JP2016070578A - 飛しょう体、飛しょうシステム、及び飛しょう制御方法 - Google Patents

飛しょう体、飛しょうシステム、及び飛しょう制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高い安定性と高い揚力とを得ることができる飛しょう体等を提供する。
【解決手段】実施形態の飛しょう体は、機体110に設置された後翼112と、機体に設置され、後翼の前方に位置し、機軸に平行にスライド可能な前翼111と、を備える。また、飛しょう体は、機体の飛行速度若しくは飛行形態が予め設定された状態か否か判別し、予め設定された状態であると判別された場合には、前翼を前方又は後方に向けてスライドさせる制御部、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、飛しょう体、飛しょうシステム、及び飛しょう制御方法に関する。
空力中心が機体後方に位置するほど飛しょう体の安定性は高まる。これは、空力中心が機体後方に位置することで空力中心が機体重心から離れ、その結果、突風等の外乱発生時に、機体の姿勢を元に戻そうとするピッチングモーメントが、機体に大きく働くためである。
特開2013−29223号公報 特開2006−142913号公報
前翼と後翼を備える飛しょう体の場合、前翼が後方に位置するほど、空力中心が機体後方に位置するので、飛しょう体の安定性が高まる。しかし、前翼が機体後方に位置するほど、前翼の吹き降ろし風が後翼に強く干渉するので、飛しょう体に働く揚力は小さくなる。
一方、前翼が前方に位置すれば、前翼の後翼への干渉は小さくなるので、飛しょう体は高い揚力を得られる。しかし、この場合、機体重心と空力中心とが近くなるので、飛しょう体の安定性が損なわれる。
本発明が解決しようとする課題は、高い安定性と高い揚力とを得ることができる飛しょう体、飛しょうシステム、及び飛しょう制御方法を提供することである。
実施形態の飛しょう体は、機体に設置された後翼と、機体に設置され、後翼の前方に位置し、機軸に平行にスライド可能な前翼と、を備える。また、実施形態の飛しょう体は、機体の飛行速度若しくは飛行形態が予め設定された状態か否か判別し、予め設定された状態であると判別された場合には、前翼を前方又は後方に向けてスライドさせる制御部、を備える。
実施形態の飛しょう体の外観を示す図である。 図1に示す飛しょう体の後翼部分の拡大図である。 実施形態の飛しょう体のブロック図である。 前翼付近の飛しょう体の構造を示す図である。 (A)は機体後方に前翼が位置する飛しょう体に迎角が形成された様子を示す図、(B)は前翼と後翼付近の空気の流れを示す図である。 (A)は機体前方に前翼が位置する飛しょう体に迎角が形成された様子を示す図、(B)は機体重心が空力中心より後方に位置した飛しょう体を示す図、(C)前翼と後翼付近の空気の流れを示す図である。 (A)は機体に働くピッチングモーメントと迎角との関係を示す図、(B)は機体に働く揚力と迎角との関係を示す図である。 実施形態1の前翼制御処理を示すフローチャートである。 (A)機体後方に前翼が位置する飛しょう体が左旋回する様子を示す図、(B)は機体前方に前翼が位置する飛しょう体が左旋回する様子を示す図である。 実施形態2の前翼制御処理を示すフローチャートである。 実施形態3の飛しょうシステムのブロック図である。
以下、本実施形態について図面を参照しながら説明する。図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
(実施形態1)
本実施形態の飛しょう体100は、指定された目標まで自操で飛行する無人の飛しょう体である。飛しょう体100は、操舵翼の生み出す揚力により旋回する空力操舵の飛しょう体である。飛しょう体100は、図1に示すように、ロケット形状の機体110を備える。機体110は、前翼111と、後翼112と、胴体113と、を備える。
前翼111は、飛しょう体100の主翼となる翼である。前翼111はカットデルタ翼(翼端部をカットしたデルタ翼)である。飛しょう体100には、4枚の前翼111が設置されている。4枚の前翼111は、等間隔に(すなわち90°間隔に)配置されている。
後翼112は、飛しょう体100の操舵翼となる翼である。後翼112は前翼111よりやや翼面積が小さいカットデルタ翼である。飛しょう体100には、4枚の後翼112が設置されている。4枚の後翼112は、等間隔に(すなわち90°間隔に)配置されている。4枚の後翼112は、それぞれ、前翼111の設置位置から機軸Aに沿って後方にシフトした位置に配置されている(つまり、前翼111と後翼112は一直線上に位置している)。後翼112は、制御部120の制御に従って、例えば図2に示すように舵角rを変化させる。これにより、後翼112は機体110に旋回加速度を与える。
胴体113は、一方の端部に燃料の噴射口を有し、他方の端部にノーズコーンを有する細長の筒状体である。ノーズコーンとは、空気抵抗の低減のために配置される機体先端の円錐状の部分のことである。以下の説明では、ノーズコーン側を「前方」、その反対側を「後方」と呼ぶ。胴体113の内部には、図3に示すように、制御部120と、センサ130と、推進器140と、推進剤150と、通信インタフェース160と、錘170と、アクチュエータ180と、が搭載されている。
制御部120は、プロセッサ等の処理装置から構成される。制御部120は、飛しょう体100の各部を制御する制御装置として機能する。制御部120は不図示のROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)に格納されているプログラムに従って動作することで、飛しょう体100の各部を制御する。
センサ130は、飛しょう体100の現在の状態を検知する装置である。センサ130が検知する状態は、例えば、飛しょう体100の高度、進行方向、飛行速度、迎え角である。センサ130は、例えば、高度計(例えば、電波高度計)、GPS(Global Positioning System)センサ、速度計(対気速度計、対地速度計)、又はジャイロセンサから構成される。センサ130は、飛しょう体100の現在の状態を検知して制御部120に通知する。
推進器140は、推進剤150を胴体113の端部に設けられた噴射口から噴射することによって飛しょう体100に推進力を与えるロケットエンジンである。推進器140は、例えば、固体燃料を燃焼させて飛しょう体100に推進力を与えるロケットモータである。
推進剤150は、飛しょう体100を推進させるための燃料である。推進剤150は、固体燃料であってもよいし、液体燃料であってもよい。推進剤150は、飛しょう体100が飛行を開始した後、推進器140により消費され、その重量を徐々に小さくする。そのため、飛しょう体100の重心位置は、飛行開始後、徐々に前方または後方に移動する。
通信インタフェース160は、飛しょう体100が外部の装置と無線通信するための無線通信装置である。通信インタフェース160は、センサ130が検知した飛しょう体100の現在の状態を外部の装置に送信する。また、通信インタフェース160は、外部の装置から制御情報を受信して制御部120に送信する。
胴体113の内部には、図4に示すように、機軸Aと平行に4個のレール114が固定されている。図4は、4個のレール114のうちの1つを示している。レール114は、胴体113の内部の周面付近に固定されている。レール114は、前翼111の設置位置に合わせて設置されている。レール114は、胴体113の周面側と内部側にそれぞれレールを有している。周面側のレールには、前翼111がスライド可能に固定されている。
錘170は、機体110の重心位置の制御に使用される錘である。錘170は、例えば、鉄や鉛等の金属から構成される。錘170は、4つのレール114の内部側にスライド可能に固定されている。錘170は、制御部120の制御により動作する不図示の駆動装置に歯車等の動力伝達具を介して接続されている。制御部120は、不図示の駆動装置を制御することにより、錘170をレール114に沿って移動させる。
アクチュエータ180は、前翼111をスライドさせる装置である。アクチュエータ180は、一方の端部が前翼111の付け根に取り付けられたステム181と、ステム181を前後に往復動させる駆動部182と、を備えている。アクチュエータ180は、制御部120の制御に従って、ステム181を前方又は後方に動かすことによって、前翼111をレール114に沿ってスライドさせる。なお、以下の説明では、前翼111が移動可能な最も前方の位置をスライド位置Pf、前翼111が移動可能な最も後方の位置をスライド位置Prと呼ぶ。なお、スライド位置とは、レール上をスライドする物体のレール上の位置のことである。例えば、スライド位置は、レールの一方の端からの距離であってもよい。
図5(A)と(B)は、前翼111が機体後方にスライドした飛しょう体100を示す図である。突風等の外乱により、機体110に迎角Rが形成されることがある。迎角とは、空気が流れる方向に対する機体の傾きである。前翼111が図5(A)に示すように機体後方にスライドしている時、空力中心ACは機体重心Gから離れた場所に位置する。空力中心ACが機体重心Gから離れているとき、機体110には大きなピッチングモーメントPMが働くので、機体110に迎角Rが形成されたとしても、機体110はすぐに元の飛行姿勢に戻る。従って、飛しょう体100の飛行は安定している。しかし、この場合、前翼111によって生み出された吹き降ろし風が後翼112に干渉する。特に、迎角Rが小さいときは、図5(B)に示すように、前翼111の吹き降ろし風が後翼112に強く干渉する。そのため、機体110に働く揚力Lは小さい。
一方、前翼111が図6(A)に示すように前方にスライドすると、空力中心ACと機体重心Gの距離は近くなる。そのため、機体110に働くピッチングモーメントPMは小さいので、飛しょう体100の飛行は不安定である。特に、推進剤150の消費等により、機体重心Gが空力中心ACの位置より後方に移動してしまうと、図6(B)に示すように、迎角Rを拡大させる方向にピッチングモーメントPMが働くので、飛しょう体100の飛行は極めて不安定となる。しかし、この場合、図6(C)に示すように、前翼111の吹き降ろし風は後翼112にあまり干渉しないので、機体110に働く揚力Lは大きい。
図7(A)は、迎角RとピッチングモーメントPMとの関係を示す図である。破線は、前翼111が前方(スライド位置Pf)に位置しているときの迎角RとピッチングモーメントPMとの関係を示している。機体110が上方向に傾いているとき、迎角Rはプラスの値である。反対に、機体110が下方向に傾いているとき、迎角Rはマイナスの値である。また、機体110を左側方から見て時計回りにピッチングモーメントが働いているとき、ピッチングモーメントPMはプラスの値である。反対に、機体110を左側方から見て反時計回りにピッチングモーメントが働いているとき、ピッチングモーメントPMはマイナスの値である。
図7(A)を見れば分かるとおり、前翼111が前方に位置しているときより、前翼111が後方に位置しているときの方が、機体姿勢を元に戻そうとするピッチングモーメントPMが大きい。機体姿勢を元に戻そうとするピッチングモーメントとは、迎角Rがプラスの値のときは、マイナスのピッチングモーメントであり、迎角Rがマイナスの値のときは、プラスのピッチングモーメントである。これは、すなわち、前翼111が前方に位置しているときより、前翼111が後方に位置しているときの方が、飛しょう体100の飛行が安定していることを示している。言い換えると、前翼111が後方に位置しているときより、前翼111が前方に位置しているときの方が、飛しょう体100の飛行が不安定であることを示している。特に、迎角Rが小さいとき(すなわち、図7(A)に示す(a)のとき)、前翼111が前方に位置している場合に、迎角Rを拡大させる方向にピッチングモーメントPMが働いていることがわかる。これは、すなわち、前翼111が前方に位置しているときは、場合によっては、飛しょう体100の飛行が極めて不安定となることを示している。
図7(B)は、迎角Rと上下方向に働く揚力Lとの関係を示す図である。上方向に揚力が働くとき、揚力Lはプラスの値である。反対に下方向に揚力が働くとき、揚力Lはマイナスの値である。破線は、前翼111が前方(スライド位置Pf)に位置しているときの迎角Rと揚力Lとの関係を示している。また、実線は、前翼111が後方(スライド位置Pr)に位置しているときの迎角Rと揚力Lとの関係を示している。前翼111が後方に位置しているときより、前翼111が前方に位置しているときの方が、機体110は大きな揚力を得ていることが分かる。具体的には、迎角Rがプラスの値の場合は、機体110は上向きの大きな揚力Lを得ており、迎角Rがマイナスの値の場合は、機体110は下向きの大きな揚力Lを得ていることが分かる。
そこで、飛しょう体100は、飛行速度が小さくて大きな揚力が容易に得られない状況のときは、前翼111を機体前方にスライドさせて機体110に働く揚力を高め、飛行速度が大きくなって飛行が不安定になりやすい状況のときは、前翼111を機体後方にスライドさせて機体110の安定性を高める。この制御は、飛しょう体100の制御部120が図8に示す前翼制御処理を実行することにより実現される。以下、前翼制御処理について説明する。
飛しょう体100が推進を開始すると、制御部120は前翼制御処理を実行する。なお、以下の説明では、推進剤150の消費に伴い、機体重心Gは徐々に前方に移動するものとする。また、飛しょう体100が推進を開始したときに、前翼111はスライド位置Prにあるものとする。以下、図8のフローチャートを参照して、前翼制御処理について説明する。
制御部120は、推進剤150の消費により、機体重心Gが予め設定された位置まで移動したか判別する(ステップS101)。機体重心Gが予め設定された位置まで移動したか否かは、例えば、推進剤150の残存量の情報を使って判別される。例えば、飛しょう体100の製作者は、推進剤150の残存量と機体重心Gの位置との関係を示す実験データを予め飛しょう体100の記憶部(不図示)に記憶させておく。そして、制御部120は、記憶部に記憶された実験データに推進剤150の残存量の情報を照合することにより機体重心Gの位置を判別する。このとき、制御部120は、例えば、推進器140の燃焼パターンと推進開始後の経過時間とに基づき推進剤150の残存量を算出してもよい。そして、制御部120は、算出した機体重心Gの位置と予め設定された位置とを比較して、機体重心Gが予め設定された位置まで移動したか否か判別する。
機体重心Gが予め設定された位置に移動していない場合(ステップS101:No)、機体重心Gが予め設定された位置に移動するまで、制御部120はステップS101を繰り返す。
機体重心Gが予め設定された位置に移動した場合(ステップS101:Yes)、制御部120はアクチュエータ180を制御して前翼111を機体前方のスライド位置Pfに移動させる(ステップ102)。このとき、制御部120は、前翼111がスライドする前の機体重心Gの位置と、前翼111がスライドした後の機体重心Gの位置と、が一致するように、錘170を後方に移動させる。錘170がスライドする位置は、例えば、予め実験して求めた実験データ等に基づき判別される。例えば、飛しょう体100の製作者は、前翼111のスライド位置と、錘170のスライド位置と、機体重心Gの位置と、の関係を示すデータを予め記憶部(不図示)に記憶さておく。そして、制御部120は、記憶部に記憶させたデータと、スライド前と後の前翼111のスライド位置と、前翼111がスライドする前の錘170のスライド位置と、に基づいて、錘170をスライドさせる位置を判別する。
続いて、制御部120は、機体110の飛行速度が予め設定された第1の速度より大きくなったか判別する(ステップS103)。このとき、制御部120は、センサ130より取得したデータを使って機体110の飛行速度を判別してもよい。また、制御部120は、推進器140の燃焼パターンと推進開始後の経過時間とに基づき機体110の飛行速度を判別してもよい。
機体110の飛行速度が第1の速度より大きくなっていない場合(ステップS103:N0)、飛行速度が第1の速度より速くなるまでステップS103を繰り返す。
機体110の飛行速度が第1の速度より大きくなっている場合(ステップS103:Yes)、制御部120はアクチュエータ180を制御して前翼111を機体後方のスライド位置Prに移動させる(ステップS104)。このとき、制御部120は、前翼111がスライドする前の機体重心Gの位置と、前翼111がスライドした後の機体重心Gの位置と、が一致するように、錘170を前方にスライドさせる。この場合、制御部120は、ステップ102と同様に、不図示の記憶部に記憶させたデータと、スライド前と後の前翼111のスライド位置と、前翼111がスライドする前の錘170のスライド位置と、に基づいて、錘170をスライドさせる位置を判別してもよい。
続いて、制御部120は、機体110の飛行速度が予め設定された第2の速度より小さくなったか判別する(ステップS105)。第2の速度は、ステップS103で使用した第1の速度と同じであってもよいし、異なっていてもよい。異なっている場合、第2の速度は第1の速度より小さい速度であってもよい。第2の速度が第1の速度より小さい速度であることにより、前翼111の移動が頻繁に実行されることを防ぐことができる。
機体110の飛行速度が第1の速度より小さくなっていない場合(ステップS105:N0)、飛行速度が第1の速度より小さくなるまでステップS105を繰り返す。
機体110の飛行速度が第1の速度より小さくなっている場合(ステップS105:Yes)、制御部120はアクチュエータ180を制御して前翼111を機体前方のスライド位置Pfに移動させる(ステップS106)。このとき、制御部120は、前翼111がスライドする前の機体重心Gの位置と、前翼111がスライドした後の機体重心Gの位置と、が一致するように、錘170を後方にスライドさせる。この場合、制御部120は、前翼111のスライド位置と錘170のスライド位置との関係を示すデータと、移動前後の前翼111の位置の情報と、を使って、錘170をスライドさせる位置を判別してもよい。前翼111と錘170のスライドが完了したら、制御部120はステップS103に戻る。
本実施形態によれば、飛行速度が小さい場合に制御部120が前翼111を機体前方にスライドさせているので、飛しょう体100は、飛行速度が小さくて容易に大きな揚力が得られない状況であっても高い揚力を得ることができる。しかも、飛行速度が大きい場合には、制御部120が前翼111を機体後方にスライドさせているので、飛しょう体100は飛行速度が大きくて飛行が不安定になり易い状況であっても、高い安定性を得ることができる。
機体重心Gの位置が複雑に移動すると、飛しょう体100の飛行制御は困難となる。一般的に、飛しょう体100は、推進剤150の消費に伴って機体重心Gが移動する。推進剤150の消費に加えて、前翼111の移動によっても機体重心Gが移動するとなると、飛しょう体100の重心移動は極めて複雑なものとなる。しかし、本実施形態の飛しょう体100は、前翼111がスライドする前の機体重心Gの位置と、前翼111がスライドした後の機体重心Gの位置と、が一致するように、錘170をスライドさせているので、少なくとも前翼111の移動によっては大きな重心移動は起きない。その結果、飛しょう体100は複雑に重心移動を起こさないので、飛しょう体100の飛行制御は容易である。
(実施形態2)
実施形態1では機体110の飛行速度に基づいて前翼111を前方又は後方にスライドさせた。この前翼111の制御は、機体110の飛行形態、すなわち、機体110が直線飛行をしているか旋回飛行をしているかに基づいて行うことも可能である。
図9(A)と(B)は、機体110が左旋回するために、上下の後翼112が舵角を変化させた様子を示す図である。前述したように、後翼112は、前翼111の設置位置から機軸Aに沿って後方にシフトした位置に配置されている。そのため、前翼111が後方に位置していると、図9(A)に示すように、後翼112は、前翼111に妨害されて風を効率よく捕らえることができない。この場合、後翼112は、機体110が旋回するための大きな揚力Fを生み出すことができない。なお、揚力とは、空気中におかれた物体(機体、翼等)に働く力のうち、空気が流れる方向に対して垂直な方向の成分のことである。鉛直方向(上下方向)の力のみならず、水平方向(左右方向)の力も揚力に含まれる。
一方、前翼111が機体後方にあると、図9(B)に示すように、前翼111の妨害はあまり起きず、後翼112は風を効率よく捕らえることができる。この場合、後翼112は、機体110が旋回するための大きな揚力Fを生み出すことができるので、機体110は大きな旋回加速度を得ることができる。
そこで、飛しょう体100は、旋回飛行するときは前翼111を前方にスライドさせて後翼112に働く揚力Fを高め、直線飛行するときは前翼111を後方にスライドさせて機体110の安定性を高める。以下、実施形態2の飛しょう体100について詳細に説明する。なお、飛しょう体100の機体構成は実施形態1と同じであるので説明を省略する。
飛しょう体100の制御部120は、飛しょう体100の飛行速度が予め設定された速度より大きくなると、前翼制御処理を開始する。このとき、「予め設定された速度」は、実施形態1のステップS103の「第1の速度」と同じであってもよい。なお、前翼制御処理が開始されたときに、前翼111は機体後方のスライド位置Prにあるものとする。以下、図10のフローチャートを参照して、前翼制御処理について説明する。
制御部120は、飛しょう体100が旋回飛行を開始するか否か判別する(ステップS201)。飛しょう体100が旋回飛行を開始するか否かは、例えば、飛しょう体100の飛行を制御する不図示の制御ブロックが後翼112の舵角を0°から変化させるか否かによって判別してもよい。飛しょう体100が旋回飛行を開始せず、直線飛行を継続する場合(ステップS201:No)、制御部120は、飛しょう体100が旋回飛行を開始するまでステップS201を繰り返す。
飛しょう体100が旋回飛行を開始する場合(ステップS201:Yes)、制御部120はアクチュエータ180を制御して前翼111を機体前方のスライド位置Pfまで移動させる(ステップS202)。このとき、制御部120は、実施形態1と同様に、前翼111がスライドする前の機体重心Gの位置と、前翼111がスライドした後の機体重心Gの位置と、が一致するように、錘170を後方にスライドさせる。
続いて、制御部120は、飛しょう体100が旋回飛行を終了して直線飛行を開始するか否か判別する(ステップS203)。飛しょう体100が直線飛行を開始するか否かは、例えば、飛しょう体100の飛行を制御する制御ブロック(不図示)が後翼112の舵角を0°に戻すか否かによって判別してもよい。飛しょう体100が旋回飛行を継続する場合(ステップS203:No)、制御部120は、飛しょう体100が直線飛行を開始するまでステップS203を繰り返す。
飛しょう体100が直線飛行を開始する場合(ステップS203:Yes)、制御部120はアクチュエータ180を制御して前翼111を機体後方のスライド位置Prまで移動させる(ステップS204)。このとき、制御部120は、実施形態1と同様に、前翼111がスライドする前の機体重心Gの位置と前翼111がスライドした後の機体重心Gの位置が一致するように、錘170を前方にスライドさせる。前翼111と錘170のスライドが完了したら、制御部120はステップS201に戻る。
本実施形態によれば、機体110が旋回飛行するときに制御部120が前翼111を前方にスライドさせているので、後翼112が風を効率よく受け止めることができる。その結果、飛しょう体100は高い旋回加速度を得ることができる。しかも、機体110が直線飛行するときは制御部120が前翼111を機体後方にスライドさせているので、飛しょう体100は安定性を大きく損なうことがない。
また、前翼111がスライドする前の機体重心Gの位置と、前翼111がスライドした後の機体重心Gの位置と、が一致するように、制御部120が錘170をスライドさせているので、飛しょう体100の飛行制御は容易である。
(実施形態3)
実施形態1、2の飛しょう体100は、指定された目標まで自操で飛行した。しかし、飛しょう体100は、外部からのコントロールに従って飛行してもよい。以下、外部からのコントロールに従って飛行する飛しょう体100を備える飛しょうシステム1について説明する。
飛しょうシステム1は、図11に示すように、飛しょう体100と、飛しょう体100を遠隔操作する飛しょう体制御装置200と、を備える。
飛しょう体100の構成は、実施形態1もしくは2と同じである。ただし、制御部120は、通信インタフェース160を介して受信した制御情報に基づいて飛しょう体100の各部を制御する。
飛しょう体制御装置200は、飛しょう体100の飛行を制御する制御装置である。飛しょう体制御装置200は、例えば、地上の施設や車両に設置される。飛しょう体制御装置200は、通信インタフェース210と、制御部220と、を備える。
通信インタフェース210は、飛しょう体100と無線通信するための無線通信装置である。通信インタフェース210は、飛しょう体100のセンサ130が検知した飛しょう体100の現在の状態を飛しょう体100から受信する。また、通信インタフェース210は、制御部220から受信した制御情報を飛しょう体100に送信する。制御情報は、飛しょう体100の制御部220に飛しょう体100の各部を制御させるための命令が記録された情報である。
制御部220は、プロセッサ等の処理装置から構成される。制御部220は、飛しょう体100の各部を制御する制御装置として機能する。制御部220は不図示のROMやRAMに格納されているプログラムに従って動作することで、通信インタフェース210、通信インタフェース160、及び制御部120を介して、飛しょう体100の各部を制御する。
制御部220は、飛しょう体100の制御部120に代わって実施形態1、2に示した前翼制御処理を行う。制御部220が実行する前翼制御処理は、図8と図10に示した前翼制御処理と同じであるので説明を省略する。
本実施形態によれば、飛しょう体100は、高い揚力を得つつ、高い安定性も得ることができる。
なお、上述の各実施形態は、種々の変更及び応用が可能である。例えば、上述の各実施形態では、飛しょう体100は4枚の前翼111を備えるものとして説明したが、飛しょう体100が備える前翼111の数は4枚より多くてもよいし、少なくてもよい。例えば、前翼111の数は2枚であってもよいし、3枚であってもよい。同様に、後翼112も4枚より多くてもよいし、少なくてもよい。
また、上述の各実施形態では推進器140は固体燃料を燃焼させて飛しょう体100を推進させるものとして説明したが、推進器140は液体燃料を燃焼させて飛しょう体100を推進させてもよい。
また、上述の各実施形態では、前翼111が停止可能なスライド位置はスライド位置Pfとスライド位置Prの2箇所であった。前翼111が停止可能なスライド位置はスライド位置Pfとスライド位置Prの2箇所に限定されない。前翼111が停止可能なスライド位置は2箇所より多くてもよい。例えば、前翼111はレール114のいずれの位置にも停止可能であってもよい。揚力と安定性のより高精度な制御が可能になる。
前翼111が後翼112に与える影響は飛行速度によって大きく変わる。そこで、制御部120は、機体110の飛行速度に基づいて前翼111が位置するスライド位置を判別し、判別したスライド位置に前翼111をスライドさせてもよい。前翼111をスライドさせる位置は、例えば、予め実験して求めた実験データに基づいて判別される。例えば、飛しょう体100の製作者は、機体110の速度及び前翼111のスライド位置と、前翼111が後翼112に与える影響(例えば、揚力の低下のデータ)と、を関連づけたデータを予め記憶部(不図示)に記憶さておく。そして、制御部120は、飛しょう体100の現在の速度と記憶部に格納されているデータとに基づいて、最も後翼112に影響を与えない前翼111のスライド位置を判別する。そして、制御部120は、判別したスライド位置に前翼111をスライドさせる。これにより、飛しょう体100は、飛行の安定性と機体110に働く揚力とを更に高く保つことができる。
また、上述の各実施形態では、制御部120は、前翼111がスライドする前と後のスライド位置に基づいて、前翼111がスライドする前の機体重心Gの位置と、前翼111がスライドした後の機体重心Gの位置と、が一致する位置に、錘170を後方にスライドさせたが、錘170がスライドする位置はこれに限定されない。例えば、制御部120は、機体重心Gが常に同じ位置となるように錘170をスライドさせてもよい。例えば、制御部120は、推進剤150の残量と前翼111の現在のスライド位置とに基づき、機体重心Gが予め設定された位置となる錘170のスライド位置を判別する。そして、制御部120は判別したスライド位置に錘170をスライドさせる。これにより、機体重心Gの位置が、推進剤150の消費量に関わらず、常に同じ位置となるので、飛しょう体100の飛行制御は更に容易になる。
また、上述の実施形態1では、上下に迎角Rが形成される場合(すなわち、ピッチングの場合)を例に説明したが、実施形態1の前翼制御処理を実行することにより得られる効果は、左右に迎角Rが形成される場合(すなわち、ヨーイングの場合)にも同様に得ることができる。もちろん、上下方向と左右方向、双方に迎角Rが形成される場合も同様である。
また、上述の実施形態2では、機体110が左旋回する場合を例に説明したが、実施形態2の制御部120が実行する前翼制御処理は、機体110が右旋回する場合にも適用可能である。また、実施形態2の前翼制御処理は、機体110が上下方向に旋回する場合にも適用可能である。もちろん、機体110が斜め方向(上下方向と左右方向の中間の方向)に旋回する場合にも適用可能である。実施形態3の制御部220が前翼制御処理を実行する場合も同様である。
また、実施形態3では、飛しょう体制御装置200は1機の飛しょう体100を制御するものとして説明したが、飛しょう体制御装置200は複数の飛しょう体100を制御してもよい。
また、実施形態3では、飛しょう体制御装置200は地上の施設に設置されるものとして説明したが、飛しょう体制御装置200は地上を移動する車両に搭載されてもよい、また、飛しょう体制御装置200は、海上の施設や船舶に設置されてもよいし、航空機やヘリコプターに搭載されてもよい。また、飛しょう体制御装置200は人工衛星に搭載されてもよい。
本実施形態の飛しょう体100を制御する制御装置は、専用のシステムにより実現してもよいし、通常のコンピュータシステムにより実現してもよい。例えば、上述の動作を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、該プログラムをコンピュータにインストールして、上述の処理を実行することによって飛しょう体100を制御する制御装置を構成してもよい。また、上記プログラムをインターネット等のネットワーク上のサーバ装置が備えるディスク装置に格納しておき、コンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。また、上述の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションソフトとの協働により実現してもよい。この場合には、OS以外の部分を媒体に格納して配布してもよいし、OS以外の部分をサーバ装置に格納しておき、コンピュータにダウンロード等できるようにしてもよい。
なお、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1...飛しょうシステム
100...飛しょう体
110...機体
111...前翼
112...後翼
113...胴体
114...レール
120、220...制御部
130...センサ
140...推進器
150...推進剤
160、210...通信インタフェース
170...錘
180...アクチュエータ
181...ステム
182...駆動部
200...飛しょう体制御装置

Claims (10)

  1. 機体に設置された後翼と、
    前記機体に設置され、前記後翼の前方に位置し、機軸に平行にスライド可能な前翼と、
    前記機体の飛行速度若しくは飛行形態が予め設定された状態か否か判別し、予め設定された状態であると判別された場合には、前記前翼を前方又は後方に向けてスライドさせる制御部と、を備える、
    飛しょう体。
  2. 前記制御部は、
    前記機体の飛行速度が予め設定された速度より小さい場合には、前記前翼を前記機体の前方に向けてスライドさせ、
    前記機体の飛行速度が予め設定された速度より大きい場合には、前記前翼を前記機体の後方に向けてスライドさせる、
    請求項1に記載の飛しょう体。
  3. 前記後翼は、前記機体の旋回に必要な揚力を生み出す操舵翼であり、前記前翼の設置位置から機軸に沿って後方にシフトさせた場所に位置しており、
    前記制御部は、
    前記機体の飛行形態が旋回飛行の場合には、前記前翼を前記機体の前方に向けてスライドさせ、
    前記機体の飛行形態が直線飛行の場合には、前記前翼を前記機体の後方に向けてスライドさせる、
    請求項1又は2に記載の飛しょう体。
  4. 前記制御部は、前記機体の現在の飛しょう速度に基づき前記前翼のスライド位置を判別し、判別したスライド位置に前記前翼をスライドさせる、
    請求項2に記載の飛しょう体。
  5. 前記機体に内蔵され、前記機軸に平行にスライド可能な錘、を備え、
    前記制御部は、前記前翼がスライドする場合に、前記前翼がスライドする前の前記機体の重心位置と前記前翼がスライドした後の前記機体の重心位置とが一致する前記錘のスライド位置に前記錘をスライドさせる、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の飛しょう体。
  6. 前記機体に内蔵された推進剤と、
    前記機体に内蔵され、前記機軸に平行にスライド可能な錘と、を備え、
    前記制御部は、前記推進剤の残量と前記前翼のスライド位置とに基づき、前記機体の重心位置が予め設定された重心位置となる前記錘のスライド位置を判別し、判別したスライド位置に前記錘をスライドさせる、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の飛しょう体。
  7. 飛しょう体と、前記飛しょう体を遠隔操作する飛しょう体制御装置と、を備える飛しょうシステムであって、
    前記飛しょう体は、
    機体に設置された後翼と、
    前記機体に設置され、前記後翼の前方に位置し、機軸に平行にスライド可能な前翼と、
    前記飛しょう体制御装置から受信した命令に基づいて前記前翼をスライドさせる制御部と、を備え、
    前記飛しょう体制御装置は、
    前記飛しょう体から前記飛しょう体の飛しょう速度若しくは飛行形態の情報を取得し、
    前記機体の飛行速度若しくは飛行形態が予め設定された状態か否か判別し、予め設定された状態であると判別された場合には、前記前翼を前方又は後方にスライドさせるよう前記飛しょう体に対して命令を送信する、
    飛しょうシステム。
  8. 機体に設置された後翼と、前記機体に設置され、前記後翼の前方に位置し、機軸に平行にスライド可能な前翼と、を備える飛しょう体の制御方法であって、
    前記機体の飛行速度若しくは飛行形態が予め設定された状態か否か判別し、予め設定された状態であると判別された場合には、前記前翼を前方又は後方に向けてスライドさせる制御ステップ、を有する、
    飛しょう制御方法。
  9. 前記制御ステップでは、
    前記機体の飛行速度が予め設定された速度より小さい場合には、前記前翼を前記機体の前方に向けてスライドさせ、
    前記機体の飛行速度が予め設定された速度より大きい場合には、前記前翼を前記機体の後方に向けてスライドさせる、
    請求項8に記載の飛しょう制御方法。
  10. 前記後翼は、前記機体の旋回に必要な揚力を生み出す操舵翼であり、前記前翼の設置位置から機軸に沿って後方にシフトさせた場所に位置しており、
    前記制御ステップでは、
    前記機体の飛行形態が旋回飛行の場合には、前記前翼を前記機体の前方に向けてスライドさせ、
    前記機体の飛行形態が直線飛行の場合には、前記前翼を前記機体の後方に向けてスライドさせる、
    請求項8又は9に記載の飛しょう制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111141183A (zh) * 2020-01-10 2020-05-12 蓝箭航天空间科技股份有限公司 动力尾舱及火箭
RU205842U1 (ru) * 2020-10-15 2021-08-11 Леонид Сергеевич Соловьев Механизм управления аэродинамическими рулями ракетных двигателей на твердом топливе

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