JP5826359B2 - 表示入力装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、表示入力装置および画像形成装置に関する。
従来、コピー機能、スキャン機能およびファックス機能などに加えて、ボックス機能と称される機能を搭載した画像形成装置が知られている。なお、ボックス機能というのは、予め登録されたボックスと称される保存領域に画像データを蓄積したり、蓄積した画像データに基づく印刷を行ったりする機能である。そして、画像形成装置には、複数種の機能のうち使用する機能の選択指示、および、使用する機能の設定指示などを受け付けるための表示入力装置が備えられるのが一般的である。
画像形成装置の表示入力装置には、ハードキーなどの他に、ソフトキーを表示するタッチパネル付きの表示部が設けられる場合がある。このような表示入力装置では、各種設定を受け付けるためのソフトキーを表示部に表示し、タッチパネルの出力に基づき、タッチパネルを介してタッチされたソフトキーを検知する。
たとえば、ボックス機能が使用機能として選択されると、表示入力装置(タッチパネル付きの表示部)は、登録されたボックスを示す階層構造のオブジェクト(以下、フォルダアイコンと称する)を表示する。これにより、ユーザーは、所望のボックスを示すフォルダアイコンの表示位置をタッチすることにより、所望のボックスに保存された画像データを示すオブジェクト(以下、ファイルアイコンと称する)を表示させることができる。また、ユーザーは、或るフォルダアイコンの階層下のファイルアイコンを別のフォルダアイコンの階層下に移動させることもできる。たとえば、特許文献1に、ファイルアイコンの移動方法が開示されている。
特許文献1では、ファイルアイコンを移動させたいユーザーは、移動させたいファイルアイコンの表示位置においてタッチパネルを2点タッチした後、タッチパネルから全ての指を離す。これにより、表示入力装置の制御部は、2点タッチされた表示位置のファイルアイコンを移動対象として確定する。次に、ユーザーは、移動先としたいフォルダアイコンの表示位置においてタッチパネルを2点タッチする。このタッチ操作を受け、表示入力装置の制御部は、2点タッチされた表示位置のフォルダアイコンを移動先として確定し、移動対象のファイルアイコンを移動先のフォルダアイコンに移動させる処理を行う。
特開2001−356878号公報
特許文献1では、表示部に表示されるオブジェクトを移動させるための一般的なタッチ操作であるドラッグアンドドロップ操作が不要となる。すなわち、移動対象のオブジェクトの表示位置においてタッチパネルをタッチし、タッチしたままタッチ位置を移動先のオブジェクトの表示位置まで移動させるタッチ操作が不要となる。したがって、ドラッグ操作中に誤ってタッチパネルから指を離したことに起因して移動対象のオブジェクトが意図しない箇所に移動されてしまう、という不都合が発生し難くなる。
しかし、特許文献1では、ユーザーは、ドラッグアンドドロップ操作でオブジェクトを移動させる場合と同様、移動対象のオブジェクトの表示位置から移動先のオブジェクトの表示位置に向かって指(手首)を大きく動かさなければならない。したがって、ユーザーからすると、操作性が悪い。また、指(手首)を大きく動かす必要があるため、ユーザーにかかる負担が大きい。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、表示部に表示されるオブジェクトを移動させるためのタッチ操作において、ユーザーにかかる負担を軽減して操作性を向上させることが可能な表示入力装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の表示入力装置は、移動対象となるオブジェクトと移動対象のオブジェクトを移動して階層下に属させることが可能な階層構造のオブジェクトとを含む複数のオブジェクトを配した画面を表示する表示部と、表示部に対して設けられ、ユーザーがタッチしている複数のタッチ位置を検知するためのタッチパネル部と、を備えている。そして、表示部は、複数のオブジェクトの表示中に、オブジェクトの表示位置においてタッチパネル部の2点がタッチされることで移動対象のオブジェクトが確定された場合、移動対象のオブジェクトの移動先となり得るオブジェクトのうちのいずれが移動先として指定されているかを指し示す移動先指定情報を表示し、タッチされた2点のうち1点以上がタッチされたまま行われるタッチ操作である移動先切替操作をタッチパネル部が受け付けたとき、移動先指定情報で移動先として指定するオブジェクトを切り替える。また、タッチパネル部は、表示部が移動先指定情報を表示して以降、タッチ操作が解除されることで、タッチ操作の解除時に移動先指定情報で移動先として指定されていたオブジェクトを移動対象のオブジェクトの移動先として確定した旨を受け付ける。
本発明の構成では、上記のように、表示部は、複数のオブジェクトの表示中に、オブジェクトの表示位置においてタッチパネル部の2点がタッチされることで移動対象のオブジェクトが確定された場合、移動対象のオブジェクトの移動先となり得るオブジェクトのうちのいずれが移動先として指定されているかを指し示す移動先指定情報を表示し、タッチされた2点のうち1点以上がタッチされたまま行われるタッチ操作である移動先切替操作をタッチパネル部が受け付けたとき、移動先指定情報で移動先として指定するオブジェクトを切り替える。また、タッチパネル部は、表示部が移動先指定情報を表示して以降、タッチ操作が解除されることで、タッチ操作の解除時に移動先指定情報で移動先として指定されていたオブジェクトを移動対象のオブジェクトの移動先として確定した旨を受け付ける。これにより、移動対象のオブジェクトの表示位置から移動先のオブジェクトの表示位置に向かってタッチ位置を移動させるタッチ操作(たとえば、ドラッグアンドドロップ操作)が不要となる。すなわち、オブジェクトを移動させたいユーザーからすると、移動させるオブジェクトを確定するためのタッチ操作(移動させるオブジェクトの表示位置の2点をタッチするタッチ操作)をタッチパネル部に対して行った後に、続けて同じ位置で移動先切替操作を行ったりタッチパネル部から全ての指を離したりするだけで移動対象のオブジェクトを移動させることができるので、手首を殆ど動かさなくてもよくなる。その結果、表示部に表示されるオブジェクトを移動させるためのタッチ操作において、ユーザーにかかる負担を軽減して操作性を向上させることができる。
上記の構成において、好ましくは、表示部は、オブジェクトの表示位置においてタッチパネル部の2点がタッチされたまま予め定められた所定時間が経過した時点で移動先指定情報を表示し、オブジェクトの表示位置においてタッチパネル部の2点がタッチされたまま所定時間が経過していなければ移動先指定情報を表示しない。これにより、タッチパネル部の2点がタッチされたことをトリガーとする別の処理(移動先指定情報を表示する処理とは異なる処理)との差別化を容易に図ることができる。
上記の構成において、好ましくは、表示部は、移動先指定情報を表示して以降、タッチパネル部に対するタッチ操作が解除されるまでの間、移動先指定情報を表示し続け、移動先切替操作をタッチパネル部が受け付ける度に、移動先指定情報で移動先として指定するオブジェクトを切り替える。これにより、ユーザーからすると、タッチパネル部に対するタッチ操作を解除しない限り、移動先として指定するオブジェクトを何回でも切り替えることができるので、利便性が良い。
上記の構成において、好ましくは、表示部は、移動先となり得るオブジェクトをそれぞれ指し示す矢印画像を移動先指定情報として表示し、移動先となり得るオブジェクトのうち、移動先として指定するオブジェクトに対応する矢印画像の表示形態を、他のオブジェクトに対応する矢印画像の表示形態とは異ならせる。これにより、ユーザーからすると、移動先となり得る全てのオブジェクトを認識することができるので、利便性が良い。また、この構成では、移動先となり得るオブジェクトのそれぞれが矢印画像で指し示されているが、移動先として指定されたオブジェクトに対応する矢印画像の表示形態が他のオブジェクトに対応する矢印画像の表示形態とは異なっている。このため、移動先として指定されているオブジェクトをユーザーが識別できなくなる、という不都合が生じるのを抑制することができる。
上記の構成において、好ましくは、表示部は、移動先指定情報を表示して以降、タッチパネル部に対するタッチ操作が解除されたとき、移動対象のオブジェクトの表示位置を移動先として確定したオブジェクトの表示位置に向かって徐々に遷移させるアニメーション表示を行う。このようなアニメーション表示が行われれば、ユーザーからすると、移動対象のオブジェクトが移動先として確定したオブジェクトに移動したことを容易に認識することができるので、利便性が良い。
また、本発明の画像形成装置は、上記の表示入力装置を備えている。このような画像形成装置では、表示部に表示されるオブジェクトを移動させるためのタッチ操作において、ユーザーにかかる負担を軽減して操作性を向上させることができる。
以上のように、本発明によれば、表示部に表示されるオブジェクトを移動させるためのタッチ操作において、ユーザーにかかる負担を軽減して操作性を向上させることが可能な表示入力装置および画像形成装置を得ることができる。
本発明の一実施形態による表示入力装置を備えた画像形成装置の概略図 図1に示した画像形成装置の表示入力装置の詳細図 図1に示した画像形成装置のハードウェア構成を示したブロック図 図1に示した画像形成装置の表示入力装置に表示される画面(メインメニュー画面)の一例を示した図 図1に示した画像形成装置の表示入力装置に表示される画面(コピー機能の設定画面)の一例を示した図 図1に示した画像形成装置の表示入力装置に表示される画面(ボックス画面)の一例を示した図 図1に示した画像形成装置の表示入力装置に表示される画面(ボックス画面)の一例を示した図 図1に示した画像形成装置の表示入力装置に表示される画面(移動/コピー選択画面)の一例を示した図 図1に示した画像形成装置の表示入力装置に表示される画面(移動操作受付画面)の一例を示した図 図1に示した画像形成装置の表示入力装置においてオブジェクトを移動するときのタッチ操作およびそのときに表示される画面を説明するための図 図1に示した画像形成装置の表示入力装置においてオブジェクトを移動するときのタッチ操作およびそのときに表示される画面を説明するための図 図1に示した画像形成装置の表示入力装置においてオブジェクトを移動するときのタッチ操作およびそのときに表示される画面を説明するための図 図1に示した画像形成装置の表示入力装置においてオブジェクトを移動するときのタッチ操作およびそのときに表示される画面を説明するための図 図1に示した画像形成装置の表示入力装置においてオブジェクトを移動するときのタッチ操作およびそのときに表示される画面を説明するための図 図1に示した画像形成装置の表示入力装置においてオブジェクトを移動するときのタッチ操作およびそのときに表示される画面を説明するための図 図1に示した画像形成装置の表示入力装置においてオブジェクトを移動するときの動作を説明するためのフローチャート
(画像形成装置の全体構成)
以下、コピー機能、送信(スキャン)機能、ファックス機能およびボックス機能などの複数種の機能の実行が可能な画像形成装置(複合機)を例にとって説明する。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、操作パネル101(「表示入力装置」に相当)、原稿搬送部102A、画像読取部102B、給紙部103、用紙搬送部104、画像形成部105、定着部106および後処理部107などを備える。
操作パネル101は、たとえば、装置正面側に配置される。操作パネル101は、図2に示すように、表示面上にタッチパネル部11が設けられた液晶表示部12(「表示部」に相当)を有する。タッチパネル部11は、ユーザーがタッチした複数のタッチ位置を同時に検知可能なマルチタッチパネルである。液晶表示部12は、ユーザーから入力操作(タッチ操作)を受け付けるためのソフトキーやメッセージなどを配した画面を表示する。なお、液晶表示部12に表示される画面については、後に詳細に説明する。そして、液晶表示部12の表示面を覆うタッチパネル部11は、ユーザーが指定したソフトキー(タッチパネル部11を介してユーザーがタッチしたソフトキー)を検知するために設けられている。また、操作パネル101には、ハードキーとして、数値入力を受け付けるためのテンキー13や、機能実行の開始指示を受け付けるためのスタートキー14などが設けられている。
図1に戻って、原稿搬送部102Aは、画像読取部102Bの装置背面側に設けられた回転軸(図示せず)を支点として開閉可能に取り付けられている。この原稿搬送部102Aは、原稿セットトレイ21にセットされた原稿Dを引き出し、搬送読取用コンタクトガラス20aの上方に送って原稿排出トレイ22に排出する。また、原稿搬送部102Aは、載置読取用コンタクトガラス20bに載置された原稿Dを押える機能も有する。
画像読取部102Bは、原稿Dを読み取って画像データを生成する。この画像読取部102Bには、図示しないが、露光ランプ、ミラー、レンズおよびイメージセンサーなどの光学系部材が設けられている。そして、画像読取部102Bは、搬送読取用コンタクトガラス20aを通過する原稿Dまたは載置読取用コンタクトガラス20bに載置される原稿Dに光を照射し、その原稿Dからの反射光を受けたイメージセンサーの出力値をA/D変換することによって、画像データを生成する。これにより、画像読取部102Bによる原稿Dの読み取り動作(スキャン)によって得られた画像データに基づき印刷を行うことができる。また、スキャンによって得られた画像データを蓄積することもできる。
給紙部103は、用紙Pを収容するカセット31を複数有し、それら複数のカセット31に収容された用紙Pを用紙搬送部104に供給する。この給紙部103には、収容された用紙Pを引き出すピックアップローラー32や、用紙Pの重送を抑制するための分離ローラー対33が設けられている。
用紙搬送部104は、画像形成装置100の内部において用紙Pを搬送する。具体的に言うと、給紙部103から供給された用紙Pは、用紙搬送部104が搬送することによって、画像形成部105および定着部106をこの順番で通過する。この用紙搬送部104には、用紙Pを搬送するための複数の搬送ローラー対41が設けられている。さらに、用紙Pを画像形成部105の手前で待機させ、タイミングを合わせて画像形成部105に送り出すレジストローラー対42も設けられている。
画像形成部105は、画像データに基づきトナー像を形成し、そのトナー像を用紙Pに転写する。画像形成部105は、感光体ドラム51、帯電装置52、露光装置53、現像装置54、転写ローラー55およびクリーニング装置56などを含んでいる。
トナー像の形成プロセスおよびトナー像の転写プロセスとしては、まず、感光体ドラム51を回転駆動させ、その感光体ドラム51の表面を帯電装置52で所定電位に帯電させる。また、露光装置53は、画像データに基づき光ビームLを出力し、感光体ドラム51の表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム51の表面に静電潜像を形成する。現像装置54は、感光体ドラム51の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する。
転写ローラー55は、感光体ドラム51の表面に圧接して回転可能となっている。さらに、転写ローラー55には所定の電圧が印加されている。この状態で、レジストローラー対42がタイミングを計り、転写ローラー55と感光体ドラム51との間に用紙Pを進入させる。これによって、感光体ドラム51の表面のトナー像が用紙Pに転写される。そして、トナー像の転写プロセスが終わると、クリーニング装置56は、感光体ドラム51の表面に残留するトナーなどを除去する。
定着部106は、用紙Pに転写されたトナー像を加熱・加圧して定着させる。この定着部106は、発熱源を内蔵する定着ローラー61と、定着ローラー61に圧接される加圧ローラー62とを含んでいる。そして、トナー像が転写された用紙Pは、定着ローラー61と加圧ローラー62との間を通過することで、加熱・加圧される。これにより、用紙Pにトナー像が定着され、印刷が完了する。
後処理部107は、定着部106から印刷済みの用紙Pを受け取り、仕分け処理、ステープル処理およびパンチ処理などの後処理を行う。そして、後処理部107は、印刷済みの用紙Pに対して後処理を施した後、用紙Pを排出トレイ71に排出する。
(画像形成装置のハードウェア構成)
画像形成装置100は、図3に示すように、主制御部110を備える。主制御部110は、中央演算処理装置であるCPU111、画像処理部112および記憶部113などを含む。画像処理部112は、画像処理専用のASICやメモリーなどからなっており、画像データに対して各種画像処理(拡大/縮小、濃度変換およびデータ形式変換など)を施す。記憶部113は、ROM、RAMおよびHDDなどからなり、たとえば、機能の実行に必要なプログラムおよびデータがROMに記憶され、それらプログラムおよびデータがRAMに展開される。
主制御部110は、原稿搬送部102A、画像読取部102B、給紙部103、用紙搬送部104、画像形成部105、定着部106および後処理部107などと接続される。そして、主制御部110は、記憶部113に記憶されたプログラムおよびデータに基づき、全体制御、画像処理制御、および、各種回転体を回転させるモーターの駆動制御などを行う。
主制御部110には、操作パネル101も接続される。操作パネル101は、主制御部110と接続される表示制御部15を含む。この表示制御部15は、CPUなどからなり、主制御部110から指示を受け、操作パネル101の表示動作を制御する。たとえば、表示制御部15は、液晶表示部12に表示されたソフトキーがタッチパネル部11を介してユーザーによってタッチされると、タッチパネル部11の出力に基づきタッチ位置の座標を検知する。すなわち、表示制御部15は、ユーザーがタッチパネル部11を介してタッチしたソフトキー(ユーザーが指定したソフトキー)を検知する。この表示制御部15には、記憶部16が接続される。そして、タッチパネル部11の出力とタッチ位置の座標との対応を示すデータは、記憶部16に記憶される。
また、主制御部110は、通信部120と接続される。通信部120は、たとえば、外部のコンピューター200とネットワークを介して通信可能に接続される。これにより、コンピューター200から送信された画像データに基づき印刷を行うことができ、スキャンによって得られた画像データをコンピューター200に送信することもできる。また、通信部120にモデムなどを内蔵してもよく、この場合、電話回線などのネットワークを介して、外部のファックス装置300とファックス通信を行うことができる。
(操作パネルの表示画面)
操作パネル101は、主電源が投入されると、図4に示すようなメインメニュー画面MSを初期画面として表示する。メインメニュー画面MSには、複数種の機能のうちから実行する機能の選択指示をユーザーから受け付けるため、複数種の機能にそれぞれ対応する複数のソフトキーKが配される。
このメインメニュー画面MSにおいて実行する機能がユーザーによって選択された(複数のソフトキーKのうちのいずれかのソフトキーKの表示位置がタッチパネル部11を介してユーザーによってタッチされた)とき、操作パネル101は、選択された機能に関する設定指示などを受け付けるための画面を表示する。
たとえば、ソフトキーK1の表示位置がタッチパネル部11を介してユーザーによってタッチされると、操作パネル101は、コピー機能の設定値の設定指示を受け付けるための設定画面SSC(図5参照)を表示する。コピー機能の設定画面SSCには、コピー機能の実行に際して設定値の変更が可能な複数の設定項目にそれぞれ対応する複数の設定キーFKが配される。図5には、一例として、用紙選択、縮小/拡大、濃度、両面/分割およびページ集約の各設定項目にそれぞれ対応する複数の設定キーFKが配された設定画面SSCを図示している。複数の設定キーFKのそれぞれには、対応する設定項目の現時点の設定値が表記される。そして、操作パネル101は、複数の設定キーFKのうちのいずれかの設定キーFKがタッチパネル部11を介してユーザーによってタッチされると、たとえば、指定された設定キーFKに対応する設定項目の設定値を設定するための画面(図示せず)を表示する。これにより、ユーザーは、コピー機能に関する複数の設定項目のそれぞれの現時点の設定値を認識することができ、かつ、それら各設定値を変更することもできる。
また、ソフトキーK2の表示位置がタッチパネル部11を介してユーザーによってタッチされると、操作パネル101は、送信(スキャン)機能の設定値の設定指示を受け付けるための設定画面(図示せず)を表示する。また、ソフトキーK3の表示位置がタッチパネル部11を介してユーザーによってタッチされると、操作パネル101は、ファックス機能の設定値の設定指示を受け付けるための設定画面(図示せず)を表示する。なお、ファックス機能においては、たとえば、ファックス送信先のアドレスや送信形式なども設定値に相当する。
また、ソフトキーK4〜K6のいずれかの表示位置がタッチパネル部11を介してユーザーによってタッチされると、操作パネル101は、ボックス機能を使用する上で必要な設定を受け付けるためのボックス画面を表示する。ところで、ボックス機能というのは、予め登録されたボックスと称される保存領域(たとえば、記憶部113に設けられたフォルダ)に画像データを蓄積したり、蓄積した画像データに基づく印刷を行ったりする機能である。
たとえば、ソフトキーK4の表示位置がタッチパネル部11を介してユーザーによってタッチされると、操作パネル101は、図6に示すように、ユーザーボックス機能を使用する上で必要な設定を受け付けるためのボックス画面BS1を表示する。このボックス画面BS1には、登録済みのボックスに関する情報(名前、使用者および使用量など)をボックス単位で羅列表示したボックスリストL1が配される。たとえば、ユーザーは、登録済みのボックスを使用したいとき、所望のボックスに対応する情報表記欄の表示位置をタッチパネル部11を介してタッチすることで、所望のボックスを指定する(たとえば、ボックスリストL1のうち指定したボックスの情報表記欄は表示色が反転する)。その後、ユーザーは、ボックス画面BS1に配された「文書保存」キーBK1の表示位置をタッチパネル部11を介してタッチし、続けてスキャンを実行する(スタートキー14を押下する)ことによって、スキャンによって得られた画像データを指定したボックスに蓄積することができる。
また、ユーザーは、ボックスに保存された画像データに基づく印刷を行いたいとき、印刷したい画像データを保存するボックスを指定した後、ボックス画面BS1に配された「開く」キーBK2の表示位置をタッチパネル部11を介してタッチする。これにより、操作パネル101は、図7に示すようなボックス画面BS2を表示する。このボックス画面BS2には、指定したボックスに保存された画像データに関する情報(名前、日時およびサイズなど)を画像データ単位で羅列表示したデータリストL2が配される。そして、ユーザーは、印刷したい画像データに対応する情報表記欄の表示位置をタッチパネル部11を介してタッチすることで、印刷したい画像データを指定する(たとえば、データリストL2のうち指定した画像データの情報表記欄は表示色が反転する)。その後、ユーザーは、ボックス画面BS2に配された「印刷」キーBK3の表示位置をタッチパネル部11を介してタッチし、続けて印刷を実行する(スタートキー14を押下する)ことによって、指定した画像データに基づく印刷を行うことができる。
図4に戻り、ソフトキーK5の表示位置がタッチパネル部11を介してユーザーによってタッチされると、操作パネル101は、ジョブボックス機能のボックス画面(図示せず)を表示する。なお、ジョブボックスには、コンピューター200から送信された画像データが保存される。このジョブボックス機能のボックス画面は、基本的には、図6および図7に示したユーザーボックス機能のボックス画面BS1およびBS2と同様である。これにより、ユーザーは、画像データをコンピューター200から画像形成装置100に送信して蓄積したり、その蓄積した画像データに基づく印刷を行ったりすることができる。
また、ソフトキーK6の表示位置がタッチパネル部11を介してユーザーによってタッチされると、操作パネル101は、ファックスボックス機能のボックス画面(図示せず)を表示する。なお、ファックスボックスは、たとえば、ファックス送信元のファックス番号(あるいは、Fコード)に対応付けられていえる。そして、通信部120がファックスデータ(画像データ)を受信すると、そのファックスデータが対応するファックスボックスに保存される。このファックスボックス機能のボックス画面は、基本的には、図6および図7に示したユーザーボックス機能のボックス画面BS1およびBS2と同様である。これにより、ユーザーは、通信部120が受信したファックスデータを蓄積したり、その蓄積したファックスデータに基づく印刷を行ったりすることができる。
また、ソフトキーK7の表示位置がタッチパネル部11を介してユーザーによってタッチされると、操作パネル101は、外部メモリーを利用した機能(外部メモリーに保存した画像データに基づく印刷を行ったり、外部メモリーに画像データを保存したりする機能)を使用する上で必要な設定を受け付けるための外部メモリー画面(図示せず)を表示する。この外部メモリー画面には、図示しないが、外部メモリーに保存された画像データに関する情報を画像データ単位で羅列表示したデータリストが配される。たとえば、ユーザーは、印刷したい画像データの情報表記欄の表示位置をタッチパネル部11を介してタッチすることで印刷したい画像データを指定し、続けて印刷を実行する(スタートキー14を押下する)ことによって、指定した画像データに基づく印刷を行うことができる。すなわち、外部メモリー画面は、基本的には、図7に示したユーザーボックス機能のボックス画面BS2と同様である。そして、外部メモリー機能においては、外部メモリーそのものがボックスに相当する。
なお、ソフトキーK8はプログラム機能に対応するソフトキーKであり、ソフトキーK8の表示位置がタッチパネル部11を介してユーザーによってタッチされると、操作パネル101は、登録されたプログラムのうちから呼び出すプログラムの選択指示をユーザーから受け付けるためのプログラム選択画面(図示せず)を表示する。ところで、プログラム機能というのは、コピー機能や送信(スキャン)機能などに関する複数の設定項目のうち、ユーザーによって予め選択された1つ以上の設定項目(設定値)をプログラムとして登録しておく機能である。
(オブジェクトを移動するときの操作方法およびそのときの表示画面)
以下に、ユーザーボックス機能を例にとって、液晶表示部12に表示されるオブジェクト(アイコン)を移動するときの操作方法およびそのときの表示画面について説明する。ここで、オブジェクトの移動というのは、移動対象のオブジェクトを切り取って移動させる場合、および、移動対象のオブジェクトを既存の場所に残したまま複製を移動(コピー)させる場合の両方を含む。
なお、ユーザーボックス機能の使用に際して液晶表示部12に表示されるオブジェクトとしては、画像データを示すオブジェクト(たとえば、ファイルアイコンなどと称される)や、ユーザーボックスを示す階層構造のオブジェクト(たとえば、フォルダアイコンなどと称される)などがある。以下の説明では、画像データを示すオブジェクトをファイルアイコンB1と称するとともに、ユーザーボックスを示すオブジェクトをフォルダアイコンB2と称する。
本実施形態では、或るユーザーボックスに保存された所定の画像データを別のユーザーボックスに移動させることができる。言い換えると、或るフォルダアイコンB2の階層下に属する所定のファイルアイコンB1を別のフォルダアイコンB2の階層下に移動させる(属させる)ことができる。所定の画像データを移動させたいユーザーは、ボックス画面BS2(図7参照)において、所定の画像データの情報表記欄の表示位置をタッチパネル部11を介してタッチし、続けて「移動/コピー」キーBK4の表示位置をタッチパネル部11を介してタッチする。この操作を受けて、表示制御部15は、図8に示すように、画像データを移動させるかコピーするかの選択指示を受け付けるための移動/コピー選択画面BS3を液晶表示部12に表示させる。そして、ユーザーは、画像データを移動させたいときには「移動」キーC1の表示位置をタッチパネル部11を介してタッチする一方、画像データをコピーしたいときには「コピー」キーC2の表示位置をタッチパネル部11を介してタッチし、その後、「OK」キーC3の表示位置をタッチパネル部11を介してタッチする。
このタッチパネル部11に対するタッチ操作を受けて、表示制御部15は、図9に示すように、移動操作受付画面BS4を液晶表示部12に表示させる。たとえば、液晶表示部12は、移動対象のファイルアイコンB1と、その移動対象のファイルアイコンB1の移動先となり得るフォルダアイコンB2とを同一画面内に表示する。
移動操作受付画面BS4が液晶表示部12に表示された後、ユーザーは、図10に示すように、ファイルアイコンB1の表示位置においてタッチパネル部11の2点をタッチし、タッチした2点から指を離さずにそのまま保持する。このタッチ操作は、ファイルアイコンB1を移動対象として確定するための操作である。なお、図10において、白抜きの丸印は、固定的にタッチされ続けられているタッチ位置を示す。また、後に参照する図11〜図13においても、白抜きの丸印は、固定的にタッチされ続けられているタッチ位置を示す。
タッチパネル部11の2点がタッチされると、表示制御部15は、タッチパネル部11の2点がタッチされた時点からの時間を計測する。そして、表示制御部15は、タッチパネル部11の2点がタッチされたまま予め定められた所定時間が経過した時点で、タッチされた表示位置のファイルアイコンB1を移動対象として確定する。また、このとき、表示制御部15は、図11に示すように、移動対象のファイルアイコンB1の移動先となり得るフォルダアイコンB2のうちのいずれが移動先として指定されているかを指し示す移動先指定情報画像M(「移動先指定情報」に相当)を液晶表示部12に表示させる。言い換えると、表示制御部15は、タッチパネル部11の2点がタッチされたまま所定時間が経過していなければ(すなわち、所定時間が経過する前に、タッチされた2点のうち少なくとも1点のタッチが無くなれば)、移動先指定情報画像Mを液晶表示部12に表示させない。
液晶表示部12は、移動先指定情報画像Mとして、移動先となり得るフォルダアイコンB2をそれぞれ指し示す矢印画像Aを表示する。ただし、液晶表示部12は、移動先となり得るフォルダアイコンB2のうち、移動先として指定するフォルダアイコンB2に対応する矢印画像Aの表示形態を、他のフォルダアイコンB2に対応する矢印画像Aの表示形態とは異ならせる。たとえば、移動先として指定するフォルダアイコンB2に対応する矢印画像Aを矢印画像AAとすると、その矢印画像AAの線幅を他の矢印画像Aの線幅よりも大きくする。したがって、図11に図示した例では、画面の最も上に位置するフォルダアイコンB2が移動先として指定されていることになる。なお、各矢印画像Aの表示色を互いに異ならせることにより、各矢印画像AがどのフォルダアイコンB2を指し示しているかを区別し易くしてもよい。
これにより、ユーザーは、移動先となり得るフォルダアイコンB2のうちいずれが現時点で移動先として指定されているかを認識することができる。ところで、ユーザーからすると、現時点で移動先として指定されているフォルダアイコンB2とは異なるフォルダアイコンB2にファイルアイコンB1を移動させたい場合がある。このため、タッチパネル部11は、移動先として指定するフォルダアイコンB2を切り替えるためのタッチ操作である移動先切替操作を受け付ける。この移動先切替操作というのは、タッチパネル部11に対してタッチした2点のうち1点以上をタッチしたまま行うタッチ操作のことである。
一例として、図12に示すように、表示制御部15は、液晶表示部12に移動先切替情報画像Mを表示させて以降、タッチパネル部11のタッチされた2点のうち1点がタッチされたまま別の位置においてパネル面を指で叩くようなタッチ操作(タップ操作)を検知した場合に、タッチパネル部11において移動先切替操作が行われたと判断する。なお、図12において、白抜きの星印は、タップされているタッチ位置を示す。あるいは、表示制御部15は、液晶表示部12に移動先指定情報画像Mを表示させて以降、タッチパネル部11のタッチされた2点のうち1点がタッチされたまま別の位置においてパネル面を指ではらうようなタッチ操作(フリック操作)を検知した場合にも、タッチパネル部11において移動先切替操作が行われたと判断する。
また、別の例として、図示しないが、表示制御部15は、液晶表示部12に移動先指定情報画像Mを表示させて以降、タッチパネル部11の2点がタッチされたままそれら2点のうち1点のタッチ位置を移動させるタッチ操作を検知した場合にも、タッチパネル部11において移動先切替操作が行われたと判断する。
このような移動先切替操作がタッチパネル部11において行われたことを検知すると、表示制御部15は、移動先指定情報画像Mで移動先として指定するフォルダアイコンB2を切り替えさせる。たとえば、液晶表示部12は、図13に示すように、移動先切替操作(タップ操作やフリック操作など)をタッチパネル部11が1回受け付ける度に、移動先指定情報画像M(矢印画像AA)で移動先として指定するフォルダアイコンB2を1回ずつ切り替える。なお、図13には、図12の状態から移動先切替操作が1回行われた後の状態を図示している。この場合、2つのフォルダアイコンB2に挟まれた真ん中のフォルダアイコンB2が移動先として指定されていることになる。
移動先切替操作を行ったユーザーは、所望のフォルダアイコンB2が移動先として指定されている(移動先指定情報画像Mの矢印画像AAが所望のフォルダアイコンB2を指し示している)ことを確認し、タッチパネル部11に対する移動先切替操作を終える。すなわち、ユーザーは、タッチパネル部11から全ての指を離す。なお、液晶表示部12は、移動先指定情報画像Mを表示して以降、タッチパネル部11に対するタッチ操作が解除されるまでの間、移動先指定情報画像Mを表示し続け、移動先切替操作をタッチパネル部11が受け付ける度に、移動先指定情報画像M(矢印画像AA)で移動先として指定するフォルダアイコンB2を切り替える。すなわち、ユーザーは、液晶表示部12が移動先指定情報画像Mを表示して以降、タッチパネル部11に対するタッチ操作を解除しない限り、移動先として指定するフォルダアイコンB2を何回でも切り替えることができる。
ことのき、表示制御部15は、タッチパネル部11に対するタッチ操作が解除されたこと(移動先切替操作が終了したこと)を検知し、タッチ操作の解除時に移動先指定情報画像M(矢印画像AA)で移動先として指定されていたフォルダアイコンB2を移動対象のファイルアイコンB1の移動先として確定する。すなわち、タッチパネル部11は、液晶表示部12が移動先指定情報画像Mを表示して以降、タッチ操作が解除されることで、タッチ操作の解除時に移動先指定情報画像M(矢印画像AA)で移動先として指定されていたフォルダアイコンB2を移動対象のファイルアイコンB1の移動先として確定した旨を受け付ける。
移動先のフォルダアイコンB2が確定したとき(タッチパネル部11に対するタッチ操作が解除されたとき)、表示制御部15は、図14および図15に示すように、矢印画像AA以外の矢印画像Aを非表示とし、移動対象のファイルアイコンB1の表示位置を移動先として確定したフォルダアイコンB2の表示位置に向かって(矢印画像AAに沿って)徐々に遷移させるアニメーション表示を液晶表示部12に行わせる。このようなアニメーション表示を行うことによって、液晶表示部12は、移動対象のファイルアイコンB1が移動先として確定したフォルダアイコンB2の階層下に移動したことを報知する。
なお、上記したオブジェクトの移動は、ジョブボックス機能およびファックスボックス機能にも適用可能であり、外部メモリーを利用した機能にも適用可能である。
(オブジェクトを移動するときの流れ)
以下に、図16に示すフローチャートを参照し、ユーザーボックス機能を例にとって、オブジェクトを移動するときの流れについて説明する。
まず、図16のフローチャートは、複数のアイコンを配した画面を液晶表示部12が表示したときである。たとえば、図9に示した移動操作受付画面BS4を液晶表示部12が表示したとする。
ステップS1において、表示制御部15は、複数のアイコンのうち移動対象のアイコンの表示位置においてタッチパネル部11の2点がタッチされたか否かを判断する。すなわち、表示制御部15は、ファイルアイコンB1の表示位置においてタッチパネル部11の2点がタッチされたか否かを判断する。判断の結果、ファイルアイコンB1の表示位置においてタッチパネル部11の2点がタッチされていれば、ステップS2に移行し、ファイルアイコンB1の表示位置においてタッチパネル部11の2点がタッチされていなければ、ステップS1の判断を繰り返す。
ステップS2において、表示制御部15は、タッチパネル部11の2点がタッチされたまま所定時間が経過したか否かを判断する。判断の結果、タッチパネル部11の2点がタッチされたまま所定時間が経過していれば、ステップS3に移行し、タッチパネル部11の2点がタッチされたまま所定時間が経過していなければ、ステップS1に移行する(移動操作受付画面BS4をそのまま液晶表示部12に表示させ続ける)。
ステップS3に移行すると、表示制御部15は、タッチされた表示位置のファイルアイコンB1を移動対象として確定する。また、このとき、表示制御部15は、移動対象のファイルアイコンB1の移動先となり得るフォルダアイコンB2のうちのいずれが移動先として指定されているかを指し示す移動先指定情報画像Mを液晶表示部12に表示させる。
ステップS4において、表示制御部15は、タッチパネル部11の1点以上がタッチされたままであるか否か(タッチパネル部11に対するタッチ操作が解除されていないか否か)を判断する。判断の結果、タッチパネル部11の1点以上がタッチされたままになっていれば、ステップS5に移行する。
ステップS5に移行すると、表示制御部15は、移動先切替操作(タッチパネル部11の2点がタッチされて以降にタッチされた2点のうち1点以上がタッチされたまま行われるタッチ操作)をタッチパネル部11が受け付けたか否かを判断する。判断の結果、移動先切替操作をタッチパネル部11が受け付けていれば、ステップS6に移行する。
ステップS6に移行すると、表示制御部15は、移動先指定情報画像Mで移動先として指定するフォルダアイコンB2の切り替えを液晶表示部12に行わせる。すなわち、液晶表示部12は、移動先切替操作をタッチパネル部11が受け付ける度に、矢印画像AAで移動先として指定するフォルダアイコンB2を切り替える。この後、ステップS4に移行する。なお、ステップS5において、移動先切替操作をタッチパネル部11が受け付けていない場合にも、ステップS4に移行する。そして、ステップS4において、タッチパネル部11の1点以上がタッチされたままになっていなければ(タッチパネル部11に対するタッチ操作が解除されれば)、ステップS7に移行する。
ステップS4からステップS7に移行すると、表示制御部15は、タッチ操作の解除時に移動先指定情報画像M(矢印画像AA)で移動先として指定されていたフォルダアイコンB2を移動対象のファイルアイコンB1の移動先として確定する。そして、ステップS8において、表示制御部15は、移動対象のファイルアイコンB1の所在を示す情報を更新する。
ステップS9において、表示制御部15は、移動対象のファイルアイコンB1の表示位置を移動先として確定したフォルダアイコンB2の表示位置に向かって徐々に遷移させるアニメーション表示を液晶表示部12に行わせる。このようなアニメーション表示を行うことによって、液晶表示部12は、移動対象のファイルアイコンB1が移動先として確定したフォルダアイコンB2の階層下に移動したことを報知する。
本実施形態では、上記のように、液晶表示部12(表示部)は、ファイルアイコンB1(オブジェクト)およびフォルダアイコンB2(オブジェクト)の表示中に、ファイルアイコンB1の表示位置においてタッチパネル部11の2点がタッチされることで移動対象のファイルアイコンB1が確定された場合、移動対象のファイルアイコンB1の移動先となり得るフォルダアイコンB2のうちのいずれが移動先として指定されているかを指し示す移動先指定情報画像M(移動先指定情報)を表示し、タッチされた2点のうち1点以上がタッチされたまま行われるタッチ操作である移動先切替操作をタッチパネル部11が受け付けたとき、移動先指定情報画像Mで移動先として指定するフォルダアイコンB2を切り替える。また、タッチパネル部11は、液晶表示部12が移動先指定情報画像Mを表示して以降、タッチ操作が解除されることで、タッチ操作の解除時に移動先指定情報画像Mで移動先として指定されていたフォルダアイコンB2を移動対象のファイルアイコンB1の移動先として確定した旨を受け付ける。これにより、移動対象のファイルアイコンB1の表示位置から移動先のフォルダアイコンB2の表示位置に向かってタッチ位置を移動させるタッチ操作(たとえば、ドラッグアンドドロップ操作)が不要となる。すなわち、ファイルアイコンB1を移動させたいユーザーからすると、移動させるファイルアイコンB1を確定するためのタッチ操作(移動させるファイルアイコンB1の表示位置の2点をタッチするタッチ操作)をタッチパネル部11に対して行った後に、続けて同じ位置で移動先切替操作を行ったりタッチパネル部11から全ての指を離したりするだけで移動対象のファイルアイコンB1を移動させることができるので、手首を殆ど動かさなくてもよくなる。その結果、液晶表示部12に表示されるファイルアイコンB1を移動させるためのタッチ操作において、ユーザーにかかる負担を軽減して操作性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、液晶表示部12は、タッチパネル部11の2点がタッチされたまま予め定められた所定時間が経過した時点で移動先指定情報画像Mを表示し、タッチパネル部11の2点がタッチされたまま所定時間が経過していなければ移動先指定情報画像Mを表示しない。これにより、タッチパネル部11の2点がタッチされたことをトリガーとする別の処理(移動先指定情報画像Mを表示する処理とは異なる処理)との差別化を容易に図ることができる。
また、本実施形態では、上記のように、液晶表示部12は、移動先指定情報画像Mを表示して以降、タッチパネル部11に対するタッチ操作が解除されるまでの間、移動先指定情報画像Mを表示し続け、移動先切替操作をタッチパネル部11が受け付ける度に、移動先指定情報画像Mで移動先として指定するフォルダイアイコンB2を切り替える。これにより、ユーザーからすると、タッチパネル部11に対するタッチ操作を解除しない限り、移動先として指定するフォルダアイコンB2を何回でも切り替えることができるので、利便性が良い。
また、本実施形態では、上記のように、液晶表示部12は、移動先となり得るフォルダアイコンB2をそれぞれ指し示す矢印画像Aを移動先指定情報画像Mとして表示し、移動先となり得るフォルダアイコンB2のうち、移動先として指定するフォルダアイコンB2に対応する矢印画像Aの表示形態を、他のフォルダアイコンB2に対応する矢印画像Aの表示形態とは異ならせる。これにより、ユーザーからすると、移動先となり得る全てのフォルダアイコンB2を認識することができるので、利便性が良い。また、この場合、移動先となり得るフォルダアイコンB2のそれぞれが矢印画像Aで指し示されているが、移動先として指定されたフォルダアイコンB2に対応する矢印画像Aの表示形態が他のフォルダアイコンB1に対応する矢印画像Aの表示形態とは異なっている。このため、移動先として指定されているフォルダアイコンB1をユーザーが識別できなくなる、という不都合が生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、液晶表示部12は、移動先指定情報画像Mを表示して以降、タッチパネル部11に対するタッチ操作が解除されたとき、移動対象のファイルアイコンB1の表示位置を移動先として確定したフォルダアイコンB2の表示位置に向かって徐々に遷移させるアニメーション表示を行う。これにより、ユーザーからすると、移動対象のファイルアイコンB1が移動先として確定したフォルダアイコンB2に移動したこと容易に認識することができるので、利便性が良い。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
11 タッチパネル部
12 液晶表示部(表示部)
100 画像形成装置
101 操作パネル(表示入力装置)
A、AA 矢印画像
B1 ファイルアイコン(オブジェクト)
B2 フォルダアイコン(オブジェクト)
M 移動先指定情報画像(移動先指定情報)

Claims (5)

  1. 移動対象となるオブジェクトと移動対象の前記オブジェクトを移動して階層下に属させることが可能な階層構造のオブジェクトとを含む複数のオブジェクトを配した画面を表示する表示部と、
    前記表示部に対して設けられ、ユーザーがタッチしている複数のタッチ位置を検知するためのタッチパネル部と、を備え、
    前記表示部は、前記複数のオブジェクトの表示中に、前記オブジェクトの表示位置において前記タッチパネル部の2点がタッチされることで移動対象の前記オブジェクトが確定された場合、移動対象の前記オブジェクトの移動先となり得る前記オブジェクトのうちのいずれが移動先として指定されているかを指し示す移動先指定情報を表示し、タッチされた2点のうち1点以上がタッチされたまま行われるタッチ操作である移動先切替操作を前記タッチパネル部が受け付けたとき、前記移動先指定情報で移動先として指定する前記オブジェクトを切り替え、
    前記タッチパネル部は、前記表示部が前記移動先指定情報を表示して以降、タッチ操作が解除されることで、タッチ操作の解除時に前記移動先指定情報で移動先として指定されていた前記オブジェクトを移動対象の前記オブジェクトの移動先として確定した旨を受け付け、
    前記表示部は、移動対象の前記オブジェクトの表示位置から、移動先となり得る前記オブジェクトのそれぞれの表示位置に向かって延びる線画像を前記移動先指定情報として表示し、移動先となり得る前記オブジェクトのうち、移動先として指定する前記オブジェクトに対応する前記線画像の表示形態を、他の前記オブジェクトに対応する前記線画像の表示形態とは異ならせることを特徴とする表示入力装置。
  2. 前記表示部は、前記オブジェクトの表示位置において前記タッチパネル部の2点がタッチされたまま予め定められた所定時間が経過した時点で前記移動先指定情報を表示し、前記オブジェクトの表示位置において前記タッチパネル部の2点がタッチされたまま前記所定時間が経過していなければ前記移動先指定情報を表示しないことを特徴とする請求項1に記載の表示入力装置。
  3. 前記表示部は、前記移動先指定情報を表示して以降、前記タッチパネル部に対するタッチ操作が解除されるまでの間、前記移動先指定情報を表示し続け、前記移動先切替操作を前記タッチパネル部が受け付ける度に、前記移動先指定情報で移動先として指定する前記オブジェクトを切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の表示入力装置。
  4. 前記表示部は、前記移動先指定情報を表示して以降、前記タッチパネル部に対するタッチ操作が解除されたとき、移動対象の前記オブジェクトの表示位置を移動先として確定した前記オブジェクトの表示位置に向かって徐々に遷移させるアニメーション表示を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の表示入力装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の表示入力装置を備えた画像形成装置。
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