JP6332051B2 - 乗物用テーブル - Google Patents

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本発明は、乗物用テーブルに関する。
乗物用シート等の乗物用内装部材に対して取付けられる乗物用テーブルが知られている。特許文献1に開示された発明では、シートクッションの背面部下部に対して、一対のテーブルアームの下端部が、同軸上の回動軸で回動可能に取付けられている。当該一対のテーブルアームの上端部は、上記回動軸と平行に延びる1本のシャフトによって連結されている。これにより、当該一対のテーブルアームが、互いに平行を保った状態で、シート後方に傾斜した使用姿勢と起立した格納姿勢との間で回動可能になる。シャフトには、テーブル本体が、当該シャフトを回動軸として、水平な使用姿勢とシート上方に跳ね上がった格納姿勢との間で回動可能に取付けられている。一対のテーブルアームを使用姿勢にするとともに、テーブル本体を使用姿勢にすることで、乗物用テーブルに物品を載置可能な状態になる。特許文献1に開示された発明では、シャフトの軸方向両端部を、一対のテーブルアームの上端部に形成されたシャフト挿入孔に対して挿入することで、当該一対のテーブルアームとシャフトとを結合している。
特開2008−29369号公報
一対のテーブルアームとシャフトとの結合が緩いと、シャフトが、一対のテーブルアームのそれぞれに対してシャフトの周方向に回転する場合がある。この場合、一対のテーブルアームのそれぞれとシャフトとが相対回動するため、一対のテーブルアームが、互いに平行を保った状態で回動できなくなる。これにより、例えば、一方のテーブルアームが他方のテーブルアームよりも傾いて、使用姿勢におけるテーブル本体の水平が確保できなくなるおそれがあった。これを抑制するためには、嵌め合い精度を厳密に調整してシャフト挿入孔に対してシャフトの軸方向端部を圧入したり、一対のテーブルアームのそれぞれとシャフトの軸方向端部とを溶接したりする必要があった。これによって、圧入機や溶接機等の大掛かりな装置が必要になったり、一対のテーブルアームのそれぞれとシャフトとの結合作業が複雑化したりする、という問題があった。
この問題に鑑み、本発明の課題は、簡便な結合作業によって、一対のテーブルアームのそれぞれとシャフトとが相対移動しないように結合できる乗物用テーブルを提供することである。
本発明の第1発明は、乗物用内装部材に対して一端部が同軸上の回動軸で回動可能に離隔して取付けられる一対のテーブルアームと、前記回動軸と平行に延びて前記一対のテーブルアームの他端部同士を連結する1本のシャフトと、該シャフトに一端部が回動可能に支持されるテーブル本体と、を備えている乗物用テーブルであって、前記一対のテーブルアームの前記他端部には、前記回動軸と平行に延びて前記シャフトの軸方向端部を受け入れるシャフト挿入孔と、該シャフト挿入孔に直交する方向に向かって延びて該シャフト挿入孔に連通する該シャフト挿入孔より小径な有底の止めねじ挿入孔と、が形成されており、前記一対のテーブルアームの前記止めねじ挿入孔は、互いに平行に延びて同方向に向かって開口しており、前記シャフトの前記軸方向端部には、該軸方向端部が前記シャフト挿入孔に挿入されたときに、前記止めねじ挿入孔と同軸で連通する雌ねじ孔が貫通形成されており、前記軸方向端部が前記シャフト挿入孔に挿入されたときに、前記雌ねじ孔と螺合可能な雄ねじである止めねじが、前記止めねじ挿入孔を通して前記雌ねじ孔にねじ込まれ、前記止めねじのねじ先と前記止めねじ挿入孔の底部とが当接した状態での前記止めねじのねじ込み方向への回転によって、前記軸方向端部が前記シャフト挿入孔の内周面に押し付けられて保持されていることを特徴とする。
第1発明によれば、止めねじのねじ先が止めねじ挿入孔の底部に当接している状態において、当該止めねじがねじ込み方向に回転されることで、シャフトの軸方向端部が、螺合作用によって止めねじ挿入孔の開口方向に向かって移動させられて、シャフト挿入孔の内周面に押し付けられる。これにより、シャフトの軸方向端部とシャフト挿入孔の内周面との間に生じる摩擦力によって、シャフトが、一対のテーブルアームのそれぞれに対してシャフトの周方向に回転すること、及び、シャフトの軸方向に移動すること、が抑制される。よって、一対のテーブルアームのそれぞれに対して止めねじを1本ずつ取付ける、という簡便な結合作業によって、一対のテーブルアームのそれぞれとシャフトとが相対移動しないように結合できる。
本発明の第2発明は、第1発明において、前記止めねじの駆動部側とねじ先側の少なくとも一方が、前記雌ねじ孔から突出して、前記止めねじ挿入孔の内周面に当接していることを特徴とする。
第2発明によれば、止めねじの駆動部側とねじ先側の少なくとも一方が、シャフトの雌ねじ孔から突出して、テーブルアームの止めねじ挿入孔の内周面に当接した状態になっている。これにより、シャフトが、一対のテーブルアームのそれぞれに対してシャフトの軸方向に移動することが、より着実に抑制できる。
本発明の第3発明は、前記乗物用内装部材が、乗物用シートであることを特徴としている。
本発明によると、簡便な結合作業によって、一対のテーブルアームのそれぞれとシャフトとが相対移動しないように結合できる。
本発明の一実施形態に係る乗物用テーブルが自動車用シートに取付けられているときに、乗物用テーブルが使用姿勢にあるときの斜視図である。 上記実施形態の乗物用テーブルにおけるテーブルフレームの分解斜視図である。 上記実施形態の乗物用テーブルにおけるテーブル本体の斜視図である。 上記実施形態の乗物用テーブルにおけるテーブルフレームの上面図である。 図4におけるV−V線断面図である。 図5におけるVI−VI線断面図である。 図4におけるVII−VII線断面図である。 本発明の変形例の第1例における上記実施形態の図6に相当する図である。 本発明の変形例の第2例における上記実施形態の図6に相当する図である。
図1〜図7は、本発明の一実施形態である乗物用テーブル10を、自動車用シート1に取付けた例を示す。自動車用シート1は、自動車の運転席のシートである。自動車用シート1は、図1に示すように、着座部となるシートクッション2と、背凭れとなるシートバック3と、頭部を支持するヘッドレスト4と、を備えている。シートバック3のシート後方には、乗物用テーブル10が配設されている。シートクッション2及びヘッドレスト4は、周知の構成であるため、説明を省略する。各図中、矢印により自動車用シート1を自動車に取付けたときの自動車の各方向を示す。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1に示すように、シートバック3の背面部3Aの中央部分には、背面部3Aの端縁部3Bよりも、シート前方に向かって窪んだ凹部3Cが凹設されている。凹部3Cの正面部3C1は、当該正面部3C1の上下左右の各端部からシート後方に向かって延びる側面部3C2を介して、端縁部3Bと連続している。凹部3Cの側面部3C2のシート前後方向の長さは、後述する乗物用テーブル10が格納姿勢にあるとき、当該乗物用テーブル10が凹部3C内に格納される寸法に形成されている。上側の端縁部3Bには、後述する天板部材48の被係止凹部482Aを係止可能な係止部材3Eが取付けられている。凹部3Cの正面部3C1の下部シート幅方向両側には、一対のスリット3C3が形成されている。各スリット3C3には、後述する乗物用テーブル10の各テーブルアーム20の下端部21が通されている。以降、乗物用テーブル10について説明していく。
図1に示すように、乗物用テーブル10は、左右一対のテーブルアーム20と、各テーブルアーム20の上端部22間を連結するシャフト30と、当該シャフト30に一端部が回動可能に支持された左右一対のテーブルレール40と、当該テーブルレール40に取付けられた天板部材48と、を備えている。図2に示すように、一対のテーブルアーム20のそれぞれとシャフト30とは、止めねじ50によって結合されている。
一対のテーブルアーム20は、金属材料製棒状部材である。当該金属材料としては、例えば、アルミニウム、チタン、鉄等の様々な金属材料を用いることができる。図1に示すように、一対のテーブルアーム20のそれぞれは、その下端部21がシート前方に向かって屈曲しており、側面視において鈍角な略L字形に形成されている。一対のテーブルアーム20のそれぞれの下端部21には、取付け孔21Aがシート幅方向に向かって貫通形成されている。当該取付け孔21Aを通して、ピン等(図示しない)をシートクッション2の骨格部材であるクッションフレーム(図示しない)に対して取付けることで、一対のテーブルアーム20のそれぞれの下端部21が、互いに同軸である回動軸Rで上下方向に回動可能に取付けられる。なお、回動軸Rは、リクライナ5の回動軸と同軸に設定されている。このため、リクライナ5によるシートバック3のシートクッション2に対する傾動を、テーブルアーム20が阻害しない。一対のテーブルアーム20は、回動軸Rで回動することで、起立した格納姿勢と、シート後方に傾斜した使用姿勢との間で回動可能となっている。図2に示すように、テーブルアーム20の上端部22は、テーブルアーム20の他の部分よりも、シート幅方向内側及びシート後方に向かって張り出した形状に形成されている。ここで、一対のテーブルアーム20は互いに鏡像体であり、左右対称であるため、代表として右側のテーブルアーム20について説明する。テーブルアーム20の上端部22のシート幅方向内側面には、回動軸Rの軸方向と略垂直な第1平面部23Aが形成されている。第1平面部23Aには、回動軸Rと平行に延びるシャフト挿入孔24の開口部241が開口しているとともに、回動軸Rと平行に延びて第1平面部23Aからシート幅方向内側に向かって垂直に突出する回動規制ピン26が取付けられている。また、上端部22のシート後方に張り出した部分におけるテーブルアーム20長手方向の端末部には、回動軸Rの軸方向と直交する方向に略垂直な第2平面部23Bが形成されている。第2平面部23Bには、図5に示すように、回動軸Rの軸方向と直交する方向に向かって延びる止めねじ挿入孔25の開口部251が開口している。当該止めねじ挿入孔25は、一対のテーブルアーム20が互いに平行なときに、一対のテーブルアーム20の止めねじ挿入孔25が互いに平行に延びて同方向に向かって第2平面部23Bで開口すべく形成されている。
シャフト挿入孔24は、断面円形の有底孔である。図6に示すように、シャフト挿入孔24の内周面242の直径は、後述するシャフト30の挿入部32の直径よりも若干大きく形成されている。止めねじ挿入孔25は、断面円形の有底孔である。止めねじ挿入孔25の内周面252の直径は、シャフト挿入孔24の直径よりも小さく、かつ、後述する止めねじ50のねじ軸部52の外径(ねじ山の頂に接する仮想円柱の直径)よりもわずかに大きく形成されている。止めねじ挿入孔25の深さは、止めねじ50の長さよりも長く形成されている。止めねじ挿入孔25の底部253は、止めねじ挿入孔25の中心線に頂点が位置する円錐状に形成されている。図5に示すように、止めねじ挿入孔25の軸心Tは、テーブルアーム20のシャフト挿入孔24の軸心Sと互いの軸心が直交している。また、図6に示すように、止めねじ挿入孔25は、シャフト挿入孔24と連通すべく、シャフト挿入孔24の内周面242の両側を貫通して延びている。したがって、止めねじ挿入孔25は、シャフト挿入孔24よりも開口部251側である開口部側孔部25Aと、シャフト挿入孔24よりも底部253側である底部側孔部25Bと、に分割されている。なお、シャフト挿入孔24の内周面242、及び、止めねじ挿入孔25の内周面252には、ねじ山が形成されていない。回動規制ピン26は、図2に示すように、金属製円柱状部材である。回動規制ピン26は、図7に示すように、後述するテーブルレール40に形成されたガイド長孔44に挿し込まれている。
シャフト30は、金属材料製円柱状部材である。当該金属材料としては、例えば、アルミニウム、チタン、鉄等の様々な金属材料を用いることができる。図2に示すように、シャフト30は、シャフト30の中央部であるシャフト本体部31と、シャフト30の両端部である挿入部32と、を備えている。挿入部32の直径は、シャフト本体部31の直径よりも小さく形成されている。挿入部32は、シャフト30中央側に位置して後述するテーブルレール40を保持する第1部分32Aと、シャフト30端末側に位置してテーブルアーム20のシャフト挿入孔24に挿入される第2部分32Bと、を備えている。挿入部32の第2部分32Bには、図2に示すように、シャフト30の直径方向に向かって延びる雌ねじ孔35が貫通形成されている。図6に示すように、雌ねじ孔35は、挿入部32の第2部分32Bが、テーブルアーム20のシャフト挿入孔24に挿入された状態のときに、テーブルアーム20の止めねじ挿入孔25の軸心Tと同軸で連続可能な位置に形成されている。即ち、シャフト30の両挿入部32の雌ねじ孔35は、互いに平行に延びている。雌ねじ孔35の内周面352には、後述する止めねじ50と螺合可能なねじ山が切られている。挿入部32の第2部分32Bが、特許請求の範囲の「軸方向端部」に相当する。
図2に示すように、一対のテーブルレール40は、金属材料製棒状部材である。当該金属材料としては、例えば、アルミニウム、チタン、鉄等の様々な金属材料を用いることができる。一対のテーブルレール40は互いに鏡像体であり、左右対称であるため、代表として左側のテーブルレール40について説明する。テーブルレール40は、シート幅方向両側が互いに平行な平面部となっている。テーブルレール40は、長尺な断面略矩形のレール本体部41と、該レール本体部41の長手方向一端部と一体的に形成された取付け部42と、を備えている。レール本体部41は、後述する天板部材48のレール孔部49に対して挿し込まれている。取付け部42におけるレール本体部41との境界部分近傍には、シート幅方向に向かって延びるシャフト挿入孔43が貫通形成されている。シャフト挿入孔43の内周面の直径は、図6に示すように、両開口部近傍が大きく形成されており、中間部が小さく形成されている。テーブルレール40を組み立てる際に、シャフト挿入孔43の両開口部近傍には、それぞれワッシャー37が配設される。テーブルレール40は、シャフト30の挿入部32の第1部分32Aがシャフト挿入孔43に通されることで、シャフト30に回動可能に支持されている。また、取付け部42のシート幅方向外側の面には、図2に示すように、湾曲して延びるガイド長孔44が凹設されている。ガイド長孔44は、シャフト挿入孔43よりもテーブルレール40の端末部側に位置しており、シャフト挿入孔43を中心とした仮想円の円弧に沿うように湾曲して延びている。ガイド長孔44は、テーブルアーム20の回動規制ピン26を受け入れて、テーブルレール40が、格納姿勢と使用姿勢との間で回動できるように、回動規制ピン26の移動を許容する。即ち、図7に示すように、テーブルレール40が水平な使用姿勢のときには、ガイド長孔44の内周面の一端部44Aが、回動規制ピン26と当接した状態になる。また、図示を省略するが、テーブルレール40がシャフト30を回動中心としてシート上方に向かって跳ね上げられた格納姿勢にあるとき、ガイド長孔44の内周面の他端部44Bが、回動規制ピン26と当接した状態になる。
天板部材48は、複数の樹脂製部材等を重ね合わせたのち、それらを接着する等して一体化することで製造される略平板状の部材である。図3に示すように、天板部材48の前面部481のシート幅方向両側には、天板部材48の内部方向に向かって天板部材48の前面部481に対して垂直に延びるレール孔部49が開口している。レール孔部49の延設方向の長さは、テーブルレール40のレール本体部41の大部分を挿入可能な長さである。レール孔部49にテーブルレール40のレール本体部41を挿入する際に、当該レール本体部41をレール孔部49に対して抜け止めしつつ、所定距離スライド可能な状態にすることもできる。より詳細には、例えば、レール本体部41の側面部に該レール本体部41の長手方向に沿って延びる溝部を凹設するとともに、レール孔部49の内壁面部に上記溝部内に向かって突出するピン等を取付けることで、上記ピンが溝部の延設範囲内にあるときには、天板部材48がレール本体部41に対してスライド可能な状態になり、上記ピンが溝部の延設方向端部の壁面に当接しているときには、天板部材48をレール本体部41に対して抜け止めすることもできる。図1に示すように、天板部材48の後面部482のシート幅方向中央部分には、他の部分よりも薄肉に形成された被係止凹部482Aが形成されている。被係止凹部482Aは、シートバック3に取付けられた係止部材3Eと係止可能に構成されている。テーブルレール40及び天板部材48が、特許請求の範囲の「テーブル本体」に相当する。
止めねじ50の構造について説明する。図2に示すように、止めねじ50は、一対のテーブルアーム20のそれぞれに対して、それぞれ1つずつ取付けられている。止めねじ50は、いわゆる平先タイプの六角穴付き止めねじである。止めねじ50の駆動部51は、図示を省略するが、いわゆる六角棒スパナと掛止可能な六角穴を備えている。止めねじ50は、シャフト30の雌ねじ孔35と螺合可能な雄ねじであり、止めねじ50のねじ軸部52には、雌ねじ孔35のねじ山に対応するねじ山が切られている。図6に示すように、止めねじ50のねじ先53は、ねじ軸部52の軸心と垂直な平面部53Aを備えており、当該平面部53Aとねじ軸部52との境界部分には、C面取りによってC面取り部53Bが形成されている。図6に示すように、止めねじ50の長さは、ねじ先53が止めねじ挿入孔25の底部253に当接した状態において、止めねじ50が止めねじ挿入孔25の開口部側孔部25A内と底部側孔部25B内との両方に突出するとともに、駆動部51が開口部251から突出しない長さである。
乗物用テーブル10の組み立て方について説明する。図2に示すように、まず、シャフト30の挿入部32の第1部分32Aに対してワッシャー37を1つ取付けたのち、当該挿入部32の第1部分32Aを、テーブルレール40のシャフト挿入孔43に通す。そして、挿入部32の第1部分32Aに対してワッシャー37をもう1つ取付けてから、挿入部32の第2部分32Bを、テーブルアーム20のシャフト挿入孔24に挿入する。このとき、同時に、テーブルアーム20の回動規制ピン26を、テーブルレール40のガイド長孔44に対して挿入する。続いて、挿入部32の第2部分32Bの雌ねじ孔35を、テーブルアーム20の止めねじ挿入孔25と連続すべく位置合わせしたのち、テーブルアーム20の止めねじ挿入孔25の開口部251から、止めねじ50を挿入する。そして、当該止めねじ50を、六角棒スパナで締付方向にねじ回しして、当該止めねじ50と雌ねじ孔35とを螺合させ、当該止めねじ50を雌ねじ孔35にねじ入れる。雌ねじ孔35にねじ入れられた当該止めねじ50を、そのねじ先53のC面取り部53Bが止めねじ挿入孔25の円錐状の底部253に当接するまでねじ回ししたのち、さらに、当該止めねじ50を締付方向にねじ回しし続ける。これにより、シャフト30の挿入部32の第2部分32Bを、螺合作用によって止めねじ挿入孔25の開口部251方向に向かって移動させて、シャフト挿入孔24の内周面242に対して押し付ける。こののち、テーブルレール40のレール本体部41に対して天板部材48を取付けて、テーブルアーム20の下端部21を、互いに同軸である回動軸Rで回動可能に取付ける。このとき、シャフト30は、図4に示すように、一対のテーブルアーム20の上端部22同士を連結するとともに、回動軸Rと平行に延びた状態になる。
乗物用テーブル10の動作について説明する。一対のテーブルアーム20が、回動軸Rでシート上方に向かって回動して格納姿勢になるとともに、テーブルレール40が、シャフト30を回動中心としてシート上方に向かって回動して格納姿勢になることで、乗物用テーブル10が、シートバック2の凹部3C内に格納された格納姿勢になる。このとき、図7に示すように、テーブルアーム20の回動規制ピン26が、テーブルレール40のガイド長孔44の他端部44Bに当接する。この状態で、係止部材3Eを天板部材48の被係止凹部482Aに係止させることで、乗物用テーブル10の格納姿勢を保持できる。係止部材3Eと被係止部482Aとの係止状態を解除して、乗物用テーブル10を凹部3C内からシート後方に向かって引き出すと、両テーブルアーム20が回動軸Rでシート下方に向かって回動して使用姿勢になるとともに、テーブルレール40が、シャフト30を回動中心としてシート下方に向かって回動して使用姿勢になることで、乗物用テーブル10が、図1に示すように、シートバック2の凹部3Cからシート後方に突出した使用姿勢になる。このとき、図7に示すように、テーブルアーム20の回動規制ピン26が、テーブルレール40のガイド長孔44の一端部44Aに当接する。
なお、取付け部42には、ガイド長孔44の一端部44Aを貫通してガイド長孔44と連続すべく延びる角度調節ねじ孔46が穿設されている。角度調節ねじ孔46には、図2及び図7に示すように、角度調節ねじ66を螺入できる。角度調節ねじ66の先端部は、図7に示すように、ガイド長孔44の一端部44Aからガイド長孔44内に向かって突出しており、テーブルアーム20の回動規制ピン26に当接できる。即ち、テーブルレール40が使用姿勢にあるとき、回動規制ピン26が、角度調節ねじ66を介して、ガイド長孔44の一端部44Aに当接された状態にできる。したがって、角度調節ねじ66の角度調節ねじ孔46に対する螺入深度を調節することで、テーブルレール40が使用姿勢にあるときのテーブルアーム20に対する角度を微調整できる。
以上のように構成される本実施形態は、以下のような作用効果を奏する。止めねじ50のねじ先53が止めねじ挿入孔25の底部253に当接している状態において、当該止めねじ50がねじ込み方向に回転されることで、シャフト30の挿入部32の第2部分32Bが、螺合作用によって止めねじ挿入孔25の開口部251の方向に向かって移動させられて、シャフト挿入孔24の内周面242に押し付けられる。これにより、シャフト30の挿入部32の第2部分32Bとシャフト挿入孔24の内周面242との間に生じる摩擦力によって、シャフト30が、一対のテーブルアーム20のそれぞれに対してシャフト30の周方向に回転すること、及び、シャフト30の軸方向に移動すること、が抑制される。よって、一対のテーブルアーム20のそれぞれに対して止めねじ50を1本ずつ取付ける、という簡便な結合作業によって、一対のテーブルアーム20のそれぞれとシャフト30とが相対移動しないように結合できる。また、止めねじ50の駆動部51側とねじ先53側の少なくとも一方が、シャフト30の雌ねじ孔35から突出して、テーブルアーム20の止めねじ挿入孔25の内周面252に当接した状態になっている。これにより、シャフト30が、一対のテーブルアーム20のそれぞれに対してシャフト30の軸方向に移動することが、より着実に抑制できる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、本実施形態では、シャフト30の挿入部32の直径が、シャフト本体部31の直径よりも細くなっている構造とした。しかし、これに限定されず、例えば、シャフト30の挿入部32の直径が、シャフト本体部31の直径と同一であってもよいし、シャフト本体部31よりも太くなっていてもよい。また、挿入部32の第1部分32Aと第2部分32Bとで、直径が異なっていてもよい。
また、本実施形態においては、シャフト30に対して、テーブルレール40を介した状態で、天板部材48が取付けられている構造とした。しかし、これに限定されず、例えば、天板部材48に回動軸Rと平行に延びる貫通孔を穿設して、当該貫通孔に対して直接シャフト30が挿入される構造であってもよい。
また、本実施形態においては、止めねじ50として、平先タイプの六角穴付き止めねじを用いた。しかし、これに限定されない。即ち、例えば、駆動部51の穴が、六角以外の多角形のものであってもよいし、一文字のものであってもよいし、十文字のものであってもよい。また、平先タイプでなくてもよく、例えば、いわゆる、とがり先タイプであってもよいし、棒先タイプであってもよいし、くぼみ先タイプであってもよいし、丸先タイプであってもよい。
また、本実施形態においては、止めねじ50のねじ先53がテーブルアーム20の止めねじ挿入孔25の底部253に当接する際に、ねじ先53のC面取り部53Bが底部253に当接する構造とした。しかし、これに限定されず、例えば、止めねじ挿入孔25の底部253を平面状に形成して、ねじ先53の平面部53Aが全体的若しくは部分的に上記底部に当接する構造であってもよい。
また、本実施形態においては、図6に示すように、止めねじ50のねじ軸部52の駆動部側軸部52A及びねじ先側軸部52Bの両方が、シャフト30の雌ねじ孔35から突出して、テーブルアーム20の止めねじ挿入孔25の内周面252に当接している構造とした。しかし、これには限定されず、例えば、駆動部側軸部52A若しくはねじ先側軸部52Bのどちらか一方のみが、当接する構造でもよい。この構造の第1例として、図8に示すように、ねじ軸部52の駆動部側軸部52Aのみが、止めねじ挿入孔25の開口部側孔部25Aにおける内周面252に当接しており、ねじ軸部52のねじ先側軸部52Bは、止めねじ挿入孔25の底部側孔部25Bにおける内周面252に当接しない構造でもよい。このとき、シャフト挿入孔24の内周面242の一部を平面状に形成することで、止めねじ挿入孔25の底部253を構成することもできる。また、第2例として、図9に示すように、ねじ軸部52のねじ先側軸部52Bのみが、止めねじ挿入孔25の底部側孔部25Bにおける内周面252に当接しており、ねじ軸部52の駆動部側軸部52Aは、止めねじ挿入孔25の開口部側孔部25Aにおける内周面252に当接しない構造でもよい。即ち、止めねじ50の長さは本願実施形態の長さに限定されない。より詳細には、止めねじ50の長さは、当該止めねじ50のねじ先53が止めねじ挿入孔25の底部253に当接した状態において、当該止めねじ50が雌ねじ孔35に螺合して、挿入部32の第2部分32Bをシャフト挿入孔24の内周面242に押し付けるだけの力が付与できる長さであり、かつ、当該止めねじ50の駆動部51が、止めねじ挿入孔25の開口部251から突出しない長さであればよい。
また、本実施形態においては、テーブルアーム20の下端部21を、シートクッション2の骨格部材であるクッションフレームに対して取付けたが、これに限定されず、例えば、シートバック3の骨格部材であるバックフレームに対して取付ける構造でもよい。
また、本実施形態においては、本発明を自動車のシートに取付けられるテーブルに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載されるシートに取付けられるテーブルに適用してもよい。さらに、シート以外の乗物用内装部材に取付けてもよい。なお、ここで言う乗物用内装部材とは、乗物用シートの他に、例えば、乗物のボデー、フロア、トリム、コンソールボックス、インストルメントパネル等を言う。また、本発明の技術を、家庭用等の椅子に応用することもできる。
R 回動軸
1 自動車用シート(乗物用シート、乗物用内装部材)
10 乗物用テーブル
20 テーブルアーム
21 下端部(一端部)
22 上端部(他端部)
24 シャフト挿入孔
242 内周面
25 止めねじ挿入孔
252 内周面
253 底部
30 シャフト
32B 第2部分(軸方向端部)
35 雌ねじ孔
40 テーブルレール(テーブル本体)
48 天板部材(テーブル本体)
50 止めねじ
51 駆動部
53 ねじ先

Claims (3)

  1. 乗物用内装部材に対して一端部が同軸上の回動軸で回動可能に離隔して取付けられる一対のテーブルアームと、前記回動軸と平行に延びて前記一対のテーブルアームの他端部同士を連結する1本のシャフトと、該シャフトに一端部が回動可能に支持されるテーブル本体と、を備えている乗物用テーブルであって、
    前記一対のテーブルアームの前記他端部には、前記回動軸と平行に延びて前記シャフトの軸方向端部を受け入れるシャフト挿入孔と、該シャフト挿入孔に直交する方向に向かって延びて該シャフト挿入孔に連通する該シャフト挿入孔より小径な有底の止めねじ挿入孔と、が形成されており、
    前記一対のテーブルアームの前記止めねじ挿入孔は、互いに平行に延びて同方向に向かって開口しており、
    前記シャフトの前記軸方向端部には、該軸方向端部が前記シャフト挿入孔に挿入されたときに、前記止めねじ挿入孔と同軸で連通する雌ねじ孔が貫通形成されており、
    前記軸方向端部が前記シャフト挿入孔に挿入されたときに、前記雌ねじ孔と螺合可能な雄ねじである止めねじが、前記止めねじ挿入孔を通して前記雌ねじ孔にねじ込まれ、前記止めねじのねじ先と前記止めねじ挿入孔の底部とが当接した状態での前記止めねじのねじ込み方向への回転によって、前記軸方向端部が前記シャフト挿入孔の内周面に押し付けられて保持されている乗物用テーブル。
  2. 請求項1において、
    前記止めねじの駆動部側とねじ先側の少なくとも一方が、前記雌ねじ孔から突出して、前記止めねじ挿入孔の内周面に当接している乗物用テーブル。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記乗物用内装部材が、乗物用シートである乗物用テーブル。

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