JP6340948B2 - 点火装置 - Google Patents

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    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P13/00Sparking plugs structurally combined with other parts of internal-combustion engines

Description

本発明は、互いに磁気結合された1次コイル及び2次コイルを有する点火コイルと、該点火コイルに蓄えられる磁気エネルギに基づき中心電極と接地電極との間に高電圧が印加されることでこれら電極間に放電火花を生じさせる点火プラグとを備える点火装置に関する。
内燃機関の燃焼室における着火手段として用いられる点火プラグは、中心電極と接地電極との間の火花放電ギャップに放電火花を生じさせることにより、混合気に着火することができるよう構成されている。点火プラグは、この放電火花が繰り返し中心電極と接地電極との間に生じることにより放電面が消耗するなどして、累積使用時間に応じて劣化することとなる。
ここで、火花放電の最初の段階においては、点火プラグにおける中心電極とその周囲のハウジングとの間の浮遊容量に蓄積された電荷が火花放電ギャップに流れ込むことによる容量放電が生じる。放電面の消耗は、この容量放電電流が大きいほど促進されるため、点火プラグの長寿命化のためには、容量放電電流を低減することが求められる。容量放電電流を低減する方法としては、点火プラグの浮遊容量を低減する方法と、要求電圧を低減する方法とが考えられる。特許文献1には、点火プラグの浮遊容量を低減すべく、浮遊容量が形成される部分と中心電極との間に抵抗体を配置した点火プラグが開示されている。
特開2011−222242号公報
しかしながら、実際には、上記のように容量放電電流を低減する効果が充分に得られる程度の抵抗体の充填密度を得ることは、製造上困難である。また、上記効果を得るためには、抵抗体を少なくともプラグ先端部に近い部分に設ける必要があるが、この場合、燃焼室における燃焼から受ける熱ストレスによって、抵抗体が劣化し、抵抗値が変動してしまうおそれがある。その結果、着火性を確保しつつ容量放電電流を低減することは困難であり、長寿命の点火プラグを得ることができない。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、点火プラグの長寿命化を効果的に図ることができる点火装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、互いに磁気結合された1次コイル及び2次コイルを有する点火コイルと、
該点火コイルに蓄えられる磁気エネルギに基づき中心電極と接地電極との間に電圧が印加されることでこれら電極間に放電火花を生じさせる点火プラグと、
上記点火コイルから供給される電気エネルギによって上記点火プラグの電極間にかかる電圧の絶対値が所定の電圧制限値を超えないよう制限する電圧制限手段とを有し、
該電圧制限手段は、上記点火プラグの累積使用時間の増加に伴い、上記電圧制限値を高くすることができるよう構成されていることを特徴とする点火装置にある。
上記点火装置は上記電圧制限手段を有するため、点火プラグの要求電圧を低減することができる。その結果、容量放電電流を低減することができ、中心電極及び接地電極の放電面の消耗を抑制することができる。
また、電圧制限手段は、上記点火プラグの累積使用時間の増加に伴い、電圧制限値を高くすることができるよう構成されている。上記のように、容量放電電流を低減することで、電極消耗を抑制することは可能であるが、徐々に消耗してしまうことは避けられない。電極が消耗すると、火花放電ギャップが徐々に大きくなり、要求電圧が高くなる。ここで、電圧制限手段による電圧制限値を低いままにしておくと、早期に失火してしまい、点火プラグの寿命を延ばすことができない。
そこで、電圧制限手段は、点火プラグの累積使用時間の増加に伴い、電圧制限値を高くすることができるよう構成されている。これにより、火花放電ギャップが拡大しても、点火プラグにおける火花放電を可能とすることができる。その結果、点火プラグの長寿命化を効果的に図ることができる。
以上のごとく、本発明によれば、点火プラグの長寿命化を効果的に図ることができる点火装置を提供することができる。
実施例1における、点火装置の回路構成図。 実施例1における、点火プラグに印加される二次電圧Vs、容量放電時に定電圧素子に流れる電流I、モニタ用信号の電圧Vm、をそれぞれ表す線図。 実施例1における、点火コントローラを含めた点火装置の全体説明図。 実施例1における、累積使用時間と電圧制限値との関係を示す線図。 実施例1における、累積使用時間と電極消耗量との関係を示す線図。 実施例2における、点火装置の全体説明図。 実施例3における、点火装置の回路構成図。 実施例4における、点火装置の回路構成図。
上記点火装置は、例えば、コージェネレーション用内燃機関、車両用内燃機関等に用いることができる。
(実施例1)
上記点火装置の実施例につき、図1〜図5を用いて説明する。
本例の点火装置1は、図1に示すごとく、点火コイル5と点火プラグ2と電圧制限手段3とを有する。
点火コイル5は、互いに磁気結合された1次コイル51及び2次コイル52を有する。
点火プラグ2は、点火コイル5に蓄えられる磁気エネルギに基づき中心電極21と接地電極22との間に電圧が印加されることでこれら電極間に放電火花を生じさせる。
電圧制限手段3は、点火コイル5から供給される電気エネルギによって点火プラグ2の電極間にかかる電圧Vsの絶対値が所定の電圧制限値VLを超えないよう制限する。
そして、電圧制限手段3は、図4に示すごとく、点火プラグ2の累積使用時間の増加に伴い、電圧制限値VLを高くすることができるよう構成されている。
図1に示すごとく、電圧制限手段3は、スイッチング素子31と複数の定電圧素子32とを有する。そして、スイッチング素子31の制御によって、電圧制限値VLを異なる複数の値に切り替えることができるよう構成されている。
電圧制限手段3は、点火コイル5と点火プラグ2とを接続する接続配線11に接続されている。
また、本例においては、電圧制限手段3は、定電圧素子32とスイッチング素子31と抵抗33とを直列接続してなる直列体を、複数備えている。そして、これら複数の直列体が、点火プラグ2に対して並列となるように、接続配線11に接続されている。
定電圧素子32は、各定電圧素子32が備えている規定電圧(降伏電圧)よりも低い電圧が逆方向にかかってもほとんど電流が流れず、規定電圧以上の電圧が逆方向に印加されたときに、規定電圧分の電圧降下が生じるように電流が流れるよう構成された素子である。定電圧素子32としては、ツェナーダイオードを用いることができる。そして、定電圧素子32は、アノードが接続配線11側、カソードが接地側となるように、配線されている。また、各直列体は、接続配線11側から、定電圧素子32、抵抗33、スイッチング素子31の順に直列接続されている。ただし、この順序は、必ずしも限定されるものではない。また、スイッチング素子31としては、MOSFET(MOS型電界効果トランジスタ)を用いている。なお、スイッチング素子31として、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)等、他の素子を用いることもできる。
また、複数の直列体のそれぞれに設けられた定電圧素子32は、互いに規定電圧が異なっている。すなわち、第1の直列体に属する定電圧素子321の規定電圧V1よりも、第2の直列体に属する定電圧素子322の規定電圧V2のほうが高く、第n(nは3以上の自然数)の直列体に属する定電圧素子32n規定電圧Vnはさらに高い。なお、本例においては、電圧制限手段3は、直列体を3個以上備えている。これにより、電圧制限手段3は、電圧制限値VLを3段階以上の値(V1、V2、・・・Vn)に切り替えることができる。
上述の構成を有する電圧制限手段3を用いることにより、点火コイル5から供給される電気エネルギによって点火プラグ2の電極間にかかる電圧Vs(二次電圧Vs)の絶対値が所定の電圧制限値VLを超えないよう制限することができる。そして、電圧制限手段3は、点火プラグ2の累積使用時間の増加に伴い、電圧制限値VLを高くすることができる。
図3に示すごとく、点火プラグ2と点火コイル5とを接続する接続配線11は、ハイテンションコードによって構成されている。すなわち、接続配線11は、点火コイル5の2次コイル52に接続されるロッド部111と、点火コイル5に接続されるコネクタ部112と、ロッド部111とコネクタ部112との間のハーネス部113とからなる。ロッド部111は、点火プラグ2が取り付けられた内燃機関のエンジンヘッド61のプラグホール611に挿入されて、点火プラグ2の基端部の端子23に接続されている。
そして、本例においては、電圧制御手段3は、ハイテンションコード(接続配線11)におけるコネクタ部112に接続され、エンジンヘッド61に接地されている。なお、本例の点火装置1は、コージェネレーション用の内燃機関に用いられるものである。
また、点火プラグ2は、互いの間に火花放電ギャップGを設けた中心電極21と接地電極22を有する。中心電極21の先端は貴金属チップによって構成されている。また、接地電極22にも、中心電極21に対向する面に貴金属チップを設けることもできる。
また、点火コイル5の1次コイル51は、点火コントローラ4に接続されている。点火コントローラ4は、電源電圧を所定の電圧に昇圧するDC−DCコンバータ41と、DC−DCコンバータ4と1次コイル51との間に接続されるコンデンサ42とを有する。また、DC−DCコンバータ41とコンデンサ42との間の配線から、ダイオード43及びスイッチング素子44を介して接地される接地配線が設けてある。
これにより、点火コントローラ4は、スイッチング素子44をオフの状態にして、コンデンサ42に電荷をチャージした後、所定のタイミングでスイッチング素子44をオンとすることにより、点火コイル5の1次コイル51に電流が流れる。これに伴い、点火コイル5の2次コイル52に2次電圧Vsが誘起される。そして、2次電圧Vsが、点火プラグ2及び電圧制限手段3に印加されることとなる。
ここで、電圧制限手段3の作動及び機能の一例につき説明する。
例えば点火プラグ2が新品の状態にある初期の状態においては、第1の直列体のスイッチング素子311のみをオンとし、他の直列体のスイッチング素子31はオフとする。これにより、点火プラグ2と並列接続された直列体は、第1の直列体のみとなり、第1の直列体の定電圧素子321の規定電圧V1が、電圧制限値VLとなる。つまり、電圧制限値VLを比較的低い値に設定することができる。これにより、要求電圧を低減でき、これに伴い、容量放電電流も小さくなり、点火プラグ2の電極の消耗を抑制することができる。
そして、点火プラグ2の累積使用時間がある程度経過した時点においては、火花放電ギャップGの拡大により点火プラグ2が劣化して、火花放電が生じにくくなる。それゆえ、第2の直列体のスイッチング素子312のみをオンとし、第1の直列体のスイッチング素子311を含めた他のスイッチング素子31をオフとする。これにより、電圧制限値VLは、第2の直列体の定電圧素子322の規定電圧V2に切り替えられる。したがって、点火プラグ2に印加される二次電圧Vsを高くすることができ、点火プラグ2の着火性を確保することができる。
なお、この切り替えのタイミングは、図2に示す、直列体に電流が流れる時間tの長さに基づいて行うことができる。つまり、定電圧素子32に印加される二次電圧Vsが規定電圧(電圧制限値VL)以上となると、定電圧素子32に電流Iが流れるが、点火プラグ2の電極間に印加される電圧は、この規定電圧(電圧制限値VL)において保持される。そして、火花放電ギャップGに火花放電が生じるまでの間に、ある程度の時間がかかり、この保持時間の間、直列体(定電圧素子32)に電流Iが流れることとなる。つまり、この保持時間が上記時間tである。保持時間tが所定の時間よりも長くなると、失火のおそれがある。それゆえ、保持時間tが所定の時間を超えたとき、電圧制限値VLが低すぎると判断することができ、このタイミングで、電圧制限値VLを切り替えるべく、スイッチング素子31のオンオフを切り替えて、点火プラグ2と並列接続される定電圧素子32を切り替える。
そして、上記保持時間tは、各直列体に設けられた抵抗33の両端にかかる電圧Vmをモニタリングすることにより、計測することができる。つまり、定電圧素子32に電流が流れている間、抵抗33にも電流が流れ、その分の電圧降下が抵抗33において生じる。これをモニタリングして、上記保持時間tを計測することができる。
さらに、点火プラグ2の累積使用時間が経過すると、さらに火花放電ギャップGの拡大が進むため、電圧制限値VLをさらに高くする必要が生じる。これに応じて、さらに、スイッチング素子31のオンオフを切り替えて、より規定電圧が高い定電圧素子32を備えた直列体のみが、点火プラグ2と並列接続された状態を作る。このようにして、図4の折れ線L1に示すごとく、点火プラグ2の累積使用時間の増加に伴い、段階的に電圧制限値VLを上昇させることで、点火装置1を長期にわたり効果的に使用することを可能としている。
なお、図4の折れ線L1は、累積使用時間と電圧制限値VLとの関係を示し、直線L2は、電圧制限手段3を設けない場合における、点火プラグ2の累積使用時間と要求電圧との関係を示す。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記点火装置1は電圧制限手段3を有するため、点火プラグ2の要求電圧を低減することができる。その結果、容量放電電流を低減することができ、中心電極21及び接地電極22の放電面の消耗を抑制することができる。
また、電圧制限手段3は、点火プラグ2の累積使用時間の増加に伴い、電圧制限値VLを高くすることができるよう構成されている。上記のように、容量放電電流を低減することで、電極消耗を抑制することは可能であるが、徐々に消耗してしまうことは避けられない。電極が消耗すると、火花放電ギャップGが徐々に大きくなり、要求電圧が高くなる。ここで、電圧制限手段3による電圧制限値VLを低いままにしておくと、早期に失火してしまい、点火プラグ2の寿命を延ばすことができない。
そこで、電圧制限手段3は、点火プラグ2の累積使用時間の増加に伴い、電圧制限値VLを高くすることができるよう構成されている。これにより、火花放電ギャップGが拡大しても、点火プラグ2における火花放電を可能とすることができる。その結果、点火プラグ2の長寿命化を効果的に図ることができる。
図5の折れ線L3は、本例の点火装置1を用いたときの点火プラグ2の累積使用時間と電極消耗量との関係を示し、曲線L4は、電圧制限手段3を設けない場合の点火プラグ2の累積使用時間と電極消耗量との関係を比較として示している。同図より分かるように、電圧制限手段3を設けていない場合(L4)に比べ、電圧制限手段3を設けた場合(L3)には、電圧制限値VLを設けている分、電極の消耗速度は小さくなる。その結果、電極消耗を大きく抑制することができ、点火プラグ2の寿命を延ばすことができる。
図5に示したTbは、ある所定の電極消耗量W0に達したときを点火プラグ2の寿命と考えたとき、本例の点火装置1が延ばすことのできる寿命の長さを表す。図4に示した電圧制限値VL(要求電圧)と累積使用時間との関係のグラフにおけるTaも、要求電圧がV0に達したときを点火プラグ2の寿命と考えたとき、本例の点火装置1が延ばすことのできる寿命の長さを表す。なお、図4、図5は、実測データを示すものではなく、上記の説明上、理論的に考えられる概略の線図である。
また、電圧制限手段3は、スイッチング素子31と複数の定電圧素子32とを有し、スイッチング素子31の制御によって、電圧制限値VLを異なる複数の値に切り替えることができるよう構成されている。これにより、容易かつ確実に、電圧制限値VLを切り替えることができる。
電圧制限手段3は、電圧制限値VLを3段階以上の値に切り替えることができるよう構成されている。これにより、着火性を確保しつつ、電極の消耗を効果的に抑制することができる。その結果、点火プラグ2の長寿命化を効果的に図ることができる。
また、電圧制限手段3は、点火コイル5と点火プラグ2とを接続する接続配線11に接続されている。これにより、点火コイル5や点火プラグ2の構造等を特に変更することなく、点火プラグ2の長寿命化を容易に図ることができる。
以上のごとく、本例によれば、点火プラグの長寿命化を効果的に図ることができる点火装置を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図6に示すごとく、電圧制限手段3をハイテンションコード(接続配線11)のロッド部111に内蔵した点火装置1の例である。
本例においては、電圧制限手段3の接地側の端子を、点火プラグ2のハウジング24に接続している。また、電圧制限手段3の他の端子は、ロッド部111内において、接続配線11に電気的に接続してある。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、電圧制限手段3をロッド部111に内蔵してあるため、点火装置1を内燃機関に取り付ける際の作業性を向上させることができる。その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図7に示すごとく、スイッチング素子31を定電圧素子32よりも接続配線11側に配線した例である。
すなわち、各直列体において、定電圧素子32よりも点火コイル5に近い側に、スイッチング素子31が接続されている。この場合、仮にスイッチング素子31としてMOSFETやIGBTを用いたとすると、ベース端子に高い電圧が印加され、ベース端子に接続されたエンジンECU等の制御部が損傷を受けるおそれがある。そこで、本例においては、スイッチング素子31として、例えば、電気信号を光信号に変換し、絶縁性を確保して電気信号を伝達できるフォトカプラ等を用いることができる。
その他は、実施例1と同様の構成及び作用効果を有する。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
(実施例4)
本例は、図8に示すごとく、電圧制限手段3における複数の定電圧素子32とスイッチング素子31との配線構造を変更した例である。
つまり、本例においては、複数の定電圧素子32を直列接続した直列配線34を、接続配線11とグランドとの間に接続する。また、直列配線34における隣り合う定電圧素子32の間から配線を分岐させ、各分岐配線35にスイッチング素子31と抵抗33との直列体を設けている。また、直列配線34には、抵抗33が、複数のスイッチング素子31と直列に接続されている。
ここで、複数の定電圧素子32のうち、接続配線11に近い側から順に、第1の定電圧素子321、第2の定電圧素子322、第3の定電圧素子323という。また、直列配線34における接続配線11に近い位置から分岐した分岐配線35のスイッチング素子31から順に、第1の定電圧素子311、第2の定電圧素子312、第3の定電圧素子313という。
このように構成された電圧制限手段3は、点火プラグ2の累積使用時間に応じて、第1のスイッチング素子311のみをオンとした状態から始まり、第2のスイッチング素子312のみをオンとした状態、第3のスイッチング素子313のみをオンとした状態、と続いて、最後はすべてのスイッチング素子31をオフとした状態まで、順次複数のスイッチング素子31のオンオフを切り替える。これにより、電圧制限値VLを、第1の定電圧素子321の規定電圧とした状態から、第1の定電圧素子321及び第2の定電圧素子322の合計の規定電圧とした状態、第1〜第3の定電圧素子321、322、323の合計の規定電圧とした状態と続き、最後はすべての定電圧素子32の合計の規定電圧を電圧制限値VLとした状態まで、段階的に電圧制限値VLを上昇させることができる。
なお、本例においては、第1の定電圧素子321の規定電圧が、点火プラグ2の初期の電圧制限値VLとなり、他の定電圧素子32の規定電圧は、切り替え時における電圧制限値VLの上昇分となる。それゆえ、第1の定電圧素子32以外は、第1の定電圧素子32に比べて小さい規定電圧を有するものを用いる。
また、本例においては、電圧制限手段3が4つの定電圧素子32と3つのスイッチング素子31とを有し、電圧制限値VLを4段階で切り替えることができるよう構成された例を示したが、これに限らず、複数の定電圧素子を直列接続した構成としつつ、定電圧素子及びスイッチング素子の数を変更し、電圧制限値の切り替え段数を変更することもできる。
その他は、実施例1と同様の構成及び作用効果を有する。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本発明は、上記実施例に限られず、種々の構成を採りうる。例えば、点火コイル5又は点火プラグ2に、電圧制限手段3を内蔵した構成とすることもできる。
1 点火装置
2 点火プラグ
21 中心電極
22 接地電極
3 電圧制限手段
31、311、312、313、31n スイッチング素子
32、321、322、323、32n 定電圧素子
5 点火コイル
51 1次コイル
52 2次コイル

Claims (4)

  1. 互いに磁気結合された1次コイル(51)及び2次コイル(52)を有する点火コイル(5)と、
    該点火コイル(5)に蓄えられる磁気エネルギに基づき中心電極(21)と接地電極(22)との間に電圧が印加されることでこれら電極間に放電火花を生じさせる点火プラグ(2)と、
    上記点火コイル(5)から供給される電気エネルギによって上記点火プラグ(2)の電極間にかかる電圧(Vs)の絶対値が所定の電圧制限値(VL)を超えないよう制限する電圧制限手段(3)とを有し、
    該電圧制限手段(3)は、上記点火プラグ(2)の累積使用時間の増加に伴い、上記電圧制限値(VL)を高くすることができるよう構成されていることを特徴とする点火装置(1)。
  2. 上記電圧制限手段(3)は、スイッチング素子(31、311、312、313、31n)と複数の定電圧素子(32、321、322、323、32n)とを有し、上記スイッチング素子(31、311、312、313、31n)の制御によって、上記電圧制限値(VL)を異なる複数の値に切り替えることができるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の点火装置(1)。
  3. 上記電圧制限手段(3)は、上記電圧制限値(VL)を3段階以上の値に切り替えることができるよう構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の点火装置(1)。
  4. 上記電圧制限手段(3)は、上記点火コイルと上記点火プラグ(2)とを接続する接続配線(11)に接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の点火装置(1)。
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