JP6332289B2 - 電力制御機器の冷却構造 - Google Patents

電力制御機器の冷却構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6332289B2
JP6332289B2 JP2016007326A JP2016007326A JP6332289B2 JP 6332289 B2 JP6332289 B2 JP 6332289B2 JP 2016007326 A JP2016007326 A JP 2016007326A JP 2016007326 A JP2016007326 A JP 2016007326A JP 6332289 B2 JP6332289 B2 JP 6332289B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
block body
side block
sheet
input side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016007326A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017130490A (ja
Inventor
米盛 敬
敬 米盛
瀬尾 宣英
宣英 瀬尾
貴文 種平
貴文 種平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2016007326A priority Critical patent/JP6332289B2/ja
Publication of JP2017130490A publication Critical patent/JP2017130490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6332289B2 publication Critical patent/JP6332289B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、電力制御機器の冷却構造に関し、特に2次元的熱伝導性を備えた熱伝導素材によって発熱部から受熱部に熱を伝導可能な電力制御機器の冷却構造に関する。
近年、優れた移動度性能を有する素材としてグラフェンが注目されている。
グラフェン中の荷電粒子(電子)の移動度は、室温で15000cm2/Vsである一方、この移動度に関連する優位特性(電気、熱、強度等)の発現は炭素原子の網目状結晶が配向している平面方向に限定されている。
グラフェンは、炭素原子が六角形の網目を描くように結合した1原子層分の厚みしかない平面状物質であるため、通常、単層のグラフェンを複数積層させた3次元ブロック状のグラファイトの形態で使用されている(例えば特許文献1)。
パソコン等の電子機器や電動モータ等の電力制御機器では、発熱部から熱伝導率の高い金属(例えばアルミニウム等)で形成された冷却フィン等の受熱部にグラファイトを用いた伝熱経路によって熱を伝導させている。
特許文献2の熱伝導部材は、熱伝導率について異方性、所謂2次元的熱伝導性を備えたグラファイトで形成された第1〜第3熱伝導体を有し、第1熱伝導体が電子部品を搭載すると共に電子部品から発生した熱を電子部品から離隔するように鉛直方向に伝導し、第2熱伝導体が熱を第1熱伝導体の下端部から離隔するように水平方向に伝導し、第3熱伝導体が熱を第2熱伝導体から離隔するように鉛直方向下方に伝導すると共に放熱フィンから放熱させている。
特開2010−189244号公報 特開2002−093967号公報
特許文献2の熱伝導部材は、グラファイト特有の物性である2次元的熱伝導性を用いることにより、電子部品からの熱が各熱伝導体の表裏面から不特定な方向に分散されることなく、効率よく放熱フィンに伝達させることができる。
しかし、特許文献2の熱伝導部材では、レイアウト等の要請から、発熱部と受熱部との配置が変更されることがあり、このような場合、冷却性能を確保することが困難である。
つまり、特許文献2の技術は、発熱部である電子部品と受熱部である放熱フィンとの配置に合わせて第1〜第3熱伝導体の構造が予め設定されているため、発熱部と受熱部との配置関係が異なるデバイスに対しては、この熱伝導部材を適用することができない。
本発明の目的は、発熱部と受熱部との配置位置に拘らず冷却性能を確保することができる電力制御機器の冷却構造等を提供することである。
請求項1の発明は、所定平面に対して平行方向の熱伝導率が垂直方向の熱伝導率よりも大きい2次元的熱伝導性を備えた熱伝導素材によって形成された入熱側ブロック体と、前記熱伝導素材を用いて形成された出熱側ブロック体とを備え、電力制御機器の発熱部から受熱部に熱を伝導可能な電力制御機器の冷却構造において、前記熱伝導素材を用いて形成され且つ前記入熱側ブロック体から出熱側ブロック体に熱を伝導する1又は複数のシート体と、前記入熱側ブロック体に形成され且つ前記平行方向に対応する方向に略直交する状態で前記発熱部に接触する入熱面と、前記出熱側ブロック体に形成され且つ前記平行方向に対応する方向に略直交する状態で前記受熱部に接触する出熱面とを備え、前記入熱側ブロック体及び出熱側ブロック体に前記1又は複数のシート体を挟持可能な挟持部が夫々形成され、前記挟持部に挟持された前記1又は複数のシート体の被挟持面部が前記入熱面及び出熱面と夫々略直交するように設けられたことを特徴としている。
この電力制御機器の冷却構造では、入熱側ブロック体に形成され且つ平行方向に対応する方向に略直交する状態で発熱部に接触する入熱面と、出熱側ブロック体に形成され且つ平行方向に対応する方向に略直交する状態で受熱部に接触する出熱面とを備えるため、発熱部からの入熱量及び受熱部への出熱量を夫々確保することができる。
熱伝導素材を用いて形成され且つ入熱側ブロック体から出熱側ブロック体に熱を伝導する1又は複数のシート体を備えるため、発熱部と受熱部との配置に影響を受けることなく入熱側ブロック体から出熱側ブロック体に熱を伝導することができる。
入熱側ブロック体及び出熱側ブロック体に1又は複数のシート体を挟持可能な挟持部が夫々形成され、挟持部に挟持された1又は複数のシート体の被挟持面部が入熱面及び出熱面と夫々略直交するように設けられているため、入熱側ブロック体とシート体との連結性及び出熱側ブロック体とシート体との連結性を強固にしつつ入熱側ブロック体からの入熱量及び出熱側ブロック体への出熱量を増加することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記入熱側ブロック体及び出熱側ブロック体が複数の板状ブロックの積層体によって夫々形成され、前記隣接する板状ブロックが前記シート体を挟持するように構成したことを特徴としている。
この構成によれば、入熱側ブロック体とシート体との連結性及び出熱側ブロック体とシート体との連結性を簡単な構成で強固にすることができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記入熱側ブロック体又は出熱側ブロック体が前記シート体を挟持した挟持面積が、前記入熱面又は出熱面が前記発熱又は受熱に接触した接触面積よりも大きくなるように設定されたことを特徴としている。
この構成によれば、入熱側ブロック体に入熱した熱を損失することなくシート体に伝導し、シート体に伝導された熱を損失なく出熱側ブロック体に出熱することができ、冷却能力を高くすることができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記入熱側ブロック体及び出熱側ブロック体がグラファイトブロックで形成され、前記1又は複数のシート体がグラファイトシートで形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、2次元的熱伝導性を備えたグラファイトブロックとグラファイトシートとを用いて冷却性能を確保することができる。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、前記電力制御機器が、ロータと、コイルが巻回されたステータと、前記ロータ及びステータを収容するハウジングと、このハウジングとステータのコイルエンドとの間に形成された空間部とを備えた電動モータであり、前記発熱部及び受熱部がコイルエンド及びハウジングに夫々設定され、前記空間部に前記コイルエンドに対して前記入熱側ブロック体を押圧する加圧空気収容バッグを設けたことを特徴としている。
この構成によれば、潤滑油等の熱交換用冷却媒体を省略しながら、コイルエンドからハウジングまでを結ぶ直接的な熱伝導経路を確保して電動モータ内を熱伝導型乾式冷却することができる。
本発明の電力制御機器の冷却構造によれば、2次元的熱伝導性の熱伝導素材を用いて発熱部と受熱部との配置に影響を受けることなく冷却性能を確保することができる。
実施例1に係る半導体の冷却装置の側面図である。 平面図である。 正面図である。 要部説明図である。 実施例2に係る冷却装置を備えた電動モータの縦断面図である。 収容バッグ上部周辺部分の要部拡大図である。 シート体の説明図である。 挟持部及び被挟持面部の説明図である。 被挟持面部の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
以下の説明は、本発明の適用例を例示したものであり、本発明、その適用物、或いは、その用途を制限するものではない。
尚、図4において、矢印は熱の伝導方向を示している。
以下、本発明の実施例1について図1〜図4に基づいて説明する。
冷却装置1は、パワーデバイスチップに相当する半導体2(発熱部)に発生した熱を金属製放熱部3(受熱部)に伝導することによって半導体2を冷却可能に構成されている。
図1〜図4に示すように、冷却装置1は、半導体2に面接触して熱を入熱する入熱側ブロック体4と、放熱部3に面接触して熱を出熱する出熱側ブロック体5と、入熱側ブロック体4から出熱側ブロック体5に熱を伝導する2組のシート体6等を備えている。
半導体2及び放熱部3は、夫々載置され、これらの上端部には平面部が夫々形成されている。
入熱側ブロック体4と、出熱側ブロック体5は、グラファイトブロックによって夫々構成され、シート体6は、矩形帯状のグラファイトシートによって構成されている。
ここで、グラファイトブロックとは、炭素原子が六角形の網目を描くように結合した1原子層分の厚みのグラフェンが複数積層されて成形されたブロック状グラファイト成形体であり、所定の強度や剛性を備えている。グラファイトシートとは、炭素原子が六角形の網目を描くように結合した1原子層分の厚みのグラフェンが複数積層されて成形されたシート状グラファイト成形体であり、所定の曲げ性能や屈曲性能を備えている。
グラファイトは、炭素原子の網目状結晶の1層のみが平面状に存在するグラフェンを均一に複数積層することによって3次元積層体として構成されている。
このグラファイトは、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して平行方向の熱伝導率(例えば1000〜1500W/m・K)が炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して垂直方向の熱伝導率(例えば30〜100W/m・K)よりも極めて大きい2次元的熱伝導性を備えている。また、垂直方向の熱伝導率は、熱源に対して垂直方向からの押圧力が大きい程熱伝導率が増加し、押圧力が十分に大きくなった時点で熱伝導率が収束する特性を有している。
入熱側ブロック体4は、3つの板状ブロック4aを重畳させた積層体で構成されている。
図4に示すように、3つの板状ブロック4aは、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して平行方向に延びるように夫々形成され、半導体2の上端部に面接触する接触部4bと、シート体6を挟持するための挟持部4cとを夫々備えている。
尚、接触部4bは、直接的に半導体2に面接触させても良く、また、ベルチェ素子等の熱電素子を介して半導体2に面接触させても良い。
接触部4bは、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して直交するように形成され、3つの接触部4bによって入熱側ブロック体4の入熱面を構成している。この入熱側ブロック体4の入熱面の面積が、半導体2と入熱側ブロック体4の入熱側接触面積S1に相当している。
挟持部4cは、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して平行に形成され、板状ブロック4aの積層方向に隣接する挟持部4cと協働してシート体6の入熱側端部分に形成された入熱側被挟持面部6aを所定の押圧力によって挟持している。
入熱側ブロック体4が2つのシート体6を挟持した挟持面積S1a、具体的には2組のシート体6の入熱側被挟持面部6aの合計面積が、入熱側接触面積S1よりも大きくなるように設定されている。
出熱側ブロック体5は、3つの板状ブロック5aを重畳させた積層体で構成されている。
図4に示すように、3つの板状ブロック5aは、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して平行方向に延びるように夫々形成され、放熱部3の上端部に面接触する接触部5bと、シート体6を挟持するための挟持部5cとを夫々備えている。
接触部5bは、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して直交するように形成され、3つの接触部5bによって出熱側ブロック体5の出熱面を構成している。この出熱側ブロック体5の出熱面の面積が、放熱部3と出熱側ブロック体5の出熱側接触面積S2に相当している。
挟持部5cは、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して平行に形成され、板状ブロック5aの積層方向に隣接する挟持部5cと協働してシート体6の出熱側端部分に形成された出側被挟持面部6bを所定の押圧力によって挟持している。
出熱側ブロック体5が2つのシート体6を挟持した挟持面積S2a、具体的には2組のシート体6の出熱側被挟持面部6bの合計面積が、出熱側接触面積S2よりも大きくなるように設定されている。
図4に矢印で示すように、半導体2に発生した熱は、各接触部4bを介して3つの板状ブロック4aの夫々に伝導され、3つの板状ブロック4aに伝導された熱は、各入熱側被挟持面部6aを介して2組のシート体6の夫々に伝導される。
そして、2組のシート体6に伝導された熱は、各出熱側被挟持面部6bを介して3つの板状ブロック5aの夫々に伝導され、3つの板状ブロック5aに伝導された熱は、各接触部5bを介して放熱部3に伝導されている。
次に、上記半導体2の冷却装置1の作用、効果について説明する。
この半導体2の冷却装置では、入熱側ブロック体4に形成され且つ炭素原子の網目状結晶の配向に平行な方向に対応する方向に略直交する状態で半導体2に接触する接触部4bと、出熱側ブロック体5に形成され且つ炭素原子の網目状結晶の配向に平行な方向に対応する方向に略直交する状態で放熱部3に接触する接触部5bとを備えるため、半導体2からの入熱量及び放熱部3への出熱量を夫々確保することができる。
グラファイトを用いて形成され且つ入熱側ブロック体4から出熱側ブロック体5に熱を伝導する2組のシート体6を備えるため、半導体2と放熱部3との配置に影響を受けることなく入熱側ブロック体4から出熱側ブロック体5に熱を伝導することができる。
入熱側ブロック体4及び出熱側ブロック体5に2つのシート体6を挟持可能な挟持部4c,5cが夫々形成され、挟持部4c,5cに挟持された2組のシート体6の被挟持面部6a,6bが接触部4b,5bと夫々略直交するように設けられているため、入熱側ブロック体4とシート体6との連結性及び出熱側ブロック体5とシート体6との連結性を強固にしつつ入熱側ブロック体4からの入熱量及び出熱側ブロック体5への出熱量を増加することができる。
入熱側ブロック体4及び出熱側ブロック体5が複数の板状ブロック4a,5aの積層体によって夫々形成され、隣接する板状ブロック4a,5aがシート体6を夫々挟持するように構成したため、入熱側ブロック体4とシート体6との連結性及び出熱側ブロック体5とシート体6との連結性を簡単な構成で強固にすることができる。
入熱側ブロック体4及び出熱側ブロック体5がシート体6を夫々挟持した挟持面積S1a,S2aが、接触部4b及び接触部5bが半導体2及び放熱部3に夫々接触した接触面積S1,S2よりも大きくなるように夫々設定されたため、入熱側ブロック体4に入熱した熱を損失することなくシート体6に伝導し、シート体6に伝導された熱を損失なく出熱側ブロック体5に出熱することができ、冷却能力を高くすることができる。
入熱側ブロック体4及び出熱側ブロック体5がグラファイトブロックで形成され、2組のシート体6がグラファイトシートで形成されているため、2次元的熱伝導性を備えたグラファイトブロックとグラファイトシートとを用いて冷却性能を確保することができる。
次に、本発明の実施例2について図5〜図8に基づいて説明する。
実施例1の半導体2の冷却装置1は半導体2から放熱部3に熱を伝導したのに対し、実施例2の永久磁石同期モータ(電動モータ)の冷却装置1Aはコイルエンド23から本体部31に熱を伝導している。以下、図における左側を左方とし、図における上側を上方として説明する。
図5に示すように、電動機としての電動モータMは、円筒状のロータ10と、このロータ10の外周側に配設された円筒状のステータ20と、ロータ10及びステータ20を収容する円筒状のハウジング30と、冷却装置1A等を備えている。
この電動モータMは、ステータ20に制御された交流電流が流されることにより発生する磁界によって、ステータ20の内側に収容されたロータ10が回転するように構成されている。
まず、ロータ10について説明する。
図5に示すように、ロータ10は、電動モータMの出力軸を兼ねたロータシャフト11と、ロータコア12と、左右1対のエンドプレート13とを備えている。
ロータシャフト11は、右端部が負荷装置14に連結され、左端部及び右端側途中部が軸受35,36を介してハウジング30に回転自在に支持されている。
ロータコア12は、電磁鋼板からなる鉄心が左右方向に多数積層され、熱圧着等により一体形成されている。このロータコア12は、ロータシャフト11に回り止め嵌合され、その外径側内部には周方向に所定数の永久磁石(図示略)が埋設されている。
左右1対のエンドプレート13は、ロータコア12の左右両端部に当接状に設けられ、ロータシャフト11に対してロータコア12の左右方向の位置決めを行っている。
次に、ステータ20について説明する。
図5,図6に示すように、ステータ20は、円筒状のステータコア21と、ステータコイル22等を備えている。
ステータコア21は、電磁鋼板からなる鉄心が左右方向に多数積層され、熱圧着等により一体形成されている。このステータコア21は、ハウジング30の内壁部に外周が回り止め嵌着され、その内径部分がロータコア12の外径部分と微小な間隔を空けて対向配置されている。ステータコア21には、周方向に等間隔で複数のリブ(図示略)が突設され、これらのリブにU相コイル群、V相コイル群及びW相コイル群から構成された銅製エナメル線のステータコイル22が定法に従って巻装されている。
ステータコイル22は、ステータコア21の左右両端部から夫々左右(軸心)方向外側に突出した状態で折り返された左右1対のコイルエンド23を備えている。
左右1対のコイルエンド23は、ステータコア21から離隔した位置に形成された大径部と、この大径部とステータコア21との間に形成され且つ縦断面視にて大径部よりも上下方向の幅が狭く形成された小径部とを備えている。左右1対のコイルエンド23(大径部及び小径部)の絶縁被覆の表面には、絶縁性放熱ペーストが夫々塗布されている。
本実施例では、各磁極の重なりがなく、ステータコイル22同士の干渉が少ない集中巻方式を採用しているため、1対のコイルエンド23の左右方向両端部には、上下に延びる平面部が夫々形成されている。
次に、ハウジング30について説明する。
図5,図6に示すように、ハウジング30は、アルミニウム合金材材料で形成され、有底筒状の本体部31と、この本体部31の右側開口を閉塞する略円板状のエンド部32等を備えている。ハウジング30内には、コイルエンド23とハウジング30とを空気絶縁させるために空間部33が形成され、コイルエンド23が本体部31やエンド部32から所定距離離隔されている。
右側の空間部33内には、アルミニウム合金製の押え板34と、この押え板34よりも左方に配設された複数の第1,第2シート体41,42と、入熱側ブロック体50と、出熱側ブロック体60と、入熱側ブロック体50等を所定の加圧力で押圧するための収容バッグ37(加圧空気収容バッグ)等が配設されている。
本実施例では、右側の空間部33に複数の第1,第2シート体41,42や収容バッグ37等を配設しているため、以下、右側部分の構成について主に説明する。
尚、左右両側の空間部33に複数の第1,第2シート体41,42や収容バッグ37等を夫々配設しても良い。
次に、冷却装置1Aについて説明する。
冷却装置1Aは、コイルエンド23(発熱部)に発生した熱を本体部31(受熱部)に伝導することによってコイルエンド23を冷却可能な乾式冷却機構を構成している。
冷却装置1Aは、コイルエンド23の右側平面部に面接触して熱を入熱する入熱側ブロック体50と、本体部31に面接触して熱を出熱する出熱側ブロック体60と、入熱側ブロック体50から出熱側ブロック体60に熱を伝導する複数の第1,第2シート体41,42等を備えている。環状の入熱側ブロック体50と、この入熱側ブロック体50よりも大径に形成された環状の出熱側ブロック体60は、グラファイトブロックによって夫々構成され、第1,第2シート体41,42は、グラファイトシートによって構成されている。
複数の第1シート体41は、所定径を有する円周上に等間隔に複数(例えば15)配置され、複数の第2シート体42は、複数の第1シート体41に夫々対応して上記円周と径が異なる円周上に等間隔に配置されている。
図7に示すように、第1シート体41は、グラファイトシート43を平行な2辺の折畳み線で偶数回、例えば14回折畳むことにより約2mmの厚さを有する長尺状の積層体を形成し、この積層体を3組重ね合わせることにより矩形帯状に構成されている。第2シート体42は、第1シート体41と同様に構成されている。
図6,図8に示すように、入熱側ブロック体50は、環状ブロック51と、この環状ブロック51の外周側に重畳された複数(例えば15)の部分環状ブロック52と、これら複数の部分環状ブロック52の外周側に分割部が一致しない状態で重畳された複数(例えば15)の部分環状ブロック53と、これら複数の部分環状ブロック53を縮径することにより外周側から内周側に向けて押圧可能なばね部材54等を備えた積層構造に構成されている。複数の部分環状ブロック52と複数の部分環状ブロック53は、ばね部材54によって内径方向に移動されたとき、環状構造を形成可能に構成されている。
各々のブロック51〜53は、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して平行方向に延びるように夫々形成されているため、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して直交する方向と径(放射)方向とが略一致している。
ブロック51〜53は、コイルエンド23の右側平面部に面接触する接触部51a〜53aと、第1,第2シート体41,42を挟持するための挟持部51b〜53bとを夫々備えている。接触部51a〜53aは、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して直交するようにブロック51〜53の左端壁部に夫々形成されている。これら環状の接触部51a〜53aによって入熱側ブロック体50の入熱面を構成し、入熱面の面積がコイルエンド23と入熱側ブロック体50の入熱側接触面積S3に相当している。
挟持部51b〜53bは、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して平行に形成され、径方向に隣接する挟持部51b〜53bと協働して第1,第2シート体41,42入熱側端部分に夫々形成された入熱側被挟持面部41a,42aをばね部材54による押圧力によって挟持している。
図6,図8に示すように、内径側において挟持部51bと挟持部52bが各第1シート体41の入熱側被挟持面部41aを挟持し、外径側において挟持部52bと挟持部53bが各第2シート体42の入熱側被挟持面部42aを挟持している。
入熱側ブロック体50が第1,第2シート体41,42を挟持した挟持面積S3aは、入熱側被挟持面部41aの合計と入熱側被挟持面部42aの合計とが合算された面積であり、この挟持面積S3aが入熱側接触面積S3よりも大きくなるように設定されている。
これにより、接触部51aからの熱は、第1シート体41の環状ブロック51側グラファイトシート43に入熱し、このグラファイトシート43の折曲部を伝導して重畳された中間グラファイトシート43に伝導される。接触部52aからの熱は、第1シート体41の部分環状ブロック52側グラファイトシート43に入熱し、このグラファイトシート43の折曲部を伝導して重畳された中間グラファイトシート43に伝導される。これにより、第1シート体41の3組のグラファイトシート43が伝熱経路として機能している。
同様に、接触部53aからの熱は、第2シート体42の部分環状ブロック53側グラファイトシート43に入熱し、このグラファイトシート43の折曲部を伝導して重畳された中間グラファイトシート43に伝導される。接触部52aからの熱は、第2シート体42の部分環状ブロック52側グラファイトシート43に入熱し、このグラファイトシート43の折曲部を伝導して重畳された中間グラファイトシート43に伝導される。これにより、第2シート体42の3組のグラファイトシート43が伝熱経路として機能している。
図6,図8に示すように、出熱側ブロック体60は、環状ブロック61と、この環状ブロック61の内周側に重畳された複数(例えば15)の部分環状ブロック62と、これら複数の部分環状ブロック62の内周側に分割部が一致しない状態で重畳された複数(例えば15)の部分環状ブロック63と、これら複数の部分環状ブロック63を拡径することにより内周側から外周側に向けて押圧可能なばね部材64等を備えた積層構造に構成されている。複数の部分環状ブロック62と複数の部分環状ブロック63は、ばね部材64によって外径方向に移動されたとき、環状構造を形成可能に構成されている。
各々のブロック61〜63は、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して平行方向に延びるように夫々形成されているため、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して直交する方向と径方向とが略一致している。
ブロック61〜63は、本体部31の内径側右端平面部に面接触する接触部61a〜63aと、第1,第2シート体41,42を挟持するための挟持部61b〜63bとを夫々備えている。接触部61a〜63aは、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して直交するようにブロック61〜63の左端壁部に夫々形成されている。これら環状の接触部61a〜63aによって出熱側ブロック体60の入熱面を構成し、入熱面の面積がハウジング30と出熱側ブロック体60の出熱側接触面積S4に相当している。
挟持部61b〜63bは、炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して平行に形成され、径方向に隣接する挟持部61b〜63bと協働して第1,第2シート体41,42出入熱側端部分に夫々形成された出熱側被挟持面部41b,42bをばね部材64による押圧力によって挟持している。
図6,図8に示すように、外径側において挟持部61bと挟持部62bが各第1シート体41の出熱側被挟持面部41bを挟持し、内径側において挟持部62bと挟持部63bが各第2シート体42の出熱側被挟持面部42bを挟持している。
出熱側ブロック体60が第1,第2シート体41,42を挟持した挟持面積S4aは、出熱側被挟持面部41bの合計と出熱側被挟持面部42bの合計とが合算された面積であり、この挟持面積S4aが出熱側接触面積S4よりも大きくなるように設定されている。
第1シート体41からの熱は、環状ブロック61と部分環状ブロック62に伝導され、接触部61a及び接触部62aを介して本体部31に放熱される。同様に、第2シート体42からの熱は、部分環状ブロック63と部分環状ブロック62に伝導され、接触部63a及び接触部62aを介して本体部31に放熱される。これにより、グラファイト(グラフェン)の優位特性を用いて熱損失を生じることなく、コイルエンド23から本体部31に熱を伝導することができる。
次に、収容バッグ37について説明する。
図5に示すように、収容バッグ37は、加圧空気が充填された充填状態のとき、入熱側ブロック体50を炭素原子の網目状結晶が配向している面に対して平行方向に均一な加圧力で押圧し、接触部51a〜53aをコイルエンド23の右側平面部に対して均一な押圧力で面接触するように構成されている。
収容バッグ37は、加圧空気を収容可能なリング状のバッグ部37aと、このバッグ部37aに連結されたパイプ状の導入路37bと、加圧空気をバッグ部37a内に注入し且つ内圧を所定圧力に調圧可能な調圧バルブ37cを備えている。
加圧空気が排出された非充填状態でバッグ部37aが空間部33に配置されたとき、導入路37bはバルブ開口を貫通して外部に突出されている。
導入路37bの先端に装着された調圧バルブ37cは、加圧空気供給装置(図示略)から加圧空気を供給され、バッグ部37aの内圧を所定圧力、例えば、大気圧に対して+100〜+700kPaに調圧している。加圧空気が充填された充填状態の収容バッグ37は、左右方向位置を押え板34と入熱側ブロック体50とステータコア21との3箇所によって当接規制され、上下方向位置を押え板34と入熱側ブロック体50とステータコア21と本体部31と出熱側ブロック体60との5箇所によって当接規制されている。
押え板34は、円環部と、この円環部の内周縁部から左側に延びる筒部によって構成されている。この押え板34は、複数の締結部材によって円環部の外周縁側部分が本体部31の右側平面部に固定されている。複数の締結部材は、複数のシート体40を避けた位置に配置され、出熱側ブロック体60に左右に挿通された状態で締結されている。
次に、上記電動モータMの冷却装置1Aの作用、効果について説明する。
本電動モータMの冷却装置1Aによれば、入熱側ブロック体50に形成され且つ炭素原子の網目状結晶の配向に平行な方向に対応する方向に略直交する状態でコイルエンド23に接触する接触部51a〜53aと、出熱側ブロック体60に形成され且つ炭素原子の網目状結晶の配向に平行な方向に対応する方向に略直交する状態で本体部31に接触する接触部61a〜63aとを備えるため、コイルエンド23からの入熱量及び受熱部への出熱量を夫々確保することができる。
グラファイトを用いて形成され且つ入熱側ブロック体50から出熱側ブロック体60に熱を伝導する複数の第1,第2シート体41,42を備えるため、コイルエンド23と本体部31との配置に影響を受けることなく入熱側ブロック体50から出熱側ブロック体60に熱を伝導することができる。
入熱側ブロック体50及び出熱側ブロック体60に複数の第1,第2シート体41,42を挟持可能な挟持部51b〜53b及び61b〜63bが夫々形成され、挟持部51b〜53b及び61b〜63bに挟持された複数の第1,第2シート体41,42の被挟持面部41a,42a及び41b,42bが接触部51a〜53a及び接触部61a〜63aと夫々略直交するように設けられているため、入熱側ブロック体50と第1,第2シート体41,42との連結性及び出熱側ブロック体60と第1,第2シート体41,42との連結性を強固にしつつ入熱側ブロック体50からの入熱量及び出熱側ブロック体60への出熱量を増加することができる。
電力制御機器が、ロータ10と、コイルが巻回されたステータ20と、ロータ10及びステータ20を収容するハウジング30と、このハウジング30とステータ20のコイルエンド23との間に形成された空間部33とを備えた電動モータMであり、発熱部及び受熱部がコイルエンド23及びハウジング30に夫々設定され、空間部33にコイルエンド23に対して入熱側ブロック体50を押圧する収容バッグ37を設けている。
この構成によれば、潤滑油等の熱交換用冷却媒体を省略しながら、コイルエンド23からハウジング30までを結ぶ直接的な熱伝導経路を確保して電動モータM内を熱伝導型乾式冷却することができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施形態においては、半導体及び電動モータの例を説明したが、少なくとも電力制御される電力制御機器であれば何れの機器にも適用することができる。
電力制御機器は、電動モータ等の電動デバイスや、電力変換器に用いられる半導体素子等のパワーデバイスを含むものである。
2〕前記実施形態においては、入熱側及び出熱側の被挟持面部の幅と途中部の幅が同じ寸法に形成された矩形帯状のシート体の例を説明したが、被挟持面部の幅を途中部の幅よりも大きく形成しても良い。
図9に示すように、被挟持面部を筒状(リング状)に形成し、被挟持面部の軸方向端部から各シート体の途中部を等間隔毎に延設しても良い。これにより、挟持面積を接触面積よりも容易に大きくすることができる。
3〕前記実施形態においては、入熱側ブロック体と出熱側ブロック体との間を複数のシート体で連結した例を説明したが、単一のシート体を用いて連結しても良く、また、15以上のシート体を用いて連結しても良く、シート体の数は期待する熱伝導性能に応じて任意に設定することができる。
4〕前記実施形態においては、入熱側ブロック体と出熱側ブロック体とシート体にグラフェンを均一に複数積層したグラファイトを用いた例を説明したが、少なくとも所定平面に対して平行方向の熱伝導率が垂直方向の熱伝導率よりも大きい2次元的熱伝導性を備えた熱伝導素材であれば良く、例えばボロンナイトライド(h−BN)等を用いても良い。
5〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
1,1A 冷却装置
2 半導体
3 放熱体
4 入熱側ブロック体
4a 板状ブロック
4b 接触部
4c 挟持部
5 出熱側ブロック体
5a 板状ブロック
5b 接触部
5c 挟持部
6 シート体
6a,6b 被挟持面部
41 第1シート体
41a,41b 被挟持面部
42 第2シート体
42a,42b 被挟持面部
50 入熱側ブロック体
51 環状ブロック
51a 接触部
51b 挟持部
52 第1部分環状ブロック
52a 接触部
52b 挟持部
53 第2部分環状ブロック
53a 接触部
53b 挟持部
60 出熱側ブロック体
61 環状ブロック
61a 接触部
61b 挟持部
62 第1部分環状ブロック
62a 接触部
62b 挟持部
63 第2部分環状ブロック
63a 接触部
63b 挟持部

Claims (5)

  1. 所定平面に対して平行方向の熱伝導率が垂直方向の熱伝導率よりも大きい2次元的熱伝導性を備えた熱伝導素材によって形成された入熱側ブロック体と、前記熱伝導素材を用いて形成された出熱側ブロック体とを備え、電力制御機器の発熱部から受熱部に熱を伝導可能な電力制御機器の冷却構造において、
    前記熱伝導素材を用いて形成され且つ前記入熱側ブロック体から出熱側ブロック体に熱を伝導する1又は複数のシート体と、
    前記入熱側ブロック体に形成され且つ前記平行方向に対応する方向に略直交する状態で前記発熱部に接触する入熱面と、
    前記出熱側ブロック体に形成され且つ前記平行方向に対応する方向に略直交する状態で前記受熱部に接触する出熱面とを備え、
    前記入熱側ブロック体及び出熱側ブロック体に前記1又は複数のシート体を挟持可能な挟持部が夫々形成され、
    前記挟持部に挟持された前記1又は複数のシート体の被挟持面部が前記入熱面及び出熱面と夫々略直交するように設けられたことを特徴とする電力制御機器の冷却構造。
  2. 前記入熱側ブロック体及び出熱側ブロック体が複数の板状ブロックの積層体によって夫々形成され、前記隣接する板状ブロックが前記シート体を挟持するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の電力制御機器の冷却構造。
  3. 前記入熱側ブロック体又は出熱側ブロック体が前記シート体を挟持した挟持面積が、前記入熱面又は出熱面が前記発熱又は受熱に接触した接触面積よりも大きくなるように設定されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力制御機器の冷却構造。
  4. 前記入熱側ブロック体及び出熱側ブロック体がグラファイトブロックで形成され、前記1又は複数のシート体がグラファイトシートで形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電力制御機器の冷却構造。
  5. 前記電力制御機器が、ロータと、コイルが巻回されたステータと、前記ロータ及びステータを収容するハウジングと、このハウジングとステータのコイルエンドとの間に形成された空間部とを備えた電動モータであり、
    前記発熱部及び受熱部がコイルエンド及びハウジングに夫々設定され、
    前記空間部に前記コイルエンドに対して前記入熱側ブロック体を押圧する加圧空気収容バッグを設けたことを特徴とする請求項4に記載の電力制御機器の冷却構造。
JP2016007326A 2016-01-18 2016-01-18 電力制御機器の冷却構造 Active JP6332289B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016007326A JP6332289B2 (ja) 2016-01-18 2016-01-18 電力制御機器の冷却構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016007326A JP6332289B2 (ja) 2016-01-18 2016-01-18 電力制御機器の冷却構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017130490A JP2017130490A (ja) 2017-07-27
JP6332289B2 true JP6332289B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=59395052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016007326A Active JP6332289B2 (ja) 2016-01-18 2016-01-18 電力制御機器の冷却構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6332289B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6340641B2 (ja) * 2016-11-11 2018-06-13 マツダ株式会社 熱伝導装置
JP6955578B2 (ja) * 2017-11-20 2021-10-27 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 モータ及びその製造方法
CN108880113A (zh) * 2018-08-20 2018-11-23 宿迁海沁节能科技有限公司 一种电动车电机的散热方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001111279A (ja) * 1999-10-08 2001-04-20 Hitachi Electronics Eng Co Ltd 電子部品冷却装置
JP2004079883A (ja) * 2002-08-21 2004-03-11 Citizen Watch Co Ltd 熱電素子
US6982874B2 (en) * 2003-11-25 2006-01-03 Advanced Energy Technology Inc. Thermal solution for electronic devices
JP2009130958A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Mitsubishi Electric Corp 回転電機
JP2010171350A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Inoac Corp 放熱構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017130490A (ja) 2017-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5216038B2 (ja) 回転電動機
CN108141111B (zh) 用于印刷电路板定子中的温度管理的结构和方法
US9953758B2 (en) Magnetic element
JP4915579B2 (ja) 非接触電力伝送機器
JP5553040B2 (ja) 電子部品
JP5754463B2 (ja) リアクトル
JP6332289B2 (ja) 電力制御機器の冷却構造
JP4717904B2 (ja) リアクトル
JP2011258755A (ja) 熱拡散体および発熱体の冷却装置
JP6356465B2 (ja) 巻線部品およびその放熱構造
JP2014138012A (ja) 冷却器付きリアクトル
JP2013080785A (ja) 非接触給電装置
US20150091393A1 (en) Convection cooling system for motors
JP2015116040A (ja) 電力変換装置
WO2015101005A1 (zh) 侧立磁场电机及应用其的散热风扇
US9521781B2 (en) Power component device
JP2016139644A (ja) リアクトル
JP5075163B2 (ja) 半導体素子の冷却構造
JP6428313B2 (ja) 電力変換装置
JP6527931B1 (ja) 水冷式変圧器
JP2016127109A (ja) リアクトルの冷却構造
JP6696330B2 (ja) リアクトル
JP2005218274A (ja) 回転電機の回転子
JP2004512792A (ja) 成層鉄心
TWI378763B (en) Heat dissipation device for lithium battery

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6332289

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150