JP6338069B2 - 画像処理システム及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の撮像処理装置が対象物を撮像し判定を行うとともに、これらを統合して総合判定を行う画像処理システム及び画像処理方法に関するものである。
工場の生産現場では、生産物に対する検査が日常的に行われている。その中でも外観検査は人出が多く必要となるため、従来から自動化の取組みが行われてきた。
特許文献1には、画像処理対象物を照明部で照明して撮像部で撮像し、これらとは別の画像処理装置が照明部や撮像部とデータ通信を行って、照明部の制御を行うとともに撮像画像を入力して対象物の良否を判定する構成が記載されている。
また、特許文献2には、複数のカメラを用いて同一の対象物の検査を行なう構成が記載されている。
特許文献1: 特開2016−65875
特許文献2: 特開平7−103905
しかしながら、特許文献1記載のもののように、撮像部と画像処理装置とが別々の構成であれば、装置全体が大型化しコストアップにつながるという問題があった。
また、特許文献2記載のもののように、複数カメラに対して画像を処理する特徴抽出手段が1つであれば、各カメラが撮像した画像に対する処理が順番に1つずつ処理されることになり時間がかかるとともに、各カメラを切り換えながらの設置や調整が必要となり稼働調整に時間がかかり、またシステムが複雑になるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決して、設置、調整が容易で対象物に対する信頼度の高い判定を実現することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明は、対象物を撮像して画像処理を行う画像処理システムであって、
前記対象物を撮像し判定を行う複数の撮像処理装置と、
前記撮像処理装置からの撮像処理装置特定情報、撮像画像、及び判定結果を無線により受信する統括サーバと、を備え、
前記撮像処理装置特定情報は、前記撮像画像を撮像した撮像時刻であり、
前記統括サーバは、無線により受信した前記撮像処理装置特定情報に基づいて、同一の対象物を撮像する撮像処理装置を特定し撮像処理装置グループとしてグループ化するとともに、
複数の前記撮像処理装置からの少なくとも複数の前記判定結果に基づいて、前記対象物に対する総合判定を行うことを特徴とする画像処理システムを提供するものである。
この構成により、設置、調整が容易で対象物に対する信頼度の高い判定を実現することができる。
前記撮像処理装置グループを複数備えた構成としてもよい。
この構成により、大規模な生産現場においても設置、調整が容易で対象物に対する信頼度の高い判定を実現することができる。
また、上記問題点を解決するために本発明は、対象物を撮像して画像処理を行う画像処理方法であって、
前記対象物を複数の撮像処理装置で撮像し判定を行う工程と、
複数の前記撮像処理装置からの撮像処理装置特定情報、撮像画像及び判定結果を統括サーバが無線により受信する工程と、
前記統括サーバが無線により受信した前記撮像処理装置特定情報に基づいて、同一の対象物を撮像する撮像処理装置を特定し、撮像処理装置グループとしてグループ化する工程と、
複数の前記撮像処理装置からの少なくとも複数の前記判定結果に基づいて、前記対象物に対する総合判定を行う工程と、を備え
前記撮像処理装置特定情報は、前記撮像画像を撮像した撮像時刻であることを特徴とする画像処理方法を提供するものである。
この構成により、設置、調整が容易で対象物に対する信頼度の高い判定を実現することができる。
前記撮像処理装置グループを複数備えた構成としてもよい。
この構成により、大規模な生産現場においても設置、調整が容易で対象物に対する信頼度の高い判定を実現することができる。
本発明の画像処理システム及び画像処理方法により、設置、調整が容易で対象物に対する信頼度の高い判定を実現することができる。
本発明の実施例1、2における画像処理システムの例を説明する図である。 本発明に実施例1、2における撮像処理装置の構成例を説明する図である。 本発明の実施例3における画像処理システムの例を説明する図である。
本発明の実施例1について図1、図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1、2における画像処理システムの例を説明する図である。図2は、本発明に実施例1、2における撮像処理装置の構成例を説明する図である。
(画像処理システムの概要)
実施例1においては、撮像処理装置10a〜10f、110a〜110dが対象物1a、1b、1cをそれぞれ複数の角度から撮像し同時に判定を行う。具体的には、傷がついていないか等の外観検査を行なう。撮像角度は、対象物1a、1b、1cの画像処理に適した任意の角度を選択することができる。すなわち、立体的な対象物1aを多くの角度から撮像できるように、撮像処理装置10aが斜め右上から撮像し、撮像処理装置10bが斜め左上から撮像し、撮像処理装置10cが左側側方から撮像し、撮像処理装置10dが右側側方から撮像して、それぞれ撮像した撮像画像に基づいて判定を行う。そして、撮像処理装置10a〜10dは、それぞれの撮像画像及び判定結果を含む情報を統括サーバ20に送信する。また、撮像処理装置10a〜10dの設置時に自身を特定する撮像処理装置特定情報を統括サーバ20に送信するように構成されている。これにより、統括サーバ20は当該撮像処理装置10a〜10dを紐づけすることができる。
また、対象物1bを効率的に撮像するように、撮像処理装置10eが斜め右上から撮像し、撮像処理装置10fが斜め左上から撮像して、それぞれ撮像した撮像画像に基づいて画像処理を行う。具体的には、傷がついていないか等の外観検査を行なう。そして、撮像処理装置10e〜10fは、それぞれの撮像画像及び判定結果を含む情報を統括サーバ20に送信する。また、撮像処理装置10e〜10fの設置時に自身を特定する撮像処理装置特定情報を統括サーバ20に送信するように構成されている。これにより、統括サーバ20は当該撮像処理装置10e〜10fを紐づけすることができる。
さらに、別の(下流の)生産工程における立体的な対象物1cを多くの角度から撮像できるように、撮像処理装置110aが斜め右上から撮像し、撮像処理装置110bが斜め左上から撮像し、撮像処理装置110cが左側側方から撮像し、撮像処理装置110dが右側側方から撮像して、それぞれ撮像した撮像画像に基づいて判定を行う。具体的には、傷がついていないか等の外観検査を行なう。そして、撮像処理装置110a〜110dは、それぞれの撮像画像及び判定結果を含む情報を統括サーバ120に送信する。また、撮像処理装置110a〜110dの設置時に自身を特定する撮像処理装置特定情報を統括サーバ120に送信するように構成されている。これにより、統括サーバ120は当該撮像処理装置110a〜110dを紐づけすることができる。
なお、実施例1においては、「判定」が外観検査であるように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、「判定」として位置認識を行い、位置認識結果をそれぞれの統括サーバに送信する構成としてもよいし、対象物1a、1b、1cの特定、選別を行い、選別結果をそれぞれの統括サーバに送信する構成としてもよい。
統括サーバ20では、それぞれの撮像処理装置特定情報を受信して同一の対象物1aを撮像して判定する各撮像処理装置10a〜10dを特定し撮像処理装置グループ50としてグループ化する。また、同一の対象物1bを撮像して画像処理する各撮像処理装置10e〜10fを特定し撮像処理装置グループ51としてグループ化する。そして、同じ撮像処理装置グループに属する複数の撮像処理装置から複数の撮像画像及び判定結果を含む情報を受信し、各判定結果に重み付けを行うとともに、必要に応じて撮像画像に対して複雑な画像処理を実施して対象物1a、1bに対する総合判定を行う。そして、統括サーバ20が受信した撮像画像、判定結果、及び統括サーバ20が行った総合判定結果が、情報端末3に送信され表示される(図1には、撮像画像及び判定結果のみ記載している。)。また、統括サーバ20が行った総合判定結果を工場における生産工程の制御装置に送信して、不良品を排除又は修理するように構成してもよい。
また、統括サーバ120では、それぞれの撮像処理装置特定情報を受信して同一の対象物1cを撮像して判定する各撮像処理装置110a〜110dを特定し撮像処理装置グループ150としてグループ化する。そして、同じ撮像処理装置グループ150に属する複数の撮像処理装置110a〜110dから複数の撮像画像及び判定結果を含む情報を受信し、各判定結果に重み付けを行うとともに、必要に応じて撮像画像に対して複雑な画像処理を実施して対象物1cに対する総合判定を行う。そして、統括サーバ120が受信した撮像画像、判定結果、及び統括サーバ120が行った総合判定結果が、情報端末3に送信され表示される
このように、撮像処理装置特定情報を統括サーバ20、統括サーバ120に送信することにより、当該撮像処理装置が対象物1aを撮像、画像処理するものなのか、対象物1bを撮像するものなのか、又は対象物1cを撮像するものなのかを統括サーバ20又は統括サーバ120において特定することができる。
ここで、実施例1における撮像処理装置特定情報は、予め対象物毎に各撮像処理装置に割り当てられたIDである。当該IDは、撮像処理装置特定情報として、撮像処理装置の設置後任意のタイミングで統合サーバ2に送信されて、その後の撮像画像や判定結果と紐づけされる。
なお、実施例1においては、撮像処理装置の後任意のタイミングで自身を特定する撮像処理装置特定情報を統括サーバに送信するように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、撮像処理装置が撮像画像及び判定結果を統括サーバに送信する都度、撮像処理装置特定情報を併せて送信するように構成してもよい。この構成により、撮像処理装置の設置時に撮像処理装置を紐づけする必要がなくなる。
(撮像処理装置)
次に、撮像処理装置の構成について、撮像処理装置10(10a〜10f)を例にとって説明する。撮像処理装置110a〜110dも同様の構成を備えている。
撮像処理装置10(10a〜10f)は、図2に示すように、それぞれ筐体11と照明部12を備えている。撮像処理装置10は、対象物1(1a、1b)を照明部12で照明して撮像し、撮像した撮像画像に基づいて判定を行なう。また、撮像した撮像画像及び判定結果を含む情報を統括サーバ20に送信する。筐体11には、撮像部111、判定部112、記憶部113、送信部114、受信部115、制御部116、及び傾斜角検出部117が収納されている。また、撮像部111の対象物側には必要に応じて、レンズが設けられる。
なお、記憶部113は、SDカードのような取外し可能な形態のものを筐体11に外付けにしてもよい。少なくとも撮像部111、判定部112、送信部114、受信部115、制御部116、及び傾斜角検出部117が一体化して筐体11に収納されていればよい。これにより撮像処理装置10(10a〜10f)をコンパクトに構成することができる。
このように、撮像処理装置10(10a〜10f)を撮像部や判定部を一体にしてコンパクトに構成することで、設置、調整を容易に行うことができる。
撮像処理装置10(10a〜10f)は、撮像部111にて対象物1(1a、1b)を撮像する。対象物1(1a、1b)は、機械部品、プリント基板、電子部品、医薬品等様々なものを対象とすることができる。撮像部111は、CMOSセンサによって構成されカラー画像を撮像する。その解像度は任意であるが、実施例1においては、640×480画素としている。これは、後述する送信部114における通信帯域の輻輳を考慮したためである。制御部116は、対象物1(1a、1b)が撮像処理装置10(10a〜10f)により撮像可能な位置に配置されたことを撮像画像から判断するか、又は図示しないセンサ等により検知し、撮像部111に電子シャッター等の指示を行って撮像させる。撮像部111が対象物1(1a、1b)を撮像した撮像画像を記憶部113に記憶する。また、記憶部113には、予め対象物毎に撮像処理装置10(10a〜10f)を特定するためのIDが撮像処理装置特定情報として記憶されていて、撮像処理装置10(10a〜10f)設置後の任意のタイミングで送信部114から統括サーバ20に送信するように構成されている。当該IDは、ユーザが指定して記憶部113に記憶させるか、又は、指定がなければMACアドレス等で自動的にIDを識別して記憶部113に記憶させる。
なお、実施例1においては、撮像部111をCMOSセンサで構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、CCDセンサで構成してもよいし、赤外線センサで構成してもよい。また、カラー画像を撮像することとしなくてもよく、白黒画像を撮像するように構成してもよい。さらに、実施例1においては、撮像部111の解像度を640×480画素に構成したが、必ずしもこれに限定されず装置の都合により適宜変更が可能である。例えば、1000×1000画素で構成してもよいし、320×240画素で構成してもよい。
撮像画像は、判定部112に入力されて判定(実施例1においては外観検査)が行われる。外観検査は、サポートベクターマシンと呼ばれる人工知能によって実施される。サポートベクターマシンは、実際の外観検査を行う前に、予め対象物1(1a、1b)の良品と不良品とをそれぞれ複数個ずつ学習して、その境界を設定しておくことにより外観検査を行なうことができる。外観検査の内容は、対象物1(1a、1b)により様々なものとすることができる。例えば、傷欠陥検査、位置ずれ検査、有無検査等とすることができる。
ここで、判定部112は良品画像との類似度の計算、またはクラス分類を行うことで、入力画像に対する判定あるいは分類を行う。
なお、実施例1においては、判定部112をサポートベクターマシンで構成することとしたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、線形判別、単純ベイズ、ベイズネットワークや畳み込みニューラルネット(CNN)を用いて判定部112を構成してもよい。
また、実施例1においては、予め対象物1の良品と不良品とをそれぞれ複数個ずつ学習させるようにしたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、複数個の良品を学習させるようにしてもよい。
照明部12は、筐体11に取り付けられている。またその構造は、任意に選択することができる。例えば、円周状にLEDを配置したリング照明、LEDを配置した形状がドーム形状を有したドーム照明、又は同軸落射照明等を選択することができる。そして、それらを交換可能に撮像処理装置10(10a〜10f)の筐体11に取り付ける。
なお、実施例1においては、照明部12を筐体11に取り付ける構成としたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、照明部12を筐体11に取り付けず、撮像処理装置10(10a〜10f)から取り外して任意の場所に設けるように構成してもよい。
傾斜角検出部117は、2軸分の加速度センサを備えていて、公知の方法により撮像部111における重力軸に対する傾斜角を検出することができる。この傾斜角を送信部114から統括サーバ20に送信することにより、統括サーバ20は各撮像処理装置10(10a〜10f)の撮像角度を認識することができる。傾斜角の送信は撮像処理装置10(10a〜10f)の設置後任意のタイミングで行われる。統括サーバ2は、撮像角度を認識することにより、撮像角度によって判定結果に重み付けを付すことができる。後述するように、対象物1の側方から撮像した撮像処理装置10の判定結果を重視するとともに、斜め上から撮像した撮像処理装置10の判定結果を参考程度に重み付けして総合判定を導くことができる。
具体的な傾斜角の検出は、新たに撮像処理装置10(10a〜10f)が設置されたときに、統合サーバ20はコマンドを当該撮像処理装置10(10a〜10f)に送信して傾斜角を検出させて統括サーバ20に送信させる。統括サーバ20では、傾斜角を受信して撮像角度を認識する。その際、対象物1a又は対象物1bが傾斜して設置されている場合は、その設置の傾斜角を補正して撮像角度を認識する。また、送信された傾斜角のみでは判断できない角度、例えば、50°の角度と230°の角度の場合等は当該撮像処理装置10(10a〜10f)からの画像を統括サーバ20が受信して対象物1(1a、1b)の撮像状態(例えば、対象物1(1a、1b)が画面に侵入する方角等)を分析して撮像角度を認識する。
なお、実施例1においては、2軸分の加速度センサを備えるように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、加速度センサと地磁気センサとを備えるようにしてもよいし、加速度センサとジャイロスコープを備えるようにしてもよい。すなわち、少なくとも加速度センサを備えるように構成すればよい。
(表示装置(情報端末))
撮像処理装置特定情報や撮像画像及び判定結果を含む情報は、送信部114から無線LANにより統合サーバ20に送信される。また、統括サーバ20から無線LANによりスマートフォンからなる情報端末3に撮像画像、判定結果、撮像角度、及び総合判定結果が送信されて表示される。図1の情報端末3には、各撮像処理装置が撮像した撮像画像と判定結果(つまり外観検査結果)を表示した様子を示している。撮像画像上に「×」と表示しているのは、判定結果(外観検査結果)が不良であったことを示している。また、総合判定結果を表示するように構成してもよい。
情報端末3には、撮像処理装置10a〜10d、又は撮像処理装置10e〜10fの撮像画像及び判定結果を各撮像角度に応じて表示することができる。つまり、対象物1aを撮像処理装置10aが斜め右上から撮像した撮像画像30aは情報端末3における良品の画像である写真1Aの右上に表示し、撮像処理装置10bが斜め左上から撮像した撮像画像30bは写真1Aの左上に表示し、撮像処理装置10cが左側側方から撮像した撮像画像30cは写真1Aの左側側方に表示し、撮像処理装置10dが右側側方から撮像した撮像画像30dは写真1Aの右側側方に表示する。また、別の表示画面において、対象物1bを撮像処理装置10eが斜め右上から撮像した撮像画像30eは情報端末3における良品の画像である写真1Aの右上に表示し、撮像処理装置10fが斜め左上から撮像した撮像画像30fは写真1Aの左上に表示することができる。情報端末3に、撮像画像30a〜30dを表示するか、撮像画像30e、30fを表示するかは、情報端末3の操作により選択することができる。
このように、撮像画像及び判定結果を各撮像角度に応じて表示することで、当該撮像画像の対象物1aや対象物1bに対する位置や撮像角度が容易に理解でき、各撮像処理装置の判定結果を迅速に把握することができる。
なお、実施例1においては、情報端末3における表示の中央に良品の画像である写真1Aを表示するように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、写真1Aを表示せず黒色を表示するように構成してもよいし、対象物1(1a、1b)を真上から撮像した撮像画像を表示するように構成してもよい。
なお、実施例1においては、判定結果(外観検査結果)について、不良品に対して「×」を表示しているが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、良品に対して「〇」を表示してもよいし、不良品に対する「×」と良品に対する「〇」の双方を表示してもよい。また、「×」、「〇」ではなく、文字で表示してもよいし、背景色を変えて表示するようにしてもよい。
また、実施例1においては、スマートフォンを情報端末3として構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、タブレットで構成してもよいし、パソコンで構成してもよい。なお、情報端末3は必ず必要とするものではなく、必要となったときのみ設けるようにしてもよい。また、後述する制御情報を送信する必要がなければ、LEDディスプレイ等の表示装置を情報端末3として構成してもよく、少なくとも表示装置としての機能を備えていればよい。
このように、スマートフォン等の情報端末3で、各撮像処理装置10(10a〜10f)の撮像画像や判定結果を視る事ができるので、設置や調整を容易に行うことができる。
(照明の制御)
情報端末3からは、照明部12と撮像部111に対する制御情報を統括サーバ20に対して無線LANを介して送信することができる。そして、統括サーバ20が受信した制御情報を撮像処理装置10(10a〜10f)に無線LANを介して送信する。撮像処理装置10(10a〜10f)では、受信部115がこの制御情報を受信することができる。制御部116は、この制御情報に基づいて、照明部12と撮像部111を制御する。その際、照明部12へは、制御部116からブルーツゥース(登録商標。以下同じ)により制御情報が送信される。
具体的には、照明部12に対して、点灯又は消灯、その照度、又は色合い等を制御することができる。対象物1の光沢や色合い、撮像角度により制御する項目を選択する。また撮像部111に対して、撮像又は非撮像の切替えやシャッター速度等を制御することができる。対象物1a又は対象物1bの移動速度や撮像角度により制御する項目を選択する。
ここで、一の撮像処理装置10(例えば、撮像処理装置10a)の撮像部111で対象物1aを撮像するように制御し照明部12を消灯するように制御するとともに、他の撮像処理装置10(例えば、撮像処理装置10b)の撮像部111を非撮像に制御し照明部12を点灯するように制御すれば、他の撮像処理装置10(撮像処理装置10b)による照明光による暗視野照明により、一の撮像処理装置10(撮像処理装置10a)は対象物1aを撮像することができる。つまり、他の撮像処理装置10(撮像処理装置10b)を単なる照明装置としても活用することができる。
なお、実施例1においては、制御部116から照明部12へブルーツゥースにより制御情報を送信する構成としたが、必ずしもこれに限定されず装置の都合により適宜変更が可能である。例えば、無線LANで送信するように構成してもよいし、有線で送信する構成としてもよい。また、情報端末3から統括サーバ20、及び統括サーバ20から受信部115へは、無線LANを介して送信するように構成したが、必ずしもこれに限定されず装置の都合により適宜変更が可能である。例えば、ブルーツゥースで送信する構成としてもよいし、有線で送信する構成としてもよい。
(統括サーバ)
統括サーバ20における総合判定は、各判定結果に重み付けを行うとともに、必要に応じて撮像画像に対して複雑な画像処理を行い総合的に判定する。実施例1における重み付けは、各外観検査結果のうち不良としたものについて、1点を与えて得点を加算する。そして、加算した合計が2点以上であれば、総合判定を不良とする。
なお、実施例1においては、各判定結果(外観検査結果)のうち不良としたものについて、1点を与えて得点を加算するように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、側方正面から撮像する撮像処理装置10c、10dの判定結果(外観検査結果)に重みを付し、これらの判定結果(外観検査結果)が不良であれば、2点を与えるようにしてもよい。つまり、撮像角度によりその判定結果(外観検査結果)に対する重み付けの値を変えてもよい。
前述のように、統括サーバ20は必要に応じて撮像画像に対して複雑な判定処理を行う。これは、撮像処理装置10a〜10fにおける画像処理能力は限界があるためであり、より複雑な判定処理は統合サーバ20で行うことで、信頼度の高い判定を実現できる。複雑な判定処理とは、例えば、特徴量抽出のための領域分割のメッシュを細かくする必要がある場合の処理や2つ以上の撮像処理装置の撮像画像を使ってする処理がある。2つ以上の撮像画像を使ってする判定処理には、ステレオ画像処理や、上流工程における撮像処理装置10a〜10fの撮像画像と、後述する下流工程における撮像処理装置110a〜110dの撮像画像間での画像間演算等による判定処理がある。
つまり、統括サーバ20は、通常、同じ対象物1を撮像する同じ撮像処理装置グループの複数の撮像処理装置の少なくとも複数の判定結果に基づいて、前記対象物に対する総合判定を行う。しかし、上流工程での撮像画像と下流工程での撮像画像とを画像間演算行って、複雑な外観検査や対象物が不良となった原因の調査を行うことができる。すなわち、統括サーバ20は、複数の撮像処理装置の少なくとも複数の判定結果に基づいて、対象物1a、1bに対する総合判定を行う。
また、統合サーバ20は総合判定として、良否の判定や品質等の等級を判定することができる。
このように、統合サーバにおいて各撮像処理装置の判定結果に重み付けを行うとともに、必要に応じて撮像画像に対して複雑な判定処理を行い総合判定する。これにより、信頼度の高い外観検査を実現することができる。
統括サーバ20は、撮像処理装置10(10a〜10f)からの送信情報の有無により、稼働中の撮像処理装置10(10a〜10f)を認識することができる。すなわち、撮像処理装置10(10a〜10f)が設けられ、新たになんらかの情報を統括サーバ20が受信すれば、新たな撮像処理装置10(10a〜10f)が増設されたことを認識する。また、今まで設けられていた撮像処理装置10(10a〜10f)から何の情報も送信されない期間が一定以上ある場合は、当該撮像処理装置10(10a〜10f)が撤去されたものとみなす。すなわち、統括サーバ20は、各撮像処理装置10(10a〜10f)からの情報の有無により、稼働中の撮像処理装置10(10a〜10f)を認識することができる。
なお、実施例1においては、新たになんらかの情報を統括サーバ20が受信すれば、新たな撮像処理装置10(10a〜10f)が増設されたことを認識する構成としたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、撮像処理装置特定情報や傾斜角、又は撮像画像及び判定結果を含む情報を統括サーバ20が新たに受信すれば、新たな撮像処理装置10(10a〜10f)が増設されたことを認識する構成としてもよい。つまり、統括サーバ20は、各撮像処理装置10(10a〜10f)からの情報の有無により、稼働中の撮像処理装置10(10a〜10f)を認識することができる。
このように、統括サーバは、各撮像処理装置からの情報の有無により、稼働中の撮像処理装置を認識することができるように構成したので、設置や調整を容易に行うことができる。
以上、撮像処理装置グループ50、51に属する撮像処理装置10a〜10fを中心に統合サーバ20、情報端末3の構成と機能について説明した。次に、撮像処理装置グループ150に属する撮像処理装置110a〜110dと統合サーバ120について簡単に説明する。
撮像処理装置グループ150における撮像処理装置110(110a〜110d)は、前述した撮像処理装置10(10a〜10f)と同様の構成と機能を有し、統括サーバ120は、前述した統括サーバ20と同様の構成と機能を有するものであり、各撮像処理装置110(110a〜110d)が同一の対象物1cを複数の撮像角度から撮像、判定としての外観検査を行ない、撮像画像、判定結果、撮像処理装置特定情報を含む情報を統括サーバ120に送信する。統括サーバ120では、各撮像処理装置110(110a〜110d)から受信した撮像処理装置特定情報により、対象物1cを撮像、判定する撮像処理装置110(110a〜110d)を特定し撮像処理装置グループ150としてグループ化する。そして、同じ撮像処理装置グループ150に属する撮像処理装置110(110a〜110d)から受信した撮像画像、判定結果に基づいて、総合判定を行う。また、上流工程での撮像画像と下流工程での撮像画像間の演算が必要な場合等は、上流の撮像処理装置グループ50、51に属する撮像処理装置10(10a〜10f)から受信した撮像画像と、下流の撮像処理装置グループ150に属する撮像処理装置110(110a〜110d)から受信した撮像画像間で演算を行って総合判定を行う。
統括サーバ120の総合判定結果は、不良の対象物1cに対する排除又は修理等のために生産工程の制御装置に送信することができる。また、撮像画像、判定結果、及び総合判定結果を含む情報は情報端末3に送信してその画面に表示することができる。情報端末3には、統括サーバ20及び統括サーバ120からも情報が送信されるが、統括サーバを特定する情報を他の情報に付加して送信することにより、区別して表示することができる。
なお、実施例1においては、撮像処理装置グループ50では、4台の撮像処理装置10a〜10dを備え、撮像処理装置グループ51では、2台の撮像処理装置10e、10fを備え、撮像処理装置グループ150では、4台の撮像処理装置110a〜110dを備える構成としたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、それぞれの撮像処理装置グループにおいて、6台構成としてもよいし、8台以上の構成としてもよい。
このように、実施例1においては、対象物を撮像して画像処理を行う画像処理システムであって、
前記対象物を撮像し判定を行う複数の撮像処理装置と、
前記撮像処理装置からの撮像処理装置特定情報、撮像画像、及び判定結果を受信する統括サーバと、を備え、
前記統括サーバは、前記撮像処理装置特定情報に基づいて、同一の対象物を撮像する撮像処理装置を特定し撮像処理装置グループとしてグループ化するとともに、
複数の前記撮像処理装置からの少なくとも複数の前記判定結果に基づいて、前記対象物に対する総合判定を行うことを特徴とする画像処理システムにより、設置、調整が容易で対象物に対する信頼度の高い判定を実現することができる。
また、対象物を撮像して画像処理を行う画像処理方法であって、
前記対象物を複数の撮像処理装置で撮像し判定を行う工程と、
複数の前記撮像処理装置からの撮像処理装置特定情報、撮像画像及び判定結果を統括サーバが受信する工程と、
前記統括サーバが受信した前記撮像処理装置特定情報に基づいて、同一の対象物を撮像する撮像処理装置を特定し撮像処理装置グループとしてグループ化する工程と、
複数の前記撮像処理装置からの少なくとも複数の前記判定結果に基づいて、前記対象物に対する総合判定を行う工程と、を備えたことを特徴とする画像処理方法により、設置、調整が容易で対象物に対する信頼度の高い判定を実現することができる。
本発明の実施例2は、撮像時刻を撮像処理装置特定情報とした点で実施例1と異なっている。実施例2について、図1、図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1、2における画像処理システムの例を説明する図である。図2は、本発明に実施例1、2における撮像処理装置の構成例を説明する図である。
実施例2においては、撮像処理装置グループ50における撮像処理装置10a〜10fは、記憶部113に撮像画像とともに、撮像時刻を記憶するように構成されている。そして、撮像処理装置特定情報として記憶部113に記憶された撮像時刻を、画像処理毎に撮像画像、判定結果とともに送信部114より送信するように構成されている。撮像時刻は、工場での生産工程を考慮して、ミリ秒単位まで把握することが望ましい。つまり、撮像時刻は、〇年〇月〇日〇時〇分〇秒〇ミリ秒のように把握し記憶、送信される。
統括サーバ20は、この撮像時刻の受信によって、ほぼ同時刻に撮像した撮像処理装置10a〜10dを同一の対象物1aを撮像した撮像処理装置グループ50としてグループ化する。このとき、偶然にも同じ工程の他の撮像処理グループ51の撮像処理装置10e、10fから同じ撮像時刻を受信することが想定される場合はオペレータによる修正機能を備えるか、生産工程番号や符号を撮像画面に入るように撮像角度や視野を設定しておいて自動認識により修正してグループ化する。
また、他の(下流の)生産工程の撮像処理装置グループ150における撮像処理装置110a〜110dからも撮像時刻を送信されることが想定される場合もある。この場合は、撮像処理装置グループ50、51における撮像処理装置10a〜10fによる撮像画像と撮像処理装置グループ150における撮像処理装置110a〜110dによる撮像画像とは、生産工程が異なり対象物1cの形状が対象物1a、1bとは異なるためほぼ同じ撮像時刻を受信した場合であっても、自動認識により修正してグループ化することができる。
なお、実施例2においては、撮像時刻を、撮像画像、判定結果とともに送信するように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、撮像時刻の統括サーバ20への送信は初めの1回だけとし、その後は自動的にIDを割り振って紐づけにしてもよい。
このように、実施例2においては、撮像処理装置特定情報として撮像した撮像時刻を用いることにより、IDを各撮像処理装置に割り振ることなく撮像処理装置を特定することができ、オペレータの手間を減らすことができる。また、毎回の画像処理時に撮像画像や判定結果とともに撮像時刻を送信するように構成することによって、過検査や不良見逃し等の外観検査ミスがあった場合に撮像時刻に基づいてその原因を追跡調査することができる。
本発明における実施例3は、統合サーバを3台備えている点で、実施例1、2と異なっている。実施例3について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施例3における画像処理システムの例を説明する図である。
実施例3においては、撮像処理装置10a〜10d、210a〜210b、110a〜110d、が対象物1a、1b、1cをそれぞれ複数の角度から撮像し判定を行う。すなわち、立体的な対象物1aをできるだけ多くの角度から撮像するように、撮像処理装置10aが斜め右上から撮像し、撮像処理装置10bが斜め左上から撮像し、撮像処理装置10cが左側側方から撮像し、撮像処理装置10dが右側側方から撮像して、それぞれ撮像した撮像画像に基づいて判定を行う。そして、撮像処理装置10a〜10dは、それぞれの撮像画像、判定結果、及び撮像処理装置特定情報を含む情報を統括サーバ20に送信する。
また、対象物1bを効率的に撮像するように、撮像処理装置210aが斜め右上から撮像し、撮像処理装置210bが斜め左上から撮像して、それぞれ撮像した撮像画像に基づいて判定を行う。そして、撮像処理装置210a〜210bは、それぞれの撮像画像、判定結果、及び撮像処理装置特定情報を含む情報を統括サーバ220に送信する。
さらに、対象物1cをできるだけ多くの角度から撮像するように、撮像処理装置110aが斜め右上から撮像し、撮像処理装置110bが斜め左上から撮像し、撮像処理装置110cが左側側方から撮像し、撮像処理装置110dが右側側方から撮像して、それぞれ撮像した撮像画像に基づいて判定を行う。そして、撮像処理装置110a〜110dは、それぞれの撮像画像、判定結果、及び撮像処理装置特定情報を含む情報を統括サーバ120に送信する。
実施例3における各撮像処理装置の「判定」として、具体的には外観検査を行なうように構成しているが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、撮像処理装置10a〜10d、110a〜110dは「判定」として外観検査を行なう構成とし、撮像処理装置210a、210bは「判定」として大きさ等の選別を行う構成としてもよい。つまり「判定」としてどのような機能を持たせるかは、生産工程における都合により適宜変更することができる。
統括サーバ20では、それぞれの撮像画像、判定結果、及び撮像処理装置特定情報を含む情報を受信し、同一の対象物1aを撮像して判定する各撮像処理装置10a〜10dを特定し撮像処理装置グループ50としてグループ化する。そして、同じ撮像処理装置グループ50に属する撮像処理装置10a〜10dからの少なくとも複数の判定結果により総合判定を行う。また、上流工程での撮像画像と下流工程での撮像画像間の演算が必要な場合等は、上流の撮像処理装置グループ50に属する撮像処理装置10(10a〜10d)から受信した撮像画像と、下流の撮像処理装置グループ150に属する撮像処理装置110(110a〜110d)から受信した撮像画像間で演算を行って総合判定を行う。そして、統括サーバ20が受信した撮像画像、判定結果、及び撮像処理装置特定情報を含む情報、及び統括サーバ20が行った総合判定結果が、情報端末3に送信され、少なくとも撮像画像、判定結果が情報端末3に表示される。また、統括サーバ20が行った総合判定結果を工場における生産工程の制御装置に送信して、不良品を排除又は修理するように構成してもよい。
統括サーバ220では、それぞれの撮像画像、判定結果、及び撮像処理装置特定情報を含む情報を受信し、同一の対象物1bを撮像して判定する各撮像処理装置210a〜210bを特定し撮像処理装置グループ250としてグループ化する。そして、同じ撮像処理装置グループ250に属する撮像処理装置210a〜210bからの少なくとも複数の判定結果により総合判定を行う。また、上流工程での撮像画像と下流工程での撮像画像間の演算が必要な場合等は、上流の撮像処理装置グループ250に属する撮像処理装置210(210a〜210b)から受信した撮像画像と、下流の撮像処理装置グループ150に属する撮像処理装置110(110a〜110d)から受信した撮像画像間で演算を行って総合判定を行う。そして、統括サーバ220が受信した撮像画像、判定結果、及び撮像処理装置特定情報を含む情報、及び統括サーバ220が行った総合判定結果が、情報端末3に送信され、少なくとも撮像画像、判定結果が情報端末3に表示される。また、統括サーバ220が行った総合判定結果を工場における生産工程の制御装置に送信して、不良品を排除又は修理するように構成してもよい。
さらに、統括サーバ120では、それぞれの撮像画像、判定結果、及び撮像処理装置特定情報を含む情報を受信し、同一の対象物1cを撮像して判定する各撮像処理装置110a〜110dを特定し撮像処理装置グループ150としてグループ化する。そして、同じ撮像処理装置グループ150に属する撮像処理装置110a〜110dからの少なくとも複数の判定結果により総合判定を行う。また、上流工程での撮像画像と下流工程での撮像画像間の演算が必要な場合等は、上流の撮像処理装置グループ50、又は250に属する撮像処理装置10(10a〜10d)又は210(210a〜210b)から受信した撮像画像と、下流の撮像処理装置グループ150に属する撮像処理装置110(110a〜110d)から受信した撮像画像間で演算を行って総合判定を行う。そして、統括サーバ120が受信した撮像画像、判定結果、及び撮像処理装置特定情報を含む情報、及び統括サーバ120が行った総合判定結果が、情報端末3に送信され、少なくとも撮像画像、判定結果が情報端末3に表示される。また、統括サーバ120が行った総合判定結果を工場における生産工程の制御装置に送信して、不良品を排除又は修理するように構成してもよい。
撮像処理装置特定情報は、各撮像処理装置に割り当てられたIDでもよいし、各撮像処理装置が撮像した撮像時刻であってもよい。つまり、同一の対象物を撮像するタイミングはほぼ同じであるので、撮像時刻で同一の対象物を撮像する撮像処理装置を特定することができる。撮像処理装置特定情報を撮像時刻とすることにより、IDを割り振ることなく撮像処理装置を特定することができる。また、過検査や不良見逃し等の判定ミスがあった場合に撮像時刻に基づいてその原因を追跡調査することができる。
このように実施例3においては、各撮像処理装置グループごとに統括サーバを備えており、効率的に総合判定を行うことができ、信頼度の高い判定を実現することができる。
本発明における画像処理システム及び画像処理方法は、生産工程における外観検査や選別だけでなく、人物の認証や交通分野における自動車の特定等の画像処理分野に広く用いることができる。
1a〜1c: 対象物 3:情報端末10a〜10f:撮像処理装置 11:筐体 12:照明部20:統合サーバ 120:統合サーバ 220:統合サーバ1A:良品画像の写真 30a〜30d:撮像画像110a〜110f:撮像処理装置111:撮像部 112:判定部 113:記憶部 114:送信部 115:受信部 116:制御部 117:傾斜角検出部210a、210b:撮像処理装置50:撮像処理装置グループ 51:撮像処理装置グループ 150:撮像処理装置グループ 250:撮像処理装置グループ

Claims (4)

  1. 対象物を撮像して画像処理を行う画像処理システムであって、
    前記対象物を撮像し判定を行う複数の撮像処理装置と、
    前記撮像処理装置からの撮像処理装置特定情報、撮像画像、及び判定結果を無線により受信する統括サーバと、を備え、
    前記撮像処理装置特定情報は、前記撮像画像を撮像した撮像時刻であり、
    前記統括サーバは、無線により受信した前記撮像処理装置特定情報に基づいて、同一の対象物を撮像する撮像処理装置を特定し撮像処理装置グループとしてグループ化するとともに、
    複数の前記撮像処理装置からの少なくとも複数の前記判定結果に基づいて、前記対象物に対する総合判定を行うことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記撮像処理装置グループを複数備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 対象物を撮像して画像処理を行う画像処理方法であって、
    前記対象物を複数の撮像処理装置で撮像し判定を行う工程と、
    複数の前記撮像処理装置からの撮像処理装置特定情報、撮像画像及び判定結果を統括サーバが無線により受信する工程と、
    前記統括サーバが無線により受信した前記撮像処理装置特定情報に基づいて、同一の対象物を撮像する撮像処理装置を特定し、撮像処理装置グループとしてグループ化する工程と、
    複数の前記撮像処理装置からの少なくとも複数の前記判定結果に基づいて、前記対象物に対する総合判定を行う工程と、を備え
    前記撮像処理装置特定情報は、前記撮像画像を撮像した撮像時刻であることを特徴とする画像処理方法。
  4. 前記撮像処理装置グループを複数備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像処理方法。
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