JP6339034B2 - 放射性同位元素精製装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放射性同位元素精製装置に関する。
従来、病院等でのPET検査(陽電子断層撮影検査)等に使用される放射性同位元素(RI)は、放射性同位元素が形成された固体ターゲットを精製装置で精製することによって取得されている。例えば、特許文献1に記載の技術では、まず、ターゲット装置に設けられた固体ターゲットに荷電粒子線を照射し、放射性同位元素が形成された固体ターゲットを取得する。そして、放射性同位元素が形成された固体ターゲットをターゲット装置から回収し、回収した固体ターゲットを収容した精製装置において、固体ターゲット上の放射性同位元素を強塩酸又は強塩基等により溶融し、放射性同位元素を取得している。
特開2008−268127号公報
ターゲット装置で用いる固体ターゲットは、例えば、放射性同位元素の原料となる物質が載置された状態の固体ターゲット基板を電気炉等で加熱し、固体ターゲット基板上に当該原料を焼結することにより作成される。焼結を行う際、電気炉内は高熱となるので、電気炉の内部から外部へ逃げる熱の影響を考慮した耐熱ケアが必要であり、これにより電気炉及びその周囲の他の機器の配置に制約が生じている。具体的には、電気炉からその周囲の他の機器への熱影響を考慮して、電気炉の周囲に遮熱材を設ける、又は、電気炉の付近に他の機器を配置しないスペースを設ける等の耐熱ケアが必要であり、省スペース及び低コストを実現することが難しい。
そこで本発明は、省スペース及び低コストで焼結及び精製を行うことができる放射性同位元素精製装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る放射性同位元素精製装置は、固体ターゲット基板が内部に配置される収容部と、収容部に固体ターゲット基板を導入し、且つ、収容部から固体ターゲット基板を退出させる搬送部と、収容部を加熱する加熱部と、搬送部及び加熱部を制御する制御部と、を備え、制御部は、放射性同位元素の原料が載置された固体ターゲット基板を収容部に導入するように搬送部を制御し、収容部を加熱させ、原料が載置された固体ターゲット基板に原料を焼結させるように加熱部を制御し、原料が焼結された固体ターゲット基板を収容部から退出させるように搬送部を制御し、且つ、原料が焼結された固体ターゲット基板に荷電粒子線が照射されることにより放射性同位元素が形成された固体ターゲット基板を収容部へ導入するように搬送部を制御し、収容部を加熱させ、放射性同位元素が形成された固体ターゲット基板の放射性同位元素を気化させるように加熱部を制御する。
本発明に係る放射性同位元素精製装置では、原料が載置された固体ターゲット基板が搬送部により収容部に導入され、当該収容部が加熱部により加熱されることにより、固体ターゲット基板上に放射性同位元素の原料が焼結する。そして、放射性同位元素が形成された固体ターゲット基板が搬送部により収容部に導入され、当該収容部が加熱部により加熱されることにより、固体ターゲット基板に形成された放射性同位元素が気化し、放射性同位元素が精製可能となる。すなわち、焼結及び精製を、一つの装置によって行うことができるため、焼結及び精製を別装置で行う従来の場合に比して、省スペース化及び低コスト化が実現できる。以上より、本発明に係る放射性同位元素精製装置は、省スペース及び低コストで焼結及び精製を行うことができる。
また、本発明に係る放射性同位元素精製装置において、収容部の一端側から収容部内へ不活性ガスを供給するガス供給部を更に備え、収容部の他端側には、加熱部によって気化した放射性同位元素を収容部の外部へ取り出す回収孔が設けられており、制御部は、原料が載置された固体ターゲット基板に原料を焼結させるように加熱部を制御する際には、収容部内を不活性ガスで満たすようにガス供給部を制御し、且つ、放射性同位元素が形成された固体ターゲット基板の放射性同位元素を気化させるように加熱部を制御する際には、収容部内へ不活性ガスを供給し続け、不活性ガスにより気化した放射性同位元素をガス供給部側から回収孔側へ向かって送出させるようにガス供給部を制御してもよい。この場合、原料が載置された固体ターゲット基板に原料を焼結させるように加熱部を制御する際、及び、放射性同位元素が形成された固体ターゲット基板の放射性同位元素を気化させるように加熱部を制御する際のそれぞれの場合に応じて、不活性ガスが収容部内へ適切に供給される。よって、焼結及び精製を一つの装置において適切且つ容易に行うことができる。さらに、精製を行う場合には、不活性ガスにより気化した放射性同位元素がガス供給部側から回収孔側へ向かって送出されるので、気化した放射性同位元素を回収孔から捕集することにより、容易に放射性同位元素を精製することができる。
また、放射性同位元素精製装置は、放射線の透過を抑制する放射線遮蔽壁を有するホットセル内に収容されていてもよい。この場合、焼結を行うことができる放射性同位元素精製装置がホットセル内に収容されているので、従来のように焼結を行うための電気炉をホットセルの外部に配置する必要がなくなる。これにより、ホットセルの外部における一般空間の省スペース化を図り、一般空間における作業スペースの自由度を高めることができる。
本発明によれば、省スペース及び低コストで焼結及び精製を行うことができる放射性同位元素精製装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る放射性同位元素精製装置が収容されるホットセルの断面図であり、正面と平行な断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る放射性同位元素精製装置を示す概略側面図である。 図2に示す放射性同位元素精製装置の概略上面図である。 図2に示す放射性同位元素精製装置の加熱部を拡大して示す図であって、炉心管内に挿入管が導入された状態を示す図である。 図2に示す制御部の焼結時における動作の一例を示すフローチャートである。 図2に示す制御部の精製時における動作の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る放射性同位元素精製装置の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本発明の実施形態に係る放射性同位元素精製装置は、放射性同位元素を含む物質から、放射性同位元素を精製する装置である。精製された放射性同位元素は、例えば病院のPET検査(陽電子断層撮影検査)等に使用される放射性同位元素標識化合物(RI化合物)である放射性薬剤(放射性医薬品を含む)の製造に用いられる。本実施形態に係る放射性同位元素精製装置は、放射線の透過を抑制する放射線遮蔽壁を有するホットセル内に収容されている。まず、図1を参照して、ホットセルの概要を説明する。
図1に示すように、ホットセル10は、箱型を成すホットセル本体11を備えている。ホットセル本体11は、壁体14〜16を有している。壁体14〜16は、放射線の透過を抑制する放射線遮蔽壁によって形成されている。放射線遮蔽壁は、例えば鉛によって形成されている。ホットセル本体11内に収容される放射性物質に応じて、放射線遮蔽壁の材質を適宜変更してもよい。なお、ホットセル本体11は、正面開口部に正面扉(不図示)を有していると共に、正面壁と対向して配置された壁体である背面壁(不図示)を有している。正面扉及び背面壁は、壁体14〜16と同じく放射線遮蔽壁で形成されている。
ホットセル本体11の正面開口部は、ホットセル本体11の内部に収容される対象物100の出し入れに利用される。ホットセル本体11の内部に収容される対象物100は、PET診断等で使用される放射性薬剤を取り扱う放射性薬剤取り扱い装置(放射性物質取り扱い装置)である。対象物100としては、例えば本実施形態に係る放射性同位元素精製装置1、放射性物質を他の物質に標識する(放射性物質を基に放射性薬剤を合成する)合成装置、放射性薬剤の品質を検定する品質検定装置、又は放射性薬剤を含む液体を目的の液量に分注する分注装置等が挙げられる。
ホットセル本体11には、放射性薬剤取り扱い装置を収容可能な空間である陽圧室21が形成されている。ホットセル本体11は、内部を区切る仕切板24,25を備え、仕切板24,25を介して複数の陽圧室21を有する。仕切板24,25は、放射線遮蔽壁によって形成されていてもよく、放射線を透過する壁体によって形成されていてもよい。なお、陽圧室21内の対象物100同士は、図示せぬ管で互いに接続され、放射性同位元素又は放射性薬剤の試料等を対象物100間で送付可能となっていてもよい。
次に、図2〜図4を参照して、本実施形態に係る放射性同位元素精製装置1について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る放射性同位元素精製装置1を示す概略側面図である。図3は、図2に示す放射性同位元素精製装置1の概略上面図である。図4は、図2に示す放射性同位元素精製装置1の加熱部を拡大して示す図であって、炉心管内に挿入管が導入された状態を示す図である。なお、図2及び図3では、後述する三つ爪チャック及び加熱部等に設けられたカバー、及び配線等を省略して示している。
図2〜4に示すように、本実施形態に係る放射性同位元素精製装置1は、炉心管3と、加熱部2と、挿入管4と、ロッドレスシリンダ44と、ガス供給部50と、制御部60とを備えている。
炉心管3は、固体ターゲット基板Wが内部に配置される収容部である。炉心管3は、基板導入部7と、送出部8と、接続部9とを有している。基板導入部7は、加熱部2の内部に配置されている。基板導入部7は、略水平に延在している。基板導入部7は、一端側が開口され、挿入管4が挿入可能な口径を有している。基板導入部7の一端側からは、固体ターゲット基板Wが載置された挿入管4が挿入される。これにより、基板導入部7は、固体ターゲット基板Wを内部に導入する。
本実施形態に係る放射性同位元素精製装置1では、放射性同位元素の精製だけでなく、固体ターゲット基板Wに対するRI原料の焼結も行う。基板導入部7に導入される固体ターゲット基板Wは、放射性同位元素の精製を行うときには、放射性同位元素が形成された固体ターゲット基板Wであり、固体ターゲット基板Wに対しRI原料の焼結を行うときには、RI原料が載置された固体ターゲット基板Wである。
基板導入部7の他端側は、一端側よりも口径がすぼまった逆テーパ形状を有しており、送出部8と連通されている。送出部8は、加熱部2の内部に配置され、基板導入部7の他端側から加熱部2の外部に向かって略水平に延在している。送出部8は、挿入管4を挿入できない程度の口径を有している。すなわち、送出部8は、基板導入部7よりも小さい口径を有している。送出部8は、基板導入部7において気化した放射性同位元素(以下、「気化ガス」ともいう)を、送出部8の他端側に連通された接続部9へと導く。
接続部9は、加熱部2の外部に配置され、送出部8の他端側から延びている。接続部9は、送出部8の他端側から略水平に延びる水平部9Aと、略直角に屈曲する屈曲部9Bと、屈曲部9Bから下方へ鉛直に延びる鉛直部9Cとを有する。接続部9の鉛直部9Cは、屈曲部9Bよりも狭い管状を呈している。鉛直部9Cの下端部は、開口されている。これにより、鉛直部9Cの下端部において、送出部8から導かれた気化ガスを炉心管3の外部へ取り出す回収孔9Dが形成されている。
接続部9の鉛直部9Cには、バブリング捕集部30が接続されている。バブリング捕集部30は、放射性同位元素を捕集するための溶液を貯留する貯留部31と、貯留部31内の気化ガスを排出する排出口34と、貯留部31内の溶液を供給する溶液供給部36とを有している。
貯留部31は、接続部9の鉛直部9Cの周りを囲むように、上下方向に延びる管状の容器である。ただし、貯留部31の形状は、溶液を貯留することができる限り特に限定されない。鉛直部9Cの下端部に形成された回収孔9Dは、バブリング捕集部30の貯留部31の底部に近接して対向している。貯留部31に溶液が貯留された状態においては、鉛直部9Cの下端部は溶液に浸漬された状態となる。これによって、送出部8から接続部9へ導かれた気化ガスは、接続部9の鉛直部9Cの下端部に形成された回収孔9Dから噴出され、溶液内に気泡として供給される。溶液は、気泡から放射性同位元素を捕集できる溶液であればよく、例えば水酸化ナトリウム水溶液、蒸留水、及び生理食塩水等が採用される。
なお、鉛直部9Cの外周面と貯留部31の上端部との間の接続部分は、隙間なく密閉されている。排出口34の一端側は、貯留部31の上端側に接続されている。排出口34の他端側には、当該排出口34を開閉可能な弁(不図示)が設けられている。溶液供給部36は、貯留部31の溶液を回収する溶液回収部としても機能する。溶液供給部36は、貯留部31の下端側に接続されている。溶液供給部36の一端側は、貯留部31の下端側から下方へ延びている。溶液供給部36の他端側は、溶液を供給する供給部(不図示)、及び溶液を回収する回収部(不図示)等に接続されている。
加熱部2は、略円筒形状を有している。加熱部2は、炉心管3の基板導入部7及び送出部8を取り囲むように、炉心管3の周囲に配置されている。加熱部2は、炉心管3の基板導入部7を加熱する。これにより、加熱部2は、基板導入部7内に収容された固体ターゲット基板Wを例えば約200〜700℃に加熱する。加熱部2は、後述する制御部60の加熱制御部61によって制御される。
RI原料の焼結を行うときには、基板導入部7にはRI原料が載置された固体ターゲット基板Wが導入される。このとき、固体ターゲット基板Wが加熱されると、固体ターゲット基板Wに載置されたRI原料が融解し、RI原料が固体ターゲット基板Wに固着する。なお、RI原料としては、二酸化テルル、セレン又はセレン化銅等が挙げられる。
放射性同位元素の精製を行うときには、基板導入部7には放射性同位元素が形成された固体ターゲット基板Wが導入される。このとき、固体ターゲット基板Wが加熱されると、固体ターゲット基板Wに形成されていた放射性同位元素が蒸発して気化ガスとなる。なお、加熱部2の加熱によって気化することができる放射性同位元素として、ヨウ素、又は臭素等が挙げられる。
挿入管4は、後述する駆動機構によって略水平に移動し、炉心管3の基板導入部7に固体ターゲット基板Wを導入し、且つ、炉心管3の基板導入部7から固体ターゲット基板Wを退出させる。挿入管4は、固体ターゲット基板Wを載置する載置部5と、載置部5を水平方向で支持する支持部6とを有している。載置部5は、設置面5cを含む段差部を有している。設置面5cは、平坦に形成された水平な面であり、固体ターゲット基板Wに対して十分な大きさを有している。なお、設置面5cには、固体ターゲット基板Wの設置位置となる窪み等が形成されていてもよい。
載置部5は、基板導入部7内に挿入可能な大きさを有している。支持部6は、加熱部2内に収容可能である一方、基板導入部7内には入り込まない大きさを有している。支持部6は、一端側で載置部5と接続されており、他端側で三つ爪チャック41及び固定部42,43を介してロッドレスシリンダ44と固定されている。ロッドレスシリンダ44は、挿入管4を水平方向である矢印A方向に往復移動させるための駆動機構である。ロッドレスシリンダ44を駆動することにより、挿入管4が矢印A方向に往復移動させられる。挿入管4が矢印A方向に往復移動することにより、挿入管4の載置部5は、基板導入部7内に導入し、あるいは、基板導入部7から退出する。ロッドレスシリンダ44は、後述する制御部60の搬送制御部62によって制御される。挿入管4及びロッドレスシリンダ44は、収容部である炉心管3に固体ターゲット基板Wを導入し、且つ、炉心管3から固体ターゲット基板Wを退出させる搬送部である。
なお、三つ爪チャック41は、挿入管4の載置部5が基板導入部7内に導入された状態において、パッキン等を介して挿入管4と炉心管3とを密着させる機能を有する。三つ爪チャック41により密着させられると、挿入管4と炉心管3との間は、隙間なく密閉される。
挿入管4の軸方向中心には、挿入管4を軸方向で貫く貫通孔が形成されている。当該貫通孔の一端側には、ガス流通管(不図示)を介してガス供給部50が接続されている。ガス供給部50は、挿入管4の載置部5が炉心管3の基板導入部7内に導入された状態において、ガス流通管を介して挿入管4の貫通孔へ不活性ガスを供給する。挿入管4の載置部5が炉心管3の基板導入部7内に導入された状態であるため、ガス供給部50から供給された不活性ガスは、挿入管4の貫通孔内を通り、基板導入部7内に流れ込む。すなわち、ガス供給部50は、炉心管3の一端側から炉心管3内へ不活性ガスを供給する。ガス供給部50は、制御部60のガス制御部63によって制御される。
制御部60は、加熱部2を制御する加熱制御部61と、ロッドレスシリンダ44を制御する搬送制御部62と、ガス供給部50を制御するガス制御部63とを有する。加熱制御部61は、加熱部2におけるヒータを作動させる。これにより、炉心管3の基板導入部7内の温度が上昇する。加熱制御部61は、加熱部2により加熱された基板導入部7内の温度状態が、適切な温度状態となるように、加熱部2を制御する。適切な温度状態とは、基板導入部7内に収容された固体ターゲット基板WにRI原料が焼結可能な温度、又は、基板導入部7内に収容された固体ターゲット基板Wの放射性同位元素が気化可能な温度である。
搬送制御部62は、矢印A方向へ適切に水平移動するように、ロッドレスシリンダ44を制御する。搬送制御部62は、矢印A方向で炉心管3に近づく向き、又は矢印A方向で炉心管3から遠ざかる向きに、ロッドレスシリンダ44を移動させる。搬送制御部62は、挿入管4の載置面5aに載置された固体ターゲット基板Wが、炉心管3の基板導入部7内に配置されるように(図3参照)、ロッドレスシリンダ44を移動させる。
ガス制御部63は、ガス供給部50から供給されるガスの種類、ガス供給量、ガス供給時間、及びガス圧等が適切なガス状態となるようにガス供給部50を制御する。ガス制御部63は、例えば炉心管3内のガス状態が、不活性ガスで置換されて密閉状態となるようにガス供給部50を制御する。
ガス制御部63は、例えばバブリング捕集部30の排出口34及び溶液供給部36にそれぞれ設けられた各弁の開閉制御を行う。ガス制御部63によって排出口34及び溶液供給部36における各弁の両方が閉制御されると、排出口34及び溶液供給部36を通る流路は閉じられバブリング捕集部30は閉鎖される。バブリング捕集部30と隙間なく接続される炉心管3に形成された回収孔9Dは、バブリング捕集部30内に位置しているので、バブリング捕集部30によって塞がれた状態となる。よって、挿入管4の載置部5が基板導入部7内に導入され、挿入管4と炉心管3との間が隙間なく密閉された状態で、ガス制御部63によって排出口34及び溶液供給部36における各弁の両方が閉制御されると、炉心管3の挿入管4が導入される側と回収孔9D側との両端側が閉鎖状態となり、炉心管3が密閉状態となる。
制御部60は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及び、RAM(Random AccessMemory)等を備えており、ROMに記載されているプログラム等をRAMにロードし、CPUで実行することで各種の制御を行う。
加熱制御部61、搬送制御部62、及びガス制御部63は、固体ターゲット基板WにRI原料を焼結させるときと、固体ターゲット基板Wの放射性同位元素を精製させるときとで、それぞれ異なる制御を行う。以下、図5及び図6を参照して、放射性同位元素精製装置1における焼結時及び精製時の制御方法の一例について説明する。図5は、図2に示す制御部60の焼結時における動作の一例を示すフローチャートである。図6は、図2に示す制御部60の精製時における動作の一例を示すフローチャートである。
まず、図5を参照して、放射性同位元素精製装置1において固体ターゲット基板WにRI原料を焼結させるときの制御部60の制御方法を説明する。固体ターゲット基板WにRI原料を焼結させるときには、RI原料が載置された固体ターゲット基板Wが、挿入管4の載置部5の載置面5a上に設置される。この状態において、搬送制御部62は、ロッドレスシリンダ44を駆動する。搬送制御部62は、矢印A方向で炉心管3に向かってロッドレスシリンダ44を移動させる。搬送制御部62は、挿入管4の載置部5が炉心管3の基板導入部7内の所定位置となるまでロッドレスシリンダ44を移動する。これにより、図3に示すように、挿入管4の載置部5の載置面5a上に載置された固体ターゲット基板Wが、炉心管3の基板導入部7内に導入される(S1)。
続いて、加熱制御部61は、加熱部2におけるヒータを作動させる。加熱制御部61は、基板導入部7内の温度が固体ターゲット基板W上のRI原料が融解可能な所定温度となるように、加熱部2による加熱状態を制御する。また、この際、ガス制御部63は、ガス供給部50から炉心管3内に不活性ガスを供給させる。ガス制御部63は、密閉された炉心管3内が不活性ガスで満たされるように、ガス供給部50による不活性ガスの供給状態を制御する。具体的には、上述したように、ガス制御部63は、例えばバブリング捕集部30の排出口34及び溶液供給部36における各弁の両方の閉制御を行うことにより、炉心管3内を密閉状態とした上で、炉心管3内を不活性ガスで満たすように不活性ガスの供給状態を制御する。これにより、不活性ガスで満たされた炉心管3の基板導入部7内の温度が固体ターゲット基板W上のRI原料が融解可能な所定温度となり、固体ターゲット基板Wに対しRI原料が焼結する(S2)。
焼結後、搬送制御部62は、ロッドレスシリンダ44を駆動する。搬送制御部62は、矢印A方向で炉心管3から離れる向きにロッドレスシリンダ44を移動させる。搬送制御部62は、挿入管4の載置部5が加熱部2の外部における所定位置となるまでロッドレスシリンダ44を移動させる。これにより、挿入管4の載置部5の載置面5a上に載置された焼結後の固体ターゲット基板Wが、炉心管3から退出される(S3)。以上により、放射性同位元素精製装置1において固体ターゲット基板WにRI原料を焼結させるときの制御部60の制御が終了する。その後、S1〜S3にて作成されたRI原料が焼結された固体ターゲット基板Wを、放射性同位元素精製装置1とは別のターゲット装置に設けた上で、固体ターゲット基板W上のRI原料に対し荷電粒子線を照射することにより、放射性同位元素が形成された固体ターゲット基板Wが生成される。
次に、図6を参照して、放射性同位元素精製装置1において固体ターゲット基板Wの放射性同位元素を精製するときの制御部60の制御方法を説明する。固体ターゲット基板Wの放射性同位元素を精製するときには、放射性同位元素が形成された固体ターゲット基板Wが、挿入管4の載置部5の載置面5a上に設置される。この状態において、搬送制御部62は、ロッドレスシリンダ44を駆動する。搬送制御部62は、矢印A方向で炉心管3に向かってロッドレスシリンダ44を移動する。搬送制御部62は、挿入管4の載置部5が炉心管3の基板導入部7内の所定位置となるまでロッドレスシリンダ44を移動する。これにより、図3に示すように、挿入管4の載置部5の載置面5a上に載置された固体ターゲット基板Wが、炉心管3の基板導入部7内に導入される(S4)。
続いて、加熱制御部61は、加熱部2におけるヒータを作動させる。加熱制御部61は、基板導入部7内の温度が固体ターゲット基板Wの放射性同位元素が気化可能な所定温度となるように、加熱部2による加熱状態を制御する。また、この際、ガス制御部63は、ガス供給部50から炉心管3内に不活性ガスを供給させる。ガス制御部63は、ガス供給を開始してから所定時間が経過するまでは、密閉された炉心管3内が不活性ガスで満たされるように、ガス供給部50による不活性ガスの供給状態を制御する。これにより、不活性ガスで満たされた炉心管3の基板導入部7内の温度が固体ターゲット基板Wの放射性同位元素が気化可能な所定温度となり、固体ターゲット基板Wから放射性同位元素が気化する(S5)。
ガス供給部50からのガス供給を開始してから所定時間が経過し、放射性同位元素の気化が進むと、ガス制御部63によって、バブリング捕集部30の排出口34又は溶液供給部36に接続されたバルブの開閉によって、炉心管3の密閉状態が変えられる。具体的には、ガス制御部63は、例えばバブリング捕集部30の排出口34及び溶液供給部36における各弁のいずれかの開制御を行うことにより、バブリング捕集部30を開放空間として、炉心管3のバブリング捕集部30側を開放状態とする。そして、ガス制御部63は、ガス供給部50から炉心管3内に不活性ガスを供給し続け、不活性ガスにより気化した放射性同位元素をガス供給部50側から炉心管3の下流側である回収孔9D側へ向かって送出させるように、ガス供給部50による不活性ガスの供給状態を制御する。これにより、気化した放射性同位元素が、炉心管3の基板導入部7から送出部8へ、送出部8から接続部9へと導かれ、炉心管3内からバブリング捕集部30へと送出される(S6)。以上により、放射性同位元素精製装置1において固体ターゲット基板Wの放射性同位元素を精製するときの制御部60の制御が終了する。
次に、本実施形態に係る放射性同位元素精製装置1の作用及び効果について、従来技術と比較して説明する。
一般に、病院等でのPET検査(陽電子断層撮影検査)等に使用される放射性同位元素(RI)は、ターゲット装置に設けられた固体ターゲットに荷電粒子線を照射することにより放射性同位元素が形成された固体ターゲットを、精製装置で精製することによって取得されている。ここで、ターゲット装置で用いる固体ターゲットは、例えば、放射性同位元素の原料となる物質が載置された状態の固体ターゲット基板を電気炉等で加熱し、固体ターゲット基板上に当該原料を焼結することにより作成される。
この焼結作業においては放射性薬剤を扱わないため、従来、焼結を行うための電気炉は、放射線の透過を抑制する放射線遮蔽壁を有するホットセル(図1参照)内には配置されず、ホットセルの外部である一般空間に配置されていた。当該一般空間は、例えばPET検査に要する種々の実験器具又は測定器具等が存在しているため、作業スペースの自由度が低いという実情があった。そこで、一般空間における省スペース化を図り作業スペースの自由度を高めることが求められていた。
一方、焼結を行う際、電気炉内は高熱となるので、電気炉の内部から外部へ逃げる熱の影響を考慮した耐熱ケアが必要であり、これにより一般空間における電気炉及びその周囲の他の機器の配置に制約が生じていた。具体的には、電気炉からその周囲の他の機器への熱影響を考慮して、電気炉の周囲に遮熱材を設ける、又は、電気炉の付近に他の機器を配置しないスペースを設ける等の耐熱ケアが必要であり、省スペース及び低コストを実現することが難しいという問題があった。その結果、一般空間における作業スペースの自由度を高めることも困難となっていた。
以上の従来技術における問題に対し、本実施形態に係る放射性同位元素精製装置1では、RI原料が載置された固体ターゲット基板Wが挿入管4及びロッドレスシリンダ44により炉心管3の基板導入部7に導入され、当該基板導入部7が加熱部2により加熱されることにより、固体ターゲット基板W上にRI原料が焼結する。そして、放射性同位元素が形成された固体ターゲット基板Wが挿入管4及びロッドレスシリンダ44により炉心管3の基板導入部7に導入され、当該基板導入部7が加熱部2により加熱されることにより、固体ターゲット基板Wに形成された放射性同位元素が気化し、放射性同位元素が精製可能となる。すなわち、焼結及び精製を、一つの装置によって行うことができるため、焼結及び精製を別装置で行う従来の場合に比して、省スペース化及び低コスト化が実現できる。以上より、本実施形態に係る放射性同位元素精製装置1は、省スペース及び低コストで焼結及び精製を行うことができる。
また、RI原料が載置された固体ターゲット基板WにRI原料を焼結させるように加熱部2を制御する際、及び、放射性同位元素が形成された固体ターゲット基板Wの放射性同位元素を気化させるように加熱部2を制御する際のそれぞれの場合に応じて、ガス制御部63によってガス供給部50からの不活性ガスが炉心管3内へ適切に供給される。よって、焼結及び精製を一つの装置において適切且つ容易に行うことができる。さらに、精製を行う場合には、不活性ガスにより気化した放射性同位元素がガス供給部50側から回収孔9D側へ向かって送出されるので、気化した放射性同位元素を回収孔9Dから捕集することにより、容易に放射性同位元素を精製することができる。
また、焼結を行うことができる放射性同位元素精製装置1がホットセル10内に収容されているので、従来のように焼結を行うための電気炉をホットセル10の外部に配置する必要がなくなる。これにより、ホットセル10の外部における一般空間の省スペース化を図り、一般空間における作業スペースの自由度を高めることができる。
また、焼結時の固体ターゲット基板Wに載置されたRI原料は、加熱部2による加熱により融解する。この際、固体ターゲット基板Wが載置される設置面5cが水平であるので、融解したRI原料が固体ターゲット基板Wからこぼれ、いわゆる液だれが生じるおそれを抑制することができる。
以上、本実施形態の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。
上記実施形態において、基板導入部7に導入された固体ターゲット基板Wは、加熱部2により200〜700℃に加熱されるとしたが、固体ターゲット基板Wが加熱部2により加熱される温度帯域は上記の温度帯域に限られない。RI原料の焼結を行う際にはRI原料が融解可能な所定温度であればよく、放射性同位元素の精製を行う際には放射性同位元素が気化可能な所定温度であればよい。これらの所定温度は、RI原料及び放射性同位元素の種類に応じて適宜変化する。
上記実施形態において、バブリング捕集部30の排出口34及び溶液供給部36における各弁の両方が閉制御されることによって、炉心管3が密閉状態となるとしたが、これに限られない。例えば、炉心管3の回収孔9Dが直接閉鎖されることにより、炉心管3が密閉状態となるとしてもよい。
1…放射性同位元素精製装置、2…加熱部、3…炉心管(収容部)、4…挿入管(搬送部)、9D…回収孔、10…ホットセル、44…ロッドレスシリンダ(搬送部)、50…ガス供給部、60…制御部。

Claims (3)

  1. 固体ターゲット基板が内部に配置される収容部と、
    前記収容部に固体ターゲット基板を導入し、且つ、前記収容部から固体ターゲット基板を退出させる搬送部と、
    前記収容部を加熱する加熱部と、
    前記搬送部及び前記加熱部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    放射性同位元素の原料が載置された固体ターゲット基板を前記収容部に導入するように前記搬送部を制御し、前記収容部を加熱させ、前記原料が載置された固体ターゲット基板に前記原料を焼結させるように前記加熱部を制御し、前記原料が焼結された固体ターゲット基板を前記収容部から退出させるように前記搬送部を制御し、且つ、
    前記原料が焼結された固体ターゲット基板に荷電粒子線が照射されることにより放射性同位元素が形成された固体ターゲット基板を前記収容部へ導入するように前記搬送部を制御し、前記収容部を加熱させ、前記放射性同位元素が形成された固体ターゲット基板の放射性同位元素を気化させるように前記加熱部を制御する、放射性同位元素精製装置。
  2. 前記収容部の一端側から前記収容部内へ不活性ガスを供給するガス供給部を更に備え、
    前記収容部の他端側には、前記加熱部によって気化した放射性同位元素を前記収容部の外部へ取り出す回収孔が設けられており、
    前記制御部は、
    前記原料が載置された固体ターゲット基板に前記原料を焼結させるように前記加熱部を制御する際には、前記収容部内を前記不活性ガスで満たすように前記ガス供給部を制御し、且つ、
    前記放射性同位元素が形成された固体ターゲット基板の放射性同位元素を気化させるように前記加熱部を制御する際には、前記収容部内へ前記不活性ガスを供給し続け、前記不活性ガスにより気化した放射性同位元素を前記ガス供給部側から前記回収孔側へ向かって送出させるように前記ガス供給部を制御する、請求項1に記載の放射性同位元素精製装置。
  3. 前記放射性同位元素精製装置は、放射線の透過を抑制する放射線遮蔽壁を有するホットセル内に収容されている、請求項1又は2に記載の放射性同位元素精製装置。
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