JP6332725B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電素子と、該蓄電素子と並んで配置される終端部材と、該終端部材に連結される連結部材とを備える蓄電装置に関する。
一般的な蓄電装置の一つとして、蓄電素子と、該蓄電素子と並んで配置される終端部材と、該終端部材に連結される連結部材であって、蓄電素子と終端部材とが並ぶ方向に延びる連結部材とが設けられるものがある。連結部材は、終端部材に重ね合わされる接続部と、該接続部から延出する梁部とを有する。この種の蓄電装置では、組立の関係上、終端部材及び接続部がネジ部材によって締結される。
これに伴い、終端部材及び接続部のそれぞれには、ネジ部材を挿通させる挿通部が設けられている。ネジ部材は、軸部と、該軸部の基端に連結された頭部とを有する。軸部は、ナット又はタップ穴に螺合される。なお、ナットは、接続部に溶接されることがある。
終端部材及び接続部を締結する終端部材の挿通部と接続部の挿通部とが一致する位置に、終端部材及び接続部が重ね合わされる。そして、梁部が所定の適正位置に配置される。ネジ部材が終端部材の挿通部及び接続部の挿通部に挿通された上、ネジ部材の軸部がナット又はタップ穴に螺合される。これにより、終端部材及び接続部がネジ部材の頭部とナットとの間に挟まれて、終端部材及び接続部が締結される(特許文献1参照)。
このようにして終端部材及び接続部が締結される際、ネジ部材の回転トルクが接続部に作用し、連結部材(接続部)がネジ部材と共回りすることがある。接続部がネジ部材と共回りすると、接続部から延出している梁部もネジ部材の軸部の軸芯を中心に回転し、所定の適正位置からずれると、連結部材が蓄電装置を構成する他の部材又は蓄電装置に隣接する他の装置の配置の妨げとなることがある。
特開2012−146657号公報
そこで、本発明は、かかる事情に鑑み、終端部材と連結部材とをネジ部材によって締結しても、終端部材と連結部材との相対位置を適正な位置に維持させることのできる蓄電装置を提供することを課題とする。
本発明に係る蓄電装置は、蓄電素子と、該蓄電素子と並んで配置される終端部材と、該終端部材に連結される連結部材であって、蓄電素子と終端部材とが並ぶ方向に延びる連結部材と、終端部材及び連結部材を締結するネジ部材であって、軸部を有するネジ部材とを備え、連結部材は、蓄電素子側から終端部材に重ね合わされる接続部と、該接続部から延出する梁部とを有し、ネジ部材は、終端部材及び接続部を重ね合わせた方向に挿通した状態で終端部材及び接続部を締結し、接続部は、ネジ部材の軸部の挿通位置から離間した位置に設けられた第一の当接部を有し、終端部材は、接続部と重ね合わされる面から接続部側に突出する突出部の一部として設けられた第二の当接部であって、ネジ部材の回転方向から前記第一の当接部が当接する第二の当接部を有する。
かかる構成によれば、終端部材及び連結部材の接続部が重ね合わされたときに、接続部の第一の当接部と終端部材の第二の当接部とが係合する。このため、ネジ部材の回転トルクによって回転しようとする接続部は、第一の当接部がネジ部材の回転方向から終端部材の第二の当接部に係合することにより回り止めされており、ネジ部材と共回りしない。よって、終端部材と連結部材との相対位置が適正な位置からずれることがなく、適正な位置に維持される。そのため、連結部材が蓄電装置を構成する他の部材又は蓄電装置に隣接する他の装置の配置の妨げとなることもない。
ここで、本発明に係る蓄電装置の一態様として、第一の当接部及び第二の当接部は、凹凸係合するようにしてもよい。
このようにすれば、ネジ部材の回転トルクによって回転しようとする接続部は、第一の当接部が終端部材の第二の当接部に凹凸係合することにより、確実に回り止めされる。
また、本発明に係る蓄電装置の他態様として、第一の当接部又は第二の当接部の材料は、金属であるようにしてもよい。
このようにすれば、第一の当接部又は第二の当接部を高い精度で加工することができる。よって、第一の当接部と第二の当接部とがより正確な位置で係合するようになり、終端部材と連結部材とが正確な位置で回り止めされる。
さらに、本発明に係る蓄電装置の他態様として、接続部は、略四角形の板状であり、第一の当接部は、接続部の四隅のうち最も前記終端部材の中心に近い隅を含むようにしてもよい。
また、本発明に係る蓄電装置の他態様として、蓄電素子と並んで隣り合う蓄電素子の間に配置されるスペーサをさらに備え、スペーサは、流路を形成するようにしてもよい。
以上の如く、本発明に係る蓄電装置によれば、終端部材と連結部材とをネジ部材によって締結しても、終端部材と連結部材との相対位置を適正な位置に維持させることのできるという優れた効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電池モジュールの全体斜視図である。 図2は、同実施形態に係る電池モジュールのフレームの全体斜視図である。 図3は、同フレームにおけるエンドプレート及び連結部材を締結した部分をX方向に切断した要部縦断面図である。 図4は、同フレームにおけるエンドプレート及び連結部材を締結した部分をY方向に切断した要部縦断面図である。 図5は、同フレームにおけるエンドプレート及び連結部材を締結した部分をY方向に切断した要部縦断面図であって、一対のエンドプレート間に連結部材を挿入する過程を示す要部縦断面図である。 図6は、同フレームにおけるエンドプレート及び連結部材を締結した部分をY方向に切断した要部縦断面図であって、第一の当接部が突出部に係合した状態を示す要部縦断面図である。 図7は、本発明の他の実施形態に係る電池モジュールのフレームにおけるエンドプレート及び連結部材を締結した部分を切断した要部横断面図である。 図8は、本発明の他の実施形態に係る電池モジュールのフレームにおけるエンドプレート及び連結部材を締結した部分をX方向に切断した要部縦断面図である。 図9は、本発明の他の実施形態に係る電池モジュールのフレームにおけるエンドプレート及び連結部材を締結した部分を切断した要部横断面図である。 図10は、本発明の他の実施形態に係る電池モジュールのフレームにおけるエンドプレート及び連結部材を締結した部分をY方向に切断した要部縦断面図である。
以下、本発明に係る蓄電装置の一実施形態である電池モジュールについて、添付図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る電池モジュールは、図1に示すように、電池セル(蓄電素子)1と、該電池セル1と並んで配置されるスペーサ2と、該電池セル1及びスペーサ2を保持するフレーム3とを備える。
電池モジュールは、複数の電池セル1を有する。複数の電池セル1は、第一方向Xに一列に整列している。各電池セル1は、第一方向Xに扁平な角形電池である。各電池セル1は、互いに絶縁された正極と負極とを含む電極体(図示せず)と、該電極体が収容されるケース11と、該ケース11の上面に設けられる外部端子12とを備える。
スペーサ2は、隣り合う電池セル1の間に配置されている。スペーサ2は、隣り合う電池セル1のケース11の間に流路を形成する。更に、スペーサ2は、第一方向Xに一列に整列する複数の電池セル1の両側にもそれぞれ配置されている。つまり、スペーサ2は、電池セル1のケース11とフレーム3のエンドプレート4との間にも配置されている。スペーサ2は、電池セル1のケース11とエンドプレート4との間にも流路を形成する。これらの流路には、冷却媒体が流通しており、この冷却媒体は、電池セル1のケース11の側面に沿って流通して、電池セル1を冷却する。
以下においては、便宜上、第一方向をX方向(各図に示された直交軸のうちのX軸方向)といい、第一方向と直交する第二方向をY方向(各図に示された直交軸のうちのY軸方向)といい、第一方向及び第二方向と直交する第三方向をZ方向(各図に示された直交軸のうちのZ軸方向)という。
フレーム3は、図1及び図2に示すように、複数の電池セル1及び複数のスペーサ2と並んで配置されるエンドプレート(終端部材)4と、該エンドプレート4に連結される連結部材5であって、電池セル1とエンドプレート4とが並ぶ方向に延びる連結部材5と、エンドプレート4及び連結部材5を締結するネジ部材6とを備える。連結部材5は、エンドプレート4に重ね合わされる接続部7と、該接続部7から延出する梁部8とを有する。エンドプレート4及び連結部材5の材料は、共に、金属であり、具体的には、溶融亜鉛メッキ鋼板(SGCC)である。
フレーム3は、一対のエンドプレート4を備えている。一対のエンドプレート4は、第一方向Xにおける複数の電池セル1及び複数のスペーサ2の両側に配置される。つまり、一対のエンドプレート4は、複数の電池セル1及び複数のスペーサ2を挟んでいる。フレーム3は、複数の連結部材5を備えている。各連結部材5は、一対のエンドプレート4のそれぞれに連結されている。本実施形態に係る複数の連結部材5は、一対のエンドプレート4の間に挿入されている。また、連結部材5は、エンドプレート4の四隅から該エンドプレート4を直交する方向に延びるように配置されている。
このため、フレーム3の上面には、一対のエンドプレート4の上端と一対の連結部材5(の梁部8)の上面とによって矩形状の枠が形成される。また、フレーム3の下面には、一対のエンドプレート4の下端と一対の連結部材5(の梁部8)の下面とによって矩形状の枠が形成される。フレーム3のY方向に面した側面には、一対のエンドプレート4の側端と一対の連結部材5(の梁部8)の側面とによって矩形状の枠が形成される。各連結部材5は、これらの枠を構成する一対の連結部材5(の梁部8)の面が互いに面一となるように、エンドプレート4に接続されている。
なお、一対のエンドプレート4は、共に、同一の形状及び同一の構造を有する。4つの連結部材5は、共に、同一の形状及び同一の構造を有する。これに伴い、以下、単一のエンドプレート4及び単一の連結部材5について説明する。
エンドプレート4は、図3及び図4に示すように、エンドプレート本体41と、ネジ部材6の回転方向Aから連結部材5(の第一の当接部72)が当接する第二の当接部42とを有する。第二の当接部42の材料は、金属である。
エンドプレート本体41は、薄板状に形成されており、Y−Z平面上におけるケース11の形状に対応して略四角形状に形成されている。エンドプレート本体41は、電池セル1に対向する第一面41aと、該第一面41aと反対側の第二面41bとを有する。
エンドプレート本体41は、平面状の第二の接続面43(第一の接続面73は後述する)と、ネジ部材6を挿通する挿通部44とを有する。第二の接続面43及び挿通部44は、エンドプレート本体41における連結部材5を連結する領域に設けられる。第二の接続面43は、図2及び図3に示すように、エンドプレート本体41の第一面41a側に設けられている。第二の接続面43は、エンドプレート4の四隅に設けられている(以下、このエンドプレート4の四箇所の第二の接続面43のうちの一箇所の第二の接続面43について説明する)。第二の接続面43は、連結部材5の接続部7が面接触する第一面41a上の領域である。挿通部44は、エンドプレート本体41をX方向に貫通する貫通孔であ
る。
第二の当接部42は、第一面41aに設けられている。より具体的には、第二の当接部42は、エンドプレート本体41の第一面41aからネジ部材6の軸部61の軸芯方向Bに突出する突出部42(以下、第二の当接部と同じ符号42を用いて説明する)である。言い換えると、第二の当接部42は、挿通中心方向に突出する突出部42である。
突出部42は、図2乃至図4に示すように、第一面41a側に膨出して形成される。第一面41a側から見た突出部42の形状は、略円形状である。突出部42は、第二の接続面43上における、挿通部44に挿通されるネジ部材6の軸部61の軸芯Cから最も離れた位置に設けられる。つまり、突出部42は、第二の接続面43上における挿通位置から最も離れた位置に設けられる。突出部42は、頂部42aと、側面42bとを有する。側面42bは、接続部7(の側面71c)に当接する。突出部42におけるエンドプレート本体41から頂部42aまでの突出量は、ネジ部材6の回転トルクによって、第二の接続面43上をスライドする接続部7が乗り越えないような高さに設定されている。
側面42bの一部は、少なくとも接続部7の側面71cに対向している。側面42bは、第二の接続面43と交差しており、より好ましくは、第二の接続面43と直交している。また、側面42bのうちの少なくとも接続部7に対向する領域は、周方向に円弧状の曲面を有する。
ネジ部材6は、図2及び図3に示すように、軸部61を有する。具体的には、ネジ部材6は、(通し)ボルト6(以下、ネジ部材と同じ符号6を用いて説明する)である。ボルト6は、軸部61と、該軸部61の基端に連結される頭部62とを有する。軸部61の先端側には、ナット9が螺合される。ナット9は、接続部7に溶接されている。そのため、ナット9は、接続部7に固定されている。ネジ部材6は、エンドプレート4及び接続部7が重ね合わされた方向から該エンドプレート4及び接続部7に挿通され、エンドプレート4及び接続部7を締結する。
接続部7は、X方向における梁部8の両端に設けられる。接続部7は、梁部8から略直交する方向(Y方向)に延びる。接続部7は、複数の電池セル1及び複数のスペーサ2をX方向に位置決めする。接続部7は、接続部本体71と、ネジ部材6の軸部61の挿通位置から離間した位置に設けられた第一の当接部72とを有する。第一の当接部72の材料は、金属である。
接続部本体71は、平板状に形成されている。接続部本体71は、エンドプレート4に対向する第一面71aと、該第一面71aと反対側の第二面71bと、側面71cとを有する。第一面71a及び第二面71bは、平面状に形成されており、ネジ部材6の軸部61の軸芯Cと直交する面である。側面71cは、第一面71a及び第二面71bと交差する面である。また、側面71cは、ネジ部材6の軸部61の軸芯方向Bに沿った面である。
接続部本体71は、図3に示すように、エンドプレート本体41の第二の接続面43に重ね合わされる平面状の第一の接続面73と、ネジ部材6が挿通される挿通部74とを有する。第一の接続面73は、図2に示すように、エンドプレート4の第二の接続面43と面接触する面であり、接続部本体71の第一面71aに設けられる。挿通部74は、接続部本体71をX方向に貫通する貫通孔である。
第一の当接部72は、側面71cに設けられている。第一の当接部72は、側面71c上を窪ませた凹部である。具体的には、第一の当接部72は、ボルト6の軸部61の径方向(軸芯Cに直交する方向)であって、該軸部61の軸芯Cに接近する方向に凹んだ凹部である。
第一の当接部72の凹部の形状は、突出部42の側面42bの形状に対応している。つまり、軸部61の軸芯方向Bで切断した第一の当接部72の凹面の断面形状は、同方向で切断した突出部42の側面42bにおける該第一の当接部72に対向する領域の断面形状と同じ形状である。具体的には、第一の当接部72の凹部の形状は、円弧状であり、より具体的には、半円状である。
第一の当接部72は、(軸部61の径方向において)突出部(第二の当接部)42に凹凸係合する。第一の当接部72には、突出部42が嵌り込み、突出部42の側面42bが第一の当接部72の凹部に面接触して、第一の当接部72及び突出部42が隙間なく係合する。
梁部8は、一対のエンドプレート4、複数の電池セル1及び複数のスペーサ2が並ぶX方向に設けられる。梁部8のY方向に切断した断面形状は、L形状をしており、梁部8は、長尺状の平面を有する、第一の板状部及び第二の板状部を有する。第一の板状部及び第二の板状部は、互いに直交する。
本実施形態に係る電池モジュールは、以上の通りである。続いて、電池モジュールの製造方法について添付図面を参照しつつ説明する。
まず、複数の電池セル1及び複数のスペーサ2は、図1に示す完成時と同じ整列状態に配置される。そして、この状態の複数の電池セル1及び複数のスペーサ2は、その整列方向(X方向)の両側から一対のエンドプレート4,4で挟まれて、更に同方向に加圧され、複数の電池セル1及び複数のスペーサ2、一対のエンドプレート4,4を互いに密着させる。その後、一対の連結部材5,5は、一対のエンドプレート4,4の四隅に接続部7が位置するように、Y方向又はZ方向から一対のエンドプレート4,4の間に挿入される。
具体的には、図5に示すように、連結部材5がY方向(図5の矢印Dの方向)から一対のエンドプレート4,4の間に挿入されて、第一の当接部72が突出部(第二の当接部)42に凹凸係合するまで、接続部7の第一の接続面73とエンドプレート4の第二の接続面43とが重なった状態で、接続部7をエンドプレート4の第二の接続面43上をY方向にスライドする。
そして、図6に示すように、第一の当接部72が突出部42に凹凸係合すると、接続部7の第一の接続面73とエンドプレート4の第二の接続面43とが完全に重なり合って、エンドプレート4の挿通部44と接続部7の挿通部74とが一致する。このとき、連結部材5は、適切な位置となるように位置決めされる。具体的には、連結部材5は、梁部8の第一の板状部と第二の板状部とが略鉛直又は略水平となる位置で位置決めされる。そして、一対のエンドプレート4,4の端部と一対の連結部材5,5の梁部8,8とによってフレーム3に枠が形成され、該枠における各梁部8の一対の第一の板状部又は一対の第二の板状部が互いに面一となる。
この後、ボルト6がX方向からエンドプレート4の挿通部44と接続部7の挿通部74とに挿通され、ボルト6の軸部61の軸芯Cを中心にボルト6を回転させることにより、接続部7の内側(第二面71b側)に配置されているナット9にボルト6が螺合し、エンドプレート4と接続部7とが締結される。
この際、ボルト6の回転トルクによって回転しようとする接続部7は、第一の当接部72が突出部42に係合することによって、回り止めされる。このため、接続部7は、エンドプレート4の所定の位置で固定され、梁部8が傾かない。つまり、前記フレーム3の枠における各梁部8の一対の第一の板状部又は一対の第二の板状部が互いに面一のままとなる。このようにして組み立てられたフレーム3は、複数の電池セル1及び複数のスペーサ2を一体に保持する。そして、大容量かつ高電圧の電池(電池モジュール)が完成する。
以上より、本実施形態に係る電池モジュールによれば、エンドプレート4及び連結部材5の接続部7が重ね合わされたときに、接続部7の第一の当接部72とエンドプレート4の突出部(第二の当接部)42とが係合する。このため、ボルト6の回転トルクによって回転しようとする接続部7は、第一の当接部72がボルト6の回転方向Bからエンドプレート4の突出部42に係合することにより回り止めされており、ボルト6と共回りしない。よって、エンドプレート4と連結部材5との相対位置が適正な位置からずれることがなく、適正な位置に維持させることができる。
つまり、フレーム3に形成される枠における、各梁部8の一対の第一の板状部又は一対の第二の板状部は、互いに面一となった状態に維持されており、連結部材5が電池モジュールを構成する他の部材又は電池モジュールに隣接する他の装置の配置の妨げとならない。そのため、給気ダクト及び排気ダクトを連結部材5の各梁部8に密着させて、冷却空気を供給することができ、連結部材5の上面に載置する制御モジュールが傾くこともなく、電池モジュール自体を載置する場合においても電池モジュール全体が傾かない。
また、ボルト6の回転トルクによって回転しようとする接続部7は、第一の当接部72がエンドプレート4の突出部42に凹凸係合することにより、確実に回り止めされる。
また、第一の当接部72又は突出部(第二の当接部)42の材料が金属であるため、第一の当接部72又は突出部42を高い精度で加工することができる。よって、第一の当接部72と突出部42とがより正確な位置で係合するようになり、エンドプレート4と連結部材5とが正確な位置で回り止めされる。
また、ボルト6によってエンドプレート4及び接続部7が締結される際、軸部61の軸芯Cを中心とするボルト6の回転トルクが接続部7に加わって、エンドプレート4の突出部42及び接続部7の第一の当接部72が軸部61の軸芯Cから最も離間した位置で係合する。そのため、突出部42に加わる力は、突出部42をエンドプレート4の他の位置で第一の当接部72に係合する場合と比較して、低く抑えることができる。よって、突出部42は、強度の低い材質で形成されたエンドプレート4にも形成することができるようになる。また、第一の当接部72に加わる力も第一の当接部72を接続部7の他の位置で突出部42に係合する場合と比較して、低く抑えることができる。よって、第一の当接部72は、強度の低い材質で形成された接続部7にも形成することができるようになる。
なお、本発明に係る蓄電装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々な変更を加え得ることは勿論である。また、下記した変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態においては、エンドプレート4が本発明に係る終端部材であったが、これに限定されるものではない。例えば、終端部材は、電池セル1とエンドプレート4との間に配置されているスペーサ2であってもよい。つまり、第二の当接部42がスペーサ2に設けられていてもよい。
また、上記実施形態においては、エンドプレート4及び連結部材5が溶融亜鉛メッキ鋼板であったが、これに限定されるものではない。例えば、終端部材及び連結部材の材料は、銅やSUS、アルミニウム等の金属であってもよいし、樹脂であってもよい。また、終端部材及び連結部材は、ニッケルメッキ鋼板や錫メッキ鋼板を加工したものであってもよい。
また、上記実施形態においては、ネジ部材6は、通しボルト6であったが、これに限定されるものではない。具体的には、ネジ部材は、おねじを周面に形成した軸部を有する。ネジ部材は、軸部の軸芯を中心に回転させ、ナットに螺合させることにより、終端部材及び連結部材が締結されるものであればよい。例えば、ネジ部材には、小ネジも含まれる。
また、ネジ部材は、ねじ込みボルトであってもよい。具体的には、ネジ部材は、おねじを周面に形成した軸部を有する。ネジ部材は、軸部の軸芯を中心に回転させ、タップ穴が形成された部材に螺合させることにより、終端部材及び連結部材が締結されるものであってもよい。
更に、ネジ部材は、植込みボルトであってもよい。具体的には、ネジ部材は、軸芯方向の両端の周面におねじを形成した軸部を有する。ネジ部材は、軸部の軸芯を中心に回転させ、タップ穴が形成された部材に軸部の一端を螺合させ、軸部の他端にナットを螺合させることにより、終端部材及び連結部材が締結されるものであってもよい。
また、上記実施形態においては、エンドプレート4及び接続部7は、X方向に面する面同士を重ね合わされていたが、これに限定されるものではない。例えば、図7に示すように、エンドプレート(終端部材)4及び連結部材5の(第一の)接続部107は、Y方向に面する面同士を重ね合わされていてもよい。
この場合、エンドプレート4は、エンドプレート本体41と、(第一の)接続部107に重ね合わされる第二の接続部145とを備える。第二の接続部145は、エンドプレート本体41と直交するように形成される。第二の接続部145は、突出部(第二の当接部)42を有する。
連結部材5は、エンドプレート4の第二の接続部145に重ね合わされる第一の接続部107と、該第一の接続部107から延出する梁部108とを備える。第一の接続部107は、エンドプレート4の第二の接続部145に重ね合わされる接続面73(上記実施形態における第一の接続面に相当)を有する。梁部108は、第一の接続部107の一端から該接続面73に沿う方向(X方向)に延出している。第一の接続部107は、第一の当接部72を有する。第一の接続部107及び第二の接続部145には、ネジ部材6を挿通する挿通部44,74も設けられている。
このため、ネジ部材6がY方向から第二の接続部145の挿通部44と第一の接続部107の挿通部74とに挿通され、ネジ部材6の軸部61の軸芯Cを中心にネジ部材6を回転させることにより、第一の接続部107の内側(第二面71b側)に配置されているナット9にネジ部材6が螺合し、第一の接続部107及び第二の接続部145が締結される。この際、ネジ部材6の回転トルクによって回転しようとする第一の接続部107は、第一の当接部72が突出部42に係合することにより、回り止めされている。このため、第一の接続部107は、エンドプレート4の所定の位置で固定され、梁部108が傾くことはない。
また、上記実施形態においては、接続部7は、一対のエンドプレート4の内側に配置されていたが、これに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、接続部7は、一対のエンドプレート4の外側(第二面41b側)に配置されていてもよい。また、図9に示すように、第一の接続部107は、一対のエンドプレート4の第二の接続部145の外側(第二面41b側)に配置されていてもよい。
また、上記実施形態において、突出部42の第一面41a側から見た形状が略円形状に形成されていた。しかし、これに限定されるものではない。例えば、突出部は、環状に形成されていてもよいし、直線状や曲線状にエンドプレート本体41から突出した突条であってもよい。
また、上記実施形態においては、接続部7の第一の当接部72がボルト6の軸部61の軸芯Cから直交する方向であって、該軸芯Cから離間する方向に窪む凹状の凹部であり、エンドプレート4の突出部(第二の当接部)42がボルト6の軸部61の軸芯Cから直交する方向であって、該軸芯Cから離間する方向に突出した凸状の凸部であった。しかし、これに限定されるものではない。例えば、図10に示すように、接続部7の第一の当接部272が凸状の凸部であって、エンドプレート4の突出部(第二の当接部)242の側面242bが凹状の凹部であってもよい。
また、上記実施形態においては、挿通部44が貫通孔であった。しかし、これに限定されるものではない。例えば、挿通部は、ネジ部材の軸部の挿通位置を含む部分を切り欠いた切り欠き部であってもよい。
また、上記実施形態においては、ナット9は、接続部7に溶接されて固定されていた。しかし、これに限定されるものではない。例えば、ナット9は、接続部7に固定されていなくてもよい。
また、上記実施形態においては、蓄電素子が電池セル1であったが、これに限定されるものではない。例えば、蓄電素子は、種々の二次電池、その他、一次電池や、電気二重層キャパシタ等のキャパシタであってもよい。そして、蓄電素子の種類や大きさ(容量)は任意である。
1…電池セル(蓄電素子)、2…スペーサ、3…フレーム、4…エンドプレート(終端部材)、5…連結部材、6…ボルト(ネジ部材)、7…接続部、8…梁部、9…ナット、11…ケース、12…外部端子、41…エンドプレート本体、41a…第一面、41b…第二面、42…突出部(第二の当接部)、42a…頂部、42b…側面、43…第二の接続面、44…挿通部、61…軸部、62…頭部、71…接続部本体、71a…第一面、71b…第二面、71c…側面、72…第一の当接部、73…第一の接続面、74…挿通部、107…第一の接続部、108…梁部、145…第二の接続部、242…突出部(第二の当接部)、242b…側面、272…第一の当接部、A…(ボルトの)回転方向、B…(ボルトの軸部の)軸芯方向、C…軸芯、D…(連結部材の)挿入方向、X…第一方向、Y…第二方向、Z…第三方向

Claims (5)

  1. 蓄電素子と、
    該蓄電素子と並んで配置される終端部材と、
    該終端部材に連結される連結部材であって、前記蓄電素子と前記終端部材とが並ぶ方向に延びる連結部材と、
    前記終端部材及び前記連結部材を締結するネジ部材であって、軸部を有するネジ部材と
    を備え、
    前記連結部材は、前記蓄電素子側から前記終端部材に重ね合わされる接続部と、該接続部から延出する梁部とを有し、
    前記ネジ部材は、前記終端部材及び前記接続部を重ね合わせた方向に挿通した状態で前記終端部材及び前記接続部を締結し、
    前記接続部は、前記ネジ部材の前記軸部の挿通位置から離間した位置に設けられた第一の当接部を有し、
    前記終端部材は、前記接続部と重ね合わされる面から該接続部側に突出する突出部の一部として設けられた第二の当接部であって、前記ネジ部材の回転方向から前記第一の当接部が当接する第二の当接部を有する、
    蓄電装置。
  2. 前記第一の当接部及び前記第二の当接部は、凹凸係合する
    請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第一の当接部又は前記第二の当接部の材料は、金属である
    請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記接続部は、略四角形の平板状であり、
    前記第一の当接部は、前記接続部の四隅のうち最も前記終端部材の中心に近い隅を含む、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  5. 前記蓄電素子と並んで、隣り合う前記蓄電素子の間に配置されるスペーサをさらに備え、
    前記スペーサは、流路を形成する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電装置。
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