JP6341032B2 - 楽音情報を処理する装置およびプログラム - Google Patents
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他方、入力されたテキスト情報に音高その他の楽音情報を付与することにより、合成音声を生成する技術がある(特許文献2等)。
例えば、前者の方式で作曲した楽曲の再生中に後者の方式で作曲した合成音を割り込ませることによって新たな楽曲を作成したい場合、ピアノロールを用いて入力を行うためのソフトウェアを用いてメロディを作曲し、別途テキスト情報に歌詞を付与するためのソフトウェアを用いて合成音を生成し、その後、一方のソフトウェア上でまたは他のソフトウェアを用いて、割り込みのタイミングを指定する編集作業を行うことになる。すなわち、アプリケーションの切り替えなどの必要性が生じ、編集作業に時間がかかるばかりでなく、編集内容を直感的に把握することが困難である。また、2つのデータの同一性・互換性が保証されていないから、楽曲の重要な要素である割り込みのタイミングを意図した通りに正確に合わせることが容易でない可能性がある。
本発明は、異なる入力方式で生成された楽音情報を統一的に扱えるようにすることを目的とする。
好ましい態様において、前記第1の画像において、各音が所定の間隔で配列された音高のうちのいずれか一に属するのかが表されるとともに、各音の発音持続時間は所定の時間基準に従って表され、前記第2の画像において、連続的な音程の時間変化を表す曲線と、当該曲線上に発音タイミングに応じて配置された、歌詞を構成する複数の形態素とが表される。
他の好ましい態様において、前記入力部は、前記第1の画像の表示中に入力された前記第1の楽音情報において所定の音列パターンを検出すると、前記第2画像生成部は、前記第1の画像上における当該音列パターンに対応する位置に、前記第2の画像を表示する。
他の好ましい態様において、前記第1の画像および前記第2の画像において、時間軸が表示され、前記変換において、前記第2の画像において前記第2の楽音情報の発音開始時点および発音終了時点をそれぞれ示す値が、前記第1の画像が表す時間軸で示される値にそれぞれ一致するように、前記第2の楽音情報の発音タイミングが変更される。
他の好ましい態様において、前記楽音情報処理部は、前記第2の画像の位置に応じて、音の高さについて第2の楽音情報で用いられる形式を前記第1の楽音情報にて用いられる形式に変換することにより、前記一の楽音情報において音の高さの情報は前記第1の楽音情報にて用いられる形式に従う。
他の好ましい態様において、前記楽音情報処理部は、該入力された第1の楽音情報が変更されると、該入力された第2の楽音情報を当該変更の内容に応じて変更する。
他の好ましい態様において、前記楽音情報処理部は、前記第1の楽音情報の再生速度が変更されると、前記第2の楽音情報の発音開始タイミングと発音終了タイミングを維持したまま、前記第2の楽音情報を構成する複数の音素のそれぞれの発音持続時間の調整および各音素間の発音タイミングの間隔の調整のうち少なくともいずれかを実行する。
本発明は、他の観点において、コンピュータに、第1の楽音情報および第2の楽音情報を入力するステップと、該入力された第1の楽音情報に基づいて、音の高さおよび発音タイミングを第1の時間基準を用いて時系列で表した第1の画像を生成するステップと、該入力された第2の楽音情報に基づいて、音の高さおよび発音タイミングを第2の時間基準を用いて時系列で表した第2の画像を生成するステップと、該生成された第2の画像の位置を指定する指定部と、前記第1の画像とともに、該指定された位置に前記第2の画像を表示するステップと、前記位置に応じて、前記第2の楽音情報の発音タイミングを前記第1の時間基準に従った発音タイミングに変換することによって、前記第1の楽音情報および前記第2の楽音情報から一の楽音情報を生成するステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
楽音処理装置100は、入力装置502、記憶装置504、プロセッサ506、表示装置508、放音装置510および通信インターフェース512を有する。プロセッサ506は、汎用のCPUや画像処理用のプロセッサであって、記憶装置504に記憶されたプログラムに従って楽音処理装置100を制御する。具体的には、プロセッサ506は、記憶装置504から読み出した情報や入力装置502から入力された内容に応じて、表示装置508や放音装置510等へ制御命令を供給する。表示装置508は液晶ディスプレイやその駆動回路を含み、プロセッサ506からの命令に応じて画像を表示する。入力装置502は、キーボード、マウス、タッチパネル、マイクなどの、ユーザが情報や指示を楽音処理装置100に入力するための装置である。通信インターフェース512は、LANカード、無線通信モジュール等の有線または無線によって他のノードと通信を行うモジュールである。記憶装置504は、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶手段であって、プロセッサ506にて実行されるプログラム、各種設定情報、および楽音情報を記憶する装置である。放音装置510はスピーカや増幅回路であって、プロセッサ506から供給される楽音情報や命令に基づいて放音する。
なお、第2の楽音情報は、歌唱という音楽を表現するものに限らず、例えばテキストの読み上げや会話などの発話の内容、その他非音楽的な合成音を表すものであってもよい。
ここで、第1の楽音情報と第2の楽音情報は、共通の音高に関する基準(例えば指定可能な最小ピッチ幅)や発音タイミング基準(例えば時間原点や発音期間の最小単位)を用いて表現されてなくて構わない。換言すると、第1の楽音情報と第2の楽音情報との間にデータの形式に互換性がある必要はない。ただし、第1の楽音情報および第2の楽音情報は、それ自体が独立して編集・楽音再生等の処理対象となる。逆にいえば、第1の楽音情報と第2の楽音情報とを用いて一の楽音情報を生成するに際し、音高やタイミングの基準を規定する必要がある。
なお、第1の楽音情報に歌詞その他の音高や発音タイミング以外の付随的な情報が含まれる場合は、当該付随的な情報を表す画像を第1の画像の中に含ませてもよい。例えば、第1の楽音情報に形態素の集合である歌詞の情報が含まれている場合、各々発音タイミングに対応する位置に、音素を表すテキストを表示する。
なお、形態素とは、一般的には、意味をもつ最小の単位をいい、一の形態素は一の音素または複数の音素(音素のまとまり)に対応するものである。しかし、本実施例における形態素とは、このような音声学または言語学上の意味に必ずしも限定されない。要するに、その形態素に意味のある音の割り当てを行うことができる最小の単位、またはこの最小単位のまとまりである。
例えば、日本語の場合、五十音の清音とこれに濁音、半濁音、長音、促音、撥音、拗音を組み合わせて得られる音、およびこれらの音を複数組み合わせたものを形態素と定義することができる。このように形態素の定義は任意であり、言語によって適切な定義は異なり得るが、本発明は全ての言語に適用することが可能である。
より具体的には、この描画命令は第1の画像の上に第2の画像を重ねて表示するという命令である。この際、第1の画像と第2の画像の重なり部分については、所定のアルゴリズムに基づいた描画処理が行われる。好ましくは、重なり部分については第2の画像が優先して表示される。例えば、重なり部分において第1の画像が完全に隠れてもよいし、所定の透過率で第2の画像を描画することによって、第1の画像と第2の画像をともに認識できるようにしてもよい。また、重なり部分における第2画像の一部のみを透過的または優先的に描画してもよい。
楽音情報処理部116は、指定部104から供給された第2の画像の位置を表す情報に応じて、前記第2の楽音情報の少なくとも発音タイミングについて、前記第1の時間基準に従った発音タイミングに変換することによって、前記第1の楽音情報および前記第2の楽音情報から一の楽音情報を生成する。具体的には、前記第2の画像において前記第2の楽音情報の発音開始時点および発音終了時点をそれぞれ示す値が、当該位置における前記第1の画像が表す時間軸で示される値にそれぞれ一致するように、前記第2の楽音情報の発音タイミングが変更される。ここで、第1の楽音情報と第2の楽音情報とで採用する時間基準が異なる場合、例えば第1の楽音情報および第2の楽音情報の一方が一小節を時間基準として採用し、他方が時間(秒)を時間基準として採用している場合、第1の楽音情報に含まれる、楽曲のテンポ(楽曲の全体もしくは楽曲の任意の各区間におけるテンポ)を指定する情報を用いて発音タイミングの変換を行うのが好ましい。
変換によって得られた情報は、表示部114に供給し、第1の画像にて指定される音高と、第2の画像にて指定される音高の対応関係を視覚的に表示してもよい。例えば、変換前後の数値を併記してもよいし、色彩、明度、模様などによって対応関係を表してもよい。
なお、この変換処理は、必ずしも線形変換に限られない。例えば、第1の画像にて採用される音高の表示方法と第2の画像にて採用される音高の表示方法とが異なる場合、例えば第1の画像の縦軸が周波数の対数スケールであり、第2の画像の縦軸が周波数のメル尺度(mel scale)であるような場合、非線形な変換が行われることになる。
要するに、第1の画像にて表される音高その他の楽音情報と、第1の画像にて表される音高その他の楽音情報とが、一対一に対応していればよい。
このようにすることで、第1の楽音情報および第2の楽音情報の形式が異なっていても、ユーザは楽音情報に含まれる各種値の対応関係を画面上で確認することができる。
まず、ユーザが所定の操作を行うと、第1の画像(ピアノロール)が表示される(S10)。ユーザは画面を見ながら、第1の楽音情報を構成する1つ1つの音についてピッチおよび発音期間を入力していく(S12)。入力された情報はピアノロールに即座に反映される(S14)。ユーザは、第1情報の入力を完了させると、入力方法の切り替えを楽音処理装置100に指示する操作を行う(S16;YES)。すると、第2の画像(ウィンドウ)が表示される(S18)。ユーザはこのウィンドウ内に第2の楽音情報を入力する(S20)。入力された情報は即座にウィンドウ内の表示内容に反映される(S22)。第2の楽音情報の入力を完成させたユーザはウィンドウの位置を指定する操作を行う(S24)。第1の楽音情報および第2の楽音情報の入力、およびウィンドウ位置の指定が完了すると(S26;YES)、楽音情報が生成される(S28)。
図3は、図2のステップS10〜S14において表示される画面の例である。この工程では、第1の画面のみが表示される。より具体的には、第1の画面はピアノロールB1とスクロールバーOB10によって構成される。B1は、横軸が時間軸(発音されるタイミング)、縦軸が音の高さをそれぞれ表す。指定できる最小のピッチ(ピッチ間隔)はΔPであり、半音(100セント)に相当する。時間の単位はΔTであり、一小節の長さに相当する。T0はこの楽曲の開始される時点であり、第1の画面における時間軸の原点である。なお、必ずしもT0において最初の音が発音されている必要はなく、T0から無音区間が続いてもよい。
このようにピアノロールを表示させた状態において入力された内容に基づいてウィンドウW1を出現させる場合、初期状態のウィンドウW1の位置、形状、サイズ、縦軸、横軸の単位や、一単位の長さ(目盛の幅)などの表示要素の少なくともいずれか一つを、当該入力内容に応じて決定してもよい。
例えば、第1の楽音情報において所定の音列パターンを検出すると、ピアノロール上における当該音列パターンに対応する位置に、ウィンドウW1を表示する。具体的には、ウィンドウW1の横方向のサイズに関して、所定長の音符が入力された場合は、予め定められたデフォルトのサイズが採用される一方、所定の音階パターンの音符がn個連続して入力された場合は、n個分の発音持続時間の合計に相当する長さがウィンドウW1の横方向のサイズと決定される。
このように、第1楽音情報に挿入したい第2の楽音情報の全体の長さをユーザがピアノロール上で指定することで、第2の楽音情報の入力に適した形状やサイズに調整された状態でウィンドウW1が表示される。
Δtは第2の楽音情報において基準となる時間の単位(例えば1秒)である。ΔTはΔtに一致している必要はない。これも、ピッチと同様、必ずしも小節や拍という時間基準が必要とされない合成音の入力を想定していることによる。
フィールドOB22には、ピッチカーブS上に各形態素に対応するオブジェクトOB24が配置される。例えば、「か」は、ピッチp1(=p0+2*Δp)で、時点t5で発音が開始され、時点t6で発音が終了することを意味する。この例では、第2の楽音情報が全体として時点tiで発音が開始され、時点tfで発音が終了することを表している。
この意図に従って位置およびサイズの調整が行われた結果、縦方向(ピッチ軸)については、ウィンドウ内の基準位置p0がピアノロールのピッチ軸上の値P3に一致し、横方向(時間軸)については、ウィンドウにおける楽音再生開始時点ti(「お」の発音開始タイミングに等しい)がピアノロールの時間軸上における値T3に一致し、第2の楽音情報の再生終了時点tfがT6に一致するように、ウィンドウの位置およびサイズが指定されている。同図に示すように、ウィンドウの横方向の長さが変更された結果、ウィンドウ内の時間単位(1目盛分の長さ)がΔtからΔt´へと短くなっている。
なお、第1の楽音情報においてこのような基準単位よりも微小な音程の情報を有することが許容されていない場合は、ピッチの端数を切り上げ/切捨てするなどのデータ処理を行って、データ形式を第1の楽音情報ものと整合させてもよい。あるいは、第1の楽音情報は、このような微小な音程の変化を他の種類のパラメータ(例えばピッチベンドパラメータ)として保有する場合、第2の楽音情報の音高についての情報に基づいて第1の楽音情報における上述のパラメータの値を書き込んでもよい。
こうして、第2の楽音情報は第1の楽音情報と統一的に扱えるように変換されたのち、第1の楽音情報と結合され、無音区間だったT3〜T6の間に、第1の楽音情報と同一の形式で表現された楽音情報が差し込まれ、新たな楽音情報が生成される。
第2の楽音情報のサイズが大きい場合、典型的には全ての歌詞が表示しきれない場合、図12に示すように、入力作業や入力内容の確認がし易いように、ウィンドウ内にスクロールバーOB26を設けてもよい。この場合、スクロール操作をしても、第2の楽音情報全体の発音開始時点tiと終了時点tfとは、それぞれ基準線R1およびR2によって規定され、ウィンドウのサイズの位置またはサイズが変更されない限り不変である。すなわち、tiおよびtfはウィンドウの位置および横方向のサイズの指定は図8に示したものと同一である。すなわち、ウィンドウ内で入力した楽音情報が同じで、tiおよびtfが同じであれば、変換内容は同一であり、従って、生成される楽音情報は同一である。つまり、ユーザに求められる作業がウィンドウの位置およびサイズの決定のみである点は、上記実施例と変わらない。
また、第1の楽音情報および第2の楽音情報の入力(および合成処理)を一度確定させた後に、入力した第1の楽音情報および/または第2の楽音情報を修正(編集)してもよい。すなわち、入力部102はユーザの修正の指示を受け付け、画像生成部108は、受け付けた指示に基づいて画面表示を行う。
この場合、一方の楽音情報に対してなされた修正を、他方の楽音情報の内容に反映させてもよい。あるいは、当該他方の楽音情報の内容は保持したまま、一方の楽音情報に対してなされた修正を当該他方の楽音情報の入力するための画面のデザイン変更に反映してもよい。
具体的には、入力部102は、一方の楽音情報についての変更指示を受け付けた場合、その指示を画像生成部108に出力するとともに、楽音情報処理部116にも出力する。楽音情報処理部116は、受け取った当該変更の内容に基づいて他方の楽音情報についての変更内容を決定し、決定した変更内容を、入力部102を介して画像生成部108に出力する。
例えば、ユーザは第2の楽音情報の入力完了後にウィンドウを閉じてピアノロールのみを表示させ第1の楽音情報の全体のテンポを変更する作業を行った場合、第1の楽音情報に対してなされたテンポの変更量に対応する補正を第2の楽音情報全体に対して行う。より具体的には、第1の楽音情報のテンポを遅くした場合、各形態素についての発音持続時間をテンポに変更量に対応する量だけ長くするという変更が行われる。これにより、第2の楽音情報に基づく楽音の再生において発音区間と無音区間のバランスが保たれ、再生時において第1の楽音情報との統一感が維持される。
このように変更内容を2つの楽音情報間で自動的に連動させるのは、ユーザは第1の楽音情報に対するテンポ変更とともに第2の楽音情報についてもテンポ変更作業を行う蓋然性が高いからである。これにより、同様の変更を2つの楽音情報に対してそれぞれ行う必要がなく、ユーザの手間が省かれる。
ユーザは第1の楽音情報の編集後に第2の楽音情報を編集しようとしてウィンドウを表示させる場合、第1の楽音情報に対する第2の楽音情報の再生開始時点および終了時点に対するタイミングについての情報は保持されたままなので、表示されるウィンドウの位置(R1およびR2)は、編集後に表示されているピアノロール上を基準とした第2楽音情報の挿入位置に対応することになる。すると、第1の楽音情報の編集前に比べてウィンドウの横方向のサイズが変更される可能性がある。この結果、ウィンドウ領域に対する第2の楽音情報の音素の配置間隔が変更され、視認性が悪化し、第2の楽音情報を編集する際に作業がし辛くなることも考えられる。このような場合は、図13に示すように、視認性・作業性が悪化しないように、ウィンドウの横軸の単位が調節され、または必要に応じてスクロールバー等のオブジェクトがウィンドウ内に表示される。
また、ウィンドウとピアノロールとでは縦軸や横軸の単位や表現形式が異なっていてもよい。例えば、横軸の単位については、秒(あるいはミリ秒)や、MBT形式((小節)、(拍)、ティック(Tick))という単位系から選択されて設定される。縦軸の単位および横軸の単位のうち少なくともいずれか一方をユーザが指定してもよい。例えば、ピアノロールについてはMBT形式が設定され、ウィンドウについては絶対時間(ミリ秒等)が設定される。
要するに、少なくとも、第2の楽音情報が第1の楽音情報と区別可能に表示され、第2の楽音情報の発音開始タイミングと終了タイミングとが、当該オブジェクトに対してユーザが指定した位置によって特定され、第1の楽音情報と第2の楽音情報とを結合するにあたり、第2の楽音情報の発音タイミングおよびピッチが第1の楽音情報と統一的に扱えるように変換されれば、単位系は自由に設定することができる。
要するに、本発明の楽音情報生成装置は、第1の楽音情報および第2の楽音情報を入力する機能と、該入力された第1の楽音情報に基づいて、音の高さおよび発音タイミングを第1の時間基準を用いて時系列で表した第1の画像を生成する機能と、該入力された第2の楽音情報に基づいて、音の高さおよび発音タイミングを第2の時間基準を用いて時系列で表した第2の画像を生成する機能と、該生成された第2の画像の位置を指定する機能と、前記第1の画像とともに、該指定された位置に前記第2の画像を表示する表示部と、前記位置に応じて、前記第2の楽音情報の発音タイミングを前記第1の時間基準に従った発音タイミングに変換することによって、前記第1の楽音情報および前記第2の楽音情報から一の楽音情報を生成する機能とを有するものと把握できる。
Claims (6)
- 第1の楽音情報および第2の楽音情報を入力する入力部と、
該入力された第1の楽音情報に基づいて、音の高さおよび発音タイミングを第1の時間基準を用いて時系列で表した第1の画像を生成する第1画像生成部と、
該入力された第2の楽音情報に基づいて、音の高さおよび発音タイミングを第2の時間基準を用いて時系列で表した第2の画像を生成する第2画像生成部と、
該生成された第2の画像の位置を指定する指定部と、
前記第1の画像とともに、該指定された位置に前記第2の画像を表示する表示部と、
前記位置に応じて、前記第2の楽音情報の発音タイミングを前記第1の時間基準に従った発音タイミングに変換することによって、前記第1の楽音情報および前記第2の楽音情報から一の楽音情報を生成する楽音情報処理部と
を有する楽音情報処理装置。 - 前記第1の画像において、各音が所定の間隔で配列された音高のうちのいずれか一に属するかが表されるとともに、各音の発音持続時間は所定の時間基準に従って表される
ことを特徴とする請求項1記載の楽音情報処理装置。 - 前記入力部は、前記第1の画像の表示中に入力された前記第1の楽音情報において所定の音列パターンを検出すると、前記第2画像生成部は、前記第1の画像上における当該音列パターンに対応する位置に、前記第2の画像を表示する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の楽音情報処理装置。 - 前記第1の画像および前記第2の画像において、時間軸が表示され、
前記変換において、前記第2の画像において前記第2の楽音情報の発音開始時点および発音終了時点をそれぞれ示す値が、前記第1の画像が表す時間軸で示される値にそれぞれ一致するように、前記第2の楽音情報の発音タイミングが変更される
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の楽音情報処理装置。 - 前記楽音情報処理部は、前記第2の画像の位置に応じて、音の高さについて第2の楽音情報で用いられる形式を前記第1の楽音情報にて用いられる形式に変換することにより、前記一の楽音情報において音の高さの情報は前記第1の楽音情報にて用いられる形式に従う
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の楽音情報処理装置。 - コンピュータに、
第1の楽音情報および第2の楽音情報を入力するステップと、
該入力された第1の楽音情報に基づいて、音の高さおよび発音タイミングを第1の時間基準を用いて時系列で表した第1の画像を生成するステップと、
該入力された第2の楽音情報に基づいて、音の高さおよび発音タイミングを第2の時間基準を用いて時系列で表した第2の画像を生成するステップと、
該生成された第2の画像の位置を指定するステップと、
前記第1の画像とともに、該指定された位置に前記第2の画像を表示するステップと、
前記位置に応じて、前記第2の楽音情報の発音タイミングを前記第1の時間基準に従った発音タイミングに変換することによって、前記第1の楽音情報および前記第2の楽音情報から一の楽音情報を生成するステップと
を実行させるためのプログラム。
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