JP6342914B2 - 心不全の治療選択におけるバイオマーカー - Google Patents
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Description
IGFBP系は細胞の増殖および分化において重要な役割を果たす。IGF結合タンパク質7(=IGFBP−7)は、内皮細胞、血管平滑筋細胞、線維芽細胞、および上皮細胞により分泌されることが知られている30−kDaのモジュール状の糖タンパク質である(Ono, Y., et al., Biochem Biophys Res Comm 202 (1994) 1490-1496)。その文献では、この分子はFSTL2;IBP 7;IGF結合タンパク質関連タンパク質I;IGFBP 7;IGFBP 7v;IGFBP rP1;IGFBP7;IGFBPRP1;インスリン様増殖因子結合タンパク質7;インスリン様増殖因子結合タンパク質7前駆体;MAC25;MAC25タンパク質;PGI2刺激因子;およびPSFまたはプロスタサイクリン刺激因子とも呼ばれている。低レベルのIGFB−7はランダムなヒト血清中に検出され、血清レベルの増大はインスリン抵抗性と関連することが認められた(Lopez-Bermejo, A., et al., J. Clinical Endocrinology and Metabolism 88 (2003) 3401-3408, Lopez-Bermejo, A., et al., Diabetes 55 (2006) 2333-2339)。
Mentz et al. 2011 (Circ J, 75(9):2031-7)には、NTproBNP検出をベースとする、心不全患者における治療のガイダンスおよびモニタリングのための方法が開示され、その際、治療は利尿薬、ACE阻害薬、ベータ遮断薬、スピロノラクトン、ナイトレートまたはジゴキシンによる治療から選択される。
a)心不全に罹患している被検体からの試料において少なくとも1種類のバイオマーカーの量を決定すること;および、
b)ステップa)で決定した少なくとも1種類のバイオマーカーの量(単数または複数)を基準量(単数または複数)と比較し、それにより前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定すること。
a)心不全に罹患している被検体からの試料において、IGFBP7(IGF結合タンパク質7)、ミメカン、オステオポンチン、エンドスタチン、sFlt−1(可溶性fms様チロシンキナーゼ1)、PlGF(胎盤性増殖因子)、心臓トロポニン、BNPタイプペプチド、尿酸、GDF−15(増殖分化因子15)、sST2(可溶性ST2)、Gal3(ガレクチン−3)、P1NP(プロコラーゲン1型N末端プロペプチド)、シスタチンC、プレアルブミン、およびトランスフェリンからなる群から選択される少なくとも1種類のバイオマーカーの量を決定すること;および、
b)ステップa)で決定した量(単数または複数)を基準量(単数または複数)と比較し、それにより前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定すること。
アルドステロンアンタゴニストの投与に(すなわち、初回投与または強化、特に、より高い用量での投与に)適格な被検体を同定するための、下記を含む方法を考慮する:
a)心不全に罹患している被検体からの試料において、IGFBP7、エンドスタチン、尿酸、BNPタイプのペプチド、心臓トロポニン、sFlt−1、PlGF、sST−2、Gal−3およびシスタチンCからなる群から選択される少なくとも1種類のバイオマーカーの量を決定すること;および、
b)ステップa)で決定した量(単数または複数)を基準量(単数または複数)と比較し、それにより前記アルドステロンの投与に適格な被検体を同定すること。
a)心不全に罹患している被検体からの試料において、PlGFおよびsFlt−1の量を決定すること;
a1)PlGFの量−対−sFlt−1の量(またはその逆)の比を計算すること;
b)ステップa1)で計算した比を基準比と比較し、それにより前記アルドステロンの投与に適格な被検体を同定すること。
a)心不全に罹患している被検体からの試料において、IGFBP7、GDF−15、エンドスタチン、ミメカン、BNPタイプのペプチド、心臓トロポニン、オステオポンチン、sFlt−1およびP1NPからなる群から選択される少なくとも1種類のバイオマーカーの量を決定すること;および、
b)ステップa)で決定した量(単数または複数)を基準量(単数または複数)と比較し、それによりベータ遮断薬の投与に適格な被検体を同定すること。
a)心不全に罹患している被検体からの試料において、オステオポンチン、GDF−15、BNPタイプのペプチド、sFlt−1、心臓トロポニン、Gal−3、尿酸およびIGFBP7からなる群から選択される少なくとも1種類のバイオマーカーの量を決定すること;および、
b)ステップa)で決定した量(単数または複数)を基準量(単数または複数)と比較し、それによりレニン−アンギオテンシンの投与に適格な被検体を同定すること。
a)心不全に罹患している被検体からの試料において、IGFBP7、心臓トロポニン、エンドスタチン、ミメカン、BNPタイプのペプチド、尿酸、オステオポンチン、Gal−3、プレアルブミンおよびトランスフェリンからなる群から選択される少なくとも1種類のバイオマーカーの量を決定すること;および、
b)ステップa)で決定した量(単数または複数)を基準量(単数または複数)と比較し、それにより利尿薬の投与に適格な被検体を同定すること。
本発明の方法、使用、キット、システムおよびデバイスの好ましい態様において、バイオマーカーはIGFBP−7であり、医薬はベータ遮断薬である。
他の好ましい態様において、バイオマーカーはオステオポンチンであり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である。医薬がベータ遮断薬であることも想定される。
他の好ましい態様において、バイオマーカーはsFlt−1であり、医薬はアルドステロンアンタゴニストである。バイオマーカーがsFlt−1であり、医薬がレニン−アンギオテンシン系の阻害薬であることも好ましい。さらに、医薬がベータ遮断薬であることも想定される。
他の好ましい態様において、バイオマーカーは心臓トロポニンであり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である。
他の好ましい態様において、バイオマーカーはシスタチンCであり、医薬はアルドステロンアンタゴニストである。
他の好ましい態様において、バイオマーカーはIGFBP7であり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である。
前記の本発明方法は、好ましくはエクスビボ法またはインビトロ法である。さらに、本方法は前記に明記した工程に追加した工程を含むことができる。たとえば、さらなる工程は、試料の前処理または本方法により得られた結果の評価に関するものであってもよい。本方法は手動で実施でき、あるいは自動化により支援できる。好ましくは、ステップ(a)および/または(b)の全部または一部を自動化により支援できる;たとえば、ステップ(a)における決定に適したロボット装置およびセンサー装置、あるいはステップ(b)におけるコンピューター実装した比較および/またはその比較に基づく評価。
a)被検体からの試料の一部を、GDF−15(増殖分化因子15)、エンドスタチン、ミメカン、IGFBP7(IGF結合タンパク質7)、心臓トロポニン、BNPタイプのペプチド、尿酸、ガレクチン−3(Gal−3)、可溶性ST2(sST2)、PlGF、sFlt−1、P1NP、シスタチンC、プレアルブミン、およびトランスフェリンからなる群から選択される少なくとも1種類のバイオマーカーに対する特異的結合親和性を含むリガンド(または2種類以上のバイオマーカーの量を決定する場合は複数のリガンド)とインビトロで接触させるように構成された分析ユニット;
b)リガンド(単数または複数)と接触させた被検体からの試料の一部からの信号を検出するように構成された分析ユニット;
c)プロセッサーを備え、かつ前記の分析ユニット類と作動可能な状態で連絡した、コンピューティングデバイス;および、
d)プロセッサーが実行できる複数の指令、すなわち実行した際に少なくとも1種類のバイオマーカーの量を計算し、少なくとも1種類のバイオマーカーの量を基準量(または2種類以上のマーカーの量を決定する場合は複数の基準量)と比較し、それにより少なくとも1種類の医薬の投与に適格である被検体を同定するための指令を含む、非一過性の(non-transient)機械可読媒体。
最初の例(i)では、被検体は前記少なくとも1種類の医薬を以前に投与されていないはずである。したがって、前記少なくとも1種類の医薬は試験試料を入手する前には被検体に投与されていないはずである。好ましくは、前記少なくとも1種類の医薬は、試験試料を入手する前の少なくとも3か月間、より好ましくは少なくとも6か月間は、被検体に投与されていない。
好ましくは、ループ利尿薬はそれらの有効性および迅速な作用開始のため用いられる。それらは腎臓の上行性ヘンレ係蹄(ascending loop of Henle)に作用する。好ましくは、ループ利尿薬はフロセミド(furosemide)、アゾセミド(azosemide)、ブメタニド(bumetanide)、ピレタニド(piretanide)、トラセミド(torasemide)、エタクリン酸(ethacrynic acid)、エトゾリン(etozolin)の群から選択される。特に、ループ利尿薬はフロセミドである。
本明細書中で前記に述べたように、検査される被検体は、試験試料を入手した時点で既に前記少なくとも1種類の医薬で治療されていてもよい。したがって、本発明方法を実施することにより、より高い用量、すなわち試験試料を入手する前に投与された前記医薬の用量より高い用量の前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体が同定される。好ましくは、日用量をより高くすべきである。本発明に関して、用量を最高で500%またはそれ以上増加させることが考慮される。好ましくは、試験試料を入手する前に投与された用量より少なくとも30%、より好ましくは少なくとも50%、よりさらに好ましくは少なくとも100%、または最も好ましくは少なくとも200%、用量を高くすべきである。
NYHA(New York Heart Association)分類法によれば、心不全患者はNYHAクラスI、II、IIIおよびIVに属するものとして分類される。心不全を伴なう患者は、既にその心膜、心筋、冠動脈循環または心臓弁に構造および機能の変化が生じている。患者はその健康を完全には回復できないと予想され、治療処置の必要がある。NYHAクラスIの患者は、心血管疾患の明らかな症状をもたないが、既に機能障害の客観的証拠を備えている。NYHAクラスIIの患者は、身体活動がわずかに制限される。NYHAクラスIIIの患者は、身体活動の顕著な制限を示す。NYHAクラスIVの患者は、不快感なしにいかなる身体活動も行なうことができない。彼らは静止時に心不全の症状を示す。
ミメカンは、ロイシンリッチ反復配列をもつ小プロテオグリカンであり、298個のアミノ酸を含む前駆体である。ミメカンの別名はOGN、オステオグリシン、OG、OIF、SLRR3Aである。
尿酸は被検生物におけるプリン代謝の最終産物である。IUPAC名は7,9−ジヒドロ−3H−プリン−2,6,8−トリオンである。この化合物はしばしばウレート、リチン酸(Lithic acid)、2,6,8−トリオキシプリン、2,6,8−トリヒドロキシプリン、2,6,8−トリオキソプリン、1H−プリン−2,6,8−トリオールとも呼ばれる(化合物の式C5H4N4O3,PubChem CID 1175,CAS番号69−93−2)。
直接測定は、ペプチドまたはポリペプチド自体から得られる信号であってその強度が試料中に存在するペプチドの分子数と直接相関する信号に基づいて、ペプチドまたはポリペプチドの量または濃度を測定することに関する。そのような信号 −本明細書中で時には強度信号と呼ぶ− は、たとえばペプチドまたはポリペプチドの特異的な物理的または化学的特性の強度値を測定することによって得ることができる。間接測定には、二次成分(すなわち、そのペプチドまたはポリペプチド自体ではない成分)または生物学的読出し系、たとえば測定可能な細胞応答、リガンド、標識、または酵素反応生成物から得られる信号を測定することが含まれる。
本明細書中で用いる用語“量”は、バイオマーカーの絶対量、そのバイオマーカーの相対量または濃度、およびそれらに相関するかまたはそれらから誘導できるいずれかの数値またはパラメーターを包含する。そのような数値またはパラメーターは、それらのペプチドから直接測定により得られるあらゆる特異的な物理的または化学的特性からの強度信号値、たとえば質量スペクトルまたはNMRスペクトルにおける強度値を含む。さらに、本明細書の他の箇所に明記する間接測定により得られるすべての数値またはパラメーター、たとえばペプチドに応答した生物学的読出し系から決定される応答レベル、または特異的に結合したリガンドから得られる強度信号が包含される。前記の量またはパラメーターに相関する数値はあらゆる標準的数学操作によっても得られることを理解すべきである。本発明の好ましい態様によれば、“量”の決定は開示するシステムにより行なわれ、それによればそのシステムの1以上の分析ユニットにより実施される接触および測定の工程に基づいてコンピューティングデバイスが“量”を決定する。
少なくとも1種類の医薬がベータ遮断薬であり、かつ少なくとも1種類のバイオマーカーがエンドスタチン、ミメカン、GDF−15、心臓トロポニンおよび/またはBNPタイプのペプチドであれば、好ましくは下記を適用する:
好ましくは、基準量(単数または複数)と比較して増加した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量(単数または複数)と比較して減少したバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではない被検体の指標である。
好ましくは、基準量(単数または複数)と比較して減少した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記ベータ遮断薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量(単数または複数)と比較して増加したバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記ベータ遮断薬の投与に適格ではない被検体の指標である。特に、基準量(単数または複数)と比較して減少した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記ベータ遮断薬の投与に適格な被検体の指標である。
好ましくは、基準量(単数または複数)と比較して増加した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量(単数または複数)と比較して減少したバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではない被検体の指標である。
好ましくは、基準比と比較して増大した試験試料中のPlGFの量−対−sFlt−1の量の比はそのアルドステロンアンタゴニストの投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準比と比較して低下した比はそのアルドステロンアンタゴニストの投与に適格ではない被検体の指標である。
好ましくは、基準量(単数または複数)と比較して減少した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量(単数または複数)と比較して増加したバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではない被検体の指標である。
好ましくは、基準量(単数または複数)と比較して増加した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量(単数または複数)と比較して減少したバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではない被検体の指標である。
好ましくは、基準量(単数または複数)と比較して増加した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではない被検体の指標であり、および/または基準量(単数または複数)と比較して減少したバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体の指標である。
好ましくは、基準量と比較して増加した試験試料中のバイオマーカーの量は前記医薬の投与に適格ではない被検体の指標であり、および/または基準量と比較して増加したバイオマーカーの量は前記医薬の投与に適格な被検体の指標である。
少なくとも1種類の医薬がベータ遮断薬であり、かつ少なくとも1種類のバイオマーカーがエンドスタチン、ミメカン、GDF−15、心臓トロポニンおよび/またはBNPタイプのペプチドであれば、好ましくは下記を適用する:
好ましくは、基準量はその少なくとも1種類の医薬の投与に適格であることが分かっている被検体または被検体グループから導かれ、その際、基準量(単数または複数)と比較して本質的に同一であるかまたは増加した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体の指標であり、ならびに/あるいは基準量は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではないことが分かっている被検体または被検体グループから導かれ、その際、基準量(単数または複数)と比較して本質的に同一であるかまたは減少した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではない被検体の指標である。
好ましくは、IGFBP7、P1NP、sFlt−1および/またはオステオポンチンについての基準量は、そのベータ遮断薬の投与に適格であることが分かっている被検体または被検体グループから導かれ、その際、基準量と比較して本質的に同一であるかまたは減少した試験試料中のIGFBP7、P1NP、sFlt−1および/またはオステオポンチンの量は、前記ベータ遮断薬の投与に適格な被検体の指標であり、ならびに/あるいは基準量はその少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではないことが分かっている被検体または被検体グループから導かれ、その際、基準量と比較して本質的に同一であるかまたは増加した試験試料中のIGFBP7、P1NP、sFlt−1および/またはオステオポンチンの量は、前記ベータ遮断薬の投与に適格ではない被検体の指標である。
好ましくは、基準量は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格であることが分かっている被検体または被検体グループから導かれ、その際、基準量(単数または複数)と比較して本質的に同一であるかまたは増加した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではないことが分かっている被検体または被検体グループから導かれ、その際、基準量(単数または複数)と比較して本質的に同一であるかまたは減少した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではない被検体の指標である。
好ましくは、基準量は前記少なくとも1種類の医薬(すなわち、アルドステロンアンタゴニスト)の投与に適格であることが分かっている被検体または被検体グループから導かれ、その際、基準量(単数または複数)と比較して本質的に同一であるかまたは減少した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではないことが分かっている被検体または被検体グループから導かれ、その際、基準量(単数または複数)と比較して本質的に同一であるかまたは増加した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではない被検体の指標である。
好ましくは、これらのバイオマーカー(単数または複数)についての基準量(単数または複数)は、前記レニン−アンギオテンシン系の阻害薬の投与に適格であることが分かっている被検体または被検体グループから導かれ、その際、基準量と比較して本質的に同一であるかまたは増加した試験試料中の両バイオマーカーの量は、前記レニン−アンギオテンシン系の阻害薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量は前記レニン−アンギオテンシン系の阻害薬の投与に適格ではないことが分かっている被検体または被検体グループから導かれ、その際、i)心臓トロポニンについての基準量と比較して本質的に同一であるかまたは減少した試験試料中の心臓トロポニンの量、あるいはii)基準量と比較して本質的に同一および/または減少した試験試料中の両バイオマーカーの量は、前記レニン−アンギオテンシン系の阻害薬の投与に適格ではない被検体の指標である。
好ましくは、基準量は前記少なくとも1種類の医薬(すなわち、利尿薬)の投与に適格であることが分かっている被検体または被検体グループから導かれ、その際、基準量(単数または複数)と比較して本質的に同一であるかまたは減少した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体の指標であり、ならびに/あるいは基準量は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではないことが分かっている被検体または被検体グループから導かれ、その際、基準量(単数または複数)と比較して本質的に同一であるかまたは減少した試験試料中のバイオマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではない被検体の指標である。
好ましくは、基準量は、前記レニン−アンギオテンシン系の阻害薬の投与に適格であることが分かっている被検体または被検体グループから導かれ、その際、基準量と比較して本質的に同一であるかまたは減少した試験試料中のsFlt−1および/またはIGFBP7の量は、前記レニン−アンギオテンシン系の阻害薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量は前記レニン−アンギオテンシン系の阻害薬の投与に適格ではないことが分かっている被検体または被検体グループから導かれ、その際、基準量と比較して本質的に同一であるかまたは増加した試験試料中のsFlt−1および/またはIGFBP7の量は、前記レニン−アンギオテンシン系の阻害薬の投与に適格ではない被検体の指標である。
・GDF−15:約3000〜約5000ng/mlの範囲内、特に4000ng/ml
・エンドスタチン:約230〜約270ng/mlの範囲内、特に250ng/ml
・ミメカン:約30〜約70ng/mlの範囲内、特に50ng/ml
・IGFBP7:約70〜約130ng/mlの範囲内、特に100ng/ml
・NT−proBNP:約2500〜約3500pg/mlの範囲内、特に約3000pg/ml
・トロポニン:約22〜約30ng/mlの範囲内、特に26ng/ml
・尿酸:約5〜約10ng/mlの範囲内、特に7.3ng/ml
・Gal3(ガレクチン−3):約26〜約38ng/mlの範囲内、特に31.6ng/ml
・オステオポンチン:約80〜約120ng/mlの範囲内、特に100ng/ml
・sST2(可溶性ST2):約30〜約38ng/mlの範囲内、特に34.0ng/ml
・sFLT−1:約85〜約111ng/mlの範囲内、特に98ng/ml
・PlGF:約15〜約31ng/mlの範囲内、特に20.7ng/ml
・P1NP:約29.0ng/ml〜約43.5ng/mlの範囲内、特に36.72ng/ml
・シスタチンC:約1.20mg/l〜約2.3mg/lの範囲内、特に1.76mg/l
・プレアルブミン:約0.11g/l〜約0.27g/lの範囲内、特に0.19g/l
・トランスフェリン:約2.15g/l〜約2.80g/lの範囲内、特に2.48g/l
PlGF−対−sFlt−1の比を計算する場合、基準比は特に約0.17〜約0.29の範囲である。ある態様において、基準比は0.23である。
本発明に関して、ある被検体がある医薬の投与に適格であるかどうかを評価するために2種類以上のバイオマーカーを決定する場合、特に個々のバイオマーカーの決定量を個々のバイオマーカーについての基準量と比較することを想定する。たとえば、バイオマーカーIGFBP7の量はIGFB7についての基準量と比較すべきであり、バイオマーカーミメカンの量はミメカンについての基準量と比較すべきであり、バイオマーカーエンドスタチンの量はエンドスタチンの基準量と比較すべきであり、バイオマーカーsFlt−1の量はsFlt−1の基準量と比較すべきである、など。この場合、診断。さらに、2種類以上のバイオマーカーを決定する場合、本明細書中に述べる個々のバイオマーカーについての診断アルゴリズムを組み合わせるのが好ましい。
a)心不全に罹患している被検体からの試料において、本発明の方法に関して前記に述べた少なくとも1種類のバイオマーカーの量を決定すること;および
b)ステップa)で決定した少なくとも1種類のバイオマーカーの量(単数または複数)を基準量(単数または複数)と比較し、それにより前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定すること;
c)被検体を少なくとも1種類の医薬の投与に適格であると同定すること;
d)前記少なくとも1種類の医薬をその被検体に投与すること。
本発明の基礎となる研究に関して、単一バイオマーカーの使用により幾つかの医薬クラスの投与に関して決定を行なうのが可能であることが示された。したがって、本発明の方法は特に単一バイオマーカーの使用により被検体が2種類以上の医薬の投与に適格であるかどうかを評価することを想定する。
バイオマーカーがGDF−5である場合、医薬は好ましくは下記のものである:
i.ベータ遮断薬およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬
ii.ベータ遮断薬および利尿薬
iii.レニン−アンギオテンシン系の阻害薬および利尿薬、または
iv.ベータ遮断薬、レニン−アンギオテンシン系の阻害薬、および利尿薬。
バイオマーカーがエンドスタチンである場合、医薬は好ましくは下記のものである:
i.ベータ遮断薬およびアルドステロンアンタゴニスト
ii.ベータ遮断薬および利尿薬
iii.アルドステロンアンタゴニストおよび利尿薬、または
iv.ベータ遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト、および利尿薬。
i.ベータ遮断薬およびアルドステロンアンタゴニスト
ii.ベータ遮断薬およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬
iii.アルドステロンアンタゴニストおよびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬、または
iv.ベータ遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト、およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬。
i.利尿薬およびアルドステロンアンタゴニスト
ii.利尿薬およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬
iii.アルドステロンアンタゴニストおよびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬、または
iv.利尿薬、アルドステロンアンタゴニスト、およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬。
a)心不全に罹患している被検体からの試料においてGDF−15(増殖分化因子15)の量を決定する;および
b)工程a)で決定した量を基準量と比較し、それによりそれらの医薬の投与に適格な被検体を同定する;
その際、それら2または3種類の医薬は下記のものである:
i.ベータ遮断薬およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬
ii.ベータ遮断薬および利尿薬
iii.レニン−アンギオテンシン系の阻害薬および利尿薬、または
iv.ベータ遮断薬、レニン−アンギオテンシン系の阻害薬、および利尿薬。
a)心不全に罹患している被検体からの試料においてIGFBP7の量を決定すること;および
b)ステップa)で決定した量を基準量(単数または複数)と比較し、それによりそれらの医薬の投与に適格な被検体を同定すること;
その際、それら2種類の医薬はベータ遮断薬およびアルドステロンアンタゴニストである。
a)心不全に罹患している被検体からの試料においてミメカンの量を決定すること;および
b)ステップa)で決定した量を基準量(単数または複数)と比較し、それによりそれらの医薬の投与に適格な被検体を同定すること;
その際、それら2種類の医薬はベータ遮断薬および利尿薬である。
a)心不全に罹患している被検体からの試料において心臓トロポニンの量を決定すること;および
b)ステップa)で決定した量を基準量と比較し、それによりそれらの医薬の投与に適格な被検体を同定すること;
その際、それら2または3種類の医薬は下記のものである:
i.ベータ遮断薬およびアルドステロンアンタゴニスト
ii.ベータ遮断薬およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬、
iii.アルドステロンアンタゴニストおよびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬、または
iv.ベータ遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト、およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬。
a)心不全に罹患している被検体からの試料においてエンドスタチンの量を決定すること;および
b)ステップa)で決定した量を基準量(単数または複数)と比較し、それによりそれらの医薬の投与に適格な被検体を同定すること;
その際、それら2または3種類の医薬は下記のものである:
i.ベータ遮断薬およびアルドステロンアンタゴニスト
ii.ベータ遮断薬および利尿薬
iii.アルドステロンアンタゴニストおよび利尿薬、または
iv.ベータ遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト、および利尿薬。
好ましくは、種々の医薬についてステップb)に述べた基準量は、個々のマーカーについて同一であってもよい。したがって、本発明方法のステップa)で決定したバイオマーカーの量を、好ましくは単一の基準量、したがって個々のマーカーについて被検体がその2または3種類の医薬の投与に適格であるか否かを評価できる基準量(すなわち、すべての医薬に適用される基準量)と比較する。同様に好ましくは、種々の医薬に関する個々のバイオマーカーについての基準量は異なってもよい;すなわち、それは医薬特異的であってもよい。したがって、本発明方法のステップa)で決定したバイオマーカーの量を、好ましくは2または3種類の基準量と比較する。したがって、2種類の医薬の投与に適格である被検体を同定する場合、そのバイオマーカーの量を2種類の基準量と比較すべきである。同様に、3種類の医薬の投与に適格である被検体を同定する場合、そのバイオマーカーの量を3種類の基準量と比較すべきである。それら個々の基準量は医薬特異的であろう。したがって、種々の医薬についての個々の基準量(単一マーカーに関して)を適用できる。たとえば、ベータ遮断薬およびアルドステロンアンタゴニストの投与に適格である被検体を同定すべき場合、ステップa)で決定したバイオマーカーの量を、i)ベータ遮断薬の投与に適格である被検体を同定するための前記バイオマーカーについての基準量、およびii)アルドステロンアンタゴニストの投与に適格である被検体を同定するためのそのバイオマーカーについての基準量と比較すべきである(これは、たとえばバイオマーカーがIGFBP7である場合に当てはまる)。たとえば、ベータ遮断薬および利尿薬の投与に適格である被検体を同定すべき場合、ステップa)で決定したバイオマーカーの量を、i)ベータ遮断薬の投与に適格である被検体を同定するためのそのバイオマーカーについての基準量、およびii)利尿薬の投与に適格である被検体を同定するためのそのバイオマーカーについての基準量と比較すべきである(これは、バイオマーカーがミメカンである場合に当てはまる)。
好ましくは、基準量(特に、ベータ遮断薬の投与に適格な被検体を同定するための基準量)と比較して減少した試験試料中のバイオマーカーの量は前記ベータ遮断薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量と比較して増加した前記バイオマーカーの量は前記ベータ遮断薬の投与に適格ではない被検体の指標である;これに対し、基準量(特に、アルドステロンアンタゴニストの投与に適格な被検体を同定するための基準量)と比較して増加した試験試料中のバイオマーカーの量は前記アルドステロンアンタゴニストの投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量と比較して減少した前記バイオマーカーの量は前記アルドステロンアンタゴニストの投与に適格ではない被検体の指標である。
a)GDF−15(増殖分化因子15)、エンドスタチン、ミメカン、IGFBP7(IGF結合タンパク質7)、心臓トロポニン、BNPタイプのペプチド、尿酸、Gal3(ガレクチン−3)、オステオポンチン、sST2(可溶性ST2)、sFlt−1、PlGF、P1NP、シスタチンC、プレアルブミン、およびトランスフェリンからなる群から選択される少なくとも1種類のマーカーの量を下記により決定する:(i)その少なくとも1種類のマーカーに特異的に結合する検出剤(単数または複数)とと試料を、その検出剤と試料からの少なくとも1種類のマーカーとの複合体を形成させるのに十分な期間、接触させ、(ii)形成された複合体の量を測定し、その際、形成された複合体の量は試料中に存在する少なくとも1種類のマーカーの量に比例し、そして(iii)形成された複合体の量を試料中に存在する少なくとも1種類のマーカーの量を反映する少なくとも1種類のマーカーの量に換算すること;
b)その量を基準と比較すること;および、
c)ステップb)で行なった比較の結果に基づいて、前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定するための補助を確立すること。
a)GDF−15(増殖分化因子15)、エンドスタチン、ミメカン、IGFBP7(IGF結合タンパク質7)、心臓トロポニン、BNPタイプのペプチド、尿酸、Gal3(ガレクチン−3)、オステオポンチン、sST2(可溶性ST2)、sFlt−1、PlGF、P1NP、シスタチンC、プレアルブミン、およびトランスフェリンからなる群から選択される少なくとも1種類のマーカーに特異的に結合する検出剤(単数または複数)と試料を、前記検出剤と試料からの少なくとも1種類のマーカーとの複合体を形成させるのに十分な期間、接触させるように構成された分析ユニット;
b)形成された複合体の量を測定するように構成された分析ユニット;その際、形成された複合体の量は試料中に存在する少なくとも1種類のマーカーの量に比例する;
c)プロセッサーを備え、かつ前記の分析ユニット類と作動可能な状態で連絡した、コンピューティングデバイス;および、
d)プロセッサーが実行できる複数の指令、すなわち実行した際に、形成された複合体の量を試料中に存在する少なくとも1種類のマーカーの量を反映する少なくとも1種類のマーカーの量に換算し、前記量を基準量と比較し、前記基準との比較の結果に基づいて、前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定する補助を確立するための指令を含む、非一過性の機械可読媒体。
本発明方法のある観点において、ステップa)で決定した量(単数または複数)を基準と比較する。ある観点において、基準は本明細書の他の箇所に定める基準である。さらに他の観点において、基準は複合体の測定量と元の試料中に存在する量との比例関係を考慮に入れる。したがって、本発明方法のある観点に適用する基準は、用いた検出剤の限界を反映するように採用された人為的基準である。他の観点において、比較を実施する際に、たとえば決定量と基準の数値を実際に比較する前に、決定量についての正規化および/または補正計算の工程を含めることにより、その関係を考慮に入れることもできる。この場合も、決定量についての正規化および/または補正計算のステップは、用いた検出剤の限界が適正に反映されるように比較ステップを採用する。ある観点において、比較は自動的に、たとえばコンピューターシステムなどにより支援して実施される。
本発明はまた、ベータ遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト、利尿薬、およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬からなる群から選択される少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定するための、心不全に罹患している被検体の試料における、i)GDF−15(増殖分化因子15)、エンドスタチン、ミメカン、IGFBP7(IGF結合タンパク質7)、心臓トロポニン、BNPタイプのペプチド、尿酸、Gal3(ガレクチン−3)、オステオポンチン、sST2(可溶性ST2)、sFlt−1、PlGF、P1NP、シスタチンC、プレアルブミン、およびトランスフェリンからなる群から選択される少なくとも1種類のバイオマーカー、および/またはii)GDF−15(増殖分化因子15)、エンドスタチン、ミメカン、IGFBP7(IGF結合タンパク質7)、心臓トロポニン、BNPタイプのペプチド、尿酸、Gal3(ガレクチン−3)、オステオポンチン、sST2(可溶性ST2)、sFlt−1、PlGF、P1NP、シスタチンC、プレアルブミン、およびトランスフェリンからなる群から選択されるバイオマーカーに特異的に結合する検出剤の使用に関する。
a)GDF−15(増殖分化因子15)、エンドスタチン、ミメカン、IGFBP7(IGF結合タンパク質7)、心臓トロポニン、BNPタイプのペプチド、尿酸、Gal3(ガレクチン−3)、オステオポンチン、sST2(可溶性ST2)、sFlt−1、PlGF、P1NP、シスタチンC、プレアルブミン、およびトランスフェリンからなる群から選択されるマーカーに特異的に結合する検出剤(単数または複数)を含む分析ユニットであって、心不全に罹患している被検体の試料においてこれらのマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)を決定するために適合させたユニット;および、
b)決定した量(単数または複数)を基準量(単数または複数)と比較し、それによりベータ遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト、利尿薬、およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬からなる群から選択される少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定するための分析ユニットであって、基準量(単数または複数)を備えたデータベースおよび比較を実施するためのコンピューター実装されたアルゴリズムを含むユニット。
本発明の好ましい態様は、ベータ遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト、利尿薬、およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬からなる群から選択される少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定するためのシステムを含む。システムの例には、化学反応もしくは生物反応の結果を検出するために、または化学反応もしくは生物反応の進行をモニターするために用いられる、臨床化学分析計、凝固化学分析計、免疫化学分析計、尿分析計、核酸分析計が含まれる。より具体的には、本明細書に開示する代表的システムには、RocheのElecsys(商標)システムおよびCobas(登録商標)eイムノアッセイ分析計、AbbottのArchitect(商標)およびAxsym(商標)分析計、SiemensのCentaur(商標)およびImmulite(商標)分析計、ならびにBeckman CoulterのUniCel(商標)およびAcess(商標)分析計などを含めることができる。
以下に本発明の好ましい態様を開示する。定義および説明を、必要な変更を加えて適用する。
a)心不全に罹患している被検体からの試料において少なくとも1種類のバイオマーカーの量を決定すること;および
b)ステップa)で決定した量を基準量と比較し、それにより前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定すること;
その際、前記医薬はベータ遮断薬であり、前記バイオマーカーはIGFBP7(IGF結合タンパク質7)またはミメカンである。
a)心不全に罹患している被検体からの試料において、GDF−15(増殖分化因子15)、エンドスタチン、ミメカン、IGFBP7(IGF結合タンパク質7)、心臓トロポニン、BNPタイプのペプチド、尿酸、Gal3(ガレクチン−3)、オステオポンチン、PlGF、sFlt−1、sST2(可溶性ST2)、P1NP、シスタチンC、プレアルブミン、およびトランスフェリンからなる群から選択される少なくとも1種類のバイオマーカーの量を決定すること;および、
b)ステップa)で決定した量を基準量(単数または複数)と比較し、それにより前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定すること;
特に、その際、
i)バイオマーカーはオステオポンチンであり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である;
ii)バイオマーカーはエンドスタチンであり、医薬はアルドステロンアンタゴニストである;
iii)バイオマーカーはsFlt−1であり、医薬はアルドステロンアンタゴニストおよび/またはレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である;
iv)バイオマーカーはPlGFであり、医薬はアルドステロンアンタゴニストである;
v)バイオマーカーは心臓トロポニンであり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である;
vi)バイオマーカーはBNPタイプのペプチドであり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬および/またはベータ遮断薬である;
vii)バイオマーカーは尿酸であり、医薬は利尿薬および/またはレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である;
viii)バイオマーカーはGDF−15であり、医薬は利尿薬および/またはレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である;
ix)バイオマーカーはsST2であり、医薬はアルドステロンアンタゴニストおよび/またはベータ遮断薬である;
x)バイオマーカーはIGFBP7であり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である;
xi)バイオマーカーはP1NPであり、医薬はベータ遮断薬である;
xii)バイオマーカーはシスタチンCであり、医薬はアルドステロンアンタゴニストである;
xiii)バイオマーカーはプレアルブミンであり、医薬は利尿薬である;
xiv)バイオマーカーはトランスフェリンであり、医薬は利尿薬である;および/または
xv)バイオマーカーはPlGFおよびsFlt−1であり、医薬はアルドステロンアンタゴニストであり、その際、PlGFの量−対−sFlt−1の量(またはその逆)の比を計算し、その比を基準量で計算する。
4.被検体がヒトである、態様1〜3のいずれか1つの方法。
6.態様1〜5のいずれか1つの方法:
・バイオマーカーはIGFBP7、P1NP、sFlt−1および/またはオステオポンチンであり、医薬はベータ遮断薬である;
・バイオマーカーはエンドスタチンおよび/またはsFlt−1であり、医薬はアルドステロンアンタゴニストである;
・バイオマーカーは尿酸および/またはGDF−15であり、医薬は利尿薬である;および/または
・バイオマーカーはsFlt−1および/またはIGFBP7であり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である;
その際、基準量と比較して減少した少なくとも1種類のバイオマーカーの量は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量と比較して増加した少なくとも1種類のバイオマーカーの量は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではない被検体の指標である。
・バイオマーカーはミメカン、BNPタイプのペプチド、および/またはsST2であり、医薬はベータ遮断薬である;
・バイオマーカーはオステオポンチン、心臓トロポニン、BNPタイプのペプチド、尿酸、および/またはGDF−15であり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である;および/または
・バイオマーカーはsST2、シスタチンCおよび/またはPlGFであり、医薬はアルドステロンアンタゴニストである;
その際、基準量と比較して増加した少なくとも1種類のバイオマーカーの量は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量と比較して減少した少なくとも1種類のバイオマーカーの量は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではない被検体の指標である。
基準量と比較して増加した試験試料中のバイオマーカーの量はアルドステロンアンタゴニストの投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量と比較して減少したバイオマーカーの量はアルドステロンアンタゴニストの投与に適格ではない被検体の指標である、
態様8および9の方法。
12.i)少なくとも1種類の医薬はアルドステロンアンタゴニストであり、少なくとも1種類のバイオマーカーはGDF−15、IGFBP7、心臓トロポニン、尿酸およびGal3からなる群から選択され、あるいはii)少なくとも1種類の医薬はベータ遮断薬であり、少なくとも1種類のバイオマーカーはエンドスタチン、ミメカン、心臓トロポニン、BNPタイプのペプチド、およびsST2からなる群から選択され、あるいはiii)少なくとも1種類の医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬であり、少なくとも1種類のバイオマーカーは心臓トロポニン、BNPタイプのペプチド、オステオポンチンおよび/または尿酸からなる群から選択される、態様2の方法。
a)GDF−15(増殖分化因子15)、エンドスタチン、ミメカン、IGFBP7(IGF結合タンパク質7)、心臓トロポニン、BNPタイプのペプチド、尿酸、Gal3(ガレクチン−3)、オステオポンチン、sFlt−1、PlGF、sST2(可溶性ST2)、P1NP、シスタチンC、プレアルブミン、およびトランスフェリンからなる群から選択されるマーカーに特異的に結合する検出剤(単数または複数)を含む分析ユニットであって、心不全に罹患している被検体の試料においてこれらのマーカー(単数または複数)の量(単数または複数)を決定するために適合させたユニット;および
b)決定した量(単数または複数)を基準量(単数または複数)と比較し、それによりベータ遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト、利尿薬、およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬からなる群から選択される少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定するための分析ユニットであって、基準量(単数または複数)を備えたデータベースおよび比較を実施するためのコンピューター実装されたアルゴリズムを含むユニット。
実施例1:アッセイ法
以下のマーカーを血漿において決定した:
トロポニンTは、Rocheの電気化学発光ELISAサンドイッチ試験 ElecsysトロポニンT hs(high sensitive(高感度))STAT(Short Turn Around Time(短いターンアラウンド時間))アッセイを用いて決定された。この試験は、ヒト心臓トロポニンTを特異的に指向する2種類のモノクローナル抗体を用いる。これらの抗体は、288個のアミノ酸からなる心臓トロポニンTタンパク質の中央部分にある2つのエピトープ(アミノ酸位置125−131および136−147)を認識する。このhs−TnTアッセイは、3〜10000pg/mLの範囲のトロポニンTレベルの測定が可能である。
PlGFおよびsFlt1は、それぞれPlGFおよびsFlt1に対して特異的な2種類の抗体を用いるELECSYSイムノアッセイを用いて試験された。この試験は、ELECSYS 2010およびcobra e411およびcobra e601を含めた種々のRoche分析計を用いて自動的に実施できる。この試験は、PlGFに関して3pg/mlの感度をもつ。sFlt−1は10〜85,000pg/mlの量である。
TIME−CHF試験からの例:GDF−15、TnT−hs、尿酸、エンドスタチン、IGFBP−7、ミメカン、sST2、ガレクチン−3およびオステオポンチンのレベルを、TIME−CHFランダム化試験からのn=450の患者の試料において決定した(年齢60歳以上;HFのために入院する前の1年以内に、収縮期HF(駆出分画≦45%)、NYHAクラスII以上、および正常上限の2倍以上のNTproBNPレベルを伴なう)。TIME−CHF試験はBNP-Guided vs Symptom-Guided Heart Failure Therapy JAMA, 2009; 301 (4):383-392に記載されている。
これらのバイオマーカーをベースラインおよび6か月後に測定した。次表に示す数値は“転帰不良”患者(死亡、反復入院)の%である。測定したバイオマーカーにより、ベータ遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト、利尿薬、および/またはレニン−アンギオテンシン系の阻害薬の用量増加または投与間隔短縮および/または治療への特定の医薬の追加が有益であると予想される患者を同定できるかどうかを分析した。この分析のために、患者を、i)増加した用量の医薬を投与された被検体および/または追加医薬を投与された被検体のグループ、およびii)治療計画を修正しなかった被検体のグループに分けた。さらなる段階で、これら2グループをそれぞれ各バイオマーカーレベル(中央値より下/閾値より上)に基づくグループに分けた。結果を表1に示す。
* 0.1〜0.2
** 0.05〜0.1
*** 0.01〜0.05
**** <0.01
関数型主成分分析(functional principal component analysis)(fPCA)を用いてデータをさらに分析した。fPCAは複雑な薬物投与データのディメンジョナリティー(dimensionality)を低減して、種々の時点(ベースライン以後)でのマーカーレベルと転帰についての相互作用分析を可能にする。この場合、下記のものを表わす3つの主成分を用いた:1)試験中の薬物の全用量レベル(最も重要な成分)、2)試験中に薬物用量を増加または減少させる動向、および3)薬物用量を最初は増加させ、次いで減少させる動向、または最初は減少させ、次いで増加させる動向。ベースラインでの階層化分析(従来の分析)に優るfPCAの利点および補足情報は、それによりベースライン以後の時点でのマーカーと薬物の相互作用が明らかになることである。したがって、追加の相互作用および治療応答予測を評価できる。fPCAの成分を、次いで上記と同じエンドポイントを用いて、中央マーカーレベルでの相互作用および治療応答予測、ならびに転帰について調べた。転帰および相互作用の強さを次表に示す。これらの結果により、これまでに見出された多数の相互作用が確認され、さらなるマーカー−薬物組合わせが示唆される。
・エンドスタチンが基準量より上であれば、BBを追加し、および/またはそれらの用量を増加すべきである。さらに、アルドステロンアンタゴニストおよび/または利尿薬の増量を避けるべきである。
・IGFBP7が基準量より下であれば、BBを追加し、または増量すべきである。IGFBP7が基準量より上であれば、アルドステロンアンタゴニストを追加または増量すべきである。
・GDF−15が基準量より上であれば、BB、RAS阻害薬およびアルドステロンアンタゴニストを追加または増量すべきである。これに対し、利尿薬を追加すべきではなく、あるいは利尿薬を増量すべきではない。
・基準値より上のNTproBNP(この試験では>3000pg/mL)をもつ患者には利尿薬の増量は有益ではないが、RAS阻害薬およびBBは増量すべきである。基準値より下のNTproBNP(この試験では<3000pg/mL)をもつ患者にはRAS阻害薬の増量は有益ではない。
・オステオポンチンが中央量より上であれば、RAS阻害薬を追加および/または増量すべきである。オステオポンチンが中央量より下であれば、BB化合物を追加および/または増量すべきである。
・sST2が基準量(たとえば中央値)より上であれば、アルドステロンアンタゴニストおよび/またはベータ遮断薬を追加および/または増量すべきである。
・プレアルブミンが基準量(たとえば中央値)より上であれば、利尿薬を追加すべきではなく、用量を減少させるべきであり、あるいは増量すべきではない。
・シスタチンCが基準量(たとえば中央値)より下であれば、アルドステロンアンタゴニストを追加または増量すべきではなく、高い用量を減少させるべきである。
したがって、上記にまとめた診断アルゴリズムを適用することにより、前記の医薬の投与(すなわち、初回投与、またはより高い用量での投与、“増量”)に適格な被検体を同定できる。適切な基準量は本明細書の記載に従って決定できる。をもつ患者
実施例3:個体症例研究
クラスC心不全を伴なう89歳の男性患者は、低用量のクロルタリドン(chlortalidon)(25mg/日)、エナラプリル(enalapril)(5mg/日)、およびメトプロロール(metoprolol)(25mg/日)を投与されている。この患者はNT−proBNPレベルの増大を伴なう心不全進行の徴候を示す。患者は喘息も伴なっており、担当医はBBを増量すべきかどうか迷っている。患者から得た血漿試料においてミメカンを決定する。ミメカン値は80pg/mLより上である。エナラプリル(20mg/日に)およびメトプロロール(100mg/日)の逐次増量により治療を強化する。これに対し、クロルタリドンは増量しない。患者は試験終了まで安定を維持し、転帰良好である(死亡または入院はない)。
本発明は、心不全に罹患している患者に有益であると予想される薬物治療の選択方法を提供する。本方法は、治療に対する応答を予測し、および/または適切な治療もしくは治療強化の選択を補助する。先行技術および従来のバイオマーカーガイドによる心不全対処法と比較して、本発明は治療選択および投薬のための多様なマーカーの具体的な目標レベルおよび具体的な指示を提供する。本発明はまた、患者に有益になるように、また逆に患者に有害な可能性のある治療を避けるように、薬物治療の同定および使用を改善する。したがって、本発明は心不全患者における死亡率および罹病率の低下を目的とする。
以下に、出願時の特許請求の範囲の記載を示す。
[請求項1]
少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定するための方法であって、
a)心不全に罹患している被検体からの試料において少なくとも1種類のバイオマーカーの量を決定すること;および、
b)ステップa)で決定した量を基準量と比較し、それにより前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定すること;を含み、
前記医薬はベータ遮断薬であり、前記バイオマーカーはIGFBP7(IGF結合タンパク質7)またはミメカンである、前記方法。
[請求項2]
ベータ遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト、利尿薬、およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬からなる群から選択される少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定するための方法であって、
a)心不全に罹患している被検体からの試料において、GDF−15(増殖分化因子15)、エンドスタチン、ミメカン、IGFBP7(IGF結合タンパク質7)、心臓トロポニン、BNPタイプペプチド、尿酸、Gal3(ガレクチン−3)、オステオポンチン、PlGF、sFlt−1、sST2(可溶性ST2)、P1NP、シスタチンC、プレアルブミン、およびトランスフェリンからなる群から選択される少なくとも1種類のバイオマーカーの量を決定すること;および
b)ステップa)で決定した量を基準量(単数または複数)と比較し、それにより前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定すること;を含み、
特に、
i)バイオマーカーはオステオポンチンであり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬および/またはベータ遮断薬である;
ii)バイオマーカーはエンドスタチンであり、医薬はアルドステロンアンタゴニストである;
iii)バイオマーカーはsFlt−1であり、医薬はアルドステロンアンタゴニスト、レニン−アンギオテンシン系の阻害薬および/またはベータ遮断薬である;
iv)バイオマーカーはPlGFであり、医薬はアルドステロンアンタゴニストおよび/またはアルドステロンアンタゴニストである;
v)バイオマーカーは心臓トロポニンであり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である;
vi)バイオマーカーはBNPタイプペプチドであり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬および/またはベータ遮断薬である;
vii)バイオマーカーは尿酸であり、医薬は利尿薬および/またはレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である;
viii)バイオマーカーはGDF−15であり、医薬は利尿薬および/またはレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である;
ix)バイオマーカーはsST2であり、医薬はアルドステロンアンタゴニストおよび/またはベータ遮断薬である;
x)バイオマーカーはIGFBP7であり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である;
xi)バイオマーカーはP1NPであり、医薬はベータ遮断薬である;
xii)バイオマーカーはシスタチンCであり、医薬はアルドステロンアンタゴニストである;
xiii)バイオマーカーはプレアルブミンであり、医薬は利尿薬である;
xiv)バイオマーカーはトランスフェリンであり、医薬は利尿薬である;ならびに/あるいは
xv)バイオマーカーはPlGFおよびsFlt−1であり、医薬はアルドステロンアンタゴニストであり、その際、PlGFの量−対−sFlt−1の量(またはその逆)の比を計算し、その比を基準量で計算する、前記方法。
[請求項3]
投与が、前記少なくとも1種類の医薬の投与開始、またはより高い投与量での前記少なくとも1種類の医薬の投与である、請求項1または2に記載の方法。
[請求項4]
被検体がヒトである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
[請求項5]
試料が血液、血清または血漿である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
[請求項6]
請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法であって、
・バイオマーカーはIGFBP7、P1NP、sFlt−1および/またはオステオポンチンであり、医薬はベータ遮断薬である;
・バイオマーカーはエンドスタチンおよび/またはsFlt−1であり、医薬はアルドステロンアンタゴニストである;
・バイオマーカーは尿酸、プレアルブミン、トランスフェリンおよび/またはGDF−15であり、医薬は利尿薬である;および/または、
・バイオマーカーはsFlt−1および/またはIGFBP7であり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬であり;
基準量と比較して減少した少なくとも1種類のバイオマーカーの量は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量と比較して増加した少なくとも1種類のバイオマーカーの量は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではない被検体の指標である、前記方法。
[請求項7]
請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法であって、
・バイオマーカーはミメカン、BNPタイプペプチド、および/またはsST2であり、医薬はベータ遮断薬である;
・バイオマーカーはオステオポンチン、心臓トロポニン、BNPタイプのペプチド、尿酸、および/またはGDF−15であり、医薬はレニン−アンギオテンシン系の阻害薬である;および/または、
・バイオマーカーはsST2、シスタチンCおよび/またはPlGFであり、医薬はアルドステロンアンタゴニストであり;
基準量と比較して増加した少なくとも1種類のバイオマーカーの量は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量と比較して減少した少なくとも1種類のバイオマーカーの量は前記少なくとも1種類の医薬の投与に適格ではない被検体の指標である、前記方法。
[請求項8]
バイオマーカーがIGFBP−7である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法であって、当該方法はベータ遮断薬およびアルドステロンアンタゴニストの投与に適格な被検体を同定するためのものである、前記方法。
[請求項9]
請求項8に記載の方法であって、
ステップa)で決定したIGFBP7の量を、ステップb)で、i)単一の基準量、またはii)ベータ遮断薬の投与に適格な被検体を同定するためのIGFBP7の基準量およびアルドステロンアンタゴニストの投与に適格な被検体を同定するためのIGFBP7の基準量と比較する、前記方法。
[請求項10]
請求項8および9に記載の方法であって、
基準量と比較して減少した試験試料中のバイオマーカーの量はベータ遮断薬の投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量と比較して増加したバイオマーカーの量はベータ遮断薬の投与に適格ではない被検体の指標であり、
基準量と比較して増加した試験試料中のバイオマーカーの量はアルドステロンアンタゴニストの投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量と比較して減少したバイオマーカーの量はアルドステロンアンタゴニストの投与に適格ではない被検体の指標である、前記方法。
[請求項11]
被検体がACC/AHA分類に従った心不全ステージB、CまたはDに罹患している、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
[請求項12]
ベータ遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト、利尿薬、およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬からなる群から選択される少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定するための、心不全に罹患している被検体の試料における、i)GDF−15(増殖分化因子15)、エンドスタチン、ミメカン、IGFBP7(IGF結合タンパク質7)、心臓トロポニン、BNPタイプペプチド、尿酸、Gal3(ガレクチン−3)、オステオポンチン、sST2(可溶性ST2)、sFlt−1、PlGF、P1NP、シスタチンC、プレアルブミン、およびトランスフェリンからなる群から選択される少なくとも1種類のバイオマーカー、および/またはii)GDF−15(増殖分化因子15)、エンドスタチン、ミメカン、IGFBP7(IGF結合タンパク質7)、心臓トロポニン、BNPタイプペプチド、尿酸、Gal3(ガレクチン−3)、オステオポンチン、sFlt−1、PlGF、sST2(可溶性ST2)、P1NP、シスタチンC、プレアルブミン、およびトランスフェリンからなる群から選択されるバイオマーカーに特異的に結合する検出剤の使用。
[請求項13]
請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法を実施するために適合させたデバイスであって、
a)GDF−15(増殖分化因子15)、エンドスタチン、ミメカン、IGFBP7(IGF結合タンパク質7)、心臓トロポニン、BNPタイプペプチド、尿酸、Gal3(ガレクチン−3)、オステオポンチン、sFlt−1、PlGF、sST2(可溶性ST2)、P1NP、シスタチンC、プレアルブミン、およびトランスフェリンからなる群から選択されるマーカーに特異的に結合する検出剤を含む分析ユニットであって、心不全に罹患している被検体の試料においてマーカーの量を決定するために適合させた前記ユニット;および、
b)決定した量を基準量と比較し、それによりベータ遮断薬、アルドステロンアンタゴニスト、利尿薬、およびレニン−アンギオテンシン系の阻害薬からなる群から選択される少なくとも1種類の医薬の投与に適格な被検体を同定するための分析ユニットであって、基準量を備えたデータベースおよび比較を実施するためのコンピューター実装されたアルゴリズムを含む前記ユニット;を含む、前記デバイス。
Claims (6)
- 医薬の投与に適格な被検体を同定する指標を提供するための方法であって、前記医薬がアルドステロンアンタゴニストであり、
以下を含む、前記方法:
a)心不全に罹患している被検体からの試料において、バイオマーカーPlGFおよびsFlt−1の量を決定すること、ここで前記試料が血液、血清または血漿である;および、
b1)sFlt−1の量に対するPlGFの量(またはその逆)の比を計算し、前記計算した比を基準比と比較して、それによりアルドステロンアンタゴニストの投与に適格な被検体を同定する指標が提供されること;または、
b2)ステップa)で決定した量を基準量と比較し、それによりアルドステロンアンタゴニストの投与に適格な被検体を同定する指標が提供されること。 - 投与が、アルドステロンアンタゴニストの投与開始、またはより高い投与量でのアルドステロンアンタゴニストの医薬の投与である、請求項1に記載の方法。
- 被検体がヒトである、請求項1または2に記載の方法。
- 基準量と比較して増加した、前記試料におけるsFlt−1の量に対するPlGFの量の比が、アルドステロンアンタゴニストの投与に適格な被検体の指標であり、および/または基準量と比較して減少した前記比が、アルドステロンアンタゴニストの投与に適格ではない被検体の指標である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 被検体がACC/AHA分類に従った心不全ステージB、CまたはDに罹患している、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- アルドステロンアンタゴニストの投与に適格な被検体を同定するための、心不全に罹患している被検体の試料における、i)バイオマーカーsFlt−1およびPlGF、またはii)sFlt−1に特異的に結合する検出剤およびPlGFに特異的に結合する検出剤、の使用であって、
前記試料が血液、血清または血漿である、前記使用。
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