JP2020082853A - 飛行装置 - Google Patents

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武典 松江
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Abstract

【課題】複数のスラスタを備える場合でも、1つのスラスタあたりに要求される負荷を増大し、制御性を向上し、飛行安定性を向上する飛行装置を提供する。【解決手段】飛行装置10は、機体11と、スラスタ21〜28と、制御部44とを備える。スラスタ21〜28は、機体11に設けられ、機体11が飛行するための推進力を発生するプロペラ32、およびプロペラ32を駆動するモータ31を有する。制御部44は、機体11の飛行に要求される1つのモータ31あたりの負荷を単位負荷として検出し、検出した単位負荷の変動に応じて、スラスタ21〜28のうちの少なくとも1つである特定スラスタが発生する推進力を低減するとともに、特定スラスタを除く駆動スラスタで飛行を継続する。【選択図】図1

Description

本発明は、飛行装置に関する。
近年、推進力を発生する複数のスラスタを備え、ドローンと称される飛行装置が公知である(特許文献1)。特許文献1の場合、複数のスラスタが発生する推進力は、機体の飛行に必要な出力や飛行方向などに基づいて各スラスタに分配される。
しかしながら、飛行装置のスラスタに設けられているモータは、定格に対して負荷が極端に小さな領域において制御性が低下する傾向にある。例えば、飛行装置が空荷状態にあるとき、上昇気流の中を飛行するとき、または降下するときなど、飛行装置の飛行に必要となる推進力が小さくなる。このような場合、複数のスラスタを備える飛行装置では、1つのスラスタあたりに要求される推進力はモータの定格に対して小さくなりやすい。そのため、複数のスラスタを備える飛行装置は、飛行条件によっては制御性が低下し、飛行安定性が低下するという問題がある。
特許第6158459号明細書
そこで、複数のスラスタを備える場合でも、1つのスラスタあたりに要求される負荷を増大し、制御性を向上し、飛行安定性を向上する飛行装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明では、制御部は、機体の飛行に要求される1つのモータあたりの負荷を単位負荷として検出する。制御部は、検出した単位負荷の変動に応じて、特定スラスタが発生する推進力を低減する。特定スラスタは、5つ以上のスラスタから1つ以上が特定される。そして、5つ以上のスラスタのうち特定スラスタを除くスラスタは、駆動スラスタとなる。制御部は、特定スラスタが発生する推進力を低減し、残りの駆動スラスタの推進力を増大することによって、全てのスラスタで発生する推進力の総和を変えることなく駆動スラスタで飛行を継続する。そのため、駆動スラスタは、モータの負荷が大きな領域で制御される。したがって、制御性を向上することができ、飛行安定性を向上することができる。
一実施形態による飛行装置を示す模式図 一実施形態による飛行装置の構成を示すブロック図 一実施形態による飛行装置において、推進力が小さいとき、各スラスタのモータの負荷を示す概略図 一実施形態による飛行装置において、特定スラスタを停止したとき、各スラスタのモータの負荷を示す概略図 一実施形態による飛行装置において、特定スラスタを逆回転したとき、各スラスタのモータの負荷を示す概略図 一実施形態による飛行装置において、停止する特定スラスタを入れ替える例を示す概略図 一実施形態による飛行装置において、停止する特定スラスタを選択した状態を示す模式図 一実施形態による飛行装置において、特定スラスタのプロペラの停止位置を設定位置とした状態を示す模式図
以下、飛行装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す飛行装置10は、機体11を備えている。機体11は、本体12および腕部13を有している。本体12は、飛行装置10の重心またはその近傍に設けられている。腕部13は、本体12から放射状に延びている。また、本実施形態の飛行装置10は、8つのスラスタ21〜28を備えている。
本実施形態のように8つのスラスタ21〜28を備える飛行装置10の場合、機体11はスラスタ21〜28の数に応じて8本の腕部13を有している。スラスタ21〜28は、それぞれこの腕部13の先端に設けられている。なお、飛行装置10は、本体12から腕部13が放射状に延びる構成に限らず、円環状の機体11の周方向へ複数のスラスタ21〜28を設ける構成など、任意の構成とすることができる。腕部13やスラスタ21〜28の数は、5つ以上であれば8つに限らず任意に設定することができる。
スラスタ21〜28は、いずれもモータ31およびプロペラ32を有している。モータ31は、プロペラ32を駆動する駆動源である。モータ31は、例えば本体12に収容されているバッテリ33などを電源として作動する。プロペラ32は、モータ31によって回転駆動される。スラスタ21〜28は、モータ31でプロペラ32が回転駆動されることにより、飛行に必要な推進力を発生する。
飛行装置10は、制御ユニット40を備えている。制御ユニット40は、本体12に収容されている。制御ユニット40は、図2に示すように演算部41および記憶部42を有している。制御ユニット40は、状態検出部43、制御部44および距離測定部45を有している。演算部41は、図示しないCPU、ROMおよびRAMを有するマイクロコンピュータで構成されている。演算部41は、バッテリ33、および各スラスタ21〜28のモータ31に接続している。演算部41は、ROMに記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、状態検出部43、制御部44および距離測定部45をソフトウェア的に実現している。なお、これら状態検出部43、制御部44および距離測定部45は、ハードウェア的に実現してもよく、ハードウェアとソフトウェアとの協働によって実現してもよい。記憶部42は、演算部41と接続しており、例えば不揮発性のメモリなどを有している。記憶部42は、演算部41のROMおよびRAMと共用してもよい。記憶部42は、予め設定された飛行計画をデータとして記憶している。飛行計画は、飛行装置10が飛行する飛行ルートや飛行高度などが含まれている。
状態検出部43は、機体11の飛行状態、および機体11が飛行する大気の環境を検出する。具体的には、状態検出部43は、加速度センサ51、角速度センサ52、地磁気センサ53、GPSセンサ54および高度センサ55に接続している。加速度センサ51は、機体11のX軸、Y軸およびZ軸の3次元の3つの軸方向において機体11に加わる加速度を検出する。角速度センサ52は、3次元の3つの軸方向において機体11に加わる角速度を検出する。地磁気センサ53は、3次元の3つの軸方向における地磁気を検出する。GPSセンサ54は、GPS(Global Positioning System)衛星からGPS信号を受信する。高度センサ55は、気圧または地面までの距離を検出する。
状態検出部43は、加速度センサ51で検出した加速度、角速度センサ52で検出した角速度、および地磁気センサ53で検出した地磁気から機体11の飛行姿勢や飛行速度などを検出する。また、状態検出部43は、GPSセンサ54で検出したGPS信号から機体11の飛行位置を検出する。さらに、状態検出部43は、例えば風向、風速、気温、湿度など機体11の周辺における大気の環境を検出する環境センサ56を有していてもよい。
状態検出部43は、加速度センサ51、角速度センサ52および地磁気センサ53の出力値と、GPSセンサ54の出力値とを用いて機体11の飛行位置および飛行速度を特定する。また、状態検出部43は、加速度センサ51、角速度センサ52および地磁気センサ53の出力値などから、機体11の姿勢、すなわちヨー軸、ロール軸およびピッチ軸を中心とした機体11の回転角度もあわせて特定する。さらに、状態検出部43は、高度センサ55や環境センサ56で検出した気圧などに基づいて飛行高度を検出する。このように、状態検出部43は、機体11の飛行姿勢に加え、飛行速度、飛行位置および飛行高度を飛行状態として検出するとともに、機体11の外部の環境を検出する。
距離測定部45は、LIDAR(Light Detection And Ranging)57およびカメラ58に接続している。LIDAR57は、機体11に設けられ、機体11の周囲に存在する物体までの距離を検出する。カメラ58は、機体11の周囲に存在する物体の画像を取得する。
制御部44は、機体11の飛行を制御する。制御部44は、自動制御モードまたは手動制御モードによって機体11の飛行状態を制御する。自動制御モードは、飛行装置10の外部の操作者による操作を必要とすることなく、機体11を自立的に飛行させる飛行モードである。自動制御モードのとき、制御部44は、記憶部42に記憶されている飛行計画に沿って、機体11の飛行を自動的に制御する。すなわち、制御部44は、この自動制御モードのとき、状態検出部43で検出した機体11の飛行状態、および距離測定部45で検出した物体までの距離などに基づいて、スラスタ21〜28の推進力を制御する。これにより、制御部44は、操作者の操作によらず、機体11を飛行計画に沿って自動的に飛行させる。一方、手動制御モードは、飛行装置10の外部の操作者による操作によって機体11を飛行させる飛行モードである。手動制御モードのとき、制御部44は、飛行装置10の外部の図示しない入力装置から入力された操作に基づいて機体11の飛行状態を制御する。この場合、制御部44は、入力装置から入力された操作に基づいて、スラスタ21〜28の推進力を制御する。手動制御モードの場合、制御部44は、入力装置から入力された操作を、状態検出部43で検出した機体11の飛行状態、および距離測定部45で検出した物体までの距離などに基づいて補正して、スラスタ21〜28の推進力を制御してもよい。
制御部44は、モータ駆動部61を通してスラスタ21〜28の各モータ31に接続している。モータ駆動部61は、モータ31の駆動を制御するいわゆるドライバであり、ソフトウェア的、ハードウェア的またはソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されている。制御部44は、このモータ駆動部61を通してスラスタ21〜28の各モータ31の負荷を取得する。すなわち、本実施形態の場合、制御部44は、8つのスラスタ21〜28の各モータ31から負荷を検出する。
本実施形態の場合、制御部44は、単位負荷を検出する。単位負荷は、機体11の飛行に要求される1つのモータ31あたりの負荷である。例えば機体11の飛行に要求される推進力は推進力Fとする。本実施形態のように8つのスラスタ21〜28を備える飛行装置10の場合、スラスタ21〜28の1つあたりに要求される推進力fは、f=F/8である。このように、1つのスラスタ21〜28がそれぞれ推進力fを発生するとき、スラスタ21〜28の各モータ31の負荷は単位負荷bとなる。制御部44は、自動制御モードおよび手動制御モードのいずれのときも、所望の飛行状態を維持するために8つのスラスタ21〜28で発生すべき推進力Fを設定する。制御部44は、設定された推進力Fに基づいて、8つのスラスタ21〜28に分配する推進力fを設定する。制御部44は、設定された推進力fに基づいて、8つのスラスタ21〜28の各モータ31の出力を制御する。この場合、制御部44は、例えばモータ31へ供給する電流、電圧、回転数などに基づいてモータ31の出力つまり負荷を制御する。このときスラスタ21〜28の各モータ31の負荷は、単位負荷bとなる。制御部44は、このように設定された推進力Fおよび推進力fに基づいて、1つのモータ31あたりの負荷として単位負荷bを検出する。
制御部44は、検出した単位負荷bの変動に基づいて、8つのスラスタ21〜28のうち少なくとも1つである特定スラスタが発生する推進力を低減する。本実施形態のように8つのスラスタ21〜28を備える飛行装置10の場合、8つのスラスタ21〜28のうち少なくとも1つが特定スラスタとして選択される。制御部44は、選択した1つ以上の特定スラスタについて推進力を低減する。この場合、制御部44は、検出した単位負荷bが予め設定された下限値Riよりも小さいとき、特定スラスタを逆回転に駆動、または特定スラスタを停止する。これとともに、制御部44は、特定スラスタの推進力の低減によって不足する推進力を、特定スラスタを除く駆動スラスタによって補い、駆動スラスタで機体11の飛行を継続する。ここで、下限値Riは、モータ31の定格出力に基づいて設定される。例えば、下限値Riは、モータ31の定格出力に対して任意の割合として設定される。
以下、上記の構成による飛行装置10について具体的な制御について説明する。
制御部44は、通常の飛行状態において、8つのスラスタ21〜28のモータ31の出力を制御することにより、機体11の上昇、下降、飛行姿勢および飛行速度などの飛行状態を制御している。この場合、図3に示すように機体11の飛行の継続に必要な推進力Fが小さいとき、8つのスラスタ21〜28で必要な推進力Fを維持すると、スラスタ21〜28の1つに要求される推進力fは小さくなる。例えば機体11に設定された物品の搭載許容量に比較して、実際の搭載量が小さいとき、スラスタ21〜28の1つに要求される推進力fは小さくなる。また、例えば機体11が上昇気流の中を飛行しているとき、または機体11が下降中であるときなど、スラスタ21〜28の1つに要求される推進力fは小さくなる。このような場合、特にモータ31の回転角度を検出するセンサを有していない安価なモータ駆動部61は、モータ31の出力が小さな領域においてモータ31の精密な出力の制御が困難になりやすい。つまり、安価なモータ駆動部61は、モータ31の出力が小さな領域において制御が粗くなり、精密な制御が困難となる。
そこで、本実施形態の場合、制御部44は、機体11の飛行の継続に必要な推進力Fから、スラスタ21〜28の1つに要求される推進力fを設定するとともに、この推進力fのときのモータ31の負荷を単位負荷bとして検出する。そして、制御部44は、この単位負荷bがモータ31の定格出力の下限値Riよりも小さいとき、特定スラスタが発生する推進力を低減する。
具体的には、制御部44は、図3に示すように単位負荷bが下限値Riよりも小さいとき、図4に示すように8つのスラスタ21〜28のうち4つを特定スラスタとして特定する。図4に示す例の場合、スラスタ25、スラスタ26、スラスタ27およびスラスタ28は、特定スラスタに該当する。制御部44は、特定した特定スラスタのモータ31を停止する。これにより、8つのスラスタ21〜28のうち、特定スラスタであるスラスタ25、スラスタ26、スラスタ27およびスラスタ28が発生する推進力は低下する。これとともに、制御部44は、特定スラスタを除く駆動スラスタのモータ31を駆動し、飛行の継続に必要な推進力を確保する。すなわち、制御部44は、駆動スラスタに相当するスラスタ21、スラスタ22、スラスタ23およびスラスタ24のモータ31の出力を増大し、特定スラスタで減少した推進力を駆動スラスタによって補う。これにより、駆動スラスタであるスラスタ21、スラスタ22、スラスタ23およびスラスタ24のモータ31の負荷は、図4に示すように下限値Riよりも大きくなる。その結果、総和となる推進力Fが維持されながら、駆動スラスタのモータ31の出力は、制御性の高い下限値Riよりも高い領域で制御される。
このとき、制御部44は、図5に示すように特定スラスタのモータ31を逆回転して、推進力を逆向きつまり駆動スラスタによる推進力による機体11の飛行を妨げる方向としてもよい。これにより、図5に示すように駆動スラスタであるスラスタ21、スラスタ22、スラスタ23、スラスタ24のモータ31の負荷は、下限値Riよりもさらに大きくなり、より精密に出力を制御することができる。また、制御部44は、図6に示すように8つのスラスタ21〜28のうち、推進力を低下させる特定スラスタと推進力を維持する駆動スラスタとを入れ替えてもよい。駆動スラスタのモータ31は、推進力が低下した特定スラスタの推進力を補うため、より大きな負荷で駆動される。そこで、制御部44は、特定スラスタと駆動スラスタとを入れ替えることにより、モータ31の負荷の偏りを低減する。この場合、制御部44は、例えば予め設定した設定時間ごと、または図示しない温度センサで検出したモータ31の温度などに基づいて特定スラスタと駆動スラスタとを入れ替えることにより、モータ31の負荷の偏りを低減する。
また、制御部44は、状態検出部43で検出した機体11の飛行状態に基づいて、特定スラスタを選択してもよい。例えば図7に示すように矢印D方向へ飛行しているとき、矢印D方向への飛行に寄与が小さなスラスタ22、スラスタ23、スラスタ26およびスラスタ27を特定スラスタとして停止するとともに、スラスタ21、スラスタ24、スラスタ25およびスラスタ28を駆動スラスタとして駆動する。これにより、機体11は、安定した飛行姿勢で矢印D方向へ飛行する。他にも、制御部44は、例えば機体11に特定の方向からの風が吹いているときなど、8つのスラスタ21〜28から任意の位置の特定スラスタを特定することにより機体11の飛行姿勢の安定を図る構成としてもよい。
制御部44は、プロペラ32の停止位置を制御してもよい。スラスタ21〜28のプロペラ32は、停止する位置によって抵抗つまり大気から受ける影響が変化する。特定スラスタを停止して機体11の飛行を継続する場合、制御部44は、図8に示すように特定スラスタのプロペラ32を設定位置に停止する。設定位置は、予め設定されている。制御部44は、特定スラスタのモータ31の停止位置を制御することにより、プロペラ32の停止位置を設定位置に制御する。図8に示す場合、設定位置は、本体12から放射状に延びる腕部13と重なる位置に設定されている。これにより、特定スラスタが停止したとき、特定スラスタであるスラスタ22、スラスタ23、スラスタ26およびスラスタ27のプロペラ32は腕部13と重なる位置で停止する。その結果、飛行中の機体11が大気から受ける力は減少し、飛行姿勢の安定化が図られる。また、制御部44は、風向きなどに応じてプロペラ32の停止位置を変更してもよい。例えば風向きなどから停止したプロペラ32が受ける抵抗を増大したいとき、プロペラ32の停止位置は、腕部13と重なる位置に限らず、腕部13と垂直な位置などに設定してもよい。
以上説明したように一実施形態では、制御部44は、機体11の飛行に必要な1つのモータ31あたりの負荷を単位負荷bとして検出する。制御部44は、検出した単位負荷bの変動に応じて、特定スラスタが発生する推進力を低減する。特定スラスタは、8つのスラスタ21〜28から1つ以上が特定される。そして、8つのスラスタ21〜28のうち特定スラスタを除くスラスタは、駆動スラスタとなる。制御部44は、特定スラスタが発生する推進力を低減するとともに、残りの駆動スラスタの推進力を増大することによって、全てのスラスタ21〜28で発生する推進力の総和を変えずに、駆動スラスタで飛行を継続する。そのため、駆動スラスタは、モータ31の負荷が大きな領域で制御される。したがって、制御性を向上することができ、飛行安定性を向上することができる。
一実施形態では、制御部44は、単位負荷bが下限値Riよりも小さいとき、特定スラスタを停止または逆回転で駆動する。これにより、機体11の飛行の継続に必要な推進力Fは、8つのスラスタ21〜28のうち特定スラスタを除く駆動スラスタによって得られる。そのため、駆動スラスタのモータ31の負荷は、下限値Riよりも大きくなる。したがって、制御性を向上することができ、飛行安定性を向上することができる。
一実施形態では、制御部44は、状態検出部43で検出した機体11の飛行状態に基づいて、8つのスラスタ21〜28から特定スラスタを選択する。これにより、制御部44は、例えば機体11の進行方向、あるいは機体11に加わる風の影響などに基づいて、適した特定スラスタを選択する。したがって、制御性および飛行安定性の向上だけでなく、電力の消費効率の向上や飛行姿勢の変化時における応答性の向上などをあわせて達成することができる。
一実施形態では、制御部44は、特定スラスタを停止するとき、プロペラ32の停止位置を設定位置にする。これにより、停止したプロペラ32が機体11の飛行に与える影響が低減される。したがって、制御性および飛行安定性の向上を図ることができる。
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、10は飛行装置、11は機体、21〜28はスラスタ、31はモータ、32はプロペラ、43は状態検出部、44は制御部を示す。

Claims (5)

  1. 機体(11)と、
    前記機体(11)に5つ以上設けられ、前記機体(11)が飛行するための推進力を発生するプロペラ(32)、および前記プロペラ(32)を駆動するモータ(31)を有するスラスタ(21〜28)と、
    前記機体(11)の飛行に要求される1つの前記モータ(31)あたりの負荷を単位負荷として検出し、検出した前記単位負荷の変動に応じて、5つ以上の前記スラスタ(21〜28)のうちの少なくとも1つである特定スラスタが発生する推進力を低減するとともに、前記特定スラスタを除く駆動スラスタで飛行を継続する制御部(44)と、
    を備える飛行装置。
  2. 前記制御部(44)は、前記単位負荷が予め設定した下限値よりも小さいとき、前記特定スラスタが発生する推進力を変更する請求項1記載の飛行装置。
  3. 前記制御部(44)は、前記単位負荷が前記下限値よりも小さいとき、前記特定スラスタを逆回転に駆動または停止する請求項2記載の飛行装置。
  4. 前記機体(11)の飛行状態を検出する状態検出部(43)をさらに備え、
    前記制御部(44)は、前記状態検出部(43)で検出した前記機体(11)の飛行状態に基づいて、5つ以上の前記スラスタ(21〜28)から逆回転または停止する前記特定スラスタを選択する請求項3記載の飛行装置。
  5. 前記制御部(44)は、前記プロペラ(32)の停止位置を予め設定された設定位置にする請求項3または4記載の飛行装置。
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