JP6335090B2 - 往復動圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、往復動圧縮機に関する。
従来、流体を圧縮する往復動圧縮機においては、圧縮室を構成するシリンダの端部に、吸込み流体および吐出し流体を通過させる孔を有する弁座板と、それらの孔を開閉する弁板と、弁板の開度を規制するための弁受とを有するものがある。
例えば特許文献1には、弁座板44の吸入孔49を開閉する吸入弁51を、弁座板44のシリンダ42側の面に設けるとともに、吐出孔50を開閉する吐出弁53を、弁座板44のシリンダヘッド41側の面に設け、吐出弁50の開弁方向のストロークの端をストッパ54により規制するようにした往復圧縮機が開示されている。
また、例えば特許文献2には、弁座部材8に設けられた吐出ポート7を、吐出弁板規制部材10aを備えた吐出弁板10で開とし、吐出ポート7からの炭化粉あるいは摩耗粉等の堆積物を、円形凹部21に溜めるようにした往復動圧縮機が開示されている。
また、特許文献3には、リード弁3により開閉される吐出ポート2の開口部を、フロントヘッド22の上面の油溜め部4の底面5aから突出するように形成し、冷媒吐出終了時の吐出ポート2の開口部を、油溜まり部4の冷凍機油でシールすることで、マフラ室49の冷媒の逆流による、リード弁3の閉じ遅れを防止した圧縮機が開示されている。
実開昭62−76291号公報 特開平11−210627号公報 特開2011−1830号公報
これらの弁板は、一般に鋼板製あるいは樹脂製であって、吐出し弁を代表に動作を説明すると、圧縮機の回転に伴いシリンダ内の圧力が上昇し、吐出し室の圧力を上回ったときに、弁板に働く前後差圧で以って開弁する。開弁した弁板は弁受に衝突して停止し、シリンダ内の圧縮空気が吐出されたのちに閉弁するが、このとき再び弁座板に衝突する。弁板が衝突する速度は、圧縮機本体の回転速度に比例して上昇するため、近年の圧縮機の小型高速化に伴い、弁板の開閉衝突音は、圧縮機運転時の主たる騒音源となっている。
弁板の衝突音は、衝突時の速度に加え、弁板自体の質量にも比例して大きくなる。したがって、衝突音を緩和し、圧縮機運転時の騒音を低減するには、たとえば弁板の板厚を低減し、弁板の質量を低減することが有効であると考えられる。
しかしながら、弁板の板厚を低減すると、弁板自身の曲げ変形に対するばね力も低下する。すなわち、板厚の低減により、開弁変形した際の復元力が低下し、このことは、閉弁時の速度の低下に繋がる。閉弁速度が低下すると、圧縮機がシリンダ内の圧縮空気を吐出したあとで、閉弁動作が完了しないまま次の吸込み工程に移る「閉じ遅れ」が生じる。
閉じ遅れが大きいと、吸込み工程において、吐出し室の圧縮空気がシリンダ内に逆流するため、圧縮機としては一度圧縮した流体を再び圧縮することになる。このような運転は圧縮効率の悪化を引き起こすだけでなく、圧縮熱が蓄積されることで樹脂製ピストンリングや軸受内に封入されたグリースなどの寿命低下を招く。
閉じ遅れを防止するためには、弁板自身の曲げ変形に対するばね力を上げ、その開弁時の変形モードにおける固有振動数を高くする必要がある。しかしながら、弁板の板厚を増すと前述した通りに衝突音の悪化を招くし、また弁板の全長を短くすると、必要な弁開度を維持するための曲げ角度が大きくなり、開閉動作の繰り返しによる弁板の疲労破壊の危険が生じる。
特許文献1、2では、上記したような、弁板の閉じ遅れや疲労破壊の問題に関しては、何ら考慮されていない。
また、特許文献3の構成でも、リード弁3の閉じ遅れを十分に防止するのは困難である。
そこで、本発明の目的は、流体の通過孔を開閉する弁板を有する往復動圧縮機において、弁板の開閉動作に伴う騒音を低減でき、かつ弁板の閉じ遅れに伴う圧縮効率の低下が防止された往復動圧縮機を得ることである。
上記課題を解決するための本発明の一実施形態としては、シリンダ内を往復動するピストンと、前記シリンダ端面に設けられた弁座板と、前記弁座板に固定され、前記ピストンの往復動に伴って前記弁座板の孔部を開閉する弁板と、前記弁板の開度を規制する弁受とを備え、前記弁座板には、前記弁板の固定端と前記孔部との間に、前記弁板の固定端における前記弁座板の表面よりも座面を低くした凹部が設けられており、前記弁受は、前記凹部の形成領域の範囲内に、前記弁板の回転支点となる屈曲部を有し、前記屈曲部から開放端に向けて、上方に傾斜していることを特徴とする往復動圧縮機とする。
また、本発明の一実施形態としては、シリンダ内を往復動するピストンと、前記シリンダ端面に設けられた弁座板と、前記弁座板に固定され、前記ピストンの往復動に伴って前記弁座板の孔部を開閉する弁板と、前記弁板の開度を規制する弁受とを備え、前記弁座板には、前記弁板の固定端と前記孔部との間に、前記弁板の固定端における前記弁座板の表面よりも座面を低くした凹部が設けられており、前記弁受の開放端は、前記凹部の形成領域の範囲内に位置していることを特徴とする往復動圧縮機とする。
本発明によれば、流体の通過孔を開閉する弁板の閉じ遅れに伴う圧縮効率の低下が防止された往復動圧縮機を実現することができる。
実施形態に係る往復動式の圧縮機の概略構成を示す断面図である。 図1に示す圧縮機本体を側面から見たときの内部構造を示す断面図である。 従来の吐出し弁受を備えた弁座板の外観を示す概略斜視図である。 図3中A−A線に沿う縦断面図である。 図4Aに示す従来の吐出し弁板の開弁状態を示す縦断面図である。 圧縮機本体稼働時のクランクシャフトの回転角度とシリンダ内圧変化との関係を示す図である。 圧縮機本体稼働時のクランクシャフトの回転角度と吐出し弁板の吐出し孔直上における変位との関係を示す図である。 吐出し弁板の閉弁状態を示す図である。 図6Aに示す吐出し弁板の開弁状態を示す図である。 吐出し弁板の変形状態を、梁の曲げ変形としてモデル化して示す図である。 吐出し弁板の閉弁状態を示す図である。 図8Aに示す吐出し弁板の開弁状態を示す図である。 従来の吐出し弁板の閉弁状態を示す図である。 図9Aに示す従来の吐出し弁板の開弁状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る往復動式の圧縮機の概略構成を示す断面図であり、図2は、図1に示す圧縮機本体1を側面(図1中右側)から見たときの内部構造を示す断面図である。
図1は、実施形態に係る往復動式の圧縮機の構成の一例を示す概略断面図であり、図2は、図1の側方(右側)からみた圧縮機本体1の内部構造を示す断面図である。
図1に示す往復動圧縮機10は、圧縮機本体1と、圧縮機本体1を駆動する電動機2と、圧縮機本体1及び電動機2が上部に配置されたタンク3とを有している。圧縮機本体1は流体を圧縮するものであり、その内部構造は図2に示すように、クランク室21と、クランク室21から鉛直方向に突出するシリンダ22と、シリンダ22内に設置されたピストン25と、シリンダ22の上部を閉鎖するシリンダヘッド23と、クランク室21の中央に回転可能に支持されたクランク軸24とを有している。
シリンダヘッド23内部は、隔壁26により、シリンダ22内に吸い込まれる流体が外部から流入する吸込み室23aと、シリンダ22内で圧縮された流体が吐出される吐出し室23bとに隔離されており、クランク室21内のクランク軸24が回転すると、シリンダ22内に設置されたピストン25が鉛直方向に往復動し、その結果として、シリンダ22外部から吸込み室23aに流入した流体がシリンダ22内に吸引され、圧縮された後、吐出し室23bに吐出される。
なお、説明の簡略化のため、図1及び図2に示す圧縮機形状は、ピストン・シリンダを一対しか持たない単気筒のものとしているが、本実施形態は、クランク軸24に対して直列あるいは放射状に複数のピストン・シリンダを有する形態の圧縮機にも適用可能である。
圧縮機本体1は、クランク軸24を電動機2の回転軸と並行に配置した状態でタンク3の上面に固定されており、クランク軸24には圧縮機プーリ4が、電動機2の電動機軸(不図示)には電動機プーリ5が固定されている。圧縮機本体1に付設された圧縮機プーリ4は羽根を有しており、その回転に伴い冷却風を圧縮機本体1に向けて発生させることで、圧縮機本体1の放熱を促す。圧縮機プーリ4及び電動機プーリ5には、動力伝達のための伝動ベルト6が巻回されている。これにより、電動機2の回転にしたがって、電動機プーリ5、伝動ベルト6及び圧縮機プーリ4を介して圧縮機本体1のクランク軸24が回転駆動される。
図2において、シリンダ22の端面には、シリンダ22とシリンダヘッド23との間に挟持されるように、弁座板31が設けられている。弁座板31には、シリンダヘッド23の吸込み室23aに連通する吸込み孔34aと、吐出し室23bに連通する吐出し孔34bとが設けられており、弁座板31のシリンダ22側には、吸込み孔34aを開閉する吸込み弁板32aが、弁座板31のシリンダヘッド23側には、吐出し孔34bを開閉する吐出し弁板32bが、それぞれ設けられている。クランク軸24の回転に伴いピストン25が上下動すると、シリンダ22内部の圧力が変動し、吸込み弁板32a又は吐出し弁板32bが開閉する。
具体的には、ピストン25が上下動し、シリンダ22内部の圧力が吸込み室23a内の圧力を下回ると、吸込み弁板32aが開弁し、吸込み室23a内の流体が吸込み孔34aを通過してシリンダ22内に流入する。シリンダ22内への流体の流入に伴いシリンダ22内の圧力が上昇すると、弁板自身のばね力により吸込み弁板32aが閉弁する。同様に、シリンダ22内部の圧力が吐出し室23bの圧力を上回ると、吐出し弁板32bが開弁し、シリンダ22内の圧縮流体が吐出し孔34bを通過して吐出し室23bに吐出される。シリンダ22からの流体の流出に伴いシリンダ22内の圧力が下降すると、弁板自身のばね力により吐出し弁板32bが閉弁する。すなわち、全閉状態の弁板に開弁動作を行わせる駆動力が、シリンダ内の圧力上昇によって生じる弁板前後差圧であるのに対して、前開状態の弁板に閉弁動作を行わせる駆動力は、主に弁板自身のばね力である。
以降、図3〜図9は、吐出し弁板の開閉動作を例として説明を行うが、吸込み弁板についても、以下に説明するのと同様の内容を適用可能である。
図3に、従来の弁受133bを備えた弁座板131の外観を概略斜視図として示す。弁座板131には、吐出し弁板132b(以下、単に弁板132bと示す。)の開度を規制し、過度の曲げ変形を回避するためのストッパとして弁受133bが取り付けられている。図3において、弁受133bは弁板132bの固定端から開放端(吐出し孔134b側)に向けて上方に傾斜している。図4は、図3に示す従来の弁板132bの開閉挙動を示す図であり、図4Aは、図3中A−A線に沿う縦断面図であり、図4Bは、図4Aに示す弁板132bの開弁状態を示す縦断面図である。図4A及び図4Bに示すように、弁板132bは、その開閉動作時に弁受133b又は弁座板131に衝突する。
弁板132bが弁受133b又は弁座板131に衝突するときの衝突音は、弁板132bの衝突直前の運動エネルギーEに比例し、次式(1)に示すように、弁板132bの質量m及び衝突速度Vに比例して増加する。
Figure 0006335090
式(1)における弁板132bの衝突速度Vは、圧縮機本体1の回転速度Nに比例して増加するため、圧縮機の小型高速化が進むにつれ、式(1)の運動エネルギーEも加速度的に増加する。弁板132b等の弁板が衝突した際のエネルギーは、弁座板131から、隣接するシリンダ22やシリンダヘッド23へ伝播し、機械音となって放射される。以上の経緯によって、一般の往復動圧縮機における弁の開閉衝突音は、運転時の主たる騒音源となる。
弁板の衝突音を低減するためには、式(1)中の質量mを下げることが有効であり、この観点からいえば、弁板の板厚は薄いほど良い。また一般に、弁板には、衝突にともなう衝撃疲労への耐久性が求められるため、その材質としては、清浄度を上げた特殊なステンレス鋼板や、スーパーエンプラなどの高価な樹脂材が使用される。したがって、弁板の板厚低減は、製品原価面でも利点となる。
しかしながら、弁板の板厚を低減すると、図4Bに示すように弁板が開弁したときに働く、弁板自身のばね性による復元力が低下する。この復元力の低下により、閉弁速度も低下する。図5Aは、圧縮機本体稼働時のクランクシャフト24の回転角度とシリンダ22内圧変化との関係を示す図である。また、図5Bは、圧縮機本体稼働時のクランクシャフト24の回転角度と吐出し弁板の吐出し孔直上における変位との関係を示す図である。
図5A及び図5Bは、一般的な往復動圧縮機に図3及び図4に示す形態の弁板及び弁受を有する弁座板を備えたものについて、シャフト回転角度の変化に伴うシリンダ内圧変化と吐出し弁板の弁変位とをそれぞれシミュレーションしたものであり、両図において、回転角度180度はピストン変位の上死点に相当する。図5Aに示すように、シリンダ22内の圧力は、クランクシャフト24の回転角度の増加に伴い増加し、上死点である180度に達しピストン25が下降するに伴い、シリンダ22内圧も低下する。
図5Bには、弁板の板厚を0.4mmとした場合の弁板の変位と、弁板の板厚を0.2mmとした場合の弁板の変位の双方について示している。図5Bに示すように、板厚が0.2mmである場合には、板厚が0.4mmである場合と比較して、閉弁が完了するタイミングが遅くなっており、ピストンが下降を始め吸込み工程に移った時点(回転角度180度)で漸く閉弁動作が開始している。一方、図5Aに示すように、シリンダ22の内圧は、回転角度180度を境にピストン25が下降するのに伴い低下するため、ピストン25が上死点を通過してから閉弁するまでの間に、シリンダ22内から一度吐出し室23bに送り出された圧縮空気が、再度シリンダ22内に逆流する。このような、弁板の閉じ遅れに伴う圧縮空気の逆流は、圧縮効率の低下だけでなく、圧縮熱の停滞による、圧縮機本体の温度上昇を引き起こす。圧縮機本体の温度上昇は、軸受に封入されたグリースや樹脂製ピストンリングの寿命低下などの不具合の原因となる。
図1、2で説明したように、全開状態の弁板に閉弁動作を行わせる駆動力は、主に弁板自身のばね力である。弁板のばね力は、弁開時の弁板の形状を一種の振動モード形状と捉えたときの固有振動数に相当し、固有振動数を高めることで、弁板のばね力が高められる。図4Bに示す弁板132bの開弁形状は、弁板132b自体を根元固定された片持ち梁と捉えれば、一次の振動モード形状と考えられ、その固有振動数fは次式(2)によって表される。
Figure 0006335090
式(2)において、λ=1.875であり、πは円周率、Lは弁板の全長、Eは弁板のヤング率、Iは弁板の断面二次モーメント、ρは弁板の密度、Aは弁板の断面積である。
式(2)において、弁板132bの板厚を低減すると、断面二次モーメントと断面積との比である、I/Aも低下するため、固有振動数fが低下し、閉じ遅れが発生する。弁板の閉弁速度を向上させ、弁板の閉じ遅れを低減するためには、弁板の固有振動数fを向上させて、弁板が開弁変形したときに働く復元力を高める必要がある。
図6は、第1の実施形態に係る往復動圧縮機に備えられた吐出し弁板32bの開閉挙動を示す図であり、図6Aは、吐出し弁板32bの閉弁状態を示す図であり、図6Bは、図6Aに示す吐出し弁板32bの開弁状態を示す図である。図6A、6Bにおいて、弁座板31には、吐出し弁板32b(以下、単に弁板32bと示す。)の固定端と吐出し孔34bとの間の領域に、固定端における弁座板31表面よりも座面を低くした凹部31aが設けられており、凹部31aの上方には、弁板32bの開度を規制する弁受33が設けられている。
弁受33は、その略中央に屈曲部33aを有している。屈曲部33aは、凹部31aの形成領域の範囲内に設けられており、この屈曲部33aを始点として、その開放端側に向けて上方に傾斜するように形成されている。弁板32bは、その開弁動作時には、図6Bに示すように、弁受33の屈曲部33a(傾斜開始点)にその一部を支持されながら、屈曲部33aを回転支点として開弁する。このとき、弁板32bは、屈曲部33aによる支持点を含む部分が、凹部31aの深さ方向に沈み込む。
図6A、6Bに示すように、弁板32bは、その一部を弁受33の屈曲部33a(傾斜開始点)で支持されながら開弁するため、上記と同様に弁板32b自体を根元固定された片持ち梁として捉えると、全開時の開弁形状は、二次の振動モードに近くなる。このときの固有振動数fは、式(2)においてλ=4.694として求められ、その数値は、図4Bに示す従来の形状の弁受133bを有する形態における固有振動数fの6.3倍となる。したがって、固有振動数fの上昇分だけ、弁板32bの板厚を低減することが可能となる。
弁座板31の凹部31aは、弁板32bが全開したときに、その中央部分が沈み込む範囲よりも広く、かつ沈み込む深さよりも深くして設けることが必要である。弁座板31の凹部31aが、弁板32bの沈み込み範囲よりも狭い場合、又は沈み込み深さより浅い場合には、弁板32bと凹部31aとが干渉し、弁板32bの摩耗が生じたり、又は開弁時に弁板32bが設計開度に到達しないなど、種々の問題を生ずるおそれがある。
したがって、凹部31aとしては、図6A及び次式(3)に示すとおり、凹部31aの弁板固定端側の端部Xから弁板開放端側(吐出し孔34b側)の端部Yまでの距離βが、凹部31aの弁板固定端側の端部Xから弁受33の屈曲部33aまでの距離αより大きくなるよう設定する。
Figure 0006335090
凹部31aの深さDとしては、弁板32bの全開時に、弁板32bが凹部31aの底面に接触しないようにするため、弁板32bの全開時の沈み込み量をSとしたとき、下記式(4)を満たす必要がある。
Figure 0006335090
弁板32bの沈み込み量Sは、弁板32bを、図7中破線で示すように、一様断面形状を有しかつ片側固定、途中支持の板梁にモデル化して求められる。図7は、弁板の変形状態を、梁の曲げ変形としてモデル化して示す図であり、図7において、途中支持点Qは、図6Bに示す弁受33の屈曲部(傾斜開始点)33aに相当する。沈み込み量Sは、この梁モデルにおいて、先端に仮想的な荷重Pを受けるものとして、先端変位量が弁板全開時の設計変位hとなったときの、凹部31aへの沈み込みが最大となる位置での沈み込み量として求めることができる。
弁板32bの固定端から距離xの位置における梁の撓みwは、a≦x≦Lの範囲においては次式(5)で表される。
Figure 0006335090
ここで、Rは途中支持点Qの反力であって、次式(6)で表される。また、aは弁板32bの固定端から弁受33の屈曲部33a(途中支持点Q)までの距離、Lは弁板32bの固定端から開放端までの長さである。
Figure 0006335090
x=Lの点でw=hとなることから、式(5)、(6)よりPを逆算すると、下記式(7)が得られる。
Figure 0006335090
次に、弁板32bの沈み込みが最大となる位置での沈み込み量を求める。固定端から距離xの位置における梁の撓みwは、x≦aの範囲においては次式(8)で表される。
Figure 0006335090
沈み込み量が最大となる点では、dw/dx=0であることから、上記式(8)より、次式(9)が導出される。
Figure 0006335090
式(6)、(7)、(9)を式(8)に代入すれば、沈み込み量Sは次式(10)のように求められる。
Figure 0006335090
したがって、凹部深さDとしては、式(4)、式(10)より、下記式(11)を満たすように設定することで、開弁時における弁板32bと凹部31aとの干渉を抑制することができる。
Figure 0006335090
図6A及び図6Bに示すように、弁受33は、弁板32bとの接触面33Bが、その固定端から屈曲部33aまでの領域において、弁座板31の表面と平行となるように設けられている。これにより、屈曲部33aによる弁板32bの支持点と、弁板32bの固定端とが、この固定端を含む水平面からの弁板32b開閉方向の高さに関して、略同等の高さとなり(図6B参照。)、全開時における弁板32bの傾斜角が十分に確保される。したがって、図6A、図6Bに示すように弁受33を設けることで、弁板32bを凹部31aに十分に沈み込ませることができ、閉弁時における弁板32bのばね力を、より効果的に向上させることができる。
なお、本明細書において、「弁板の全開時の変位」と示しているものは、必ずしも弁板先端が弁受に接触したときの変位だけを意味するものではない。圧縮機の運転条件によっては、弁板先端は弁受に接触しないまま閉弁することも起こり得る。このため、「弁板の全開時の変位」は、あくまでも圧縮機の運転時に弁板先端が取り得る最大変位と定義する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
なお、第2の実施形態は、弁座板に設けられる弁受の形状を、図6A及び図6Bに示す形状(第1の実施形態)から変更したものであり、その他の構成は、第1の実施形態と同様の構成が採用される。
図8は、第2の実施形態に係る往復動圧縮機に備えられた吐出し弁板82の開閉挙動を示す図であり、図8Aは、吐出し弁板82の閉弁状態を示す図であり、図8Bは、図8Aに示す吐出し弁板82の開弁状態を示す図である。図8において、弁座板81には、第1の実施形態に係る弁座板31と同様、吐出し孔84を開閉する吐出し弁板82(以下、単に弁板82と示す。)が設けられており、弁板82の固定端と吐出し孔84との間の領域には、固定端における弁座板81表面よりも座面を低くした凹部81aが設けられている。
図8Aに示すように、凹部81aの上方には、弁板82の開度を規制する弁受83が設けられており、弁受83は、その固定端からその開放端83aまでの距離が、この固定端から弁板82の開放端までの距離よりも短く形成されており、その途中に屈曲点を有しておらず、水平に伸びるように設けられている。
本実施形態では、弁板82は、その開弁動作時には、図8Bに示すように、弁受83の開放端83aを回転支点として開弁するものであり、弁受83は、その開放端83aが凹部81aの形成領域の範囲内に位置するように設けられている。第2の実施形態においても、弁板82は、開放端83aによる支持点を含む部分が、凹部81aの深さ方向に沈み込む。
第2の実施形態に係る構成では、弁板82は、開弁動作の途中で弁受83に衝突しないため、第1の実施形態と比較して、弁板82開閉時の騒音を大幅に低減することが可能となる。
弁受83の開放端83a(先端部分)は、弁板82と接触し、かつ弁板82の開閉動作の支点となることを考慮すると、開放端83aの形状が鋭角であると、弁板82に応力集中を生じ折損の危険性がある。したがって、弁受83の開放端83aは、図8A、図8Bに示すように、丸みを帯びた形状であることが望ましい。
図8A及び図8Bに示すように、弁受83は、弁板82との接触面83Bが、弁座板81の表面と平行となるように設けられている。これにより、開放端83aによる弁板82の支持点と、弁板82の固定端とが、この固定端を含む水平面からの弁板82開閉方向の高さに関して、略同等の高さとなり(図8B参照。)、全開時における弁板82の傾斜角が十分に確保される。したがって、図8A、図8Bに示すように弁受83を設けることで、弁板82を凹部81aに十分に沈み込ませることができ、閉弁時における弁板82のばね力を、より効果的に向上させることができる。
第2の実施形態においても、弁板82の全開時における、弁板82と凹部81aとの干渉を防止するためには、第1の実施形態と同様、弁座板81の凹部81aは、弁板82が全開したときに、その中央部分が沈み込む範囲よりも広く、かつ沈み込む深さよりも深くして設けることが必要である。
したがって、凹部81aとしては、図8A及び上記式(3)に示すとおり、凹部81aの弁板固定端側の端部Xから弁板開放端側(吐出し孔84側)の端部Yまでの距離βが、凹部81aの弁板固定端側の端部Xから弁受83の開放端83aまでの距離αより大きくなるように設定する。
また、凹部81aの深さDは、第1の実施形態と同様、弁板82の全開時の沈み込み量をSとするとき、上記式(4)を満たす必要がある。第2の実施形態における弁板82の全開時の沈み込み量Sは、上記式(10)中の「a」を、弁板82の固定端から弁受83の開放端83aまでの距離として、式(10)により求めることができる。したがって、第2の実施形態においては、弁板82の固定端から弁受83の開放端83aまでの距離を「a」としたときに、凹部深さDが上記式(11)満たすように設定することで、開弁時における弁板32bと凹部31aとの干渉を抑制することができる。
なお、開弁動作時に弁板を弁受に衝突させない弁構成としては、例えば図9A及び図9Bに示すように、弁板192の開度を規制する弁受を使用しないものが、一般の構成として公知である。図9は、従来の往復圧縮機に備えられた弁板192の開閉挙動を示す図であり、図9Aは、吐出し弁板192の閉弁状態を示す図であり、図9Bは、図9Aに示す吐出し弁板192の開弁状態を示す図である。
しかしながら、図9A及び図9Bに示す構成では、弁受との衝突時の衝突音低減の効果は得られるものの、開弁時の主たる変形のモード次数が一次であるため、固有振動数が低く、依然として、閉じ遅れによる圧縮効率低下などの性能低下が問題となる。また、圧縮機の高速化や高圧化に伴い、開弁動作時に弁板192に働く力が大きくなると、弁板192の開度が過大となり、弁板192の根元付近において、曲げ疲労による破損が生じるおそれがある。また、開弁時に弁板192全体が開放されるため、開閉挙動が不安定となるおそれもある。
本実施形態に係る構成では、図8Bで示すように、弁板82が、弁受83の開放端を支持点として開弁することで、その開弁挙動が規制されている。このため、弁板82の開度が過大となるのが抑制されており、曲げ疲労による破損や開閉挙動の不安定化を防止することができる。また、本実施形態では、第1の実施形態と同様、開弁時の変形のモード次数が二次であるため、弁板82の板厚を低減した場合でも、固有振動数fを高く維持することができる。したがって、弁板の開閉に伴う騒音を抑制しつつ、弁板82の閉じ遅れによる圧縮効率等の性能の低下を防止することが可能である。
本発明に係る圧縮機は、主に空気等の気体を圧縮することが可能であるが、圧縮処理が可能な流体としては、必ずしも空気に限定されず、種々の流体の圧縮に適用することが可能である。
なお、本発明は、必ずしも上記した実施形態に記載した構成に限られず、上記した各実施形態に、他の構成要素を含むことも可能である。
1…圧縮機本体、2…電動機、3…タンク、4…圧縮機プーリ、5…電動機プーリ、6…伝動ベルト、10…往復動圧縮機、21…クランク室、22…シリンダ、23…シリンダヘッド、23a…吸込み室、23b…吐出し室、24…クランク軸、25…ピストン、26…隔壁、31、81…弁座板、31a、81a…凹部、32a…吸込み弁板、32b、82…吐出し弁板、33、83…弁受、33a…屈曲部、34a…吸込み孔、34b、84…吐出し孔、83a…弁受83の開放端、131、191…従来の弁座板、132b、192…従来の吐出し弁板、133b…従来の弁受、134b、194…従来の吐出し孔、X…凹部31aの弁板固定端側の端部、Y…凹部31aの弁板開放端側の端部、α…端部Xから屈曲部33a(開放端83a)までの距離、β…端部Xから端部Yまでの距離、a…弁板32bの固定端から屈曲部33aまでの距離(弁板82の固定端から弁受83の開放端83aまでの距離)、L…弁板32bの固定端から開放端までの長さ、S…弁板の全開時の沈み込み量、Q…途中支持点

Claims (10)

  1. シリンダ内を往復動するピストンと、
    前記シリンダ端面に設けられた弁座板と、
    前記弁座板に固定され、前記ピストンの往復動に伴って前記弁座板の孔部を開閉する弁板と、
    前記弁板の開度を規制する弁受と、を備え、
    前記弁座板には、前記弁板の固定端と前記孔部との間に、前記弁板の固定端における前記弁座板の表面よりも座面を低くした凹部が設けられており、
    前記弁受の開放端は、前記凹部の形成領域の範囲内に位置していることを特徴とする往復動圧縮機。
  2. 前記弁板は、開弁動作に伴い前記凹部の深さ方向に沈み込む部分を有することを特徴とする請求項1に記載の往復動圧縮機。
  3. 前記弁座板の凹部の深さは、前記弁板が全開となったときの前記沈み込み部分の沈み込み深さよりも深くなっていることを特徴とする請求項に記載の往復動圧縮機。
  4. シリンダ内を往復動するピストンと、
    前記シリンダ端面に設けられた弁座板と、
    前記弁座板に固定され、前記ピストンの往復動に伴って前記弁座板の孔部を開閉する弁板と、
    前記弁板の開度を規制する弁受と、を備え、
    前記弁座板には、前記弁板の固定端と前記孔部との間に、前記弁板の固定端における前記弁座板の表面よりも座面を低くした凹部が設けられており、
    前記弁受は、前記凹部の形成領域の範囲内に、前記弁板の回転支点となる屈曲部を有し、前記屈曲部から開放端に向けて、上方に傾斜しており、
    前記弁板は、開弁動作時にその一部が前記凹部の深さ方向に沈み込む挙動を伴い、
    前記弁座板の凹部の深さDは、前記弁板の固定端から前記弁受の屈曲部までの距離をa、前記弁板の固定端から開放端までの長さをL、前記弁板の全開時における開放端の変位をhとしたとき、次式(11)を満たすことを特徴とする往復動圧縮機。
    Figure 0006335090
  5. 前記弁板は、開弁動作時にその一部が前記凹部の深さ方向に沈み込む挙動を伴い、
    前記弁座板の凹部の深さDは、前記弁板の固定端から前記弁受の開放端までの距離をa、前記弁板の固定端から開放端までの長さをL、前記弁板の全開時における開放端の変位をhとしたとき、次式(11)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の往復動圧縮機。
    Figure 0006335090
  6. 前記凹部の前記弁板固定端側端部から前記弁板開放端側の端部までの距離は、前記凹部の前記弁板固定端側端部から前記弁受の屈曲部までの距離よりも長いことを特徴とする請求項に記載の往復動圧縮機。
  7. 前記凹部の前記弁板固定端側端部から前記弁板開放端側の端部までの距離は、前記凹部の前記弁板固定端側端部から前記弁受の開放端までの距離よりも長いことを特徴とする請求項1、2、3、5のいずれか1項に記載の往復動圧縮機。
  8. 前記弁受は、その固定端から前記屈曲部までの領域における、前記弁板との接触面が、前記弁座板の表面と平行に設けられていることを特徴とする請求項4、6のいずれか1項に記載の往復動圧縮機。
  9. 前記弁受は、前記弁板との接触面が、前記弁座板の表面と平行に設けられていることを特徴とする請求項1,2,3,5,7のいずれか1項に記載の往復動圧縮機。
  10. シリンダ内を往復動するピストンと、
    前記シリンダ端面に設けられた弁座板と、
    前記弁座板に固定され、前記ピストンの往復動に伴って前記弁座板の孔部を開閉する弁板と、
    前記弁板の開度を規制する弁受と、を備え、
    前記弁座板には、前記弁板の固定端と前記孔部との間に、前記弁板の固定端における前記弁座板の表面よりも座面を低くした凹部が設けられており、
    前記弁受は、前記凹部の形成領域の範囲内に、前記弁板の回転支点となる屈曲部を有し、前記屈曲部から開放端に向けて、上方に傾斜しており、
    前記弁板は、開弁動作に伴い前記凹部の深さ方向に沈み込む部分を有し、
    前記弁座板の凹部の深さは、前記弁板が全開となったときの前記沈み込み部分の沈み込み深さよりも深くなっている
    ことを特徴とする往復動圧縮機。
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