嵌合凹部5aに嵌合するように形成されているため、このリブによって蓋部5の耐圧性を上げることができる。しかし、この突出部と嵌合凹部を逆に設けた場合、すなわち蓋部側キャップ12に嵌合凹部、蓋部5に突出部をそれぞれ設けた場合、リブは突出部(蓋部5の中心)に向けて高さを低くしなくてはならない。従って、蓋部5の強度が低下してしまい好ましくない。
なお、蓋部側キャップ12は、入水ジョイント6の内部孔に対向する面が閉じられており、したがって入水ジョイント6の内部孔を通ってきた水を蓋部側キャップ12の径方向に案内し、第1の通水路8に導くようになっている。
成型活性炭9は、円筒形状に形成されたもので、濾材容器4の底部側の端部が底部側キャップ15とホットメルトによって接着され、中空糸膜10側の端部が孔付きの仕切板16とホットメルトによって接着されている。すなわち、成型活性炭9は底部側キャップ15と仕切板16との間に挟着されており、これら底部側キャップ15と仕切板16との間を径方向内方に向けて水が流れるように構成されている。成型活性炭9の内部孔9aは、本発明における第2の通水路となるもので、仕切板16の中心部に形成された円筒状の通水部16aに連通して配置されている。すなわち、成型活性炭9の内部孔9a(第2の通水路)に通水部16aが内挿されている。また、底部側キャップ15の外周には3点の突起が設けられている。この突起によって底部側キャップ15と濾材容器4の側面との間に隙間ができ、濾材容器4の底部まで水が流れるようになっている。この突起は1.0mm〜2.0mmが好ましい。1.0mmよりも小さいと水が流れにくい。さらに、カートリッジ1を横置きにした際に第1の通水路8が、横置きにした際の底面側に偏り、底部側キャップ15と濾材容器4の底部との間にまで水が流れにくくなる。2.0mmよりも大きいと、濾材量が少なくなり、充分な濾過性能を得ることができない。なお、底部側キャップ15にもその中心部に円筒部15aが形成されており、この円筒部15aが成型活性炭9の内部孔9aに内挿されている。また、底部側キャップ15及び仕切り板16には、溝が掘ってあり、この溝によりホットメルトとの接着性を向上させている。
本実施形態のように一方の端部に入水口と出水口が設けられたようなカートリッジ1の場合、底部側キャップ15と濾材容器4の底部との間には水が滞留しやすい。特に成型活性炭9の底面側の端部が底部側キャップ15と接着しているため、成型活性炭9の底部側の端面からは、内部孔9aに向けて水が流入しない。したがって、水が長期間滞留してしまうことがある。そこで、底部側キャップ15の外径は、当接する濾材容器4の内径よりも、0.5mm〜1.0mm小さく設けることが好ましい。この範囲に設けることにより、底部への水量を増やすことができるため、水の滞留を防ぐことができる。1.0mmよりも大きいと、成形活性炭のガタツキの発生や、濾材量が減るため、好ましくない。また、0.5mmよりも小さいと、濾材容器4との隙間が狭くなってしまい、底部に流れる水量を増やすことができない。
濾材容器4の底部内面4aには、図3に示すように、底部内面4aの中心部から外周側にかけて複数のリブ4bが放射状に形成されている。これらリブ4bは、底部側キャップ15に向けて凸となる線状、すなわち凸条に形成されている。これらリブ4bを設けることにより、連結筒13と出水ジョイント7の内部孔との嵌合が外れることを防止することができる。従って、濾材3が蓋部5から外れることを防止することができる。また、リブ4bを設けることにより、濾材容器4の底部の耐圧性を上げることができる。本実施形態のように、カートリッジ1は、一方の端部に入水口と出水口が設けられ、更に成形活性炭9の端面がキャップで接着されているため、底部付近に水の流れが悪い部分ができ、一部、水が長期間滞留してしまうことがある。水の流れを良くするため、リブ4bの高さを2.0〜5.0mmとすると、底部に水が溜まらず流れるために好ましく、さらに3.0〜4.0mmが好ましい。5.0mmより大きいと、底部側キャップ15と濾材容器4の底部内面4aとの間に隙間が小さくなってしまうため水の流れが悪くなり溜まってしまう。また、2.0mmよりも小さいと濾材容器4の底部の耐圧性を上げることができない。
また、成型活性炭9は、その外周面上に透水性の不織布(図示せず)が貼設されている。この不織布としては、粗いゴミを除くことができるように適当な目開きを有するものが用いられる。成型活性炭9への不織布の貼付方法としては、不織布の目開きを阻害することなく、強度、加工性等に問題のない方法であれば特に限定されないが、熱融着性繊維を使用し、加熱して貼り付ける方法が安価であり、簡便にできるため好ましい。
また、内部孔9a側の内面には、集水管17が設けられている。集水管17は、本発明における第2の通水路として実質的に機能するもので、成型活性炭9を透過してきた原水を集めて仕切板16の通水部16a側に案内するものであり、内部孔9a側の内面に当接する透水性の不織布(図示せず)と、その内側に設けられた円筒状の芯材(図示せず)とからなっている。
芯材は、成型活性炭9を水が流れることに伴って成型活性炭9が破損するのを防止すべく、これを補強するためのものである。このような芯材としては、通水濾過時における成型活性炭9の形態を保つことができるものであればよく、例えば円筒形状の樹脂に多数の孔を格子状に設けたものや、低融点繊維等を用いて加熱成型し、通水性を有するパイプ状に成形したものなどが用いられる。集水管17の不織布としては、成型活性炭9の外周面上に貼設された不織布と同様のものが用いられる。
ここで、集水管17の流路断面積、すなわち中心軸と直交する横断面の開口面積A1は、前記した第1の通水路8の流路断面積A2に対して、A1/A2=(1/0.2)〜(1/5.3)、好ましくは(1/0.7)〜(1/3.7)となるように形成されている。集水管17の流路断面積A1を第1の通水路8の流路断面積A2に対してこのような大きさに形成することで、カートリッジ1全体において充分な通水流量が確保されるようになっている。
仕切板16は、前述したように成型活性炭9の中空糸膜10側の端部に被着されるとともに、中空糸膜ケース11にも被着されている。すなわち、中空糸膜10を収容した中空糸膜ケース11の、成型活性炭9側の開口を覆って取り付けられている。したがって、前述したように仕切板16の中心部に形成された通水部16aが成型活性炭9の内部孔9a(第2の通水路)、詳しくは集水管17に内挿され、連通していることにより、この通水部16aを介して集水管17内(第2の通水路)と中空糸膜ケース11内とが連通している。すなわち、集水管17内を流れる水は通水部16aを通って中空糸膜ケース11内に流入するようになっている。
次に、以上のような構成のカートリッジ1の使用方法、及びカートリッジ1における水の流れ方について説明する。
カートリッジ1は、容器本体2の全長、すなわち入水ジョイント6や出水ジョイント7の先端から濾材容器4の底面までの長さLが220mm〜300mm程度となっており、容器本体2の長さ(L)と容器本体2の最大径(d)との比(L/d)が、2.4以上4.3以下となっているため、全体的に小型で、かつ、スリムな形状となっている。また、長さ方向の一方の側に入水ジョイント6、出水ジョイント7を設けているので、これら入水ジョイント6、出水ジョイント7にIN用ホース(入水用カプラー)、OUT用ホース(出水用カプラー)をそれぞれ同じ方向でまとめて接続することができる。
したがって、例えばアンダーシンク内の狭小スペース、具体的には収納キャビネット内の狭小スペース、引き出しの上下間、引き出し裏、最下段の引き出し内などにカートリッジ1を配置し、IN用ホース、OUT用ホースを接続して水栓に繋げることにより、浄水器として使用することができる。その際、カートリッジ1については、横置きでも縦置きでも使用が可能であり、したがって置き方に制限されることなく、設置場所となるスペースの形態に合わせて任意に配置することができる。
このようにIN用ホース、OUT用ホースを接続することで、IN用ホースを通って供給された水(水道原水)は、入水ジョイント6を通り、蓋部側キャップ12に案内されて第1の通水路8に流入する。第1の通水路8に流入した水は、中空糸膜ケース11の外側を通過して成型活性炭9の側面(外面)に流入する。なお、成型活性炭9を通過する際にはある程度の抵抗がかかるため、中空糸膜ケース11の外側を通過してきた水は、成型活性炭9の側面全体にほぼ均一に流入する。
成型活性炭9を通過し、これによって一次濾過された水は、内部孔9aに設けられた集水管17内(第2の通水路)に集められ、通水部16aを通って中空糸膜ケース11側に案内される。
中空糸膜ケース11内に流入した水は、中空糸膜10にて二次濾過され、浄化された後、蓋部側キャップ12の連結筒13を通って出水ジョイント7に吐出される。これにより、カートリッジ1にて浄化された水は、OUT用ホースを通って水栓側に流れる。
このような構成からなるカートリッジ1において、濾材3は、濾材容器4の中心軸方向に沿う中空糸膜10の長さL1と、同じく濾材容器4の中心軸方向に沿う成型活性炭9の長さL2との比(L2/L1)が、2以上4以下、好ましくは2.2以上2.8以下に形成されている。L1とL2との比が2よりも小さくなると、成型活性炭9の表面積が小さくなり早期目詰まりが発生したり、濾材量減少により濾過能力が低下してしまうため、頻繁に交換しなくてはいけなくなる。また、4よりも大きいと、中空糸膜10が早期に目詰まりを起こし、中空糸膜10を頻繁に交換しなくてはいけなくなる。
また、中空糸膜10の有効膜面積に対する成型活性炭9の質量が、200g/m2以上400g/m2以下、好ましくは275g/m2以上380g/m2以下となっている。
さらに、中空糸膜10の有効膜面積に対する成型活性炭9の有効容積が、600cc/m2以上800cc/m2以下、好ましくは650cc/m2以上750cc/m2以下となっている。なお、成型活性炭9の有効容積とは、内部孔9aの容積を含まない円筒部のみの容積である。
また、濾材容器4の内容積に対する、成型活性炭9、中空糸膜10からなる濾材3、及び蓋部側キャップ12、中空糸膜ケース11、仕切板16、集水管17、底部側キャップ15等の各部材の体積が占める割合は、80%以上95%以下、好ましくは87%以上93%以下となっている。
このような構成のもとにカートリッジ1は、後述する実験例からも分かるように、入水ジョイント6にIN用ホース(入水用カプラー)を接続し、出水ジョイント7にOUT用ホース(出水用カプラー)を接続し、注水圧力を40kPaとした際の初期流量が、3.0[リットル/分]以上に調整されている。また、「JIS S 3201:2010 家庭用浄水器試験方法」に準拠するクロロホルム濾過能力試験によるクロロホルム濾過能力が、8000リットル以上に調整されている。
本実施形態の変更態様として、前記入水口と出水口とを区別する識別手段が設けられていてもよい。具体的には識別用の文字若しくは記号などの凹凸モールド、ラベルなどが入水口、出水口又はその近傍に設けられていてもよく、又は、入水口と出水口のいずれか一方又は両方が着色されていてもよい。
本実施形態のカートリッジ1は、アンダーシンク型浄水器(図示せず)に用いることができる。アンダーシンク型浄水器は、カートリッジ1、前記カートリッジ1を収納する収納キャビネット、カートリッジ1の入水口を水源(水道水など)に接続する入水手段、及びカートリッジ1の出水口を浄水を吐出させる出水手段等を備える。収納キャビネットは、上述したように流し台付近(好ましくは、流し台の下のスペース等)に保持されることができる手段を備えてなり、アンダーシンク型浄水器を保持する。出水手段は流し台の上の浄水ノズル(水栓)を備えていてもよい。アンダーシンク型浄水器の使用時には、水源からアンダーシンク型浄水器に水を供給し、浄水ノズルを開いて、流し台上にアンダーシンク型浄水器により浄化された浄水を得る。
以上に説明したように、本実施形態のカートリッジ1にあっては、濾材3として成型活性炭9と中空糸膜10とを、濾材容器4の中心軸方向に沿って配置したので、容器本体2の長さ(L)と容器本体2の最大径(d)との比(L/d)を、2.5以上4.5以下のスリムな構造にすることができる。また、成型活性炭9の外側の第1の通水路8から内部の第2の通水路(内部孔9a)に向けて水を流すように構成し、さらに第2の通水路に中空糸膜10が通じるように構成しているので、成型活性炭9と中空糸膜10とを効率的に機能させることによって良好な浄水機能を得ることができる。したがって、スリムな構造で、しかも良好な浄水機能を有するので、例えばアンダーシンク内の狭小スペースなどにも置き方に制限されることなく容易に配置することができる。
また、濾材3を、濾材容器4の中心軸方向に沿う中空糸膜10(L1)の長さと、同じく濾材容器4の中心軸方向に沿う成型活性炭9の長さ(L2)との比(L2/L1)が、2〜4、好ましくは2.2〜2.8となるように構成しているので、中空糸膜10の長さに比べて成型活性炭9の中心軸方向に沿う長さを充分に長くしていることにより、成型活性炭9の濾過面積を大きくすることができる。したがって、成型活性炭9の径方向の厚さ、すなわち第1の通水路8と第2の通水路(内部孔9a)との間の厚さを薄くしてスリム化しても、良好な浄水機能を得ることができる。
また、中空糸膜10の有効膜面積に対する成型活性炭9の質量を、200g/m2以上400g/m2以下、好ましくは275g/m2以上380g/m2以下としているので、成型活性炭9による浄水機能を高めたことにより、カートリッジ1全体として良好な浄水機能を得ることができる。
また、中空糸膜10の有効膜面積に対する成型活性炭9の有効容積を、600cc/m2以上800cc/m2以下、好ましくは650cc/m2以上750cc/m2以下としているので、成型活性炭9による浄水機能を高めたことにより、カートリッジ1全体として良好な浄水機能を得ることができる。
また、特許文献1に記載されたアウトサイドスペーサやインサイドスペースを必要としないため、特許文献1の浄水器用カートリッジに比べて製造工数及び部品点数が少なくなり、したがってコストが低減する分、工業生産的に有利になる。
なお、本発明の技術範囲は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
すなわち、中空糸膜の具体的構成や、成型活性炭の具体的構成については、前記実施形態の構成に限定されることなく、適宜な変更を加えることができる。
[実験例]
次に、実験例を説明する。
(実験例1:フラックス試験)
図1、図2に示した本発明に係る実施形態に基づいて、実施例のカートリッジを作製した。この実施例のカートリッジでは、中空糸膜(三菱レイヨン株式会社製、製品名:EX270TH−25)の有効膜面積を0.64m2とし、成型活性炭(クラレケミカル株式会社製)の有効容積を454ccとし、L/dを3.4とし、L2/L1を2.5とした。また、比較のため、濾材として中空糸膜と粒状活性炭と繊維状活性炭を用いた市販の浄水器用カートリッジを、比較例1、比較例2として用意した。比較例1のカートリッジは、中空糸膜(三菱レイヨン株式会社製、製品名:EX270H−25)の有効膜面積が0.64m2、粒状活性炭の容量が520cc、繊維状活性炭の容積が15cc、L/dが2.1、L2/L1が1.9であった。比較例2のカートリッジは、中空糸膜の有効膜面積が0.54m2、粒状活性炭の容量が592cc、繊維状活性炭の容積が50ccであった。
用意した実施例、比較例1、比較例2の各カートリッジの入水ジョイント、出水ジョイントに、それぞれ長さ1500mmのIN用ホース(入水用カプラー)、OUT用ホース(出水用カプラー)を取り付けた。そして、「JIS S 3201:2010 家庭用浄水器試験方法」に準拠して、水温20±0.2℃に調整したA2グレード水を原水とし、3.0[リットル/分]の濾過流量にて10分間連続通水した後、フラックス(単位時間単位面積あたりに流れる量)を測定した。得られた結果を図4のグラフに示す。
図4より、実施例では3.0[リットル/分]の瞬時流量(フラックス)を得るために約20kPaの注水圧力が必要であったのに対し、比較例1では約40kPaの注水圧力が必要であり、比較例2では約60kPaの注水圧力が必要であった。また、同じ注水圧力では、実施例で最も大きい瞬時流量が得られた。
したがって、実施例のカートリッジは、比較例1、比較例2のカートリッジに比べて所定の瞬時流量(フラックス)を得るための圧力が充分に低く、これにより充分に高い初期流量が得られ、高い濾過流量が得られることが分かった。
(実験例2:クロロホルム濾過能力試験)
実験例1で用いた実施例、比較例1、比較例2の各カートリッジと同じカートリッジを用意した。そして、TOC(全有機炭素)濃度を活性炭濾過によって0.5[mg/リットル]以下にし、さらに水温が20±0.2℃、クロロホルム濃度が0.060±0.012[mg/リットル]となるように調整した水を原水とし、濾過流量を3.0[リットル/分]に一定にして、前記の各カートリッジに対して「JIS S 3201:2010 家庭用浄水器試験方法」に準拠してクロロホルム濾過能力試験を行った。得られた結果を図5のグラフに示す。
図5より、実施例は、クロロホルム除去率が80%となるまでの積算流量(寿命)が約11000リットルとなり、比較例1とほぼ同じであった。また、約9000リットルである比較例2に比べ充分に寿命が長いことが分かった。
したがって、実施例のカートリッジは、比較例1に比べて寿命(浄水性能)はほぼ同じであり、濾過流量は充分に高いことが分かった。また、比較例2に比べては、寿命(浄水性能)も濾過流量も共に充分に高いことが分かった。
本発明に係る浄水器用カートリッジによれば、スリムな構造で、しかも良好な浄水機能を有するので、例えばアンダーシンク内の狭小スペースなどにも置き方に制限されることなく容易に配置することができる。
1 浄水器用カートリッジ
2 容器本体
3 濾材
4 濾材容器
5 蓋部
6 入水ジョイント
7 出水ジョイント
8 第1の通水路
9 成型活性炭
9a 内部孔(第2の通水路)
10 中空糸膜
L 容器本体の長さ
d 容器本体の最大径

Claims (11)

  1. 流し台の下のスペースに収納されるアンダーシンク型浄水器に用いる浄水器用カートリッジであって、
    筒状の濾材容器と該濾材容器の開口端側に設けられた蓋部とを有する容器本体と、前記濾材容器内に収容された濾材と、を備え、
    前記容器本体には入水口と出水口とが設けられ、
    前記濾材容器内には、前記濾材の外側に前記入水口に連通する第1の通水路が形成され、
    前記濾材は、少なくとも内部に第2の通水路を構成する空間を有する活性炭と、
    前記第2の通水路に通じるように構成された中空糸膜とから少なくとも構成され、
    前記中空糸膜は、前記活性炭の下流に配置され、
    前記第1の通水路から前記第2の通水路へ、前記活性炭を通して水が流れるように構成され、
    前記濾材容器内に収容された前記中空糸膜の長さ(L1)に対する、前記活性炭の長さ(L2)の比(L2/L1)が、2.0〜4.0で、
    前記容器本体の長さ(L)は220〜300mm、前記容器本体の最大径(d)は70〜90mmで、
    前記容器本体の長さ(L)と前記容器本体の最大径(d)との比(L/d)が、2.4以上5.0以下で、
    前記活性炭は成型活性炭であり、
    前記活性炭と前記中空糸膜とが、前記濾材容器の中心軸方向に沿って配置され、
    前記第1の通水路の流路断面積が1.0〜8.0cm で、
    前記第1の通水路の流路断面積の平均値が3.0〜6.0cm である、浄水器用カートリッジ。
  2. 流し台の下のスペースに収納されるアンダーシンク型浄水器に用いる浄水器用カートリッジであって、
    筒状の濾材容器と該濾材容器の開口端側に設けられた蓋部とを有する容器本体と、
    前記濾材容器内に収容された濾材と、を備え、
    前記容器本体には入水口と出水口とが設けられ、
    前記濾材容器内には、前記濾材の外側に前記入水口に連通する第1の通水路が形成され、
    前記濾材は、少なくとも内部に第2の通水路を構成する空間を有する活性炭と、
    前記第2の通水路を構成する空間に通じるように構成された中空糸膜とから少なくとも構成され、
    前記中空糸膜は、前記活性炭の下流に配置され、
    前記第1の通水路から前記第2の通水路へ、前記活性炭を通して水が流れるように構成され、
    前記中空糸膜の有効膜面積に対する前記活性炭の有効容積が、600〜800cc/mで、
    前記容器本体の長さ(L)は220〜300mm、前記容器本体の最大径(d)は70〜90mmで、
    前記容器本体の長さ(L)と前記容器本体の最大径(d)との比(L/d)が、2.4以上5.0以下で、
    前記活性炭は成型活性炭であり、
    前記活性炭と前記中空糸膜とが、前記濾材容器の中心軸方向に沿って配置され、
    前記第1の通水路の流路断面積が1.0〜8.0cm で、
    前記第1の通水路の流路断面積の平均値が3.0〜6.0cm である、浄水器用カートリッジ。
  3. 前記中空糸膜の有効膜面積に対する前記成型活性炭の質量が、200〜400g/mである請求項1又は2に記載の浄水器用カートリッジ。
  4. 前記蓋部の内側中心部より放射状にリブが設けられ、
    前記蓋部の内側中心部に嵌合凹部が形成され、
    前記中空糸膜を収納し前記蓋部と嵌合する中空糸膜ケースを備え、前記中空糸膜ケースに蓋部側キャップが被着され、前記蓋部側キャップに突出部が形成され、前記突出部が前記蓋部の前記嵌合凹部に嵌合するように形成されている、請求項1からのいずれか1項に記載の浄水器用カートリッジ。
  5. 前記容器本体には、前記入水口と出水口とを区別する識別手段が設けられている請求項1からのいずれか1項に記載の浄水器用カートリッジ。
  6. 前記中空糸膜を収納し前記蓋部と嵌合する中空糸膜ケースを備え、前記蓋部の内側底面と、前記中空糸膜ケースの蓋部側端部における前記嵌合部以外の一部との間に、2.0〜4.0mmの間隔が設けられている請求項1からのいずれか1項に記載の浄水器用カートリッジ。
  7. 前記濾材容器と前記蓋部が被着されている請求項1からのいずれか1項に記載の浄水器用カートリッジ。
  8. 前記蓋部に入水口と出水口が設けられている請求項1からのいずれか1項に記載の浄水器用カートリッジ。
  9. 前記入水口と前記出水口とは、前記蓋部の中心部以外に設けられている請求項1からのいずれか1項に記載の浄水器用カートリッジ。
  10. 前記濾材容器と前記蓋部の径方向への突出部が9.0mm以下の円筒形状である請求項1からのいずれか1項に記載の浄水器用カートリッジ。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の浄水器用カートリッジを用いた、アンダーシンク型浄水器。
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