JP6341017B2 - Ni基耐熱合金 - Google Patents
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[Nb]>1.0+0.4×[Mo]・・・式(1)
ここで、式(1)の各元素記号には対応する元素の質量%で表した含有量が代入される。
[Nb]>1.0+0.4×[Mo]・・・式(1)
ここで、式(1)における各元素記号には対応する元素の質量%で表した含有量が代入される。
本実施形態によるNi基耐熱合金は、以下に説明する化学組成を有する。以下の説明において、元素の含有量の「%」は、質量%を意味する。
炭素(C)は、炭化物を形成してクリープ強度を向上するのに有効な元素とされている。しかし本実施形態では、高温長時間において炭化物よりも安定な金属間化合物によって高温クリープ強度を実現する。そのため、C含有量が多くなると、粒界に炭化物が析出するため、粒界の金属間化合物の析出量が減少して高温長時間側での粒界安定性が保たれない。また、C含有量が多くなると、炭化物が過剰に析出して靱性等の機械的性質が劣化する。さらに、溶接性も低下する。したがって、C含有量は、0.05%未満である。C含有量は、0.02%以下とすることが好ましく、0.01%以下とすることがさらに好ましい。C含有量には下限を設けないが、極端な低減はコストの増大を招く。
シリコン(Si)は、合金を脱酸する。しかしながら、Si含有量が過剰になると、溶接性及び熱間加工性が低下する。したがって、Si含有量は1.0%以下である。Si含有量は、1.0%未満であることが好ましく、0.8%以下であることがさらに好ましく、0.5%以下であることがさらに好ましい。他の元素によって脱酸作用が十分確保されている場合には、Si含有量には下限を設けなくても良い。脱酸作用、耐酸化性及び耐水蒸気酸化性等の効果を安定して得たい場合には、Si含有量は0.01%以上であるのが好ましく、0.02%以上であるのがさらに好ましく、0.04%以上であるのがさらに好ましい。
マンガン(Mn)は、合金を脱酸する。Mnはさらに、不純物であるSを硫化物として固着して、合金の熱間加工性を高める。一方、Mn含有量が過剰になると、スピネル型酸化被膜の形成が促進され、高温での耐酸化性が低下する。したがって、Mn含有量は1.0%以下である。Mn含有量は1.0%未満であることが好ましく、0.8%以下であることがさらに好ましく、0.5%以下であることがさらに好ましい。熱間加工性改善の作用を安定して得たい場合には、Mn含有量は0.01%以上であることが好ましく、0.02%以上であることがさらに好ましく、0.04%以上であることがさらに好ましい。
クロム(Cr)は、合金の耐酸化性、耐水蒸気酸化性、耐高温腐食性等の耐食性を高める。Crはさらに、Nbと結合して金属間化合物を形成して粒界に析出し、合金のクリープ強度を向上する。一方、Cr含有量が過剰になると、α‐Cr相やσ相が過剰に析出し、粗大化して、長時間使用時に析出物界面にクリープボイドが形成されやすくなる。これによって、クリープ強度及びクリープ延性が低下し、また、熱間加工性も低下する。したがって、Cr含有量は、15.0%以上28.0%未満である。Cr含有量は、下限の観点では、15.0%よりも高いことが好ましく、16.0%以上であることがさらに好ましく、18.0%以上であることがさらに好ましい。Cr含有量は、上限の観点では、27.0%以下であることが好ましく、26.0%以下であることがさらに好ましい。
アルミニウム(Al)は、γ’相(Ni3Al)を形成し、クリープ強度を高める。一方、Al含有量が過剰になると、γ’相の析出温度が上昇して高温におけるγ’相の体積分率が増大し、熱間加工性が低下する。したがって、Al含有量は、0.5%よりも高く2.5%以下である。Al含有量は、上限の観点では、2.5%未満であることが好ましく、2.3%以下であることがさらに好ましく、2.2%以下であることがさらに好ましい。Al含有量は、下限の観点では、0.6%以上であることが好ましく、0.7%以上であることがさらに好ましい。なお本明細書において、Al含有量は、sol.Al(酸可溶Al)の含有量を意味する。
ニオブ(Nb)は、粒内にγ’相を形成するとともに、粒界にラーベス相等の金属間化合物を形成する。これによって、粒内及び粒界を析出強化し、クリープ強度を向上させる。一方、Nb含有量が過剰になると、粗大なNb炭化物が形成され、クリープ強度及び延性が低下し、熱間加工性も低下する。したがって、Nb含有量は2.0〜5.0%である。Nb含有量は、上限の観点では、5.0%未満であることが好ましく、4.5%以下であることがさらに好ましい。Nb含有量は、下限の観点では、2.0%よりも高いことが好ましく、2.5以上であることがさらに好ましく、3.0%以上であることがさらに好ましい。
ボロン(B)は、粒界を強化し、Ni基耐熱合金のクリープ強度とクリープ延性とを高める。一方、B含有量が過剰になると、溶接性が低下し、クリープ強度及びクリープ延性も低下する。したがって、B含有量は0.0005〜0.01%である。B含有量は、上限の観点では、0.01%未満であることが好ましく、0.009%以下であることがさらに好ましく、0.008%以下であることがさらに好ましい。B含有量は、下限の観点では、0.0005%よりも高いことが好ましく、0.001%以上であることがさらに好ましく、0.002%以上であることがさらに好ましい。
本実施形態によるNi基耐熱合金は、Niの一部に代えて、Mo及びWの1種以上を含有しても良い。これらの元素は、いずれも合金のクリープ強度を高める。これらの元素は、いずれも選択元素である。すなわち、本実施形態によるNi基耐熱合金は、Mo及びWのいずれか又は両方を含有していなくても良い。
モリブデン(Mo)は、母相に固溶して、固溶強化によって合金のクリープ強度を向上させる。一方、Mo含有量が過剰になると、熱間加工性が低下する。また、炭化物や窒化物を形成し、800℃以上での高温長時間強度を低下させる。したがって、Mo含有量は3.0%以下である。Mo含有量は、3.0未満であることが好ましく、2.5%以下であることがさらに好ましく、2.0%以下であることがさらに好ましい。上記した効果を安定して得るためには、Mo含有量は、0.2%以上であることが好ましく、0.5%以上であることがさらに好ましい。
タングステン(W)は、母相に固溶して、固溶強化によって合金のクリープ強度を向上させる。また、粒界にラーベス相を析出し、粒界強度を向上させる。一方、W含有量が過剰になると、熱間加工性が低下する。したがって、W含有量は11%以下である。W含有量は、11%未満であることが好ましく、9%以下であることがさらに好ましい。上記した効果を安定して得るためには、W含有量は、1%以上であることが好ましく、2%以上であることがさらに好ましい。
チタン(Ti)は、Alとともにγ’相を形成して、合金のクリープ強度を高める。一方、Ti含有量が過剰になると、熱間加工性が低下する。したがって、Ti含有量は、2.0%以下である。Ti含有量は、2.0%未満であることが好ましく、1.8%以下であることがさらに好ましく、1.7%以下であることがさらに好ましい。上記した効果を安定して得るためには、Ti含有量は0.5%以上であることが好ましく、1.0%以上であることがさらに好ましい。
コバルト(Co)は、γ相及びγ’相に分配され、主に固溶強化元素として作用する。Coはさらに、γ’に固溶することにより格子定数を大きく低下させ、整合格子ひずみを低下させる。そのため、Coはクリープ強度及びクリープ延性を向上させる。破断伸びの増加量は、Co含有による整合格子ひずみの低下量に対応する。Coはさらに、脆化相であるσ相の析出温度を低下し、粒内の強度及び延性バランスに優れたγ+γ’の二相領域を拡げる。
ジルコニウム(Zr)は、粒内γ’相と粒界とに分配され、粒内では、Tiと同様に粒内γ’相を安定化する。粒界では、Bと同様に粒界固溶元素として作用する。そのため、Ni基耐熱合金のクリープ強度及びクリープ延性を高める。しかしながら、Zr含有量が過剰になると、粒内に分配されるZrにより粒内が過剰に強化され、熱間加工性が低下する。さらに、Zrの一部が介在物として粗大な(Zr,Nb)炭化物を形成し、合金のクリープ強度が低下する。したがって、Zr含有量は0.2%以下である。Zr含有量は、0.2%未満であることが好ましく、0.1%以下であることがさらに好ましく、0.05%以下であることがさらに好ましい。上記した効果を安定して得るためには、Zr含有量は、0.005%以上であることが好ましく、0.01%以上であることがさらに好ましく、0.02%以上であることがさらに好ましい。
Fe:15.0%以下
鉄(Fe)は、Ni基耐熱合金の熱間加工性を高める。また、粒界でラーベス相を析出し、粒界強化に寄与する。一方、Fe含有量が過剰になると、耐酸化性及び組織安定性が低下する。したがって、Fe含有量は15.0%以下である。Fe含有量は、15.0%未満であることが好ましく、12.0%以下であることがさらに好ましく、10.0%以下であることがさらに好ましい。上記の効果を安定して得るためには、Fe含有量は0.02%以上であることが好ましく、0.04%以上であることがさらに好ましく、0.06%以上であることがさらに好ましい。
バナジウム(V)及びハフニウム(Hf)はいずれも選択元素である。これらの元素はいずれも、クリープ強度を高める。
バナジウム(V)は、炭窒化物又は金属間化合物を形成してクリープ強度を高める。しかしながら、V含有量が過剰になると、高温腐食の発生と脆化相の析出に起因して、延性及び靱性が低下する。したがって、V含有量は、1.5%以下である。V含有量は、1.5%未満であることが好ましく、1.2%以下であることがさらに好ましく、1.0%以下であることがさらに好ましい。上記した効果を安定して得るためには、V含有量は、0.02%以上であることが好ましく、0.04%以上であることがさらに好ましく、0.06%以上であることがさらに好ましい。
ハフニウム(Hf)は、主として粒界強化に寄与してクリープ強度を高める。しかしながら、Hf含有量が過剰になると、熱間加工性及び溶接性が低下する。したがって、Hf含有量は1%以下である。Hf含有量は、1%未満であることが好ましく、0.8%以下であることがさらに好ましく、0.5%以下であることがさらに好ましい。上記した効果を安定して得るためには、Hf含有量は、0.005%以上であることが好ましく、0.008%以上であることがさらに好ましく、0.01%以上であることがさらに好ましい。
マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ネオジム(Nd)、イットリウム(Y)、ランタン(La)及びセリウム(Ce)はいずれも選択元素である。これらの元素はいずれも、不純物であるSを硫化物として固着して熱間加工性を高める。
Ca:0.05%以下
マグネシウム(Mg)及びカルシウム(Ca)はいずれも、不純物であるSを硫化物として固着して熱間加工性を高める。しかしながら、これらの元素の含有量が過剰になると、清浄性が低下し、かえって熱間加工性及び延性が低下する。したがって、Mg含有量及びCa含有量はいずれも、0.05%以下である。Mg含有量及びCa含有量は、0.05%未満であることが好ましく、0.02%以下であることがさらに好ましく、0.01%以下であることがさらに好ましい。上記した効果を安定して得るためには、Mg及びCaの含有量の少なくとも一方が0.0005%以上であることが好ましく、0.0008%以上であることがさらに好ましく、0.001%以上であることがさらに好ましい。
Y :0.5%以下、
La:0.5%以下、
Ce:0.5%以下
ネオジム(Nd)、イットリウム(Y)、ランタン(La)及びセリウム(Ce)はいずれも、Sを硫化物として固着して熱間加工性を高める。これらの元素はさらに、合金表面のCr2O3保護皮膜の密着性を高め、特に、繰り返し酸化時の耐酸化性を高める。これらの元素はさらに、粒界を強化して、クリープ強度及び破断ひずみを高める。しかしながら、これらの元素の含有量が過剰になると、酸化物等の介在物が多くなり熱間加工性及び溶接性が低下する。したがって、Nd、Y、La及びCeの含有量はいずれも0.5%以下である。これらの元素の含有量はいずれも、0.5%未満とすることが好ましく、0.3%以下とすることがさらに好ましく、0.15%以下とすることがさらに好ましい。上記した効果を安定して得るためには、これらの元素の含有量のいずれかを0.001%以上とすることが好ましく、0.002%以上とすることがさらに好ましく、0.003%以上とすることがさらに好ましい。
タンタル(Ta)及びレニウム(Re)はいずれも選択元素である。これらの元素はいずれも、固溶強化によりクリープ強度を高める。
Re:8%以下
タンタル(Ta)及びレニウム(Re)はいずれも、炭窒化物を形成するとともに母相に固溶して、クリープ強度を高める。これらの元素はさらに、γ’相に固溶し高温強度を高める。しかしながら、これらの元素の含有量が過剰になると、加工性及び機械的性質が低下する。したがって、Ta含有量及びRe含有量はそれぞれ、8%以下である。Ta含有量及びRe含有量はそれぞれ、8%未満であることが好ましく、7%以下であることがさらに好ましく、6%以下であることがさらに好ましい。上記した効果を安定して得るためには、Ta及びReの含有量の少なくとも一方が0.01%以上であることが好ましく、0.1%以上であることがさらに好ましく、0.5%以上であることがさらに好ましい。
本実施形態によるNi基耐熱合金の化学組成はさらに、下記の式(1)を満たす。
[Nb]>1.0+0.4×[Mo]・・・式(1)
ここで、式(1)における各元素記号には対応する元素の質量%で表した含有量が代入される。
本実施形態によるNi基耐熱合金では、粒内をγ’相、粒界を主として金属間化合物によって強化する。以下、これらを具体的に説明する。
本実施形態によるNi基耐熱合金は、γ’相の体積分率が10〜25vol.%である。「γ’相の体積分率」(vol.%)とは、母相(γ相)中のNi粒内におけるγ’相の体積分率を意味する。プロセスによっては粒界にもγ’相が析出する場合があるが、本実施形態においては、粒内に析出したγ’相のみを対象とする。
本実施形態によるNi基耐熱合金は、初期粒界被覆率が70%以上である。「粒界被覆率」とは、結晶粒(γ相)の粒界の全長さに対する、析出物によって覆われた粒界の長さの比(%)である。「初期粒界被覆率」とは、Ni基耐熱合金が使用に供される前の状態、すなわち、新材の時に測定した粒界被覆率を意味する。
粒界被覆率=(A1+A2+A3+・・・+An)/L・・・(A)
本実施形態によるNi基耐熱合金の製造方法の一例を説明する。以下では、Ni基耐熱合金管の製造方法を説明する。
時効熱処理(第1時効熱処理、又は、第1及び第2時効熱処理)を実施した各板材の厚さ方向中心部から、長手方向に平行に、直径が6mmで標点距離が30mmの丸棒引張試験片を機械加工により作製した。作製された丸棒引張試験片を用いて、クリープ破断試験を実施した。
LMP=(273+T)×(log10(t)+C)・・・(B)
ここで、Tは温度(℃)であり、tは破断時間(h)である。
クリープ破断試験前の各試験片に対して、X線回折を実施した。X線の出力電圧・電流は40kV、40mA、ターゲットはCuを使用した。得られたX線回折パターンから、Rietveld法によって構造を最適化し、γ’相の体積分率を求めた。
クリープ破断試験前の各試験片から、粒界被覆率を求めた。
クリープ破断試験、γ’相の体積分率測定試験、及び初期粒界被覆率測定の結果を前掲の表3に示す。
Claims (5)
- 化学組成が、質量%で、
C :0.05%未満、
Si:1.0%以下、
Mn:1.0%以下、
Cr:15.0%以上28.0%未満、
Al:0.5%よりも高く、2.5%以下、
Nb:2.0〜5.0%、
B:0.0005〜0.01%、
Mo:0〜3.0%、
W :0〜11%、
Ti:0〜2.0%、
Co:0〜25.0%、
Zr:0〜0.2%、
Fe:0.02〜15.0%、
V :0〜1.5%、
Hf:0〜1%、
Mg:0〜0.05%、
Ca:0〜0.05%、
Nd:0〜0.5%、
Y :0〜0.5%、
La:0〜0.5%、
Ce:0〜0.5%、
Ta:0〜8%、
Re:0〜8%、
残部:50%以上のNi及び不純物であり、
前記化学組成は、下記式(1)を満たし、
母相のガンマプライム相の体積分率が10〜25vol.%であり、
初期粒界被覆率が70%以上である、Ni基耐熱合金。
[Nb]>1.0+0.4×[Mo]・・・式(1)
ここで、式(1)の各元素記号には対応する元素の質量%で表した含有量が代入される。 - 請求項1に記載のNi基耐熱合金であって、
前記化学組成が、質量%で、
Co:5.0%よりも高く25.0%以下、及び
Zr:0.005〜0.2%、
からなる群から選択される1種以上の元素を含有する、Ni基耐熱合金。 - 請求項1又は2に記載のNi基耐熱合金であって、
前記化学組成が、下記の(B)から(D)までのいずれかの群から選択される1種以上の元素を含有する、Ni基耐熱合金。
(B) V :0.02〜1.5%、及びHf:0.005〜1%
(C) Mg:0.0008〜0.05%、Ca:0.0008〜0.05%、Nd:0.001〜0.5%、Y:0.001〜0.5%、La:0.001〜0.5%、及びCe:0.001〜0.5%
(D) Ta:0.01〜8%、及びRe:0.01〜8% - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のNi基耐熱合金であって、
前記化学組成が、質量%で、
Mo:0.2〜3.0%、及び
W :1〜11%
からなる群から選択される1種以上の元素を含有する、Ni基耐熱合金。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のNi基耐熱合金であって、
前記化学組成が、質量%で、
Ti:0.5〜2.0%
を含有する、Ni基耐熱合金。
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