JP6333701B2 - 温度制御装置を備える射出成形機 - Google Patents

温度制御装置を備える射出成形機 Download PDF

Info

Publication number
JP6333701B2
JP6333701B2 JP2014215763A JP2014215763A JP6333701B2 JP 6333701 B2 JP6333701 B2 JP 6333701B2 JP 2014215763 A JP2014215763 A JP 2014215763A JP 2014215763 A JP2014215763 A JP 2014215763A JP 6333701 B2 JP6333701 B2 JP 6333701B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
injection
time
heating
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014215763A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016083778A (ja
Inventor
淳史 堀内
淳史 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FANUC Corp
Original Assignee
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FANUC Corp filed Critical FANUC Corp
Priority to JP2014215763A priority Critical patent/JP6333701B2/ja
Publication of JP2016083778A publication Critical patent/JP2016083778A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6333701B2 publication Critical patent/JP6333701B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は射出成形機に関し、特に複数の射出装置を備え、それぞれの射出装置の被加熱部の温度制御装置を備える射出成形機に関する。
一般に、射出成形機の射出装置は、成形用樹脂を加熱溶融して樹脂の溶融状態を維持するシリンダ、そのシリンダの先端に付設し、シリンダ内で溶融した樹脂を金型のキャビティ内に射出するノズルを備える。射出成形機の運転を行う前には、射出成形機に金型を組み付け、金型温調機や樹脂乾燥機等の周辺装置を接続するなど、運転に必要な機材を物理的に準備する。その後、射出装置が備えるシリンダ及びノズルの温度を、シリンダに付設された熱電対などの温度測定手段とヒータなどの加熱手段を用いて、樹脂の溶融状態を維持するように設定された目標温度と一致するように制御する作業がある。
ここで、射出装置が備えるシリンダは複数の加熱ゾーンより構成され、各加熱ゾーンにはヒータなどの加熱手段や熱電対等の温度測定手段が付設される。このとき、各加熱ゾーンごとの目標温度の差異、シリンダの熱容量の差異、各加熱ゾーンに付設した加熱部のヒータ容量や形状等の差異により、各加熱ゾーンの温度が目標温度に到達するまでの時間に差異が生じることがある。
各加熱ゾーンの温度が目標温度に到達するまでの時間差が大きいと、短時間で目標温度に到達した加熱ゾーンは、全ての加熱ゾーンの現在温度が目標温度に到達するまで目標温度を維持するように温度制御される。そのため、短時間で目標温度に到達した加熱ゾーン内の溶融樹脂が変質したり炭化したりして成形不良を引き起こす場合がある。これを避けるために、射出成形機の運転を始める前の温度制御として、1つの射出装置における、複数の加熱ゾーンの温度が目標温度に同時に到達するように各加熱ゾーンを温度制御することが行われている。
特許文献1〜2には、1台の射出成形機における複数の加熱ゾーンにおいて、昇温時間のバラツキをなくして目標温度に同時に到達するようにする技術が開示されている。
特許文献3〜5には、1台の射出成形機における複数の加熱ゾーンを、マスターゾーンとスレーブゾーンに分けて、マスターゾーンの昇温到達度合いに基づいてスレーブゾーンの昇温制御を行って、それぞれの昇温完了までの時間を短縮することができる温度制御方法に関する技術が開示されている。
特許文献6には、1台の射出成形機において、昇温時間が最も遅い加熱ゾーンの温度を他の加熱ゾーンの目標温度として設定して温度制御をする技術が開示されている。
特許文献7には、1台の射出成形機において、各加熱ゾーンの目標温度と現在温度との割合が、基準となる加熱ゾーンにおける目標温度と現在温度との割合と同じになるようにヒータを温度制御して、すべての加熱ゾーンの温度が目標温度に同時に到達するように温度制御する技術が開示されている。
また、1つの型締装置に複数の射出装置を備え、これらの複数の射出装置を順次駆動させて複数の材料から構成される一体の成形品を成形する成形方法および射出成形機が知られている。
特許文献8には、複数の射出成形機からの成型材を金型装置内に注入して1つの成形品を得る射出成形機であって、複数の射出成形機が備える制御装置を表示設定切替装置を用いて、成形条件を設定する制御装置を切り換えたり、射出成形機の状態を表示する表示装置を切り換えたりする技術が開示されている。
特開2003−80576号公報 特開2006−88482号公報 特開2010−89431号公報 特開2010−89432号公報 特開2011−230381号公報 特開2002−361705号公報 特開2003−48240号公報 特開2001−219456号公報
特許文献1〜7に開示されている技術は、いずれも複数の加熱ゾーンを備える1台の射出装置のみで構成される射出成形機において、昇温時間が最も遅い加熱ゾーンの温度に、他の加熱ゾーンの温度を合わせるなどして、それぞれの加熱ゾーンの温度が目標温度に到達するように温度制御を行っている。しかしながら、いずれも射出成形機を構成する射出装置は1台しか有しておらず、複数の射出装置を有する射出成形機における温度制御に関する技術は開示されていない。
特許文献8に開示されている技術は、複数の射出成形機を備える制御装置を切り換えてはいるが、複数の射出装置における温度制御に関する技術は開示されていない。
そこで本発明は、複数の射出装置を備える射出成形機において、全ての射出装置が備える加熱シリンダの現在温度が目標温度に到達するまでの時間が一致するように温度制御する温度制御装置を備えた射出成形機を提供することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明では、複数の射出装置と、昇温時間入出力手段と、昇温時間一致手段と、を有する射出成形機であって、前記複数の射出装置を構成するそれぞれの射出装置は、被加熱部を加熱する加熱手段と、温度制御装置と、前記被加熱部の現在温度を検出する現在温度検出手段と、前記被加熱部の目標温度を設定する目標温度設定手段と、前記被加熱部の現在温度が目標温度に到達するまでの時間を前記被加熱部毎の昇温時間として求める昇温時間算出手段と、前記昇温時間を記憶する昇温時間記憶手段と、を備え、 前記昇温時間入出力手段は、前記複数の射出装置を構成するそれぞれの射出装置内の前記昇温時間記憶手段に記憶されている前記昇温時間に変更があったときのみ、有線通信または無線通信により、それぞれの射出装置が備えている温度制御装置間で前記昇温時間を通信し、前記昇温時間一致手段は、前記複数の射出装置が備える被加熱部における最も遅い昇温時間を求め、該最も遅い昇温時間にその他の被加熱部の昇温完了時期を一致させるようにすべての被加熱部を加熱することを特徴とする温度制御装置を有する射出成形機が提供される。
請求項1に係る発明では、複数の射出装置を備えた射出成形機において、各射出装置が有する温度制御装置が現在温度や昇温時間を共有することによって、各射出装置が有する加熱シリンダの目標温度の差異や、各射出装置が有する加熱シリンダの形状、熱容量、設置環境等の差異に影響されることなく、複数の射出装置が有する加熱シリンダ等の被加熱部の温度が目標温度に到達するまでの昇温時間を一致させることが可能となる。また、その昇温時間の一致を、各射出装置が有する温度制御装置間で信号を入出力させることで行っているため、各射出装置とは別に集中管理装置等を設ける必要なく、コンパクトな構成で射出成形機を構成することが可能となる。
また、有線通信または無線通信により、各射出装置が備えている温度制御装置間で昇温時間や昇温速度に関する信号を通信するため、少ない構成で各射出装置間の信号の入出力を容易に行うことが可能となり、昇温時間の設定を同期昇温時間に変更があった場合のみとすることによって、通信回線の通信負荷を減じることが可能となる。
ここで、各射出装置の昇温時間に差異がある場合、短時間で目標温度に到達する射出装置では、昇温時間が遅い箇所が目標温度に到達するまでの間、昇温時間が早い箇所が目標温度である高温状態を維持するため、加熱シリンダ内の樹脂が高温の溶融状態を継続することとなり、溶融樹脂の変質や炭化などの成形不良が生じるおそれがあるが、これを防ぐことが可能となる。
また、各射出装置が備える加熱シリンダの目標温度や昇温時間の設定変更があった場合も、作業者が各射出装置のヒータをONするタイミングを調節する手間や、全ての加熱ゾーンが目標温度に到達していることを確認する手間が不要となるため、作業者の操作性を簡便化することが可能となる。
本願の請求項2に係る発明では、前記複数の射出装置を構成するそれぞれの射出装置は、前記被加熱部の昇温速度を記憶する昇温速度記憶手段を有し、前記射出成形機は昇温速度入出力手段を有し、前記昇温速度入出力手段は、前記複数の射出装置を構成するそれぞれの射出装置内の前記昇温速度記憶手段に記憶されている前記昇温速度を、有線通信または無線通信により、それぞれの射出装置が備えている温度制御装置間で前記昇温速度を通信し、それぞれの射出装置が備えている前記昇温時間算出手段は前記現在温度と前記目標温度と前記昇温速度から前記昇温時間を求めることを特徴とする請求項1記載の温度制御装置を有する射出成形機が提供される。
請求項2に係る発明では、各射出装置が昇温速度入出力手段を有し、各射出装置内の昇温速度記憶手段に記憶されている昇温速度を共有して、その昇温速度から昇温時間を求めることによって、複数の射出装置が有する加熱シリンダの現在温度が目標温度に到達するまでの昇温時間を一致させることができ、さらに、その昇温時間の一致を、各射出装置が有する温度制御装置間で信号を入出力させることで行っているため、各射出装置とは別に集中管理装置等を設ける必要なく、コンパクトな構成で射出成形機を構成することが可能
となる。
また、有線通信または無線通信により、各射出装置が備えている温度制御装置間で昇温時間や昇温速度に関する信号を通信するため、各射出装置間の信号の入出力を容易に行うことが可能となる。
本願の請求項に係る発明では、前記複数の射出装置を構成する射出装置のうち、少なくとも1つの射出装置は表示装置を備え、前記表示装置は、当該射出装置の前記被加熱部を温度制御している状態を文字情報または図形情報として表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の温度制御装置を有する射出成形機が提供される。
本願の請求項に係る発明では、前記複数の射出装置を構成する射出装置のうち、少なくとも1つの射出装置は表示装置を備え、前記表示装置は、当該射出装置とは異なる射出装置の前記現在温度、前記目標温度または前記昇温時間の少なくともいずれかを表示することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の温度制御装置を有する射出成形機が提供される。
請求項3,4に係る発明では、射出装置が備える表示装置が、当該射出装置の被加熱部の温度制御の状態や、入出力手段によって入出力される他の射出装置の目標温度や昇温時間等を表示することによって、当該射出装置や他の射出装置の温度制御の状態や、目標温度、昇温時間等を作業者が容易に把握することが可能となる。
本願の請求項に係る発明では、前記昇温時間一致手段を使用するか否かを選択する手段を有することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の温度制御装置を有する射出成形機が提供される。
請求項に係る発明では、昇温時間一致手段を使用するか否かを選択する手段を有することによって、作業者が必要に応じて昇温時間を一致させるかどうかを選択することが可能となる。
本発明により、複数の射出装置を備える射出成形機において、全ての射出装置が備える加熱シリンダの現在温度が目標温度に到達するまでの時間が一致するように温度制御する温度制御装置を備えた射出成形機を提供することが可能となる。
複数の射出装置を備えた射出成形機を構成する射出装置と温度制御装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態における、複数の射出装置から構成される射出成形機のシステム構成を説明する図である。 本実施形態における、複数の射出装置を有する加熱シリンダを同期昇温制御する動作を示すフローチャートである。 同期昇温制御を用いなかった場合の昇温の様子を示すグラフである。 射出装置毎に同期昇温制御を行った場合の昇温の様子を示すグラフである。 全ての射出装置が備える加熱シリンダの各加熱ゾーンで同期昇温制御を行った場合の昇温の様子を示すグラフである。 全ての射出装置が備える加熱シリンダの各加熱ゾーンで同期昇温制御を行った場合で、異なる温度制御を行った場合の昇温の様子を示すグラフである。 全ての射出装置が備える加熱シリンダの各加熱ゾーンで同期昇温制御を行った場合で、さらに異なる温度制御を行った場合の昇温の様子を示すグラフである。 加熱シリンダの温度監視設定画面を説明する図である。
図1は複数の射出装置を備えた射出成形機を構成する射出装置と温度制御装置の構成を示す図である。
射出成形機は機台1上に射出装置と型締装置を備えている。本発明は射出装置が備える加熱シリンダの温度制御装置に関するものであるから、型締装置については記載を省略し、第1の射出装置100と、第1の射出装置100を構成する、第1の射出機構部110と第1の温度制御装置120について記載されている。
第1の射出機構部110においては、スクリュ10が挿入されたシリンダ6が機台1に設置されたフロントプレート2に固定され、シリンダ6の先端にノズル4が装着され、シリンダ6の後端部には樹脂ペレットをシリンダ6に供給するホッパ7が取り付けられている。また、スクリュ10を軸方向に駆動する駆動手段としての射出用サーボモータM1、伝動機構9等が備えられており、これらの射出用サーボモータM1、伝動機構9等によってスクリュ10は軸方向に駆動され、射出及び背圧制御がなされる。また、スクリュ10を回転させるための回転駆動手段としてのサーボモータM2と、ベルト、プーリ等で構成される伝動機構8が備えられており、これらのサーボモータM2、ベルト、プーリ等で構成される伝動機構8によってスクリュ10が回転駆動されるようになっている。
射出用サーボモータM1、スクリュ回転用サーボモータM2には、それぞれ、その回転位置・速度を検出する位置・速度検出器P1、位置・速度検出器P2が取り付けられている。これら位置・速度検出器P1,P2によって、スクリュ10の位置(スクリュ軸方向の位置)、移動速度(射出速度)、スクリュ10の回転速度を検出できる。
CPU27には、射出成形機のシーケンス動作を制御するシーケンスプログラムや、射出成形機を全体的に制御する自動運転プログラム等を記憶したROM28および演算データの一時記憶等に用いられるRAM29が接続されている。
サーボアンプ20は射出用サーボモータM1を駆動するサーボアンプであり、サーボアンプ21はスクリュ回転用サーボモータM2を駆動するサーボアンプ21である。いずれのサーボアンプも、サーボI/F22を介してバス26に接続されている。
各サーボモータM1,M2には、前述したように、それぞれ位置・速度検出器P1,P2が取り付けられている。これら位置・速度検出器P1,P2からの出力は、CPU27にフィードバックされる。CPU27は、各軸(射出用サーボモータM1、または、スクリュ回転用サーボモータM2)への移動指令と位置・速度検出器P1、位置・速度検出器P2からフィードバックされる検出位置と検出速度に基づいて、位置、速度のフィードバック制御を行うとともに、電流フィードバック制御も実行して、射出用サーボモータM1を駆動するサーボアンプ20、及び、スクリュ回転用サーボモータM2を駆動するサーボアンプ21を駆動制御する。
液晶表示装置などで構成される表示装置を有する表示装置/MDI(表示装置付き入力装置)32は、表示回路31を介してバス26に接続されている。さらに、不揮発性メモリで構成される成形データ保存用RAM30もバス26に接続されている。この成形データ保存用RAM30には射出成形作業に関する成形条件と各種設定値、パラメータ、マクロ変数等が記憶されている。また、34は警告灯であり、射出装置に異常が生じた際などに点灯して報知する。
加熱シリンダの現在温度や目標温度は、通信回路40から通信回線42によって、他の射出装置に出力したり、他の射出装置からの加熱シリンダの現在温度や目標温度を入力することができる。この信号の入出力については後述する。
ノズル4及びシリンダ6にはそれぞれヒータ5が装着されている。図1に示されているように、ノズル4及びシリンダ6に装着されるヒータ5は、ノズル4、シリンダ6を区分して加熱できるように、複数の加熱ゾーンに区分されている。
ノズル4及びシリンダ6には、複数の加熱ゾーンに対応して温度センサ17が取り付けられている。
本実施形態においては、ノズル4とシリンダ6をいずれも被加熱部として総称して加熱シリンダと称することがある。また、射出装置が備える被加熱部が有する2つ以上の加熱ゾーンの現在温度が目標温度に到達するまでの時間に差異が生じないように被加熱部が昇温することを同期昇温と称し、同期昇温するように被加熱部を温度制御することを同期昇温制御と称することがある。
表示装置/MDI32には、図示しない数値データの入力用のテンキーや各種のファンクションキーが設けられており、グラフ表示などの表示画面の選択や機能メニューの選択、各種データの入力操作を行えるようになっている。例えば図9に示されている、加熱シリンダの温度監視設定画面は、表示装置/MDI32の表示画面に表示される。また、成形運転時の目標温度は表示装置/MDI32の図示しないテンキーなどを用いて入力することができる。
入出力インタフェース(DI/DO)25は、ノズル4やシリンダ6に配置された温度センサ17からの温度検出信号を、温度アンプ23を介して受信するためのインタフェースである。また、ノズル4やシリンダ6に配置されたヒータ5への電源33からの電力の供給を制御する制御信号をリレー24に出力するためのインタフェースでもある。
CPU27は、ノズル4及びシリンダ6に装着された複数のヒータ5の配置位置に応じて区分された加熱ゾーン毎に、成形運転時の目標温度および温度センサで検出される検出温度に基づいてPID制御などを行い、各加熱ゾーンを加熱制御して成形運転時の目標温度に制御する。これによって、ノズル4およびシリンダ6は、図9に示された温度監視設定画面において設定された、ヒータ5の目標温度の設定値に一致するよう温度制御され、温度センサ17によりノズル4及びシリンダ6から構成される加熱シリンダの現在温度が常に計測されている。
図2は、本実施形態における、複数の射出装置から構成される射出成形機のシステム構成を説明する図である。本実施形態においては、複数の射出装置として、射出装置を2台用いた場合を例に、第1の射出機構部110と第1の温度制御装置120とからなる第1の射出装置100と、第2の射出機構部210と第2の温度制御装置220とからなる第2の射出装置200とからなる射出成形機で説明する。第2の射出装置200の構成は、図1で示された第1の射出装置100の構成と同様である。なお、本実施形態においては2台の射出装置を用いた例で説明しているが、3台以上の射出装置を用いて構成することも可能である。
図2に示されているように、第1の温度制御装置120と第2の温度制御装置220との間は通信回線42によって接続されており、通信回線42を通じて、加熱シリンダの現在温度や目標温度などを入出力している。通信回線42としては、有線通信や無線通信を用いる。有線通信の例として、RS−232C等のシリアル通信、イーサネット(登録商標)通信、入出力信号(I/O)などがある。また、無線通信の例として、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などを用いることができる。
図3は、本実施形態における、複数の射出装置が有する加熱シリンダを同期昇温制御する動作を示すフローチャートである。本フローチャートにおいては、各加熱シリンダが1つの加熱ゾーンを有しているものとし、各加熱シリンダが有している加熱ゾーンの温度を加熱シリンダの温度として表現している。以下、ステップ毎に説明する。
・(ステップSA1)第1の射出機構部、第2の射出機構部の加熱シリンダのヒータをONする。
・(ステップSA2)作業者が同期昇温制御を使用するかどうかを判定する。使用するかどうかは表示装置/MDIへの入力操作等によって設定することが可能である。同期昇温制御を使用する場合(YES)はステップSA3に進み、同期昇温制御を使用しない場合(NO)は同期昇温制御を終了する。
・(ステップSA3)第1の温度制御装置において、第1の射出機構部の加熱シリンダの現在温度、昇温時間を取得する。また、第2の射出機構部の加熱シリンダの現在温度、昇温時間を第2の温度制御装置から通信回線42を通じて取得する。
・(ステップSA4)全ての加熱シリンダの現在温度が目標温度に到達したかどうかを判定する。到達している場合(YES)は同期昇温制御を終了し、到達していない場合(NO)はステップSA5に進む。
・(ステップSA5)第1の温度制御装置において、第1の射出機構部の加熱シリンダと第2の射出機構部の加熱シリンダの内で最も遅い昇温時間をTVMAXとして算出する。
・(ステップSA6)算出した昇温時間TVMAXに変更があるかどうかを判定する。変更がある場合(YES)はステップSA7に進み、変更がない場合(NO)はステップSA8に進む。
・(ステップSA7)算出された昇温時間TVMAXを第1の温度制御装置と第2の温度制御装置に設定する。第2の温度制御装置については、第1の温度制御装置から、通信回線を通じて設定する。
・(ステップSA8)第1の温度制御装置で、第1の射出機構部の加熱シリンダの昇温時間がTVMAXに一致するように温度制御をし、第2の温度制御装置で、第2の射出機構部の加熱シリンダの昇温時間がTVMAXに一致するように温度制御をし、ステップSA2に戻る。
ここで、図3のフローチャートにおいては、加熱シリンダの内で最も遅い昇温時間をTVMAXとして算出することとしているが、加熱シリンダ内を区分したそれぞれの加熱ゾーンを比較して、全ての加熱ゾーンの中で最も遅い昇温時間をTVMAXとして算出するように構成することもできる。
昇温時間の算出は、現在温度と目標温度に基づいて表形式などで成形データ保存メモリに保存しておき、そこから読みだして昇温時間の算出を行うことも可能であるし、現在温度と目標温度から様々の方法で算出することもできる。例えば、現在温度と目標温度、予め成形データ保存メモリに記憶させておいた昇温速度Vnm[℃/秒]より求めることもできる。なお、昇温速度Vnmは、予めヒータをONした際に、加熱時間と現在温度が上昇する状態を測定することによって求めることができる。例えば、昇温速度Vnmは、予め、加熱シリンダの各種制御パラメータを算出するチューニングによって、温度制御に使用するPID等の制御パラメータと共に求めることができる。
(式1)
TVnm(t)=[SVnm − PVnm(t)]×Vnm
TVnm(t):時間tにおける昇温時間 [秒]
PVnm(t):時間tにおける現在温度 [℃]
SVnm :目標温度 [℃]
Vnm :昇温速度 [℃/秒]
n :射出装置が何台目かを示す数字
m :加熱ゾーンが何番目かを示す数字
温度制御装置は、第1の射出機構部の加熱シリンダと第2の射出機構部の加熱シリンダの昇温時間の内で最も遅い昇温時間をTVMAXとして算出し、算出した昇温時間TVMAXを各温度制御装置に設定する。以下の説明ではTVMAXを同期昇温時間と称す。なお、第1の温度制御装置120が第2の温度制御装置220に同期昇温時間TVMAXを設定するには、第1の温度制御装置120と第2の温度制御装置220を接続する通信回線42を用いて設定する。
第1の温度制御装置120および第2の温度制御装置220は、各加熱ゾーンの現在温度PVnm(t)が目標温度SVnmに到達するまでの昇温時間TVnm(t)が同期昇温時間TVMAXに一致するように各加熱ゾーンのヒータ5を制御する。
ここで、算出した同期昇温時間TVMAXの各温度制御装置への設定は、毎回設定してもよいし、同期昇温時間TVMAXに変更があった場合としてもよい。同期昇温時間TVMAXの各温度制御装置への設定を同期昇温時間TVMAXに変更があった場合のみとすると、通信回線42の通信負荷(通信データ量)を減じることが可能となる。
ここで、1つの射出装置が備える加熱シリンダの各加熱ゾーンの現在温度PVnm(t)が目標温度SVnmに到達するまでの昇温時間TVnm(t)が昇温時間TVMAXに一致するように各加熱ゾーンのヒータを制御する方法、即ち、同期昇温制御に係わる制御パラメータを算出する方法としては、特許文献1〜7に挙げられているような様々な方法が知られている。
次に図4〜図8に基づいて、複数の射出装置が備える加熱シリンダの昇温の様子を説明する。以下の説明では、射出装置が2つ、各射出装置が備える加熱シリンダの加熱ゾーンが2つの場合を例に説明する。
図4は、同期昇温制御を用いなかった場合のグラフであり、第1の射出装置100および第2の射出装置200の加熱ゾーンの現在温度PVnm(t)は、それぞれ個別に上昇して目標温度SVnmに到達し、それぞれ目標温度に到達する時間が異なっている。このように各加熱ゾーンの現在温度PVnm(t)が目標温度SVnmに到達する昇温時間TVnm(0)に差異が生じるのは、加熱シリンダの熱容量、各加熱ゾーンに付設した加熱部のヒータ容量や形状等に差異があるからである。
また、各加熱ゾーンの現在温度PVnm(t)のグラフの傾きが、各加熱ゾーンの昇温速度[℃/秒]を表す。なお、全ての射出装置にて最も遅い昇温時間を同期昇温時間TVMAXとする。図4の場合においては、TVMAX = TV22(0)となる。
(式2)
TVMAX = max(TV11(0),TV12(0), TV21(0),TV22(0))
図5は、射出装置毎に同期昇温を行なった場合の例で、次の手順で同期昇温制御する。先ず、予め、チューニング等で得られた各加熱ゾーンの昇温速度Vnm[℃/秒](図4の加熱ゾーン毎の温度グラフの傾きに相当する)を制御パラメータとして各温度制御装置の成形データ保存用メモリに記憶しておく。
次に、(式1)を用いて、各加熱ゾーンの現在温度PVnm(t)と目標温度SVnmと昇温速度Vnmから、各加熱ゾーンの昇温時間TVnm(t)を計算する。
次に、第1の射出装置100の全ての加熱ゾーンの昇温時間TVnm(t)の中で、最も遅い昇温時間を同期昇温時間TVMAX1として、(式3)を用いて各ゾーンの同期昇温速度VSYNCnmを計算する。同様に、第2の射出装置200についても、第2の射出装置200の中で最も遅い昇温時間を同期昇温時間TVMAX2として、各ゾーンの同期昇温速度VSYNCnm[℃/秒]を計算する。
(式3)
VSYNCnm = [SVnm − PVnm(t)]/TVMAXn
この計算で求めた各ゾーンの同期昇温速度VSYNCnmを新しい昇温速度として各温度制御装置に設定する。各温度制御装置は、各加熱ゾーンの昇温速度が同期昇温速度VSYNCnmとなるように、各加熱ゾーンの現在温度が目標温度まで昇温するように温度制御する。その結果、第1の射出装置100または第2の射出装置200のそれぞれにおいては、各加熱ゾーンの現在温度PVnm(t)と目標温度SVnmに到達する時間に差異が生じないことを実現している。
しかしながら、図5では、第1の射出装置100と第2の射出装置200の異なる射出装置間では、それぞれの昇温時間TVMAX1、TVMAX2は異なり、同期昇温していない。そのため、両射出装置の全ての加熱ゾーンの現在温度が目標温度に到達する時間に、図5におけるTDU12(=TVMAX2 − TVMAX1)の差異が生じている。この状態では、目標温度に先に到達した第1の射出装置100の加熱シリンダ内の溶融樹脂は時間差(TDU12)だけ樹脂が溶融した状態を維持するので、第1の射出装置100の加熱ゾーン内の溶融樹脂が変質したり炭化したりして成形不良を生じるおそれがある。
そこで、図6の例では、第1の温度制御装置120が全ての射出装置が備える加熱シリンダの各加熱ゾーンの現在温度PVnm(t)と目標温度SVnmと昇温速度Vnmを取得し、(式1)を用いて昇温時間TVnm(t)を計算する。続いて、(式2)を用いて、全ての加熱ゾーンの中で最も遅い昇温時間TV22(t)を同期昇温時間TVMAXとする。即ち、第1の射出装置100の同期昇温時間TVMAX1と、第2の射出装置200の同期昇温時間TVMAX2は、いずれもTVMAXで同じ値となる。
続いて、(式3)を用いて、同期昇温時間TVMAXに相当する各加熱ゾーンの同期昇温速度VSYNCnmを計算し、この同期昇温速度VSYNCnmを各射出装置の温度制御装置に設定する。なお、第1の温度制御装置120が第2の温度制御装置220に同期昇温速度VSYNCnmを設定するには、第1の温度制御装置120と第2の温度制御装置220とを接続する通信回線42を用いて設定する。その結果、図6のように、各射出装置が備える温度制御装置は、各加熱ゾーンの現在温度PVnm(t)の推移が同期昇温速度VSYNCnmに一致するように被加熱部を温度制御し、第1の射出装置100と第2の射出装置200の全ての加熱ゾーンの現在温度PVnm(t)が目標温度SVnm(t)に到達する時間を一致させることができる。
また、別の同期昇温の例として、図7を説明する。(式2)を用いて、全ての射出装置の中で最も遅い昇温時間TV22(t)を同期昇温時間TVMAXとする。続いて、各加熱ゾーンと同期昇温時間TVMAXとの時間差TDZnmを計算する。
(式4)
TDZnm = TVMAX − TVnm(0)
この各加熱ゾーン毎の時間差TDZnmを各射出装置の温度制御装置に設定する。なお、第1の温度制御装置120が第2の温度制御装置220に時間差TDZnmを設定するには、第1の温度制御装置120と第2の温度制御装置220とを接続する通信回線42を用いて設定する。各温度制御装置は、各加熱ゾーン毎にヒータONを開始する時間を時間差TDZnmだけ遅らせて被加熱部を温度制御して同期昇温する。
また、別の同期昇温の例として、図8のように射出装置毎に異なる同期昇温の方法を用いてもよい。この例においては、第1の射出装置100の同期昇温制御は、図7と同様に各加熱ゾーン毎に時間差TDZnmを設けて同期昇温する。一方、第2の射出装置200の同期昇温制御は、図6と同様に全ての射出装置の中で最も遅い昇温時間TV22(t)を同期昇温時間TVMAXとして、同期昇温時間TVMAXより導かれる各加熱ゾーン毎の同期昇温速度VSYNCnmを第2の温度制御装置220に設定して同期昇温する。
このように射出装置毎に異なる同期昇温の手段を用いた場合であっても、第1の射出装置100と第2の射出装置200の全ての加熱ゾーンの現在温度PVnm(t)が目標温度SVnm(t)に到達する時間を一致させることができる。
上記の説明のように、様々な同期昇温を実現する制御方法があり、また、各射出装置が備える加熱シリンダの熱容量、各加熱ゾーンに付設した加熱部のヒータ容量や形状等の物性が異なる射出装置を備えた射出成形機であっても、複数の射出装置のうちで最も遅い昇温時間を同期昇温時間として各温度制御装置に設定することによって、複数の射出装置が有する加熱シリンダの現在温度が目標温度に到達するまでの昇温時間を一致させることができる。
本実施形態においては、複数の射出装置を有する射出成形機の内の1つの温度制御装置において同期昇温時間を算出して、他の温度制御装置へ通信回線42を通じて同期昇温時間を設定しているが、複数の温度制御装置において同期昇温時間を算出し、他の温度制御装置へ同期昇温時間を通信回線42を通じて設定してもよい。
図9は、加熱シリンダの温度監視設定画面を説明する図である。表示装置/MDI32に表示される温度監視設定画面には、温度制御装置が検出した現在温度62を表示すると共に、加熱シリンダを昇温して到達する目標温度64の設定値を入力することができる。また、温度制御装置が同期昇温制御を実行している場合は、画面上に文字情報として“同期昇温中”と温度制御装置の状態を表示する。また、文字情報の代わりに、図示しないアイコンやマーク等の図形情報を表示してもよい。
また、表示装置には、表示装置を有する射出装置の現在温度62または目標温度64を表示すると共に、別の射出装置の現在温度72または目標温度74が表示されている。なお、表示装置に表示する項目として、図示しないが、別の射出装置のアラーム有無や、加熱シリンダの現在温度が目標温度に到達するまでの昇温時間などを算出して表示してもよい。また、本実施形態においては、当該射出装置の加熱シリンダの現在温度62と目標温度64、他の射出装置の加熱シリンダの現在温度72と目標温度74を表示するようにしているが、当該射出装置の加熱シリンダの現在温度62と目標温度64のみを表示したり、他の射出装置の加熱シリンダの現在温度72と目標温度74のみを表示するように構成することもできる。
表示装置の上部には、複数の射出装置が同期昇温する昇温時間一致手段を使用するか否かを作業者が選択する選択部が設けられており、作業者の操作によって、全ての加熱シリンダにおいて同期昇温を行うかどうかを選択することができる。なお、この選択部は必ず設けなければならないものではなく、選択部を設けることなく、常に昇温時間一致手段を使用するように構成することも可能である。
1 機台
2 フロントプレート
4 ノズル
5 ヒータ
6 シリンダ
7 ホッパ
8 伝動機構
9 伝動機構
10 スクリュ
17 温度センサ
20 サーボアンプ
21 サーボアンプ
22 サーボインターフェース
23 温度アンプ
24 リレー
25 入出力インターフェース
26 バス
27 CPU
28 ROM
29 RAM
30 成形データ保存用RAM
31 表示回路
32 表示装置/MDI
33 電源
34 警告灯
40 通信回路
42 通信回線
60 加熱シリンダ1についての表示
62 現在温度
64 目標温度
70 加熱シリンダ2についての表示
72 現在温度
74 目標温度
100 第1の射出装置
110 第1の射出機構部
120 第1の温度制御装置
200 第2の射出装置
210 第2の射出機構部
220 第2の温度制御装置

Claims (5)

  1. 複数の射出装置と、
    昇温時間入出力手段と、
    昇温時間一致手段と、を有する射出成形機であって、
    前記複数の射出装置を構成するそれぞれの射出装置は、
    被加熱部を加熱する加熱手段と、
    温度制御装置と、
    前記被加熱部の現在温度を検出する現在温度検出手段と、
    前記被加熱部の目標温度を設定する目標温度設定手段と、
    前記被加熱部の現在温度が目標温度に到達するまでの時間を前記被加熱部毎の昇温時間として求める昇温時間算出手段と、
    前記昇温時間を記憶する昇温時間記憶手段と、を備え、
    前記昇温時間入出力手段は、前記複数の射出装置を構成するそれぞれの射出装置内の前記昇温時間記憶手段に記憶されている前記昇温時間に変更があったときのみ、有線通信または無線通信により、それぞれの射出装置が備えている温度制御装置間で前記昇温時間を通信し、
    前記昇温時間一致手段は、前記複数の射出装置が備える被加熱部における最も遅い昇温時間を求め、該最も遅い昇温時間にその他の被加熱部の昇温完了時期を一致させるようにすべての被加熱部を加熱することを特徴とする温度制御装置を有する射出成形機。
  2. 前記複数の射出装置を構成するそれぞれの射出装置は、前記被加熱部の昇温速度を記憶する昇温速度記憶手段を有し、
    前記射出成形機は昇温速度入出力手段を有し、
    前記昇温速度入出力手段は、前記複数の射出装置を構成するそれぞれの射出装置内の前記昇温速度記憶手段に記憶されている前記昇温速度を、有線通信または無線通信により、それぞれの射出装置が備えている温度制御装置間で前記昇温速度を通信し、
    それぞれの射出装置が備えている前記昇温時間算出手段は前記現在温度と前記目標温度と前記昇温速度から前記昇温時間を求めることを特徴とする請求項1記載の温度制御装置を有する射出成形機。
  3. 前記複数の射出装置を構成する射出装置のうち、少なくとも1つの射出装置は表示装置を備え、
    前記表示装置は、当該射出装置の前記被加熱部を温度制御している状態を文字情報または図形情報として表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の温度制御装置を有する射出成形機。
  4. 前記複数の射出装置を構成する射出装置のうち、少なくとも1つの射出装置は表示装置を備え、
    前記表示装置は、当該射出装置とは異なる射出装置の前記現在温度、前記目標温度または前記昇温時間の少なくともいずれかを表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の温度制御装置を有する射出成形機。
  5. 前記昇温時間一致手段を使用するか否かを選択する手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の温度制御装置を有する射出成形機。
JP2014215763A 2014-10-22 2014-10-22 温度制御装置を備える射出成形機 Active JP6333701B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014215763A JP6333701B2 (ja) 2014-10-22 2014-10-22 温度制御装置を備える射出成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014215763A JP6333701B2 (ja) 2014-10-22 2014-10-22 温度制御装置を備える射出成形機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016083778A JP2016083778A (ja) 2016-05-19
JP6333701B2 true JP6333701B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=55971633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014215763A Active JP6333701B2 (ja) 2014-10-22 2014-10-22 温度制御装置を備える射出成形機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6333701B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6919588B2 (ja) 2018-01-31 2021-08-18 オムロン株式会社 温度制御装置、温度制御方法、及び、温度制御プログラム
CN114779855B (zh) * 2022-03-21 2024-04-12 广东三优聚合物装备有限公司 挤出机用同步升温方法和系统

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000117800A (ja) * 1998-10-16 2000-04-25 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形機の昇温装置及び昇温方法
JP3589596B2 (ja) * 1999-10-15 2004-11-17 株式会社名機製作所 射出成形機の同期運転方法とその装置
JP3824502B2 (ja) * 2001-06-11 2006-09-20 日精樹脂工業株式会社 射出成形機の温度制御方法及び装置
JP4042645B2 (ja) * 2003-07-17 2008-02-06 理化工業株式会社 成形機の自動昇温制御方法
JP4762815B2 (ja) * 2006-07-26 2011-08-31 東洋機械金属株式会社 射出成形システム及び射出成形機の同期方法
JP4944079B2 (ja) * 2008-10-09 2012-05-30 東芝機械株式会社 成形機の自動昇温制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016083778A (ja) 2016-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5650807B2 (ja) 射出成形機の温度監視装置
WO2005021237A1 (ja) 射出成形機及び射出成形機の温度制御方法
EP1449633B1 (en) Shear energy monitoring device for an injection molding machine
JP6333701B2 (ja) 温度制御装置を備える射出成形機
WO2019078147A1 (ja) 射出成形機
US20120053718A1 (en) Control device for an injection molding machine
JP6046191B2 (ja) 樹脂パージ機能を有する射出成形機の制御装置
JP6815892B2 (ja) 射出成形機
JP2017209880A (ja) 射出成形機の設定支援方法
JP2017039216A (ja) 射出成形機支援システムおよび射出成形機支援方法
US20220179551A1 (en) Preview display function for operation of injection molding machine
JP2006305934A (ja) 射出成形機の制御装置
JP5345311B2 (ja) 射出成形機の温度表示装置
JP2004199526A (ja) 加熱制御方法並びに加熱制御プログラム及び加熱制御装置
JP2011005870A (ja) 射出成形機の制御装置
JP5653599B2 (ja) 成形条件設定画面、成形条件設定装置及び成形条件設定方法
JP5670287B2 (ja) 射出成形機
JP2006305815A (ja) 射出成形機の制御装置
JP6947912B2 (ja) 射出成形機の温度制御装置
JP5722289B2 (ja) 加熱シリンダの選択装着が可能な射出成形機
JP2016215541A (ja) 射出成形機および射出成形機の制御方法
KR20150021763A (ko) 사출성형기용 온도제어장치 및 그 구동방법
JP2006305778A (ja) 射出成形機の制御装置
JP2008201096A (ja) オンラインブレンド射出成形機の樹脂温度制御方法および装置
EP3888877B1 (en) Setup supporting device and setup supporting method for injection molding machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6333701

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150