JP6340921B2 - 芝刈機 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンやモータ等の動力源によって刈刃(ブレード)を駆動して芝を刈り取るための芝刈機に関し、特に、作業者が刈り込み完了位置を容易に認識することができるようにした芝刈機に関する。
芝刈機は、芝地などの刈り取り作業を行なうものであって動力源により駆動される刈刃を有する本体を、移動させながら作業を行う機器であって、例えば特許文献1の芝刈機が知られている。ここで、従来の芝刈機を図10〜図12を用いて説明する。芝刈機は、駆動源となるモータ(後述)と刈刃を有する本体部101と、芝草を収集する集草バッグ16と、本体部101から延びる伸縮パイプ9と、伸縮パイプ9の先端に取り付けられ作業者が把持するハンドル10と、芝刈機全体を移動させるための前車輪5と後車輪6を含んで構成される。図10に示す芝刈機は、手押し式の芝刈機であり、芝草を刈る際には作業者はハンドル10を前方側に押し進めながら刈り取り作業を行う。本体部101は、モータを収容するモータケース(図示せず)をサイドプレート(図示せず)で挟み込み、サイドプレートは後述するプーリー、ベルト等を備えた動力伝達機構、及び刈刃部を更に保持することでメインデッキ(基本フレーム)を構成し、これらをカバー102の内側に覆われるように取り付けて構成される。本体部101は、前後に設けられた左右一対の前車輪5と、後方に設けられたローラー式の後車輪6によって容易に移動できるように構成される。本体部1の底面側には、駆動源たる電気モータによって駆動されるリール刃30が設けられる。メインデッキ(図示せず)とカバー102はリール刃30の回転により起こされるファン風が流れるボリュート部の機能を果たし、後方側に形成された開口部を介して、ファン風と共に刈り取った芝を集草バッグ16に連通させる。集草バッグ16は草の取り出し用の開口を備える箱状に形成され、ファン風を外部に排出させると共に芝だけを集める。集草バッグ16は取っ手17を持って本体部1から取り外しが可能であり、内部にたまった芝を容易に捨てることができる。
カバー102の前方の左右両側には、大径の前車輪5が設けられ、前車輪5の上側外周部には、カバー102から延在するフェンダー103a、103bが設けられる。ハンドル10にはスイッチレバー11が設けられ、作業者がスイッチレバー11を把持した状態でハンドル10を押しながら本体部1を移動させながら芝刈り作業を行う。ハンドル10には、図示しない延長コードを接続するための電源プラグ12が設けられる。
図11は、本体部101の部分上面図である。カバー102は、内部に収容されるモータ、動力伝達機構、回転刃等を収容するものであって、作業者がこれらを誤って触れないように上側全体および前方側面、左右側面を覆う。後述するモータは外部から供給される商用電力によって駆動されるものであって、ここでは交流モータを用いているが、電源やモータの形式は任意であり、バッテリや整流された直流電力を用いて駆動するブラシ付直流モータやブラシレスDCモータを用いることもある。カバー102の一部には、ハンドル10付近の電源プラグ12と接続される電源コード13が接続される。カバー102の上面102aには、複数の凸面104が設けられる。カバー102の上面102aには、刈刃による刈り取り幅を容易に識別できるように、目印18、19が設けられる。これらの目印は、刈り取り範囲の右側縁を示す目安線18aと、その目安線18aが右端であることを示す三角マーク18bが形成される。同様にして刈り取り範囲の左側縁を示す目安線19aと、その目安線19aが左端であることを示す三角マーク19bが形成される。これらの目印18、19はカバー102の表面を凸状に形成することにより設けられる。カバー102の上面102aの後方側には複数の凸面104が設けられる。これは強度向上およびデザイン上の理由から設けられるものである。カバー102の前面側には刈込高さ調整ダイヤル7が設けられ、これを回すことによって刈り込み後の芝の高さを設定できる。
図12は本体部101の本体部分の側面図であって、刈刃部分を断面図にて示す図である。本体部1のメインデッキ4には、駆動源たるモータ20が設けられ、モータ20の回転軸に取り付けられた小プーリー31と、リール刃30に取り付けられた大プーリー32がベルト33によって連結され、モータ20の回転によりリール刃30が回転するように構成される。ベルト33は、例えば複数の凹凸が形成されたゴムからなるVリブベルトである。ここではモータ20の駆動軸の軸線が本体部101の左右方向となるようにモータ20は水平に配置される。同様にリール刃30の回転軸も左右方向に向くように水平に配置される。小プーリー31はモータ20の回転軸の端部に取り付けられ、大プーリー32はリール刃30の回転軸30aの端部に取り付けられており、小プーリー31、大プーリー32及びベルトはカバー102の内側であって図示しないベルト室に収容されており、ベルト室は刈込んだ芝等が内部に入り込まないように覆われている。
図13は、リール刃30付近の部分拡大図である。カバー102の内部の底面側には芝刈部となっており、リール刃30の後方には、前端に刃部が形成された左右方向に長辺を有する略長方形の金属板たる固定刃34が固定される。固定刃34の上側には、複数の湾曲した金属刃30bから構成される略円筒形のリール刃30が、板状の固定刃34の長手方向と平行な軸で回転可能に支持され、リール刃30は固定刃34の上側を押し当てながら、別の言い方をすれば摺り合わせながら回転するよう構成される。この構成により、前後方向に見た芝刈部の切断位置35は固定刃34の前端位置(刃先位置)になる。回転するリール刃30によって刈り込まれた芝は、空気流と共に案内板36によって矢印37のように後方に向かって流れ、カバー102の後端に形成された開口部を通って、集草バッグ16に送られる。ここで16bは集草バッグ16の底板である。
特開2013−198416号公報
前述のような従来の芝刈機においては、カバー102の上面に刈刃部による刈り取り幅を容易に識別するための目印18、19が設けられるので、作業者はこの目印を基準として右又は左側の刈り込み済み部分と隙間が空かないように左右方向の位置を調整しながら芝刈り作業を行うことができる。しかしながら、従来の芝刈機においては前後方向の刈り込み位置がどこまで完了したかの判別が難しく、作業者が勘によって前後方向の刈り込み完了位置を判断していたことが多かった。図14は刈り込み完了位置を説明するための図である。芝刈機の本体部101を矢印150のように前方側に移動させて、先端位置151まで移動させた後に現在位置153まで戻したとする。ここで本体部101を先端位置151まで移動させると、本体部101の位置は点線145となり、このときの刈り込み済みの領域140は図示のようになり、その右端142は目印18と左右方向が一致し、左端143が目印19と左右方向が一致する。しかしながら刈り込み済みの先端位置152は、本体部101のカバーに目印が無いため、例えば、刈り込み終了位置を鎖線155に合わせようとしてもずれてしまって152のところまでしか刈り込まれなかったというようなことがあった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、芝刈り作業中に作業者が進行方向の刈り込み完了位置を容易に識別できる芝刈機を提供することにある。
本発明の別の目的は、刃の刈り幅の目印に加えて、進行方向における切断位置の目印を付けることにより作業者が刈り込み作業が完了した位置を容易に識別することができる芝刈機を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、動力源と、動力源により回転し地面に対して略平行な回転軸により回転するリール式の回転刃と、動力源と回転刃を収容するハウジングと、ハウジングの前後に設けられる車輪と、ハウジングの斜め後方に延びるハンドル部を有し、作業者がハンドル部を押しながら作業を行う芝刈機において、回転刃による切断の前後方向位置を示す目印をハウジング(本体部の外形を形成する部分)に設けた。この目印は、ハウジングの形状の変化、色彩の変化、もしくは、付加物の追加のいずれか、又はそれらの組み合わせによって構成すると良い。
本発明の他の特徴によれば、目印はハウジングに形成された凸部又は凹部により実現する。ハウジングは上面部と左右の側面部を有し、目印は側面部又は/及び上面部に設けられる。また、ハウジングは、動力源と回転刃を保持するメインデッキと、メインデッキにかぶせられる合成樹脂製のカバーを含んで構成され、回転刃による切断の左右端部位置を示す目印をカバーに設けるように構成した。このように作業者から視認できる本体部の外側部分に、目印を設けたので、芝刈機の左右位置の調整だけでなく、前後方向位置の調整においても目印を参照しながら作業を行うことができるので、刈り残しが生ずる恐れが大幅に低減させることができ、使い勝手の良い芝刈機を実現できる。さらに、刈刃部には、リール式の回転刃と、回転する回転刃の外縁に押し当てる板状の固定刃を有し、固定刃は地面に対して水平に配置され、切断位置を示す目印は芝刈機の進行方向に見て固定刃の刃先位置に設けられる。
本発明のさらに他の特徴によれば、動力源と、動力源により回転し地面に対して鉛直方向に延びる回転軸により地面に対して平行面において回転するロータリー式の回転刃と、動力源と回転刃を収容するハウジングと、ハウジングの前後に設けられる車輪と、ハウジング後方に延びるハンドル部を有し、作業者がハンドル部を押しながら作業を行う芝刈機において、前後方向に見て回転軸の中心と同一位置、又は、中心よりやや後方位置においてハウジングの左右方向に延びる目印を設けた。この目印をハウジングの上側設けることにより、作業者は回転刃による刈り込み完了位置を容易に視認できるようになった。また、目印の左右端部を前記回転刃の回転時の外縁位置と一致させるようにしたので、刈り込み幅の左右位置についての目印とすることもできる。ハウジングは、動力源と回転刃を保持するメインデッキと、メインデッキにかぶせられる合成樹脂製のカバーを含んで構成され、目印はカバーに一体成形により形成された凸部、凹部である。この凸部、凹部は、形状的に特徴付けるだけでなく、着色によって作業者が視認できるように構成すると良い。

本発明によれば、芝刈機において作業中に刃の刈り込み位置が容易に視認できるようになるので、作業効率が向上する。
本発明の実施例に係る芝刈機の本体部1の上面図である。 本発明の実施例に係る芝刈機の本体部1の左側面図である。 芝刈機のカバー2の側面形状を示す図であり、(1)は従来の形状であり、(2)は本発明の実施例に係る芝刈機の形状である。 本発明の第二の実施例に係る芝刈機の本体部51の上面図である。 本発明の第二の実施例に係る芝刈機の本体部51の左側面図である。 本発明の第三の実施例に係る芝刈機の本体部61の上面図である。 本発明の第三の実施例に係る芝刈機の本体部61の左側面図である。 芝刈機のカバー2の側面形状を示す図であり、(1)は第三の実施例に係る形状であり、(2)は第四の実施例に係る形状である。 本発明の第五の実施例に係る芝刈機全体の上面図である。 従来の芝刈機の左側面図である。 従来の芝刈機の本体部101の上面図である。 従来の芝刈機の本体部分の左側面図であって、刈刃部分を断面図にて示す図である。 従来の芝刈機のリール刃30付近の部分拡大図である。 芝刈機における本体部101と刈り込み完了位置との位置関係を説明するための図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、本明細書においては、前後、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は本発明の実施例に係る芝刈機の本体部1の上面図である。芝刈機は、駆動源となるモータ(後述)と刈刃を有する本体部1と、芝草を収集する集草バッグ16と、本体部1から延びる伸縮パイプ9と、伸縮パイプ9の先端に取り付けられるハンドル10(図10参照)と、芝刈機全体を移動させるための前車輪5と後車輪6(図2参照)を含んで構成される。ここで、本実施例の本体部1は、モータや動力伝達機構、及び刈刃部を保持するためのメインデッキ(基本フレーム)に、カバー2を連結する事によりその筐体(ハウジング)が形づけられる。図10で示した従来の本体部101に比べて、その外形を形成するハウジング部分は、その上面2a、側面(2b、2c)、前面2dを形成するカバー2の一部分の形状が異なるだけであって、カバー2以外の部分は、従来の芝刈機の構成と同一であるので、以下、同一の部分には同一の符号を付している。
カバー2の前方の左右両側には、前車輪5が設けられ、前車輪5の上側外周部には、カバー2から延在するフェンダー3a、3bが設けられる。ここで、フェンダー3a、3bの後方側の部分(図11の矢印150a、150bで示す部分)の記載を省略して、三角マーク40b、41bの上面視がわかるように図示しているので注意されたい。カバー2の上面2aには、刈刃による刈り取り幅の範囲を容易に識別できるように、目印18、19が設けられる。目印18は、刈り取り範囲の右側縁を示す目安線18aと、その目安線18aが右端であることを示す三角マーク18bが形成される。三角マーク18bは目安線18aの内側に示され、三角形の頂点部が右側の目安線18aを示すことにより、その目安線18aが右側端部を示す線であることが理解できるように構成される。同様にして刈り取り範囲の左側縁を示す目安線19aと、その目安線19aが左端であることを示す三角マーク19bが形成される。本実施例では、これらの目印18、19に加えて、カバー2に新たな目印40、41を設けるようにした。ここではカバー2の右側部分において、上面2aに三角マーク40aを設け、右側面2bに三角マーク40bを設けた。同様にしてカバー2の左側部分において、上面2aに三角マーク41aを設け、左側面2cに三角マーク41bを設けた。ここで、三角マーク40aは、上面2aに対して上部に凸状に突出する上に、カバー2の他の部分と比べて異なる色に着色している。三角マーク40aの前側の辺の位置、又は、右側に位置する頂点の位置が図13で示した切断位置35と一致するように配置される。三角マーク41aについても、三角マーク40aと同様に配置される。
図2は本実施例に係る芝刈機の本体部1の左側面図である。カバー2の左側面2cには三角マーク41bが設けられる。図2では図示していないがカバー2の右側面2bにも三角マーク40bが設けられ、その形状は左右対称の形状となるように形成される。三角マーク41bは、カバー2の左側面2cの下側部分に設けられるものであって、細長い逆三角形のマークである。ここで、左側面2cの三角マーク41bは、カバー2からネジにて分離できる蓋部分に形成される。従って、蓋部分の形状だけを変更することにより三角マーク41bは容易に実現することができる。三角マーク41bは左側面2cに対して凸状に形成され、凸部を着色することにより作業者が三角マーク41bの細長い頂点が示す位置(=前後方向に見て切断位置35と一致)を容易に視認できる。このように構成することによって、作業者は本体部1を押しながら、横方向から目印40、41のいずれかを見ることによって刈刃部による刈り込み位置(刈り込み完了位置)を容易に識別することができる。
図3は芝刈機のカバーの側面形状を示す図であり、図1の矢印Aの方向から見た図であって、(1)は従来の形状、(2)は本発明の実施例に係る芝刈機の形状である。図3(1)において、前車輪5の上側にはフェンダー103bが設けられる。ここではカバー102はプラスチック等の合成樹脂の一体成形により製造されるので、フェンダー103aとフェンダー103bが一体で成形される。カバー102の側面102bのうち、リール刃30の側面付近においては側面が下方向に延びる部分102eが形成されている。(2)は本実施例の形状であり、カバー2の左側面2cに、左側面2cの通常の位置(基準面)よりも左側にさらに突出する三角マーク41bが形成される。三角マーク41bは上端がフェンダー3bよりも下になるようにし、下端が下方向に延びる部分2eと一体になるように形成される。また、三角マーク41bは上下方向に見ると、上端では左右方向の幅が狭く、下方向に向かって左右方向の幅が広くなっている。このように三角マーク41bを左側面2cの基準面よりも横方向に突出するように形成することによって、作業者がハンドル10を把持して本体部1を押しながらの作業中に、後ろ斜め上方よりカバー2の側面2cを見ることによって、現在の刈り取りの前後方向位置を容易に識別することができる。
本実施例によれば、芝刈機のカバー2のように外形部分を形成する筐体の外側であって、作業者によって見える位置に、芝刈機による刈り取り位置を示す視覚的な目印を設けた。しかも、その目印はカバー2の外壁面表面から突出するように設けられるので、作業者は刈り取り位置の左右方向だけでなく、前後方向の位置に関しても瞬時に識別することができるので、前後方向に見てどこまで刈り取りが完了しているのかを容易に判断でき、大変使い勝手の良い芝刈機を実現することができた。
図4は第二の実施例に係る芝刈機の本体部51の左側面図である。第二の実施例ではリール刃30による刈り取り位置を示す目印として、カバー52の上面52aに左右方向に延びる連続した直線状の凸部55を形成し、カバー52の右側面52bに上下方向に延びる直線状の凸部56を形成し、カバー52の左側面52cに上下方向に延びる直線状の凸部57を形成した。図4では、凸部56、57の上面視形状がわかるように、フェンダーの後方側の部分(図11の矢印150a、150bで示す部分)の記載を省略している。凸部55〜57は合成樹脂製のカバー52と共に一体成形にて製造されるものであって、凸状に形成された部分を着色することによって、視認性を高めている。凸部55はカバー52の上面52aの右側端部から左側端部まで連続するように形成した。このように形成することによって作業者は、切断位置35(図13参照)がどの位置にあるかを、上から本体部1を見るだけで容易に識別することができる。尚、凸部55は上面52aの右側端部から左側端部まで連続して形成して設けるだけで無く、断続的に形成しても良いし、右側端部又は左側端部に到達しないような直線状に形成されるものであっても良い。
ここで図4を見るとわかるように、右側面52bの凸部56と、左側面52cの凸部57は上面視でその形状が三角形となるように山形に形成されている。しかしながら、その上面視の形状は、三角形だけでなく、四角形や台形、又は半球状であっても良く、その形状は任意である。また、凸部として形成するのでは無く、凸部55〜57の部分に段差部を設けたり、色分けをしてその部分の前後で色が変わるように構成したりしても良い。また、凸部55〜57はカバー52と共に一体成形にて製造すると良いが、この形状だけで無く、別体式の部品、例えば合成樹脂、ゴム製の部材、シールをカバー52に貼り付けるようにして形成しても良い。別体式で構成する場合は、取り付けた部材をカバー52に対して容易に識別できるように、その形状、色彩、材質、又はこれらの組み合わせを設定すると良い。
図5は本発明の第二の実施例に係る芝刈機の本体部51の左側面図である。凸部57は、カバー52の左側面52cの下側部分に設けられるものであって、左側面52cよりも断面形状で長方形状に凸状に突出する直線的なマークである。また、凸部57を着色することにより作業者がその前後方向位置(=切断位置35と一致)を容易に視認できるように構成される。このように構成することによって、作業者は本体部1を押しながら、刈刃部による刈り込み位置を容易に識別することができる。ここで、凸部57は、カバー52の左側面52cの下側部分に設けるのは、矢印52cで示す部材をカバー52に対して取り外し可能なサブ部材として構成する際に、サブ部材の形状だけを変更するだけで容易に凸部57を製造できて便利であるからである。
図6は第三の実施例に係る芝刈機の本体部61の左側面図である。ここでは凹部66、67の上面視形状がわかるように、フェンダーの後方側の部分(図11の矢印150a、150bで示す部分)の記載を省略している。第三の実施例ではリール刃30による刈り取り位置を示す目印として、カバー62の上面62aに左右方向に延びる連続した直線状の凹部65を形成し、カバー62の右側面62bに直線状の凹部66を形成し、カバー62の左側面62cに直線状の凹部67を形成した。凹部65〜67は合成樹脂製のカバー62と共に一体成形にて製造されるものであって、凹状に形成された部分を着色することによって視認性を高めている(尚、図6、7では着色状態は図示していない)。凹部65はカバー62の上面62aの右側端部から左側端部まで連続するように形成した。このように形成することによって作業者は、切断位置35(図13参照)がどの位置にあるかを、上から本体部を見るだけで容易に識別することができる。凹部66、67は上面視でその断面形状が長方形となるように溝状に形成される。
図7は本発明の第三の実施例に係る芝刈機の本体部61の左側面図である。凹部67は、カバー62の左側面62cの下側部分に設けられるものであって、左側面62cよりも断面形状で長方形状に凹状に突出する直線的なマークである。また、凹部67を着色することにより作業者がその前後方向位置(=切断位置35と一致)を容易に視認できるように構成される。このように構成することによって、作業者は本体部1を押しながら、刈刃部による刈り込み位置を容易に識別することができる。尚、図7においては凹部67を着色していないが、この部分を着色するか、または別部材を貼り付ける、はめ込むことによって作業者がよういに識別できるように構成すると良い。
図8は芝刈機のカバーの側面形状を示す図であり、(1)は図4のB方向から見た図であって、(2)は図6のC方向から見た図である。図8(1)において、前車輪5の上側にはフェンダー53bがカバー52と一体的に形成される。凸部57は左側面52cの上下方向の下側の約半分にて設けられるものであり、右側面52bから外側(左側)に突出するように形成される。このように凸部57を左側面52cの基準面よりも左側に突出するように形成することによって、作業者がハンドル10を把持して本体部1を押しながらの作業中に、後ろ斜め上方よりカバー52の右側面52b又は左側面52cを見ることによって、現在の刈り取りの前後方向の位置を容易に識別することができる。さらに、矢印57aで示すように、凸部57をカバー52の下面52eよりも下側に突出するように形成したので、作業者は刈り取り完了の前後方向位置を正確に認識することができる。図8(2)も同様の構成であり、ここでは、凸部にするか凹部にするかの違いである。凹部67を形成した場合には、(1)に比べて斜め後方からの視認がしにくくなるが、部分的な凹部67が形成されるために、前方側の段差部分が基準位置になるためにリール刃30による刈り取り位置を容易に識別できる。尚、凹部67の下端付近は、カバー62の凹部67を形成する壁部67aをカバー2の下面62eよりも下方側に突出させるように構成すると良い。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば上述の実施例では芝刈機の刈刃部を、略円筒状のリール刃30を用いるもので説明したが、刈刃の回転軸が地面に対して直角方向に配置され、地面と平行な平面上で回転するロータリー式の回転刃を回転軸の下側端部に設けた芝刈機においても同様に適用できる。この芝刈機を示したのが図9である。
図9は本発明の第五の実施例に係る芝刈機全体の上面図である。本実施例では、外部から供給される交流電源を用いてモータを駆動し、モータによって刈刃を駆動すること、前輪75と後輪(図示せず)を有し、本体部71から斜め後方に延びる伸縮パイプ9とハンドル10を有する点、ハンドル10にスイッチレバーを有する点、モータや刈刃を覆うカバー(ハウジング)72が設けられる点、本体部71の後方に集草バッグ16が設けられる点などの基本的な構成は図1および従来技術で示した構成と同様である。しかしながら図示していない回転刃の回転軸の搭載方向が鉛直方向であって、地面に対して直角方向に延びるように形成される。このためモータの配置も、回転刃の回転軸と同様に鉛直方向に配置されることが多い。モータの回転軸から回転刃の回転軸への動力伝達は、ベルトを用いて行う機構であっても、ギヤを介して伝達する機構であっても良いし、モータの回転軸の下端部付近に直接回転刃を取り付けるダイレクトドライブ方式としても良い。
このようにロータリー式の回転刃を用いる場合は、回転刃の回転時の外縁位置は鎖線90で示す位置となる。ロータリー式の回転刃の場合は、図14に示すような刈り込み済み領域140の先端部分が半球状になるため、刈り込み完了目標位置155をまで確実に刈り込みを完了させるには、回転刃による刈り込みの左右方向が最大となるように、つまり、回転刃の中心軸が刈り込み完了目標位置155を越えるまで本体部71を移動させる必要がある。そこで、本実施例では、回転刃の中心軸を通るようにして左右方向に延びる目印76をカバー72の上面72aに形成した。この際、右側端部76aを回転刃の回転時の外縁位置と一致させるようにし、左側端部76bを回転刃の回転時の外縁位置と一致させるようにすれば、刈り取り幅の左右位置についての目印とすることもでき、作業者にとって大変使いやすい芝刈機を実現できる。尚、図9では図示していないが、カバー72の右側側面部と左側側面部においても、目印76と前後方向にみて同じ位置に目印を設けるように構成しても良い。
第五の実施例において、目印76は刈刃による切断位置を示す目印と言うよりは、回転刃による刈り込み完了位置を示す目印という意味合いが強いので、目印76を設ける前後方向位置は、回転中心を通る位置だけでなく、それよりもやや後方の範囲Sにおいて設けることが可能である。範囲Sの部分に目印をおいても、作業者による刈り込み時に目印76が刈り込み完了目標位置155(図14参照)を越えるまで本体部71を移動させれば確実に目標位置155までの刈り込みが修了するので、刈り残しを発生する恐れを減少させることができる。
以上説明したように、第一〜第五の実施例によれば、芝刈機のカバーの外側に、作業者によって視認できる位置に、芝刈機によって刈り取りが完了した位置を示す視覚的な目安を設けたので、作業者は刈り取り位置の左右方向だけでなく、前後方向の位置に関しても容易に識別することができるので、大変使い勝手の良い芝刈機を実現することができた。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述の実施例ではメインデッキにモータと刈刃部と車輪を取り付け、それらの上をカバーにて覆うことで本体部の筐体(ハウジング)を構成したが、これらを別部品で製造するのでは無くて、メインデッキとカバー自体を一体的に製造しても良い。また、上述の実施例では動力源に電力で駆動されるモータの例を説明したが、動力源は電気モータだけに限られずに、内燃機関を用いた芝刈機でも良いし、作業者の芝刈機を押す力を利用して回転刃を回転させる芝刈機であっても良い。
1 本体部 2 カバー
2a 上面 2b 右側面
2c 左側面 2d 前面
3a、3b フェンダー 4 メインデッキ
5 前車輪 6 後車輪
7 刈込高さ調整ダイヤル 9 伸縮パイプ
10 ハンドル 11 スイッチレバー
12 電源プラグ 13 電源コード
16 集草バッグ 16b (集草バッグの)底板
17 (集草バッグの)取っ手 18、19 目印
18a、19a 目安線 18b、19b 三角マーク
20 モータ 30 リール刃
30a 回転軸 30b 金属刃
31 小プーリー 32 大プーリー
33 ベルト 34 固定刃
35 切断位置 36 案内板
37 矢印 40 目印
40a、40b 三角マーク 41a、41b 三角マーク
51 本体部 52 カバー
52a 上面 52b 右側面
52c 左側面 52e 下面
53b フェンダー 55〜57 凸部
61 本体部 62 カバー
62a 上面 62b 右側面
62c 左側面 62e 下面
65〜67 凹部 67a 壁部
71 本体部 72 カバー
72a 上面 75 前輪
76 目印 76a 右側端部
76b 左側端部 90 回転刃の外縁位置
101 本体部 102 カバー
102a 上面 103a、103b フェンダー
104 スリット 140 領域
142 右端 143 左端
145 点線 151 先端位置
152 先端位置 153 現在位置
155 刈り込み完了目標位置

Claims (8)

  1. 動力源と、
    前記動力源により回転し地面に対して略平行な回転軸により回転する回転刃と、
    前記動力源と前記回転刃を収容するハウジングと、
    前記ハウジングの前後に設けられる車輪と、
    前記ハウジングの斜め後方に延びるハンドル部を有し、
    作業者が前記ハンドル部を押しながら作業を行う芝刈機において、
    前記回転刃による切断の前後方向の刈り込み完了位置を示すものであって作業者が刈り込み作業が完了した位置を容易に識別できるようにするための目印を、上面部と左右の側面部を有する前記ハウジングの前記側面部に地面に対して略直角方向に延びるように設けたことを特徴とする芝刈機。
  2. 前記目印は、前記ハウジングにおける色彩の変化、形状の変化、もしくは、付加物の追加のいずれか、又はそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の芝刈機。
  3. 記目印は前記ハウジングに形成された凸部又は凹部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の芝刈機。
  4. 前記目印として、前記ハウジングの前記側面部に加えて、前記上面部において左右方向に延びるように設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の芝刈機。
  5. 前記ハウジングは、前記動力源と前記回転刃を保持するメインデッキと、前記メインデッキにかぶせられる合成樹脂製のカバーを含んで構成され、
    前記回転刃による切断の左右端部位置を作業者が容易に識別できるようにするための第2の目印を前記カバーに設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の芝刈機。
  6. 前記回転刃は略円筒形であって、回転する前記回転刃の外縁に押し当てる板状の固定刃を有し、前記固定刃は地面に対して水平に配置され、前記目印は前記芝刈機の進行方向に見て前記固定刃の刃先位置に設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の芝刈機。
  7. 動力源と、
    前記動力源により回転し地面に対して鉛直方向に延びる回転軸により地面に対して平行面において回転する回転刃と、
    前記動力源と前記回転刃を収容するハウジングと、
    前記ハウジングの前後に設けられる車輪と、
    前記ハウジングの斜め後方に延びるハンドル部を有し、
    作業者が前記ハンドル部を押しながら作業を行う芝刈機において、
    前記回転刃は、上面視において前記ハウジングにより覆う領域よりも内側部分にて回転するものであって、
    前後方向に見て前記回転軸の中心と同一位置、又は、中心よりやや後方位置において前記ハウジングの左右方向に延びる目印を前記ハウジングの上に設けることにより前記回転刃による刈り込み完了位置を示し、前記目印の左右端部を前記回転刃の回転時の外縁位置と一致させることにより前記回転刃による刈り込み幅を示すことを特徴とする芝刈機。
  8. 前記ハウジングは、前記動力源と前記回転刃を保持するメインデッキと、前記メインデッキにかぶせられる合成樹脂製のカバーを含んで構成され、
    前記目印は前記カバーに一体成形により形成された凸部又は凹部であることを特徴とする請求項に記載の芝刈機。
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