JP6341746B2 - 弾頭 - Google Patents
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Description
この弾頭は、例えば、目標に対して攻撃を行う場合に用いられる。
この飛翔姿勢の安定を実現させるため、飛翔中の弾頭が空力を受ける中心である空力中心が、弾頭の重心よりも弾頭の進行方向後方に位置する状態(以下、静安定余裕が確保された状態)を維持する必要がある。
このフレア32を有する構成によって、フレア32が弾頭40の進行方向前方からの空力を受けることになる。そのため、弾頭40の空力中心31bを弾頭40の重心31aよりもその進行方向後方に位置させることが可能になり、弾頭40の静安定余裕を確保することが可能になる。
そのため、弾頭全体として進行方向前方から受ける空気抵抗が増加することによって、弾頭の飛翔速度が低下し、さらには弾頭の射程距離が短縮してしまうおそれがあった。
本体部と、
先端が前記本体部の進行方向後端に取り付けられ、かつ後端が前記本体部の進行方向後方に向けて展開する展開部と、
前記本体部又は前記展開部の機軸回りの周方向端部に設けられ静安定余裕を確保するフレアと、を備え、
前記展開部は、それぞれが一列になるように連結しており、かつ段階的に前記展開を行う複数の部分展開部からなり、前記展開時において前記先端から前記後端に向けて外径が縮径している、ことを特徴とする弾頭が提供される。
前記尾翼は、前記展開時において前記周方向の外方に向けて展開する。
以下、弾頭30の構成について詳細に説明する。
この本体部10は、弾頭30の飛翔時において空力による抵抗係数を抑えるために、進行方向前方側の端部の外径が縮径している形状になっている。
また詳細については後述するが、本体部10又は展開部20の機軸回りの周方向端部に静安定余裕を確保するフレア12が設けられているものを想定している。
また、弾頭30が目標に対する攻撃を目的としたものである場合には、例えば先端部1に目標物を破壊するための爆薬を搭載し、弾頭30を目標物に着弾させることによって目標物を破壊するものであってよい。
具体的には、例えばGPS信号に基づいて算出した自己の現在の位置情報と、予め取得している現在の飛翔予定位置とを比較して、これに差異がある場合にこの情報に基づいて操舵装置3を制御し、現在の位置情報と飛翔予定位置との差異を解消するものであってよい。
なお、航法誘導装置2がGPS信号を受信するためのGPS受信機を有している構成であってもよく、また、別途弾頭30に搭載された速度センサ、加速度センサ又はジャイロ等から取得した情報に基づいて操舵装置3を制御するものであってもよい。
具体的には、弾頭30に設けられた複数の翼(図示しない)の角度をそれぞれ制御することによって、弾頭30の飛翔方向を制御するものであってよい。なお、操舵装置3と翼(図示しない)とは、例えばアクチュエータによって連結されているものを想定している。
さらにこの例における展開部20は、図2(B)に示すように、複数の部分展開部11a〜11eから構成されている。この複数の部分展開部11a〜11eは、展開時においては、本体部10の進行方向に沿うようにそれぞれが一列になるように連結している。
この尾翼12は、この例においては、展開部20の展開時においてその周方向の外方に向けて展開するようになっているが、展開部20の展開後、所定のタイミングに単独で展開するものであってもよい。
この実施例における展開部20は、フレア12と、バリュート13とを有しているものを想定している。
なお、この例におけるフレア12は、本体部10に固定されて取り付けられているものでもよく、展開部20の展開前に展開されるものであってもよい。
さらに、バリュート13の展開を行うために、本体部10内部にガス(図示しない)を搭載しておく構成であってもよく、または、外部から取り込んだ外気によってバリュート13の展開を行う構成であってもよい。
11a〜11e 部分展開部、12 フレア(尾翼)、13 バリュート、
14 バリュート格納部、20 展開部、30 弾頭
Claims (2)
- 飛翔体の先端部に取り付けられた状態で飛翔し、該飛翔体から分離した後に単独で飛翔する弾頭であって、
本体部と、
先端が前記本体部の進行方向後端に取り付けられ、かつ後端が前記本体部の進行方向後方に向けて展開する展開部と、
前記本体部又は前記展開部の機軸回りの周方向端部に設けられ静安定余裕を確保するフレアと、を備え、
前記展開部は、それぞれが一列になるように連結しており、かつ段階的に前記展開を行う複数の部分展開部からなり、前記展開時において前記先端から前記後端に向けて外径が縮径している、ことを特徴とする弾頭。 - 前記フレアは、前記複数の部分展開部のうち前記後端側に位置する部分展開部における前記機軸回りの周方向端部に設けられた尾翼であり、
前記尾翼は、前記展開時において前記周方向の外方に向けて展開する、ことを特徴とする請求項1に記載の弾頭。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014092596A JP6341746B2 (ja) | 2014-04-28 | 2014-04-28 | 弾頭 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014092596A JP6341746B2 (ja) | 2014-04-28 | 2014-04-28 | 弾頭 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015210038A JP2015210038A (ja) | 2015-11-24 |
JP6341746B2 true JP6341746B2 (ja) | 2018-06-13 |
Family
ID=54612361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014092596A Active JP6341746B2 (ja) | 2014-04-28 | 2014-04-28 | 弾頭 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6341746B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
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JP2012007798A (ja) * | 2010-06-24 | 2012-01-12 | Ihi Aerospace Co Ltd | 多段展開バリュート |
-
2014
- 2014-04-28 JP JP2014092596A patent/JP6341746B2/ja active Active
Also Published As
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---|---|
JP2015210038A (ja) | 2015-11-24 |
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