以下、本発明の実施形態について、図面(図1〜図14)を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置100の構成を示す図である。本実施形態において、画像形成装置100は、複合機(MFP:Multi Function Peripheral)である。画像形成装置100は、スキャナー、複写機、プリンター、及び、ファクシミリの各機能を有する。画像形成装置100は、画像形成ユニット1、画像読取ユニット2、原稿搬送ユニット3、操作パネル4、及び、制御部5を備える。また、画像形成装置100は、パーソナルコンピューター200と通信可能に接続されている。画像形成装置100は、「画面取得装置」の一例に相当する。
画像形成ユニット1は、用紙Pに画像を形成する。画像読取ユニット2は、原稿R上に形成された画像を読み取る。原稿搬送ユニット3は、読み取り対象の原稿Rを搬送する。操作パネル4は、タッチパネル41を備え、画像形成装置100に対するユーザーからの操作を受け付ける。制御部5は、画像形成装置100の動作を制御する。タッチパネル41は、「モニター」の一例に相当する。
画像形成ユニット1は、給紙カセット11、給紙ローラー12、搬送ローラー対13、レジストローラー対14、画像形成部15、定着器16、排出ローラー対17、及び、排出トレイ18を備える。給紙ローラー12は、給紙カセット11から用紙Pを1枚ずつ繰り出す。給紙ローラー12によって繰り出された用紙Pは、搬送ローラー対13及びレジストローラー対14によって画像形成部15まで搬送される。
画像形成部15は、給紙カセット11から搬送されてきた用紙Pに画像を形成する。画像形成部15は、感光体ドラム151、帯電部152、露光部153、現像部154、転写ローラー155、及び、クリーニング部156を備える。感光体ドラム151は、円筒形の回転体であり、その周面には、静電潜像が形成される。帯電部152は、感光体ドラム151を所定の電位に帯電させる。露光部153は、画像データに基づきレーザー光を照射して感光体ドラム151の周面を露光する。その結果、画像データに応じた静電潜像が感光体ドラム151の周面に形成される。なお、画像データとしては、例えば、画像読取ユニット2が原稿Rを読み取って生成された画像データ、又は、通信ネットワークを介して外部のパーソナルコンピューター200から受信した画像データが用いられる。画像形成部15によって画像が形成された用紙Pは、定着器16まで搬送される。
現像部154は、感光体ドラム151の周面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像し、感光体ドラム151の周面にトナー像を形成する。転写ローラー155は、感光体ドラム151上のトナー像を用紙Pに転写する。クリーニング部156は、転写後に感光体ドラム151の周面に残留している残留トナーを除去する。
定着器16は、用紙Pに形成された画像を用紙Pに熱定着する。定着器16は、加熱ローラーと、加圧ローラーとを備える。加熱ローラーは、発熱体を内蔵する。加熱ローラー及び加圧ローラーは、両者が圧接されることによって、定着ニップ部を形成する。用紙Pが定着ニップ部を通過することによって、用紙Pの表面に付着したトナーが溶融及び加熱される。その結果、トナー像が用紙Pに定着される。トナー像が定着された用紙Pは、排出ローラー対17によって排出トレイ18へ排出される。
次に、図2を参照して、制御部5の構成について説明する。制御部5は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリーを備える。制御部5は、「コンピューター」に相当する。メモリーには、「画面取得プログラム」を含む制御プログラムが記憶される。CPUは、制御プログラムを実行することによって、各種機能部として機能する。また、CPUは、制御プログラムを実行することによって、メモリーを各種機能部として機能させる。その結果、制御部5の各種機能部は、画像形成装置100の動作を制御する。また、制御部5は、操作受付部511、画面表示部512、画面情報取得部513、後退検出部514、画面操作生成部515、画面記録部516、表示画面記憶部521、操作画像記憶部522、及び、操作画面記憶部523を備える。換言すれば、「画面取得プログラム」は、制御部5を、操作受付部511、画面表示部512、画面情報取得部513、後退検出部514、画面操作生成部515、画面記録部516、表示画面記憶部521、操作画像記憶部522、及び、操作画面記憶部523として機能させる。
表示画面記憶部521は、タッチパネル41に表示する画面画像SCに対応する画面画像情報SCDを予め記憶する。表示画面記憶部521に記憶された画面画像情報SCDは、画面表示部512によって読み出される。また、画面画像情報SCDには、画面画像SCを識別する画面識別情報IDSが付与されている。
操作画像記憶部522は、操作種類情報PKDと操作画像PJとを対応付けて記憶する。操作種類情報PKDは、タッチパネル41に対するユーザーによる操作の種類を示す。操作画像PJは、ユーザーからの操作の内容を示す操作情報PDに対応する。また操作画像記憶部522に記憶された操作画像PJは、画面操作生成部515によって読み出される。
操作画面記憶部523は、画面操作生成部515によって生成された画面操作画像SPに対応する画面操作画像情報SPDを記憶する。具体的には、操作画面記憶部523は、画面操作画像情報SPDを、画面識別情報IDS、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDと対応付けて記憶する。具体的には、操作画面記憶部523は、画面操作画像情報SPDを、ファイル形式で記憶する。また、画面操作画像情報SPDが記憶されるファイルのファイル名は、画面識別情報IDS、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDを含む。画面操作画像情報SPDは、画面記録部516によって操作画面記憶部523に書き込まれる。
また、操作画面記憶部523に記憶された画面操作画像情報SPDは、パーソナルコンピューター200によって読み出される。ユーザーは、パーソナルコンピューター200を操作して、画面操作画像情報SPDに基づいて、操作手順書のような文書を作成する。画面操作画像情報SPDが記憶されるファイルのファイル名は、画面識別情報IDS、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDを含むため、ユーザーは、所望する画面操作画像情報SPDを容易に読み出すことができる。
操作受付部511は、ユーザーからの操作を受け付ける。また、操作受付部511は、ユーザーからの操作を受け付ける度に、ユーザーからの操作の内容を示す操作情報PDを生成する。具体的には、タッチパネル41には、複数のボタンBTが表示される。そして、操作受付部511は、操作情報PDとして、ボタン識別情報IDBと操作種類情報PKDとを生成する。ボタン識別情報IDBは、ユーザーによって操作されたボタンBTを示す。操作種類情報PKDは、タッチパネル41に表示されたボタンBTに対するユーザーによる操作の種類を示す。具体的には、操作の種類としては、タップ、ダブルタップ、及び、スワイプを含む。
画面表示部512は、ユーザーからの操作に基づいて、タッチパネル41に表示する画面画像SCを変更する。具体的には、タッチパネル41には、複数のボタンBTが表示される。換言すれば、画面画像SCは、複数のボタンBTを含む。そして、タッチパネル41に表示された複数のボタンBTのうち、ユーザーによって操作されたボタンBTに対応する画面画像SCをタッチパネル41に表示する。また、画面表示部512は、タッチパネル41に表示する画面画像SCに対応する画面画像情報SCDを、表示画面記憶部521から読み出す。
画面情報取得部513は、ユーザーからの操作に基づいてタッチパネル41に表示される画面画像SCが変化する度に、タッチパネル41に表示された画面画像SCに対応する画面画像情報SCDを取得する。具体的には、画面情報取得部513は、例えば、スクリーンショット機能によってキャプチャー画像を生成し、キャプチャー画像の画像情報を画面画像情報SCDとして取得する。ただし、後退検出部514が、直前に表示された画面画像SCに遷移することを検出した場合には、画面情報取得部513は、タッチパネル41に表示された画面画像SCに対応する画面画像情報SCDを取得しない。
後退検出部514は、ユーザーからの操作に基づいて、画面画像SCが、その画面画像が表示される直前に表示された画面画像SCに遷移することを検出する。具体的には、例えば、ユーザーからの操作に基づいて、画面画像SC1が別の画面画像SC2に遷移する。次に、ユーザーからの操作に基づいて、画面画像SC2が別の画面画像SC3に遷移する。画面画像SC3が画面画像SC1と同一の画面画像SCである場合には、画面画像SC2から画面画像SC3に遷移するときに、後退検出部514は、直前に表示された画面画像SC1に遷移することを検出する。換言すれば、後退検出部514は、画面画像SCが、画面画像SCの階層が1つ上の画面画像SCに遷移することを検出する。
画面操作生成部515は、ユーザーからの操作の内容を示す操作画像PJを画面画像SCに付加して、画面操作画像SPを生成する。具体的には、操作の内容を示す操作情報PDは、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDを含む。ボタン識別情報IDBは、ユーザーによって操作されたボタンBTを示す。操作種類情報PKDは、タッチパネル41に表示されたボタンBTに対するユーザーによる操作の種類を示す。画面操作生成部515は、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDに基づいて、操作画像PJを生成する。
更に具体的には、画面操作生成部515は、操作種類情報PKDに対応する操作画像PJを操作画像記憶部522から読み出して、操作画像PJを生成する。また、画面操作生成部515は、画面画像SCにおいてボタン識別情報IDBに対応するボタンBTが配置された位置に操作画像PJを配置して画面操作画像SPを生成する。ただし、後退検出部514が、直前に表示された画面画像SCに遷移することを検出した場合には、画面操作画像SPを生成しない。
画面記録部516は、画面操作画像SPに対応する画面操作画像情報SPDを、操作画面記憶部523に記録する。具体的には、画面記録部516は、画面操作画像SPに対応する画面操作画像情報SPDを、画面識別情報IDS、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDと対応付けて、操作画面記憶部523に記録する。例えば、画面記録部516は、画面識別情報IDS、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDを含むファイル名で、画面操作画像情報SPDをファイル形式で操作画面記憶部523に記録する。
次に、図3を参照して操作画像記憶部522に記憶された操作画像PJについて説明する。図3は、操作画像記憶部522に記憶された操作画像PJを示す図表である。左欄は、操作の種類を示す識別情報(操作識別情報IDP)である。中央欄は、操作の種類を示す操作名称である。右欄は、操作画像PJである。操作画像PJは、操作識別情報IDPに対応付けて、操作画像記憶部522に記憶されている。
例えば、タップに対応する操作識別情報IDPは、「TA1」である。また、タップを示す操作画像PJは、楕円状の図形である。また、例えば、ダブルタップに対応する操作識別情報IDPは、「TA2」である。また、ダブルタップを示す操作画像PJは、2重の楕円状の図形である。更に、例えば、右向きのスワイプに対応する操作識別情報IDPは、「SW」である。また、右向きのスワイプを示す操作画像PJは、右向きの矢印の図形である。
次に、図4を参照して、ユーザーが操作画像PJを設定する場合に、タッチパネル41に表示する操作画像設定画面について説明する。図4は、操作画像PJを設定する操作画像設定画面550を示す画面図である。操作画像設定画面550には、操作識別情報表示部551、操作名称表示部552、操作画像表示部553、及び、操作画像候補表示部554が表示される。操作画像設定画面550には、更に、決定ボタン555、キャンセルボタン556、及び、戻るボタン557が表示される。
操作識別情報表示部551は、操作識別情報IDP(図4では、操作IDと略記する)を表示する。操作名称表示部552は、操作識別情報IDPに対応する操作名称を表示する。操作画像表示部553は、操作識別情報IDPに対応する操作画像PJを表示する。操作画像PJとしては、楕円状の図形が表示されている。
操作画像候補表示部554は、操作画像PJの候補画像554a〜554f及び選択マーク554gを表示する。候補画像554aは、円形の画像である。候補画像554bは、三角形の画像である。候補画像554cは、四角形の画像である。候補画像554dは、人差し指でタップするような左手の形の画像である。候補画像554eは、人差し指でタップするような右手の形の画像である。候補画像554fは、人差し指のような指の形の画像である。
選択マーク554gは、操作画像PJの候補画像554a〜554fのうち、ユーザーによって選択されている画像を示す。例えば、タッチパネル41に表示された候補画像554a〜554fのうち、候補画像554dがユーザーによって選択された場合には、候補画像554dの背景が選択状態を示す特定の色(例えば、赤色)で表示される。図4では、便宜上、候補画像554dの背景が選択状態を示す特定の色で表示されていることを、斜線を施して示している。
決定ボタン555は、選択状態にされている操作画像PJの候補(例えば、候補画像554d)を操作画像PJに設定する場合に、ユーザーによってタッチされる。決定ボタン555がタッチされると、候補画像554dと、操作画像表示部553に表示された操作画像PJとが入れ換えて表示される。
キャンセルボタン556は、選択状態をキャンセルする場合に、ユーザーによってタッチされる。キャンセルボタン556がタッチされると、候補画像554dの選択状態が解除される。選択状態が解除されると、選択マーク554gが消去される。戻るボタン557は、前の画面に戻る場合に、ユーザーによってタッチされる。
ユーザーは、タッチパネル41に表示された操作画像設定画面550を操作して、操作識別情報表示部551に表示された操作識別情報IDPに対応する操作画像PJを設定及び変更することができる。
次に、図5〜図11を参照して、図2に示す制御部5の機能について具体的に説明する。まず、図5〜図7を参照して、ボタンBTがタップされる場合について説明する。図5は、画面表示部512が表示するコピー条件設定画面600を示す画面図である。コピー条件設定画面600には、用紙選択ボタン601、拡大縮小ボタン602、濃度設定ボタン603、両面分割設定ボタン604、ページ集約設定ボタン605、ソート設定ボタン606、機能一覧ボタン607、及び、お気に入りボタン608が表示されている。
用紙選択ボタン601は、用紙Pのサイズを選択する場合に、ユーザーによって操作される。拡大縮小ボタン602は、原稿Rに形成された画像を拡大又は縮小する場合に、ユーザーによって操作される。濃度設定ボタン603は、コピー濃度を設定する場合に、ユーザーによって操作される。両面分割設定ボタン604は、両面(又は片面)の設定及び分割(又は結合)の設定を行う場合に、ユーザーによって操作される。ページ集約設定ボタン605は、「2in1」のようなページ集約の条件を設定する場合に、ユーザーによって操作される。ソート設定ボタン606は、ソート有無のような仕分け条件を設定する場合に、ユーザーによって操作される。機能一覧ボタン607は、各種の機能を説明する機能一覧画面をタッチパネル41に表示する場合に、ユーザーによって操作される。お気に入りボタン608は、ユーザーが使用する頻度が高いボタンをタッチパネル41に表示する場合に、ユーザーによって操作される。
また、図5に示すように、ユーザーの手H1の指(例えば、人差し指)によって、用紙選択ボタン601がタップされる。この操作に応じて、画面操作生成部515は、図6に示す画面操作画像610を生成する。なお、手H1は、タッチパネル41に表示されない。
次に、図6を参照して、画面操作画像610について説明する。図6は、用紙選択ボタン601がタップされた場合に画面操作生成部515が生成する画面操作画像610の一例を示す画面図である。画面情報取得部513は、コピー条件設定画面600がタッチパネル41に表示されたときに、コピー条件設定画面600の画面画像SCに対応する画面画像情報SCDを取得する。そして、ユーザーの手H1の指(例えば、人差し指)によって、コピー条件設定画面600の用紙選択ボタン601がタップされると、画面操作生成部515が以下の処理を行う。
まず、タップに対応する操作画像PJを操作画像記憶部522から読み出して、操作画像PJを生成する。図6に示す形態では、タップに対応する操作画像PJは、楕円状の図形である。次に、コピー条件設定画面600の画面画像SCにおいてタップされた用紙選択ボタン601が配置された位置に操作画像611を配置して画面操作画像610を生成する。換言すれば、画面操作画像610は、コピー条件設定画面600に対応する画面画像SCと、操作画像611とを合成して生成される。なお、操作画像611は、コピー条件設定画面600の用紙選択ボタン601が配置された位置に合成される。
次に、図7を参照して、タップに対応する操作画像PJが、人差し指でタップするような左手の形の画像(図4に示す候補画像554d)である場合について説明する。画面情報取得部513は、コピー条件設定画面600がタッチパネル41に表示されたときに、コピー条件設定画面600の画面画像SCに対応する画面画像情報SCDを取得する。そして、ユーザーの手H1の指(例えば、人差し指)によって、コピー条件設定画面600の用紙選択ボタン601がタップされると、画面操作生成部515が以下の処理を行う。
まず、タップに対応する操作画像PJ(左手の形の画像)を操作画像記憶部522から読み出して、操作画像PJを生成する。次に、コピー条件設定画面600の画面画像SCにおいてタップされた用紙選択ボタン601が配置された位置に操作画像621を配置して画面操作画像620を生成する。換言すれば、画面操作画像620は、コピー条件設定画面600に対応する画面画像SCと、操作画像621を合成して生成される。なお、操作画像621は、コピー条件設定画面600の用紙選択ボタン601が配置された位置に合成される。
次に、図8及び図9を参照して、ボタンBTがスワイプされる場合について説明する。図8は、画面表示部512が表示するコピー条件設定画面630を示す画面図である。コピー条件設定画面630は、図5に示すコピー条件設定画面600と同一の画面である。コピー条件設定画面630には、用紙選択ボタン631、拡大縮小ボタン632、濃度設定ボタン633、両面分割設定ボタン634、ページ集約設定ボタン635、ソート設定ボタン636、機能一覧ボタン637、及び、お気に入りボタン638が表示されている。
また、図8に示すように、ユーザーの手H21の指(例えば、人差し指)によって、用紙選択ボタン631から濃度設定ボタン633までスワイプされる。矢印ARは、ユーザーの手H21の指の動きを示す。ユーザーの手H22は、ユーザーの手H21がスワイプ操作の終点位置に到達した状態を示す。この操作に応じて、画面操作生成部515は、図9に示す画面操作画像640を生成する。なお、手H21、H22及び矢印ARは、タッチパネル41に表示されない。
次に、図9を参照して、スワイプに対応する操作画像PJが、右向き矢印の画像(図3に示すスワイプに対応する操作画像PJ)である場合について説明する。画面情報取得部513は、コピー条件設定画面630がタッチパネル41に表示されたときに、コピー条件設定画面630の画面画像SCに対応する画面画像情報SCDを取得する。そして、ユーザーの手H21の指(例えば、人差し指)によって、コピー条件設定画面630の用紙選択ボタン631から濃度設定ボタン633までスワイプされると、画面操作生成部515が以下の処理を行う。
まず、スワイプに対応する操作画像PJ(右向き矢印の画像)を操作画像記憶部522から読み出して、操作画像PJを生成する。次に、コピー条件設定画面630の画面画像SCにおいてスワイプされた用紙選択ボタン631が配置された位置から濃度設定ボタン633が配置された位置までの範囲に操作画像641を配置して画面操作画像640を生成する。換言すれば、画面操作画像640は、コピー条件設定画面630に対応する画面画像SCと、操作画像641とを合成して生成される。なお、操作画像641は、コピー条件設定画面630の用紙選択ボタン601が配置された位置から濃度設定ボタン633が配置された位置までの範囲に合成される。また、スワイプに対応する操作画像PJが、中抜きの矢印であるため、矢印の背景にある画面画像SCが見え、画面画像SCの内容を視認できる。
次に、図10及び図11を参照して、ボタンBTがダブルタップされる場合について説明する。図10は、画面表示部512が表示するコピー条件設定画面650を示す画面図である。コピー条件設定画面650は、図5に示すコピー条件設定画面600と同一の画面である。コピー条件設定画面650には、用紙選択ボタン651、拡大縮小ボタン652、濃度設定ボタン653、両面分割設定ボタン654、ページ集約設定ボタン655、ソート設定ボタン656、機能一覧ボタン657、及び、お気に入りボタン658が表示されている。
また、図10に示すように、ユーザーの手H3の指(例えば、人差し指)によって、用紙選択ボタン651がダブルタップされる。この操作に応じて、画面操作生成部515は、図11に示す画面操作画像660を生成する。なお、手H3は、タッチパネル41に表示されない。
次に、図11を参照して、画面操作画像660について説明する。図11は、用紙選択ボタン651がダブルタップされた場合に画面操作生成部515が生成する画面操作画像660の一例を示す画面図である。画面情報取得部513は、コピー条件設定画面650がタッチパネル41に表示されたときに、コピー条件設定画面650の画面画像SCに対応する画面画像情報SCDを取得する。そして、ユーザーの手H3の指(例えば、人差し指)によって、コピー条件設定画面650の用紙選択ボタン651がダブルタップされると、画面操作生成部515が以下の処理を行う。
まず、ダブルタップに対応する操作画像PJを操作画像記憶部522から読み出して、操作画像PJを生成する。図11に示す形態では、ダブルタップに対応する操作画像PJは、2重の楕円状の図形である。次に、コピー条件設定画面650の画面画像SCにおいてダブルタップされた用紙選択ボタン651が配置された位置に操作画像661を配置して画面操作画像660を生成する。換言すれば、画面操作画像660は、コピー条件設定画面650に対応する画面画像SCと、操作画像661とを合成して生成される。なお、操作画像661は、コピー条件設定画面650の用紙選択ボタン651が配置された位置に合成される。
図12を参照して、画面画像SCが、その画面画像SCが表示される直前に表示された画面画像SCに遷移する場合について説明する。図12は、画面表示部512が表示する用紙設定画面670を示す画面図である。例えば、コピー条件設定画面600に表示された用紙選択ボタン601がタップされた場合には、用紙設定画面670がタッチパネル41に表示される。用紙設定画面670には、A3横選択ボタン671、A4横選択ボタン672、A4縦選択ボタン673、及び、A5横選択ボタン674が表示される。また、用紙設定画面670には、前画面表示ボタン675、及び、後画面表示ボタン676が表示される。更に、用紙設定画面670には、キャンセルボタン678、戻るボタン679、OKボタン680、及び、選択マーク681が表示される。また、用紙設定画面670は、複数の(例えば、4つの)用紙設定画面のうちの最初の画面である。
A3横選択ボタン671は、A3横の用紙Pを選択する場合に、ユーザーによって操作される。A4横選択ボタン672は、A4横の用紙Pを選択する場合に、ユーザーによって操作される。A4縦選択ボタン673は、A4縦の用紙Pを選択する場合に、ユーザーによって操作される。A5横選択ボタン674は、A5横の用紙Pを選択する場合に、ユーザーによって操作される。前画面表示ボタン675は、4つの用紙設定画面のうち、前画面を表示する場合に、ユーザーによって操作される。後画面表示ボタン676は、4つの用紙設定画面のうち、後画面を表示する場合に、ユーザーによって操作される。
A3横選択ボタン671には、選択状態であることを示す選択マーク681が表示されている。選択マーク681は、選択状態であることを示す。キャンセルボタン678は、選択状態をキャンセルする場合に、ユーザーによって操作される。例えば、キャンセルボタン678が、ユーザーによってタップされた場合には、選択マーク681が消去される。すなわち、「A3横」の用紙Pの選択状態が解除される。戻るボタン679は、用紙設定画面670の前の画面に戻る場合に、ユーザーによって操作される。用紙設定画面670の前の画面は、本実施形態では、コピー条件設定画面600である。換言すれば、戻るボタン679は、表示されている画面の階層が1つ上の画面に遷移する場合に、ユーザーによって操作される。OKボタン680は、選択状態を決定する場合に、ユーザーによって操作される。本実施形態では、例えば、OKボタン680がユーザーによってタップされた場合には、「A3横」の用紙Pが選択される。
また、図12に示すように、ユーザーの手H4の指(例えば、人差し指)によって、戻るボタン679がタップされる。この操作に応じて、画面表示部512は、コピー条件設定画面600をタッチパネル41に表示する。また、後退検出部514は、画面画像SCが、直前に表示された画面画像SCに遷移することを検出する。そして、画面情報取得部513は、コピー条件設定画面600に対応する画面画像情報SCDを取得しない。また、画面操作生成部515は、画面操作画像SPを生成しない。なお、手H4は、タッチパネル41に表示されない。
次に、図13及び図14を参照して、制御部5の動作について説明する。図13及び図14は、制御部5の動作を示すフローチャートである。まず、画面情報取得部513がタッチパネル41に表示された画面画像SCに対応する画面画像情報SCDを取得する(ステップS101)。次に、操作受付部511がタッチパネル41に対するユーザーからの操作を受け付けたか否かの判定を行う(ステップS103)。ユーザーからの操作を受け付けていないと判定した場合(ステップS103でNO)には、処理が待機状態になる。ユーザーからの操作を受け付けたと判定した場合(ステップS103でYES)には、処理がステップS105に進む。
そして、操作受付部511が、ユーザーによって操作されたボタンBTに対応するボタン識別情報IDBを取得する(ステップS105)。次に、操作受付部511が、ユーザーによる操作の種類を示す操作種類情報PKDを生成する(ステップS107)。そして、画面操作生成部515が、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDに基づいて、操作画像PJを操作画像記憶部522から読み出す(ステップS109)。なお、ボタン識別情報IDBは、ステップS105で取得される。また、操作種類情報PKDは、ステップS107で生成される。次に、画面操作生成部515が、画面画像SCに操作画像PJを配置して画面操作画像SPを生成する(ステップS111)。なお、画面画像SCは、ステップS101で取得された画面画像情報SCDに対応する。また、操作画像PJは、ステップS109で読み出される。次に、画面記録部516が、画面操作画像SPに対応する画面操作画像情報SPDを、操作画面記憶部523に記録する(ステップS113)。具体的には、画面記録部516は、画面識別情報IDS、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDを含むファイル名で、画面操作画像情報SPDをファイル形式で操作画面記憶部523に記録する。
次に、図14に示すように、画面表示部512が、ステップS103で受け付けた操作に基づいて、タッチパネル41に画面画像SCを表示する(ステップS115)。次に、画面情報取得部513がタッチパネル41に表示された画面画像SCに対応する画面画像情報SCDを取得する(ステップS117)。そして、操作受付部511がタッチパネル41に対するユーザーからの操作を受け付けたか否かの判定を行う(ステップS119)。ユーザーからの操作を受け付けていないと判定した場合(ステップS119でNO)には、処理が待機状態になる。ユーザーからの操作を受け付けたと判定した場合(ステップS119でYES)には、処理がステップS121に進む。
そして、操作受付部511が、ユーザーによって操作されたボタンBTに対応するボタン識別情報IDBを取得する(ステップS121)。次に、後退検出部514が、直前に表示された画面画像SCに遷移するか否かを判定する(ステップS123)。直前に表示された画面画像SCに遷移しないと判定された場合(ステップS123でNO)には、処理がステップS127に進む。直前に表示された画面画像SCに遷移すると判定された場合(ステップS123でYES)には、処理がステップS125に進む。そして、画面表示部512が、ステップS119で受け付けた操作に基づいて、タッチパネル41に画面画像SCを表示し(ステップS125)、処理がステップS119に戻る。
ステップS123でNOの場合には、操作受付部511が、ユーザーによる操作の種類を示す操作種類情報PKDを生成する(ステップS127)。そして、画面操作生成部515が、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDに基づいて、操作画像PJを操作画像記憶部522から読み出す(ステップS129)。なお、ボタン識別情報IDBは、ステップS121で取得される。また、操作種類情報PKDは、ステップS127で生成される。次に、画面操作生成部515が、画面画像SCに操作画像PJを配置して画面操作画像SPを生成する(ステップS131)。なお、画面画像SCは、ステップS117で取得された画面画像情報SCDに対応する。また、操作画像PJは、ステップS129で読み出される。次に、画面記録部516が、画面操作画像SPに対応する画面操作画像情報SPDを、操作画面記憶部523に記録する(ステップS133)。具体的には、画面記録部516は、画面識別情報IDS、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDを含むファイル名で、画面操作画像情報SPDをファイル形式で操作画面記憶部523に記録する。
そして、画面表示部512が、ステップS119で受け付けた操作に基づいて、タッチパネル41に画面画像SCを表示する(ステップS135)。次に、制御部5が、処理を終了するか否かの判定を行う(ステップS137)。処理を終了すると判定された場合(ステップS137でYES)には、処理が終了する。処理を終了しないと判定された場合(ステップS137でNO)には、処理がステップS117に戻る。
なお、図13及び図14に示すフローチャートにおいて、ステップS101、及び、ステップS117が「画面情報取得工程」に相当する。また、ステップS111、及び、ステップS131が、「画面操作生成工程」に相当する。更に、ステップS113、及び、ステップS133が、「画面記録工程」に相当する。
図2〜図14を参照して説明したように、タッチパネル41に表示される画面画像SCが変化する度に、画面情報取得部513がタッチパネル41に表示された画面画像SCを示す画面画像情報SCDを取得する。また、画面操作生成部515が、ユーザーからの操作の内容を示す操作画像PJを、画面画像SCに付与して画面操作画像SPを生成する。そして、画面記録部516が、画面操作画像SPに対応する画面操作画像情報SPDを、操作画面記憶部523に記録する。よって、画面操作画像SPに対応する画面操作画像情報SPDが操作画面記憶部523に記録される。画面操作画像SPは、ユーザーからの操作の内容を示す操作画像PJを画面画像SCに付加した画像である。したがって、画面操作画像SPを読み出して表示することによって、画面操作画像SPに含まれる画面画像SCに対して行われたユーザーの操作の内容を確認することができる。その結果、操作手順書のような文書を容易に作成することができる。
また、操作受付部511が、ユーザーからの操作を受け付ける度に、ユーザーからの操作の内容を示す操作情報PDを生成する。そして、画面操作生成部515は、操作情報PDに対応する操作画像PJを生成する。よって、ユーザーからの操作の内容を示す操作画像PJを容易に生成することができる。
更に、タッチパネル41には、ユーザーによって操作されるボタンBTが表示される。操作受付部511が、操作情報PDとして、ユーザーによって操作されたボタンBTを示すボタン識別情報IDBとタッチパネル41に対する操作の種類を示す操作種類情報PKDとを生成する。また、画面操作生成部515が、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDに基づいて、操作画像PJを生成する。よって、的確な操作画像PJを容易に生成することができる。
また、画面操作生成部515は、操作種類情報PKDに対応する操作画像PJを操作画像記憶部522から読み出して、画面画像SCにおいてボタン識別情報IDBに対応するボタンBTが配置された位置に、操作画像PJを配置して、画面操作画像SPを生成する。よって、操作画像PJの配置された位置によってユーザーが操作したボタンBTを把握することができる。また、操作画像PJによって、ユーザーが行った操作の種類を把握することができる。したがって、操作手順書のような文書を更に容易に作成することができる。
更に、画面記録部516は、画面操作画像SPに対応する画面操作画像情報SPDを、画面識別情報IDS、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDと対応付けて、操作画面記憶部523に記録する。具体的には、例えば、画面記録部516は、画面操作画像情報SPDを、画面識別情報IDS、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDを含むファイル名で、操作画面記憶部523に記録する。よって、ユーザーは、ファイル名によって、画面操作画像SPがどのような画像であるかを把握することができる。したがって、操作手順書のような文書を更に容易に作成することができる。
また、後退検出部514が、直前に表示された画面に遷移したことを検出したときに、画面情報取得部513は、画面画像情報SCDを取得しない。よって、同一の画面画像SCの画面画像情報SCDを重複して取得することを抑制することができる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(6))。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1を参照して説明したように、画面取得装置が画像形成装置100である形態について説明したが、これに限定されない。例えば、画面取得装置がモニターを備える電子機器であればよい。具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)を備えるDVD(Digital Versatile Disc)プレイヤー、又は、タブレットPCのような電子機器でもよい。
(2)図2を参照して説明したように、操作受付部511がタッチパネル41に表示されたボタンBTを介してユーザーからの操作を受け付ける形態について説明したが、これに限定されない。例えば、操作受付部511が操作パネル4に配置されたハードウェアキーを介してユーザーからの操作を受け付けてもよい。
(3)図2を参照して説明したように、画面情報取得部513が、タッチパネル41に表示された画面画像SCに対応する画面画像情報SCDを取得する形態について説明したが、これに限定されない。例えば、画面情報取得部513が、タッチパネル41に表示された画面画像SCに対応する画面画像情報SCDを表示画面記憶部521から読み出してもよい。
(4)図2を参照して説明したように、画面操作生成部515が、ボタンBTが配置された位置に操作画像PJを配置して画面操作画像SPを生成する形態について説明したが、これに限定されない。例えば、画面操作生成部515が、ユーザーがタッチパネル41を操作した位置に、操作画像PJを配置して画面操作画像SPを生成してもよい。例えば、ユーザーがタッチパネル41に表示されたボタンBTをタップする場合には、以下のように画面操作画像SPを生成する。すなわち、画面操作生成部515は、ユーザーがタッチパネル41をタップした位置に、操作画像PJを配置して画面操作画像SPを生成する。
(5)図2を参照して説明したように、画面記録部516が、画面操作画像情報SPDをファイル形式で操作画面記憶部523に記録する形態について説明したが、これに限定されない。例えば、画面記録部516が、画面操作画像情報SPDを表形式で操作画面記憶部523に記録してもよい。具体的には、例えば、画面記録部516が、画面識別情報IDS、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDと対応付けて、画面操作画像情報SPDを表形式で操作画面記憶部523に記録する。
(6)図2を参照して説明したように、画面記録部516が、画面識別情報IDS、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDを含むファイル名で、画面操作画像情報SPDを操作画面記憶部523に記録する形態について説明したが、これに限定されない。画面記録部516が、画面識別情報IDS、ボタン識別情報IDB及び操作種類情報PKDの少なくとも1つを含むファイル名で、画面操作画像情報SPDを操作画面記憶部523に記録してもよい。